第６回委員会　（２月１３日）
出席委員	前島守雅委員長，鈴木米造副委員長，関口忠男委員，大槻勝男委員
市執行部	都市建設部長（沼田耕），都市建設部次長（福田嘉夫），都市建設部参事兼都市計画課長（舟橋伸），都市建設部参事兼建築住宅指導課長（笹目崇），駅周辺整備推進室副参事駅周辺整備推進室長（鶴井重則）下水道課長（飯田修久），建築住宅指導課副参事建築担当（栗原秀樹），道路建設課長（額賀均），道路建設課副参事道路建設担当（吉田昌司）
議会事務局	庶務議事課係長（木﨑憲一）

前島委員長）ただ今から，都市建設委員会を開会いたします。本日の議題は，お手元に配付しております協議案件書に示すとおり，所管事務の調査についてであります。次に，本日，出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。これより議事に入ります。初めに，駅周辺整備事業工事委託契約の一部変更についてを議題といたします。本件について，執行部から説明を求めます。

駅周辺整備推進室長）私から，平成27年第１回石岡市議会定例会に議案提出を予定しております「工事委託契約の締結について」の一部変更についてを説明させて頂きます。まず，資料の確認でございますけれども，資料１としまして，提出予定議案「工事委託契約の締結について」の一部変更についての概要書でございます。次に１枚めくって頂きまして，２ページ目に，現在の工事状況の写真でございます。３ページ目に，橋上駅舎及び自由通路新設工事におきまして，平成27年夏ころの一部供用開始に使用できる施設等の平面図を添付させて頂きました，順次，説明させて頂きます。それでは，１ページをご覧ください。常磐線石岡駅橋上化及び自由通路新設工事委託の変更契約の概要でございます。まず，提案理由としましては，平成25年第２回石岡市議会定例会におきまして，議決を頂きました工事委託契約につきまして，自由通路内の一部施工変更等に伴い，委託金額に変更が生じたためでございます。変更工事の内容でございますけれども，自由通路利用者の利便性，安全性，連絡性の向上を図るためのひさし及びシェルターの追加工事や，法の改正によるエスカレーターの落下防止対策工事，また，西側にございます展示場での市民活動の推進を図るためのガラスの仕様変更，並びに，賑わいの創出による石岡市のＰＲや交流人口の増加などを目的としました，展示スペース等の追加工事でございます。これらの工事費等の増額にともない，議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第２条の規定によりまして，議決を求めるものでございます。次に，契約の目的ですが，常磐線石岡駅橋上化及び自由通路新設工事でございます。原契約日は，平成25年６月19日，契約の相手方は，東日本旅客鉄道株式会社，水戸支社長でございます。工事場所につきましては，国府一丁目地内．工期につきましては，平成28年３月31日となっております。平成27年第１回定例会に予定しております議案議決の内容でございますけれども，原契約の金額27億6,292万円を29億7,626万5,600円に変更するものでございます。増額分としましては，２億1,334万5,600円でございます。増額する額の内訳でございますが，工事費としまして１億6,300万円，管理費としまして652万円，こちらは工事費の４％で計上してございます，消費税でございますが，こちらは，東西自由通路整備工事分でございまして，原契約時の消費税率が５％にて計上しておりましたので，追加工事分等を含めまして，８％の改定率により4,382万5,600円，これらを合わせまして，２億1,334万5600円の増額でございます。主な変更内容でございますが，（１）西口２階ひさし変更及びシェルター追加工事でございますが，西側の自由通路２階のステーションパークへの接続デッキの部分におきまして，交番設置側，向かって右側に投石等防止のため，ひさしのみを計画しておりましたが，ステーションパークの階段屋根，向かって左側の改修設置計画に伴いまして，ステーションパーク階段からの駅利用者の連続性を確保するため，シェルターを追加設置し，また，反対側のひさしにつきましても，仕様を変更し，左右同じものを設置するものでございます。以下記載のとおりでございます。以上が，議案提出を予定しております「工事委託契約の締結について」の一部変更についての概要でございます。よろしくお願いいたします。続きまして，１枚めくって頂きまして，２ページをご覧ください。現在の工事の状況でございます。線路上空やホーム内の鉄骨柱の立込みや床ＰＣ板の設置工事を実施しているところでございまして，き電を止めての夜間工事を進めているところでございます。これらの立込み等が終わりましたら，その後東側自由通路の鉄骨柱の立込工事を実施しまして，同じく床ＰＣ板を設置し，順次外壁工事，また，屋根ふき工事を３月上旬から実施する計画でありまして，夏ころの一部供与開始に向け，工事を進めているところでございます。次に，３ページの東西自由通路及び橋上駅舎供用開始区分施設平面図をご覧下さい。それぞれの施設区分でございますけれども，オレンジの部分が都市施設であります東西自由通路，黄緑の部分がＪＲの施設であります駅舎の部分でございます。今年夏ころの一部供用開始の所でございますが，水色の線で囲った部分でございます。まず，東西自由通路の供用開始，オレンジ色の施設でございますけれども，左側から，こちらは西側になりますが，２階へ通じます階段及び上下のエスカレーターが使用でき，右側の東口まで自由通路が利用できるようになります。東口の途中にあります階段及び上下のエスカレーターや，エスカレーターの上側にありますエレベーターが利用できるようになります。次に，黄緑色の駅舎部分でございますけれども，改札口や駅舎事務室等の機能が使用開始になります。ホームへの連絡としては，左側下り方面でございますけれども，階段１基とエレベーターが利用でき，右側の上りホームへの連絡としましては，階段２基とエスカレーター及びエレベーターが利用できます。次に，赤色の線で囲まれています部分におきましては，駅本屋や既存自由通路の撤去後の工事となるため，平成27年度末の供用開始を予定しているものでございます。左側から都市施設の１階部分の展示場や電気室，トイレ，観光案内所，エレベーター，そして２階部分のステーションパークへ連絡するデッキの部分になります。それから上側の赤線囲みが，駅舎内の下りホームへ連絡する階段１基とエスカレーター１基でございます。右下の部分でございますが，ＢＲＴ専用駅前広場へ連絡する階段１基と上下のエスカレーター部分でございます。最後に，今年夏ころの一部供用開始の日程でございますがけれども，切替えに伴う作業工程を各担当部署と調整を行っているところと聞いておりますので，調整がつき次第，公表できるものと考えているところでございます。以上で，説明を終わらせて頂きます。よろしくお願いいたします。

前島委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の件について，ご質問等がございましたら，挙手によりこれを許します。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長）ないようですので，この件は以上で終結いたします。次に，その他の件といたしまして，執行部より発言を求められておりますので，これを許します。

参事兼都市計画課長）３月期におけます，平成26年度一般会計補正予算のうち，都市計画課が所管するものについてご説明申し上げます。３月期補正予算の概要という資料をご覧願います。まず，歳入でございますが，合併市町村幹線道路緊急整備支援事業に対する，国からの防災・安全交付金が，当初の予算額に対しまして1,169万5,000円が減額となりましたので，関連する歳入及び歳出を減額するものでございます。これに伴いまして，県補助金の合併市町村幹線道路緊急整備支援事業補助金で54万1,000円を減額し，併せまして，市債の合併市町村幹線道路緊急整備支援事業債で910万円を減額しております。また，県支出金の用地事務委託金49万7,000円を新たに計上させて頂いております。これは，県が事業主体で進めております，都市計画道路若松・行里川線街路整備事業に伴い，平成26年４月１日付けで，茨城県と用地事務委託契約を結び，用地交渉及び契約の実績額に応じて算出されました，県からの事務委託金でございます。次に，歳出でございますが，交付金の減額によりまして，合併市町村幹線道路緊急整備支援事業の測量・設計・調査委託料で126万2,000円を減額しております。また，工事請負費で500万円，公有財産購入費で1,350万円，補償補填及び賠償金で150万円を，それぞれ減額補正しております。補正予算につきましては，以上でございます。続きまして，平成27年度予算の概要としまして，都市計画課が所管します，新年度の新規事業についてご説明申し上げます。都市計画一般経費の委託料でございますが，中町地区にあります，看板建築等の保存に向けまして，先導的な景観形成地区調査委託業務を50万円により，予定しております。次に，現在の都市計画マスタープランは，計画期間が平成28年度までとなっておりますので，平成27年度から新たなマスタープランの策定に向けて1,000万円により業務委託を予定しております。また，新庁舎の建設に伴い，敷地の用途地域を変更する予定ですので，都市計画用途図修正委託を94万円で予定しております。このほか，南台地区「大地のめぐみ」の北側に位置します誘致施設Ａ地区につきましても，現在，戸建て住宅が建てられない規制となっており，土地利用が進まない状況にありますので，定住人口の増加につなげるために，地区計画の変更を予定しております。次に，公園維持管理経費の新規事業としましては，駅東交通広場にあります駐車場の精算機更新工事を1,000万円で，また，駅周辺整備関連工事としてステーションパークの改修工事を8,250万円により予定しております。以上でございます。

参事兼建築住宅指導課長）続きまして２ページをお開き願います。建築住宅指導課が所管いたします，平成26年度石岡市一般会計補正予算の概要でございます。歳入歳出ともに平成26年度の事業費が確定したことにより減額するものでございます。木造住宅耐震改修促進事業につきましては，耐震診断士により耐震性を診断し，耐震強度が不足している場合に行う改修工事に対して，上限50万円を限度に補助するものでございますが，実績がなかったことから減額するものです。実績のなかった要因としましては，耐震改修工事費用が高額であることや，高齢世帯であり相続する予定がないことなどが多くございました。住まいづくり推進事業，狭あい道路整備事業，賃貸住宅ストック事業，被災住宅復興支援事業につきましては，平成26年度の申請実績により事業費が確定したため，当初予算を減額するものでございます。続きまして，建築住宅指導課が所管します平成27年度の予算の概要でございます。歳入の市営住宅使用料（現年度分）１億895万5,000円につきましては，昨年と比較しまして，276万9,000円少ない予算額となっております。この要因といたしましては，家賃の減免世帯の増加があります。平成25年度には132件に対しまして，平成26年度には155件と増加しました。内訳といたしましては，比較的に所得の少ない高齢者世帯，ひとり親世帯の増加によるものと考えてございます。市営住宅使用料（過年度分）742万9,000円につきましては，昨年と比較しまして，60万9,000円少ない予算額となっており，過年度分の滞納が改善された予算となっております。市営住宅駐車場使用料は，昨年とほぼ同額の予算額となります。続きまして，歳出の市営住宅維持管理経費における池の台団地流末排水施設整備工事490万円は，新規事業となります。この事業は，団地に隣接します用地をストックヤードとして活用するため，団地排水先のマンホールのかさ上げ工事及び土留め工事が必要であることから，予算を計上するものです。続きまして，下水道受益者負担金344万8,000円につきましては，正上内団地に公共下水道が接続され供用開始したことによりまして，負担金が発生するものです。以上でございます。

駅周辺整備推進室長）それでは，３ページをご覧頂きたいと思います。駅周辺整備推進室が所管いたします事業のうち，平成27年第１回石岡市議会定例会に提出を予定しております，石岡駅周辺整備事業の補正予算及び平成27年度予算の概要につきまして，ご説明させて頂きます。まず，補正予算の概要でございます。初めに歳入でございますが，当初予算で見込みました社会資本整備総合交付金において，交付決定額の確定によりまして２億1,117万5,000円を減額するものでございます。この減額に伴いまして，駅周辺整備基金繰入金を2,800万円の増額や４項目目にあります社会資本整備総合交付金事業債１億1,030万円を増額し，補正措置を講じるものでございます。また，３項目目にあります石岡駅橋上駅舎整備負担金は，ＪＲ東日本から整備負担金として3,800万円の新規受入れを予算措置するものです。次に，歳出でございますけれども，西口の駅前広場の拡張整備におきまして，移転をお願いしております交通事業者１名の方との協議に時間を要することから，用地購入費と家屋補償費を減額するものでございます。合わせまして，関連します歳入予算も一部減額をお願いするものです。これら補償費等に関しましては，再度平成27年度に予算計上させて頂きまして，道路用地として取得を目指してまいりたいと考えております。次に，継続費の補正でございますけれども，常磐線石岡駅橋上化及び自由通路新設工事委託の変更に伴いまして，２億1,100万円の増額を予定してございます。次に，平成27年度予算の概要でございますけれども，石岡駅周辺整備事業費総額としまして，18億1,841万7,000円を見込んでございます。主な整備事業の内容でございますが，まず，需用費でございますが，新規としまして，自由通路の供用開始に伴います電気料，水道料，下水道使用料を見込みまして，275万4,000円を予定してございます。次の役務費でございますけれども，こちらも新規としまして，自由通路供用開始に伴い，火災保険料その他としまして15万7,000円を予定してございます。次の委託料でございますが，こちらも供用開始に伴います，エレベーター及びエスカレーターの機械器具等保守点検委託料や，発車メロディ制作業務委託料などの新規の部分や，ＪＲ東日本への駅舎等工事委託料等を合わせまして９億5,160万円を予定してございます。次の使用料及び賃借料におきましては，発車メロディの使用に対する著作権使用料として，400万円を予定しています。次の工事請負費でございますが，西口駅前広場及びＢＲＴ専用駅前広場整備工事請負費のほか，新規で工事を計画しております，東口の出口ロータリー部分の改修工事費や自由通路の屋根上に設置します太陽光発電設備等を含めまして，６億3,000万円を予定してございます。次の公有財産購入費でございますが，現在も交渉を続けております，西口駅前広場内にあります２件の補償物件のほか，西口駅前広場区域において，ＪＲ東日本が所有している土地のうち，昭和62年の都市計画による駅前広場の造成に関する協定，当時の運輸省，国鉄，建設省の通達により，引き続き駅前広場用地として使用する土地を除きます，約1,670平米を取得するものでございます。最後に，補償補填及び賠償金でございますが，用地購入先と同じ現在交渉中の２件の建物移転補償費のほか，新規で駅前交番の移転補償費を含めまして，１億2,400万円を予定してございます。以上が，駅周辺整備推進室所管事業の３月期補正予算及び平成27年度予算の概要でございます。よろしくお願いいたします。

下水道課長）それでは，４ページをお開き願います。私から下水道課が所管いたします事業のうち，平成27年第１回議会定例会に補正予算の提出を予定しております，下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計，また，平成27年度の予算概要についてご説明申し上げます。まず，補正予算の下水道事業特別会計でございます。最初に歳入でございますが，下水道債の流域関連公共下水道事業債において特別措置分として8,480万円を増額補正するものでございます。これにつきましては，下水道繰出金に係る地方財政措置が平成18年に改正され，平成17年度までに発行した下水道事業債の元利償還金について公費負担額に差額が生じることから，差額分を特別措置分として起債できることとなっておりますので，増額するものでございます。次に下水道債の流域下水道債でございますが，県より平成26年度の建設負担金額が明示されたことにより1,000万円を減額するものでございます。次に，一般会計繰入金でございますが，歳出の減額に伴い9,147万9,000円を減額するものでございます。次に歳出でございますが，公共下水道維持費の下水道ポンプ・管きょ維持管理経費において350万円の減額，流域下水道事業費で973万2,000円の減額，公債費の利子で344万7,000円の減額補正をお願いするものでございます。続きまして，農業集落排水事業特別会計でございます。歳入でございますが，歳出の減額に伴い，一般会計繰入金275万4,000円の減額，また，繰越金におきまして201万9,000円を増額するものでございます。次に歳出でございますが，公債費の元金44万9,000円の減額，同じく公債費の利子で28万6,000円の減額補正をお願いするものでございます。以上が下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計の提出予定の補正予算内容でございます。続きまして，平成27年度予算の概要についてご説明申し上げます。まず，下水道事業特別会計でございますが，歳入歳出の総額をそれぞれ22億725万7,000円を見込みまして編成し，本年度の予算と比較しますと1.1％の減となってございます。歳入でございますが，受益者負担金，使用料，国県補助金等７億2,608万8,000円，本年との比較で0.2％の減，一般会計繰入金12億9,056万9,000円，3.7％の減，市債１億9,060万円，16％の増となってございます。歳出でございますが，下水道管理費５億3,390万7,000円，4.3％の増，下水道建設費３億4,583万7,000円，13.2％の減，公債費13億2,501万3,000円，0.5％の増，予備費250万円，増減なし，このような歳入歳出の内容となってございます。次に，農業集落排水事業特別会計でございます。歳入歳出の総額をそれぞれ３億858万9,000円を見込み編成し，本年度の予算と比較しますと，0.5％の減となってございます。歳入でございますが，分担金，使用料，県補助金等4,622万円，本年との比較で6.1％の減，一般会計繰入金２億6,236万9,000円，0.5％の増となってございます。歳出でございますが，農業集落排水事業管理費１億163万7,000円，1.2％の増，建設費629万7,000円，23.7％の減，公債費１億9,939万7,000円，0.4％の減，基金費，予備費125万8,000円，0.4％の減，このような歳入歳出の内容となってございます。続きまして，合併処理浄化槽設置事業費補助金でございますが，7,411万5,000円の歳入歳出を見込みまして，110基の設置を予定してございます。歳入では国県補助金5,698万5,000円を見込んでございます。以上が下水道課所管事業の平成27年度予算の概要でございます。よろしくお願いいたします。

道路建設課長）それでは，第１回定例会において，道路建設課が所管する一般会計補正予算を予定してございますので，ご説明申し上げます。資料は５ページになります。初めに，歳出からご説明させて頂きます。道路の維持修繕に伴う道路維持経費でございます。国庫補助事業にて市道幹線道路で，ひび割れやわだち掘れの傷みがひどい路面の舗装修繕を国庫補助事業の，防災・安全交付金を活用して実施しております。国庫補助金の確定に伴い，委託料215万2,000円の減額と，工事請負費1,473万6,000円の減額でございます。また，朝日トンネル維持管理負担金としまして，保守点検費の確定に伴い220万円の減額，合わせまして1,908万8,000円の減額補正を予定してございます。次に，橋りょう維持費でございます。道路維持経費と同様に国庫補助事業にて，橋りょうの老朽化などの点検を行い，修繕が必要な橋りょうの維持修繕と，橋りょう長寿命化計画に基づく修繕を実施してございますが，国庫補助金の確定に伴い，委託料583万2,000円の減額補正を予定してございます。次に，歳入でございますが，歳出でご説明しました道路維持経費と橋りょう維持費については，国庫補助金の確定に伴い，国庫補助金1,249万7,000円の減額を予定してございます。併せまして，市債を充当しておりますので，市債230万円の減額と680万円の減額，合わせまして910万円の減額補正を予定してございます。次に，歳出に戻って頂きまして，急傾斜地崩壊対策事業でございます。現在，北根本地内の崖地法面工事を県にて事業を進めております。また，高浜西の前地内の急傾斜地崩壊対策事業が，現在，事業休止になっておりましたが，事業を再開するため，県において測量・設計委託料の補正を実施し，予算化されたことから，事業費の10分の１にあたる負担金108万4,000円の増額補正を予定してございます。以上，道路建設課が所管する補正予算の概要でございます。続きまして，平成27年度の予算概要でございます。初めに，新規事業でございます。国庫補助道路改良事業として8,000万円を予定してございます。内容でございますが，都市計画道路上林上曽線が広域農道フルーツラインまで開通し，また，上曽集落から八郷中学校の通学路としても要望が多いことから，その延伸路線であります，広域農道フルーツラインから上曽集落の県道までを結ぶ区間，延長520メートルの道路整備のうち，道路に架かる橋りょう上部工事を予定してございます。これまでに，延長520メートルのうち450メートルの下層路盤工事と，橋りょう下部工事が平成20年度までに完成し，平成21年度から休止状態になっておりました。このたび，国の道整備交付金（補助率50％）の事業採択が受けられる見込みとなることから，交付金事業を活用して平成29年度までの３か年計画で整備を進める予定としてございます。次に，主な事業についてご説明いたします。始めに，道路の維持補修などの道路維持経費でございます。予算額２億9,779万円を予定してございます。前年度と比較しまして，１億458万円の増額を見込んでおります。国庫補助事業で実施しております，道路ストック点検事業による舗装修繕工事箇所が多くなったための増額でございます。次に，幹線道路を計画的に整備する地方道路等整備事業でございます。予算額２億5,000万円を予定してございます。前年度と比較しまして6,000万円の減額を見込んでございます。次に，生活道路や道路側溝などを整備する一般市道整備事業（単独）でございます。予算額２億9,855万円を予定してございます。前年度と比較しまして3,116万円の減額を見込んでおります。次に，橋りょう長寿命化修繕などを計画的に整備する橋りょう維持費でございます。予算額１億5,010万円を予定してございます。前年度と比較しまして１億3,310万円の増額を見込んでございます。平成27年度より，修繕工事に着手するための工事費の増額でございます。次に，三村地内の天神橋架け替え工事に伴う，橋りょう新設改良事業でございます。予算額２億2,116万円を予定してございます。前年度と比較しまして１億2,000万円の増額を見込んでございます。平成26年度から予定しておりました本工事を，平成27年度に着手することに伴う，事業量の増による増額でございます。次に，規模の大きい排水路を計画的に整備する排水路整備事業でございます。予算額9,580万円を予定してございます。前年度と比較しまして1,580万円の増額を見込んでございます。整備延長の増による工事費の増額でございます。以上，道路建設課が所管する新規事業と主な事業の予算概要でございます。よろしくお願いいたします。

前島委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の件について，ご質問等がございましたら，挙手によりこれを許します。

関口委員）建築住宅指導課の説明をお聞きした訳ですが，３月補正で木造住宅耐震改修の補助金，申請がなかったということで説明がありました。これまで何年間かやっているかと思うんですが，利用状況はどうなのかお伺いしたいんですけれども。それを反映して平成27年度予算に今回はどのくらい計上したのか。平成27年度予算の概要は言ってくれたんでね。本来なら来週議案書を貰えるので，その中で見ることができるのですが。今説明できるだけの範囲でよろしいので，お願いいたします。

参事兼建築住宅指導課長）耐震関係の事業で，診断士の派遣につきましては，平成18年から行っておりまして，平成18年の20件から徐々には減ってきてはおりますが，平成26年で７件ございまして，トータルで94件の耐震診断士の派遣の申請がございました。工事に進まないことを懸念しまして，その方々に何度かアンケート調査を行ったのですが，実際，耐震強度を見てみますと，26年度で0.2前後が多かったものですから，そのものを1.0までに回復させなければならないという耐震工事の国の補助規定がございまして，全体を直すということになると工事費もかさむことになるというのも，ひとつの課題かなと思います。生存空間を確保する場合ではどうですかとお聞きしますと，やはり，生存空間だけでは補助事業要件に合わなくなるということで，そのへんが懸案事項になっております。平成27年度の予算につきましては，国との補助金の絡みがございまして，これまで10件の予算をお願いしていたのですが，とりあえず５件ということで予算計上させて頂く予定でございます。以上でございます。

前島委員長）他にご質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長）ないようですので，以上で本件については，終結いたします。
その他の件で何かご発言がございましたら，挙手によりこれを許します。

大槻委員）通学路の件でちょっとお聞きしたいのですけれども。通学路なんですが，園部小学校の下の通学路が非常に狭い通学路でしてね，ここは買収をしましてね，工事ができる段階になっているとのことを聞いておりますが，この工事はいつ頃始まるのかお聞きします。

道路建設課副参事）県道西小塙石岡線から園部小学校南門へ通じる市道Ｂ6483号線の道路拡幅工事の進捗状況と今後の予定についてご説明させて頂きます。平成23年１月５日に園部地区宮ヶ崎区長から市長要望が提出されました。その後，石岡市教育委員会からも園部小学校の通学路整備要望がございました。平成24年度に職員による道路設計を行いまして，路線測量と用地幅の確定をさせて頂きました。平成25年度に用地の測量を行いました。本年度になりまして，地権者３名様の用地交渉を行いまして，用地買収と登記が完了いたしました。今後の予定といたしましては，来年度以降に工事を進める予定となっております。以上です。

前島委員長）他にご発言はございませんか。

大槻委員）もうひとつだけお聞きしますけれども，議会陳情で採択されたものなんですけれども。住宅が建ち並ぶところなんですけれども，非常に道路の舗装などが遅れているとお伺いしているんですけれども。ちょっとこれどのようになっているのか。採択されたものなんでね。優先的にやっているのかやっていないのか，お伺いします。

〔「場所聞かなくてわかるの」と呼ぶ者あり〕

大槻委員）場所は東成井地区なんですけれども，東成井地区の355のバイパスがありますね。バイパスのすぐ脇の団地なんですけれども。

道路建設課長）議会陳情で採択された案件又は地区からの要望，そういったものを勘案して当初予算に入れて道路工事を進めている状況でございます。ご質問の東成井の住宅地の道路でございますが，現況は未舗装の砕石道路になっているところでございます。ちょうど355バイパスが造成されまして，道路の排水機能が若干低下している状況でございます。この案件につきましては，国道355号線を管理しております県の土浦土木事務所と協議を進めているところでございます。道路の舗装整備がされれば，その路面を通って水の勢いがさらに増す状況も懸念されますので，そのへんの改修もできるのか，今後十分検討して進めていきたいと考えてございます。

前島委員長）他にご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

前島委員長）ないようですので，その他の件を終結いたします。以上で，本日の都市建設委員会を閉会いたします。