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議会中継
  


 第7回委員会 (10月15日)
出席委員 鈴木米造委員長,山口晟副委員長,川井貞夫委員,関昭委員,関口忠男委員
市執行部 都市建設部長(藤枝利明),都市建設部次長(鈴木信充),都市計画課長(舟橋伸),都市整備課長(大関敏文),下水道課長(臼井俊),建築住宅指導課長(中川尚也),道路建設課長(福田嘉夫),都市計画課副参事(海老原徹)
議会事務局 議事法制課係長(関 努)



鈴木(米)委員長)
ただ今から,都市建設委員会を開会いたします。
 これより議事に入ります。本日の議題は,付託されました陳情の審査といたしまして 陳情第36「若宮四丁目の道路整備に関する陳情」について。次に所管事務の調査といたしまして,「BRTの進捗状況について」,「景観計画の策定について」,及び「その他」であります。
 次に本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに陳情第36「若宮四丁目の道路整備に関する陳情」についてを議題といたします。 本件は,前期定例会において閉会中の継続審査を申し出た案件であります。現地につきましては,前回の当委員会で調査いたしましたので,それらを踏まえまして,本件についてご意見等がございましたら,挙手によりお願いをいたしたいと思います。

山口副委員長)あの道路につきましては,ご存知のように途中まで立派にできておりますので,道路が無いところを造るわけじゃなくて,あるところをやるわけなんで,これはやっぱり市として道路整備するべきだと,私は思います。
 
鈴木(米)委員長)ほかにございませんか。

関委員)この陳情は,「舗装してください」という陳情なんですね。舗装しても,これにいろいろ説明してあることの目的を達成することは,私は困難ではないかなというふうに思います。もしこの目的を達成するとするならば,舗装だけではなくて別な方策があってしかるべきではないかというふうに思います。以上です。

鈴木(米)委員長)そのほかにございませんか。

関口委員)前回と続いての審議なんですけど,私も関委員と同様なんですが,単に舗装だけして通行できるかというと,多分ちょっと無理かなという点と,もっと手前から一体的に整備していくのが一番望ましいのではないかと思うので,今回のこの陳情はちょっとふさわしくないと,このように思います。私はこのままでは不採択がいいと思います。

山口副委員長)これは,この前,皆さん見たと思うんですけど,やはり出し方がきちんとしていないということなんですけど,道路につきましては,今,行き止まりみたいな形になっているんですよね。だからこちらから,やはり道路があるんですから,舗装だけじゃなくて,それは市として今後やる場合にはただ舗装だけじゃなくやるべきだと思うし,これは通しておいたほうがいいと思います。

鈴木(米)委員長)そのほかにありませんか。

川井委員)私は関委員のおっしゃる通りだと思います。

鈴木(米)委員長)そのほかにありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木(米)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木(米)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。陳情第36「若宮四丁目の道路整備に関する陳情」を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。本件は採択すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。

 〔「賛成者起立」〕
 
鈴木(米)委員長)起立少数であります。よって,陳情第36は不採択とすべきものと決しました。
 以上で,当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでございますが,これにかかる委員長報告の取り扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木(米)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に所管事務の調査として「BRT事業の進捗状況について」を議題といたします。本件につきましては,初めに執行部から概要についての説明を求めます。 

都市整備課長)それでは私のほうから,BRT事業の進捗状況についてご説明いたします。当事業についてこの度,事業化への移行を決定いたしましたので,その内容につきましてご報告させていただきます。お配りの資料の鹿島鉄道跡地バス専用道化事業計画書の1ページをご覧いただきたいと思います。
 当事業の目的は,鹿島鉄道の廃線敷きをバスの専用道路として整備することにより,地域公共交通の利便性を高めるとともに,国道355号の混雑緩和や沿線地域の活性化等を図るため実施するものでございます。地区といたしましては石岡・小美玉両市の資料に記載の地域でございます。用地ですが,石岡市は軌道敷き延長約2.6キロメートル,面積約33,000平方メートルを鹿島鉄道株式会社並びに関東鉄道株式会社から寄附の申込書が,平成21年8月26日付で提出されているところでございます。駅構内バスターミナル用地につきましては,面積約4,000平方メートルでございます。次に道路整備計画の内容ですが,石岡市,小美玉市が市道として整備し,道路交通法の規制によりバスの専用道路といたします。全体計画7.1キロメートル,事業化区間は駅構内300メートルを除きまして4.8キロメートルでございます。道路の幅員は,標準幅員を4メートルとし,バス停,待避所,交差点付近は6.5メートルといたします。バス停は最大で9か所,約300メートルの間隔で設置する予定でございます。
 次にバスの運行計画です。石岡駅から旧常陸小川駅間の所要時間は約20分でございます。運行間隔は,朝のピーク時は約10分間隔で,ピーク時以外は概ね15分から20分間隔で運行する予定でございます。運行時刻は,現行の代替バスの運行時刻を下回らないように,また,JRとの接続を考慮してまいりたいと考えております。
 次にターミナル事業として,駅構内南側約4,000平方メートルをバスの乗降場・回転場として駅周辺整備事業の中で整備する予定でございます。
 次に事業費,資料は2ページになると思うんですが,事業費の件ですが,道路整備費,利用促進費,ターミナル事業費,総額10億6,853万8,000円で,このうち石岡市の負担分は6億7,933万8,000円となっており,内訳は事業費一覧のとおりでございます。財源につきましては,国・県補助金が5億3,200万円,地方債が6,000万円,一般財源が8,733万8,000円でございます。
 次に事業効果ですが,バスの利用者については,速達性,定時性の向上,バス停の改善が図られます。一般交通者は,道路の混雑緩和や駅周辺の混雑緩和が図られます。行政体の効果といたしましてB/Cが2程度となっております。その他の効果としてこの計画書に書いてありますように3点ほど記載されています。環境についても,Co2排出量の削減が図られます。
 なお,この最後のページ,4ページには,位置図,標準断面図,バス停の位置が記載されておりますのでご覧いただきたいと思います。
 また,今月の2日には東地区公民館におきまして,沿線住民の方を中心に説明会を開催したところ,50名を超える皆さんに出席いただき,バス停の位置や運行時間などについての意見が多数寄せられましたことから,これらを計画に反映させていきたいと考えております。
 なお,本年度末を目途に整備することとしておりますが,政権交代による国の補正予算見直しに絡みまして,国の補助金交付が不透明となっておりまして,これを見極めた後,予算を執行したいと考えておりますので,工事発注につきましては11月を見込んでおります。以上でございます。

鈴木(米)委員長)以上で説明は終わりました。次に,ただ今の説明に対しまして,何かご質問,ご意見がありましたら,挙手によりお願いをいたします。

関委員)基本的な質問をしますが,鹿島鉄道は赤字で経営が困難になったということで廃止になったわけですよね。で,その上にこれをやっても,やっぱり赤字になるんじゃないのかねというのが,一般住民の意見なんですよね。それはどういうふうに,今,見積もっていますか。

都市建設部次長)鹿島鉄道が廃止になって,今,代替バスを運行しております。この代替バスにつきまして,現在の時点で赤字ではないという状況でございます。それから当初,鹿島鉄道そのものは1日約1,600人くらい利用しておりました。鉄道と道路では維持費というものはかなり違うということがありまして,もしこれらの方々が,全部とは言いませんけれども,今,4割程度になっているものが,5割,6割ということになれば,バス会社としての採算というものは,とれていくのかなと。ただ,路線そのものは,常陸小川の駅から鉾田方面にも行っているものもございます。そういった,ちょっと常陸小川から鉾田方面のものは採算がなかなか難しいというのは事実であるそうでございます。我々としては,石岡から旧小川駅までの間,この区間については,採算がとれるものというふうに思っております。以上です。

関委員)1つは空港の利用客がどれだけかねという見積もりもあるんだろうと思うんですが,今まで1,600名の利用者がいたという話は,これは鉾田方面を含めて1,600くらいいたわけですよね。要するに鹿島鉄道が最初からずっと向こうまで開通してきたという状況で1,600名なんでしょう。だから現実的には,空港のことはわからないとして,今までのお客が1,600名いたというならば,多分もっと少なくなるのかな,という私の感覚ですけれども,それはどうですか。

都市建設部次長)今までのお客さんが全員入ってくるとは思っておりませんけども,現在で4割くらいなんですけど,これが6割,7割。最終的に我々が見込んでいるのは,その旧常陸小川まで,昔の数字で大体1,600くらいと言われてましたので,それまでがんばれれば最高だなというふうに考えております。

関委員)1,600名いれば,バス会社としては収益というのはいいということですか。

都市建設部次長)現在の代替バスでも赤字にはなっていないそうです。ですから,それが4割で赤字になっておりませんので,これが増えれば収益は良いのかなと思います。また鉄道と違いまして,メンテナンスの部分がすごく大きく違いますので,旧来の鉄道でも常陸小川まではなんとか採算がとれそうだという路線でしたので,そこから考えればかなり有望ではないかなというふうに考えております。

関委員)わかりました。
 
鈴木(米)委員長)他に質問はありませんか。

関口委員)ターミナルというのは鹿島鉄道の駅舎があったところの用地を取得することなんでしょうか。4,000平米という面積があるんですけど,これ場所はどこをいっているのか,説明をお願いをします。

都市整備課長)関口委員がおっしゃる通り鹿島鉄道があった土地でございます。

関口委員)そうですか。4,000平米で1億5,000万円というと,ちょっと高いと思うんですけど,その辺は不動産鑑定とかやっているかと,なんかずいぶん高いんですけど,その辺はどうなんですか。

都市建設部次長)この1億5,000万円いうのは,まだ確定しておりません。というのは,繰り越しているのは2億円ほど繰り越しておりまして,そのうち一部がこのくらいであろうということで。面積も4,000平米で確定ではなくて,この4,000平米くらい。設計をきちんと組んでいませんので,まだ。我々,もうちょっと安い金額になるんだろうと思っております。まだちょっと確定しておりませんので,予想の数字として,上限として1億5,000万円まで見ているというふうに理解していただければと思います。

関口委員)これから折衝していくんですね。わかりました。

鈴木(米)委員長)他にありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木(米)委員長)ないようですので,以上で「BRT事業の進捗状況について」の調査を終結いたします。
 次に「景観計画の策定について」を議題といたします。本件につきましては,初めに執行部から概要についての説明を求めます。

都市計画課長)石岡市景観計画の策定についてご説明申し上げます。
 資料といたしましてお手元にお配りしました,「石岡市景観計画策定方針について」と書いてありますA4版のものと,「美しい国,まちづくりのために」と題しました景観法の概要版,及び「石岡市景観計画策定の流れ」と書いてありますA4版のもののほか,本日は石岡市景観基本計画,これの概要版も併せてお配りしてございます。参考にしていただきたいと存じます。
 まず,景観法でございますが,この法律によりまして届出制にすることで,その地域の景観の特徴に合わせた規制や誘導が可能となりました。これらの規制や誘導をするためには,景観行政団体となり,景観条例を定める必要がございます。石岡市の景観計画の対象区域は,市内全域を想定しておりまして,比較的緩やかな基準にしたいと考えております。また,その中で景観形成が特に必要な地域については,その特徴にあった届出行為の基準を設けるよう,地域ごとに話し合いをしながら検討してまいりたいと考えております。
 景観形成の基準でございますが,建築物や工作物などの位置,それから形態,意匠,色彩,材料などに基準を設けまして,道路から見たとき歩行者に圧迫感を与えない位置まで後退するなど,周辺の景観を阻害しないようなものになるよう検討したいと考えております。このほか,開発行為につきましても,地形を活かし擁壁の前面や法面の緑化など,周辺の景観と調和のとれたものとなるよう,内容を検討したいと思っております。
 景観計画でございますが,9月17日に第1回目の景観計画策定委員会を開催しておりまして,委員の皆様に計画の主旨をご説明申し上げ,委員会の今後の運営方針などをご協議いただいております。また,今月28日には,2回目の委員会開催を予定しており,基本計画に基づく届出行為の基準内容など,これらをご検討いただくことになっております。
 景観計画策定の流れでございますが,平成20年度に基本計画を策定しておりますので,今年度中に景観行政団体となるための申請を行い,景観計画の案及び景観条例の案を確定させたいと考えております。また,平成22年度には,都市計画審議会の答申をいただきまして,条例の制定について,議案として提出できればと考えております。以上でございます。

鈴木(米)委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の説明に対しまして,何かご意見,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いをいたします。

関委員)これ今,ポンと渡されてどうなのと言われても,ちょっと私,質問をしにくいんですけども,また継続して。これ,私も少し勉強したいと思うんですよね。継続してこの委員会で議論してほしいなというふうに思うんですけども,そういうことでよろしいでしょうか。これちょっと渡されて「質問」と言われても,前もって渡していただければ十分に質問できたんだというふうに思いますけども。そういうことで,また次回に改めて質問させていただこうかなというふうに思っておりますので,そういうことでよろしくお願いします。

鈴木(米)委員長)他にありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木(米)委員長)ないようですので,以上で「景観計画の策定について」の調査を終結いたします。
 次に「その他」でございますが,何かご発言等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

都市計画課長)財団法人 石岡市開発公社の解散について,現在の状況と今後のスケジュールをご報告申し上げたいと思います。
 開発公社は,茨城県事業推進課の指導を受けまして,解散に向けた事務手続きを進めているところでございます。開発公社は,本年3月末に正職員を解雇しまして,残務整理のために臨時職員が1名残っている状況でございます。公社は黒字団体でありますので,解散に伴う大きな問題もございません。現在,進めております土地の販売状況を見ながら,県知事の認可を受け,残余財産の処分を行う予定となっております。
 今後のスケジュールでございますけれども,平成22年1月に理事会を開催し,開発公社の解散と残余財産の処分について,議案を提出する予定になっております。その後,2月頃に県知事の認可を受けまして解散し,3月までには清算法人に移行して清算業務を開始し,平成22年6月の業務完了を予定しておりますが,なるべく早い時期に清算業務が完了するよう努力してまいりたいと考えております。なお,残余財産の処分でございますが,南台地内の土地販売を県の宅地建物取引業協会に委託しておりますけれども,買い手が付かない状況でございます。今後も買い手が付かない場合は,11月末をもって販売を中止し,すべての財産を石岡市に寄附するということで調整してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
 
鈴木(米)委員長)他に発言はございませんか。

山口副委員長)今,貝地のところの6号バイパスの路線のところ,調査していますけど。だいぶ調査が進んできているんですけど,その後の状況はどうですか,6号バイパスに対しての。

都市建設部次長)それは発掘調査の件ということでご理解してよろしいですか。今,中津川地区のところですね,高浜街道,田伏線,あの北側のところを発掘調査しています。あそこは今年度部分という形で引き続きやっていましたけど,そこより先の部分が,また,発掘調査の対象になっております。また,作業場として使ってました南側も,やはり遺跡地域ということですので,その辺についての発掘調査が順次,行われていくというような形になります。6号の工事のほうですけども,主に今は東田中地域の工事が入っております。というのは,あの部分については,ほぼ用地買収が完了しております。それで,実際の整備工事に入っております。また,東田中下のJR常磐線をまたぐ高架橋を整備するための事業としての踏切の整備ですか,そういったものについても順次進めているというような状況でございます。以上でございます。

鈴木(米)委員長)他に発言ありませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木(米)委員長)発言無しと認めます。 以上で本日の都市建設委員会を閉会いたします。




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