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議会中継
  


平成23年度 石岡駅周辺整備対策検討委員会

 第5回委員会 (2月17日)
出席委員 山本 進委員長,鈴木行雄副委員長,山口 晟委員,鈴木米造委員,島田久雄委員,岡野孝男委員
菱沼和幸委員,池田正文委員,関口忠男委員,谷田川 泰委員,勝村孝行委員,野口伸隆委員
市執行部 企画部次長兼企画課長(宮本秀男)
商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長(菊地正樹)
都市建設部長(沼田 耕),都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長(池田 久)
議会事務局 議会事務局長伊野忠好),庶務議事課係長(神谷一美),庶務議事課係長(飯田英男)


山本委員長)ただ今から,石岡駅周辺整備対策特別委員会を開会いたします。本日の審査は,石岡駅周辺整備対策特別委員会報告書(案)についてであります。次に,本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりでございます。これより議事に入ります。石岡駅周辺整備対策特別委員会報告書(案)についてを議題といたします。前回の委員会において,石岡駅橋上化推進検討委員会での検討状況等の説明を受け,当委員会として駅舎及び駅周辺整備を含めたまちづくりについて提言をしていくこと,またその提言を含め,平成24年第1回定例会に当委員会の最終報告をしていくことと決したわけであります。これを受けまして,当委員会の報告書案を作成いたしました。案文については,先日各委員に配付いたしましたとおりであります。内容につきましては,各委員におかれましてご承知いただいていると思いますが,確認の意味で事務局から説明をお願いしたいと思います。

議会事務局長)それでは報告書案についてご説明申し上げます。本報告書案につきましては,事前に委員の皆様方に送付してございます。確認という意味で報告書案の概要,構成についてご説明させていただきます。最初に1ページでございますが,はじめに,当委員会の設置について,その目的と委員会構成について記載してございます。次に,3番の委員会の審査概要及び経過から5ページの上段までは,1月27日の笠間市への先進地視察を含め,第1回から前回第4回までの委員会の概要と質疑応答について記載しております。なお,委員会の経過の中で,4ページの第5回,これは本日の会議でございますけれども,それから定例会中に予定されてございます第6回について,これらの部分については,今後の記載となってまいります。続きまして,5ページ中段から7ページまででございます。こちらはこれまでの委員会審査を踏まえた中で,執行部から示されたものでございます。駅周辺整備に関するこれまでの経緯,現状,基本的な考え方,今後の見通し等についてまとめたものでございます。続きまして,8ページから11ページまででございます。こちらは前回の委員会において当委員会から提言することと決しました,駅舎等のデザインと,駅周辺地区のまちづくりについての提言の部分でございます。まず,提言1の駅舎等のデザインとして,前回の委員会の結果から,9ページにございますデザイン提言案1,提言案2の2案併記となっております。次に,10ページから提言2の駅周辺地区のまちづくりへの提言として,前回の委員会で出されました意見を踏まえまして,提言事項をまとめております。そして,最後に,「終わりに」ということで,この報告書を最終報告とする考えでまとめております。以上が,今回,お示しされております報告書案の概要でございます。よろしくご検討いただければと思います。以上でございます。

山本委員長)ただいま説明があったわけでございますが,報告書案についてご意見をいただきたいと思います。

菱沼委員)私も一昨日事務局から持参していただきまして,石岡駅周辺整備対策特別委員会の報告書(案)ということで読ませていただきました。かなり内容も綿密にまとめられておりまして,非常にすばらしい内容であると,私は思います。1点確認の意味でお伺いしたいんですが,1月25日に総合計画審議会から答申が出されておりまして,その部分においては,テーマとしては,先日の全員協議会で市長からありましたが,「誰もが いきいきと暮らし 輝くまち いしおか」を目指してということであります。そういう中で以前はこちらに書いてあるとおり,「風と時が輝く“和”のまちに息づく駅舎」ということで,そういう中でずっと進んできたわけですが,そういう中で先日の全員協議会の中でも,市長から話があったとおり,あくまでも総合計画が上位法であるという状況の話があったわけでございます。そういう中で「誰もが いきいきと暮らし 輝くまち いしおか」という部分のテーマを何かしら盛り込んでおかなくてはいけないのかなと私は思ったものですから,これについてどのようなお考えかお尋ねしたいと存じます。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)今回のデザイン検討に当たりましては,総合計画と並行して進めてきた経緯がございます。推進検討委員会につきましても,同様な進み方をしてまいりました。基本的には総合計画,あと都市計画マスタープランをベースに,このデザイン検討を進めてきたということで,そのまま一対一対応までは検討してございません。ただ,そこにおける思想的なものを取入れる形で,ここで言うデザインに対する提言でございますが,そちらのほうを取りまとめてきたという経緯でございます。そういう意味では,自然と歴史というものについて着目して,デザイン案をつくるという思想を,このデザインコンセプトとしてきた中で,確かに今で言うと前回の総合計画のキャッチフレーズを活用したような表現にしていますが,この辺につきましては,継続的に,まだまだ市としても生かしていってよろしいのかなというようなことも含めて,推進検討委員会のほうでも同じような議論をさせていただいたかと思っております。そういう意味では,風,時,自然と歴史というものを生かしながら,輝くという中で,だれもがいきいきと暮らすという意味での,輝くという中に,いきいきと暮らすという考え方を取り入れたというふうに理解していただくのが,よろしいのかなと今考えているところでございますが,その辺についてもご議論いただければと思っております。

菱沼委員)ご答弁ありがとうございます。私としては,この駅舎が平成27年に完成予定ということであります。そういう中で,新たな24年度から10年のスパンで総合計画が作られているわけでございます。そういう中で,この前の部分の総合計画の1つのコンセプトも十分わかるんですが,ただ,今言われるように「誰もが いきいきと暮らし 輝くまち いしおか」を何かしら盛り込んでいかないといけないのかなと。せっかく,総合計画審議会の金井会長から答申が出されている以上は,それをしっかりとこの提言の中にも,組み込んでいかなければいけないのかなと私は思っております。以上です。

山本委員長)ただ今,菱沼委員より駅舎のデザインの提言がございました。新しい総合計画との整合性等についてのご意見があったわけですが,この点を踏まえて,提言書案の中身の検討を加えていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。ほかにご意見ございませんでしょうか。

池田委員)私から1点だけ,これもまた確認の意味でお伺いをしたいと思います。基本的には駅舎の整備については機能性を最優先にすべきだというのが,第1の私の考えでございますが,それに併せまして景観の問題があるわけですね。デザイン提言案1ないし2については,いずれも西側から見たものが,提示をされているわけでありまして,しかしまた一方においては,いわゆる東側から見たデザイン・景観については,一向に示されていなかったと思われるわけですが,これらについては,どのようになっているのか確認でお伺いしておきたいと思います。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)同じようなご意見が橋上化推進検討委員会の中でもありました。基本的には,この西側,主たる景観の場所になるところからの,まずデザインをベースに,それを東側にも同じ趣旨のもので展開していくということで,絵柄としての整理としては,まずこちらを固めて,その次の段階として自由通路のほうまでということでの,ちょっと予算の関係も実を言いますとありまして,整理としては,メーンとなるところをまず整理をさせていただいて,その次の段階で,それを生かした形のデザインづくりをさせていただくということでご理解をしていただいたところです。そういう意味では予算面との関係の中で,全体の鳥瞰とか周辺の環境というものについて,出来るだけ入れ込んでもらうつもりではいたんですが,景観としては西側を主に,今整理をしたという段階のものとしてご理解をいただければと思っています。

池田委員)概ね理解をいたしました。西側については,私から申し上げるまでもなく,商業地域,東側については住宅地域というような,地域の性格上の違いもあるわけでございますので,その点も今後織り込んでいっていただければと,そのようにお願いをしておきたいと思います。以上です。

岡野孝男委員)バリアフリーのことで質問しますが,これはエスカレーターとエレベーターに関して,バリアフリーを進めるとなっていますが,例えばトイレとか赤ちゃんの授乳とか,そういうようなスペースを考えているのかどうか。トイレについても障がい者に使いやすいようなトイレを想定しているのか,その辺についてお伺いいたします。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)「エレベーター・エスカレーターなど」という表現のほうが良かったのかと思うんですが,基本的にはユニバーサルデザイン並びに人にやさしい条例等々がありますので,その辺の条例を踏まえて,その施設造りについては,基本設計・実施設計の中で形にしてまいりたいと思っています。その中で,利用者のご意見等々を,前回の委員会でもございましたが,反映していただきたいというご意見もございましたので,その辺の施設造りについては,ご意見を伺いながら形にしていきたいと思っています。トイレとか場合によっては,手摺りですか,そういうものも含めて,全体として必要なバリアフリー,ユニバーサルデザインなるものについては,検討させていただくことで考えていますので,その点ご理解いただければと思っています。

岡野孝男委員)今の県庁のトイレは非常に障がい者に不評なトイレだそうですので,最新であっても,実際障がい者にとって不評なトイレが出来上がったのでは,それはよろしくないわけで,1日何回かは,健常者でも障がい者でもトイレへ行くわけですから,その辺の配慮をよろしくお願いしたいと思います。以上です。

菱沼委員)2つお願いがありますが,1つは先ほど室長のほうからは,予算関係がいろいろあるんだという話がありましたが,今回の駅舎の部分においては36億6,000万円という莫大な,石岡市においては大事業だと思っております。そういう中で,市民の皆さんにも納得していただくような,やっぱりイメージと言いますか,駅舎が必要だと思うんですね。そういう中で,確かに予算という部分においては,ない袖は振れないと,よく言われますが,そういう中でただそれだけのお金をかける以上は,やっぱりいいものを造り上げてきてもらわなければいけないのかなと思います。これが1点と,あと1点は,ある程度これでパース的なものが出来てくると思います。あと何回かやる中で。そうなってきた段階で,やっぱり本庁にきちんとパース的なものを,きちんとこういうイメージで,立体的なものを本庁に置けば,市民の人が見たときに,今度の駅舎は,こういうふうに出来るんだ。これならいいねというふうになっていただける。そうすると自ずと市民の皆さんも,どんどん参画してくれると思うんですね。これならいいね,と言っていただけるように,そうなっていかないと,本当の協働のまちづくりになっていかないのかと思いますので,この2点だけをお願いしたいと思います。以上です。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)委員ご指摘とおり,模型なるものを今後のデザインの確定を進める中で,作成のもと,市民の方に見える形で展示してまいりたいと思っています。それと同時に大きなプロジェクトでございますので,市民の方々へ,今第1回目の市報への掲載をさせてもらっていますが,その進捗状況等については,何らかの形で公表をしてまいりたいと考えておりますので,ご理解いただければと思います。

山本委員長)ほかにご意見はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,ほかにご意見がないようですので,ただいま各委員からいただきました意見を報告書案へ反映させ,最終的な報告書案として次回の委員会で皆さんへお示しし,お諮りしてまいりたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 その他として発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)私から1点,補足させていただきます。報告書案の12ページ,13ページに資料を添付しておりますが,こちらの出典を明示しませんでしたので,これにつきましては出典を明示するように修正をしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。また,皆さんから頂戴いたしましたご意見のほかに,一部表現の統一等の校正が必要な部分もございますので,これらの部分については,委員長において校正し,最終報告書案として,次回の委員会にお示し,お諮りしてまいりたいと思います。ほかにないようですので,以上で石岡駅周辺整備対策特別委員会を閉会いたします。

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