第５回委員会　（８月１１日）
出席委員	池田正文委員長，岡野孝雄副委員長，前島守雅委員，髙野要委員，塚谷重市委員，菱沼和幸委員，岡野佐工委員
市執行部	財務部長（佐々木敏夫），財務部次長兼庁舎建設担当（横田克明），管財課長（諸岡広明），管財課長補佐兼庁舎建設推進室長（林秀憲）
議会事務局	議会事務局長（櫻井茂），庶務議事課長補佐（関努），庶務議事課係長（木﨑憲一）

池田委員長）ただいまから，庁舎建設特別委員会を開会いたします。本日の委員会は，前回の委員会におきまして，付託されております陳情の審査が終了いたしましたことから，ここで改めて，当委員会として新庁舎における議会機能はどうあるべきかの協議をいたしたいと思いますので，よろしくお願いいたします。本日の議題は，お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。次に本日の審査に当たり，説明員として出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしましたとおりであります。それでは，これより議事に入ります。初めに，本日，平成26年８月11日付けで，髙野要副委員長から庁舎建設特別委員会副委員長職の辞任願が提出されました。本件につきまして，直ちに日程に追加し，議題とすることにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認めます。それでは，副委員長の辞任についてを議題といたします。委員会条例第28条の規定により，髙野副委員長の退席を求めます。

〔髙野要副委員長退席〕

池田委員長）それでは，お諮りいたします。髙野要副委員長の副委員長職の辞任を許可することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認めます。よって，髙野要委員の副委員長職の辞任を許可することに決しました。暫時休憩いたします。

―休憩（髙野要委員着席）―

池田委員長）休憩前に引き続き会議を開きます。次に，副委員長が欠員となりましたので，直ちに副委員長の互選を行います。互選はいかなる方法で行いますか。お諮りいたします。

〔「委員長一任」との声〕

池田委員長）委員長一任の声がありましたので，これより委員長において，副委員長を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，委員長において副委員長を指名いたします。副委員長に岡野孝雄委員を指名いたします。お諮りいたします。ただ今指名いたしましたとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。次に，新庁舎建設の進捗状況についてを議題といたします。本件について，執行部から報告を求めます。なお，発言は挙手によりこれを許します。

庁舎建設推進室長）新庁舎建設の進捗状況についてご説明申し上げます。初めに，お手元の資料をおめくり頂きまして，資料１をご覧ください。当該資料につきましては，平成26年度において，これまで開催いたしました石岡市庁舎建設検討委員会及び石岡市新庁舎建設市民懇話会の開催日及び各会議での議題をまとめたものでございます。詳細につきましては，後ほどご確認頂ければと存じます。それでは，各会議における直近の開催状況についてご報告申し上げます。お手元の資料をおめくり頂きまして，資料２をご覧ください。新庁舎の位置を選定するため，庁舎建設検討委員会に諮り，協議・検討を進めてまいりました資料でございます。当該資料につきましては，先進自治体の事例のほか国の評価基準などを参考といたしまして，一定の基準を設定することにより各候補地の選定に公平性・統一性を図り，客観的に比較検討することを目的といたしまして作成したものでございます。資料の構成といたしましては，１．候補地の条件整理，２．候補地の整備概要の設定，３．評価基準の設定，４．候補地の評価，５．参考資料の構成により作成してございます。まず，１．候補地の条件整理でございますが，新庁舎の整備における特徴を踏まえまして，建設候補地を総合的に比較・検討を行い，評価するため，１．１といたしまして，候補地の選定，１．２といたしまして，候補地の所在及び緒元といたしまして候補地の条件等を整理してございます。１．１候補地の選定では，候補地選定の前提条件といたしまして，市民の利便性が高いこと，市所有地であること，経済的合理性を備えていること，市の中核をなすこととしてございます。１．２候補地の所在及び緒元では，各候補地の所在及び敷地の状況等につきまして，図１石岡市現行庁舎位置及び図２候補地の位置並びに表１各候補地の条件比較に示してございます。図１では，現行の庁舎位置，図２では，石岡駅を中心といたしまして，半径200ｍごとの円を明記することで各候補地の位置の明確化を図ってございます。表１各候補地の条件比較では，候補地ごとに敷地面積や周辺道路などのインフラの整備状況，都市計画法や建築基準法などの法規制，地盤状況のほか，周辺地域及び候補地の特性など，今後の施設計画への関連及び影響が想定される内容を整理してございます。詳細につきましては，前回の委員会にてご報告申し上げてございます資料と同程度の内容となっておりますので，後ほどご確認頂ければと存じます。続きまして，２．候補地の整備概要の設定でございますが，表２各候補地の整備概要につきましては，庁舎建設に関連して整備が必要となる工事の概要と，その手順を整理したものでございまして，当該表の下には設計から供用開始までの概算工期といたしまして，候補地１については青線，候補地２については赤線，候補地３については緑線で示してございます。整備の概要といたしましては，候補地１につきましては，敷地北側市道からのアプローチ確保のための道路拡幅工事のほか，旧庁舎の解体工事などが想定されてございまして，候補地２につきましては，敷地東側市道からのアプローチ確保のための道路拡幅工事及び取付道路の新設のほか，当該道路と敷地の高低差解消のための敷地内造成，及び液状化対策工事などが想定されてございます。また，候補地３につきましては，敷地南側及び北側市道からのアプローチ確保のための道路拡幅工事のほか，埋蔵文化財調査などが想定されているところでございます。整備手順につきましては，当該表の下にございます工程表を合わせてご覧頂きますと，候補地ごとに若干の違いはございますが，現時点において想定される概算工期といたしましては，大きな差はない状況がうかがえるところでございます。しかしながら，新庁舎工事の着手前に，候補地１につきましては旧庁舎解体工事の実施，候補地２につきましては液状化対策工事の実施，候補地３につきましては埋蔵文化財調査の実施が必要となってございますので，当該工事の進捗状況によりましては，各候補地とも新庁舎建設工事の着手時期への影響が懸念されるところでございます。続きまして，資料をおめくり頂きまして，裏面にございます，３．評価基準の設定をご覧ください。３．１評価基準の設定といたしまして，各候補地の選定にあたり公平性・統一性を図り，客観的に比較検討するため，候補地の評価基準を整理いたしまして，表３評価基準の設定及び各項目の配点といたしましてまとめたものでございます。大項目につきましては，国土交通省「官庁施設の基本的性能基準」より，社会性，環境保全性，安全性，機能性，経済性を引用いたしまして設定してございます。また，石岡市の特性から評価の視点といたしまして，中項目を設定してございます。配点につきましては，中項目ごとに５点といたしまして，積み上げました点数を大項目の配点としてございます。続きまして，３．２評価の方法でございますが，表３に示しております各中項目の評価につきましては，基本的には現状に対する性能の向上の有無で判断することといたしまして，各項目の評価を３段階にて行うため，表４評価の判断基準の定義といたしまして，大項目別に評価の判断基準を定義したものでございます。大項目Ⅰ社会性及びⅣ機能性並びにⅤ経済性の中項目２．更新性・拡張性につきましては，性能の向上の有無で評価することといたしまして，大きく性能が向上する場合は二重丸としまして５点，現状と同程度の性能である場合は丸としまして2.5点，現状より性能が低下する場合は三角としまして０点としてございます。また，大項目Ⅱ環境保全性及びⅢ安全性並びにⅤ経済性の中項目１．コストにつきましては，不利な点の有無で評価することといたしまして，不利な点がない場合は二重丸としまして５点，不利な点が少ない場合は丸としまして2.5点，不利な点が多い場合は三角としまして０点としてございます。続きまして，４．候補地の評価でございますが，ただ今ご説明いたしました各候補地の評価基準に基づき中項目ごとに評価・採点を行いまして，大項目ごとに合計点を算定し，評価基準の大項目を軸としたレーダーチャートによって相対的な傾向を読み取りまして，総合的に評価をすることとしてございます。また，当該レーダーチャートの大項目の軸は，社会性及び機能性の配点15点に合わせまして，環境保全性及び安全性並びに経済性の各配点10点をチャート軸の15点の軸に置き換えて表記することとしてございます。続きまして，５．参考資料（候補地選定に関する市民アンケート結果）でございますが，平成25年８月に市民アンケートを実施しておりまして，庁舎の位置につきましての質問結果もございますので，参考として記載してございます。庁舎建設検討委員会に諮りまして協議・検討を進めてまいりました資料の説明につきましては以上でございますが，新庁舎の位置の選定につきましては，当該資料に基づきまして，７月11日金曜日，７月22日火曜日，８月６日水曜日の３回の開催の中で選定基準の見直し等を行いまして，検討を進めてまいりましたところでございます。当委員会における検討結果といたしましては，第１位が候補地１現石岡市役所敷地，第２位が候補地３いしおかイベント広場，第３位が候補地２石岡駅東側という結果でございました。なお，当検討委員会において評価を行いました詳細な検討結果につきましては，近日中に再度精査をいたしまして報告書として取りまとめた上で，委員長である副市長より市長への提出を予定してございますため，当委員会での公表は差し控えさせて頂きたいと存じますので，ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。庁舎建設検討委員会における資料の説明及び直近の開催状況の報告は以上でございます。続きまして，資料３石岡市新庁舎建設市民懇話会の主な意見をご覧ください。当該資料につきましては，第１回から第４回の開催までに協議を進めてまいりました中において，各委員より提案された意見等をまとめたものでございます。直近の開催状況といたしましては，７月25日金曜日に第４回目が開催されまして，新庁舎に必要な機能について及び八郷総合支所庁舎との機能分担についてを議題といたしまして，協議・検討を行ったところでございます。新庁舎に必要な機能につきましては，資料３の２ページ目の中段にございます（４）新エネルギー・省資源に対応した，経済的・合理的な庁舎及び（５）まちづくりの拠点・シンボルとなる庁舎に関しまして，新庁舎に設置されるべき用途・機能について，自由に発言をして頂きました。（４）新エネルギー・省資源に対応した，経済的・合理的な庁舎に関する会議での主な意見といたしましては，「自然採光，自然換気を積極的に取り入れる」，「リサイクル建材や低環境負荷建材（地場産木材等）を積極的に利用する」，「将来の様々な変化に柔軟に対応できるようオープン型執務室のレイアウトを導入する」などの意見がございました。また，（５）まちづくりの拠点・シンボルとなる庁舎に関する会議での主な意見といたしましては，「石岡市の観光や歴史・特産物等の魅力を発信できるコーナーを設置する」，「市民と行政が協力できるよう，市民協働スペースを設置する」，「低層階に喫茶スペースを設置する」などの意見を頂いたところでございます。また，八郷総合支所庁舎との機能分担に関する会議での主な意見といたしましては，３ページ中段にございます（７）八郷総合支所庁舎との機能分担についてに示してございますが，「八郷総合支所庁舎の有効活用により，新庁舎はコンパクトに建設する」，「八郷総合支所庁舎の有効活用や，新庁舎の建設コスト削減のため，議会は八郷総合支所庁舎の議場を利用する」などの意見がございました。ご報告申し上げました以外の項目に関する意見につきましては，後ほどご確認頂ければと存じます。今後の予定といたしましては，議題を提言書（案）についてといたしまして，第５回目，最終回となりますが，８月22日金曜日に消防本部３階会議室を会場といたしまして，午前９時30分から約１時間30分程度，原則公開での会議開催を予定してございます。また，当懇話会の提言書につきましては，８月下旬ごろを目途といたしまして，精査及び取りまとめができ次第，市長へ提出される予定となってございます。新庁舎建設市民懇話会における直近の開催状況及び今後の予定につきましての説明は以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。

前島委員）第４回の当委員会で，庁舎の場所については踏み込むべきではないとのことでございましたけれども，調査はすべきであると思いますので，各委員の意見を出して頂きたいと思います。私の意見であります。

髙野委員）今，前島委員から調査というお話が出てきましたが，調査の範囲というのはどのくらいを限度として考えているのか，お伺いいたします。

前島委員）私が考えているのは，この３箇所につきまして，それぞれの各委員さんがどういう考えを持っているのか，忌憚のないご意見を頂ければと思います。以上です。

髙野委員）調査となると，今ここで説明を受けた中での判断で調査とするのか，それとも，これからできれば時間を取って，この件に関して調査するのか。考えをお伺いします。

前島委員）実際にこの３箇所につきましては，これまでに３回説明を頂いており，現地に行かなくても各自がそれぞれ十分に理解できていると思いますので，ただいまの報告についての意見，まあ，調査という言葉を言うと語弊を招く訳ですが，３候補地についての各委員の意見を述べて頂きたいということであります。

髙野委員）そうすると，現地に調査とか深くは入らないで，ただいま説明を頂いた中での質疑ということでよろしい訳ですね。

〔「そうです」との声〕

池田委員長）それでは，ただいま前島委員がただ今の報告に対して質問を含め，調査あるいは皆さんの意見を引き出したらどうかというご意見でございました。第４回，前回の委員会において皆さんの意見を集約していく中で，概ね当庁舎建設特別委員会においては候補地の選定については踏み込むべきではない，さらに当特別委員会においては，候補地について何ら触れず今後進めていきたいということで意見の集約をみていますので，それを踏まえて，ただ今の前島委員の意見について皆さんそれぞれご意見を頂いて，意見を集約したいと思います。

岡野副委員長）私も今，前島委員が言いましたように，当委員会では候補地には触れないということですが，調査については，３箇所について皆さんから色々な意見を聞いたほうが良いと思います。

塚谷委員）前島委員が言ったとおりで良いんじゃないですか。それに賛成です。

菱沼委員）今，前島委員からお話しありましたけれども，当初，選定ということについては踏み込まないということでありますけれども，執行部の皆さん，石岡市の庁舎建設検討委員会のご報告では，現在地が１，イベントが２，石岡駅東が３とありましたので，位置の部分においては，意見としては話してもいいのかなと思っておりますので，私としては意見は述べるべきかなと思います。

岡野（佐）委員）ただ今，執行部から説明頂いた訳ですが，懇話会の中では計画地としては現石岡市役所が良い，イベント広場が良いということでお話があった訳でありますが，これらについても我々としては，調査といいますか，どこが望ましいというような意見交換というか，そういう議論は必要だと，そのように思います。

髙野委員）今，皆さんの意見をお伺いしまして，やはり意見としては出す必要があると。しかしながら，委員会の冒頭で踏み込まないということを決議しながら，委員長はやはり踏み込みたいという方向で進めている。私は，今ここで意見を述べることは何も問題はないと思います。しかしながら，委員会というのは何なのかと。あくまでも必要性があって作られた特別委員会ですから，その中で皆さんの議論は重要である。しかしながら，冒頭において，決定されたことを委員長が自ら覆していくようでは，本当に，特別委員会という中では，認められた委員会なのかと。私は，やはりこのような大事なことは冒頭にこういったことはきちっと，これだけの代表者が来ている訳ですから，話ができて当然だったのかなと。私は，議論することは当然，せっかくの機会ですから，皆さんの意見を出すことは当然ですが，やはり，何故ね，踏み込まない，そういったきちっとした見解を示しておきながら，２回，３回，４回のうちには踏み込もうと，ただ，行使はしないけれど踏み込もうと，だったら，もっと委員会においてきちっと。その前段で，取り消せばいいじゃないですか。きちっと議事録から文言を削除して。自分たちでね。委員会というのは委員長１人で構成されている訳ではありませんので，自分でこうしたいというような中で進まれることは，私は今後も，これから特別委員会も作られるでしょうし，こういう委員会は常任委員会もあります。しかしながら，方向性を変えて委員会をもっていくなんていうのは，私はね，言語道断，今までに見たことがないという訳であります。しかしながら，私は休憩時間にも皆さんとお話しましたけれども，議論をすることには大賛成でございます。しかしながら，第２回定例会期間中において私たちは踏み込まないと，これは委員会で全員をもって決定している訳ですから。そのへんのところを，委員長，重くみないでどうするんですか，これ。こんなに軽いものじゃないですよ。特別委員会ですから。必要性があって作ったんですから。私も議論は賛成ですけれども，今後についてはきちっと考えて頂きたい。以上です。

池田委員長）ただいま，前島委員の提案に対して，各委員の意見を集約したところであります。集約につきましては，調査あるいは意見，質疑はすべきだという方と，本来，委員会運営において前回決定事項を覆すことはいかがなものかという意見がございました。やはり私委員長といたしましても，前回第４回委員会で決定をいたしました候補地の選定には踏み込むべきではない，さらに当特別委員会においては，候補地については何ら触れず今後も進めていきたいと思いますので，質疑はいたしません。

〔「質疑はしないの」，「何で触れないんですか」との声〕

池田委員長）休憩いたします。

―休憩―

池田委員長）再開いたします。事務局長にちょっとお伺いしますが，関係法令あるいは慣例に照らし合わせた場合に，前回の議決事項を覆すことについての見解をお伺いしたい。

櫻井局長）前回は議決ではないと，私はみています。委員会としての意見の統一ということで，皆さんの意見の集約を図られたものと私は見ていますので，

髙野委員）局長，いいあんばいのこと言うんじゃないよ。なんだ，委員会軽視か。委員が全員をもって，議決と一緒じゃないのかよ。それを何，そんなに簡単なものかよ。委員会の可決事項はみんな申し合わせ事項でいいのか。常任委員会もみんな申し合わせ事項か。紳士協定か。そういうことを理屈で述べていたら委員会が成立しなくなるだろうよ。委員会ってそんなに軽くないでしょ。事務局がそういうんだったら，委員長との問題じゃないよ。これ事務局との問題だよ。法的には何も根拠もない。根拠がないということだったら自由にやったらいいだろうよ。根拠があるから自由にできないんだろうよ。

櫻井局長）特別委員会という位置付けは当然法的な位置付けもございますし，重要でございます。ただ一方で，特別委員会の使命とすれば，議会が議論を全くしないというのもおかしいと。先ほど意見がありましたが，前回決まったことを覆すというのも，これもまたおかしいと。いずれもおかしい訳です。矛盾しています。議会のありようということで，本来に立ち返るのであれば，庁舎建設特別委員会と名乗っている以上は，庁舎建設に関する部分は当然議論あるいは質疑がなされて当然だと思います。前回，委員長が諮られた件については，委員会の意思の統一を諮ったのだろうと思います。ですからそれを軽んじるつもりもありませんし，ただ，先ほど皆さんの意見の中では，それを見直してもいいのではないか，質疑もいいのではないかというご意見がありましたので，あくまでもそれは皆さんの意見の集約の結果であって，また，まとめられるのがよろしいのではないでしょうか。法的な見解というよりは，委員会としての意思をどうするのかということで。

髙野委員）だから，誰も意見を述べさせないなんて言ってないでしょう。経緯，経過について違うんじゃないかと。なあなあではないんだよ。まして特別委員会なんだから。特別委員会できちっと議論することも大切。議論しないことはおかしい。ただ，冒頭で言ったことをその度に変えたらいけないでしょうと。それを委員長にたしなめたんですよ。そうじゃないですか。委員長たる者が自分の思いつきとか主観でやってられたら，あとの者はどうするんですか。委員会で採決したこと，それをなんだこれは。何の法的根拠もない。そういうことだったらやらなくていいじゃないですか。ただ，だからね，きちんと決めたこと。決めたことは決めたことのルールの中でそれをきちっと守って。意見だったら，意見を皆で出しましょうと決まったんでしょ。私はいつ言いました。意見は述べさせないなんて言ってないですよ。皆さん意見出しましょうと言ったでしょうよ。たくさん出してもらって良いんじゃないですか，それはそれで。ただ，我々は権限の行使はしない。それをどうしても権限の行使をしてみたいということであれば，冒頭に１回目に行ったことをきちっと皆さんに諮って，ゼロに戻して，それで始めるしかないんじゃないですか。だけど，やはり生きているものが生きている中であっては，生きているものを重視して，その中での発言とかその中での調査とかしていくしかないと思うんですよ。あくまでもこれは委員会であるということをきちっと考えてやっていくべきかなと。まして特別委員会だから。特別委員会だから何でもかんでも議事録が欲しいなんていうこともおかしいことでね。議事録なければないでいいじゃないですか。皆がそれで満足しているんですから。委員会というのは，議事録を作るために発言しなくちゃいけないということはどこにも書いていない。そういうことをきちんと踏まえた上で，意見を出してもらえばいいじゃないですか。私に言われたから，これは法的にはできない。できないじゃないでしょ，前段で話し合いをしたでしょ。その時に私は皆で意見出してくださいと言ったでしょうよ。だから，歯車を狂わせないで，きちっと委員会というのは持っていくんです。歯車が狂えばどこまでも狂う。私が述べた意見は，皆さんに意見を述べさせない。そういうようなね，下世話な意見ではありませんから。了解頂きたい。どうぞ，私の話していることは気にしないで，意見を皆さん出されたらよろしいと思います。

池田委員長）休憩します。

―休憩―

池田委員長）再開します。それでは，ただいまの前島委員の意見に対して皆さんの意見を集約いたしましたところ，やはり候補地の選定ではなく，調査は必要だという意見が多数でございました。第４回当特別委員会の決定はあるものの，皆様方の意見がそういうことでありますので，ただいま執行部からありました報告についてご質問等をお受けいたします。ご質問等は挙手によりお願いします。

菱沼委員）先ほど事務局から説明頂きまして，私も当初は石岡駅東が中心市街地活性化の観点からも非常にいいのではないかと，私個人的に思っておりましたが，実際に色々と話を聞く中で，実際にあそこは軟弱である，液状化という厳しい状況で財源も非常にかかると。そういう観点の中から中心市街地の活性化には欠かせない地域だなと，私は思っていたのですけれども，その後，私なりに調べさせて頂きました。そういう中で，建替えの部分においての費用の問題ですね。壊す費用とか相対的なことを考えると，やはり執行部が，石岡市の庁舎建設検討委員会で出された，現在地ですね。本庁方式の石岡一丁目１番地１という，ここの地が一番妥当なのかなと，私は思っております。以上でございます。それとですね，議場の件でございますが，確かに，八郷庁舎の４階に議場はありますが，私としては，新庁舎に議場は作るべきだと思っております。私の意見であります。

塚谷委員）事務局から説明があったとおり，３候補地色々と説明があった訳ですけれども，自ずと消却していけば，この部分についてはこうかな，この部分についてはちょっと費用がかかりすぎるからとか，あるいは期間がかかるとか，いろんな部分が話されましたけれども，そういう状況の中で，我々はそれで消化しながら進めていくという形になろうかと思うんですが，ただ，庁舎を建てるにあたって，執行部が職員側を中心，あるいは市民の側を中心にするとか，あるいは議会を中心にするとかいう形の中で，コンパクトで歳費がかからない，コストダウンで建てていくということになれば，八郷における経済部とか，あるいは教育委員会とか農業委員会という部分においての，それはある程度外した中での建てる部分なのか。その部分についてもお尋ねをしたいし，私はできることならば八郷に議場を置いて，立派な議場がある訳ですから，それを利用していくというのもひとつの手だろうと。話によると，本庁から八郷まで行き帰りする費用というのは，莫大なものだと。何年かのうちに。そういう話を聞いてはいますけれども，できれば議場は八郷でということで，強く要望ではないんですけれども，八郷総合支所を利活用した状況の中でコンパクトな庁舎に移行するのか。そういうことの考えをちょっとお聞かせ願いたい。

財務部長）八郷庁舎の有効活用につきましては，本会議でもご答弁したとおり，最大限の活用を図っていくということが前提でございます。そういった中で，コンパクトな概ね現時点では１万平米ということを打ち出したところでございます。そういう中で，手前どもの認識といたしましては，その１万平米の中は合併時点での旧本庁舎並びに分庁舎でございます旧法務局跡，それを合算した面積，これが7,800平米程度でございます。それに今後，防災拠点としての防災機能，さらに市民との協働スペース，そういったものを加えると概ね１万平米ということをお伝えしたところでございますので，現時点では本庁に議場が入るという前提で，その概ね１万平米というのは算定しているところでございますけれども，先ほど室長からご報告申し上げましたとおり，一方で市民懇話会からは有効活用の中で八郷の議場のあり方に関しては，先ほど申し上げましたような意見が出ているというのも事実でございます。以上でございます。

岡野副委員長）私は，初めは面積的にも一番広い石岡イベント広場がいいのではないかと思っておったんですが，石岡イベント広場だとしたら周りの活性化のためにもいいんじゃないかと思ったんですが，埋蔵文化財も調査に結構経費がかかる予定でありますし，もし文化財が出た場合は工事がストップしちゃうと。そういうことを考えましたら，やはり現状の市役所に建てれば解体費用まで出るということですから，私はやはりイベント広場が良かったと思うのですが，現状位置のほうが良いのではないかと思います。ひとつ，イベント広場の埋蔵文化財の調査にかかる経費が出たとしたら，どれくらいかかるかわかりましたら。

庁舎建設推進室長）１平米の調査費用といたしまして，１万円ということで伺っております。当該費用といたしましては，庁舎の敷地として，候補地３の２万7,478平米を全て使うことになるのかどうかは，これからの計画になってくるかと思いますが，全て使うということになった場合は２億7,000万円くらい必要になってくるかと思います。以上です。

財務部長）発掘費用につきましては，平米あたり約１万円から２万円程度ということで試算しているところでございます。延床面積によりまして，恒久物をどんなふうに建てるかによって変わってくるかと思いますけれども，先ほどありましたように，１階のスペースが3,000平米といたしますと，約3,000万円はかかると。ただし，発掘によりましてどういう遺物が出るかというのが。国分寺の包蔵地でございますので，それなりの遺跡といいますか文化財が出ると，今後の工期に大きな影響が出てくるというリスクがございます。以上でございます。

前島委員）ただいま部長から新庁舎には議会棟も併設するよという考えが述べられた訳ですが，その議会棟の機能について何か考えていることはありますか。

財務部長）私からこのようなことを申し上げるべきではないと思うんですけれども，市民懇話会のご意見といたしましては，議会が見えないというご意見がございました。実質，自分たちが選挙で選んでおきながら，自分たちも足を運んでいないし，議会がどういった活動をしているのかというのが，あまりご理解されていないという印象を受けました。そういった中で，年４回しか議会を開かれていないんじゃないかという意見が出ていましたので，　その時点では，閉会中も委員会とか開催して活動していますよとこちらではフォローしていたんですけれども，ただ，市民の認識として八郷にはこんな立派な議場があるんだからという意見が出てきたものと判断しております。以上でございます。

前島委員）今，部長が答弁されたように，議会をなかなか理解できていないと思います。実際に年４回しか議会はやらない訳でありますが，閉会中であっても色々な委員会を開催したりしている訳でありますので，当然，議会というのは，何月何日に市民の方が利用したいと予定を入れていた場合に非常に使いにくくなるという部分もあると思います。このことについては，執行部で議論をしてもらいたいと思うんですが，後は議会に対するセキュリティの問題についても検討してもらいたいと思います。それから，私の考えとしましては，例えば，八郷の今の議場が新庁舎に移動するという形になれば，元に戻る訳でありますけれども，そうなった場合に，この４階の有効活用につきましては，色々市民に開かれた，当然，八郷地区には芸術家が多い訳でありますから，色々な絵画とか．そういうことも有効に活用できると思いますので，４階の議場跡については検討委員会でも検討して頂きたいと思っています。それから，実際に約50億円と言われている訳でございますが，この算定の仕方，これを確認させてもらいますと，例えば，一般の補助金というのは基準面積があって，それに対して平米幾らなんですが，この場合には，１万平米というのが基準なんですか。算定の仕方をお伺いしたいと思います。

財務部長）今回につきましては，旧庁舎が中破の判定を受けまして使用不能ということで，それに基づきまして震災復興特別交付税の対象になったということは先だってご説明申し上げました。現時点で50億円の建設費を想定している中で，庁舎建設基金が現在20億円の積立がございます。残り30億円をどうするかということでございますけれども，震災復興特別交付税につきましては，総務省に示された標準単価，これが31万1,000円でございます。これを震災前の延床面積7,240.12平米をこれに乗じまして，上限で約22億円が見込まれるというところでございますので，基金とこの上限，マックスでもらえたと想定した中で，42億円が生み出されるということでございます。さらに，その残りの８億円につきましては，有利な起債が適用されるということでございますので，それらを十分に活用していきたいところですけれども，一方でこの集中期間というのが平成27年度までの想定となっておりますので，今後の継続については，水戸はじめ国会議員や総務省に要望活動を続けているところでございますけれども，市町村課等を通しまして，手前どもも継続の要望をしているところでございます。現時点ではそれらの財源を見込んでいるというところでございます。以上でございます。

前島委員）非常に財源というのは大事なことでありますので，誤解を招かないようにね。実際にこういう基準面積でこれだけがかかって，これだけが一般財源かかるんだよと。よく説明をしないと，中々わからないと思うんですね。わからない人は補助金が全部もらえると思ってるから。７千何平米じゃないからね考え方が。普通は標準面積が幾らで，それ以上プラスになった部分は全部自己負担な訳だから。そのへんも今部長から聞いて大体わかりました。あとは，オリンピックとか東北の復興関係で資材の高騰とか人件費あたりで２，３割は上がるとは思うんですが，そのへんについても約50億円でまかなえると思っていますか。

財務部長）先だっての新聞報道等でも日立市役所の入札が不調に終わっております。これも資材の高騰と人手不足によるものと報道されておりましたけれども，手前どもといたしましても，前島委員からご指摘あったことは，今後の建設にあたって具体になった場合のリスクとして考えていかなければならないものと認識しております。以上でございます。

岡野（佐）委員）新庁舎建設市民懇話会の意見ということで，市民の安心，安全を支える庁舎から八郷総合支所庁舎との機能分担についてまで色々意見が出されたようでございますが，この意見については複数の方から出たということではなくて，例えば１人の委員さんがこういうふうにして欲しい，また，１人の委員さんがこういうふうにして欲しいといったものを全部挙げたものですか，複数意見が出ていてそれを集約したというものですか。

財務部次長）懇話会はメンバーとしまして，市民の代表，公募の方とか，各種団体の方から20名ほどで作られていますので，茨城大学の先生を座長としてございますが，進め方としまして，５つの基本方針にそった必要な機能について意見を頂いているところでございますけれども，それにつきましては，テーマ５つの内，今月の22日でとりまとめになりますけれども，前回と前々回の中で２回に分けまして，テーマごとに各団体それから個人の方もいらっしゃいますが，次回までに意見の集約をお願いしますということで，持ち帰って頂いて，団体であれば団体の中の意見を取りまとめて頂いた上で，委員さんが代表してこういう意見がありましたと頂いておりますし、個人の方につきましては，時間までに自分の中で色々な考えをまとめて出して頂いている，そして意見を集約しているということでございます。

財務部長）補足したいと思うんですけれども，ただいま次長が申し上げましたとおりですけれども，テーマに沿って自由闊達な意見をさせて頂いています。それを委員長が拾い上げまして，それについて皆さんのご意見をさらに頂いた中で集約を図っているという形でございますので，ただ単に１人が申し上げたことを箇条書きにしているものではないということで，ご理解頂ければと思います。

岡野（佐）委員）よくわかりました。石岡市と八郷町が合併して石岡市になった訳でございますが，これらについては本庁方式ということで進めるということでございますので，当然，議会棟についても新庁舎に建設するのかなと私は思っておりますが，ただ，市民懇話会の意見の中でも出ておりますが，八郷総合支所の活用について，機能分担はどうするのかという意見が出されているようでございます。私も当然，この八郷庁舎の中に議会棟がありまして，そんなに年数が経っておりませんので，まだまだ十分に使えると。そういう中で，八郷総合支所を有効活用してコンパクトな新庁舎を建設するというようなことでございますが，私はやはり，八郷総合支所の役割，分担についてはこういうふうにするんだというものが決まらないと，新庁舎の建設にあたって，こうすべきであるというものについては議論ができないのかなと，こういうふうに思っております。ただ，有効活用をするというような名目上だけではいけないと，私は思うんですね。やはり，こういうふうに利用しますよと。そういうものをはっきりさせてから，新庁舎の面積あるいは議会棟をどうするかということについても当然議論すべきであると，私はこういうふうに思います。それに関してどのように考えているか，お伺いいたします。

財務部長）全くご指摘のとおりだと思っております。今度の新庁舎に議会棟を入れるということになりますと，１フロアプラスさらに傍聴席をつけますと，低層で作らない場合は，１階２階，それを抜くような面積になると思います。そうしますと，かなり議会で使う面積が多くなる。さらに，執務室と違いまして平米あたりの単価もかなり高額になりますので，そういったことはきちんと，これから新庁舎が基本設計，実施設計に入っていく訳でございますけれども，その前にご指摘の点は明確にしていくべきものと思っております。以上でございます。

岡野（佐）委員）この問題はですね，非常に難しいということではなくて，総合支所そのものの有効活用，これをどうするかということが視点でありますので，そのへんを十分に踏まえて今後は議論して頂きたいと思います。庁舎の建設でございますが，候補地としては３箇所が挙がっていると。そういう中で，一応このあいだの検討委員会の中では，現石岡市役所という話が出たというようなことでお伺いいたしましたが，現在地に建て替える場合には，既存建物の撤去，それらの解体費用も出るということでございますので，私もイベント広場もいいかなというような考えでおりましたが，当然，現庁舎に建設しないというようなことになれば，解体費用もかかるというようなことでございますので，現石岡市役所がいいのかなと私は思っております。ひとつよろしくお願いたします。

前島委員）あの，今の議論を聞いていますと，私が言ったことが間違ったことを言っちゃったのかなと思って。どんどん踏み込んでいる話をしているんだよね。だから私の言い方がちょっとまずかったかなと思ったんで。意見はいくら述べてもらっても結構なんですよ。それは結構なんだけれども，今の話を聞いていると，ちょっといかがなものかという気がするので。確かに，１番の候補も問題はあるんですね。段差があるから。だから，そういう問題についてもどういうふうに解消するのか。２番に関しては，液状化の問題がある訳だから。３番に関しては，発掘の問題。それから工期の問題と，色々な問題がある訳だから。それぞれ問題があります。だから私は甲乙つけがたいと思っております。だから甲乙つけがたい場合には，最終的には執行部に判断をして頂きたいと考えております。以上でございます。

池田委員長）暫時休憩いたします。10分程度といたします。

―休憩―

池田委員長）休憩前に引き続き会議を開きます。

髙野委員）私はあまり質問することもないんですけれども，庁舎建設にあたってコンパクトというような文言が載っている訳でございますけれども，建築物のコンパクトというのはどういうことなのか。今のようなプレハブなのか。それとも，構造的に何かあるのか，お伺いします。

財務部長）非常に難しいご質問ですけれども，私どもの認識としては，必要以上の大きさの建物ではないといいますか，身の丈に合った庁舎をつくってほしいといった願いだと思っております。以上でございます。

髙野委員）そうすると，大きさもあるんですけれども，建築の構造物っていうのは，中身ですね。お金なんぼでもかかりますし。そうすると，だいたい建物，コンクリートだったら昔ですと60万とか，今ですと40万とかになっていると思うんですけれども，そういう中で，どの程度の建築を考えているのか。一番安いので作るのか。中程度の一般的なものなのか。

財務部長）現時点で具体的にご答弁できないので，ご勘弁願いたいと思うんですけれども，決して華美なものとか，必要以上のお金をかける，そういったものではないと，そのような認識の下進めていきたいと考えております。

髙野委員）現在ですと，40万から50万，それくらいが普通かなという感じがするんですけれども。建物もボリュームだけでなく，中身も精査して，造り方によっては，だいぶ安くできると思いますので，そういったところも実施にあたってはご検討頂きたい。また，先ほど議会棟の話が出ましたけれども，私は議会棟というものを議会の場だけでなく，多目的に使っているというようなところもあるんですね。ですから，私どもが使わない場合には，一般の市民の方がミニコンサートとか，何か市民の方も利用できるような，そういったものに使えたらいいのかなと。私は見てきてはいないんですが，そういったところもあるように聞いておりますので，市民の皆さんに，議会以外の時は皆さんも使えますよと，そういうことをしてあげられたら，議会棟は無駄なものだと言われなくてすむのかなと思っております。今，そういう計画があったらご答弁頂きたいと思います。

財務部長）現時点ではそこまでの検討はしてございません。ただ，ご指摘のとおり千葉県の東庄町，東京の中央区役所，そういったところは議場が多目的に利用されております。議員さんの机が壁に収納されたり，全協の場合は議場で対面的な机配置になったり，様々な有効活用が図られているケースもございますので，今後そういった先進事例の調査もしていきたいと考えております。

髙野委員）先ほど，岡野さんからも話が出ましたが，やはりいち早くこの活用，有効活用をしていかなくてはならない。また，有効活用していくつもりであると思いますけれども，やはり，本庁舎の設計等々が決まってね，ここは余ったものを入れようじゃなくてね。ここは最初からこういった形の中で進めますよということが，良くても悪くてもね，それは反論もあるし，色々あると思います。打ち出せたら，それはそれで，八郷の住民の方々の理解というのはスムーズに得られるのかなと。スムーズじゃない場合もあるかもしれませんけれども。それは，後に遺恨を残すんじゃなくて，最初にこれでやってくださいと。その代わり，ここには以前から言っている図書館ですか，図書館とは言いませんが，そういったものを併設するし，皆さんの不便は絶対にきたしませんということで，そんなことで，私はちょっと一歩早く，そういったことができたらいいのかなと。もうひとつですね，耐用年数が20年くらい変わってくると思うんですね。耐用年数が変わってきた時に，片方は40年きました片方は60年になりましたと，その20年の差が出てくると思いますので，そういったことも，設計上の中であと20年したら補強すればあと20年はもって，本庁舎と一緒に使えますよとか，そういった細かいことですけれども，そういったところを設計上の中で図っていったらいいのかなというような気がいたします。あとは，本庁舎の建て替え，それがどこということは我々は決定しないと，言わないということでありますけれども，やはりこれから防災上の拠点になるということは一番踏まえましてね，道路の状況とかそういったことはきちっと把握なされた中で決定されていったらいいのかなというふうに思います。災害はきっとしばらくないでしょう。しかしながら，いつ来るかわかりませんので，３．11の時に大変交通状況，交通渋滞とかで苦慮した訳ですので，今の石岡の道路体系，そういったことを踏まえながら，考えていって頂ければいいのかなと思います。私は以上でございます。

塚谷委員）私は，今，髙野委員からも言われたかと思うんですが，災害に強い，最近，台風だとマンモスの台風が来たり，地震が頻繁におきたりという状況の中で，毎日テレビ等において避難場所という形で騒がれている訳ですが，そういう災害に対して強い庁舎というものについても考えているのか。私としては，そういう面も考えて欲しいということであります。私としては場所を選定するということはあれなんですけれども，先ほど埋蔵物をやった場合に3,000万円くらの金がかかるという話であります。27年までに補助というものが貰える状況の中で，例えば，液状化におけるその部分については，それを改善するためには，どのくらいの費用がかかって，どのくらいの日数がかかるのか。あるいは，石岡の本庁舎を壊すのにはどのくらいの時期があって，どのくらいの費用がかかるのか。その時期において，市庁舎が機能をどのようにしていくのか，その点についてお尋ねしていきたいと思います。３候補の中でこの部分は触れたよ，この部分はちょっと期限に間に合わないよということもあろうかと思うんです。そういう面をちょっとお聞かせ願いたいんですが。

財務部長）まず，駅東の液状化については，検討委員会の中でも議論になりました。現在橋上化工事がされていますけれども，その対策については現時点では明確にされていないとは思っております。その時の都市建設部長のお話ですと，液状化対策は起こった時点で改修していく，前もっての改修は相当の年月と相当の費用がかかるということでした。ですから，そういった説明もございまして，あのところは評価が低かったところでございます。さらに，櫻井局長からもありましたし，私もその時随行させて頂きましたけれども，線路際で建てた先進事例を随行させて頂いた時がございまして，ＪＲとの調整におきまして，線路が１ミリずれるとか，そういった協議で相当の期間を費やしたと，先進事例の携わった方にご指導頂いたこともございますので，そういったリスクが高いということが駅東にはございました。また，進入路が駅東には無いというか，１本くらいですので，そういった面で，例えば液状化が起こった時に防災拠点にも成りえないだろうということで，その点でのマイナス点が多かったというのがございます。さらに，現庁舎の取り壊し費用につきましては，想定では，２億円程度を予定しているところでございます。ただ，現在地になりますと，仮設庁舎を使いながらの現庁舎の取り壊しになりますので，利用者に対しましては，安全性の確保ですね，そういった面についても十分に配慮が必要だろうという意見もあったことは事実でございます。場所が決まれば，現在の旧庁舎のあり方というのも決まってくるものと思いますし，古い庁舎の中には旧備品等もかなりございますので．それらをどこにしまうか，別な所に移設するかというのも課題としてございますので，早めに場所が決まれば，それなりの個別具体な対応をしていかなければならないということに相成ろうかと思っております。説明十分でないですけれども，以上でございます。

菱沼委員）先ほど前島委員からもありましたが，今の現在地の高低差，また，私も何回か質問させて貰っております駐車場の確保，道路の整備，そういうものも別に予算的な部分がかかってくると思うんですね，本庁舎建設の他に。また，備品とか設備に関しても。そういった部分に関してもしっかりと精査して頂いて，しっかりと財源措置をして頂きたいと思います。これを要望しておきます。

髙野委員）もうひとつお伺いしますけれども，合併問題ね。合併して10年になりますね。そうすると，今，土浦とつくばですか。石岡はオブザーバーとして参加していると思いますけれども，そういったこともいずれ，まあ早い時期だと，30年40年と言っていますけれど，もっと早いですよね。合併もあり得るのかなと思うんですよね。そのへんのところ，合併も想定した中での，これは想定してなければいいんですよ，想定した中での建設というのもいくらか考えているのかどうか，お伺いします。わかる範囲で。なかったらいいです。

財務部長）現時点では，石岡市の新庁舎という観点でございますけれども，委員からご指摘のあったことは将来あり得ることかと認識しております。ただ，現時点での庁舎にそれが反映されているかというと，明確にはないところでございます。以上でございます。

髙野委員）私はそういう考えがあればですね，やはり庁舎だけの機能であると，間仕切りとかそういうことも変わってくると思います。将来的に，結局合併した時に多目的な施設として使うとか，そういった考えがあれば，やはり間仕切りとかそういうのは壁でなくパーテーションを多く使うとかね，そういったこともあり得るのかなと思いましてね，質問いたしました。別に考えがなければ結構でございます。

管財課長）合併等の問題にも関わってくると思うんですけれども，市民懇話会の中で，将来の様々な変化に柔軟に対応できるように，事務室等をオープン型の執務室のレイアウトを考えてくださいという意見も出ておりますので，そのような部分も取り入れながら進めていきたいと考えております。以上でございます。

髙野委員）今，オープンスペースということで話しましたけれど，空調とか細かいことになりますが，そういったランニングコストも考えた中でね，やられたほうがいいのかなと。あまり天井が高いと冷房も暖房も何倍も費用がかかりますから。今時だからね，手が届くようなことでもないでしょうけど，そういった空調，そういったものの見方もひとつ考えた中で，やっていかれると，ランニングコストは少しでも助かるのかなと伺っております。答弁いりません。

池田委員長）他にご質問等ございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，以上で本件について終結いたします。ただ今，執行部から新庁舎建設の進捗状況についてご報告頂き，活発な質疑が行われ，多くのご意見等もございました。本日はこのあたりにいたしたいと思いますが，いかがでしょうか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認めます。執行部におかれましては，本委員会の質疑，意見を踏まえ，今後の事業に取り組んで頂きたいと思いますので，よろしくお願いいたします。それでは，次にその他でございますが，何かご発言等ございましたら，挙手によりこれを許します。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ご発言なしと認めます。以上で本日の庁舎建設特別委員会を閉会いたします。お疲れ様でございました。