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徳増委員長)ただ今から,議会運営委員会を開会いたします。本日の審査につきましては,お手元に配布しております協議案件書の順に進めてまいりますので,よろしくお願いいたします。次に,本日の審査に当たり,委員長において説明員として出席を求めた者の職・氏名は,市長,久保田君,副市長,田口君,総務部長,齋藤君以上でございます。これより審査に入ります。なお,審査上の発言は,挙手によりこれを許します。最初に,第2回定例会の招集日についてを議題といたします。執行部より説明を求めます。 久保田市長)本日は,大変お忙しい中,お集まりいただきまして誠にありがとうございます。平成24年第2回定例会につきましては,告示日を5月29日,招集日を6月5日にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 徳増委員長)ただ今,市長から,次期定例会であります平成24年第2回定例会につきましては,5月29日告示,6月5日招集という考えが示されました。ただ今の説明について,ご意見等はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご意見なしと認めます。それでは,平成24年第2回定例会につきましては,5月29日告示,6月5日招集ということで進めていきたいと思いますので,各会派の皆様へよろしくお願いいたします。それでは,執行部の皆様にはご苦労様でございました。ご退席いただいて結構でございます。 ―執行部退席― 徳増委員長)次に,平成24年第2回定例会の会期についてでございますが,ただ今,第2回定例会につきましては,6月2日に招集となりましたが,会期について,議長のお考えがございましたらお願いいたします。 磯部議長)ただ今,平成24年第2回定例会につきましては,6月5日招集ということであります。従いまして,お手元にご配付申し上げました会期予定表案に示すとおり,6月5日開会,6月6日から6月10日までの5日間は答弁調整及び議事整理のため休会とし,6月11日から6月13日までの3日間を一般質問といたします。翌6月14日を議案質疑,6月15日,18日を常任委員会,19日を特別委員会,20日を議会運営委員会といたしまして,21日を最終日といたしたいと思います。なお,16日及び19日の常任委員会の組み合わせについては,提出される議案等を勘案いたしまして,第2回定例会の前に開催されます議会運営委員会で決定していきたいと思います。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。以上です。 徳増委員長)ただ今,平成24年第2回定例会の会期予定案につきまして,議長のお考えが示されたわけですが,本案について,ご意見がございましたらお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご意見なしと認めます。それでは,平成24年第2回定例会の会期予定案につきましては,お手元の案のとおり決したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,付託された陳情の審査を議題といたします。最初に,継続となっている陳情の審査を行います。本件は陳情第12「東海第2原発の廃炉を求める意見書採択を求める陳情」でございます。平成23年第4回定例会におきまして議会運営委員会に審査付託をされ,継続審査となっておりました。先の委員会におきまして審査を行いましたが,同趣旨の陳情が新規として2件提出されていることから,一括で審査を行うべきとのご意見もあり,再び継続審査となったものでございます。本来であれば,本陳情の審査後に,今期定例会において付託された陳情を審査すべきところでございますが,この新規で付託された陳情2件は,陳情第12と同趣旨の内容でございますので,委員の皆様に異論がなければ,本陳情と同趣旨の新規の陳情の願意重複部分を確認する意味で,事務局に,付託された陳情の説明を求めたいと思いますがいかがでございますでしょうか。ご意見がございましたお願いいたします。 山本副委員長)委員長のお考えに賛成です。事務局の説明後,陳情第12の審査を行い採決し,その結果を付託された陳情の審査に活かしていくのがよろしいかと思います。 徳増委員長)今期定例会で新たに審査付託されました陳情の中に,陳情第12の願意と重複する部分があることから,最初にこの重複する部分の確認をしたうえで,陳情第12を審査すること。仮に陳情第12の審査結果が出れば,この審査結果を付託された陳情の審査の際に活かしていくということでございます。これで,よろしいかお諮りをいたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。それでは,今定例会において審査付託されました陳情について事務局に説明を求めます。 庶務議事課長)それでは,新たに審査付託されました陳情についてご説明申し上げます。最初に,陳情第20「東海第二原発の廃炉を求める陳情」でございます。2月9日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,水戸市の茨城県平和委員会代表,××××様ほか1名様でございます。内容でございますが,東海第二原発は,石岡市も含む50km圏内に144万人が生活をしており,原発事故が発生した場合,県内はもとより近隣各県,首都東京も大きな被害を受けます。すでに運転開始から34年が経過した老朽原発であり,村上東海村長は運転再開に反対しております。また,北茨城,土浦,取手市議会においては廃炉を求める意見書を採択していることから,本陳情の採択とその陳情書を県知事および野田首相へ送付すること,さらには地域住民への周知を求めるものでございます。次に陳情第23「東海第2原発廃炉と安全対策を求める陳情」でございます。2月10日に提出され同日付で受理いたしております。提出者は,茨城で原発事故を考える石岡市民の会,××××様でございます。内容でございますが,老朽化著しい東海第2原発に事故がおきた場合,100万人余の避難者が想定されることなどから,東海第2原発の廃炉,さらには東海第2原発の事故を想定した安全対策と避難計画を立てることを求める内容でございます。参考といたしまして,お手元に,陳情第12,陳情第20,陳情第23の陳情事項について分類したものを配布いたしております。@としまして東海第2原発の廃炉,Aとしまして国・県への廃炉の意見書送付,この2点につきましては,陳情事項として共通しているものと思われます。ほかに,陳情第20におきまして,Bとして,意見書採択と送付を自治体住民に周知させることを求めておりますが,この点に関しましては,通常,陳情が採択となった場合には,議会広報紙やホームページで広報いたしておりますので,対応が可能となっております。陳情第23の陳情事項にございます,事業者に対して廃炉を求めている点,及び市としての安全対策と避難計画に関しましては,陳情第23の審査の際にご説明させていただきたいと思います。以上,東海第原発の廃炉を求める点,および廃炉を求める意見書を関係機関に提出することを求める点の2つの願意が陳情第12,陳情第20,陳情第23において重複しているものと思われます。審査のほどよろしくお願いいたします。 徳増委員長)以上で,説明は終わりました。ただ今の説明につきまして,ご質問等はございましたらよろしくお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)質問なしと認めます。事務局の説明で,陳情第12と今期定例会で審査付託されました陳情の願意の中で,重複する部分が確認されたものと思いますので,陳情事項を整理しながら順に審査を進めてまいりたいと思います。それでは,陳情第12の審査を行いたいと思います。各委員のご意見を伺います。 岡野委員)1つずつということじゃなくて,まとめてでいいんですね。1つずつですか。陳情第12から。12の継続審査につきましては会派に持ち帰って検討しました。意見がいろいろ有りまして,一本化はできなかったんですが,概ねですね,廃炉というこの意見書の願意は妥当だということであります。以上ですね。 山本副委員長)私どもも様々な意見がありましたが,減原発という方向では意見が一致しましたが,直ちに脱原発ということで,一気にこの陳情の願意にありました廃炉まで結び付けるのは時期尚早ではないかという意見でありました。その根拠として,国のエネルギー政策,前回もこれを理由に継続審査ということをお願いをしたわけですけども,国が今,原子力発電の比率を引き下げる柱として,現行のエネルギー計画を全面的に見直す方針を明らかにしておりますが,この結論がまだ出ていません。そういった意味で代替エネルギーの確保ができるまで,原発の運転停止によって不足する火力発電で代替していくという現状をみると,石油や天然ガスなどの化石燃料の輸入が今後年間ベースで3兆円前後の増加になるといわれ,今後この石油化学製品の上昇は間違いないことなので,それが全ての国民の生活水準の低下,貧困化につながるのではないかという懸念をいたしております。減原発の方向ではありますが,国のエネルギー政策,指針を待って結論を出したい。ついては引き続き継続審査としたいというのが私どもの意見,様々な意見がありましたけれども,概ねこういう形に終息,まとまりましたのでご報告いたします。 徳増委員長)紫峰会の岡野委員ですけども,願意は妥当だけれども陳情第12に対しては,採択・不採択・継続となると,陳情第12だけです。 岡野委員)持ち帰って意見の集約をしたところが,一本化はできなかったというのが実情ですので,それは・・・。 徳増委員長)となると,公明改革クラブと同じ結論ということでよろしいんですか。 岡野委員)はい。ま,そういうことで。 徳増委員長)一本化できなかったということで。 関委員)基本的には,この陳情第12は採択すべきではないという意見であります。勿論,うちの会派でもいろいろ議論はありましたけれども,最終的には全員がそうすべきだという話ではありません。ただ基本的には,この原発の廃炉というのは少し無責任ではないかという意見がありまして,廃炉することは,この東海原発だけの問題ではないわけですけども,日本のエネルギー政策というのが明確になっていない中で,個人として反対することは極めて簡単な話ではありますけども,議会として廃炉を求めるということについては少し無責任な考え方であろうとの結論であります。以上です。 島田委員)やはり,紫峰会2においても様々な意見が出ております。廃炉という問題に対しては仕方がないという,全体的に見て,日本全国の原子力発電を見て,やはり地元だけ廃炉で他は動かしていいのかよというような意見もございます。そうした中で,ただ今の社会情勢の中で,日本の原子力発電を全部止めた時にどうなるんだよと,自分のところだけ駄目で他は動いてもいいでしょうというのはないでしょうというような意見が大きく,やはりこの廃炉の問題的については,相対的に国の進み方,考え方,また茨城県の考え方,そういうものも参考にして一自治体としては,決めたほうがいいのかなというような皆さんの意見でございます。 徳増委員長)私ども東政会ですけども,やはり,皆さんの所と同じです。止めるのは経済的なことを考えて,日本の経済を停滞させるのではないかという意見もありました。ただ,私どもの会派は4人ですから,3対1の意見であれば,3人の意見で集約できるんですけれども,2対2となると集約ができないんですね。 〔「石岡だけが取り残されるぞ」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)少しお静かにお願いいたします。退席願うことになると,せっかく陳情に来ていただいて無駄になりますので。 〔「黙っていられないよ」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)私どもの会派ではそういう意見だったんですが,私ともう一人の方の個人の意見としては,廃炉にすべきという考えなんですけれども,会派となりますと,個人の意見が通るわけでもない,まして意見が半々でございますのでね。非常に苦しいところでございます。集約できなかったというところでございます。代表で出ていて,全くだらしのない代表だと自分でも思いますが,2対2になると,3人の場合は集約し易いんですが,2対2になると集約が全くできませんので,私どものところも経済性を考えてという意見と,私のように,もう今回の福島の経験からして,日本沈没になるようなことになるのではないかという危惧があります。今回を限りに廃炉にすべきだという意見。全く対立いたしました。以上でございます。今,各会派からお聞きしたんですけれども,ざっとお伺いいたしますとね,清風会,関委員の所は不採択に近い意見。それから岡野委員のところは,これでいくと継続ですね。紫峰会2の島田委員の所も,国の動向,県の動向となると継続ということ,それから公明・改革クラブ,ここもエネルギー政策の結論が出ていなかったりということ,やはり国の政策が,まだはっきり決まっていないということで,こちらも継続というところが伺えます。我々東政会も残念ながら意見が割れまして,こうなると不採択とも採択とも出せない意見の割れ方ですので,そうなるといたしかたなく継続という形になると思います。ここで今,皆さんの意見をお聞きした中で,全会派が継続ということに,採決を取るまでもなく,意見を集約した中で継続ということだと思います。 池田委員)私ども紫峰会の状況については,岡野代表から説明のあった通りだと思います。私もその場に居たわけなんですが,様々な意見ございました。ペーパーの上でいくら議論をしても,なかなか結論が見いだせない状況があったわけでありますので,東海第2原発をですね,視察をしてつぶさにその状況や様々なことをですね,視察して,その後に結論を見出すという方法も一つあるのではないかという思いがしております。この状況を鑑みますと,この願意は確かに妥当だと思うんですが,より深く審査する意味で,東海第2原発の視察をされるべきではないかという意見を申し述べたいと思います。以上です。 徳増委員長)ただ今,池田委員から東海第2原発の視察という意見が出ました。ここで皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。その視察に関してでございますが,いかが考えをお持ちでしょうか。 山本委員)私どももその議論に加わっておりまして,是非,継続審査の中で現地調査・視察をお願いしたいと思います。その上での結論を再度検討したいと思いますのでよろしくお願いいたします。 島田委員)私どもも,視察をしてくることに賛成です。 〔「福島に行ったほうがいいな」と呼ぶ者あり〕 関委員)私は,別に視察反対という意見でもないんですが,じゃあ何を見に行くのかねというのが一つありますね。廃炉するとか廃炉しないとか,その根本のところにね,安全性の問題があるんだろうと思うんですよ。じゃあそれを見て安全だかどうかという判断を俺たちにできるのかねという疑問もあるわけなんですよね。そうすると何を見に行くのかねというのが,素直な疑問なんですけども。別に行くこと自身について反対するわけではありません。以上です。 徳増委員長)全く関委員と同じでね,素人が見て分かるのかと。それを見て結論を出せるのかいという思いでございます。私はむしろ,そんな無駄な視察には反対でございます。はっきり言って,本当に私はこのことに対しては,会派の中でまとまらなかった苦渋の選択なんですね,ここで意見を言うというのは。それで,見て分かるのかという問題ですよ。分かると思っているから行きたい,行こうという意見なんだと思いますけれども,あえて反対は致しませんが,個人としては,私は行っても,わたくしの眼で見ても,私の判断には変わりはないと思いますし,私自身そんな原子力に対して造詣が深いわけでもない,知識が有るわけでもない,そんな人間が行って,壁の高さが何メートルだから安全であろうとか,そういうことが覆されたわけですから,行って何になるのかなというのが思いでございます。ただこれは皆さんの意見の集約の中でやってまいりますので,単なる東政会の一委員としての意見でございます。ただ今,視察を実施したいということで意見を承りましたので,日程の調整をしたいと思います。視察をしたいという会派のほうが多かったわけでございますので,日程の調整をしたいと思います。できるだけ早い時期に視察が実施できるよう進めてまいりますのでよろしくお願いいたします。なお,実施期日等につきましては委員長にご一任願いたいと思いますがこれにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 関委員)その対象は,全議員ということでよろしいんですね。 徳増委員長)いいえ,全議員という意見は,池田委員からは出ておりませんけれども,全議員で行きたいというようなことも,ちらほら聞いておりますので,行く時にはバスを連ねて,議会全員で行ったほうがいいと思います。その方が意見の集約が,まとめやすいんじゃないでしょうかね。私のように最初から,これは採択すべきだという人間ばかりではないのでね,見に行くのは全員のほうがいいと思います。これは議長いかがでしょうか。全員をもって視察したいと思いますけども,議長のお考えをお願いいたします。 磯部議長)今,諸々各委員から意見が出ました。確かに原子炉の問題,本当に大変な問題だと思いますので,各委員だけではなく,ご提案のありました全議員をもって見てくるということも必要かなというふうに思います。 徳増委員長)議長,ありがとうございます。議長のお許しが出ましたので,都合のつく方全員を持って視察に赴きたいと思います。では,各委員の意見を集約いたしましたところ,継続にして,現地視察をしたいという事でございました。継続的に調査検討の必要があることなどから,この陳情第12につきましては,継続審査にすべきとのご意見でございます。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,今期定例会において審査付託された新規の陳情でございます,陳情第20「東海第二原発の廃炉を求める陳情」について審査を行います。本件の願意は1つ目として「東海第2原発の廃炉を求める意見書の採択」,2つ目として「県知事と内閣総理大臣への意見書の送付」,3つ目として「廃炉の意見採択と意見書の送付を議会として行った旨,地域住民に周知すること」を求めております。願意の1つ目と2つ目は,先ほど審査いたしました陳情第12の審査結果を参考にしていただきまして,本件の審査をお願いしたいと思います。先ほど事務局から説明がありましたので,ホームページとか議会報で公表し報告しておりますので,この部分は,実施している部分だと思うんですけども,皆様いかがお考えでしょうか。何かこれに対してご意見ございますか。・・・・無いようでございますが,これも願意が同じでございますので,継続ということにしなければならないと思います。先ほどの陳情第12が継続でございましたので。これは,継続というのは皆様の総意でございますので,これも継続となります。・・・意見が出ないのが不思議なんですけどね。本当にやりにくい委員会です。本陳情につきましては,さらに継続的に調査検討の必要があることなどから継続審査にすべきと思いますが,これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に陳情第23「東海第2原発の廃炉と安全対策を求める陳情」について,審査をお願いいたします。本件の願意は大きく2つ分けられます。1つ目として「東海第2原発の廃炉を国・県・事業者に求めること」,2つ目として「東海第2原発の事故を想定した安全対策と避難計画の立案」です。陳情第12と陳情第20と同様に前文の願意が重複しておりますので,この陳情第23に対しても継続ということになります。ですから継続にならない場合は,ご意見求めようと思っていたんですけれども,陳情第12と陳情第20が残念ながら継続になりましたので,これも継続ということでご理解願いたいと思います。 山本副委員長)陳情第23のですね,陳情事項として1,2と分かれておりますけれども,この1について,東海第2原発の廃炉を国・県・事業者に求めることは継続審査で理解できるのですが,この2番の市として安全計画,避難計画を立てることを切り離して審査の対象になるんではないかと理解したんですけども,間違っているでしょうか。 徳増委員長)意見だけはお聞きすることができますけども,私が結論言っていいかどうか分からないんですが,これは,この計画を作るというのは不可能じゃないかと思うんですね。例えば福島でも風向きに対して,とんでもない方向に逃げてしまった,避難してしまった事態もありますね。そうなると石岡市としての避難計画の中で,そこまで詳細に避難計画が立てられるのか。そして,もし立てたとしても,じゃあ,バスを連ねてどういうことで行くのかとか,そこまで立てられるのかどうかと。それから,国・県から迅速に,早い時期に正確な情報が私ども一自治体に来るかどうか,今回のことで大変不安に思いますのでね。だから計画だけ作るというのはどうでしょうね。私は意見をお聞きすることは可能ですけども,それが実現するかどうかという問題に繋がっていくと思うんですね。これを出された方は,実現してほしいから出しているんだと思うんですね。これは前半とつながっているんでね。 山本副委員長)審査の方法として,どう取り扱うかうべきかということを,私お尋ねしたんでね。内容的には委員長がおっしゃったとおりで,茨城県も今の時点で避難計画を策定するのは,県自体も難しいということは公に言っていますので,さらにそれを受けて石岡市が独自の安全対策,避難計画を立てるということは,今の時点では難しいと思います。その審査手順としていかがなのかのとそういう単純な質問です。 徳増委員長)前段が採択になれば,この部分は切り離して皆さんの意見を集約しなければならない部分だと思っていたんですね。ですけれども,継続になりましたので,時間の浪費になるのではないかなと思います。ですからこれも含めて継続という,陳情3つとも継続ということで,考えていきたいと思います。本陳情につきましては,さらに継続的に調査検討の必要があることなどから継続審査にすべきと思いますが,これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で本件を終結いたします。 徳増委員長)次に,本日までに受理いたしております新規の請願・陳情の取扱いについてを議題といたします。事務局より説明を求めます。 庶務議事課長)本日までに受理をしております陳情が4件ございます。最初に「東海第2原子力発電所の再稼働を認めず,廃炉を求める意見書の提出を請願します」でございますが,地方自治法第124条に規定されております,議員の紹介による提出ではございませんので,要望書としての取り扱いになります。本要望書は,郵送により提出され,2月14日に受理いたしております。提出者は,茨城県母親大会連絡会会長××××様ほか2名様でございます。これまで,郵送による要望書の提出は,議場配布としておりますことから,明日,最終日の本会議において議場配布の取り扱いとなるものと思われます。2件目の「信号機増設の要望書」でございます。本要望書は,3月1日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は石岡市東地区区長会 会長 ×××様ほか15地区の区長でございます。内容でございますが,千葉歯科クリニックと県立石岡第一高等学校に接する十字路交差点の信号は,現在2方向にしか付いていないため危険である。2機増設し,4方向すべてに信号機を付けていただきたいとするものでございます。本件は,石岡警察署および石岡市長に対しても要望していることから,議員の皆様に本要望があることをご理解いただければいいですとのご意向を伺っております。このことから,明日,最終日の本会議において議場配布の取り扱いとなるものと思われます。次に,3件目の「石岡本庁舎建て替えに関する陳情」でございます。本陳情は,2月23日に提出され3月1日に受理いたしております。提出者は,石岡商工会議所会頭の××××様でございます。内容でございますが,市役所本庁舎の建て替えにあたり市民の安心・安全・本庁舎機能の維持・回復,中心市街地の活性化の観点からも早急に中心市街地へ建て替えされるよう求める趣旨となっております。庁舎建設に関する陳情でございますので,付託先は,総務企画委員会になるものと思われます。なお,取り扱いでございますが,明日の最終日の本会議において,総務企画委員会に付託され,閉会中の継続審査の取り扱いになるものと思われます。次に4件目の「杉並1丁目地内市道拡幅・延長に関する陳情」でございます。本陳情書は,2月23日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は水久保区長 ××××様ほか10名様でございます。内容でございますが,杉並地内の市道A3076号線が杉並小学校前で行き止まりになっていることから,保健センター前の市道A3069号線へ通り抜けができるように整備していただきたいこと,さらには市道A3069号線の幅員拡幅を求めるものでございます。道路整備に関する陳情でございますので,付託先は,都市建設委員会になるものと思われます。なお,取り扱いでございますが,明日の最終日の本会議において,都市建設委員会に付託され,閉会中の継続審査の取り扱いになるものと思われます。以上でございます。 徳増委員長)以上で,説明は終わりました。ただ今の説明について,ご質問等ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)発言なしと認めます。それでは,ただ今事務局から説明のありましたとおり,「東海第2原子力発電所の再稼働を認めず,廃炉を求める意見書の提出を請願します」および「信号機増設の要望書」につきましては議場配布といたしたいと思います。次に「石岡本庁舎建て替えに関する陳情」は総務企画委員会に付託し,「杉並1丁目地内市道拡幅・延長に関する陳情」につきましては都市建設委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,会派持帰りとなっておりました案件についてを議題といたします。前回の議会運営委員会におきまして,菱沼和幸議員および玉造由美議員両名から4件の意見書提出の要請がございました。各会派持帰りのうえ,ご検討をいただくことになっておりましたので,各会派の検討結果のご報告をお願いしたいと思います。1つずつやっていったほうがいいですね。では1つ目の「基礎自治体への円滑な権限移譲に向けた支援策の充実に向けた意見書」これにつきましては,いかがでございますでしょうか。 岡野委員)地域主権改革関連法が成立したことによりまして,なお一層,地域主権が充実されるということから,それに向けた財源措置,これは権限が移譲されると同時にそれに伴う財源というのが伴うわけでありまして,当然ここで書かれている意見書は,地方から国の方に向けて発信することは時期を得た意見書であるということで,私ども紫峰会としましては,妥当な意見書の送付であるという事でございます。以上です。 関委員)まず,この意見書の前にですね,私は意見書全体に対する意見を言わさせていただきたいのですが。石岡市の議会は,私は意見書を少し乱発しすぎではないかと感じております。意見書が出たから,じゃあ,結果はどうなったのかねという,現実の効果というか,それの確認もされていないというのが現実なんですけどもね。どうしても石岡市としてはこれが必要だよということについて意見書を出される分には,私は構わないと思うんです。少なくとも委員長なり,議長なりがですね,この意見書を提出先に直接手渡すぐらいの覚悟が無ければね,意見書は提出すべきではないと思うんですね。それからもう1つは,政党本部等からの意見書と思われる意見書が,これまでにも多々見られるんですけどもね,これもいかがなものかなと。やはり石岡市の議会としてのあるべき姿としてですね,それなりの権威をもった意見書であるべきであるというふうに私は考えますので,この意見書,個々については,この1件目についても,これは当然の話であって,あえて意見書として出すべき話でもないんではないかというのが私の意見です。以上です。 徳増委員長)この意見書に対しては。 関委員)だから,最後に申し上げましたとおり,あえて意見書として出さなきゃならないものだと私は認識していないということです。 徳増委員長)私もこの頃,意見書提出がすごく多くなってきていると感じております。それは口には出さないけれども,皆さん,そうだと思います。意見書の重みが,少し軽くなってきているかなという感もございます。関委員おっしゃったことに同感する所が多々,私自身はございます。 島田委員)この意見書そのものには問題はない,提出しても問題はないと思います。先ほど,関委員,委員長が申したように,やはり各地方自治体が真剣に考えなくてはいけない意見書かなと。やはりそういう部分で,数多くあるんで,市として出さなくてはいけないという意見書だったらばあれなんですが,あまりにもその各地方自治体そのものが,考えなくてはならないものかなあと思うと幾らか疑問も持つところです。 徳増委員長)公明改革クラブはお出しになった会派だからよろしいですよね。 〔「一つだけ情報として申し上げたい」と呼ぶ者あり〕 山本副委員長)皆さんのお手元に配られています,全国市議会旬報ですね。こちらに,提出されたこれまでの意見書,各自治体何件ぐらい提出されてそのうち決議されたものが,決議として国に提出されたものがどのくらいあるかというものが,詳細に書かれておりまして,かなりの数があります。ですから,地方の声を国会で論議してもらって,正しい国の施策あるいは制度設計につながるような意見としてお願いするということは,私は無駄なことではないと,できれば継続して意見書を出していきたい。ただ,委員の皆さんのご意見の通り,より効果的に的を絞ってということは,一定の理解はさせていただくところでございます。 徳増委員長)私は,地方主権というのはね,我々地方が奪い取るものであって,与えられるものではないんですよね。ですから,この枠づけ義務付けに対しては,はっきりと決まっているわけですから,我々基礎自治体がどこまでそれを手にしていくことができるか,それは議会もそう,執行部の方は勉強済みですのでね,執行部はその体制ができているんですけれども,我々議会もしっかり勉強して,奪い取っていかなければならないと思います。意見書なんてなまったるいものではないと思います。ただ,これに対して願意は妥当だと思います。これは東政会の意見です。この意見書提出なんでございますが,今,関委員からは出すべきだはないという意見がございました。今までの議運の中では全会一致のものだけ,意見書は提出をしていましたので,それに従いまして,今回は,これは提出すべきではないと思います。全会一致ではございませんのでね,今は。ですから大変,公明・改革クラブには申し訳ございませんが,全会一致という基本を踏まえて行きますと,提出できないということでご理解していただきたいと思います。 〔「私は,反対です,これは」と呼ぶ者あり〕 関委員)私は今,副委員長の言われたことも一理あるなとは思うんですよね。どこまでがどうなのか私もよく分かりませんけれども,党派間の,要するに政党間の争いみたいなところも無きにしも非ずだと思うしね。その種の問題については,石岡市としては,石岡市が本当に真にこれは必要だねということに限定をしてね,出されれば,私はそれはそれでよろしいのではないかと思うんですけれども。勿論,地方の考えを中央政府で反映させるというのは,とても大事な話なんですけれどもね。ただ,軽易に石岡市議会がそれに乗って,何でもかんでも意見書を出すということは,私はどうかねというふうに考えております。 徳増委員長)次にまいります。「心の健康を守り推進する基本法の制定を求める意見書」これについてでございます。ご意見ございませんでしょうか。 岡野委員)今の,関委員の話によりますと,あるいは委員長の全会一致でなければこの意見書を出せないというようなことならば,この4件ともに共通するんじゃないかと。例えば,前の基礎自治体云々の件についてだけじゃなくて,関委員の場合は4件すべての話なので,全会,全員がまとまらなければ出さない方向になると思うんですけれども。 徳増委員長)確認ですけれども,関委員,4件全部でございますか。 関委員)反対します。 徳増委員長)明快な,お答えありがとうございます。分かり易くて。いかがでしょうね,今,岡野委員から出たんですけれども,やはり原則を守っていきたいと思いますので,これは4件とも提出すべきではないということで理解をしていただきたいと思います。これは全会一致ということも改革の中でも,考えていかなければいけないことなのかなあと思います。すべてが潰されることもありますのでね,今までの石岡市議会は全会一致ということでやってまいりましたけれども,こういう細部に亘ってのことも,議会改革の委員会を続けるのであれば,その中でも議論していくべきことかなと思います。 関委員)私はね,こういう問題についても,もっと議員間で,もっともっと議論すべきであると思うんですよね。議会改革の問題の中でも,議員間でよく議論するという場が無いというのが現実なんですよね。議運に上がってきた問題は,議運の中でそれなりに議論するんですけども,議員間のコミニュケーションというか,議論というか,あまりにも無いということで,私は大変今の石岡市議会のあり方について,問題意識を持っているんですけれども。その辺も議長によろしくお願いをしたいと思っております。 徳増委員長)それは,議会改革の中でね,やっていく問題の1つなんですね。池田委員長の方から,そのメニューの1つに入っておりますので,議会改革を成し遂げた議会では議論の場として,議員の議論の場というのは設けておりますけども,残念ながら石岡市議会は今,その入口に達したところですので,今度,4月からは本丸に,本当の議会改革に入っていきますので,その中のメニューの1つに入っておりますから,その中でやっていきたいと思います。 山本副委員長)4件の意見書を提出させていただいた者として,一言だけ意見として申し述べさせていただきたいんですが,今回は4件すべて不採択ということで,その経過もよく理解いたしましたが,次回以降の意見書提出については角度を変えて,新たにお願いする場面も出てくるかと思いますが,取り下げということではなくて,不採択という扱いという認識でよろしいかと思いますね。それと,私たち地方議員も関心を向けなければいけないこと,調査研究しなければならないこと,そういったテーマがこの意見書の中には盛り込まれておりますので,皆さん議員としてのね,やるべきこと,自分の資質も磨くこと,そういったものの一助にしていただければと今回は,よろしくお願いいたします。 関委員)まさにその通りだと思うんですよ。本当に真剣にこの意見書をね,克明に読まれている議員が何人おられるかというのも,私は非常に疑問なんですよ。勿論,議員本人のね,自覚の問題もあろうかと思うんですけどもね,やはり議会としての,あるいは議員としての,それぞれが自立したものを持って欲しいなあというのが私の願望であります。以上です。 徳増委員長)いろいろご意見ありがとうございます。これから行っていきます議会改革の中での課題が沢山出てきていると思いますので,1つ1つ解決していかなければならない問題だと思います。では,ただ今の4件の意見書提出につきましては,提出しないものと決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,当委員会として,閉会中も委員会活動を行うため,お手元にご配付いたしました申出書のとおり,閉会中の継続審査の申し出を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次に,その他で事務局から発言を求められておりますので,これを許します。 庶務議事課長)連絡事項が4点ございます。まず第1点目でございますが,議会運営委員会の日程でございます。当市議会では,その定例会において審査する請願・陳情は,定例会前の議会運営委員会の前までに,提出されたものをその定例会の会期中に審査するということになっておりますので,その期日をあらかじめ,市民の皆様へ議会広報紙及びホームページ等でお知らせをする必要がございます。さきほど,平成24年第2回定例会につきましては,5月29日が告示ということが決定したわけございますが,通常,その1週間前が議会運営委員会になるわけでございます。従いまして,5月22日を議会運営委員会の開催日といたしたいと思います。このようなことから,請願・陳情につきましては,議会運営委員会が開催される前の週の金曜日でございます5月18日の午後3時までに提出していただくということで,広報をしてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。次に,第2点目でございますが,平成23年度政務調査費交付金の預金利息でございますが,昨年と同様に市のほうに戻入をさせていただくことが2月14日の議会運営委員会で了承されましたので,3月1日付で預金利子総額226円を戻入させていただきましたので,よろしくお願い申し上げます。次に,第3点目でございますが,平成24年度の政務調査費の交付申請の件でございますが,4月1日時点の会派の所属議員数により,月額12,500円を乗じた額が4月に交付されるわけでございますが,各会派の人数を確認後,事務局において交付申請の事務を進めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。なお,各会派の通帳への入金は,4月下旬ごろを予定しております。次に,4点目でございますが,平成24年度の議員の皆様のお茶代の負担でございますが,今年度の負担分として昨年と同様に1人当たり月額500円,年額にして6,000円をご負担いただきたいと思います。つきましては,4月の報酬から年額分の6,000円を一括で差し引かせていただきたいと思いますので,よろしくお願い申し上げます。以上でございます。 徳増委員長)ただ今,事務局から,平成24年第2回定例会前の議会運営委員会を5月22日に開催し,請願・陳情の受け付けにつきましては,5月18日(金曜日)の午後3時までに提出されたものを当該定例会で審査するということで,広報をしてまいりたいという説明でございました。さらに平成23年度政務調査費交付金の預金利子の戻入について,平成24年度の政務調査費の交付申請について,平成24年度の議員の皆様のお茶代の負担についての説明がございましたが,これらの件につきましては,事務局の説明のとおりといたしたいと思います。これに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次にその他でございますが,議長から発言を求められておりますのでこれを許します。 磯部議長)皆さんにご連絡事項がございます。去る3月16日に開催された都市建設委員会において,副委員長であります関昭副委員長が辞任され,新たに関口忠男委員が副委員長に就任されましたのでご報告申し上げます。次の件は,私も苦渋の選択の中でお話をさせていただきます。今期定例会中,一部の市民の方からいろいろな電話をいただきました。同僚議員の方からも私の方に意見として出されております。それは,議会中の議員の行動についていくつか喚起を促していただきたいと思います。今期定例会において,遅刻,退席,離席,私語,携帯電話の呼び出し音などが見受けられました。また,議員の質問の中にも,発言に逸脱する部分があったわけでございます。特に一部の方でございますが,自らの発言を修正,あるいはというような発言,不穏当な発言,差別用語の発言等もございました。これはやはり議員として倫理の問題であると。ですから一度自分が発言したことを修正し,訂正するということは恥と思っていただくぐらいの気持ちを是非持っていただきたいと思います。これまで喚起を行ってきたわけでありますが,円滑なる議会運営に向けてのご協力をいただくことは勿論,私を含め,それぞれが議員として今一度,襟を正すことを心がけていただきたいと思います。会派内あるいは議員間でモラルの徹底を図っていただき,疑問や不明なところがありましたら,事務局に確認するようにお願いをしたいと思います。皆さん,市民の皆さんから多くのご支持を頂いて議員バッチを付けられた方々ばかりございますので,私もこういうことを発言するのは非常に心苦しい部分がございますが,市民の方からもそういうご意見を拝聴しておりますので,ご理解をいただきたいと思います。また,私の方から執行部に対しての答弁でございますが,組織としての共通理解が乏しく,意志の統一が図られていない部分が今定例会において執行部において見られました。また答弁保留や答弁訂正がかつてないほど沢山ございましたので,この辺は,市長のほうに厳重に申し込みをさせていただきたい。特に,予算委員会においては答弁に立つ部長は,自らがその予算の確保をしたわけでございますので,その内容も詳しく知り得る立場にありながら答弁保留あるいはまた,間違った答弁によって答弁訂正がございました。さらに,委員会等の報告も十分ではなく,本会議において委員会に審議をしていないことを答弁したケースもございました。この辺は皆さんもお分かりいただいていると思いますが,そういうことも併せてですね,執行部にも喚起を促していきたい。市長にも明日最終日に,議会が終わりましたら申し込みをさせていただきますので,よろしくお願いをいたします。とくに予算委員会での発言,答弁訂正あるいは保留。裏方として課長クラスがしっかり揃っていながら,曖昧な答弁がされたというようなことには,本当に厳重に抗議をさせていただきたいと思います。以上がご報告といいますか,お願いという形で,議長の立場で皆さんにご理解とご協力をいただきたいと思いますので,よろしく今後ともご協力とご理解をお願いいたします。以上です。 関委員)今の,この答弁の問題ですけれども,私が感じているのは,一つは質問していないことに答えているという問題もありますけども,あの原稿,例えば私がこういう質問をしますよということで,質問内容を通告書で出しますよね。そうすると各担当の所から私のところに,どういう内容でしょうかということで,私はその時思っていることをパラパラと申し上げますけどね,それに基づいて原稿を作ってあるんですよね。そうすると,例えば言っている順序とか,まとめ方とか質問の仕方とかは,これはまた別に私は原稿に書きますから,そうすると必ずしも来た時に言った順序なりではない話ですよね。そうすると聞き取りに来た時に,ヒヤリングに来た時に原稿を書いちゃうわけでしょ。その原稿を読まれると,まさに質問していることと違うんですよ回答がね。その辺が非常に今回私は,目立ったんではないかなという感じがするんですけど,これはどういうふうに,勿論私の方にも責任があったのかなという感じはするんですけども。どういうふうに的確な質問をし,それに応じた的確な答弁をさせるかというのは,なんとなく考えさせられるねというのが,今回の状況なんですけどもね。 磯部議長)確かに関委員がおっしゃったことも含めてですね,執行部に話をする。ただ一部,市役所を辞めてOBになられた方等ともいろいろな話をして,現職の部長さんはなかなか議員に対してそういうことを言ってきませんが,辞められた方のお話を聞くとですね,一部の方であるがその枕詞,事例・凡例が多すぎてですね,それで何を聞こうとしているのか分からないという方もいらっしゃいました。これは,そういう例があったんでね,そう申し上げるんでね。私が大丈夫だというんじゃないんですよ,私も含めてね。ですから,やはり執行部としては単刀直入にね,事例凡例あるいは自分の意見,これも非常に大切です,討論ですからね。その中で,じゃあ1点目何々についての答弁を求めますとやればですね,キチンとした答弁が,私は戻ってくるんじゃないかなと。ですから答弁求めることを途中に入れて,いろいろな事例・凡例出して,部長ご答弁と言われると部長も正直ね,分からない方もいらっしゃったというのが,今までの事例なんですよね。ですからその辺はお互いに研鑽してですね,対応すればですね,今おっしゃったような事が解消されるのかなという気持ちは持っているんですがね。その辺も検討させていただきたいと思います。 関委員)私はもう少し柔軟に対応していただきたいと思うんですよ。言っていることは,確かにヒヤリングで言ったことを私は説明をしているんですけども,向こうはそれで原稿を書いちゃうからね,そうじゃなくて,原稿を単に信ずるんではなくて,その時の質問を聞いて当然その中で変えるべき順序なり内容なりがあって然るべきだと思うんですよね。あまりにも硬直的な答弁になっているんではないのかね,というのが私の意見なんですけどもね。もっと素直にその時の議員の質問を聞いていただいて,それに対する回答,答弁というふうに認識していただければ,もっと自由にね。勿論その法については,こうこうこうという説明が当然,原稿があって然るべきなんですけども,上から下まで読んじゃうと,そうすると,全然そんな質問してないよということになっちゃうので,その辺はもっと柔軟な対応をしてほしいなというのが私の意見です。 磯部議長)十分わかりました。昨年もですね,講師の先生をお招きして地方議会の勉強会をやらせていただきました。昨年初めて執行部の幹部職員も一緒にね,話を聞いていただきました。どなたがいいは別としてもね,昨年の野村先生のお話しにもありましたように,質問というのは語りかけるものであると,文章を書いてきたやつを読むものじゃないというような話もございました。その辺も含めてですね,確かに執行部,聞いていること以外に沢山数字とかそういうのを羅列して答弁されるんでね,聞いている方も分んなくなっちゃう,言っている方も分んなくなちゃう。その辺はですね,やはりお互いに検討して,勉強会を開いてですね,対応させていただきたいと思いますので。 岡野委員)私は予算特別委員会の中で気がついたことを。予算特別委員会は通告が無いので答弁する執行部は非常に苦慮している。あるいは質問者側は予算じゃなくて決算とか別の一般質問とかの範疇にまで入っちゃうことがあったわけなんですよ。私は,最低でも総括質疑に関しては,その題名,質問の題名ぐらいは通告してもいいんじゃないのかなと。最後の総括質疑については題名くらいの通告があれば,質問する側,答弁する側も充実したその内容になるのではないかなと思っているところでございます。以上です。 磯部議長)その辺もですね。今後の課題として,また,この議運なり議会改革協議会で検討協議をしていく課題であると思います。ただ,私が議員となって講演を受けて,講義を受けた中には,予算というのはいわいる新規事業に対する内容,あるいは昨年度5,000万円の予算を組んだが3,000万円の繰り越しを起こしている。あるいは不用額を起こしている。それに対してまた5,000万円の予算を今年組んでいる。その内容の整合性はどうなんだと。そういうことを質問するのが予算審議であるというようなことを講義でお伺いしたことがあるんですよね。ですから,その辺も2万,3万のことまでやっちゃうと280億,290億の審議をするわけですからね,執行部もなかなか戸惑いを覚えてしまうかと思いますんで,確かに質問される議員はちょっとしたことでも,やはり費用対効果の問題とか,必要であるかないか,そういうことを真剣に考えて質問しているわけですので,その辺も含めてですね,今後また,今年も勉強会を予定しておりますので,そういった席でですね,講義をいただいて改革をしていただきたいというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。以上です。 徳増委員長)一般質問に対してはね,一問一答にすれば明確な答弁も頂けると思うんですね。そうなると独演会みたいな質問も無くなってくるし。これも私どもに課せられた課題の1つだと思います。なかなか一問一答に踏み切れないのは議会側,私どもの能力を問われるから非常に怖いですよね,一問一答というのは。だからそこに,本当はそこに踏み込んでいかなければいけないので,これも議会改革の中で,議論になるメニューの一つだと思っております。あと予算・決算に対しては,特別委員会委員長から総括ぐらいは表題部ぐらいは出してもいいんじゃないかというご意見ありましたけれども,私は何もかもね,こちらから出して答弁をもらうという,そういう茶番劇は止めたほうがいいと思っております。一番ね,議会の魅力の無いのはそこなんですよね。よく傍聴者が少ない少ないと言うけど,お互いに原稿を読み合っているのなんて面白くないですよ,来たって。原稿なしでやっている議員というのは,本当に極僅かであって,私どもの発言権まで奪うようなね,細かく詳細に亘って出さなきゃいけないとか,そこの部分も改革していかなきゃいけないんですけど,執行部の手の内に乗っちゃってますからね今。我々議員の資質を問われているところまで来ておりますのでね,本当に池田委員長には申し訳ないんですけれども,議会改革の中で大鉈をふるっていただかないと,議員が育っていかないと思います。その辺に委ねていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。ただいま議長から,議会中の議員の行動として相応しくないものが見受けられたことを受け,注意喚起に努めていただきたい旨の発言がございましたので,よろしくお願いいたします。ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 徳増委員長)今頃こんなことを議長から言われるのは,恥ずかしい議会なんですけれども,本当に自分の質問だけ終わると出て行ってしまうような,中抜けの議員が何人かおりますので,これは不思議なのは議長にもキチンと理由を言わないで出て行ってしまって,何時に帰ってきますということも言っていないという。議長軽視,委員長軽視ですのでね。事務局だけに言っていくのは,それは筋違いだということも各会派の皆さんに周知徹底お願いしたいと思います。 関委員)この間の議会で,予算特別委員長が農業委員を呼びに行った件がありますがね,1つはどういう理由で呼びに行ったのかなあということと,もう1つは農業委員と議員の兼務の件についてね,少し議論されたほうがいいんではないかと,私の意見を先に申し上げますと,確かに公選法上は兼務することについて何ら規制を加えていないわけですけども,しかし現実問題としてこれまでにも多々ありましたけれども,農業委員会と議会が,農業委員会総会と議会の期間というのがダブるというのが多々見受けられます。その場合に勿論,農業委員を兼務されている方の判断,個人的判断で農業委員会に出られているという方がおりましたけれどもね,現実の問題としては,やはり競合するということが有りうるということであるならばね,やはり私は農業委員を辞退すべきではないかと。この前の期の時に関口議員が農業委員をやっていたんですが,「あなた辞めなさいよ」ということで,彼は止む無く農業委員はその次は出なかったという経緯もありますけれどもね。私自信は公選法上認められているけども現実に両立するということが難しい話であるから,どちらかにすべきではないのかというのが,私のこれまで感じてきたことなんですけどもね。その辺のところも少し議論しなきゃいけないねということと,この前,特別委員長がどういう理屈で呼びに行ったのか,その時に噂では,議員の数が過半数に達しないよという話なんで,「悪いけど出てきてくれないか」という話で行ったというふうに噂では聞いているんですけどもね。しかし現実には過半数あったんですよね。そういうことも踏まえるとね,委員長がどういう根拠に基づいて農業委員長に対して協力依頼をされたのか,その辺についてもお伺いしたいなというふうに思っておるんですけども。特別委員長おられますのでその辺ちょっとお伺いしたいと思います。 岡野委員)ちょうど農業委員会の総会と特別委員会がかち合って,3人が総会に出たと。休憩中に私と副委員長で「予算委員会の開会中なので出席を要望します」ということを話しに行ったと。それは「過半数に達しないから出席してください」なんていうことは一言も言っていません。「要望します」ということを言って,私と副委員長の山本さんで行って話をしてきたということでございます。その後,出るか出ないかは自由だとは言いませんが,要望したのだから出てくださいという話はしました。それ以上は何も言っていません。 山本副委員長)今の委員長の発言に付け加えさせていただきたいと思いますが,本会議を優先しろという形での出席要請ではなくて,判断を求めたということであります,あくまでも。判断を求めに行ったということであります。休憩時間が少し長くなって申し訳ありませんでしたけれど,休憩時間中に判断を求めに行ったということでありますので,ご理解をいただきたいと思います。 関委員)これは農業委員の方から聞いた話だけどもね,特別委員長の申し入れに従ってね,ノコノコと帰っていく議員も情けないねというのが,農業委員の意見だったんですけどもね。農業委員会としては,そういう申し入れを受けて,そういう行動を取ったことに対する不満というか,それが結構有ったというふうに私は聞いております。もちろん最終的には農業委員と議員を兼ねている方の判断の問題なんだろうと思いますけどもね。現実的に競合するということが有りうるなら,やはりどちらかに,議員なら議員に,農業委員なら農業委員にすべきではないのかなと,要するに公選法に認められているから俺はいいんだという解釈ではないのではないかと私は思っております。以上です。 磯部議長)ただいま,関委員から農業委員との兼務の問題が話題になったわけですが,これは法律的に兼務しちゃいかんという規約もないですし,また公選法に定めた選挙制度の中で農業委員の選挙はやっておりません。ただ問題はですね,今回,農業委員会の総会に議員が出席したということになりますとですね,私は議会優先に活動すべきというのが基本だと思うんですね。ですからそれと,1月ですか,農業委員会の会長から農業委員会の中で,議員との兼務を自粛願うという意見書ですか,私の方にも出ましたんで,その辺をですね強制的にやるわけにもいきませんが,その辺を鑑みたときに個人の資質の問題,倫理観の問題だと思うんですよね。確かに議会優先すれば農業委員会の総会なり,なんらかを欠席する。そうすると農業委員会にも迷惑をかけるということをやっている方が,自覚しているか,していないかの問題でね,その辺はやはり議会としての縛りを付けるわけにいかない部分がありますんで,結論はやはり,当人がですね,自戒の念を持ってもらうという以外にないと思うんですがね。農業委員会の方でも正直困っているとは言いませんが,議会と兼務されたんで議会優先になると総会に,ましてや今度数が20人になりましたんで,そういう面も含めてね,農業委員は農業委員一本でやっていただきたいというのが,会長からそういう話が私にありましたけれどもね,それは農業委員会の中でもキチンと方向性は示してくださいよということだけで終わっているんですが。事実,関委員がおっしゃるように兼務することは,私はいかがなものかなというのは,基本的には持っております。その辺は今後どういう形にするか,意見書として議会として集約してですね,その先は強制権が無いんでね,良識の判断にお任せするかという以外にないと思っております,現時点では。 関委員)確かに農業委員会で,昨年の12月にそういう申し合わせをしておりまね。議会として別に強制力はないとしてもね,やはり望ましくないというものを,どこかで出すべきだはないかなと私は思っております。 徳増委員長)いろいろご議論ありがとうございます。ただ今決定したことにつきましては,各会派の皆様に周知いただけますようよろしくお願いいたします。以上で・・・ 池田委員)私から1点だけですね,お話をさせていただければと思います。先ほど提出されました意見書については採択されなかったということでございます。この意見書については,この後の議会改革の中でメニューとして当然取り上げるべき問題でありますし,様々なテーマをより個別具体に進めると。当然この意見書についても,その場での議論を期待するところですが,それまでの間,やはり議会運営委員会の中で,この意見書についての何らかの取り決めなり,整理をされた方がいいと思うのですが,意見として申し述べておきたいと思います。 徳増委員長)議会改革の中でね,また変わっていくと思うんですけれども,その議会改革のまとめができるまでは,今まで通りでいいのではないかなと思います。ここで,変えていくとかね。何かになると一貫性が無くなっていきますしね,現に今日の問題と,次に出てきた時と整合性が保てなくなりますのでね,今まで通りとして議会改革の中で1つのまとめができた段階で,それに添ってやっていくのがいいのではないかなと思いますけど,いかがでしょうか。異論がありましたらお願いいたします。 岡野委員)先ほど,委員長から全会一致が原則だということで,そのことの申し合わせを今後どうするのかよというような,発言が先ほど有ったと思うんですけども。意見書については。 徳増委員長)議会改革の中でね,取り扱っていただきたいことの1つだと思います。 岡野委員)じゃあ,議会改革で結論が決まるまでは全会一致という方向で進めるということですね。意見書については,取り扱いについては。 徳増委員長)そういきたいと私は思いますけども,異論がありましたらお願いします。いいですよ,多数決でもなんでも。これは委員長が決めるわけじゃないので,皆さんの意見で。それはあくまでも議会改革で決まるまでですのでね。暫定的なことですから,多数決のほうがよろしければ多数決でも,構いませんし,ただ,そうそう崩すというのはどういうものかなと思うので。 山本副委員長)ちょっと議論が逆戻りして申しわけないんですが,先ほど関委員から特定政党から意見書案が石岡市議会議員の手元に降りてきて,それをまた国に戻して政党の主義主張を国会で論じてほしいという経過を辿って意見書が出された。そのことに対して,その採択が難しいという趣旨のご発言ということに理解してよろしいでしょうかね。先ほどの関委員のご発言は。 関委員)ちょっと分からなかったんですけども,どういうことですか。 山本副委員長)要するに,石岡市議会が議員間の議論を経て,これを是非国で制度設計をしてほしい,あるいは議論をしてほしい,検討してほしいという手作りのね,石岡市議会議員独自の手作りの意見書であれば積極的に国に要望していく提出していくことは大いに結構であるが,今回提出したあるいは前回させていただいた意見書は,特定政党が調査して政策立案したものを石岡市議会に送ってきて,石岡市議会を経て地方の声として国へ提出するという,そういう経路を辿っているから今回は提出に賛成できないという,そういう趣旨のご意見だったんでしょうかね。 関委員)ご質問に答えます。私がノーと言ったのは,基本的には勿論そういうのもありますよという一般的な論は言いましたけどもね,出すに値しないという結論です。以上です。 山本副委員長)分かりました。結構です。 徳増委員長)ほかにはございませんか。ただ今決定いたしたことにつきましては,また議長のほうから提言・苦言いろいろございました。そのことにつきましては,各会派の皆様方にご周知いただけますようよろしくお願いいたします。以上で議会運営委員会を閉会いたします。 |