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池田委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の議題は,お手元に配付しております協議案件書の順に進めてまいりますので,よろしくお願いいたします。なお,本日の委員会におきましては,初めに教育委員会所管の調査を行い,教育委員会所管の調査終了後に説明員を入れ替えまして,保健福祉部所管の調査を行いますので,あわせてよろしくお願いいたします。次に,本日の所管事務の調査に当たり,教育委員会事務局の説明員として,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。なお,参事教育総務担当 松崎君については,あらかじめ本日の会議を欠席したい旨の申し出がありましたので,ご報告いたします。これより議事に入ります。初めに,東小学校改築事業についてを議題といたします。本件については,現地調査を実施する前に,事業概要について執行部より説明を求めます。 参事兼教育総務課長)東小学校の校舎改築事業について概要をご説明させていただきます。この校舎工事につきましては,平成21年7月9日に着工いたしまして,本年7月末で工事が完了いたしました。続きまして,8月6日に竣工検査を行ったところでございます。工事概要につきまして,お手元の資料に従いましてご説明申し上げます。東小学校の改築工事につきましては,建築面積6,507平方メートル,構造は鉄筋コンクリート造3階建でございます。教室は,普通教室20教室,特別教室が1階に生活科室,2階に図書室・パソコン室,3階に理科室・家庭科室・図工室・音楽室を配置いたしました。この校舎の主な特徴といたしましては,教育方法等の多様化への対応として,各階に多目的スペースを設けることによりまして,複数学級の合同授業や少人数学級等の多様な学習形態への対応を図ることができる。2つ目としまして,安全・安心の向上として耐震性の高いプレキャストコンクリート造の採用,それから職員室を1階に配置いたしまして,正門・昇降口・グランドなどへの視認性を高めると共に,防犯カメラの設置によりまして不審者への対策を図っております。3つ目として,施設の質的な向上を図るべく,段差の解消,給食配膳兼用エレベーターの設置等によりましてバリアフリー化を図っております。それから,図書室・パソコン室を一体化いたしまして総合学習の拠点となるような施工をしたところでございます。それからもう1点は文部科学省において推進しております,環境を考慮したエコスクールの整備推進に関するパイロット・モデル事業を採用いたしまして,太陽光発電設備,10キロワットでございますが,環境教育への活用を図りました。資料に基づきまして,この概要を箇条書きで記載してございます。次のページをご覧いただきたいと思います。こちらは,校舎の案内図でございます。1階には,先程申し上げましたように,職員室・保健室,そういったものが配置されております。それから2階は普通教室と特別教室,それから特別支援学級等も2階に配置をいたしております。それから,3階には普通教室と共に,特別教室としまして,理科室・家庭科室・図工室・音楽室ということで配置をしてございます。それからもう1つ,委員会の中でもご指摘をいただいております,トイレの関係でございますが,多目的トイレといたしまして,1階の部分に身障者用のトイレを設置いたしまして,オストメイトの対応も図っております。以上が東小学校の校舎の建築の概要でございます。 池田委員長)以上で説明は終わりました。それでは,これより東小学校改築工事竣工に伴う,新校舎の現状等を調査するため,委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 暫時休憩いたします。 - 現 地 調 査 - 池田委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 ただいま実施いたしました東小学校新校舎の現地調査の結果を踏まえ,ご質問・ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 菱沼副委員長)ただ今,現地視察をさせていただきまして,ありがとうございました。私のほうから1点だけ確認の意味でお聞きしたいんですが,いつもであればいろんな小学校の中でAED,自動体外式除細動器が設置されていたわけですが,今回の東小には,私も1階を見ましたが,AEDが設置されていませんでした。これから26日が竣工ということで式典があるわけですが,そういう中でこれから設置されるかとは思いますが,もし今設置されているのであれば,どこに設置されているのかお尋ねしたいと存じます。 参事兼教育総務課長)まだ旧校舎のほうを使用している状況もございますので,現在はまだ旧校舎のほうにございまして,間もなく移転をするような形で対応して参りたいと思います。 菱沼副委員長)そういう中で旧校舎という部分においては,もう新しく先生方も,また様々な部分で移行している部分もありますので,そういう意味においてはAEDという部分においても,同じ敷地内にはあるわけですが,スピーディーに設置することが大事かと思います。そういう中で,今考えているのは,どこに設置する予定でございますか。お尋ねいたします。 参事兼教育総務課長)基本的には1階の職員室近辺というふうには考えておりますが,学校のほうの利用の仕方もあるかと思いますので,一応最終的には学校のほうと協議をして,確認した上で設置をして参りたいと考えております。 菱沼副委員長)そういう中で本来であれば,学校と協議するということではなく,本来であれば場所も決めておかなければいけないと思うんですね。そういうことは大事なことかと思いますので,これからそういう部分においては,スピーディーに決めていただいてお願いしたいと存じます。それからAEDの取り扱い,基本的には音声で出来るようにはなっていますが,そういう意味においては,今の先生方も全てAEDの講習を受けられているのかだけお尋ねいたします。 参事兼教育総務課長)申し訳ありません。細かい資料をもっておりませんで,ただ数年に分けて,講習会を消防署のほうでやっていただいておりまして,全ての先生ではなかったと思いますが,ある程度の先生方,異動されてきた先生方を含めて,講習会を昨年21年度までやっていたと思います。そういう状況で,ちょっとその辺,確認させていただきたいと思うんですが・・・。 菱沼副委員長)そういう中で東小ばかりではありませんが,全ての小学校の先生方にも,また受けられてない方も多分いると思うんですね。全員受けられていればいいんですが,そういう中で初めての方というのは,宿直していて,そういうような状況になった場合に,なかなか対応が出来ないという。私もこの間,2回目を受けてきましたが,そういう中で1回受けても忘れてしまう部分がありますので,いくら音声でやってくれると言っても,そういう部分においては講習を何回もやっていくことが大事だと思いますので,やってない方への今後の対応,またやった方の再講習,そういう部分を対応していただきたいと思いますので,強く要望しておきたいと思います。 川村委員)今,東小学校を視察させていただいたんですが,それで現場の方々ともお話をさせていただきまして,その中で若干の不都合があったり,あとは取り扱いが不鮮明であったりしているところがあると思うんですね。その辺のところを先程担当者の方へはきちんと直すように,お願いしますとは言ってきたんですが,やはりその前に現場の方々の意見を聞き,それから先程来私が言っていて,これは違うんじゃないですかという。これがあったほうがいいんじゃない。あったほうがいいんじゃないということが,言っても後の祭りになっているわけです。いつも言っているように。これはこの間の福祉のほうの統合保育所もしかりです。ですからその設計をなさった方々が,そういう施設をたくさん造っているんだよと。あなた方は,おっしゃっていましたよね。そこでこの会社を選定したんですよと言いながら,凄く現場が漏れてしまっている。これはどういうことなんだか。ですから,今後も東小学校ばかりでなく,今後も建て替え,または改築,それから統廃合のこともありますので,今後そういうことがないように,必ず我々も途中で見させていただいて,変更が出来るうちに見させていただきたい。いつも変更できなくなってから見ている。だから,今回も私は委員長に申し上げましたが,こんなの意味ないよと。言ったって何にも変わらないんだからと。やっぱり,これは変われる時に見させてもらわないと,駄目なのかと思っているんですが,私も来年どうなるかわかりませんし,あなた方もここにいるかどうかわかりませんが,申し送り事項としてきっちりそれは言っていただいたほうが有り難いかなということで,ちょっと議事録に残していただきたいということでございます。 参事兼教育総務課長)委員のご指摘のような形で,早め早めのご相談なりご報告ということで進めて,今後の建築等がある場合には,そういうような形で進めさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 川村委員)今,参事のほうは建築ということでおっしゃいましたが,建築ばかりでなく,例えばいろいろな施策に関しても,変更が出来るような,余裕をもった時点で委員会にお示しをしていただければ有り難いなと思っておりますので,その辺も含めまして,教育長のほうからも答弁をいただければ有り難いなと思っております。 教育長)ご要望に沿って,建築関係ばかりでなく,教育委員会事務局としての,いわゆる施策についてもその都度お諮りしていくような状態にしたいと思います。 塚谷委員)ただ今,東小学校の校舎の状況を見てきたわけですが,大変今の子どもたちは幸せだなというような感覚なんですが,ただこのパイロット・モデル事業を採用しているということなんですが,これは,ずっとそのまま続く事業であるのか,今後こういうパイロット・モデル事業がやはりこの柿岡中の新築にあたっても,そういうものがやはり使えるのか。またそうした形で,どのくらいの補助がきているのか。それをちょっとお尋ねしたいということと,もう1つは,太陽光発電10キロワットということで,電気料としてどれくらいの節減が出来るのか。それをお尋ねしたいと思います。 参事兼教育総務課長)パイロット・モデル事業がいつまで出来るのかということについては,ちょっと確認をしておりませんので,申し訳ありませんが、後程対応させていただきたいと思います。それとどのぐらいの電力の節減に繋がるかということですが・・・。すみません。時間いただけますでしょうか。資料はもってきているんですが・・・。 塚谷委員)今パイロット・モデル事業というものの今後の見通し,あるいはどれだけの補助がきているのか,どれだけの節電になるのかということは,これだれの事業をする上において,ある程度把握しているのではないかと思って,今お尋ねしたんですが,この東小学校ですが,この新学期からそこへ児童たちが入ると。そういう形の中で,やっているうちにいろいろな不備な点,いろいろな面が出てくると思いますよね。そういったものを次回の学校の建設というものに大いに役立てていってもらいたいと。そういうふうに思います。 髙野委員)私も何回か連れて行っていただいて,見て,今日本当に立派な校舎が出来まして,喜んで帰ってきたところでございますが,何点かあの中でも指摘したことでございますが,1番私は考えてあのような学校を造るときには安全面だと思います。そういった面において,やっぱり竣工間近なわけですが,教育部長にも言いましたが,手摺りは付けますよと。だけど本来手摺りなんていうのは,補修をする前にきちんと付けるんですよね。あそこへ穴を開けて,ただ上へのせるわけではないんでね,だから私はこうちょっと見て,校舎を早く造るんだ,竣工式に間に合わせるんだが,先立って,安全というようなことでね,ちょっと手落ちの部分があるのかなと。私も数箇所だけですが,1番前のベランダのところ,大きな前に柵があるわけですが,そこがやっぱり50センチ,60センチ,子どもたちが遊ぶのには最高の場所なんですね。そういったところに手摺りを今から付けるんじゃなくて,あれはやっぱり行政としても,あれ手落ちだと思っているんですね。見ていてね。ですから,ああいったところを,もう一度再確認をして,子どもたちを入れる前に,竣工の後でも工事は構わないんでしょうが,きちんとこの場を凌いで,そのままにしておくのではなくてやるべきかなと。そしてまた,ああいった広い場所は遊び場になりますから,最初からつくらないということなんですよ。なぜあそこにああいったものをつくったのか。それでは,ちょっとお伺いしますが,あそこに花壇か何かを置くんですか。 参事兼教育総務課長)今,委員のご指摘のあった部分については,丁度人が登れるようなスペースが出来ておりまして,ご指摘のとおり安全性から考えますと非常に問題ということで,植え込みの中にある部分につきましては,花を,植木鉢とか植え込みを置いて,登れないような形をとりたいと思っております。それから校舎側から行ける部分につきましては,あとからということになって,ご指摘のとおりでございますが,そこからは上がっていけないような形で早急に対応して参りたいというふうに考えております。 髙野委員)教育部長がすぐにフォローしていたんで,これ手落ちなんだけれども,教育部長がここでフォローしているなというのは,すぐにわかったんですが,やっぱり安全,これだけは子どもが落ちた,怪我した,それからやりましょうでは,落ちちゃった子どもはかわいそうですから,もう一度再確認をしていただきたいと。あともう1つは,私も建築が好きなもんですから,行くとよく見るんですが,同じ柱で,右と左の柱の色が違うなんていうのは,これは本当に茶番なんですよ。今の時代ですから,補修かけても何でも,きちんと同じ色に仕上がるわけですし,担当者を責めるわけではないですが,やはり自分の建物としてやったときに,柱が白と黒だったら,嫌ですよね。白い柱は白い柱ですよね。そういった校舎に対しての思いやり,つくる人の思いやりというのも必要なのかなと。出来上がって,機能だけ満たされればいいということではなく,意匠的なものもお金を出してつくるわけですから,最終的には税金でやっているわけですから,個人の建物と一緒なんですね。ですから教育委員会においても,やっぱりきちんと子どもが、孫が行くんだという感覚の中で,私は物も全てやっていただきたいと感じましたね。ただ時間とかそういうものにだけ追われて,そういう不備な部分があるのかなというふうに感じたところです。あと1つ,これは言いたくない話ですが,学校の校長先生,ちょっと私口論しましたが,あまり,何と言うんですかね,子どもたちに優しくないね。私は社交辞令で言いました。何で子どもたちの部屋にはクーラーがないんだと。どこにもないから,それは当然のことなんですね。でも学校の校長先生ぐらいになると,「そうですね。子どもたちにもエアコンがあったら,空調設備がきちっとしていたらいいですね。」と。それで今こういった猛暑ですから,猛暑でなくて涼しい時であれば,私はこういった言葉を出しませんけれども,このような猛暑の中なので,一言かけてみました。そうしたら,「いいんだよ。1つ,2つあれば。」と。どこの出身かわかりませんが,敬語も話せない。私が行ったときも,知らないふりをして,挨拶もしない。非常に私は第一印象で人を好きとか嫌いとか言いませんが,子どもを教育するものとして,第1番。だから職員室のエアコンを止めなさいと言ったら,「大人と子どもの差別はつけなければならないんだ」という訳のわからない,教育者としては,有るまじき発言も出ておりましたので,今後は新しい学び舎で,子どもたちが勉強していく中で,やはり先生にどうのこうのというんじゃないですが,やっぱり基本的には学校は子どもの学び舎ですから,その辺のところを考えながら教育にあたっていただきたいと。もの凄く腹が立ちましたのは,「いいんだよ。子どもたちの使うところ,1つ,2つエアコンを付けておけば」と。そういう暴言ですよね。「そうですね。出来るだけ多く,」社交辞令的にも私らも議員ですから,「1部屋でも2部屋でも多く付けていただけると有り難いんですけど」という,そういう大人の,子どもは子どもを教育できないですから,その辺のところも追々,歳も歳ですから,気がつくのか気がつかないのかわかりませんが,新しい校舎が竣工するにあたっては,今1つ,教育長のほうからも教育指導というものも必要なのかなというふうに私は考えました。新しい校舎で子どもたちが気持ちよく出発するわけですから,校長先生を怒らなくてもいいんですが,誰もが気持ちよくスタート出来るようなお話をしてください。怒らないでね。私は,2人で話をしたら怒りたいとは思っていますが,ひとつよろしくお願いいたします。私のほうからは以上です。 教育部長)私のほうからは,校舎の安全面につきましては,再度確認させていただいて,対応を図って参りたいと思います。なお,今回のベランダについても,私も工事現場へ何度か出向いた際にも,早急に対応策をということで,業者のほうにも話してありますので,そのような形で対応して参りたいと思います。以上です。 教育長)今日の視察の中での校長先生の対応ですが,ちょっと私の耳にも入りましたので,あの席で,校長にはいろいろ指示をしました。髙野委員が言われたように,社交的な言葉はいろいろあるにしても,やはりお客さんをお迎えしての見学ですので,その思いをくみ取って対応できるスタンスが必要かなと思っています。他の学校についても,内々にはそういうことで指導していきたいなと思っております。いろいろありがとうございました。 髙野委員)ちょっと空調のことで,家にはあんまりクーラーが入っておりませんが,校長先生ともお話したんですが,これからこういった猛暑,まだまだ本当に暑くなる時がくるのかなと。今年ばかりじゃなくて。そういった時に,もし空調設備を今の建物に付けることが出来るのかどうか,その辺のところをお伺いいたします。 参事兼教育総務課長)その辺につきましては,具体的に,申し訳ありません、私も専門家ではないんですが,前にちょっとその件について伺った際には,壁面で室外機を置く場所の問題がありまして,多分1階の外側に置く以外方法はないかと思うんですが,そういう方法を使って出来るのかなと思っております。ただそういう問題点があるということは聞いております。 髙野委員)そうですよね。空調設備をつくるにあたっても,上の梁のところに穴をあけるとか,そういった形の中で,室内機から室外機に出すような形になると思うんですね。だから将来的にあの業者さんに将来空調設備を取り付けたい場合には,どういった方法で,どういったことで出来るのかと。梁に穴をあけるとかなんかは,今耐震上恐らくできないと思うんですよ。そういったことはね。ですから,その辺のところまで業者さんに聞くだけ,将来のために聞いておいたほうがいいと思いますので,お願いですから,答弁は入りませんが,伺っておいてください。よろしくお願いいたします。以上でございます。 池田委員長)塚谷委員の質問に対し,保留いたしました答弁について,その準備が整ったとのことでございますので,ここでその答弁を求めたいと思います。 参事兼教育総務課長)大変申し訳ありませんでした。この事業の実施年度につきましては,改めてお答えさせていただきたいと思います。それで,どれくらいの電力の節約になるかということですが,あくまで計算上ですが,年間11万円から12万円程度ということで10キロワットで発電量を計算した場合に,電気代の換算として,そのぐらいの数字を見込んでおります。またパイロット・モデル事業は,経費の3分の2が補助となるということでございます。 池田委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 次に,学童保育対象学年の延長についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 生涯学習課長)学童保育対象学年の延長につきまして,現在の計画をご説明いたします。お配りさせていただきました実施計画,表になっている2枚綴りの資料をご覧いただきたいと思います。この延長の実施計画につきましては,5月に行いました4年生から6年生までの保護者へのアンケート結果に基づきまして,今年度より実施に向けて進めているところでございます。表の1番からでございますが,高浜小学校から東成井小学校の4校につきましては,全学年の合計が定員内でございましたので,9月当初に学校の協力を得まして,延長希望保護者に対しまして,説明,それから申し込み手続きを行い,また9月に教室のロッカー・下駄箱,そういった備品等がございますが,そういったものの受け入れ体制を整えまして,10月1日から実施して参りたいと考えております。関川小学校については,これも定員内でございましたが,人数が増えるということで,現在実施している教室が間仕切りで購買部と併用になってございます。大変狭いものですから,学校の校長先生と協議を進めておりまして,購買部のスペースを狭くしてもいいよということもございましたので,その間仕切りの移設作業を行いまして,年度内に実施していきたいと考えております。次に北小学校・林小学校につきましては,合計数で定員を若干超えておりますが,指導員をそれぞれ2名ほど増員いたしまして,これも年度内に実施して参ります。瓦会小学校につきましては,現在学校から500メートルほど離れた,地区の公民館の1室をずっと借りて実施していたところでございます。学校といろいろ協議した中で,3階の図工室ならば,毎日使っているわけではないよというようなことで,併用と言いますか,使ってもいいですよということでございましたので,とりあえず今の公民館へ行っている3年生までの子どもたちを瓦会小の3階の部屋を整えて,移動しまして,その後6年生までの部分について保護者へ説明をいたしまして,年度内に実施して参りたいと考えていますが,やはり学童保育というのは,1階の部分,保護者の送迎等がございます。1階の部分が1番ベストということで,県のガイドラインがありますが,そういったこともありますので,来年度県へ補助金を申請いたしまして,敷地内にプレハブの専用施設を建設していくというようなことも,考えてございます。次に石岡小学校・杉並小学校・柿岡小学校につきましては,それぞれ校舎内に空き教室が確保されましたので,必要な備品等,教室の環境整備等,それから指導員の確保を行いまして,来年度当初4月1日から実施して参りたいと考えております。次に2枚目でございます。府中小学校から南小学校までの4校でございます。大規模校もございまして,かなり人数が増えております。これにつきましては,現在でも空き教室がないというような状況でございますので,来年度に補助金を申請しまして,敷地内にプレハプの施設をつくって参りたいと考えているところでございます。それから新規開設校の4校でございます。これは,現在放課後子ども教室というようなことで,週に2回実施していたところですが,今回のアンケートで30人前後というような希望者がございましたので,学童保育優先ということで,学童保育に切り換えるということでございます。恋瀬小学校につきましては,現在も空き教室がなくて,体育館をお借りして子ども教室をやっているというような状況で,やはり敷地内にプレハブの施設を敷地内に来年度建設したいと思っております。他の3校につきましては,現在の子ども教室を実施している教室をそのまま使えますので,環境を整備して4月1日から実施して参りたいと考えております。以上です。 池田委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 川村委員)学童の学年を広げるということは,非常に良いことだと思います。ただどういうふうに保育をしていくか,ということが問題ではなかろうかと思っているんですね。今の状況ですと,安全に預かっているのが基本かと思っているんですが,やはり今度4年生,5年生,6年生ともなれば,要するに基礎的な小学校の集大成をですね,やはりそれを教えていかなければ,そこである自治体なんかでは,ボランティアでやっている方々が,学校の先生のOB,OGの方もいらっしゃるかもしれませんが,無償でやはり勉強をみてあげていると。あと中には,土曜寺子屋といって,「ドテラ」というような名称もありますけれども,それで5年生,6年生に関しては,要するに中学にあがる前の基礎学力を付けさせていると。そういうことをやっているわけですね。ただ石岡の場合には,私は前から再三言っていますようにLDに関しては,学習障害じゃなくても,要するに学習の指導という意味でもされていないのではないかと。要するにこれをもうちょっと中身を変えていただいて,考えを直していただいて,やっていただければいいなと思うんですが,まずとりあえず現状の学童保育の状況を教えてください。 生涯学習課長)現在の指導員のあり方と言いますか,指導の仕方と言いますか,とにかく安全で,親が迎えに来るまで,家にいるような状態を学校のそういうクラブで放課後見るんだということで,安全第一ということでやっております。勉強については,個人的に教えたり,何かというようなことは,勉強の時間を設けて,宿題の時間だよということはありますが,そういった個人的な指導はやっていないと思います。それが現状です。 川村委員)わかりました。それでは,今後これだけ枠を広げた場合に,例えば勉強を見てあげるとか,見てあげるまでいかなくても,わからないところは教えてあげるとか,要するに学習的な指導が今後なされるのかどうなのかお伺いいたします。 生涯学習課長)学習の部分ということになりますと,なかなか宿題の時間は設けますが,家へ帰って,親に教わったり,そういったことも大変必要なことではないかと考えておりますし,やはり少人数ならともかく,みんながそういう形になって,「先生,先生,教えてくれ。」となる場合もありますので,ですから,そういった宿題を学校の先生みたいに教えるというのは,他のところも調査しなければなりませんが,なかなか難しいものかと思っております。 川村委員)基本的に言うと,今の課長の肩書きは生涯学習課ですよね。ですから,生涯学習なもんですから,やはり学習を主にしていただいてもいいのかなと。そのためには,指導員というものが,どういう形の指導員を,要するに募集するのか。それによっても違ってくると思うんですね。資格要領と言うんですか,そういうものはお考えになっているんですか。 生涯学習課長)指導員の募集が今回6年生まで,最終的に実施しますと,予想ですと50人程現在より必要になると予測してございます。現在が90名程おりますので,大体150人からの指導員,大変な数になります。現在指導員の確保自体も大変な状況でありまして,今月15日号の市報にも載せさせていただいたんですが,なかなか希望者がないという状況であります。ただ,あったとしても年配の方になってしまいます。資格そのものは,保育所の免許,あるいは学校の先生の免許をもっていれば,もっていたにこしたことはないんですが,それの他に子育てに熱意のある方ということで,募集して面接を行っているところでございます。やはり指導員の指導と言うんですか,指導要綱,今もございますが,確かに体力も,子どもたちが大きくなるということで,そういった時にどこまで指導できるか,預ける保護者に対しても納得してもらうということで,今考えております。 川村委員)ある自治体では,事例になってしまいますが,要するに,その子どもたちに出来ることならば,何でもしてあげようというようなところがあるんですね。それでそれが,ほとんどがかつて教育者であった。それもほとんど無償です。要するに時給はなしでやっているところが現実にはございます。今ここにはありませんけれども,資料はあるんですが,何故言うかというと,意外と今から中学校・高校へ行っても,小学校の基礎的な知識がないと,ここに先生がいらっしゃいますので,私が言うのもおかしいんですが,そこが1番大事なんです。基礎が出来ていないから,ずっと意外と駄目になるんじゃないかと。だから例えば,3,4,5という,この3か年,6年生はそのままいくでしょうから,3,4,5の基礎がきちんと出来ていれば,多分もっと学力が上がってくるのかなと。学力が上がれば住みやすいまちということで,絶対に人口は減る要因ではなく,増える要因にはなると私は確信していますから,やはりこれは1つの形として,ただ単に学童保育の量を増やすのではなく,質的な学童保育をきちんとなさったほうがいいのではないかと私は思っているんですが,教員のOBであります教育長はどのようにお考えなのかお答えをいただきたいと思います。 教育長)確かに今までは,小学校3年生までの子どもたちを対象に,親が勤めている間預かる,保育でやっているような感じで対応しているようなきらいがあったんですが,今回4,5,6年までだというと,子どもたちの成長の過程の差もあるし,それから学校での学習内容も大分変わりますので,指導内容についても検討しながら,また指導者についても出来るだけ学校で経験した人を呼びかけて,教員でも任用を今やっているんですが,県内44市町村で、応募者がいなくて困っている状況があります。その指導者についても,ボランティアの話もありますが,出来れば長くやってもらうことがありますので,特に吉生小・小桜小なんかは教員出身の方がプログラムしてやっていますので,非常に充実した今活動をしていますので,子どもたちの年齢差,あるいは指導内容が子どもたちにあった方法改善をしながら対応して参りたいと思っております。以上です。 川村委員)今,教育長おっしゃっていましたが,改善していくということなんですが,従来の学童保育では,学習は見ないと。要するに指導はしないというような感じを承っていたんですが,違いますか。 生涯学習課長)学習そのものは,見てやっていないと思います。 川村委員)と言うことで,基本的に言うと学習も見ることが出来るというか,見てもらってもいいというか,見ていただきたいというか,いろいろ言い方はあると思うんですが,まずそちらから,学習は見なくてもいいんだよと。学習は見ちゃいけないんだよというのを本当は外していただきたいんですよ。要するに大人が子どもに教えるわけですから,要するにわからなければ,それは仕方がないですけれども,小学生の問題だったら,大体解けるのではないかなと。解き方がちょっと問題になる場合もあるかも知れませんが,そこでやはりもしもあれだったら,学童保育の指導者の方々の育成というか,その教育というか,指導というか,それもただ任せるだけではなく,その方々にも順次,年に何回とか,何年間に何回とかいう指導を,教育委員会のほうで,今は多分やっていないと思いますよ。やっていないと思いますので,今後やっていただけるのかどうか,お伺いをしたいと思います。 生涯学習課長)指導員につきましては,年に3回から4回,研修は現在も実施しております。そういったところで1回ぐらいは専門の講師を呼んで,子どもに対しての指導のあり方とか,そういうのでやっています。それからあと全体会議と言いますか,全体研修のような形で実施しております。今後も委員さんがおっしゃった内容を含めまして,いろいろそういった内容のある指導員研修を考えていきたいと思います。 川村委員)その内容のあるというのがちょっと問題でありまして,我々の内容があるのと,あなた方の内容のあるのがちょっと違うようなところが多くみられますので,そういう文言の逃げ方というのは,この頃私も覚えてきまして、それでは危ないなと。やっぱりきちっと言っていただかないと,今後学習を見てくれるようなものですよね。今まで例えば,指導というか,伝達というか,多分そういう感じが多かったんですよ。それで,こういうふうに皆さん方の事例発表をするわけでもない,例えば専門的な方が,1人1人の,例えば学童保育に関しては,ADHDも預からないわけですから。そういう専門的なことが勿論ないだろうし,今後学童保育の場合にLDとかADHDをお預かりするのか。それからそういう形もどうするのか。例えばお座なりになってしまうのか。その辺もあると思うんですよ。ですから,もっときめ細かい,ただ学年をただ人数を増やすのではなく,私は中身を検討してくださいということを言っているわけなんですが,その辺のところは部長どうなんでしょうね。 教育部長)現在の指導員体制は,ただ今担当のほうから90名程度で対応していると。これを学年を増やすことによって,やはり50名程増員しなければならないと。その中で,今委員からありましたように,学習の指導もというような形,さらには,障害をもった方に対する学童保育というような点のご発言があった訳ですが,やはり学習の指導等については,先程教育長からもご説明させていただきましたように,ある程度教員資格なり,そういうものをもったものでないといけないというふうに考えます。そういうようなところから,この指導員,やはり現在いる指導員に教育的な指導が出来る研修というのも,ちょっと無理かと思います。将来の課題ということで,現在は安全の確保を最優先にこの学童保育を進めさせていただいておりますので,将来の課題ということで,対応させていただきたいと考えます。以上です。 川村委員)それは最もな答えなんですが,私の望む答えではないもので,申し訳ないんですが,前の,皆さんも思い出してください。北海道の函館市へ視察に行ったときに,民間の学童保育がありましたよね。それから障害のもっている方々をお預かりしている施設とか。そういうものは,やっぱりもっといろいろ研究をしながら,やっぱり考えればあるのかなと。ですから,今現在ではそうかも知れませが,今後もっと質の高いサービスを求めても私はいいんじゃないかと思いますが,それは近くにありますから。探そうと思えば,そういうものは幾らでもあります。委員長がよく知っているはずですから,教わっていただいて,指導を受けていただければ有り難いと思いますが・・・。 教育部長)先程ご答弁と言いますか,ご説明させていただきましたように,現在,対象学年の拡大をして,利用していただくということを基本,またそのお預かりする本当の考え方というのは安全の確保ということを重点に取り組んで参りたいと思います。今ご発言にありましたように,いろいろな事例があろうかと思います。そのものを研究・検討させていただいて,将来の課題ということでご理解賜りたいと思います。 川村委員)これで終わりにしますが,基本的に言うと,私か言ってるのは,ただ学年を増やす,人数を増やす,それだからいいということではなく,もっと質の高い,本人たちが望むもの,それから家族がそこに預けて良かったと思うようなサービスをするのが,やはり自治体ではないかなと思いますので,これをやっぱり肝に銘じなくてもいいですが,頑張っていただいて質の高いサービスをしていただければと思います。それから,1つ申し上げたいのは,応募が少ないからといって,下げていっている。例えば今の介助員もそうなんですが,介助員は前は教員又はそれと同等,それで短大等で教育関係を受けているとか,それで新たに講習を受けて,その資格を取ってまで,1番最初の当初はそうしていたはずです。それが今は,ただ単に最終的には意欲のある方という1項目を入れただけで,ただ単に身体不自由児の方々のためにも,それが入ってしまったと。私は,介助員というのは別だと思っていますから,やはりその辺のところ,質を下げずにサービスをしていただきたい。これは本当に要望したいと思っておりますので,人数があればいいというものではないと思うんですよ。もちろん人数が足らなければ困ると思いますよ。思いますけれども,質の高い方を選んでいただきたい。やはり,教員をお辞めになった方で,簡単に言うと教育長になれる方は,そんなにいないんですよ。他の方は退職なさって,結構ゆっくりなさっている方がいらっしゃる。だったら,そういう方をお金じゃなくて,社会のために働いてみようかなと思う方がいると思うんですね。やっぱりそこにもっとアプローチをかけてもいいのかなと思っておりますので,是非お願いしたいと思います。要望ではなく,お答えをいただきたいと思います。 教育長)1つのわかりやすい例としては,例えば複式学級なんかは,今年も2つ整理したわけなんですが,その場合には,1,2年,2,3年とか,隣りの学年の子どもたちを対象にしてやっているわけですが,それが1年から4年とか,1年から5年までの子どもたちを一緒の場で預かるので,それなりの安全確保と同時に教育内容を子どもたちに宿題的なものでやっていく場合に,1人ぐらい教育的な視野をもった人がやはり必要かと思いますので,そのやり方については,あまり学童保育で学習内容が先行してしまうと,学校もやりにくくなりますので,その場に応じた構成メンバー,職員と子どもを見ながら対応していきたいなと思います。以上です。 菱沼副委員長)今川村委員から縷々ご意見があったわけです。私も最もだと思います。そういう中でその部分をしっかり踏まえてもらって,今後いろいろ精査していただきながら,進めてもらいたいと思います。それでは,私のほうから2点お聞きしたいと思います。北小・林小で今回1年生から6年生までで,定員とすれば35人のところを43人という状況で,入ってくるわけでございます。そういう中でクラスが1クラスになっているわけです。そうすると教室の空間がありますよね。その空間の中に43名の方が入ってどういう状況になるのかなと。そうすると子どもさんを預かっている部分はわかるんですが,そういう中である程度の教育的な部分というか,その与えられた時間の中をどう過ごすのかという部分の1つの考え方があると思うんですが,そういう中で定員が35人で8人オーバーしている状況の中で,どういうふうな状況になるのかなと。自分として思うのには,確かに1年生から6年生ですから,6年生はかなり大きいな子ですよね。1年生はまだ小さいからあれですが,そうなってくるとその教室自体がかなり圧迫感と言いますか,ちょっと教室を見ていないのでわかりませんが,そこら辺はどのようになっているのかということが1点と,あとそれから来年度,専用施設を建設していきたいということで課長のほうから話があったわけですが,そういう中で建設費等を含めて,総工費は大体,今の段階で推計されているのかどうかわかりませんが,その点もしわかれば,この2点についてお伺いしたいと存じます。 生涯学習課長)北小・林小学校でございますが,北小につきましては,現在敷地に専用施設で実施しているところでございます。林小は空き教室で実施しているところでございます。今委員さん言われましたように1年生から6年生までというようなことで,定員35人というようなことでございますが,実際どういう状況になるのかというようなことでございます。私どももこれまでやってきた中で,空き教室がない場合,定員は若干超えてもというようなことで,やはり希望者がありますので、受け入れてきた状況でございます。そういうものもございまして,8名程度というようなことで,保護者からの希望があればということで,始まってみようというような考えでいたわけでございます。どうしても指導員の方とか,なかなか見るのに危険だとか,そういうこともあるかも知れません。そういった中で,当面4年生,5年生というような順序で,そういう場合は,優先と言うんですか,一度に6年生まで入れないで,その定員の範囲内でということも考えています。それから,建設についてでございます。今回来年予定されているのは6校で7クラスでございます。プレハブ6棟ということでございます。これにかかる概算でございますが,6棟7クラスで1億9,400万円,それからクラブ開設費用,10クラス増えるわけですが1,300万円,それから運営費,電気とか電話,そういった諸々の費用ですが360万円,それから指導員報酬も,これは全体ですが150人になった場合には,1億800万円と。合計で,全部整って19校が出来るというような状況までにかかる費用は3億2,000万円程度ということで,概算の概算ですが,見込んでいるところでございます。それに伴います歳入でございますが,勿論建設に対する3分の2の補助,それから環境改善備品等の購入に対しても,補助が出るわけでございます。それから運営費補助,それから当然保護者の毎月4,000円というような保護者負担金も発生します。歳入で見込まれますのが,1億9,000万円程度かなということで,差し引き一般財源は1億3,000万円ぐらい。これよりは下がると思いますが,多めで・・・。 菱沼副委員長)そういう中で,北小・林小に限ってですが,今課長のほうからも定員数35名の部分において,8名オーバーしていますけど,そういう中で状況をみて,入れていきたいという話がありました。そういう中で実際8名の部分においては,1年生・2年生3年生を増員する8名だったらばいいと思いますが,高学年生になってくると全然考え方もまるっきり違うわけですね。そうなってくると,そういうお子さんを預かった時に,指導員さんの部分においてもかなり大変な部分が出てくると思います。そういう意味においては,あくまでクラスの部分が確保できないという部分はあるかもわかりませんが,基本的に2つにやっぱり分けなくてはいけない部分があるのかなと,私は思うんですね。あくまでも人数がかなり多い。特に,43名という部分においては,3年生までと4年生から6年生ぐらいまでの部分で,すぐには出来ないかもわかりませんが,そういう部分も考えておかないと,基本的に1年生と6年生ではまるっきり違いますので,そこら辺を指導員さんにも認識していただいて,今までとは全く違いますから。今までの指導員さんの考えている部分と4年生から6年生を預かるという部分においては,全く違います。そこら辺の部分の認識をしっかりともっていただいて,それで指導にあたっていかなければならないので,もの凄く大変だと思うんですね。そこら辺は,教育委員会としてしっかりと指導員さんとの協議というか,どういうふうに今後進めていったほうがいいのかという部分を,しっかりと議論していただいて,全19校の部分をこれからやっていくと思うんですが,そういう中で1つ1つクリアにしながら,指導員さんから話しを聞くと,指導員なんかやってられないというような指導員さんもいらっしゃるんですね。それは,やっぱりいろいろな問題が多すぎてとかということで,様々な話を聞きます。そういう中で,指導員さんになってくれる方が先程言われたように応募が少ないと。少ないということは,いろいろな話を聞いていて少なくなっていると思うんですね。そういう中では,様々な学童保育を6年生まで拡大してやっていくのには,様々な課題が山積していると思います。それを1つ1つクリアしながらやっていかないと,あとでこんなはずじゃなかったということになると思いますので,いろんな意味でご苦労をかける点が多々あると思いますが,しっかりと協議をした上で臨んでもらいたいと思いますので,よろしくお願いいたします。それから,建設費に関して,やっぱり莫大な費用がかかってきますが,それはあくまでも将来的な部分の子どもさんの育成ということを考えて,また実際学童の部分においては,親の方が結局今働いているという状況の中で,子どもさんをどうしても預けなければならないと。本来であれば,学童を設けないで,自分で環境がしっかり整っていれば,基本的に学童に預けないで,自分のところで育てるというのが,大事な部分だと思いますが,やはり今多様化しておりますので,そういう中では,そういうものもなかなか難しいと思うんですね。それで学童がつくられてきていると思います。また放課後児童プランの事業もやはり同じだと思うんですね。そういう中では,今後いろいろ先程言いましたが,いろいろ協議をしなければいけない部分が多々あるかと思いますので,しっかりと教育委員会として指導権をもっていただいて,最終的に子どもさんのためになる学童保育をしていただきたいと思いますので,よろしくお願いをいたします。 生涯学習課長)先程の北小・林小学校におきましては,定員を8名ほどオーバーというようなことで,8名増えた中での今後の空間ですか,教室の空間的なものはどうなるのかというようなことがございまして,答弁が漏れましたが,私どもの考えとしましては,定員35名でありますが,実際現場を見ましても,十分空間は確保できるというふうには考えております。それから指導員のそういったいろいろな話もございましてというようなことで,指導員の研修も引き続きやっていきたいと思います。 菱沼副委員長)様々なケースがありますので,今後いろいろ精査をしていただいて,状況をみながら進めてもらいたいと思いますので,よろしくお願いいたします。以上です。 村山委員)今のことに関連してですが,民間で頑張ってやっている団体ではなく,個人ですよね。その辺のところの連携はどうなっているんですか。 生涯学習課長)民間の幼稚園とか保育所でも,市内でも何箇所か学童を実施しているところがございます。あくまでも自分のところの卒園者が対象ということで預かっているようでございます。そういった民間の活用というのも併せて今内部ではいろいろ調査研究はしてございます。 村山委員)これ指導員が50名足らないということで,募集をしても集まらないという現実があるわけですよね。本当は,今川村委員が言われたように,内容を高めるよりも指導員を先に集めないとどうしようもない現実があると思うんですよ。その辺の方法は,広報か何かで募集しているんですか。 生涯学習課長)8月15日号に載せていただきました。また続けて,9月,10月と状況に応じて載せてまいりたいと思います。またその他のいろいろな方面での募集と言いますか,PRと言いますか,そういったもので募っていきたいと思います。 村山委員)そういう学童保育の延長というか,これは巷でも大分興味をもってみられているんですよね。現実90名の指導員がいて,延長することで50名,60名足らないという,これを広報で伝えるだけではなく,民間の口コミというのが1番効果があると思うんですが,その辺のことは考えておりませんか。 生涯学習課長)その辺のことも含めまして,広く募集の集まる方策を考えて参りたいと思います。 村山委員)大変な事業ですが,頑張ってやってください。よろしくお願いします。以上です。 池田委員長)ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 次に,茨城廃寺跡の市指定等についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 生涯学習課長)茨城廃寺跡の市指定についての計画についてご説明申し上げます。お配りいたしました2枚の資料をご覧いただきたいと思います。茨城廃寺跡指定及び発掘調査年次計画でございます。茨城廃寺跡は昭和54年から3か年にわたりまして,発掘調査が行われました。その結果,塔・金堂・講堂の建物跡が確認されたわけでございます。調査後は遺跡の土地所有者の方々の協力もあり,良好に保存されております。調査で判明している主要伽藍部分,主要建物跡ですけれども,それの市史跡への指定を現在目指しているところでございます。2枚目のカラーで印刷してございます資料をご覧いただきたいんですが,今年度につきましては,この黄色く括った部分,主要伽藍部分ですが,この部分について,地権者に説明して同意をいただくよう今進めているところでございます。指定を行う際には,地権者の同意が必要でありまして,それから地権者から指定申請書を提出してもらうというようなことでございます。史跡に対する理解と協力が非常に必要となってきます。9月までに同意をいただける方につきましては,同意をいただきまして,12月に市の文化財保護審議会に諮問をいたしまして,年度内に史跡を市指定にして参りたいと考えております。それから今後の計画でありますが,23年度から26年度にかけまして,年次計画により発掘調査を行い,範囲の確定,また回廊などの確認を行います。26,27年度には,整理作業と報告書を刊行いたします。またその成果を踏まえまして,28年度には茨城廃寺の範囲全体を追加指定する予定で進めているところでございます。以上です。 池田委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 その他,教育委員会所管の件で発言がありましたら,挙手によりお願いいたします。 参事兼教育総務課長)2点ほどご報告を申し上げたいと思います。1点目は,先の委員会におきましてもいろいろご意見をいただきました統合に関する説明会の件でございますが,有明中学校,それから八郷南中学校の学区に該当する小学校,合計4校でございますが,説明会を17日の夜から始めております。明日の土曜日に2か所,それからその次の週,来週の28日の土曜日に1か所ということで,とりあえずその4つの小学校の保護者宛の説明会を行う予定でおります。この内容につきましては,全て4つ終わった段階で,概要として委員会のほうにご報告をさせていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。それからもう1点でございますが,現在8校において耐震補強工事を進めております。基本的に予定通り夏休み中に終了をして,学校で授業が出来る状態になる予定で進めております。しかし,府中小学校の校舎と石岡小学校の体育館については,工事を進めている中で,予定をしていなかった既存の施工部分が見つかりまして,その部分が耐震補強の計算に大きく影響するような場所でございました。そういったことから,改めてその状況を確認した上で,補強工事を計算した上で,補強工事を変更していく必要性が出て参りました。今現在その耐震強度を0.7以上にするための補強がどの程度今度加えて必要なのかを,設計のほうに改めて確認をしたり,それからその現状を更に詳しく調査をしたりしている状況でございます。そういうことから,今後必要な追加工事,または設計の変更,こういったものを早急に行いまして,耐震補強のほうを優先して進めて参りたいというふうに考えております。この2校については,夏休み期間中の工事終了というのは,今の段階では難しいと言いますか,出来ないという状況になっておりますので,授業に出来る限り影響を及ぼさないようなスケジュールをもう一度学校とも協議しまして,今後進めて,出来るだけ早く対応をして参りたいと思っております。詳しい状況等について,よく調査,それから設計のほうに、もう一度確認等を行った上で,改めて資料等については委員会のほうにご報告をさせていただきたいと思います。以上,2校については,そういう状況になっておりますのでご報告させていただきます。以上2点でございます。 池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 その他の件といたしまして,ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。 教育委員会の説明員におかれましては,ご退席いただいて結構です。ご苦労様でございまし た。暫時休憩いたします。 - 休 憩 - 池田委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 休憩中に保健福祉部の職員と入れ替えを行ないましたので,よろしくお願いいたします。これより,保健福祉部所管の調査を行います。本日の所管事務の調査に当たり,保健福祉部の説明員として,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。なお,保健福祉部次長 山本君については,あらかじめ本日の会議を欠席したい旨の申し出がありましたので,ご報告いたします。これより議事に入ります。当市における100歳以上の高齢者についてを議題といたします。本件については,報道等によりご承知のとおり,全国の自治体において高齢者の所在確認が問題となっていることから,当市における現状を把握するため,協議案件として取り上げたものであります。それでは,本件について,執行部より説明を求めます。 高齢福祉課長)ご説明申し上げます。当市における100歳以上の高齢者について,こちらのほうにつきましては,平成22年8月1日現在の住民票に記載されている,今年度中に100歳以上となる高齢者の方は44名でございます。生存が確認出来ない所在不明の高齢者が社会問題となっておりますが,石岡市では44名の方全員の生存確認を行いました。所在不明の方はおりませんでした。続きまして,お手元にお配りしております資料についてご説明いたします。上の表にあります平成22年度長寿褒状等対象者異動届報告済数値,100歳達成者に国から褒状が授与されるための名簿を作成したときの状況でございます。4月1日と8月1日の増減が記載してございます。それで8月1日現在で100歳以上達成する方が44名と,1番右のほうの欄に書いてございます。次の表になりますが,100歳以上の方の高齢者の生存の確認状況でございますが,対象となる44名についての確認をしたものでございます。それで介護保険利用者につきましては,施設に入所している方が21名,こちらのほうは施設のほうへ直接問い合わせを行い確認してございます。施設に入っていなくて,在宅で介護保険を利用している方は,ケアプラン作成のケアマネージャーのほうに確認しまして,サービスが継続中であるということで確認いたしました。それで,介護保険を使っていない方たちにつきましては,訪問による調査を実施して確認いたしました。次に参考としまして,下の段にございますが,90歳以上の高齢者,こちらのほうについての確認でございますが,89歳以上の方を全部抽出いたしまして,介護保険の認定及び申請者,この方が822名,残りの介護保険を使っていない方につきましては,後期高齢者,1年前から後期高齢医療を使っているかどうかを確認いたしまして,利用していな方が28名ございました。この28名について,職員による訪問調査と民生委員さんの協力をいただきまして,確認しまして,高齢者の確認状況を実施したところでございます。以上でございます。 池田委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 次に,児童扶養手当の支給についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 こども福祉課長)それでは,児童扶養手当の支給についてご説明申し上げます。近年の社会情勢は,非正規労働者が増え,ワーキングプアーと呼ばれる低賃金労働者が社会問題となっております。そのような低所得者を支援するねらいから現在母子家庭に支給している児童扶養手当を父子家庭にも拡大する児童扶養手当法が改正され,8月1日から施行となりました。児童扶養手当は離婚による母子家庭など,父と生計を同じくしていない子どもが育成される家庭の生活の安定と自立の促進に寄与し,子どもの福祉の増進を図ることを目的として支給される手当です。今回の改正により,母と生計を同じくしていない子どもを監護し,かつその子どもと生計を同じくしている父にも支給対象が拡大されることとなりました。改正の内容につきましては,本日お配りしております資料をご覧いただければおわかりいただけると思いますが,概略ご説明をいたします。まず支給要件ですが,資料の1ページの左側に記載がございます。5つほどございまして,5つの事項に該当する子どもを監護し,且つこれと生計を同じくしている父を支給対象とします。まず1つとして,父母が婚姻を解消した子ども,それから2つ目として母が死亡した子ども,3つ目として母が一定程度の障害の状態にある子ども,4つ目として母の生死が明らかでない子ども,5つ目として,その他母が1年以上遺棄している子ども,母が1年以上拘禁されている子ども,母が婚姻によらないで懐胎した子どもなどでございます。なお,今回の改正では,現行制度化における母や養育者に対する手当の受給関係に変更を加えないような留意がされております。父に支給する要件として,子を監護していることに加えまして,子と生計を同じくする,このことが新たに要件として課されております。その他,不支給となる要件としましては,母に対する手当に準じて定めるほか,支給制限,一部支給停止,調査資料の提供,現況届の提出などにつきましては,現行の母子家庭に対する手当と同様となります。それから支給についてですが,これは資料の1ページの右側をご覧いただければと思います。児童扶養手当は,支給が4月,8月,12月が定例払いとなっております。今回の改正は8月施行となるため,父子家庭への支給は8月から11月までの4か月分を12月に支払うことになります。また,受給にあたりましては,申請が必要になります。平成22年7月31日までに支給要件に該当している方につきましては,11月30日までに申請をしていただければ,8月分から支給となります。8月1日以降,11月30日までに支給要件に該当した方につきましては,11月30日までに申請していただければ,要件に該当した日の翌月分から支給となります。その後につきましては,申請日の翌月からの支給ということになります。次に対象者,見込み人数,及び見込み金額でございますが,対象者の把握につきましては,所得制限,それから事実婚などの関係から,その特定が難しい状況にありまして,国における推計から単純に推計したもので申し上げますと,石岡市ですと約70名が見込まれております。見込み金額につきましては,今年度は8月から11月までの4か月分が対象となります。平成22年の現在の母子家庭への児童扶養手当の受給者,1人当たりの平均月額が約3万8,496円であることと併せ,推計いたしますと,約1,000万円の金額が見込まれるところです。今後申請状況によりましては,予算の不足等も考えられますが,その際には補正予算で対応していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。それから現在の申請状況ですが,8月12日現在の申請状況は23人の申請がございます。この23人の内,支給対象外,所得制限等がありますので,そういう対象外として明らかな者もおります。現在こちらで把握している中では2名の方が対象外ということになっております。以上でございます。 池田委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの説明につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 川村委員)ちょっと聞きたかったんですが,支給要件の中で,この中には該当しないんですが,例えば養子をとった場合にはどうなんですか。例えば私がずっと1人でいて,子どもを養子縁組をしたと。 こども福祉課長)実際に手当の要件としては,子どもを監護しているということが要件になるかと思いますので,養子で一緒に生活しているということであれば該当になると。 川村委員)このその他でも,母が1年以上放置しているとか,要するに私が言っているのは,他人の子を引き取って面倒を見ているということを言っているわけですよ。 池田委員長)暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 池田委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。 その他,保健福祉部所管の件で発言がありましたら,挙手によりお願いいたします。 〔「なし」との声〕 池田委員長)その他の件といたしまして,ほかに発言はございませんか。 〔「なし」との声〕 池田委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。 以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。 |