第４回委員会　（８月９日）
出席委員	高野要委員長，関昭副委員長，前島守雅委員，山口晟委員，関口忠男委員，大槻勝男委員
市執行部	都市建設部長（沼田　耕），都市建設部次長兼建築住宅指導課長（前島　晃），都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長（池田　久），道路建設課長（福田嘉夫），道路建設課副参事（嶋田行正）
議会事務局	庶務議事課係長（飯田英男）

髙野委員長）ただ今から，都市建設委員会を開会いたします。本日の調査につきましては，お手元に配付しております協議案件書の順に進めてまいりたいと思いますので，よろしくお願いいたします。次に，調査案件説明のため出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。これより議事に入ります。初めに，石岡駅周辺整備事業についてを議題といたします。本件につきましては，６月24日の当委員会におきまして「石岡駅周辺整備事業に係る事業協力に関する基本協定」について，各委員より様々な角度から質疑がなされ，執行部から答弁があったわけでありますが，これらの点を踏まえ，第２回定例会以降の状況等について執行部から説明を求めます。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）石岡駅周辺整備事業の状況につきまして，ご説明をいたします。先の議会で副市長よりご説明いたしましたように，議案を取下げた後，副市長以下で都市再生機構に伺っております。伺った内容といたしましては，議会より説明不足であるとのご指摘から，再度議会にご説明をすることといたまして，土地取得の議案を取下げたことを都市再生機構のほうにご説明をしております。またこの度，都市再生機構と協議し進めてきた売買契約につきましては，区画整理事業において協議してきた経緯を尊重して，議会におきましても再度ご説明することとなっていますということでございまして，その中での理解を得ていきたいということをご説明しております。都市再生機構からは，石岡の意思を尊重したいということ，また今後とも石岡市のまちづくりについては協力していくというような旨の話がございました。その後，担当間で先の売買契約を踏まえ，当市が求める土地利用計画を実現するため，再契約に向けた契約書の内容など，手続きについて調整をして参りました。そういう中で７月27日をもちまして仮契約を締結したということでございます。その他事項といたしまして，石岡駅周辺整備事業につきましては，骨格となる交通基盤整備を優先して実施して参りたいと計画してございます。中心市街地活性化基本計画期間内であります平成26年度に駅舎の橋上化，自由通路の整備などの完成を目指し，ＪＲ東日本など関係機関との調整・協議を進めております。平成26年度の完成に向けまして，都市計画手続きを進めることとなりますが，具体的には来月中旬に都市計画の説明会を開催しまして，市民の方々に駅周辺整備事業の内容を説明して参りたいと考えてございます。都市計画の説明会に向けましては，現在作業中でございまして，内容が調い次第，お忙しいところ申し訳ございませんが，再度お盆明けに都市建設委員会の皆様方にご説明の場を設けさせていただきたいというふうに考えてございます。説明会の後の内容でございますが，説明会の後は，都市計画の原案に対しまして，市民の方からご意見をもらうための手続きであります公聴会を10月下旬に予定し，さらに公聴会の意見を踏まえまして，都市計画の案の縦覧手続きを行い，併せて意見提出を受けるというような段取りとなります。今年の12月末の市の都市計画審議会に諮って参りたいということで現在計画をしているところでございます。また，これらの都市計画の手続きと並行いたしまして，駅舎のデザインにつきまして，市民の方によるワークショップの開催や検討する場を設けて参りたいというふうに考えてございます。そして，都市計画決定後はＪＲ東日本へ委託を予定しております実施設計の完了をみながら，具体工事につきまして，ＪＲ東日本へ委託して参りたいということでございます。それによりまして平成26年度の完成を目指すということでございます。つきましては，これらの一連の手続きにおきまして，途中経過の説明も含めまして，定例会での意見はもとより，臨時議会を開催していただきたいというようなことも含めて，その場でご説明をさせていただくことを予定していますので，よろしくお願いしたいと思います。以上，今後の駅周辺整備の進め方も含めまして，ご説明をいたしました。よろしくお願いいたします。

髙野委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。なお，８月11日の臨時会に提出予定となっております議案第64号・土地の取得について（石岡駅周辺整備事業用地）については，議案上程前ですので，本日の委員会での質疑は，お控えくださいますようお願いいたします。

関副委員長）今委員長が言われたことに微妙に影響するんですが，私４点ほどあるんですが，まずＵＲとのこれまでの協議記録というか，それを全部提出して欲しいんですが・・・。これがまず
１点です。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）会議録そのものについてということでございますが，内容については，会議録そのもののやり取りはしていなくて，最終的に形としてまとめたものとして取り扱いをしてございます。一つひとつ需要動向調査の内容の話のやり取りをしてきたとか，各道路の施設計画についての調整をしてきたという，区画整理事業に対するやり取りをしているんですが，それについての成果物としてまとめているものがありますので，そちらについての提出という形でよろしいでしょうか。

関副委員長）それしかないのであれば仕方ありませんが・・・。基本的に何月何日にどういうことを協議したということは書いていないわけね。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）途中経過そのものについてのやり取りの内容は整理しておりません。その形としてまとめて１冊にしているというのが今の状態です。成果品としてまとめています。

関副委員長）まとめてなくてもいいですが，全部出せますか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）まとまったものとして提出させていただきたいと思います。

関副委員長）まとめていないものは，提出できないですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）まとまっていないものは，ほとんど口頭ですとか，都市再生機構がもってきたものについて意見を述べている状態ですので，うちとしても持っていませんし，都市再生機構としても最終成果品としての成果としてまとめている状態ですので，成果物として提出させていただくことになります。

関副委員長）わかりました。まとめたものでも結構ですから，委員会に提出してください。

高野委員長）ただ今，関副委員長から要求がありました資料については，石岡市議会委員会条例第23条の規定に基づき，委員会として要求いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

高野委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。執行部におかれましては，速やかに資料を提出されるようお願いいたします。

関副委員長）２番目の質問にいきます。これは，定例会と臨時会でそれぞれ議案が提出されていますが，別紙が違うんだよね。どの土地かというのが，この協定書の中でも明確になっていませんが，この土地の公図，一覧で番地まで全部書いてあるものを示していただけませんか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）今のお話は，ちょっとあれなんですが・・・。土地の・・・。

関副委員長）今度の４億8,000万円で購入すべき土地の地番，場所を明示したものを見せて欲しいということです。要するに，この協定書の中では，いろいろな図面がありますが，その内のどれとどこがどうなっているのかというのが，よくわからないんですよ。図面というか，公図というか・・・。

高野委員長）関副委員長に申し上げます。本会議の議案質疑で行っていただく内容に触れているかと思いますので，ご理解をいただきたいと思います。

関副委員長）触れていても，触れていなくても，要するにここの番地をはっきりして，買いたいというのは，どれかというのが分からないと・・・。

高野委員長）暫時休憩いたします。

―　休　　　憩　―

高野委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）地番図につきましては，先程の件と一緒に提出させていただくということでよろしいですか。

関副委員長）全部書いてあるものがあれば，出していただければ結構です。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）スケールの関係で小さくなってしまうかも知れませんが，わかるような形で出させていただきたいと思います。

高野委員長）ただ今，関副委員長から要求がありました資料については，石岡市議会委員会条例第23条の規定に基づき，委員会として要求いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

高野委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。執行部におかれましては，速やかに資料を提出されるようお願いいたします。

関副委員長）３番目の質問にいきます。ＪＲとの協議状況，これが橋上化に絡んで，ＪＲとこれまでも協議をしているんでしょうけれども，いつの時点でどういう内容のことを協議したと。今後のスケジュールはどうなっているかということについて，教えていただきたいと思います。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）ＪＲにつきましては，今現在基本設計を出させていただく中で，駅舎の位置，自由通路の位置について，最終の調整を図っております。その辺を受けて，今現在先程ご説明いたしましたように西口駅前広場の位置，あとＪＲとの取合い等の調整について，今最終調整しているという段階でございます。スケジュールの再度の確認みたいな形になってしまいますが，今年末の都市計画決定後，今度は実施設計の委託をしていきたいということで考えておりまして，それの成果の中で，今後ＪＲに委託する工事の内容等々が明確になった段階で，議会のほうにＪＲに具体工事を出すための手続きについて議案として提出していきたいというようなことを，平成24年度に出来ればというふうに考えております。その後，具体的な工事に入るという段取りで，約30ヶ
月強になろうかと思いますが，具体工事を踏まえて平成26年の完成ということになるというようなことを計画してございます。それで大枠のスケジュールについては，ＪＲのほうにもお話をして，その旨進めるべく，手続きに両方とも合意と言いますか，そういう調整になっているという状況です。

関副委員長）言葉では分かったんですが，ちょっと記録していただけませんか。いつ，どういうことを今までやってきて，今後，いつ，何月頃にこういう協議をしますということをメモ程度のものでもいいですが，今ペラペラとしゃべられて，後で議事録を読まないと分からないというのも，ちょっと困るので，メモ程度で結構ですけれども，これまで何月にこういうことをやってきて，これから今後はこういうふうにやっていきますというメモ程度のものでも結構ですから，出していただけませんか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）その辺も踏まえて，実を言いますと先程お話しました資料として，調整してというふうに思っていたんですが，今現在の状況について，おっしゃられるような意味でのメモについては再度作成させていただいて，あわせて提出させていただきたいと考えております。

高野委員長）メモ程度で結構ですので，早急に提出されるようお願いいたします。

関副委員長）４番目の質問にいきます。これは議案に引っ掛かるかどうか，この土地取得と橋上化の関係について質問をしたいんですが，これは可能ですか。要するに，土地取得とＪＲの橋上化事業との絡みというのは，ここで質問できますか。

〔「橋上化の部分であれば」との声あり〕

関副委員長）それでは橋上化についてですね，今回の土地購入との絡みと言いますか，関係・繋がりというか，そういうことについて説明をしていただきたいんですが・・・。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）自由通路の一部が，東口の今回の取得地の中を通りますので，その土地については，今回の土地が取得する場所が係わります。具体的には，今後の都市計画の手続きの中で，具体的な位置等々については説明をさせていただきたいと思っているんですが，大体想定ができるラインの中に，今回の土地の取得エリアとして入ってきます。

関副委員長）どの土地が入っているかどうかは，それはまた本会議の席で，また質問をしたいと思っておりますが，要するに，確認をしますけれども，橋上化をする場合にも，今回の土地を購入しなければ橋上化は難しいんだよという話というふうに受け取ってよろしいんですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）土地取得に関する件については，私の立場でご説明してよろしいのかどうかもありますが，臨時議会の中で，土地取得に関する話としてご質問していただければなというふうには思っております。事業を実施するうえでは，担当する者としては一刻も早い土地の取得というのは，必要であるというふうには認識しております。一般論という形になってしまいますが，私からの答弁としてはそういう形です。今回の土地に関する取得に対しての，議案との係わりについては，申し訳ありませんが，臨時議会の中でお願いしたいと思っております。

関副委員長）例えば，橋上化にするために橋を架けるわけですけれども，その橋脚の位置が今回取得する土地に直接係わるということなんでしょうか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）文字通り自由通路が通る場所というのは，橋脚も立ちますし，上空についてもそういう意味での占用をかけることになりますので，土地取得については必要というようなことでは考えています。

関副委員長）了解しました。これは本会議の席，或いは次の委員会で付託されれば付託された席で，さらに追及をしていきたいと思うんですが，今回はここまでにしておきまして，次の質問にいきます。次は西口ですね，周辺整備の一環として西口でビル１棟だけは取得してありますね。その他のものについては，どういう見通しになっていますか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）西口の拡張工事に伴いまして，３件ほど物件がございます。１件につきましては，先程お話がございましたように買取り請求のもと取得してございます。もう１件については，現在調整をしております。地権者の方との調整をして，用地買収をすべく今手続きを進めているということでございます。もう１件につきましては，まず測量については，一応ご相談させていただいたところご理解を得ておりますが，まだ用地買収に係わる協議をさせてもらっている状況ではなく，ご説明の段階までで，ご理解を得て取得する手続きに入るという段階ではないということでございまして，もう少しちょっとかかるかなというふうに考えております。

関副委員長）あと残りの２件については，売るつもりはないというふうに噂では聞いておりますが，それはどうなっていますか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）先程お話しましたように地権者の方との話合いについては，現在補償調査も含めて了解を得て，金額等について今算出して提示しようとしている段階でございまして，その中での調整が今後残っているということでございますので，全く売らないという話ではございません。

前島委員）今関副委員長が言ったことの関連なんですが，駅周辺整備ということで西口の駅前の拡張ということで，一丁目１番地だけを購入したということで，あとは食堂とＭ事務所ですね。そういうところがなかなか難しいんだよというような情報を私も聞いているんですが，その中で一丁目１番地の購入の時に，実際問題として土地代というのは300何万だというようなことをちょっと聞いているんですが，補償金が約4,000万という数字が出ているんですね。これは，正式にもらったわけではないので，わからないんですが，その辺の確認なんですが，その辺はどうなんですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）金額については，申し訳ありませんが手元にございませんが，それぞれに鑑定，あと不動産については評価をしまして，算出した結果，その金額に基づいて取得をしているということでございます。

前島委員）そうなりますと実際に資料はあとで請求をしたいと思っていますが，実際問題として，あの小さい14坪ちょっとかと思いますが，そのビルが実際に営業補償と言うんですか，そういう形で査定をしたら4,000万円近くなったわけですよね。その根拠はどういう形になっているのか。その根拠が結局ですね，今度の他の２件に対しても整合性を持たせなければならないですよね。実際にそういう形で出しているわけだから。その辺についてはどのようなお考えなんですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）算出根拠につきましては，公共の補償に基づく手続きについて進めていますので，算出根拠そのものの整合が取れるようにという意味では，基本的には同じ積算資料と言うんですか，そういういうものをベースに同じように全部やっていきますので，違うとすれば各建物の材質とか建築年数とか，それは当然先程申し上げました基準に基づいて行う作業ですので，そういう意味では整合性が図られて参りますし，そういうものでやっていくことは間違いないことでございます。

前島委員）あと橋上駅をやっていくには，実際に今まで関鉄さんから取得した土地では足りないという話をしたわけですよね。なぜ実際問題として，足りない土地を購入したのかということになると思うんですが，これはあくまでもＢＲＴの駅舎という目的で購入したという形ですか。私は，最初から橋上駅に対しても，必要な土地だから購入したのかなと思っていたんですが，その辺は如何なんですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）橋上駅そのものは，文字通りホームの上に建つ施設です。

〔私語あり〕

高野委員長）暫時休憩いたします。

―　休　　　憩　―

高野委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。

前島委員）先程の橋上駅の問題と自由通路の問題につきましては，当然橋上駅につきましては，土地は必要ないわけでありますが，自由通路につきましては，最初土地を買った4,000何百平米では足りないというような話が出たわけですが，これにつきましては，普通であれば必要な土地を購入したのかなというふうに私は思っております。後で急に足りないからということで，このような協定書が出てきて，購入するやり方というのは，非常にまずいと言いますか，如何なものかという感じはいたします。そこで，別なことについてお聞きいたしますけど，このＵＲの都市再生機構と副市長との協議内容の経過，時系列にちょっと答えていただきたいと思います。この前の説明会では１回行ったというような話か，電話でやったのか，それはわかりませんけど，その辺が曖昧だったので，私は副市長は，これだけの重要なことについて対応を怠ったわけでありますから，週に１回は最低でも行って，どういうふうな，よく説明をして，このことについて見直しをしてもらうような努力をしなければ，何のために副市長という形でいるのかなと思います。あまりにもこれ金額が大きいわけでありますので，その辺の４億8,000万円余りというお金についての認識がちょっと低いのかなと思っているわけでありますので，その辺について，説明ができる範囲で結構ですので，ご説明いただきたいと思います。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）先程私のほうから，ちょっと状況説明ということでお話させてもらったように，６月30日になろうかと思いますが，議案を取下げた直後ですね，ＵＲのほうにお伺いをしておりまして，内容としましては先程説明させていただいたような内容についてＵＲとの話合いをもったということでございます。その後の時系列的な話につきましては，私も直接理解しているところがあるわけでもないので，訪問してということはございません。電話でのやり取りについては，ちょっと私としては確認しきれてはおりません。

前島委員）そうすると副市長が１回というのは，訪問ではなく電話の対応ですね。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）いいえ。先程来，お話していますように新宿にあります都市再生機構のほうにお伺いしています。

前島委員）今確認いたしまして，１回は行ったと。行って，どういう内容を，どのように説明をされたのか。同席者であれば，その辺は当然，100％の言葉は覚えていなくても，方針と言いますか，そのぐらいについては記憶もあるでしょうし，まさかメモも何もなしに，そういう大事なことについて会議に臨むということもないと思いますので，事前に例えばどういう話合いをして臨むのかということがあれば教えていただきたいと思います。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）内容につきましては，先程ご説明いたしましたように，議会より説明不足であるというご指摘のもと，再度議会に説明することとなりましたので，土地取得の議案を取下げたという，まず状況を説明しております。これまでの都市再生機構と協議をして進めてきた売買契約について，区画整理事業において協議をしてきた経緯を尊重いたしまして，議会におきましても再度ご説明することとなっていますので，その中で理解を得たいというような趣旨での話をしてございます。

前島委員）これはちょっと，議案に入っていってしまうかも知れませんので，これ以上追及すると事前審議になると思いますので，これについては了解したということで，臨時議会のほうで質疑をさせていただくという形であります。

関口委員）駅周辺整備事業のＢＲＴターミナルの整備の面で4,694平米の土地を先に購入して，平成22年度から平成26年度で整備するという計画のもとで始まったと思うんですが，これは5,000平米未満という議会を通らなくても取得できる土地ですよね。4,694平米ですから。この土地は袋小路なんですよね。道路に面していないと。こういう土地を１億4,000万円ぐらいだったかな。ちょっと忘れましたが，通常より高いのではないかなというきらいがあったんですが，不動産鑑定士に依頼して，評価を出したということなんで，その不動産鑑定書をできれば，委員長，資料としていただきたいんですが，よろしくお取り計らいの程お願いいたします。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）ＢＲＴ用地取得時の不動産鑑定の写しということでよろしいでしょうか。準備いたします。

高野委員長）ただ今，関口委員から要求がありました資料については，石岡市議会委員会条例第23条の規定に基づき，委員会として要求いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

高野委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。執行部におかれましては，速やかに資料を提出されるようお願いいたします。

前島委員）先程抜けてしまいましたので，資料があれば提出をしていただきたいということで，今回の協定書を結ぶにあたりまして，実際にＵＲと当市の企画部がかなり綿密に多分協議をして，この協定書を作成したというふうに当然思っているわけでありますが，その経緯ですね，経緯というのが多分あるだろと思っているんですね。それは何故かと言った場合に，ＵＲさんのほうに，いろいろなことについて，突然お伺いしに同僚議員が行って，その時にアポを取らない人に対しては対応できないよということで，ＵＲの職員から言われたということですので，当然当市に来ている場合にはアポは取っているだろうし，全部協議事項というのは記録に残っているというふうに推察をいたしますので，どういう協議をしたのか，その資料があれば提出をしていただきたいと思っております。以上です。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）今のお話は，基本協定締結時のお話という形でよろしいですよね。中身はちょっと確認をさせていただいて，資料等々がございました場合には，提出させていただきたいと思っております。

髙野委員長）前島委員，あればということでございますので・・・。執行部におかれましては，資料がございましたら，速やかに提出していただきますようお願いいたします。

　〔「今いろいろ資料を要求しましたが，臨時会が終わってから提出されても意味がないので・・・。」〕との声あり

高野委員長）暫時休憩いたします。

―　休　　　憩　―

高野委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。
　委員から資料については，今日，明日中ということでございました。資料については早急に提出されるよう，よろしくお願いいたします。
　ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

髙野委員長）ないようですので，本件については，後程実施いたします現地調査の結果を踏まえ，再度質疑・応答をして参りたいと思いますので，よろしくお願いいたします。
次に，東日本大震災に伴う災害復旧工事の進捗状況についてを議題といたします。本件について執行部から説明を求めます。

道路建設課長）それでは，私から道路建設課所管であります災害復旧工事の進捗状況についてご説明をさせていただきます。お手元の資料の「東日本大地震の復旧工事進捗状況」をご覧いただきたいと思います。平成23年８月５日現在でございますが，石岡地区の市道におきましては，執行額7,892万3,250円の執行をしておりまして，執行率は74.3％でございます。また八郷地区の市道につきましては，6,974万2,000円の執行額となっておりますので，執行率は83.5％となってございます。合計いたしまして１億4,866万5,250円の執行となりまして，執行率は78.4％となってございます。また残りの災害復旧工事でございますが，明日国補を受けました補助金での災害復旧工事５本の発注を予定してございます。以上でございます。

髙野委員長）以上で説明は終わりました。本件につきましても，後程実施いたします現地調査の結果を踏まえ，質疑・応答をして参りたいと思いますので，よろしくお願いいたします。
　これより石岡駅周辺整備事業について及び災害復旧工事の進捗状況を調査するため，委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。
　これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

髙野委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。暫時休憩いたします。

―　休　　　憩　―

髙野委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。
　ただ今実施いたしました現地調査の結果を踏まえ，はじめに石岡駅周辺整備事業について，再度ご質問・ご意見等がございましたら，挙手によりお願いいたします。

関副委員長）今現地調査で見た駅周辺のところですが，あの土手を直しているのは分かるんですが，そのほかですね，今度購入するというような予定地の中で，私は前に見たときも，かなりの液状化現象が起きているのではないかというふうに思われたんですが，それについては，どのように，実際にはもう全部平らにしてしまっているんだよね。液状化は全くなかったんですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）今回の取得する場所についての震災での被害の状況といたしましては，都市再生機構のほうで１か所，法面が崩落して，今＊＊さんという，県道沿いに１件ございますが，そちらのフェンスを少し押していたケースがありまして，そちらについては，都市再生機構のほうで工事をして，法面を排除したというような工事を実施しております。その他については，構造物等々についての被害はございません。それと地盤のところについては，特段工事をして直すというようなところはないかなとは考えております。

関副委員長）実際には砕石等を入れている形跡がありますが，あれはどういうことですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）砕石につきましては，まずは３月11日の被害に伴う，ＪＲのほうでのホームの仮復旧，それと今回，いま現在工事が進められております本復旧の工事のための作業に砕石を敷いていたというふうに理解しておりますが・・・。

関副委員長）ちょっと納得し難いですが，わかりました。

前島委員）今度土地を取得する場所については，執行部側では被害はなかったという形で６月定例会では答弁をしているわけですが，現地を見た限りでは，やはり建物がないから，液状化について具体に言うのは難しいでしょうけれども，ただＪＲの隣接地を見れば，当然砕石とか何かが実際にうねっている状況になっているわけですから，当然現地も，今度取得するという予定の場所についても，多分そういう可能性になっているんではないかなと思うんですが，その辺は如何ですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）周辺の状況等々を含めると，可能性としてはないとは言い切れないと思います。その辺の土地利用についての中での整理かとは思ってはおりますけれども・・・。

大槻委員）前島委員からも今質問があったんですが，私は奥のほうまで確認をしたんですが，奥のほうはかなり陥没もしているし，あとフェンスを見ると，液状化というのは分かるんじゃないかと思うんですが・・・。前島委員と見たんですが，かなりひどいようなんですが，あれはどういうことなのかご説明をしていただきたいと思います。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長）フェンスの状況そのものが，ちょっと震災前，震災後の状況を私どもも把握しきれていないんですが，震災後の状況とすれば，ある程度の沈下があったということであるとすれば，可能性としては，あの状態的に言うと，あるとは思われます。ただそれが震災の前後とあわせて，いつの段階かというのは，ちょっと特定が私自体は出来ないので，何ともそこは言い切れないんですが・・・。

大槻委員）私は，前に石岡駅のホームのほうを当日11日ですか，地震かあった何日か後に，写真をある方から見せられましたが，その時にはかなりひどい状態だったんですよね。ですので，今度の臨時議会のときには，私はその写真をお借りして，皆さんに見てもらいますので・・・。以上です。

山口委員）駅周辺の液状化ということで，今バスターミナルですか，あそこも補修をしていますが，あの辺なんかも，かなりの激しい傷みがきていたんですね。今の西友跡地の脇，私の親戚なんですが，ホテル香取というのがありますが，そこなんかもかなり崩れてしまったり，あの周りがかなりひどいんですよ。今の駅東のところを見てきても，先程関副委員長が言ったように，フェンスの先なんかまるっきり波を打っていますよね。ああいう状態，あそは昔田んぼだったそうです。非常に３月11日以後は国でも，土地の評価というのは，いろいろな面で下がっていますよね。その中で，４億も５億も出すことに対して，どのように思いますか。

髙野委員長）議案の内容に入るかと思いますので，角度を変えてお願いできますか。

山口委員）いろいろな形を見ましても，国のことも考えてみると，もっと調査が必要じゃないかと。

髙野委員長）ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

髙野委員長）ないようですので，私のほうから一言お話させていただきます。今皆さん液状化ということで，大分真剣に調査し，今取り組んでいる状況にございますが，やはり石岡市，今いろいろございます。中身には触れませんが，そういった中で１番やはり行政で大切なのは，物を買いたい，買う予定のあるときには，そういったものがあったのかという，そのぐらいのことは，きちんと把握しなければまずいと。そうですよね。今どうしても，その土地が必要なんですよと。議案の中には触れませんが，やはりそういった中で，石岡の市長も液状化は見られなかったというようなお話が出ましたけども，やはりそういった疑いがあれば，そういったものもきちんと，お金はかかるんでしょうけれども，調査だけはしておくべきかなと。私はそのように思いますので，そういった時にはきちんと答弁が出来るように，調査などは進められたほうがよろしいのかなと思います。今後，こういったことが起きた場合に，やはり行政として調査等々は，どういうふうに考えているのか，簡単で結構ですので，答弁をお願いいたします。今後とも自分の手元に入らなければやりませんよとか，予定があるところは，周囲ですか，そういったことから何か判断する１つの材料としての資料は得るとか，その辺のところは，あるかどうか。

都市建設部長）あの場所は非常に軟弱な場所であるというようなことでございます。これからＢＲＴの用地関係，或いは自由通路の部分，こういう部分の基礎についてはある程度の調査は必要であろうというふうには思っております。

髙野委員長）なるべく調査等々はしておいたほうがよろしいと思いますので，ひとつよろしくお願いいたします。
　ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

髙野委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　次に，東日本大震災に伴う災害復旧工事の進捗状況について，ご質問・ご意見等がございましたら，挙手によりお願いいたします。

関副委員長）２番目に見ました若宮二丁目地内でありますが，これはどういう処置をされるんですか。

道路建設課長）若宮の現場につきましては，一部路面のクラックと土留め等のところに水みちができておりますので，その辺につきましては，早い段階で補修工事を行いたいと考えております。

関口委員）先程，道路建設課長から石岡地区の市道と八郷地区の市道の復旧工事の進捗状況について説明がありまして，その中で国の補助の５本を近日中に発注するという話がありましたが，この５本の路線をまず教えていただきたいと思います。

道路建設課長）旧石岡管内でございますが，１本目が市道Ａ５５９２号線でございます。場所は石岡市南台地内でございます。せせらぎパークの入り口になります。それと次に市道Ａ３３６７号線でございます。これは石岡市大字石岡地内でございます。それと次に市道Ａ５３５６号線でございますが，これはかすみがうら市と丁度石岡市の行政界になりますが，野寺地区の入り口になります。そこにかすみがうら市で埋設をしております農業集落排水事業の下水管が埋設されておりますが，そこの堀山が陥没したということで，こちらの復旧工事を行うことになっております。それと八郷地区でございますけれども，市道Ｂ７５４７号線でございます。これが根小屋地内でございます。それともう１本でございますが，市道Ｂ１４８１号線で，これもやはり根小屋地内でございます。以上の５本でございます。

関口委員）根小屋の畜産センターの道路ですが，私は嶋田副参事のほうから聞いて，これは国の補助なんで当然遅くなるよと。ちょっと査定があって，遅くなるよという話は聞いていたんですが，その説明を私は地元にはしていたんですが，どうしてもあそこを利用する人は，小幡・小桜地区の人が主に多かったんですよね。それで，そちらのほうの人は分からない。いつになったら直るんだと。そういう話があったんですが，本当は市道ですので，市単独でやればもっと早くできたのかも知れませんが，工事が大変だということで，国の補助を受けたんだと思いますが，その割には，補助金は余り出なかったというふうに聞いているんですが，その辺の中身はどうなんですか。全体の工事費に対しての国の補助金というのは・・・。

道路建設課長）関口委員のご指摘のとおりでございます。非常に災害査定は厳しいものがございまして，石岡でも被害状況からいきますと，たくさん本数がございましたけれども，国の基準に合う災害までいっていないということでございまして，査定率が94.93％ということになっております。

関口委員）そうすると，この５本は明日発注ということなんですが，この５本の今後のタイムスケジュール，発注して入札して，工事業者もいろいろ準備があると思いますが，大体いつ頃までには終わるのか，見通しだけお願いします。

道路建設課長）発注が明日でございますので，変更の事情がございましても，年内には完了するのではないかと思っております。

大槻委員）今，国からの補助では５本ということなんですが，あとの予定は何本ぐらい入る予定なんですか。

道路建設課長）残事業でございますが，路線数としては単独事業分で約20路線ぐらい残っております。国の補助事業分は，５本でおしまいということでございます。

山口委員）この東日本大震災の復旧と，うちのほうの御前山道路も崩れてしまったところがありました。地震の時に角のところ。今度，工事に入りますけれども，御前山の道路。あれは予算の中でやっていくんですか。それであの問題は，割れちゃったんだよね。これをまわせば，あの道路は20年かかってやっているんだよね。あれは＊＊議員の時からですから。やっとあそこが出来ることになって，全員協力してくれることになって・・・。

髙野委員長）山口委員に申し上げます。災害復旧工事の件を議題としていますので，災害復旧工事に関してのご質問をお願いいたします。

山口委員）これが終わってからにします。

髙野委員長）私のほうからよろしいでしょうか。今日，中戸へ行きまして，あそこに今おばあちゃんは住んでいないかも知れませんが，あそこにブルーシートがずっとかかっているところがありましたよね。あれも私が見に行ったときには，下の地割れがですね，ずっとおばあちゃんの家まで一緒になっていたんですが，やっぱり一連の中で地滑りと言うか，ああいう形になっていくんですけれども，そういった場合の行政の考え方と言いますか，私はここだよと。その辺のところをちょっとお伺いしたいんですが・・・。

都市建設部長）議会の一般質問等でも，どこまでが行政の範囲かというようなことを問われているかと思います。そういう中で，大規模な地滑り等が起きた場合は，国の査定とかそういう部分での復旧になってくるかと思いますが，小規模の場合においては原則道路部分の公共，これは市がやっていくことになると思いますけれども，個人の宅地内の地割れ等については，個人の範疇というような形にならざるを得ないのかなと。今そういう状況でございます。

髙野委員長）ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

髙野委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　次に，その他の件といたしまして，発言はございませんか。

山口委員）これはその他になるんですが，この間も委員長にもちょっと見てもらったんですが，御前山の道路のところ，20年間かかって今やっと皆さん全員が協力という形で始まったんです。それでたまたま今になって１人が出来ないというようなことを言ってきたというような話をこの間聞いたんですが，これはあくまでも市としては補償の問題だと思うんですが，少しの問題で，あれを凍結とか，そういうことをやったんでは，７月に工事が始まるということできて，もう８月になってしまったんだよね。それでまた今度１人のどうのこうのということでやっていたんでは，それで集落の説明会をやろうと思ったら，それもやらなくていいというようなことだからね。これでは，何か誰かが邪魔をしてやっているみたいな感じがするんですけれども，これは絶対に今回はやってもらわないと，あれが１人の問題で道路がこんな形になってしまっては，その家だって息子だって，嫁さんをもらうのにも，実際に親戚だって困るわけですよ。これは市のほうでちゃんと説明していただいて，私が個人的に会ったんでは，隣近所でまずくなってしまうんで，議員という立場でこの道路を早くつくってもらいたいわけですから，みんな私に期待しているわけですから，これは市のほうでもそれだけの努力をしてもらいたいんです。その考え方，早く説明していただいて，判子もらって，そうでないとあれがあのままではまずいので，これだけは言っておきます。

道路建設課長）山口議員さんのおっしゃるとおりでございますので，市といたしましても途中で断念するということは，したくないと考えておりますので，難航している方については，引き続き継続して交渉して参りたいと考えております。

山口委員）確かに他のところですが，１人のために設計がまずくなって曲げたこともあります。ですが，これは以前から，早く言えば，いろんな形でこじれてきたんですが，やっとそういう形でみんなが賛成して出来るようになったんで，これは今になってまたちょっと変な形がきていますので，これはやっぱり政治的な問題があると思うんですが，市としてはきちんと６ｍ，５ｍ，４ｍでもいいんですけど，カーブはある程度広くとったほうがいいんで，協力してくれることになっていますから，家族もみんなそれでいいと。あとちょっとの僅かの補償の問題で駄目になったのでは，まずいんで，課長のほうでも頑張ってください。

髙野委員長）今山口委員から御前山道路の話が出ましたが，なかなかこれ，どこの道路でも賛成・反対がありまして，拡幅というのは難しいところにございます。山口委員は16年間，一生懸命頑張ってきたというような経緯もありますので，執行部も特段の配慮をひとつ委員長からも要望いたしますので，よろしくお願いいたします。
　ほかに発言はございませんか。

前島委員）市道の補修と言いますか，陥没したり何かした時に，補修は旧石岡では当然職員がいるから，職員が対応している状況なわけですが，八郷地区の場合には，そういう補修のやり方というのは，どのような手法でやっているんですか。

道路建設課副参事）八郷地区につきましても，同じく補修につきましては，職員が行っております。ただ大きい補修につきましては，業者に頼んで今やってもらうような形になっております。

前島委員）大きい補修というのは，どのくらいのものを言っているのか分からないんですが，その場合には業者を入札か何かでやっているという意味ですか。

道路建設課副参事）維持補修修繕ということで，業者に委託してございます。その中で直してもらっております。

前島委員）今副参事から話があったとおり，八郷地区では業者に依頼をして，年間の工事の出来高でお支払いをしているわけですよね。出来れば旧石岡市でも，そういうふうな形をしていかないと，私も何回も道路が陥没して危険な場合には，連絡をしているわけですが，実際に今は郵便局の方に連絡をしてもらっているという状況はないわけですよね。その辺について，ちょっと確認をしたいと思います。

道路建設課長）現在のところ，そういった状況はございません。

前島委員）なければ，やはり今八郷地区がやっているような方法が出来れば，非常に迅速に対応できるのかなと思うんですが，その辺のプラス面は当然あると思いますが，何か課題か何かあるんですか。それについてちょっとお伺いいたします。

道路建設課長）旧石岡の場合には，まだ現業職員が４名ほど残っておりますので，その職員での応急処置と，小規模のものになりますが，それで行っておりますので，今後現業職員が定年退職等でいなくなる時点において，完全に業者発注へ移行するというようなことになってくるのではなかろうかと思っております。

前島委員）了解しました。

髙野委員長）ほかに発言はございませんか。

関副委員長）今の前島委員の質問に関連ですが，坂道舗装は昨年度に比べてどうなんですか。各地区，例えば今までは100ｍだとか，200ｍだとか，いろいろありましたけれども，今年度はどういう基準で各地区の坂道舗装というのは実施する予定にしているんですか。

道路建設課副参事）坂道舗装の件でございますが，今年度につきましては，要望も多いものですから，予算等も多く計上いたしました。その中で前年度は50ｍ平均ぐらいだったんですが，今年度は80ｍぐらいの平均でいけるかなと思っております。

関副委員長）別な質問ですけれども，仏生寺の中山へ通じる道ですけれども，これは３年ほど前ですが，橋を直して後は継続でやるというふうに，私はその当時聞いていたんですが，その後全く進んでいないんですが，要するに１つの継続事業としては，もちろん予算上の問題もあろうかとは思いますが，努めて継続事業については少しでもいいから継続すべきではないのかなというふうに私は感じているんですが，その辺についてはどうなんでしょうか。

道路建設課副参事）なかなか私からやりますとは言えないんですが，出来るだけ継続の方向で考えていきたいと思っております。

関副委員長）継続事業については，やっぱり全部次の年度でやれるとか，予算の制約等もあるんだろうと思うんですよ。少なくとも継続事業については継続して実施をすべきではないのかと。そうすることで住民は安心するんだろうと思うんですよ。「あそこで終わりか」という感じではなくてね，やはり始めたら「予算の関係で今年度はこれで我慢してね」というところはあろうかとは思いますが，全くゼロということについては，「あれ，継続じゃなかったのかね」という話もありますので，是非少しでもいいから，毎年積み重ねていく方法をとって欲しいなというふうに思いますけれども，副参事はどのように思われますか。

道路建設課副参事）出来るだけ，そのようにしたいと思います。

髙野委員長）ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

髙野委員長）それでは，私から坂道舗装について今関副委員長からお話があったんですが，今年の坂道舗装の要望の本数とか，あと実施できるのが，正直言って100％できるのか，何パーセントぐらいになるのか。その辺のところをちょっとお聞かせいただきたいと思います。

道路建設課副参事）現在のところ72区から要望が出てございます。その中でも継続が主でございまして，半分ぐらいは要望通りにいくのかなという感じで，今のところおります。

髙野委員長）半分ぐらいということで，やはり要望がかなり多いということは，やはりまだまだ道路状況が悪いやに思うんですね。私としては本来早く４ｍにして，コンクリートの道路はなくそうというのが私の考えなんですが，やはりこういった状況，不況というようなこともございますし，とにかく税収がないわけですから，皆さんでより良い方向に進んでいかなければならないのかなというふうに思います。それで，あと１つ去年私も手伝いをやりまして，何かやっぱりえらいお金がかかるんですよね。だから，そういった時に，今まで通りただ単なる手伝いでいいのかなと。だから，結局はとにかく50万円かかるんだったら，工事代の２割はそれを行政側から地区に出しますよとか，そういう形が今私は本来必要なんじゃないかと思うんですよ。だから普請によって道路をつくらせて，それは市の財産になるわけですが，だからその労力というのは，お金に換算したらえらいものがあると思うんですよね。それが，確かに何て言うのか，もの凄く素晴らしいことだとは思うんですが，やはり旧石岡，旧八郷と比べると，旧石岡の人は２ｍでもきれいに舗装してもらって，自分で文句を言っているくらいでしょ。もっと平らにしてとか。ただ八郷の人たちは一生懸命に，だから本当に何がしかのね，これはあとで議会でもやりたいと思っていますが，そういった手間賃じゃなくて，そんな何かが必要じゃないかという気がしています。これは副参事ではなくて，部長どうですか。

都市建設部長）坂道舗装で地元の負担というものがかかってきているというような，確かに現状を見ますと，機械等も借り受けているというような状況かと思います。そういう中で，今ここで補助金等のお話がありましたけれども，それを即というような形にはなりませんけれども，市の道路行政というのをどのように考えていくのかと。その辺の考え方をまとめていかないと，その辺なかなか難しいのかなというふうに感じます。そういう中で八郷地区，昔から集落の，昔の言葉で言うと「結(ゆい)」と言うんですか，そういう中でやってきた長年の歴史があると思うんですね。そういうものを壊すというような方法が果たしていいのかというのも，また議論の対象になるのかなというふうに考えます。そういう中で，より良い方法，これから時代も変わってきますので，世代も変わってくるというような状況でございますので，そういう中でより良い方法を見つけ出せればというふうには考えております。

髙野委員長）やはり何か私が見ていると，何かそこに不平等な部分が多くあって，でも皆さんね，行くと楽しそうにやっているから，いいのかなと思う面もあるんですが，だから逆にこの人たち何を考えているんだろうみたいな，私が不可思議に思うところもあるんですね。何かそういったことが考えられれば，それも40万円かかったら30万円払うということではなくて，本当に機械の油代でも何でも，そういうものを出してあげられたら，また何年続くかわかりませんが，このような制度がね。皆さんも骨を折っても多少お茶ぐらい御馳走になれる，潤いというのがあったらいいのかなというふうに思いますので，なるべく少しでも私は旧石岡と旧八郷の格差というものをなくしたいというのが，私も基本にございますので，今部長から答弁いただきましたが，ひとつよろしくお願いしたいと思います。あと坂道舗装ですが，なるべく早く，80ｍでも50ｍでも構わないですから，たくさん残りますから，そうすると。ですから，その辺のところを早く，なるべくですね，私基本的に人間ずるくなってはいけないんですが，80ｍ，90ｍやってやるよと言って，60ｍだと文句を言われますから。やはりあとで，いくらか副参事のほうでプールするものがあって，そんな形でもらったから全部はき出すのではなくて，多少預貯金もかかえながら，やっていかれたらいいのかなというふうに，これは私の考えですから，答弁はいりません。なるべく早く出してあげてください。私からは以上です。

大槻委員）今，八郷・岩間線が開通をしまして，あそこの草刈りなんですが，草刈りは，もう５年から６年ぐらい草刈りを全然やっていないんですよね。地元から非常に苦情が出ていまして，かなりあの道路は信号がありませんので，かなりのスピードで車が走っている状況です。ですので，ひとつお願いなんですが，全面草刈りを早急にしてもらいたいというのが，地元園部あたりの要望なんですけども，これはひとつよろしくお願いします。それとですね，幹線道路，例えば４ｍ以下ぐらいの道路は別としまして，まず幹線道路で８ｍとか10ｍ道路あたりの草刈りは，なるべく市のほうでしたほうがいいと思いますが，今園部地区でも園部コミュニティセンターから岩間方面へ向かったところなんですが，右側がこれも何年も草を刈っていないところが１か所あるんですね。これ本人さん，私も区長さんに草刈りをやるようにということでお願いはしてあるんですが，もしやらなかった場合には，ひとつ市のほうでお願いしたいんですけども・・・。以上です。

髙野委員長）要望でよろしいですか。

大槻委員）要望で結構です。

髙野委員長）ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

髙野委員長）ないようですので，その他の件を終結いたします。
　以上で，本日の都市建設委員会を閉会いたします。