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議会中継
  


 第3回委員会 (6月14日)
出席委員 前島孝元委員長,岡野佐工副委員長,前島守雅委員,嶋田佐登子委員,菱沼定夫委員,島田久雄委員
市執行部 【生活環境部】
生活環境部長(佐子川祐治),生活環境部次長兼環境対策課長(岡野光弘),水道課長(宇田一彦),環境対策課副参事兼水道担当(三城裕文)
【経済部】

経済部長(大図哲雄),経済部次長(沼田耕),参事兼企業誘致推進室長(下河邊卓美),農政課長(前沢洋一),商工観光課長(小松崎隆雄)
議会事務局 庶務議事課係長(神谷一美)


前島(孝)委員長)ただいまから,市民経済委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,お手元に配布しました協議案件書のとおり,当委員会に付託されました議案の審査及び所管事務の調査でございます。
 次に,本日の審査にあたり説明員として出席を求めた者の職氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりでございます。
 これより議事に入ります。
 はじめに,議案第40号平成22年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち市民経済委員会所管部分を議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

農政課長)平成22年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,農政課所管の補正につきましてご説明いたします。補正予算に係る事業は,田園交流基盤整備事業として県営農道整備事業において継続的に整備を進めてきております八郷中央1期地区及び2期地区の整備事業並びに県営事業と共同施工しております市営歩道整備事業でございます。本事業は国の行政刷新会議におきまして田園交流基盤整備事業が事業廃止されたことによりまして当初予算への計上を見送っていたものでありますが,国の22年度予算において農山漁村地域整備交付金事業という交付金事業に替わり事業実施が確定したものでございます。土地改良法に基づく事業手続き,負担金に係る県議会の議決等のスケジュールに整合させるために今回補正を行うものでございます。まず歳入でございますが,一般会計補正予算書の8,9ページをご覧いただきたいと思います。一番下になりますが(款)21市債,(項)1市債,(目)2農林水産業債,(節)1農業債でございますが,事業に係る歳入,農業整備事業債730万円を増するものでございます。これにつきましては,14,15ページの地方債の当該年度中増減見込み及び当該年度末現在高の見込みに関する調書におきましても同額の補正額が計上されてございます。次に歳出でございますが,10,11ページをご覧いただきたいと思います。中ほどになりますが,(款)6農林水産業費,(項)1農業費,(目)5農地費,(節)19負担金補助及び交付金で一般農道整備事業負担金として1,390万3,000円を補正するものでございます。佐久から野田地内の舗装工事169メートルまた野田地内県道笠間・つくば線から柴間地内県道西小塙・石岡線に至る区間の測量及び用地買収を予定してございます。以上でございます。よろしくご審議をお願いします。

商工観光課長)続きまして,商工観光課所管の補正予算についてご説明申し上げたいと思います。補正予算書の10ページをお開きください。(款)7商工費,(項)1商工費,(目)6国民宿舎費57万8,000円を補正増するものでございます。これにつきましては先の委員会でご説明申し上げましたとおり,国民宿舎つくばねの旅館棟の調査結果としてIs値について]方向では全体で構造耐震判定指数のIs値0.66を上回り,Y方向では1階のみ0.42と下回る結果が出ています。これらの調査結果から耐震報告としては旅館棟については1階以外は全て耐震性能を有しており,耐震補強として1階柱部分の5か所を鋼板巻立て補強またはRC巻立て補強をするとともに1階に4か所,2階,3階に1か所ずつ計6か所の壁へのスリット補強をすることが提案されています。これらの耐震調査の報告の内容について茨城県建築センター等での判定会議を受ける必要がありますので,そのための委託料として計上したものであります。よろしくお願いいたします。

前島(孝)委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)では私の方からこの判定会議はいつ頃予定しているんですか。それで結果が戻ってくるのはいつ頃なのか教えてください。

商工観光課長)この判定会議でございますけれども,補正予算を承認いただきましたら,それから委託いたしまして9月か10月頃に判定の結果が出る見込であります。

前島(孝)委員長)そうすると結果が出てから石岡市の対応を決めていくという流れになりますか。ではかなりかかりますね。石岡市のスケジュールはどの様に考えているのかお答え願います。

商工観光課長)国民宿舎つくばねにつきましては,判定会議は9月か10月ということでございますけれども,耐震補強について方向性が出れば9月の段階で耐震の実施設計についての補正増を計上しまして,3月までにその耐震補強計画についての判定が出る見込みでございます。それに基づきまして23年度のなるべく早い時期に対応したいと考えております。判定会議とあわせまして方向性等を出すことを並行してやっていきたいと思います。

前島(孝)委員長)基本的な考え方なんだけど,学校も含めて公共施設の耐震調査を実施して早く結果を出して対応するという,まあ建設部で作った規則に基づいてやっていると思うんですけれど,つくばねについては前にも私言ったんですけれども,今の課長の答弁内容で果たしていいんですかと思うんです。この前も私はつくばねを工事のときは営業停止してやるべきだとか,あるいは営業を停止したらどうだと言う意見もあって議論したことはあるんだけれども,今の話だと23年度の早い時期に工事発注かけるという話でしょう。耐震が出てから1年ぐらい今のまま営業をやっていくんだけれど,もう少し早く出来ないのかなと私は思っているんです。どうしても県の判定会議以降じゃないと動けないと言うことはあるんでしょうけれども,その判定会議でどういう内容が出てくるか分かりませんが,いずれにしても基準の数値を下回っているとうことは分かっているわけだから,工事内容もこういうことをやらなくちゃいけないと言うのは分かっているわけだから,判定会議はかたちだけなのかなと言う気もするんです。そういう中でなぜもっとスピーディーに発注かけて工事をやらないのかなというふうに私は不自然に思うんです。事故が無ければ何年経ってもそのままでいってしまうんですけれど,仮にあったときにはなぜやらなかったんだとか,なぜ1年放っておいたんだという話しになってくると思うんですけれども,しかも不特定多数の方が利用されていると言うことですよね。年に3万5,000人ぐらい泊まっているんですかね。月に100人ぐらい。そういう中でもっと早くできないのかなという感じがするんですけれど,やっぱりできないんですかね。

商工観光課長)委員長仰るとおり出来るだけ早くやりたいと思うんですけれど,まず今回の補正で委託が出まして,この提案として調査報告としては出てますけれども,その調査が適正かどうかという判定会議で判定を得て,それからでないとどういう修繕の方法にするかが決まらないと思うんです。ですけれどもその判定会議の結果が9月か10月ですので耐震補強の実施設計の補正については9月で取りまして,その結果を反映したかたちで耐震補強の設計をするということでやりましてもその耐震補強が適正かどうかという判定は年度末だという見込みですので,その委託の耐震の判定を受けるためにはやはり年度末までかかるのでどうしても早くやっても23年度当初かなというふうに考えております。

前島(孝)委員長)私の考え方と大分ギャップがありますけれどもそれ以上課長に求めても無理だと思いますので終わります。納得はしておりません。
 ほかに質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に,討論に入ります。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第40号平成22年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち市民経済委員会所管部分を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第43号石岡市つくばねオートキャンプ場条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。

商工観光課長)議案第43号石岡市つくばねオートキャンプ場条例の一部を改正する条例を制定することについてのご説明を申し上げます。改正の内容と趣旨でございますが,休業日について現条例の中では年中無休とするとなっておりますが,利用の少ない12月から翌年3月の期間につきましては,週1回の休業日を取り入れたいため条例の一部改正について上程させていただきました。内容につきましては「休業日を水曜日とする。ただし,4月から11月までは無休とする。」に改正するとともにこれまで指定管理者との協議によりケビン棟の休日及びその前日以外の利用料金を1万5,750円としていたものを今回条例に明文化したものでございます。なお,施行日につきましては,平成22年4月1日を予定しております。

前島(孝)委員長)以上で説明は終わりました。
 これより,質疑に入ります。質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第43号石岡市つくばねオートキャンプ場条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました議案の審査は,すべて終了いたしました。
 ここでお諮りいたします。
 これらの審査に係る委員長報告の取り扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 
 次に,所管事務の調査として,三村地区簡易水道の施設整備についてを議題といたします。
 本件について,執行部から説明を求めます。

環境対策課副参事水道担当)環境対策課副参事水道担当の三城でございます。三村地区簡易水道の施設整備についてご報告申し上げます。三村地区簡易水道につきましては,昭和55年に湖北水道企業団第2次拡張事業の認可申請に際し,国より三村地区の石岡市営の簡易水道事業と湖北水道企業団の上水道事業との統合について強い指導を受けたところでございます。湖北水道企業団は,構成団体であります石岡市と旧玉里村の協議によりまして業務の基本となります規約の作成において旧石岡市全域の水道事業に関する事務を行うこととなっておりますことから,旧石岡市と湖北水道企業団が協議を行い,三村地区の公営簡易水道につきましては,次回の湖北水道企業団の拡張事業の際,統合する旨の条件をつけ,認可の許可をいただいた経緯がございます。その後,湖北水道企業団と協議を継続してまいりましたが,施設も40年経過し,近年老朽化が著しいことや支障となっておりました愛郷橋への水道管の添架なども永久橋の本工事の工事工程が明確になってまいりましたことから,今回整備方針をたて作業に着手することといたしました。整備方針及び作業スケジュールはお手元に配布いたしました報告書に記載しておりますので読み上げさせていただきます。(1)整備方針,@公営水道事業の統合方法には「管理の一体化」「経営の一体化」「事業の一体化」があり,簡易水道事業は,施設整備に対する国庫補助の採択基準に,平成28年度までに上水道への事業統合(事業の一体化)を計画することが条件とされていることから,三村地区簡易水道事業は平成28年度までに国庫補助を受けた施設整備と湖北水道企業団との事業統合(事業の一体化)を行うこととする。A三村地区簡易水道を湖北水道企業団と事業統合する平成28年度までの間,平成23年度から事業統合先となる湖北水道企業団へ事務委託・業務(技術)委託を行う。B事業委託は地方自治法第252条の14の規定による「規約制定」を必要とするため,平成22年度内に議会の議決を求める。C技術委託については,水道法第24条の3の規定により「業務の委託」に関する諸届出を国・県に行う。D水道料金の改定,水道事業は受益者負担の原則により,施設整備に伴う財源確保のため平成23年度より水道料金の改定を準備し,平成28年度を目途に,段階的に水道料金の改定を行う。(2)作業スケジュール,平成22年度,国庫補助要望申請,簡易水道統合事業としての項目でございます。簡易水道施設整備事業の評価委員会開催,湖北水道企業団への事務委託規約制定,議会の議案上程となります。湖北水道企業団への業務(技術)委託届出,事業実施設計,配管の設計につきましては,職員による直営設計を予定しております。平成23年度,湖北水道企業団において通常業務及び施設整備事業に関する業務を実施する予定でスケジュールをたてております。以上でございます。

前島(孝)委員長)以上で説明は終わりました。
 この件についてご質問等がありましたら,挙手によりお願いいたします。

島田(久)委員)いま説明をいただいたわけですが,受益者であるこの三村地区の簡易水道事業の対象者との話し合いや説明はどのように・・・,了解はもらっているんですか。

環境対策課副参事水道担当)地元説明会につきましては,平成22年1月31日以降6度の地元説明会を行なっております。施設整備及び料金の改定について説明をしてきた経過がございます。

島田(久)委員)以前この地域の方々のお話を聞いていると,使用料が安いのでこのままでいいんだという話を聞いたことがあるんですが,皆さんだいだいご同意いただけるようなんですか。

環境対策課副参事水道担当)料金につきましては相当低いということでそういう意見もあります。それについては施設の老朽化という面でご説明申し上げまして,料金についてこの説明会の中では強い反対はなかったと言うふうに伺っております。

前島(守)委員)管の布設替えの総事業費はどのくらい見積もりをされたのですか。

環境対策課副参事水道担当)今回の事業整備につきましては,老朽管の布設替えと併せまして井戸を含めた配水施設も相当老朽が進んでおりますので,全面改修ということを予定しております。現時点で試算している段階では約24億円程度かかろうかと思いますが,これから実施設計において費用の縮減を図ったような設計をしてまいりたいと思いますので,この金額については出来るだけ圧縮していきたいと考えておるところでございます。

前島(守)委員)試算では約24億円あまりと言うことなんですが,これについての補助金や起債はどのぐらいと考えいるのかお伺いします。

環境対策課副参事水道担当)事業費のうち,国庫補助は3分の1ということで予定しております。ただし24億円全てが補助対象とはならない部分がございます。約22億円程度が補助対象になるかなと言うことで現在想定しているところでございます。残りにつきましては全て起債ということで予定しているところでございます。

前島(孝)委員長)私の方から,地元説明会を22年1月31日以降6回やったと言う報告があったんですが,どこが主催でやられたのかということと,地元住民の出席率,どのくらいの方が参加されているのか,地元住民の意見とか要望が出たと思うんですけれども本当は事前に資料をもらってここで見ながら質問したいと思った部分もあるんですけれど,残念ながら私も気がつきませんで申し訳なかったと思っているんですが,主催はどこかと言うことと出席率についてお願いします。

生活環境部次長兼環境対策課長)三村地区簡易水道の地元説明会と言うことでご答弁申し上げます。22年1月31日に区長の方に集まっていただいて説明会を行ないました。区長からの提案で各地区ごとに説明会をやって欲しいということで実施いたしました。まず羽成子,坂井戸,御前山地区を城南地区公民館で2月24日に行ないまして出席者は9人でございました。次に,3月4日,吹上,諸士久保,古道で場所は吹上公民館で10人ほどの出席でございました。3月8日,大原,水内で三村地区ふれあいセンターで7名の参加者,大塚,正月平,八幡で3月10日,三村地区ふれあいセンターで13人,新生,城構内,長見寿,今泉,後久保で3月15日同じく三村地区ふれあいセンターで14人の参加でした。地区の世帯が540の給水世帯がありますのでそのうちの53人でございますので,約1割の出席率だったかと思います。そのときの説明内容でございますが,簡易水道事業の現状についての説明,老朽化した施設の更新の必要性,施設の更新計画とその概要と水道料金について説明申し上げました。質疑等の内容でございますが,水道施設が古いために施設の更新を行なうんだと言うことでご理解をいただいております。受益者負担に伴う水道料金改定でございますが,値上げの幅についてや時期等の質疑がございました。今後の説明会ということで,更新事務に伴う受益者負担金の考え方についてはご理解いただいておりますので,今後整備のための総事業費から料金算定になりますので,その時期に来たら再度ご説明申し上げますということで会議を終わりました。

前島(孝)委員長)約540世帯のうち53名ということは,1世帯で2名,3名とは出てきていないと思うんで,約1割ですよね。後の9割の出てきていない世帯の方に対しては,どの様な周知をされてきたんでしょうかということと,今次長はご理解をいただいていますと言う言葉を何回か使ったんですが,わずか53世帯しか出てきていないのに,この方たちが賛成したからと言って,残りの方が全部理解いただいているとは私は理解しがたいんですが,ですからその方たちにどの様にやってきたのかお聞きしたいんですが。

環境対策課副参事水道担当)特に料金改定が問題になるわけですけれども,地元説明につきましては,基本的に国にこの事業について承認をいただくと言う面での作業の中で地元説明会を進めてきました。この21年度末に国へ事業についての承認をいただけたと言う状況でございます。それを受けて今回の報告も含めてでございますけれども,事実的に事業を進めるということで具体的な作業に着手すると言うかたちになってまいります。その中で実施設計を進めながら,地元の道路または昔の簡易水道の配管は民地から民地というかたちで民地の中を公道分が走っているという現状がございます。それを公道に出すといったような作業もございますので,実施設計を進める中で当然にその工事についての地元説明会というものもこまめに丁寧にやっていく必要がありますので,その中で料金についてもご説明していくという考えで現在考えております。その前に作業をしなければならないという部分は,水そのものは足りておりますけれども井戸そのものが揚水量が下がっている。そして配水機場そのものが,これはタンクに圧力をかけて水を送る方式になっておりますけれども,このタンクの内部が相当腐食しておりまして,いつタンクに穴が開くかわからないという現状がございます。私自身を含めて地元の方々がその現状を把握されていないという状況がございますのでそういう説明をしていくと,作業そのものはご理解いただくことが出来るであろうと,そういう面で総事業費の財源確保と言う面では受益者へも相応の負担をお願いせざるを得ないということでご説明をしていきたいと考えております。

前島(孝)委員長)その説明はいいんですが,説明会に参加しなかった方への説明を今後どういうふうにやっていくのかということをお聞きしたんです。それと工事についても今定例会が終わった後,早急に執行部は計画を作って,常任委員会を開いて再度説明をお願いしたいと思っているんです。それから料金についてもいま水道担当の方でお話ありましたけれども,ここにも書いてあるけれど順次上げていくんだと,これをどういうふうに値上げしていくのか,これも常任委員会に説明をすると同時に,地元の540世帯に対してはそれも含めてきちんと事業計画の説明を早急にされるべきだと思うんですが,どのようにお考えでしょうか。

環境対策課副参事水道担当)ただいま委員長にご意見いただきましたようなかたちでこまめに地元への説明をしていきたいと考えております。

前島(孝)委員長)くどいようですが,それらの計画を作って今定例会が終わった後,早急に常任委員会を開きますので,資料作成をお願いしたいと思います。その時にあわせて各地区で実施した6回の説明会の中で参加者からどのような意見や要望が出されているのかも整理をして提出していただきたいと思います。それからこれから28年度までにどういうふうに料金改定をしていくのか,一気に2年ぐらいで半分ぐらい上げてしまうのか6年間で均等に上げていくのか。そういう執行部の考えを提示してください。それからいままで地元説明会に出てこなかった方にどういうフォローをしていくのか。説明会の出席率が10%ぐらいですからやり方を少し改善しないとせっかく皆さん忙しく昼夜関わらずやっているわけですからもう少し住民が出席出来るような方法を取らないともったいないですよね。それでどうしても出てこられない方にはどういうフォローをしていくのか。こういう計画を常任委員会に提出してもう一度説明願いたいと思います。私は,スムーズに移行されることを念頭において話しています。執行部を責めるわけではなく当然これは料金を上げるわけですから反対されるのは覚悟の上ですけれども,それを少しでも受益者負担を理解していただいて住民の方に協力を得なければこの計画は出来なくなってしまうわけですから心配して言っているんです。そのためには万全の策を・・・,仕事というのは段取り8分仕事2分というんですからよく段取りをたてて地元住民に説明をして理解された上でスピーディーにやって欲しいと思っています。是非よろしくお願いします。

生活環境部長)委員長ご指摘のとおり,今回21年度末にやったものが1割程度ということでありますので,今後区長ともよく相談して,出席率が多くなるような方法を考えて,地域地域で回数も多く出来る方法とか,どの様な方法が1番出席率がいいのか,また出席しない方の連絡方法等も区長と相談しながら今後実施していきたいと思っておりますのでご理解いただきたいと思います。

前島(孝)委員長)では執行部の方で私のいったことを調整して,今定例会が終わった後,9月ではだめですよ,なるべく早い時期にやりたいと思いますのでよろしくお願いします。
 他に質問等はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ないようですので,この件については,以上で終結いたします。
 次に,その他として発言はございませんか。

岡野副委員長)三村地区の簡易水道と湖北水道企業団が平成28年度までに事業統合するという説明を先程いただいたんですが,八郷地区の水道と湖北水道企業団の事業統合についてはどの様に考えているのかお聞きしたいと思います。

水道課長)ただいまご質問いただきました八郷地区の水道事業につきましても,三村地区簡易水道と同じく平成28年度の事業統合を目途としているところでございます。しかしながら今後の統合を見据えた場合,その効率的な施設の管理運営でございますとか,あるいは原水の確保,老朽管の更新等を含めましてまだまだ問題が山積してございますので,それらを準備検討委員会等で調査検討する必要があるということになっております。それが現在の状況であります。

岡野副委員長)ただいまの説明は分かったような分からないような説明だったんですが,平成28年度までに三村地区簡易水道については国庫補助を受けて施設整備をする。それをやらないと後年度になっては難しいという話しでの事業実施ですよね。そういう中で八郷地区についても平成28年度ということで説明がありましたが,それ以降でも事業統合するのに国庫補助を受けて施設整備をしながら湖北水道企業団との統合が出来るんですか。

環境対策課副参事水道担当)国庫補助につきましては,簡易水道について28年度までに統合しなければ補助はあげませんという国の条件で,これまで簡易水道につきましてはどういう状況であっても申請すれば補助がついたということでしたけれども,なかなか国の指導があっても簡易水道が上水道に転換されないということで補助を打ち切るということが出された経過がございます。そういう関係で三村地区簡易水道については28年度までに統合しなければ補助事業として成立しない。一方,上水道事業につきましては現時点におきましても整備について補助の採択基準を満たす状況にありませんから,28年度にかかわらず補助を受けるのは難しい状況であります。しかし,今後施設整備という面で補助要件の緩和ということも国の方で一部出ておりますのでそういう中で補助の採択要件に合致するものがあればそれに合わせた補助申請ということになろうかと思います。

岡野副委員長)三村地区の簡易水道についてはよく分かりました。八郷地区の水道と湖北水道企業団の統合についても,当然一般財源だけでやるというわけにいかないでしょうから,国庫補助等を十分活用して早急に進めていただきたいと思います。

前島(孝)委員長)私の考え方で部長にお聞きしますが,簡易水道と湖北水道は,湖北水道が発足当時からそういうことで今回最後だから統合せざるを得なくなってきたんですけれども,石岡市の水道行政として八郷の問題があるわけです。これは未だに抜本対策がされていないわけです。20年度に渇水がありまして取水制限までやって,そのあと私も定例会で質問して,そのときに抜本対策を急いでやるんだという答弁をなさっています。それはどういうふうな方向性になったのかということと,28年度を目標にしたときに石岡市は企業団体制でいくのか,私が言っているように小美玉市を見こして広域合併で自治体がやっていくのか。目標を置いてやっていかないとその場限りの対策ではできないと思うんです。石岡市は新しい市長になって,水に対しては工業団地を含めて何とか料金対策をやらなくちゃならないと言っているわけだから,今の湖北水道企業団体制でいくと水道料金は下がらないと思うんです。井戸が掘れないんですから。小美玉市は掘れます。だから斎場組合とか霞台厚生施設とか湖北環境衛生組合なんかもいろんな問題があって一部事務組合の枠組みを検討すべき時期に来ているんじゃないかというようなことも各組合の議会なんかで質問がされているんです。当時の市長は検討しますになっているんですけれど。部長はどの様にお考えになって仕事をもっていくのか市長を含めて今から考えておかないと。ただ目先にある三村と湖北だけやっていきます。八郷は市がやりますでは料金統一も出来なくなっちゃうだろうし,その辺は早く方向性を出してもらって取り組まないとできなくなってしまうんじゃないかと心配しているんですが,どういうふうにお考えをお持ちですか。

生活環境部長)やはり私たちの方も八郷の水道事業に対しては大きな心配をしております。と言うのも平成20年度に渇水がおきて2か月間調整しながら水の無い所には給水車で運んだということがありますので,そういう事がないようなかたちを少しでもとっていかなければならない。その一段として湖北水道企業団と八郷の水道が一部つながって渇水時には水が一部供給されるということになっておりますが,それで抜本的に解決したのかと言うと解決していない。今現在,八郷の場合は非常に高低差がある場所が大きく,全体の中で高低差を含めて水を供給しているということになりますので,全体的な圧力を上げないで高い一部の部分だけ送るなど含めて現在抜本的なものが解決できるかということで,一部ずつ解決ができるかということで内部で検討しているところでございます。また統合の考え方ありますが,委員長ご指摘の広域を考えているのかということでございますが,当座,八郷地区に関しては湖北水道企業団とまず統合することが先決かなと思っております。これも統合するときには規約の変更等も必要になりますが,小美玉市とのものになってきますと構成団体との協議も行なうことになってきますので,そのことよりはまず石岡市の水道事業を一本化するということを先決に考えております。また玉里地区もありますのでそことの協議も必要になってきます。以上でございます。

前島(孝)委員長)今の話をまとめてみると,なんかやる気が無いと言っているように聞こえるんですけれど,当座企業団とやるべきだというのは何を根拠に言っているのか理解しがたいんですが,私は八郷も含めて28年度を目途にやるべきだと思っているんです。そのときに取りあえず企業団とだけやるんじゃなくて,後7年あるわけだからやはり準備をしておいてやるときには,広域でやるか,自治体でやるか,企業団に任せるか,ここから選択しなくちゃならないんですよ。と思うんです私は。いま部長が言ったのは目先だけを考えているから取りあえず企業団とやるのが先決だと言っているけれど,それからまたやるのは15年も20年も経ってしまうでしょう。やるんであれば早くね,合併してもう5年経っているんですから早く料金の一本化,それには事業の一本化をしなくちゃできないわけですから,もちろん部長が言うように石岡市内だけ早くやると言う論法とその先を見こして広域でどうするんだということも検討しなくちゃならないということも出てくるかと思いますけれども,もう少し執行部の案として検討していただいて頑張ってもらいたいと思うんです。これはまた後で定例会で市長に質問しますから。
 他に発言はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ないようですので,この際,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文のとおり事由を示し,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

前島(孝)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 
 以上で市民経済委員会を閉会いたします。




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