茨城県石岡市柿岡5680-1（八郷総合支所）
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徳増委員長）ただいまから，総務企画委員会を開会いたします。 開会に当たりまして，新たに総務企画委員会委員となられました山本委員をご紹介いたします。山本委員は，去る１０月２５日の石岡市議会議員補欠選挙において当選され，総務企画委員会所属となられました。本日の総務企画委員会が初めての出席でございますので，皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。 山本委員）山本でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 徳増委員長）本日の議題は，今期定例会において当委員会に付託されました，議案の審査として，議案第９６号「平成２１年度石岡市一般会計補正予算」（第５号）のうち，総務企画委員会所管部分。さらに議案第１０３号「石岡市職員の勤務時間，休暇等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」の審査でございます。 ほかに「その他」といたしまして消防本部と企画部から報告事項がございます。 本日の案件説明のために，委員長において説明員として出席を求めた者の職氏名は，お手元に配布いたしました，説明員名簿のとおりでございます。 それでは，これより議事に入ります。最初に，議案第９６号「平成２１年度石岡市一般会計補正予算」（第５号）のうち，総務企画委員会所管部分を議題といたします。本案について，執行部から説明を求めます。 八郷総合支所総務課長）八郷総合支所総務課の小松崎でございます。よろしくお願いします。それでは，八郷総合支所総務課所管の補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書３７ページをご覧いただきます。中段にございます，目の５災害対策費の防災対策経費７１万５,０００円についてご説明いたします。１２手数料７１万５,０００円は，防災行政無線による災害時の緊急連絡手段を引き続き確保するため，移動系防災行政無線の免許更新を行うもので，その手続きに要する経費でございます。以上です。よろしくお願いいたします。 総務部参事）総務部参事の高木です。よろしくお願いいたします。続きまして，ただ今説明の在りました下の段に記載してあります，国民保護対策経費１５防災情報通信設備整備工事３０２万円についてご説明させていただきます。これは経済危機対策の平成２１年度，総務省消防庁所管，補正予算の中で消防防災情報通信体制の強化，全国瞬時警報システム，Jアラートの全国一斉が整備に盛り込まれており，それを活用して整備するものです。Jアラートの特徴として緊急地震速報，津波警報，弾道ミサイル情報等，対処に時間的余裕のない事態に対する緊急情報を，人工衛星を用いて国から市町村に瞬時に伝達するシステムで，今回整備する範囲は，受信情報表示装置，それからスピーカー，回転灯です。歳入につきましては２８ページ，２９ページに記載のとおりです。以上です。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。質疑はございませんか。 磯部委員）この防災対策の手数料の件ですが，更新手続きといわれましたよね。するとこの期間はどのくらいあるんですか。 八郷総合支所総務課長）失礼しました。現在の期間でございますが，平成２８年６月１日から５年間でございます。 磯部委員）２８年 八郷総合支所総務課長）失礼しました。２２年の５月３１日＊＊＊＊＊＊＊＊ ５月３１日までが現在の使用期間でございまして，その３か月前までに更新手続きをしなさいという事でございます。以上です。 磯部委員）ですからね，この期間というのは何年間有効なんですかという事が聞きたいんです。 八郷総合支所総務課長）５年間でございます。 磯部委員）そうすると，５年毎に更新手続きをまたするという事で認識していいんですね。 八郷総合支所総務課長）はい，そうでございます。よろしくお願いいたします。 徳増委員長）ほかに質問はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。 次に，討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。議案第９６号「平成２１年度石岡市一般会計補正予算」（第５号）のうち，総務企画委員会所管部分を採決いたします。 お諮りいたします。本案は，「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 次に，議案第１０３号「石岡市職員の勤務時間，休暇等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。 本案について，執行部から説明を求めます。 総務課長）総務課久保田と申します。よろしくお願いいたします。議案第１０３号「石岡市職員の勤務時間，休暇等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」をご説明させていただきます。 提案理由といたしましては，国に準じて平成２２年１月１日から本市職員の勤務時間を改正するものでございます。内容といたしましては委員の皆様，既にご承知のとおり，当市の職員の勤務時間は，現在，１日８時間，１週４０時間となっております。しかしながら，平成２０年の人事院勧告において，民間の労働時間との均衡，行政サービスの維持及び仕事と生活の調和等を考慮し，国家公務員の勤務時間を短縮する勧告が出されました。これは，人事院が勤務時間は給与と同様に基本的な勤務条件であり，民間と均衡させることが基本であるとの認識に立ったものと考えております。 このことを受けて，本年４月１日から，国家公務員の勤務時間が１日あたり８時間，１週４０時間から１日７時間４５分，１週３８時間４５分に改正されました。 国家公務員の改正を受け，当市においても県内市町村の状況や県からの助言なども頂きながら，その実施時期について検討を重ねてまいりました。１１月現在で調査いたしましたところ，県内４４市町村中２９市町村において，既に改正がなされております。また今年度中に４市町村が条例の改定を予定しているというような調査結果でございます。このことから，本市においても人事院勧告を尊重し，国の措置に準じて短縮を図り，勤務時間を平成２２年１月１日から１日７時間４５分，１週３８時間４５分とするものでございます。 この改正に伴い，市役所，総合支所などの開庁時間が午前８時３０分から午後５時１５分となるものでございます。どうぞよろしくご審議賜りたいと思います。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。 次に，討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。議案第１０３号「石岡市職員の勤務時間，休暇等に関する条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。 お諮りいたします。本案は，「原案のとおり可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 以上で，今期定例会において付託されました議案の審査を，終結いたします。 この際，お諮りいたします。本日，審査いたしました議案に係る委員長報告の取り扱いにつきましては，委員長にご一任願いたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 次に，その他といたしまして，消防本部から報告をしたい旨の申出がございましたのでこれを許します。 消防本部総務課長）消防本部総務課長の田上です。よろしくお願いいたします。説明に入る前に資料の確認をお願いいたします。消防本部の資料につきましては一部２ページになっております。 それでは説明させていただきます。常備消防の広域化の進捗状況についてでございます。常備消防の広域化につきましては，茨城県消防広域化推進計画を受けて，茨城県南ブロック消防広域化研究会の中で，消防の広域化が住民の安全安心をさらなる向上に繋がるものでなければならないことを念頭に置きまして，検討を進めているところでございます。研究会では，その第１段階といたしまして，各消防本部での調査項目を分担して，現状を洗い出し，それらを分析し，それぞれの課題を抽出してみました。この現状と課題を関連する担当者が共通認識を持つ事により，消防広域化を推進する際の一助になることを目的とするものでございます。 それでは資料１ページをお開きください。上段表１をご覧いただきたいと思います。１ 県南ブロック各消防本部の現状が記載されております。内容につきましては平成２１年４月１日現在でございます。県南ブロックの構成消防本部は８消防本部でございます。構成人口につきましては，１０３万９,７７７人としてきましたが，調査後，常総市の旧石下町が当ブロックに入るという事により１０６万９,１０５人になっているところでございます。 総面積は１,６３５平方キロメートルでございます。稲敷地方広域消防本部が４７８平方キロメートルから取手市消防本部の７０平方キロメートルございます。当消防本部は４番目で稲敷地方広域消防本部の約２分の１，取手市の約３倍になっているところでございます。 署所数につきましても１１か所配置の消防本部から１か所配置の消防本部。職員数につきましても３２７人の本部から６３名の本部になっておりまして，それぞれの差は約５倍になっているところでございます。 車両につきましては，記載のとおりでございます。８消防本部の平均到着時間につきましては，７．７分でございまして，取手市消防本部の５.８分に次いで当市は２番目の７．４分なっているところでございます。火災救急救助の出場件数につきましては記載のとおりでございます。 次に下の表について説明させていただきます。内容につきましては平成１９年度資料でございます。歳出決算額につきましては，つくば市消防本部の３３億１,８４０万４,０００円から阿見町消防本部の５億５,６２３万７,０００円になっております。人件費割合につきましては，平均８６.２％でありまして，かすみがうら市消防本部の９４.７％で，当市は７８.６％で一番少なくなっております。職員充足率につきましては，平均６２％でありまして，取手市消防本部は８２％で当市は５７％で６番目になっております。 その他については記載のとおりでございます。 次に資料２ページをお開きください。課題につきましては多くありますが，主なものを１から１０まで記載させていただきました。 (１)将来人口の減少が税収や交付税の低下につながるため，市町村財政に負担が掛からない体制作りが必要です。 (２)人件費が大部分を占める事や職員数の水準が異なることから，広域化後の財政計画と職員配置計画のバランスを検討する必要があります。 (３）各団体により構成市町村から負担金の内容や割合が異なっているため広域化後の地域の実情，職員の適正配置に考慮した負担金のルールの検討，調整が大きな課題であります。 飛びまして(５)各消防本部では特定の年齢層に偏っているので，活動部隊の編成等の職員の適正配置が難しくなっております。 最後に(１０) 消防団との連携の確保や出動要請方法の調整が必要です。 その他につきましては記載のとおりでございます。以上報告申し上げましたが，現状と課題について，今後も研究会で検討してまいりたいと思います。以上でございます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。ただ今の報告に質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。課題はたくさんありそうですね。 山本委員）現状報告を踏まえて１０項目の課題が提示されておりますけども，この中で今後広域化の進捗のためにいろいろと検討がなされることと思いますが，私の方から是非お願いしたいことは，消防力・防災力の低下が決してあってはいけないと，このことを最優先課題として，検討を進めていただきたいと思います。以上です。 徳増委員長）ほかにはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）発言なしと認め，以上で，本件の審査を終了いたします。 次に，企画部から報告を３件いたしたい旨の申出がございましたのでこれを許します。 最初に「中心市街地活性化基本計画の認定について」報告をお願いいたします。 企画課長）「中心市街地活性化基本計画の認定について」ご報告をさせていただきます。 資料１の１ページをご覧いただきたいと思います。 議員の皆様方には１２月８日の全員協議会において，当計画が本年１２月７日付で内閣総理大臣から認定を受けたことについて，ご報告をさせていただいたところでございます。 今後は，この基本計画に基づき，市民・事業者・行政が一体となって，中心市街地の活性化に取り組んでまいります。 当計画の概要につきましては，計画期間として平成２１年１２月から平成２７年３月までの５年４か月で，計画区域はＪＲ石岡駅周辺の約９７.４ヘクタールでございます。 ２つの基本方針を掲げ，１つ目は，「生活支援機能が享受でき，快適で安心して暮らせるまち」で，中心市街地の居住人口を平成２１年の４,８５０人から３０人増の４,８８０人を目標といたします。 ２つ目は，個性的な商業の活性化に加え，「歴史的資産を活かした様々な人々が行き交うまち」で，歩行者通行量を平成２０年の１日２,６４４人を１３６人増の２,７８０人を目標といたします。 次に２ページをご覧いただきたいと思います。認定書の写しを掲載させていただきました。 内閣府の中心市街地活性化担当室から報道されました資料によりますと，全国の認定件数は今回の１０件を加え，合計で９２件でございます。 次のページをご覧いただきたいと思います。 テナントミックス事業の中で，来年度に取り組む予定の「タウンマネージャー雇用」「石岡スイーツプロジェクト」「地産地消レストラン」「地元農産物直売所」の４事業で，内容は記載のとおりでございます。 これら４事業を計画の開始年度に取り組む予定としたことにつきましては，まず市民の方々に中心市街地の活性化が行われているという印象を感じていただけるよう，賑わいが創出される事業を計画することといたしました。 また，これら一連の事業は地元高校生の関わりが特徴となっております。早速，今月の２１日に３校の校長先生との打合せを行うことになっております。 なお，当計画書の本文をホームページに掲載をさせていただきました。 以上，簡単ではございますが，「中心市街地活性化基本計画の認定について」ご報告をさせていただきました。ありがとうございます。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。ただ今の報告に質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。 磯部委員）若干お尋ねをいたしますが，この中心市街地活性化基本計画に基づく，中心商店街活性化支援法というのもありますよね。このへんとの整合性といいますか，これ，どうも見ると商店街の活性化も含めたような地域活性化事業になっていますよね。 商店街活性化支援法は１地域につき１か所しか認めないと。石岡地区であるならば石岡市内を認めたならば八郷地区は認めないのが商店街活性化支援法の基本ですよね。この場合に，これも活かして同時にですね，いわゆる市街地活性化の中にですね，織り込んで行くことができるかどうか，その辺ちょっと勉強不足で分からないものですから。 この前も一般質問の中で，中心市街地活性化事業と商店街支援法とをゴッチャにして，いわゆるイベント広場へ市庁舎を移転して商店街の活性化を図るという質問が出ましたよね。あのへんは混同されている部分があったんではないかなと，そのへんについてね，整合性的なものがどういうものか説明できる範囲内で結構ですので，お聞かせいただければと思いますのでお願いいたします。 企画課長）ただ今の磯部委員のご質問でございますが，今回の一般質問の中で村山議員さんの方から，中心市街地活性化基本計画法に基づくものと商店街活性化法の部分でのご質問がございましたけれども，内容的に今回受けました中心市街地活性化法に基づく認定につきましては，経済的な部分が非常に偏っている部分がございます。併せて商業活性化法につきましては，コミュニティ－を醸成するという形の内容となっております。ですけども，今回指定を受けましたエリアの中での商店街活性化法等を使っての，例えば空き店舗とか振興組合とか，そういった部分でのグレードを上げるといった内容の事業は，比較的今回，中活認定を受けたことによって，可能性は非常に高いというふうに思っております。ですので，この中活だけではなくて地元商店街の方々の取り組む姿勢といいますか，当然そういったものが出てきたならば，そういったものも併せて対応することができれば，一番理想的だなというふうに思っております。 磯部委員）今，ご説明がございましたが，そのへんも絡めてですね，商店街の活性化があって始めて地域の活性化に結びつくのではないかなと。 どっちが先かというと難しい問題があると思いますが，併設して一緒に対応いただけるように是非とも，ご努力いただければと思いますので，よろしくお願いいたします。以上です。 企画部長）今，貴重なご提言，ご意見ありがとうございました。今後，この商店街活性化法の内容につきましても研究させていただきまして，相乗効果が発揮できるように取組んでまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。以上でございます。 小松委員）１つお尋ねいたします。テナントミックス事業で，それぞれ三つの事業が具体的に備考の欄で，駅前通りの空き店舗，面積まで具体的に書かれておりますので，昔どういうお店だったのか，具体的に候補として挙がっているわけですので，その点を明確にしていただけたらと思います。 企画課長）小松委員さんのご質問にお答えをいたしたいと思います。今回提出をさせていただきました資料の中に，備考に面積等を記載してございます。あくまで所有している方と直接まだ交渉している状況ではございません。ですけども，関係者と駅前を歩いて，実際に空き店舗となっていて，こういった事業については，ここの場所が適当かなといったところをリストアップして記載させていただいたものでございますので，具体的に何処の場所ということを申し上げられませんけれども，テナントコミックスゾーンの中で，駅前だけにとどめるのではなく，奥の歴史的ゾーンにまで足を運んでいただけるような振り分けのテナントミックスとしたということだけは言えると思います。 皆さんにお渡ししている資料の中でも，今回はお渡ししておりませんが，カラー刷り写真付きで出ておりますので，ご想像いただければという事でよろしくお願いいたします。 徳増委員長）ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）発言なしと認め，以上で，本件の審査を終了いたします。 次に「ＢＲＴの進捗状況について」を報告願います。 企画課長）ＢＲＴの進捗状況についてご報告をさせていただきます。 １１月１１日に開催されました「第４回かしてつ沿線地域公共交通戦略会議」の協議内容についてご報告をさせていただきたいと思います。資料の２をご覧いただきたいと思います。その時の資料をコピーをさせていただいております。 私どもの不手際ありまして，１ページと２ページが逆にとじてしまいました。申し訳ございません。 最初に資料２の２ページをご覧いただきたいと思います。最初に「実証運行主体の選定について」と記載されているところから説明させていただきます。よろしいでしょうか。 （１）の目的でございますが，現在運行している鹿島鉄道代替バスの石岡駅から鉾田駅間のうち，石岡駅から旧四箇村駅までをバス専用道に移行することにより，定時性と速達性を確保し，さらに運行本数等のサービスレベルを大きく向上させるための実証運行を実施し，定時性と速達性の検証や利用者の満足度，採算性の検証を行い，本格運行に向けてまいります。 （２）の実証運行の方法でございますが，運行主体は公設民営で行い，車両については，運行主体が用意し，新規バス３台と既存の車両を充て，新規バス３台の購入等については，戦略会議が負担するものでございます。 維持管理につきましては，道路及び付帯施設の大規模な修繕は石岡市と小美玉市が行い，日常的な保守管理は運行事業者が行います。 実証運行期間ですが，現在のところ，平成２３年度末までの最大２年間を想定してございます。 運行区間は，石岡駅から常陸小川駅間を基本といたします。 実証運行経費の負担につきましては，運行収入を充てることといたしますが，運行収入から運行経費を差し引いた収支欠損額が生じた場合には，戦略会議が負担いたします。 次に（３）の応募結果でございますが，運行事業者については，平成２１年１０月７日から平成２１年１０月２０日までの間，表に記載されている内容により公募しましたところ，関鉄グリーンバスから応募があり，提出された事業計画案について審査を行った結果，条件に合致していることが認められ，戦略会議において承認がされたところでございます。 次に１ページをご覧いただきたいと思います。運行計画案についてご説明いたします。 最初に運行計画の概要ですが，石岡駅から旧四箇村駅までをバス専用道に移行することにより定時性と速達性を確保し，石岡駅から小川駅間を増便して，利便性の向上を図ります。なお，既存の鹿島鉄道代替バスルートにつきましては，この実証運行期間は最小限の便とし，本格運行に移行するまでに存廃を見極めることといたします。 次に（２）の運行本数ですが，表に記載されておりますように，石岡駅から小川駅間まで上下線合わせて３８便が増便される予定となっております。 （３）の運行時刻ですが，当面，現行の鹿島鉄道代替バスの運行をもとに時刻を設定し，今後，利用者のニーズやＪＲ線等との接続も考慮してまいります。 運行間隔は，朝のピーク時は１０分間隔で，ピーク時以外は概ね１５分から２０分間隔を予定いたします。 次に（４）運行車両ですが，既存車両と中型ノンステップバスの新型車両３台を用意いたします。 （５）運賃設定ですが，既存の対キロ区間制に基づく運賃体系を維持することといたしますが，経路を変更することで距離が短縮されることからも，運賃の変更を考慮いたします。 （６）のバス停でございますが，鹿島鉄道代替バスの利用状況や間隔，利便性を考慮し，記載のとおり設定いたします。 また，バス停の名称は，地元地名を用いるなど分かりやすい名称といたします。 次に３ページをご覧いただきたいと思います。 バス停に付属する施設，バス停周辺整備についてでございます。 （１）のバスシェルターの設置箇所の基本的な考え方として，石岡駅に向かう道路の南側に設置いたします。右側の表にも記載されているとおり，当面は利用者が多いと思われる箇所に優先的に設置をいたします。 （２）駐輪場は，旧駅部など用地に余裕があるか所に優先的に設置をいたします。 （３）のバス停及びシェルターの設置位置でございますが，バス専用道の用地が限定されるため，状況により位置や大きさが制約されてまいります。 （４）バス停へのアクセスの改善については，①から⑧まで改善できるよう努力してまいります。図面は４ページに掲載されてございます。 （５）の利用者とのタイアップでございますが，ネームプレート等の設置や企業・商店・病院等のネーミングライツ，本線への植栽など，利用者や沿線住民，企業などの協力を求め，ともに連携を図り取り組んでまいりたいと考えております。 次に５ページをご覧いただきたいと思います。トータルデザインでございます。 （１）の聴取結果でございますが，ホームページやバス車両内の広告スペース，市役所等に設置し，皆さんからの意見をお聞きしました。その内容について記載してございます。 （２）車両デザインについては，この寄せられた意見をもとに検討した結果，先の協議会において，「本年度購入するバスは通常型とするが，色彩については原案を基本とする」で承認をいただいたところでございます。 また（３）のシェルター等のデザインにつきましても，「機能性・実用性を持たせた設計を行うが，コンセプトを出来るだけ反映したものとする」で承認をいただきました。 最後に５の利用者サービスでございますが，パソコンや携帯モバイルでバスの運行状況が確認できる，バスロケーションシステムを導入し，利用者に対しお知らせ情報や接近情報等を提供いたします。 ６ページには参考資料として工程表を付けさせていただきました。 以上，１１月１１日に開催されました第４回の会議の協議内容についてご報告させていただきました。以上です。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。ただ今の報告に質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。 磯部委員）１点お尋ねしたいんですが，この沿線地域公共交通戦略会議というのはどういう位置付けなんですか。これが車両の件とか一部負担するとなっていますよね。初歩的な質問なんですが，戦略会議というのはどういう位置付けで，どういう組織になっているのか 企画部次長）本戦略会議はいわゆる法定協議会でございまして，運輸サイドの，国の所管します法律に基づいた，法定協議会として設置したものでございます。趣旨はバス購入とか運行に関する国の補助をいただく際に，その法定協議会を設置して計画を作ることによって，初めて国の助成をいただけると，そういう趣旨で設置したものでございます。 磯部委員）構成についてちょっとお尋ねしたいんですけど。 企画部長）構成につきましては行政機関，これは石岡市と小美玉市，県それから陸運事務所等が入っております。交通に関する許認可権限を持っているところを含めた組織でございまして，その他に沿線の利用者の代表の方，区長さんそれから実際に利用されています高校生の代表の方等入れまして，総勢で３０数名になるかと思いますが，そういうメンバーで組織してございます。この中で，このＢＲＴに関する協議を行っておりまして，それぞれの専門的な分野から，当然，交通の規制を代表いたしまして警察も入ってございます。そういう意味で具体的な法規制或いは，運行の利用のしやすさ，そういう面からこの計画づくりを行っておりまして，今回の実証運行と申しますのはＢＲＴをスタートさせるにあたりまして国の補助をいただくということが前提でございましたので，この戦略会議を使って，ここを事業主体としてまず実証運行をするというものでございます。 その前に前提となりますのは，今代替バスが走っている路線をこのＢＲＴ路線に乗せ換えるという本来の目的がございます。ここは事業者である関鉄グリーンバスが行う，いわゆる自分の責任で行う分野でございまして，その走ることと今回レベルを上げて実証運行するということは別な事業というふうに切り離して考えておりまして，まずこの実証運行をしてレベルを上げた結果に基づいて，それが通常の業務として成り立つのかどうかということが問われるわけでございます。そうしないと，現在でも常陸小川間については黒字で走っているわけでございますけども，黒字の範囲内で今のままでもいいよということになってしまうと，決してレベルは上がらないということなりますものですから，これをさらにレベルを上げることが実証運行の目的でございまして，利用者が増えるということになれば，利用者が増えて採算が合うというところに持っていきたいということの狙いを持っているわけでございます。 そのために先程，赤字が出た場合に補てんしますということなんですが，この実証運行に限りましては国も２分の１を補助しますと，赤字が出た場合といいますか不足が出た場合は補助しますと，残り２分の１を地方で負担して下さいという言い方になっていますので，それも戦略会議が国からの受け皿になりまして，委託としてその分をグリーンバスに流すというような形になろうかと思っております。以上でございます。 磯部委員）良くわかりました。聞き慣れないあれで，戦略会議というので民のグループのあれかなという勘違いをしていたものですからありがとうございました。 もう１点はですね，運賃設定の件ですが，これはね，検討すべき事案かと思うのですが，例えばね，障害のある方，高齢者の方々の特殊運賃といいますかね，そういう事も冒頭からね，織り込んで行くこともまた，ある意味いいのではないかなと。 色々と国庫補助の問題とか色々あってね，これは独自にできない法規制の問題があって，できない部分もあろうかと思いますが，もし可能ならば，そういうことも是非この運賃に取り入れていただければという思いもします。是非ご検討いただければと思います。別に答は結構ですのでよろしくお願いしたいと思います。 岡野委員）２ページの実証運行の方法についてということで，その維持管理についてですね，道路及び道路付属施設の大規模な修繕は石岡市・小美玉市が行うとありますが，大規模な修繕というのは，何処から大規模なのですか。つまり金額とか具体的に決まりはあるのですか。で，その下にですね日常的な保守管理は運行業者が行うとあります。この線引きはどうなっているかお聞きいたします。 企画課長）ただ今の岡野委員のご質問にお答えいたします。明確な答えができるかどうかわかりませんけども，あくまで市道として整備をいたしますので，当然通常の道路の中で例えば崩れたとかですね，バスが運行するにあたって支障が出る，そういった状況が発生した場合は行政である石岡市・小美玉市で補修をすると。道路についている色々な付帯施設，日常的な物については，ここに記載されている通り事業者が行うということの選りわけといいますか，そのように考えております。ただ，具体的にどの範囲がどうというのは，私よく承知しておりませんので，申し訳ありません。 企画部長）今回のこのＢＲＴの整備に関しましては道路とバス停については市の財産になります。そういう意味で市の財産を使って民間がバスを走らせるという構図になりますので，その中において財産を変更するような工事，或いは事態におちいった場合にこれは市がやります。ただ運行上の便利施設等を設置あるいは変更する場合については，それは利用者側である運行事業者にお願いしたいという趣旨でございまして，この内容については今後事業者側と詰めていくということになろうかと思います。 岡野委員）私はね，この文章ではね，その辺が明記されていないと思うんですよ。大規模な修繕という事と市の所有であるその部分についての，今部長がいった変更か何かがあった場合，あるいは色々な面で崩落があるとか，そういった場合は市が行うと，所有者が行うというような答弁ですが，やっぱりその明確にしておかないと，全部何から何まで市がやることになってしまうという懸念があると思うんですよ。もっとハッキリとしたもので，運行業者と契約をするというか，それが必要ではないかなと思っているんですよ。もう１回答弁お願いいたします。 企画部長）実際の運行に当たりましては，明確といいますか，細部に亘った契約に相当する内容で，文章的に交わしたいというふうに考えております。現在の段階で，この計画はまだ整備は発注前段でございますので，どういうものを作るかということはまだ明確に示されない中での事業者の公募という事でスタートさせたものですから，今後そのへんについてはキチンと整理をさせていただきたいと思っております。 岡野委員）その，分わかりましたけども，もう１点ですね。例えば，先程の部長の説明によりますと今黒字であると。もっと有効に黒字幅を伸ばせるというか，そういうような事も考えていると。そうした場合ですね，こちらが殆ど工事はやりますよと。しかし黒字が伸びましたよと。で，黒字が伸びた場合にそれはそれで運行会社が全部いただくのかという話になってくるわけで，そのへんはどういうふうに考えているのかということですが。 企画部長）今回の ＢＲＴにつきましては，市民参加型の事業ということで捉えております。そういう意味でこの事業者とそれから利用する市民，我々行政側はどのようにそのサービスレベルを上げた運行サービスというものを供給できるかということが重要であろうというふうに考えておりまして，当然この明らかな利益が生じるというような事の中では利用者としての市民向けの，さらに提供できるそのサービスというものに充当をしていくべきではなかろうかなと思っておりまして，そういう意味では，例えばインフォメーション機能を充実させるとか，そういうもので運行事業者に対して市民へのサービス向上を図るというような仕組みをこの中に盛り込んで行きたというふうに考えております。 岡野委員）今，部長の話はよくわかるんですが，あの，やはりですね，最初が肝心なわけでして，修繕とかそういうものは私どもで引き受けますよと，それで黒字が出た時にはそれなりで色々な市民に対してのそのサービスを提供していきますよという話はちょっとですね，私としては黒字になる場合，今より黒字が出た場合にですね，それはやはりですね運行業者もですね，運行上あるいは道路上に支障が出てきた場合にはですね，全部とは言わなくてもやはり負担はしていくべきではないか，利用者の負担も必要ではないかと私は思うんです。 そのへんもですね，当初の契約といいますか，その時にやはりよく煮詰めた上で進めるべきだっていうふうに思っているんです。そのへんについてもう１回お願いいたします。 企画部長）今回のこのＢＲＴでスタートするということにつきましては，目標として当然１,６００人を確保するという中で動いていくわけでございますけども，その中での実際の収支というものもキチンと見極めなければならないし，この３年後以降のですね，運行方法についてもキチンと道すじを立てなければならないだろうというふうに思っておりまして，そういう意味では，この実証運行の中からそういうテーマなり課題なりというものをきちんと見据えて，それを継続して協議するという形を取りながら進めさせていただきたいと思っておりまして，この実証運行自体が黒字の場合についてだけ議論するということもちょっと難しい点もございますので，総合的に判断させていただきたいと思っております。 磯部委員）今の関連なんですが，これ運行業者は利益を追求してやるわけですよね。行政はサービスですよね。そこに当然隔たりがあるので，今岡野委員が言われたように，黒字が出た時の話が出ました。じゃあ反対から見た時に赤字になった時に行政はどう対応するのかと。こういう検討も一緒にね，していかないと黒字になれば業者はね企業努力しましたよってことになるわけですよね。当然民間と行政では売りが，行政は行政サービスですから民間は利益追求ですからそのへんの違いがあると思うんでね。やはりなかなか負担割合とかそのへんは難しいと思いますが，やはりそのへんも検討していただいてね，今後そうかといって儲かっているのなら，やりなさいという事になると問題ありという事になりますんでね，そのへんはもう十分にね，ご協議とご検討をいただいて，３年間のスパンじゃなくてね，長い目で見て，リアルで検討をしていただきたいと思いますんで，これだけ要望としてお願いいたします。 小松委員）今の関連なんですが，経費の負担で，実証運行経費の負担は運行収入をもって充てるものとする。ただし運行収入から運行経費を差し引いた収支欠損額が生じた場合はかしてつ沿線地域公共交通戦略会議が予算の定める額を限度として負担するものとする。と，この予算の定める額はどの程度であるのか伺っておきたいと思います。 企画部長）まず，ここの仕組みからご説明させていただきます。実証運行を始める前に現在の運行経費が幾ら掛っているのかということは当然ベースになるわけでございます。収入対支出ということで明らかにした上で，このＢＲＴに乗せ換えた時の予算決算ということになってくるわけでございますが，当然収支もこの実証運行を精査する項目に入ってございます。その中で，この２か年の中で目標の１,６００人を達成するということを段階にといいますか，できれば一気に上げられればいいんですけども，段階的になるだろうと思っておりまして，そういう中で，目標達成をしていく間において，収支に差額が生じた場合の金額が当初と比較して明らかになってくると思っておりまして，その段階毎の差額が生じた部分について，国の補助を受けながら，地方の負担といいますのは事業者も含むというふうに解するというふうに思っているんですけども，そういう中で，負担割合を決めながら，これを負担していくことになろうかと思っております。そういう中において，例えば来年度の予算の中でどういうふうに組んで行くかというのは，これから３月までの間に事業者等とこの運行計画を定める中で，この経費区分についても，予算的なものを含めて計画の中に織り込んで行きたいと。で，その中で限度額を定めて，それを予算的に計上していきたいというふうに考えているところでございます。まだ，予算的なものはこれからということになろうかと思っております。 小松委員）ありがとうございました。もう１点確認したいんですけれども，石岡駅構内乗り入れというようなことについての進捗状況について伺いたいと思います。 企画部長）石岡駅につきましては，東側の旧かしてつ跡地について，駅周辺整備事業の中で，その跨線橋の取り扱いがまだ明確に計画作りがなされていない状況にございます。しかし，これも急ぐ必要があるということで，今，都市建設部サイドで，早急に詰める作業を行っている最中でございますので，その結論なり，工事が終了するまでの期間を今後何年と見込むのか定かではございませんが，そう遠い時期ではないだろうというふうに考えておりまして，そうしますと，その間は暫定的に東側のロータリーに乗せるという案でスタートせざるを得ないだろうというふうに考えておりまして，その所はまだ，時期的にいつからどうするかというところは定かではございませんけれども，少なくともこれらがスタートする，ＢＲＴがスタートする平成２２年分の時期には，概ね何か年ぐらいはこのまま暫定で走らざるを得ないということが明らかになろうかなというふうに思っております。 徳増委員長）一つ一番危惧している部分なんですけども，交差点。運動公園のところの交差点ですね。両方，商業側よりも一番怖いなと思っているのはデルジャンの所，あそこはどうなるのか今までの図面で，素人の私が見ていますと，何だか極端に曲がっていくので，あそこは大変交通渋滞を招くのではないかなと。それと同時にそこで事故が発生するんじゃないかなという素人の心配があるんですけれども。あそこは一番の山場だと思うんですね。道路作る時にこのへんはどうなっていますか。そこと今小松委員から出ました発着場，その２か所だと思うんですね。 企画部長）運動公園の所の交差点処理が，交差点改良で出来無いということでございますので，現在のところは暫定的に一旦市道に乗せて，さらに市道を国道側に向いた上で右折したうえでまた軌道敷きに乗るという，そういう流れになっております。これにつきましては警察と県の間で協議をした結果がこういうことになっているわけでございますけども，実際にその現場的ですね，検証する必要があるだろうというふうに思っておりまして，実際に交通量をキチンと調査して，実際の車の流れ，そういうものを把握した上で再度協議する必要があるかなと思っております。運行までの間にそのへんのところを再度詰めることが一つと，それから警察が心配している３５５に渋滞を招くというようなことが実際に起こるのかどうかということが，現場的な検証をする必要があるだろうというふうに思っておりまして，そういうものを見極めた上で，最終判断が必要なのかなというふうに考えております。 運行までの期間で，そこも再度詰めておきたというところでございます。これについては，県と警察或いは都市建設部サイドとの話も十分に行っていく必要がございますので，そのへんのところは今後とも協議してまいりたいというふうに考えております。 徳増委員長）大変，見切り発車のように感じているんですね。あの軌道敷き通りにできないのか，あのクランクのように曲がっていくということ自体非常に危険だと思いますし，今言ったように，あの渋滞，今でさえあそこは渋滞がひどいところですから，それ以上の渋滞になるのではないかなと思うんですね。どうにか，今の軌道敷きの通りに真直ぐに進めないものかどうか，強烈にそこで市の側から意見を発していただきたいと思います。 あの図面の通りに行くと，これは大変なことになるのではないかなと，もしあれであれば，むしろ橋でも掛けちゃった方がいいのかなあって。それは費用の問題があるからあれなんですけども，安全性のこと考えたら，それも考えざるを得なくなってきてしまうんですけども。とにかく軌道敷き通りに私は進めていただきたいと思います。 企画部長）私ども市の立場といたしましても同じ気持ちといいますか，同じ考えでございまして，そこはいささかも変わってございません。そういう中で，警察が懸念しています交通渋滞を招くということの実証を明確にする。明らかにする必要があるのかなというふうに思っておりまして，そういう意味では今後とも協議を進めていきたいというふうに思っております。 また，県としてもあそこの交差点改良が必要だということは認識しております。そのために暫定的な工事費を県で用意したという実態もございますし，今後ともそれは県の課題ですということで，こちらも強く訴えておりますので，今後ともさらにまた協議を重ねたいというふうに思っております。 徳増委員長）よろしくお願いいたします。他に質問ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）ないようですので，以上で本件の審査を終了いたします。 ここで１０分間ほど休憩を入れたいと思います。 － 休 憩 － 徳増委員長）休憩前に引き続き会議を開きます。 「乗合タウンメイトのアンケート調査結果について」を報告願います。 企画課長）「乗合いタウンメイトのアンケート調査結果について」ご報告させていただきます。資料３の「乗合いタウンメイト登録者アンケート調査結果報告書」の１ページをご覧いただきたいと思います。 この調査は，利用者のニーズを的確に把握して，現在運行している乗合いタウンメイトの更なるサービスレベルの向上を図ることを目的として実施いたしました。 対象者は，平成２１年７月２１日現在の乗合いタウンメイト利用登録者全てで６,５９３人。３,１９９世帯に対し，調査用紙郵送配布・郵送回収により行いました。 調査期間は，平成２１年８月１９日から同年の９月１１日までの２４日間で，回収結果は，発送数６,５９３人に対しまして回収数２,６００人で，回収率は３９.４％でございます。 今回のアンケート調査結果で構成比の多かった回答について，設問ごとにご説明をさせていただきます。 ２ページから４ページの問１から問４の基本属性です。 ２ページの問１の性別は「女性」が６１.１％，問２の年代は「７０歳代」が３７.２％，３ページの問３の居住小学校区では「石岡小学校地区」が１７.３％，４ページの家族構成は「二世代（親と子）」が３１.５％でした。 次に４ページの問５の利用目的ですが，通院の３２.７％が最も多く，次いで買物の１９.８％となっております。 次に５ページの問６の利用状況ですが，登録はしているものの利用していない方が５８.５％いらっしゃいました。 次に問７の利用していない理由でございますが，「利用する必要がない」と回答した方が３５.８％と最も多くなっており，家族の送迎や，現在は車の運転ができる等の理由により，登録はしたものの必要がないので利用していないという方が，多い状況となっております。 次に６ページの問８の利用できない場合の交通手段ですが，「家族の送迎」と回答した方が３１.８％で最も多く，次いで「タクシー」が２６.２％となっております。 次に問９の，利用して便利なところですが，「自宅近くから乗れる」と回答した方が４５.６％と最も多くなっており，次いで「目的地前で降りることができる」と回答した方が２２.５％いることから，デマンド交通のドア・ツー・ドアという特徴が評価を受けていることが伺えます。 次に７ページの問１０の，利用して不便なところですが，デマンド交通のシステム上の問題である「到着時間がわからない」を選択した方が１４.７％と最も多くなっております。 次に問１１の，改善してほしいところですが，「土日・祝日の便を運行してほしい」と回答した方が２０.８％と最も多く，次いで「バス停方式にし，定時制にしてほしい」と回答した方が１９.７％という状況になっております。 以上のことから，「女性」の「７０歳代以上の高齢者」で「石岡地区」に住んでいる方が多いこと，二世代家族であり，主に「通院」目的のために利用登録をしたが，家族等の送迎があり今のところ「利用する必要が無い」ため「利用していない」という傾向がみてとれます。 また，「自宅近くから乗れる」というデマンド交通システムの特徴が，便利な点に挙げられる一方，不便な点として「到着時間がわからない」というデマンド交通システム上の問題が指摘されていることがわかりました。 今後改善して欲しい点として，「土日・祝日の運行」と「バス停方式，定時制」の２つがほぼ同数で，利用登録者に求められていることがわかりました。 なお，地区別では八郷地区において「乗り継ぎを無くす」ことが最も求められていました。 今後の対応として，この調査結果を元といたしまして，対応策や改善策等について関係機関と協議し，見直しを行い，更なる利便性向上を図ってまいりたいと考えております。 以上，「乗合いタウンメイトのアンケート調査結果について」ご報告させていただきました。 徳増委員長）以上で説明は終わりました。 これより，質疑に入ります。ただ今の報告に質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。 山本委員）アンケート結果には記載されておりませんけれども，利用者の多くが約６０％ですね，７０歳を超える高齢の方。そして通院も，利用目的は圧倒的に通院が多いという事で，運転者の方は十分に交通事故等が無いように注意しての運行だと思いますけども，１つステップが高すぎて不便だという記載がありますけども，利用している間にお年寄りの方等の事故が無かったかどうか，そういう報告はありませんでしょうか。 企画課長）ただ今，山本委員のご指摘がありましたように，確かにノンステップにはなっておりませんので，高齢者等の乗る方にとりましては，使い勝手が悪いということは言えると思います。ただし，ご運転をしている運転手の方が介添えをしていただいて，対応をしているところでございます。ただ，そういった事故の報告等については，連絡はきてございません。ただ，ここで申し上げることがいいのかどうか分かりませんが，運転手の方の応対の仕方に「やや問題がある」と言った意見も中には出てございます。そういった意見が出された場合には，直接的に運行主体となっております「まち未来いしおか」の方に，その旨を逐一報告し，対応をしていただいているところでございます。以上です。 山本委員）分かりました。私も気にしたんですけども，その運転手の利用者の方に対する対応それとアンケートの回答の中にもありましたけど，申し込んだ時点で，電話した途端に，利用する日が無くなったというような記載も有りますので，そのへんの利用者に対するサービスの向上に繋がるような指導をしていただければよろしいかと思います。私の質問は以上です。 小松委員）このアンケートの目的が，利用者のニーズを的確に把握してサービスレベルの向上を図ること目的として実施しましたということなんですけれども，問いの１１で「特に改善して欲しいところは何ですか」というところが，バス停方式・定時制が５１２回答で１９．７％。土日祝日の便を運行５４２回答で２０．８％という結果で出ているわけですけども，これはアンケートを実施する前から，市民・利用者の方から多く出されていた意見なわけです。私もそういう点では，この点を改善して欲しいということで委員会でも発言しているかと思いますけれども，このアンケートを実施して，こういう結果が出ました。そしてこういう結果について，対応が求められると思いますけれども，その点については，このアンケート結果を受けて，どういうふうに進めていくのか，お伺いしたいと思います。 企画部長）今後の対応でございますけれども，現在，我々担当の中で具体的な手法としてどういうやり方があるのかと，いくつかのパターンを考えるようにと担当の方には指示しておりまして，そういうものをいくつか作った中で，それぞれ議論を深めて，よりベターな物への方向性を探ろうという事で，作業を進めている段階でございます。 今のままで決していいということでないということが明らかになった中で，しからば次の段階としてどういう方向性を示せばいいのかということが重要でございますので，そのへんのところはお時間をいただいて，その結果については委員会の方にご報告したいと思っております。ちょっとお時間をいただいて議論を深めさせていただければと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 小松委員）このデマンド方式の乗合タクシーの運行を始めた経過としては，ご承知のように巡回バスの不便性，そういったものから，それではデマンドタクシーという方法が取り上げられたと思いますが，やはり各地で今，巡回バスあるいは循環バスからデマンドに切り替えている，そういうところも沢山あるわけです。 両方ですね，循環バスと乗合タクシーを両方運行するそういう自治体も中にはあります。いろいろ細かいところでアンケートの意見を見ているわけではありませんので，詳細には意見を述べられませんけれども，やはり，アンケートを実施して改善して欲しいところが出てくるわけですから，民間の交通機関タクシー事業者等の営業妨害になるからという形で，今の方式があると思うんですけれども，やはりそこのところは乗り越える必要があるのではないかと，このように思っておりますので，今後よくこのアンケートも精査して，今後の事業展開をして行って欲しいとこのように思いますのでよろしくお願いいたします。 岡野委員）八郷からだと石岡に来るにはやはり乗り継ぎというものがあるわけですよ。その点についてですね，このアンケートからもそうですし，前からもそういう不便さというのがあるんですけど，そのへんの改善は可能なんですか，どうなのかをお聞きしたいんですが。 企画部長）改善しなければならないと今，基本的に考えておりまして，その中で既存路線バスとの組み合わせ或いは，それと交差する運行の仕方等いろいろその路線の引き方もあるだろうというふうに思っております。 今のこのタウンメイトとの組み合わせをどういう形で持っていけばいいのか，そのへんのところをシュミレーションしたいなというふうには思っておりまして，時間短縮をどのくらいまで図れるのかということも当然ですけども，利便性といいますか，今はその自宅近くまで運行しているものを，じゃあ何処まで出ていただけるのかですね，そういう中でタウンメイトと違う手法を組み合わせた場合どうなのかということを，複合的に議論する必要性があるのかなというふうに思っておりまして，今後そのへんも含めて詰めていきたいと思っております。 岡野委員）お聞きしますけど。この中に障害者の関係の方は何人くらいこのアンケートに答えているのか。と申しますのは，障害者の方は，作業所とか施設に行く時に，非常にこれが出来たおかげで，保護者の軽減，それが図られていると。それから自分で乗り降りが出き，あるいは関係者といいますか，軽度な方が重度の方の面倒を見て，この乗合タクシーで通う事が出来ると。そういうようなことで，非常に，私の聞いたところによると助かっていると。随分前進したと聞いているんですけども，そのへんの声は届いているのかどうかお聞きします。 企画部次長）そういった作業所に毎日通ってらっしゃる方が利用されていることは承知しております。朝お乗りになって，帰り，お帰りになる時に定期的に利用されているということで。ただ，今，委員からお話のあった助け合っているとか，そういうところまでは承知しておりませんでした。平成２０年度だと思うんですけども，大変狭い道を入っていく都合や関係で，結構大きな車両なものですから，すれ違いとか色々な問題があったものですから，施設にお伺いをしていろいろお話をお伺いしました。 「従前はバスに乗っていたんだけれども，歩く距離がかなり長いので，大変だった。」という事で「助かっています。」ということは，施設の方からお話を伺った経緯はございます。以上でございます。 磯部委員）今，縷々意見が出たわけですが，確かにこのアンケートを取ることは素晴らしいことであり，一歩二歩前進することだと思うんです。ただ問題はですね，回答率は３９.４％，裏を返せば６０％の人は満足しているという見方も出来るんですよね，これアンケートというのは。 今非常に市民ニーズが多様化しています。それでもこれを見てビックリしたのは，料金が高いというパーセントも出ていると。３００円ですよね，そういうものを執行部は，このアンケートに基づいて，改善改革を図ると。それは非常に異議あることであり，また市民サービスの充実に繋がる事だと思うんですが，そのへんはやはり十分に検討していただいてね，比較的要望の多い，こういったものを改善していかないとですね，これもやろうあれもやろう，全部やろうと言っていたらとてもじゃないがエライ財政負担にもなりますよね。ですからその市民の方にもそういうものを理解していただく，そういうものに対してはある程度ですね，自分のアンケート結果を出したものに対して改善が進んでいないと，いうような問題が今後出てくる可能性があると思うんですね。 やはりそういう時にはきちっとした説明責任。こういう説明することによってご理解をいただくご協力をいただく。そういう方向性も，それは市民ニーズに全てこたえられればね，こんな素晴らしいことはないですよね。ですけども今は，十人十色それぞれ要望が違ってくるわけです。その中で改善するものはドンドン改善していただき，現状において致し方無いものは，その方向性で進んでいかないとね。事業がこれだけだったらいいですけど，沢山事業ありますんでね，そのへんはやはりあの執行部としてもね，改善協議，検討委員会等でそういう論議をする時にですね，そのへんも十分に踏まえた中でね。 これも今６,０００万ぐらいですか財政負担が。これ全て聞いていったら２億やそこらの銭掛りますからね。そういう事も踏まえてね，このアンケートが決して悪いというんじゃなくてね，このアンケートを出してくれた人は本当に自分の意見として困っているからこそ出した。ところが，４０％もいかないことによると逆に言うと関心が薄いのか残りの方は現状に満足しているか，そのどちらかと捉えられると思うんですよね。ですから，この小さい声が聞こえ，少数意見を決して抹殺する意味ではございませんからね，そこだけは誤解のないようにですね，今後検討する，改善する時ですね，そういったこともと基本的にベースにしてね，改善していただかないと，全部応えていけないと思うんでね，全部応えていければいいんですけどね，是非そういうのは検討の段階で入れておいていただかないと，大変な事になるのかなあと思うんで，これは意見としてね，そういう考えもあるよということで，汲んでいただければ結構でございますのでよろしくお願いいたします。 企画部長）私ども，この交通という分野において，今後どうあるべきかという事が大きなテーマであろうというふうに考えとりまして，その中の１つがこのタウンメイトというふうな位置づけをとっていきたいと思っております。そうした中で一番問題は石岡市の中も含めてそうなんですけども，外との交通の連携だろうというふうに思っております。その中にこのタウンメイトが，どういうふうに，その中でうまくリンクしていくのかということが重要であろうと思っておりまして，そういう意味で，大きな目でまず捉えた中での今後の交通戦略といいますか，そういうものをきちんと立てた中にこれを落としこんで行きたいという事で考えておりまして，その時のその改善策は何かということで議論をしていきたいというふうに思っております。 単に一個人の足となるべき手法は何かということだけ論じますと，先ほど委員さんご指摘のように，お金が幾ら有っても足りないという結果になりますので，そのへんのところは，最大公約数的な議論の中でですね，整理をさせていただきたいと思っております。以上です。 徳増委員長）ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）あの，再三執行部の方にお願いしてるんですが，報告であれ何であれ資料なんですけども，これだけ厚い資料になりますと渡されて２・３分で質問しないと言われてもなかなかできないんですね。そこがミソで執行部の方は質問をさせないためにそうしてるのかどうかは分かりませんが，できる限り少なくとも３日前には出していただきたいんですね。何回依頼してもやっていただけない。今回の議会見てましても委員会軽視，私ども議員に力が無いので軽視されても仕方がないと言われればそれまでなんですけども，できる限りいい形で，車の両輪というのであればお互いにそこは補完し合ってやっていかなければいけないと思いますのでできる限り早い時期に，少なくとも３日前には，資料をお出しいただきたいと思います。これは本当に心からの要望でございます。よろしくお願いいたします。 徳増委員長）発言なしと認め，以上で，本件の審査を終了いたします。 その他として，何か執行部の方から発言はございますか。 総務部参事）防災訓練についてご報告させていただきます。 昨日，石岡地区の元真地地区におきまして区を主催者として消防署と石岡市が共催で地域防災訓練をしました。昨年開催いたしました総合防災訓練終了後，訓練の反省を含め，消防本部と検討し防災関係機関を中心とした劇場型の見せる訓練から今年度は住民参加型の訓練，自主防災組織消防団を活用した集落単位，旧町内会単位の訓練という事で計画したところでございます。 これからの年度内の予定でありますが，八郷地区で１か所を開催したいと思っております。なお昨日実施しました元真地地区住民は約１４０名が参加いたしまして開催したところです。 従来の総合防災訓練も３年に１回は開催していきたいと思っております。以上ご報告いたします。 徳増委員長）以上で報告は終わりました。ただ今の報告に質問がございましたら，お願いいたします。 山本委員）昨日実施された元真地の防災訓練，地域防災訓練，時間的にはどのくらいだったのでしょうか。 総務部参事）昨日実施しました訓練につきましては，９時に始まりまして，予定では１１時半終了だったんですが，若干早まりまして２０分には終了いたしました。 山本委員）分かりました。ありがとうございました。 徳増委員長）ほかにはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）発言なしと認め，以上で，本件の審査を終了いたします。 次に，「閉会中の継続調査の申し出について」を議題といたします。 当委員会において，閉会中もなお，継続して調査を行うため，石岡市議会委員会条例第３６条の規定により，お手元に配布いたしました案文のとおり，事件及び事由を示し，閉会中の継続調査を今期定例会の最終日に申し出たいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長）異議なしと認め，さよう決しました。 以上で総務企画委員会を閉会いたします。 | ||||||||||||
