〒315-8640
茨城県石岡市石岡一丁目1-1
Tel 0299(23)1111 内線310

gikai@city.ishioka.lg.jp

議会中継
  


平成23年度 石岡駅周辺整備対策検討委員会

 第6回委員会 (3月21日)
出席委員 山本 進委員長,鈴木行雄副委員長,前島守雅委員,山口 晟委員,島田久雄委員,岡野孝男委員
菱沼和幸委員,池田正文委員,関口忠男委員,谷田川 泰委員,勝村孝行委員,野口伸隆委員
市執行部 企画部長(鈴木幸治),企画部次長兼企画課長(宮本秀男)
経済部長(市村 明),経済部次長兼農政課長(前沢洋一),商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長(菊地正樹)
都市建設部長(沼田 耕),都市建設部次長兼建築住宅指導課長(前島 晃),都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長(池田 久)
議会事務局 議会事務局長伊野忠好),庶務議事課係長(神谷一美),庶務議事課係長(飯田英男)


山本委員長)ただ今から,石岡駅周辺整備対策特別委員会を開会いたします。本日の委員会は,お手元に配付いたしました協議案件書に示すとおり,当特別委員会に付託されました議案及び石岡駅周辺整備対策特別委員会報告書についての審査であります。次に,本日説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。これより議事に入ります。初めに,議案第14号・平成23年度石岡市一般会計補正予算(第8号)のうち石岡駅周辺整備対策特別委員会の所管に係る部分を議題といたします。本案について執行部から説明を求めます。なお,発言は挙手によりこれを許します。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)私から議案第14号・平成23年度石岡市一般会計補正予算(第8号)に係る駅周辺整備推進室が所管する部分についてご説明いたします。初めに,石岡駅周辺整備事業におきます平成23年度補正予算の概要でございます。西口駅前広場の拡張整備におきまして,移転をお願いしております地権者1名の方との協議に時間を要することから,関連します予算の一部減額をお願いするものでございます。これに関しましては,再度平成24年度に予算計上をさせていただきまして,道路用地として取得を目指してまいりたいと考えております。具体的には補正予算書の52,53ページをお開き願いたいと思います。歳出については,2つ目の欄の款8土木費の中でございますが,右側の説明欄の下ですが,石岡駅周辺整備事業,22家屋補償2,000万円の減額ということでございます。また,この歳出の減額によりまして,歳入につきましても減額ということで,合わせまして見直しをしております。内容としましては,戻っていただきまして,38,39ページをお開き願いたいと思います。款14国庫支出金でございます。右側の2つ目の欄,節3都市計画費補助金でございます。社会資本整備総合交付金のところでございますが,この社会資本整備総合交付金を活用している事業といたしましては,駅周辺整備事業と歴史のみち整備事業並びに中心市街地活性化事業の一部が入ってございます。それらを含めまして,駅周辺整備事業の進捗状況等を踏まえまして,先ほどの減額と共に,橋上駅舎化,東西自由通路等の整備が集中します時期に国からの交付金を投入することといたしまして,今年度は全体で3,900万円を減額するものでございます。同じく歳入につきまして,次の40,41ページになりますが,一番下の欄の款21市債でございます。その中の3つ目の項目になりますが,土木債の節2都市計画債につきまして,先ほどの交付金の変更に伴いまして,起債充当率を事業費に対しまして,当初75%で見ておりましたけれども,90%まで見直しできるということから,今回90%の限度額を目途に6,100万円を増額変更するものでございます。また8ページに戻っていただきたいと思いますが,これに伴います地方債の補正としまして8ページのとおり6,100万円を増額するということでございます。次に,また戻っていただきまして5ページになります。繰越明許費でございます。一番下の款8土木費,項4都市計画費の石岡駅周辺整備事業ですが,昨年の東日本大震災の影響を受けまして,協議手続きが大幅に遅れ,基本設計などを進めておりましたけれども,関係機関との協議に時間を要しましたことから,2億7,628万9,000円の繰越しをお願いするものでございます。主な内容としましては,関係機関との調整に時間を要しましたことから,東西自由通路や駅舎の橋上化並びに西口駅前広場などの実施設計の委託料並びに地権者との調整等に時間を要しているということで,用地購入費並びに家屋補償費を繰越しするというものでございます。最後に駅周辺整備基金についてでございます。58,59ページをお開き願いたいと思います。右側の説明欄の3項目目でございます。駅周辺整備基金費でございますが,主要事業であります石岡駅周辺整備事業をより確実に進めるため,駅周辺整備基金に2億円を追加で積立てるということでございます。これによりまして,財政面での強化を図ることを目途としております。以上が駅周辺整備推進室に関する内容でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。次に,討論に入ります。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第14号・平成23年度石岡市一般会計補正予算(第8号)のうち石岡駅周辺整備対策特別委員会の所管に係る部分を採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で,当特別委員会に付託されました議案の審査は終了いたしました。この際,お諮りいたします。これらの審査に係る委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,石岡駅周辺整備対策特別委員会報告書についてを議題といたします。本報告書案につきましては,前回の委員会での意見,また資料の出典や文言の表現の統一などの校正を加え,最終的な案としてお示しするものでございます。内容につきましては,前回の委員会において各委員に一定のご理解を得られたものと考えるところでございますが,報告書案についてご意見等がありましたらお願いいたします。

前島委員)委員長は今回の特別委員会のまとめをしまして,自分で最初の設置目的と比較をして,どれだけ自分で出来たか,具体的に何が出来たかについて,まずお伺いしたいと思います。

山本委員長)ただ今の前島委員のご質問の趣旨は,当委員会が設置目的にかなった役割を果たしたかどうかという質問であったか思います。ご答弁を申し上げます。まず,駅周辺整備事業をより一層市民要望に即したものについて申し上げます。石岡駅周辺整備事業において,関連する都市計画道路については,石岡市都市計画審議会に諮問され,可決答申を受け,平成24年2月1日に都市計画変更の告示がなされました。これら手続きにあたっては,都市計画法の手続きにより,市民の方々への説明や公聴会が開催され,都市計画案の公告・縦覧,意見書の提出を受けることなど進められてまいりました。また事業内容については,都市計画の手続きと併せて,市の広報紙を活用し,市民の方々に周知されてきたところでございます。これらにつきましては,当委員会をその都度開催し,内容等について説明・報告を受け,確認をしてきたところでございます。また駅舎の橋上化,東西自由通路のデザインについて,当委員会と並行して市民の方々もメンバーになっております石岡駅橋上化推進検討委員会において,より詳細な検討がなされ,当委員会においても同検討委員会の報告内容,特に2,000名に対する市民アンケート調査なども活用しながら,市民の方の意見を取り入れたデザイン決定の提言をすべく,議論を進めてきたところであります。一方,先進事例の調査,笠間市でありますが,調査を行い完成した橋上駅舎,自由通路の効果について,市民の方々の意見など地元自治体担当者から聴取いたしまして,整備に向けた提言の一助といたしました。今回,これらの調査検討を行い,市民ニーズの把握に努め,市民のニーズに即した事業展開への提言を行いたいと考えているところでございます。また,次に設置目的の2点目について,将来都市像をも見通した整備とすることについて,触れさせていただきたいと思います。当委員会は,石岡駅周辺整備の事業概要について,担当部局より説明を受け,これまで市の総合計画,中心市街地活性化基本計画及び都市計画マスタープランを基本に計画立案されてきたことを確認したところでございます。またデザインの検討に向けては,当市の顔となる施設であることから,歴史と自然にあふれる当市として,和イメージとするよう検討を進めてまいりました。今回これらの検討結果を提言としてまとめ,議長に報告書として提出しようとするものであります。もう1点申し上げます。当委員会が設置目的にかなった活発な活動を行ってきたかについて申し上げます。当委員会は,9月26日発足し,今回まで6回の委員会の開催と1回の先進地視察を精力的に行ってきました。約1か月に1回の割合での開催であります。当委員会では,都市計画の手続きやJR東日本との協議及び駅舎等デザインの検討など盛りだくさんな内容があり,その内容について逐次説明がなされ,審議をしてきたところであります。これらにより,石岡駅周辺整備事業について,当委員会としての一定の方向性が見出せたと認識しており,その形として最終報告書を取りまとめたものでございます。以上,ご答弁申し上げます。

前島委員)今るるいろいろな話をされたけど,現実的には何が出来たのかなと思うわけですね。実際に回数は開いていますが,具体的に出来ているというのは,要するに石岡駅橋上化推進検討委員会が出したものを踏襲して,その中から選んだということでやっているわけですよね。実際問題として9月26日に,今委員長が言ったように,将来の都市像を見通した整備をするために云々と入っているんだよね。それに対しては,何をやったんですか。私は,これは最初から言っているように,この特別委員会を設置したのは拙速だと思っています。具体的に申し上げれば,ほかの都市建設部以外の方が出席していますが,ほとんど説明はないですよね。それは,あるベテラン議員が部を跨っているというような表現をしたから,多分来ていると思いますが,現実に来ても何の質問も何の説明もないわけですよね。その辺についてもお答えいただきたいと思います。

山本委員長)所管部が3つの委員会に跨って,議論・検討がなされてきたことにつきましては,これまで6回開催された議事録をご覧になっていただければ,各部・各所管でどのような説明があり,どのような議論がなされてきたかはご理解いただけると思います。この委員会で一体何が決まったのか,つくった意味があるのかというようなご趣旨でのお尋ねかと思いますので,それについても更にご答弁申し上げたいと思います。まず第1段階における4つの整備事業,私たちの特別委員会に付託された4つの事業,すなわち石岡駅西口駅前広場整備,2つ目に石岡駅東西自由通路整備,3つ目にBRTバスターミナル整備,4つ目にJR石岡駅橋上化整備,これらについての検討を進める中で,当委員会としてもその役割について,委員各位の共通理解のもと,駅舎と駅周辺地区を核にした石岡のまちづくりについても活発な議論がなされました。そして,積極的な意見を取りまとめることが出来たと思います。また,当委員会としては,先ほど申し上げましたとおり6回の委員会の開催によりまして,駅周辺事業だけに特化した委員会としての特性から3つの常任委員会,総務企画,都市建設,環境経済,この3つの常任委員会からのより詳細な情報が当委員会を通じて市民の皆様方に発信出来たものと考えております。議事録等をご覧になっていただきたいと思います。さらに,その結果として今回の議長への報告として,駅舎等デザインへの提言,当該地区のまちづくりへの提言など,議会として意見を取りまとめ,当局へ提言することが出来たわけであります。今後この報告書が石岡駅周辺地区の活性化に大きく寄与するものと私は期待しているところでございます。

前島委員)今委員長から自分の持論と言いますか,話がありましたが,実際に私が言っていることに答えている部分があんまりないですね。石岡駅橋上化推進検討委員会が決めたことを,ただ特別委員会はそれを重複して,これでいいですよとやっているわけですよね。現実にこの特別委員会で将来都市像に対して具体的に何をやったのか。今言ったようにBRT云々とか,いろいろありますが,それは常任委員会でもいくらでも審議出来た内容ですよね。特別委員会でなければ出来なかった内容で,具体的に将来都市像を見通した整備というのは何を指しているのか,もう一度お答えいただきたいと思います。

山本委員長)それでは,お答えいたします。石岡市議会 磯部延久議長宛ての報告書案をご覧いただきたいと思います。10ページにその記載がございます。提言2として,石岡駅周辺地区のまちづくりへの提言,当市の中心市街地活性化に向け,石岡市中心市街地活性化基本計画を踏まえた西口駅前広場や石岡駅舎等の整備を進め,また石岡駅周辺地区の魅力づくり,賑わいの再生に向け,整備される都市基盤の活用とともに,次の施策を展開していくように提言する。短期的視点からの施策展開について提言を申し上げました。検討をし,議論をしてこの施策展開の提言をしたわけでございます。アとして駅前通り等におけるイベントの開催,各種イベントを駅前通りやステーションパークなどを利用して定期的に開催し,当該地区の賑わいづくりに努める。この部分につきましては,所管は総務企画及び環境経済委員会の所管に係る部分かと思います。同じく,観光事業の実施ということで,八郷地区との連携や石岡地区に残る文化財,看板建築等の散策など,観光資源を活用した観光ツアーをさらに開催するということで,複数の所管部に跨る事業の施策の提案でございます。次にウとして,駅のイメージアップと話題づくりということで,東西自由通路などを活用し,市民絵画展や催し物を開催して,話題づくりに努める。駅前広場に山車の展示場などを設置して,石岡をPRする。こちらも当特別委員会の委員の皆様方からのご提案を反映しての提言となっております。次に,公共交通利用促進活動の実施,引き続き,かしてつ沿線地域公共交通戦略会議を開催し,沿線地区の住民等の公共交通利用への意識啓発や新たな利用促進を図る。続いて,空き店舗の活用の促進,駅前通りの賑わいづくりの一環として,空き店舗の活用方策の検討を進める,若者の起業への手助けなどの視点からも検討を行う。こちらも複数の所管に跨る内容の提案を各委員からのご意見を反映させていただきました。次に,防災等に向けた取組みの実施・・・。

〔私語あり〕

山本委員長)必要がなければやめますけれど。そういうことで,3つの常任委員会の所管にかかわるテーマを多角的に広角的に,皆さんから活発な議論をいただいて,この報告書としてまとめたものでありますから,前島委員にはその点ご理解賜りますようお願い申し上げて,答弁とさせていただきます。

前島委員)今委員長から,10ページの件について,石岡駅周辺地区のまちづくりの提言ということで,1)からありますが,これは当委員会がやったんだよと。これは各常任委員会でいくらでも出来る内容ですよね。わざわざこういう形をつくらなくても出来る内容を,ここに文言として網羅したというふうに私としては認識しております。これ以上質問しても平行線をたどるんで,やはり私としては,あまり結果と言いますか,実はなかったなというのが私の感想です。

山本委員長)ありがとうございました。今回の報告書が,皆さんで検討・ご議論していただいた内容を反映させて,この形の報告書となりましたので,この報告書が今後の石岡地区の駅周辺地区の活性化に寄与することを期待いたしまして私の答弁とさせていただきます。

山口委員)一番最後の終わりにというところを見ますと,委員会の活動を終了すると書いてありますが,今橋上駅の問題とか,そういうのは方向性が出来てるんですけど,これから駅東の問題とか,この駅周辺のこれから先,今本庁の問題とか,文化センターの問題とか,いろいろなってくると,駅周辺の問題でこれからどのような形のまちづくりをしていくかということになったときには,これはやっぱりこれからが大事じゃないんですか。

山本委員長)山口委員にお答えいたします。本特別委員会設置にあたっての,当委員会の役割・目的につきましては,設置の段階で議論がなされたわけでありますが,先ほど申し上げましたように,私ども当委員会では,駅周辺整備のうちの4つの事業に特化した,審査範囲を4つの事業に限定しましたので,それ以外のものについては,第2段階での整備事業として位置付けがなされております。ただ今,山口委員からご指摘のあった内容の事業です。従って,これはその時期が来たときに,土地の利用,整備の内容,着手時期などについて,具体的な検討がなされた時点において,あらためて議会に諮られることになりますので,私どもの今回の石岡駅周辺整備対策特別委員会の審査の範囲外ということでご理解をいただきたいと思います。
 ほかに,発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,当特別委員会報告書については,この報告書案のとおり提出することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,その他として発言はございませんか。

関口委員)これを提出するときに,議長に提出するんでしょ。この中身を読み上げるんですか。

山本委員長)お答えします。全体を読み上げるという形ではなくて,内容を整理して,抜粋して,もう少し簡潔な形での報告になるかと考えております。

関口委員)これだけ読み上げると大変な時間がかかるので,ちょっと整理をしてお願いします。

菱沼委員)前回も私,話をさせていただきましたが,24年度からのコンセプト,今回の分としても文言としては載っていないわけですけど,「誰もが いきいきと暮らし 輝くまち いしおか」という部分を,この報告書を提出するときにですね,議長のほうに24年度からのコンセプトが一応こういうふうになっておりますので,それを含めた部分で整備に向けてお願いしたいということで,委員長からそれを伝えてもらいたいと思いますので,よろしくお願いします。

山本委員長)菱沼委員にお答えいたします。報告書の4ページになろうかと思いますが,第5回2月17日開催の当特別委員会での菱沼委員のご意見をここに記載させていただいております。これを踏まえた形で進めてまいりたいと思いますので,ご理解いただきたいと思います。

山本委員長)ほかに発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で石岡駅周辺整備対策特別委員会を閉会いたします。

戻る 議会トップページへ