第８回委員会　（１０月１２日）
出席委員	池田正文委員長，菱沼和幸副委員長，髙野要委員，塚谷重市委員，川村良一委員，村山裕委員，村上泰道委員
市執行部	教育長（石橋凱），教育部長（土師照夫），参事兼教育総務課長（上曽宗則），参事兼中央図書館長（高橋久），生涯学習課長（菊地宏則）
議会事務局	庶務議事課係長（飯田英男）

池田委員長）ただ今から，教育福祉委員会を開会いたします。本日の議題は，お手元に配付しております協議案件書の順に進めてまいりますので，よろしくお願いいたします。次に，付託案件説明のため，出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。なお，参事教育総務担当　松崎君については，あらかじめ本日の会議を欠席したい旨の申し出がありましたので，ご報告いたします。また，生涯学習課長　菊地君におかれましては，茨城廃寺跡の現地調査から出席を要求しておりますので，あわせてご報告いたします。これより議事に入ります。初めに，イベント広場内の整備についてを議題といたします。本件について，執行部から説明を求めます。

参事兼中央図書館長）イベント広場の整備につきまして，本席をお借りいたしまして，フェンス工事の完了の報告とイベント広場の整備についてご説明をさせていただきます。イベント広場につきましては，去る８月31日をもって，フェンスの改修工事を完成いたしました。石岡市府中二丁目３番16号，平成建設株式会社が条件付き一般競争入札で落札をいたしまして，その工事が完成をいたしましたので報告をさせていただきます。なお，広場の入り口ですが４か所ございます。車止めを設置いたしましたことから，東側１か所を開放して出入口としておりますので，あわせてご報告をさせていただきます。次にイベント広場の整備についてでございます。イベント広場のフェンスが改修されまして，きれいに生まれかわったところでございます。広場の管理運営については，いろいろな要望がございますが，今後公衆トイレの整備など，環境整備が望まれております。このようなことから，イベント広場の公衆トイレの改修と申しましょうか，少しグレードアップをしたいということとか，駐車場，物置の整備を含めまして，ただ今協議検討を重ねているところでございます。以上報告をさせていただきます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

　〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
次に，学校施設耐震補強工事についてを議題といたします。本件の審査にあたり，工事の進捗状況等を調査するため，委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
　
　〔「異議なし」との声〕
　
池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　なお，参事兼中央図書館長　高橋君におかれましては，以上でご退席いただいて結構です。
　ご苦労さまでした。
　暫時休憩いたします。
　
―　休　　憩（現地調査）―
　
池田委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。
　先程実施いたしました現地調査の結果を踏まえ，学校施設耐震補強工事について，ご質問・ご意見等がございましたら，挙手によりお願いいたします。

菱沼副委員長）私のほうから何点か確認の意味でお伺いしたいわけでございますが，まず北小の体育館でございますが，ブレス工法ということで，拝見してきたわけですが，両サイドの壁面を鉄骨ブレス増設工事ということで，してあったんですが，その中で塗装がやっぱりグリーンの塗装できれいだったんですが，グリーンできちんとされているのであれば，入口のところのグリーンの部分が剥げているところが，入口の部分であったんですが，何でそこを，耐震補強の部分ではないんですが，塗装だけでも塗っておくと全然違ったと思うんですが，そういうふうな部分が私は大事だと思うんですが，多分見られたかと思いますが，北小の体育館の側面は，きれいなグリーンになっていますが，入口の部分にもグリーンの塗装がされていましたが，これは，かなり古いので，剥げていた状況があったんですが，何でそれを一緒に出来なかったのか，ちょっとお尋ねしたいと思います。

参事兼教育総務課長）ご指摘の点ですが，北小に限らず，他の補強した学校につきましても，今回基本的には躯体の補強をメインとしまして，それにどうしても関連する部分については，あわせて行ったわけですが，今回それ以外の改修という形ではなくて，補強工事という限定をして行ったということで，塗装等については，今回省かせていただいたところでございますので，この点につきましては，まず補強工事を済ませたあとに，そういう形で考えていければというふうに思っております。

菱沼副委員長）それは説明のときにも聞いたんですが，私としては，あとからやるというよりも，その部分を見たときに，外観がやっぱり大事じゃないですか。補強工事とあわせて，その部分を塗装するだけで，イメージか大きく変わるじゃないですか。そういう意味で私もどうせやるなら，あとからというよりも，費用は多分数万円で済むと思うんですよ。一緒にやれば。それをあとからになると十数万円とまたかかると思うんですね。そういう部分においては，私としては，今後そういう部分を踏まえた上で，やっぱり補強工事だけをするということではなく，目立つところがあるじゃないですか。その部分まで含めて，やっぱり工事はするべきじゃないかと，私は思いますので，今後の１つの課題として，こういう部分においては，その部分を含めて改修するということでお願いしたいと思いますので，よろしくお願い申し上げます。それと，今回午前中３か所，北小・府中中・府中小学校ということで見てきたわけですが，そういう中で補強工事の費用的な部分というのは，過日予算的な部分は出ておりましたが，それに伴って最終的には，幾らぐらいで補強工事が，１か所はまだ終わっていないということで午前中にありましたが，府中小学校は未完成という状況ではありましたが，そういう中で今回の補強工事，最終的に予算額に対して，執行金額が幾らだったのか，お尋ねしたいと存じます。

参事兼教育総務課長）学校ごとに申し上げさせていただいてよろしいでしょうか。工事の契約額でございますが，石岡小学校，こちらは体育館と配膳室と２つあります。合わせまして，5,024万2,500円。それから府中小学校，こちらも教室棟と体育館でございます。5,386万5,000円。それから関川小，こちらは体育館のみでございます。1,365万円。それから，北小学校，体育館のみでございますが4,095万円。それから，南小学校，こちらは教室棟と体育館でございます。9,996万円。それから柿岡小学校，こちらは教室棟が２棟ございます。１億1,010万3,000円でございます。それから府中中学校体育館，こちらが3,097万5,000円。それから，城南中学校の校舎でございますが，１億2,367万9,500円でございます。その他工事監理委託料，それから実施設計料がかかってございます。

菱沼副委員長）そうしますと，今は決算と言いますか，支出した状況の金額かと思いますが，如何でしょうか。

参事兼教育総務課長）ただ今申し上げましたのが，工事の契約額でございますので，今のところ府中小と石岡小学校，こちらは今耐震の見直しをしております。これにつきましては，変更が生じると思いますが，他の学校につきましては，この契約額で済んでいるということでございます。

菱沼副委員長）そうしますと，その資料をあとでいただければと思いますが，その契約金額と，それとあと２校があとからの追加分がありますので，その追加分を含めた部分での契約になると思いますが，その金額の提示をお願いしたいと思います。委員長において，お取り計らいのほう，よろしくお願いいたします。

池田委員長）ただ今，菱沼副委員長から要求がありました資料は，石岡市議会委員会条例第23条の規定に基づき，委員会として要求いたしたいと思いますが，これにご異議ございませんか。

　〔「異議なし」との声〕
　
池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。執行部におかれましては，速やかに資料を提出されるようお願いいたします。

参事兼教育総務課長）ただ今の資料につきましては，実施設計，それから工事費，それから工事監理の３つを合わせまして，一覧表にして提出させていただきたいと思います。それと，府中小の校舎と石岡小学校の体育館の部分につきましては，今後補強の追加の設計をした上で，判定会議にかけなければなりませんので，現段階ではその判定会議を経ませんと，その設計どおりいけるかどうか不明のところがございますので，その部分については当初契約分で一旦出させていただいて，判定会議終了後，金額がわかった段階で，設計額は出せませんので，変更契約後に出させていただければと思います。ご了解いただきたいと思います。

菱沼副委員長）そういうことで，よろしくお願いいたします。それと今未完成の学校が２か所あるわけですが，目途としていつ頃，最終的に完成されるのか，その点をお伺いしまして，終わりにしたいと思います。

参事兼教育総務課長）まず設計の判定会議の日程が１番重要でございまして，石岡小学校のほうは，建築センターの判定会議のほうへ当初から出しております。そういう関係で10月中旬に判定会議にかけられるという連絡を受けております。それから，府中小のほうは，11月に入ってしまうということで，その判定結果を受けて，そのまま認められれば，すぐに設計が出来るわけでございますが，それを見ながら進めていかなければならないと思っております。それで目途として，石岡小の体育館につきましては，なんとか年内を目途に進めたいというふうには考えております。府中小のほうにつきましては，どうしてもまだ音の出る工事が残ります。そういった関係で，平日の授業の時間帯はそういう工事が行えないということで，土・日曜にそういった工事を行って，平日の授業中につきましては，音のしない工事をやるということで，非常に時間的にかかるというふうに考えております。そういうことで，何とか２月ぐらいには終われればと。出来るだけ早く終了したいとは思いますが，そういったスケジュールにならざるを得ないのではないかということで，今はとらえております。

菱沼副委員長）そういう中で，今２月頃を目途と，最終的にあったわけでございますが，実際冬休みの状況もありますので，そういう意味においては，業者さんのいろいろな状況もあるかと思いますが，学校の１日も早い耐震に対しての改修が出来ればいいと思いますので，最終的に２月まで引っ張るのではなくて，極力早めに改修工事が終わればと思いますので，これは強く要望させていただきますので，よろしくお願い申し上げます。以上でございます。

池田委員長）ほかに発言はございませんか。
　
　〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
次に，柿岡中学校校舎改築工事に関する基本・実施設計についてを議題といたします。本件について，執行部から説明を求めます。

参事兼教育総務課長）お配りしてございます柿岡中学校校舎改築工事に関する基本・実施設計業者の選定についてということで，まずそちらの資料からご説明申し上げたいと思います。この工事の設計業者の選定につきましては，ご説明しておりますとおり，プロポ-ザルによる選定を行っております。１番上の経過及び結果ということで記載してございますが，時系列で７月７日に公募についての公告，それから12日に現地説明会ということで，当日は11社が参加されてございます。７月20日が参加表明，このプロポ-ザルに参加しますという表明をいただくわけですが，その締め切りを行ってございます。結果として12社から表明がございました。当日，この事務所の業務の実施体制，それから実績等，これらを点数で評価をいたしまして，上位５社を選定をいたしました。選定された業者については，こちらに記載のとおり５社が選ばれてございます。そのあと，この業者に対しまして８月24日までに技術提案書を提出していただいたわけでございます。その提案の内容としまして，こちらに１から５番まで記載してございますが，敷地条件を考慮した土地利用と施設設計，それから２番目として，地域環境にやさしい学校施設及び維持管理コストの低減に配慮した学校計画，３番目として，校舎建設位置に伴う附属施設のあり方，４番目として，持続可能な学校，５番目としてその他ということで，こういった５つの項目に対して，各業者から提案をいただいたところでございます。この24日に締め切りをいたしまして，８月27日に各業者に対してその提案書のヒアリングを実施いたしました。選定委員会の委員さんの前で，各業者が業者名を伏せた形で，20分の説明，それから委員からの質問，こういった形で進めました。その同日，その結果を踏まえまして，選定委員会でこの５つの案に対して，審査を行った結果，株式会社三上建築事務所に決定をしたところでございます。選定会議の主な意見としましては，次のページに審査講評ということで，審査総括という形で記載をしてございます。こういった委員会のほうの評価によりまして，株式会社三上建築事務所に決定をしたものでございます。そのあと，契約につきましては，随意契約ということで三上建築事務所と契約額6,615万円で，契約日は平成22年10月１日，契約期間は平成22年10月２日から平成23年３月15日までとして契約をしたところでございます。次のページ，先程ご覧いただきました審査講評につきましては，ホームページ等を利用いたしまして，公表をしているところでございます。その次のページでございますが，選定会の委員をお願いした方々の名前を記載してございます。それから，今日お配りしました図面のほうをご覧いただきたいと思います。こちらは，工事基本プランということで，基本的には，技術提案をいただいた業者から技術提案をいただいたものを図面として出していただいております。そういうことから，この案につきましては，基本的には私どもで指示をしております事項に沿って平面図を業者のアイデアに基づいて書いていただいているところでございます。校舎の位置につきましては，１枚目の配置図をご覧いただきたいんですが，正面の入口，それから体育館は，同じでござまいす。グレーの色で記載しているのが，現在あります体育館でございます。それからピンク色で示してございますのが，今度計画している校舎の位置でございます。この工事によりまして，工法としましては，現在の校舎を取り壊すことなく，並行して使いながら校舎が建てられるという部分がございます。それからグラウンドもサッカーコート，それから野球場がある程度確保できるというような配置になってございます。それから，午前中に委員からご指摘をいただきました２枚目の平面図でございます。こちらにつきましても，各部屋の名称につきましては，設計業者のほうで，プロポ-ザルの提案事項として出してきたもの，こちらの５つの指示に基づいて出してきたものでございまして，この配置，それから名称につきましては，今後具体的な検討を加える中で変わってくるものではございますが，既にお配りしてございますように，名称としてご説明を申し上げたいと思います。まず１階の部分でございます。まず中央の上のほうに，創作メディアというスペースがございます。こちらにつきましては，考え方として生徒の作品などを展示するスペースとして考えているということでございます。それから，光庭，「ひかりのにわ」と記載してございますスペースにつきましては，中心部の明かり取りの吹き抜けになってございまして，直接，陽の光がこの庭まで届くということから，光庭という名称を使ってございます。それから，右側の１番上に技術とございます。こちらは，技術室でございますが，その隣りの準備室につきましては，片方ずつ，技術室及び美術室の準備室ということで，考えているようでございます。それからピンク色で記載してございます特支１，２，３は特別支援教室を３つ用意しております。それから色分けとしましては，青い色につきましては，事務系統のスペースでございます。職員室・事務室・校長室，それに伴うトイレ，更衣室，保健室，そういったものが全てこの一角にまとめられているところでございます。それからこの２つの更衣室につきましては，職員用の男女の更衣室，それから指導室につきましては，生徒指導室という形で提案がなされております。それから２階部分でございます。こちらにはＣＲ，ピンク色の部分，こちらが生徒たちの教室でございます。人数的には，５クラスを考えておりまして，２学年分を２階で対応するという考え方になっております。それから真ん中辺の緑の部分でございます。こちらは，上のＰＣ，これはパソコン教室でございます。それから，その下のメディアセンターというスペースがございますが，こちらは基本的には図書室をもう少し使途を拡大して，普段でも自由に使えるようなメディアセンターとしての位置付けをしたいというような設計会社の考え方を示してございます。それから更衣室が２か所ございますが，２つの学年が入っておりますので，その学年ごとの女子生徒の更衣室ということでとらえてございます。それから，進路資料・相談室・生徒会室ということで位置付けられてございます。それから，教師ステーションにつきましては，２階における教師の控室ということで，２階の生徒を，管理という言葉が適切かどうかわかりませんが，職員室まで戻らないで準備なり控えをしているということで，この位置付けがされております。それから，１番右側の３階部分でございます。こちらにつきましても，左側の茶色の部分，音楽と書いてございます。音楽室でございます。その下の準備室，こちらは音楽の準備室，それから楽器とございますのは，ブラスバンド等の部活の楽器，それから音楽の授業で使う楽器等の保管施設という位置付けをされてございます。それから，こちらにも教師ステーションがございます。ここにも，学年が１学年，教室として５クラスございますので，やはり同じように教師用の控室という位置付けで，ここに位置をとってございます。それから更衣室につきましては，やはり２階と同じように女子生徒の更衣室ということで，配置がされた案が示されております。この案につきましては，先程申し上げましたようにプロポ-ザルの提案書に基づいて，作られているものでございますので，今後，現場の学校の校長先生，それから教育委員会内部，それからこの委員会の委員の皆様にご意見いただきながら，いろいろ詰めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。
　ただ今の説明につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。

村上委員）何点か伺いたいんですが，まず５つの案に対して，この三上建築さんのが選ばれたということで，校舎の配置や工事スケジュールが他の案と比べて優れていると書いてありますが，実際，どの点が優れていたというふうに判断されたのかをお伺いいたします。

参事兼教育総務課長）あくまで選定委員のご意見ということで，事務局として当然お伺いはしておりましたが，そういった立場でお答えさせていただければと思います。この委員の中から出た案，他の４つの案につきましては，既存の校舎を一部取り壊しをして，その空いたスペースに建てるという工程になってございます。それから現校舎に近い部分に隣接して住宅が建っております。そういったことから，そこに校舎を建てる，３階建てを考えますと，非常にある程度距離をとったとしても，上からのぞける，それからいろんな音，そういったものも考慮すると，やはり一部現校舎を壊した上で建てる，そういったことを含めて三上建築事務所の配置並びに工程がいいのではないかと。それからもう１点出ておりましたのは，やはり位置図をご覧いただきますとわかりますように，野球のグラウンドとサッカー場が基本的に２つ別に大体取れるという部分につきましては，学校サイドからは十分評価があったと思います。他の案につきましては，このサッカー場の部分に校舎が建つような配置案となっておりまして，そういった点につきましては，学校長は３人入っておりましたが，そういった点については非常に評価が高かったというところがあったと思います。

村上委員）そうすると，あくまでも校舎の配置で，選ばれたという感じなのでしょうか。校舎の今後の使い勝手と言いますか，そこに関しては特別意見は出なかったのでしょうか。

参事兼教育総務課長）その辺につきましても，やはり建物のそのものの形がかなり違っていたり，独特な案が示されていたところもございまして，評価が，ご意見等がございました。そういったものも含めて，この教室の配置や中央に位置します階段，この横幅の広い階段，こちらでいろいろな行事を行う，そういった部屋の配置，そういったものも非常に評価をされたご意見が出されておりました。

村上委員）そうすると，校舎のまず配置も素晴らしくて，校舎の建物の内部についても１番良かったということで，よろしいんでしょうか。

参事兼教育総務課長）最終的にはお１人，校舎の教室がどうしても東側になる部分がございまして，その辺につきまして懸念をおっしゃる委員さんもいらっしゃいました。その他の委員さんにつきましては，全て今申し上げたような意見の中で，１番いいのではないかというご意見が出ておりました。そのおっしゃったお１人の委員さんも，その辺の懸念についての説明なり，検討した結果，それで問題なければというようなことで決定をされたというふうに記憶しております。

村上委員）わかりました。それと講評の中に現在の柿岡中学校が抱えている課題を的確に把握し，その解決方法等が実務実態にあっているというのは，どういう課題がどこの部分で，的確に解決されているというふうに考えているのか説明をお願いいたします。

参事兼教育総務課長）現在の柿岡中学校が抱える課題でございますが，まずグラウンドにつきまして，柿岡中学校はサッカー部が非常に盛んであると。それから野球部も盛んであるということで，非常に今現在はサッカーコートと野球のグラウンドが重複する部分がかなりあるという部分がございます。そういった部分をこのレイアウトは一定程度，逆に今よりも解消してもらえるという部分でございます。それから，どうしても今の体育館は耐震補強の改修が終わってございますので，移動が出来ないという部分がございまして，そのあと，そこの部分をどうとらえていくかということなどの課題をクリアしていると言いますか，そういった点について，十分理解した提案になっているというご意見だったと思います。

村上委員）そうすると現状，委員さんの中で配置と中身に関しても勝手がいいだろうということで，ご意見というか，そういう形は理解いたしました。ちょっとこの中身についてなんですが，このクラスが机の部分と薄紫の部分となっているんですが，これはどういった活用が見込まれているんでしょうか。

参事兼教育総務課長）あくまで業者のほうの提案の段階でございますが，こちらのスペースにつきましては，今現在は教室内に生徒用のロッカー等が置いてありまして，そういうロッカーがあると教室の１割とか，そういった面積が取られてしまう。それから荷物が雑然と置かれてしまうというようなことがございまして，そういったロッカーを，この廊下と薄いピンク色ですね。こちらのスペースを使ってそこに整理をすることが１つ。それから，例えば机の配置を替えたグループ学習や給食などの時に，このスペースを学級ごとに有効に使ってもらえればというような考え方で，このスペースがとられて，提案されております。この辺につきましては，今後現場のご意見なども十分に聞きながら考えていかなければならない部分だというふうには考えております。

村上委員）そうすると，あくまでもこれは基本ベースで，これにいろいろ手を加えて，いいところ，逆に言うと他の４案の中で良かったところとか，もしこちら側の思うところがあれば，意見を入れて，これから作り上げていくということでよろしいですか。

参事兼教育総務課長）これはあくまで業者が提案されたものがベースでありますので，今後，基本設計が出てくるわけでございますが，そういった前に，学校の現場のご意見，それからこの委員会の委員の方々のご意見，そういったものをいただきながら詰めていきたいというふうに考えてございます。

菱沼副委員長）私のほうから４点お尋ねいたします。まず最初に選定委員９名で今回選定されたわけでございますが，そういう中で構成の状況なんですが，今校長先生が３名という話があったかと思うんですが，そうすると市の職員が２名で，教育委員会が２名という状況かと思うんですが，そうするとあと２名はどういう方なのか，まずお尋ねいたします。

参事兼教育総務課長）市の職員としましては，教育長，教育部長，企画部長，それから建築指導課の課長でございます。建築指導課の課長につきましては，専門職でございますので，その他に技術的な提案の中身を見るために，このお２人を，お１人は県の営繕課長，それからもう一方が住宅センターの理事長でございます。何れも県のほうで技術の専門職として，対応されていた方々で，この方々に技術的な面でいろんな選定をお願いするということで入っていただいたところでございます。

菱沼副委員長）実際この選定委員という部分で最初に出された部分においては，私から言う前に，こういう方だということで，委員長であればこういう方ということで記載がされていれば，こういう質問もないかと思うんですね。そういう意味においては，名前だけ掲載されても，実際わからないと。多分，各委員さんも知らないと思うんですね。そういう意味においては，委員長，誰々ということではなく，基本的にはこういうことで委員長になっていますという部分があって然りだと思うんですね。今後そういう意味においては，ただ名前だけを連ねるだけではなく，構成としてこういうふうなメンバーで厳選なるプロポ-ザルの，三上建築事務所に決定しましたということがあって然りだと思いますので，今後そういうことも踏まえてよろしくお願いしたいと思います。
　次に移ります。次に，この教室関係ですが，これからいろいろ，議論がされると思うんですが，今各学校の中でもエアコンという部分があったりとか，また扇風機という話もいろいろあるわけですが，そういう考えというのは，この教室を含めてお持ちなのかお伺いいたします。

参事兼教育総務課長）この提案の段階では，建築工事費の上限は，提案の中で求めておりましたが，この教室のほうのエアコンは整備されない形で提案がされてございます。

菱沼副委員長）そうすると扇風機はどうなんでしょうか。お尋ねいたします。

参事兼教育総務課長）提案の中では，建物全体の風の動きの技術提案はございましたが，まだ各教室に扇風機を付ける等の詳細な点につきましては，今後詰めていく部分でございまして，今の段階では，まだ建物全体の空気の流れ，そういった構造についての議論がされている状態でございます。

菱沼副委員長）そういう中で私は，今後やっぱり今年の夏もかなりの猛暑が続いたという中では，実際エアコンがなかなか整備されない，これから国の予算としても学校関係にエアコンを整備していこうということで議論はされております。それから，扇風機の部分においても，やっぱり子どもたちにいい環境をつくっていこうと。勉強し易い環境をつくっていくという観点から，そういう議論もされておりますので，そういう意味において，特に今後新築で出来ていく学校でありますので，そういう意味でも最低でも扇風機，東小学校でも扇風機がありましたが，そういう中で最低でも各教室に扇風機は，あとから付けるというとではなく，最初からそういうものを入れておくことが大事かと思いますので，強く要望しておきますが，最低でも扇風機は入れてもらいたいと思いますので，よろしくお願いいたします。この点について，再度答弁をいただければお願いします。

参事兼教育総務課長）今のご意見等を踏まえて，先程来申し上げておりますが，委員会の中でいろいろなご意見をいただいて実施設計のほうに移っていきたいというふうに考えております。

菱沼副委員長）そういう意味で，実施設計に入る１つの基本設計の部分かと思いますので，そういう意味においては，各委員さんから様々な意見が出てくるかと思います。そういう意味においては，仮称ではありますが，柿岡中学校の改築の部分においては，素晴らしい，仮称ではありますが柿岡中学校が整備されたなと言っていただけるような柿岡中にしてもらいたいと思いますので，我々も今後いろいろな意味で提言・要望等々をしていきますので，その点ひとつよろしくお願いいたします。それから３点目ですが，この技術提案の内容で括弧の２番ですが，地球環境にやさしい学校施設及び維持管理コストの低減に配慮した学校計画ということで掲載されております。そういう中では，どのような部分で括弧２番において，どのように汲み取られておるのか，その点お尋ねいたします。

参事兼教育総務課長）まず地球環境にやさしい部分でございますが，これはエコ関係の太陽光発電が具体的には考えられますが，そういったエコ関係の施設を配置をしていきたいと。ただその中での，初期投資費用，それからそのあとのランニングコストも十分に検討しながら，進めていく必要があるというご意見もございましたが，地球環境にやさしいという部分については，まずエコということでエコスクールという部分をとらえていきたいと考えております。それから，維持管理コストの低減でございますが，こちらも当然，電気・光熱水費，そういったものに配慮しなければなりませんが，さらに構造的にフラットではない，意匠に凝った建物になりますと，そのあとの維持管理が非常にかかる部分が出てくるということも，これまでの経験等も踏まえまして，なるべくフラットなシンプルな外観と言いますか，建物を目指した計画ということで，この提案の内容として求めてきたところでございます。

菱沼副委員長）今お話にあったとおり，エコスクールという部分においては，エコスクールも，様々な状況があります。太陽光発電は１つの一環として，エコスクールという部分においては，様々な項目に分かれております。その部分において，しっかりと教育委員会，また我々が今後提案していく中で，エコスクール，仮称柿岡中学校にあったエコスクールのあり方というのがあると思います。そういう意味においては，そこら辺をしっかり議論した上で，エコスクールという部分においては，取り入れられるものは，取り入れてもらいたいと思います。あと自分もずっと言ってきておりますが，校庭の芝生化なんかも，やっぱりこのときに出来ればと私は思っていますが，そこら辺はどのようにお考えでしょうか。これからの状況にはなると思いますが・・・・。もしお答えできれば，お尋ねいたします。

参事兼教育総務課長）基本的に，今後管理の面が非常に問題視されているのが，先進事例等を確認した段階ではございましたので，今後その辺学校サイド，現場のほうのご意見等も十分に検討して，進めていくと言いますか，検討して参りたいと考えております。

菱沼副委員長）私は，この芝生化の部分においては，鳥取方式と以前から何回も言っているわけですが，鳥取方式だとかなり安価で，管理ももの凄くしやすいということをずっと言ってきているわけでございます。そういう意味において，鳥取方式を勉強されたのかどうかお尋ねしたいと存じます。

参事兼教育総務課長）以前に委員のほうからご質問等をいただいた時に，鳥取方式につきまして，インターネットで調べさせていただいた経緯がございます。どちらかと言うと，草刈りをしながら，いろいろな草がある程度混じったとしても，それは芝生だという，まず前提の中で，芝生という解釈をした上で，何回か種のまき方を変えて，非常に雑草の出にくい芝生にしていくという考え方に基づく鳥取方式で，その種の手配とか，そういったものも問い合わせをいただければ対応できますということが，当時調べた際にインターネットに載っていたところかと思います。ちょっと手元にそれを調べた時の資料がないんですが，大まかにはそういった内容が出されていたかとは思います。そういった方式も全国的にいろいろ，段々大きくなってきたということは，記載されておりましたが，その点も十分に検討の対象としていきたいというふうには考えております。

菱沼副委員長）それから鳥取方式も日進月歩で様変わりしておりまして，大分よくなってきたという報告を受けております。そういう意味においては，私は２年ぐらい前から芝生化の部分において，提案させてもらっているわけですが，それからまた進化しておりますので，そういう意味では，また調査をしていただいて，その芝生の部分においては安全な部分もあるわけですね。それで基本的に，風とか何かがあっても，砂がまき上がらないという部分もありますし，様々な利点もあります。ただデメリットの部分もあるかとは思いますが，そこら辺をしっかりと精査していただいて，学校側とも協議していただいて，今後どのように進めるべきなのかを調整していただいて，私は芝生化という部分は大事かと思いますので，よろしくお願いしたいと存じます。それから最後になりますが，当時借地の部分があったかと思いますが，その後，借地の点に対してどのように進捗されているのか，お尋ねしたいと存じます。

参事兼教育総務課長）この借地の部分につきましては，この配置図をご覧いただきたいと思いますが，この下の体育館の一部，それから野球場の奥の白い部分，こちらの２か所が現在借地として借りてございます。財政のほうと今詰めているところではございますが，相手方の意向もございますので，予算の計上がある程度判断できるような状態に，予算の議決をいただいていないわけですが，ある程度の見込みが出た段階で，不動産評価，そういったものも行っていきたいと考えておりまして，現段階につきましては，具体的には動いてございません。財政当局のほうと買い上げについて，予算上の交渉，まだ交渉まではいっていないんですが，事前の話を進めている段階でございます。

菱沼副委員長）そういう中で地権者の方もいらっしゃいますので，そこら辺はしっかりと協議していただいて，高く買えばいいということではなくて，先程参事のほうからもありましたが，きちんと鑑定士さんをいれて，しっかりと判断をしていただいて，安からず高からずという評価があると思います。そういう意味で，石岡市に譲っていただけるものであれば，きちんと譲っていただいて，借地という部分をなくして，石岡市の持ちものとしていただいたほうがいいのかと思いますので，しっかり今後，その地権者の方と協議をしていただいて，ある程度話が煮詰まった段階で委員会のほうにご報告いただければと思いますので，ひとつよろしくお願いいたします。

川村委員）借地の件ですが，ここにテニスコートがあったはずですよね。そうすると，ここにはこの図面の中にはテニスコートが入っていないですよね。

参事兼教育総務課長）この野球グラウンドの横の飛び出している部分の借地にテニスコートがございます。これにつきましては，この校舎建築と敷地的には影響しないということから，記載はしていないんですが，現段階ではこのままの予定でございます。

川村委員）私が言っているのは，ここに記載されていないということは，ここの場所がどうなのかということを想定していないということですよね。既に，この土地がこのまま存続し続けるということのもとに，書いていないということになるんですか。基本的に言うとですね，大体校舎というのは北側に建てて，南側に運動場というのが最適なわけですよね。今の状況だと，逆に陽が陰るようなところに運動場があって，実際に今の多分柿岡中卒業の方はいらっしゃるかと思いますが，柿岡中のところは一部かなりベチャベチャになってしまうと言うか，駄目なわけですよね。使い勝手が悪い。それからここには，あともう１つ，武道館が出ていないですよね。武道館がどこにいってしまったのか。ですから，それによって，まるっきりここの配置の基本プラン自体が私はおかしいと思っているわけなんですが，その辺はどのようにお思いですか。

参事兼教育総務課長）グラウンドにつきましては，この地図につきましては，左側が北側になります。そういった関係で南，西の方面が空いている状態でございます。そういうことで，現在のグラウンドよりは陽が十分入るという判断をしているところでございます。もう１点，武道館でございますが，ここに丁度体育館と校舎の中間に，駐輪場の細かい線が記載されてございます。これは，ここの位置に武道館が建つわけですが，それは，１階部分を駐輪場といたしまして，２階部分を，この横に網掛けのような細い線で結んでございますが，２階部分を連絡通路で，武道館，校舎，そして体育館の２階部分へと結んで，武道館の１階部分を駐輪場として使うというようなアイデアでございます。

川村委員）そうしたら，あと１つ，テニスコートはどうなるんですか。

参事兼教育総務課長）現在のとおりに使う配置というふうに考えております。

川村委員）と言うことは，そのテニスコートが例えば取得できなかった場合，それから貸してくれるか，くれないか，それの確認はまだ済んでいないですよね。それなのに，そういうふうなのを使うのはいけないんじゃないんですか。多分，これが基本プランであるならば，最低でも契約書なりをかけて，こういう形で契約をして間違いなく使えるんですよということがあって，初めて生きるのかと思うんですが，これ使えるか使えないのかもわからないのに，こんなものやってどうなんですかと私は思います。

参事兼教育総務課長）ご指摘のテニスコートの部分につきましては，現在借地という形でお借りしているわけですが，買い取りにつきましては，交渉の結果を待たなければ，お答えできないところでございますが，借地につきましは，これまでもお借りしているという前提の中で，基本的にきちんとこの校舎についてのやり取りをこの際に行っているということではございませんが，今後もそのままの状態でお借りしたいということで考えております。

川村委員）それは，こちら側の勝手ですよね。途中で貸さないと言われたら，どうなるんですかね。普通だったら，こういう建物を建てたり，配置をする場合には，ここの土地はこういうふうになるだろうと。せめて最低でも何年かはここで使えますよという保証がなければ，この計画自体が危ういということを私は言っているわけですよ。違いますか。あなたは，何年かでここいなくなるかも知れませんが，この柿岡中学校は今後何十年も生きるんですよ。それを先に考えてくださいよ。きちんと問題を解決してから，やらなければいけないということを言っているわけです。

参事兼教育総務課長）ご指摘のとおり，その確認につきましては，売買につきましては，今後予算の問題もございますので，この借地につきましては，改めて最低でも借地が可能かどうか，そういったものを所有者のほうに確認いたしまして，ご報告をさせていただければというふうに思います。

川村委員）今から言っても仕方がありませんが，そうなってくると，今現在は１番右上のところからバスが入ってくるわけですよね。それで，１番校舎がどん詰まりという配置ですよね，この配置からいきますとですね。そうすると私が思うに，もう少し手前で何にもないところがずっと手前ですから，別にもっと手前でもいいのかなと思うわけなんですが，何故ここがベストポジションなのかお教えいただければ有り難いと思います。

参事兼教育総務課長）今のご指摘の場所につきましては，現校舎の管理棟と教室棟が建っておりまして，校庭としては現校舎を使用したまま校舎を建てるという考え方が基本でございましたので，この場所につきまして，新校舎が出来た段階で現校舎を取り壊して，そのあとに武道館を建てるというようなスケジュールになっていくものと考えられます。そういったことから，もう少し入口から体育館側にもってくる部分につきましては，丁度こちら側が職員室，そういった重要な部分，空き教室とかではなくて管理棟の重要な部分が絡むというようなことから，この位置を避けて，さらに奥のほうへ配置をしたという計画でございます。

川村委員）そういうふうに，現校舎との兼ね合いを避けたということになれば，もっと奥にもっていって，その緑の立ち木があるところの境界に沿って，逆に縦長に校舎を造ったほうが，１番北側で，南側が全く運動場にうまく使えるのかなと。私は逆に思うわけですよ。この裏は確か雑木林か何かで何もないわけですよね。

参事兼教育総務課長）この植樹のマークがございます丸いところの先ということでよろしいでしょうか。その点につきましては，最初の柿岡中学校のおかれている課題ということで，体育館との管理体制，そういったものにつきましては，ある程度，あまり遠く離れることを学校のほうでは希望していないということから，この位置については，一定程度工事の考え方もございますが，体育館から離れないという部分で，最低限の場所を選んだ，アイデアとして出したというふうに考えております。

川村委員）いろいろな理由のつけ方は何ぼでもあると思うんですよね。ただ使い勝手がいいように，私は，南側向きに暖かいような場所で，教室をつくるべきだと思うし，誰だって，どこだって家を建てる時に居住空間というのは，必ず南側の日当たりのいいところ，明るくて，暖かいようなところにつくるのが当たり前ですよね。今現在東小学校で困っていると思っているのは，あそこは断熱ガラスも何にも使っていないから，暑くて仕方がないという話がありますよね。逆に。ですから，今はエコで，先程もエコが出ていましたが，今現在ガラスでも赤外線を通さないというものがあるわけですよ。若干高くなるかも知れませんが。そちらに専門家がいらっしゃいますので，あまり難しいことは言えないですが，最低でも，もしもあれだったらシールを貼るとかですね，光は通すけれども熱は通さないというものがあるわけですね。そうすると快適な空間がそこで生まれるのかなと思っているわけなんですが，私はこの案に関しては，そんなに素晴らしい案だとは思えませんけれども，配置に関してもですね，もう少しこれ考えたほうがいいのではないかと思うんですが，ただこれも今更言っても仕方がないよと，多分言われるのかも知れませんが，今更言われても仕方がないことを我々が審議するのをいつもしゃくだと思っているんですよ。だったら，何でその前に言ってくれないのかと思いますが，如何でしょうか。

教育部長）これを本日ご提案する前にということでございますが，過般からご説明させていただいておりますように，今回の仮称柿岡中学校の改築につきましては，プロポ-ザル方式でやりますということで今回その成果がまとまりましたので，案と言いますか，それがまとまりましたのでご提案させていただいた次第ですので，これを基にいろいろご議論いただければと思いますので，どうぞよろしくお願いしたいと思います。

川村委員）今部長がおっしゃっていた案ですから，これを審議して欲しいということであれば，この変更も可能というふうに私は受け取るんですが，それでよろしいんですか。

教育部長）本日ご提案しておりますのを基本として，ご議論いただければと，いろいろなご提案なり，ご意見を頂戴できればと考えております。

川村委員）ですから，私はその基本が違っているということを私は言っているんです。ですから，白紙に戻せとは言いませんが，形はここの配置を変えるとか，そういう場所的に例えば地権者がいるところを使わないようにも出来るのか，出来ないのか。それから，きちんとした確約が取れているのか。私はそんな無理なことを言っているとは思いませんよ。自分で家を建てるときには，隣りの庭が契約されているのかどうかわからないのに，誰だって家なんか建てないですよね。これは当たり前の話で，そう思うんですよ。ですから，基本的に言うと，これが示された時点で，これを全く否定じゃなくても，場所的に変えることは出来ないのかと。部分的にこういうふうに変えることは出来ませんかということを言っているわけなんです。それは無理なんですか。

参事兼教育総務課長）ご指摘の点，その部分的な部分，先程部長が申し上げましたが，基本としてこういう形でお願いをしたいということでいるわけですが，いろんな条件の中で，選定会の中でこういう基本的な考え方がよろしいのではないかというような案をいただいた結果でございまして，このあと，細かい点につきましては，いろいろ検討を要するところが多々出てくるのかなと思うんですが，この配置につきましては，いろいろな諸条件を判断した中で，この場所，この配置取りが選定会の中ではいいのではないかということで，選ばれたところでございますので，その点につきましては，そのプロポの選定の１つの要因ということもございますので，基本的にはこの位置付けについては，極端に動かすという部分については難しいというふうに判断をしております。

川村委員）困りましたね。あとで細かいところはと言っても，これは１番基本的なことですからね。そうすると簡単に言うと，何故１番北側に校舎を建てて，南側に運動場を広くとろうという気がなかったのか，その辺が私はわからないんですよ。普通大体，そんなところですよ。これ意見を求めていいかどうかわかりませんが，塚谷委員，運動場はこちら側は駄目なんですよね。

塚谷委員）今川村委員がいろいろ意見を述べましたが，私はこの状況の配置は，これでいいのかなという感じです。これ下が筑波山ですよね。そうすると西日が当たる，校庭も非常にいいんじゃないかと思うんですよ。だから今の現状の八郷総合支所の建て方みたいな感じでなっているような感じかと思うんですが・・・・。こちらが主要道路が右肩上が本通りです。その道路しかないです。この柿岡中学校に入る場合には。そうするとこれ，ちょっとお尋ねしたいんですが，例えば左側に石岡・上曽の通りがありますね。この裏に。その交通的なものの配置はどのようになっているんですか。これは当然右肩上から上がるような形になるんですか。川村委員が言ったように，八郷南中学校の場合は何か運動場がなかなか乾かないとかということがありますが，この場合だとどうなんでしょうね。１番大事なことは，運動場が常に雨が降ってもすぐ使えるような状況とか，あるいは緑の部分の白い線のころは，恐らく高い土手かと思うんですよね。この部分は。そういうところが災害によって，土砂崩れとか何かの関係も考えなくちゃならないかと思うんですが・・・・。下が結構，耕作放棄地みたいな形になっているね。並び的には，私はこれでいいと思うんですが，この周りの災害に対する対応策とか，あるいは運動場の排水の状況であるとか，あるいは道路が正面に入ってきて，その道路，石岡・下館線の道路からすぐ入れるような形の道路があるのか，そういうのも今後スクールバスをもしやる場合に，入ってきての車止めと言うか，乗降する場所とか，そういうものが設定されているのか，その点。私は今川村委員が言っているように，それもわからないわけではないが，これを見ると，この選定委員は，八郷南中学校の校長先生とか，有明中学校の校長先生が，いろいろな形で検討したわけだから，そんなに並びについては問題はないのかなという感覚はするんですが・・・・。要は運動場とか，その周りの土砂災害の土手の部分の，それをどのような形で考えているのか。

参事兼教育総務課長）２点，まず排水の件でございますが，グラウンドの造成を校舎を取り壊したあとに行う予定でございますので，その際には排水溝の整備をして排水に対して対応して参りたいと考えております。それから，道路の件でございますが，現段階では現在１か所から，細い道ですともう１か所ございますが，基本的には１か所ですので，この１番新校舎の配置の先のこの白い部分は市道でございます。幅が非常に狭い道路でございますが，ここの角へ下の，先程塚谷委員からお話のありました道路から接道をとれないかということで，今いろんな関係部署と協議を詰めているところでございます。その土地も求めなければなりませんので，それから特例債事業として，バイパスと言いますか，道路のラインが近くを走ってございます。そういった実際にその道路が出来る時期も踏まえてですね，手戻り等がないような形がどういったことで出来るか，都市建設部のほうとも意見を調整して，今いろいろ調査をしているところでございます。基本的には，この北側から入る道，特にバス等が入れる道が整備できないかという形で，今いろいろ検討を進めているところでございます。

川村委員）今，塚谷委員からもいろいろご意見等が出ていましたけれども，私も今現在校舎があれでは高すぎると。それでグラウンドが低いと。それであれば，地ならしと言うか，ある程度ならして，それはきちんとやるべきではないかと。それは，そうすれば，あそこの高いところになにも校舎を建てるという必要性がないわけですよ。わざわざ高いところに建てなくたって，平らにすればいいわけですから，それで入ってくるものも，今現在のものでなくても，もっとカーブの緩やかな回し方をすれば，それで済むのかなと。要するに，それは配置があってからの話ですから，今の話ですと，当然今の形状，地形をそのまま生かして，それからそのままの道路を生かしてというような話が出てくるんですが，基本的にはこの中の形状はいくらでも変えることは可能だと私は思っているんですね。ですから，この場所にわざわざ校舎を建てなくても，もっと北側に建てて，それで南側に運動場を広くとったほうが私はいいのかなと思っているわけなんですが，これも何だかんだ言っても，ただ私がごり押ししているみたいな形でとられてしまいますが，如何でしょうか。

教育長）今川村委員が言われたように，この日差し，南の点については，私も疑問にありましたので，委員に入っている県の専門家２人にもお伺いしたら，今東南方面からも光を採る方向が出てくるような意見，この状態で大丈夫かなというご意見があったもので，そういうことで，私なりには納得したんですが，それは建物の条件，場所もいろいろあっての話かと思いますが，そういうことで意見は頂戴したような状況です。

川村委員）選定委員の方は，もちろん地形とか，それから形状，そういうものはご存知なはずですよね。それで，こういうことがいいだろうということになっていると思うんですが，私としては，強く誰かの口癖ではないですが，要望したいなと思っておりますので，これはこのままでは私はまだまだ納得がいかないということです。それでは，先に進ませていただいて，この２枚目のほうの中で，１階の放送室の上にあるこの十文字の非常階段だか何だかわかりませんが，これは何ですか。

参事兼教育総務課長）階段のマークでございます。基本的には２方向避難という必要性があるというふうに聞いております。その中で，通常ですと屋外に階段をつくる場合が多いのですが，非常に利用状況から考えますと，室内での階段ということで，この２か所に階段を設けているプランとなってございます。

川村委員）この階段はいつも扉は開いているんですか。

参事兼教育総務課長）通常使う階段と同じ扱いというふうに提案されております。

川村委員）そうすると多分，防火扉も付いていないのかなと言ってしまいますが，あと，配膳室の脇にあるのは，昇降機というか，リフトだと思いますが，これはどれくらいの大きさで，どういうものが入るものを検討しているのかお教えください。

参事兼教育総務課長）この中では基本プランということで，位置付けを主に記載してございますので，具体的にまだその段階まで詰めていないというのが現状でございます。

川村委員）わかりました。いいものを期待しています。それから，障害者用のトイレはここに設けてあるのでしょうか。

参事兼教育総務課長）その点につきましては，業者のほうに，今後どこの位置に配置する，また各階に車椅子でも対応できるようなブースを広くとるとか，そういったことをお願いをしてございまして，今後１階のところには東小学校と同じような形のトイレを設けた上で，各階にはブースを広くした部分を取るということで設計業者のほうには，これから話を詰めて参りたいというふうに考えております。

川村委員）わかりました。配置付けはいいんですが，その例えばトイレをどの辺に付ける予定なのかお伺いしたいし，それから当然２階・３階にも下肢の不自由な方が多分昇降したりするわけですから，それにはこの配膳室の脇にあるリフトを使えるようにしていただいて，しかも，それがこの間ではありませんが，給食用のワゴンがそのまま入れるような配慮をしていただければ有り難いかなと。

参事兼教育総務課長）その細かい点につきましても，あくまで提案に基づく基本的なプランということで，今後これに対して今いただいておりますご意見等も，学校現場の校長先生方，それから教科ごとの先生方とも打ち合わせをするということでお願いをしていきたいというふうに思っておりますので，今後そういった部分につきましては，更にこの場所の配置の問題も含めて，これから詰めさせていただければというふうに考えております。

川村委員）先程から言っているように，トイレの場所も障害者の方のトイレはここがいいですよという提案がないと，この中でそうするとトイレの一部を潰してと言うか，そこにつくるつもりなのか，それとも単独でつくるつもりなのか，それだけでもお答えいただけますか。

参事兼教育総務課長）学校サイド，それからいろいろなご意見をいただいて，今後決めて参りたいと現段階では考えております。ただ，東小学校でもありましたような形を基本としては，スペースとしてはこういう配置の中で，この配置もこれはあくまでアイデアとして頂いている部分でございますので，今後変わる可能性が非常に高い部分でございます。そういった中で，そのスペースを確保できるようなことで，調整なり検討を進めていきたいと思っております。

川村委員）何度も言うようですが，多分参事はわかっていないのかと思いますが，私は，障害者用のトイレを単独でおつくりになるのか，それとも今現在この中で考えられているＷＣと書いてある中で，それを考えているのか，それを聞いているわけです。

参事兼教育総務課長）このレイアウトにつきましては，先程来申し上げておりますが，あくまで設計業者のほうでプロポの提案事項として出された部屋割りと言いますか，レイアウトでございますので，当然そういった今委員からご指摘のある点等も，今後場所，それからスペース，具体的に詰めていく必要がございますので，この案についてどこにということではなくて，そういった必要性のあるものについては，より利用のしやすい場所に設置していくという基本的な考えで今後レイアウト等も詰めていくということで考えております。

川村委員）このレイアウトはいいんですが，私が言っているのは，何回も言っているように多目的トイレと申してもいいですが，それが単独で使えるような場所を考えているのか，それとも普通のトイレの中に併設をしているのかという，これは基本的な計画でしょ。私に言わせれば。レイアウトの問題じゃないでしょ。考え方の問題だと思いますよ。

参事兼教育総務課長）基本的には，その障害者等のトイレは別枠で，東小学校のような形でつくりたいというような方向で進めていきたいと思っております。

川村委員）そういうことで，最初からそう答えてくれれば，もっと早く終わっているんですよ。それからもう１つお伺いしたいのは，更衣室なんですが，多分これは学年ごとの更衣室だと思っておりますので，３つあるのは，１年・２年・３年なのかなと。男子生徒の分はないのかなということと，それから更衣室にはシャワー等はつきませんよね。その辺を確認いたします。

参事兼教育総務課長）委員のお話のとおり学年ごとの，女子生徒用の更衣室として３つおかれているものと考えております。シャワーについては，現段階では考えていないというところでございます。

川村委員）わかりました。それから，これは提案になるかも知れませんが，せめて更衣室の中で多分職員の方々の更衣室がございますよね。そこには，やはりシャワーの１つぐらいはお湯が出るものを付けてあげると，先生方が汗をかいたままで帰る。中には車で帰る人ばかりいないで，普通の公共交通機関を使う方もいらっしゃるかと思いますので，その辺のご配慮があったほうがいいのではないかと思いますが，多分そのほうが使い勝手が非常に喜ばれると思います。

髙野委員）１点だけ要望でございます。この空調設備なんですが，私，東小学校へ行きまして，東小学校の校長先生ともお話をしてきたところでございますが，今現段階でエアコンの設置は考えていないと。そういうことでございますが，今回の工法がどういった工法の建築になるのか私は存じておりませんが，もしＰＣ工法とか，ＲＣとか鉄筋ということになると，昔は，耐震，そういったものの規制もそんなにうるさくなかったので，梁等々の貫通，梁等々に穴を開けて空調整備を設置するとか，そういうことが自由に出来たわけですけれども，今東小学校のあの建物の梁に穴を開けるとなると，今度強度的な問題，そういったものも私は出てくるかと思うんですね。ですから，今年も100年に一度の猛暑と言ったんですが，来年も100年に二度目の猛暑ということがないとも限らない。そういった中で，他の市ですが保護者がお金を出し合って，空調設備を付けたという事例もありましたですよね。ですから，私は建築時であればお金はかかりません。スリーブで穴だけ開けといてもらえれば，そうすればそこに空調整備は設置できます。あと電源だけ１つ付けておけば，今ベランダございますから，ベランダに室外機を置いて，それで空調機が設置できるわけですよ。ですから，今じゃなくても，来年，再来年，５年先でもいいんですが，そういった時に使える，いつでも空調整備はいつでもうちのほうは付くんですよと。私も東小学校は非常に残念に思って帰ってきたんですが，これから柿中ばかりに限らず，空調設備というのは，いつでも付けられる状態，穴１つでいいんです。それに電源が１つあればね。ですから，そういったことは，お金のかからないことですから，私はやっておくべきかなと。それで，穴が開いたところにキャップだけはめておけばね，問題ないわけですから。ですから，先行って，強度の問題とか，これをクリアしなければならないとか，そうしなければ出来ないということではなくて，そういったことも設計士さんに組み入れておいてもらえれば，穴１つ，電源１つで，いつでもお金さえあれば空調設備は付いていくわけなんで，その辺のところの配慮をひとつ，答弁もらっても仕方がないので，答弁は要りませんが，設計事務所等々と協議してみてください。私の１つこれ要望でございます。よろしくお願いいたします。

池田委員長）ほかにご質問等はございませんか。
　
　〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　次に，その他の件といたしまして教育委員会事務局より発言を求められておりますので，これを許します。
　
参事兼教育総務課長）これまで柿岡中学校・有明中学校・八郷南中学校の統合に関しまして，小学校の保護者を対象に説明会を行ってきましたが，柿岡中学校区の小学校保護者を対象に４校一緒にやって欲しいという要望もございまして，その開催が決まりまして，非常に近い日にちですが，今週の14日の木曜日に，夜７時半から八郷の総合支所で開催することになりました。４校のスケジュールの調整，また会場の都合もございまして，少し予定より遅れてしまいましたが，14日の夜に開催いたしますので，ご報告をさせていただきます。また同じように，意見等の概要がまとまった段階で，委員の皆様にご報告を申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

池田委員長）ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。
　
　〔「なし」との声〕
　
池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　その他の件といたしまして，教育総務課所管部分について，他に発言はございませんか。
　
　〔「なし」との声〕
　
池田委員長）ないようですので，教育総務課所管部分のその他の件を終結いたします。
次に，茨城廃寺跡について，学童保育事業の運営状況についてを一括して議題といたします。本件の審査にあたり，茨城廃寺跡の現況，並びに学童保育事業の運営状況を調査するため，委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
　
　〔「異議なし」との声〕
　
池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　なお，これより生涯学習課長　菊地君の出席を要求しておりますので，ご報告申し上げます。
　また，参事兼教育総務課長　上曽君におかれましては，以上でご退席いただいて結構です。
　ご苦労さまでした。暫時休憩いたします。
　　
―　休　　憩（現地調査）―
　
池田委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。
　ただいま実施いたしました現地調査の結果を踏まえ，初めに，茨城廃寺跡について，ご質問・ご意見等がございましたら，挙手によりお願いいたします。発言はございませんか。
　
　〔「なし」との声〕
　
池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　次に，学童保育事業の運営状況について，ご質問・ご意見等がございましたら，挙手によりお願いいたします。

川村委員）先程見てきた中で，北小学校の中の学童で，保安上だと思いますが，警備に入っていたと思いますが，何故あそこに入っているのか。そしてそれが幾らなのか，その辺をちょっとお伺いいたします。

生涯学習課長）お答えいたします。北小の夜間警備施設ですが，学童施設，北小と杉並小の専用施設につきましては，別棟であるということで夜間警備を委託しているところでございます。金額につきましては，月額１万5,120円の12か月掛ける２つのクラブで，年間36万2,880円でございます。

川村委員）わかりました。それから府中小学校にも付いていましたよね。別棟で，確か。そのように私は確認したんですが・・・・。

生涯学習課長）府中小は，裏の学校施設をお借りしていますが，そちらも校舎とは別に警備に入っております。

川村委員）ですから，それも１万5,000円はかかっているのかと思ってしまうんですが，私に言わせれば，そこに大事な物が置いてあるのか，ないのか。多分そこで何かあった時には，困るということは勿論あると思いますよ。それで，その代わりに火災保険等は入っているでしょうから，ただそれがあそこに，普通の家だったら，例えば納屋という言い方はおかしいかも知れませんが，勉強部屋が庭の中にあったとしても，そこに１万5,000円の警備は，普通はかけないのかなと。これは公的な機関だから，かけるのかなと思ってしまうわけなんですが。ただこれは無駄かどうかはわかりませんよ。今までやっていて無駄かどうかはわかりませんから。でも災害にあって，初めて無駄じゃなかったというのもこれもおかしな話で，やっぱり災害というか，そういう事故等は起こさないように努力するほうが大事だと思うんですよ。警備保障に入っているから，だからいいんだというのは，ちょっと私は人間的な感じの心に隙間が出来るのかなと。見えないところに物を置かない。それから，大事な物は持って帰るということになれば，そんなに被害は出ないのではないか思いますが，今後ともまた多分こういうことがあると思いますので，どのようにお考えなのかお聞かせをいただきたいと思います。

生涯学習課長）警備に対しての施設の中身と言いますか，重要な物の保管状況でございますが，窓ガラスが割られて，侵入されて，いたずらとか壊されたりするというようなことも当然考えられます。ただ常日頃自分の大事な物は持って帰るようにはしているわけでございますが，あとは，備品類ですね，テレビとか貴重な物もございます。そういった意味で今後も警備は必要であると考えております。

川村委員）ですから，なるべく事故に遭わないような配慮がされているか，されていないかというのが基本でありまして，多分課長の家でも，もっと大事なものがあるにも拘わらず，多分入っていないと思うんですよね。だから公共だから入れるという感覚が，多分そこで私はおごりと言うか，甘えがあるのかなと思うんですよ。当然誰だって入っていないより，入っていたほうがいいに決まっていますよ。何故入れないんだということになるかも知れません。だけど，そこに気持ち的な，金銭的な甘え，おごりがあったんではなかろうかなという気がするわけです。だって年間18万円でしょ。そうするとテレビ１台，毎年18万円で買えちゃいますもんね。これはやめろとかやめないじゃなくて，本当にそれが必要か必要じゃないかということを，もう１回検証なさっては如何ですかということです。

教育長）私のほうからお答えしたいと思うんですが，１つには，学校敷地内にある公的施設の一環として，守っていかなければならない状況もありますが，今川村委員が言われたように，管理については防御だけではなくて，いわゆる電気をつけたりとか，侵入者に対して，警備するほうからの角度もありますので，その辺は検討の課題にしていきたいと思います。以上です。

川村委員）そういうことですので，何でもかんでも入れる，入れないではなくて，まずは事故等が起きないような状況，それから起きたとしても最小限で被害が収まるような形，そういうのが大事なのではないかと思っております。それから，何故府中小学校は学童の鍵がなくて，北小では，鍵があって開けられたんです。

生涯学習課長）府中小学校の場合には，裏の３階建ての校舎をお借りしているわけでして，学校のほうと鍵は前々から調整と言いますか，連絡しあって，渡したりしているわけですが，状況としてはそういう状況で把握しております。

川村委員）ですから，私が言っているのは，要するに誰がそこで責任を取るべきなのか。基本的に言うと。北小学校では，ちゃんと学校側で鍵をもっていて開けてくれた。それで府中小学校では，鍵は向こうに預けてあって，我々は知りませんよと言っている。それでは統一がとれないじゃないですか。誰が最終的に責任を取るんですかと。だったら，変な話，さっき言ったように警備している会社が管理するのか。きちんとした管理をあなたのほうではどうしているんですかということなんですよ。

生涯学習課長）鍵の管理につきましては，やはりバラバラでは最終的に管理する点でまずいと思いますので，統一した形で調査をして進めて参りたいと思います。

川村委員）わかりました。そういうことで統一したほうがいいのかなと。それからもう１点お伺いしますが，もし万が一そこの所でガラスが割られた，それから火災が起きた場合には，どなたが責任を取るべきなんですか。

教育部長）侵入者でガラスが割られた場合とか，火災が発生した場合の誰が責任を取るのかということですが，教育委員会全体になろうかと思います。そのようなことが多々報道がされております。十分そういうことで，先程ご発言にもありましたような警備体制と言いますか，そういうもので対応して参りたいと，このように考えております。

川村委員）基本的には，私が言っているのは，その事件・事故，それから学童の外の時間の中，それから休日等，いろんな場面，場面で違うと思うんですよ。ですから，最終的には教育委員会の長たる教育長が取るということで一致してよろしいんですか。

教育部長）教育長が教育委員会の事務の責任者ということでございます。教育委員会各部門も含めた全体の問題になろうかと受け止めております。以上です。

川村委員）わかりました。とりあえずですね，くれぐれも事件・事故等のないように管理をしていただければ，いいかなと思っております。よろしくお願いいたします。

池田委員長）ほかに発言はございませんか。
　
　〔「なし」との声〕
　
池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　その他の件といたしまして，発言はございませんか。
　
　〔「なし」との声〕
　
池田委員長）ないようですので，その他の件を終結いたします。
　委員の皆様には，ご協議いただきたい点がございますので，そのままご着席をお願いいたします。執行部におかれましては，ご退席いただいて結構です。長時間にわたり，ご苦労さまでした。

―　執行部退席　―

池田委員長）次に，所管事務に関する管外調査の件を議題といたします。委員の皆様にお諮りしたい点がございます。当市では，現在小中学校の統廃合について，様々な検討がなされており，これらの件に関しては，今後の当委員会の調査活動に資するため，県内先進自治体の管外調査を実施してはどうかと考えているところであります。そこで，この際お諮りいたします。小中学校の統廃合における，県内の先進事例等について，委員派遣による管外調査を実施したいと思いますが，これにご異議ございませんか。

　〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なし認め，さよう決しました。
　さらに，お諮りいたします。調査都市及び実施期日につきましては，正副委員長にご一任願いたいと思いますが，これにご異議ございませんか。
　
　〔「異議なし」との声〕
　
池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　さらにお諮りいたします。当該管外調査については，調査の充実を図るため，執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。
　これにご異議ございませんか。
　
　〔「異議なし」との声〕
　
池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　以上で，本日の教育福祉委員会を閉会いたします。