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議会中継
  


平成27年度 教育福祉環境委員会

 第5回委員会 (8月10日)
出席委員 谷田川 泰委員長,池田正文副委員長,島田久雄委員,岡野孝男委員,櫻井信幸委員,玉造由美委員,新田 茜委員
市執行部 【保健福祉部】
部長(武熊俊夫),次長(小林敏夫),健康増進課長(宮城幸子),健康増進課副参事(宮崎しづえ)
【教育委員会事務局】
教育長(櫻井信),教育部長(宮本秀男),次長(横田克明),参事学校教育担当(冨田英次),教育総務課長(野口健市),指導室長(倉田博文),文化振興課長(武石誠),学校給食課長(市塚稔)

議会事務局 庶務議事課主任(大石美智子)


谷田川委員長)ただ今から,教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付しております協議案件書の順に進めてまいりますので,よろしくお願いいたします。なお,本日の委員会におきましては,初めに保健福祉部所管の調査を行い,保健福祉部所管の調査終了後に説明員を入れ替えまして,教育委員会事務局所管の調査を行いますので,合わせてよろしくお願いいたします。
 次に本日の所管事務の調査にあたり,保健福祉部の説明員として,出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。この際,お諮りいたします。本日の調査案件となっております,土浦協同病院の移転新築に伴う財政支援について,建設中の現状と施設の実態を調査するため,委員派遣による現地調査を実施したいと思います。これにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

   ―休憩(現地調査)―
 
谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 改めまして,土浦協同病院の移転新築に伴います財政支援についてを議題といたします。まず,本件の概要等について執行部から説明を求めます。
 
保健福祉部長)土浦協同病院の移転新築に伴う財政支援につきまして,まず6月の常任委員会でご報告を申し上げたところでございますが,その後の状況について,まず,ご報告申し上げます。
 すでに財政支援を決定してございます土浦市とかすみがうら市を除きました関係5市町村におきまして,7月8日に阿見町役場におきまして担当者会議を行いました。内容は財政支援額の考え方について意見交換を行ったものでございます。財政支援の必要性については全市町村とも意見が一致しております。また,支援額につきましても,前回の常任委員会でお示しいたしましたシミュレーションを参考にすることで意見が一致したところでございます。ただし,市町村によって財政事情も異なることから,各市町村に持ち帰り検討をするということになってございます。また,土浦協同病院への支援にあたりましては,石岡市の地域医療の充実や救急医療体制の充実等に貢献していただくよう,協定書の締結等についても検討を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。次に,ただ今の説明についてご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)具体的に支援額が決まるのはいつ頃なんですか。もう決まっているんですか。

保健福祉部長)当市におきましては,補助金等審査会ないし9月補正に向けた補正予算の計上に向けまして,関係部署との協議を行い,今,予算要求をしているところでございます。他市の状況につきましては,今も申し上げましたが,まず小美玉市におきましては11月に議会の一斉解散を控えているということで,12月補正しかないようなお話を聞いております。また,阿見町においては,市長への説明を終えまして,8月下旬の議会の全員協議会に説明をする予定とのことで聞いております。ただ,阿見町におきましても,現実には12月の補正予算になるのではないかなということでお聞きしてございます。石岡市の場合には,10月完成予定でございますので,協定書の話もございますので,できれば,9月の補正予算に計上してまいりたいと考えてございます。以上でございます。

谷田川委員長)ほかに発言はございませんか。
    
   〔「なし」との声〕
      
谷田川委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 次に,その他,保健福祉部所管の件で発言はございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。保健福祉部の説明員におかれましては,ご退席いただいて結構でございます。ご苦労様でございました。
 暫時休憩いたします。

   ―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。休憩中に教育委員会事務局の職員と入れ替えを行いましたので,よろしくお願いいたします。
 これより,教育委員会事務局の調査を行います。本日の所管事務の調査にあたり,教育委員会事務局の説明員として,出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。石岡市の陣屋門についてを議題といたします。本件については,これまでの委員会において,修復事業にかかる諸問題について報告を受けたところでございますが,さらに,その際の事業補助金に関して,過日,新聞報道があったところでございます。そこで,この補助金の件について,執行部より説明を求めます。

文化振興課長)私どもが石岡の陣屋門保存修理に関しまして,平成25年度及び26年度に県から受けました指定文化財等補助金の経過等についてご説明申し上げます。
 この補助金につきましては,まず平成25年5月20日付で,市から県教育長あてに交付申請書を提出したところでございます。交付申請額は1,223万円で,これは石岡市の平成25年度当初予算における陣屋門保存修理工事の予算額,これが3,669万円でございますけれども,これの3分の1に当たる金額となっております。この申請に対しまして,県からは平成25年6月13日付で,交付額を1,223万円と決定する旨の通知を頂戴したところでございます。一方で陣屋門の保存修理工事につきましては,平成25年6月24日に株式会社 進貢と工事請負契約を締結いたしまして,7月16日に前払金1,360万円を支払わせていただきまして事業を進めていたところでございますけれど,同年の12月頃から陣屋門の移築が検討される中で,12月16日から翌年の平成26年3月14日の期間,工事を一時中止といたしまして,結果として平成26年度に事業全体を繰り越させていただくこととなった次第でございます。
 そのような中で,県におきましても平成25年当初に交付申請いたしました補助金1,223万円を平成25年度と平成26年度の2か年度に分けて交付する手続きをしていただきまして,石岡市は,まず平成25年度分の補助事業実績報告書を平成26年3月25日,平成25年度末になりますけれども,25日付で県へ提出したところでございます。この際,石岡市が事業費の決算額として報告した金額は2,123万4,000円で,県はこの報告に基づきまして,報告額の3分の1に当たります707万8,000円をまず平成25年度分として石岡市へ交付したものでございます。しかし,平成25年度におきまして石岡市が施工業者に実際に支払った金額は,先に申し上げましたとおり前払金の1,360万円のみでございまして,実績報告書に記載いたしました決算額,先に申し上げました2,123万4,000円でございますが,これは,市職員が設計監理者の意見を聞きまして,進捗状況に応じて積み上げた,あくまでも概算の金額でございました。このことが明らかになりましたのは7月の上旬でございますが,県としては,実際に石岡市が施工業者に支払った金額を補助対象とする考えでございますので,以降,県からは,経過の説明を求められるとともに,平成25年度,平成26年度に元請けの施工業者等が下請け業者等に支払った金額や支払った対象が確認できる書類の提出を求められましたので,これらを7月下旬に県へ提出したところでございます。今後,県におきましては,平成25年度分の補助対象経費を精査されまして,補助金額の確定に関しまして,私どもに連絡があるものと考えております。以上でございます。
 
谷田川委員長)以上で説明は終わりました。
 暫時休憩いたします。

   ―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ここで,本件につきましては,過日の新聞報道にもありましたように,石岡市の陣屋門の修復事業に関し,第三者による検証委員会を設置するとのことであります。そこで,委員の皆様にお聞きいたします。本件については,その第三者による検証委員会の設置,検証結果を踏まえ,その後に改めて,石岡市の陣屋門についての調査を行いたいと思いますが,ご意見等はございますか。

岡野委員)第三者委員会を設置するというのは,新聞報道では聞いているわけですが,それは教育委員会の方でも,第三者委員会を作るということで,当局なり市長の方から聞いているわけですか。

教育部長)まだ正式ではございませんが,いま,人選の作業をしているところと聞いております。

岡野委員)では作る方向で執行部としては考えているということですか。進んでいるということで理解してよろしいんですか。

教育部長)そのような認識でございます。

岡野委員)検証委員会が,部長レベルの数人で構成されて,過日には結果が報告されたと,その時には,事務手続上不備はあるけれども,事業そのものについて不正等はなかったと,報告は受けておりますが,そういう検証委員会で結果が出たにも関わらず,第三者委員会を作るということはどういうことなんでしょうね。

教育部長)あくまで教育委員会がその当事者でありますので,コメントはできませんけれども,それは市長の方のお考えで設置すると認識しております。
      
谷田川委員長)それでは,当委員会といたしましては,過日の新聞報道にもありましたように,石岡市の陣屋門修復事業に関し,第三者による検証委員会を設置する,とのことであります。そこで,当委員会としては第三者による検証委員会の設置・検証結果を踏まえ,その後に改めて,石岡市の陣屋門についての調査を行いたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 次に、小中学校統合についてを議題といたします。本件については、前回の教育福祉環境委員会において,委員会として提出を求めた石岡市立小中学校統合計画に関する,懇談会の資料につきまして,執行部より提出をされましたのでご覧おき願います。さらに,その後行われました,城南中学校区・石岡中学校区の意見交換会の資料を併せてお手元に配布をいたしております。それでは,小中学校統合について執行部より説明を求めます。

参事学校教育担当)それでは,小中学校の統合についてご説明申し上げます。
 まずはじめに,委員の皆様にはすでにご承知のこととは存じますが,石岡市における小中学校の適正規模・適正配置等についての答申の基本的な考え方と統合計画について,確認させていただきます。石岡中学校区統合意見交換会の資料をご覧ください。その資料の1ページめを開けてください。適正規模の基本的な考え方については,ご覧とおり児童生徒の視点と学校運営の視点からまとめられており,小学校では1学年2学級から3学級,中学校では1学年4学級から6学級が適正規模であると述べられています。適正配置についての基本的な考え方は,児童・生徒数の推計から小学校10校,中学校4校が望ましいとされております。
 資料2ページ目をご覧ください。中学校の適正配置につきましては,小規模校が6校,適正規模校が2校とされ,小規模校については,学校の適正規模化を図る必要があり,近隣の学校と施設規模や地域性を考慮し,組合せを表3-2のとおりとしました。表にありますとおり,石岡中と城南中,府中中と国府中,有明中と柿岡中と八郷南中,単独校として園部中と適正配置案が示されました。このうち有明中と柿岡中,八郷南中は平成25年4月に統合しました。小学校の適正配置につきましては,小規模校が14校,適正規模校が4校,大規模校1校と予想され,表3-1のような組合せとしました。この時予想されました大規模校1校,これは東小なんですが,平成27年度におきましては,17学級607人で,現在は適正規模校になっております。
 資料4ページをご覧ください。学校の規模や施設の状況などを総合的に判断し,優先度の高い学校から順次,統合を進め,統合の時期は,平成30年度までの10年間を目安とするとされています。また,今回の資料にはないのですが,中学校の統合は敷地の確保などを考慮し小学校より優先すると述べられております。以上のような答申を受けまして,石岡中と城南中との統合について,進捗状況などについてご説明申し上げます。
 資料7ページの城南中学校区の統合に関する懇談会等の経過状況をご覧ください。平成26年度に実施したPTA懇談会や保護者説明会の概略です。その資料につきましては,本日別資料として,提出させていただきましたので,ご参照いただきたいと思います。本日の説明は,本年度になってからの進捗状況を説明させていただきます。資料は,まず始めに城南中学校区統合意見交換会の資料をご覧ください。現在進めております石岡中学校と城南中学校の統合に関しまして,本年度PTA役員や教育委員会事務局の職員も変わりましたので,PTA役員との懇談を「意見交換会」として7月に開催しました。22日には高浜小,三村小,関川小,南小,城南中学校のPTA役員と学校職員の25名参加で実施しました。意見交換会では,資料の表紙にありますとおり,大きく1つ目に石岡市立小中学校の統合計画について,2つ目に統合に係る教育バス運行検討図について,3つ目に他市の学校統合の事例についてを説明いたしました。1つ目の石岡市立小中学校の統合計画については,初めに統合の基本的な考えや現在までの経過報告,統合の進め方について,説明しました。そこで,統合の時期を平成29年4月と案を示しました。次に,統合を平成29年4月とした場合の統合のスケジュール案や統合の検討・協議組織である統合検討委員会や専門部会の要項案等も示しました。2つ目の統合に係る教育バス運行について,検討図をもとに説明しました。八郷中学校の教育バスを参考に,朝1便,夕方2便の1日3便を,部活のある休業日は朝,昼,夕方の3便の運行案と月額3,000円,片道1,500円の利用料金案を示しました。また,バスのルートや停留所につきましては,利用人数や道路状況等を参考に通学部会と検討していくことの説明もしました。3つ目の他市の学校統合の事例については,今回の石岡中と城南中の統合と類似している取手市や笠間市の中学校の統合状況についてご説明申し上げたところです。説明後に意見交換を行いました。その中で,まず,統合を平成29年4月を目指すと案を出しているが,いつの段階で決定するのかとの質問に対して,今後保護者や地域への説明と意見の聞き取り,そして統合検討委員会を開催し,意見の集約を行い,本年12月頃までには委員会としての結論を出したいと答えました。また,統合による課題やデメリットを解消できるように,保護者全体への説明会を早く開催してほしいとの意見もありました。城南中学区の高浜小,三村小,関川小の3小学校の統合については,以前に中学校と同時に行ってほしいとの意見もあったのですが,統合校の道路状況等を考慮し,平成29年度の中学校と同時統合は困難であり,今後の道路整備状況を見ながら進めると答えてきました。
 次に,資料の石岡中学校区統合意見交換会資料をご覧ください。石岡中学校区においては,28日に東小,南小,石岡中のPTA役員と学校職員の18名参加で実施しました。資料の表紙にもありますとおり,石岡中学校区では初めての意見交換会であったので,答申を基にした小中学校の適正規模・適正配置について基本的な考え方や統合計画,また,児童生徒の推移についての説明や城南中学校区における統合懇談会の経過報告,八郷中の学校統合に関するアンケート調査結果について説明に加えました。資料9ページをご覧ください。石岡中と城南中の統合の進め方については,城南中学校区の時と大きく変更はなかったのですが,統合スケジュール案を一部変更しました。それは,城南中学校区の意見交換会で保護者への説明会を早く実施してほしいとの意見がありましたので,8月に開催する予定を示しました。石岡中学校区では,これまで懇談会等を実施してこなかったこともあり,保護者の理解や協力を得るためには,早い時期に保護者への説明会の機会も必要であろうとの意見が出ましたので,今回8月の計画を立て,お示ししましたとおりです。また,統合を平成29年4月とする案をいつの段階で決定するのかとの意見に対しても,城南中学区と同じように,本年12月頃に方向性を示すと説明してまいりました。城南中学校区と石岡中学校区の意見交換会により出された,保護者説明会の開催については,早速学校やPTA役員と協議しまして,8月24日に城南中で,28日には石岡中学校午後7時よりそれぞれの体育館で実施するように計画しました。さらに,保護者説明会後に,それぞれの学区の区長さんへの説明会も予定しております。これらの説明会終了後に,第1回統合検討委員会を開催する計画で進めてまいりたいと考えております。以上,現在までの統合に関する進捗状況を説明させていただきました。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。
 本件について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)城南中学校区の資料を見ますと,統合に反対という意見が結構目立ちます。これについてはどうお考えですか。

参事学校教育担当)資料にあります城南中学校区のPTAの方々がアンケート調査をした結果でございまして,賛成・反対・どちらでもないがそれぞれ約30%ぐらいずつあるかなとは思うんです。これについては保護者全体説明会も1回しか行ってないという状況もございまして,その後,今年度の1月にこちらの方に出されたアンケートの結果でございますので,今後,やはり全体説明会をしっかりとして,保護者が統合に関する不安材料あるいはデメリットについては,我々の方できちっと細かく説明申し上げて行きたいと考えております。

櫻井委員)お話は分かるんですけれども,この状況がこのまま硬直して理解が得られない,そういう状況があっても,予定通り実行していくんですか。

教育部長)担当参事の方から説明がありましたように,平成29年の4月統合に向けて進めていきたい。今,櫻井委員さんの方からありましたように,反対が大多数を占めた場合にはどうするんだというお話がありましたけれども,再度繰り返しますけれども,デメリットの解消に向けて対応していきたいと考えております。PTAの方から出された意見として,まず,統合することによって,その適正規模だけではなくて,統合することによってこんなメリットがあるんだということを,きちっと説明をした上で対応していくことがいいですね,との意見をいただきましたので,そういった方向で,反対する方への説明を平成29年4月統合できるように進めていきたいと考えております。

櫻井委員)もう1点,このアンケートによりますと,統合と小中一貫という意見もまだまだたくさんあるようですが,こういう方向性で同じ石岡市内で2系統作るというのは,あまり芳しくないんですか。

参事学校教育担当)意見の中には城南中学校区に小中一貫校をというお話もありました。ただ,現在の児童生徒数をもって小中一貫校を考えると,答申にあります適正規模にはならないという状況もございます。やはり,これからの児童生徒のコミュニケーション,更には,集団生活をしていくために必要な適正規模を我々としては第一に考えて行きたいなという説明を申し上げてまいりました。

櫻井委員)そういう方向で行くと,石岡中学校の校舎を使うわけですよね。それは新しくしなくても増築しなくても現状で校舎を使えるんですか。その生徒数で間に合うんですか。

参事学校教育担当)はい,答申にもございますし,現在の児童生徒数,更には,統合した後の学級数についても,現在の生徒数で考えますと,例えば平成29年度に統合した場合,城南中学校区の児童と生徒を一緒にしたところ,1学年6学級あるいは平成30年には1つ増えて6,7,6その適正規模でいく予定でございます。

櫻井委員)この前も委員会でお話しさせていただいたんですが,八郷中学校統合後,なくなった中学校区は本当に寂れてしまった。人が通らない。小学生がぱらぱらっと歩いているだけ。そういう現象が怖いんですよね。高浜地区から三村まで,特に高浜は別としても,愛郷橋を渡った向こうの地区,あのエリアは本当に寂しい地区になるんではないかな。適正規模というのは分かるんですが,その辺が,どうも統合について疑問を持ってしまうところなんです。どうも昔から,この合併もそうなんですが,教育云々よりもお金云々のような感じられてしまって。ですから、やることやむなしなのかどうなのかと疑問が私の中では拭い去れない,そういう状況なんです。ですからその辺のところは,皆さんと隠し事なく,ざっくばらんなお話をしながら,平成29年4月にこだわらず,やっていっていただいた方がいいのかなと思います。八郷中学校の場合は私も当事者でしたから,あまりにも急ぎすぎたなという感じがしました。ですから,地域の方がそんな思いをしないように,じっくり検討していただきたいと思います。

岡野委員)八郷中学校が統合した時に,制服がバラバラだったんですよ。その解消に3年位かかった。表面的には問題として出てこなかったんですが,制服やジャージは同じ方がですね,城南中と石岡中で区別をすると,まあ慣れるまでぎくしゃくしていたような話も聞くんですけど,その点についてはどう考えていますか。

参事学校教育担当)八郷中のジャージ・制服に関しましては,私,その時に専門部の長だったものですから,その投票をしたりアンケートを取ったりして決めていったのですが,当然在校生については卒業するまでそのまま前の学校のジャージ・制服を引き継いでいいですよと,もし途中でそれらを新しいのに変えるのであれば,新しい八郷中学校のジャージや制服にしていいですよと,保護者あるいは子供たちにも説明してきたんですが,特に3校の中の子供たちが,例えば3年生2年生は途中から新しい八郷中のものに変えたという情報はないです。前の学校のジャージ等をそのまま卒業まで着たいということで,そのまま着ていたということは聞いております。そのジャージや制服の違いによっていじめや仲間はずれがあったということも聞いておりません。以上でございます。

岡野委員)石中と城南中も新八郷中と同じように進めるということですか。

参事学校教育担当)在校生につきましてはそのような形で進めたいと思います。というのは,改めて在校生が残り1年ないし2年を新しいジャージや制服に買い替えるということは,保護者の負担になりますので,そのジャージ・制服が違うことによって,いじめや仲間はずれがないように,これについては学校側と連携を取りながら委員会の方でもやっていきたいと思います。

岡野委員)そういう点には十分に対応して,例えば城南中と石中の区別やわだかまりがないように,配慮をしていただきたいと思います。もう1点,スクールバスを運行するわけですが,スクールバスの停留所の所に自転車で来た場合,自転車置き場については,よく考えていなかった。細部にわたっては十分でなかったと思うんです。後になって自転車置き場を設置したということもありますので,その辺についてはですね,スクールバスを運行する際の家から停留所まで,自転車置き場には何人くらいそこに置くかというようなところも十分に配慮してですね,その停留所あるいはその近くの連絡できる家もですね,事前に設置してですね子供たちが不便をきたさないような通学の状態を確保してほしいと思いますけれど,その点についてお伺いします。

参事学校教育担当)古い資料なんですが,これは八郷中学校の時に作った資料で,しるしは全部子供の数です。この子供の数をおとしたものからルートを決め,停留所を決めていった経緯がございます。今,フラワーパークの反対側の駐車場に屋根付きの駐輪場がございます。更には,小桜地区の集会所の所にも停留所を設けまして屋根付きの駐輪場を設置しました。ただ,それぞれの場所においては空き地の確保,更には,将来的に子供がいなくなるところに自転車置き場を設けるのは難しいだろうということで,ある程度の子供たちが集まれる場所に駐輪場を設置する。停留所については,場合によっては何年か後にその地区に子供がいなければ,その停留所についてはもう一度通学部会を開いて検討するということから,すべての所には駐輪場は設置していないという状況だったからとは思います。今後,城南中学校区におきましても通学部会という専門部会を立ち上げて学校・PTA・地域の方の意見を聞きながら,それぞれの決められたルートさらには駐輪場を含めた停留所については,通学部会の方の意見を聞きながら検討委員会を経て,事務局の方で対応してまいりたいと考えております。

岡野委員)子供のために良いと思って統合するわけですから,通学する子供に不便をきたさないような細心の注意を払って統合に向けて検討していただきたい。

谷田川委員長)ほかに発言はございませんか。

池田副委員長)この件につきましては,私もまだまだ子育て世代の一員でありますので,色々なお話を直接受けます。議論を逆戻りするつもりは毛頭ございませんが,確認の意味で端的にお伺いしたいと思いますけれど,石岡市小中学校適正規模・適正配置についての答申書を金科玉条として強力に推し進め,これ以外の枠組みや考え方についてはあり得ないというようなことでよろしいのか,これ教育長にお伺いしたいと思います。

教育長)それではご質問にお答えしたいと思います。原則論としてはこの方向で進めていきたいと考えております。櫻井委員の方からも先ほどご質問がありましたけれども,反対が多い中でそれをどうするんだと,進めていくのかというようなご質問がありましたけれど,反対が多い強行の中で統合を進めていこうという考えはございません。多くの市民あるいは保護者の方々に丁寧な意見を頂戴した中で,最終的には統合委員会等を立ち上げ判断をして決定をしていきたい,ということであろうと今考えております。そのためには,地区・区長さん方等の意見も頂戴してまいりたいと考えております。一つのたたき台がありませんと,なかなか進むことができませんので,原則論として現在はお話しを申し上げておりますけれども,多くの賛同を得てですね,ぜひ,この基本案に沿って進められればよろしいのかなと思っているわけでございます。

池田副委員長)保護者の方々も,今後,児童生徒数が減少していくってことは十分認識も承知もしていることだと思います。ただ,そこで不安というものが一番大きな要素になってくるわけでございますので,様々な意見を吸い上げていただいて,それらの不安をぜひ解消していただきながら進めていただければと思いますので,答弁は結構ですので,要望として申し述べておきたいと思います。

谷田川委員長)ほかに発言はございませんか。

玉造委員)教育バスの運行検討図を見ますと,現行の運行ルートというのと運行可能ルートというように示してありますが,この現在使われているバスのものと,これから新しく運行ルートになるっていうことが検討されているんですけれども,この現在運行されているというものに,さらに検討が加わるということはあるのか,お伺いしたいと思います。

教育総務課長)運行検討図の件につきましてご説明させていただきます。現在,この図の方にお示しさせていただいておりますのは,三村小学校と関川小学校下の方に記載しております。現在マイクロバス両方2台ずつということで,遠距離の小学生に対しましてバスの方を運行しているルートでございます。こちらの方を現在のたたき台と言いますか,そういった形でお示しさせていただいてます状況でして,今後さらに統合の方のお話を進めさせていただく上では検討委員会の意見を聞きながら,さらに検討の方をさせていただくということでお示しさせていただいているところでございます。以上でございます。

玉造委員)石岡中学校と城南中学校区が合併するにあたりまして,新たなルートが検討されると思うんですけれど,前からお話があるように利用される生徒の皆さん方の不便のないように,十分検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。以上です。

谷田川委員長)ほかに発言はございませんか。

新田委員)城南中学校のご意見の説明書についてなんですけれど,このアンケートで賛成が51名で反対が57名と,ちょっと賛成より上回っているんですけれど,この反対理由として一番多い理由っていうのはどういったものがあるのか,もし分かればお伺いしたいんですけれど。

参事学校教育担当)やはり一つはですね,小さい学校から大きな学校へ行くということの不安で,いじめ,仲間外れ,こういうものに遭うんじゃないかということが一番の不安でございます。さらには,学校行事それから授業等についての,以前の保護者の先入観といいますか,そういうイメージが強いという部分がありますので,これらの不安の解消については,説明会あるいは統合に向けた中中連携というものについて,子供たちの交流会も含めて今後はこういうものをしながら保護者の不安の解消に努めていきたいと考えております。

新田委員)はい,ありがとうございました。以上です。

谷田川委員長)ほかに発言はございませんか。

島田委員)八郷中が合併してすべての生徒が八郷中学校の生徒だと,そういう形の中で3年経って,今,やはり八郷中学校の合併して3年間経ってみて,やっぱり良かったと思う部分,また,こういう欠点があるよという部分も,私はあろうかと思うんです。そういうものを,今から合併していくその学校,地域の方々にお知らせすることも促進の一つの方法なのかなと,保護者はやっぱり自分たちの地域,自分の子供を主として考えるわけなんですが,全体的なものの見方というかそういう一つの八郷中学校の成果はこういう風ですよ,というような部分をアピールしていくことも促進の一つの方法なのかなと思いますので,よろしくお願いをしたいと思います。

参事学校教育担当)石岡中学校区統合意見交換会の後半部分に,八郷中学校の生徒や保護者対象にアンケートした調査結果の資料を載せてございます。この中には,心配した,人数が増えて慣れることができたかとかですね,更には学校行事やその他部活動での不安はどのように解消し,更にはどんな成果があがったかというアンケートを一部まとめた資料がございますので,こういうものについても更に,アピールしながら進めてまいりたいと思います。

谷田川委員長)ほかに発言はございませんか。

櫻井委員)この統廃合と直接関係ないかもしれないんですけれども,実は八郷中学校で,先日,青少年を育てる会の支部会がございまして,その区長さん方から,中学校からの広報誌,年間何度か発行してますよね。それが一度届いたんですけど,後は来ないので問い合わせたところ,予算がないのでというお話だったようです。でもやっぱり,地域と学校とのつながりというのを,それが中学校と地域を結ぶ,中学校を知る情報なので,予算がなければ教育委員会の方で何とかしていただいて,全戸に広報誌が配れるように,年に多分2,3度発行していると思うんです。ですからそういう情報を知りたいという声もありました。ですからその辺のところはご検討していただきたいと思います。もう一点は,去年体育祭があったんですね。その時にご招待受けまして行った時に,外のトイレがまるっきり使えないと,作ったんだけれど流れないんです。結局勾配がないから流れないんでしょうね。それを県に通したのもおかしいんでしょうけど,それは改修はできているんですか。

教育総務課長)ただ今ご指摘いただきましたトイレの件は,改修いたしております。

谷田川委員長)ほかに発言はございませんか。
    
   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 次に「その他」でございますが,学校給食課から発言を求められておりますので,これを許します。
 
学校給食課長)学校給食課から八郷学校給食センター調理業務委託の経過及び今後のスケジュールにつきまして,ご報告させていただきます。八郷学校給食センター調理業務委託につきましては,4月20日に公募型プロポーザル方式による業者選定の実施について公告し,調理業務委託の参加者を募りました。その結果,2社から参加表明があり,提案書類等の提出を受けました。提案書類等の審査及び評価につきましては,石岡市立八郷学校給食センター調理業務プロポーザル審査委員会における第一次・第二次審査を実施いたしました。第一次審査では資格審査及び書類審査を行い,第二次審査ではプレゼンテーション及びヒヤリングを実施し,その結果,評価点の最も高かった株式会社東洋食品が優先交渉権者として選定されました。選定後は,優先交渉権者である株式会社東洋食品との契約締結に向け,見積り合わせを行い,3か年間の契約金額について税込価格1億5,500万1,600円で決定しましたので,7月30日に業務委託契約を締結いたしました。今後のスケジュールとしまして,9月1日からの調理業務開始に向け,受託した東洋食品において,現在,夏季休業期間中に調理機器類の確認,調理従事者のトレーニング,給食の試作会などを行っており,業務の万全を期すとともに,遺漏のないよう十分連携を図ってまいります。なお,給食の試作を行う中で8月26日に給食の試食会開催を予定しております。教育福祉環境委員の皆様におかれましても,ご多忙中とは存じますが,ご出席賜りたく,この会議終了後案内の文章をお配りさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上が,八郷学校給食センター調理業務委託の経過及び今後のスケジュールについての,ご説明でございます。よろしくお願いいたします。
  
谷田川委員長)ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
    
櫻井委員)申し訳ないんですけれど,最初の部分が聞き取れなかったんです。何についてか,聞き取れなかったので,もう一度お願いします。途中は何を言っているか分かったんですけれど。申し訳ないんですけれど。

学校給食課長)八郷学校給食センター調理業務委託につきまして,4月20日に公募型プロポーザル方式による業者選定の実施について公告し,調理業務委託の参加者を募りました。

櫻井委員)はい,分かりました。私,これ,初めて伺うんですけれど,調理員の方が今現在いらっしゃいますよね。調理員の方はどのような扱いになるんですか。

学校給食課長)市職員の調理員につきましては,石岡給食センターの方へ9月1日付で異動という形を取ります。それから嘱託の調理員につきましては受託する株式会社東洋食品の方に採用ということで,これは雇用の方の決定はされております。

櫻井委員)現在,調理員とパートの方含めて給食を作っているんですけれども,これを委託した場合,どのくらい経費の削減をできるんですか。

学校給食課長)当面,経費と申しましても,全体的な給食を調理する人件費は現段階では減らないという,人数的には減りませんので,そういう形になります。また,委託につきましても内容的には委託料を支払いますので,その辺の経費について,若干雇用している嘱託員のかかる経費等が減になるというところで,当面の経費削減というのは,なかなか見込めないのかなと感じております。

櫻井委員)であれば,どうしてそういう風にするのか,私には分からないんですけれども。では,それはそれとして,将来石岡の学校給食センターもそのようになるんですか。

学校給食課長)ここで何年度からとは申し上げられませんが,石岡の給食センターの方も,八郷の給食センターの状況等を検証しながら,今後検討していくことになります。

櫻井委員)であれば,将来を考えた時,2つの給食センターを稼働しておくというのは効率的に悪いと,子供がどんどん減っていきますから,ですから,近い将来1つの学校給食センターでまかなえる,そういう仕組みを考えていった方がいいのかなと思うんですね。五千何食とかってあるんですよね、八郷は三千食くらいですか,作れるのは,能力的に。たとえば,1つの給食センターが空いたとすれば,それを別な形で利活用していく。お年寄りの何かとか,障害者の何かとか,建物自体は使って行けるわけですから,学校給食以外に使えないんですよと言うんでしたら別ですけれど,あんまり固いこと言わないで,その辺のところは臨機応変,利活用していくことはできると思いますんで,将来においてはそういう方向付けをしてった方が,財政だけを言ったら申し訳ないんですけれど,いいのかなと思います。あと,八郷の給食センターと先生は多分給食食べてたんでしょうけど,石岡の給食センターでは味が違うと,それ以上は言いませんけど,その辺の統一も,同じ子供たちが食べるんですから,同等規模のレベルの美味しさ,そういうものを心がけるべきであると思います。これは子供たちは知らないんですけれども,石岡の学校へ行って,八郷の学校へ来た先生ならば,その味の違いは分かるわけですから,その辺の配慮も今後必要になると思います。もう1点,給食においては,食の安全ということが言われています。今,硝酸態窒素とか農薬とかそういうものについても騒がれていることは事実なので,そういう点も考えて材料等についても考慮していくところに来ていると私は思います。地元産のものが安全だとは言いませんけども,極力安全な材料で子供たちに給食を提供してほしいなと思います。その辺のとこは今後検討していただければということで,多分子供が減っていけばそんな形になっていくと思います。もう,そういうことも予定の中に入れていただいた方がいいのかなと私は思います。以上です。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
   〔「なし」との声〕
     
谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 その他,教育委員会事務局所管の件で発言はございませんか。
    
   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で,本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。




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