〒315-0195 茨城県石岡市柿岡5680-1(八郷総合支所) Tel 0299(43)1111 内線1421 gikai@city.ishioka.lg.jp |
菱沼副委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。 本日の委員会は,平成21年度になり説明員として執行部の出席を求め,教育福祉委員並びに執行部との情報の共有化,そして円滑なる委員会審査のため,会議を開催するものでありますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。 最初に,当委員会委員から自己紹介をお願いいたします。川村副委員長お願いいたします。 川村副委員長)副委員長の川村でございます。いたって優しく,皆さんから頼まれますと嫌と言えませんので,何でも頼んでもらえれば,言うとおりになるかどうかは別として,ちゃんとした答えを出していきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 久保田委員)久保田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 関町委員)関町でございます。よろしくお願いいたします。 池田委員)池田でございます。よろしくお願いいたします。 櫻井委員)櫻井です。よろしくお願いいたします。 菱沼委員長)最後に菱沼でございます。本年度も執行部と当委員会と力を合わせて両輪のごとく進んでいきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 それから議会事務局から当委員会担当といたしまして,飯田英男係長から自己紹介をさせていただきたいと思います。 議会事務局書記)議会事務局の飯田と申します。よろしくお願いいたします。 菱沼委員長)本日の議題は,保健福祉部152名の職員の方及び教育委員会100名の職員の方における所管事務並びに平成21年度の主要事業についてでございます。 本日の審査にあたり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 最初に保健福祉部及び教育委員会における所管事務並びに平成21年度主要事業についてを議題といたします。 本件については,冒頭にも申し上げましたとおり,本日の委員会が新年度最初の委員会でありますので,執行部においては,自己紹介と併せて各課の所管事務及び主要事業について説明を求めます。 それでは,はじめに保健福祉部から説明願います。 なお,発言の際は,挙手をお願いいたします。 保健福祉部長)保健福祉部長の金子です。本年度も引き続きよろしくお願いいたします。 私からは,保健福祉部の資料の1ページ,組織図についてご説明を申し上げます。 保健福祉部につきましては,5課1館によりまして保健医療・福祉の事務処理を私を含めまして,152名で行ってございます。2ページ以降の事務分掌並びに主要事業につきましては,それぞれ各担当課長からご説明を申し上げますので,よろしくお願いいたします。 保健福祉部次長兼福祉事務所長)保健福祉部次長兼ねて福祉事務所長の石井でございます。ひとつよろしくお願いいたします。 参事兼保険年金課長)参事兼保険年金課長の高野でございます。よろしくお願いいたします。 参事健康増進担当兼保健センター所長)参事健康増進担当兼保健センター所長の山本です。よろしくお願いいたします。 社会福祉課長)社会福祉課長の内田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 社会福祉課の事務分掌について説明させていただきます。2ページをお願いいたします。社会福祉課の業務については,大きく分けますと4つになります。1つは,民生委員・戦没者遺族等,日本赤十字,地域改善対策の社会福祉に関する業務です。2つ目は生活保護法に関する業務です。3つ目は障害者支援に関する業務です。4つ目は,授産所業務です。 続きまして平成21年度の主要事業ですが,5ページをご覧いただきたいと思います。社会福祉等援護事業につきましては,戦没者追悼式等の遺族会援護に要する経費です。本年度の戦没者追悼式は中央公民館において,11月5日に実施いたします。社会福祉団体助成事業につきましては,社会福祉協議会の運営及び各種福祉活動に対する助成経費です。民生委員等経費につきましては,民生委員児童委員の活動とその活動の拠点であります民生委員児童委員協議会に対する支援経費です。心身障害者福祉事業経費につきましては,在宅重度障害者(児)に対し,共済年金の加入促進や特別障害者手当等を給付して,心身障害者の生活の安定と障害による保護者の負担軽減を図るための経費であります。障害者福祉関係経費につきましては,障害者福祉全般に係る業務を行うための事務的経費です。障害者住宅整備支援事業につきましては,重度障害者が暮らしやすい家づくりを支援するため,リフォーム費の助成や住宅を新・増築する際に必要な資金貸付を行う経費です。認定審査関係経費につきましては,障害者自立支援法に伴う障害者福祉サービスの利用申請に対する障害程度区分を判定するために要する経費です。 続きまして6ページをお願いいたします。障害者自立支援給付事業につきましては,障害者が自立支援法による福祉サービスを受ける際の費用,自立支援医療の給付や補装具等の支給について補助基準に基づき扶助を行うための経費です。障害者福祉事業の市単独事業につきましては,国・県において制度化されていない事業,リフトタクシー維持費補助や障害者手帳申請診断扶助等,障害者に対する市単独のサービスを行い障害者福祉の充実を図るための経費です。障害者地域生活支援事業につきましては,障害者が地域で日常生活や社会生活を営むことができるよう,地域の実情に応じた事業を行うことにより,障害者福祉の充実を図るための経費です。在宅心身障害者福祉作業所運営事業につきましては,在宅心身障害者の社会復帰に向けて,社会的知識の習得や日常生活に必要な作業訓練・生活訓練等社会適応訓練を行うための経費です。心身障害児福祉事業につきましては,在宅心身障害児の介護者等の福祉の向上を図るために福祉手当を支給する経費です。自立支援プログラム推進事業につきましては,生活保護者の被保護者に対して就労支援を行うための経費です。生活保護費につきましては,生活に困窮する市民に対し,その困窮の程度に応じ必要な保護を行い,最低限度の生活を保障し,自立を助成する経費です。 続きまして,7ページをお願いいたします。生活支援給付につきましては,生活に困窮する中国残留邦人に対し必要な保護を行い,生活を保障する経費であります。精神難病福祉対策事業につきましては,原因不明や治療方法が確立していない難病患者に対しまして見舞金等を支給することにより,難病患者の方の負担軽減を図る経費です。授産所事業につきましては,授産所特別会計で生活保護法による授産施設の運営経費です。以上でございます。 副参事地域改善対策担当)同じく社会福祉課副参事地域改善対策担当の小林と申します。よろしくお願いいたします。 高齢福祉課長)高齢福祉課長の田中でございます。よろしくお願いします。高齢福祉課の事務分掌についてご説明いたします。介護保険室関係につきましては,黒崎室長から説明をいたします。 それでは,2ページをご覧願います。高齢福祉課の事務分掌は,高齢福祉施設を位置付けるために高齢者福祉計画を策定し,高齢者福祉施設の整備をはじめといたしまして,高齢者の生きがい対策,高齢者世帯,一人暮らし老人等の援護,老人クラブ等の育成・指導を展開しております。また,18年4月に設立した地域包括支援センターが20年3月からひまわりの館に移転いたしまして,地域包括支援センターを核といたしまして,地域支援事業・介護予防事業を推進しております。地域ケアシステムの事業は平成19年度から協議会への補助金と地域ケアシステム事業を社会福祉課に移管いたしましたが,茨城県の考え方が地域ケアシステムと地域包括支援センターは一体的が望ましいということと,委託内容が一人暮らし老人等に対する事業がメインのため,平成21年度から再度高齢福祉課に所管替えになった事業です。 次に平成21年度における主要事業施策の概要についてご説明いたします。8ページをご覧願います。社会福祉団体助成事業でございますが,石岡市社会福祉協議会の運営及び各種福祉活動に対する助成経費9,332万6,000円を計上いたしました。主な事業としましては,地域ケアシステム推進事業委託料2,801万2,000円は,市の福祉の増進を図るため,市の要援護高齢者・身体知的障害者・精神障害者・難病患者等何らかの支援が必要な方に対し,専門職や地域のボランティアがチームを組み,支援をする地域ケアシステムの運営を社会福祉協議会に委託する経費です。農村高齢者センター指定管理者指定管理料206万6,000円は,高齢者の福祉の増進を図ると共に,友好の場を提供するため,指定管理者と指定した社会福祉協議会が行う,旧八郷の柿岡地区に設置されております農村高齢者管理センターの指定管理料でございます。市社会福祉協議会補助金の6,222万円は,社会福祉事業の能率的運営と組織的活動を促進し,地域福祉の増進を図るため,社会福祉協議会の運営及び各種福祉活動に対して行う助成です。次に,専門従事者奨学金貸与事業といたしまして172万8,000円を計上してございますが,内容につきましては本市における保健師・看護師・社会福祉士・介護福祉士等の専門技術者の確保をするため,卒業後市内の特定施設に就職する意志のある者に対し奨学金を貸与する経費でございます。福祉バス維持管理経費でございますが,福祉バスの運行に要する経費1,028万7,000円を計上いたしました。主な経費として,福祉バス運転業務委託料613万円は,福祉バス2台の運転業務の委託料です。高齢者福祉団体助成事業といたしまして,高齢者の生きがいや社会参加を促進するため,就業の場を提供するシルバー人材センターの運営を支援する経費等2,086万4,000円を計上いたしました。こちらは,石岡市・小美玉市で構成をしております。高齢者等支援事業ですが,高齢者の社会参加を促すとともに,高齢者の健康・生きがいづくりを推進する経費2,858万9,000円を計上いたしました。主な経費として,敬老会事業委託料1,366万3,000円は,75歳以上の高齢者に対し,長い間のご苦労に感謝の意を表すとともに高齢者間の友好を促進するため,各地区公民館等にご招待し記念品の贈呈やアトラクション等を実施するための社会福祉協議会への賄い費及び記念品代の委託料です。いきいきクラブ補助金405万5,000円は,老人クラブ65歳以上が行う社会奉仕活動や教養講座活動・健康増進活動等の高齢者の生きがいづくりの実施に必要な経費に対する補助金です。高齢者ふれあいの家補助金は9か所分で538万8,000円でございます。老人日常生活用具給付事業として,在宅の高齢者が安心して生活できるように支援する経費558万9,000円を計上いたしました。主な経費として,緊急通報システム用備品285万9,000円は,65歳以上の一人暮らし高齢者及び高齢者のみの世帯に,緊急事態時にボタン1つだけで消防署に設置してあるシステムセンター装置に連絡ができ,すぐに救急車が出動体制をとることができる支援サービスを提供する器具の購入経費です。在宅老人サービス事業として,高齢者の介護予防策や自立した生活を確保するために生活支援の推進を図る経費1,337万8,000円を計上しました。主な経費として,軽度生活援助事業委託料715万8,000円は,在宅の概ね65歳以上の一人暮らし高齢者・高齢者のみの世帯等の者であって,介護保険法に基づく保険給付を受けていなく,日常生活を営む上で支障がある高齢者に対して,外出時の援助・調理などの援助を行い,自立の助け合い,手助け及び要介護状態への進行の防止を進めてまいります。老人飲料賄費扶助299万9,000円は,65歳以上の一人暮らし高齢者で,病弱な方に対して,週2回自宅を訪問し,乳製品を配付しながら安否の確認を行います。こちらは,愛の定期便事業と申します。老人電話基本料扶助153万円は,65歳以上の一人暮らしで経済的に困難な高齢者に電話基本料に相当する額を助成しています。高齢者福祉センター運営費負担金でございますが,霞台厚生施設組合の高齢者福祉センター白雲荘・ふれあいの里の維持管理経費に対する負担金3,378万2,000円を計上しました。内容につきましては,霞台厚生施設組合負担金2,609万8,000円,新治地方広域事務組合負担金768万4,000円でございますが,共にごみ焼却施設の余熱を利用した高齢者福祉センターで,施設の経営基盤強化を図るための運営費の一部を負担するものです。次に9ページをご覧願います。介護保険特別会計の繰出金7億8,547万8,000円は,主な経費として介護保険特別会計の財源負担割合の市負担分12.5%に当たる介護給付費繰出金5億6,546万5,000円,職員給与費等繰出金は人件費及び介護保険運営事務費2億385万円を計上いたしました。高齢者住宅整備資金貸付金200万円でございますが,市内に居住し60歳以上の高齢者と同居する方に対し,高齢者の専用居室を増改築するために必要な経費の貸付をするものでございます。介護保険地域支援事業として,地域包括支援センターにおいて特定高齢者の把握,サービスを提供するための経費1億441万7,000円を計上しました。介護保険給付事業として介護保険給付の主な経費,居宅介護サービス費12億8,241万6,000円,施設介護サービス費20億9,247万円を計上しました。最後に介護サービス介護予防支援事業として,要支援1・要支援2と認定された方の介護予防プラン作成委託料でございます。 次に資料の記載はございませんが,平成21年度において敬老記念品の内,卒寿90歳の記念品の取りやめの見直しをいたしました。もう1件ですが,70歳以上の高齢者のやさと温泉ゆりの郷への無料券の交付を取りやめ,新たにふれあいの里いしおかひまわりの館内ふれあい浴室への無料券交付を行います。以上でございます。 介護保険室長)介護保険室長の黒崎です。よろしくお願いいたします。 それでは2ページの方をご覧願います。介護保険室の事務分掌についてご説明させていただきます。介護保険の概要としまして,介護保険の3年ごとの事業計画を立て,介護保険料を設定し,事業計画に沿って業務を行っております。平成20年度に第4期の介護保険事業計画を策定いたまして,平成21年度から23年度までが第4期の事業期間になります。1番から4番までですが,介護給付費の国費・県費・社会保険診療支払基金の交付申請,事業状況報告と第1号被保険者の資格管理や65歳到達時転入・転出等の資格得喪の処理,被保険者証の交付に関する事務になります。21年3月末日現在の第1号被保険者数は,19,352名でございます。市の人口に占める割合は23.8%になります。続きまして,5番から7番までですが,介護保険を利用する方の相談・認定申請受付・訪問調査・認定審査会の事務になります。要介護・要支援の認定者数は,3月末現在で2,809名でございます。認定審査会において審査しました件数は20年度で3,409件を処理しております。回数は98回開催しております。8番から11番までですが,介護保険を利用したときの介護サービスの計画・介護保険給付及び支給等請求の審査に係る事務になります。12番,13番は第1号被保険者の保険料の賦課徴収事務になります。14番,15番は地域密着型サービス事業所の指定・指定更新・指導に関する事務になります。16番は,高額医療合算介護予防サービス費の事務になります。高額医療合算介護予防サービス費は,医療及び介護の利用者負担の合計が著しく高額になる方について,その負担を軽減するため,一定の上限額を超える部分について支給するものでございます。これは,今年度からの事務になります。以上でございます。 こども福祉課長)こども福祉課長の冨田でございます。よろしくお願いいたします。 こども福祉課の事務分掌についてご説明申し上げます。3ページをお開き願います。こども福祉課の事務分掌は1番から15番まで記載してございますが,こども福祉課の業務は大きく分けますと2つに分かれます。1つは児童手当の支給並びに児童扶養手当の支給事務,それに母子等の自立支援及び家庭相談等の業務でございます。もう1つは,市立保育所9か所の運営及び民間保育所に入所する児童の委託事務及び民間保育所が行う各種保育サービスに係る事業補助等運営費の支払いなど保育事業の運営に係る業務でございます。その他,児童館・児童センター運営に係る業務がございます。 続いて主要事業についてご説明申し上げます。10ページをお開き願います。最初にございます母子自立支援事業につきましては,母子家庭並びに寡婦等の自立に向けた指導・支援を図るための経費でございます。次に,家庭相談事業につきましては,家庭における適正な児童の養育を図るため,家庭相談員をおき,非行・虐待・登校拒否等専門的な指導・相談にあたっており,この相談事業に係る経費でございます。次に,保育支援関係経費につきましては,保育事業並びに民間保育所がより充実した保育を行うため取り組む各種保育サービスの実施に係る補助金等の経費でございます。次に,次世代育成支援行動計画策定事業につきましては,行動計画策定のための経費でございます。次に,児童手当経費につきましては,児童手当の支給に係る扶助費でございます。児童手当につきましては,小学校終了前の児童を養育している方に対し,第1子・第2子とも3歳未満までは,月額1万円を,3歳以上については月額5,000円を支給し,第3子以降については月額1万円を支給するものでございます。次に保育委託運営経費につきましては,民間保育所に委託しております児童の保育運営委託料でございます。少子化対策による保育料軽減額2,602万2,000円につきましては,第3子以降の児童の保育料無料化に係る市の財政負担額でございます。次に,児童扶養手当経費につきましては,母子家庭等の生活の安定を図り,児童の健全育成・児童の福祉向上を図るための経費でございます。 続いて,11ページになります。保育所管理経費につきましては,公立保育所9か所の保育所管理に係る経費でございます。次に,保育事業費につきましては,公立保育所9か所の保育事業等運営に係る経費でございます。次に,統合保育所整備事業につきましては,八郷地区の5つの保育所を統合建設するための事業でございます。今年度は施設を建設し,来年4月に開所の予定でございます。次に,児童館施設維持管理経費,児童館児童健全育成事業,児童センター施設維持管理経費,児童センター児童健全育成事業については,地域の児童や保護者の交流の場である児童館と児童センターの維持管理や事業活動に係る経費でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。 参事兼保険年金課長)それでは,保険年金課の所掌事務についてご説明いたします。3ページの一番下をご覧いただきたいと思います。保険年金課の業務については,大きく分けますと4つございます。1つは1番から9番に記載してございます国民健康保険の給付や保険税の賦課徴収業務でございます。2つ目は10番,11番に記載してございます医療福祉費の支給,いわゆるマル福制度の業務でございます。3つ目は,12番から14番に記載してございます老人医療の給付及び後期高齢者医療制度の業務でございます。老人医療の給付業務は,平成20年度から後期高齢者医療制度に移行しております。4つ目は15番から19番に記載してございます国民年金の資格の取得・喪失などの業務でございます。 続きまして,平成21年度主要事業につきましてご説明いたします。12ページをご覧いただきたいと思います。特別会計繰出金5億3,293万9,000円は,国民健康保険特別会計への繰り出しでございます。主なものといたしまして,基盤安定繰出金,これにつきましては保険税の軽減分でございます。1億3,617万5,000円,それに職員給与費等繰出金1億8,592万6,000円でございます。 続きまして,医療福祉一般事務費3億9,535万7,000円でございます。乳児・幼児・妊産婦の方への医療費を助成するマル福制度でございます。当石岡市においては茨城県の補助制度に則って運営をしております。次に,医療福祉市単独事業152万3,000円でございますが,石岡市の少子化対策事業といたまして,市単独のマル福事業として入院に係る医療費の支給対象を中学校卒業まで拡大した事業でございます。続きまして,老人保健事務費575万1,000円でございます。こちらは,老人保健特別会計の繰出金558万2,000円が主なものでございます。老人保健制度につきましては,国の制度改正によりまして,平成20年度から後期高齢者医療制度に移行しております。平成20年3月以前の診療分の請求漏れなどの対応といたしまして予算措置を行うものでございます。続きまして,後期高齢者医療制度に係る経費7億4,706万3,000円でございます。高齢者の医療に関する法律におきまして,後期高齢者医療制度が定められ,事業主体が茨城県後期高齢者医療広域連合への繰出金でございます。主なものといたしまして,特定健康診査委託料1,287万4,000円,広域連合負担金5億5,948万3,000円,保険基盤安定繰出金,保険料の軽減分でございますが,1億2,770万4,000千円,事務費繰出金として1,965万9,000円でございます。 続きまして,新規事業でございます。後期高齢者人間ドック助成金126万6,000円でございます。高齢化の進展と相まって医療給付費も年々増加することが予想されます。早期発見,早期治療は医療費の抑制を図ることから,75歳以上の高齢者の方にも受診しやすい対応を図るものでございます。続きまして,国民健康保険特別会計,特定健康診査事業経費6,744万9,000円でございます。健康保険法の改正によりまして,平成20年度から国民健康保険の被保険者で40歳から74歳までの方を対象に,特定健康診査が医療保険者に義務付けられております。この健診によりまして生活習慣病,メタボリックシンドロームを主とした有病者や予備群を早期発見し,予防するものでございます。主なものといたしまして,特定健康診査委託料5,309万7,000円,人間ドック健診補助金913万9,000円でございます。続きまして,特定保健指導事業経費202万4,000円でございます。特定健康診査結果から生活習慣病予防のため,該当者・予備群の方を抽出して,医師・栄養士・運動指導士などによる保健指導を行うものでございます。続きまして,疾病予防事業327万円でございます。これにつきましては,被保険者に対する健康の増進を目的とした保健事業でございます。続きまして,後期高齢者医療特別会計の広域連合納付金6億1,986万9,000円でございます。市が徴収いたしました保険料や保険基盤安定納付金を県後期高齢者医療広域連合へ納付するものでございます。内容といたしまして,保険料4億9,215万1,000円,保険基盤安定納付金1億2,770万4,000円でございます。以上でございます。 保険年金課副参事)保険年金課副参事の久保田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 健康増進課長)健康増進課長の上曽です。よろしくお願いいたします。 お手元の資料により,事務分掌について説明させていただきます。資料の4ページの15項目が健康増進課の事務分掌となります。健康増進課の大きな事業といたましては,健康増進事業・母子保健事業・成人保健事業となっております。事業の内容としましては,健康増進事業といたしまして,献血事業の推進,栄養改善の指導,緊急医療体制の整備及び運営,保健センターの維持管理です。続きまして,母子保健事業としまして,母子保健業務の企画調整,妊産婦・新生児・乳幼児の訪問・健康指導,乳幼児健康診査,健康教育審査,予防接種に関すること及び不妊治療に関することでございます。続きまして,成人保健事業ですが,健康増進法に基づく健康診査・癌健診及び健康相談業務・機能訓練に関することでございます。また感染症の予防及び精神保健福祉事業に関することでございます。あわせて,国民健康保険事業でありますが,特定健康診査,特定保健指導を実施しております。 続きまして,平成21年度の主要事業について説明させていただきます。13ページをご覧ください。初めに,保健衛生一般事務費3,245万5,000円ですが,市民の健康保持・増進や保健衛生の向上を図る保健衛生諸経費及び病院群輪番制運営費補助金です。病院群輪番制の医療機関といたしましては,石岡市医師会病院・石岡第一病院・斉藤病院・石岡脳神経外科病院に対する補助金となっております。続きまして,献血推進事業68万2,000円ですが,献血の普及・啓発に要する経費及び献血推進協議会負担金に関する経費です。続きまして,予防接種事業1億1,225万5,000円ですが,結核予防及び高齢者のインフルエンザ,乳幼児の各種予防接種等に関する経費です。今年度の重点施策,子育て支援の一環といたしまして,また感染症の発生及び蔓延の対策といたしまして,3歳から15歳までの子どものインフルエンザ予防接種について助成を行うことになっております。3歳から12歳までが2回,13歳から15歳までは1回とし,1回につき1,000円の助成を行います。なお,高齢者65歳以上の方のインフルエンザの予防接種については,県内の状況を調査いたしましたところ助成額が2,000円及び2,000円以下の市町村が33市町村,パーセントですと75%の市町村が2,000円であるということから,これまで3,000円であった助成額を2,000円に見直しをいたしております。続きまして,健康づくり推進事業172万4,000円ですが,市民の健康づくりを推進する経費といたしまして,食生活改善事業委託料でございます。また,八郷ふれあいまつりにあわせて,八郷保健センターを会場に健康まつりを実施しておりましたが,八郷ふれあいまつりの会場に移して健康相談等を行うよう見直しをいたしております。続きまして,成人保健事業5,823万1,000円ですが,健康診査により疾病の早期発見・治療を図り,生活指導・栄養指導による生活習慣病等の予防等を行う事業でございます。続きまして,母子保健事業1億67万6,000円ですが,母子の健康保持増進のため,妊婦から乳幼児までの一貫した保健指導を行う事業です。この内,平成21年度の新規事業といたまして,妊婦・乳児健診委託料の中で,これまでの妊婦健診の公費負担をこれまでの5回から14回に拡大しております。続きまして,精神保健福祉事業49万2,000円ですが,精神障害者の相談業務等を関係機関と連携し,こころと病気の予防のための普及・啓発を図る経費で,主に相談業務等の経費でございます。続きまして,診療業務費2,001万3,000円ですが,休日・夜間の緊急医療確保のため,緊急診療所・在宅当番医を実施し,市民の救急医療の充実を図る経費でございます。続きまして,石岡保健センター管理運営経費1,398万4,000円,八郷保健センター管理運営経費959万5,000円ですが,保健センターの効率的な運営を確保し及び維持管理を行い,住民の健康増進を図るものでございます。以上でございます。 ふれあいの里石岡ひまわりの館館長)ふれあいの里石岡ひまわりの館館長の高柳でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 4ページをご覧いただきたいと思います。ふれあいの里課の事務分掌についてご説明をさせていただきます。ふれあいの里課の業務といたしましては,ひまわりの館の維持管理に関すること。屋内外施設の使用許可に関すること。入浴施設の管理運営に関すること及び娯楽・教養等の教室及び講座の開設運営に関すること等でございます。 続きまして,ふれあいの里課の主要事業についてご説明いたします。14ページをご覧いただきたいと思います。まず,ふれあいの里施設維持管理経費1億461万4,000円につきましては,施設全体の設備等の機能を健全な状態で維持管理するための経費でございます。主な内容といたしましては,施設の清掃・管理保守保安委託料で3,200万9,000円でございます。ふれあいの里管理委託料1,920万6,000円につきましては,社会福祉協議会及びシルバー人材センターへの委託料でございます。施設修繕267万2,000円につきましては,ボイラー室バコティンヒーター修繕,冷温水発生機修繕他でございます。次に,ふれあいの里施設運営経費452万4,000円につきましては,施設利用者への運動指導や講座等を実施し,健康づくりを支援するための経費でございます。主な内容といたしましては,運動指導員報酬223万8,000円,ヘルストレーニング室での運動の指導で2名が交代勤務にあたっております。また,各種講座を実施いたしまして,その講師謝礼として21万円でございます。次に,ターゲットバードゴルフ場整備事業513万4,000円でございますが,ふれあいの里のターゲットバードゴルフ場の増設整備に要する経費でございます。その実施設計委託料として45万2,000円,ターゲットバードゴルフ場整備工事で368万9,000円でございます。以上でございます。 高齢福祉課長)先程の主要事業の説明の中で,申し訳ございません。8ページの中で社会福祉協議会補助金,こちらにつきましては,所管は社会福祉課になりますので,削除して訂正いたします。6,222万円のところなんですけれども・・・。削除の方お願いいたします。 菱沼委員長)暫時休憩いたします。10分程度といたします。 −休 憩− 菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 続きまして,教育委員会教育長から順に,お願いしたいと存じます。 教育長)教育長の石橋です。よろしくお願いいたします。 教育次長)教育次長の土師照夫です。昨年度に引き続きまして,どうぞよろしくお願い申し上げます。 私からは教育委員会の組織機構について,ご説明させていただきます。石岡市教育委員会事務事業等の概要の1ページに教育委員会の組織機構を載せてございます。教育委員会は,学校教育課・教育総務課・生涯学習課・中央公民館・文化振興課・スポーツ振興課・中央図書館・学校給食課をもって構成されております。職員数は,昨年度より3名減のちょうど100名でございます。 次に各課の事務分掌,平成21年度の主要事業等につきましては,2ページから記載してございます。事務分掌・主要事業等につきましては,各担当より説明させていただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。 参事教育総務担当)参事教育総務担当の松崎でございます。よろしくお願い申し上げます。 参事学校教育担当)学校教育担当の参事をしております上田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 教育総務課長)教育総務課長の上曽でございます。よろしくお願いいたします。 教育総務課の概要についてご説明を申し上げたいと思います。資料の2ページをご覧いただきたいと思います。こちらに事務分掌を記載してございます。教育総務課につきましては27項目ございますが,主に教育委員会の会議に関することや規則等の制定及び改廃など教育委員会の庶務に関すること。幼稚園・小中学校の整備及び維持補修に関することや教材・教具の整備及び管理など,幼稚園・小中学校の施設及び教育環境の整備が主な所管となってございます。 次に21年度の主要事業の施策概要につきまして,ご説明を申し上げます。資料は5ページから7ページ上段まで,教育総務課所管の事業を記載してございます。まず5ページをご覧いただきたいと思います。こちらには,教育委員会の庶務,それから小学校の管理運営等に関する事業等を記載してございます。この中で特に小中学校校務用コンピュータ整備事業につきまして,ご説明申し上げます。この事業につきましては,昨年度から取り組んでおりますが,今年度も引き続き教員が使用できる校務用コンピュータ120台を整備するものでございます。次に6ページをご覧いただきたいと思います。一番上の東小学校改築事業につきまして,ご説明を申し上げたいと思います。こちらにつきましては,建築工事等が今年度から始まりまして21年度から23年度までの3か年の工事となります。今年度につきましては,プールの解体工事,それから校舎建築を予定してございます。校舎の建築につきましては5月末までに入札等の手続きが出来るよう進めてまいりたいというふうに考えてございます。次に,その下でございます。この6ページにつきましては,主に中学校の管理運営等に関する事業について記載をしてございます。その中で丸印を付記しておりますのが,今年度の新規事業でございます。上から2段目の学校施設耐震化事業,それから下から2番目,学校施設耐震化事業,こちら中学校についてご説明を申し上げます。こちらにつきましては,学校施設耐震化事業,小学校分及び下段の中学校分としまして,小学校2校分,それから中学校1校分,この耐震補強の実施設計を作成する費用でございます。こちらにつきましては,今年度小学校2校,中学校1校という形で予定をしてございます。なお,対象とします学校につきましては,早急に検討させていただきたいというふうに考えているところでございます。次に,6ページ一番下の新規事業でございます柿岡中学校改築事業でございますが,今年度につきましては基本構想の策定を予定しております。150万円の予算でございます。次に7ページ上段の方でございますが,こちらにつきましては,幼稚園の管理運営事業等についての経費及び事業の内容につきまして記載してございます。以上が今年度の教育総務課が所管いたします主要事業施策の概要でございます。 学校教育課長)学校教育課長の冨田でございます。今年度もよろしくお願いいたします。 まず学校教育課の事務分掌についてでございますが,資料の2ページから3ページ目に記載されております。大きく3つに分けさせていただきますと,1つ目は学校教育の計画・学校経営に関すること,2つ目が児童生徒の学習指導・生徒指導に関すること,3つ目が教職員の研修・研究に関することでございます。これらの業務を学校と連携を図りながら学校教育指導方針の重点テーマであります一人ひとりを生かす創意と活力に満ちた学校づくりの推進を進めてまいりたいと考えております。 続きまして21年度主要施策の概要について説明させていただきます。資料7ページから8ページをご覧ください。8つの事業を挙げさせていただいておりますが,その中で2点について説明させていただきます。1つ目が7ページ,上から2つ目の学校教育一般経費の指導主事派遣負担金についてです。これは本年度より指導主事1名を増員した3名分の人件費でございます。このことにより,本年度から実施しております小学校外国語活動についての訪問指導や研修会の充実はもとより,新学習指導要領の完全実施に向けた研修や学力向上のための授業研究等の充実を図ってまいりたいと考えております。2つ目が上から4つ目の語学指導事業についてです。本年度より小学校に2名のAETを増員し,小学校5,6年生の外国語活動を実施しております。4月7日に小学校外国語活動研修会を実施し,19校の代表教諭と配置AETの顔合わせや事前打ち合わせの方法,学習展開のあり方等の確認をし,13日に石岡小学校・三村小学校・関川小学校を皮切りにスタートしております。今後は外国語活動訪問指導や研修会を通して,より効果的なAETの活用・授業の展開の工夫を図ってまいりたいと考えております。その他6つの事業については,継続事業として取り組んでまいります。以上です。よろしくお願いします。 生涯学習課長)生涯学習課の菊地でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 最初に生涯学習課の事務分掌でございますが,資料3ページの上段をご覧願います。生涯学習課の事務分掌は14項目ありますが,大きく分けますと4つに分けられます。1つ目は生涯学習の推進に関すること。2つ目は社会教育の振興に関すること。3つ目は青少年健全育成の推進に関すること。最後4つ目は放課後子どもプランに関することとなっております。 続きまして,平成21年度の主要事業についてご説明申し上げます。資料8ページの上段をご覧願います。最初に社会教育振興事業でございます。各種講座・地域活動の推進に要する経費といたしまて,988万9,000円を計上してございます。家庭教育学級は幼稚園・保育園・小中学校の保護者を対象に家庭のあり方や親のあり方について学習するものでございます。またアオシス運動につきましては,あいさつ運動の標語と作文を募集いたしまして優秀な作品につきまして表彰をしております。2番目の生涯学習推進事業につきましては,生涯学習推進会議が実施する情報提供や学習活動に要する経費として158万円を計上しております。市民講師につきまして,市民の方々に講師として登録していただき,研修会等に講師として派遣しているという事業でございます。他に生涯学習に関する印刷製本に係わる経費でございます。3番目の放課後子ども教室推進事業につきましては,子どもたちに遊びや学びの拠点を設け地域との交流を図る経費といたしまして516万円を計上してございます。この事業は1年生から6年生までの児童を対象といたしまして,子どもたちに遊びや学びの拠点を設け地域の方々の参画を得て,子どもたちと共に交流を深める事業でございます。今年度は,これまでに開設しておりました,吉生小学校と恋瀬小学校に加えまして,小幡小学校と葦穂小学校が開設し4校で実施しております。4番目の放課後児童対策事業でございます。この事業につきましては,放課後に保護者のいない家庭の児童の育成及び指導を行うとともに,安全な場所を提供し,児童の健全な育成を図るための経費といたしまして6,695万1,000円を計上してございます。この事業は両親が共働き等で下校後家庭に保護者がいない3年生以下の希望者について生活の場を提供する事業でございます。現在,15校の小学校で開設しているところでございます。次に5番目のキャンプ場維持管理経費でありますが,これは龍神の森キャンプ場の維持管理経費で,203万4,000円を計上してございます。6番目の青少年育成事業でございます。これは,青少年の健全育成を推進する経費といたしまして,768万円を計上してございます。青少年相談員の街頭活動は,定期活動を毎月5回,また早朝活動を毎月1回,それから特別活動を年10回程度予定して実施しているところでございます。7番目の子ども会育成事業でございます。これは,子ども会の指導者及び育成会の連携を図り,子ども会活動の向上発展と児童の福祉増進に要する経費といたしまして263万7,000円を計上してございます。最後に青少年ホーム施設維持管理経費でございます。これは勤労青少年ホーム維持管理に要する経費で810万1,000円を計上してございます。以上でございます。 中央公民館長)本年4月より中央公民館長になりました助川です。よろしくお願いいたします。 それでは3ページ中段をご覧いただきたいと思います。中央公民館の事務分掌でございますが,1つ目は公民館の管理・運営に関すること。2つ目は,各種講座・研修会・講演会の実施に関すること。3つ目は,各地区公民館の連絡調整に関するとことが主なものでございます。 次に,8ページから9ページをご覧いただきたいと思います。中央公民館が担当しております館につきましては,石岡地区4館,八郷地区8館ございます。平成21年度の主な事業でございますが,各館とも年間計画のもと講座の開催,公民館の貸館及び維持管理にあたってまいります。地域における公民館に対する要望は年々広範囲にわたっております。既に始まっております団塊の世代の大量退職,趣味や自然,健康や軽スポーツ等に親しむ志向の増大,芸術文化などの生涯学習の推進を図りながら,幅広い分野で活動が進展するものと予想されます。地域の人たちのコミュニケーションの場として,明るく利用しやすい公民館にしたいと思います。今回特に新しい事業といたしまして,9ページ中段の国府地区公民館管理運営経費の中の冷温水機交換工事に要する経費として1,280万円を計上してございます。これは空調機改修工事でございまして,冷温水機が1台故障したため,個別対応型のエアコンを設置するものでございます。改修にあたりまして建築住宅指導課と協議をしましたところ,ランニングコスト,いわゆる維持管理費が個別対応型のエアコンの方が安く,しかも効率がよいとの判断をしたところでございます。改修工事については,早く着手したいと考えております。よろしくお願いいたします。また中央公民館は八郷地区8館,石岡地区4館と連絡協調しながら,地域の要望に応えてまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 文化振興課長)文化振興課長の鈴木でございます。よろしくお願いいたします。 最初に文化振興課の所管事務ですが,3ページでございます。芸術文化の企画及び推進から史料編さんに関することの9項目からなっております。中でも事務の占める割合が高いのは,芸術文化活動の振興,文化財の保護保存及び活用,文化財の調査活用及び普及でございます。 次に文化振興課の21年度の主要事業でございます。ページ数が9ページでございます。まず発掘調査,文化財保護保存及び普及,芸術文化振興の3事業が文化振興課にはございます。発掘調査につきましては,本年度は瓦塚窯跡発掘調査を実施いたします。内容は遺跡の範囲確認,調査をいたしまして,将来的に環境整備を図ってまいります。常陸国衙跡につきましては,平成13年度から平成18年度の6か年をかけまして,発掘調査をしまして,現在遺物整理作業までが完了しております。今年度は国の指定を受けるための事務を展開してまいります。次に,文化財保護保存及び普及経費につきましては,指定文化財・登録文化財の保護保存及び史跡や文化財施設の適正な維持管理を行い,指定文化財の保護・保存を図ってまいります。芸術文化の振興事業におきましては,市民の芸術文化活動への参加推進を図りながら,活動を補助支援して地域文化の向上を推進し,各文化団体の連携を進め,石岡市の伝統文化の醸成と芸術文化の活性化を図ってまいります。次に新規事業といたしまして,文化財整理センター改修事業でございます。事業概要としましては,旧石岡給食センターの一部を改修いたしまして,文化財管理センターや民俗資料館,また本庁舎に分散しております収容箱3,900箱がございますが,それらを旧石岡給食センターの改修工事後に一括集中管理をするために行う工事でございます。また発掘調査により出土した遺物の整理,修復作業などを行う場所を整備するものでございます。工事概要といたしましては,文化財収蔵棟改修工事でございますが,土間開口部のコンクリート埋め・空調設備・給水設備・電気設備・床の張り替えなどの工事を実施いたします。建物の面積としては約566平米でございます。予算額につきましては,420万円でございます。柏原文化財管理センター解体工事は文化財整理センターに移転し収蔵されるため,建物解体をいたしまして,更地の状態にして地主に返還するものでございます。工事概要は,鉄骨造り平屋建て3棟,計422平方メートルの解体工事を行います。予算は1,300万円でございます。また,収蔵品の引っ越しに伴う運搬委託料147万円,遺物収納整理棚の購入をするため,施設用備品として141万2,000円の予算が計上されております。以上でございます。よろしくお願いいたします。 スポーツ振興課長)スポーツ振興課の立川でございます。よろしくお願いいたします。 初めに事務分掌についてご説明をさせていただきます。3ページをご覧いただきたいと思います。スポーツ振興課の事務分掌については1から7項目まで記載されております。主な事務分掌の内容といたしましては,スポーツレクリエーション等の計画実施,それから社会体育施設の維持管理等,それから体育協会をはじめとする団体,体育指導員等の育成・指導であります。 続きまして,事務概要についてご説明をさせていただきます。9ページをご覧いただきたいと思います。まず社会体育一般経費でございますが,こちらにつきましては,技術が極めて優秀な団体,それから個人への表彰というような規定が主な内容でございます。中体連の大会等にメダル等を授与しているのが現況です。続きまして,体育振興活動経費ということになりますが,こちらについては市民の技術,それから健康増進のための経費でございまして,スポーツ推進事業・武道大会・ウォークラリー大会などの委託料として計上している予算でございます。また,石岡市の体育協会への補助金というような形になっております。事業の内容といたしましては,スポーツ振興事業といたしましては,ミニバス・卓球・それからテニス・スキー事業などが挙げられます。それから,続きましてスポーツイベント事業,こちらにつきましては,本年度第3回となります石岡つくばねマラソン大会を予定しております。それからスポーツ教室の講演会,これが主な事業になります。以降,石岡運動公園維持管理経費から八郷運動公園の維持管理経費につきましては,施設等の維持管理経費ということになりますが,その中で石岡運動公園の中の維持管理経費の中の修繕料,放送施設,つり下げ天井にあります放送施設の改修ということになります。それから,八郷運動公園の維持管理経費ですが,こちらの中で本年度の工事費といたしまして下水道への接続工事が予定されております。以上でございます。 中央図書館長)中央図書館長の池田でございます。よろしくお願いいたします。 中央図書館の所管事務,そして主要事業についてご説明をさせていただきます。3ページから4ページにかけまして記載されております事務分掌でございますが,図書館の管理運営に関することから7項目が中央図書館の事務分掌になっております。 続きまして,10ページをご覧いただきたいと思います。3つの事業が記載されてございます。最初に中央図書館の管理運営経費でございます。中央図書館の管理運営に要する経費といたしまして,5,113万9,000円が計上されてございます。図書館嘱託員報酬といたしまして622万1,000円でございますが,週5日勤務の嘱託員3名,そして週3日勤務の嘱託員2名,計5名の嘱託員の報酬でございます。1日6時間勤務で1,2階のカウンター業務を中心にいたしまして,図書資料の受け入れや図書館事業の際の職員の補助的な業務を担っていただいております。続きまして,図書館情報システム借上料571万3,000円でありますが,中央図書館と中央公民館図書室,東地区公民館及び城南地区公民館図書室に図書館情報システムの端末機器を設置してございます。データベース化いたしました図書情報をもとに,図書等の貸出,返却業務,予約システムの運用,あるいは相互検索など利用者の利便性を図っているところでございます。次に,備品購入関係ですが,視聴覚用備品の購入といたしまして160万円を計上してございます。貸し出し用の音楽CD・朗読CD・DVDの購入などを予定してございます。さらに図書購入費といたしまして1,994万6,000円を計上してございます。一般図書・児童図書,そして参考図書,郷土資料などの購入を予定しております。また大活字本を中心としました高齢者向けの図書の購入も予定しているところでございます。次に自動車購入費の120万円でございますが,公民館図書室への図書の搬送や連絡用といたしまして,図書館用の公用車を購入する予定でございます。次の事業といたしまして読書普及事業でございます。予算額が95万4,000円で市民の読書普及に要する経費を考えてございます。主なものといたしましては報償費の中で講師謝礼といたしまして69万7,000円を考えております。大人向けや児童・幼児向けの各種講座・講演会などを開催するための費用でございます。それから最後の3つ目の事業ですが,イベント広場の管理経費といたしまして,103万2,000円を計上してございます。イベント広場の維持管理に係ります除草委託,あるいはトイレの清掃委託,夜間照明の電気料などの経費を計上してございます。以上でございます。 学校給食課長)学校給食課長になりました芳藤と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 学校給食課の事務分掌につきましては,資料の4ページをご覧いただきたいと思います。学校給食課の事務分掌は9つ記載してございます。これを大別しますと,1つは給食センターの管理運営関係の業務と,もう1つは調理関係の業務の2つに大別されております。 次に事務事業の関係ですが,資料の11ページをご覧いただきたいと思います。石岡給食センターの管理運営に要する経費については,4,347万5,000円の予算を計上しております。主なものといたしましては,電気料・水道料・施設用燃料,これはA重油・LPガスでございます。それから施設清掃管理保守委託料,これは浄化槽の維持管理,ボイラーの保守点検,電気工作物の保安業務などのものでございます。また,調理業務に要する経費ということにいたしまして2億7,392万9,000円を予算計上してございます。主なものといたしまして調理嘱託員報酬,これは調理嘱託員が25人と給食受入室の嘱託員という部分でございます。それから臨時事務員の賃金,それから賄材料費,予算的にはこれが一番大きなものとなってございます。それから,給食配送委託料,これは配送車3台分の委託料でございます。あとは,調理用備品などのものになっております。次に,八郷給食センターの部分につきましては,副参事から説明いたします。 学校給食課副参事)学校給食課副参事 八郷給食センター担当の吉田でございます。よろしくお願いいたします。 それでは,八郷学校給食センターについてご説明いたします。ページは同じく11ページでございます。管理運営経費といたしまして2,387万3,000円を計上してございます。主なものといたしましては,電気料・水道料・施設用燃料・施設清掃管理保守委託料でございます。次に,調理業務経費といたしまして,1億5,567万1,000円を計上してございます。主なものは,調理嘱託員報酬16人分,臨時事務員賃金1人分,賄材料費,給食配送委託料,調理用備品でございます。以上でございます。 菱沼委員長)以上で,所管事務及び主要事業等の審査を終結いたします。 次に,その他の件といたしまして,保健福祉部より発言を求められておりますので,これを許します。 介護保険室長)それでは,介護保険室のほうから,石岡ふれあい長寿プラン第4期〜石岡市高齢者福祉計画・第4期介護保険事業計画についてご説明申し上げます。21世紀の超高齢社会における介護問題への解決を図るため,国民の協働連帯の理念に基づき,要介護者等を社会全体で支援する仕組みとして介護保険制度が創設されました。その施行後,サービスの提供基盤は,急速に整備され,サービス利用者は着実に増加するなど,介護保険制度は我国の高齢期を支える制度として定着してきました。しかしながら,サービス利用者の増加に伴い,費用も急速に増大しており,今後,平成27年には,いわゆる団塊の世代が高齢者となり,高齢化が一層進展することから,制度の持続性を維持しつつ,高齢者の生活機能の低下を未然に防止し,維持向上させるために介護予防の推進体制を確立することが大きな課題となっております。さらに,要介護者の多くは認知症であり,その数は今後もさらに増大すると見込まれることから,認知症高齢者の特性に対応したケアの確立が急務であります。このような状況を踏まえ,平成17年の介護保険制度改革においては,平成27年の高齢者介護のあるべき姿を念頭において,制度の持続可能性の確保,明るく活力ある高齢社会の構築等を基本的視点とした制度全般の見直しが行われました。第3期平成18年度から平成20年度までの事業計画は,第5期平成24年度から平成26年度の最終年度における中期的な目標を示した上で,地域の実情に応じた介護給付等,対象サービスを提供する体制の確保及び地域支援事業の実施が計画的に図られるよう策定されました。石岡市においては,第3期計画の中で,地域包括支援センター・夜間対応型訪問介護・認知症対応型通所介護・小規模多機能型居宅介護・地域密着型介護老人福祉施設等が整備されました。第4期平成21年度から平成23年度までの事業計画は,第3期計画において設定した平成26年度までの目標を具体的に見直す中間段階としての位置づけになります。 それではお手元の計画書の4ページのほうをご覧いただきたいと思います。計画の位置づけと計画期間が4ページに表記してございます。第4期の計画期間は,下の表にありますように平成21年度から平成23年度までとなります。目標年度として右側に書いてございます平成26年度が第5期の最終年度の目標になります。次に5ページをご覧願います。計画策定の体制について記載してございます。庁内関係部署の連携のもとに計画の原案づくりを行うとともに,保健・医療・福祉の各専門分野の代表者や被保険者の代表からなる石岡市介護保険運営協議会から意見や提言等をいただきながら策定いたしました。策定の経過について,その下に記載してございます。次のページの6ページをご覧願います。高齢者の状況を記載してございます。下の表を見ていただきたいと思います。第3期の計画策定年度の平成17年度と第4期計画策定年度の平成20年度を比較していただきますと,総人口が8万3,561人から8万1,951人と1.9%の減が生じております。高齢者人口につきましても1万7,617人から1万8,956人と7.6%の増加がみられます。高齢化率につきましては,21.1%から23.1%と増加の状況が表れております。次に8ページのほうをご覧いただきたいと思います。要介護認定者数の状況を記載してございます。平成14年度において1,701人でしたが,平成19年度においては2,649人へ948人の増加が表れております。次に10ページをご覧願います。施設・介護専用居住系サービス利用者について記載しております。国の参酌標準に基づく計画値に対しての平成18年度と平成19年度の進捗状況を記載してございます。計画値に対して,ほぼ計画どおりの進捗状況になっております。次に12ページから24ページにつきましては,アンケートの内容を整理してございます。続きまして27ページをご覧願います。基本フレームの推計として記載してございます。目標年度の平成26年度において第3期の計画時点からの見直しを行いました。下の表の右側の人数を比較いたしますと総人口が第3期のときには,8万1,802人でしたが,一番右の表にございます総人口の欄のところが7万9,644人,2,158人の減が見込まれます。高齢者人口につきましても第3期のときには,2万1,711人でしたが,今回の計画では2万1,748人,37人の増になります。高齢化率につきましては,第3期計画のときには26.5%でしたが,第4期計画の高齢化率は27.3%になります。高齢化率の上昇がみられます。高齢者の数についての変化はあまりありませんが,総人口の減により,高齢化率の上昇が見込まれます。次に29ページをご覧願います。29ページの右下の表でございますが,市内の施設整備の状況を日常生活圏域ごとに表にしてございます。33ページからは各論を記載してございます。43ページをご覧願います。第4期計画における整備計画でございますが,下の段に書いてございます介護老人福祉施設−特別養護老人ホームですが,50床を計画してございます。それから特定施設−適合高齢者専用賃貸住宅92床を計画してございます。次に64ページの方をご覧願います。介護保険事業費の見込みが記載されてございます。第4期事業計画の標準給付費の3年間の合計は,140億7,972万6,000円でございます。その下の段に書いてございます地域支援事業の3年間の合計は,4億1,140万円です。双方を合計いたしますと144億9,112万6,000円となります。第3期事業計画の標準給付費と比較してみますと,第3期のときの標準給付費が,119億1,087万2,000円,地域支援事業費が2億9,182万円,合計いたしますと122億269万2,000円でございました。標準給付費の伸びにつきましては,18.2%の伸びになります。地域支援事業費の伸びにつきましては,40.98%の伸びになります。標準給付費と地域支援事業費の合計の比較をしてみますと,18.75%の伸びになります。その下の段の表を見ていただきますと介護保険料の基準月額が記載してございます。第3期の標準基準月額は3,500円でした。第4期が平成23年度において4,100円となります。こちらのほうにつきましては,比較いたしますと17.1%の増になります。続きまして,65ページのほうをご覧願います。介護従事者の処遇改善を図るため,平成21年4月からの介護報酬の改定が行われ,それに伴い介護保険料の急激な上昇を抑えるための財政措置として臨時特例交付金が交付されることになり,上昇分の充当が記載されてございます。また,所得段階別保険料は,第3期は6段階でありましたが,第4期計画においては9段階と設定し,次のページにかけて内容を記載してございます。以上でございます。 菱沼委員長)ただ今の説明につきまして,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。 質問はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,この件については終結いたします。 その他の件として,保健福祉部から他にございませんか。 参事兼保険年金課長)それでは,保険年金課関係でご報告をさせていただきます。先の常任委員会におきまして,石岡市国民健康保険条例の一部改正についてご説明した経緯がございます。国におきまして,3月31日に法律が公布されましたので,同日で専決処分をさせていただきました。内容につきましては被保険者間の負担の公平及び中間所得層の負担軽減を図るための国民健康保険税の介護納付金課税額の限度額,今まで9万円でしたが,これを10万円に改めるものでございます。以上でございます。 菱沼委員長)ただ今の説明につきまして,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。 質問はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,この件については終結いたします。 続きまして,教育委員会より発言を求められておりますので,これを許します。 教育次長)私の方から2点程,その他として説明させていただきます。 まず第1点は,先程の主要事業の中でもご説明させていただきました東小学校の改築事業について,もう1点は,過般の定例会等でもご説明してまいりました,耐震診断の結果につきまして3月末までに報告していただくということで取り組んでまいりましたが,諸般の事情により遅れておりました。その報告内容が整いましたので,本日ご説明をさせていただきます。なお,説明については担当課長より,ご説明申し上げます。 教育総務課長)それでは,東小学校改築工事についてご説明を申し上げたいと思います。先程,主要事業のほうでもご説明いたしましたが,校舎建築に関する発注を5月末までに進めたいということで現在準備をしているところでございますが,この発注につきましては,一括発注と比較いたしまして金額も低く抑えることができるというようなことから,校舎の建築工事・電気設備工事及び機械設備工事の3つに分けまして,分離発注を予定しております。入札につきましては,先程も申し上げておりますとおり,5月下旬を予定しておりまして,6月の定例会におきまして契約に関する提案ができるようなスケジュールで進めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをしたいと思います。 続きまして,耐震診断結果についてご説明を申し上げたいと思います。お配りしてございます学校施設耐震診断結果一覧,A4の縦の表でございます。こちらにつきましてご説明を申し上げます。この結果につきましては,地震防災対策特別措置法に基づき公表するということになっておりますので,今回先程次長から申し上げましたとおり,速報値といたしましてご報告を申し上げたいと思います。一覧表の内容についてご説明を差し上げたいと思います。まず,項目の欄の横の欄の中ほどに,Is値の欄がございます。この欄の中で縦にご覧いただきたいと思いますが,濃く色付けされている部分,この部分がIs値0.3未満の施設でございます。施設名につきましては,一番最初の欄に学校名を記載してございますので,そちらをご覧いただきたいと思いますが,0.3未満の施設を濃く色付けしてございます。それから,0.6未満の施設につきましては,少し薄く色付けをしている状況でございます。特に0.3未満の施設といたしましては,校舎が1校とその他5つの施設がございまして,主に体育館が0.3未満という状況になってございます。判断基準といたしておりますIs値につきましては,この表の欄外に記載してございますが,文部科学省の目標ではIs値0.7以上を確保することとなっておりまして,県の教育委員会からは0.3未満の施設は平成22年度までに耐震化工事の実施を図り,0.6未満の施設については順次耐震化に取り組むというような指導が出ている状況です。この結果に基づく,今後の耐震化工事等の実施につきましては,早急に関係部署及び関係機関と調整を図りながら対応していかなければならないというふうに考えております。なお,この診断結果の公表につきましては,石岡市耐震改修促進計画に基づきまして,他の公共施設の状況とあわせて建築住宅指導課においてホームページなどにより公表を行っていくということになっております。時期といたしましては5月上旬の連休明けということを目途としております。以上ご報告でございます。 菱沼委員長)ただ今の説明につきまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。 櫻井委員)東小学校の改築工事の件ですが,分離発注ということで,ただ今伺いましたが,分離発注のメリットは十分わかりますが,これを決定した以上は,設計者・教育委員会の担当者の方がこまめに現場に行かないと,工事上のいろいろな遅れとか,スムーズにいかない部分がありますので,その点は分離発注を選択した以上,スマートに工事ができるようにお願いしたいと思います。 教育次長)建築指導課の資格をもっている職員の併任発令を教育委員会で受けさせていただいております。その職員と共々,ただ今ご意見がございましたように工程会議等に頻繁に出向きまして対応してまいりたいと考えております。以上です。 菱沼委員長)他に発言はございませんか。 川村副委員長)今の耐震診断結果ですが,この耐震診断結果をもちろん公表するのもいいですが,問題はその後だと思っています。どういうふうに,いつ頃するのかという,あとタイムスケジュールと金額の面と。ここでは多分出ないと思いますが,市長の方でどういうふうに考えてらっしゃるのか。本当であれば基本的に言うとトップダウンで,市長のご意見等をお伺いしたいところですが,多分無理でしょうから,今度の委員会があるときまでにこういうものをきちんと出していただいて,ただ結果だけ発表されても,そこから先へいくのは難しいのかと思っていますので,これはやはり今後どうやっていくのかということをしないと,どんどん遅れる一方で,しかも今後市長選が10月等に多分あるはずですから,そうすると年度なんかすぐ吹っ飛んでしまうと思います。そうすると1年遅れ,2年遅れになってしまいますので,極力それは避けていただきたいと。全然そういう政治的なものとは別に検討していかなければいけないと思っています。よろしくお願いいたします。 教育次長)ただ今のご発言と言いますか,ご意見にございましたように,この耐震診断をお願いする際にも子どもたちの安全・安心の確保ということをお願い申し上げまして,いろいろ議会をはじめご協力をいただいて,この診断の結果が出たものと思っております。あまり時間的な猶予がないように私どもも受け止めなければならないと思います。先程,教育総務課長が説明いたしましたように0.3未満については22年度までに耐震化を実施しなさいというような県・文部科学省等の指導もございますので,関係当局と早急に詰めてすぐにでも対応してまいりたいと考えております。以上です。 川村副委員長)今次長が言ってらっしゃった何年度までには実施しなさいという話ですが,そうなってくるとその前に統廃合があっていいのかと思っておりますので,やっぱりこれは並行して,関連しながら,統廃合は統廃合で,それで改築・建て替え等も考えていかなければならないと考えておりますので,その辺についてどのようにお考えかよろしくお願いいたします。 教育次長)統廃合のご意見も今出ましたが,この件につきましても3月末に統廃合について審議会より答申書として頂戴しております。これについても進めていかなければならないと考えております。ですから,ただ今ご意見にもありましたように同時並行と言いますか,そういう形で進めるということになっていこうかと思います。ただ,その同時並行を進めて,選択肢についてはどのような形が方向性として出てくるのかは,これからいろいろな地域・保護者・PTAの方々の意見等,さらに統合についてはお伺いしていかなければならないと考えております。また,この耐震診断を示すことによっていろいろな意見が出てくるものと思っております。ですから,そういうものをきちんと整理した中で対応してまいりたいと考えております。 川村副委員長)基本的に言いますと,タイムスケジュールで何月頃までに地区の方,学校関係者,保護者の方々に説明ができるのか,アバウトでもいいですが,それをおさえておきませんと難しいのかと思っておりますので,ちょっと負担になるかも知れませんが,できましたらどのぐらいで出来るのか教えていただきたいと思います。 教育次長)これからのタイムスケジュールということでございますが,昨年度は施設整備等について夏休みの期間を用いまして,中学校区ごとの説明会をさせていただきました。やはりその辺までが,一応目安かと現時点ではご説明させていただきたいと思います。 菱沼委員長)他に発言はございませんか。 久保田委員)有明中学校の教室棟の診断結果がここには入っていないんですけれども,これはどういうことなのか。それから,教室が診断されていないところが何か所か見受けられるんで,その辺のところのご説明をお願いいします。 教育総務課長)まず1点目の有明中の教室の件ですが,この表の下のほうの管理教室棟,こちらが通常の教室の棟でございます。書き方としましては,職員室等がある場合には管理教室棟というような表現をしてございまして,こちらがいわゆる教室の校舎ということでございます。それから含まれていない校舎というのは,今ご説明したとおり管理教室棟などの呼び方をしている場合には,校舎となりますし,それから改築等を予定しているところにつきましても,こちらの表には記載をしていないという状況でございます。 久保田委員)そうしますと管理教室棟は比較的Is値が高いように感じるんですけれども,これは何か理由みたいなものはあるんですか。比較的,石岡小学校の教室棟が0.4,これは新しく建て替えたところと,そのまま古い管理教室棟がばらばらにあるから,こういう数値の格差が出てきているんですか。 教育次長)管理教室棟でIs値が,ただ今久保田委員のほうから説明されたように出ております。有明中学校の例をとりますと0.18ということになっております。これは0.3未満ですので,かなりIs値が低いということになりますので,耐震性が劣るということになります。但し他の学校との差と言いますか,これについては昭和56年以前の建物全部を耐震診断したものでございますので,その造られた状況によりまして,コンクリートのコアを抜きまして耐震性を調査したものでございますので,数値的にはばらばらに出てきますが,今日ご報告させていただいております石岡小学校の管理教室につきましては0.4のIs値が報告されたというような状況でございます。ですから,その構造上の問題によってIs値が変わってきているということでございます。 久保田委員)そうしますと,このIs値の数値が極めて低いところが何か所か出ているわけですね。0.18それから0.25,0.23というような0.3未満というようなところが結構ありますが,この実際の0.3未満の場合には,衝撃に対して倒壊し,または崩壊する危険性が高いということで表記はされていますが,震度いくつとか,テレビ等では震度いくつが発生しましたというような放送の仕方をされているんですが,どの程度の震度,いくつぐらいでどういうふうになるというような,私は0.3のIs値がどの程度のものなのかわからないので,その辺をご説明していただきたいと思います。 教育次長)このIs値を求めることにつきましては,欄外にも書いてありますとおり震度6強程度の地震を想定してございます。今,久保田委員のほうからありましたように,例えば0.4の建物がどの程度の地震に耐えうるかというようなことをご質問されたかと思いますが,これも私どもも専門家のほうに確認しましたところ,来る周波の波によって違うというようなことで,震度3だから耐えられるとか,震度4だから耐えられるとか,そういう判断は出来ないという説明でございますので,大変申し訳ございませんが,今の説明できる資料等につきましては,ただ今ご説明させていただいた状況しか持ち合わせておりませんので,ご了承いただきたいと思います。以上です。 久保田委員)そうしますと,逆に言えば震度6であっても揺れ方によっては倒壊する可能性もあるという理解の仕方でよろしいわけですね。そうしますと,やっぱり0.3未満という部分は極めて危険だということが認識できるわけでして,その辺,先程川村副委員長が申し上げたように,早急にその対応方を検討していかなければならないという感じをもちますので,執行部においては,その辺のところの対応をよろしくお願いしたいと思います。以上です。 菱沼委員長)他に,発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,この件については終結いたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)その他の件で何か発言はございませんか。 久保田委員)先程,黒崎室長のほうから長寿プランの第4期の説明があったわけなんですが,この施設関係の特別養護老人ホームの50床の件と,特定施設の92床の整備を図るということで説明があったわけですが,これは達成年度と言いますか,どの程度の年度内に,第4期でも3年あると思いますが,この3年間の間にやるということで,まだ正確にこのようなプランを考えているというようなことはないんですか。 介護保険室長)第4期計画の老人福祉施設は23年度に完成する予定です。それから高専賃のほうは21年度に事業を開始するという形になっております。 久保田委員)そうすると,この特定施設の21年度というのは,もう決まっていて,ほぼ工事着工しているということですか。 介護保険室長)特定施設のほうですが,こちらは県のほうの指定の建物が完成しておりまして,第4期計画のほうに事業計画に繰り入れしましたので,県の指定を受けております。 久保田委員)23年度中に完成を予定していると。23年度整備計画完成というものについては,まだ明確にはなっていないということで理解してよろしいですか。 介護保険室長)介護老人福祉施設につきましても,県のほうと事業所のほうの協議が整いまして,その事業所のほうは確定してございます。 久保田委員)ちなみにどこの施設が手を挙げているんですか。地域だけで結構です。 介護保険室長)29ページに記載しております表のほうで石岡地区のほうで計画してございます。 久保田委員)学区で答えていただけますか。 保健福祉部長)ただ今の計画書の中の29ページのAの施設整備の状況の中で出てございます。※印の部分でただ今申し上げました特老につきましては,石岡中学校区の地域でございます。 菱沼委員長)他に発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。 先日,政府与党が決定いたしました新経済対策に含まれるスクールニューディール構想の事業規模に高い関心が寄せられております。そういう中で学校は子どもたちが1日の大半を過ごす活動の場であり,災害時には地域住民の応急避難所としての役割も果たすことから,安全性の確保が極めて重要でありますので,しっかりと取り組んでいただきたいと存じますので,よろしくお願い申し上げます。 以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。 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