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山本委員長）ただ今から，石岡駅周辺整備対策特別委員会を開会いたします。本日の案件は，お手元の協議案件書に示すとおり，駅舎橋上化の先進事例について，今後の事務手続きについて及び石岡駅橋上化推進検討委員会の検討状況についてであります。次に，本日の委員会にあたり説明員として出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりでございます。これより議事に入ります。初めに，駅舎橋上化の先進事例についてを議題といたします。本件について，執行部から説明を求めます。なお，発言は挙手によりこれを許します。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）それでは先進事例についてということで，まず初めに，資料の確認をさせていただきます。本編Ａ３判の15ページからなる冊子が１つございます。それと右肩に資料編と書いてございます10ページになりますＡ３判の冊子，この２つで１から３の説明をさせていただきたいと思います。それと併せまして，その他ということで，企画部で作っております「かしてつバスの利用状況」というＡ４判の１枚の資料，それと経済部で作っております「御幸通り商店街活性化」という２枚綴の資料でございます。以上４つの資料で今回ご説明をさせていただきたいと思います。申し訳ありませんが，着座にて説明をさせていただきます。まず本編の目次にありますように，今回は先程委員長からありましたように，３項目についてまず説明させていただきたいと思っております。その中身につきましては，先進事例の紹介でございます。日立駅，友部駅，岩間駅の状況につきまして，調査報告の中身をご報告させていただきます。それと，２つ目としましては今後の手続きということで，現在進められていますＪＲ東日本との覚書の締結について，それと都市計画の手続きの状況についてご説明いたします。３番目としまして，今進められています石岡駅橋上化推進検討委員会の検討状況ということで，駅舎のデザインについての検討状況について，ご報告させていただきたいと思っております。それでは，まず１つ目の駅橋上化をしております先進事例につきまして，内容を整理しましたのでご報告いたします。まず本編の１ページですが，最近，供用開始ないし整備を進めております日立駅，友部駅，岩間駅の事業概要につきまして整理をしております。具体的な説明の前に，それぞれの駅の状況につきまして２ページ以降にあります現況写真にてご説明させていただきたいと思います。前のスクリーンで併せて説明をさせていただきたいと思いますので，よろしくお願いいたします。まず日立駅の現況写真です。①は駅の内観の写真で，東西自由通路の内側の状況です。東の海岸口を背にして，西の中央口を撮影しております。西口となる中央口は平面での接続となります。地形的な関係で線路が下になっていますので，西側の奥になりますが，こちらについては平面での接続となっております。○○さんというデザイナーの方の設計でデザインが行われておりまして，両側につきましてはガラス張りというようなことです。こちら方面が南側になっておりまして，そちらには柱のところに隠れていますが，カーテンが用意されております。また，維持管理のための施設なども外側には併せて整備がされているという状況です。それでは続きまして，②でございます。丁度南側から駅舎のほうを覗いている写真になります。全体につきましては，先ほどと同じように，四角のガラス張りの駅舎となっております。右奥には，東口駅前広場に降りるための自由通路が都市計画道路の上を跨いで整備がされている状況です。続きまして③，西側になります。西口を出て，北側を見ている状況の写真です。中央口駅前広場の状況です。まだ整備が途中ですが，こちらがバスターミナルの状況です。駅前の整備が進められている状況の写真です。続きまして④につきましては，東口駅前広場から東口交流支援施設を覗いている写真になります。これが東口の交流支援施設でございます。こちらの奥が海側になりまして，こちらにつきましてはカフェが入っています。あとこちらについては，イベントができる施設となります東口交流支援施設でございます。⑦にありますように，これが６号バイパスの高架橋になってくるんですが，こちらの東口の施設からは，太平洋が見えます。丁度これが東口の交流支援施設からの風景でございます。非常に素晴らしいロケーションになっている施設でございます。⑤につきましては，いわき方面を背にして，自由通路の方向を覗いている写真でございます。全体としてガラス張りということでございます。⑥でございますが，こちらは丁度海岸口，東側になりますが，海岸口の入口付近の写真です。エスカレーターにつきましては，上下両方向のエスカレーターの整備です。奥の東口にコンクリートでできていますトイレが整備されている状況でございます。それでは続きまして，友部駅の現況写真でございます。①としまして，こちらは南口から駅舎を覗いている写真でございます。丁度南口の一般駐車場から駅舎を覗いている形でございます。基本的にこちらも矩形，四角をベースにしているデザインでございます。こちらの駐車場につきましては，30分無料で，以降30分を超えて１時間までは100円ということで，４時間を超えて24時間まで1,500円という有料駐車場でございます。同様に，北口にも有料駐車場が設けられてございます。続きまして，②でございます。これは中からになりますが，改札口付近の写真でございます。こちらが駅務室になって，左側が売店になっています。続きまして，③の北口の駅前広場部分での入口の状況の写真です。友部駅につきましても上下両方向のエスカレーターを整備している状況でございます。続きまして④ですが，北口を背に，南側に向けて，自由通路の内側の状況を写したものでございます。右側が南側になってきます。こちら側がすりガラスで足元のガラスのところを処理しております。両側ともガラスがベースで，こちらにつきましては，上が開いているような整備をしている状況でございます。左側には，清掃用の維持管理のための管理用通路が整備されております。続きまして⑤，北口から見た駅舎の状況でございます。南口同様，同じ形態のデザインで，駅舎のつくり方をしているところでございます。続きまして⑥，こちらはいわき側から自由通路及び橋上駅舎を見たところでございます。自由通路につきましては，トラスそのもので，それを印象付けるような形で自由通路ができておりまして，駅舎自体は水平軸をベースに四角形のデザインとしているところでございます。次に４ページになりますが，岩間駅の現況写真です。①現在橋上化工事が進められております。東口から駅舎を臨んだ写真でございます。丁度こちらにクレーンがありますが，西側につきましては，作業ヤードが取れないということで，手前に見えるトラッククレーンにて資材の積み下ろしをして，作業がなされているということを伺っております。資材の積み下ろしにつきましては，電車が往来しない夜間のみの作業ということで，き電停止時間としましては１時25分から３時40分という時間帯を狙って作業が進められている状況であると伺っているところでございます。また今回の橋上化に併せまして，東口につきましては駅前広場を含む3.1ヘクタールの土地区画整理事業が進められている状況でございます。続きまして②，こちらは西口からの整備状況でございます。現在骨組みが出来ている状況でございます。続きまして③，これは２階部の改札口を覗いている写真でございます。丁度この辺が改札口になって，こちらの柱がたくさん建っているところが駅務室の２階部分，駅務室自体はここに下に降りていくところがあるんですが，１階部分にもその機能が整備されるということで，２層で駅務室をつくっていく状況だと伺っております。④につきましては，自由通路の内側で，東口から西口を臨んでいる状況でございます。自由通路の幅員は４メートルで延長は40メートルです。まだできていませんが，コンパクトに物がつくられている状況でございます。⑤は西側から駅舎を覗いている状況です。これが現在の岩間駅の駅舎，その北側に新しく橋上化の橋上駅が出来るということでございます。続きまして⑥，いわき方面からの現在進められている状況写真でございます。丁度ここの囲いがあるところが，ホームの上の部分ですが，物の落下とかそういうものを防ぐための施設として囲みをしている状況で，まだ工事の途中です。こちらにつきましては，完成写真ということで，こちらも四角形をベースにデザインがなされているというようなことでございます。以上，今回の事例のイメージを持っていただいて，１ページに戻っていただきたいと思います。先進事例を表としてまとめております。基本事項としましては，駅の名称，整備期間，平成22年度の１日当たりの平均乗車数，こちらには降りた人数は含まれておりません。乗車のみの人数を記載しております。それと整備内容としましては，駅舎の面積，駅舎内の施設として，エレベーター，エスカレーターの有無及び上下方向の形態や基数，同様に自由通路の延長，幅員，施設としてエスカレーター，エレベーター等についてまとめております。また，整備している駅前広場の状況につきましても，併せてこちらに記載しております。事業費等の欄につきましては，橋上化に関連します総事業費とその内訳を記載しております。下から２段目は，維持管理に関するもので，年間の維持管理費と管理条例に関するものについて整理しております。参考としまして，基本構想時点での，今現在の石岡駅の計画案を併せて記載しております。内容につきましてご説明いたします。まず日立駅の状況でございます。橋上駅としましては今年の４月に供用開始をしております。先ほどありましたように，現在駅前広場の整備が進められている状況でありまして，駅舎内の自由通路のエスカレーターにつきましては，上り・下りともに設置しております。なお，中央口につきましては，先ほどありましたように，線路部分が一段低いということで，自由通路と駅前広場については平面での接続ということでございます。こちらには，自由通路の一部に動く歩道を設置しております。事業費としましては，今回の橋上化に伴いまして，駅前広場の整備と併せるような形で関連する９路線の整備，それと東口の交流支援施設などを含めまして，68億円強ということでございます。維持管理につきましては，条例化まではしないで，行政財産として管理していると伺っているところでございます。友部駅につきましては，石岡駅と同規模の駅舎，自由通路でございます。駅構内のエスカレーターは時間帯によって，上り専用と下り専用として，１つのエスカレーターを使い分けているということで，午前10時30分までは下り専用の利用形態と伺っております。以降は上り専用という使い方をしているということで伺ってございます。自由通路のエレベーターにつきましては，上り・下り別々に設置しております。維持管理つきましては，駅前広場も含めまして年間約1,600万円の費用ということで予算計上をしていると伺っているところです。自由通路，駅前広場につきましては，自由通路内での行為についての禁止事項や許可事項などについて，また，駐車場に関する，先ほどありまして料金等々につきます件などを条例化して施設を管理しております。続きまして岩間駅につきましては，現在工事中であります。計画している施設整備としましては，駅構内，自由通路ともにエレベーターのみの整備であります。利用者数1,372人ということで，コンパクトな施設づくりとなっている状況でございます。石岡駅におきましては，維持管理について，こちらに参考までに挙げておりますが，現時点で，自由通路や駅前のトイレ，ステーションパークの清掃費として年間約550万円が予算化されております。また，このほか，東口の駅前広場の駐車場管理費などが別途計上されているところであります。今後，橋上化に伴いまして，エレベーター，エスカレーターの保守点検費については先進事例を見ますと約500万円前後の保守点検費が必要になると見込まれます。その他，関連する維持管理費がかかると見込まれます。詳細につきましては，実施設計などを進めていく中で精査し，ご報告させていただければと考えております。今回，参考としまして，本編の５ページ，６ページに石岡駅と同程度の乗車数があります駅について，橋上化された事例を集めてございます。５ペーシには誉田駅，館林駅，袋井駅，それと６ページには亀岡駅，西大宮駅，西府駅ということで，それぞれの乗車人員，完成年，総事業費，駅舎・自由通路の規模，工事費等々，施設の中身等について記載をしてございます。ちなみに，館林市，袋井市，亀岡市は石岡市と同程度の人口，それと財政規模も似たような市の財政状況でございます。大体人口としまして80,000人前後，財政規模としまして280億から330億という財政規模での市でございます。同程度の人口であるから逆に乗車人数も同じような感じなのかと思いますが，袋井駅については現在石岡市と同じような整備状況で，今現在整備を進めているということで伺ってございます。なお，前回の特別委員会において使いました他市の整備事例で，前回の資料に日立駅・友部駅の整備費を記載しておりましたが，今回の調査で時点修正を受けまして，一部整備費の修正をしておりますので，併せて今回修正方，前回の資料になりますが，よろしくお願いいたします。以上，最近整備されました橋上駅の状況につきまして報告いたしました。 山本委員長）以上で駅舎橋上化の先進事例についての説明は終わりました。本件についてご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。 関口委員）本編の資料で１ページの石岡駅（計画案）で見ますと，国庫補助金が17.4億円，補助率で47.5％とありますが，これは確定しているのか。それともう一つは当然ＪＲの負担もあると思うんですが，ＪＲとの協議をして，ＪＲがどれくらい負担してくれるのか。そういうものも確定して始まっていると思うんですが，これは計画案ですからどうなのかわからないんですが，ここに書いてあるので，その辺しっかりと説明をしていただきたいと思います。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）国庫補助金の17.4億，補助率47.5％につきましては，現在都市再生整備計画というものを国に提出しまして，その承認を受けているという状況の基本的な額でございます。現時点の国に計画書を提出して，承認された額ということで認識してございます。それと先ほど，ＪＲからの負担金につきましてですが，後ほど覚書の中身に入ってくる内容になるんですが，具体的には覚書をベースに，その基本的な考え方を基に詳細を詰めていくということで，まだ確定した額については，決定したものがございません。今後詳細について詰めていくということでございます。 関口委員）先ほどの補助率ですが，日立駅・友部駅・岩間駅と比較しても補助率がかなり高いんですよね。これ本当にそうなのかと疑問に思ったものですから・・・。確定していればいいんですが，これがまた変わるようであれば，市の持ち出しがまた増えるので，その辺をお願いしたいと思います。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）まず１つ高いというのは，これは中活計画を受けた形で５％の上乗せがなされています。それと施設の整備に応じて，それぞれいろいろな事業がメニュー的に入ってきているんですが，それぞれの事業費に応じて，補助率を合算していくと47.5という結果ですので，今後施設整備費の額によっては変わっていく数字ではあります。駅舎についてはどうなのか，駅前広場についてはどうなのか，都市計画道路についてはどうなのかと，いろいろなメニューが入った中でパッケージとして，都市再生整備計画を作っておりまして，それぞれの施設における補助率が違うということが１つありまして，その合算の結果，計算したところ，47.5％というのが現時点のところでございます。それですので先ほど申し上げましたように整備を進めていく中で，それぞれの事業の道路とか駅前広場とか自由通路とか，そういう中で今後変動は出てくることはあります。 岡野孝男委員）１ページの日立駅と友部駅の維持管理費年間総額というのがありまして，日立駅は自由通路のみ，友部駅はそれ以外に駅前広場，これどういうふうな違いがあるのか。もしわかっていれば教えていただきたい。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）今回の資料そのものについては，各市にこういう項目で調査をお願いしたいということで回答していただいたものです。なお日立駅につきましては，今年の４月に供用開始ということで，見込みという形で記入されてきております。なお且つ，自由通路のみの計上ということで，駅前広場及び関連する周辺のものについては，多分今回は調査票に書いていただいていない状況ですが，友部駅については，日立駅もそうですが，実績が積み重なっているところがありまして，調査票にきれいに記入いただいたということで，ほぼ総額に近い形かと，うちのほうでは認識しております。 菱沼委員）資料の１ページですが，維持管理の条例ということで，友部駅は条例化済みということですが，日立駅がなしで，岩間駅が検討中と。石岡は今後検討していくということで掲載されているわけですが，そういう中で友部駅の条例の案文というのはありますでしょうか。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）インターネットでも拾えます。条例について載っておりまして，表題的には例えば１つとして，「笠間市営友部駅前広場駐車場の設置及び管理に関する条例」という表題で掲載されております。 菱沼委員）そういう中で今後石岡としても検討していくという部分においては，この条例化の部分を皆さんに，一応こういうふうな部分で友部駅では条例化をしているので，石岡としても検討したほうがいいんじゃないかということで，案文はホームページに載っているということではなくて，配ったほうがいいのかなと思いましたので，これは提案させていただきます。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）維持管理について今後整備する中で，お諮りするときに詳細な資料等を含めて，検討案のたたき台を出させていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。 山本委員長）ほかに質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので，この件は以上で終結いたします。 次に，今後の事務手続きについてを議題といたします。本件について，執行部から説明を求めます。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）それでは続きまして，今後の事務手続きについてということで，７ページにございます。先ほどもありましたようにＪＲ東日本との覚書の締結についてでございます。現在，締結に向けまして協議・調整を進めている段階にございます。その中でまず覚書の内容としては，基本的な事項を定めまして，円滑な実施を図ることを目的に，設計及び工事の施工区分，費用負担の考え方，完成後の施設の帰属と維持管理について確認するものです。内容については，具体・詳細については，今後，さらに協議により詰めていくこととしておりますが，現時点での主な内容ということで表示をさせていただいております。①設計及び工事の施工区分です。西口駅前広場は，市が主体となって行っていくということでございます。橋上駅舎，自由通路等につきましては，特に駅構内に係る施設となりますことより，鉄道用地内での安全管理も含めましてＪＲ東日本が主体となって行ってまいります。②費用負担の考え方です。西口駅前広場の整備につきましては，市が主体となるということで考えております。「都市計画による駅前広場の造成に関する申合せについて」という国交省通達により，ＪＲ東日本より造成費用の一部，並びに現在も駅前広場におきまして，ＪＲ東日本の所有地を使用しております約574平方メートルになりますが，これにつきましては引き続き，市が取得しなくても使用できるということで確認してまいります。２項目目の東西自由通路の費用負担につきましては，「自由通路の整備及び管理に関する要綱」によりまして，市が全額負担することとなります。橋上駅舎化につきましては，先ほどの要綱等より，原則，駅舎につきましては機能回復のための公共補償として，市が負担してまいります。但し，左下の米印にありますように，仮想地平駅舎建替相当額としまして，現在の駅舎等を整備したとした場合に要する費用から，現在の駅舎の残存価値を引いた額につきまして，また，乗換跨線橋撤去相当額，これは市が整備する自由通路整備事業で乗換え跨線橋が支障とならない場合ですが，改札内のエレベーターの設置費の３分の１相当額につきましては，ＪＲ東日本より負担がもらえることとなることを確認します。ですので仮想地平駅舎建替相当額，乗換跨線橋撤去相当額，それに駅舎内のエレベーターの設置について，１つのルールとしては，相当額を負担していただくということでの確認をするということでございます。それと③財産の帰属，維持管理区分です。７ページの右下にありますイメージパースをご覧ください。大きく２色の色分けがしてありますが，青い部分がＪＲ東日本が管理する部分で，エレベーター・エスカレーター・駅舎内の施設については，ＪＲが管理するということでございます。黄色の自由通路の部分は市が管理する部分です。自由通路との境界部につきましては，今後実施設計を進める中で，別途定めていくこととしております。④用地処理につきましてです。東西自由通路と鉄道用地が交差する部分につきましては，鉄道用地の上空を自由通路が通過しております。こちらにつきましては無償にて占用することを確認します。既存駅前広場内のＪＲ用地につきましては，先ほどの「都市計画による駅前広場の造成に関する申合せ」というものがございまして，先ほどご説明しましたように，引き続き用地の協力を受けまして，駅前広場として使用していくこととしております。それと新たに整備される西口駅前広場の用地につきましては，こちらも「都市計画による駅前広場の造成に関する申合せ」により，引き続き，用地の協力を受けられる約574平方メートルを除く部分につきましては，有償にて市が取得していくこととなります。金額，面積等につきましては，更に精査したあと，協議のもと，契約することとなります。以上が，現在，協議・調整している覚書の主な内容です。今回の覚書につきましては，これまでに締結されました先進地の覚書が基本的にベースとなっており，また，内容等につきましては，国土交通省の担当にも確認していただいて，ほかの事例との比較などをしてもらった上で，費用負担面の確認をしております。今後更なる調整を進めまして，締結につきましては，12月中を予定しております。次に，本編の８ページをご覧ください。都市計画の手続きについてでございます。11月１日に素案に対しまして意見を伺う公聴会を開催してございます。公聴会につきましては，４名の方から公述を受けまして，公述概要につきましては記載のとおりでございます。主な内容としましては，整備に関する要望，事業化に対する優先順位，財政的な面での話と考えておりますが，それとバリアフリー化への早期整備，都市計画の手続きや内容についての市民への情報提供のあり方についてでございます。②の検討結果についてですが，市としましては，これら公述されました内容につきまして検討した結果，現計画で進めていくことが最適であると判断しました。それによりまして原案により，都市計画法に基づく公告，縦覧，並びに意見書の受付を現在進めております。12月１日から12月15日までの２週間，公衆の縦覧に供しております。③の今後の手続きの流れとしては，公告，縦覧並びに意見書の提出という手続きを踏まえ，12月27日に都市計画審議会を開催し，諮問してまいりたいと考えております。審議会の答申を受けましたならば，１月上旬には県との最終協議を行いまして，中旬には決定告示に向けた手続きを進めたいと考えております。以上，現在進めております事務手続きについてご説明いたしました。 山本委員長）以上で，今後の事務手続きについての説明は終わりました。本件についてご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。 池田委員）まず本日は遅参いたしまして，申し訳ございませんでした。１点だけお伺いしたいと思います。今後の事務手続きの中の費用負担のところで，橋上駅舎化の費用負担について，米印但し書きとして「要綱・関係法令等により定められた」とございますが，この根拠になる法令・要綱等はどのようなものなのかお伺いいたします。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）基本的には丸の２つ目に東西自由通路の費用負担についてのところに米印がございます「自由通路の整備及び管理に関する要綱」というのをベースに考えてございます。それと関連するものといたしましては，もう１つ上の「都市計画による駅前広場の造成に関する申合せについて」ということで，国土交通省からきていますが，これに基づいての面積等々を含めて，そのルール化されたものをベースに今回の件が進められているということでございます。 池田委員）その点については，理解いたしました。あと１点，私の理解不足もございましてお叱りを受けるかも知れませんが，どうしても駅舎の橋上化，あるいはそれに伴う関連した施設の整備ということが全面に出ているわけですが，今現在建っている駅舎の解体費用，さらに自由通路の撤去費用等の費用負担については，どのような協議がなされているのか。あるいは協議がなされているとすれば，どのような費用の負担割合になってくるのかお伺いしたいと思います。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）先ほどありましたように申合せ，要綱等におきまして公共補償が出来るということ，撤去費用についても含まれているということで，全てこの費用負担の中に含まれた形でなされております。ほとんどが公共補償としてつくる上で，支障となるものに対して補償していくと。ただ先ほどありましたように一番下の但し書きのように仮想地平駅舎建替相当額，それとエレベーター設置費用の３分の１というものが主たるところになると思います。跨線橋については今後まだ詰めていかなければならないんですが，市側で負担する自由通路整備で支障とならない場合は，こちらは難しいところがありますが，こちらについては，今後詰めていきたいと思います。具体的な額の算定については，実施設計を進める中で詰めていきたいと思います。 池田委員）どうしてもＪＲ側が強くて，市側が弱い立場ということも理解できるわけですが，そういう中でも，それなりの応分の負担を求めていっていただければと思います。以上で質問を終わります。 菱沼委員）用地処理の中で，新たに整備される西口駅前広場の用地ということで約574平方メートル以内ということですが，今，市として考えているのはどれくらいを考えているのか。概算の面積と土地の価格についてお尋ねをいたします。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）面積的には1,700平方メートルぐらいになろうかと思います。単価については標準値で算出するという話があると思うんですが，駅舎ということでもありますので，単価的には今後の話になりますが，額としては１億強の費用になろうかという目論みではおります。 菱沼委員）約1,700平方メートルで１億円強ということで，この橋上化に向けての土地の取得は重要かと思います。しかしながら皆さんの血税でもございますので，そういう意味においては，しっかりと鑑定士を入れて，きちんと整合性を図った上での購入になっていくと思います。最大限の努力をしていただいて購入していただきたいと思いますので，よろしくお願いいたします。要望とさせていただきます。 山本委員長）ほかに質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので，この件は以上で終結いたします。 次に，石岡駅橋上化推進検討委員会の検討状況についてを議題といたします。本件について，執行部から説明を求めます。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）それでは続きまして，３．石岡駅橋上化推進検討委員会の検討状況についてでございます。９ページにありますように，現在，委員会では，駅舎等のデザインについて検討を進めております。内容的には，基本的に第２回検討委員会の本編の抜粋並びに別冊として資料編がございますが，こちらも検討委員会の資料の抜粋をしております。こちらを使いまして，検討状況につきまして概要をご説明させていただきます。具体的には，委員会と並行して実施しました，市民の方々によるワークショップからの提言案と第１回委員会の意見を基に，デザインを検討するということで，ご議論いただきました。まず本編の９ページをご覧ください。デザインを検討するにあたって，ほかの駅のデザインの検討状況を整理しております。１つの区分として，キーワードとしましては，地元産の材料をベースとしたもの，それと既存の駅舎の保存，活用要望からできたもの，それと地元における歴史をベースにしたもの，それと地元の観光資源をベースにしたもの，デザイナーの方を活用したものなどを，１つの分類として整理しております。詳細については，記載のとおりでございます。併せて具体的な駅については９ページの右側以降にそれぞれの写真を載せております。これらを基に，11ページにございますが，石岡駅のデザインについてはどうなのかということで，想定されるキーワードを整理しております。歴史，地元観光資源，その他ということで，たたき台として挙げております。12ページをご覧ください。先のキーワードをデザイン化することになりますが，それにつきましても，全国ベースでデザインイメージを比較しております。大きくＡ案，Ｂ案，Ｃ案の３つに分類し，検討を進める上での一助としております。内容としましては，Ａ案として，伝統的な日本家屋をベースとした駅舎です。Ｂ案としましては，最近の駅舎デザインとしては非常に多いものですが，近未来的な駅舎です。そして，Ｃ案でございます。こちらは，Ａ案，Ｂ案を融合した駅舎となろうかと思います。それぞれの案につきましては，主な事例を写真と説明文にて記載しております。続きまして，13ページに，石岡駅のデザインを考える上での基本的な考え方はどうしていこうかということを整理しております。まず検討に当たりましては，３つの大きなブロックで整理をしております。ア）では，これまでの検討内容の再整理をしております。上位計画等での市全体に渡る整備の方向性，次に，上位計画における石岡駅周辺地区の整備方針，そして，景観面からのキーワードの整理をしております。イ）につきましては，第１回検討委員会等での意見，ワークショップでの意見の整理をしております。検討委員会，ワークショップともに，石岡らしい駅にというご意見が多数出ております。これらを基にしまして，事務局案としまして，考え方をどうするかということでございます。ウ）におきまして事務局案の考え方の整理をしております。歴史に重きを置き，和をベースとしたデザインとしてはどうかとの考え方を提案しております。具体的なデザイン検討に当たっては，右下にありますように，歴史性を題材とした場合の検討材料，そして，景観としての検討としての評価項目を挙げて，検討をしております。続く14ページには，具体的にイメージ化するということで，ワークショップでも出てきましたが看板建築なるものがどうなのかということ。それと和モダンのイメージではどうなるのかということで，それぞれのイメージに近い駅舎の実例を整理しております。看板建築につきましては両国駅，館林駅，和モダンにつきましては，木下駅，宝積寺駅，どちらの駅も乗車数は2,200人，2,300人ということで，石岡駅の半分程度ということです。こういう駅をひとつのイメージとして考えています。これらを念頭に，今回のデザインのイメージパース案としまして，15ページに完成予想図の比較案をたたき台として委員会に提出をさせていただいております。併せてそれぞれの案についてご説明させていただきます。案１，案２につきましては，事務局案として提示をさせていただいております。案３，案４につきましては，検討委員会と並行して，市民の方からなるワークショップで議論をしていただいた提言案として案３，案４というものが提案されてございましたので，これをたたき台として委員会に出しております。具体的な内容ですが，資料編の８ページ，９ページにイメージパースの拡大したものを記載しておりますので参考としてください。それと10ページにつきましては，案の１から４の出てきた参考となる建物，イメージを，こういうイメージでつくっていますよという説明をしたものを10ページに載せておりますので，この辺も併せて見ていただければと思います。まず，本編の15ページの比較表の案１につきましては，看板建築を題材にしたものです。参考としましたのは，資料編の10ページにありますが篠塚本店，今現在はありませんが，古代ギリシャ・ローマ様式を取り入れた建築をベースにしております。案２につきましては，和モダンとしたものです。資料編の10ページにありますように，西口の駅前通りであります御幸通りからの視線を受け止める形で「都市の床の間」としてのイメージを形にした駅舎です。軽快で，モダンなものとなっております。案３につきましては，現存はしておりませんが，国衙をベースにしたもので，つくば市の平沢官衙を参考としております。常陸国の中心であった歴史性をアピールする駅舎です。続きまして案４につきましては，案１同様に看板建築をベースにしたものです。こちらは，資料編の10ページにありますように，十七屋履物店及び久松商店などをベースにしてはどうかということで，半円形アーチを取り入れたもので，看板建築でも彩色され，デザイン性に凝った建築物を参考にしております。案１と同様に，こちらも将来に向け，まち中に残る看板建築との連続性をイメージしたものです。これらにつきまして，委員会で出されました意見としては，①地震等災害に強い施設にして欲しい。②デザインを先行しないで，費用面，機能面の充実も図って欲しい。③現在の駅舎の面影を新駅舎に取り入れて欲しい。④駅舎に木を入れて欲しい。⑤見た人が石岡を強くイメージできるものとして欲しい。⑥第３案については瓦を使うべきではないかと。旧八郷には，瓦を焼いてきた歴史があるということでございます。⑦玄関に風格が欲しい。入り口部分は大切である。東口もそのように検討して欲しい。⑧駅舎にはメンテナンス施設が必要であり，デザイン上の考慮を願いたい。⑨概算でいいが，費用面での整理もして欲しい。⑩駅舎だけではなく，周辺も取り込んだ景観づくりとして整備して欲しい。委員会では，和ベースで，比較案としてはＣ案の融合した案で進めることとされたところです。次回の検討委員会は，12月末に，今回出されました意見を再度提示して確認をしていただくということで考えております。またその議論いただいた内容につきましては，市民アンケートを実施しまして，１月末を目途に，委員会として市長への提言案を策定いただくこととしております。なお，ここで資料編の内容につきまして，説明させていただきます。資料編につきましては，先ほども申し上げましたように第２回検討委員会の資料の抜粋です。表紙の目次をご覧ください。内容としましては，資料１にはデザインを検討する上で参考としていただくために，石岡駅の写真を取りまとめております。この中で，３ページをお開きください。赤線で囲んだところが橋上駅となる空間を示しております。この写真では，今回の事業において予定しております電線類の地中化をイメージしまして，電線類は取り除いております。資料２は，市民の方々のみで議論してもらいましたワークショップの成果をまとめたものです。４ページになりますが，ワークショップということで10代から60代の方，幅広い年齢層の方に来ていただいて，司会進行だけをこの事業の取りまとめをしていますコンサルタントにやっていただきまして，あとは基本的に市民の方のフリートークに基づいて，この提言案を作っていただいたワークショップの成果を載せております。５ページに，その考え方を示しております。６ページ，７ページにつきましては，デザインに対する考え方，新しいまちづくりについてということで市民の方の考え方を記載しております。こちらについては，後ほどご覧いただければと思います。以上で説明を終わります。駅舎デザインへの考え方，イメージパースへのご意見等伺えればと思います。よろしくお願いします。 山本委員長）以上で説明は終わりました。本件についてご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。 池田委員）ただ今，４つの案が示されたわけでございます。それぞれに考え方に基づいた意匠であるということは理解できますし，あるいはワークショップをはじめ，市民の方々の意見も十分に取り入れられたデザインであろうと思います。そこで具体にお伺いいたしますが，様々な意匠をこらしているわけでございますが，材料により若干の変動はあるにせよ，単刀直入にお伺いいたしますと，費用の高い順にいきますと，どのような順番になるのか，確認の意味でお伺いいたします。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）同じようなご意見が検討委員会の中でもありまして，次回には概算額を提示するということで考えております。その中で，ひとつの流れとしては，お金が高いとすれば１案・４案は，少し高くなるだろうというような話で，２案・３案については，シンプルな形状でございますので，デザイン面からの費用としましては，１案，４案，あと２案，３案が少し離れた形での費用になると考えているところでございます。ただ使う材料によっても変わりますので，その辺も含めまして考えていく必要があるかと思います。 池田委員）考え方のベースにあるのは，やはり機能性を確保することが最大の目的で，それに伴うものが見た目，外観であり，意匠であると思いますので，まず機能を最優先に，さらに石岡らしいものが当然いいと思いますので，これからもご検討をいただければと思います。以上です。 山口委員）私個人的にですが，どちらがいいかと言うと，１番と４番で４番が個人的には・・・。 〔「まだ，そこまでは進んでいない」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ご意見として，参考として検討委員会のほうにお伝えいただけるものと思います。 都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）今，和をベースに石岡らしいものという点についてはご理解をいただけるのかなと考えているんですが，この部分についてご意見をいただければと思います。 山本委員長）委員の皆さん，如何でしょうか。 山口委員）先ほど，つくばのほうのイメージがありましたが，石岡らしさを中心にもっていってもらったほうが・・・。 池田委員）ただ今「和」，「なごみ」ですかね，これは第１次石岡市総合計画の中に「風と時が輝く“和”のまちいしおか」というようなことで登載されておりますので，そこからのイメージであろうかと思いますが，今現在新たな総合計画を策定中でございます。企画部長も出席されていますので，今現在策定されつつある，あるいは策定中の総合計画の中に，この「和」というフレーズが残されるのか，生きてくるのか，その点確認の意味でお伺いいたします。 企画部長）今現在新たな総合計画策定の中で，「和」という言葉自体をキーワードで使うかどうかは別にいたしまして，やはり協働，あるいは共生，市民と行政の協働・共生，共生は自然と歴史の共生という意味もございますが，そういう意味で「和」というコンセプト，考え方というんですかね，そういうものは取り入れて行きたいというふうに考えています。 山口委員）歴史のまち石岡だったんですが，これからは歴史と文化のまち石岡というイメージをつくって欲しい。私は４番が希望です。 山本委員長）ほかに質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので，この件は以上で終結いたします。 暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 山本委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。 ほかに質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので，この件は以上で終結いたします。 次に，その他として企画部から発言を求められておりますので，これを許します。 企画部次長兼企画課長）各委員の皆様のお手元にいっております，かしてつバス（ＢＲＴ）の利用状況についてというＡ４判，１枚の資料をご覧いただきたいと思います。石岡駅周辺整備のエリアにＢＲＴターミナルが整備されることから，関連といたしまして，かしてつバスの利用状況についてご報告をさせていただきたいと思います。昨年の８月30日，全国初の公設民営方式によりまして，かしてつバスが開通してから，早いもので１年２か月が経過いたしました。開通から本年11月までの石岡駅から小川駅間の利用者の推移を見てみますと，本年４月まで900人前後の利用者数で推移をして，ほぼ横ばいの状況でございました。本来であれば４月の利用者数は，３月11日の東日本大震災の影響を受け，大幅に落ち込むことが懸念されておりましたけれども，かしてつバスは震災の影響を受けることなく運行され，遺憾なくその存在を示したところでございます。また，例年１月から３月にかけまして高校３年生が自由登校となり減少傾向であったものが，大きな減少もなかったことは，ＢＲＴの強みであります定時性と速達性による利便性効果が浸透してきたものと考えております。５月に入りまして，大台の1,000人を開通後初めて超えまして，８月の学生の夏休み期間を除いて５月から11月まで1,000人前後の利用者数で推移しております。今後，平成25年度までの目標といたします１日1,600人に向けまして，さらなる利用促進のための活動が求められているところでございます。現在取り組んでおります「かしてつバスサポーターズクラブ」の拡充や沿線自治会との協力によります沿線の魅力アップを図るためのアジサイの植栽や地元事業としてのイルミネーション事業，多くの方に知っていただけるようニューズレターの定期的な発行など，積極的に取り組んでまいりたいと考えております。次に，かしてつバス利用における茨城空港の乗降者数の推移でございます。茨城空港バス停留所の本年４月から11月までの平日及び土日の乗降者数の推移でございますが，平日及び土日ともに利用者数が増加してございます。しかしながら，茨城空港からワンコイン500円で東京駅までの高速バスが運行されていること，あるいは空港内の駐車場が無料で利用できることなど，利用者への利便性をかなり手厚くしていることからも，ＢＲＴの今後のさらなる利用者の拡大を図ることは大変厳しい状況にあることは事実でございます。以上，簡単ではございますが，かしてつバスの利用状況について，報告をさせていただきました。 山本委員長）以上で報告は終わりました。本件についてご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので，この件は以上で終結いたします。 次に，経済部から発言を求められておりますので，これを許します。 商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長）それでは私からは御幸通り小型ＬＥＤ街路灯設置事業について，ご説明申し上げます。資料としてお手元に２枚配付させていただいております。それでは説明に入らせていただきます。ボラードとは御幸通りの歩道に設置してあります石で出来た支柱でございます。ボラードは車の進入を規制する目的で設置してあり，歩行者を守るものでございます。現在設置されているボラードは，茨城県土浦土木事務所において，電線地中化事業を実施した際に，設置したものでございます。なお，市の負担はございません。今回の小型ＬＥＤ街路灯設置事業設置に至った経緯につきましては，平成22年２月中心市街地活性化シンポジウムの席で，高校生から通学の際，夕方になると通りが暗いとの声が上がり，また商店街利用者からも同様の声が上がったため，御幸通り商店街から街路灯の設置要望が出されました。当初，管轄である茨城県土浦土木事務所へ相談に行き，ボラードにＬＥＤを組み込む予定で相談を持ち掛けましたが，現在設置してあるボラードは碑も入っており，既存のボラードの改造，又は撤去は認められないとのことで，ＬＥＤ街路灯の設置は，既存のボラードとボラードの間に設置するよう指導を受けました。その後におきまして，ＬＥＤ街路灯設置本数の分において既存のボラードを撤去し，小型ＬＥＤ街路灯を設置してもよいとの回答がございました。現在御幸通りには，道の両側合わせて約220本の既存のボラードがございます。今回のＬＥＤ街路灯の設置本数ですが，36基を予定してございます。街路灯の設置に伴い，配電盤の設置も６基を予定しております。街路灯の設置場所ですが，２枚目の資料にお示ししております黄色の枠で括っておりますが，この中におきまして，照度調査の結果に基づき，具体的な設置場所は決定しておりませんが，均一に設置を試みる計画でおります。また，何本か悪質ないたずらによりまして，破損しているボラードもございますので，土浦土木事務所を交え協議し，撤去も考えているところでございます。なお，実施予定のＬＥＤ街路灯設置事業主体ですが，御幸通り商店街振興組合であり，これは地域商店街活性化法の認定を受け，実施するものでございます。工事の時期は年明けの１月を予定しております。小型ＬＥＤ街路灯は，車止めとしての役目も果たしまして，防犯灯の役目も果たします。またＬＥＤ照明のため，必要最小限の電力で，夜のまちを演出し，景観を美しくする効果も期待されます。以上でございます。 山本委員長）以上で報告は終わりました。本件についてご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。 菱沼委員）御幸通りの小型ＬＥＤ街路灯ということで説明があったわけですが，１月から整備がされるということで，完成予定はいつ頃でしょうか。 商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長）工事完了は２月末を予定しております。 菱沼委員）そうすると事業費的には幾らぐらいになりますか。 商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長）総事業費ですが，1,196万円でございます。 菱沼委員）それは一般財源ですか。 商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長）この事業につきましては，国のほうが３分の２の補助ですので，残りを市と事業者で按分ということでございます。 山口委員）この問題とはちょっと違いますが，別なことになりますが，駅周辺と言いますか，御幸通りの件について，今歩道が広くなって，道路が狭くて車を寄せることができない。これはまちの中から出ていないですか。道路が狭いとか。今日の問題とは違いますが・・・。 都市建設部長）御幸通りから中町もそうですが，これにあたって，地元との協議がなされたという話を聞いてございます。そういう中で歩道のところにボラードがありますが，それをやらないで，一時的に車が止められるようにというような話が出たということも聞いてございます。そういう中で，歩行者を守るという観点から何かしらのガードするものは設置せざるを得ないという結論に至ったところでございまして，今のボラードが設置されたというような経過を聞いてございます。そういう中で，原則駐車禁止というような形になってございますので，そういうような警察の取り締まりも含めまして，現在のボラードの中で車・歩行者，それぞれの通行を確保している状況でございます。 山口委員）商店街の方々は歩道が広くなって，おまつりの時なんかは，あそこに店を出すにはいいかも知れませんが，商店街としてみれば，車をちょっと止めても，カギヤさんの前の辺りなんかもすれ違いができなくなってしまうんですよね。やっぱり調整できるのであれば，全体的ではなくて，ある程度へこますことができればいいんじゃないかと，そういう意見がありますので，検討してみてください。 菱沼委員）先ほどのＬＥＤの件ですが，36基を整備されるということですが，この明るさですが，実際１つのＬＥＤでどれくらいの明るさを，比較的御幸通りなんで，そんなに暗いところではないかと思いますが，照らす面積と言いますか，１灯に対してどれくらいを照らす状況になっているのか，わかればお尋ねしたいと思います。 商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長）現在，照度調査の結果がまだ出ていないものですから，その辺につきましては後ほど資料を揃えさせていただきたいと思います。 菱沼委員）36基の照度的なものを考えた時に，調査をしているかと思いますが、それによって本数とか場所が明確に決まってくると思うので，この点をきちんと精査した上で，バランスよく，ひとつのアート的な部分もあると思うんですね。見た目にＬＥＤはきれいですし，またひとつの安全・安心の街路灯になるわけなんで，そういう意味においては，バランスと明るさの問題は重要だと思いますので，しっかりと精査をしていただいて，２月末までに完成できるようにお願いしたいと思います。以上です。 関口委員）今ですね，中心市街地のＬＥＤの説明と企画のほうから，かしてつバスの利用状況ということで説明を受けたんですが，私は昨日，両常任委員会を傍聴いたしまして，この説明をしているんですよね。ということは，これは特別委員会だからやっているわけでありまして，なぜ常任委員会でやったものを，また特別委員会で出してくるのか。そういうことが私は腑に落ちないんですが，これを逆に言えば都市建設委員会の中で，駅周辺整備の事業は審議できると思うんですが，委員長この辺はどうなんでしょうか。 山本委員長）暫時休憩いたします。 ― 休 憩 ― 山本委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。 ほかに質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので，この件は以上で終結いたします。 その他としてほかに発言はございませんか。 池田委員）本日の特別委員会の中でも，様々な角度・視点から新たに建設しようとしている駅舎について，ご説明があったわけでございます。そういったことを踏まえまして，各地の先進事例の紹介もあったわけですが，遠隔地に行くということではなく，県内に目を向けても，完成をみた駅舎もございますし，あるいは新たな鉄道の敷設によって，これは県南地区ですが，駅を含めた街の形成がなされたところもあるようでございますので，より詳しく調査・研究する観点から，先進地の視察を委員長においてお取り計らい願えればと思いますが，よろしくお願いいたします。 山本委員長）ただ今，池田委員からご提案がありました件に関しまして，ご意見等ございますか。 岡野孝男委員）私も池田委員に賛成ですが，やはり県内で，遠くに行かなくても事例がありますので，検討する上では，今日のようなものもいいですが，限度があるということで，やはり現地を視察して，その中で委員の皆様に，いろいろ検討していただくことも大事かなと思っております。以上です。 菱沼委員）私も駅橋上化推進検討委員になっておりまして，そういう中で今の推進検討委員会の中では，現地視察ということはないようですが，そういう中で我々としても本特別委員会の中で，しっかりと今「和」ということがありましたので，そういうことを踏まえて，現地に何か所か早めに行ければと思っておりますので，よろしくお願い申し上げます。 山口委員）私も都市建設委員を16年やっていますが，やはり橋上駅をいろいろ見てきましたが，都市建設からこちらに移っているんで，私たちは見ているんですが，まだ見ていない人がかなりいると思うんで，石岡と大体予算的にバランスが取れるようなところを見る必要があると思います。 山本委員長）私のほうから申し上げます。今日の委員会において，都市建設部駅周辺整備推進室から駅舎橋上化の先進事例の報告があったわけですが，私どもも出来る限り，近隣の先進事例を視察したいということで日程を調整し，受け入れ先，視察先の自治体にも協力を求めたんですが，議会開催中ということで日程調整が出来ませんでしたので，今回は駅周辺整備推進室にお願いいたしまして，今日のような資料を提供していただきました。池田委員の提案を受けまして，皆さんからそれぞれ，是非視察をということでご意見を賜りましたので，先ほど説明がありました，今後の手続きの進め方として，検討委員会の進行に合わせて，特に市民アンケートを実施するまでに視察の調査内容が反映出来るように日程調整をして，出来るだけ早い時期に視察が実施できるよう進めてまいりたいと思いますので，よろしくお願いいたします。なお，日時・場所については，委員長にご一任いただきたいと思いますが，これにご異議ございませんか。 〔異議なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。 鈴木米造委員）今委員長が視察を行うということですが，予算の関係はどういうふうに考えているんですか。 山本委員長）具体的に私が考えていますのは，皆さんにお諮りしなければなりませんが，市のバスを使って，できるだけ議会費の支出を最低限に抑えて，効率的な視察をしたいと考えております。 山本委員長）その他として，ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）発言なしと認めます。次回については，駅舎橋上化の更なる検討状況等について説明を受けたいと思います。具体的な日程については，先ほどの視察の件を含めまして，事務局と調整のうえ，お知らせいたしますのでよろしくお願いいたします。以上で，本日の石岡駅周辺整備対策特別委員会を閉会いたします。 | ||||||||||||
