〒315-0195 茨城県石岡市柿岡5680-1(八郷総合支所) Tel 0299(43)1111 内線1421 gikai@city.ishioka.lg.jp |
池田委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の委員会から,先の市議会議員補欠選挙で当選され,当委員会の所属となりました委員3名が出席しておりますので,議事に入ります前に,執行部各位におかれましては,自己紹介をお願いいたします。 なお,保健福祉部長・教育次長には,部の組織機構,概要等につきましても,併せて簡潔にご説明願います。それでは,保健福祉部,教育委員会の順にお願いいたします。 保健福祉部長)保健福祉部長の金子です。どうぞよろしくお願いいたします。私からは平成21年度保健福祉部の概要につきまして,ご説明をさせていただきます。最初に保健福祉部の概要の1ページをご覧ください。組織につきましては,社会福祉課・高齢福祉課・こども福祉課・保険年金課・健康増進課・ひまわりの館の5課1館で,私を含めまして152名体制で事務処理にあたっております。それから21年度の主要事業でございますが,社会福祉課につきましては5ページから7ページに記載しております。民生委員児童委員の支援や障害者福祉事業・生活保護事業などを行っております。また20年度の繰越明許事業として柿岡地区に福祉作業所『ゆり』の改築を今月末の完成を目指して,工事が行われているところでございます。それから高齢福祉課につきましては,8ページから9ページにかけまして,高齢者福祉増進や介護保険・介護予防事業などを行っております。次にこども福祉課については,10ページから11ページに記載しております。子育て夢づくり応援プランなどによりまして子育て支援を進めております。また本年度は柿岡地区に合併特例債事業で,統合保育所整備を来年2月の完成を目指して,工事を進めております。次に保険年金課につきましては,12ページに掲載しております。医療福祉・老人保健・国民健康保険・後期高齢者医療保険などの事務処理をいたしてございます。次に,健康増進課につきましては,13ページに市民の健康保持・増進などの事業を実施しております。本年度につきましては,4月に発生いたしました新型インフルエンザの予防の情報提供などを行っているところでございます。次に,ひまわりの館につきましては,14ページに健康・生きがい・交流の地域福祉サービスの拠点施設として運営管理をしております。本年度はターゲットバードゴルフ場の造成工事を行いまして,完成をしているところでございます。以上でございます。 保健福祉部次長兼福祉事務所長)自己紹介させていただきます。保健福祉部次長兼ねまして福祉事務所長の石井でございます。よろしくお願いいたします。 参事兼保険年金課長)参事兼保険年金課長の高野でございます。よろしくお願いいたします。 参事健康増進担当)参事健康増進担当の山本です。 健康増進課長)健康増進課長の上曽です。よろしくお願いいたします。 介護保険室長)介護保険室長の黒崎です。よろしくお願いいたします。 こども福祉課長)こども福祉課長の冨田です。よろしくお願いいたします。 高齢福祉課長)高齢福祉課長の田中でございます。よろしくお願いします。 教育長)教育長の石橋です。よろしくお願いします。 教育次長)教育次長の土師照夫と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。私からは平成21年度の教育委員会の事務事業について,まずご説明をさせていただきます。最初に組織につきましては,学校教育課・教育総務課・生涯学習課・中央公民館・文化振興課・スポーツ振興課・中央図書館・学校給食課の6課2館によりまして,職員数100名をもって執務にあたっております。次に各課の事務分掌についてでございますが,教育総務課におきましては,教育委員会の会議に関することをはじめ,施設等の整備・維持管理に関することなど,27項目の事務分掌で担当いたしております。学校教育課は,児童生徒の就学及び学級編成に関すること。学校教育及び教育に係る調査統計に関することなど,学校教育に関する事務を所掌いたしております。生涯学習課は,社会教育に関する事務と社会教育関係団体に関する事務,さらに学童保育事業等の放課後子どもプランに関することなどを事務分掌といたしております。中央公民館は,石岡地区4公民館・八郷地区8地区公民館の運営・連絡調整などを所掌いたしております。次に,文化振興課は芸術文化の振興や文化財の保護保存に関することなどの事務を担当いたしております。スポーツ振興課は,社会体育・スポーツ・レクリエーションの計画・実施と共に,各運動施設の維持管理を所掌いたしております。中央図書館は図書の貸出業務・資料の収集などを行っております。学校給食課は,市内小学校19校,児童約4,500人,中学校8校,生徒約2,200人の学校給食の提供業務を行っております。以上が各課における事務分掌の概要でございます。次に,平成21年度における主要事業についてご説明申し上げます。5ページからになります。教育委員会における21年度の主な主要事業は,教育総務課におけます東小学校の改築事業を現在進めておりますが,この経費6億5,911万6,000円。さらに新規事業といたしまして,小学校費では小学校の耐震補強のための実施設計委託料,当初予算で2,000万円になっているかと思いますが,補正予算2,877万円と合わせまして,4,877万円をもちまして,府中小学校の体育館・石岡小学校の体育館と配膳室・北小学校の体育館・南小学校の体育館と校舎・関川小学校の体育館・柿岡小学校校舎について,耐震診断の結果がIs値0.4未満でございますので,このものについて実施設計を現在発注いたしております。また,中学校費では小学校同様,耐震化事業といたしまして,府中中学校の体育館・城南中学校の体育館の2施設につきまして,補正予算を加えました1,721万4,000円をもって,耐震の実施設計を現在発注いたしておるところでございます。新規事業といたしましては,合併特例債事業にも取り上げられております,柿岡中学校の改築事業を進めるための基本構想委託料150万円,また文化振興課の所管であります文化財整理センター改修事業として2,019万2,000円を計上いたしまして,旧石岡市にありました学校給食センターを改修し,これを整理センターという形で活用を図るものでございます。この工事については,現在終了し,現在利用いたしております柏原にありました消防の出張所等で保管しておりました出土品につきましては,全部そちらに移動を完了いたしております。なお,柏原の出張所につきましては,解体をいたしまして,更地として借主さんに返還をするという予定でおります。その他の各課におきましては,例年経費の計上をもちまして,事務事業の推進を図っているところでございます。以上が教育委員会におきます事務事業の概要でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 参事教育総務担当)参事教育総務担当の松崎でございます。よろしくお願い申し上げます。 参事学校教育担当)参事学校教育担当の上田です。よろしくお願いいたします。 教育総務課長)教育総務課の上曽でございます。よろしくお願いいたします。 学校教育課長)学校教育課の冨田英次と申します。よろしくお願いいたします。 生涯学習課長)生涯学習課長の菊地です。どうぞよろしくお願いいたします。 池田委員長)次に,当委員会の所属となりました委員各位の,自己紹介をお願いいたします。 高野委員)高野 要でございます。ひとつよろしくお願いいたします。 村山委員)村山 裕です。よろしくお願いします。 村上委員)村上泰道です。よろしくお願いいたします。 池田委員長)それでは,これより議事に入ります。 本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書の順に進めていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。 はじめに,陳情第37「介護療養病床廃止中止を求める意見書採択を求める陳情」を議題といたします。本件については,先の第3回定例会において当委員会に審査付託され,9月9日の委員会において審査をいたしましたが,さらに調査・検討する必要があることから,継続審査といたした案件でございます。なお,9月30日現在の他市町村議会の審査結果につきましては,お手元に配付いたしました資料のとおりでございます。それでは,本件について,前回の審査を踏まえ,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 川村委員)前の時と違いまして,今回政権が代わったということで,政策も変わってきたみたいです。特に今回の介護療養病床の廃止を凍結するという答申が出たみたいですので,それに関して,そうするとこれは既にいらないのかなと思うんですが,その辺のところについて,執行部からの意見を求めたいと思います。 介護保険室長)新聞によりますと平成21年11月2日,長妻厚生労働大臣が衆議院予算委員会のほうで,民主党の平岡議員の質問に答えたもので,介護療養病床の廃止については凍結する方針であるという回答を述べております。介護療養病床を,今までの方針でありますと廃止しまして,それに代わるものとして,老健施設ですか,そちらのほうを設置するという形ですが,現在の状況におきましては,老健施設への転換があまり進んでいないと。そういうことを踏まえて,介護療養病床の廃止という話が出てきたものと思われます。 川村委員)そういう状況ですと,この陳情が的を得ているかどうかということになってくるかと思うんですが,その辺のところがどうなのかなと思うんですが,各委員の方はどのように思うのか。まず多分今の状況では,民主党と言いますか,厚生労働大臣がそう言っているわけですから,そのままいくのではないかと思われるんですが,それでも出したほうがいいということであれば出せばいいと思います。 菱沼副委員長)陳情第37「介護療養病床廃止中止を求める意見書採択を求める陳情」ということで,先程川村委員からも話がありましたが,これは前回から継続審査ということでなっているわけですが,川村委員からもありましたとおり,長妻大臣のほうから凍結ということでの表明がなされているわけであります。現状そのような形で,これは委員会で述べられている部分でありますが,実際これは出しても,結局大臣が凍結という状況にあると,基本的には認められないという状況があるわけですが,今後のあり方の部分においては,介護療養病床中止という部分においては,そのままとおるという状況がありますので,この部分においては出しても,出さなくても,最終的には国のほうの判断という状況になりますので,私としては,この意見書採択を求める陳情の部分においては,出してもいいのかと思います。以上です。 池田委員長)暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,討論を終結いたします。 これより採決に入ります。陳情第37「介護療養病床廃止中止を求める意見書採択を求める陳情」を採決いたします。 お諮りいたします。本陳情については,その趣旨・願意を妥当と認め「採択すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 ただ今,「採択すべきもの」と決しました陳情第37につきましては,意見書提出を求めるものであります。 よって,お手元に意見書の案文を配付いたします。 〔意見書案文の配付〕 池田委員長)それでは,意見書の案文について何かご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。 ご意見等はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。 陳情第37の願意達成のため,当委員会提出議案として,お手元の案文のとおり議長に意見書案を提出いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,陳情第38「地域の県立高校の存続と,30人以下学級実現で,ゆきとどいた教育を求める意見書提出に関する陳情」を議題といたします。 なお,受理の経緯及び陳情趣旨・陳情事項については,お手元に配付しております文書表のとおりでございます。 それでは,本件について,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。 菱沼副委員長)陳情第38「地域の県立高校の存続と,30人以下学級実現で,ゆきとどいた教育を求める意見書提出に関する陳情」ということでございますが,これも前回からの継続ということで審査になっているわけですけれども,これは昨年にも出されまして,それを昨年しっかりと議論・検討した結果,前回は不採択という状況でした。それと先程,暫時休憩の中で教育長からも話がありましたが,県の動向についても大きく変わっていないという状況の中では,今までの流れと同じであるという状況でありますので,石岡市に今回出されたこの陳情に関しましても,前回同様,不採択とすべきであると考えます。以上です。 池田委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 陳情第38「地域の県立高校の存続と,30人以下学級実現で,ゆきとどいた教育を求める意見書提出に関する陳情」を採決いたします。 お諮りいたします。 本陳情については,「不採択とすべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本委員会に付託されておりました案件の審査は,終了いたしたわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,その他の件といたしまして保健福祉部より発言を求められておりますので,これを許します。 健康増進課長)新型インフルエンザ関連について,ご説明したいと思います。新型インフルエンザのワクチン接種については,テレビ・新聞等で数多く報道されて,国によりスケジュールが提示されているところですが,石岡市においてもそちらのスケジュールに合わせた中で,新型インフルエンザのワクチンの接種について,今現在実施し始まっているところでございます。接種順序については,10月19日より医療従事者,11月2日より妊婦ということです。また同じく基礎疾患を有する方々の中の最優先者,これらについては最優先という部分では1歳から 小学校3年生に相当する年齢のもの,小学校4年生から中学校3年生に相当する年齢のものと,あと入院患者ということでございます。また,幼児につきましては12月よりとなっております。また健常者の小学校1年生から3年生については12月15日,1月の初めからは1歳未満児の保護者,1月15日以降につきましては,小学校4年生から中学生及び高校生,あと65歳以上の高齢者に順次接種のスケジュールが決定しているところでございます。これらのスケジュールについては,報道にもありますように随時前倒しをしながら,スケジュールが早まっているのが,現状でございます。その中で,市においてもワクチン接種について,助成をすることと決定しております。接種費用でございますが,今現在1回,2回というような報道の中で2回接種の場合としましては,全国一律で1回目は3,600円,2回目は2,550円,2回目を1回目と異なる医療機関で接種した場合については,1回目と同様の3,600円となっているところです。優先的に接種できる方々に対し,接種費用の助成ということで,助成金額は2,000円の補助を実施いたします。また優先接種対象者の内,低所得者,市民税非課税世帯及び生活保護世帯に属する方へは接種費用の全額の助成を実施いたすところです。財源につきましては,国庫補助金と一般財源となるわけですが,これらの助成については,来週中には11月26日を目途に新聞折り込みのチラシにより,市民の方々への広報の実施を計画しているところでございます。以上です。 池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 菱沼副委員長)今,上曽課長のほうから新型インフルエンザのこれまでの経過及び今後の対策についてということでご報告があったわけですが,非常に大事な案件でございますので,今のスケジュール等について委員会のほうに提出をいただきたいと存じます。委員長,取り計らいの程よろしくお願いいたします。 池田委員長)ただ今の説明に関する資料については,石岡市議会委員会条例第23条の規定に基づき,委員会として要求いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 執行部には速やかに資料を提出されるようお願いいたします。 川村委員)先日ある市民の方から言われまして,新型インフルエンザのワクチンをどこに行ったら接種が出来るんですかと。このように言われました。その方はお孫さんが小学校3年生だそうでございます。お近くのところへ行ったらいいんじゃないですかと言っても,なんか本当にそこにワクチンがあるのかないのか,確認が分からないと。それで先程言っていました助成金に関しても,どのようになっているのか分からないと。先程の課長の話ですと26日には折り込みを入れるというお話だったんですが,その前の方々がどうしても不安になっていると。もしも26日に一発で入れた場合に,今度相当,その日か次の日は混むのではないかと思われるんですが,やはり前にある程度周知を徹底させてあげて,医療機関のほうにもあまり混雑がないようにとか,特にそこだったらば,医療機関で特別な計らいでワクチン関係だけはスムーズにやってくれるとか,そういうのが,あるのかどうなのか,お伺いしたいと思います。 健康増進課長)ワクチンがどこへ行ったら接種できるのかということでございますが,案としてこういう案はありますが,まだ精査をしていないものですから,これらについては,そういう中で接種場所については,チラシにより配布する予定をしております。また,かかりつけの医療機関にご相談くださいということで,このチラシの中に折り込んであります。また,今委員のほうからのご質問では,ワクチンがどこにあるのか分からないというような接種関係については,季節性のインフルエンザの中で,相当接種を希望したんだが,なかなか出来ないということで,保健センターのほうにも相談が数多く寄せられているところなんですが,実際に季節性のインフルエンザにつきましては,なかなか接種が出来ないような状況の中で,今度新型インフルエンザの接種という中においては,市民の方々の中では,そういう懸念をしている方が多いとは考えております。そういう中で出来るだけ分かるような形で,接種場所については広報をしていきたいと思っております。あと,医療機関を当初は,広報の中に何々病院へ行けばというような形で広報を予定していたところですが,医療機関を調査したところ,医療機関においてもワクチンがどのような形で供給されるのかという部分で,医療機関においても名前を出して欲しくないというような部分もありまして,医療機関の公示については,今まだワクチンが当時調べたのと時間がずれる度に国の方針も変わるし,ワクチンの供給状況も計画ですから,変わるのはおかしいんですが,そういう中で計画が段々前倒しになり,かなり当初考えたよりはワクチンの供給が緩やかになるのではないかということで,また再度医療機関については,公表について調査をかけているところです。 川村委員)ありがとうございます。今のですと何がわかっているのか,わかっていないのか,私もちょっと意味が掴めないんですが,先程課長が言ったのは,11月2日から妊婦から,それから最優先の方々にはやるんですよと言ってらっしゃいましたよね。それで,今現在はワクチンがあるのかないのか,それがちょっとよく分からないし,それからどこへ行ったら,その接種が受けられるのか,それも新型インフルエンザなのか,季節性のインフルエンザの接種なのか,その辺のところも普通の一般の方は,まして分からないんですよ。私は今説明を聞いていても分からないわけですから。それが,まだまだ,そのまま御座なりになって,不安をかき立てると。ですから,その医療機関もまだ公表は出来ないんだとか。それから,インフルエンザの予防接種に行くだけで何時間も待たなければならないとか。それのラインを別に作ってもらって,スムーズにいくような方法がないのか,その辺のところをどのように考えているのか,市民の立場に立って,市民の方が安心できて,そこに行けば安心で,例えば申し出をこういうふうにすれば,接種費用の軽減が図られるんだとか,先程言っていましたが,それがスムーズにいくような説明を皆さん方にもしていただければ有り難いと思っていますが,よろしくお願いしたいと思います。 健康増進課長)わかりましたということにはなってしまうんですが,このチラシの中においては,いろいろな風評,ワクチンについては,季節性のインフルエンザ,また新型インフルエンザということで,新型インフルエンザということのワクチンの接種ということで,広報にはこれから努めていきたいと思うんですが,その中で今現在の案としては,接種場所についてはということで,読み上げさせていただきたいんですが,「内科・小児科・産婦人科の医療機関で受けられます。接種を行っていない医療機関もありますので,詳しくはかかりつけの医療機関等にご相談ください。また,11月は妊婦と基礎疾患を有する方々の順番となっておりますが,現在十分なワクチンが各医療機関に配布されておりません。そのため,一部の妊婦の方と重症化リスクの高いなど最優先グループに属する基礎疾患を有する方のみが接種できる状況となっております。妊婦と基礎疾患を有する方々でワクチン接種を希望される方はまずは,かかりつけの医療機関にご相談ください。」と。その下に今後のワクチン配布スケジュールの情報を見ながら,かかりつけでない方でも接種可能な医療機関については,順次広報誌等でお知らせいたしますというような表現の仕方でチラシの配布で周知を徹底したいと思っているところです。あと,ホームページ・メルマガ等において,実施していきたいと思っております。以上です。 川村委員)26日に折り込みを入れますよね。そうしたらどうしても私は混乱が起きるのかなと。そこで,当日または翌日に相当数の方がいらっしゃって混乱をきたすかと思います。それに関しての対策というのは,なされていないというのが,現実ですよね。ただお知らせして終わりなわけですよね。そちら側としては。その辺のところどうなのかお伺いします。 健康増進課長)今のご質問の中にあったわけなんですが,混乱をきたすということで,スケジュールに沿ってなされるわけですので,そういう中でかかりつけ医者と医療機関と相談しながらという形にしか今現在なっていないと。医師会との話し合いの中で,そのような部分でも話をされているところなんですが,実際今ワクチンがどのような形で供給されるのか。あくまでも国の主導の中でのスケジュールですので,ワクチンが国より供給されない場合は,接種できないということとなっております。国がワクチンを管理しておりますので。そういう中で,あくまでもかかりつけの医療機関に電話をして,私はこういう,先程説明しましたが,妊婦さん,基礎疾患を有する方,幼児,小学生から高校生までの年齢に達するものと。あと高齢者ということで,順次接種ということで,このカテゴリーの中の部分で接種を進めていくということで,こういうことであれば対応できるのかなということで医師会としては,そういう返事をもらっているところです。ただ,今川村委員さんのほうからありましたような中で,医療機関の中でも相当混乱をきたすようなことはあるわけなんですが,我々もそれ以上,なかなか良い方法を,各市の状況等を見ながら,また広報に努めていきたいと思っております。以上です。 塚谷委員)今上曽課長から,事細かに説明を受けたんですが,やはり市民の方,あるいはそういう形の中で,そういう状況の中で,より一層不安を増すような感じ,要するに危機管理というか,石岡市全体にインフルエンザというものは,危機管理であると思うんですね。やはり,もう少し説明文をはっきりしてもらうこともあるし,あるいは,いつもファックスでインフルエンザの患者状況等がたくさん流れてきました。これやはり石岡市として,今後今の状況の中でこれは今がピークなのか,あるいは今後どういう形になるのか。この患者数が石岡市内においてどれくらいいるのか,それをお聞きしたいことと,また学級閉鎖とかそういう形になっていますね。その学級閉鎖,学校閉鎖,そういう形の中で,やはり子どもたちが1週間程度,そういう形の中で休むということになれば,いろんな形の中で,子どもたちの授業的なものも遅れをとるし,そういった形の中でケアというか,そういう形もどういうふうに考えているのか。それもひとつお聞きしたいと。それで,医療機関についての今話がありましたが,原則として医療機関ではそれは予防接種は出来るんだけれども,最寄りのところへ聞いていただきたいということになると,その意味がはっきりした形で説明できるような体制を取っていただきたいと思っております。その点について,ひとつお聞かせ願いたいと思います。以上です。 学校教育課長)学校教育課の冨田でございます。今質問がございました,小中学生の新型インフルエンザ発生の状況についてお話し申し上げます。小中学生のインフルエンザの罹患患者ですが,7月から8月中にかけては,小学校で5名,中学校で1名出ました。この期間は丁度夏季休業中でございましたので,学級閉鎖はございませんでした。続きまして9月7日から10月3日までの1か月スパン,1週間ごとに割り振っているものですから,このようなスパンで答えさせていただきます。この期間小学生は14名,中学生は69名,合計83名。この期間,学級閉鎖をしたのが中学校で6学級ありました。10月4日から10月31日,小学生474名,中学生336名,合計812名。この期間の学級閉鎖,1学年1学級のところは学年閉鎖という形になるんですが,小学校で40学級,中学校で26学級,合計で66学級,続きまして11月1日から患者数のほうは11月14日,先週の土曜日までの合計です。小学生は494名,中学生200名,合計694名,本市の7月から現在までですが,小学生987名,中学生は606名,合計1,593名が罹患しております。学級閉鎖のほうなんですが,11月1日から11月17日,昨日決定した段階では,小学生が40学級,中学生が15学級で合計が55学級,今まで全て合計しますと,小学校で80学級,中学校で47学級,合計しまして127学級が学級閉鎖及び学年閉鎖しております。学校全体が休校という形での臨時休業はございませんでした。続きまして,授業に関するご質問でございますが,まずは,学級閉鎖・学年閉鎖をした場合には,当然その分の授業を確保しなければならないという観点から,教育委員会としまして,1つは学校側に示した状況におきましては,小中学校とも5時間の日がありますので,5時間の日に6時間目の授業を確保する。更には,様々な学校行事で行っている内容をもう一度精査をしまして,5時間かけていた学校行事を4時間にして,その時間を授業に振り分けると。更には,朝の自習時間,帰りの時間等の時間にドリル等の徹底を図るということで,対応しております。更に,冬休み2日間,授業日を設けまして,この期間全小中学校とも授業を実施しまして,授業を行うと。これについては,給食を2日間出していただくという形で対応いたします。今後,更にまた広がる可能性はあるんですが,それぞれの学校で,それぞれの状況に応じて,学級閉鎖・学年閉鎖した学校においては,授業数の確保,更には時数ばかりではなく,履修内容のきちんとした履修も行うように指導しております。以上です。 健康増進課長)新型インフルエンザはピークかという認識はということなんですが,まだまだ,今学校関係の説明にあったように,まだまだ罹患される方は増えるのかなということで対策をしているところです。また医療機関については,先程説明しましたように,医療機関の新型インフルエンザ予防接種場所と医療機関として公示について,今調査をしているところです。この調査については,昨日ですが,ワクチンの供給本数について把握したいので,三種混合を実施している医療機関についての実績の8割について,供給する予定があるのでということで,調査が入っております。そういう中で,今度はワクチンがこれまでの供給本数が表示されない中での予防接種について,医療機関として広報してよろしいかというような調査の仕方だったんですが,今回についてはワクチンが実績により供給できるというような項目が入っているので,ある程度の医療機関が広報誌に接種機関として広報できるのではないかと思っております。計画の中では,12月15日の市報に折り込めればということで進めているところです。 塚谷委員)健康増進課につきましては,やはり住民の方々に不安を与えないように精一杯努力していただきたいと,そのように思っているところです。また,学校教育課におきましては,ただいまの答弁をいただきまして,大変安心をしたところです。今後中学生においては,受験シーズンになってきますので,精神的不安もあろうかと思いますが,何とぞ気を緩めないでやっていただきたいと思います。以上です。 川村委員)学級閉鎖ということで,ちょっとお伺いしたかったんですが,今現在多分患者数が1クラスに2,3人だと学級閉鎖かと思うんですが,それを多分3人だとバタバタ,バタバタと学級閉鎖が多くなってしまうのかと。5人,6人ぐらいが,いいか悪いかわからないんですが,そういう緩和措置をとったほうがいいのか,とらないほうがいいのか。それから,あと幼稚園・保育園に関してもやはり小さい子どもが移るのは同じですので,そうかといって,保育園をそう簡単には閉園に出来ないというところで,どのようなご指導をなさっているのかお伺いしたいと思います。 学校教育課長)ただ今のご質問の中で,国や県が以前から示しておりました,同一集団7日以内に2人以上の罹患が発症した場合には,学級閉鎖及び臨時休業の措置をとりなさいという指針があったんですが,周りの状況や本市の状況などを踏まえて10月19日に,各学校に15%という数字,目安を出しました。これは,その前の週の定例教育委員会におきまして,委員の中の柏木先生のほうにアドバイスを求め,更に,それまでの本市の状況を踏まえて2人出たので学級閉鎖をするということになると,様々な学校運営上,問題があるし,更には,この休業期間も7日間ということを含めますと,今後のこともかなり大変だということで,休業期間も一応5日間という状況で目安を示しました。これは,あくまで目安でございまして,場合によっては,3人の場合に,周りの子どもたちの健康状況を把握した段階では,インフルエンザとは診断されないが,発熱,あるいは早退者がいる場合には,3人でも学級閉鎖をすると。あるいは休業,あるいは休みの続いた連休明けに,欠席患者がちょっと多いんだが,これは新型インフルエンザと判断されていない部分もあるので,欠席がちょっと多い目であるが,明日はその状況を踏まえて,今日から学級閉鎖ではなく,明日あるいは明後日まで状況をみて,それからやるというふうに,様々に状況がありますので,学校・学校医,場合によっては柏木先生のアドバイスを受けながら,今まで対応して参りました。今後もその状況等を学校とよく把握した上で,この15%,5日間というのをあくまでも目安として実施していきたいと考えております。以上でございます。 〔「幼稚園については」との声あり〕 学校教育課長)東幼稚園は私どものほうの管轄でございますので,これについては,同じような対応でしております。 こども福祉課長)私のほうからは保育所についてご説明いたしたいと思います。保育所でインフルエンザが発生した場合についてでございますが,最初に施設の設置者は保健所への報告基準というものがございます。それは,最初の患者発生後7日以内に10人の患者が集団発生した場合とされておりますけれども,茨城県におきましては,それ以前の対応の基準というものがございまして,最初の患者発生後7日以内に2人の患者の発生を保健所への報告基準とすることになっております。それで,保育所等の臨時休業の基本的な考え方については,茨城県新型インフルエンザ対策本部より示されております学校及び社会福祉施設等における臨時休業の取り扱いにかかる基本的な考え,これは,平成21年8月25日付けで出た文書でございますけれども,これに基づき取り扱われたいという文書が県のほうからきております。それで,現在はこれにおいて行っているわけでありますが,保健所とも連携をとりながら,臨時休業については,慎重に判断しております。また,実際に臨時休業,公立保育所と民間保育所−民間保育所はクラスの閉鎖でございましたけれども−臨時休業を実施いたしました。公立保育所で臨時休業を実施した場合には,保護者が家庭で児童を保育できない家庭がございますので,そういう保護者の方には,感染のリスクを十分に説明した上で,どうしても保育が必要である児童を当該保育所で一時的に預かって保育をいたしました。以上でございます。 川村委員)今「いたしました。」ということなんですが,今後どうするのかなと思うんですね。あと,先程ちょっと言い忘れてますけれども,みられない親御さんたちがいた場合には,当然そこでみていただけるという有り難い措置をなさっているようですが,そうなってくると学童なんかでは対応がどうなっているのかと思っていますが,この2点についてお伺いしたいと思います。 こども福祉課長)今後の保育所でインフルエンザが発生した場合の対応でございますが,今後も保護者の方に感染リスクを説明して保育所で預かる方法をとりたいと考えております。以上です。 生涯学習課長)学校からの続きになるわけですが,学童に預けている子どもさんが,学級閉鎖となった場合には,その本人がインフルエンザになっていなくても,結局学級閉鎖ですので,来ていただかないと言いますか,みられないという状況になります。ただ,先日もあったんですが,小中学校の学童ではなくて,民間の卒園者等を預かっているところもあるわけです。学童ということで,自分の卒業したところが小学生にいて,そのクラスがインフルエンザになってしまったという場合に,その幼稚園でも閉鎖をしなければならないんだけれども,その時だけみてくれないかというような問い合わせがありまして,急遽短期間ですが,みるということで対応しております。また,指導員につきましては,指導員の家族などが,インフルエンザになった場合,指導員には何ら症状がないという時には,検温をしてもらって,マスク着用で指導にあたってもらいたいというような指導をしております。 池田委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 暫時休憩いたします。10分程度といたします。 ― 休 憩 ― 池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。 ご報告申し上げます。先に,委員会として要求いたしました資料については,お手元に配付いたしましたとおり,提出されましたので,ご査収願いたいと思います。 その他,保健福祉部所管の件で発言がありましたら,挙手によりお願いいたします。 こども福祉課長)こども福祉課から統合保育所の運営についてご説明いたします。初めに,統合保育所の名称についてご説明いたします。統合保育所の名称につきましては,8月の市報及びホームページにより名称を募集いたしましたところ36作品の応募がございました。10月に名称選考委員会を開催いたしまして,選考した結果『やさと中央保育所』が選ばれました。なお,選考結果については12月の市報等でお知らせいたします。また来年3月に選考されました,名称に基づきまして,石岡市保育所条例の一部を改正する条例の議案を提出する予定でおります。よろしくお願いいたします。次に,統合保育所の運営についてご説明いたします。施設の概要につきましては,定員は120名,年齢別には0歳児6名,1歳児12名,2歳児18名,3歳から5歳児は,それぞれ28名でございます。統合保育所の住所は,石岡市柿岡2155番地で,柿岡小学校の隣りでございます。構造は木造平屋建てで延べ床面積は,1,297.12平米で,約392坪でございます。保育の概要につきましては,受け入れ年齢は生後3か月からで,八郷地区の園部保育所・みなみ保育所と同じでございます。開所時間は,平日は午前7時から午後7時までの12時間とし,土曜日は午前7時から午後6時までの11時間といたします。開所時間につきましては,石岡地区・八郷地区共同じ時間帯といたします。延長保育は,開所時間のうち,11時間を超える部分になりますので,午後6時から午後7時までの1時間でございます。延長保育料金につきましては,近隣の保育所等を調査・検討し,決めたいと考えております。また統合保育所では,延長保育のほかに,一時保育・障害児保育なども実施いたします。以上でございます。 池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 菱沼副委員長)先程課長のほうから統合保育所の運営について,また名称について説明があったわけですが,この『やさと中央保育所』のほかにどういう名称があったんでしょうか。実際,これで決まったわけですけれども,ほかにどういう名称があったのか聞いておきたいと思いますので・・・。それから統合保育所のカタログは,まだ出来ていないと思いますが,出来た段階で各委員さんにお渡ししていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 こども福祉課長)統合保育所の名称の応募作品についてですが,36作品応募作品がありまして,名称で多かった順に申し上げますと『やさと中央保育所』,こちらで応募された方が3名です。あと『やさと保育所』が2名です。あと『なかよし保育所』が2名です。『にじいろ保育所』が2名です。ほかは1名での応募でした。 池田委員長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 その他,保健福祉部所管の件で発言がありましたら,挙手によりお願いいたします。 保健福祉部長)私のほうから1件ご報告させていただきます。柿岡地内に今月末完成を予定してございます,石岡市障害者福祉作業所『ゆり』の竣工式の開催でございます。12月2日午前10時から竣工式を予定してございます。教育福祉委員会の委員の皆様方に竣工式のご案内をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 池田委員長)次に,その他の件といたしまして教育委員会事務局より発言を求められておりますので,これを許します。 生涯学習課長)私からは,27日に開催を予定されております第3回石岡市議会臨時会に上程させていただきます議案と内容についてご説明申し上げます。初めに,土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合の解散でございます。昭和46年度に土浦石岡広域圏協議会におきまして,広域圏を根幹事業として2市6町2村の圏域内に在住する方の生涯における学習の拠点づくりを目指しまして,土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合を設立いたしました。そして昭和48年12月に土浦石岡地方社会教育センターを開設したところでございます。これまでの間,多種多様な事業展開を図って参りまして,設立後約37年が経過し,近年では少子・高齢化の進展に伴いまして,生涯における学習機会が必要となってきて,構成市町村におきましては,それぞれに公民館等の整備・充実がこれまで図られてきたところでございます。生涯学習などの諸施策が推進されている状況となっております。このようなことから,広域的な役割は終えたとの認識のもと,解散するものでございます。一部事務組合の解散については,関係地方公共団体の協議によることになっております。地方自治法第290条の規定によりまして,関係地方公共団体の議決が必要となりますことから,議会の議決をお願いするものでございます。なお,組合解散の時期は,平成22年3月31日とするものであります。次に,土浦石岡地方社会教育センター一部事務組合の解散に伴う財産処分についてでございます。一部事務組合の解散にあたりまして,組合の解散に伴う残余財産の処分が必要となってきております。その処分方法等につきましては,地方自治法第289条の規定により,関係地方公共団体の協議によることになっております。この協議については,組合解散と同様,地方自治法第290条の規定により関係地方公共団体の議決が必要になりますことから,議会の議決をお願いするものでございます。財産処分の内容としましては,平成21年度解散時の残金について,平成21年度の各市町村の負担金の負担割合に応じ,関係市町ごとに清算した額を,それぞれの市町に帰属するもので,石岡市におきましては,2.7%であります。一部事務組合の解散及び財産処分については,これまで構成市町と協議を重ねて参りました。そして,去る10月19日の組合議会,第1回正副管理者会議及び全員協議会において了承を得ております。今回,臨時議会に上程いたしました理由でございますけれども,先程も申し上げましたように,一部事務組合の解散及び解散に伴う財産処分について,地方自治法第290条の規定に基づき,構成市町議会の議決が必要であるため。それから既存の建物と財産を取得する予定でございます土浦市が22年4月1日から当社会教育センターの施設を管理運営していくための条例案等を土浦市において12月定例会に上程をする必要があるため,一日も早くというような要請があったものでございます。以上でございます。 池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 塚谷委員)ただ今説明があったとおり,私も社会教育センターの議員になっておりまして,これは全員協議会でそういう形になったと。今の説明のとおりです。そういう中でやはり今までは,社会教育センターということで,生涯学習的なもの,石岡市においても現在は,公民館事業ということで,非常に各市町ごとにそれなりにやっているということで,解散ということでありますので,ひとつよろしくお願いしたいと思います。 池田委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 その他,教育委員会所管の件で発言がありましたら,挙手によりお願いいたします。 教育総務課長)私のほうからは,有明中学校の対応につきまして,経過も含めましてご説明を申し上げたいと思います。まず,これまでの経過について概略をご説明したいと思います。昨年度実施いたしました耐震診断の結果,有明中学校校舎は耐震力の基準としておりますIs値が0.18,さらにコンクリート強度が弱く,耐震診断補強計画判定会議の考え方はコンクリート強度が弱いことなどから,補強の方法がなく,耐震性能が極めて低く,常時使用に問題があると思われるとの結果でございました。この結果に基づきまして,教育委員会といたしましては,この結果を踏まえて,保護者やPTA役員に子どもたちの安全確保の観点から,移転先の提案等を行ってきた次第でございます。PTAからはSRF工法という補強方法の要望が,市長,教育長,そして議長宛に出されております。これに関しましては,この教育福祉委員会におきましても十分ご審議をいただきまして,その工法によって,建物の安全の確保が難しいということから,委員会として不採択という結論が出されております。これらの結果を受けまして,SRF工法による現校舎の使用は困難である旨の説明をPTAと関係者に対しまして,続けてきたところでございます。今般,教育長宛にPTAのほうから同敷地内にプレハブ校舎の建築の要望が10月28日付けで出されました。内容につきましては,やはり子どもたちにとって,あの校舎が使えないわけですが,敷地の中で勉強をさせたいというような思いが強いことから,プレハブ校舎の建築という形の要望が出されたわけでございます。教育委員会としましては,これまでプレハブ校舎などを含めた選択肢を検討して参りましたが,移転先といたしましては,旧八郷高校を提案して参りましたが,この要望について,十分検討いたしまして,生徒の安全を考えまして,プレハブ校舎の建築による対応を進めて参りたいというふうに考えております。そのため,第4回定例議会にプレハブ校舎建設に係る補正予算を計上させていただくことで,進めております。今お手元に配付させていただきました資料をご覧いただきたいと思います。まず,この予算の概要でございますが,下のほうの本年度補正予算分というところからご説明をしたいと思います。まず,移転に伴う費用といたしまして,約300万円。それから給排水設備及び電気設備関係のプレハブ校舎設置の附帯工事費といたしまして約400万円。その他を含めまして,701万円の補正予算を計上させていただく予定でございます。また,上段に記載してございますプレハブ本体でございますが,こちらにつきましては債務負担行為分といたしまして,こちらに1億3,700万円を限度額として計上させていただきたいというふうに考えております。プレハブ本体につきましては,リースによりまして平成22年度から24年度の3年間ということでございます。このリースの内容でございますが,こちらにプレハブリース工事,備品等リース,トイレハウスリース,電気設備工事等こちらに記載してございますものを含めた価格ということで,計上させていただいております。プレハブ校舎の設置につきましては,工期としまして約3か月弱を見込んでおりまして,議決をいただいた後,早急に取り組みをいたしまして,春休み中に引っ越しが出来るというようなスケジュールで取り組ませていただければと考えております。また,今後の考え方でございますが,既に統合計画につきましては,今年の夏に懇談会を開催いたしまして,説明をしているところでございますが,有明中学校につきましては,柿岡中と八郷南中との3校の統合を計画案としましてお示ししているところでございますので,柿岡中学校の改築と併せて,統合校として移転出来るよう関係者との協議を今後進めて参りたいというふうに考えております。以上です。よろしくお願いいたします。 池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 高野委員)今ご説明いただいたところですが,私は前の経緯がわからないので,今のお話を聞いた中でしかお話出来ないんですが,今ここに1億何千万というような大きなお金が出てきているわけです。子どもたちの生命等々を考えれば,お金では代えられないものがあるかと思うんですが,当初から先程何か八郷高校という話が出ていたんですが,そういったことがなくて,地域の父兄とか,また皆さんの要望で,またそんな形の中で,是非ともここでということであれば,私はいいと思うんですが,八郷高校というような,その違ったプランがあったわけですよね。そうなった場合に,我々がちょっと考えなければいけないのは,経費面ですよね。これは1億というお金です。だから八郷高校でやったとして,子どもたちをバス通学させて,これ八郷高校の耐震は大丈夫なんですか。まず1つ,お願いします。 教育総務課長)八郷高校校舎,特別教室棟が2棟ございまして,特別教室棟のほうは,昭和56年に竣工された校舎でございます。県のほうとしましては,統合するという計画に八郷高校がございましたので,県としては耐震診断を行っていない建物でございますので,こちらとしましては,図面上で設計の関係者の方に簡易な判断をしていただいた経緯はございます。その中では,このIs値という数値,文部科学省で言っております基準は0.7以上でございますが,図面上であれば0.8以上を確保出来るのではないかということは,構造の専門家の方に参考意見としていただいているところではございますが,正式な耐震診断をしておりませんので,はっきりとした答えにはなっていないというのが状況でございます。それから,体育館につきましては,かなり古い建物でございますので,耐震補強が必要であるということが,考えられます。ですから,正式に今の基準でクリアできるかというところの正式なお答えは出来ないという状況でございます。 高野委員)ですからね,そういった基準とか,そういったものを全然調査もしていない,何にもしていない。ただ聞いただけ。それで,そういう対比するようなものに挙げてくること自体が間違っているんじゃないですか。安全なものであって,そこへ持って行けるということであれば,言葉に出していいですよ。これは文言で残るんですよ。経費がかかるんですよ。1億幾らも。そうしたら,絶対にやらなければならないのは,お金の問題でしょ。お金が幾らかかってもいいんですか。そんな問題じゃないでしょ。教育だって限界があるんですよ。だったら,第1に八郷高校へ行ったとき,子どもたちをバス通学させる。何をする。そういった手当,全て子どもたちが学校まで安全に行ける。そういったものの経費をきちんと出さないと。それで,こういう形で八郷高校を借りて行かせても,これだけの経費がかかるんですと。それだったら,プレハブのほうが安いんですよとか,プレハブのほうがちょっと高いけど,子どもたちは,学び舎で巣立っていきたいんですよと。そういったきちんとした,これは有明中で育っている父兄,その人たちは自分のとこで,学校から出してやりたい。しかしながら,我々のように石岡でも美野里のほうにくっ付いているとわからないですよ。ですから,子どもさんがかわいいのもわかるし,私は小学校だけで3つ動いていますが,やはり自分で巣立った学校で3年間終えていきたいというのは,親も子どもも希望ですよ。ですから,対比するものを出さなければ私はいいと思うんですが,そういった何か目先をちょっとごまかすような,対比するようなものを出すのであれば,八郷高校へ移した時の経費,それで今度プレハブ事業でやる経費,これでこのぐらい違うんですよと。恐らく変わらないと思います。むしろ,八郷高校へ移ったほうが高いと思いますよ。体育館の補強とか何かやっていたら。ただ,だけども一般的に市民目線で見たら,よく市民目線と言われていますが,心情的にはそういうところをきちんとしなくてはいけないんじゃないのかと私は思うんですね。別に私はプレハブが悪いということではないですが,やはり執行部でそういったことをきちんとやった上で,こういう数字を出すべきだと思うんです。ただ単に,これが1億3,000万,これが2億だって出てきたら,2億でしょ。ちょっと聞きますけど,これ何社ぐらいから見積もりを取っているんですか。 教育総務課長)業者につきましては,リースを行っている会社1社と,関係する設計事務所等から見積もりを当初取っております。 高野委員)何で1社なんですか。これはきちんと入札をやるんでしょ。入札を取ったところでやるんですか。 教育総務課長)この発注につきましては,入札というような形で考えているところでございます。 高野委員)予算を取るにしてもね,何故1社なんですか。じゃ,自分で物を買うときに,車でも何でもそうですよ。何箇所も聞くでしょ。大体おかしいところがここなんですよ。何でもそうです。見積もり1社,今値段は相当違いますよ。ところによって。私はただね,プレハブでも何でも結構ですよ。ただもうちょっと緊張感があっていいんじゃないですか。何にしても。思わないですか。 教育総務課長)この見積もり額につきましては,会社等としましては1社でございますが,坂東市のほうで今年度入札によってプレハブを発注したところがございまして,その落札単価等も比較して,同じレベルであるというようなところも参考にした積算をしているところでございます。 高野委員)坂東市とか,何か関係ないでしょうよ。入札・見積もりなんていうのは。石岡だったら,半値でやってくれるかもしれないよ。だから手を抜いちゃ駄目なんだよ。別にここ2社から取ってもそんなに力いらないでしょ。電話1本で来てくれるんですから。だからやっぱりこういうところも今指摘される一番の事項でしょうよ。楽すれば何ぼでも楽できるかも知れないけど,こうやって質問されたときに3社から取っていれば大威張りしていられるでしょ。1社だから怒られるんでしょ。怒っているわけではないですが,もうちょっと,我々がみた場合に,このプレハブを建てることはいいんですが,八郷高校が引き合いに出てきたり,その引き合いは何かと言ったら,ただ言っているだけでしょ。そういうんじゃなくて,八郷高校を引き合いに出すんだったら,八郷高校へもって行ったら,こんだけお金がかかるんです。だからプレハブでこんだけなんですというものを,きちんと知らしめる必要性があると思います。私も6年半ぶりで来たんで,よくわかりませんが,やっぱり手を抜かないでやってくださいよ。入札とか見積もりというのは,今どこでもうるさくなってきていますよ。他の部署でもそうですが,何故か見積もりは1社からしか取らないんですよ。何社も業者あるでしょ。ですから,指摘されても別に何とも思わなければそれでいいんですが,指摘されるより,指摘された時に10社から取りましたと言えば,大威張りしていられるでしょ。そのような仕事をやってくださいよ。あと八郷高校については,概算で結構ですから,八郷高校に移したら,どれくらいのお金がかかるのか,アバウトでいいですから,お示しください。 教育総務課長)八郷高校へ移転した場合の費用については,概算で検討してございまして,まず生徒数が142名ということですので,大型バス3台以上が必要となります。このバスにつきましては,バス会社のほうに問い合わせをした値段でございますが,1日約4万円1台かかります。それで3台としますと学校の授業日を24日としまして1か月当たり288万円かかります。それで夏休み等を検討いたしますと年間約11か月,これを計算いたしますと3年間で9,504万円という額がバス代だけで出されるということでございます。さらに,移転費用として校舎の机,そういった備品等もかなりの量になりますので,移転費用として約500万から800万が必要になるかと考えております。それから,高校の校舎自体も,そのままでは,本校舎のほうが使用できませんので,例えば昇降口の新設であるとか,それから教室の簡易な改修,それから電話回線やLAN回線,そういった費用を含めますと,3年間でバスを3台という前提でございますが,3年間で合計で1億304万円という形での積算はしてございます。以上でございます。 高野委員)何でそれを言わないんですか。やっぱりそういった対比するものがあるんですから,きちんとそれを述べられたら,やっぱりこのプレハブも妥当だということになるでしょ。だから,そういうものは出してくださいよ。せっかく,一生懸命やって,それ値段を聞いたんでしょ。それを黙っていてもしょうがないでしょ。誰も指摘する人もいないと思うし,一生懸命やったことに関してはね。ですから,きちんとそういうものは出してください。あとは,見積もり等々でもそうですが,やはり1社ではなくて,2社,3社と取ってやっていただければ,より透明性になると思いますので,ひとつよろしくお願いいたします。 教育長)今高野委員がおっしゃったとおりで,八郷高校と有明中のプレハブとの関係,それについての事前説明については不手際で申し訳ございません。プレハブの業者関係ですが,そういったことについても慎重に対応して参りたいと思います。 塚谷委員)この有明中学校PTAからのプレハブ校舎建設の要望についてということで,いまこういう形で計上されたわけですけれども,私はこれについては賛成ということで,これは非常にいい苦渋の選択をしたのではないかと,そのように思っております。やはり地域の父兄の皆さんも何回か集まりをもったり,私もそういう集まりのところに参加した中で,やはり最後にはプレハブ校舎になったということは,いい結果ではないかと私は思っております。あえて言えば,10月28日にPTAから要望が出されたということでありまして,この時期云々については,いろいろなことがあった時期でもありますし,そういう形の中で,今回我々はこの件については,今ここで話を聞いたということでございまして,あえて言えば,事前に話があっても良かったのかなという気持ちもあるんですが,こういう形で子どもたちの安全・安心ということになって,こういう形で決着がつけば,私はそれでいいのではないかと,そのように思っております。 教育次長)今回,今日有明中学校の問題につきまして,プレハブという形を教育福祉委員会にお示ししたわけですが,今まで私どももいろいろ検討して参りました。この委員会に逐次報告をしておけば良かったということは反省として残ります。前市長・副市長とはいろいろと協議は進めてきた次第です。教育委員会の承認等も協議事項としてさせていただきました。そういうことで,新市長の判断もということがありましたので,今回この時期にご説明という形に至った次第です。その点につきましては,遅れましたことについては,深くお詫び申し上げたいと思います。今後はこのようなことがないように逐次ご説明して参りたいと思います。 川村委員)今次長がおっしゃったことが,私が言いたかったことなんですが,基本的に言いますと,これはこの間聞いたときには,既にPTAの皆さんにはお示しをしているという話をされていたんですが,それが本当にいつ頃にPTAの方々にこれはプレハブでやりますよと言ったのか,それを教えてください。 教育次長)PTAの代表者と私と教育長で10月21日だったかと記憶しております。この時点で有明中学校のほうに参りまして,学校長を含めました中でお話し合いをいたしました。やはり,要望という形がきちんとされていませんのでという話も私どものほうから申させていただきました。そういう中でプレハブという対応も1つの選択肢として出てきますという話をして参りましたのが,正式なと言いますか,話し合いの中でのプレハブでの対応ということになろうかと思います。ただ,以前5月1日,その後もプレハブもありますという形でしたが,私ども教育委員会サイドとして教育委員会の承認を得た中での方向性は,八郷高校への移転ということをお示ししておりましたので,その時点では,詳細な協議と言いますか,そういうものはしておりませんでした。ですから10月21日だと思いますが,その時にプレハブという形でお話させていただいた経緯はございます。 川村委員)10月21日に有明中のPTAの皆さんには,プレハブでやりますというお話をさせていただいたということになるわけですが,その後に今日常陽新聞さん来てらっしゃいますが,この新聞,なぜこういうものが出たのかと聞きましたところ,何か過日の議会運営委員会の中でこれが認められたと。予算が。という話をされましたので,「えっ。」と。これも2度驚いたんですが,そうなってくると,この今現在の教育福祉委員会というのが,まるっきり形骸化しておりまして,今更審議する必要が全くないのではないかと,私は本当に憤りを感じているわけなんですが,これ私はおかしいと思うんですよ。ただ単に,これからは「こういうことがありません。」ということではないと思うんですが・・・。その辺のところをどのようにお考えなのか。何故こういう予算が通るのか。何故教育福祉委員会が,全然素通りになってしまってわからなかったのか。その辺のところのご説明をいただきたいと思います。 教育次長)私どもずっと交渉経過等をご説明して参りました。その中で,プレハブ対応ということで考えまして,先程来,教育総務課長が説明しましたような予算措置も必要だということで,いろいろ財政当局なり,新市長の決断を仰ぐなり,そういう形で進めて参りました。すぐに有明中学校の校舎については,耐震性が劣るというものですから,対応しなくてはならないということで,12月の補正という形の対応をさせていただきました。川村委員からありますように,事前にこういう形で進めさせていただきますという説明は必要であったと反省しております。そういうことで,今回時期的なものもありましたが,大変委員の皆様方にご説明するのが遅くなったことに対しては再びお詫び申し上げたいと,このように考えております。以上です。 川村委員)わかりました。それは謝れば済むという問題かどうか私もよくわかりませんが,基本的に言うと,何故議運までも通るのか。議運で何故教育福祉委員会でどうなっているのかという言葉がなかったのか。それはよろしいんですかね。そういうことがあっても。 池田委員長)暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。 菱沼副委員長)今塚谷委員,また川村委員からも,この委員会軽視の部分においての発言がありまして,次長また教育長のほうから謝罪の言葉があったわけですけれども,私はその謝罪の言葉というよりも,先程から皆さんからあるように,この委員会があって何事も市政運営がされると思うんですね。そういう意味においても,私も事務局にお願いして,今までの有明中学校の協議に対する内容という部分で,全て情報を集めていただいて,全部資料をもっています。そういう部分において,先程次長のほうから,また教育総務課長のほうからも縷々説明はあったわけですけれども,それは事後報告であって,私は委員長のほうからも過日,基本的に要望しますと。随時,変化があった時には,報告を求めますということで要望しているにもかかわらず,今回このような事態があるわけですよ。先程,高野委員からもあって,このプレハブは必要性がもの凄く高いと。子どもたちの安全・安心は最重要課題であると。これは必要性があるので,これは私も通すべきであると思いますが,その前の過程なんですね。今回だけではなくて,以前にもありました。この事後報告的な部分が。これがあっては,委員会というのは何なのかなと私は思うんですね。やっぱり,ここにいる委員さんと,また執行部,また市民の皆さんで良い石岡をつくっていこうという部分で始まっている教育福祉だと思っているんですね。そういう中では教育長はじめ,また土師次長,また皆さん長けている方だと思うんですよ。そういう意味において忙しい部分があるかも知れません。ただ重要案件じゃないですか。子どもたちの安全・安心を守るというのは最重要じゃないですか。そういう部分においては,事後報告では,私は非常に残念であるし,また遺憾に思うわけです。そういう部分において,このことは肝に銘じていただいて,二度と起こさないようにしていただきたいと思いますが,この点について教育長からご答弁をいただきたいと思います。 教育長)今菱沼副委員長からあった件につきましては,今後の対応に活かして参りたいと思います。二度とそのような対応にならないように,教育委員会事務局一丸となって対応して行きたいと思います。ご迷惑をお掛けいたしました。 菱沼副委員長)そういうことで,ひとつよろしくお願いを申し上げます。以上です。 村上委員)過程で確認したいところなんですけれども,先程この過程で5月1日に教育委員会のほうでは八郷高校のほうを利用するという方針で,10月21日にPTAとの会合でプレハブの対応もあると。そして要望が出たのが10月28日というふうに伺っていたのですが,先程の発言の中で安全性を確保するためにプレハブのほうに決定したということで,八郷高校を利用する,その安全性がきちんと耐震強度の審査を行っていないのに,どうしてそこが比べられたのかということと,PTAと協議してPTAの方から要望書があがらないとプレハブをつくるという判断が下せなかったかどうかの,この辺は過程の事務作業的にそれが必要なことだったのかどうかを確認したいので,そちらの2点についてお願いいたします。 教育総務課長)子どもの安全という部分でございますが,まず現校舎が先程も申し上げましたが,非常に耐震性が弱いということから,現校舎から避難と言いますか,移転するということが,最重要という形でご説明をしてきた次第でございます。それから八郷高校につきましては,先程ご質問の中でもお答えしたところですが,設計上,それから現状を専門家の方に見ていただきまして,耐え得る建物ではないかというような参考としての意見をいただいたという部分と,それから,学校施設でございますので,基本的には教育環境が保たれるのではないかという部分を含めまして,八郷高校というものを提案させていただいたところでございます。その際につきましては,その八郷高校に至る経緯につきましては,当然プレハブ,それから他の学校への統合等,いろいろな選択肢がございました。そういう中で,教育環境という部分を考えますと八郷高校の校舎を使うことが,その中ではよりいいのではないかということで,旧八郷高校の校舎を使うという選択肢を提案させていただいたという状況でございます。高校につきましては,そういうことでございます。 教育次長)要望書が提出されないとというご質問ですが,要望書的なものでなくても,やはり対応を図って参るということが重要であると思います。やはり,ある程度と言いますか,きちんとした形の意思の確認と言いますか,そういう形のもので今回PTAの会長さんから,有明中学校における校舎の対応については,プレハブという要望書を頂戴したということでございます。以上です。 村上委員)そうすると5月に決定して,5か月間,10月の間で意見が変わったということですか。PTAの方々とずっと協議をして,5月で一旦八郷高校の利用というふうになった後,10月の段階でもう一度確認したところプレハブのほうが,やはり安全性が保てるということで変わったということでよろしいでしょうか。 教育次長)経過をご説明させていただきますと,5月から先程来ご説明していますように,移転先として八郷高校という形の提案をさせていただきました。5月,6月,7月,8月,9月と,逐次そういう形で提案して,何度となくお話し合いをさせていただきましたが,やはり生徒さん方の移動時におけるストレスだとか,いろいろな諸問題,先程耐震問題のご意見もございましたが,そういうものがきちんとされていないというような,いろいろな形のものが協議の中で出て参りました。そういうことから,やはり選択肢としては,あの校舎が使用に耐えがたいという判定でございますので,地元のあの校庭でという要望がございますので,プレハブという形で今回ご提案させていただいているような次第でございます。 菱沼副委員長)2点だけ確認したいと思います。そのプレハブの件なんですが,今校庭にということで次長のほうからありましたが,プレハブを校庭のどのような面に向けて建てるのか。議案で後でやらなければならない部分ですが,その前にちょっと聞いておきたいと思います。それと,プレハブという部分においての耐震性ですね。実際プレハブにおいては,過日の教育福祉委員会でも,プレハブにおいては,耐震性は非常に厳しいという部分の話があったかと思いますが,そういう部分においての認識はどのように持っておられるのか,お尋ねいたします。 教育次長)実際に今後この予算等がお認めいただいた時でないとはっきりとした位置関係は示せないかと思いますが,今の校舎に沿った形ではちょっと問題性があるかと思いますので,校庭内にやはり安全性の確保できるような場所という形になろうかと思います。プレハブの配置についてはですね。耐震性については,教育総務課長のほうよりお答えさせていただきます。 教育総務課長)プレハブの耐震性につきましてお答え申し上げます。このプレハブにつきましては,先程の予算の概算の説明の中でもございましたが,建築確認が必要となります。その際,同じように構造計算も合わせて建築確認の際にされるということで,今の基準に耐えうるものという形のプレハブということになるというふうに考えております。 川村委員)今度は前向きなご質問をさせていただきたいと思うんですが,今プレハブを建てますよね。それで,とりあえず仮校舎でやって,それは構わないんですが,今度本校舎を建てるわけですよね。どこかに。要するに統合とされるべき校舎が建つわけなんですが,それが建った時に,同じようにバスをお使いになるのか,要するに3年間で1億幾らかかるとか言っていましたが,それから今度は八郷南中も統合になれば,またそこにバス代をおかけになるのか,それとも今の柿岡中学校ではなくて,他のところの土地を探してやるのか。それによっても若干違うのではないかと。それから3年間はそれでよくても,その後の3年後の方はそこの有明中には通えないわけですよね。基本的に言うと。これは3年間の契約ですから,そこから先は,これは壊して,統合されたところに通うわけですから,ですから3年間をプレハブでやったと言っても,私はその後のフォローが大事なんではないかと思うんでよ。建つときの場所とか,それから通学の足の確保とか,そういうものをどういうふうにお考えなのか,まずそれを示さないと,また同じことが何年か後には起こるのかなと思いますので,お示しください。 教育次長)現在のプレハブにつきましては,ご質問にありましたように3年間という形のリース契約ということを考えております。先程,教育総務課長のほうもご説明しましたように,このPTAの方々に対しましても,また今年の夏,統合に関する説明会を開催させていただきました。その際にも柿岡中学校の改築事業を私ども今計画しております。そういう中で八郷南中学校と有明中学校を含めた統合校として,柿岡中学校の改築という名称ではありますが,考えております。さらに,その有明地区からの柿岡中学校へ統合された場合の通学手段の確保ということですが,これにつきましては,やはりスクールバス的なものを考えていかなければならないというふうに,現時点ではお示ししているところです。以上です。 川村委員)ということは,先程言ったバス代がかかるからというのは,全然問題にならないわけですよね。要するにバス代がそこにたくさんかかるから,そこに仮校舎を建ててもいいんだということには,私は意味が違ってしまうと思うんですよ。それから,今後3年後に通学なさる方の保護者の方が本当にそこまで通わせてもいいんだよということか出来ているのかどうなのか。そういうのも必要ではないかと。それから,八郷南中の方々にも,そういうものをお示ししていかなければならないのではないかと思っているんですが,その辺のところをもう一度お答えをいただければ,有り難いと思います。今バス代がかかっても,今後バス代がかかっても同じわけですから。そういうことです。 教育次長)有明中学校のPTAの方々が,プレハブという形で方向性を考えていただいているのは,バス代という問題ではなくて,やはり有明中学校の敷地で学びたいと。バスでどうのこうのという話も出て参りました。ストレスがかかるのではないかとか,20分余計に通学時間がかかるのでという話もございました。しかし,将来もこれは統合された場合には出てくる問題かと思います。現時点でプレハブという方向性になったのは,やはりあそこの地域と言いますか,学校敷地内で当面3年間なら3年間,学習と言いますか,中学校生活を送らせたいというのが,保護者・PTA関係者の方々の意見でした。そういうことですので,今回プレハブで対応ということをお願いしている次第でございます。 川村委員)だから今の保護者の方は,それでいいかも知れません。来年入ってくる方が,また同じようにそこに通わせたいと言ったら,どうするんですかと言っているわけです。それから,先程の経費の中でバス代がこれだけかかるから,こちらのほうが特なんだという理論も成り立たないだろうということを,この2点を言っているわけです。 教育長)大事なところを説明不足だったかと思うんですが,当初八郷高校を緊急避難場所という設定の中で考えていた状況があるんですが,当面今有明中をお任せしている校長にとってみれば,一番校長が状況を把握している中で子ども中心,いわゆる生徒中心で教育活動の部活動,授業だけ八郷高校で行って,運動関係だけ有明中でやるということになると非常に時間的なロスもあるし,夏でしたら非常に余裕があるんですが,今の時期になるとそういうこともできなくなると。平常な教育活動の展開,それから子どもたちの時間的ロス等を考えますと,いろいろ校長とも密に話した中では,とにかく子どもたちの教育活動を保障してもらうことが,預かっている自分の立場だということが非常に強く感じられました。バス代の問題ばかりではなく,中学生,特に3年生,残り3か月を迎えた中でいろいろあるわけですが,そういった教育活動への支障,そこを一番私は重く受け止めて考えております。以上です。 川村委員)それは,今の校長先生はそう思っているかも知れませんが,違う校長先生もいらっしゃいますから。要するに,有明中というのは,なくなったとしても代わって変更したとしても,そこに通わなければならない生徒というのは,必ずいるわけですよ。それを今度統合の中学校に通うときに,また同じことが結果的には原因は出るでしょうということを言っているわけです。例えば,時間がかかる,交通の不便性がある。それから危険性がある。そういうものとか,そういうものは3年間だけやればいいものではなく,今私が言っているのは,いい中学校を建てて欲しいわけですよ。皆さんが地域の方から信頼される中学校を建てて欲しいから言っているわけです。ただ今の現在だけ通過すれば,後の問題は後の問題として討議すればいいんだということではなくて,それを視野に入れた上で私はやって欲しいということを言っているわけですよ。 教育長)今川村委員がおっしゃったように,3年スパンの短いだけの対応だけではなくて,3年後も含めた統廃合,統合に向けての理解もいただきながら対応して参りたいと思います。以上です。 池田委員長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)それでは,本件については,第4回定例会に補正予算の議案として提案されるわけでありますので,内容の審査につきましては,第4回定例会会期中の当委員会において,審査をいたしたいと思います。よって,本日の委員会での審査については,この程度をもって終結いたしたいと思いますが,委員各位におかれましては,ご了解いただけますでしょうか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議がないようですので,そのような形で進めさせていただければと思います。 なお,この件について委員各位より苦言が申し述べられました。これらを踏まえ,執行部へは,今後このような形での事後報告とならないよう,事前に当委員会へ報告をされるよう強く,強く要望いたします。 その他の件といたしまして,他に発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。 執行部におかれましては,ご退席いただいて結構です。ご苦労さまでした。 暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 池田委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 次に,所管事務に関する管外調査の件を議題といたします。 当市では,学校教育に関する諸施策,生涯学習に関する諸施策,子育て支援に関する諸施策等について検討がなされており,この件に関しては,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施してはどうかと考えているところでございます。そこで,この際お諮りいたします。これらの案件の先進事例等につきまして,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認めます。 それでは,調査都市,調査案件及び実施期日について,案を作成しておりますので,その内容についてご協議いただきたいと思います。 〔「委員長一任」との声〕 池田委員長)それでは,委員長一任との声がございましたので,調査都市,調査案件及び実施期日等につきましては,ただいま配付いたしました案をもとに調整いたしまして,委員長において,委員会条例第32条に基づく委員派遣承認要求を行いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 さらにお諮りいたします。当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。 |