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平成24年度 環境経済委員会
鈴木(行)委員長)定刻より若干早いんですが,全員集まっていますので,ただ今から,環境経済委員会を開会いたします。本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。 次に本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。 これより議事に入ります。 初めに議案第33号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成23年度石岡市一般会計補正予算(第9号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分)を議題といたします。 本案について,初めに執行部からの説明を求めます。 経済部次長兼農政課長)それでは,議案第33「専決処分に対し承認を求めることについて(平成23年度石岡市一般会計補正予算(第9号))」のうち農政課所管の補正予算つきましてご説明いたします。議案書の4ページをお開き願います。 第2表の繰越明許費補正の追加のうち,(款)6農林水産業費(項)1農業費の農業経営緊急安定対策事業4,970万円でございます。これは,3月の第1回定例会で議決をいただいた補正予算を繰越しするとした専決処分でございます。 補正の内容でございますが,東日本大震災により被災したJAやさと園部梨選果場とJAひたち野石岡梨選果場の復旧整備に対する,国の東日本大震災農業生産対策交付金4,075万円と,選果システムに対する市の補助金895万円を合わせた補助金でございます。 3月の本委員会でご説明申し上げましたが,この事業につきましては,第1回定例会の時点では,計画の承認通知が来ているだけで,県議会における補正の議決,また,国の繰越承認がなければ正式な決定が出ないということでありましたことから,補正予算と合わせた繰越し措置ができなかったというところでございます。 3月29日にそれらの手続きが整いましたことから,これらを合わせまして3月31日付けで専決処分をさせていただいたものでございます。内容につきましては以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 鈴木(行)委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第33号「専決処分に対し承認を求めることについて(平成23年度石岡市一般会計補正予算(第9号))」のうち,当委員会の所管にかかる部分を採決いたします。 お諮りいたします。本案は,「承認すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に議案第36号「専決処分に対し承認を求めることについて(石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)」を議題といたします。 本案について,初めに執行部からの説明を求めます。 副参事国民健康保険担当)それでは保険年金課所管の議案第36号「専決処分に対し承認を求めることについて」をご説明いたします。 この専決処分につきましては,平成24年3月31日の地方税法の一部改正に伴いまして,施行期日の関係により同日付けで石岡市国民健康保険税条例の一部改正を行ったものです。 改正要綱につきまして,現在,租税特別措置法で居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例等については,特例の適用を受けられる期限が3年とされていますが,東日本大震災により被災した居住用家屋が滅失した場合には,その居住用家屋の敷地にかかる譲渡所得の優遇措置を受けられる期限を3年から7年に延長するものです。 条例の内容につきまして,現在,石岡市の国民健康保険税の算定は,所得割,資産割,均等割,平等割から算定する4方式を採用しております。そのうちの所得割を算定する上で,基礎となる所得について,譲渡所得がある場合には,居住用家屋の敷地に係る譲渡所得に関する特例による控除後の所得を基に算定するものです。今回の改正により,石岡市国民健康保険税条例の附則に東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例に関する1項を追加し特例措置を適用するものです。以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 鈴木(行)委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第36号「専決処分に対し承認を求めることについて(石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)」を採決いたします。 お諮りいたします。本案は,「承認すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に議案第37号「平成24年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分,議案第38号「平成24年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」の計2件について,一括して議題といたします。 本案について,初めに執行部からの説明を求めます。なお,生活環境部所管,経済部所管の順に説明願います。 生活環境課長)議案第37号「平成24年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,生活環境課に係る部分についてご説明を申し上げます。補正予算書13ページになります。13ページの上段にございます,まちかど情報センター運営経費でございます。支出科目としては総務費,総務管理費,諸費,需用費の,その他施設修繕費といたしまして24万9,000円の増額について,ご説明申し上げます。 増額の内容でございますが,まちかど情報センターは,市民のネットワークの充実及び情報発信を基本理念とし,中心市街地の活性化を目的とし,平成12年12月からセンターの運営が始まり,これまでに多くの市民の方にご利用いただいております施設でございます。 まちかど情報センターには現在7台の空調機,いわゆるエアコンでございます,が設置されております。設置から11年が経過しておりまして,現在そのうちの1台の空調機が不具合となっております。今回その7台のうち3台の空調機の部品交換を行う費用といたしまして17万7,000円,それから建物に若干,雨水の浸透がございますので,そこを内部からコーキングを行い,壁紙の張り替え工事を行うものでございます。その費用といたしまして7万2,000円でございます。合計で24万9,000円の修繕費の増額となるものでございます。ご審議のほど,よろしくお願いいたします。 副参事国民健康保険担当)それでは保険年金課所管にかかります議案第38号「平成24年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」についてご説明いたします。議案書4ページをお開きいただきたいと思います。補正予算(第1号)につきましては,歳入歳出それぞれ383万2,000円を追加し,予算総額を91億450万6,000円とするものでございます。内容につきまして,事項別明細書でご説明いたします。 まず,歳入についてですが,20ページをご覧いただきたいと思います。上段の(款)4国庫支出金(項)2国庫補助金(目)3保健指導事業補助金,382万2,000円の増額につきましては,国保保健指導事業に対する国庫補助金で,対象事業費の10分の10に相当する額が補助金となります。 次に,下段の(款)12諸収入(項)3雑入(目)6雑入の1万円につきましては,臨時職員の雇用保険の個人負担分になります。 次に,歳出ですが,22ページをお開きください。(款)8保健事業費(項)1特定健康診査等事業費(目)1特定健康診査等事業費の383万2,000円につきましては・・・ 〔「すみません」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)暫時休憩いたします。 -休憩- 鈴木(行)委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。 副参事国民健康保険担当)それでは事項別明細につきまして,訂正をして,再度申し上げます。 歳入についてですが,22ページをお開きいただきたいと思います。上段の(款)4国庫支出金(項)2国庫補助金(目)3保健指導事業補助金,382万2,000円の増額につきましては,国保保健指導事業に対する国庫補助金で,対象事業費の10分の10に相当する額が補助金となります。次に,下段の(款)12諸収入(項)3雑入(目)6雑入の1万円につきましては,臨時職員の雇用保険の個人負担分になります。 次に,歳出ですが,24ページをお開きいただきたいと思います。(款)8保健事業費(項)1特定健康診査等事業費(目)1特定健康診査等事業費の383万2,000円につきましては,伸び悩む特定健康診査の受診率の向上を図るため,臨時職員2名を雇用し,国民健康保険加入者のうち,特定健康診査の未受診者に直接電話勧奨を行いますとともに,受診勧奨のパンフレットを作成し,未受診者へ郵送により配布するなど,受診者の拡大を図ることにより,生活習慣病を予防し,医療費の抑制につなげるための経費でございます。なお,この事業の財源でございますが,歳入ついてでご説明しましたとおり,全額国庫補助金となります。 以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 経済部次長兼農政課長)それでは,補正予算のうち農政課所管の内容につきましてご説明をいたします。今回の補正につきましては,放射性物質検査に係る経費,また,今回の降ひょう被害対策支援事業に対する経費でございます。事業の内容から補助金の流れということで,まず,歳出からご説明させていただきます。12から13ページをお開き願います。 まず,(款)6農林水産業費(項)1農業費(目)2農業総務費(節)4共済費,職員人件費の社会保険料17万6,000円と,一段跳びまして,(目)8農政企画費(節)7賃金の農政企画経費,臨時雇人賃金113万4,000円でございますが,これは,今回,放射性物質検査機器が消費者庁から貸与,リースされることが決まりましたことから,その運用に係る補助員として臨時職員1名を7月から年度末までの9か月間雇用するため,それに係る社会保険料と,賃金を補正するものでございます。時給は800円でございます。現在,放射線対策室で検査機器を持っておりますが,学校給食を午前中に検査しているということもありまして,市民が持ち込む野菜等の検査につきましては,1週間から2週間待ちという状態でございます。そういうことから,今回,貸与される機器につきましては,総合支所農政課脇の会議室に設置をいたしまして,主に八郷地区の市民向けの検査をしていくということで考えてございます。この検査機器が貸与される時期,導入される時期でございますが,7月から8月ということで,まだ導入時期については,不明確でございます。ということで,導入されるまでの期間,その臨時職員につきましては,放射線対策室の検査機器による研修,また,検査計画の調整などを行っていただくこととしております。 次に,(目)7園芸振興費(節)14)使用料及び賃借料(節)19負担金補助及び交付金の園芸振興経費1,695万7,000円でございますが,これは,今回の降ひょう災害復旧に係る支援事業補助金等でございます。14車等借上料 4万8,000円は,今回被災しましたガラスハウスのガラスが大量であるということから,被災農家の支援のひとつとして,かすみがうら市の環境センターまで運搬するための車借上げ料でございます。約10トン,5台の運搬を見込んでございます。 次に,その下,19降ひょう災害廃棄物等処理補助金221万3,000円につきましては,園芸いばらき振興協会が運営するリサイクルセンターで扱う農業用ビニールなどの処理経費の自己負担分を補助するもので,約60トンを見込んでございます。また,産業廃棄物となる硬質被覆材や,また,畜産施設の屋根に使用されております波板,そういったものは産業廃棄物ということになりまして,農家自らが処分するということとなりますが,その処分経費の一部を補助するというものでございます。約13トンを見込んでございます。 次に,19降ひょう災害農業用施設復旧支援事業補助金1,469万6,000円でございますが,この事業につきましては,お手元にお配りしておりますA4横書きの「農政課説明資料-1」も合わせてご覧いただきたいと思います。一般質問や議案質疑でもご答弁した内容でございますが,今回の降ひょう被害に対する支援策は,国が,修繕経費の10分の3を助成する被災農業者向け経営体育成支援事業,県が,鉄骨ハウスで160万円以上の修繕に対し,その10分の1を助成するいばらきの園芸産地改革支援事業,市が,県と同様に鉄骨ハウスに対しては10分の1,県の助成要件に該当しないパイプハウスについては,100坪以上の規模で,30万円以上の修繕に対し10分の2を助成する降ひょう災害農業用施設復旧支援事業補助金でございます。国の支援事業は,制度上,石岡市地域農業再生協議会が実施主体となるということでございますので,助成金は,市の予算を通らずに直接農業者へ交付される仕組みとなってございますので,今回の補正計上はしてございません。そのため,今回の補正では,県の支援事業分709万円と,市の支援事業分706万6,000円を合わせました1,469万6,000円を計上したものございます。国と市の助成対象施設が76棟,県の助成対象施設,鉄骨ハウスのみになりますが,29棟ということで見込んでございます。 次に,それに伴います歳入でございますが,10から11ページをお開き願います。上段の(款)15県支出金(項)2県補助金(目)5農林水産業費県補助金(節)1農業費補助金709万円は,ただ今申し上げました県の降ひょう災害支援事業分の県補助金でございます。 また,表の一番下にございますが(款)20諸収入の雑入で雇用保険被保険者掛金の1万3,000円でございますが,この中に,放射性物質検査に係る臨時職員の雇用保険料の個人負担分6,000円が含まれてございます。 以上でございます。よろしくご審議願います。 鈴木(行)委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第37号「平成24年度石岡市一般会計補正予算(第1号)」のうち,当委員会の所管にかかる部分,議案第38号「平成24年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」の計2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に議案第39号「石岡市印鑑条例等の一部を改正する条例を制定することについて」を議題といたします。 本案について,初めに執行部からの説明を求めます。 市民課長)それでは市民課に関する議案といたしまして,議案第39号「石岡市印鑑条例等の一部を改正する条例を制定することについて」ご説明申し上げます。平成21年7月15日に,住民基本台帳法が一部改正され,日本に居住する外国人について,住民基本台帳法の適用の対象に加える法律が公布され,本年7月9日に施行となり,住民票が作成されることとなりました。と同時に,7月9日より外国人登録法が廃止され,外国人登録原票が閉鎖されることになりました。以上のことにより,外国人に関する石岡市印鑑条例,石岡市手数料条例,石岡市住民基本台帳カード利用条例のうち,外国人に関する記載の一部を改正するものでございます。 まず,石岡市印鑑条例の一部改正でございますが,主な改正内容は,外国人が印鑑登録をする場合の登録できる印鑑として,現行は外国人登録原票に記載されている氏名またはその一部を組み合わせた印鑑とあるものを,改正後は住民票の氏名欄に記載されている氏名,通称,または非漢字圏の外国人は備考欄に記載されているカタカナ併記名,またはその一部を組み合わせた印鑑も登録できるものと改正するものであります。 次に石岡市手数料条例の一部改正でございますが,外国人にも住民票を交付することとなるため,手数料条例別表第1の外国人登録原票等の写しの交付手数料,外国人登録原票記載事項証明書の交付証明書の交付手数料の2項目を削除するものでございます。 次に石岡市住民基本台帳カード利用条例の一部改正でございますが,住民基本台帳法の一部改正に基づき,第30条の44第8項の前に新たに3項が追加されたことにより,第30条の44第8項を第30条の44第12項と改正するものでございます。条文については,改正ございません。以上で提出いたしました議案についての説明を終わります。よろしくご審議のほど,お願いいたします。 鈴木(行)委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。 次に討論を行います。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第39号「石岡市印鑑条例等の一部を改正する条例を制定することについて」を採決いたします。 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で,当委員会に付託されました案件の審査はすべて終了したわけでございますが,これらにかかる委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に「その他」でございますが,経済部農政課から発言を求められておりますので,これを許します。 経済部長)それでは経済部所管の報告事項として6件ございます。農政課では石岡市森林整備計画の今後の事業展開について。商工観光課につきましては,ゆりの郷リニューアル工事の進捗状況について,フラワーパークのリニューアル工事の進捗状況について,観光大使設置要綱の制定について。中心市街地活性化対策室では,屋台村整備の状況について。経済部石岡事務所につきましては,就職面接会について。それぞれの事項につきましては,所管課長より順次説明をさせますので,よろしくお願いしたいと思います。 経済部次長兼農政課長)それでは,農政課から石岡市森林整備計画の事業展開につきましてご報告をさせていただきます。お手元にお配りいたしましたA4横の「農政課資料-2」,2枚つづりになってございますが,そちらをご覧いただきたいと思います。 石岡市森林整備計画につきましては,この3月に策定をいたしまして,その概要につきまして,3月の本委員会でご説明をさせていただいたところでございますが,本日は,この計画の今後の事業展開につきましてご説明させていただきたいと存じます。 今後の森林整備につきましては,資料の一番上に記載しております「国の森林・林業再生プラン」の3つの理念にありますように,1つは,森林の有する多面的機能の持続的発揮,2つ目には,林業・木材産業の地域資源創造型産業への再生,3つとして,木材利用,エネルギー利用拡大による森林・林業の低炭素社会への貢献という観点を持って進めていかなければならないということになってございます。 これまで林道整備につきましては,林道整備や間伐事業だけが森林整備の手法ということで進めてきたわけですが,今後は,間伐事業も間伐材を搬出し売買していかなければ,売っていかなければならないこと。そのための林道や作業道の整備を行うこと。また,森林を地域の活性化のために活用していくこと。森林整備によって二酸化炭素吸収量を増大させていくこと。また,木材を再生可能エネルギーとして活用していくことなどが,国や県の補助事業の要件となっていくということでございます。 そういった考えや制度の大きな変更が今回なされたということに伴いまして,市といたしましても,今年度の事業からこうした取組みを始めていかなければならないということになったわけでございます。 資料の中ほどに記載しておりますように,林道や間伐事業など森林の再生事業を継続的に取り組むとともに,林業経営向上に向けた木材の販売ルートの開拓,企業の誘致,森林の観光,保健,レクリエーションへの活用,そして,バイオマス発電や二酸化炭素の排出権を取り引きするカーボンオフセットなどに取り組んでまいりたいと考えてございます。 資料の2枚目をお開き願います。こうした総合的な取組みは,行政だけでは進めることができませんので,今回,国や県,森林組合など林業関係者,また,観光関係者により,「石岡市森林資源活用推進協議会」を設立いたしました。この中には,新たな取組みの調査研究を進めるため,東京大学の教授や元静岡大学の教授にもご参画いただく予定となっております。この協議会をベースといたしまして,資料の中段の当面の取組みに書いてございますように,様々な取組みを展開していく予定としております。まず,6月21日に,森林所有者を対象としたこうした事業の説明会と,先ほど申しました東京大学の教授による記念講演を行ってまいる予定でございます。 また,森林組合など林業関係者によりまして「石岡市カーボンオフセット協議会」が組織されてございます。環境省が進めるJ-VER制度,具体的には,間伐した木材量を企業などに買ってもらうという制度でございますが,その認定に向けた取組みをこのカーボンオフセット協議会を中心として進めているというところでございます。このカーボンオフセット,今申しましたように,これまで石岡市としては,数年間,毎年100ヘクタールに及ぶ間伐を行ってきたわけですが,その間伐したことによりまして,残された木が生育し,二酸化炭素の吸収量が増大するということで,その間伐した量に対して,このカーボンオフセットのクレジットと言いますか,商品を販売することができるということになるということで,今,それを環境省の認定を受けるための事務手続きを今,進めているところでございます。これが実現すれば,企業に買っていただければ相当のお金が森林整備に向けていくことができるということになるということでございます。 以上が,森林整備計画の事業展開の概要でございます。こうした取組みを続けてまいりますので,委員各位のご理解とご支援をいただきますようお願いを申し上げまして,報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 商工観光課長)私からは3点ほど,ご報告をさせていただきたいと思います。まず,本年3月の当委員会において,工事内容を報告させていただきました,やさと温泉ゆりの郷のリニューアル工事の進捗についてでございます。現在,昨年度に業務委託を実施しましたリニューアル工事基本実施設計に基づきまして,5月7日より工事に着手をしてございます。現段階では,工事期間が約3か月近くを要しますことから,7月31日までの休館を予定しております。なお,休館の周知は市報,市及び観光協会のホームページ,ゆりの郷,観光案内所,観光巡回車であるいしおかぐるりん車内及びバス停への掲示,それと農協だよりにより案内をさせていただいております。 続きましてフラワーパークのリニューアル工事の進捗についてでございます。現在,リニューアル工事にかかる設計業務及び測量調査業務委託を実施してございます。その成果に基づきまして7月より工事に着手してまいりたいと考えてございます。工事は第1期工事と第2期工事に分け実施する予定でございまして,第1期工事は朝日トンネルの開通により観光客の増加が見込まれますことから,観光客の利便性及びイメージアップを図るために,駐車場入口付近への屋外トイレの新設と駐車場出入口の拡幅等を朝日トンネル開通までに実施するものでございます。第2期工事としましては,今年度末までに物産館,フードコートの改修,それと農産物直売所の改修等を行うものでございます。周辺整備としまして,3月の当委員会においても説明をさせていただいておりますが,案内板の設置につきましても,合わせて実施をしてまいりたいと思ってございます。同じく3月の委員会で説明をしてございます十三塚及び辻地区へのトイレ整備にかかる事業も,説明会の実施を手はじめにしまして,順次円滑な事業推進に努めてまいります。 最後の3点目でございます。石岡市観光大使設置要綱の制定についてでございます。朝日トンネル開通という地域発展にとって絶好のチャンスが到来することから,本市にゆかりのある著名人等を最大限活用することによりまして,本市の知名度アップと,本市が有する魅力的な観光資源を広く周知しまして,観光客の誘致促進や観光振興をぜひとも図ってまいりたいと考えてございます。このことから,現在,石岡市観光大使設置要綱の制定作業を進めているところでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。 副参事中心市街地活性化対策室長)私からは,現在,中心市街地活性化対策室におきまして,屋台村整備の進捗状況についてということで,ご報告申し上げます。 中心市街地活性化対策室において,通称「屋台村」,これにつきましては,まちなかの魅力・賑わいづくり推進事業ということで進めておりますが,皆さまのお手元にはA4,1枚で屋台村のイメージ図があると思います。今回,事業の目的,進捗状況などを改めてご報告させていただきます。 石岡駅周辺整備事業における駅舎の橋上化,自由通路,西口駅前広場の整備が進むことにより,石岡駅を中心として西側と東側の交流が活発化する予測がある中で,駅西側の中心市街地へ足を運ぶ機会が薄れてしまうことが懸念されます。平成26年度の駅舎橋上化の完成が見込まれる2年間の間に,駅東側と比較した駅西側の持つ強みを強化することが必要不可欠であるため,国の交付金である社会資本整備総合交付金を活用し,石岡駅周辺整備事業に伴うまちなかの魅力・賑わいづくり推進事業を社会実験事業として試みることにより,より早い事業効果が見込める飲食業に取り組むことで,人の動線を確保しつつ,歩行者通行量などの効果測定を行い取り組んでまいりたいと思います。 続きまして,現在の進捗状況についてご説明申し上げます。前回の委員会の席において7月末のいしおか七夕まつりに合わせてオープン予定である旨をご報告いたしましたが,これにつきまして基本設計に要する時間を考慮し,また,オープン後の運営形態を想定させたうえで十分な工期を持って着手するということで,7月末から10月末に変更いたしました。また,10月末には商工会議所青年部関東ブロック大会,或いは商店街におきましてもイベント,飲み歩きイベントなどもあることから,それに合わせてオープンをしたいと考えております。また,場所につきまして,当初駅前の弁天屋跡地を利用してオープンという予定でございましたが,地主と借地契約について折り合わず,別な場所ということで,金丸通り,石岡プラザホテル向かい側,三楽駐車場がございますが,その一角を借地として借りまして行う予定でございます。なお,借地契約については近日中に行う方向で進めております。 次に屋台村のイメージについてご説明申し上げます。皆さまのお手元にA4,1枚カラー刷りの写真があるかと思います。店舗数ですが6店舗を予定しておりまして,1店舗の大きさが約3坪弱を予定しております。中は座席をコの字型のカウンターにいたしまして,8名ほど座れるようなデザインでございます。続きまして,この店構えのイメージでございますが,やはりありきたりのデザインではなく,一工夫凝らしたものにしたらどうかという前回,委員からの意見も踏まえまして,デザイナーと協議を重ねた結果,二段重ねの折り紙折の屋根のデザインということにしまして,長屋形式ではなく,3店舗ずつ互い違いに分棟形式としまして,イメージは,ここからは想像しにくいかもしれませんが,幌獅子をイメージしたデザインとさせていただきます。また,デザインのこのコンセプトについてですが,30代を中心としたデザインとし,女性にも入りやすい店構えにする予定でおります。 続きまして,この屋台村における事業手法でございますが,社会実験事業の実施主体といたしまして,NPO法人まちづくり市民会議へ委託契約をいたしました。委託理由といたしましては,中心市街地内において,活性化に向けて活動を続けている団体でもあり,現在においては,駅前御幸通り商店街振興組合の一員としても,イベントに参加していただいており,商店街の活性化が叫ばれる中,まちづくり市民会議は重要な役割を担うと判断し,社会実験事業の実施主体として委託するものでございます。以上でございます。 副参事石岡事務所長)石岡事務所から就職支援事業の進捗状況について,ご報告申し上げます。前回の委員会報告後,現在の状況ですが,小美玉市,石岡地区雇用対策協議会,石岡公共職業安定所,茨城県社会保険労務士会県南支部と連携して,企業へ参加の呼びかけ,求人の取りまとめ行いまして,市内企業の就職面接会を8月8日に石岡市運動公園体育館において開催することになりました。 実施体制につきましては,石岡市・小美玉市が主催し,石岡地区雇用対策協議会,石岡公共職業安定所の共催,後援に茨城県,石岡商工会議所,石岡市八郷商工会,小美玉市商工会,茨城県社会労務士会県南支部の協力を頂いております。 今回の対象者は,大学・短大・専門学校を平成25年度に卒業予定の者,既卒3年以内の未就職者です。 参加企業につきましては,両市内の企業及び両市内に事業所を有する企業です。現在までの参加企業につきましては24社の申し込みがありました。 広報活動ですが,石岡市ホームページに掲載,学校への訪問,ポスター・チラシ等配布によりお知らせをしているところでございます。また,市報掲載,記者会見等による周知活動を行いまして,多くの方に参加を呼びかけてまいります。以上でございます。 鈴木(行)委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。 磯部委員)ただ今,今後の計画等いろいろな報告をいただきました。1点目,森林資源活用推進協議会,これはどういうメンバー,大学の教授が2人入ると聞いたんですが,地域のいわゆる森林に関係のある方とか,そういう。正直申しあげまして,大学の教授,そういう方は非常に知識も豊富ですが,机上の論理しか述べないんですよね。現実論に突き当たるのには,それに従事した地元の方が入らないといけないと思うんですね。その辺で,この協議会というのはどういうメンバーを中心にお考えになっているのか,1点お聞きします。 経済部次長兼農政課長)この協議会の構成メンバーということのご質問でございますが,これにつきまして,まず行政機関につきましては,国は茨城森林監督所,前の林野庁の営林所管と言えば分りやすいのかと思いますが,その事業課長さん。それと県は県南農林事務所の環境振興室長,森林を担当している室長でございます,この方に入っていただいております。それから,ここの資料にも書いてございますが,観光関係では産業文化事業団,また,朝日里山学校を運営してございますNPOのアグリやさとの代表の方,あと,先ほどの大学の教授ということでございますが,今,委員からご質問がありました森林関係につきましては,つくばね森林組合からは組合長さんと理事の中で選ばれた方2名,事務局として担当職員が入ってございます。もう一つ,大きい森林事業体ということで,病院の豊後荘さんがございますが,そこで管理部門としてすずらん企画という会社を作っておりますが,その代表の方,そういった方を入れてございます。 この間,最初の協議会を開いたわけですが,そこではやはり,今,委員さんのご質問にもあったように,やはり森林所有者の意見を最初に反映しなければならないということから,森林組合の理事さん全てに出席をいただきまして,いろいろご議論をいただいて方向性を確認したところでございます。以上のような構成で進んでまいります。 磯部委員)これからの協議であるかと思うんですが,その辺も十分に。これ,森林関係もそうですけど,国の政策もころころ変わりますからね。やはり国に申し上げる,そういう組織にしないといけないと思う。それともう一つは,100ヘクタールの間伐をやったが,その再利用。切ったままその場に放置されているのが現状ですよね。ですからこういうことも途中で終わりということになったんでは,せっかくの事業が台無しで,もちろんこの間伐材をいかに利用するかということは,やはり国の政策にも関わってくる内容ですからね,地元だけではどうにもならないんで。その辺は十分ご配慮をいただきたいと思います。 それから次ですが,観光大使設置要綱の制定についてということで,観光大使,石岡市出身の芸能人を観光大使として任命してやっていただくような形の内容なんですか。先ほどちょっと,よく理解できなかったもので,その点,まず1点お聞きします。 商工観光課長)芸能人ということには限らず,石岡市にゆかりのある方,あらゆる著名人の方を活用したいというふうに思ってございます。いろいろ,漫画家の方,芸能人の関係者もおりますし。そういった芸能人ということだけに限らず,あらゆる著名人を最大限活用していきたいと思っております。以上でございます。 磯部委員)たまたま芸能人と言ったのは,非常にPR効果があると。私は同時に石岡市民の方の中から10名なりの観光大使というようなシステムね,これは多くの地域で結城紬,水戸の梅大使,今年は50年ですか,やはりそういう制度は考えてもいいんじゃないかと。今年の水戸の梅大使は,昨年の3月,震災で終わったんで,昨年の人が何人か採用されて,横浜のほうからも採用されているんですね。すると,その方の知り合いとか,そういう方が足を運んでくれるんですね。ですから,観光大使として任命して石岡のPRをしていただくのも大切であるかと思いますが,市民の中から観光大使的なものを,夏服と冬服のブレザー,ブラウスなどを渡して年間,おまつりもある,八郷地区ではいろいろなイベントがある,それからひなまつりもある,そういうときにPRとして,やっていただくような制度を今後ぜひともね,私はこれを10年,15年も前から言っているんですが,その辺はご検討をいただきたいと思います。別に今,水着審査をしたりするわけじゃないですから,差別も何もないしね。やはりそういう選ばれた方というのは郷土愛を深く持つんですよね。ですから,そういう意味でもね,ぜひとも担当所管のほうでご検討いただければと思います。 それともう1点,この屋台村の整備状況についてということでございますが,これだけの事業をやるのであれば,これは市長の人事権の問題になるかと思いますが,やはり1人,2人専門を置いて,これ1本にかけるくらいの熱意を持って新たな事業はやらないとね。兼職でなんかできないものがたくさんあります。ですからその辺はね。7月の七夕まつりに合わせたというのが,いろいろあって10月に変更したと。この辺,基本計画がしっかりと確立されない何よりの証だと思いますよ。ですから,やるんであれば,終わりを決めて,いつまでにそういう契約をやるのか。そのためには兼業ではできません。ですからその辺は部長を中心に新たな事業に対しての取組み,プロセス,そういうものやっていただきたいと思うんですよ。今,説明をいただきましたが,これ,図面を見ただけではわからないし,コの字型で対面の云々の話もありましたが,これをやって,失敗しましたでは,二番はききませんからね。そこが大事なんですよ。ですからその辺もね,やはりもっとこういうことだということで,きちんとした対応を図っていただいて。それで今,まちづくり市民会議のほうにというような,そうすると正直言って丸投げですよね,私に言わせると。行政がこういうことをやろうという計画を立案したってね。その辺に課題があると思いますよ。市民会議が悪いというんじゃないですよ。だからそういうところも検討して,これはぜひ成功させるためにはどうしたらいいかということを皆さんで知恵を出し合って,対応を図っていただければと思います。別にお答えは頂かなくても結構ですから。以上で終わります。 鈴木(行)委員長)ほかにご質問はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。 その他,何かご発言等がございましたら,挙手によりこれを許します。ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ないようですので,この際,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 当委員会において閉会中も,なお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・事由について,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 鈴木(行)委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本日の環境経済委員会を閉会いたします。 |