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徳増委員長)ただ今から,総務企画委員会を開会いたします。本日の議題は,お手元に配付しております協議案件書の順に進めて参ります。よろしくお願いいたします。次に,本日の案件説明に当たり,委員長として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりでございます。これより議事に入ります。請願第14「核兵器廃絶を求める請願」の取り下げについてを議題といたします。本請願につきましては,先の第2回総務企画委員会において継続審査といたしたものでございます。本請願の取り下げについて事務局に報告を求めます。 庶務議事課長)請願第14「核兵器廃絶を求める請願」の取り下げについてご報告をいたします。本請願の願意であるNPT再検討会議への日本政府の取り組みを促す意見書提出が,石岡市議会の議事日程の都合で間に合わないことから,願意の達成ができないため請願を取り下げたい旨の申出書が,請願者および紹介議員の連名により提出され,5月13日付で受理をいたしております。以上ご報告いたします。 徳増委員長)以上で,報告は終わりました。お諮りをいたします。請願第14「核兵器廃絶を求める請願」につきましては,申し出のとおり取り下げを了承いたしたいと思いますが,これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に「洪水ハザードマップ」についてを議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。 副参事防災担当)防災担当の日浅です。どうぞよろしくお願い致します。洪水ハザードマップについてご説明申し上げます。近年,気候変動等の影響により,集中豪雨等の増加による甚大な水害・土砂災害が各地で発生しており,このような降雨の増加傾向は今後も続くと見込まれております。平成13年6月,水防法改正に基づく浸水想定区域の指定により,その区域に含まれる市町村が洪水予報等の伝達方法,避難場所,その他洪水時の円滑かつ迅速な避難の確保を図るために,必要な事項を住民に周知するとされており,さらに平成17年の法改正で,ハザードマップによる住民の周知が義務化されることとなりました。国3分の1,県3分の1の補助金が交付されるとなっており,当市においては その補助制度を活用し,作成したものであります。この地図は,100年に1回程度起こる大雨が降ったことにより,霞ヶ浦が氾濫した場合に想定される浸水の状況を示したものであります。指定の前提となる計画降雨は,昭和13年に記録した霞ヶ浦流域8日間の総雨量600ミリメートルをもとに作成しております。霞ヶ浦が氾濫した場合に備えて,地域の住民の方々が素早く安全に避難していただき,被害を最小限に抑えることを目的として,浸水が想定される区域とその程度,さらに避難する方向や避難場所などの情報等を地図上に明示したものであります。また,洪水災害や土砂災害に対する備えや情報収集のあり方,避難時の心得なども明示しております。お手持ちのマップのとおり作成しておりまして,これからシーズンとなる梅雨や台風時期を前に,住民が大雨に対する関心を持っていただくため,6月1日号の広報紙に折り込み,約3万部で全戸配布を予定しているところでございます。指定された浸水想定区域に居住する住民はもとより,市内に居住する全ての住民があらゆる目的,例えば釣りやサイクリング等で区域内に入ることが考えられるため,石岡市民全員の安全を考え一部の周知に限らず全戸配布といたしました。石岡市において洪水が考えられる箇所としましては,霞ヶ浦・恋瀬川が考えられますが,今回,当市における浸水想定区域の指定は霞ヶ浦のみでありまして,河川については県が指定した利根川・桜川等から順に整備をしているところですが,恋瀬川は流域周辺の家屋等が少ないことから,現時点では整備予定がなされていないため,霞ヶ浦の洪水想定のみとなりました。今後,配布以外にも霞ヶ浦周辺の小中学校や集約施設等に対し,マップの目的・内容等を説明にお伺いし,住民の洪水に対する認識と洪水発生前の早期避難等を周知したいと考えております。以上でございます。 徳増委員長)どうもありがとうございました。以上で説明は終わりました。何か発言はございませんか。 磯部委員)このハザードマップ,素晴らしいものが出来たわけですが,今まで見ているとこういう物は非常に作るんですよ。先ほども副参事からお話があったように,市民に認識を持たせるという事でございますが,やはりそれが一番大事なことであって,その辺をやはり徹底しないと,市報で配ってもこれをポーンと置かれて終わりと。ただ今小学校等を中心に説明するというようなお話も有りましたが,やはり老人会であるとか町内会であるとか,そういう所にもですね,やはりきちんと徹底を図ってですね,これ参考外ですけれども,私どもの町内会では年に一遍,警察の生活安全課にお願いして「おれおれ詐欺」のやり方や被害状況等を説明してもらっているんですよ。ですから何らかの形で,何にもないと「喉元過ぎれば」で忘れがちになると思うんですよ。ですからこれだけの立派な物が出来たんですから,これを最大限に認識を高める意味において,市民の方々の意識の高揚を図ってもらうようなピーアール作戦を是非お願いしたいと思いますんで,今後行政としていろいろ大変でしょうけども,よろしくお願いしたいと思います。 小松委員)霞ヶ浦浸水想定をした石岡市の洪水ハザードマップということですので,これはこれで大変立派な物が出来たと思っております。私の記憶では恋瀬川で,たとえば恋瀬橋のたもとが浸水したというような事例が20年,30年前ぐらい前にあったと思うんですけど,今でもあるのは八郷地区の根小屋の所の恋瀬川沿いでちょっと大雨になると,田畑にも恋瀬川の水が溢れてくるという状況なのですが,そういった所の,こうした立派な物で無くても,何か石岡市ではこれに類似したもので,恋瀬川沿いでは作られているのでしょうか。 副参事防災担当)ただ今の委員の質問にご説明申し上げます。当市におきましては,恋瀬川のハザードマップ的な物は作成しておりません。現時点では恋瀬川流域のハザードマップ作成についてですが,茨城県が現在,順次被害想定の大きい河川を対象に,利根川,桜川,土浦市ですがそちらの方を対象に整備しているところでございます。その件につきまして河川流域につきまして家屋等の多い場所を指定しているということでございまして,当市におきましては,恋瀬川流域におきましては,田んぼ等が多くございまして,現時点では指定になっておらないという事でございます。市としての対策でありますが,現在石岡市に設置してあります土浦土木事務所や河川事務所のテレメターや降雨計等をインターネットや防災ファックス等で情報確認をしまして,水位,雨量等に関する情報を早期に判断し,巡回広報や防災無線等で住民に伝達し,被害を最小限に抑えれるよう初動対応の遅れのないように万全を期しているところでございます。現時点ではマップの作成はございません。 小松委員)ありがとうございます。石岡市においては洪水というまでにはいかないまでも,片野から根小屋と言っていいのかどうか分かりませんけど,通行止めになるんですよね,道路が。外にもあるかもしれないんですけども,そういう所があるということであれば,こんな立派な物でなくても,県が順次やるという事ですが,恋瀬川沿いについては石岡市としても今後検討していただければと思いますけども。要望だけ申し上げておきます。 山本委員)昨年度から市の防災訓練,総合防災訓練を市全体の劇場型から各地域に密着した形でという事で,順次進められていると思うのですが,その防災訓練においてそのメニューにですね,この洪水対策というのは加えていかれる予定があるのでしょうか,お尋ねいたします。 副参事防災担当)平成22年度防災訓練に関しましては,昨年行われました地域型の防災訓練と同様に,本年度の防災訓練を八郷地区1か所,石岡地区1か所で予定しております。今回は八郷地区におきましては土砂災害を想定した防災訓練。石岡地区におきましては洪水ハザードマップを利用した高浜エリア周辺の防災訓練を予定しているところでございます。以上でございます。 山本委員)わかりました。ありがとうございます。 徳増委員長)ほかにはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)無いようですので本件はこれにて終結いたします。その他の件として,何か発言はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご意見がないようでしたら,以上で総務企画委員会を閉会いたします。 |