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議会中継
  


 第2回委員会 (6月12日)
出席委員 菱沼和幸委員長,川村良一副委員長,久保田健一郎委員,関町芳弘委員,櫻井信幸委員,池田正文委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(金子重夫),保健福祉部次長兼福祉事務所長(石井洋一),参事健康増進担当兼保健センター所長(山本敬司),参事兼保健年金課長(高野喜市郎),社会福祉課長(内田栄市),高齢福祉課長(田中良枝),介護保険室長(黒崎輝夫),こども福祉課長(冨田雅博),健康増進課長(上曽茂昭)
【教育委員会】
教育長(石橋 凱),教育次長(土師照夫),参事教育総務担当(松崎守男),教育総務課長(上曽宗則),中央公民館長(助川時男),文化振興課長(鈴木正治),スポーツ振興課長(立川芳男),学校給食課長(芳藤丈夫)
議会事務局 議事法制課係長(飯田英男)



菱沼副委員長)
ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。
 本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書の順に進めていきたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。
 付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりでございます。
 これより議事に入ります。
 はじめに, 議案第43号「平成21年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」のうち,当委員会の所管に係る部分を議題といたします。
 なお,今回の一般会計補正予算に,耐震補強が必要な市内小・中学校に対し,耐震補強をするまでの間の対応措置として設置をする『緊急地震通報システム』の予算が計上されているわけですが,参考資料といたしまして,執行部より同システムのカタログが提出されております。委員各位のお手元に配付いたしましたので,ご確認願います。
 これより,本案について,執行部より説明を求めます。
 説明については,初めに保健福祉部の所管に係る部分について,次に教育委員会の所管に係る部分について,順に説明願います。

健康増進課長)健康増進課所管の補正予算についてご説明いたします。平成21年度石岡市一般会計補正予算の第1号の予算書の12ページから13ページになります。歳出(款)衛生費(項)保健衛生費(目)予防費(節)負担金補助及び交付金,予防接種事業,予防接種健康被害救済費75万6,000円についてご説明いたします。本件は平成17年3月4日にBCGの集団予防接種を実施したところ,接種者当時1歳1か月の1名の方の接種部位がケロイド状になったことから,保護者より健康被害の申し出があり,平成18年8月に予防接種健康被害調査委員会を開催し,健康被害と認定され,厚生労働省へ健康被害認定の報告及び申請を行い,平成19年9月に厚生労働省から予防接種による健康被害と認定されたものです。平成17年6月6日から平成20年6月5日まで,認定期間として医療手当ての支払いがされておりましたが,平成20年度に終了しております。保護者から治療を継続したいとの申し出があり,健康被害の再認定を平成20年5月30日付けで厚生労働省に再申請し,平成20年6月6日から平成23年6月5日まで認定され,医療手当の支払いが発生したものです。それで補正予算を計上しております。このことに伴いまして,補正予算書の10ページから11ページの歳入,(款)県支出金(項)県負担金(目)衛生費県負担金(節)保健衛生費負担金56万6,000円を補正しております。差額分19万円は市の負担となっております。以上です。

教育総務課長)教育総務課所管についてご説明申し上げます。補正予算書の13ページをご覧いただきたいと思います。中段の教育費,小学校費及び中学校費につきましてご説明申し上げます。こちらの補正につきましては,昨年度実施いたしました耐震診断結果に基づきまして,文部科学省の基準としておりますIs値0.7未満の建物がある学校に対しまして,緊急地震速報システムを設置する経費でございます。小学校費の中で11校に設置する設置工事費及び電話料等の維持経費を含めまして729万円,中学校費の中で5校分の332万7,000円でございます。このシステムにつきましては,気象庁が配信する緊急地震速報を受信しまして,大きな揺れがくる前に,予想到着秒数と予想振動を知らせる専用の機器でございます。お配りしてございます資料は,そのシステムを扱っている機器の一例として出させていただきましたが,これから設置するものにつきましては,希望する性能と同等以上のものとして発注をしてまいりたいと考えております。この資料をご覧いただきたいと思います。1枚目のところにデジタルなまずのメカニズムということで,あくまで『なまず』という商品名でございますので,他にもこういったシステムがございますが,このメカニズムにつきましては,同じような状況ですので,一例としてご紹介をさせていただきます。ここに@からFということで,記載がございます。@地震発生,A震源に最も近い地震計から地震データを気象庁へ送付,B気象庁は地震かどうかを判断,C地震と判断した場合,諸機関サーバーへ地震データを送付,この諸機関というのは,いろいろな業者がございますので,そちらにデータが流されます。D諸機関サーバーでは地震データをフォーマット変換,Eフォーマット変換後,3Softジャパン,これはメーカーですが,サーバーへ伝送,F地震データを受けた装置が演算し,設置された地域にあった情報に直して警報を発信するというようなシステムが一般的でございます。今回,この機器の大きさということでございますが,1枚めくっていただきますと,こういったような一例でございますが,小型の機器でございます。大きさとしましては,次のページに本体仕様が記載されておりますように,13センチ掛ける15センチ程度の大きさのものを設置して,放送と繋げていくというものでございます。この速報,地震があった場合,事前に速報が流れるわけでございますが,この具体的な方法としましては,音声により行われるものでございまして,例えば何秒後に大きな揺れがきます。文言については,その機器によって設定が出来るというふうに聞いております。そういった内容の放送が,学校の一斉放送を通じて流れるというシステムでございます。今回計上してございます補正予算の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

中央公民館長)それでは公民館関係の補正についてご説明申し上げます。ただいま説明がありましたその下の欄をご覧いただきたいと思います。公民館費の工事請負費の府中地区公民館管理運営経費,その中の空調設備修繕工事といたしまして,498万8,000円を補正増するものでございます。補正内容でございますが,府中地区公民館の冷暖房設備である吸収冷温水器の配管,いわゆる1階部分の配管が破損し水漏れを起こしたことにより,使用できないため早急な修繕が必要となったものであります。公民館講座,同好会の方々が利用されております。また選挙の投票事務でも使用されるということであります。そのため,厳しい暑さとなる前に冷房の使用ができるようにしたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。以上です。

文化振興課長)同じページの今のすぐ下ですが,発掘調査経費230万円についてご説明いたします。この件については,昨日の議案質疑におきましても次長よりご答弁いたしているところでございます。現在三村地区において実施されております県営畑地帯総合整備事業に伴いまして,事業区域内の下ノ宮遺跡発掘調査を平成18年に実施しております。その発掘調査により出土いたしました遺物整理・報告書作成を今回の補正により委託するものでございます。この業務委託契約につきましては,平成20年度に委託会社と業務委託契約を締結しましたが,平成20年12月24日に委託会社から倒産した旨の連絡がございました。その後,破産管財人から破産手続きが開始された文書が届きまして,平成21年2月25日付けで文書にて契約解除の通知をしました。その後の対応を県と協議した結果,平成21年度に新たに業務委託を実施することになりましたので,今回の補正をお願いするものでございます。なお,この事業にかかる費用については,原因者であります県が全額負担ということになっております。それに伴いまして,歳入についは,前ページの10ページ11ページにございますが,県支出金の埋蔵文化財発掘調査委託金といたしまして230万円を県が負担するものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

スポーツ振興課長)それでは石岡運動公園維持管理経費の備品修繕の補正予算についてご説明をさせていただきます。補正予算書の12ページ,13ページの下段に記載されております備品修繕でございますが,バスケットボール移動ゴールの修繕でございます。これについては本年4月1日に静岡県内におきましてバスケットボール移動ゴールの落下事故により,その支柱に挟まれた会社員が死亡したという事例を踏まえまして,同じメーカーを使用しておりますので,そのバスケット移動ゴールの点検を実施したところ,交換や修繕を行わないと機能が損なうか,又は危険な状態になる恐れがあるというような判断をされました。施設の管理上,利用者に対し危険な状態に陥らないためにも,早急に修繕が必要であると判断し補正予算をお願いしているものであります。主な修繕箇所ですが,石岡運動公園には移動ゴールが6台あります。駆動の方式としては電動で動くんですが,中身の内容としてはチェーンでものを持ち上げるものと,油圧で持ち上げるものとに分かれております。油圧のものが2台,1セットという形になりますが,それらのオイルとか,そういうホース類の破損が見受けられるというような状況の部分,それからチェーンのほうにつきましては,磨耗が激しいと。それからチェーンを回すところが大分傷んでいるという状況で,早急に修繕をしたいと考えているところです。以上です。

学校給食課長)私のほうから補正予算書の10ページ,11ページの一番下の諸収入・雑入・雇用保険被保険者掛金,それと12ページ,13ページの一番下ですが,学校給食センター費の職員等人件費の社会保険料,それから石岡給食センター調理業務経費の臨時栄養士賃金,これらが関係いたしますので,あわせて説明させていただきます。まず,臨時栄養士賃金でございますが,この理由といたしまして,現在いる市の栄養士が出産いたします。その後に1年間の育児休暇を予定しているということでありますので,臨時の栄養士を雇用するものでございます。栄養士の職務については,食材の検収,調理現場の指導監督,献立作成事務,調理場の清掃点検など,多種にわたるものです。今回の臨時栄養士の賃金につきましては,1日5.5時間,1時間当たり1,200円,通勤手当が1日250円というのを見込んで予算計上したものでございます。それからその上の職員等人件費の社会保険料につきましては,その雇用保険・労災保険の分でございます。それから一番最後になりましたが,歳入の分の雇用保険被保険者掛金につきましては,臨時栄養士の本人負担分の雇用保険の分でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。

川村副委員長)一番最初に説明された予防費の問題ですが,これは相手方との和解はついているんでしょうか。

健康増進課長)和解しているかということですが,まだ継続して治療にあたりたいということでございます。和解ということには至ってないという理解はしているんですが・・・。

川村副委員長)そうすると,また来年も同じような補正が出てくるのかと思って,注射によるケロイド状といってもよくわかりませんし,被害程度も私はよくわかっていませんから,勝手に言ってしまうのかも知れませんが,これをそのまま成人になるまで,どこまでやっていくのかは疑問があるかと。その辺については,職員の方々に頼るしかないと思いますが,努力をしていただいて,早期に和解というものをしていただいて,決着をつけたほうがいいと思いますが,その辺については,どういうお考えでしょうか。

健康増進課長)おっしゃるようなことで和解に努めていきたいと考えております。ちなみに,今回の治療補償期間といたしましては,平成23年6月5日までということでございます。

川村副委員長)わかりました。ありがとうございます。それで参考までに,具体的にはどのような症状なのか教えをいただければと思います。

健康増進課長)どのような形かと言われますと,給付対象となる部分では,はん痕ケロイドというような病名があるらしいですが,写真がありますので写真を見ていただければと思います。

菱沼委員長)今執行部より写真が届けられましたので,各委員さんに見てもらいたいと思います。

川村副委員長)今写真を見せていただきまして,私も結構大きいかと思いますので,このままにはしておけないという気はいたします。ただ状況として,今後23年の6月までに回復するものなのか,それともこれは手術をしなければ治らないものであれば,早急に金額は別にして,その子のためには治してあげるべきかと思いますが,今治療をして前よりは良くなっているのか。悪くなっていることはないと思いますが,その辺については課長の所見としてはどのようにお考えなのでしょうか。

健康増進課長)どのような状態かと言いますと,同じような状態が続いて改善が見られていないというような認識をしています。

川村副委員長)ありがとうございました。もう一つ確認をしたいんですが,公民館費の498万8,000円ですが,これは配管修理ということですが,約500万円をかけると,今時のクーラーでしたらば配管をもっと短くして,各部屋ごとに付けても,何部屋あるかわかりませんが,500万円あれば結構な部屋数に付けられて,省エネにも繋がると思いますが,そういう感覚はないんですか。

中央公民館長)そのことについてお答えします。4月上旬に水漏れがあるということで,点検業者のほうから話がありまして,確認調査をしたと。その後,今言われましたように,どのような方法にしようかということで,一応配管をし直す案と,それから今言われました空調機を各部屋に,いわゆるエアコン,クーラーですね,そういう案を検討させていただきました。ある業者に見積もりをいただいたんですが,金額的には,外配管にして付けるほうが金額的に安かったと。というのは,エアコンをつけるとなるとキュービクルを改善しなければならないと。増圧とか,いろいろやらなければならないと。ということは,その工事費分が更に上乗せになってしまうという見積もりが出ましたので,配管をし直す方法で考えているところです。もう一つは冷温水機の本体自体も点検業者に確認をいたしましたところ部品等のケアをすれば,まだまだ使えるというようなことを言われましたので,そういう方向で進めているところです。

川村副委員長)私は,今現在は要するに,こういう集中的なものではなく,各部屋にエアコンを付けたほうが今からの省エネになるのではないかと。それからランニングコストもかなり違うのではないかと思います。何台でお幾らの見積もりをとったのかわかりませんが,500万円というと相当な金額です。今工事費を含め1台幾らぐらいのものを算定なさったのかお伺いいたします。

中央公民館長)いわゆる個別のエアコンは,手元に資料がございませんが,配管工事,それからエアコンを各部屋に設置するということでやった場合に,エアコン設置代,それからキュービクルをやると,今の外配管でやる工事よりも約倍近くかかってしまうという案が出ました。キュービクルが高額だということで・・・。

〔「キュービクルとは何」との声〕

中央公民館長)変圧電ですか。今そういうようなことで,一応そういう方法にしようかということで考えているところです。

川村副委員長)普通の一般家庭では,そのような変電器は付けないですから,普通だったら,暖房まで入れる場合に動力まで入れれば十分なはずですから,動力をいれたとしてもそんなにかかるわけではないかと。見積もりをとっていただいて,見せていただければ有り難いかと。このままでは私は納得いきません。直すのが500万円かかって,エアコンを新設したら,何台新設するのかわかりませんが,1,000万円近くかかるということは私には考えられない。私の常識の中ではね。それではエアコンであれば何台設置するつもりだったのか,まず台数を教えてください。

中央公民館長)誠に申し訳ありません。エアコンの設置台数の資料が手元にありませんで,お示しできなくて申し訳ありません。後程それについてはお知らせしたいと思います。今使われている冷暖房機の排気口と言いますか,それについては各部屋ごとに設置されている工法です。今設置されているのが,1階部分で12か所でる形になっております。

川村副委員長)今のお話で何台ぐらい必要であったか,手元に資料がないからわからないと。ちょっと大雑把すぎると私は思いますが,冷暖房がかかっている部屋が12部屋ということでしたので,多分12台は最低限度必要なのかと。大きい部屋であれば2台必要な場合もあるかも知れませんが,そうすると12台から13台ぐらいの間かと思いますが,それに1,000万円もかけるとなると,1台幾らのエアコンを付けるつもりだったんですか。お伺いします。

中央公民館長)大変申し訳ございません。個別に対しては,手元に資料を持ってきませんでした。誠に申し訳ございません。総枠ですと,予算計上しています金額がエアコンの設置費用ぐらい,そしてそれプラス変電設備が出てきたということです。

川村副委員長)これはいくら言っていても,きちんとした資料がないと検討できませんので,資料をお願いしたいと思います。それから,これをもう1回考えさせていただきます。ただ私が思うのには,1,000万円以上かかるような冷暖房設備というのは,ちょっと見かけないですよね。まして,今は1台1台ばらばらに設置して,使わない部屋はスイッチを切っておくのが基本ですから。それで,今のエアコンは修理すれば使えるということを言っていましたが,修理が今度幾らかかるのか。新しいエアコンで1台ずつのほうが,私は今後のことを考えても,ランニングコスト的なことを考えても十分に安いと思っていますので,それから先程から言っているキュービクルという変圧機ですか,それを付けなければ駄目なのかどうか。私に言わせれば動力をそのまま入れてもいいのではないかと思いますが,方法として違う方法も考えなかったのかどうか。業者の言っていることを鵜呑みにして,そのままでそれを計上して,お金をかければ済むというのは,私は考えられませんので,よくもう一度考え直していただくか,まず資料をください。よろしくお願いいたします。

中央公民館長)エアコンの見積もりが手元になかったことについては,大変申し訳ございません。委員さんが言われたように業者の言いなりかというと,そうではありません。建築住宅指導課も含めまして,財政課も含めまして,それについては協議しているということだけお伝えしておきます。

川村副委員長)基本的に言いますと自分の家で自分のお金を出すという,身銭を切るという感覚でやはり修繕でも新築でもやって欲しいんですよ。それだけ伝えたいんです。ただお金は自分が出さないし,何かあった場合には補償問題が起きるから,それまでを見越しているという感覚なのかも知れませんが,私には到底考えられません。

池田委員)確認の意味で何点かお伺いいたします。まず予防費の予防接種健康被害救済費についてですが,先程他の委員から質疑があったわけですが,確認の意味と後学のためにお伺いしたいのは,この予防接種において,健康被害を含めた後遺症の発生頻度とか,どういったものがあるのか確認の意味でお伺いしておきたいと思います。

教育次長)川村委員さんの資料について収集するよう私のほうから依頼しましたので,退席させていただきました。委員長の許可をお願いしたいと思います。

菱沼委員長)了解いたしました。次回こういうことがないようにお願いしたいと存じます。

健康増進課長)頻度はどうなのかということですが,現在石岡市でこれまであった件数で私が認識しているのは,この1件です。予防接種制度の中では,三種混合・ジフテリア・百日咳・破傷風・麻しん・風疹・BCGなどの予防接種制度があるわけですが,そういう中において健康被害ということで予防接種にかかわる事故の場合にはこういう制度で被害を救済しているということで,現在これまで市で予防接種において事故があったのは,この1件です。あと,今回救済する方については,専門的なことで私もよく理解できていないんですが,上腕部の上のほうにするとこういうケースが多いということで,全国的には何件かあるということで聞いております。

池田委員)概ね了解をいたしました。今回のこのケースは非常に稀なケースであるということだろうと思います。ただ,その当事者と言いますか,その方については,非常に被害意識もおありなのかなという感じもいたしておりますので,心のケアを含めて,今後も見ていっていただければと思います。この件については,結構です。
 次に,学校管理費の小学校費,さらに中学校費,同じものでありますので,一括してお伺いいたします。今回,Is値が非常に低い建造物に対して,緊急地震速報システムを導入されたということについては,子どもたちの安全の確保とあるいは保護者の不安の払拭という観点から,非常に前向きにいいことをしていただいたと思っております。機器が入った後に,その機器を最大限利活用していかなければならないと思いますので,学校の現場において避難訓練を含めた対応はどのようになっているのかお伺いをしておきます。

教育総務課長)こちらのシステムの設置につきましては,建物そのものの強度が増すものではありませんので,このシステムを委員ご指摘のように最大限活用するために,学校に対しまして定期的な避難訓練,それからこういった放送があった場合に,どういうふうにして身の安全を図るかというような恒常的な認識をもっていただくと。そういった指導をお願いしながら,このシステムを有効に活用させていただきたいと考えております。

池田委員)是非そのようにしていただければと思います。あと1点ですが,仄聞するところによりますと,この機器の主電源が一般の家庭用のコンセントから取っているということを伺いました。細かいことを申し上げますと,きりがありませんので申し上げたくはありませんが,例えば停電時の対応はどのようにバックアップを考えているのか,1点だけ確認したいと思います。

教育総務課長)停電の時でございますが,この機器は電池式になっておりますので,可動はしております。ただデータのほうの回線自体が停電で作動しない状況になります。ですから,データが届かないということで,速報ができないということになっております。そういうことで停電の際の対応については,今後十分学校側とも調整をしなければならないと思っておりますが,とりあえず機器としてはデータ回線が不通になってしまうということから,作動しないということでございます。

池田委員)了解いたしました。ありがとうございます。

久保田委員)関連でお尋ねしたいんですが,このデジタルなまずですが,1ページに岩手沿岸北部が発信源だということで,この下のデータが全然ないので,どれくらいの性能があるのかというのが分からないので,お尋ねをするんですが,仮にここは予想されるのは東南海沖地震というのが,一番今危惧されている発生場所なのかと思いますが,その際に仮に震度6強の地震が発生して,この石岡の各小中学校に警報が出るのが何秒ぐらい前に予知が出るのか。その辺のデータをお持ちであれば,教えていただければと思います。

教育総務課長)資料として,システムということで,この下の資料を省いてしまいまして申し訳ありません。この資料をご覧になっていただいて,中ほどに一般向け緊急地震速報と高度利用者向け緊急地震速報という欄がございます。今回考えておりますのは,高度利用者向け緊急地震速報システムでございます。その欄外にございますように,高度利用者向け緊急地震速報システムは「全て間に合っており」ということで,全ての地震に対応できたという実績がございます。この下の時刻等については,約40秒程度ということで資料としては記載がございます。一般向けですと更に遅くはなるんですが,その程度で予報が出ているということで,この残りの資料は今探しているんですが,見当たらないものですから,記憶で申し上げておりまして申し訳ございません。さらに,確認したあともう一度ご説明申し上げたいと思います。

菱沼委員長)今の緊急地震速報システムの件でございますが,私としましても現地視察をしたいと思いますが,委員の皆さん如何でしょうか。有明中学校のいろいろ問題もありまして,そういうことを鑑みまして,有明中学校に入っていますので現地調査をしたいと思いますが,如何でしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)後日日程に関しては,皆さんにご報告申し上げますので,よろしくお願い申し上げます。
 先程,中央公民館長に対して要求いたしました資料がまだ提出されておりませんので,議案第43号の審査を一時保留し,次の議案の審査に入りたいと思います。議案第47号「工事請負契約の締結について(平成21年度統合保育所建設工事)」を議題といたします。
 本案について,執行部より説明を求めます。
 
こども福祉課長)議案第47号の平成21年度統合保育所建設工事の工事請負契約の締結について,ご説明いたします。本工事は,4月28日に条件付き一般競争入札の告示がされまして,5月22日に入札参加業者6社の開札が行われ,予定価格2億6,281万円に対しまして,株式会社 進貢が2億5,500万円で落札したものでございます。5月25日に仮契約を結びましたので,石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例に基づきまして,統合保育所建設工事の請負契約の締結について議会の議決を求めるものでございます。なお,工事内容は建築面積が1,604.39平方メートル,延べ床面積が1,297.12平方メートルの木造平屋建ての建築本体工事と外構工事などの屋外附帯工事でございます。また,この入札に参加できるものの資格条件の内,主なものとしましては石岡市内に本店があること,建築一式工事の総合評定値が700点以上であること,年間平均完成工事高が9,000万円以上であることや,特定建設業の許可を有していることでございます。以上ご説明させていただきました本議案について,よろしくご審議賜りますようよろしくお願いいたします。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手により,これを許します。
 質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第47号「工事請負契約の締結について(平成21年度統合保育所建設工事)」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,「在宅心身障害者福祉作業所建設事業について」を議題といたします。
 本件について,お手元に配付しております平面詳細図,並びに立面図・断面図に基づき,執行部より説明を求めます。
 
社会福祉課長)社会福祉課の内田です。よろしくお願いいたします。在宅心身障害者福祉作業所建設事業の説明をさせていただきます。お手元に平面詳細図,立面図等があると思います。初めに,設計業務の委託でありますが,入札日が平成21年4月15日,指名業者10社において,落札業者がNOB建設設計企画室であります。金額が税込みで245万7,000円であります。今回の設計にあたりましては,通所者の作業所での訓練や日常生活動作にも配慮し,自宅からの延長で作業所に通い,軽作業を通じ,生活訓練を行えるような建物を基本として間取りと内容については,既存の施設をベースに現在の通所者7名の保護者,指導員等と打ち合わせを数回行い,定員15名を想定し,要望を取り入れまして今回の設計内容になりました。またバリアフリー・周辺の建物と自然環境を考慮したコストの観点からもシンプルなデザインで景観にとけこむように配慮をいたしました。そして,明るく開放的な間取りで東西南北の風通しを確保した室内環境,動線計画として作業室・外部作業テラスですけれども,あと農作業スペース,菜園の連続性を図りました。木造平屋建てで主な間取りは,作業室・畳コーナー・更衣室の男女・静養室・調理コーナー・事務室・応接室・便所男女・便所障害者用であります。シャワー室・脱衣所・備品庫・外部作業所テラスと。あとこの図面には載っておりませんが,建物外に農作業としまして菜園スペースを1か所設けてあります。建物の床面積でありますが,197.91平方メートル,約60坪弱でございます。今後のスケジュールですが,工事入札を7月の中旬頃,工事完成を11月末で予定をしております。以上であります。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

川村副委員長)ただ聞いていてびっくりしたのが,設計料だけで約250万円ですよね。例えばの話が,この紙2枚が250万円ですよね。だけどやっぱりその辺が250万かけて設計をして,これは補助事業だと思いますので,いいかも知れませんが,やはりちょっと私に言わせれば庶民感覚から言えばちょっと違うのかと思うんですが,もう頼んでこれは出来ているので仕方がありませんが,やはりその辺のところが,俗に言うお役所仕事と言われてしまうのかと思いますが・・・。これはもちろん設計者が建築のほうの監理もやってくれるんですよね。250万ですから。

社会福祉課長)監理についてもそういう部分では予定をしております。

〔「予定じゃなくて,入っているんでしょ。」との声あり〕

社会福祉課長)監理の部分は入っておりません。

櫻井委員)この福祉作業所については,ちょっと前の委員会で移転ということで決めていただいて,ありがたく思っております。図面上は以前のものから見れば20から25坪ぐらい大きくなっているのかというふうに思い,これは立派なものでいいものだなと思いますが,これまでの福祉作業所の運営をより充実したものにしていただきたいと思っておりますので,これは要望としてお願いいたします。以前のものから見れば相当立派なものを造っていただきましてありがとうございます。

久保田委員)ちなみに工事費と言いますか,建築費の予定価格はどれくらいで見ておりますか。

社会福祉課長)木造平屋建てで,当初の予算額内には入っております。当初の予算額は4,276万5,000円であります。この金額については外構工事の分も含めております。以上です。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 次に,「第4期介護保険事業計画における特定施設について」を議題といたします。
 本件について,お手元に配付しております石岡市高齢者福祉計画・第4期介護保険事業計画より抜粋いたしました資料に基づき,執行部より説明を求めます。

高齢福祉課長)説明させていただきます。平成21年4月21日の教育福祉委員会において,ご説明申し上げました,石岡ふれあい長寿プラン第4期介護保険事業計画書の43ページ,特定施設(適合高齢者専用賃貸住宅)92床について,株式会社ハートピア 代表取締役 ○○○○氏より,平成21年5月14日に特定施設(適合高齢者専用賃貸住宅)から同じく特定施設(有料老人ホーム)へ変更することについて申し入れがございましたので,ご報告申し上げます。以上です。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
 発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。

教育総務課長)委員長に先程デジタルなまずの件で,資料が見つかりませんで答弁が遅れまして,お答えさせていただきたいと思うんですが,よろしいでしょうか。

菱沼委員長)お願いいたします。

教育総務課長)先程は大変失礼いたしました。このお配りしました資料の下の部分,このデータにつきましては,P波という速い地震波がきまして,何秒程度でこの放送がされるかというデータが記載されてございます。先程,40秒というお話をしましたが,申し訳ありません。4.1秒で放送があるということでございます。P波を受けて4.1秒です。委員からご指摘のありました東南海等の地震については,震源地の距離とかという部分によって,今度P波とS波の違いによって時間を判断して,瞬時に計算をして放送をするわけですが,その距離とか,そういったものについてのデータはこのカタログの中には入っておりませんでしたので,申し上げることが出来ませんが,あくまで震源地の距離等によって,その事前の秒数は不確定となります。ただこのカタログによりますとP波を感知して4.1秒で機能して放送するというカタログになっております。以上でございます。

久保田委員)継続してお尋ねしたいんですが,このP波とS波の速度の違いによって,何秒前ということが知らされるシステムになっているのかと思いますが,ただ今P波は秒速7キロのスピードがあると。S波が秒速4キロと。そうするとこの差,秒速3キロの差があるわけです。そうしますと今P波が4.1秒で届いたということになると,これの約7割ぐらいの秒数なのか。6秒ちょっとで地震がくるのか。この辺私も素人なので分からないんでお聞きをしたいんですが・・・。

教育総務課長)申し訳ございません。私も詳しくはないんですが,いろいろな資料を見ている範囲でお答えさせていただければと思いますので,ご了解いただきたいと思います。先程申し上げました4.1秒と言いますのは,各地に地震の計測器がございます。それを瞬時に気象庁データに,そこの地震の震源のところの地震計からデータが送られまして,それを感知して4.1秒後に機器が作動するということです。ですから,いろんな地域にある地震計がP波を受け取って4.1秒後に放送がされるというようなデータでございまして,そういう形でご了解いただければと思います。

久保田委員)安全にもかかわることなので,お聞きしますが,そうしますとP波を感知して4.1秒後にこのデジタルなまずという地震警報システムが作動すると。そうすると,東南海沖は分からないということなんだけれども,ここにデータがありますね。下の部分ね。地震波感知から提供時刻と,この下がないんだが・・・。だから4.1秒後に届いて,この場合ですよ。岩手県沖の地震の際には,震源地がこの北緯39度7分。東経141度7分。それで右側の図面を見るとプラスになっている部分。これが震源地なのかと思います。震源の深さが120キロで,震度6強,マグニチュード6.8というデータがここに書いてあります。ここに最近の地震でも速報が間に合わなかったケースがありますが,高度利用者向け緊急速報は全て間に合っており,地震が来る前に地震が来る時間,予測震度をお知らせしておりますと。事例としてということで書いてあるんで,多分このデータの中には4.1秒後に警報が鳴って,この写真だけなので分かりませんが,震度5強,15秒前,10・9・8・7・6・・・3・2・1・0という警報の仕方をするんだと思うんだが,この際にどこで受信をして,発生源がここだよと。それでどこで受信して,何秒後に実際に15秒前ですよとか,何秒前ですよという警報がなされているデータがあるのかどうか。実際に直下型地震が,私が聞いている範囲内ですが,直下型地震が起きたときには,このメカニズムはなかなか難しい部分もあるんだよと。ただ私は,一番この近辺で発生が予測されるのは東南海沖地震だと思うんで,それで東南海沖地震がどこで起きるかは誰も分かりません。いわゆる80キロから100キロ圏,最悪ね。直下型だとすれば。そうすると80キロから100キロ圏でその地震が発生したときに,例えば小・中学校で感知できるのが,問題は地震が来るというのが警報されて,逃げる秒数がどれくらいあるのか。これが一番問題だろうと思います。そのためには,例えば東南海沖地震が起きた際には,何秒ぐらいの余裕があるよと。その何秒間で出来ることは,どういうことがあるんだろうかと。それに基づいて,避難訓練とかそういうものが行われるんであって,その予測時間がはっきりしないと,どんな訓練も本当に絵に描いた餅になってしまうんでその辺のデータが私は欲しいんですよ。以上です。

教育総務課長)ご質問にお答えします。この資料をご覧になっていただきますと,最初のところにこの機器のメカニズムがございます。地震が発生して震源に最も近い地震計から気象庁へデータが送られます。この4.1秒と言いますのは,最寄りの地震計からP波を感知するわけですが,その感知してから4.1秒後にいろいろな機器を通して警報されるということです。この設置に際しては,結局場所が決まりませんと震源地からの距離を判断することが出来ませんので,石岡市に設置する場合は,設置する時に石岡市という機器に場所を設定してP波からの距離をその機器が判断すると
いうシステムになっております。それで現在委員ご指摘のように80キロから100キロ圏の東南海沖地震については,一般的なカタログなものですから何秒前に通報があるのかというデータは,今現在は持っておりませんので,今後何か参考になる例等を見まして,何秒ぐらい前にそういった通報が予想されるかということを調査しまして,それに基づきまして,先程ご指摘いただきましたように学校として何が出来るのか,そういった秒数も含めて学校側と十分調整をしながら訓練等,そういった方法については今後早急に進めさせていただきたいと思います。そういうことでご理解をいただきたいと思います。

久保田委員)子どもたちの安全・安心ということでこの機器を入れると思うんで,80キロから100キロ圏の場合にどのぐらいの避難時間が確保できるのかということを,多分計算上で業者さんは秒数を予測できると思うんで,そういったことに基づいて避難訓練をする基礎データがないと,何が出来るか想定できませんので,ただ入れておけばいいんだよということではないと思うんで,是非ひとつ早急に予測時間を業者のほうからデータとして取っていただきたいと思います。

菱沼委員長)暫時休憩いたします。10分程度といたします。

 − 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 次に,「東小学校改築工事に伴う,今後のスケジュールについて」を議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

教育総務課長)東小学校改築事業の進捗状況等につきましてご説明を申し上げます。東小学校改築事業につきましては,既にプールの解体工事が着工されておりまして,間もなく完了できる状況でございます。校舎の建築工事の入札につきましては,6月19日に予定されてございます。今後のスケジュールでございますが,校舎建築の工期が概ね12か月と予定されておりまして,来年の夏休みに引っ越し等の作業を終えまして,2学期から新しい校舎での授業が出来るというようなスケジュールを考えてございます。以上でございます。

菱沼委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
 発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 次にその他の件といたしまして,保健福祉部より発言を求められておりますので,これを許します。

参事保険年金担当)それでは保険年金課関係で,石岡市医療福祉制度の妊産婦医療費助成事業についてご説明を申し上げます。妊産婦医療費助成制度,いわゆる妊産婦のマル福制度ですが,これにつきましては,平成10年11月に創設以来,茨城県の補助事業として県内全市町村で実施されてきました。しかし,県は財源不足から平成21年度の事務事業の見直しを行いまして,平成21年7月1日から制度の改正を行うこととなりました。主な改正点でございますが,これまで妊産婦の方でありますと所得制限はありますが,医療機関の受診は全てマル福制度の助成対象とされておりました。今回の改正で妊娠に直接関係する疾病で,出産のための治療が必要と認められた対象疾病についてはマル福制度の自己負担のみで受診が出来ます。対象外疾病につきましては,マル福の対象外ということになりました。しかし,当市が大きな行政課題として取り組んでおります少子化対策の大きなマイナス要因となることから,行政サービスの低下とならないよう対象外疾病については,市単独のマル福制度で対応することといたしました。従いまして,妊産婦の方は今までどおりマル福制度の医療機関で受診することが出来ます。しかし,県の補助制度と市単独制度の二通りとなり,若干手続きが変わります。手続きの変更につきましては,申請者の方が混乱しないよう対応して参りたいと考えております。これらの周知でございますけれども,6月15日発行の市報に掲載いたします。また各医療機関にポスターを配付し,掲示していただきます。さらに窓口に母子手帳の交付に来られた方にチラシ等を用いましてご説明をしていく予定でございます。よろしくご理解をいただきたいと思います。

菱沼委員長)ただ今の件についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
 発言はございませんか。
 
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 その他,保健福祉部関係で発言はございませんか。

高齢福祉課長)高齢福祉課より説明させていただきます。緊急メモ・救急カードについて,こちらについては地域包括支援センターで民生委員の発案で協議を重ねて,高齢者等がいざというときに活用できる石岡市独自の緊急メモを今年3月末に4,000部作成し,今年4月から民生委員等に2,500部配布を依頼いたしました。また救急カードについても同様に配布する予定です。市民への周知については,広報いしおか7月1日号に掲載予定でございます。以上報告させていただきます。

菱沼委員長)その他,保健福祉部関係で発言はございませんか。
 
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ないようですので,保健福祉部所管の審査を終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして,教育委員会事務局より発言を求められておりますので,これを許します。

教育総務課長)2点程ご報告申し上げたいと思います。まず耐震補強工事に関する取り組みにつきまして,ご説明を申し上げます。耐震補強工事につきましては,昨年度の耐震診断結果に基づきまして,実施設計の委託作業を進めております。対象とする施設につきましては,体育館5施設,それから校舎に附随する配膳室,以上の6か所を予定してございまして,6月8日に実施設計委託の入札を行ったところでございます。この耐震補強工事に関する設計につきましては,耐震診断と同じく判定会議を経なければならないため,早急な対応が必要となることから今回入札を行ったものでございます。以上が当初予算で計上してございます実施設計委託につきましての状況でございます。
 もう1点につきまして,今回経済危機対策,スクール・ニューディール構想に係る教育委員会の取り組みに関しましてご説明申し上げます。この制度の積極的な活用を図って参りたいと考えておりまして,内容としましては,耐震補強事業・デジタルテレビの配備・校務用パソコンの配備などの対応を現在調整しているところでございます。特に耐震補強事業につきましては,当初予算で対応しております先程申し上げました6施設に加えまして,今回の経済危機対策を活用しました小学校校舎等5施設の補強工事を考えております。補強工事の実施設計を急ぐ必要がございまして,先程も申し上げましたとおり,非常に実施設計までの完了までの時間がかかるということから,出来る限り早い対応が必要ではないかと考えております。こういうことから,追加となります実施設計に係る費用につきましては,早い時期に補正の対応をお願いして参りたいと考えておりますので,その辺につきましてもよろしくお願いいたします。以上でございます。

教育次長)先程の中央公民館の補正予算関係につきまして資料の収集等に時間を要しましたこと,まずお詫び申し上げます。私のほうからご説明させていただきたい点がございます。ただ今教育総務課長から,東小学校の改築事業等につきまして入札を行うという説明をさせていただきました。また,新たな経済緊急対策に対します補正予算関係もお願いするということでご説明させていただいた次第でございます。このことにつきまして,東小学校につきましても議決案件ということになろうかと思います。教育総務課長よりご説明いたしましたように工期が12か月程度予定しております。来年の9月に新しい校舎を完成させたいということになりますと,早い機会に契約案件の議決を頂戴しなければならないと考えております。また臨時議会等をお願いして,その対応を図らなければならないかと考えております。この臨時議会の調整について市長室を通じて,議会事務局等々と調整させていただきたいと考えております。また,この臨時会に先程ご説明いたしました補正予算も合わせて提出させていただきたいということで,現在取りまとめをしておりますので,まずご報告させていただきたいと思います。以上です。

菱沼委員長)先程,川村副委員長の質問に対しまして保留となっていた答弁が整ったとのことでございますので,議案第43号についての審査を再開いたします。中央公民館長 助川君より説明を求めます。

中央公民館長)先程はエアコンについて大変失礼いたしました。まず,冷暖房の配管を直すのは1階のみということでご理解いただきたいと思います。2階部分は今のままで対応できるということでご説明をしたいと思います。1階部分のみで対応するわけですが,エアコンを設置する台数につきましては,7台です。1階部分については7台です。それが約470万ぐらいかかると。それでこの設置をするにあたって,6,600ボルトの電気をもって200ボルトに変圧して,これに対応するという形には変圧の施設が必要だと。これが先程のキュービクルなんですが,あいにく府中地区公民館の場合には,この設備がございませんでした。そういうことで新しく新設するということになります。それが細かくは見積もっていませんが,附帯工事とか,今使われているものとか全てを網羅する,いわゆる工事費用・設置費用,その容量等を掌握する。そのためには,この変圧設備を付けなければならないということで,これが500万円以上かかるということでございます。そういうことから外配管にし直すと。それで実は冷暖房機の吸収冷温水機ですが,これがまだまだもったいないということもございまして,それらも含めて勘案してそのようにしようかということを財政課と建築住宅指導課とも協議をして,今回そういう方向で進めようということになりました。

川村副委員長)一生懸命探していただきまして,それはまず御礼申し上げますけれども,設置が7台で470万前後かかってしまうと。それでしかも他にキュービクルが500万円以上かかると。普通の家で,私も駅前にビルがありますけれども,そこでもやはり集中からバラバラに変えたんですが,動力でそのまま使えるものもあると思うんですよ。それから1台50万も80万もするエアコンもあります。但し安いものもあると思います。これは例えばあとはこちらの言い方で,どういうふうなエアコンが付けたいんだとか,それから金額的にはこれぐらいで抑えて欲しいとか,それから方法としては他にないのかとか,いろいろあると思うんですよ。ただこういうふうにしたいんだけど,熱量,エアコン,それから暖房がきくかきかないか,それだけでやるのではなく,ある程度の条件を出しながら,やはりやっていただくのが普通の見積もりではないかと思うんですよ。向こうがやりたいようにやったためということはないかも知れませんが,それじゃまず何社から見積もりを取ったのかお伺いします。

中央公民館長)確かに,今後どのような方法が一番ベターなのかということは,いろいろ協議をさせていただきました。それでまず本体がどうなのかということを検討いたしまして,この本体をそのまま放っておくのが,もったいないということがまずひとつ出ました。まだまだ使える。いわゆるまだ新しいものであるという観点。そして,それを利用して配管にしたほうがいいのか,それから今委員さんが言われたようにエアコン式にして,全部取り替えてしまったほうがいいのか。これについても協議をさせていただきました。いわゆる府中地区公民館の管理会社,管理をして点検をして見てくださる,そこの会社とも協議をいたしました。そこでとりあえず2階部分は今のところ使えると。1階部分についてだけ直す場合に,どちらが費用的に,今後どちらが一番ベターなのかということを管理会社を含めまして協議をしたところ,とりあえず本体をいかして,配管を外配管にしたほうが金額的にもかなり安くできるので,今の財政を考えた中では,そのほうがベターではないかという形でそういう方向で落ち着いたということです。

 〔「何社から見積もり取ったの」との声あり〕

中央公民館長)見積もりは管理会社からいただいたということです。

川村副委員長)私のところもそうだったんですが,集中配管ですとどうしても管理会社が必要なんですよ。年間の管理契約も必要なんですが,個別のものですと管理会社なんか必要なくなってしまうんですよ。逆に言うと。そのエアコンに関しては。だから管理会社から取っていたら,自分の商売の邪魔になるようなことは出さないじゃないですか。簡単に言うと。普通のご自宅では,皆さんのところでも,そういう管理会社に頼んでいるところもないし,それから運営コストがかなり安くなるんです。それで先程ちらっと聞いたところ,石岡の本庁舎に関しても今後は個別にエアコンを付けるべきだという答申が出ているというのを聞いたんですが,これはそれに逆行するじゃないですか。それで確かにまだ使えるということはあるかも知れません。使えるから,そのまま使えばいいんだということではなくて,やはり費用対効果で,いま費用が幾らかかって,それで今後幾らかかるんだと。それから,5年,10年,20年でどれだけの得がどっちに出るんだと。どっちにどれだけの損が出るんだということを計算しなければいけないと思うんですよ。やはりその辺のところが,ですからこちらからもう少しこういう形で,例えばバラバラにやった場合にはどうなんだと。集中でやった場合にはこうなんだと。それからこれは動力で使った場合にはどうなんだと。普通の100ボルトの場合だったらどうなんだということを個別にとって,しかもそれを合い見積もりで取りながらやっていただかないと,皆さんから税金をお預かりして,それを使うだけというそんな馬鹿な話はないと思うんですよ。やはりもっとシビアになっていただいて,余ったというとおかしいですが,そこに使わなくてもいいお金を他にいくらでも回すところがあるわけですから,その辺のところをもう少し考えてやっていただかなければ,私はこれは到底認められないと思いますがね。やはり見積もりの取り方,それから意見を聴いたときの,皆さんからどういう方法がいいのかということを考えて,知恵を出し合ってやっていただかないと私は困ると思っていますので,その辺のところをもう一度お考えを聞かせてください。 

中央公民館長)確かに委員さんご指摘のとおり,今後どういう方向にすべきかということも当然私どももその辺は思慮してございます。それで1階部分のみということで限定をさせていただきました。全館を全部取り替えるということになりますと,またさらに高額な金額になってしまうと。一応1階部分のみの対応ということで,取らせていただきましたので,その場合に変電設備,エアコン,それから外配管でやった場合,どういう形になるかということで一応検討させていただいたということです。もちろん将来的に確かに,例えば省エネ,電気設備管理料,いろいろな面を考慮して考えなければいけないことは理解しているつもりです。ですが,全館をエアコンにしてやるか,それともとりあえず本体がまだまだ使えるという観点で1階部分のみを改善していく場合には,この方法がよろしいのではないかと,話しの中で決まったということです。そういうことでご理解いただければと思います。

川村副委員長)私は到底これは理解できないというのが結果なんですが,1階だけで470万もかかってしまうと。そんなエアコンのシステムというのは,私はちょっと聞いたことがありません。もう少し安いものでも効率のよいものがあると思うんです。ですから,先程から言っているようにやり方と方法とか耐用年数,例えばこれは配管の修理ですから,1階部分の配管の修理で498万8,000円がかかるということなんですが,今後何年か後には2階も同じようになるかも知れません。同じ時に敷設しているんでしょうから,1階だけが弱って2階が弱らないということはないと思うんです。材質も同じものを使っているわけですから。そうするとまた来年でも,同じようなことが起きたら,これはどうやって責任を取るんですかと言いたくなってしまいますよね。それから配電盤がなくたって出来ると私は思っております。家にもありません。駅前のビルですと,5台ぐらい使っていますから,動力が3台使っていますので,これは大きいものですが,そんなあれはまずあり得ないですよ。それから先程言っている1階が修理で500万かかってしまうのはいいとしても,2階の配管の状況がどうなのか,それから今使っているクーラーが何年に設置して,耐用年数からあと何年ぐらい使えるのか。その辺のところをお伺いいたします。

中央公民館長)配管のことですが,1階部分については地下埋設のために,そういうことで修理箇所を見つけることが不可能であるということで,外配管にするということです。それから,もしも2階がどこか漏水が起きるだろうと。そういう可能性があると。その場合には,その部分の修理が可能であるということを確認しております。その部分だけを修理すれば,2階部分については対応できるということです。それから本体は平成7年11月に設置されたと確認しております。耐用年数については確認しなかったのですが,まだまだ使えるということを伺っております。それから変電設備については,これだけの容量を使うのには変電設備を設けなければならないと。それからこの変電設備を付けることによって東電との契約,電気料も自家用の変電設備を設けることによって電気料も安くなるということも聞いております。そういうようなことをいろいろな観点から,今回は外配管にして直すということでご理解をいただければと思います。

川村副委員長)平成7年度に設置したということであれば,今平成21年ですから,14年間ですよね。あと何年ぐらいこれは先程言いましたように耐用年数と言いますか,アバウトで結構ですので,これはどのくらいなのか試算を行っているのか。それから,変電設備がなければ駄目なエアコンではなく,変電設備がいらないエアコンというのは,そこに付けることが出来ないのかどうか,それもお伺いをしたいと思います。

中央公民館長)その辺については,私のほうでそれは必要なんだという話を聞いております。今委員さんが言われましたように,それを付けなくてもいいエアコンが付けられないかということですが,その辺について私はそこまで分かりませんでしたので,申し訳ございません。耐用年数については確認してきます。

菱沼委員長)暫時休憩いたします。

 − 休 憩 −

菱沼委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ただ今の件につきまして,教育次長より発言を求められておりますので,これを許します。

教育次長)今回,府中地区公民館管理運営経費といたしまして,空調設備改修工事費498万8,000円ほど補正予算の計上をお願いしているところでございます。今各委員さんからいろいろな問題点がご意見として出されたことを踏まえまして,もう一度この設置工事については精査させていただき,工法等の見直しを含めて対応を図ってまいりたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。

川村副委員長)わかりました。いろいろな角度から検討していただいて,よい方向にもっていっていただければ有り難いと思います。よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
 
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第43号「平成21年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」のうち,当委員会の所管に係る部分を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。
 
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査はすべて終了いたしたわけでありますが,これらに係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,その他の件といたしまして,何か発言はございませんか。

櫻井委員)以前にもご提案申し上げましたが,小中学校の統廃合に関して答申等が出まして,内容を拝見しました。そういう中で一つの提案なんですけれども,例えばの話ですが,城南中学校区,あとは八郷南中学校区に関して隣接するつくば市などが部分的に導入している小中学校一貫という方向付けも検討していっていいのかと思うんですよ。今後どういう運びになるかわかりませんけれども,そういうことについて担当部ではどのようなお考えをもっているのか,お聞きしたいと思います。また,これまでにも八郷高校の利活用ということでご提案申し上げてきましたが,今回代替え校舎として有明中学校の臨時校舎みたいな形で使うということはご説明を受けましたが,やはり統合中学校としての利活用も考えていっていいのかと私は思います。それにはもう一つの理由といたしまして近い将来統合小学校という問題も柿岡小学校には発生します。そういう時に柿岡中学校の土地を利活用するということも考えられると思うんですね。ですから,そういうことも含めてお考えがあればお尋ねをしたいのと,今後そういう動きの中で検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

教育長)1点目の小中学校については,確かにつくばでも検討課題ということでスタートしているわけですが,本市でも今言われた地域の児童生徒の動きをみながら,また地域性も考えながら検討課題としてやって参りたいと思っております。以上です。

櫻井委員)つくば市の資料をホームページでとったんですが,いろいろメリットがあるんですね。6,3制から一貫して9年に進めるということ,義務教育を一貫してやるということに対してのメリットはたくさんあると言われているわけで,特に過疎地等にはいろいろな面で効果があるということで,幾つかあるんですが,ホームページ等でご覧になっていると思うんですが,その中には小中12から18学級というところを対象にやっているようですが,仮に平成26年度を例にとりますと,城南中が中学校で6クラス,小学校が9クラスということで15教室を確保することによって,技術的には可能です。これは単純にクラスだけの話ですが,丁度その枠内に入っています。八郷南に関しては,中学が4クラス,小学が8クラスということですから計12クラスということですので,数合わせだけではなくて地域性,全てがスクールバスではなくて,カバーできると思います。柿岡に全て集めようとなった時には,スクールバスの台数とか距離とか時間とか,いろいろ危惧される部分がありますのでこういうことも含めて検討していただきたい。これは要望しておきますけれども,今後よろしくお願いしたいと思います。

教育総務課長)先程委員からお話がございました八郷高等学校の旧校舎の活用につきまして,ご提言いただいたわけですが現段階では,現在の計画としては柿岡中学校の改築につきましては,現在の場所という形で計画を進めているところですのでご理解をいただきたいと思います。

櫻井委員)わかってはいるんですが,その後,柿岡小学校の統合の問題が出てくるんですよ。現小学校の跡地で統合小学校の敷地としては使えないと思いますよ。そういう観点から現柿岡中学校の敷地を使うことが,財政的にもメリットがあるのではないかということで提案しているわけです。その辺をよく考えていただきたいと思います。スタートしては止めることはできないので。

教育次長)統合の問題につきましては,各委員さんご案内のとおり答申書が出されております。一般質問等でもご説明させていただいておりますように,今後この問題について夏休み期間等を利用して説明会を行ってまいります。そういう中でも今櫻井委員さんから出ました柿岡小学校の問題についてもご説明しながら,どのような意見が出るのか,また委員会でこういうご意見を頂戴いたしましたので,そういう点も含めていろいろと検討してまいりたいと考えております。

櫻井委員)いろいろな人がいろいろな考え方をもっています。ですから保護者の方からそういう意見が必ず出るとは限りませんが,今言ったようなこと,ご提案申し上げたようなことも含めて,次長にはこういう意見も出たということを強く説明して,どうでしょうかと。こういう考え方もあるということも住民には説明した中でご意見を求めていただきたいと思います。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。

川村副委員長)今八郷高校のお話が出ていましたが,私の中では八郷高校を有明中の代替え校舎に使うということは聞いたのかと。しかもこの委員会でそういう議論がなされたのかと思っているんですが,その辺のところはどうなんでしょうか。

教育次長)委員会での論議というのは頂戴しておりません。ただ,その方法論,今回有明中学校の耐震診断結果が出されました経過の問題につきまして,委員長のほうにご説明させていただいた経過はございますが,委員会の中で論議されたという経過はございませんでした。やはり緊急性を要しておりますので,すぐにでも安全・安心の確保が出来る八郷高校の利用ということを現在保護者の方々にしているという状況でございます。

川村副委員長)今もいらっしゃいますが,J新聞さんによりますと,市教育委員会は既に5月1日の同校PTA総会でこの案を説明していると言っておりますが,私たち教育福祉委員会には何ら説明されていないと。だったらこういう教育福祉委員会は要らないのかと。やはりきちんと議論すべきところは議論をして,それで結果を出してやるべきなのかなと。やはり順序が間違っているんじゃないかと思います。緊急性を要しているなら,緊急性を要しているようにやるべきだと思うんです。だから,これだって先程のことをぶり返すつもりはありませんが,きちんと前に説明があって,こうだということになれば,その時に出来ているのではないかと。これに関しては,他の方々が知っていて,我々の委員会が知らなかったと。これは他の委員さんはどう思うか分かりませんが,私はおかしいと思っておりますので,この点についてお伺いしたいと思います。

教育長)今回教育福祉委員の皆様にご説明しなかったということに対しましては,大変申し訳なく思っております。ただ学校でPTAの役員の集まり,総会のタイミングが教育委員会の今の段階での緊急性,あるいは耐震を発表した中では,最大の早さということがありましたので,地域の状況・学校の状況を把握するというような意味で,提案したわけですが,今後このようなことがないように対応してまいりたいと思います。

川村副委員長)それで,これは案を説明したということですが,これは決定ということでよろしいんですか。
教育次長)あくまでも,教育委員会事務局として,今回の耐震診断に基づく,有明中学校の緊急避難の対応策としてお示ししてあります。決定ということではございません。

川村副委員長)決定でなければ何故この場で出さないんです。こういう形で今されていますけれども,どうなんですかということが,何故この場に出ないんですか。

教育次長)大変これは申し訳なく思っております。まさに,この場で委員長にのみ,こういう形で進めさせていただきたいということをもって対応してしまったことについては,深く反省したいと思います。

川村副委員長)反省しているのはいいんですが,この場で皆さんで討議すべきではないんですかということを言っているわけなんですよ。この八郷高校で有明中のものをこうやって使いたいと。これを諮るべきなんじゃないかということなんですが,もう既に終わったことだからと。だから先程決定なんですかということを聞いたわけです。

教育次長)先程もご説明させていただきましたように5月1日,5月9日ということで2回にわたりまして,この有明中学校の保護者の方々に対しまして八郷高校を利用していただきたいということで説明いたしております。説明いたしておりますので,そういう点でひとつご了承いただければということで,確かに教育福祉委員会の中でいろいろなご意見を頂戴することも必要であると感じております。ただ既に説明しておりますので,そういうことでご了解いただければと思います。

川村副委員長)了解する,了解しないよりも,私はこれは順序が間違っているということで素直に認めていただいて,今後こういうことがあるかないか,やはりあってはいけないことだと思っておりますので,そういうものを決める場であると思っていましたから,そういうことを決める場でなければ,話は別だと思いますが,やはり他の委員さんも多分ご不満な点があるのかと思いますが,皆さん静かになっているからあれですが,私は承服できないと思っていますので,説明ではなくて,これでよろしいですかという,きちんとした議論をしていただかないといけないかと思っておりますので,よろしくお願いいたします。

菱沼委員長)ほかに発言はございませんか。
 
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。




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