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議会中継
  


 第7回委員会 (12月12日)
出席委員 鈴木行雄委員長,島田久雄副委員長,磯部延久委員,塚谷重市委員,玉造由美委員
市執行部 【生活環境部】
生活環境部長(広瀬峰昌),生活環境部次長兼生活環境課長(岡野光弘),参事水道担当(三城裕文),市民課長(谷島保夫),保険年金課長(小松崎隆雄),生活環境課長補佐兼放射線対策室長(吉田昌司)
【経済部】

経済部長(市村明),経済部次長兼農政課長(前沢洋一),参事企業誘致推進室長(下河邊卓美),商工観光課長(内田栄市),副参事中心市街地活性化対策室長(菊地正樹),地籍調査課長(臼井俊)
議会事務局 庶務議事課係長(関 努)


鈴木(行)委員長)ただ今から,環境経済委員会を開会いたします。本日の議題は,付託された議案の審査といたしまして,議案第105号「平成23年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分,議案第109号「石岡市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例を制定することについて」,付託された陳情の審査といたしまして陳情第14「住宅リフォーム助成制度及び住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金制度に関する陳情」(環境経済委員会所管にかかる部分),及び「その他」であります。
 次に本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに議案第105号「平成23年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分を議題といたします。
 本案につきましては,初めに執行部からの説明を求めます。なお,生活環境部所管,経済部所管の順に説明願います。
   
市民課長)それでは議案第105号「平成23年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち,市民課にかかる部分につきましてご説明申し上げます。
 お手元の補正予算書の16,17ページをご覧いただきたいと思います。いちばん上段でございます。(款)総務費(項)戸籍住民基本台帳費(目)戸籍住民基本台帳費(節)住民基本台帳事務費の21万円の増額についてご説明申し上げます。
 住民基本台帳法の一部改正に伴いまして,平成24年7月に日本に居住する外国人についても住民基本台帳法の適用対象に加えられことによりまして,外国人登録法は廃止となり,外国人登録原票に変わるものとして日本人と同じように住民票が作成されることになりました。
 そのため,住民票を作成する作業のため臨時職員1名を雇用するものとして,社会保険料4,000円,臨時雇人賃金20万6,000円,合計21万円をお願いするものでございます。
 ご審議のほどよろしくお願いいたします。以上です。

保険年金課長)続きまして私からは,保険年金課の該当部分についてご説明いたします。同じ16,17ページの上段部分でございますけれども(款)民生費(項)社会福祉費(目) 老人医療給付費(節)負担金補助及び交付金の,後期高齢者医療療養給付費過年度分負担金2,986万1,000円についてでございますけれども,これは平成22年度後期高齢者医療療養給付費負担金の精算に伴いまして,茨城県後期高齢者医療広域連合会へ不足分の負担金を納入するために予算を計上するものでございます。
 負担割合としましては,療養給付費の12分の1を市町村が負担することに定められております。以上でございます

生活環境課長補佐兼放射線対策室長)続きまして,生活環境課にかかる部分のうち,放射線対策経費についてご説明申し上げます。16,17ページの下から2番目でございますが,(款)衛生費(項)保健衛生費(目)環境衛生費(節)共済費,賃金,需用費,委託料,231万7,000円の増額について,ご説明申し上げます。増額の内容でございますが,食品放射能測定業務と,放射線測定データ取りまとめ業務の臨時雇人賃金として80万6,000円,その社会保険料として11万6,000円,除染に必要な事務事業用品費として40万7,000円,自動車燃料として15万2,000円,放射線量測定委託料として83万6,000円の増額補正をお願いするものでございます。よろしくご審議をお願いいたします。

生活環境部次長兼生活環境課長)続きまして,生活環境課所管でございますが,16,17ページの下段になります(款)衛生費(項)清掃費(目)清掃総務費(節)負担金補助及び交付金の清掃一般事務費,湖北環境衛生組合負担金192万6,000円の増額についてご説明申し上げます。
 増額の内容でございますが,湖北環境衛生組合の石岡クリーンセンターの建設請負業者である○○○○○○を相手として,平成14年7月10日に実施した「石岡クリーンセンター建設工事」の入札において,談合行為により高額な価格で落札され違法かつ組合に損害を与え,不当な利益を得たとして損害賠償金12億6,024万4,565円を求める訴えを提起することになりました。
 その裁判費用として355万円のうち,石岡市負担分として192万6,000円の負担金の増をお願いするものでございます。
 よろしくご審議をお願いいたします。

経済部次長兼農政課長)それでは,一般会計補正予算のうち農政課所管の補正につきましてご説明いたします。
 今回の補正は,畑地帯総合整備事業及び園芸振興,身近なみどり整備推進事業をはじめとした林業振興費,林道災害復旧事業などに係るものでございます。
 補正予算書の12,13ページをお開き願いたいと思います。
 まず,歳入の一番上でございます。(款)国庫支出金(項)国庫負担金(目)災害復旧費国庫負担金(節)農林水産業施設災害復旧費国庫負担金1,200万円でございますが,これは,9月中旬の台風15号によって被害を受けた北筑波稜線林道5工区2か所の復旧に係る国の補助金でございまして,事業費の2分の1を計上してございます。
 次に,中段の(款)県支出金(項)県補助金(目)農林水産業費県補助金(節)林業費補助金1,088万円でございますが,内訳として,まず,林道改良事業補助金248万円がございます。これは,林道大増線の改良に関する県補助金でございまして,補助率は事業費の5分の2,40%でございます。
 同じく,その下,身近なみどり整備推進事業補助金840万円でございますが,これは,県の森林湖沼環境税を活用した補助率10分の10の事業でございまして,事業の推進を図るため県の補助金が増額配分されたことに伴いまして補正するものでございます。
 次に,下の方になりますが,(款)諸収入,雑入でございます。説明の中段にございます子どもの森づくり推進事業補助金100万円でございますが,これは,社団法人茨城県緑化推進機構の事業補助金で,緑の少年団がある小中学校における整備補助金でございます。
 次に,(款)市債(節)農業債,県営畑地帯総合整備事業債1,560万円でございますが,これは,県営事業東成井西部地区の整備に係る県予算の増額に伴いまして事業量が増えますことから,それに充てる農業債でございます。
 同じ款項で,(目)災害復旧債(節)農林水産業施設災害復旧債1,570万円でございますが,これは,先ほど申し上げました台風15号による北筑波稜線林道の復旧及び市単独工事に充てる事業債でございます。
 続きまして,歳出でございます。18,19ページをお開き願います。
 まず,ページの一番上(款)農林水産業費(項)農業費(目)農地費(節)負担金補助及び交付金の畑地帯総合整備事業負担金1,740万1,000円でございます。
 これは,県営事業である東成井西部地区の整備について,県予算が約1億9,000万円増額されたことに伴いまして市の負担金を増額するものでございます。これによりまして,5ヘクタールの区画整理や用水機場工事などが実施されることになりまして,埋蔵文化財の発掘に伴いまして事業が遅れていたわけでございますが,この予算増によりまして,その遅れを取り戻すことができるということになります。
 次に,一つおきまして(目)園芸振興費の青果物銘柄産地支援事業補助金750万円でございますが,これは梨の銘柄産地の維持,評価向上に向け災害に強い産地づくりを進める目的で整備する多目的防災網に対する補助金でございまして,来春の整備を行うため今回補正計上するものでございます。15.2ヘクタールの整備を予定してございまして,補助率は3分の1でございます。
 次に,その下の(目)農政企画費,系統農業災害資金利子補給金2万6,000円でございますが,これは,原発事故に伴う出荷制限や風評被害により損失を受けた農業者が借り受ける系統農業災害資金の利子の4分の1を市が補給するものでございます。国の決定によりまして,9月末であった借入申請期限が来年の3月末まで延長されたことに伴いまして,5人分の借入れを見込んでございます。
 次に,(款)農林水産業費(項)林業費(目)林業振興費でございますが,林業振興経費191万5,000円を計上してございます。その内,石岡市森林整備計画作成業務委託料91万5,000円は,本年4月に森林法が改正され,年度内に市町村の森林整備計画を改訂しなければならないという規定がされましたことから,その作成の委託料を計上するものでございます。
 その下,子どもの森づくり推進事業補助金100万円でございますが,これは,緑の少年団の環境教育に必要な環境整備を行う事業として,今回,三村小学校と小桜小学校がそれぞれ50万円の補助を受け植樹や遊歩道,ベンチの整備などを行うものでございます。
 次に,その下の身近なみどり整備事業840万円でございますが,これは,事業に係る県補助金が増額されたことに伴いまして,森林整備委託料を853万3,000円増額しますとともに,需用費を合わせまして13万3,000円減額するものでございます。整備の対象は,染谷地内山林1.7ヘクタールと龍神の森11.5ヘクタールを予定いたします。
 次に,(目)林道開設費(節)工事請負費の林道開設事業(県単)620万円でございますが,これは,震災で被害を受けた林道大増線が国補の対象とならなかったということから,当初,林道石田中戸線で予定しておりました県単事業を大増線に振り替えまして,工事を行うための補正でございます。延長120メートルの整備を3年継続で行っていく予定としております。
 次に20,21ページをお開き願います。
 中段より下,(款)災害復旧費(項)農林水産業施設災害復旧費の(節)工事請負費及び(節)補償補填及び賠償金3,380万円でございます。
 内訳といたしまして林道復旧工事3,350万円,立木等補償30万円を計上しておりますが,これは,台風15号により被害を受けた北筑波稜線林道5工区の2か所,また,林道丸山線及び龍神山線の復旧工事費と,工事に伴い伐採する国有林内の立木に係る補償でございます。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

商工観光課長)私からは商工観光課所管で2件の補正予算を計上しておりますので,ご説明いたします。
 初めに18,19ページの上から3段目(款)商工費(項)商工費(目)観光事業費(節)工事請負費,まち蔵藍運営経費336万円,まち蔵藍修繕工事336万円についてご説明いたします。これについては,3.11の震災後,災害復旧で屋根瓦と壁の修繕を行い,お祭り3日間においては,物販のみで一時的に再開をいたしました。その後9月の台風15号の被害も含めまして,その中で畳の下地板の腐食や破損,それに伴う畳の腐食。そして木戸先の軒下の通し板の割れ,軒板の破損,雨戸の破損,店先の雨樋などの修繕の工事費でございます。
 2件目が同ページのただ今説明いたしました下の段(款)商工費(項)商工費(目)観光施設費(節)委託料と工事請負費,フラワーパーク管理運営費3,347万4,000円,内訳が資材置場修繕工事監理業務委託料320万3,000円,フラワーパーク施設修繕工事3,027万1,000円についてご説明いたします。これについては平成23年4月3日に茨城県フラワーパーク内で発生した資材置場倉庫火災で使用不能となった資材置場倉庫の再建築にかかる修繕工事費等でございます。財源については,戻りまして12,13ページになります。上から3段目(款)県支出金(項)県負担金(目)商工費県負担金(節)商工費負担金,フラワーパーク作業棟火災復旧負担金802万4,000円と,同ページ下から2段目(款)諸収入(項)雑入(目)雑入(節)雑入,全国自治協会建物火災共済金2,545万円でございます。
 以上2件でございます。よろしくお願いいたします。

地籍調査課長)続きまして,地籍調査課に係る補正予算についてご説明申し上げます。今年3月の東北地方太平洋沖地震に伴い地殻変動が生じましたので,国土地理院より10月31日に公表された測量の基となる三角点,水準点の測量成果の改定値により,座標変化及び点検測量等を実施するためでございます。まず,歳入でございますけれども,12,13ページをお開きいただきたいと思います。中段に(款)県支出金(項)県補助金(目)農林水産業県補助金,右に農業費補助金としまして,地籍調査事業補助金,事業費の4分の3でございますが,240万円を計上してございます。
 続きまして18,19ページをお開きいただきたいと思います。上段に(款)農林水産業費(項)農業費(目)地籍調査費(節)委託料でございます。地籍調査事業,測量・調査等委託料として,327万6,000円の補正増額をお願いするものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

鈴木(行)委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。
   
島田副委員長)放射線対策費の件なんですが,放射線量の測定委託料という項目で入っているんですが,市でも測定器を購入するというような話も聞いているんですが,その辺のところの兼ね合いはどういうふうになっているか,お聞きしたいと思います。

生活環境課長補佐兼放射線対策室長)これは1月から3月分の要望額でありまして,予備費で12月分までは対応していただいておりますので,その分で測定器等は購入済みでございます。

生活環境部次長兼生活環境課長)補足説明申し上げますが,市で買った測定器につきましては,一般への貸出用で支所が3台,本庁が3台で貸し出しております。委託料につきましては,これまで市の職員が出向いていって,公共施設等の測定をしておりますが,それについては委託料を補正いたしまして,外部委託ということで行う委託料でございます。

島田副委員長)今の件なんですが,今の貸出用の測定器ではなくて,午前中は給食センターの食材等いろいろと測るもの。お昼からは一般の市民の皆さんから依頼のあったものを測るような機械を買うと。それが1月の半ば頃というような話を聞いたんで,この測定委託料というのはどういう,それ以外のものを測るものなのか。

生活環境部次長兼生活環境課長)その委託料でございますが,委託料につきましては,毎日,公共施設,保育所等に委託,シルバー人材センターでございますが,そこへ委託する経費として補正をお願いするものでございます。

島田副委員長)わかりました。

鈴木(行)委員長)ほかに質疑はございませんか。
   
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
   
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。これより採決に入ります。
 議案第105号「平成23年度石岡市一般会計補正予算(第7号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。
 
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に議案第109号「石岡市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。
 本案につきまして,初めに執行部からの説明を求めます。
   
参事水道担当)議案第109号「石岡市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例を制定することについて」を,ご説明を申し上げます。本案は,三村地区簡易水道事業が平成28年度に湖北水道企業団との事業統合を目指し,本年度より平成27年度までの予定で,老朽施設の更新を開始したことに伴いまして,水道事業は受益者負担の原則がございますので,事業の財源の一部を受益者にご負担いただくものでございます。また,これまでの簡易水道事業には管理費等に一般会計からの繰入を行ってまいりましたが,八郷地区の水道事業や湖北水道へは,管理費等に対する繰入は行っておりませんので,簡易水道事業の財政健全化のため,水道料金を平成24年4月より改定するための条例改正案をご審議いただくものでございます。改正いたします水道料金につきましては,新旧対照表にございます現行料金が1月10立方メートルを含んだ基本料金が消費税込みで1,144円に対しまして,改正後は基本料金に水量を含まずに1月1,155円に改正するものでございます。なお,使用水量につきましては,これまで11立方メートル以上の1立方当たりの単価が73円に対しまして,改正後は従量料金といたしまして4段階の単価を設けてございます。1立方から10立法までにつきましては,1立方当たり105円。11立方から30立方までにつきましては173円25銭。31立方から100立方までに対しましては220円50銭。100立方を超えるものに対しましては267円75銭となってございます。なお,改正後の水道料金は,現行料金のほぼ倍となりますので,激変緩和措置として平成28年4月まで5か年をかけ,段階的に改正することといたしたものでございます。以上でございます。
   
鈴木(行)委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
   
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。これより採決に入ります。
 議案第109号「石岡市簡易水道事業給水条例の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。
 
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

 ― 休 憩 ―

鈴木(行)委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に陳情第14「住宅リフォーム助成制度及び住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金制度に関する陳情」のうち環境経済委員会所管にかかる部分を議題といたします。
 本件につきましては事務局より受理の経緯及び陳情の概要等について説明を求めます。

事務局)それでは,陳情第14「住宅リフォーム助成制度及び住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金制度に関する陳情」のうち環境経済委員会所管に関する部分について,ご説明いたします。
 本陳情は,平成23年11月11日付けでご提出いただき,同日付けで受理させていただいております。提出者は,石岡市東光台にお住まいの,土浦民主商工会 石岡支部長 ○○様でございます。
 内容でございますが,住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金につきまして,導入する市町村が拡大しており,また,地域への経済波及効果は多大なものがあることから,土浦市や鹿嶋市と同様に,石岡市におきましても住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金制度の創設を求めるものでございます。
 以上でございます。
  
鈴木(行)委員長)次に執行部から,平成21年度に実施いたしました本陳情と同趣旨の補助金であります「石岡市住宅用太陽光発電システム設置費補助金」の概要,交付実績と,それらを踏まえて,本陳情を実施する際の課題等について,報告を求めます。

生活環境部次長兼生活環境課長)それでは平成21年度に実施しました石岡市住宅用太陽光発電システム設置費補助金の概要についてご説明申し上げます。
国の平成21年度補正予算で経済危機対策として「地域活性化・経済危機対策臨時交付金制度」というものが創設されました。石岡市ではこの交付金制度を活用し9月議会に補正予算を計上し「石岡市住宅用太陽光発電システム設置費補助金」の補助制度を創設し,10月1日から実施をいたしました。
 事業内容でございますが,地球温暖化防止対策のため環境負荷の少ない新エネルギーの導入促進事業として,個人住宅に太陽光発電システム設置する場合に,1時間あたり1キロワットの発電能力に対し4万円,最大で4キロワット,16万円までの限度額で助成する制度でございました。
 また,21年度では石岡市のほかに,国の経済産業省及び茨城県の生活環境部でございますが,同様の太陽光発電システム設置補助があり,国が1キロワットあたり7万円,限度額70万円,茨城県が1キロワットあたり3万円,限度額10万円の制度があり,それぞれ市民の方が利用することができました。
 制度の活用実績でございますが,市は320万円を予算措置いたしました。設置件数は20件で283万1,000円の補助金を交付しております。予算の財源は国からの交付金100%の充当でございました。
 なお,20件の実績平均で申し上げますと,1時間あたり発電能力が3.79キロワットで工事費が平均で224万3,000円となっております。
 国・県・市の補助制度を活用した場合,ただ今申し上げました石岡市の平均発電能力3.79キロワットで試算しますと,国の補助が26万5,000円,茨城県が10万円の限度額,市が15万1,000円,合計51万6,000円の補助額となり,平均の工事費224万3,000円の約23%が資金援助を得られた形になっております。以上が設置費補助金の概要でございます。
 続きまして課題等について,ご説明申し上げます。
 陳情の補助制度の創設でございますが,国,経済産業省においては,継続して平成23年度もシステム導入支援対策費補助制度として実施しております。なお,以前は1キロワット当たり7万円の補助額でございましたが,23年度においては4万8,000円,限度額48万円に減額となっております。
 茨城県の生活環境部においては,平成21年,22年度で実施され1キロワット当たり3万円,限度額10万円で補助されておりましたが,平成23年度では補助制度がありませんでした。
 なお,茨城県内の自治体の状況についてご説明申し上げますと,平成23年6月時点で実施している自治体は,市が11,町が2,村が1の14自治体でございます。
 今後の取組でございますが,平成21年度では国から「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」の財政支援がありましたが,この制度に代わるものとして,現在,石岡市の都市建設部所管の狭隘道路整備等促進事業に活用している,国土交通省所管になりますが,社会資本整備総合交付金制度というものがございます。この制度が利用できるかどうか財政課と協議をしてまいりたいと考えております。なお,この制度は交付率が2分の1の交付金制度でございます。以上でございます。
 
鈴木(行)委員長)以上で報告は終わりました。次に,本陳情につきまして,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
 暫時休憩いたします。

  ― 休 憩 ―

鈴木(行)委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。ご意見等はございませんか。
   
島田副委員長)今の補助制度なんですが,21年は当市でもやっていたということですが,それはどういう,1年やって止めた経緯をお聞きしたいと思います。

生活環境部次長兼生活環境課長)21年度に実施した件ですが,21年度においては国の支援がありました。地域活性化経済対策臨時交付金ということで1年間の制度で,市も9月議会の補正で1年間の320万円の補正をしたもので,単年度で終わっております。

生活環境部長)今の補足でございますが,21年度,今,次長が言いましたように国からの補助制度がありました。石岡市で補助金を出した全てに国からの補てんがあったということで,全額,市の持出しは一切なかったということになります。実際には出しましたけれども,そのお金の裏付けは全て国から補助金としてきていたと。22年度からはそれがなくなったので,石岡市もやらなくなったという経過がございます。

島田副委員長)3,4日前のテレビの放映で,この太陽光発電が今,脚光を浴びて,大分,代替エネルギーとして普及しているということなんですが,この辺はあまり雪が降らないので問題ないだろうと思うんですが,ぼた雪が降ったときに,その雪が瓦の雪止めで止まらないで,想定以上のところに雪が落ちるということで,問題も出てきているみたいです。これは代替エネルギーとしては最高に,何ら問題はないんですが,そういう自然的な問題が最近出てきているような,ニュースの特集でやっていたんですが,そういう部分も私はあると思いますよ。その辺のところも将来的に見て,今,いいからということで,隣と隣の隙間がない,境の幅が狭いというような場合には問題が出てくるような部分で,警報を鳴らしているというようなことをニュースでやっていたことを,私は見ましたので,その辺のところが,国の補助があるけども石岡の補助もという部分では,やはり考えた方がいいのかなと。全体的な動向を見た方がいいのかなと。大変いいことなんですが,いろいろな問題も,太陽光発電そのものがまだ日が浅いというような部分で,問題があるというようなことを言っておりますので,いいことだとは思うんですが,時期が早いような,いろいろな問題が出てくるような気がします。

鈴木(行)委員長)ほかに質疑はございませんか。

  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ないようですので,ただ今,委員からも発言がございました。現在の石岡市においては平成21年度にこの事業については補助金を交付いただきまして,単年度のみで処理をしたという説明があったわけでございます。その後,22年度,昨年度はやっていない,23年度もないという形の中で,今後どういうふうにしたらいいのかというようなことで,執行部からも説明を受けた中で,現段階では補助金について,国からの補助については想定できない旨のお話もございました。そういったことも踏まえまして,今後執行部におかれまして,国の担当,先ほど話されました国土交通省等々に,これに該当するような補助制度があればそれを補助いただいて,その段階でこの事業については実施をするというような形の中で,とりあえず今議会においては継続審査にするというような形で,これにご異議ございませんか。
 
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
     
鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでございますが,これらにかかる委員長報告の取扱いにつきましては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に「その他」でございますが,経済部から発言を求められておりますので,これを許します。
   
経済部長)その他でございますが,経済部から3課に渡りまして報告がございますので,よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。

経済部次長兼農政課長)それでは,農政課からイノシシ捕獲,処分に係る助成制度につきまして,ご報告をさせていただきたいと思います。
 この制度につきましては,緊急性があったということで本委員会への説明が後になってしまいましたことをまずもってお詫び申し上げます。
 内容につきましては,先の一般質問の答弁でご説明させていただいておりますが,改めて概要をご説明させていただきます。
 今回の助成は,放射能汚染の問題から,狩猟期におきましてハンターがイノシシ猟を敬遠,または控えるという動きがありまして,さらに12月2日には国からイノシシ肉の出荷制限指示が出されたことによりまして,その傾向が助長されていくということが予想されますことから,猟の敬遠ムードを払しょくいたしまして,農作物被害を未然に防止する目的で行うものでございます。
 助成の名称は「石岡市有害鳥獣被害防止対策報奨金」としまして,イノシシの捕獲,解体,処理に対する報奨として,食用に供するものを除くイノシシ,5キロ〜60キロ未満に1万円,60キロを超えるものに1万5,000円を交付するものでございます。
 60キロで交付額を変えておりますのは,生物学的に60キロ以上が成獣,大人のイノシシの扱いとされておりまして,そういう大物を運搬,または解体するための人数,時間等の経費を考慮して差を設けたものでございます。
 交付の対象者は,猟友会石岡,八郷支部の会員のうち市内に住所を有する者で,交付の手順,確認方法は,まず捕獲したハンターが捕獲時点で写真を撮影しまして,八郷支部長への報告,確認を得まして,解体・処理時に,今度は農政課職員が立会います,職員がそこで解体したものを運搬し,かすみがうら市にある焼却場に持っていく。そして処分を確認した後,報奨金を支払うという手順になってございます。
 対象期間は,12月5日から3月15日までの猟期期間内ということで,捕獲頭数を150頭,総額で200万円の支払いを予定してございます。なお,緊急的な取組といたしまして,この経費は予備費で対応してございまして,昨日までの実績は8頭でございます。以上でございます。

商工観光課長)商工観光課から,2件の報告をいたします。
 初めに,国民宿舎「つくばね」の民間活用に向けての経過について,ご報告いたします。
 これについては,各委員もご存じのように,現在の国民宿舎つくばねは,開館から36年が経過し老朽化により利用者ニーズに対応できないことや,大規模改修の必要性があります。そのような中,また平成21年度に実施した耐震診断によると,施設の耐震性能が確保されていないという結果であって,耐震化は平成27年度までに完了させる必要があり,多額の対策費用が見込まれます。
 また公益法人化についても,平成25年11月が期限となっており,その運営方法についても現在,方向性を探っている状況を踏まえまして,そこで,求められる役割,機能の再定義として,地域住民からの必要最小限の役割,地域の交流拠点,公費負担の最小化など存続にあたり再整備,運営について,公民連携手法の導入や最適事業手法に関する必要な調査を実施して,課題の抽出と解決方法を現在検討しております。
 その一つの手法として公共施設等の建設・維持管理・運営等を民間の資金,経営能力及び技術的能力を活用して行うPFI等の最適な事業手法を検討,勉強している中,民間活用についてPFIに詳しい大学教授に連絡調整をとることができ,勉強をしてきた中で,その教授からコンサルタントに対し協力を求め市場調査等が行われております。
 現在の調査状況では,民間事業者の参入は厳しい状況にあるというような経過にありますが,今後,違う施設として集会機能を存続させることも含めまして,民間事業者の参入の可能性がでてくれば,積極的に検討をしていきたいと考えております。
 次に商店街サポート職員雇用委託についての状況をご報告いたします。
 この事業について,今年度,この委員会に報告していなかったので,遅れて申し訳ありませんでした。
 これは中心市街地活性化事業の中の一つで664万2,000円の予算であります。
 この事業につきましては,緊急雇用創出制度を活用し,中心市街地の活性化を加速させるため,地域商店街活性化事業等に取り組む市内商店街及びまちの賑わい創出に向けた検討,イベント等を含む事業を円滑かつ効果的に展開するための補助的業務を担っていただいております。特に専門的な業務に従事した経験をもとに商店街等へ訪れる方への「おもてなし」や「新たな事業への展開」などについて,調査研究していただき,報告をいただくとともに事業者に対する研修を行ってまいりましたが,このサポート職員の体調不良,健康状態が思わしくないため,どうしても続けることができないとの理由により退職を希望されており,現在,自宅療養をしております。
 今後は,この雇用制度を引き続き活用いたしまして,石岡市内の商店街等の調査を進めてまいりたいと考えております。
 以上,2件の報告をいたします。

副参事中心市街地活性化対策室長)私からは中心市街地活性化基本計画事業の経過について,御幸通り小型LED街路灯の設置について,経済部公式ツイッター登録状況についていうことで,ご報告申し上げます。
 まず皆様のお手元の資料,中心市街地活性化基本計画についてでございます。石岡市中心市街地活性化基本計画は平成23年5月までは総務企画委員会所管であったため,中心市街地活性化対策室におきましては平成23年6月1日から所管となったため,環境経済委員会の席においては報告をいたしておりませんでした。
 石岡市中心市街地活性化基本計画におけるテナントミックス事業につきましては,「株式会社 まち未来いしおか」が事業主体でございます。本計画は,平成21年12月7日に国の認定を受け,計画に基づいた中心市街地の活性化事業を行っていくものでございます。テナントミックス事業等を実施することにより,中心市街地に人の流れができ,商業の活性化に加えまして,賑わいのあるまちづくりが期待できるものと考えております。
 テナントミックス事業を展開していく中で,「農家の野菜直売所」また,「石岡カフェ」におきましては平成22年6月17日付けで申請をし,事業内容につき改善を求められ,その後協議を重ねた結果,平成22年10月29日に採択の決定を受けました。平成22年11月18日付けで補助金交付決定がなされ,平成23年2月のオ−プンとなりました。
 しかし,オ−プンする過程におきまして人員的,財政面において多少の不安が生じ,平成23年1月にまち未来いしおかと協議を行い,2店舗については運営していくが,それ以外の事業について事業展開は厳しいとの話があり,現時点においては2店舗への経営の支援を優先させることといたしました。
 先日の一般質問におきまして,テナントミックス事業の状況報告をとのご質問が山本進議員からなされ,答弁におきまして株式会社 まち未来いしおかが,今後において店舗の展開は困難であると,ご答弁いたしました。
 オ−プン後におきましては,ご承知のように東日本大震災の影響もあり交通機関が滞り,客足が遠のきましたが徐々に回復してきております。
 中心市街地活性化対策室におきましては,これまでの経緯を踏まえたうえで,今後は,まち未来いしおかの真意を確認しながら問題点を精査するとともに,資金面など多くの課題も見えてきたことから,中心市街地活性化基本計画における株式会社 まち未来いしおかの在り方について,今後,新たな事業者発掘,また,各関係機関,関係部署と連携を図りながら,加えて事業実施に至っていない事業につきましても,期間内に取り組むことができるよう努め,見直しを図る事業につきましても計画期間内に事業完了するよう努めてまいりたいと考えております。以上が中心市街地活性化基本計画についてのご説明でございます。
 続きまして,御幸通り小型LED街路灯設置事業ということで,これも皆様のお手元に2枚,設置概要図並びに位置図ということでお手元にあるかと思います。この事業につきましては,御幸通り商店街が主体となりまして,商店街活性化法の認定を受けたことにより,事業実施するものでございます。 まず初めに委員の皆様方にホチキス止めにしてある資料として2枚あると思われますが,「御幸通り小型LED街路灯 設置概要図」,続いて「御幸通り小型LED街路灯設置事業 位置図」についてご説明いたします。
 この事業につきましては,現在,御幸通りにはボラードが設置されております。ボラードにつきましては,ガ−ドレ−ルの代わりとなっておりますが,このボラードは景観的にもマッチしておりまして,この現在あるボラ−ドにつきましては移動不可能な構造になっております。
 今回,委員の皆様にご報告させていただきます「小型LED街路灯設置事業」でございますが,小型LED街路灯は,車止めとしての役目も果たし,LED照明のため必要最小限の電力で夜の街を演出,また,防犯灯の役目も果たし,景観を美しく演出する効果もあると思われます。小型LED街路灯を設置するに当たりまして図面の中にお示ししてあると思いますが,既存の石のボラ−ド,これを撤去いたしまして,小型LED街路灯を設置いたします。
 続きまして2枚目をご覧いただきたいと思います。小型LED街路灯設置ポイントといたしまして黄色の楕円の形をしたマ−クでお示ししてあると思いますが,そこがおおよその設置ポイント箇所でございます。設置工事の時期でありますが,年明けの1月から工事に入り2月末完成の予定でございます。以上が,小型LED街路灯設置事業についてのご説明でございます。
 続きまして「ツイッターのその後」ということで,これは資料としてはご用意しておりません。口頭でご報告のみさせていただきます。
 先月の環境経済委員会におきましてツイッターにつきましてはご説明申し上げました。経済部の情報を積極的に発信し,石岡市の魅力度アップに繋げたいということで,9月の中旬から開始したことをご報告させていただきました。本日は情報を見てくれているファンの数,人数のご報告をさせていただきます。
 9月15日に情報発信の開始をしまして,先月のこの委員会の席におきまして,11月8日時点においてのフォロワ−数,情報をみてくれている人の数,ファンの数ですが348人ということをご報告いたしました。
 今回,12月8日現在においてですが,483人でございます。来年3月,年度末時点におきまして,このファンの数1,000人を目指して,いろいろな観光又はイベント情報を発信していきたいと思います。以上でございます。

鈴木(行)委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対しまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 暫時休憩いたします。

  ― 休 憩 ―
    
鈴木(行)委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
    
磯部委員)単純なことをお聞きしますが,イノシシ,かすみがうらで焼却処分という説明がありましたが,この経費はどうなっているんですか。市の負担になるんですか。

経済部次長兼農政課長)ただ今,イノシシ捕獲,処分についてご質問いただきました。これにつきましては,先ほど申しましたように,市の職員がかかわるといいますか,市で預かって処分するということで,減免措置を受けまして,その処分費については,無料になってございます。

磯部委員)了解しました。これは提案事項なんですが,先ほど来,つくばねの問題,或いは商店街の活性化の問題,サポート職員が自宅静養しているというようなこと,それからテナントミックス事業,こういうことについて,詳細なる検討をされたのかということなんですね。例えばまち未来との協議にしても,2事業はやるけど4つはできないとか,そういうものに対して,やはり担当所管としては,あらゆる角度からものを考えて,参考のために申しますがね,この野菜の直売所,これ確かにいいことです。しかし,先ほどの説明では外部から人が来るというようなことでしたが,外部からは来ておりません。既存の八百屋さんがつぶれてしまいます。そういうことも検討して,こういう事業を立案しているのかと。これは今後の大きな課題だと思うんですね。ですから,極端に言えば,そういうところに野菜の直売所を造るんだったら,石岡市の野菜,地場産品を使ったところに補助金を出すと,そのほうがよっぽど地域の商店も栄えるし。やっぱり逆の考え方もあると思うんですよ。ですから,そういうことを慎重に,皆さんも担当所管ですからね,それなりの角度から検討をして,事業というのは今後も進めていくべきだと思うんですよね。簡単に事業をやって,駄目だから閉鎖と,或いは受けてくれないからどうしようかとか,そういう契約だとか,そういうことに対しては今後,慎重にいろいろな角度から協議して実施に踏み切らないと,ただ同じようなことをやった,ああしまった,やってしまったというようなことになりかねないんでね。これは提言として,別に答弁いただくことはないんですが,そういうことを今後,課題としてやっていただきたいと思います。以上です。

塚谷委員)今,中心市街地活性化基本計画ということで説明を受けたわけなんですが,ここで「まち未来いしおか」という会社を設立して今日までやってきたと。本来であれば,この環境経済委員会が所管して,いろいろな面で知ってなければいけない部分なんだけども,ただ今回こういう形で,この間の一般質問のときに初めて,事業中途ながら頓挫するといったような話を聞いたわけだけど,その人員,財政面,或いは不安,資金面の不安が,課題があるから退くということなんだけど,どういうふうに。賑わいのあるまちづくりをするということで始まったわけですよね。今,磯部委員からも言われたように,直売所をこういうように造ったということであっても,実際,このまちの中に直売所を造ったからといって,それが繁盛するかといったら繁盛しない。やっぱり直売所というのは,ものが作られた中において一つの農家直売所ではないが,八郷エリアにあるような直売所であれば,これは当然繁盛するんだけど,まちの中で,まちの人たちが買い物に来るだけの直売所で,それで採算があるのかないのか,これは深くなってしまうけど。ただ私が言いたいのは,この中心市街地活性化基本計画というのは,この環境経済委員会が所管する中において,恐らく,この委員の中においても,頓挫してしまったということは,新たに知ったと思うんですよ。だからそういう面で,今までの説明,そういった部分がちょっと足りなかったのかなと。これ「まち未来いしおか」が人員とか,財政,資金面の課題ができたから撤退するということはどういうことなのか,その説明をちょっとお聞きしたいと思います。

鈴木(行)委員長)ただ今,塚谷委員からの質問があったわけですけど,この件については簡単にここで答弁を,というわけにもいかないと思うので,正月明けにでも,私ども環境経済委員会を開催いたしまして,そのときに詳しくそういった経緯と,今後の課題等も含めて審議をいたしたいと思いますので,ご了解をいただきたいと,このように思います。

塚谷委員)了解しました。もう1つ違うことで,経済部にお聞きしたいんですが,今,イノシシの捕獲の問題,いろいろ努力されていまして,今までいろいろな形で,経済部から情報を得ていましたが,こういう形ができたと,大変ご苦労さまということなんですが,あと,イノシシでしし鍋ということで,まちおこしと言いますか,八郷エリアにおいてはしし鍋というものをやっているわけです。出荷停止ということになって,非常に業者さんたちが困惑をしている状況なんですが,経済部でも大変お骨折りをいただいて,県のほうとか,そういう形で話を進めていただいているわけなんですが,その後の経過をちょっとお聞きしたいと思うんですね。参考に,新聞の中で,栃木県で放射性セシウムが検出されたものが5日には解除になったと。これわずか3日で解除だと,そういう形で解除になった例も栃木県の那珂川町,そういうことがあったということで,それに携わる方々は不安をしているわけなんですが,その後の報告をお願いしたいと思います。

経済部次長兼農政課長)ただ今,しし肉の出荷制限に伴う問題ということでご質問いただきましたが,その経過ということでございますが,今,塚谷委員からもお話がありましたように,12月2日に総理大臣名でしし肉については茨城県,また栃木県の両県におきまして,出荷を自粛するようという指示が来たわけでございます。出荷の制限というのは,イコールそれを食用に供してはならないと。自分で食べる分にはいいのですが,ほかの人には出してはいけないということ。また,その指示以前の肉,12月2日以前の肉についても流通させないということが,その指示の裏側にあるものでございました。そういう中で,私どもが2日の指示を受けまして,急ぎその夜には猟友会,商工会を通じまして,そのしし鍋を扱っている12店舗につきまして,食用に提供しないようにということで指示をしたところでございます。そういう中にあって,先ほど委員からもお話がありましたように栃木県那珂川町につきましては,これは国補事業で造った処理加工施設がございます。これにつきましては,すべての法律に基づいた処理をしているということから,その処理施設で処理されたもので,検査の暫定基準値を下回っていれば流通してもいいという解除の変更通知が,12月5日に国から出されたものでございます。これにつきましての条件は,暫定基準値を下回ること,また,県と市が責任を持って出荷管理,検査管理,そういったものをすること,という条件が付してあったようでございます。那珂川町につきましては,そういうことで3日間で解除されたということでありましたけれども,国補事業で造った施設ということもありまして,栃木県では国に対して,その出荷制限指示が出る前から,もし出た場合にはこういう解除の方向でよろしいかという協議を国と1か月前からしていたようでございます。そういう時間の経過があったようでございます。石岡市といたしましては,これを受けまして,商工会でも大きな問題と,土日を中心に予約が多数入っていたと,大きな問題ということで,先週の金曜日,9日ですが,関係者で対策会議を行いまして,まず検査又は流通における安全の徹底ができるのかということで,それができれば解除申請を県知事にお願いしていくということを確認しております。ですから商工会,猟友会で検査,又は個体管理といいますか,1頭の肉がどうまわるのかという管理,最終的に人の口に入るまで管理できる体制がとれるという地元の確認が得られれば,知事に対するそういう解除申請をお願いしたいという要請をしてまいりたいと考えてございます。1日でも早くそれをしていきたいというふうに思っております。以上でございます。

塚谷委員)了解しました。

鈴木(行)委員長)ほかに発言等はございませんか。
     
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
     
鈴木(行)委員長)ないようですので,この際,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において閉会中も,なお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・事由に合わせまして,先ほど継続審査といたしました陳情第14を加えまして,閉会中の継続審査,継続調査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。
     
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
   
鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本日の環境経済委員会を閉会いたします。




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