第２回委員会　（６月２７日）
出席委員	池田正文委員長，髙野要副委員長，前島守雅委員，塚谷重市委員，菱沼和幸委員，岡野佐工委員，山本進委員
市執行部	財務部長（佐々木敏夫），財務部次長兼庁舎建設担当（横田克明），管財課長（諸岡広明），管財課長補佐兼庁舎建設推進室長（林秀憲）
議会事務局	議会事務局長（櫻井茂），庶務議事課長補佐（関努），庶務議事課係長（木﨑憲一）

池田委員長）ただいまから，庁舎建設特別委員会を開会いたします。本特別委員会は，新庁舎建設とこれに関連する事案の審査及び調査研究を行うため，先の第２回定例会において設置されたものでございます。庁舎建設事業につきましては，現在までのところ，執行部職員で組織される石岡市庁舎建設検討委員会，有識者，市民の方々などで組織される石岡市新庁舎建設市民懇話会が設置され，新庁舎の位置や事業計画，取り入れるべき機能などについて協議がなされております。それに我々議会の意見や提言，これらを集約しながら９月の基本計画の策定を目指しているところであります。当委員会としましては，設置目的にもありますように，市民の方々が利用しやすい環境と，安全で安心な暮らしを支える機能を持ち，さらに今後の石岡市の活性化に寄与するような庁舎とするために，様々な意見や考え方を集約し，それを提言事項として取りまとめていきたいと思いますので，ご協力をよろしくお願いいたします。本日の委員会は，初めに，お手元に配付されております資料により新庁舎建設事業の現況について執行部からの説明を受け，質疑を行ったあと，本特別委員会の進め方についてご協議を頂きたいと思いますので，よろしくお願いいたします。改めまして本日の議題は，お手元の協議案件書に示すとおりであります。次に，本日の委員会にあたり説明員として出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。これより議事に入ります。新庁舎建設事業の現況等についてを議題といたします。本件について，執行部から報告を求めます。なお，発言は挙手によりこれを許します。

庁舎建設推進室長）新庁舎建設の現況等についてご説明申し上げます。初めに，お手元の資料をおめくり頂き，資料１をご覧ください。庁舎建設検討委員会における基本構想素案のうち，基本理念及び基本方針でございます。まず，基本理念でございますが「誰もが利用しやすく安全で安心できる庁舎」を基本理念としまして，新庁舎は，経済性と機能性を重視しながら，より良い市民サービスの提供と防災拠点としての機能を十分発揮できる庁舎をめざしてまいります。また，基本方針は７つとし，１番目として「市民の安全・安心を支える庁舎」，２番目に「利用しやすい機能的な庁舎」，３番目に「バリアフリー・ユニバーサルデザインに対応した庁舎」，４番目に「経済的・合理的な庁舎」，５番目に「事務効率の向上を目指した庁舎」，６番目に「新エネルギー・省資源に対応した庁舎」，７番目に「まちづくりの拠点・シンボルとなる庁舎」を基本方針としまして，新庁舎建設に反映してまいりたいと考えております。次に，３ページの資料２をご覧ください。庁舎建設の今後の進め方についてでございます。新庁舎建設における基本計画の策定につきましては，本年９月末を目途として進めているところでございます。タイトなスケジュールでの策定となりますことから，①といたしまして市議会，②といたしまして石岡市庁舎建設検討委員会，③といたしまして石岡市新庁舎建設市民懇話会の３体制を基本といたしまして，それぞれが情報を共有しながら，意見を集約し，進めてまいりたいと考えております。市議会では，特別委員会，全員協議会に，全体の調整，報告等を行いまして，石岡市庁舎建設検討委員会では，新庁舎の位置，規模，事業計画等の検討を行いまして，石岡市新庁舎建設市民懇話会では，新庁舎に取り入れるべき機能についての検討を行い，意見集約と調整を図りまして，策定してまいりたいと考えております。石岡市庁舎建設検討委員会につきましては，本年５月２日に第６回目を開催しておりまして，庁舎建設の今後の進め方についての説明，第１回石岡市新庁舎建設市民懇話会の開催状況等についての報告を行ったところです。また，５月26日月曜日には第７回目を開催いたしまして，新庁舎の規模についての説明，また新庁舎における候補地の現状について報告を行ったところです。新庁舎の規模につきましては，総務省算定基準のほか，国土交通省算定基準，先進自治体の実例比較，現庁舎における諸室規模の積上げ等，算定基準はいくつかあるようですが，比較的先進自治体において採用の多い総務省算定基準によりまして，幹事会等にも諮りながら更に検討を進めてまいります。今後の検討事項といたしましては，候補地の選定と完成までの事業計画を予定しておりますが，候補地につきましては数件の陳情もございまして，市民の関心も高い内容ですので，関連法規及び上位計画等を含む選定基準につきましてもさらに調査研究を進めるとともに，当委員会にてご提案頂きましたご意見等を踏まえまして，慎重に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。次に，石岡市新庁舎建設市民懇話会につきましては，学識経験者４名，各種団体13名，市民公募３名の計20名で構成されておりまして，４月25日に開催されました第１回市民懇話会におきまして，会長に茨城大学教授の斎藤義則様，副会長に石岡市保育連合協議会の渡辺信行様が選出されまして，５月30日金曜日には第２回目，本日第３回目が開催されたところでございます。また，新庁舎建設に係る今後のスケジュールでございますが，本年９月末を目途に新庁舎建設基本計画の策定を完了させまして，今年度後半から平成27年度にかけて，基本設計及び実施設計，平成28年度から平成29年度にかけて建設工事を実施しまして，平成29年度末の供用開始を目指してまいりたいと考えております。続きまして，資料４ページの資料３をご覧ください。第１回石岡市新庁舎建設市民懇話会の概要でございます。会議の内容といたしまして，市民懇話会の目的及び今後の進め方並びにスケジュールの提示のほか，これまでの検討経過についての説明を行いまして，協議を行ったところでございます。会議での主な意見といたしましては，「庁舎を訪れた際の待合スペースや休憩スペースなどの確保」や「子育て世代の方が，会議や手続きなどを気軽にできるよう，子供を見てもらえるスペースの設置」，さらには「防災拠点機能として資材や食料の備蓄機能などの機能を取り込んではどうか」といった意見がございました。続きまして，７ページの資料４，第２回石岡市新庁舎建設市民懇話会会議録の概要をご覧ください。５月30日金曜日には第２回目が開催されまして，先進事例についての紹介，新庁舎に必要な機能について協議・検討を行ったところでございます。必要な機能につきましては，基本方針に基づきまして新庁舎に設置されるべき用途，機能について自由に発言を頂きました。会議での主な意見といたしましては「休日にも活用できる市民交流スペースの確保」，「歴史的資産となるようなデザイン」，「地域素材の有効活用」，「住民に移動をさせないワンストップ窓口の設置」など多岐にわたるご意見を頂きました。また，本日の午前９時30分より消防本部３階会議室にて第３回石岡市新庁舎建設市民懇話会を開催したところでございます。内容につきましては，新庁舎に必要な機能についてを議題といたしまして，市の基本方針でございます「①市民の安全・安心を支える庁舎」，「②誰もが利用しやすく，事務効率の向上を目指した庁舎」，「③バリアフリー・ユニバーサルデザインに対応した庁舎」に基づきまして，各方針に関する共通機能及び基本機能について，より具体的な事例等を紹介いたしまして，各委員が所属する団体ごとに取りまとめられた要望との調整を図りながら，さらに検討を進めて頂きました。会議の詳細につきましては，後日報告させて頂く予定でございます。今後は，第４回目の開催を７月25日金曜日に，最終回の第５回目の開催を８月22日金曜日に予定しているところでございます。いずれも，消防本部３階会議室を会場とし，午前９時30分から約１時間30分程度，原則公開での会議開催を予定しております。次に，13ページの資料５をご覧ください。新庁舎建設における現状でございます。１の新庁舎建設に関する財源でございますが，まず，庁舎整備基金は，平成25年度末で約20億円でございます。次に，震災復興特別交付税及び被災施設復旧関連事業債でございますが，東日本大震災により本庁舎が被災しておりますことから，国の財政支援として見込まれるものといたしまして震災復別交付税として，当市の場合約22億円が上限額として見込まれています。また，被災施設復旧関連事業債などの財源も見込まれているところです。また，現在地に建替えを行う場合におきましては，既存の建物を撤去しなければ建替えができない場合など，建替えを実施するために直接必要となる解体撤去については，被災施設復旧関連事業債の対象になるとされているところです。２の新庁舎建設に関する諸条件でございますが，地方自治法では事務所，庁舎などの位置等の規定，石岡市・八郷町の合併協定書で，新市の事務所の位置や事務組織及び機構の取扱いを定めております。３の新庁舎建設地の前提条件でございますが，敷地規模につきましては，現在の本庁舎と同規模以上の建物を建築する場合には，それが建築できるまとまった土地が必要となってまいります。また，昨年度実施いたしました新庁舎建設に伴うアンケート結果では，新庁舎の建設の考え方といたしまして「建設費を抑制できるため，市が所有するまとまった土地に建設」という回答が92.8％と最も多い結果でございました。以上のことから，これらの条件を満たす市所有のまとまった土地は，次ページの資料６の３箇所が挙げられるところでございます。なお，下段は，参考といたしまして，県内の被災自治体における庁舎建設の状況でございます。傾向といたしましては，現在地への建替え，また，建替えにあわせて，分散していた組織の集約等を図り，面積はかなり増加をしているような状況がうかがえます。続きまして，15ページの資料６をご覧ください。初めに，①の現石岡市役所でございますが，敷地面積約22,000㎡，地形といたしましては，石岡一高側の職員駐車場側が一段低くなっておりますことから，一部高低差のある敷地形状となっております。この土地への新庁舎建替えにおける国からの財政支援につきましては，震災復興特別交付税及び被災施設復旧関連事業債が見込まれるところですが，現庁舎を取り壊さなければ新庁舎が建設できませんので，現庁舎の取壊し費用についても，被災施設復旧関連事業債の対象となる見込みでございます。次に，②の石岡駅東側でございますが，現在工事が進められております石岡駅周辺整備事業のうち，東西自由通路から南側はＢＲＴ専用バスターミナルとなりますことから，現時点で考えられる敷地といたしましては，東西自由通路から北側の約12,000㎡となっております。地形といたしましては，平坦ではありますが，長方形の土地でございまして，ＪＲの線路が近接しているなどの状況もございます。続きまして，③のいしおかイベント広場でございますが，敷地面積約27,000㎡，地形としましては，平坦な形状となっておりまして，周辺は住宅地でございます。また，国分寺の周辺ということもございまして，国分遺跡の包蔵地となっておりますので，この土地の利用の場合には，埋蔵文化財の調査も必要となってくるものと思われます。また，石岡駅東側及びいしおかイベント広場への新庁舎建設を行った場合におきましても，現石岡市役所と同様に建替えに関する国の財政支援でございます震災復興特別交付税及び被災施設復旧関連事業債が見込まれるところですが，建替えにあたりましては，現庁舎を取り壊す必要がないことから，取壊しに関しては，一般財源での対応となってまいります。最後となりますが，先進地でございます新潟県燕市及び長岡市を視察してまいりましたので，ご報告いたします。資料といたしましては，16ページ以降に添付してございます資料７，資料８，資料９でございます。燕市につきましては，平成18年３月に３市町の合併により誕生いたしました人口がほぼ石岡市と同規模の市でございます。庁舎の位置につきましては，合併市域の人口重心及び地理的重心により決定されたとのことですが，田園地帯に囲まれたのどかな場所に建設されている庁舎でございました。また，長岡市につきましては，平成17年から平成22年３月までに11市町村の合併により誕生しました人口がほぼ水戸市と同規模の市でございます。庁舎の位置につきましては，市庁舎建設を中心市街地再生の拠点づくりと捉え決定したとのことでございまして，駅前の中心市街地へ建設されている庁舎でございました。それぞれが地域の事情を反映した特徴のある庁舎でございましたが，共通する防災機能など不可欠な庁舎機能のほか，先進的な機能につきましては，今後の基本計画策定の参考としてまいりたいと考えております。説明は以上でございます。

池田委員長）以上で報告は終わりました。次にただ今の報告ついて，ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

髙野副委員長）今，質問がありましたらというようなことでしたが，本来こういった資料なんですけれども，今日ただ説明を受けるだけならいいんですが，こういった質問等々もお受けするんであれば，資料的なものは前もって委員に配布しておくべきかなという気もするんですね。委員長から質問はと言われましても，私もざっと聞いただけで。やはり１日でも２日でも前にもらえれば，自分なりに掌握できると思うんですが。

〔「貰ってるよな。それと変わらないよな。」との声〕

事務局）申し訳ございませんでした。事務局におきまして資料を整えまして，委員のお手元に一日でも早く届くように進めていきたいと思いますので，ご理解をよろしくお願いいたします。

髙野副委員長）全協は全協で，特別委員会は委員会のような気がするんですよね。そういうことで，前回もらった資料に基づいてということになると，我々前に貰った資料を全部持ってこなくちゃいけないし，それが今日のものと合致しているかどうかもわからないですよね。だから，それであれば前に渡した資料に基づいて今日は協議をしますとかね，そういうことも私は必要かなと思うんですね。ただ，委員長と執行部はわかっているかもしれませんけれど，これ急にもらって質問といってもね。やはり，これからもそういった資料とかいろいろ出てくると思いますけれども，やはりそういった資料等々については，説明だけならいいんです。だけども，協議をするのであれば，ひとつふたつの新庁舎建設事業のこれについて意見を頂きたいならいいですけれど。これだけの説明を受けた訳ですから。説明後に意見を頂く場合には，先にこういった書類等々は配布して頂ければありがたいなと，かように思います。以上です。

議会事務局長）ただいま，副委員長から資料の配布についてご意見を頂きました。事務局も今後資料が届き次第，各委員の皆様に届けていけるように準備をしてまいりたいと思いますので，よろしくお願いいたします。以上でございます。

菱沼委員）今，イベント広場の説明があったんですけれども，イベント広場の国分遺跡の調査費用。調査費用に関しては，この被災施設復旧関連事業債というのが使えるのかどうか。

管財課長）発掘調査につきましては，事業債は該当しないということでございます。

菱沼委員）そうすると，石岡市の一般会計で出して調査にあたるという状況になるかと思うんですけれども，概算でどのくらいかかるのかお尋ねしたいと思います。

財務部次長）今までの教育委員会での発掘調査の実績からしますと，調査の費用としましては１㎡あたり１万円とうかがってございます。以上でございます。

髙野副委員長）新庁舎建設市民懇話会の説明を受けましたけれども，事務局の中に株式会社日立建設設計というのがございますね。ここの業者が基本計画を受注なされているかと思いますが，そういった事業に入札されるのであれば，こういった事務局に入っていることは，私はあまりおすすめできないのかなと思うんですけれども。業者さんが入っているという感覚になるんですね。入札に参加するのであれば，もう１者，２者，３者と協力してくれる方々を入れておいても良かったのかなという感じがするんですが，角度を変えまして，なぜこの日立さんが入ったのか，お伺いしたいんですけれども。

財務部長）この会社は，新庁舎建設にあたります基本計画の受注業者でございます。指名競争入札によりましてこの業者が入札で受託しておりますので，その契約の中に基本計画の作成支援も入ってございますので，それぞれの会議に出席をしまして，それらの意見を集約して会議録等の調製も行って頂くということが業務内容になっておりますので，会議に出席を頂いております。以上でございます。

髙野副委員長）そうするとこの会社は，受注してからここに入ってきた訳ね。失礼しました。受注する前から入っていたのかなと勘違いしていました。わかりました。ありがとうございました。

菱沼委員）先ほど報告があった懇話会。私もですね，前回と今回と拝聴させて頂きました。内容はわかりますので，実際に石岡市の庁舎建設検討委員会という部分においては，どういうことを今やっているのか。記載がなかったもので。現状をお尋ねしたいと思います。

財務部長）現在，庁舎規模の検討を行っている最中でございまして，まだ結論には至っていないという状況でございます。決まり次第，特別委員会にご報告申し上げたいと思います。以上でございます。

岡野佐工委員）先ほど，菱沼委員からイベント広場の発掘調査の話もございました。仮にですよ，選定場所が石岡イベント広場と決まった場合には，庁舎を建設する場所だけ発掘調査が必要と，こういうことになるんですよね。

管財課長）庁舎を建設する場所を発掘調査するような形になります。もし，庁舎が１万㎡で４階建としたら2,500㎡を調査するということになります。

塚谷委員）新庁舎建設の前提条件という中で，まとまった土地，今ここに３候補があるんだけれども，面積的に駐車場を含め，敷地面積なんだけれども，これで十分間に合うんですか。

財務部長）駐車場の取り方とか，建設の仕様によっては様々かと思いますけれども，今の技術ですと，高層とか地下の構造等も考えられます。そういった中で，駅の土地については細長い土地で半分がＢＲＴに使われているという計画もございますけれども，仮に市の職員の駐車場を別に設けるとか，そういった方法もございますし，そういった中では，まとまった土地といたしましては３つ候補地があるという現状でございます。ただ，駐車場については，ある程度の確保が必要になると予想されるところでございます。

塚谷委員）もうひとつは，防災の拠点として考える場合の条件的なものを含めた形の中で，この３候補の中で防災機能，要するに避難場所などになる場合の機能を備えている場所とすれば，どういう考えを持っているのか。

財務部長）現在考えております防災機能としましては，先の大震災で一番の問題となりました情報の発信，それから指揮命令系統，それらがうまくいっていなかったという反省を踏まえまして，その防災センターとしての機能，これは庁舎に入れていくべきと考えております。ただし，避難所としての拠点としては，現在のところ考えをもってございません。避難者は庁舎を目指して来ると思いますけれども，ここで受けた避難者を別の避難所に誘導するような形で対応してまいりたいと考えております。それから，仮に避難所的な形として市役所が建った場合ですけれども，これからこの候補地につきまして，前面に関する道路とか，避難に耐えられる道路とか，そういった道路体系というのは，今後の候補地選定のひとつの評価点になると思います。以上でございます。

前島委員）資料２の役割で，検討委員会が必要に応じて開催と記載されている訳でありますが，これは基本的には月何回というのではなく，例えば市民懇話会があった時に開催するという意味なんですか。それと，規模の問題については，今の八郷総合支所とのバランスという問題もあると思うんですが，その辺についての考え方を今述べられる範囲で結構ですので。

財務部長）まず，検討委員会でございますけれども，先ほど担当の室長から申し上げましたが，３つの体制で進めておりますので，それぞれの会議にあわせた中で開催を考えております。従いまして，特別委員会の皆さまにご報告する前にはきちんと検討委員会を入れたり，特別委員会が終わってから，ご意見を頂ければ，検討委員会を開催いたしまして，そこで特別委員会にご報告申し上げた中で意見の調整を図ったり，また，市民懇話会には特別委員会で頂いたご意見とか，検討委員会での検討内容をご報告しながら進めていく予定でございます。開催スケジュール等につきましては，先に議会事務局長とも特別委員会との調整は図ったところでございます。それから，八郷庁舎の関係ですけれども，現時点では八郷庁舎は，本庁がどのような規模になるか，そこにどういった組織が入るか，まだ詳しくは申し上げられませんけれども，この有効活用を同時に図っていかなければならない課題だと考えてございます。以上でございます。

前島委員）今言っていいのかどうかわからないんだけれども，やはり八郷総合支所の有効活用というのは大事だと思いますので，十分に検討して頂きたいと思います。

髙野副委員長）新庁舎建設市民懇話会というのがありますけれども，委員さんはどういう形で選ばれたのかお伺いします。私が知ってる人もいるし，知らない人もおるんですが。

管財課長）委員の構成でございますけれども，市民の公募という形で，高齢者世代，子育て世代，若者世代という形で３名を募集いたしました。その他，学識経験者という形で，茨城大学の先生，その他，石岡商工会議所，やさと農業協同組合，茨城県の建築士会の石岡支部長という方に学識経験者を４名お願いしました。そのほか，各種市の団体で，柏原工業団地の方と，石岡青年会議所，郵便局の代表者，地域のコミュニティ団体，石岡市の区長会，福祉団体ということで石岡市いきいきクラブ連合会，同じく福祉団体ということで石岡市民生委員児童委員協議会，あと，保育の立場ということで，福祉団体ということで石岡市保育連合協議会，そのほか，女性の立場ということで，石岡市ハーモニーネット，そのほか，防災関係ということで石岡市の消防団，交通事業者ということで関鉄グリーンバス，労働団体ということで，茨城県連合会の土浦地域協議会をお願いしまして，あと，庁舎の芸術の部分ということで石岡市の美術協会，新庁舎を建てるにあたって，色々な団体の意見をまとめるということで経済団体とか，地域のコミュニティ，福祉，女性団体，防災，交通，労働者という方を選ばせて頂きました。以上でございます。

髙野副委員長）なんかね。いつもこういう懇話会とかいうとね，何々団体でね。いつも同じメンバーなんですよね。金太郎飴なんですよ。やはり市の庁舎を建てるのであれば，３名とかじゃなくてね，公募してもっとたくさんの人に入ってもらえばいいじゃないですか。各種団体ね。グリーンバスだなんだなんて，あまり関係ないような気もするんですよ。グリーンバス何関係ありますか。個別に聞いてきますか。やはりもうちょっと，人を選ぶにしても，大事な懇話会ですよ。皆さんの真の意見を聞かなくちゃいけない訳ですから。そうだとしたら，もうちょっとね。この人たちが悪いというんじゃない。いつも頼んでいるから頼んじゃおうじゃなくて，もうちょっと市民の人に多く意見を聴けるような方法もいいんじゃないかと思うんです。福祉で民生委員さんとか。そういうこともいいですよ。それはソフトの部分ですよね。ものを建てる。まだその時点でしょ。どういうふうにするかってね。さっき意匠の話もしてましたけれども。だからもうちょっとね，若い世代の人たちとか，そういう人たちの意見をたくさん聞けるような懇話会にしていったらいいんじゃないですかね。私はこの人数が倍でもいいと思いますよ。人数に限りはないんですから。人数はあと２人多くたって３人多くたって別に問題はないでしょう。私は長いこと議員やってますけれど，お願いするところは全部金太郎飴なんですよ。同じ人を頼んでおけば間違いないから。だけれども，庁舎建設なら庁舎建設にあたってね，私はより良い人じゃないです。もうちょっと市民の声を聞けるようなことも必要なんじゃないかなという気はしますよね。各種団体ばかりじゃなくてね。これは市民の庁舎ですから。工業団地の庁舎じゃないですから。窓口業務を云々するのに協議する訳じゃないんですよ。これは建物全体ですよ。そうなったときには，工業団地，そういったとこもちょっと的外れかなという気もしますよね。だから，ただ頼んでおけばいいじゃなくて，もうちょっと市民の声が少しでも吸い上げられるような，みんなができあがったときに喜んでくれるような。そういったことも考えるべきだと。別にこの人たちが悪いと言っているんじゃないです。行政というのはもっと窓口をオープンにしていってもいいんじゃないかなという気はします。いつもそうなんですけれども，各種団体，あそこのここに頼みました。ここに，ここに。みんなその人頼んでおけば文句言わないから間違いないんでしょ。違うでしょ。前から言っているんですよ。金太郎飴っていってね。切っても切っても同じ。だから庁舎建設にあたってはね，今３人って言いましたけれども。ここでもっとたくさんの人に来て頂いて，アンケートもとっている訳ですから。そういうような方向付けも必要かなと私は思います。これは悪いと言っているんじゃないんです。もう一歩を踏み出してもいいのかなというふうに感じています。別に，これからやれという訳じゃないですから，答弁は結構です。以上です。

菱沼委員）あと１点だけすいません。今日も懇話会聞いてきましたけれども，やはり駐車場ということで今日もかなり言われておりました。確かに庁舎もその規模によって駐車スペースが変わってくると，先ほど佐々木部長が言われた，まさにそのとおりだと思うのですけれども。今の現状ですね。今の庁舎が建っているところであれば，逆に最低何台は必要なのか。もしここに建てた場合にはあと何台増やさなくてはいけないのか。ある程度わかっていれば，お聞きしたいのですが。

〔「ちょっとお時間頂いて」，「あとで大丈夫」との声〕

池田委員長）あとで，駐車場についてはご報告願います。ほかにご質問等ございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，新庁舎建設事業の現況等についてを終結いたします。次にその他でございますが，この際，今後の当委員会の進め方についてを協議いたしたいと思います。当委員会には，先の定例会におきまして，陳情第43「石岡市役所をイベント広場に建設することを求める陳情」及び陳情第44「現在地への新庁舎建設の陳情」が付託されております。本日の執行部からの報告と質疑応答によりまして，委員各位におかれましては，新庁舎建設事業の現況を把握されたことと思いますが，陳情の審査をするに当たりましては，まず，建設する庁舎の規模，本庁舎と支所の関係など，こういったものをどのように考え，どの程度の建物を建設するのか，そうしたところを考慮したうえで，この陳情の審査に入りたいと考えるところでございます。そこで，次回の委員会では，まず執行部からどの程度の規模の庁舎を建設するのか，現時点でのお考えをお示し頂き，その協議をいたしたいと思います。その後，陳情の審査に入っていきたいと思います。なお陳情は，次の第３回定例会中に審査結果の報告ができるよう，それを目標に集中して審査を行いたいと考えているとことであります。お手元に，委員会の開催予定表を配布しております。次回は７月10日，第４回が７月28日，第５回が８月８日，予備日といたしまして８月22日，このような日程で開催していきたいと考えております。さらに，審査あるいは調査の内容について，委員会としての意見が集約できれば，第３回定例会において，委員会の中間報告をすることも視野に入れて，今後の協議を進めていきたいと思います。なお，９月以降の予定については，今後の庁舎建設事業の進捗状況等を勘案しながら検討していきたいと考えております。このように進めていきたいと考えているところでありますが，いかがでしょうか。

菱沼委員）大変恐縮なんですが，８月８日なんですが，この時会派の視察がございまして。大変恐縮なんですけれども欠席になります。できれば，変更ができれば変更して頂ければと思っております。

池田委員長）それでは，公明・改革クラブの視察の予定があるということでございますので，８月11日午前中に議会運営委員会が開催予定ということでございますので，当特別委員会は午後１時30分から開会するように調整いたしたいと思いますので，よろしくお願いいたします。

財務部長）先ほどは大変失礼いたしました。ちょっとデータは古いのですけれども，平成24年の11月28日，平成24年の12月21日，平成25年の1月21日，これは平常時でございます。それから，平成25年の３月４日，これは確定申告と議会一般質問が重なった日でございます。それから第５回目が平成25年の３月11日，これも確定申告と議会の予算特別委員会が重なった日でございますけれども，平常時でございますが，本庁舎では600台から900台の車両の進入がございました。八郷庁舎では200台から300台でございます。混雑時でございますけれども，混雑時は約1,000台の出入りがございました。八郷庁舎におきましては確定申告と議会開会の影響もございまして，700台から800台程度でございます。これが出入数でございますけれども，駐車台数でございますけれども，本庁舎で平常時のピーク時に約70台でございました。混雑時に，本庁舎で確定申告受付期間中でございますけれども，ピーク時に90台という状況でございました。以上でございます。大変失礼しました。

池田委員長）それでは戻りまして，先ほど今後の当特別委員会の進め方について案をお示しいたしましたが，このように進めていくことと考えておりますが，いかがでしょうか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認めまして，それでは，次回７月10日の委員会は庁舎の規模，配置の考え方などの概要についてを協議し，その後，陳情の審査に入っていきたいと思いますので，よろしくお願いいたします。併せまして，当委員会の管外調査でございますが，今後の調査活動に資するため，先進事例の管外調査を実施していきたいと考えております。詳細がまとまり次第，皆様にお示しいたしたいと思いますので，よろしくお願いいたします。それでは，そのほかに何かご発言等がございましたら，挙手によりこれを許します。

前島委員）当特別委員会の調査研究する範疇というのは，どのくらいのことをお考えなのか，お聞きしたいと思います。

池田委員長）先日，正副委員長並びに議会事務局と内容について，おおまかなところを取りまとめさせて頂きました。建設場所につきましては，非常に微妙な部分もございますし，執行部の考え方等もございますので，この部分はちょっと脇に置きましても，例えば議会の位置でございますとか，議会会議室，控室，そのほか議会に関すること，これは，議場関係ですね。そのほかに本庁舎の規模，あるいは大枠の予算，本庁支所の配置，庁舎の機能，庁舎のデザイン，外観内装を含めます。各種補助制度の概要，将来的な財政負担，等々について当委員会で協議してみてはどうかというところで，意見が一致したところでございます。

〔「了解しました」との声〕

池田委員長）ほかにご発言等ございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，以上で本日の庁舎建設特別委員会を閉会いたします。