〒315-0195 茨城県石岡市柿岡5680-1(八郷総合支所) Tel 0299(43)1111 内線1421 gikai@city.ishioka.lg.jp |
徳増委員長)ただいまから,総務企画委員会を開会いたします。 本日の審査につきましては,お手元に配付しております,協議案件書の順に進めていきたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。 案件説明のために,委員長において説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました,説明員名簿のとおりでございます。 それでは,これより議事に入ります。 最初に,中心市街地活性化基本計画についてを議題といたします。本案について,執行部から説明を求めます。 企画課長)おはようございます。よろしくお願いいたします。中心市街地活性化基本計画についてご説明をさせていただきます。委員の皆様のお手元にいっております石岡市関東ブロックという,2枚目に色刷りの物が付いておりますけれども,最初にそれをご覧いただきたいと思います。 中心市街地活性化基本計画策定事業への取り組みにつきましては,ここに記載されておりますとおり,鹿島鉄道の廃線や郊外型大型店の出店,中心市街地からの大型店の撤退等による利便性の低下,さらには居住人口の減少とともに,少子・高齢化が進展しており,高齢化率が30%を超えている状況でございます。あわせて登録文化財や史跡,「石岡のおまつり」等の歴史的資源への来訪者が減少しているという状況でございます。これらの理由から中心市街地の居住人口は,平成12年の5,510人から平成21年には4,850人と11.9%減少している状況でございます。また,歩行者・自転車通行量についても,平成13年の4,433人から平成20年には2,644人と40.3%と大きく減少している状況でございます。これら大きく落ち込んだ居住人口や歩行者,自転車通行量の減少を何とか食い止めるべく,当計画に取り組んだものでございます。 その取組みの主なものとして,駅周辺の官民共創による居住空間整備や新たな交通機能BRTの導入等により,生活支援機能の強化を図ることや,文化施設や商業施設の充実による賑わい空間の創出と歴史的資産の活用により,定住人口と交流人口の増を目指してまいります。これまでの委員会でも説明させていただいておりますけれども,交通結節点ゾーンと歴史のまちゾーンを結ぶテナントミックスゾーンの2核1モールを整備することによりまして,中心市街地の居住人口を平成21年の4,850人から計画期間5年間でございますが,平成26年までに目標値を4,880人といたします。また,歩行者・自転車通行量を平成20年の1日2,644人から約5%増の2,780人を目標値として設定いたします。 次に資料1をご覧いただきたいと思います。色刷りの最初のページになります。スケジュールでございますが,9月11日に石岡市中心市街地活性化協議会を開催いただき,当協議会から計画書に対する意見をいただきました。上から2段目です。9月29日付で協議会からいただきました意見書を添付して,皆様のお手元にいっております,厚い小冊子になっております「石岡市中心市街地活性化基本計画」を内閣総理大臣宛に認定申請書を提出いたしました。本申請でございます。この認定申請書の提出によりまして,所管する内閣府が来週連休明けになりますが,10月13日にテナントミックス事業の戦略補助金を所管する経済産業省が, 10月20日にそれぞれ現地確認を行う予定となっております。現地確認も含め審査がとおったならば,11月の初旬に認定の運びとなる予定でございます。 今後の対応につきましては,認定を受けました後,事業の実施主体の強化策として,まず,計画書に基づきコーディネーターとしてのタウンマネージャーの投入や当事業に関連する経済部それから都市建設部との連絡体制を整備いたしまして,事業実施主体者へのサポート体制を固めまして,プレーヤーの確保をはじめ,平成22年度から取り組む農産物直売所それから地産地消レストラン,SYフロア活用事業,石岡スイーツプロジェクトなどの整備に向けての予算の確保等,個別具体的に取り組んでいきたいと考えております。 以上,簡単ではございますが,中心市街地活性化基本計画についての説明とさせていただきます。 徳増委員長)以上で説明は終わりました。 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。 磯部委員)若干お尋ねしたいと思いますが,先ほど歴史文化財や史跡,石岡のおまつり等による歴史的資源への来訪者が減少していると,このことについては行政としてはどの様な感じ方をされているのか,あるいは何らかの検討をされた経緯があるのか,その辺をちょっとお聞かせいただければと思います。 企画課長)磯部委員さんのご質問にお答えしたいと思います。今回ですね,あえてこの資料の中に,登録文化財や史跡,石岡のおまつり等の減少という事を報告させていただきましたけども,これまで石岡においては昭和57年に歴史の里の選定を受けまして歴史の宝庫ということでPRをしてきましたけれども,それなりの実際には成果は得られなかったのかなというふうに認識をしております。そういった観点からあえてこういった中心市街地活性化基本計画の更に活用を含めての希望といいますか,そういった意味を込めまして,あえて掲載をさせていただきました。実際にこの中心市街地活性化基本計画の2核1モールの1つの1モールとしてどれだけ人が呼び込むことができるかっていうのは今後の本格的な取り組み次第だというふうに思っております。 市の方としても,歴史の整備については教育委員会の文化振興課が中心となっていろいろ史跡説明板の設置であるとか,或いは石岡市国府の跡,国衙跡それから国分寺・国分尼寺こういった3点セットを活用したPR活動をさらにやっておりますので,これまで以上に歴史資源が活かせるように,この計画書に基づいて進めて行きたいというふうに考えております。 企画部長)補足して説明させていただきます。今回の基本形計画の中で国との調整を繰り返すことで詰めてまいりました結果といたしまして,このような表現を入れてございます。国の方から見てもこの登録文化財や史跡等についての活用方策が大事だというようなことでのご指摘いただきました。この基本計画の中にカラー刷りの物で一番下に枠で囲ってある部分の中に,複合文化施設の整備と歴史のみち整備等ということで表現を加えてございますが,これらの意味は,意味するところはこの登録文化財をどういうふうにお客様に回遊していただいて,どういう体感をしていただくかということの中の終着点にその複合文化施設,これが重要なキーワードであろうというのが国の方の見方でございまして,これがこの5年間の基本計画,実施計画の中味になっておりますけども,この中で,それ以後の将来的な整備計画であっても,これが一つの終点としてキチンと役割を果たすと,いうことの重みが必要でしょう,というようなことでのご指導いただいております。そういう意味で,これまで歴史のみちの整備とか,あるいはいろんな案内板設置とかやっておりますけども,それに加えて,ソフト事業が必要だというようなことでございまして,それを複合文化施設と絡めて,今後事業化に結びつけて行くということが大事な視点であろうというふうに考えてございます。 磯部委員)今非常にですね,娯楽であるとか,趣味であるとか,いろんなものが多様化していますよね。やはり受け皿をキチンとしたものをね,魅力ある受け皿をやはり計画的にやっていかなければ,なかなか人は集まらないと。 それともう一点はですね,今回政権も変わりまして14兆の補正が大幅な見直しをされるということで,場合によっては事業の停止や廃止もありうるという中で,どうしても財源的に難しい問題が出てくると思うんです。しかしながら財源をかけない改革をしていく,一例を挙げるならば,たとえば石岡のおまつりにおいて,年々減少していると,やはりこれは私の提案を前から商工会議所にしているんですが,たとえば露天商においても,あれは一つのお祭りの華ですからなければ困ります。しかしながら八間道路・中町道路などのメーンストリートは1年毎に右と左,露天商出す位置をキチンと分けて,それで片方は見学ゾーンにする。そういうようなソフト部分でのお金をかけないでできる事業,こういうのに私は行政として取り組んで行けるのではないかなと。 ですからそういう面も含めたね,財源的に厳しい問題があってなかなか実施に踏み切れない部分,これはこれとして別枠として考えて,やはり出来る所はですね,ドンドンどんどん積極的に対応を図っていくような検討をね,これは行政だけの問題じゃありませんのでね,観光協会や商工会・商店会,こういう方々と協議していかなければいけない問題であろうかと思いますがね,そういう部分もね一緒に実施に踏み切っていくと。 それともう一つはですね,せっかく北向き観音に抜ける道路も立派になりました。しかしながら,現実にね,商店街の協力は何もないんですよ。協力は何が無いかというと日曜日はシャッター閉めている。夕方6時,6時半になるとシャッターを下ろしちゃう。やはりそういう事もね,地元商店街の方にも行政はここまでやるんだから,この先は皆さんの自助努力をしてくださいよという,それが私は協働協調による地域づくりと,そういう意見をどんどん出させるためにね,そういう方々との協議,トップシークレットの協議だけではなくね,我々みたいな一小売業,そういう方々にも是非来ていただいて将来のビジョンを明確に示してやっていかないとね,なかなか行政だけではできないし,一部の人だけではできない,そういう部分があるんでね,ソフト面でできるところはね,積極的にね,これ見ますと経済産業省の現地確認があったり,これはやはり補助金の問題とかいろいろ行政あるいは国がやっていただく事業も絡めて問題だと思うんですよ。しかしながらある部分においては地域としてはやはりここまでやってきたんだというものを見せつけることによってやはりまた,上の感覚も違ってくるかなと。ですから先ほど,要因はどういうふうにお考えかなあと聞いたのはその辺をね,是非対応を図られることによってね,魅力ある地域づくりが出てくるのかなと。さすがに部長が先ほど言われたようにね,そういう複合施設も非常に大切ですがね。今。生半可な複合施設では,近所の人しか寄って来ない。農産物直売にしても魅力あるもの安く売れば観光バスで来るよというところも現実にあるんですよね沢山。そういうものをやっぱり対応していく必要があるのかなあと。 それともう1点はですね,21年は居住人口が4,850。これが4,880とわずかでありますが増になっております。ただ単に数字に書くことが出来るとは思うんですが,これをするためにこういう事をやっていくんだと。 分かりやすくいえば,合併した当時に石岡は,平成27年度まで人口8万2千を維持するんだということを華々しく花火をあげましたが,現実には8万を切っていると。 ですからそういう目標値を出してね,それがただ出した物が出しただけで終わらないような,きちっとした行政指導,これは地域の方々の協力が無くてはできないと思うんです。 そういう意味でね,そういう事も含めた今後の対応。これを是非お願いしたいと思いますんでね。答弁は結構ですが,その辺をよろしくお願いしたいと思います。以上です。 小松委員)活性化の戦略1ということで,39ページからざっと見ていまして,6つの主要事業と2つの関連事業を核として,本計画に位置づけられた各種事業と連携を図りながら行うっていうのが41ページのテナントミックス事業の展開について触れているわけですが,先ほど,課長の方から2核1モールっていう言葉が出てきたのですが,これはどういうことなのかご説明をお願いします。 企画課長)はい,お答えいたします。これまでもずっと2核1モールという言葉を何回か述べさせていただきましたけども,今回の中心市街地活性化のエリアの中のそこに人をいかに歩行者も含めて,あるいは定住人口も含めて増やすかということが大きな課題ということで計画させていただいております。 その中で,先ほども説明しましたけれども,駅前の結節点ゾーンということで駅周辺整備事業,そこに居住関係の市営住宅,優良賃貸住宅用地,それから民間を活用した住宅,そういったものを整備し,人口増を図っていく。 さらにそれからもう一つの歴史的ゾーンがありますけども,先ほど磯部委員さんの方からも質問が出ましたけれども,八間道路をまっすぐに行きまして,突き当たった中町通りを登録文化財であるとか,それから史跡説明板,それからいろんな史跡等がございます。そういった所を結ぶ一つのモールとして,今回の大きな目玉みたいな形になっておりますけれども,個性あるテナントミックス事業ということで,高校生に参画をしていただいて,単純にその農産物直売場だけを作るのではなくて,石岡一高の園芸科が作った農産物を販売したり,それから加工をして特殊性を持たせて販売したり,或いはその地産地消レストランについても単純に特定の人がやるのではなくて,日替わりで経営する者が変わったり,或いは市の方にも色々,食生活改善をする団体もありますので,そういう方にも参画をいただきながら,独特個性のあるものを整備し,二つの駅前の結節点ゾーンとそれと歴史のゾーンを結んでもらう,それを回遊するという形のイメージのものでございます。 企画部長)2核1モールの核というのは先ほど説明しましたように,石岡駅周辺整備が1つの核。もう1つが中町通りの西側といいますか,この歴史性のあるまちづくりが1つの核ということで2つ合わせて2核。でその間をつなぐ八間通りといいますか御幸通りのところの整備ということでそれをモール化しようという意味での繋ぎをとっております。そういう意味で2核1モールという表現をさせていただきました。 小松委員)この表で通行量,歩行者自転車通行量の減少,数字でやはり40.3%減という平成13年から平成20年の通行量ですけど,40%減どころか今はもっと惨憺たる状態にあるのではないかとこのように思います。この右の上の表に5%増で現況2,644人を2,780人。このために,今ご説明いただいた2核1モール事業,こういうことが提案されているかと,計画されているかと思いますけど,今の石岡市の状況の中で人が動いている,車が動いているのはタイヨウ周辺が非常に多いわけですけど,ここの道路が非常に悪いですよね。やはり駅前から中町通りだけではなくてタイヨウに行く道路,拡幅が今,この買収がうまく,あそこは丁子屋さんの所の細い道路が拡幅できないでいるんですけども,やはり駅前から中町通りばかりでなくて,その部分,一軒の住まわれている方が,なかなか色々な事情でご同意いただけないわけですけど,やはりあの道路を含めた,歩行者が安全に歩けるような,そういう道路を造っていかなければやっぱり,駅から中町まではどうか知りませんけど,1番人がこう人が動く所が,今のところはもうコーキさんが無くなった中でタイヨウですので,そこの安全な道路,造ることが私は求められているのかなと思いました。その辺はどの様にお考えでしょうか。 企画部次長)実はですね,今年の2月だったでしょうか,計画書について,概要を地元の方,商店街の方を含めまして地元の方に説明会をやりまして,サポートワンでやった時にその話も出ました。そういう道路整備は非常に大事なのでというご意見でした。 基本的には,事業化をして着手しようとしているのでそれがうまくいってない状態でございまして,そういう説明をして,この計画の中に具体的に盛り込まなくてもいいのではないかということで,ご意見をいただいた方にはご納得いただいた経緯がございます。 勿論,ご指摘いただいたように,私も何回か行っていますが危険な感じしますよね。ご指摘の点はその通りだと思いますけど,計画の中に位置づける必要は今のところ無いのかなと整理してございます。 小松委員)先ほど,磯部委員の方からもありましたけれども,政権が変わりまして,担当大臣やみんな変わっているわけですが,今のところ,この10月13日の内閣府の現地確認,或いは20日の経済産業省の現地確認,これは予定通りという事でよろしいですか。 企画課長)予定通り行われます。 徳増委員長)ほかにはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に,BRT事業の進捗状況についてを議題といたします。 本案について,執行部から説明を求めます。 企画課長)続きましてBRT事業の進捗状況についてご説明をさせていただきます。 当事業についてこの度,事業化への移行を決定いたしましたので,その内容につきまして報告させていただきます。 資料2の1ページをご覧いただきたいと思います。これまで何度か説明をさせていただいております。同じような事を繰り返して説明する形になるかもわかりませんけれども5分ほど時間を頂戴したいと思います。よろしくお願いいたします。 当事業の目的は,鹿島鉄道の廃線敷きをバスの専用道路として整備することにより,地域公共交通の利便性を高めるとともに,国道355号の混雑緩和や沿線地域の活性化等を図るため実施するものでございます。 地区は石岡・小美玉両市の記載の地域でございます。 用地つきましては,石岡市は軌道敷き延長約2.6キロメートル,面積約33,000平方メートルで鹿島鉄道株式会社並びに関東鉄道株式会社から寄附の申込書が,平成21年8月26日付で提出されているところでございます。 駅構内バスターミナル用地につきましては,面積が約4,000平方メートルでございます。小美玉市は軌道敷き延長約4.2キロメートルで,面積につきましては,現在精査中でございます。 次に道路整備計画の内容でございますが,石岡市,小美玉市が市道として整備をし,道路交通法の規制によりバスの専用道路といたします。全体計画,事業化区間は記載のとおりでございます。 道路の幅員につきましては,標準幅員を4メートルとし,バス停,待避所,交差点付近は6.5メートルといたします。 バス停,駐輪場は最大で16か所,約300メートルの間隔で設置する予定でございます。 次にバスの運行計画・実証運行でございます。石岡駅から旧常陸小川駅間の所要時間は約20分でございます。運行間隔は,朝のピーク時は約10分間隔で,ピーク時以外は概ね15分から20分間隔で運行をいたします。運行時刻は,現行の代替バスの運行時刻を下回らないように,また,JRとの接続を考慮いたしまして,可能な限り始発・最終の時間帯にも運行できるよう配慮してまいります。 運賃設定につきましても,現行の代替バスの運賃を上回らないように配慮をいたします。 次にターミナル事業として,駅構内南側約4,000平方メートルをバスの乗降場・回転場として駅周辺整備事業の中で整備をしてまいります。 かしてつ沿線地域公共交通戦略会議の事業といたしましては,バスの実証運行,新型バス車両の導入,携帯電話で走行位置が確認できるバスロケーションシステムの導入,利用促進のためのPR活動等で,国が2分の1を費用負担いたします。 新型バスは交通手段だけではなく,行政情報を発信するなど,付加価値を設けたいと考えているところでございます。 事業計画期間につきましては,平成21年度から平成25年度が国の補助制度に基づき進捗管理する期間となり,その後も継続して実施してまいります。 次に事業費でございますが,道路整備費,利用促進費,ターミナル事業費で総額10億6,853万8,000円,このうち石岡市の負担分は6億7,933万8,000円となっており,内訳は事業費一覧のとおりでございます。 財源につきましては,国・県補助金が5億3,200万円,地方債が6,000万円,一般財源が8,733万8,000円でございます。 次に事業効果でございますが,バスの利用者については,速達性・定時性の向上,バス停の改善が図られます。一般交通者は,道路の混雑緩和や駅周辺の混雑緩和が図られます。行政の効果としてBバイCが2程度,その他の効果として3点ほど記載されてございます。環境についても,Co2排出量の削減が図られます。 最後に役割分担でございますが,石岡・小美玉市につきましては,道路及び付属施設バス停の整備を行います。 茨城県は,信号及び規制標識の設置,国道355号の交差点改良を行います。 バス運行事業者は,法定協議会は記載のとおりでございます。 4ページには,位置図,標準断面図,バス停の位置が記載されておりますので後でご覧いただきたいと思います。 最後に,5ページをご覧いただきたいと思います。 石岡市のホームページに「鹿島鉄道跡地を走るバスへの意見を募集しています。」という内容を10月3日に掲載し,バスのデザインコンセプトと併せて運行時刻やバスの停留所の位置等について広く意見を聞くものでございます。ホームページのほかに市役所やバス車両の中に同様の資料を備え,意見を聞くことも行います。また,今月の2日には東地区公民館におきまして,沿線住民の方を中心に説明会を開催したところ,50名を超える皆さんが出席をいただき,バス停の位置や運行時間などについての意見が多数寄せられたところでございます。これらを計画に反映させていきたいと考えております。 なお,本年度末を目途に整備することとしておりますが,先ほど委員さんからもお話がありました政権交代による国の補正予算の見直しに絡みまして,国の補助金交付が不透明となっておりまして,これを見極めた後,予算執行したいと考えておりまして,工事着工が,今のところ11月ごろを予定しておりますが,ずれ込んだ場合に工事完了が遅れることを現在危惧しているところでございます。 以上,BRT事業の進捗状況について説明させていただきました。 徳増委員長)以上で説明は終わりました。 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。 磯部委員)今,課長の方から国の補助金の明確なるあれが出てからと。その前にシミュレーション的には,たとえば補助金がカットしてしまうと。あるいは事業そのものが認定されなくなる八ッ場ダムじゃございませんが。そういう事を想定した検討というのはなされているんですか。まだそこまでいってないですか。 企画部長)現在のところ,補助金が削減されるということを前提にした検討はしておりません。と言いますのは口頭では多分大丈夫だろうという,内々といいますか,担当官はそういうような話がございまして,しかしながら正式にですね,内示あるいは交付決定の道筋がたたないと発注できないということで,現在止めている状況でございます。あと一週間程度でなんかしらのアクションがあるのかなというふうに考えておりまして,若干そういう意味で発注が遅れているという状況でございます。 磯部委員)この,かしてつ跡地・BRTのことを石岡の大きな1つの起爆剤的事業として位置付けているのであればですね,国の今のところの動向を見ていますと,予算の分捕り合戦もなかなか難しいということで,また同時に赤字国債の発行とかそういう事も叫ばれておるわけですね。そうするとローカルに対する事業の見直しとか,そういう事を万一言ってきた時には,じゃあその場合にはどういう対応をするのかと,まあそういうことも1つの検討課題として隅に置いておかないと,補助金がカットされちゃった。この事業は先延ばしとなると,折角たてた計画も何も無くなってしまいますんで,そのへんは是非ですね広範囲な検討,こういうものも担当所管においてはね,協議していただいておければ,勿論補助金無くして市の財源だけでやるとなると大変な負担になりますね。 その辺も踏まえた中で,それには補助金をいただくために地元代議士を通して,何としても陳情したりお願いしたりするという啓蒙啓発的な運動もね,同時に行っていくと,正直行政だけの事業じゃ無くなっているんですよねこういう問題は。やはり商工会議所あるいは観光協会局,先ほども言いましたように,そういうところも一体となった,石岡市がこれは必要なんだと訴えていくようなそういう対応も是非していただければ,受け取る側もですね,もっと重きを置いてくれる可能性も十分あると思いますんでね,その辺も1つ十二分にご貢献等をいただければと思いますんで要望的にお願いをしておきます。 企画部長)十分に慎重に対応してまいりたいと考えております。 小松委員)バス運行計画の中の運賃の設定ですけれども,現行代替バスの運賃を上回らないよう配慮するということで,参考のこの運賃がここに記載されておりますけれども,一律で運賃を決めるというような話も以前に聞いたようには思いますけれども,今はどのようにお考えでしょうか。 企画部次長)小松委員さんおっしゃるとおり,ワンコインというようなアイデアとかいろいろ当初ございましたけれども,計画を具体化していく中で,公設民営なので道路を造ってその上を民間の方が路線バスの認可を受けて走ると。ただそれだけでなくて,サービス水準を上げましょうと。例えば,新規導入するバスは低床にするとか。それから朝晩の需要の多いところは10分間隔にする。あるいは早朝夜間の運行時間を長くしようと。そういうサービスレベルを上げる所で実証実験をしていくという考え方で整理がされております。 そういう中で運賃を劇的に安くするというところまで踏み込んで今回事業展開をするということではないと。ある程度採算を考えながら,なおかつ当初かなりサービス水準が上がりますので,当然経費もかなり掛るので,劇的に安くするというのは今のところ事業の在り方としては考えてございません。 小松委員)この間,私もいくつかセミナーとか個人的に外に出かけた時に意識的に富山とか,或いは,ほかの自治体でもまだ路面電車が残っている,そういうところをできるだけ実際に乗る事に努力してきました。そういう中で,運賃についてはお釣りが出ない,半端が無いような形で,そしてある一定の距離までは100円とか200円。その距離を過ぎたところは少し料金を上げる。だいたいどこ行っても2段階ぐらいで料金設定がされていました。非常に本数も多く乗り易く,これだったら市民の方が日常的な買い物の足にも使えるなあっていうのを実感してきました。この端数刻みの運賃にならないことも1つは分り易さかなあと思いました。そして無料ということはなく,たとえば障害者の方の場合でも料金を減免する。そういう制度はあるにしても無料というような形というのは比較的少なかったと思います。料金の設定についてはそういうことも参考にしていただけたらと思います。要望申し上げておきたいと思います。 岡野委員)******** バス運行計画に示されている,石岡駅から旧常陸小川駅間の所要時間が約20分とありますが,******** 現在のバスの所要時間に比べてどのくらい短縮されるのか ******** 伺います。 企画課長)岡野委員さんのご質問にお答えいたします。時間の20分というこの基本的なものですけども,速達性の向上ということで資料のですね,3ページの効果の中に,バス利用者,一番上に速達性の向上の中で,小川駅石岡駅の所要時間については,これまでは25分の所,およそ5分から9分短縮されますと記載されております。この短縮される理由としまして,鹿島鉄道・鉄道が走るように遮断機が降りて通れるものではございませんので,バスの専用道路としてもできるだけバス優先ができるような信号機を設置したり,或いは停留所の場所を工夫したりしながらできるだけ時間短縮ができるような今回の道路構造,警察との協議をしながら進めてきた結果,このような時間短縮がされるというところでございます。 岡野委員)BRTの利便性はやはり時間が短縮される。現行の道路の通行よりも短縮されるという事が魅力だと思うのです。そこをどう決められた時間を維持しているかということで,その利用者にとっては大事なことだという事なんで,それはやはり公表したからには,それを遵守するような形でいかないと,「いや〜遅れる,遅れる」なんていうようなことではうまく機能しないと思いますので,そのへんは十分にですね20分というふうに公言したからにはそれを順守していくというシステムをキチンとやっぱり確立していくという事だと思うんですよ。 それからもう1つ,1点お伺いしますが,ここでバス停・駐輪場の最大16か所と出ていますが,その維持管理についてはどの様に考えていますか。駐輪場の維持管理については。 企画課長)その辺のところにつきましては,ただ今調整をしているところで駐輪場バス停等については,たぶん都市建設部の方になってくるのかなというふうに思っております。 岡野委員)都市建設部はどうでもいいんですけども,結局,駐輪場もね,無人だとすると例えばイタズラがあるとか,或いは色々な面で不具合がでてくるという場合にはですね,駐輪場を設けたために被害が起こったり拡大したり,あるいはその責任をどうするのか,これが無人だとすると非常に色々な面でね,事件みたいなものが起きてくる可能性が私はあると思うんですよ。それはやはりこれを計画した側の責任も問われるわけですから,その辺の事は十分に維持管理をどうして行くのかってことを良く考えていかないと,ただ単に「駐輪場を作りましたよ」「運営について私は知りませんよ」ってことではですね,スペースを設けただけでは,ちょっと私は色々トラブルが起きるんじゃないかというふうに思っております。それについてもう1回答弁いただきたいと思います。 企画部長)この駐輪場とバス停につきましては,市が設置するということでの一義的な責任の所在は市にあるというふうに感じております。そういう中での運営,管理につきましては当然バス事業者等との協議も必要でありますし,利用者に対する安全策の喚起とか,そういうものもやらなければならないし,市としても当然パトロール的な日常的な管理も当然考えなくてはならないというふうに思っております。 また一方,地域の住民の方々がこういう施設に対して自らその管理をしたいというようなところのご意見も個別には聞いております。そういうものも含めまして,今後その具体的な対応策についてまとめて参りたいというふうに考えてございます。 岡野委員)部長の方の答弁で,それでお願いしたいと思うんですけど。細心の注意を払って計画から事業を進めてほしいと思います。以上で終わります。 徳増委員長)ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次にその他といたしまして,報告はございませんか。 企画課長)1件報告をさせていただきます。定額給付金の申請状況についてご報告させていただきます。件数等の資料をお配りいたします。 定額給付金は,景気後退下での経済対策とともに,市民の皆様の生活を支援するため,65歳以上の人及び18歳以下の人は20,000円を,それ以外の人には給付対象者1人につき12,000円が支給されました。 この申請期限につきましては,平成21年4月1日から平成21年10月1日までとなっており,先週受付が終了した所でございます。 当市の申請状況は,申請書発送数が29,747世帯で,受付数は29,114世帯の97.87%でございます。うち申請書受付後給付を辞退された世帯につきましては11世帯でございます。 未申請者は,633世帯で2.13%でございます。なお未申請者につきましては,広報いしおかで申請を呼びかけるとともに,対象者宛に郵送で再度お知らせをし,対応したところでございます。 以上,定額給付金の申請状況について報告をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 徳増委員長)以上で報告は終わりました。 質問はございませんか。 小松委員)平成21年の4月1日から受付が始まって10月1日が閉めということで,この未申請者数が633件。広報いしおか,あるいは郵送で再度お知らせしたけれども申請がなかったと,この内容,事例としてこういう事が予想されるというような,それはお分かりでしょうか。 もうこれから申請があっても終わりですよね,この事業は。この633件の,例えば送ったけれども戻ってきちゃてるとか。ちゃんと相手先には633件届いているのか。戻ってきているのか,その辺が知りたいんですけれども。 企画課長)ただ今の小松委員さんのご質問ですけども,今633と申し上げましたけれども,1000件を超える未申請者がございました。その中で,内部で協議をして,出来るだけ本人の所に届くように,更に申請を頂くようにということで,先ほども言いました広報いしおかの他に,その未申請者に対して郵送により対応したところでございます。 それで例えば,届かなかった如何のこうのという話がございましたけども,それらにつきましては,色々住基の情報等を使ったりして,現況を確認したりして対応したところございますので,推測するところによると633名については,それなりの対応をして,これ以上多分申請はないだろうということで捉えております。チェックはすべてさせていただいたということで考えております。 徳増委員長)戻りはないという事で理解をしてよろしいわけですね。 企画課長)居所不明等により戻ってきたものはございました。その内容について,先ほど言いましたように住基等を確認しながら,その内容について分析をして,対応した所でございます。 小松委員)どのくらいですか。 企画課長)ちょっと今のところ数字としては持ち合わせておりませんので,後日お知らせしたいと思います。 小松委員)居所不明というのは,実際私も色々な形で体験しておりますので,それはそれでこちらでは手の打ちようがないと思っております。 ただやっぱり,相手に届いたのに無いというのは,申請の手続きがわからなかったとかいろんなこともあるのかなというふうに思ったんですけれども,一応期限も切れましたので,分かりました。以上で終わります。 企画課長)ただ今の未到達の件数でございますけども,手元に資料がございました。申し訳ありません。 平成21年の最終的な物ではございませんが,9月28日の時点で未到達者については192通となっております。 企画部次長)定額給付金私も担当していましたので,思うところがあって,決裁等を見ていましたけれども,非常に多彩でございます。 例えば申請しようにも出来ない所にいる方,でもその施設から申請された方ですとか,それから外国人ですよね。外国人で不法滞在になってしまう方とか。 本当に多種多様で,その際は1件1件全部担当が調査して,1件1件決裁を上げてきます。それで驚いたのがですね,9月の中旬ぐらいから全部洗いだしをしまして,例えば市の職員でも未だ申請していなかった人がいたとか。我々普通の常識ですと「申請するよね」と思いこんでいたんですが,市の職員だったので聞くと「そんな慌てなくてもいいのかな」,そういう方がごく稀にいらっしゃることは実際あるんですね。 そういう様々な個別の事業の積み重ねが,この残念な数字になっているのだと思います。想像の域を超えませんが,この半年間ずっと見続けて,そういうふうに私は感じております。 磯部委員)これ11人は申請受付後,給付辞退したわけですよね。11人は申請してね。この633人はそういうのは一切ないんですね。アクションが何も無いんですね。はい分かりました。結構です。 岡野委員)こういう話が出たんで私は,このことについて私は申請をしなかったです。拒否です。 私の仲間も同じように,この事業に対して拒否をしたという方がいますので,何人かは私と同じような行動をとりました。 徳増委員長)他にはございませんね。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 ほかの報告,消防の方からよろしくお願いいたします。 消防本部総務課長)よろしくお願いいたします。 八郷消防署の消防ポンプ自動車が緊急出動した際,石岡警察署のパトカーに接触しました物損事故について報告させていただきます。 この事故は,去る8月24日午前7時15分ごろ,石岡市大塚地内において,傷病者が意識呼吸なしとの119番通報により,救急車と現場での救急活動を支援するための隊員の必要があり,消防ポンプ自動車が同時に出動しました。 救急活動支援を終えて,八郷消防署に戻るため消防ポンプ自動車を方向変換させる際,現場に駐車してあった石岡警察署のパトカーの運転席側前ドアー付近に消防ポンプ自動車助手席側後部が接触したものです。消防ポンプ自動車には接触した痕跡が残らないような接触でありましたが,パトカー側に若干の接触痕が残ったため,修理をすることで協議を進めてきた所でございます。 そうした所,9月28日にパトカーの修理費18,858円を市が支払うことで,示談が成立しましたので,損害賠償額の決定及損害賠償請求に関する専決処分の手続きを行ったところです。 損害額につきましては,全額保険金で対応いたしております。また,この度の接触事故を受けまして,今後は狭い場所や混雑している場所での安全確保のため,同乗者が誘導する等,更なる安全運転に努めるよう安全運転管理者から全署員に訓示した所でございます。 以上でございます。 徳増委員長)以上で報告は終わりました。 この報告に対しまして,何か質問はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 その他としまして,何か発言はございませんか。 磯部委員)プレミアム商品券,実績はどうなりました。 企画部長)全て完売したと。はい。全部完売してございます。 徳増委員長)他に発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)無いようですので,執行部の皆様は退席いただいて結構です。お疲れさまでした。 暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 徳増委員長)再開いたします。 ここで委員の皆様にお諮りをいたしたいと思います。 当委員会といたしましても,これまで,行財政改革や中心市街地の活性化対策,またはBRT等,各種案件の審査を行ってまいりました。さきほど説明を受けましたように,具体的に動き出している事業もございます。 全国には事業実施により,大きな成果を収めているところもあると思います。 そこで私ども委員会としましても,本市の取り組みに資する事が出来るよう,先進地の調査を行ってまいりたいと考えますがいかがでしょうか。行政視察でございます。 委員の皆様から,先進地調査についてご意見がございましたらお願いをいたします。 暫時休憩をいたします。 ― 休 憩 ― 徳増委員長)再開をいたします。 それでは,委員の皆様から出ましたご意見を参考にしまして,先進地視察については委員長,副委員長に一任していただきたいと存じます。 これにご異議ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ないようですので,さよう決しました。 以上で総務企画委員会を閉会いたします。 |