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議会中継
  


平成26年度 議会運営委員会

 第6回委員会 (7月22日)
出席委員 鈴木行雄委員長,磯部延久副委員長,前島守雅委員,岡野孝男委員,菱沼和幸委員,岡野佐エ委員
その他の出席者 島田久雄議長,徳増千尋副議長,山口晟議員,小松豊正議員
市執行部 なし
議会事務局 局長(櫻井茂),庶務議事課長補佐(関努)


鈴木委員長)ただ今から,議会運営委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。
 これより議事に入ります。なお,審査上の発言は,挙手によりこれを許します。
 はじめに,市議会だよりの発行についてを議題といたします。事務局より説明を願います。

庶務議事課長補佐)それでは,お手元にご配付いたしました市議会だよりについて,ページに沿ってご説明申し上げます。今回の市議会だよりは,平成26年第2回定例会の内容を広報するもので,全体で12ページでございます。まず,表紙でございますが,主な掲載内容の目次を掲載してございます。次に,2ページから3ページにかけましては,定例会における議案の審議内容や結果,特別委員会の設置,永年勤続議員表彰,第3回定例会日程について掲載してございます。次に,4ページから8ページにかけましては,一般質問を質問順に掲載しております。掲載内容につきましては,ご本人に質問項目を選んでいただいたものを掲載してございます。内容の集約につきましては,事務局において,質問と答弁を勘案したなかで掲載文を作成させていただいたところでございます。なお,8ページの議案質疑につきましても,一般質問と同様でございます。次に,9ページでございます。第2回定例会から導入した一問一答方式について掲載しております。10ページ,11ページには,各常任委員会の活動内容,12ページには,請願・陳情の審議結果を掲載いたしております。以上が,今回編集いたしました市議会だよりの内容でございます。なお,当該広報紙でございますが,8月中旬に各区長さん等に配布され,市民の皆様にお届けするという予定でございます。以上でございます。

鈴木委員長)以上で説明は終わりました。本件について,ご意見等はございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木委員長)ないようですので,本件はお手元の市議会だよりのとおり,発行することでご異議ございませんか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,会派持ち帰りの案件についてでございます。議員定数についてを議題といたします。本件については,先の委員会において,岡野孝男委員から,次回の一般選挙に向けて,議員定数についてどうあるべきか検討を進めていただきたいとの意見があり,各会派で持ち帰りのうえ,検討いただくこととしたものでございます。本日は,議員定数について,検討する必要があるかどうか,また検討が必要であるとの場合は,増とするのか,減とするのか,その方向性を含めて,各会派のご意見をいただきたいと思います。

岡野孝男委員)私どもの会派では,資料をもとに検討いたしまして,その資料を配布してみてはどうかという会派の意見がございましたので,配布をお願いいただければと思います。

鈴木委員長)岡野委員から資料配布をお願いしたいとのことでございますので,許可して配布いたします。

前島委員)いま委員長が許可をして配布するとのことなんですが,委員には諮らないんですか。

鈴木委員長)前の委員会でこのような意見が出ていましたので,こういったことも含めて各会派の中で検討していただいておりますので,ご理解をいただきたいと思います。

前島委員)いま委員長の言われたことはある意味では理解はするんですが,会派の意見としては述べますが,今回出された経緯,やり方の順番がおかしいのではないかと思っているんです。もう少し丁寧に出さないと,なぜこれが出てきたのか意味が分からないということが話し合いの中で出ました。

鈴木委員長)この件について各委員からご意見等をいただくわけですが,これまで会派の中で十分に検討していただいているものと私は判断をしているわけですが,そういう中で今日ここで,増なのか,減なのか,現状維持なのかということを皆さんからいただいて,それをもう一度検討してはどうかという考えがございましたので,いずれにいたしましてもこの配布についてはそのようなことでご理解をいただければと考えております。

   〔「はい」と呼ぶ者あり〕

鈴木委員長)ただいま配布いたした資料について,岡野委員から説明願います。

岡野孝男委員)資料について説明させていただきます。来年4月に行われる予定の石岡市議会議員の選挙に関する定数について,現在の24名から2名削減し,22名とする必要があります。理由は次のとおりです。@石岡市は,急激な人口減少が続いており,税収の減少も続くものと予想される。A国からの地方交付税が算定替により,合併後10年を過ぎる平成28年から,5年間かけて6億円減額となる見込みである。Bごみ処理施設など,公共施設が老朽化し,建替えを強いられることとなり,事業を進めるとおのずから公債費比率が高くなり,財政健全化率の現状維持が困難になる見込みである。C石岡市の人口規模と同規模の龍ケ崎市と笠間市は,次回の一般選挙から定数を2名削減し,22名とする予定である。両市は,石岡市と比べ人口減少の幅が少ない。別紙にあるんですが,この前の選挙のときは石岡市が龍ケ崎市と笠間市の人口よりも多かったんですが,今は龍ケ崎市,笠間市に抜かれて石岡市が一番人口が少ない。そういうような減少の幅が少ない状況でありますが,石岡市が現行の24名のまま選挙を行うことはいかがなものかということであります。このような理由から判断すると,石岡市の議員定数24名を現状のまま据え置くことは,行財政改革から逆行するものであり,議会自らが議会費を削減し,スリム化して範を示すべきである。なお,AとBについては財務部長から調べて文章にしたものであります。以上が私どもの会派から検討する資料について報告いたしました。

鈴木委員長)ただいま資料について説明がございました。これからしますと岡野委員の会派では,削減という方向であるということです。

前島委員)私どもの会派では,まず今回議員定数について唐突に出たということで,これは何の動きかという話が出ました。そういう中でまずはやるべきことがあるだろうという話が出ました。その1つは,いま世間をお騒がせしている政務活動費の問題,当会派では廃止しようと,費用弁償についても廃止しようと,定数については,そういうところからはっきりさせてからやらないとおかしいのではないかという意見が出ました。議会改革でもっと踏み込んで検討すべきだろうという意見も出ました。もう1点は,先ほど人口の問題で定数をということがありました。それも分かりますが,地方公共団体の地域性というものがありますので,定数に関して一概に安易に決められないのではないかという意見です。

岡野佐工委員)私どもでいろいろ検討いたしました。2名減にするべきであるという意見と,現状維持のままでいいのではないかといういろいろな意見が出たわけでありますが,私どもの会派は3名ですので,決定が難しかったのですが,現状維持で,ただいま前島委員からも話がありましたが,他のものの見直しというようなものも考えていくべきではないかというようなことでございます。

菱沼委員)昨日,我が会派として議論いたしました。その中で先ほど前島委員,岡野委員からありましたことと同趣旨でございまして,現状維持の意見と削減せざるを得ないとの意見がありましたが,最終的にはまとまりませんでした。この定数削減というのは,身分に関わるものでありますのでしっかりと議論しなくてはいけないと思うんです。重要案件ですので,今出てすぐに決められる問題ではないと思っております。

鈴木委員長)東政会の意見としては,現状の24名ででいいのではないかと,その理由については,先ほど人口の減等もございましたが,現段階で急激に来年,5,000人も6,000人も減るわけではないので,ある程度地域バランスを考えた場合には,24名というのはいいのではないかという意見がございましたので現状で行くべきだという意見でございます。
 以上,各会派からのご意見をいただいたわけですけれども,これらを鑑みますと議員定数については,現段階で決めることはできないということでございます。検討すべきとの意見,検討の必要はないとの意見など会派で意見が分かれておりますので,当委員会としては,議員定数についての検討は,行わないということでご異議ございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,その他として,先の委員会で提案のありました議会BCPに関する参考資料について,事務局から発言を求められておりますので,これを許します。

庶務議事課長補佐)私から議会BCPの参考資料について,ご説明いたします。先の委員会において,災害時における議会のBCP(業務継続計画)の策定についての提案があり,会派持ち帰りの案件となったところでございますが,その際に,市における災害対応の資料を参考に検討をしたいとの要望がございました。お手元の資料をご覧いただきたいと思います。こちらは現在,市で作成しております地震発生の際の初動活動フローチャートでございます。こちらにつきましては,災害の発生から24時間以内の初動活動について作成されたものでございます。市ではこれに基づき災害発生後の初動活動を行っていくこととなります。具体的な活動については,このほかに職員の参集,災害本部の設置,情報収集,避難所開設,安否確認,ライフラインへの対応などについて初動マニュアルが作成され,災害時の初動対応が示されております。一方で,BCP(業務継続計画)につきましては,災害発生などの利用できる資源に制約がある状況下で,応急業務や優先度の高い通常業務について,どのように継続又は早期復旧させていくかの手順等について定めるものであります。本市のBCPにつきましては,先の定例会での答弁でもございましたように,本年度の事業として位置付け,職員への説明会の実施,また優先度の高い窓口業務の選定やこの初動マニュアルとの整合性などについて協議しながら,策定を進めていくということでございます。従いまして,現段階で市における災害対応としましては,お手元の初動活動フローチャートに沿った災害対応となりますことから,執行部から提供を受け,ご配布いたしました。また,先の委員会での議会のBCPの提案の際にございました大津市議会のBCPから抜粋した資料を参考としてご配布いたしました。時系列に見た基本的行動パターンのということで,執行部の災害対応と連携したかたちで議会の対応が作成されているところでございます。以上でございます。

鈴木委員長)ただいま事務局から,議会BCPに関する参考として,現在の市の災害対応時の資料及び大津市議会のBCPに関する参考資料について説明がありました。議会BCPについては,策定の必要性について,各会派ご協議のうえ,次回の議会運営委員会において,ご報告願いたいと思います。
 次に,事務局から議場の中継システムについて発言を求められておりますので,これを許します。
 
庶務議事課長補佐)議場の中継システムにつきましては,先の予算特別委員会また第2回定例会と音響機器の不具合により,安定した議会中継ができず,数回にわたる業者による応急措置,また議場におきましても緊急的にワイヤレスマイクにより対応するなど皆様にご協力をいただいたところでございます。第2回定例会終了時に,再度,業者による応急措置をし,現段階では,議場内外において通常どおりの中継ができる状態となっておりますが,いつ不具合が発生するかわからないこと,また使用開始後,約20年が経過し,故障した際の代替機器がないことから,今後の安定的な議会中継を確保するための措置を講じてはどうかと考えております。具体的には,本庁舎の3階議場に設置されている中継設備等を八郷総合支所へ移設するというものであります。ただし,それぞれの議会中継システムの仕様が異なること,また移設費用の軽減などから,現在の議場内の一部改修等が必要となります。まず,各議員の発言する場所でございますが,現在は各議席にマイクが設置されているため,一般質問等については,議席での発言となっておりますが,改修後は,議席中央に質問席を設置し,そこで質問等の発言をお願いするということでございます。これは震災前の本庁舎内議場での質問のときと同じ方法であります。また質問席の設置に伴い,議席前の中央部分にスペースが必要となることから,1番から8番までの議席について若干の移動が必要となってまいります。次に,これに対する執行部の答弁でございますが,震災前の本庁内の議場では,演壇へ登壇して答弁しておりましたので,同様の方法を考えておりましたが,現在の支所内の議場では,執行部席が狭く,登壇するまでに時間がかかり,登壇回数が多くなる場合は,会議の進行への影響も考えられることから,ワイヤレスマイクによる自席での答弁も含めて,検討が必要と考えております。議場内での議事進行上の大きな変更点については以上になりますが,このほかに,議場内カメラ,操作機器,録音及び中継機器等の交換が必要となります。次に,費用についてでございます。これらの議場設備の移設等に伴う費用として総額で約500万円という見積もりとなっております。以上が,今後の安定的な議会中継を確保するための議場設備の移設についてのご提案でございます。なお,この議場設備の移設について進めることとなった場合の予算と移設作業についてですが,予算につきましては,議場については,八郷総合支所の庁舎管理経費となるため,八郷総合支所総務課と調整し,第3回定例会において補正予算として要求していただくこととなります。また,移設作業でございますが,第3回定例会終了後から第4回定例会までの間に作業を行いたいと考えております。以上でございます。
  
鈴木委員長)ただいま事務局から,先の定例会等における議会中継機器の不具合を解消するため,本庁舎からの議場設備の移設について説明がありました。これについてご意見等がございませんか。

前島委員)新庁舎を建設しようということで決まっているところで,確かに音響に不具合が出ているということはありますが,果たして500万円もかけてどうなのかなという感じはします。

鈴木委員長)暫時休憩いたします。

   ―休憩―

鈴木委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。ただいま事務局から説明があり,休憩中を含め皆さんのご意見等をいただいたところですが,いまここで決定することは難しいと思いますので,もう一度十分検討していただいて,次回の委員会において報告をいただいて決定したいと思いますが,いかがでしょうか。

   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
次に,その他として発言はございませんか。
 
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

鈴木委員長)ないようですので,以上で議会運営委員会を閉会いたします。
 なお,本日決定した事項につきましては,各会派の皆様に周知いただけますよう,よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。







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