第１０回委員会　（１２月９日）
出席委員	池田正文委員長，岡野孝雄副委員長，前島守雅委員，塚谷重市委員，岡野孝男委員，菱沼和幸委員，岡野佐工委員
市執行部	財務部長（佐々木敏夫），財務部次長兼庁舎建設担当（横田克明），管財課長（諸岡広明），管財課長補佐兼庁舎建設推進室長（林秀憲）
議会事務局	議会事務局長（櫻井茂），庶務議事課長補佐（関努），庶務議事課係長（木﨑憲一）

池田委員長）ただいまから，庁舎建設特別委員会を開会いたします。本日の委員会は，先の全員協議会で報告がありましたとおり「石岡市新庁舎建設基本計画」が策定されましたことから，今後の新庁舎建設事業の進め方について確認をするため，会議を開催するものでありますので，よろしくお願いいたします。本日の議題は，お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。次に本日の審査に当たり，説明員として出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしましたとおりであります。それでは，これより議事に入ります。初めに，「今後の進め方について」を議題といたします。本件について，執行部から説明を求めます。なお，発言は挙手によりこれを許します。

庁舎建設推進室長）お手元にお配りしております資料の表紙をおめくりいただきまして，「今後の進め方について」をご覧ください。新庁舎建設における今後の進め方について，ご説明申し上げます。最初に，平成26年度中の実施内容についてでございます。現在実施中，また今年度中に実施を予定しております事業につきまして，お示ししてございます。初めに，本庁舎等解体工事実施設計業務委託についてでございますが，10月に実施されました指名競争入札によりまして，有限会社藤岡設計事務所が落札してございます。平成26年10月から平成27年１月の委託期間によりまして，本庁舎のほか仮設庁舎を除く現市役所敷地内の全ての建築物を対象とした実施設計を行っているところでございます。続きまして，基本・実施設計業務委託プロポーザルについてでございますが，過日公開されました石岡市新庁舎建設基本計画でもお示ししてございますとおり，公募型プロポーザル方式での発注を予定しております。現在のところ，12月中旬の公告を目途として，実施要領など関連資料の作成のほか，来年３月中の契約に向け，準備を進めているところでございます。続きまして，市役所敷地測量業務委託についてでございますが，基本設計及び実施設計業務の委託契約に伴いまして，当該図面を作成するうえでの参考資料とするほか，正確な敷地状況を当該図面へ反映することを目的といたしまして，敷地境界の確認及び地形の測量等の作業を委託するものでございます。現在のところ，12月中の業者選定及び来年１月の契約に向け，準備を進めているところでございます。続きまして，平成27年度中の実施内容についてでございます。来年度中に実施を予定しております事業につきまして，お示ししてございます。初めに，基本・実施設計業務委託についてでございますが，先ほどプロポーザルのご説明で申し上げましたとおり，平成26年度中には，公募型プロポーザル方式による受託者の選定がございまして，当該契約日から平成28年３月までの委託期間を予定してございますので，平成26年度及び平成27年度における継続事業としてございます。作業内容といたしましては，基本設計では，平面・立面図などの基本設計図書の作成のほか，概算工事費の算出，また，実施設計では，工事仕様書・構造計算書の作成のほか，確認申請手続き・詳細工事費の算出などを行いまいして，地質調査を含む内容で委託するものでございます。続きまして，本庁舎等解体工事についてでございますが，現庁舎につきましては，庁舎内に物品等が残されている状況にございますので，これら残置物の要否について関係各課に確認するため，庁舎機能移転準備委員会を開催いたしまして，物品調査に関する調整を行なったところでございます。今後は，解体工事の着手に先立ちまして残置物の移転・処分を行うため，移転物品等につきましては，保管スペースを確保する必要がございますので，市関連施設内における空きスペースの調査及び提供につきまして，当委員会での検討・調整が予定されてございます。工事内容といたしましては，本庁舎のほか車庫及び倉庫など，新庁舎建設において影響のある５棟を解体いたしまして，整地を行うものでございます。続きまして，全体スケジュールについてでございます。過日の全員協議会においてもご報告申し上げておりますとおり，「石岡市新庁舎建設基本計画」は11月中に策定されまして，市ホームページのほか定例記者会見において公開されたところでございます。現時点での庁舎建設に関連する各事業につきましては，ご覧の表にお示ししておりますスケジュールでの実施を予定してございます。これまでのご説明と重複する部分もございますが，表の上から順にご説明申し上げます。初めに，基本・実施設計につきましては，来年度中の完成を目指しておりますので，設計期間は，現在，準備を進めております公募型プロポーザル方式に関する手続きのほか，地質調査等を含みまして，平成26年12月から平成28年３月までといたしまして，約15ケ月を見込んでございます。続きまして，敷地測量につきましては，平成26年度内での完了を目途としておりますので，測量期間は，12月中の業者選定及び来年１月の入札及び契約を実施した後の平成27年１月から３月までといたしまして，約２ケ月を見込んでおります。続きまして，建設工事につきましては，平成27年度中の入札及び契約，平成29年度中の完成を目標としておりますので，施工期間は，入札手続き等に要する期間を含む平成28年３月から平成30年３月までといたしまして，約24ケ月を見込んでございます。続きまして，解体設計につきましては，解体工事の平成27年度着手を目途としておりますので，設計期間は，平成26年10月から平成27年１月までといたしまして，約３ケ月を見込み実施しているところでございます。続きまして，解体工事につきましては，工事着手前において物品の移転等を含む準備期間が必要となりますので，解体期間は，平成27年６月から12月までといたしまして，約６ケ月を見込んでおります。以上が，現時点における新庁舎建設に関する全体スケジュールでございます。今後につきましては，当該スケジュールに基づき各事業を着実に進めてまいりまして，平成29年度末の完成及び供用開始を目指してまいりたいと考えているところでございます。「今後の進め方について」の説明は以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。次に，ただ今の説明について，ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

菱沼委員）確認の意味で何点かお尋ねしたいと思います。最初に，本庁舎等解体工事実施設計業務委託の状況でございますけれども，指名競争入札で受注者が有限会社藤岡設計事務所ということになっておりますけれども，この入札を行った時期と，選定基準また金額等，指名競争という部分において何者が業者として入っているのか，最初にお尋ねしたいと思います。

財務部次長）入札の時期でございますが，本年の10月16日に行われまして，指名業者の数ですけれども，11者でございます。金額でございますが，税抜きで700万円でございます。選定基準につきましては，後ほど答えさせて頂きます。申し訳ございません。

〔「選定基準は契約検査室で選定しますので，こちらではないんです。頼む側が選ぶ訳にはいかないので。」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員）その件については，後ほどお願いします。今状況を伺いまして，11者ですね。金額が税抜きで700万円，指名競争入札で10月16日に行われたということで理解をしたところでございます。今後の進め方の部分においてですね，本庁舎の解体工事が来年の６月から12月に実施される訳ですけれども，そういう中で，解体工事の作業事故等を防ぐための観点から，安全対策をどう講じていかれるのか，また，市民への解体工事の周知をどのようにされていくのか，お尋ねしたいと思います。

管財課長）解体工事につきましては，庁舎建設が現在地ということになりますので，車の誘導の部分及びお客様の誘導の部分に関しましては，ちゃんとした誘導員を入れた形で解体業務は入らせて頂きたいと考えております。周知につきましては，解体工事が６月ということもありますので，広報紙及びホームページで周知を図ってまいりたいと考えております。

菱沼委員）６月だからということで，私としては，早めの周知が必要かと思います。確かに，常に来庁される方は，解体工事というのはわかるんですけれども，年に数回しか来庁しない方はよくわからないという現状がありますので，早めの広報，６月から工事を行っていきますというパネルですとか，周知徹底が重要かと思います。それから，先ほど，警備員をつけてきちんとやっていくということでありましたけれども，必ず安全であるという導線をしっかりと作って望んで頂きたいと思います。せっかくの新庁舎建設に向けて，事故でもおきたら何にもなりませんので。しっかり対応して頂きたいと思いますので，よろしくお願いいたします。それでは，先ほどの件について。

庁舎建設推進室長）先ほどご質問頂きました業者の選定基準でございますが，合計11者の内訳といたしまして，市内の業者として９者，県内業者で解体実績のある２者を加えました11者ということでございます。

前島委員）実際に，新庁舎は現在地に建つ訳ですが，その場所，何口とかいうのはいつわかるんですか。

管財課長）場所の位置につきましては，最終的にプロポーザルの業者が決まるのが３月中旬頃だと考えております。その時点で業者のプロポーザルで選考されますので，それによりまして，場所の位置等がわかるという形になっています。

池田委員長）他にご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田委員長）ないようですので，以上で本件を終結いたします。次に「その他」でございますが，何かご発言等がございましたら，挙手によりこれを許します。

菱沼委員）新聞記事にこういうことが書いてあったんですけれども，これから庁舎建設するにあたりまして，熱交換塗料で省エネということで，ちょっと記事を読ませて頂きます。「この熱交換物質は太陽からの熱で微細に振動し，熱エネルギーを運動エネルギーに変換して消費する特性を持つ。このため，一般的に使われている反射型遮熱塗装に比べ外部への熱の放出が少なく，ヒートアイランド現象を緩和する効果も期待できる。加えて，建物内部に伝わる熱も遮るため，室温上昇を抑制し，エアコンのランニングコストの節減も見込まれる。また，熱に反応するため，反射型と違い，表面が汚れても効果を発揮し続ける。さらに，熱交換塗料は25度以下の熱には反応しない特徴もある。このため，冬場は太陽の熱を取り込むことができ，凍結防止や室内保温の効果もあり，暖房負担の軽減に繋がるという。」そういうような新聞記事がございました。調査検討してみてはと思いますが，その点どうでしょうか。

庁舎建設推進室長）私どもが知らない情報でしたので，今後の設計等に反映させるようにしてまいりたいと考えています。

池田委員長）他にご発言等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕
　
池田委員長）ないようですので，「その他」の件を終結いたします。次に，委員派遣による所管事務管外調査の報告についてを議題といたします。過日の東京都千代田区の視察につきましては，大変ご苦労様でございました。皆さまのご協力によりまして有意義な視察ができたものと考えております。本件につきましては，お手元に配付いたしましたとおり，報告書を作成いたしましたので，ご覧おき願いたいと思います。それでは，先の視察を振り返りまして，ご意見等がございましたらお願いをしたいと思います。何か発言はございませんか。

菱沼委員）この前，千代田区の議場を見せて頂いたのですけれども，マイクとか音響関係で不具合があったとのことなので，今後，石岡市の議場においてもですね，このような不具合がないように，しっかりと対応して頂ければと思います。意見としてお願いします。

池田委員長）他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田委員長）今回視察いたしました千代田区役所の議会施設でございますが，当市の新庁舎建設におきましても，大変参考になるものと感じたところでございます。今回の視察で調査したことを，今後の委員会活動の中で反映していきたいと考えておりますので，よろしくお願いいたします。以上で本日の庁舎建設特別委員会を閉会いたします。