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議会中継
  


 第9回委員会 (12月10日)
出席委員 池田正文委員長,菱沼和幸副委員長,髙野要委員,塚谷重市委員,川村良一委員,村山裕委員,村上泰道委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(高野喜市郎),次長兼福祉事務所長(山本敬司),次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長(佐藤敏明),参事兼保険年金課長(大村義夫),社会福祉課長(小林敏夫),高齢福祉課長(武熊俊夫),こども福祉課長(菊地庄兵衛)
【教育委員会】

教育長(石橋 凱),教育部長(土師照夫),参事教育総務担当(松崎守男),参事兼教育総務課長(上曽宗則),学校教育課長(冨田英次)
【都市建設部】
参事兼建築住宅指導課長(中川尚也)
議会事務局 庶務議事課係長(飯田英男)


池田委員長)ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書の順に進めて参りたいと思いますので,よろしくお願いいたします。次に,付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。これより議事に入ります。議案第84号・平成22年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち当委員会所管に係る部分,議案第85号・平成22年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号),議案第88号・平成22年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第3号)の計3件を一括して議題といたします。なお,説明は担当課ごとに求め,その都度,質疑応答をして参りますので,よろしくお願いいたします。それでは本案について,執行部より順次説明願います。

社会福祉課長)それでは,議案第84号・平成22年度石岡市一般会計補正予算(第5号)の内,社会福祉課所管にかかる部分についてご説明申し上げます。初めに22,23ページをご覧ください。上段,(款)2総務費,(項)1総務管理費,(目)12諸費,(節)23償還金利子及び割引料,過誤納還付金についてご説明申し上げます。説明欄の上から2段目ですが,特別障害者手当等給付費負担金返還金4万円,次に上から3段目の障害者自立支援給付費負担金返還金438万1,000円,次に障害者医療費負担金返還金117万8,000円,次に特別児童扶養手当事務委託金返還金11万2,000円,もう1つ障害者自立支援事業費等補助金返還金9,000円,以上5つの事務事業でありますが,平成21年度分の補助金等の精算による返還であります。次に同じページ3段目,(款)3民生費,(項)1社会福祉費,(目)9障害者福祉費についてご説明いたします。まず,障害者自立支援給付事業でありますが,(節)20扶助費の障害者自立支援給付費1,115万5,000円,並びに障害児・者補装具給付費676万7,000円でありますが,本年度から自立支援法の改正がありまして,障害者自立支援給付サービス利用者負担が非課税世帯は,1割負担から負担なしに変わりました。この制度改正が平成22年度の当初予算編成後に正式に決定となったため,今回給付額を増額するものです。なお,財源でありますが,20,21ページをご覧ください。上段(款)14国庫支出金,(項)1国庫負担金,(目)1民生費国庫負担金,(節)1社会福祉費負担金,障害者自立支援給付費負担金,負担率2分の1により896万円の増額になります。また同じページの上から3段目,(款)15県支出金,(項)1県負担金,(目)1民生費県負担金,(節)1社会福祉費負担金,障害者自立支援給付費負担金,負担率4分の1により447万9,000円の増額になります。合計で事業費の4分の3の補助になりまして,1,343万9,000円が国・県からの負担でありまして,残り4分の1の448万3,000円が一般財源であります。次に,また22,23ページをご覧いただきたいと思います。3段目の下の部分に戻りまして,(目)9障害者福祉費,障害者地域生活支援事業,(節)13委託料,日中一時支援事業委託料の440万5,000円についてご説明いたします。介護が必要な障害者等を日中一時的に障害者施設等で預かることにより,障害者等の家族に対して介護にかかる負担を軽減することを目的として行っているサービスであります。今回の補正につきましては,利用者の増加に加え,1人当たりの利用頻度が高くなっている状況があり,増額するものであります。平成21年の4月から9月と,今年度の4月から9月の延べ利用者数の比較では12.3%の増,237人でありました。また,延べ利用回数は18.3%の増,1,741回でありました。なお,この事業の財源ですが,もう一度20,21ページをご覧いただきたいと思います。上から2段目(款)14国庫支出金,(項)2国庫補助金,(目)1民生費国庫補助金,(節)1社会福祉費補助金,障害者地域生活支援事業費等補助金,補助率2分の1により,220万2,000円の増額になります。また同じページの上から4段目,(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)2民生費県補助金,(節)1社会福祉費補助金,障害者地域生活支援事業費等補助金,補助率4分の1により,110万1,000円の増額になります。合計で事業費の4分の3の330万3,000円が国・県からの補助金でありまして,残り4分の1の110万2,000円が一般財源となります。以上です。

池田委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明について,質疑を行います。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長)ないようですので,引き続き,次の担当課の説明を求めます。

高齢福祉課長)それでは高齢福祉課所管の一般会計補正予算について,ご説明申し上げます。初めに歳入についてご説明申し上げます。補正予算書のほうは20ページから21ページになります。中ほどでございます,(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)2民生費県補助金,(節)
1社会福祉費補助金の中の介護基盤緊急整備等臨時特例交付金30万3,000円の補正増でございます。茨城県から臨時特例交付金の追加内示がありまして,増額となることに伴い補正するものでございます。次に,歳出についてご説明申し上げます。補正予算書は,次のページの22ページから23ページでございます。中ほどでございます。(款)3民生費,(項)1社会福祉費,(目)3老人福祉費の中の高齢者福祉センター運営費負担金でございます。霞台厚生施設組合負担金534万8,000円の減額につきましては,高齢者福祉センター白雲荘において,人事異動により職員人件費が減額となり,組合予算が減額補正されたことに伴いまして補正するものでございます。次に特別会計繰出金3,891万5,000円の補正増でございます,介護保険特別会計介護給付費繰出金3,575万5,000円,並びに介護保険特別会計職員給与費等繰出金316万円,これにつきましては,介護保険特別会計の介護給付費,並びに介護認定審査会費等に対しまして,市の負担分を繰り出すものでございます。次に,小規模多機能型居宅介護事業所スプリンクラー整備事業でございます。小規模多機能型居宅介護事業所スプリンクラー整備費補助金30万3,000円の補正増でございますが,歳入のほうでご説明しましたように,茨城県からの補助金の追加内示がございまして,交付金が増額となったことに伴いまして,補正するものでございます。一般会計補正予算につきましては,以上でございます。続きまして,介護保険特別会計補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書のほうは,13ページをご覧ください。歳入歳出予算の補正でございます。事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億1,465万2,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ53億5,954万8,000円とするものでございます。事項別明細につきましては,補正予算書の54ページから55ページをご覧ください。初めに歳入でございます。(款)3国庫支出金,(項)1国庫負担金,(目)1介護給付費負担金,(節)1現年度分5,164万7,000円,この補正増につきましては,介護給付費の増加に伴い国庫負担分を補正するものでございます。給付増加見込み額の20%,施設等給付費につきましては15%の負担率を見込んでございます。次に(節)2過年度分53万円の補正増でございます。平成21年度の介護給付費国庫負担金が確定いたしまして,追加交付されることになったことに伴いまして補正するものでございます。次に,(款)3国庫支出金,(項)2国庫補助金,(目)1調整交付金,(節)1現年度分1,430万4,000円の補正増でございます。介護給付費の増加に伴いまして,介護給付費調整交付金を補正するものでございます。給付増加見込み額について5%の負担率を見込んでございます。次に(款)4支払基金交付金,(項)1支払基金交付金,(目)1介護給付費交付金,(節)1現年度分8,581万2,000円の補正増でございます。介護給付費の増加に伴いまして,社会保険診療報酬支払基金の負担分を補正するものでございます。給付見込み額に対しまして30%の負担率を見込んでございます。次に,(款)5県支出金,(項)1県負担金,(目)1介護給付費負担金,(節)1現年度分4,131万7,000円の補正増でございます。介護給付費の増加に伴いまして,県負担分を補正するものでございます。給付増加見込み額の12.5%,施設等給付費につきましては,17.5%の負担率を見込んでございます。次に(款)7繰入金,(項)1一般会計繰入金,(目)1介護給付費繰入金,(節)1介護給付費繰入金3,575万5,000円の補正増でございます。介護給付費の増加に伴い,市負担分を補正するものでございます。こちらにつきましては12.5%の負担率を見込んでございます。次に職員給与等繰入金316万円の補正増でございます。介護認定申請が増加しまして,認定審査にかかる事務費が増額となることに伴い,市負担分を補正するものでございます。次に,(款)7繰入金,(項)2基金繰入金,(目)1基金繰入金,(節)1介護給付費支払準備基金繰入金5,720万8,000円の補正増でございます。介護給付費の増加に伴いまして,給付費にかかる第1号被保険者,こちらの負担分を基金繰り入れにより補正するものでございます。こちらにつきましては20%の負担率を見込んでおります。次に(款)8繰越金,(項)1繰越金,(目)1繰越金,(節)1繰越金2,491万9,000円の補正増でございます。平成21年度介護保険特別会計の決算によります繰越金を受け入れるために補正するものでございます。続きまして,歳出についてご説明申し上げます。補正予算書は56ページから57ページになります。まず,(款)1総務費,(項)3介護認定審査会費,(目)1認定審査会費,こちらの認定審査事務費でございます。まず,介護認定審査会委員報酬28万円の補正増につきましては,介護認定審査件数の増加に対応するため,審査会の開催回数を増やすことに伴いまして,審査会の委員報酬を補正するものでございます。次に手数料229万2,000円の補正増でございます。介護認定申請件数の増加に伴いまして,主治医の意見書作成のため手数料を補正するものでございます。次に(目)2認定調査費の中の認定調査事務費58万8,000円の補正増でございます。介護認定申請件数の増加に伴いまして,介護認定訪問調査委託料を補正するものでございます。次に(款)2保険給付費,(項)1介護サービス等諸費でございます。要介護認定者が利用いたします介護サービス等の利用増に伴いまして,介護報酬給付費を補正するものでございます。居宅介護サービス経費4,728万5,000円,地域密着型介護サービス経費1億892万5,000円,居宅介護福祉用具購入経費280万4,000円,居宅介護住宅改修経費355万3,000円,居宅介護サービス計画経費3,721万円,これらを補正増するものでございます。次に(款)2保険給付費,(項)2介護予防サービス等諸費でございます。要支援の認定者が利用いたします,介護予防サービス等の利用増に伴いまして,介護報酬給付費を補正するものでございます。介護予防サービス経費3,070万6,000円,地域密着型介護予防サービス経費975万6,000円,介護予防サービス計画経費233万2,000円を補正増するものでございます。次に,(款)2保険給付費,(項)4高額介護サービス等費でございます。介護サービス及び介護予防サービスにかかる高額利用者の増に伴いまして,介護報酬給付費を補正するものでございます。高額介護サービス経費1,701万6,000円,高額介護予防サービス経費12万6,000円を補正増するものでございます。次に(款)2保険給付費,(項)5高額医療合算介護サービス等費,(目)1高額医療合算介護サービス費でございます。高額医療合算介護サービス経費889万1,000円の補正増につきましては,医療保険並びに介護サービスにかかる高額負担者の増に伴いまして,介護報酬給付費を補正するものでございます。次に(款)2保険給付費,(項)6特定入所者介護サービス等費,(目)1特定入所者介護サービス費でございます。特定入所者介護サービス経費1,743万8,000円の補正増につきましては,特定利用者の施設サービス等の利用増に伴いまして,介護報酬給付費を補正増するものでございます。次のページをご覧願います。(款)4基金積立金,(項)1基金積立金,(目)1介護給付費支払準備基金積立金でございます。基金積立金2,545万円の補正増につきましては,平成21年度介護保険特別会計の決算による繰越金,並びに平成21年度介護給付費国庫負担金の精算金を基金に積み立てるために補正するものでございます。高齢福祉課所管の補正予算につきましては以上でございます。

池田委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明について,質疑を行います。質疑は挙手により,これを許します。

川村委員)56ページに居宅介護住宅改修経費というのがございますよね。補正額が355万3,000円という。これは多分何件ぐらいかわかりませんが,私はよく言っているんですが,介護保険のほうの居宅サービスの中の住宅改修ばかりではなく,社会福祉のほうの身体障害者のほうの住宅改築費というのが,多分私はコラボレーションというか,一緒になってくるべきだと思っているんですね。今回これがなかったということは,社会福祉のほうの身体障害者のほうの住宅改築がなかったのかと思っているんですが,何故片方では結構多いのに,向こうがないのかなと思うんですが,ちなみに障害者のほうはどのくらいあるんですか。簡単に言うと,片方では補正をやりながらですよ,355万補正しているわけですよね。そうするとそれで,身障者用の60万円の枠,4分の3の,それがどのくらい現実的にいっているのかなと。だから住宅改修2種類あるじゃないですか。そうするとこれだけ見たって,介護保険で介護度5をとっていた。そうするとそこでその方が車椅子等でしかも居宅サービスを受けていたとすれば当然それは身体障害者用の1級,2級は取れるのかなということですよね。その点についてお伺いいたします。

池田委員長)川村委員に申し上げます。議案の範囲内での質疑をお願いいたします。

川村委員)それでは,もう1つ下のところの地域密着型介護予防サービス経費が975万6,000円補正増になっていますよね。意外とこれは今までは余っていたものなんですよね。それでこれが約倍額になっているわけですよね。補正前の額が1,185万円で,今回の補正額が975万6,000円。約倍額になっているわけですが,その理由というか,内容についてお伺いいたします。

高齢福祉課長)今回の補正予算につきましては,22年度の前期の支出の状況を見まして,簡単に申しますと,その実績に基づきまして1年間分の支出見込み額を算定しまして,当初予算分との差額を計上してございます。ちなみに,サービス利用の件数でございますが,当初予算に対しまして,見込み額としまして60件の増を見込んでございます。その結果,975万6,000円が不足する見込みとなってございます。

川村委員)申し訳ありませんが,私よくわからないんですよ。数字だけで今私は質問しているんですね。多分サービスの内容が,どんなものでどれくらいかかっているものなのか,わからないので,その辺を丁寧に教えていただけると有り難いかなと。

高齢福祉課長)この地域密着型介護予防サービス経費でございますが,可能な限り住み慣れた地域で生活ができるように地域に密着した小規模の介護施設を利用して行うものでございまして,具体的には小規模の住宅型の施設で,泊まり込みではなくて,通いで食事や入浴などの介護サービスを受けるというのが,まず1つございます。その他に認知症の方々の高齢者,グループホームになるかと思いますが,そこで食事・入浴等の介護,もしくは支援,ないし機能訓練を受けるサービスがございます。それと,共同で生活できる住宅というのはグループホームのことでございます。食事・入浴の介護支援,もしくは機能訓練のサービスを受ける方々が増えてきているということです。

川村委員)わかりました。ただ,この文言から言うと地域密着型介護予防サービスというのが,どういうものなのかなと。ここから,私が連想するのと,若干課長が説明したことが違うのかなということなんですね。ですから,出来ればこういうものに関しても専門用語で書かれていますので,出来たら,そこにちょっとだけでいいですから,こういうものなんだよというのがあると,凄く便利かなと私は思っていますのでお願いしたいと思います。

村上委員)川村委員からありました介護給付費関係なんですが,56,57ページですが,給付費について居宅介護からずっと全部で約3億円ぐらい補正があがっているわけですが,やはり見込みと実績がこれだけ乖離していたというのは,実際あるんでしょうけれども,申請数が増えて認定者数が増えたので,そういった手数料関係も増やすということですが,実際どのぐらい増えているのか。そして何でこんなに補正をしなければならない理由というか,全体的な理由で構わないので,説明をお願いいたします。

高齢福祉課長)現実に介護認定者数も年々増えてございます。介護認定の申請件数も増えてございます。ちなみに,平成21年度の予算につきましては,介護保険計画の見込み額と実績額がほぼ同じでございました。その結果から平成22年度の当初予算につきましては,介護保険計画で見込んでございます介護給付費に基づきまして,当初予算を組んでございます。実際に平成22年度,半年を経過いたしまして,給付費の実績,こちらのほうを見直しましたところ,1年分を想定いたしますと不足が生じることがわかりましたので,今回の補正をお願いしているところでございます。参考までに,介護認定申請件数を申し上げますと,平成19年度は3,244件,月平均270件,平成20年度は3,578件,月平均298件,平成21年度は3,560件,月平均296件,20年度と21年度は,ほぼ横ばいの状況でございます。今年に入りまして半年の実績でございますが,2,084件,月平均にいたしますと約347件,約50件月あたり申請が増えているという状況でございます。また介護認定者,こちらにつきましては,平成19年度末で2,665人,20年度末で2,809人,21年度末で2,977人,今年の9月末現在の数字となりますが3,211人,実際に着実に認定者数も増えてございます。それに伴いまして,各種の介護サービスを受ける方々も増えていると考えられると思います。その結果,給付費の増額に繋がっていると考えているところでございます。

村上委員)そうすると,ある意味着実に認定者も増えていて,実際にそれぞれ受けるサービスによって,例えばデイサービスなのか,ショートステイなのかによって,多分この居宅の中身とか,地域密着型グループホームを使ってと。この部分でどれだけ増えているのかというのは,実際はもっと細かく分析しなくてはいけないと思うんですが,出来れば今言った数字を詳細に資料としていただきたいんですけれども・・・。

高齢福祉課長)ただ今手持ちの資料がございませんので,後日取りまとめまして委員長のほうに提出するということでよろしいでしょうか。

池田委員長)ただ今,村上委員から要求がありました資料は,石岡市議会委員会条例第23条の規定に基づき,委員会として要求いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。執行部には速やかに資料を提出されるようお願いいたします。

菱沼副委員長)議案第88号・平成22年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第3号)の中の介護関係の中で,今認定審査事務費が257万2,000円ということで,計上されているわけでございます。そういう中で,今回介護認定審査会委員報酬ということで,28万円が増額されているわけですが,今までに何回介護認定審査会をやられてきたのか。そして今現在,介護認定審査会の委員は何名で審査されているのか,また今後この28万に対して,いつ頃審査会を考えておられるのか,まずお尋ねをしたいと思います。

高齢福祉課長)介護認定審査会につきましては,4つの合議体で現在運営してございます。1合議体の構成員は6名で実際の審査にあたるのは5名でございます。その6名の中に医師が2名おりまして,医師のほうは2回に1回交代で,出席する形で運営してございます。毎週火曜日と木曜日に開催してございます。上半期6か月の開催件数でございますが,51回開催してございます。当初予算で申しますと,年間100回を見込んでございます。介護認定申請件数の伸びを見込みまして,審査会の1回当たりの審査件数ですが,現在は39件,目いっぱいの数をこなしておりますが,その数でいきますと8回程増やせば,年度末までには,予想の認定申請件数をこなせるということから,今回の金額を算出してございます。以上でございます。

菱沼副委員長)毎回39件,それで今後の部分においては,あと8回ほど見込んでいるという状況の中で,介護認定を受けられる方が増えてきているという意味においては,金額的にもかなりかさんでくるのが実情だと思います。そういう意味において,1番大事になってくるのは介護予防なんですね。この介護予防対策をしっかりやらなければ,介護費がかなり膨らんでくると思うんですよ。そういう意味において,部長にちょっとお聞きしたいんですが,介護予防の取り組みの現状と今後の取り組みを,今部長が考えられていることがあればお尋ねしたいと存じます。

保健福祉部長)介護予防の対策でございますが,現時点では平成18年度に介護保険法の大きな改正がございました。その中で介護予防を重視するというような厚生労働省のほうの指針が出まして,地域包括支援センターを各市町村に設置をいたしまして,そこで特定高齢者,要介護になりそうな方,あるいはなりうる人,そういう人たちの洗い出しをいたしまして,地域包括支援センターが,その介護予防事業を展開していくというような方針が出ましたので,当市においても地域包括支援センターが中心になりまして,市内に居宅介護事業所が6か所ございます。そういう事業所とタイアップをいたしまして,予防事業を現在進めているというような状況でございます。

菱沼副委員長)地域包括支援センターと,また6事業所とタイアップをしてされている状況の中でも,現状いろいろその事業所さんと,また地域包括支援センターとして,いろいろな取り組みはされていると思います。そのご苦労には,感謝と敬意を表する次第でありますが,しかしながら,この増えてきている部分においては,非常に今後もどんどん増えていく可能性があるわけです。そういうふうな部分においてですね,この介護予防に対してしっかりと取り組んでいかなければいけいなのかなと思います。実際,地域包括支援センターと,また事業所さんの人数的な部分でも実際足りているのかどうかもわかりませんが,その人数的な部分はどうなんでしょうか。

保健福祉部長)地域包括支援センターにつきましては,必須条件といたしまして,主任ケアマネージャー,保健師と社会福祉士が必須条件として,そういう資格のある職員を配置することになっております。そういう中で,現在成年後見制度等々のいろいろな複雑な家庭環境の方もいらっしゃいます。そういう中で,正直言いまして,土曜・日曜なども依頼がありまして,職員が対応しているという実情はございます。そういう中で,職員の配置の充実というものは要望して参りたいと考えております。

菱沼副委員長)私もここの職員の方があまりにも足りないような感じがして,今部長から土日も出ているという状況の部分があるわけです。そういう意味において,さらなる職員の拡充と,また介護予防に対して,石岡市として,また保健福祉部として,この介護予防の部分において,1つの重点施策の一環として,今後しっかりと取り組んでもらいたいと思いますので,ひとつよろしくお願い申し上げます。

池田委員長)他に質疑はございませんか。
 
〔「なし」との声〕
 
池田委員長)ないようですので,引き続き,次の担当課の説明を求めます。

こども福祉課長)それでは,議案第84号・平成22年度石岡市一般会計補正予算(第5号)の内,こども福祉課所管部分についてご説明申し上げます。事項別明細につきまして,まず歳出でございますが,22ページ,23ページをご覧いただきたいと思います。(款)2総務費,(項)1総務管理費,(目)12諸費,(節)23償還金利子及び割引料,過誤納還付金の児童手当国庫負担金返還金11万2,000円でございますが,平成21年度の児童手当につきまして,実績に基づく精算により,国へ返還するものでございます。次に,(款)3民生費,(項)2児童福祉費,(目)1児童福祉総務費,(節)19負担金補助及び交付金,保育支援関係経費の保育所衛生環境向上事業費補助金297万円,及び(款)3民生費,(項)2児童福祉費,(目)3保育所費,(節)18備品購入費,保育所管理経費の施設用備品の161万7,000円でございますが,これは子育て支援対策臨時特例交付金により造成された基金に基づきまして,県におきましては茨城県安心子ども支援事業費補助金交付要綱を定めております。今回この補助金に基づく,地域子育て支援事業を活用いたしました県独自の施策,保育所衛生環境向上事業を実施するものでございます。この事業は新型インフルエンザなどの感染症の防止に資する物品の整備を図ることにより,保育所の衛生環境を向上し,入所児童の健康と安全の確保を図るものでございます。私立保育園に対しましては,設置者が殺菌用手洗機器などの感染症の防止に資する物品,及び消耗品の購入に対して,補助金として交付いたします。また公立保育所には物品の整備に要する費用を,それぞれ予算計上してございます。補助率は定額で定員10人につき3万3,000円という形になっております。次に,(款)3民生費,(項)2児童福祉費,(目)2児童措置費,(節)20扶助費,児童扶養手当経費の児童扶養手当881万5,000円でございますが,これは当初見込んだ受給者数の伸び率が多かったことに伴いまして,増額するものでございます。主な要因としましては,8月からの父子家庭への拡大がございます。12月支給は当初の見込みを大きく上回っている状況がございます。父子家庭の認定件数ですが,11月30日現在で48件となっております。次に,歳入になります。ページは20,21ページをご覧ください。(款)14国庫支出金,(項)1国庫負担金,(目)1民生費国庫負担金,(節)2児童福祉費負担金293万8,000円を増額するもので,これは児童扶養手当経費の国庫負担金でございます。次に(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)2民生費県補助金,(節)3児童福祉費補助金458万7,000円でございますが,歳出のほうでご説明いたしましたが,保育所衛生環境向上事業費の県補助金でございます。以上でございます。

池田委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明について,質疑を行います。質疑は挙手により,これを許します。

村上委員)保育支援関係経費で,インフルエンザ対策で補助事業ということですが,何箇所でこの事業は実施されるのでしょうか。

こども福祉課長)この事業につきましては,今回の補正予算可決後に事業のほうを進めることになるわけですが,市内公立保育所それから私立保育園の全てが一応対象となっております。

菱沼副委員長)今の部分で,1つの園に過日聞いた話では,29万7,000円という部分で1施設に金額としていくという状況なんですが,この加湿器は様々な加湿器があると思うんですが,実際加湿器の中でどのような,実際保育所でも様々な空間があると思いますが,そういう中で,加湿器の精度と言いますか,どういうものをどれくらいの数を1園に対して整備していくのか。そして補正予算が可決された後ですね,スピーディーに設置はされていくと思うんですが,一応その期間として,発注してからどれくらいのうちに設置されていくのか。何故,そういうことを聞くかと言いますと,今インフルエンザがこれから蔓延してくると思います。そういう意味において何事も早め早めの整備が必要不可欠かと思いますので,その点についてお尋ねしたいと存じます。

こども福祉課長)購入物品ですが,私立保育園については,まだ具体的に私立保育園のほうの対応にある程度委ねる部分があるわけなんですが,公立保育所につきましては,空気清浄機,最新型の加湿器付きの空気清浄機を考えております。考えている品物ですが,空気清浄機の適用床面積の目安としては,36畳までの機能をもったものを予定しておりまして,各クラスに1台の配置を予定しております。時期につきましては,12月15日に補正予算が可決になりますので,12月15日以降にそういう入札になるわけですが,それを進めていきたいと思っております。

菱沼副委員長)そういう中で15日に可決見込みになると思うんですが,そういう中で1日でも早く加湿器を,実際15日になると今年も残り少なくなってきますので,そういう意味においては,スピーディーな設置のほうをひとつよろしくお願いいたします。

池田委員長)他に質疑はございませんか。

 〔「なし」との声〕

池田委員長)ないようですので,引き続き,次の担当課の説明を求めます。

参事兼保険年金課長)それでは保険年金課所管にかかる内容についてご説明いたします。初めに,議案第84号・平成22年度石岡市一般会計補正予算(第5号)についてご説明いたします。歳入は20ページからでございます。1番下の段でございます。(款)20諸収入,(項)5雑入,(目)5雑入の後期高齢者医療広域連合負担金精算金707万8,000円につきましては,平成21年度の療養給付費負担金の精算に基づきまして,後期高齢者医療広域連合から精算金として入るものでございます。次に歳出は22ページからでございます。1番上の段でございます。(款)2総務費,(項)1総務管理費,(目)12諸費,(節)23償還金利子及び割引料の過誤納還付金の医療福祉費等補助金返還金174万円につきましては,平成21年度の医療福祉費等補助金の精算に基づきまして県へ返還するものでございます。続きまして,議案第85号・平成22年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。4ページをお開きいただきたいと思います。補正予算第3号につきましては,予算の総額に歳入歳出それぞれ106万1,000円を追加し,90億6,411万3,000円とするものでございます。内容につきまして,事項別明細書でご説明いたします。歳入は30ページからでございます。(款)11繰越金,(項)1繰越金,(目)2その他繰越金は,その他の繰越金106万1,000円でございます。次に歳出は32ページからでございます。(款)3後期高齢者支援金等,(項)1後期高齢者支援金等,(目)1後期高齢者支援金の医療費支援金199万円の増につきましては,前々年度の精算に伴いまして,社会保険診療報酬支払基金からの通知がございました平成22年度の納付額に合わせまして補正するものでございます。続きまして,(款)6介護納付金,(項)1介護納付金,(目)1介護納付金,介護納付金経費176万4,000円の減につきましては,やはり前々年度の精算に伴いまして,社会保険診療報酬支払基金からの通知がございました平成22年度の納付額に合わせて補正するものでございます。次に(款)11諸支出金,(項)1償還金及び還付加算金,(目)3償還金の国庫負担金返還金52万7,000円につきましては,出産一時金補助金の返還金22万円と特定健診保健指導国庫負担金の返還金30万7,000円でございます。県負担金返還金の30万8,000円につきましては,特定健診保健指導県負担金の返還金でございます。何れも21年度分の精算に基づく返還金でございます。以上でございます。

池田委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明について,質疑を行います。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長)ないようですので,引き続き,次の担当課の説明を求めます。

保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長)それでは次に健康増進課にかかる補正予算についてご説明いたします。補正予算書の24,25ページをご覧ください。そのページの1番上の段に表示されております予防接種事業でございます。ご覧のとおり報償費として看護師等報償2万8,000円,需用費として予防接種液137万5,000円,委託料として予防接種委託料6,103万円,扶助費としてインフルエンザ予防接種費108万円の合計6,351万3,000円でございます。その内訳は,1つにインフルエンザ予防接種関係でございます。市民税非課税世帯及び生活保護世帯に属する,いわゆる低所得の方々がワクチンの接種を受けた際に支払うべき実費負担について,その費用を全額免除する国庫補助事業に関するものでございます。また今年度は季節性と新型の両方に対応できるワクチンを接種するため,当初予算で予定していたより多くの方々が接種を受けると見込みまして,金額を算出いたしました。その際の支出は,茨城県内の医療機関の接種については,委託料として3,700万8,000円を,県外と免除申請をしないで接種を済ませた方への償還払いとして108万円を計上いたしました。次に2つ目として,日本脳炎予防接種にかかる経費でございます。日本脳炎予防接種につきましては,平成17年5月から積極的勧奨を差し控えるという国の方針によりまして,希望者だけが接種することとなりました。そのため,接種率が10ないし20%で推移しておりましたが,本年4月から新たなワクチンを使用して,標準接種年齢である第1期の3歳児に対して積極的な勧奨を再開することになりました。さらに,本年8月27日付けで第2期に該当する9歳以上13歳未満の方々に対する新ワクチンの接種を可能とした予防接種実施規則の一部改正がございました。そのため,積極的な接種の勧奨対象者である第1期の3歳児に加え,保護者が希望すれば接種を十分に受けていない方々の接種が可能となったため,接種率が急増しております。そのため,当初予算に対し2,962人分,2,402万2,000円を追加し,委託料として計上いたしました。3つ目として麻疹・風疹予防接種にかかる経費でございます。麻疹・風疹の予防接種は,疾病の罹患と集団発生を予防するため,平成18年度から第2期の接種が追加されました。さらに,平成20年度から中学3年生相当を対象とする第3期,高校3年生相当を対象とする第4期が追加されまして,接種率を95%と目標設定しております。本市では平成20年度から医療機関での個別接種で実施しておりまして,その個別接種通知により接種を勧奨しておりますが,第4期に当たる高校3年生の接種率が平成20年度で85.6%,21年度が78.4%と,目標値に達してございません。平成22年度も9月末現在で67.5%と低調な状況でございます。そのため,接種率が特に低い第4期である高校3年生相当の方々を対象といたしまして平成23年3月の初旬から中旬にかけて,石岡と八郷の両保健センターを会場として集団接種を行い接種率の改善を図るものでございます。必要な経費は,看護師等報償として1名1回当たり5,600円を5回分で2万8,000円,接種ワクチンの購入として137万5,000円を需用費で計上いたしました。次に,同じページの上から3つ目の精神保健福祉事業でございます。ご覧のとおり報償費として講師謝礼5万円,需用費として食糧費2,000円,印刷製本費41万3,000円などでございます。この事業は昨今の厳しい社会状況により,例年3万人を超える自殺者が発生している状況を改善するため,国費により各都道府県が造成した基金を活用いたしまして地域にあった対策を実施するものでございます。今回補正予算として計上いたしましたのは,各種催し物の際に配布するパンフレットなどに要する費用として,印刷製本費41万3,000円,一般市民向けの講演会として講師謝礼,食糧費,チラシ作成のための色上質紙などでございます。なお,講演会は3月上旬を予定したいと存じます。以上の2事業にかかる歳入につきましては,補正予算書の20,21ページをご覧いただきたいと存じます。(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)3衛生費県補助金の欄でございますが,21ページ中段の新型インフルエンザワクチン接種助成費臨時補助金の2,371万7,000円と地域自殺対策緊急強化交付金事業費補助金51万7,000円でございます。説明は以上でございます。

池田委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明について,質疑を行います。質疑は挙手により,これを許します。質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
 
〔「なし」との声〕
 
池田委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第84号・平成22年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち当委員会所管に係る部分,議案第85号・平成22年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号),議案第88号・平成22年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第3号)の計3件を一括して採決いたします。お諮りいたします。本案は,いずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

― 休   憩 ―

池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 保健福祉部の説明員におかれましては,ご退席いただいて結構です。ご苦労様でした。暫時休憩いたします。
 
― 休   憩 ―
 
池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に,陳情第47・統合中学校の通学環境の整備と安全対策を求める陳情を議題といたします。なお,受理の経緯及び陳情趣旨・陳情事項については,お手元に配付しております文書のとおりであります。初めに,執行部より,本陳情についての現状,今後の対応等について説明を求めます。

参事兼教育総務課長)私のほうから陳情に関します状況とその対応につきましてご説明申し上げます。まずこの陳情にございます3つの項目,1番目の通学路の整備と安全対策という点でございますが,統合中学校へ通学する場合の通学路の状況につきましてご説明を申し上げたいと思います。有明中学校区から現在の柿岡中学校へ向かう場合,恋瀬地区方面は県道土浦笠間線,瓦谷方面からは県道笠間つくば線が基本となると考えられます。県道土浦笠間線におきましては,恋瀬・大増地区までの間で歩道が整備されております区間は,非常に少なく,瓦谷地区に入って,村子地内から弓張地内,約2.3キロメートルですが,この区間はセンターラインもなく,幅員も狭い状況にございます。また,県道笠間つくば線につきましては,柿岡の高友地内,支所の付近です。支所の北側からですが,瓦会郵便局のある県道西小塙石岡線の交差点まで約3.7キロメートルの距離でございますが,ここまでは幅員が狭く,カーブが多い道となっております。またこの道路と接続します,先程申し上げました県道西小塙石岡線につきましても部分的に幅員が広い箇所もありますが,狭い部分が多くある状況でございます。これらの道路につきましては,県道でございますので,教育委員会としましては,都市建設部とも調整を行ないながら,強く県のほうへ改良・拡幅,そういったものの要望をして参りたいと考えております。しかし道路の拡幅,並びに歩道の整備につきましては,地権者の同意などの課題もございますので,今後統合に向けました協議の中で,地域の方の理解を得られるような対応を検討して参りたいと考えております。また,道路の拡幅や歩道の整備だけではなく,危険箇所を更に調査しまして,当面出来る対策としまして,具体的にはカーブミラー,そういったものの整備,設置による安全策も当面の方策として関係部署と協議をして参りたいと考えております。次に2番目の中学校生活に即したスクールバスの運用についてでございますが,スクールバスにつきましては,通学路となる県道などの整備状況が済んでいない中,安全に登下校できる手段としても必要と考えております。中学校におきましては,部活動など放課後の活動が盛んになりますので,下校時の運行につきましては,複数の便を運行する必要があると考えております。また,今後統合の協議を進める中で,学校の部活動の考え方等も協議した上で,休日等の部活動などの学校活動に対する対応,そういった具体的な運行計画につきましては,今後統合検討会などの機会を活用しまして,検討して参りたいと考えております。それから,3番目の廃校となる学校の有効利用についてでございますが,有明中学校につきましては,統合後は体育館を地域の防災拠点として学校の敷地が位置付けられております。そういった点なども含めまして,今後,この跡地の活用につきましては,地域の方々などのご意見をいただきながら,地域の実情に応じた形で,活用が図られるよう対応して,検討して参りたいと考えております。以上でございます。

池田委員長)以上で説明は終わりました。これより審査に入ります。本陳情について,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

塚谷委員)これは願意妥当という形であるわけですが,やはり今参事のほうから説明があった箇所,これ大変厳しい状況の道路状況,そういう形であるし,この陳情は有明中学校・恋瀬小学校・瓦会小学校からの陳情になっているわけですが,八郷地区には八郷南中学校もありますし,あるいは柿岡中学校の3校の統合ということで,この願意的なものは,どの学校にもあてはまるということであって,この中学校生活に即した通学路の整備というものは全てに関わることであると。ただこの陳情だけではなくて,統廃合においては,そういう形で関係することであると。また,このスクールバスの運用について,今参事のほうから説明がありましたが,1回そういう検討会が開催されたということは聞いているんですが,やはりこういったことで,今のようにきめ細かに説明をしているだろうと私は思いますが,そういう形,保護者の方々は,統廃合の先の心配をしているわけですから,やはり子どもの安全・安心,あるいは交通の危険箇所の指摘というものは,これは十分わかるわけで,今後,こういった形の中で,今の3番目の廃校となる学校の有効利用についても,今参事から説明があって,大変体育館の利活用がなされると想定されると。これはどこの学校でも同じです。やはりそういう形で,やはり利活用については大変心配をしていると。その地域の,この八郷エリアの場合には,大変広い状況の中での統廃合ということになれば,当然そういった部分については,皆さん心配をしている点が多いわけですから,この統合中学校の通学環境の整備と安全対策を求める陳情については,私は願意妥当であると思っているところであります。保護者の皆さんからお話を聞く機会があったときに,やはりスクールバスは当然必要であると。ただ,その中で費用負担的なものが,1人,2人,中学校へ通った場合の費用負担的なものについては大変負担がかかるから,やはりその軽減の措置を取っていただければいいのかなという声も聞こえます。そういう状況の中で,私はこの陳情については,願意妥当ということにいたしたいと思います。以上です。

川村委員)願意妥当はわかるんですが,ただこれいつ頃までに希望しているのか。年度としては,何年ぐらいまでにこういう形でやるんですよと。それから,それとは別に学校側のPTAが求めているのは,何年ぐらいまでなのか。それとも早急にやるのか。それともこちらの執行部としては,何年ぐらいを目論んで,どういうふうにやっていくのかと。それが全然答えにもなっていないと思うんですよね。ですから,これ願意妥当で,陳情だけだったらいいと思いますが,それだけでいいのかなと思うんですよね。

塚谷委員)今回この陳情書が出たということに対しての対応,取り扱い的な形の観点から私はお話をしたわけですが,やはりこれは有明中・恋瀬小・瓦会小だけじゃないわけですよ。やはり統廃合をする八郷南中にしても同じ,やはり柿岡中の保護者や区長関係とか,そういう形からの気持ちも同じなわけで,この提出された陳情に対しては願意妥当であるということで,今説明をしたわけです。

髙野委員)この陳情を我々委員会の中で審議をしなければならない問題なんですが,この内容については,私も塚谷委員と同じに願意妥当であると思います。しかしながら,柿岡中とか統合する学校とか,そういった部分,部分でいくとちょっとおかしな話になるかと思いますが,やはり,この通学路の整備,安全対策ですか,これは八郷地区に限らず,どこでも必要なんですよね。ただ,たまたま陳情書であがっているのが,有明中学校のPTAとか,恋瀬小学校のPTAとかということで,ここにスクールバスとかいろいろなものが入ってきているから,ちょっと複雑になっているんですが,私は,廃校,私も小学校のときに2年生まで分教場にいましてね,その後,石岡市で売ってしまいましたね。その時,自分の学校が薬品会社か何かになっていましてね,それまでは地区で運動会とか,広場も何もないものですから,そこで集まりごとをやっていたんですね。そういったとろが急に会社になったりしてましてね,そういう廃校の跡とか,里山とか何かがありますけれども,1つの地区のコミュニケーションの場なんですよね。そこがあるからみんな集まって運動会も出来る,芋煮会も出来る。だから私はあんまり異論はないと思うんですね。この地区の人たちがこうしてくれと。そして子どもたちが安全に学校へ通える。スクールバスもそうですが,そういったことであれば時期とか,何とかの問題ではなくて,こういったことはやはり取り上げてあげる。私はそういったことが大事なのかなと思います。言い始まれば異論ありますよね。しかしながら,大局的に考えた場合に,私は教育の面ね。そういった面では願意妥当であると。ですからこの陳情については,塚谷委員と同じで賛成でございます。

川村委員)勘違いされているようですが,私はこれは願意妥当であると先程言ったんですよ。私が言っているのは,これをもうちょっと,前向きに考えた話をしたわけですよ。だから,この陳情書を出している人がもうちょっとはっきりしてもらったほうがいいんじゃないのかなということを言っただけの話であって,この願意に関しては別に問題ないということです。これはどこの学校でも安全な通学路を求めるというのは当たり前だと思いますよ。以上です。

菱沼副委員長)この陳情第47・統合中学校の通学環境の整備と安全対策を求める陳情ということでありますが,今各委員からも願意は妥当であると。私もそう思います。しかしながら,この整備の部分においては,教育委員会だけではなくて,生活環境部・都市建設部にもかかわってくる重要案件にはなってくると思います。そういう意味においては,この陳情という部分においては願意が妥当なので,我々としてはしっかりと後押ししていく部分だし,またその後の部分においては,都市建設部,また生活環境部としっかりと議論をして,子どもたちの安全・安心が最優先でありますので,そこら辺をしっかりやってもらいたいと思いますのでよろしくお願いいたします。この文言の部分で「統合中学校」と「統合」という部分が最初に入っているので,この「統合」という部分で皆さん頭の中で錯綜している部分があるかと思うんですが,これ一般的なことを考えれば,今の中学校の分の通学路ということであれば,別に問題はないのかなという感じはいたしました。以上でございます。私の意見でございます。

池田委員長)暫時休憩いたします。

― 休  憩 ―

池田委員長)休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長)ないようですので,以上で審査を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
 
〔「なし」との声〕
 
池田委員長)ないようですので,討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。陳情第47・統合中学校の通学環境の整備と安全対策を求める陳情を採決いたします。お諮りいたします。本陳情については,その趣旨・願意を妥当と認め採択すべきものと決することにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」との声〕
 
池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらに,お諮りいたします。ただいま,採択すべきものと決しました陳情第47につきましては,執行機関に送付し,その処理の経過と結果の報告を請求いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」との声〕
 
池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本委員会に付託されておりました案件の審査は,終了いたしたわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,石岡市立(仮称)柿岡中学校校舎改築工事の基本設計についてを議題といたします。本件については10月12日に開催いたしました当委員会において説明を受けたところですが,その後の進捗状況等について,執行部より説明を求めます。

参事兼教育総務課長)(仮称)柿岡中学校改築基本設計につきましてご説明を申し上げたいと思います。説明に入ります前に前回の委員会におきましてご指摘をいただきました学校敷地の借地の件でございますが,地主の方にこの改築事業の説明,それからそのあとの取り扱いについて確認をいたしましたが,問題はないということで確認をいたしましたので,まずご報告をさせていただきたいと思います。それでは説明に入らせていただきます。まず,お配りしてございます資料の1枚目をおめくりいただきたいと思います。こちら,敷地,校舎等の配置図でございます。前回の委員会でご質問をいただいた中で触れさせていただきましたが,この敷地の北側からの進入路につきましては,新たに計画して,この図面に記載をしてございます。この図面の上のほうの道路整備予定地と網掛けで印している部分が基本的にこの部分で進入路を考えたいということで考えているところでございますが,地主の方の意向もございますので,若干これが右または左側にずれる可能性はございますが,基本としては,この位置に整備をしていきたいと考えております。それからこの校舎から先の市道が非常に狭い市道に接続してございますが,この先の三角の交差点部分につきましては,現在進められております都市計画道路,上林・上曽線が通ります。ただ,ここを工事する時期につきましては,若干先になるということもございますので,ここに接道できるような形で現在の現道である市道を拡幅して,将来直角交差となるような形で都市建設部とも協議をしながら,現在進めているところでございます。それから,そのほかこの平面図につきましては,前回お示ししましたように校舎の配置,それから細かく線が引いてある丁度中間ですが,体育館と校舎の間ですが,こちらが1階部分が駐輪場,2階部分が武道場ということで,現段階で計画しているものでございます。これにつきましては,大きな変更と言いますか,道路の進入路の追加をさせていただいたところでございます。次にもう1枚おめくりいただきまして,こちらが1階部分の平面図でございます。前回ご指摘をいただきました多目的トイレ,身障者対応の多目的トイレにつきましては,校長室の上のトイレのところに単独で配置を計画してございます。この内容につきましては,前回もお話し申し上げましたが,東小学校と同様の設備を付けたいというふうに考えております。そのほかは,前回と大きな変更はございませんが,若干面積的な制限がございまして,外側の部分の面積が若干減っていることがございますが,前回ご説明した間取りと言いますか,部屋割りは変更がございません。次のページでございます。こちらは,2階の部分でございます。この階は普通教室2学年分を予定しております。普通教室5クラスずつ,10教室,その教室の間に教師ステーションとしまして,授業の準備や生徒との交流の場として,教師の控室と言いますか,そういったスペースを設置しております。そのほかに中心部にメディアセンターということで,図書室,それからPC室を一体として捉えたスペースとして設置してございます。それから,次のページをご覧いただきたいと思います。次のページは3階部分でございます。こちらは,1学年分の普通教室を予定してございます。こちらにも教師ステーションという名前で先程申し上げたようなスペースを確保しております。それから,音楽室,そのほかの特別教室を配置してございます。全体としましては,各階に学年ごとの生徒や保護者が集合できる多目的なスペースが確保できるよう,その部屋ごとの間仕切りについては,可動間仕切りなどを対応いたしまして,広いスペースが確保できるよう,対応を考えております。さらに,前回この委員会におきましてご指摘をいただきました,まずエコに関するご提案でございますが,太陽光発電を現在検討しております。規模としましては10キロワットを考えております。また,同じくエコ関係でご指摘をいただきました芝生の件でございますが,中学校の場合,陸上競技などの部分で芝生と馴染まないと言いますか,そういった部分もございますので,その辺は学校のほうの考え方も十分調整しながら対応していきたいと考えております。それから,エレベーターにつきましては,コンテナのサイズ,それから配膳方法,そういったものを学校側と十分詰めまして,今後の設計のほうに反映させて参りたいと考えております。また,同じようにご指摘をいただきました,暑さ対策としてのエアコンの設置につきましては,普通教室にいつでも配備できるような対応を設計の中で出来るよう指示をしているところでございます。それと併せまして,扇風機につきましても,設計の中で指示をしているところでございます。以上が今回基本設計として案でございますが,今日,前回に続いて,その後の状況についてのご説明でございます。

池田委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

村上委員)2階,3階のトイレなんですが,1番奥まっているところは,これは車椅子用ですか。それぞれ1番奥まったところに,大きくなっているところがあるんですが,まず確認させていただきたいと思います。

参事兼教育総務課長)各階に1か所ずつ,そういった対応が可能なトイレというふうに考えております。

村上委員)各階に1か所ですか。各箇所に1か所ですか。そうすると,これ2階には4か所,車椅子用のトイレがあるということですか。

参事兼教育総務課長)大変失礼いたしました。各トイレでございます。各階に4か所ずつになります。

村上委員)そうすると,設計の段階なのでいくらでも出来ると思うんですが,1番奥まったところに車椅子のトイレがあるというのは,ちょっと普通あまり考えられないかなと思うんですが・・・。入口から直接入れるとか,1階のトイレは別口に多目的トイレが設けられているようなので,特別問題ないと思うんですが,2階,3階の1番奥まったところに普通の子どもたちが利用しているところを車椅子で入っていくというのは,なかなか容易じゃないと思うので,もし可能であればちょっと検討したほうがいいと思うんですが・・・。ただ,これわからないのが,入ってすぐのところに白バツがあるのは,これ柱があるんですかね。そうすると構造上,難しいのかどうかわかりませんが,確認してもらってよろしいでしょうか。

参事兼建築住宅指導課長)今のご質問でございますが,2階,3階のトイレのレイアウトについてご説明申し上げます。確かに委員ご指摘のとおり,車椅子用のトイレについては,現在のところ1番奥まったところに配置してございます。これにつきましては,まずトイレにつきましては,基本的にドアレス,ドアを付けないで出入りをさせるというような基本的な考え方がございます。これはドアを付けてもよろしいんですが,ドアを付けることによって,その出入りの頻度によって,ドアの損傷とかがありますので,一般にこういう公共施設,大量のトイレの仕様の場合には,一般的にドアレスにしております。県の学校等においても基本的にはドアレスにしていることが1つでございます。そういうことから,どうしても障害者用の車椅子用のトイレというのは,トイレのブース自体の占有面積も大きくなりますので,各階の各男女別にレイアウトするとなると,このような配置計画でやむを得ないというふうに今考えております。また,入口の罰点で表示されているところでございますが,これはパイプスペースと称しまして,給排水等の配管スペースでございます。先程のトイレについて,これを解消する方法としましては,1階のレイアウトのように専用で廊下に面したところに設けることが考えられます。以上でございます。

村上委員)2階,3階の普通の生徒用の車椅子対応のトイレの利用頻度をどれぐらいで考えるのかによって,このレイアウトは多分変わってくるのかと思うんですが,実際,直接車椅子の方が使うような場合ですと,やはり廊下に面したところにドアがあるほうが,好ましいのではないかと私は思いますので,もし可能であれば1階のように別口に共用のでも構わないと思いますので検討していただければと思います。

参事兼教育総務課長)設計のほうで検討させていただきたいと思います。

川村委員)私は設計よりも,まずその前に柿岡中学校を本当に統合校としてお建てになるのか,単独校で建てるのか,その辺のところをまず伺いたいと思うんですよ。

参事兼教育総務課長)基本的にと言いますか,この(仮称)柿岡中学校校舎につきましては,統合校として建てるということで進めさせていただいております。

川村委員)その辺のところのニュアンスの差なんですが,「進めさせていただきます」なんて,進めていって違っちゃうのかなと思うんですが,簡単に言いますと,だったら,それなりの約束事,私いつも言っているんですが,例えば統合校としてくださいよと。それこそ調印書ではありませんが,承諾書みたいなものが何故そこにないのかなと。今回も出ているのが,この文言を読ませていただいても,陳情書の中でも言っているのが,「苦肉の決断をせざるを得ない状況にあると考えております」とは言っていますが,統合するとは一言も書いていませんよね。「統合はOKですよ」とは書いていないと思うんですよ。その辺のところをきっちり前向きに考えていただいて,お約束をさせていただかないと,いけないんではないかなと思いますが・・・。

参事兼教育総務課長)統合につきましては,その調印とかという部分については,具体的なものではないんですが,このあとその他の件で統合検討会の開催をしてございます。そういった中で第2回に,そういった意思の確認,それと統合を前提とした具体的な協議に入っていくということで進めている状況でございます。その結果を踏まえて,またこの席でご報告をさせていただきたいと思っております。

川村委員)出来ましたら,そのタイムスケジュール等を教えていただければ有り難いかなと。安心できるかなと思っておりますので・・・。

参事兼教育総務課長)これから統合までの教育委員会としまして考えているスケジュールでございますが,まず今年の検討会の中で,意思の共通認識をしまして具体的な事項の協議に入って行きたいと。今度の第2回で,そういった具体的な協議に入っていく予定でございますが,その中で意見をいただく予定でございますが,スケジュールとしましては,統合校の新設統合でございますので,学校名を決定しなければなりません。そういった決定方法,どういった形で学校名を決めるか。そういったものはある程度,検討会の中でお諮りいただきたいというふうに考えております。その点につきましては,そのやり方と決定の方法によって,若干時期的なズレが生じるかも知れませんが,あと必要な手続きとしましては学校の設置条例の改正が必要になって参ります。3校を廃校として,何々校という部分,その条例改正については,3月定例議会,又は次の6月定例議会というスケジュールで考えている状況でございます。

川村委員)その3月の定例議会,6月の定例議会に考えているというのは,統合が合意できるということでよろしいんですか。

参事兼教育総務課長)先程申し上げましたが,検討会を第1回開きまして,基本的な皆さんのご意見としては統合を前提とした議論ということでお話をいただいたところがございまして,その辺を第2回から具体的に詰めていくという作業に移りたいというふうに考えているわけですが,そういった前提を含めて,第2回,第3回の中で確認と言いますか,こちらで案として進めたいということでお示しをしてございますので,その検討会の中では,その基本を理解した上で協議を進めていただきたいというふうに考えてわけでございます。

川村委員)私が再三言っているのは,タイムスケジュールなんですよ。それは経過でしょ。だからいつ頃までにやるんですかというのを聞いているんです。いつ頃までにそういう検討会をやって,どういうふうにやって,次の何月頃にはこういうふうにやってと。もちろん相手があるから,それはピタッとは決まりませんよ。多分。でもこちらでそのイニシアチブをもっていて,何月頃までには,こういうふうにやりたいと。タイムスケジュールを示してくださいと言っているんです。

参事兼教育総務課長)スケジュールでございますが,先程申し上げましたように,まず統合の共通理解の上で,学校名の選定をどうするか。これを検討会の中で1月,2月,それから選定の方法については若干時間のかかる可能性もございますが,そういった状況を見ながら,正式な手続きといたしましては条例の改正というのを,先程申し上げましたように3月の議会,または6月の議会という部分で捉えておりまして,それに併せて検討会等の協議,それから諸関係団体等への報告,そういったものを進めていきたいというふうに考えております。

川村委員)わかりました。要するに最終的には6月までには,合意が出来るということで考えていてよろしいんですね。

参事兼教育総務課長)そのように進めて参りたいと思います。

川村委員)わかりました。それからでないと私も質問が出来ないので,それではこの平面図を見させていただいたときに,テニスコートが見えていませんよね。これは,いいとしましょう。確約が取れたということであれば,参事が責任をもっていただけるんでしょうから。そのほかにこの敷地の中には借地はございませんか。

参事兼教育総務課長)前回もご説明いたしましたが,体育館と現在のプールの一部が借地になってございます。その地主の方にも,その旨のお話を差し上げて,確認を取ったということで,先程ご報告させていただきました。

川村委員)わかりました。それでは両方大丈夫だということですね。それは,本当にきちんとやっておいてもらわないと何にもなりませんので,それだけまず確認をさせていただきます。それから,配置図の上のほうに道路整備予定地というのがございますよね。そうするとここからバスが入ってくるのかなと思いますが,思いきや正門のほうにロータリーがあって,多分,ここで周るのか。バスはどこから入るのか,進入路を教えてください。

参事兼教育総務課長)バスにつきましては,どちらのコースからも入れる状況にはございますが,基本的には今回お示ししてございます,北側からの通路から主に入っていきたいというふうに考えておりまして,このロータリーにつきましても,正門のほうに近いわけですが,乗り降りの関係,それから解体工事の部分もございまして,その辺も含めて,こちらの遠い部分にはなってございますが,基本的には通常の通行には,この北側の道路を考えております。

川村委員)北側から入ってくるわけですね。そうするとこの間に茶色のところがありますが,ここは平面と考えて,そのまま突き抜けられると考えてよろしいんですか。

参事兼教育総務課長)おっしゃるとおりでございます。

川村委員)これですと前の図面と,前は武道館,前は駐輪場だけしかなかったわけですが,武道館の場所がありますが,何か大きくなっておりますが・・・。

参事兼教育総務課長)駐輪場のスペースを広めに取るということで,この地図上としては若干増やしておりますが,武道場の建物につきましては,当初のプロポーザルの要件としまして450平米ということで前回とは変わりはないということでご了解いただきたいと思います。

川村委員)前回と変わりがないと言っても,私のところには武道館の図面も何もないんですよね。そちらではお持ちなんですか。

参事兼教育総務課長)武道場につきましては,現在この位置と,それから下の部分の駐輪場のスペースの取り方,そういったものを検討して,図面として現在作成をしている最中でございますので,出来上がった段階でまたご報告させていただきます。今は位置として,ここの位置に2階建ての武道場を建てるという位置付けでございます。

川村委員)でもそこに建てるからと言っても,どんなものを建てるかということでしょ。簡単に言えば。幅とか大きさとか,どういうふうになっているのか。それが基本設計の中でしょ。ただここにこういうものがありますよということだけでいいんですかということなんですよ。

参事兼教育総務課長)その点につきましては,校舎のほうをまず詰めているということもございまして,今現在,武道場の図面の作成をお願いしているところでございます。それで,概ね案としてのものは出来上がってきておりますが,基本的には,総面積が450平米,柔道・剣道が出来る部屋,それからトイレ,それから更衣室,それから用具倉庫,そういったものを含めて450平米以内で設計をしていただくという形で考えております。

川村委員)それだけの仔細がわかっているなら,図が描けるでしょ。幾つが何々,これが何々とわかっているんだもん。だったら,そこへ図面を描かなかったら,その計算が出来ないでしょ。どう考えたって。私はそう思いますよ。これはもういいですけれども,細かいこと言ったって
仕方がないから,でも私はそう思いますがね。図面がなかったら,それ言えるわけがないでしょ。

参事兼建築住宅指導課長)誠に申し訳ございません。当初,駐輪場の所要台数をプロポーザルの時点とその後教育総務課と打ち合わせをしている際に,自転車による通学の台数の割合を少し多く見込んだ関係で,1階の駐輪場の使用台数が増えております。ここにつきましての,雨がかり部分を当初は全て武道場の下で賄おうと思いましたが,今度所要台数が増えましたので,そのところの雨がかりの部分を下屋で出すのか,その他の方法でやるのかというところで,今検討をさせていただいております。そういう関係で,ちょっと図面でお示し出来なかったこと,申し訳ございませんでした。

川村委員)それからですね,駐車場と明記されているのが1か所だけなんですが,そのほかにも多分植え込みのところ,それからこちらの体育館の下のところも多分駐車場ですよね。そうすると,これは普通の一般の方の駐車場,これだけでも足らないと思うんですが,例えば何か催し物をするとか,そういう場合にはどういうふうにお考えになっているのか。

参事兼教育総務課長)例えばPTAの総会等については,これまでもそうですが,天気にもよりますが,一部グラウンドに駐車をいただくというような方法で学校は対応してきておりますので,この新しい学校につきましても,そういった対応を図らざるを得ないというふうには考えております。

川村委員)でも私は,その学校の行事が例えば土日であれば,八郷庁舎の一部を借りたほうが,私はなるべくならグラウンドに乗り入れないほうがいいんじゃないかなという気がします。答弁は結構です。それから,先程村上委員がおっしゃっていたトイレの件なんですが,特に昇降口の近くに,なるべくなら別枠で,どちらでもいいんですが,多目的トイレを1つ設置するべきなのかなと。やはり,外部の方が来てもすぐに対応できるようなトイレがあったほうがいいんではなかろうかと思いますが,如何でしょうか。

参事兼建築住宅指導課長)今のご指摘でございますが,現在1階の校長室の上に,北側に配置しているトイレは管理ゾーンの一般の教員用に設置しているところに多目的トイレをレイアウトしております。それで,ご指摘のとおり昇降口の付近ということなんですが,考えられるとすれば保健室の一室なり,カウンセリング室の一室に配置することは可能かと思いますが,検討させていただきたいと思います。

川村委員)これは学校のそこにいる生徒たちじゃなく,外来者と,それから多目的トイレしか使えない方の場合には,やはりその近くにあったほうが。それでしかもその標示をわかるようにしていただいて,そういう方の行動範囲を広げていただければと思っておりますので・・・。ですから2階,3階はいらないと思うんですよ。1階につき,入り口の近くに必ず1つは付けていただきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。それから若干前と違っているところがあるんですが,そんなに概ねの差はないと思っておりますが,これで先程エコの話をされていましたよね。太陽光発電,それから芝生とか言ってらっしゃいましたが,普通の一般の照明器具のエコ対策というのは,どういうふうになっていらっしゃるんでしょうか。

参事兼教育総務課長)まだ実施計画の中で,照明等は詳しく入ってくると思うんですが,基本的には以前の東小学校でもご指摘をいただいておりますので,それを反映させていただきまして,LED照明を使える部分を検討して使うようにということで,設計のほうには話をしてございます。

川村委員)それからこれもエコなんですけれども,ガラスの件,東小学校では透明ガラスを使ってあとから貼ったと。多分あれは紫外線よけですから,そのままでは駄目だと思うんですが,本来ですと太陽光の赤外線よけが多分あるはずなんですよね。これは,ご存知だと思うんですよ。ですから,そういうものを使うと,結構光は入るけれども熱は入りにくいというのがあると思うんですね。そういうものも,もちろん私が言うよりは,専門家がいらっしゃるわけですから,大丈夫だとは思うんですが,意外と採用はされていないのが現実でございます。如何でございましょう。

参事兼建築住宅指導課長)エコに関しまして,まずLEDの電球の件でございますが,考え方の1つとしまして,当然長寿命の照明器具でございますから,使う場所をある程度限定しておかないと,総予算の枠の関係もございます。そういうことで,極力照明の位置が高いところに設置しているもの。なかなか電球が切れた時に作業が困難な箇所にはLEDの電球による照明器具を考えております。あとは赤外線カットのフィルムの件ですが,これについても総工事費の枠内で設置が可能であれば,対応したいと。エアコンの件も同じなんですが,総工事の費用の中で,優先順位的に採用を考えたいと思っております。

川村委員)総工事費用がどの辺だか私はわかりませんよ。ただそれを無駄遣いと考えるのか,それは有効なものなのか,その辺も私は検証しておりませんのでわかりませんが,省エネというのはご存知ですよね。LEDばかりではなく,蛍光灯でも今2倍から3倍の寿命。それで消費電力が半額というか,半分以下のものもありますよね。ただインバーターが違ったり,器具が違うわけですよね。当然。そうすると器具は若干高いですけれども,本来新しくつくるところであれば,そういうのを使うのが一般的な常識かと思うんですが,この間,私それも言ったんですが,金額が折り合わないということで,駄目だったんです。簡単に言うと。でも1番最初に自分の家を建てるときには,少しぐらい金額が高くても,ランニングコストを考えれば,そのために今エコをやっているんですよね。国をあげて。

参事兼建築住宅指導課長)おっしゃるとおりで,今実施設計に向けての試算も随分詰めているところです。今構造のところの概ねの総工事費に対する割合なんかをチェックしながら,今後各教室のエアコンの設置ですとか,先程のLED照明器具の設置とか,そういうある程度の,予算の枠内ですが,優先順位をどうしても付けざるを得ないのかなと思っております。これが全部,総予算の中で納まれば,それが1番よろしいですが,あとは今後の課題とさせてください。

川村委員)私は,これ本当にしつこくやっているのは,東小学校と,こちらではないですが,統合保育所で本当に失敗したんですよ。あとから言っても全部駄目。言ったものが全部付いていない。それで,それが参事はわかっていると思いますが,あとで変更を申し入れても,「わかりました。工程の中でやります。」と言っていながら,あとになったらそれが出来ないということになっちゃうと。そんな馬鹿な話はないと思うんですよ。本当に先に詰めておかなかった私のほうが失敗したのかなと思っておりますので,こうやって言っているんですが,それから先程言った多目的トイレのところでも出来たら,オストメイトのものをせめて1つか2つは,作っておいていただければいいかなと思っております。これご存知ですよね。府中中学校では,そういうのを使っていらっしゃる方が1人いらっしゃいますよね。それであそこはないですよね。ないから,1番使わないトイレをそこに指定していますよね。そういうことではなく,ちゃんとできるような設備を作っておいていただくと,今後のためにいいのかなと思っております。

参事兼教育総務課長)先程来,申し訳ないんですが,全体の事業費という部分がございますので,その辺の優先,何が必要かということを検討した上で,ただ出来る限りエコの照明については,入れられる部分については,入れていくと。先程中川参事のほうからもお答えいたしましたが,そういった考えの中で実施設計のほうへ反映させていただければと思います。それから,多目的トイレにつきましては,先程も申し上げましたが,東小と同じ整備と言いますか,オストメイトも当然付いているというものを考えてございます。以上でございます。

川村委員)わかりました。あとは,設計も別にどこでも構わないんですが,プロポーザルでやりましたあとの4者の提案書がありますよね。これのここが優れているから採用したんだよという理由付けをさせていただいて,やはりそういうものをきちんと見させていただきたいなと。情報公開にもあたるかも知れませんが,そうしないとただ単にこれを決めたのかと,我々が言われても困りますので,お願いしたいと思います。

参事兼教育総務課長)最終の技術提案をいただいた会社が5者ございます。ですから選考に漏れた4者の基本的な考え方については,後日コピーをして委員の方に配付させていただければと思います。よろしくお願いいたします。

川村委員)あとは説明をしていただいて,この辺がこれなんだよと。ここで,このものが採用になったんですと,きちんとやらないと,我々も市民の方々に説明をしなければならない立場ですので,それをお願いしたいと思っております。

参事兼教育総務課長)図面のみではなく,審査結果については,前回の委員会でも若干ご質問をいただきましたが,それを含めた説明はさせていただきたいと思うんですが,あくまで審査会の委員さん方で決定をいただきましたので,その様子等については,非公開ということでやっておりましたが,概ねの,何と言いますか,この前もご説明いたしましたが,意見の概要について私のほうからご説明出来ればと思いますので,よろしくお願いいたします。

川村委員)私が言っているのは,勘違いされては困るんですが,その委員会に異議申し立てをするつもりはございません。ですから,委員会の決定には従います。ただ,どうしてここに決めたのか,それを知りたいと。難しくないと思いますよ。

参事兼教育総務課長)その点についてご説明申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

川村委員)それではあとは概ねそんなに差はないかなと。あと,校舎を傾けたのは何故ですか。

参事兼教育総務課長)ご指摘のとおり,新たなご意見等をいただきながら,新しく進入路を付けまして,その幅員をとるために,若干南側に振りまして,さらに振ったことによって,教室の東側の教室も南側に更に向くということも含めて,こういう形とさせていただいたところでございます。

川村委員)私としてはそんなところでございます。よろしくお願いしたいと思います。

菱沼副委員長)私から1点だけお尋ねいたします。この改築にあたりまして,この部分において屋上が何も掲載されていないわけですが,屋上というのは,実際エコスクールから考えれば,緑化をしたり様々なことが今あるわけですが,そういう中で,この屋上はどのように考えておられるのかお尋ねしたいと存じます。

参事兼建築住宅指導課長)今現在設計事務所と外部のデザインに関して詰めている現状では,屋根は勾配屋根にしたいと考えております。ですから,基本的に屋上に生徒さんが出入り出来ないような構造で今のところ考えております。

菱沼副委員長)そうしますと実際,いろんな今建築物を見るとデザイン的な部分ばかり凝っていて,デザインに凝っていることによって費用がかかり過ぎている部分があったりとか,様々ありますが,そこら辺を見たときに,我々は専門家ではないので,はっきりしたことは言えないんですが,そういう意味においては,そこら辺はきちんと精査をしなければいけない部分があるのかなと。見た目は確かにいいんだけれども,下手に勾配をつけることによって,先々雨漏りとか,50年ぐらい使う建築物なので,そうなってくると勾配をかけることによって,雨漏りが,どこかに負担がかかって雨漏りがしたりだとか,ひびが入ったりとか,そういうことがあったのでは意味がなくなってくると思いますので,しっかり精査した上で,1級建築士の方なのでそういうことはないと思いますが,素人考えで恐縮ですが,しっかりとそういうことがないように議論してもらいたいと思いますので,これは要望としておきます。以上です。

塚谷委員)ただ今いろいろな要望がありましたが,大変教育委員会のほうでも努力をしていると。非常に私も今感じとったわけなんですが,なにせ事業予算というものがあるわけですから,その枠内で優先順位を決めながら,今皆さんから出た要望的なものを消化できるように努力していただきたい。なにせ自信をもってやっていただきたいと。私はそれを要望するわけなんですが,要望の1つ,今学校の向きがちょっと変わったという話が出ましたが,ここで私も要望なんですが,1つの家を建てれば景観的なものの,周りのいろいろな景観を考えるという形で,これから北側から見る統合の中学校が非常に全景が見えるわけですね。この通りから。その全景的な環境整備というか,景観整備というものは非常に大切じゃないかと。その中で道路整備予定地というスペースが残っているわけなんですが,この現状的にここから出るということになりますと先の太い道路は,今の現在のところはカーブになっているんですね。向こうのほうは。カーブになっていますから,この取り付けの道路がどういう状況で出来るのかがわかりませんが,この辺は交通的に危険的な場所があるのか,この先がカーブになっていると思うんだよね。この上が。だから,これはあくまでも要望なんですが,学校全体の景観的なものも考えてやはりやっていただきたいなという要望なんで,もし意見があればお願いしたいと思います。

参事兼教育総務課長)今委員からお話がありました件でございますが,この丁度図面の右側は学校敷地よりも低くなってございますので,特に今後新しく都市計画道路が出来る状況からは,非常に建物が1階部分までよく見える状況になろうかと思っております。そういった中では,植栽とかそういったものも含めて,外構のほうで対応していくことになると思うんですが,その辺の景観も含めて十分配慮したことを進めていきたいと思っております。それから,この下の取り付け道路の部分のところでございますが,委員ご指摘のとおり,この先がカーブになってございます。ただ,将来的に先程申し上げました都市計画道路の上林・上曽線が,上曽のほうから現在工事を進めているという都市建設部のほうでのお話で,ここに来るまでに,学校建築には間に合わないということもありまして,手戻りがないような形で,将来直角交差が可能な状況を踏まえて,都市建設部の担当のほうと,この接道についてはこれからさらに詰めて参りたいと思っております。

塚谷委員)わかりました。統合学校の第1号ですから,素晴らしい学校が建つように,是非お願いしたいと思います。以上です。

髙野委員)1点だけ,これがどうのということではないですが,これから学校もいろいろ建設されていくんでしょうけれども,やはり私いつも部長にも話をしますが,参事のことを責めるわけではない。しかしながら,やはりきちんと自分で自信をもってやらないとどうしてもこうして大きなお金をかけて造るんですよ。だから,参事とか皆さんを信用してやっているわけですよ。そういった中でぶれていると,あと1つ私も素人ですが,議員が言うことは,今の答弁を聞いていると,ある程度全部聞いてくれるんじゃないのかなというふうに思ってしまうんですよ。しかしながら,以前ちょっと話しましたが違うでしょ。建築というのは。基礎的な部分があって,議員が言おうが,誰が言おうが,譲れないものもあるでしょ。だから,言われて出来ることと出来ないこと。これをきちんとしていかないと,我々は,どんどんトイレでもそうですが,この学校だったらあとトイレ10個ぐらい増やせとか,職員室は下でいいから教師ステーションなんていらないんじゃないかとか。そういうふうな話が出始まったら,建築にならないと思うんですよ。ですから,いつも言うんですが,職員の人が今やっていることに私は自信をもってもらいたい。それで,我々から要望が出て当たり前ですから,そういった中で,協議なされて,これは出来ますよ,だけどこれは無理ですよとか,その中には構造とかいろいろあるわけでしょうから,その辺のところをやはりきちんと述べてください。それでないとね,私建築好きなんですよ。19歳から建築にかかわってきているんで,だけど詰め始まったらきりがないでしょ。わかります。だから自分でも基本設計なら,基本設計,こういうふうにトイレがこうでこうだというものを,ここへ謳ってきたら,今の状況の中でこれはこれだけ必要なんですよと。教室もこれだけ必要なんですよと。職員室のスペースはこれだけですよと。図書館が何とかと英語になっていましたが,そういったものが基本的にこうなんですということを言い切ってくださいよ。それでないとものにならないですから。自信をもってやってください。自信をもってやっている中で私たちは質問をしたいですよ。だから自信ないのに質問したら最終的にこれ建物の形まで変わっていってしまいますよ。プロポーザルをやって1つの基本があるわけです。これから本設計に入るんでしょうけれども,自信をもってやってください。これは私の要望です。市民の皆さん,今度柿岡の子どもたちからみんな期待して待っているんですから。それを本当におどおどしてやっていたら,自分でもう職員辞めてもいいような気持ちでやりなさいよ。要望して終わります。

教育部長)今貴重なご意見を頂戴いたしました。先程も説明の中で,お話させていただいておりますように建築基準法や,構造等いろいろな問題点もあろうかと思います。また説明させていただきましたように総予算という問題もございますので,そういう範囲内でいろいろ対応し,取り組んで参りたいと思います。ご協力の程お願い申し上げます。以上です。

池田委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 暫時休憩いたします。

― 休   憩 ―

池田委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 次に,その他の件といたしまして教育委員会事務局より発言を求められておりますので,これを許します。

参事兼教育総務課長)お配りしております資料の中で柿岡中学校区説明会の開催状況ということで,有明中・柿岡中・八郷南中の統合の小学校の保護者を対象とした説明会につきまして柿岡中学校区のみ時期が遅れておりまして,10月14日に開催をいたしました。その状況についてご報告を申し上げたいと思います。参加人数は59名,その中の意見等の概要でございますが,こちらに記載のとおり全体としては柿岡中学校ということで違う場所に行くことではないので,あくまで前提として統合したあと,それから校舎の改築,そういったものの前提としての意見でございました。特に制服の問題など具体的な細かい点などの質問もございました。こちらでお答えした部分につきましては,この資料に記載のとおりでございます。それから要望としまして,対等の統合であるので,現在柿岡中学校に通っている生徒もスクールバスの運行なり,一部負担はやむを得ないが,そういったことの対応が可能かどうかというような要望としていただいたところでございます。全体としては,先程申し上げましたように,統合,それから改築を前提とした意見ということで,こちらに記載をしてございます。以上でございます。

池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」との声〕
 
池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 その他の件といたしまして,他に発言はございませんか。

参事兼教育総務課長)先程のご質問等の中で,統合検討会を第1回開催いたしました。今日お配りしております資料は,検討会の要項と検討会の委員名簿でございます。第1回目ということもございまして,これまでの経過,それから今後の検討事項の内容とかスケジュール,そういったものについてご説明を申し上げまして,第2回目のほうで具体的に協議を始めましょうというようなご意見をいただいたところでございます。第2回目につきましては12月16日の夜でございますが,開催をする予定でございます。この検討会につきましては,以上でございます。

池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

菱沼副委員長)今ご説明をいただいて12月16日に第2回の検討会があるということですが,これは傍聴出来るのでしょうか。

参事兼教育総務課長)傍聴についての取り決めをしていないところでございますので,会長は選任されておりますので,その辺確認の上お答えさせていただければと思うんですが,ただ選ばれたメンバーでの委員会で,それに基づきまして必要に応じて地域の説明会とかをやる流れで考えておりますので,説明会のような形になりますとなかなか意見も出ない恐れもありますので,その結果に基づいて必要に応じて説明会などは当然進めていかなければならないというふうには考えておりますので,傍聴については会長,副会長が決まりましたので,相談させていただければと思いますが,出来れば委員さん自由な意見が出たほうがよろしいのかなと,個人的には思っております。

菱沼副委員長)そういう意味においては,第2回の検討会が行われるという部分において,しっかりと議論をしていただいて,なるべく早めの統合に向けた状況をつかんでいただければと思います。ただ1点ある方から言われたのは,その未だに統合に反対と言うか,統合に対してやっぱり違和感と言いますか,整理がついていない方もやっぱり住民の方でもいらっしゃるわけですね。PTAとか関係なく,その地域の方で,前の学校のOBの方とか,そういう方がいらっしゃいますので,そういう部分に対しての,何かしらの説明会ないし,こういう部分で進んでいきますというような話が出来れば,1番いいんでしょうけれども,そこら辺は,あくまでも地域の皆さんのご理解をいただかないといけない部分もありますので,そこら辺については,今後しっかりと地域住民の方を大事にしながら,今後いろいろな意味で進めてもらいたいと思いますので,よろしくお願いいたします。要望とさせてもらいます。

池田委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
〔「なし」との声〕
 
池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 その他の件といたしまして,他に発言はございませんか。

参事兼教育総務課長)報告事項としまして2点ご報告させていただきます。1点目が東小学校の旧校舎の解体工事につきまして,条件付き一般競争入札によりまして,業者が決定いたしましたので,報告させていただきます。業者は双葉建装株式会社でございます。契約額としましては7,759万5,000円でございます。工期は,11月16日から来年の3月15日までといたしております。以上ご報告です。それからもう1点,耐震補強工事の2校が残されておりまして,その状況についてご報告申し上げます。石岡小学校体育館及び府中小学校校舎,何れも11月12日に判定結果が判定会議のほうから出されまして,それを基に再度と言いますか,設計を再確認した上で,金額を出して,今月中旬に変更契約を結んで,これからですので,来年の2月末を工期として契約変更をしていきたいと考えております。前回のときに,石岡小学校の体育館については,今年中というお話も可能性として差し上げたところですが,判定会議の結果が非常に遅れまして,やっと11月中旬になって出てきた状況でございまして,それから急いで対応しているところでございますが,そういった中で卒業式等の行事に支障がでないよう2月末までに終了するよう,工期として変更契約をさせていただきたいということでございます。以上2点ご報告でございます。

池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

川村委員)有明中学校のあの建物は危険な校舎ですよね。壊れてしまう建物ですよね。東小学校は,まだ壊れない建物ですよね。何故有明中学校の解体工事をやらずに,東小学校からやっているのかなと。今ふと思ったんですよ。

参事兼教育総務課長)まず東小学校の場合なんですが,旧校舎を壊して,そこに体育館も非常に老朽化しておりますので,そこへ建てるということが全体計画の中で,校舎を壊す必要があるということでございます。

川村委員)先程言ったように,有明中学校はあれは壊れてしまう建物ですよ。倒壊寸前の建物だから,あそこにプレハブを建てたんでしょ。あそこは立ち入りも駄目なところですよ。東小学校はまだ大丈夫な建物なんだよ。順番がおかしいと私は思うんですけれども,何故補正予算でも何でも組みながらですね・・・。有明中をあのままにしておくのか,私は不思議でならないんです。その不思議を解消してください。

参事兼教育総務課長)来年度当初予算のほうに要望をしているところでございますが,そのあと査定の状況もございますので,教育委員会としては来年度の当初予算で組み込んでいただいて,夏休みを中心に取り壊しが出来ればとは考えておりますが,当初予算のことですので,現段階では何とも申し上げられないということで,ご了解いただきたいと思います。

川村委員)わかりました。本当にその間に,あそこに子どもが紛れ込みながら,もし万が一倒壊のことでもあったら,大変かなと懸念はしております。あともう1つ,メールマガジンの件で,石岡市のメールマガジンの不審者情報,何故か舟塚山の変更来,全然ないんだよね。何故か。石岡市がそんなに安心安全なまちになったのかなと思ってはいたんです。でも現実には違いますよね。これ学校教育課長は知っていますよね。ほかのところで,不審者が2週間前ぐらいにも出て,学校にも届けて,そのあとに教育委員会,それから警察にもちゃんと届けてあるという文書が出ているのはわかっていますよね。

学校教育課長)質問にお答えいたします。今年度の私どものほうで把握している不審者情報なんですが,4件ほど今日現在把握しております。その内2件はメールマガジンのほうに記載をいたしました。ご質問にありましたとおり,2件あった件なんですが,これは学校側と前にもお話したとおり,保護者及び本人に対して,不審者情報をメールマガジンに載せるということの了解,許可をとった上で,メールマガジンのほうに載せるということになっております。それで,4件の内2件については,今年度ご指摘のありました舟塚山,北根本の踏切の件,もう1件は東成井の件,これらの件についてはメールマガジンに載せました。2学期になりまして2件あった点につきましては,先程保護者,本人の了解,許可をという点から,学校側と相談をした上で,発生場所の細かいものについては,各学校・教育委員会・警察関係機関のほうに文書でファックスで周知しているところでございます。

川村委員)そうするとメールマガジンの本質と言うか,その信憑性をどのようにお考えになっているのか。それで今保護者が確認している,していない。でも保護者が学校に届出を提出しているわけですよ。それで,これは学校側も言っているのは,教育委員会と警察には届けを出していると言っているんですよ。それなのに普通の一般の方々には周知をされないと。そうしたら,これはメールマガジンの役目はないんじゃないかと思うんですが,いかがなんですか。

学校教育課長)この件につきましては,以前から議会等でお答えしているとおり,子どもたちの安全を最優先に考えた上で,教育委員会としては,個人情報の保護,さらには児童生徒の安全を第1に考え,不特定多数の人たちが見るインターネット等のものには記載しないということで,必ず了解を得た上で記載するということで,私ども学校側と相談した上で,今までと同じような対応をとっているところでございます。

川村委員)それは保護者が載せないでくれと言ったわけですか。

学校教育課長)私どものほうには直接保護者が載せるなということではなく,学校側のほうに保護者との相談の上でということで学校側に指導しておりますので,学校側からの報告を受けて私どもは載せなかったという経緯でございます。

川村委員)それでは再度お伺いいたしますが,誰が載せなくていいというか,載せてくれというか,載せないというか,その辺のところの返事の曖昧さなんですが,それはどなたがどういうふうに言っているんですか。例えば,止めているとしたら誰が止めているとお思いですか。

学校教育課長)最終的には保護者・本人に,メールマガジンに載せる,載せないについては許可を私どもはとりたいと思っておりますので,どうしても載せて欲しくないという場合には,私どもはそれ以上のことで載せるということはしておりません。

川村委員)保護者がもしも載せて欲しくないと言ったとします。言ったんなら,何でそういう文書が出るんですか。不審者が出て知らせたという文書が出るんですか。

学校教育課長)先程もお話しました各学校・警察,それから関係機関,ごく限られた場所でのお知らせということになりますので,メールマガジンやインターネットは不特定多数の者が,例えばそこに不審者である犯人等が目にすることによって,さらに子どもの安全が図られないという状況が,もしかしたら出てくる可能性があるので,そういう可能性については,私どもは避けたいと。限られた関係部署にはファックスで流しますが,不特定多数のほうには,出来るだけ流したくないということで行っております。

川村委員)私はみんなに知らせることによって,みんなの目がそこにいって,不審者も逆にいって出なくなるのかなと思うんですが,みんなが知ったら,喜んで不審者が出てくると思うほうが私はおかしいと思うんですよ。だって,その中学校,その小学校には知らせているんですよ。それを知らせないならわかりますよ。そうしたら,これはメールマガジンがどこかでそれが操作されているということになってしまうじゃないですか。私に言わせれば。これは答えをもらっても仕方がないから,押し問答になってしまうのでいいですが,でも私はそれはあり得ないと思います。そのためのメールマガジンだから。だったら不審者情報なんかいらいなと思いますよ。これから不審者情報は載せませんとか,そういう感じで言ったほうがいいと思いますよ。逆に言って。その地域だけですよと。それでそれが今度県のほうからで,県警から入ってきたら,石岡市民の方はどう思うのか。石岡市ではメールマガジンが流れていないのに,県のほうからは流れていると。おかしいと思うじゃないですか。その辺をどうお考えなのか,もう1回だけ,基本的なことだから・・・。

教育長)メールマガジンでの取り扱いですが,義務教育課の生徒指導班でいろいろ今までそれぞれの学校の不審者的にもの,そういった公開絡みのことについては,学校と教育委員会と連絡調整しながら,やっていこうという1つのレールがあるんですが,本市の場合,そのメールマガジンの扱い方,今委員からご指摘があったことを精査いたしまして,今後よりよい方向で対応して参りたいと思っております。以上です。

川村委員)わかりました。よろしくお願いしたいと思います。あとは教育委員会のほうではありませんが,保健福祉部のほうのその他の件で言い忘れましたので,これは委員会としてそちらに申し入れをしていただけるかなということでお話をさせていただきたいんですが,今本会議で言っていらっしゃる,この間,村山委員も言っていた歴史のみち,それから歴史のみちがほとんどなんですけれども,あそこの寿商店街のところ,それから村山委員のところもそうですし,神社通りもそうなんですけれども,新しくなって道はきれいになったんですが,私も言われてから気が付いたんですが,あそこに歩道はあっても点字ブロックがないんですよ。でもそれは,基本的に言うと,歩道と車道の区別がないんならいいです。あくまでも車道と歩道の区別があって,歩道というものがあった場合には,ほかの香丸町,中町,駅前通りも全てあるわけですよね。そうすると弱視や視力障害の方がやはりお困りになっているという話を聞いたんでよ。ですから,それは出来ましたらば,私は本当は同色の点字がいいかと思ったんですよ。そうしたら,弱視の人がいるから黄色じゃないといけないんだとかいう話があるんですが,でもこれは見た目もそうですけれども・・・。ということで,保健福祉部のほうの取り扱いだと思うんですね。障害者ということで。それで直すのは都市建設部かと思うんですが,申し入れを保健福祉部のほうにですね,出来ましたら障害者のために,そういう点字ブロックでなくてもいいですから,同じようなものがあれば,早々に対応を図っていただけるかなということでございます。

髙野委員)急に出てきた話で,私たちも現場も見ていないし,内容を全然把握していないので,この次の委員会で早々に現地調査をして,そういった中で皆さんでもう1回協議したほうがいいと私は思います。現地を見ていれば即決しますけど,見ていない状況の中で賛成・反対を言うのも何だと思いますので,1回そういう機会を委員長設けてください。

池田委員長)ただ今の川村委員からの申し入れの件につきましては,当委員会といたしましても現地調査を踏まえ協議を重ねた後に対応して参りたいと,そのように思う次第でございます。この件については後日委員会を開催いたしますのでご了解いただきたいと思います。
 その他の件といたしまして,他に発言はございませんか。

村山委員)最近ですね,今日の説明資料もそうですが,非常に横文字が多いんですよ。必要以上に。日本には美しい言葉があるんですから,なるべく日本語を使ってもらいたいというのが,私の意見で,横文字本当にわかりません。いちいち辞書を引かなければならないので,是非その辺を全体に行政として考えていただきたい。特に,教育委員会は教育のために,日本語をきちんと是非お願いいたします。以上です。

池田委員長)その他の件といたしまして,他に発言はございませんか。
 
〔「なし」との声〕
 
池田委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。
 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。本委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」との声〕
 
池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 委員の皆様には,過日実施いたしました当委員会の管外調査の報告がございますので,そのままご着席をお願いいたします。執行部におかれましては,ご退席いただいて結構です。ご苦労様でした。

 〔 執行部退席 〕

池田委員長)次に,所管事務に関する管外調査についてを議題といたします。去る11月15日に実施いたしました,当委員会の管外調査につきましては,大変ご苦労様でした。委員の皆様方のご協力によりまして,大変有意義な管外調査ができたものと考えております。つきましては,お手元に配付いたしましたとおり報告書を作成いたしましたので,ご覧おき願いたいと思います。それでは,この度の管外調査を振り返りまして,何かご意見等がございましたら挙手によりお願いいたします。発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長)それでは,今回調査いたしました案件につきましては,今後,当市における小中学校の統廃合を推進していく上で参考にしてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
 以上で本日の教育福祉委員会を閉会いたします。


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