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平成27年度 議会改革特別委員会
高野委員長)ただ今から,議会改革特別委員会を開会いたします。 本日の委員会は,先の委員会で皆様からご提案いただきました,議会改革に関する取組について協議を行うために会議を開催するものでありますので,よろしくお願いいたします。 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。 これより議事に入ります。 冒頭に申し上げましたとおり,皆様からご提案いただいた取組につきまして,1件ずつ,その効果や課題,留意点等について,ご意見をいただきまして,その取組を実施すべきか,あるいは継続して調査していくべきかの協議を行います。 さらに,実施すべきと決した際には,実施に向けた素案等の作成を行ってまいりたいと考えております。 なお,全体的な協議の進め方といたしまして,ご提案いただきました取組事項について,一度すべて協議し,それぞれ意見を整理したうえで,それを再度,皆様にお示しいたしまして,委員会としての考えをまとめていきたいと考えております。 また,この協議につきましては,できる限り全会一致をもって結論を出していきたいと考えております。そのために必要であれば,何度でも委員会を開催し,議論を深めていきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。 さらに,当委員会の決定は,最終的には全員協議会等で報告し,議員全員の共通認識をもって,取り組むべきものと考えておりますので,ご承知おき願います。 それでは,お手元の協議案件書に記載の順に協議を進めます。本日は提案事項4件について,協議を行いたいと思います。 まず,「全員協議会の運営方法の見直し」について協議を行います。 はじめに,事務局から現状と,提案事項を実施した場合の効果等について,説明願います。 庶務議事課長)全員協議会でございますけれども,現在の状況,それから提案に取り組んだ場合の効果等についてご説明申し上げます。全員協議会でございますけれども,現在は任意の,非公式の会議として議員にお集まりをいただき,主に重要な案件等について,執行部から報告を受けている状況でございます。 任意の会議ということで,傍聴を認めておりませんし,質疑も行っていないというのが現状でございます。 また,これにつきましては,任意の会議ということで,会議規則等にも規定されていないことから,公の会議というわけではないため,費用弁償や公務災害の適用の対象となっていないところであります。 それから,この提案を実施した場合の効果でございますけれども,報告等に対する質疑,今までございませんでしたが,質疑を行うことで,その報告内容等について,より理解を深めることができることになると思われます。 また,全員協議会を公の会議として,会議規則に規定いたしますと,費用弁償,また,公務災害の対象となってくるところでございます。ただ,公の会議として規定いたしますと,会議については原則公開となってくるものと思われます。 以上でございます。 髙野委員長)ただ今,事務局から,現状と実施した場合の効果等について説明がありました。 本件を協議していくうえで,まず「会議規則に規定するか,運用で質疑を認めるか」という点から,整理していきたいと思います。 この点を踏まえて,委員の皆様のお考えをお伺いいたします。また,お考えを整理するために,質問等がある場合も,同様に挙手によりお願いいたします。 それでは挙手によりお願いいたします。 勝村委員)提案者でありますので,私のほうから。全協,この間,執り行われましたけれども,報告のみを聞くだけで解散ということが恒例になっております。本来,これでいいのかなと思っておりますけども,全協の報告を受けた後,皆さんの顔を伺いますと,私も含めてなんですが,どうも腑に落ちないときもあるわけですね,報告の内容によっては。何か聞きたいなという顔を皆さんしているときが見受けられます。そんな中で,方法はいろいろ考えられてくるんだろうと思いますが,例えば,報告の後,ちょっと時間をいただいて,全員で協議した中で質問をまとめて,代表質問で1つだけやっていただくとか,そういう方法も考えられるし,いろいろあると思うんですが。やっぱり,皆さんも思っている中で,もやもやしたところで終わりというのは,ちょっと納得がいかないというか,物足りない気がいたしますので,質疑あってもいいのかなということで,提案いたしました。以上でございます。 新田委員)私としては,全員協議会はこれまでどおり残して,質疑応答をして問題を明らかにしたいといった場合は,本日の午後3時30分より開催される報告会のように名称を変えて実施すればいいのではないかと思います。以上です。 櫻井信幸委員)私も勝村委員の意見に賛成の立場であります。実は合併前の八郷町議会は全員協議会等でそのような形をとってまいりました。そして,そのときは持ち帰って検討しようと,そういうことじゃなくて,全員協議会,全員揃っている中で,ある程度の話をして,煮詰めておけたというメリットもありましたものですから。私は当時やっていたやり方がいいのかなというように考えております。 村上委員)私は新田委員とほぼ同じ考えでおりまして,やはり全協という形でずっと今までやってきたことに関して,どうしても説明等を受けたい場合には,やはり報告会のような形で。前回のときも議会改革の中で,議員の方々に説明するときは,全協という形ではなくて報告会ということで開催をして,質疑ができるような形をとりましたので,十分それで対応できるのかなというふうに思います。ただ,目的として,質疑をしていきたいというということに対しては,願意としては賛同をしております。 櫻井茂委員)皆さんの意見,それぞれごもっともだと思います。確かに質疑があったほうが,報告を受ける内容についても十分理解できるでしょうし,逆に質疑ができなければ,疑問点が明らかになるということかと思います。私としては,現在の形というのも1つの形なんでしょうけども,本来であれば,正式に公の会議に位置付けをして,その会議の内容を明らかにしていくというのが,議会としては本来のあり方なのかなという気はしております。いずれにしても,質疑については前向きに考えていっていいのかなと思います。以上です。 髙野委員長)皆さんのご意見をいただきました。皆さん,いずれにしても質問等々はしていきたい,したい。やはり聞くだけでは不完全燃焼であるというようなお話かなというふうに受け取りました。しかしながら,この中で,事務局からの説明でもありましたように,プラスの部分とマイナスの部分。先日,私もよく聞いたんですけども,秘密会とかね,そういったことができない。そうすると位置付け的にはきちっとしますと,費用弁償とかね,そういったところもきちっとなされますが,皆さんでそのときに,マイナスになっちゃうというか,非公開とか,そういったこともできなくなるとか,その辺のところもあるんだよというような説明を聞いたんですが。その中で費用弁償とか,公務災害,そういったものが皆さんにご理解いただければ運用という形の中でやっていけると。運用という形の中でやっていけば,結局,必要なときは質疑応答もできますし,そうでないときは報告のみとか,そういったこともできるということなんですね。私も話を聞いたときに,身分をきちっとするのか,それとも質疑応答のみをどうしても入れたいのか。その辺のところの話かなというふうに,自分自身は考えたところなんですが,どうしてもきちっとした位置付けにするということであれば,それはそれなりに一番いいことだと思いますので,考えていかなければならないのかなと。それで公開ということも,もう今はあまり非公開という言葉も流行らなくなってきましたものですから,公開は公開でいいのかなと私は思っているんですけども,副委員長の見解をお伺いいたします。 石橋副委員長)今,皆さん方のご意見をお伺いさせていただいたんですけども,基本的にそれぞれ皆さん,報告のみではなく質疑ができるようにというようなご意見のほうでまとまりつつあるのかな,というふうに理解をします。あとは全員協議会としての位置付け,これを会議としての位置付けに持っていくのか。持っていった場合には,当然,原則公開というふうな部分になってくるのかなと思います。その案件によっては,公開できないと言いますか,秘密会でやらなければならないような問題も出てくる可能性もあるのではないかなと思いますので,そういったところの取扱い,それを報告会という形で別個で任意の会議を設けるかどうか,それの必要性があるかどうかというところに論点が絞られてくるのかなというふうに思うんですけども。基本的には,今,委員長が言っていたように全員協議会を会議として正式に位置付けをして,その中で質疑を行えるようにする。会議については,原則公開とする。もし非公開という点が必要として出てくるのであれば,それは,そのときの会議の主催者といいますか,全協ですから恐らく議長になるのかなと思うんですけども,議長,副議長あたりの判断に委ねるという部分も検討する必要があるのではないかなと思っています。以上です。 髙野委員長)今,副委員長からも,概ね皆さんの意見は,とにかく質疑応答はするということなのかな,というようなお話も出ましたけども,ちょっともう少し詰めて,お話をしてみたいと思いますので。概ね今,質疑はするということだと思うんですね,全員の方々が。あとは,今,身分の問題とか,全員協議会を位置付けしてきちっとやっていくのか。その2通りだと思うですね。あとは運用にしていくかと。ちょっとその辺のところを,事務局のほうでお話いただけますか。今,副委員長からありましたように,きちっとした位置付けをして公開になる。でも,どうしても秘密会じゃないけども,公開にしないでやりたいというときに,それが議長の権限でできるのか。それができるということであれば,一つ簡単なことだとは思うんですが。なかなか法律ですから,その辺のところがわかりにくいところもありますので,事務局のほうで,もうちょっとわかるように説明いただけますか。 庶務議事課長)それでは,全員協議会についてでございますけれども,自治法の改正に伴ってほかの市議会でも会議規則に全員協議会を公の会議として位置付けてきている市議会もございます。そういうところにつきましては,もちろん公の会議とするために会議規則に位置付けておりますけれども,実際の全員協議会の運営については,別途,実施要綱等を定めて,それで対応しているというところがございまして,先ほど出てきた秘密会として開催しなければならないような案件が出たときには,やり方はいくつかあると思うんですけども,その全員協議会に諮って過半数以上で秘密会とする例と,あとは正副議長,先ほど話にでましたが,議長判断によってやる場合もあるかと思うんですけども。いずれにしても,全員協議会についての実施要綱,ないしは規定というものを定めた中で,非公開にすべきときの条項も盛り込んでやっているというところは,実際にございます。 髙野委員長)今,事務局から説明いただきました。説明をいただきまして,皆さん,ご意見がありましたら。 勝村委員)今,事務局から説明がありましたけども,やはり,これは提案したばかりなんで,よその市議会の例をもっとよく聞いて,調べて,その上でまた協議ということでやっていったほうがいいのかと思います。ここで当然,結論は出ないと思うんですが。そういうことでやっていったらいいかなと思います。 髙野委員長)今,勝村委員から,皆さんで協議して,また次回にということかなというふうに思います。今の事務局の話を伺いまして,きちっとした全員協議会,この位置付けはあっても,秘密会,あまり秘密会という言葉は,私は好きじゃないんですが,そういったことも議運,または議長,副議長,そういった決裁の中で,これができるということであれば,これはもう,やるかやらないかだけの問題だと思いますので。今,事務局の説明で,きちっとした位置付けをしても,そのようなことは,ただ,そこに障害になるかどうかわかりませんが,議会運営委員会,また,議長,副議長,そういったところの意見が必要であるということでありますので,そういったことをクリアすればできるのかなと。そうすれば皆さんも安心して来られると。これは全協で,すぐに来てくださいなどとあったときに,事故等々ありましても,これ公務災害等々ないと,災害になりませんのでね。その辺のところも,次に。一応,皆さんに冒頭で申し上げましたが,この皆さんからいただいた案件はすべて最後まで,皆さんの意見を聞いてやっていきまして,第2回のときに,また同じことを2回目にやりますから。そのときに皆さんで判断をしていくと。そして,どうしてもいいとか悪いとかの判断ができないものに関しては,一応継続として,この委員会で何回もお話をしていくというような形で,1つの意見も捨てないでやっていこうというふうに思っていますので,ご理解いただきたいと思います。 第1点目の「全員協議会の運営方法の見直し」については,このようなことでいいですか。意見は出尽くしたというか,あまり出ないんですが,皆さんの意見は大体,私も理解できましたので,そのようにさせていただきます。また次回,今日,皆さんからお話いただいたことは,この後もそうでうけども,事務局でまとめまして,皆さんのほうへ,個人個人の意見を送付しますので,それをもう一度見ていただいて,次の意見としてまた出していただければと,かように思います。 それでは第2点目,「予決算議案の審査を各常任委員会で行うこと」についてでございます。 暫時,休憩いたします。 ―休憩― 髙野委員長)再開いたします。 次に,「予決算議案の審査を各常任委員会で行うこと」について,協議を行います。 はじめに,事務局から現状と,提案事項を実施した場合の効果等について,説明願います。 庶務議事課長)予決算議案の審査でございますけれども,現在は,予算,決算ともに,議員全員をもって構成する予算特別委員会,決算特別委員会を設置して,そちらに付託をしまして,それぞれの所管ごとの内容の審査の後,総括審査を行うということで行っている状況でございます。 提案事項といたしましては,この審査を各常任委員会で行うという提案でございますけれども,これで実施した場合の考えられる効果でございますけれども,こちらにつきましては,それぞれの所管に分けて審査の時間がとれるということで,専門的に集中して審査を行うことができるということ。それから,より深い,詳細な審査ができるということが考えられるところでございます。以上でございます。 髙野委員長)事務局からの説明は終わりました。 この提案事項を協議するうえで,まず整理すべきことは,「予決算を審査する際の考え方として,専門性を持たせるべきか,全議員が関わるべきか。」という点かと思います。 それでは,ご意見等をお伺いいたします。挙手によりお願いいたします。 勝村委員)この件も,私が提案者でありますので,私からまずお話させていただきます。特に予決算のうち,決算がそうだと思うんですが,各常任委員会の中で,たっぷり時間をかけてやれるのかなと思ったものですから,提案したわけなんですが。というのは,予決算委員会の中で行いますと,時間が限られております。質問をする方も限られてきますけども,委員会の中で委員の皆さんから,恐らくですけども,質問がかなり出てくると思うんですね。そんな中で,今,事務局からも説明がありましたけども,専門的,詳細な質疑ができてくるんじゃないかなと思ったものですから,提案したわけなんです。これによって,より専門性の高い常任委員会になってくるのではないかなという考えであります。以上でございます。 髙野委員長)ありがとうございます。他にございませんか。 櫻井茂委員)常任委員会に付託し,その場合はそうすると質問時間,1人当たりの持ち時間は設けないで,自由にやっていくというのが,勝村委員さんのお考えだと思います,今の発言ですと。常任委員会に分割して付託するとなりますと,その分割付託がいいのかという1つの議論があるのと,もう1つは自分の参加する常任委員会以外の質問につきましては,それを傍聴しないと中身がわからないということになりますので。それともう1つは,その常任委員会に所属する委員さん方が質問する項目以外に,それは構成メンバーにもよると思うんですけども,より多くの方々が参加することで,「こういう質問もあるんだな」,「こういう聞き方もあるんだな」ということがわかるのかなと。そういった意味では現状の全員が参加する特別委員会設置のほうが,私は逆に質問のバラエティが多くなり,数も多くなるのかという気はしています。特に改選後の,今回の決算委員会のような場合に,常任委員会の構成もだいぶ話題になっておりますけども,慣れていない議員さんが多く所属する委員会ですと,なかなか議論が深まらないという部分も,1つには考えられますので,私は現状の形のほうがいいのかなと。それで,現状の形で改正する部分があれば,それはもちろんその中で,直すべき点は直していくというところがいいのかなという考えがします。以上です。 村上委員)今回,各常任委員会にわけたときのメリットとしては,たぶん質問時間の区切りがなくなるということ,より深くということに関しては,その願意というのは理解できますけれども。常任委員会に付託した場合,やはり,特に予算に関してはチェックする目というのが分割されてしまうということであれば,私は全員で構成している今の形,現状の特別委員会の形が望ましいというふうに思います。あとはメリットであります質疑時間に関しては,今後の課題かなというふうに考えています。 髙野委員長)ほかにございませんか。 勝村委員)私が申し上げた中で,ちょっと勘違いされているのかなと思うんですが,各常任委員会のこの質疑,日数的には今までと同じ3日間とっていただいて,傍聴がもちろんできますので。そこで私も聞きたい,傍聴している方からも,こういうことも私は聞きたいと感じるところがあると思うんですよね。それは総括でやっていただければ,それでいいのかなと思うんです。日数的には今までどおり,1日目総務とか,今,3つに委員会が分かれていますので,3日とっていただいて,それぞれの常任委員会でやっていただく。そして最後の日に総括で皆さんに質疑をしてもらうという形でいいんじゃないかと思うんですね。そのほうが,十分な審議,質問ができるのかなと思っております。以上です。 髙野委員長)ほかにございませんか。 村上委員)今の1つの考え方,総括なんですが,現状は各部門ごとに分けた,特別委員会では,まず計数に当たるところの質疑をやって,総括で政治的判断をするという,総括だと中身の意味合い,現状,違う運用をしているかと思うんですけども。そうすると,総括でと最後にまとめてしまうと,その総括の段階で,計数の質疑とか,議論が余計に後ろにしわ寄せがくるような形のイメージを持ってしまうんですが,その辺りは勝村委員,どういうふうなイメージを持っていたのかなと。 髙野委員長)暫時休憩いたします。 ―休憩― 髙野委員長)再開します。 櫻井信幸委員)私,先ほどの1点目の件でも,八郷の頃の体験してきた話をしましたけども,町議会議員をやっている頃,八郷町の頃は,やはり常任委員会でそれを話し合って,それはそれなりにメリットはあったんですけども。合併後,こういう特別委員会という形の中で,私も今,少しブランクはあったんですけども,合併後,経験してきた,あの中のほうが全体的に予算,決算についてわかりやすいなという雰囲気を感じております。ですから,2度目の発言のように,その中間をとったような考え方かなとは思うんですけども,そういう形をとるのであれば,現状のままでやったほうが,全体的にはわかりやすいかなというふうに感じます。 石橋副委員長)皆さんのお考えをお聞きして,それぞれなるほどなという部分も多々あるんですけども,勝村委員からご提案のあった,最終的には分科会を設けなければならないという部分になってくるかと思います。その場合に,分科会としての質疑の内容を,総括の段階で,また分科会からの報告という時間もとらなくちゃならなくなってくるのかなというふうな感じがしております。そうすると,総括の時間が当然,3委員会からの報告という時間でとられてしまうところもありますので,ちょっとその後の総括の審議のほうが制約を受けてしまうのかなという感じはしています。私,個人的な意見を述べさせていただきますと,予決算については,現行どおりのほうが一番望ましいのかなというふうに考えております。 髙野委員長)私も一言,話をさせていただきます。私も石岡で育ってきたわけでございますけども,今,村上委員からもお話がありましたが,やはり計数の部分と政治的な部分というものを,やはり2つに分けて考えないといけないのかというふうに思います。それで,これが一緒だというと4日間,すべて市長にも出ていただかなくちゃいけない。また,そういった中で計数的な面で,市長を置いてやっていてもどうなのかなという気もしますし。だから計数は計数できちっとやりまして,それで総括の中で,きちっと皆さんで首長にどんどん質問をしていくと。そういったことが,勝村委員の意見も,本当に集中してできると,時間をかけてできる,それはいいことだと思うんですが,私個人の意見を言わせていただければ,計数とそういった政治的な面,総括と2つに分けてやっていただいたほうがありがたいというのと,どうしても,自分たち,聞きたいこととか質問が多いものですから,全部やらせていただければありがたいなと,委員長としては,かように思っているところでございます。 それでは次に,「夜間議会の開催」について協議を行います。 はじめに,事務局から現状と,提案事項を実施した場合の効果等について,説明を願います。 庶務議事課長)夜間議会についてでございますけれども,夜間議会の開催,これは,これまで石岡市議会では会議時間が長くなりまして夜間になったことはあるようでございますけれども,政策的と言いますか意図的に夜間議会として開催をしたということはございませんでした。 それから,これを実施した場合の効果でございますけれども,提案のときにもございましたが,議会からの情報発信の1つの取組となるということでございます。これまで時間的にどうしても昼間,傍聴等をできなかった方への,会議が傍聴できる機会を作るという配慮にはなってくるものと思われます。 以上でございます。 髙野委員長)ただ今,事務局から,現状と実施した場合の効果等についての説明がありました。 この提案事項については,実施できれば,議会からの情報発信に対する取組の1つになることは確かなことではないかと思います。そこで,本件については,実際に行う場合,どのような会期,日程とするか。それらを踏まえて,実施することが可能かどうか,皆さまのご意見をお伺いいたします。挙手によりお願いいたします。 櫻井信幸委員)最近と言いますか,合併後の市議会の傍聴席を見ますと,ほぼ同じ方が来ているような状況でございます。例えば,議員を選挙という形で選んでも選びっぱなし。また4年後の選挙でというような状況が,選ぶ側にもあるなというふうに感じます。選んだら選びっぱなしという状況なんですけども,やっぱりこれはどちらにも責任はあるんですけども。やはり市政に対してもっと関心を持っていただくということが,私は大事なのかなというふうに,現状,感じているんです,ずっとね。ですから,そういう中で,夜間議会を開くことによって,これまで来られなかった人に傍聴するチャンスが出てくるのかなというふうに思います。そしてこれからは18歳から投票権というようなお話もありますので,できるだけ若い人たちに,議会に関心を持っていただく,そういう1つの手法としてやっていくことも必要ではないかと思います。また,諸外国の例などをとってやっていけば,日本でもそういう事例はあるんですけども,やって何年かでやめてしまったとか,というお話もありますけども,諸外国の例をとりますと,それが継続してできている。どうしてそれができているのかなということを,よく研究,勉強していくことによって,そういう形の議会が継続していけるのではないかというふうに思います。ですから,特に将来を背負っていく若い人たちに,もう少し関心を持って,最終的には責任を持っていただく,そういうふうな議会の姿があってもいいのかなというふうに,私は考えております。 髙野委員長)ほかにご意見はございませんか。夜ということで,いろいろと皆さんもちょっと考えがまとまりづらいかと思うんですけども。 櫻井信幸委員)ちょっと言葉足らずなんですけども。例えば,6時から9時までとかね,もう3時間くらいで。ただ,日数が増えるんですけども。それを12時ころまでとか,そういうのでは大変なんですけど。せめて9時頃までというような,夕方3時間くらいですかね,そういうふうな方法でやっていけたらなというふうに,私個人は考えております。 村上委員)夜間議会の目的として挙げられる情報発信の機会を増やすということに対して,目的としては私も別な提案をさせてもらっていますけども,ネット中継を含めていろいろ手法があると思うんですが。夜間議会の場合,ちょっと想定が,例えばこういう会議,委員会を夜間にやるのか,もう本会議からしてそもそも夜間のみの開催にするのか,どのレベルを夜間に移動させていくのか。通常の会議もすべて夜間のみの開催にするのか,いろいろ設定があろうかと思うんですが,そうなったときに結局,職員の対応,時間外を含めて,大幅な想定がいろいろ必要かなと思うんですけども。多くの方々に傍聴していただくということであれば,現状のライブ中継のみを,櫻井委員の提案されておりますけども,録画の中継をしたりとか,現状でも,まずすぐにできるような対応があるのかなというふうに私は思っております。 櫻井信幸委員)私は,まず当初は試験的といっては何ですけども,何日かそういうことをやってみてという形。最初のうちは現状のような形を維持しながら,試験的に夜間議会を開いて,その結果を見ていくというようなことがいいのかなというふうに考えております。インターネット中継に関しては,また別の議題かなと思ったものですから,先ほど申し上げませんでしたけども,やはりそれも1つの手法であって,周知するのにはいい方法だと思います。 勝村委員)今,夜間議会の開催ということでございましたけども,これ,事務局にお聞きしたいんですけども,実際に夜間の議会を開いている県内,あるいは近隣市町村で,そういったのはございますか。 庶務議事課長)県内の市議会につきましては,27年の1月現在で調査があったときに出ている結果ですけれども,県内については,夜間議会,それから休日議会とも開催している市議会はないという結果であります。 勝村委員)やはり例がないわけですので,例があったら,議会を傍聴してきたらいいかなと思ったものですから,今,聞いたんですけども。それと休日議会,これは,かすみがうら市はやってなかったでしたっけ。 〔「やってやめたようです」と呼ぶ者あり。〕 勝村委員)やってやめちゃったんでしたか。 髙野委員長)休憩します。 ―休憩― 髙野委員長)再開します。 勝村委員)この県内市町村でも例がないということでありますので,それと夜間の開催,時間的な制約,これに大きく左右されますし,先ほど村上委員からもありましたように,職員の勤務時間の問題,いろいろ問題が挙がってくるのかなと思いますので,なかなか難しい,これは事案かなと思うんですが。ほかの方の意見も聞いてみたいです。以上です。 櫻井茂委員)夜間議会の1つの考え方としては,より多くの人に議会の実態を知ってもらいたいという考えがあるんだろうと思います。かつては県内にもそれに類する取組をされた議会もあるということですが,今はないと。1つの考え方として,先ほどちょっと出ましたけども,一般質問をできれば自分の後援者だったり,一般質問の内容に興味を持っている方に来ていただきたいという思いがあるわけですけども,現実問題として,今,1回の定例会の中で十五,六人の方が,持ち時間1人1時間という中でやっていきますと,3日間かかると。それを夜間に振り分けるのは非常に厳しいという話もありましたけども。議会というものの一端を見ていただくということであれば,例えば議案質疑などであれば,今,2時間から3時間で終わっているような状況でもありますから,議案質疑だけ夜間議会で取り組むというような考えもあるのかなという気はしております。ただ,いずれにしても職員の待機の問題,いろいろ出てくるかと思いますので,今日ここで決めるというよりは,今後の検討課題としていいのかと思います。 新田委員)私も皆さんの話を聞いて,1つの試案としては夜間議会もありなのかなと思うんですけども。先ほど村上委員もおっしゃっていたように,執行部の職員の方々の労力とか,財政的な負担も当然かかるということで。それを考えると,夜間議会の開催というよりは,現在,メディアの普及もあるので,インターネット中継とか,ホームページ等の活用で,議会を視聴できるような機会を増やすほうがいいのではないかと思います。 石橋副委員長)皆さんのご意見を承りまして,櫻井信幸委員の提案の趣旨というのも,大変よく理解できる部分だと思います。確かに昼間仕事で,議会に対して興味を持っているけども,どうしても時間が取れないという方は,たくさんいらっしゃるのかなと思います。現実的に今度,夜間議会というものを考えた場合,先ほど櫻井信幸委員からも出ましたけども,会期期間がどうしても長くなるということは避けられないのかなと。夜間議会をどの辺まで夜間にやるかということによって,また変わってくるかとは思いますけども。その後,提案のあった櫻井茂委員からの議案質疑のところだけでも夜間議会の対応は可能ではないかなというようなお話も,まさにそのとおりかなというふうに思います。今回,一番ネックになってくるのは,例えば,6時から9時とか,7時から9時とかというふうに時間を区切る,そうすると,どうしても細切れでの質疑になっていってしまうのかなというのが1つ心配なところ。それから皆さんから出ています職員の対応ですね。その質問の内容,議案質疑の内容によっては,係長クラスまで待機をして,資料提出に備えているという現実があります。これはなかなか変えられないところでもあるのかなというふうな感じがします。勤務時間での対応,確かに,夜間議会をやる場合には午後出勤で夜間まで対応ということも可能かとは思いますけども,逆に午前中の部分は,議会に対応する職員がそれだけ休んでしまいますと,部長級も含めて,その時間帯,幹部職員が役所内にはいなくなってしまうという部分も想定されますので,なかなか難しいところではあるのかなと思います。ではどうすればいいのか,ということになりますけども,何人かの委員から出ましたように,委員会の審議まで含めてですけども,インターネットの生中継というのは,なかなか別な問題,難しいところもあるかと思うんですけど,アーカイブとして,ホームページからダウンロードして,いつでも見られるような,その対応を2,3日後,もしくはフルタイム,リアルタイムでダウンロードができるような,そういうシステムの構築を図れば,お仕事から帰ってこられて,逆に興味のある議員の質問のところだけ閲覧をするというような方法が可能になってくるのかなというふうに思いますので。それはまた後日,インターネットでの中継をするということでの改革の項目がありますので,それはそちらに譲りたいと思いますけども,現実的に夜間議会は,現状ではやりたいですけど,ちょっと制約も大きいのかなという感じがしています。 櫻井信幸委員)最後に,私が今,意見として述べなかった部分があるんですけども,実は勤めながら,サラリーマンをやりながら議員をやりたいという話もあるんです。そういう方たちは会社等の理解も必要になってきますけども,勤めながら市議会議員をやりたいという方たちの気持ちもあるんですということを,私は付け加えておきたいなと思います。 髙野委員長)私のほうから,一言お話をさせてもらいます。私は夜とか昼とかいうのではなくて,とにかく議員の義務として,いろいろな市民の声を外に出していかなくちゃいけないというようなことで,常日頃おるんですけども。今回,櫻井委員から夜はどうだろうという提案がされまして,夏の暑いときにいいのかなと思ったりもしました。そういった中で,事務局の方々とも,ちょっと時間をとっていただいて話をしましてね,できないことはないけれど,なかなかいくつかの問題をクリアしないとできないのかな,というふうに自分では感じております。たくさん人が来てくれて,見てくれて,「議員はがんばっているんだな」というようなことを理解いただいて,少しでも興味を持っていただければ一番かなと思うところですけども。やはりクリアする部分,これをきちっとしてやらないと,必ず他市のようにやった,やめたとなると思うんですね。なんでもそうですけども,始まったら継続していかなくちゃいけない,そういう部分もございますのでね。今回,初めてでございまして,事務局のほうもあまりきちっとしたことも調査されてないかと思います。今後,この茨城県ばかりじゃなくて,他所にもありましたらちょっと調べていただくと。そしてその問題点,これがクリアできれば,やってみてもいいのかなと。あと1つ私が疑問を思っておりますのは傍聴者。傍聴者がほとんど今,来ないんですよね。いないんですよ。これちょっと事務局にお伺いしていいですか。議会の一般質問と議案質疑を合わせて何名くらい来ているんですか,傍聴者。 暫時,休憩します。10分ほど休憩します。 ―休憩― 髙野委員長)再開します。 庶務議事課長)定例会における傍聴者の人数でございますけども,まず26年,定例会ごとに申し上げますと,議場における傍聴者ですけども,26年第1回定例会が15名,第2回定例会が35名,第3回定例会が17名,第4回定例会が34名。27年第1回定例会が35名,第2回定例会が85名でございます。こちらは会期を通しての傍聴者の数になっております。以上でございます。 髙野委員長)今,報告を受けましたが,だいぶ増えてきていることは事実ですね。やはり関心を持たれているのかなというふうに思います。私の意見としては,今後,皆さんともにそういったことも,傍聴者とか,等々考えると,継続して考えていかなければならないのかなというふうに思っております。 それでは次に移ります。「議会報告会の開催」についてでございます。 本件につきましては,議会基本条例にも位置付けられ,当市議会においても,その開催を目指し,当委員会で協議をするものでございます。そこで,本件については,ある程度時間をかけて,その内容を整理してまいりたいと考えております。まず,委員の皆さまにおかれましては,どのような議会報告会を行うか,その考え・イメージを整理していただきたいと思います。例えば,会場の規模,出席する議員数,参加者人数,具体的に報告する内容など,実際に報告会を行う場合の概要を整理していただき,それを次回の委員会で報告していただきたいと思います。それらを基に,議会報告会の協議に入っていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 この議会報告会につきましては,なかなか大変な大きな問題であると思います。これは単に始まることは簡単ですけれども,これは議員個人個人がしかと理解し,そして臨まないと,市民に対しても大変迷惑にもなりますし,そしてまたやっても意味がないものになってしまう。何だと言われるようなことじゃなくて,素晴らしいと言われるようなものにしなければならないと思うんですね。それには自分自身もきちっとした市民の方々にアピールできるだけの,報告できるだけの知識を持たなくちゃいけない。そういったことを考えたときに,やはり皆さんで,先ほど言いましたけど,参加人数,300人にするのか,500人にするのか,50人でやるのか,30人でやるのか,そういったことですね。あと,内容とか。そういったこともきちっと精査していかないと,「何だ,あの議員は」となっちゃうような気もするんですね。ですから,この辺のところを,私は自分の,ここに委員がおられますけど,この議論に入る前に,皆さんの会派等々でお話をいただいて,どうするんだということ。こういった規模とかを委員長から出されましたというようなことで,お話いただいて,そういったものを基にお話しができればいいなと思っております。体育館なのか,集会所なのか,その辺のところだと思うんですね。議員が全部行ってやるのか,常任委員会ごとにそのセクションで行くのかとか,そういったことをきちっとしないと,私はできないかと思いますので,その辺のところを,しかとまとめていただきまして,次回,皆さんと議論をしたいというふうに思っております。このようなことでよろしいでしょうか。 櫻井信幸委員)基本条例というものができて,私はその間いなかったんですけども,いつ頃この基本条例というのはできたんですか。何年経過するんですか。1年くらいですか,経過するのは。 庶務議事課長)議会基本条例は26年4月1日施行ですので,1年ちょっとになります。 櫻井信幸委員)もう1年を経過している。これは事例的に,この報告会については,他議会でたくさん事例があるわけでありまして,基本条例そのものも,他市の条例を大いに参考にしているというふうに,私は思います。ですから,この報告会については,その事例があるのでありますから,きちっと,そういうものを拝見させていただくとか,「ここでやっているのがベストだな」というようなところが,たくさんあると思うんです。これは県内においてですけど。北海道のほうまで行ってみようというのは大変ですから。県内において,そういう事例はありますから,そういうのを拝見させていただくというのも1つの方法ですし。1年が経過しているのに,いまだこの件に関しては,何となく基本条例そのものが絵に描いた餅のような状態であるなというふうに感じるんですね。ですからやはり,せっかく作った条例を生かしていく意味でも,今回のこの改革委員会,これが本当のけん引役となってやっていくべきではないかなと思います。もう1点ですけども,先ほど委員長から会派に持ち帰ってというお話だったんですけども,会派もよろしいんですけども,これは当初,常任委員会の中からということでやっておりますので,そういうことのほうがいいのかなというふうに感じます。以上です。 髙野委員長)すみませんでした。私,勘違いをしまして,会派というようなことを申しましたけども。皆さん,常任委員会に帰られまして,皆さんにお話していただきたいと思います。それと26年の4月に施行しているんじゃないかというようなことでございましたが,その間,やはり今日までの中で,ちょっと私も抜けた部分があったんですが,話し合いはなされてきたのかなというふうに思います。また,その中で何か話が進まなかったという部分は,いろいろご意見の中で障害もあってきたのかなというふうに思っております。私,おかげさまで委員長というような座をいただきまして,そういった中で,とにかくできることはやっていこうということでございます。この報告会につきましても,きちっとした中で,そして皆さんのご理解を得て,誰もが「よしっ」という気持ちになったとき,私はやるべきかなと思っております。今,この会議を通じて,これからこのようなお話をしていくわけでございますけども,もう遠くはないと,そういうふうに考えておるところでございます。私も元来,人の前で話すのが好きなものですから,自分自身としては早くやってみたいというような希望もあるわけでございますが,やはり議員全体,皆さんを考えた中でのことですね,そういったことも考えながら,皆さんの意見も十分に頂戴いたしまして,まとめていきたいと思っておりますので,ご理解賜りたいと思います。 村上委員)今,委員長よりご説明いただきましたが,事務局にお願いなんですが,改選前の特別委員会で,報告会の要綱を一度作成したのがあろうかと思いますので,その議論の基になる資料として,先ほど,決めごと,各項目あろうかと思うんですが,提出いただければ,議論が早く進むのかなと思いますので,取り計らいしていただければと思います。 髙野委員長)事務局方でよろしくお願いいたします。 そのようなことで今,お話させていただきましたが,それを基に議会報告会の協議に入ってまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 それでは,以上をもちまして,議会改革特別委員会を閉会いたします。 |