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議会中継
  


平成27年度 教育福祉環境委員会

 第4回委員会 (6月26日)
出席委員 谷田川 泰委員長,池田正文副委員長,島田久雄委員,岡野孝男委員,櫻井信幸委員,玉造由美委員,新田 茜委員
市執行部 【生活環境部】
部長(立川芳男),次長兼水道担当(鈴木勉),生活環境課長(鈴木正人)
【保健福祉部】
部長(武熊俊夫),次長兼福祉事務所長(小林敏夫),社会福祉課長(小倉俊彦),高齢福祉課長(菊地正樹),こども福祉課長(大関浩二),健康増進課長兼石岡保健センター所長(宮城幸子),健康増進課副参事兼課長補佐(宮崎しづえ)
【教育委員会事務局】
教育長(櫻井信),教育部長(宮本秀男),次長(横田克明),参事学校教育担当(冨田英次),指導室長(倉田博文),生涯学習課長(遠藤正志),文化振興課長(武石誠))

議会事務局 庶務議事課主任(大石美智子)


谷田川委員長)ただ今から,教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。初めに議案第51号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第52号平成27年度石岡市介護保険特別会計補正予算・第1号の計2件について,一括して議題といたします。本案について,初めに執行部からの説明を求めます。なお,生活環境部所管,保健福祉部所管,教育委員会事務局所管の順に説明願います。

生活環境課長)議案第51号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち生活環境課所管についてご説明を申し上げます。
 補正予算書13ページをご覧ください。五番目にございます。費目:衛生費・上水道費・上水道費・負担金補助及び交付金の,簡易水道組合事業費補助金13万9,000円の増額でございます。増額の内容でございますが,簡易水道組合事業補助金につきましては,地域住民の自主的な意志により組織された簡易水道組合に対し,水道事業を保護育成することによって清浄にして低廉な水の供給を図り,もって公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与することを目的とし,補助金の交付要綱が制定されております。対象となるのは,市営簡易水道,石岡市及び湖北水道企業団の経営する区域以外の区域で行う水道事業となります。今回,水道法の認可を受けております,井関給水組合で設置してあります,井戸から揚水ポンプで水をタンクに汲み上げ,そのタンクから水を供給する接続部分が経年劣化のため,水漏れが発生しており接続部分の交換工事を行うことに対し補助金を交付するものでございます。要綱第4条 補助金の算定において今回の接続部分の交換工事は,補助対象事業区分の配送水施設に該当し,補助率20%となります。工事総額は69万6,600円で,その20%に当たります13万9,000円が補助金となります。なお,補助金以外の工事費55万7,600円につきましては,給水組合加入者が負担となります。 以上が簡易水道組合事業補助金13万9,000円増額の説明となります。ご審議の程,よろしくお願いいたします。

社会福祉課長)社会福祉課所管の一般会計補正予算につきまして,ご説明させていただきます。
 補正予算書12ページ,13ページをご覧ください。はじめに歳出でございます。上から3段目の款3民生費,項3生活保護費,目1生活保護総務費,節13委託料 生活保護適正実施推進事業の13システム基準改定等委託料32万4,000円の補正増でございます。内容につきましては,生活保護基準の住宅扶助および冬季加算の改定に伴い,現在使用している生活保護システムの改修を行うための費用を補正するものでございます。
 ページが戻りまして,10ページ,11ページをご覧ください。歳入でございます。一番上の段の款14国庫支出金,項2国庫補助金,目2民生費国庫補助金,節3生活保護費補助金 生活保護適正実施推進事業補助金3/4・1/2 16万2,000円の補正増でございますが,歳出で説明いたしました生活保護システムの改修に対する国庫補助金でございます。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

高齢福祉課長)議案第51号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,高齢福祉課所管分についてご説明申し上げます。
 補正予算書の12ページ,13ページをご覧ください。歳出についてご説明いたします。款3民生費,項1社会福祉費,目3老人福祉費の特別会計繰出金でございます。これらの特別会計繰出金については,介護保険特別会計において,総務費を補正するための財源として補正するもので,介護保険特別会計職員給与費等繰出金を191万8,000円を増額補正するものでございます。説明欄のその下の,特別養護老人ホーム開設準備経費でございます。これは,市内に新たに開設される予定の特別養護老人ホームゆりの里が実施する特別養護老人ホーム開設事業に要する費用に対して補助を行うものでございます。
 続きまして,補正予算書の10ページをご覧ください。歳入についてご説明申し上げます。款14国庫支出金,項2国庫補助金,目2民生費国庫補助金,節4老人福祉費補助金,特別養護老人ホーム開設準備補助金10/10でございますが,3,090万円については,歳出における特別養護老人ホーム開設準備経費の予算補正に伴い,補正するものでございます。一般会計の補正予算につきましては,以上でございます。
 続きまして,補正予算書の4ペ−ジをご覧ください。議案第52号平成27年度介護保険特別会計補正予算第1号についてご説明申し上げます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ208万8,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ70億3,977万2,000円とするものでございます。事項別明細書についてご説明申し上げます。補正予算書の24ページをご覧ください。歳出についてご説明いたします。款1総務費,項1総務管理費,目1一般管理費,でございます。これは,介護保険担当職員2名が育児休業等を取得するため,その代替となる臨時職員2名を雇用するため,社会保険料2万4,000円,臨時雇人賃金を174万円増額するものでございます。2段目の,款1総務費,項2徴収費,目1賦課徴収費,でございます。これは,平成27年8月からの介護保険制度改正に対応するために必要となる電算システムの改修費用32万4,000円を補正するものでございます。続きまして,補正予算書の22ペ−ジをご覧ください。歳入についてご説明申し上げます。款3国庫支出金,項2国庫補助金,目4介護保険事業費補助金については,歳出における電算システム改修費用の予算補正に伴い,補助率1/2の額を補正するものでございます。2段目の,款7繰入金,項1一般会計繰入金,目2一般会計繰入金については,歳出における総務費の予算補正に伴い,一般財源分として,191万8,000円を補正するものでございます。3段目の款9諸収入,項3雑入,目4雑入については,臨時職員2名分の雇用保険被保険者掛金について,8,000円を増額補正するものでございます。介護保険特別会計の補正予算につきましては,以上でございます。

こども福祉課長)議案第51号平成27年度一般会計補正予算(第1号)のうち,こども福祉課分につきましてご説明いたします。
 歳出の上から2段目になります。児童福祉総務費節19負担金補助及び交付金の保育支援関係経費の子ども・子育て支援事業費補助金437万5,000円の減額と同じ段の1行下の,款3民生費,項2児童福祉費,目1児童福祉総務費,節11需用費の子育て支援事業の事務事業用品費23万7,000円及び節13の委託料のすくすく赤ちゃんクーポン事業委託料1,296万5,000円の減額につきましては,市の単独事業として行う予定でしたが,平成27年第1回定例議会におきまして議決いただきました,平成26年度 補正予算第7号によりまして,地方創生に伴う国の交付金を活用して行うことに伴いまして,減額するものです。つづきまして,同じ段の1行下になります。歳出の,款3民生費,項2児童福祉費,目1児童福祉総務費,節20扶助費のひとり親家庭等学習応援事業の図書カード購入費1,170万円の増額につきましては,子育て世帯の中のひとり親家庭等に対して図書カードを交付し,経済的負担を軽減することにより,ひとり親家庭等の児童の学習意欲の向上を目指すものでございます。
 つづきまして,補正予算書10,11ページをご覧いただきたいと存じます。歳入,款15県支出金,項2県補助金,目1民生費県補助金,節3児童福祉費補助金1,170万円の増額につきましては,歳出でご説明しました,図書カード購入費用の財源としまして県補助金を増額するものでございます。説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

健康増進課長)議案第51号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第1号)の内,健康増進課に係る補正予算についてご説明いたします。
 歳出からご説明いたします。補正予算書12,13ページをご覧ください。上から4番目,款4衛生費,項1保健衛生費でございます。一番目の,目1保健衛生総務費,職員等人件費社会保険料でございます。八郷保健センター勤務の保健師が出産により育児休業等を取得予定であり,保健師の欠員が生じることから,嘱託の保健師の雇用を予定するもので,母子保健事業嘱託保健師雇人に係る社会保険料2万5,000円の増額補正をするものです。
 続きまして,2番目の,目5市民健康管理費の内,健康づくり推進事業の「調理用備品」でございます。八郷保健センターの業務用冷凍冷蔵庫が,経年劣化により使用不能となっていることから,冷凍冷蔵庫の購入費用として58万4,000円の増額補正をするものです。
 次に,母子保健事業の嘱託保健師報酬でございます。先ほどご説明いたしましたように,八郷保健センターで保健師の欠員が生じることから,嘱託の保健師を雇用することに要する費用として148万5,000円の増額補正をするものでございます。
 最後に,歳入のご説明をいたします。予算書10,11ページをご覧ください。一番下の,款20諸収入,項5雑入の表をご覧ください。目5雑入の雇用保険被保険者掛金でございます。先ほど歳出でご説明いたしましたように,母子保健事業の嘱託保健師の雇用に要する,雇用保険被保険者掛金7,000円でございます。説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

教育総務課指導室長)教育総務課指導室所管の一般会計補正予算について説明いたします。
 初めに歳出より説明させていただきます。補正予算書の14ページ,15ページをご覧ください。中段の款,教育費,項,教育総務費,目,事務局費,学校教育一般経費82万2,000円についてご説明いたします。まず,学びの広場サポーター報償としまして,夏季休業中に小学校4,5年生を対象に算数の内容,四則計算等の知識,技能の定着を図るために,大学生,非常勤講師,退職教員等がサポーターとして教員の補助をする講師謝礼の78万円でございます。その他保険料4万2,000円でございますが,学びの広場サポートプランサポーターの保険料でございます。
 次に,ふるさと学習推進事業の622万5,000円でございますが,本事業の目的は,この学習を通して,学ぶ楽しさを実感し,豊かな人間性と社会性を培い,子どもたちがふるさとを愛し,地域の一員として地域に貢献し,地域への誇りを培うことでございます。平成28年度より,小学校1年生から中学校3年生まで総合的な学習の時間等のカリキュラムに組み込み,年間3時間から5時間学習いたします。そのための学習テキスト印刷製本費612万5,000円とテキストを編纂する推進委員会における校正作業等の委託料10万円となっております。この予算につきましては,平成26年度に予算措置された国の地域住民生活等緊急支援交付金にかかる予算のうち,平成27年度当初予算から振り替えたものでございます。そのため全額減となっております。
 続きまして,10ページ,11ページに戻っていただきまして歳入になります。歳出で説明いたしました事業は,県からの委託事業でございまして,3段目,款県支出金,項委託金,目教育費委託金,節教育総務費委託金として,82万2,000円を計上させていただいております。内訳としては,学びの広場サポートプラン事業委託金でございます。以上でございます。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。次に質疑を行います。質疑は挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

岡野委員)13ページの特別養護老人ホーム開設準備経費の3,090万円ですが,過日の新聞報道によりますと,役員の方が逮捕されるという記事が載ってまして,逮捕されたというような所に予定通り補助金を出しても大丈夫なんでしょうか。

高齢福祉課長)逮捕されましたが,その後についてはまだこちらに情報も入ってきていないということと,あくまでも特別養護老人ホームに対しての補助金ですから,今の所は善し悪しの判断はできかねると思っております。

岡野委員)逮捕されたことによって補助金は予定通り出しても合法的であって問題ないのか部長に伺います。

保健福祉部長)今回の逮捕でございますが,もし逮捕されまして起訴をされまして罪になった場合には社会福祉法人の役員になることができなくなります。今回の場合は社会福祉法人が法令違反を犯したわけではなく,あくまで個人でございますので,もし仮に罪になった場合には役員を降りるということになりまして,法人に対する罰則はないと聞いてございますので,今回の予算は補助金交付要綱等にのっとって執行してまいりたいと考えてございます。

谷田川委員長)ほかには質疑はございませんか。

池田副委員長)簡易水道組合事業補助金の13万9,000円につきましては,ご説明により理解しました。確認の意味で本市において簡易水道組合は何団体あるのかお伺いします。

生活環境課長)給水組合の数でございますが,石岡の場合5つ程ございます。

池田副委員長)5団体存在するという事でございますが,地区名をお伺いできればと思います。

生活環境課長)1つ目が今回の井関給水組合になっております。2つ目が高浜西地区給水組合。3つ目が石川給水組合。4つ目が関川給水組合。5つ目が長古給水組合となっております。

池田副委員長)5地区5組合で給水戸数は概ね何戸程度になるのかお伺いします。

生活環境課長)概ね1,400戸でございます。

谷田川委員長)ほかには質疑はございませんか。

玉造委員)13ページの民生費児童福祉総務費の中の,ひとり親家庭等学習応援事業の1,170万円ですが,これは図書カード購入費ということですが,枚数等内容についてお伺いします。

こども福祉課長)図書カードでございますが,1人1万円分の図書カードをお配りする予定でございます。

谷田川委員長)ほかには質疑はございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
       
谷田川委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
    
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    
谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。これより採決に入ります。議案第51号平成27年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち当委員会の所管にかかる部分,議案第52号平成27年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)の計2件を一括して採決いたします。お諮りいたします。本案は,原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。
  
  〔「異議なし」との声〕
    
谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に請願第1年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の採択を求める請願を議題といたします。本件につきましては事務局より受理の経緯及び請願の概要等について説明を求めます。

事務局)請願第1年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の採択を求める請願についてご説明いたします。
 本請願は,平成27年6月8日付けでご提出いただき,同日付けで受理させていただいております。提出者は,土浦市にございます日本労働組合総連合会茨城県連合会 土浦地域協議会議長の○○様でございます。本請願の紹介議員は,村上泰道議員となっております。
 内容でございますが,年金積立金は,厚生年金保険法等の規定に基づき,専ら被保険者の利益のために,長期的な観点から安全かつ確実な運用を行うべきもので,日本経済への貢献が目的ではない。まして,被保険者の意思確認がないまま,政府が一方的に方向性を示し,見直しが進められていることは問題である。そして,年金積立金が毀損した場合には,被保険者・受給者が被害を受けることになることを危惧するとのことでございます。そこで,1つといたしまして,年金積立金は,厚生年金保険法等の規定にもとづき,専ら被保険者の利益のために,長期的な観点から安全かつ確実な運用を行うこと。2つといたしまして,これまで安全資産とされてきた国内債券中心の運用方法から,株式等のリスク性資産割合を高める方向での急激な変更は,国民の年金制度に対する信頼を損なう可能性があり,また,国民の財産である年金積立金を毀損しかねないため,責任の所在を明確にすること。3つといたしまして,GPIFにおいて,保険料拠出者である労使をはじめとするステークホルダーが参画し,確実に意思反映できるガバナンス体制を構築すること。これらの内容について,国会,関係行政庁への意見書の提出を求めるものでございます。
  
谷田川委員長)以上で説明は終わりました。次に,本請願につきまして,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
   
岡野委員)私も年金を受けてますが,年々,年金の受給金額が若干ではありますが減額しているという状況の中で,年金の安定的な供給をしてもらうためには,年金法に基づいて確実な安全の運用をしていくことが重要であると思っております。運用をリスクを伴うものにすると,毀損した場合の責任の所在がはっきりしていないということで,長期的にみて年金の積み立ての運用については,確実に運用をして,被保険者に不利益を被らないような形で進めるべきであると思っているところでございます。その運営をしていく上におきましても,労働者あるいは使用者が参画をしていって運用の仕方について進めていくことが大事ではないかと思います。多くの方の年金受給に関ることであります。しかも,高齢化が進めば進むほど年金に依存して生活していく人が増えていく。生活に密着していくものでありますので,安全そして確実な運用を図っていくことが大事ではないかということで,願意妥当だと思います。

谷田川委員長)ほかにございませんか。

玉造委員)年金積立金につきましては,少子高齢化社会が進むと保険収入が減り,給付が増加するようになりますので,長期的かつ安定した年金給付のためには,益々,この年金積立金の運用が重要になってまいります。年金積立金の運用につきましては,GPIFが行っておりますが,請願の2番のところに,株式等のリスク性資産割合を高める方向での急激な変更と書いてありますが,第1期計画から,第2期,第3期計画というように段階的に改訂を行って,平成13年の収益累積は2.8兆円だったものが,平成26年で46.6兆円と収益累積が増加していることから,積立金運用につきましては適切な運用がなされていると考えられます。ですから,殊更にこの意見書を出す必要性が考えられないので反対いたします。

島田委員)安全な運用ということで請願が出ているわけですが,今の世界経済・日本の経済,色々な物を見た時に,いくら専門家といえリスクが多すぎるのではないか。やはり安全な投資,間違いのないもので運用していった方が良いのではないかと思うので,この請願を妥当だと思います。

谷田川委員長)暫時休憩いたします。

   ―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。ほかに何かご意見はございませんか。
    
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長)ないようですので,これより討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。
  
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
   
谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。請願第1年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の採択を求める請願を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。本件は,採択すべきものと決することに賛成の諸君の起立を求めます。

   ―賛成者起立―

谷田川委員長)起立少数であります。よって,本件は,不採択とすべきものと決しました。
 次に所管事務の調査といたしまして石岡市の陣屋門についてを議題といたします。本件につきましては,前回の当委員会におきまして,一部施工に不備があった件について報告を受けたところでございますが,その後も新聞報道がされるような状況でございます。当委員会といたしましても,今回の陣屋門の修復事業について,改めて確認をする必要があると考えるところであります。そこで,執行部から陣屋門の修復事業について,改めて説明を求めたいと思います。

教育部長)陣屋門の修復事業についてご説明いたします。
 教育委員会が平成25年5月に委託契約をし,2年間の継続事業で実施いたしました県指定の有形文化財である陣屋門の保存修理工事に関連して行った工事の設計監理業務委託契約において,その相手方である一般社団法人生活文化総合研究所が建築士法第23条に規定されている建築事務所の登録を受けていなかったことが判明し,6月18日に記者会見を開いて公表いたしました。建築士法第23条には,建築士または,建築士を使用する者が報酬を得て建築物の設計等の業務を,業として行う場合は,建築事務所について,都道府県知事の登録を受けなければならないとされております。今回の業務委託におきましては,工事の施工管理や指導を一般社団法人生活文化総合研究所に委ねた訳でございますが,登録を受けていない事業者に業務を委託してしまったものでございます。また,石岡市の陣屋門の一連の工事等について,これまでの記者会見や新聞報道,議会の質問等においてご指摘のあった点につきましては,市長から指示を受け検証作業を始めたところでございます。なお,結果がまとまり次第,議会へご説明をしてまいりたいと考えております。かすがいによる仮留め,目板に釘が打たれていなかった,これらの見落としに端を発しまして,本来契約ができない事業者と契約してしまったことなど,関係者の皆様には多大なごご迷惑をおかけしましたことにつきまして,深くお詫び申し上げます。以上でございます。
 
谷田川委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
    
櫻井委員)只今のご説明は前回と変わっていないような感じがいたします。昨日の野議員さんの一般質問等で問題が分りにくくなってしまった。陣屋門を視察していた頃は問題とされているところが陣屋門問題が把握できていたが,六十数項目の問題があるらしいけれど果たして事実なのかどうか,それすら我々は判断しかねる。そういう中で,数量不足という点とお金の流用・過払い,指名参加についてはミスかなという判断ができなくもないが,その3点について特に調べていく必要があるのと,現時点で何か分かるものがあればご説明願えればありがたいんですけれど。

教育部長)数量・過払いという部分が先の一般質問において出ておりましたけれど,ご説明しましたように今回は契約・予算・工事・竣工この4つに分けまして,それらに関する担当者に協力いただきまして,調査を進めているところでありまして,できれば今期定例会中にその経過についてはご報告していきたいということで考えております。

櫻井委員)一般質問の内容からみると,どこかに事実誤認もあるのかなと個人的には感じるものがあります。ですから,その辺のところを誤認しているところきっちり誤認していると,自分達のミスがあったとかこれがミスだったと色分けをはっきりした形で説明をいただきたい。今日はその程度ですけれど,早急というよりも確実に調査をしてご報告をいただきたいと思います。
     
谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

    〔「なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長)暫時休憩いたします。

   ―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 本件につきましては前回の当委員会への報告そして今回と残念な報告が続いております。更にまだ不明瞭な部分があるというのは誠に遺憾であります。本日の委員会でも問題点がまだ明確になっていない。この部分に関しては更に調査をお願いしたいと思います。それらを踏まえ執行部には業務に適切に取り組んでいただきたいと思うところであります。現在,執行部においては本件について検証作業を行っているとのことでございます。執行部におかれましては,今回の一連の経緯について精査をし,速やかに議会への報告をお願いいたします。それでは以上で本件を終結いたします。
 次に協同病院の移転新築に伴う財政支援についてを議題といたします。本件について,保健福祉部からの報告を求めます。

保健福祉部長)土浦協同病院の移転新築に伴う財政支援について,ご報告申し上げます。
 土浦協同病院の移転新築に伴う財政支援につきましては,本年2月の常任委員会におきまして,非公式に財政支援の要請があり,2月中に関係市町村が集まり,負担の是非等について協議を始める旨のご報告を申し上げたところでございます。その後,2月18日に土浦市をはじめといたします関係7市町村が集まりまして,情報交換会を開催いたしております。その情報交換会におきましては,まず,土浦市から,土浦市に対します建設費助成要望に対し,平成26年度補正予算にて15億円を計上したこと,さらに,今回の案件でございますが土浦市をはじめとする7市町村に対する助成要望に対しましても,平成27年度から10年間で10億円の支援を決定したとの報告がございました。かすみがうら市におきましても平成27年度当初予算におきまして4億円を計上する予定であることが報告されてございます。それ以外の市町村におきましても,正式要望が出ていない中で具体的な検討はしておりませんが,何らかの支援をしていかなければならないと考えている。という点で,意見が一致したところでございます。こうした中, 5月25日に,別紙資料1のとおり,正式に厚生連のほうから要請がございました。これを受けまして,6月1日に隣接いたします小美玉市と協議を行うとともに,11日に庁内関係部署と協議を行いまして,土浦協同病院が,医療法に位置づけられた公的病院であり,救急・小児・周産期等の不採算・特殊部門にかかわる医療とともに,がん・循環器等,高度・先進医療を担う病院であること,さらに,二次救急医療機関では対応できない一刻を争う重篤な救急患者に対応する第三次救急医療機関であること,このようなことから支援の必要性を再確認したところでございます。資料2土浦協同病院新病院建設に伴う助成についてをご覧ください。これは7市町村に対する助成要望について,土浦協同病院が,第三次救急医療機関として高度先進医療を担っていること,すでに,土浦市が10億円,かすみがうら市が4億円の助成を決定していることから,土浦協同病院における関係市町村の救急患者数の構成比を算出し,シミュレーションしたものでございます。今後,関係市町村並びに庁内関係部署と協議を進めながら,助成額を決定しまして,9月期補正予算に計上してまいりたいと考えてございます。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 ご質問等はございませんか。
 
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
     
谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします。

   ―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。次にその他でございますが,保健福祉部から発言を求められておりますので,これを許します。
 
高齢福祉課長)石岡市生涯現役まちづくり推進条例素案でございますが,これについてご説明をさせていただきたいと思います。
 生涯現役の取り組みについてですが,石岡ふるさと再生プランにおけるリーディングプロジェクトの1つとして位置づけられております。このプロジェクトでは,趣味やスポーツ活動など,体力に応じた社会参加の環境を整え,高齢者が様々な活動を行うことによって,生涯にわたり現役で暮らせるまちづくりを目指すものでございます。生涯現役の考え方は,高齢者のみならずあらゆる世代において取り組みが必要になってくるほか,市民・事業者等・行政との協働が欠かせません。条例化することによって市民の一人ひとりが生きがいをもったまちづくりの指針を示すとともに,それぞれの役割を協働によって,将来にわたり取り組んでいく必要があることから,現在,条例化の検討を進めております。本日お示しいたしますのは,あくまでも条例の素案でございまして,この後,生涯現役推進協議会において各委員の皆さまからご意見をいただいたり,パブリックコメントの実施などによって,最終的に調整をおこなっていく予定でございます。素案の第1条ですが,条例の目的,第2条におきましては理念,第3条におきましては市の役割,第4条におきましては市民の役割,第5条におきましては事業者等の役割を定める予定でございます。なおこの条例案につきましては9月議会へ提案を予定しておりますのでよろしくお願いいたします。以上でございます。ご審議の程,宜しくお願いいたします。
  
谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

櫻井委員)これから審議会を作ってとのことですが,9月に提出する中で,あと3か月の期間内でどのようにメンバーを選考して行くのですか。

高齢福祉課長)メンバーにつきましては,様々な分野から約10名から11名を予定しておりまして,各団体から推薦をいただいてメンバーは決めたいと考えております。

櫻井委員)これまでですと,学識経験者等という言葉がでまして,実際にはこの健康づくりに関連したことを実践している方をメンバーに入れていることのほうが適当なのかなと考えますので,そういう点も含めてよくご検討のほどしていただければと思います。           

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
     
谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。続きまして,教育総務課から発言を求められておりますので,これを許します。

参事学校教育担当)石岡市立小中学校の統合について,その進捗状況などについてご説明申し上げます。
 石岡市立小中学校の統合につきまして,平成21年3月に出されました石岡市小中学校の適正規模・適正配置等についての答申書に基づき進めております。平成25年4月には,旧有明中学校,柿岡中学校,八郷南中学校の3校の統合を行い,八郷中が開校し,今年度3年目を迎えているところでございます。答申書には,中学校の統合は小学校より優先する,学校規模や施設の状況等を総合的に判断し,優先度の高い学校から順次進めるとありますので,それに従い,優先度Aの,現在石岡中学校と城南中学校の統合を進めているところです。平成26年3月に城南中学区の,高浜小学校,三村小学校,関川小学校,城南中学校の4校でそれぞれのPTA役員との第1回目の懇談会を開催しました。また,同様に,8月にも第2回目の懇談会を実施しました。10月には,それぞれ4校におきまして保護者全体説明会も開催しております。さらに,平成27年2月に城南中学校区小中学校すべてのPTA役員との合同意見交換会を実施してまいりました。これらの懇談会や保護者説明会において,統合の時期,教育バスの運行,通学路の安全確保,また,統合における生徒や保護者の不安を払拭するための学校間の交流等についてのご意見やご要望がございました。本年度になり,各校のPTA役員も変わったことから,7月に石岡中学校,城南中学校,両中学校区のPTA役員との懇談会を実施し,続きまして,PTAや地域の方々,学校関係者等で組織する統合検討委員会を立ち上げ,協議を進めて参りたいと考えております。そして,保護者や地域の皆様の理解と協力を得て,答申書に平成21年度から平成30年度までの10年間を目安とする,とありますことから,平成30年度前には統合したいと考えております。小学校の統合におきましては,城南中学校区の高浜小学校,三村小学校,関川小学校の3校による統合を計画しております。懇談会では,中学校と同時に統合してほしいとの意見もありますが,児童数の大幅な減少を考慮しながらも,早めに進めることも検討しなければならないと考えております。また,城南中学校区ばかりでなく,八郷地区の小学校においても同様でございます。しかし,小学校の統合は,地域とのつながりが強いことや,統合により通学距離が長くなること等の課題もたくさんあります。保護者の皆さまや地域の皆様との話し合いを重ね,慎重に進めて参りたいと考えております。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

岡野委員)高浜・関川・三村小学校の統合の話を進めるという報告がありましたが,例えば,高浜小学校に統合した場合に現在の位置で統合するとすれば,現行の道路のまま統合を進めるというのは,子供たちにとって非常に不便なことであり,無責任なことであると思っています。貝地高浜線ができるとか,新しい道路ができて,通学の便が確保されるならばいいと思うが,統合ありきで影響を受けるのは子供達ですから,子供達のために統合すると言っておきながら,子供達が非常に通学が不便になったり毎日の生活に支障をきたす,そういう統合であってはならない。十分に考慮したうえで,例えば八郷中学校もそうなんですが,八郷中学校は早すぎたと思っています。道路が完備されていないのに統合ありきで,結局子供達が不便をきたす。そういうことが往々にしてあるわけですから,やはり子供達の立場に立った統合を考えてもらわないと,保護者の都合で統合して犠牲になるのは子供達ですから。そういうことにならないようにお願いしたい。答弁を求めます。

参事学校教育担当)通学バス・スクールバスの引き込み等につきましては,関係部署等の協議を進めてまいらなくてはならないと考えております。統合にあたっては一番最重要に考えるのは児童生徒のためになるということを最重要視して様々な課題について解決に向けて努力して参りたいと考えております。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

櫻井委員)6年から8年位前の記憶なんですが,以前私が議員をやっていた時,委員会で,当時小中一貫というお話をさせていただきましたが,その時は時期早尚だというお考えを示されていたんですが,その後まもなく,つくば市とか色んな所で小中一貫ということが進んで,それに追随して今は国がそういう状況にいっているわけです。ですから,小中一貫について今後石岡はどういう方向性で,やるのかやらないのかとか,少しは検討していく余地があるのかとか,そういうことをまず1点聞きたいです。先ほど八郷中学校の話が出ましたけど,いまだに八郷南中学区のご父兄の方保護者の方達の中には,あの小中一貫をやってもらったほうが地元のためには良かったかな,という声もあるんです。素人ですから分かりませんが,そういう点で小中一貫についての見通しみたいなものがあれば,お聞きできればなと思います。

教育長)小中一貫校の教育ということでお話をいただいたわけですけれど,小中一貫校のメリット・デメリットというものもあると思います。メリットといたしましては,小学校1年生から中学校3年生までの9年間を見据えて継続的系統的な学習ができるということは非常にメリットなのかなと思います。さらには,異年齢の交流の機会が増大をして成長の促しをされていくということ,あるいは,今問題視されている,中1ギャップの解消を図ることができるということはあるだろうと思っております。ただ,デメリットの方も考えてみますと,つくば市の方は同一敷地内である程度の大きな人数が集まって小中一貫校の開設をしているというケースが多いわけでございまして,特に石岡市の場合には今の現状の中でやった場合に,子供達の固定的な人間関係が9年間そのまま続いてしまうという可能性もあります。あるいは,同一敷地内にない場合は連絡あるいは教職員等の対応が非常に煩雑になってくる,そういうケースも考えられるのではないのかなと思っております。ある程度の規模の中で小中一貫校というシステムを考えていった場合にはメリットがあるのかなと思いますが,再度小中一貫校も含めまして検討させていただければありがたいなと思っております。

櫻井委員)私は石岡全地区ではなく,あるエリアにとっては必要な部分も出てくるのかなと考えております。ですから,そういう点も含めて今後絶対やらないのではなく,考えるべきことは考えていっていただきたいと思います。当時も中一ギャップとか色々とあって,やる場合はメリットをアピールして,やらない場合はデメリットをアピールしてというやり方なんですけど,市町村合併については財政面の理由から合併していくというのは分かるんですけれど,教育だけは財政面からすべて合併していくという考え方は,石岡市だけでも取り払っていただきたい。お金がないということもありますので。先ほど,岡野委員から通学路の問題も出ました。今回のことと関連するので話しますが,私は小幡から須釜を通って石沢を通って柿岡の所に来るんです。都市計画道路が一部拡幅されて完了しつつありますけれど,あそこは死亡事故があったから今急いでやっているというとこもあるんですけれど,問題はあの先なんです。私が町会議員を始まった頃から言っている,須釜の死亡事故が何度か起きた,あのカーブの所が危ない。今,あそこを自転車で通学している子が夕方多いんです。本当にびっくりします。バス通学じゃないんだなと。運動部やっている子供達が自転車で道路の端を通っているんです。もう慣れちゃっているんですね。子供達は慣れているかもしれないけれど,自動車側は慣れていないんです。ですから,死亡事故が起きる前に,やはり通学路の整備が最優先だなと思います。それをしてから統廃合を実施してもらいたいと考えています。統合するんであればそういう点も含め,今度は順序をよく考えてやっていただきたい。バスについても当初は無料だったが,今は3,000円ということで,また料金が変わるようですけれども,説明の段階で住民の皆さんに良い話ばっかりしちゃって,それならいいかと思わせるような説明会ではダメですよ。デメリットもきちっと説明して住民の皆さんにもこれだけ負担してもらいますよ,と言うご説明をしていただかないと困ります。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

池田副委員長)ただいまの冒頭のご説明によりまして,石岡中学校と城南中学校の統合に向けて様々な説明会が保護者に対してされて,そこでも様々なご意見があったというご説明がございました。私の所にも直接連絡をくれる方もおりますし,あるいは議論百出ならぬ様々な意見があったと聞いております。今後,具体的に進めていく前に,色々な場での説明,会議録を取っているかどうかは別といたしまして,要点筆記ぐらいはされていると思いますので,それを委員会に提示願えればと思います。それにつきまして可能かどうか確認をしたいと思います。
 
教育長)PTAの皆様ですね,そういった方と協議を進めていく中におきましても,そういう要望がございましたので,現にまとめたものにつきましてはお配りをしてございます。ということから,この委員会においてもそれは可能であると思っております。

池田副委員長)それでは委員長におかれましては資料の請求を委員会として申し出でていただければと思います。よろしくお取り計らいのほどお願いいたします。

谷田川委員長)それでは,各PTAまたは地元との話し合いの中の要点であるとか,こういう意見があるというようなものを書面にて提出をしていただきたいという,池田委員から要求がありました資料は,石岡市議会委員会条例第23条の規定に基づき,委員会として要求いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)異議なしと認め,さよう決しました。執行部には速やかに,次回の委員会において資料を提出されますようお願いいたします。
 ほかにご質問等はございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,生涯学習課から発言を求められておりますので,これを許します。

生涯学習課長)私から中央図書館所管に関しまして,3点ほどご報告をさせていただきます。
 1点目は中央図書館の閉館時間について,7月1日より火曜から金曜の閉館時間を現在の午後5時から2時間延長して,午後7時といたします。図書館の閉館時間については従来より延長を希望されるご意見を頂戴しておりました。昨年10月から試行といたしまして毎週木曜日の閉館時間を午後5時として利用状況や運営状況の検証などを行ってまいりました。この度延長実施に伴う諸条件を整えまして,7月1日から実施とさせていただきます。なお,土日は,従来どおり午後5時閉館とし,公民館図書室も同じく午後5時閉室のままとさせていただきます。
 2点目は,中央図書館のリニューアルについてです。中央図書館は,昭和55年に開館し,今年で35年を経過しますが,最近は,ご利用者から狭い,暗い,利用し辛いなど厳しいご意見をいただくようになりました。現在の建物は,鉄筋コンクリート3階建て,延床面積1,521平方メートル,蔵書数は約15万冊となります。ただし,1階天井部分が一部吹き抜け構造で1階の話し声などが直接2階に届いてしまうなど構造上の問題も抱えております。現在予定しているリニューアルの内容といたしましては,図書館東側の駐車場にプレハブ建屋を建設し,1階の乳幼児・児童コーナーをそこに移転し,1階を現在よりゆっくりと利用できるよう改修いたします。スケジュールは,今年度中に基本設計を策定し,平成28年度に実施設計の策定並びに工事の実施,平成29年4月供用開始を予定しております。
 3点目は,図書館の道路向かいいしおかイベント広場南側駐車部分の整備工事に関してでございます。これは,広場東側の入口から駐車場全体に掛けまして現在凹凸が非常にひどく,雨天時には水溜りとなってしまいご利用者にご不便をかけてございます。この部分の改善を予定してございます。入口の舗装部分の拡張,駐車場全体の砕石の敷き直しを実施いたします。昨日この工事の業者選定の入札が行われ,施工業者が株式会社宮本工務店,工事費用は税込みで291万6,000円と決定になりました。なお工期は来月24日までとなってございます。以上中央図書館についてご報告いたします。
  
谷田川委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

櫻井委員)先ほど開館時間ですか,土日に関しては通常通りということだと思うんですけど,逆に土日も延長するという考えの方がいいと思うんですよね,利用者のために。実は去年の秋,武雄の図書館を個人的に見てきたんですけれど,丁度その日は日曜日だったんです。観光地化しているというかものすごい人で歩くのも大変。本当にこれが図書館の役割を果たせるのかなというくらい,他県ナンバーの車が来ているんですが,それは別として,あそこは土日にそういうサービスをしているんですよね。これは良いなと思ったんですよ。平日,職員の皆さんの勤務の状況等もあるんでしょうけれど,私は,土曜日曜に図書館を使える,そういうサービスを拡大していった方がいいのかなと思うんですけれど。これは提案として聞いていただければと思います。

生涯学習課長)櫻井委員のご意見につきましては,検討させていただきたいと思います。ただ,石岡市中央図書館が2時間延長に至った経緯の中で,先ほどご説明をさせていただきました延長の希望については,平日のご利用者からのご希望が多いという理由が1点,それと土日はご家族連れお子様連れの利用者が非常に多く,やはり,午前中早くから午後夕方までのご利用が多いという形になってございます。従いまして,今回2時間延長に関しましては,まず,平日の時間の延長をさせていただきまして,利用状況やご利用者からのご意見等を参考にしながら土日の延長などについても検討をさせていただきたいと考えてございます。よろしくお願いいたします。

櫻井委員)その点はご了解しました。今の図書館ではなく,違う図書館を計画しているのでしょうから,そういうことを見据えた形で,市民サービスというのは今の内から試行錯誤しながらやっていただければなと思います。確かに武雄の図書館土日は全然人が違う状況にありますので,やっぱりやれば利用者というのは増えてくると思うんです。今やっていないからそういう状況なんでしょうけど,間違いなく変っていくと思いますし,将来本格的な図書館を造る場合にも,試験操業をやっていると,後で楽かなと,やり易いかなとも思いますので,よろしくお願いします。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
     
谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。そのほか,何かご発言等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご発言はございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長)ないようですので,この際,所管事務に関する管外調査についてを議題といたします。
 本件につきましては,先の委員会において決定しました管外調査について,お手元に配付したとおり,調査都市,調査案件,実施期日等について調整いたしました。
 この際,お諮りいたします。管外調査につきましては,お手元に配付しました委員派遣承認要求書案により,委員長において委員会条例第32条に基づく,委員派遣承認要求を行いたいと思います。これにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」との声〕
 
谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 
   〔「異議なし」との声〕
 
谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。当委員会において,閉会中も,なお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す事件・事由について,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。
      
   〔「異議なし」との声〕
    
谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。




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