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平成27年度 総務委員会
菱沼委員長)ただ今から,総務委員会を開会いたします。 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。 次に,本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。 これより議事に入ります。初めに所管事務の調査として,まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 政策企画課長)まち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略についてご報告をさせていただきます。10月5日の総務委員会でご報告いたしました石岡市人口ビジョンと石岡市総合戦略を策定いたしましたので,ご報告いたします。総務委員会の皆さまからのご意見,それから外部の有識者で構成する石岡市ふるさと再生会議からのご意見を反映して策定をいたしました。その後,庁内の課長級で構成します会議と,部長級で構成するふるさと再生本部会議を開催いたしまして,市長決裁をもって決定したものでございます。なお,人口ビジョンにつきましては,先日お示ししたとおりでございますので,本日は石岡市総合戦略の変更点を中心にご説明させていただきます。それでは資料をご覧いただければと思います。主な変更点といたしまして,具体的な事業や検討施策を追加したこと等が,変更点となっております。 それでは,最初に基本目標1の市の強みを活かした安定した雇用の創出でございます。4ページをお開き願いたいと思います。ページ下段に検討施策といたしまして,就業支援施策と研究・開発機関等の誘致を追加いたしました。また,5ページの下段に,同じく検討施策といたしまして,農用地の集積集約化の推進と森林資源の整備・活用を追加してございます。また6ページに移らせていただきまして,こちらでも同じく検討施策としまして,集客力のある施設の誘致を追加してございます。 続きまして,基本目標2の市の魅力を活かした新しい人の流れをつくるでございます。8ページをお願いいたします。中段にA観光情報発信事業の具体的な事業といたしまして戦略的情報発信を追加しております。また9ページの上段になります。C地域ブランドの確立とPRでは,検討施策といたしまして新たなツーリズムの推進を追加いたしました。1枚めくっていただきまして,10ページでございます。D定住促進に係る住宅への助成を全体的に追加させていただいております。 続きまして,基本目標3若い世代の結婚,出産,子育ての希望をかなえるでございます。12ページをお開き願います。ページの下段に検討施策として,産科医の確保を追加してございます。また13ページの中段,B地域における子育て環境の充実に検討施策として,豊かな自然環境を活かした子育て環境の充実を追加しております。さらに下段の@特色ある教育の充実では具体的な事業といたしまして,低所得世帯を対象とした学習支援を追加してございます。 最後の,基本目標4の時代に合った地域をつくり,安心で心豊かな暮らしを守るでございます。15ページをお開き願います。中段に@ふるさと学習の推進,こちらに具体的な事業として,常陸国分尼寺跡の活用を追加いたしまして,さらに検討施策といたしまして,地域資源を活かしたふるさと愛の醸成を追加してございます。また1枚めくっていただきまして,16ページになります。@地域の拠点づくりの具体的な事業といたしまして,ふれあい拠点の検討や,Aの公共交通の検討では具体的な事業といたしまして,高浜駅周辺の利便性の向上を追加いたしました。さらに,17ページ上段のD公共インフラの適切な管理につきましては,検討施策として安全安心のPRを,また下段の@協働のまちづくりでは,検討施策といたしまして,学術機関との連携を追加してございます。変更点のご説明につきましては,以上でございます。 菱沼委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 山本委員)議論が逆戻りするような気がして申し訳ないんですがこの数値目標,現状値に対する目標値の設定について,これまで具体的な根拠の説明をいただいていたかどうか。ちょっと記憶が定かではないんですが。特に重要業績評価指数ですね。5年後の数値がいくつと,それぞれに示されているんですが。その設定の基礎となった根拠,どのような議論がされてきたのか。説明いただければと思います。 政策企画課長)重要業績評価指標でございまして,目標の達成度合いを測る定量的な指標となってございます。地方版の総合戦略にはこの指標を政策の分野ごとに,5年後の基本目標を設定することとなってございまして,前回10月5日の委員会の際には,目標数値が入っているものと,入っていないものとあった状況でございました。内部の会議でありますとか,実際の担当者同士のやり取り等で,この目標数値を設定させていただきまして,今回の戦略に掲載してございます。 山本委員)わかりました。それと1点気になったんですけれども。9ページの通勤,通学に対する支援ですが。ここに重要業績評価指数,支援により転出抑制につながった人数ということで,何か過去形で表現しているような感じで。これからの目標として示す数字50人,何か過去に実績として50人あったような。ここちょっと表現を変えた方がいいと感じました。いかがでしょうか。 政策企画課長)設定に当たりましては5年後の目標数値ということで。過去形の言い方になってしまっているかもしれませんけれども,今年からの5年間という形で設定させていただいてございます。 山本委員)5年後に遡って,5年間の実績を評価すると。そういう意味合いで過去形を使ったということで理解しました。 徳増委員)今度の戦略ですけれども,これを作ったメンバーはどんな方々なんですか。 政策企画課長)庁内につきましては課長級で構成する会議,それから部長級で構成する会議,2つの会議がございます。それから外部の有識者会議としまして,年度初めの総務委員会でご報告いたしましたとおりでございます。学識経験者とか,それから産官学金労言から委員さんを抽出しなさい,ということで国から話がありますので大学の准教授,それから金融機関関係,それから工業団地の関係の方,それと公共職業安定所の所長さん,それから子育て世代といたしまして,保育園,幼稚園の代表者の方,それから幼稚園等で様々な活動をされている方,それから両商工会,商工会議所から推薦していただいた方,それから両JAから推薦していただいた方,それから議会の各常任委員会の委員長さん,それから公募の市民の方等が構成員として入ってございます。 徳増委員)産官学金融労働者とか,そこまで理解できたんですけれども。今度のまちづくり,ふるさと創生については自分のこととして考えなければいけないということですので。国からジャーナリズムも入れるとなったはずなんですね。今お聞きした中には入っていないのではないかなと思いますけれども。ジャーナリズムと,あとNPOは入っていますか。これを作るに当たって。 政策企画課長)ジャーナリズムということで。メディアからなんですけれども,委員としましてはJTBさんから委員を選出していただいております。国からは情報戦略的な知識を有している者であれば,選定して結構だといただいておりますので。そちらを,筑波銀行との三者協定等も結んでございますので,JTBさんから選出をしていただいてございます。具体的に確認は取れないんですけれども,先ほど幼稚園等で様々な活動をされている方ということで,NPOではないかもしれないんですけれども,そういった方を選出していただいております。 徳増委員)JTBは言論の分野に入りますか。観光ではないんですかね。言論の分野となるとちょっと違うのではないかと思うんですけれども。それで始めたならそうなんでしょうけれども。後,NPOは石岡市にまちづくりで一生懸命やっているNPOがありますよね。そういうところからは入っていないんですか。少ない金額で,まちなかで一生懸命やってくれています。そして商店街の色んなイベントも。あそこが中心になってやっているんですね。だから私はこのNPOとして入れるべきだと思ったんですけれども。入っておりますか。 政策企画課長)現在は入ってございません。 徳増委員)そうですか,わかりました。地域全体で,自らが自分のまちをつくっていくというのが,地方創生の主旨だと思うんですね。これを読みますとね。政策主旨のところに市長のふるさと再生プランに挙げた取組のうち,まち・ひと・しごと創生に関する施策を絞り込み,と書いてあるんですよね。これ,そこから抽出したのでは今度の総合戦略とは言えないんじゃないですか。そこから抽出したなら何も第三者委員会みたいなもの必要ないでしょう。まちに住む人が,それぞれが自分のこととして考えていかないと。今度は自治体間競争じゃなくて,地域間競争ですから。勝てませんよということで,国からはやっているわけですよね。ですからこれおかしいと思う。もしこれが本当に作ったのであればね。まあここに書いてあるからそうなんでしょうけれども。違う意見が出て来ているはずですよ。これは市長の考えで作ったものでしょうけれどもね。ふるさと再生プランですか。それは市長のお考えであって,色々な角度,だから産官学金融労働者,一般の方たちから言論も入っていますよね。まあうちは入っていませんから。ということはまちを構成する色んな分野,全体から地域間競争に勝てる地域を作っていこうということでやっていることです。だからこの選び方ひとつにしてもおかしいし。私は内容については云々,言うつもりはないですけれども。ここ1番最初の出だしがおかしいですよ。こんなことで地域間競争に勝てますか。それとこの中身を見ていくと,自治体間の連携,それが微塵も出てないですよね。自治体間の連携をしていかなかったら,これ競争に勝てませんからね。これ戦略ですから,作るのは。今までのような総合計画と全く違いますよね。人口が少なくなるというのは日本中でどこもそう。限られたパイの取り合いですから。取り合いをしていれば各自治体が疲弊してくの当り前じゃないですか。だから疲弊しないように自治体間の連携が必要だということを,ジャーナリストは盛んに言ってますよね。国の方でもそうですよ。ですからこの中に自治体間競争,自治体間連携というのが具体的に出てきていないんですね。例えば福祉の分野だけはここの市とやりたいとか,教育はこの市とたりたいとか。地続きじゃなくたっていいわけじゃないですか。今度は。個性あるものじゃなかったら補助も何も付かないし,認められないし。それでこんな生意気なことを言うのは本当は議会でもね,きちんとやっていかなければいけないのは,本当はちょっと横に置いて,委員会の中で発言させていただいています。議会として変わっていかなければいけないのがたくさんあるんですけれども,そこは置いて,この中から質問させていただいてるんですけれども。じゃあこの,自治体間連携というのは全く考えなかったんですか。それをお聞きしたいと思います。 政策企画課長)戦略の中に盛り込めなかった点はございます。やはりそういった具体にまだ友好都市とか,そういったものを結べていない状況にございますので,なかなかそこまで踏み込んだ表現というのが,できなかったというのが現状でございます。 徳増委員)友好都市じゃないんですね。私が申し上げているのは。自治体連携,今言ったように福祉の分野ではこことやっていくとか。そうなるとコストも下がるわけですよ。それと施設に関しても,施設を一緒に使っていくとかね。これから造らなくても済むことであったり。ですからその,友好というような都市ではなくてね。もっと切実な問題じゃないですか。限られた税収でやっていかなければならないわけですから。そのためにこの地方創生ということが言われてきたんですけれども。人口減少だけじゃないですよね。本当に税金の面,経済的な面が後ろから追いかけてきているわけですから。そういうことを考えた時にね,真先に行政と行政のチーム力というのが必要となってくると思うんですね。それには私たちの議会も,議会と議会の連携も時には組まなければならない時が。これから先に出てくるのは明らかなんですけれども。まず行政の面でチーム力を発揮していかなかったら,この総合戦略って出来ないと思うんですね。すごく立派なものを掲げておりますけれども。その土台になるもの,そこがきちんとしていなかったらなかなか出来ないですよね。今まで成長社会だったものが成熟社会になってきて,そこをいかに,どうしていくかという問題なのでね。大変難しいのはよくわかるんです。難しいが故に自治体同士の連携が必要になってくるのではないかなと思います。ただ1点,先ほど同僚議員からもちょっと指摘がありましたけれども,9ページの通勤,通学に対する支援。これは一般質問の中でも出てたんですけれども。通学はわかりますよ。通勤に対する支援というのはこれ,おかしいんじゃないですか。きちんと会社から出ていますよね。通勤手当というのは。おそらくこれは特急で通うとかに補助を出すのか,回数券を渡すのかわかりません。どちらにせよ補助という形でするんでしょう。でもそれはおかしい。各雇い主がやることですから。ここまで自治体がおんぶに抱っこに肩車でやるべきですか。その税金は他に使うべきだと思います。私はこの点に対しては反対です。通学は横に置いといて。通学はまあ良いであろうと思いますけれども。でも通学にしたって範囲が広いですよね。特急に乗ると開成中学校に通っている生徒もいる。まあ大学だけの方もいる。どこまで広げるかの問題もあるし,税の公平性を考えた時に切るわけにいかないでしょう,範囲を。利用する人全員に補助するようになってしまいますよね。ですからこれはもう1度考えていただきたいなと思います。以上です。 政策企画課長)ただ今ご指摘いただきました通勤,通学費用の助成につきましては,庁内若手職員の人口問題研究会というのがございまして,そこからの提案事業。それから外部有識者からも通学とか,そういったものの助成があると良いじゃないですかという意見をいただきまして,こちらに具体的な事業として織り込ませていただいております。いきなり来年度から始まるというわけではなく,委員ご指摘の,どこまで,範囲をどうするかとか。そういったものも研究しながらですね,事業化に結び付けていければなと思っておりますので,よろしくお願いいたします。 櫻井委員)今自治体間連携ということで。質問,ご意見が出ておりました。基本的な一部事務組合の構成市の中で,広域連携をして石岡市の事務をそちらで行っていただいているという部分があるので,こちらに載せづらかったという部分もあるのかなと思いますけれども。観光情報の発信関係ですと,筑波山周辺の自治体間で観光事業を連携して,発信していきましょうというような取組もあると思いますので。そういったものをちょっとメニューの中に加えていただけると良かったのかな,と思います。あと新たなツーリズムの推進。こちらも具体的にヘルス・ジオ・ペットということで書かれているようです。それで県知事の方では,霞ヶ浦,筑波山を周遊するサイクリングロード,日本一の長さのサイクリングロードの構想なんていうものがあるとのお話も承っておりまして。そういったところが新たなツーリズムということで入ってくると,またちょっと違った観点が出てくるのかなという気がしました。それでもう1つ通勤,通学の今議論がありましたけれども,ちょっと確認したいんですけれども。重要業績評価指標の中で,支援により転出抑制につながった人数50人ということで。まあ将来50人を目指して転出抑制につなげたいということだと思うんですけれども。これは他の重要業績評価指標ですと,具体的な件数とか,こういうことであればある程度評価が出てくるんだろうな,というのはわかるんですけれども。こちらの通勤,通学の転出抑制につながった人数というのはどういうふうに把握するのか。イメージがあるのであればちょっとお伺いしたいと思います。 政策企画課長)具体的な事業といたしまして,通勤,通学費用の助成ということで記載ございますので。その事業等が予算化して実際利用される方がいらっしゃった場合に,そういった数字等が把握できるのかなと思っております。その他にも何かですね,こういった指標につながる数字等がございましたら,そちらも併せて取っていきたいなと思っております。 櫻井委員)先ほどメニューとしては今後,色々検討していく中でその範囲とか,補助基準とか決めていかれるというような答弁ありましたけれども。補助を受けているので転出抑制になったというのとちょっと違うのかな,という気が私はしています。基準に合えば補助を受けられるということですから,もともと転出する気はないんだけれども,補助をもらいたいと。そういう方もいらっしゃると思いますので,このへんはちょっと精査が必要なのかなという気がしています。確かに通勤手当,企業の方は出ておりまして税法上の控除もそこで受けられると。そういうこともありますので,どちらかというと通勤手当というより通勤の時間が短くなった方が多分,転出抑制につながるのかなという気がしております。東京駅乗入れ,品川駅まで電車が行くということで各方面からの陳情で今回JRもやっていますけれども,石岡駅からのメリットとしてはそれほどないという現状もありますので。どちらかというと通勤,通学の方は東京駅乗入れの本数を増やしてもらう。あるいは快速電車を土浦でなくて石岡駅まで,1本でも2本でもいいですから夜遅くても大丈夫なので,そういう取組をしていった方が転出抑制にはつながるのかなという気はしています。ただ当然メニューとして何か載せなければいけないという部分もあると思いますので。こちらの通勤,通学については十分議論をしていただけたらと思います。以上です。 小松委員)事前にこれをいただきましたので,私なりの意見を考えました。それでいくつか確認したいんですけれども。このまち・ひと・しごと創生の問題,これ問題としては人口減少を半減するとか,そういうことが言われてるわけですけれども,こういう状態から何としてもふるさと再生と,地方を創生していくということで。我々石岡としてはふるさと再生というのをプロジェクトと考えてやってきたんだけれども。それで地方創生というのが提案されて,それでこの角度からやはり絞り込んで5年間という目標と立ててやるんだということなんですけれども。私がちょっと聞きたいのはこの総合戦略を作った時の原案というのは,先ほど部長会議,課長会議で認められたというんだけれども,そもそもこれはどこかに委託したということではなくて,要するに政策企画課がやはり素案を作ったということですか。そういう作成過程というのをお伺いしたいと思いますけれども。 政策企画課長)原案等の検討につきましては,先ほど申し上げました庁内の若手職員で構成します研究会でありますとか,課長級の会議,それから部長級の会議等で色々議論をしていただいた中で,外部有識者会議に諮っている状況でございます。あと外部の会議の支援といたしまして,コンサルタントの委託を結んでおりまして,そちらのお力も借りております。 小松委員)コンサルタントとか,そういう有効な力を借りることを私は否定するものではないんですけれども。何かこれを見ていて,もう1つ説得力というか生々しさというか。もう議論して議論してそれでこう作り上げて,そういう血肉になってまとまったという感じがちょっとね。そういう気がしたのでお聞きしたわけです。それでこの場合にはふるさと再生という下敷きがあって,そこに地方創生が加わって,今度は5年間でやるということなんだけれども。それで外部有識者会議で効果,検証を行うと言っただけでなくて,実際に検証していくんだけれども,この検証は毎年やるんですか。どんなふうに検証していくんでしょうか。そのことについて。 政策企画課長)毎年,重要業績評価指標というものですね。こちらの指標管理をしまして毎年ローリングする形となります。もちろん外部有識者会議で諮っていただいたりですとか,あと事業の見直しも必要ではないかということであれば,新たな施策を追加したりですとか。新たな事業を追加したりすることも必要だと思っております。 小松委員)そうするとこれは最低年1回は,これを実際どこまで来ているかと。どこがうまくいかないかと。そこで考えて新たな提案とか,補強とかをやるわけですか。そういう意味ですね。それでこの外部有識者会議というのはどういうメンバーかというのは。これ私,不勉強で。これ後でもいいから教えてください。これ何人くらい。 〔「さっき説明があった」と呼ぶ者あり〕 小松委員)説明ありましたか。失礼しました。それでこれ非常にざっくりと言うと,非常に悩んでいるのは,石岡市には3つの学校があって。今最大200人とか卒業するんだけれどね。そういう卒業した人がやはり,地元に働く場所もないので,かなりの部分,他に就職してしまうということとか。あるいはお父さんお母さんが年寄りになって,呼び寄せたいんだけれどもここに働く場所がないから呼び寄せられない,ということが非常に大きな悩みなんですよね。それでこの努力してた4ページにある企業誘致の問題は,こういうふうに書いてあるんだけれども。5か年で5件と書いてあるんだよね。5年間の誘致企業の目標は5件ということになってるんですけれども。これはなぜですね,なかなかうまくいってこなかったと私は認識しているんだけれども,ここに具体的な指標が書いてあるんだけれども。具体論が書いてないですよね。具体論というのはそれぞれの部,課でやるということなんですか,これは。そこをちょっと5件になった経過とか。そのへんをどうなっているのか聞きたいですね。 政策企画課長)名簿につきましては6月29日の総務委員会で提示させていただいております。それから3つの高等学校があるということで,お話いただいたんですけれども。やはり人口の分析をしている際にですね,大学に入学する等で転出された方が以前は市内にも銀行さんですとか,ショッピングセンターですとか,そういったものがありましたので帰ってくる方がいたと。それから周りの市町村から入ってくる方もいたということで。1度転出した方が人数的には戻ってきていた時期がございまして。今現在はなかなか出たままで,周りから入ってこないという状況も分析ではわかっておりますので,そういった意味もございまして,企業誘致等も大切ではないかということでこちらに記載させていただいております。実際は委員ご指摘のとおり,具体の事項につきましてはそれぞれの担当部署で進められていく形になりますので。そちらから実際のこういった数字等をいただきながら進捗管理を進めていきたいと思っております。 小松委員)これを見る限りは非常に迫力に欠けるんだよね。そういうことが抽象的だからね。それからあと,これ全体的にこのまち・ひと・しごとの重要な,一貫した方針として書いてあるのは若い世代の結婚,出産,子育ての希望を叶えるというのが,一貫したやはり考え方として入っていると思います。そういうことで,私はここで1つの意見としては子育ての公立保育所というのは,やはり一貫して守ると。こういうことを私はこの場で言っておきたいと思います。そのことはね,そういう流れの中で逆行することはまずいということで。それからこの4ページの言葉がわからないんだけれども。SOHO等へのというのはこれ,どういう意味なんですか。空き家活用というのは。 政策企画課長)SOHOはスモールオフィス・ホームオフィスの略でございます。 〔「どういう意味なの。日本語では」と呼ぶ者あり〕 政策企画課長)インターネット等を利用しまして,会社に出勤しなくても自宅で仕事ができるようなイメージということでございます。 小松委員)あとはこの指標がかなり出てくるんだけれども。これはそれぞれの担当で確認をして,強烈にこれを推進するという意味に捉えますので。それが形だけに終わらないようがんばってもらいたいし,我々議会としてもそういう方向でふるさと創生がうまくいくようにしていかなければならないと,そう思っております。ぜひこれがもう少し生々しくなってね,本当に進むように全力を挙げるということで,担当部局も全体もそうだと思いますけれども。やはりそう思います。 塚谷委員)このまち・ひと・しごと創生石岡市総合戦略ということで。まあ戦略ですね,今ざっと目を通してみたんですけれども,文章的には大変素晴らしい。けれどもこれが果たして石岡市,要するに国で行われている地方創生と,石岡市でやっているふるさと再生プラン。そういう形の中で,考え方は同じだろうと思うんですけれども,これは重点的に国からのそういう形の中で流れていくのか。石岡の今までの流れでいくのか。その部分がちょっと文章ではわかんないんですが。それはどういうふうな形になってますか。 政策企画課長)市長が掲げますふるさと再生と,国で言っております地方創生につきましては,基本的には同一の方向性であるということで。そちらの方を進めていく形で作成をさせていただいております。 塚谷委員)それでやはり今,この石岡市というのは東京圏70キロ圏内,いつもそのように謳われておりますし,非常に今から延びるまちでもあると思うんですよね。そういう状況で,ただ単に石岡市だけのことではなくて,全体的な,例えば範囲をスケールメリットと言いますか,大きくした中での考えを入れた方がいいのかなという思いもありますし,また先ほどから対外に出てどうのという話もありましたけれども。そういう意味で考え方はどういうふうになっていますか。考え方をお聞きしたいと思います。 政策企画課長)先ほどから広域的な,例えば市町村間の連携とか,そういったものが必要ではないかということで,質問等をいただいているところでございます。確かに70キロ圏内ということで,交流等につきましても有利なところ,交通の利便性とか。そういうところを見てましても,有利な点はたくさんあると思ってございます。まだ今現在につきましては具体にですね,広域な連携とか,そういったものはちょっと記載がされていない状況でございますけれども,そちらにつきましても協議を進めていく中で取り入れることができるかなと思っております。 塚谷委員)そういうことでひとつお願いしたいと思うんですが。それで私これ見た時に画期的な,新しい発想だなと思ったのは研究開発機関等の誘致という形になりますけれども。やはり近くにつくば市を控えた中でこういう機関を誘致することによって,また雇用者も増える,あるいは学生も増えていくという形で非常に良い施策だなとちょっと見たんですが。こういう部分につきましてもこれから何点か出てくると思うんですが。そういう方向付けもしていってほしいと思うんですが。それはどうでしょうか。 政策企画課長)ご指摘のとおりだと思っております。大学等に入学され,大学院等,さらに上のレベルを目指していかれるお子さん等もいらっしゃると思います。そういった方につきましては現在,柏原工業団地にございます企業さんなんかが,そういった研究機関等を作っていただくことで,そういった方も戻ってきやすくなるのではないかという考えもございまして,こういったものを検討してまいりたいと思います。 勝村副委員長)私から1つ。この総合戦略の資料を見させていただいて,立派な文言が出ておりますけれども。これ今後5年間で計画を進めていくということでありますので,中身についてはもちろんこれからだと思いますのでね。その中で2,3参考までにお聞きしたいんですけれども。2ページの総合戦略の基本的目標その1にですね,市の強み,それから2つ目の市の魅力,これを活かした魅力づくり。そういったものがありますけれども,具体的に今考える市の強み,魅力というものは考えられていますか。そういったものがあれば参考までにお願いしたいのですが。 政策企画課長)市の強みとしましては,やはり先ほど委員からもありましたように,都心から70キロ圏内にありまして,充実した交通インフラが整備されていることだと思っております。それから台風の時期とか,そういった時期に一部の地域では水害等がございますけれども,比較的災害等も少ない地域であるのかなと思っております。それから魅力としましては広大な農地がございますので,果物とか,農作物等,首都圏でも評判がいい農作物が採れるところではないかなと思っております。 勝村副委員長)今からということなので。まあもともとこの魅力,強みというもはあると思うんですよね。そういったものを活かしていただきたいと思いますけれども。それから若い世代の結婚,出産,子育ての希望を叶える,というところで。結婚しやすい環境づくりという文言がありますけれども。結婚しやすい環境づくり,下に説明ありますけれどもね。この言葉を見た時に結婚しやすい環境って本当に何なんだと思うんですけれども。これはもう真っ向から結婚できる環境づくり,そういったものにしないと今,なかなか色々支援を考えていますけれども,なかなかこれが進んでいないわけですよね。ですからしやすい環境づくりなんていう生ぬるいものじゃなく,もっとしっかり取り組んでもらえる目標。そういうものをやっていただけたらいいのかなと思っております。それから,あとこれは本当に参考までにお聞きしたいんですが,人の流れをつくる,という中で交流人口の拡大とありますけれど朝日トンネル開通以降,交通量が伸びたということでありますけれど,確か先週か先々週,交通量の統計をやっていたと思うんですけれども,その結果はまだ出ていないですか。 政策企画課長)申し訳ございません。私どもで把握してはございません。 勝村副委員長)わかりました。これは県の方から知らせてもらえるんですかね。 〔「たぶん県が実施していると思いますけれども」と呼ぶ者あり〕 勝村副委員長)わかりました。それともう1つ関鉄のバスを使ったフルーツ号ですか。フルーツバスですね。これの利用状況,これは現在でどんなものでしょうか。それをちょっとお聞きします。 政策企画課長)1日あたり14便ですね。土日祝日運行しておりまして,日程的にシルバーウィークとか,そういった点で観光等が分散したこともありまして,ちょっと伸び悩んでいるところがございます。今現在,この間の日曜日までで1便あたり1.76人の利用となってございます。 勝村副委員長)ありがとうございます。まあ1年目ということで,大変難しい,PRも少なかったかと思うんですけれども。それと考えるにバス自体,観光をイメージしていないなと私は思うんですよね。バスにカラーを付けてやはり観光を意識した,見て観光のフルーツバスだなとわかるようなカラーにして,広く知らしめていった方がいいのかなと。そういう考えもありますので,今後検討していただけたらと思っております。以上です。 石橋委員)今回の戦略について,外部有識者会議での効果検証を実施し,検証結果を踏まえた施策の見直しをします,というような文言が入っておりますけれども,この5年間ですね毎年検証が行われていくのかなと思うんですけれども。効果が表れていない事業については随時,その時点である程度中止をするというようなお考えがあるのかお聞きします。 政策企画課長)委員ご指摘のとおりだと考えております。 石橋委員)そうですね。あまり効果が出ない事業につきましては積極的な,積極的という表現もおかしいんですけれども,早めに考え方を切り替えて次の事業に取り組んでいくという姿勢が大事なのかなと思いますので,その点のところよろしくお願いいたします。 政策企画課長)単純にやめるのではなく,新たな展開を考えたりとかですね,そういったものも必要かと思いますので,そういった点も考慮しながら進めてまいりたいと思います。 市長公室長)ただ今色々と総合戦略につきましてご意見等をいただきまして,ありがとうございました。皆さまご承知のように総合戦略,今後5年間の石岡市の人口減少問題に取り組む主要施策となってございます。そういった中で今回どうしても総花的なところがあるのかな,という指摘もされているところでございます。いずれにしましても戦略に挙がった事業というのは交付金の活用が見込まれるということもございまして,考えられるある程度の表現をある程度文言として取り上げさせていただきまして,その具体的な事業を後で読み込める,そういった部分もございます。そういったことで総花的な内容にせざるを得なかったと。そういった中でも石岡市の魅力を活かした,強みを活かしたもので市の独自性等も謳わせていただいて,この戦略プランとして掲げさせていただいているところでございます。今これまでに各委員さんからご指摘をいただいた点につきましても,先ほどお話がありましたように,毎年の検証の中で,これらのことを内容に盛り込んでいきたいなというふうに考えております。今後ともよろしくご審議いただければと思います。以上でございます。 菱沼委員長)他にご意見等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。 次に,「庁舎建設配置計画について」を議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 補佐兼庁舎建設推進室長)本日の調査案件でございます,庁舎建設配置計画についてのご説明の前に,国からの財源として見込んでおります震災復興特別交付税について,ご報告申し上げたいと存じます。 お手元の資料の表紙をおめくりいただきまして,資料1をご覧ください。初めに,経過状況でございます。震災復興特別交付税につきましては,国の方針として平成23年度から平成27年度までの5年間を集中復興期間とすることが示されておりました。そのため,当市における新庁舎の建設計画では,平成28年度から平成29年度までの2か年による建設工事を予定しておりますので,復興大臣及び総務大臣に対しまして,被災庁舎等の建替えが完了するまでの間の財源確保と,被災庁舎等の建替えに係る震災復興特別交付税等の特例措置の継続について要望書を提出してまいりました。 その後,集中復興期間終了後となる平成28年度から平成32年度の5年間については復興・創生期間として位置付けられることが示され,一部の対象事業については見直し等が行われましたが,被災庁舎の建設に関しては当該財源の対象事業として継続されることが決定されてございます。 また,近年における資材単価や労務費の高騰による入札不調が懸念されることから,7月16日には,当市を含む県内6市町の合同によりまして,復興大臣及び総務大臣他,関係機関に対して震災復興特別交付税の積算単価の引き上げについての要望書を提出してまいりました。この要望によりまして,被災庁舎の建替えについては,震災復興特別交付税の単価見直しが実施されることとなりまして,平米当たりの単価といたしまして5万円増の36万1,000円とすることが決定され,従来の支援額より3億6,201万円増となる26億1,368万円が震災復興特別交付税の対象上限額として見込まれることとなっております。震災復興特別交付税についてのご報告は以上でございます。 それでは,これまで部長級職員で構成する検討委員会をはじめ,その下部組織である部会等において検討を進めてまいりました,新庁舎における執務レイアウト等について,この度,新庁舎建設基本設計の平面計画(案)として意見集約が図られましたので,配置計画の概要をご説明申し上げます。 お手元の資料2の表紙をおめくりいただきまして,Aの1ページの配置図をご覧ください。これまで当該配置図につきましては,プロポーザル提案時における配置計画を基本としておりましたが,基本設計と同時に検討を進めております建設費の概算額の積算において,地下1階部分等の設置に伴う根切り工事によって,発生する土の量が具体的となってきたこと等によりまして,利活用を含む工事費の削減が可能となる提案を受け,一部変更したところがございますので,その内容よりご説明いたします。具体的な変更箇所といたしましては,高さの異なる第1駐車場と第2駐車場の間にある擁壁の位置を西側駐車場出入口まで移動することで,メインアクセス道路である北側の市道A0114号線との段差の無い第1駐車場を広くした他,第2駐車場への出入口と第1駐車場と第2駐車場間の連絡通路を集約した配置計画への変更となってございます。 続きまして,変更後の配置計画の概要でございます。主な敷地の利用計画といたしましては,北側の市道沿いに幅2メートルの歩道用空地を整備し,駐車場内においては歩行者用通路を確保する等,歩車分離を基本として歩行者の安全確保を図っている他,庁舎に近接した位置への屋根付き優先者用駐車場の設置や第2駐車場側に職員専用の出入口を設置する等,来庁者に配慮した計画としております。駐車台数の内訳でございますが,一般車用駐車場につきましては,図面中央の第1駐車場に137台,その東側の臨時駐車場に60台,優先者用駐車場5台の合計202台,公用車,職員用駐車場につきましては,第1駐車場の西側端の赤枠内に43台,第2駐車場に75台,屋根付き公用車駐車場14台,バス2台,特別職公用車4台の車庫,南側の第3駐車場に38台の合計176台,全体では378台の駐車台数を確保する計画としております。また,本庁舎以外の工作物等といたしましては,第2駐車場の北西側に屋根付きの公用車駐車場,南西側に別棟でバス及び特別車両駐車場,北東側に平和之礎,その他関連施設といたしまして,正面玄関付近に公告・ポスター掲示板,懸垂幕・旗竿,ATM,駐輪場50台が計画されてございます。 続きまして,Aの2ページの2階平面図をご覧ください。この階は法規的な解釈によりまして2階と表記しておりますが,一般車用駐車場より直接アクセスが可能なフロアとなりますので,来庁者の多い窓口関係の部署の他,市民交流スペース等を配置しております。配置計画といたしましては,北東側に正面玄関,大空間の吹き抜けとなるエントランスホールや総合案内,その東側には,市民の休日・夜間利用や税の確定申告,選挙の期日前投票や開票会場としての利用の他,災害時の支援活動やイベント開催時等における外部との一体利用も可能となる市民ホール,中央部には,屋内樹木を設置することで待合スペースとしての利用も可能となるラウンジ形式の市民ロビー,窓口をくの字のローカウンターとすることで,各課の案内表示の視認性向上や職員と市民の親しみやすい開放的な対話空間を創出する等,来庁者を迎え入れる姿勢を重視した計画としてございます。また,市民ロビーを中心として,北側には,銀行及び会計課窓口,こども福祉課,高齢福祉課等,主に福祉関係の部署や少人数での利用を想定した会議室を配置し,南側には市民課,保険年金課,税務課,収納対策課等,比較的利用者の多い部署の他,法務局出張所や消費生活センター等の諸室と東西にトイレを配置することで,来庁者の動線と利便性にも配慮した配置計画としております。 続きまして,Aの3ページの3階平面図をご覧ください。この階には,特別室の他,来庁者が比較的少ない部署や災害時における対応を兼ね備えた会議室群等を配置しております。配置計画といたしましては,中央の市民ロビーを中心として,北側には,市長室・副市長室等の特別室,秘書広聴課,行革推進課,政策企画課等の市長公室関連の部署の他,災害時における連携を高めるため,防災対策課や災害対策本部室を兼ねる会議室群,都市建設部等を近接した位置に配置することで,防災対応機能に配慮した計画としてございます。また,南側にはエレベータ正面の渡り廊下に近接した位置に,道路建設課,建築住宅指導課,都市計画課,駅周辺整備推進室等の都市建設部関連の部署,地籍調査課,商工課等の経済部関連の部署を配置している他,財政課,管財課等の財務部関連の部署,総務課,契約検査課等の総務部関連の部署と東西にトイレを配置することで,来庁者の動線と利便性にも配慮した計画としてございます。また,2階,3階共通となりますが,執務スペースに隣接した位置に書類やコピー・複合機等を集約配置するスペースとして業務支援室を設置した他,大判テーブルを基準としたオフィスプランニングによって,背の低い家具による開放的な執務環境を計画してございます。 続きまして,Aの4ページの4階平面図をご覧ください。この階には,議会関連諸室の他,主に庁内での利用を目的とする会議室を2部屋配置してございます。配置計画といたしましては,中央の展望ロビーと吹き抜け空間を中心といたしまして,北側には天井高さが最も高くなる位置に議場,その左側には委員会室,右側には全員協議会室兼会議室の他,トイレとエレベータを配置いたしまして,傍聴者の利用にも配慮した計画としております。また,南側には,議場の向かい側に議会事務局庶務議事課,その左側にはトイレとエレベータ,右側には正副議長室・談話室・図書室の他,会派数の変動にも対応が可能となる可動間仕切りを備えた会派室を7部屋と,主に庁内利用を目的とする会議室を2部屋配置した計画としてございます。各居室の規模につきましては,右上に参考としてお示ししてございますが,旧本庁舎や八郷庁舎と比較しても遜色ないスペースを確保してございます。また,委員会室及び全員協議会室につきましては,レイアウトの変更が可能となるよう椅子や机を可動式とする計画となっております。 続きまして,Aの5ページの5階平面図をご覧ください。この階には,二重屋根内の空気を庁舎内全体に循環させるための空調機械を設置する機械室を計画しててございます。 続きまして,Aの6ページの1階平面図をご覧ください。この階には,国道からアクセスに配慮して南玄関と階段を東側に配置し,西側には,夜間・職員出入口,階段,エレベータ,中央には庁舎を維持・管理するための機能を有する諸室を集約した配置としている他,免震ピット内には書庫及び倉庫を配置し有効活用を図る計画としております。西側の夜間・職員出入口付近には守衛室,電話交換室,事務室,記者室,清掃員控室,ストレッチャー対応のエレベータ,南側には執務環境を考慮いたしまして現業控室,情報政策課,BAT作業室,職員食堂・休憩室,職員図書室等の諸室を配置いたしまして,サーバー室,発電機室,電気室,空調機械室等,庁舎の維持管理機能を掌る関係諸室をセキュリティーエリア内に配置した計画としてございます。 また,各階の床面積につきましては,右上の表にまとめて記載してございます。各階の床面積といたしましては,1階が1,640平方メートル,2階が3,140平方メートル,3階が2,510平方メートル,4階が2,100平方メートル,5階が100uとなりまして,居室としての延べ床面積は9,490平方メートルの計画となっております。また2階床下部分となる免震ピット内の有効活用を図り,文書等を保管するための書庫・倉庫として690平方メートルを確保しているほか,バス等の特別車両及びゴミ置場とするため,別棟で230平方メートルの建築を計画しております。 新庁舎建設基本設計の平面計画(案)における配置計画の概要についての説明は以上でございます。 なお,本日ご説明いたしました各階執務室内の課名につきましては,現時点のものであり,今後の組織改編等によって変更がある場合もございますので,ご了承くださいますようよろしくお願いいたします。 最後に,本日の調査案件に関する内容ではございませんが,現在,工事に着手しております本庁舎等の解体工事について,進捗状況をご報告申し上げます。 工事期間といたしましては,平成27年9月18日から平成28年3月15日での完了を目途として,工事を進めているところでございます。現在までの進捗状況でございますが,10月中旬より仮囲いや樹木の伐採等を開始いたしまして,下旬より第1工区の本庁舎,第2工区の特別職用車庫及び2階建て倉庫の内装材の解体に着手いたしまして,第2工区につきましては10月中に完了してございます。11月より現在までの進捗状況でございますが,第1工区につきましては,本庁舎の内装材の解体を継続して実施しております他,平屋建て車庫の解体を完了し,第2工区につきましては,特別職用車庫及び2階建て倉庫の躯体の解体を完了したところでございます。 また,今後の予定といたしましては,第1工区につきましては引き続き内装材の解体を実施いたしまして,第2工区につきましては特別職用車庫及び2階建て倉庫の基礎,浄化槽の解体と整地を実施いたしまして,12月上旬より駐車場スペースとしての利用が予定されてございます。庁舎建設配置基本計画についての説明は以上でございます。 菱沼委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 勝村副委員長)私から1つだけ質問いたします。駐車場なんですが議員専用の駐車場を設ける考えはないですか。 〔「それはまずいのでは」と呼ぶ者あり〕 勝村副委員長)それはなぜ申し上げたかと申しますと,市町村によって特別設けているところがあるものですから,申し上げたんですが。 財務部長)ご意見でございますけれども,現時点では全く考えてございません。以上でございます。 石橋委員)まずAの1の1ページですね。駐車場配置の件で,臨時駐車場として一般車両駐車場60台というふうな計画がなされていますけれども。ここは平常時閉鎖しておくのか,それともあとは平常時どのような活用方法があるのかお伺いします。 補佐兼庁舎建設推進室長)こちら臨時駐車場のスペースにつきましては,イベント用のスペースとして通常は利用しない形になると思われます。また通行等が出来ないような仕切り等につきましては,まだ現在基本設計の段階ですので,今後検討を進めていきたいと思います。 石橋委員)今,通常は使用しないということですので,通常は閉鎖しておくという理解でよろしいでしょうか。 補佐兼庁舎建設推進室長)閉鎖というのは構造物のようなもので閉鎖をするということだと思うんですけれども,そういったことはなく,道路との高低差が若干出来る程度のものであるかと考えております。 石橋委員)ということは一般の来場者がここに置いて利用する,ということも可能であるということでよろしいですか。 補佐兼庁舎建設推進室長)通常時に関しましては,あくまでも臨時駐車場という取り扱いになりますので,仕切り等を作るかはわかりませんけれども,一般の方は歩行者のみが利用できるというような場所となるものと考えております。 石橋委員)よくわからないんですが。開放していれば一般の方,結構停められる方出てくるのかなと思いますね。そういう場合の管理方法,停めちゃ悪いということではないと思うんですけれども。今のお答えですと想定していないみたいなので,想定外のことが起こった場合の対処の方,お考えいただいた方がいいかと思います。それとあと,これだけのスペースで完成されると今でもそうですけれど,休日の待ち合わせですね。それから団体でどこかへ視察に出掛ける場合,ここを駐車場として,集合場所として敷地内に駐車をして出掛けるというようなことが,これまでもありましたのでこれからも想定されるかと思うんですけれども。そういう場合の受入といいますか,対応はお考えなのかお伺いいたします。 財務部長)今回はただ今申し上げたとおり,変更をかけさせていただいたわけでございます。駐車場の確保というのをかなり大きくとった。消防署からも操法訓練ですとか,そういったことにも利活用したいとの提案がございましたので,なるべくフラットな駐車場ということで確保したところでございます。そういった中で石橋委員ご指摘の点は必ず起こってくるものと考えておりますので,そちらにつきましては建設と併せましてきちんと対応とか,検討を図ってまいりたいと思います。現時点では明確にお答えできるような,考えは持ってございませんので,ご理解いただければと思います。よろしくお願い申し上げます。 石橋委員)よろしくお願いします。それと駐車場においてですね,特に第1駐車場,それから臨時駐車場について照明灯の設備はお考えになっているのかお伺いします。 補佐兼庁舎建設推進室長)まだこの平面計画の中ではお示ししてございませんが,来庁者の方の安全確保を図るために照明も充実を図ってまいりたいと考えております。 石橋委員)なるべく,と言いますか夜間照明,そんなに必要以上のものはいらないと思うんですけれども,必要最低限の設備はお願いできればと思います。それから2ページ目にいきまして,正面玄関。こちらは駐車場からフラットで入って来られると思うんですけれども。正面玄関から入ってきまして風除室を抜けて,エントランスホールへという動線になってくるかと思います。正面玄関と風除室のそれぞれの出入口については自動ドアをお考えなのかお伺いいたします。 補佐兼庁舎建設推進室長)まだ大きさ等は確定してございませんが,自動ドアでの出入口を予定してございます。 石橋委員)はい,ありがとうございます。自動ドアでの開閉ということになりますと,その開閉の時間にもよるかと思いますけれども,私のこれまでの経験から言いますと,正面玄関から入りまして,ストレートに風除室を抜けてエントランスホール,というような場合。真冬ですね,外気がストレートに抜けてきてしまうんですね。ここを90度曲げて,情報コーナーという文字があるそちらの方へ,エントランスへ侵入するその90度曲げるだけで空気の移動がかなり変わってきます。そういうところも自動ドアの開閉時間,それと風除室の大きさによってもだいぶ影響は出てくると思いますけれども。そこらへんのところよくご検討されて,実施していただきたいと思います。それから4ページのところですね,議会棟のところです。これ傍聴席への出入口につきましては,同じ階での出入りということで理解してよろしいですか。 補佐兼庁舎建設推進室長)委員ご指摘のとおりでございます。ただ傍聴者の方につきましては,北側,まあ北側ウィングと言っておりますけれども,この庁舎の北側のエレベーター,15人乗りのハンディキャップ対応のエレベータ側の方をメインで使っていただく予定となってございますので,そちら側から傍聴席へアクセスしていただくようなことを予定してございますので,動線が重複するようなことはないと考えてございます。 石橋委員)そこらへんのところ,突発的なことが起こらないとも限りませんから,そういったところ多少検討の余地がまだあるのかなと感じます。それからつまらないところで申し訳ないです。1階平面図,6ページのところですね。電話交換室の隣に事務室というのがあるんですけれども,これはどういったものを想定しているのかお伺いいたします。 補佐兼庁舎建設推進室長)こちらの事務室につきましては,組合の事務所ということで考えております。 石橋委員)はい。ありがとうございます。組合は今回の建設で外に出されるのかなと思っていたもので,お聞きしましたけれども。確か石岡市は職員組合が2つあるかと思います。一室で同居ということなんでしょうか,お聞きします。 補佐兼庁舎建設推進室長)そのあたりにつきましては今後調整しなければいけないところもあるかと思いますので,現段階ではそういったところまで決定されてございません。以上でございます。 石橋委員)我々が心配しているところではないかと思いますけれども,現状2つの組合が1つになるというのは到底難しいところかなと思っています。ということは組合事務所を庁舎内に設ける場合,一方だけを優遇。まあ中に入れるから優遇とかどうかというのはないかなと思うんですけれども。そういうところ大変調整が難しいかなと思います。そういうところはもう少し慎重に対応して。2つとも中に入れろという意味ではありません。まあそういうところですので,よく調整をお願いできればなというふうに思います。私からは以上です。 山本委員)私から1点お尋ねします。駐車場スペースAの1ですが,こちらに電気自動車用スタンド想定位置と書いてありますけれども,これは充電器を設置する予定だということでよろしいですか。その場合,何基くらい設置する予定で考えていらっしゃるのか。お伺いいたします。 補佐兼庁舎建設推進室長)電気自動車用スタンド設置についてでございますが,コスト的な面もございますので,今後実施設計を進めていく中で決定されるものと考えてございます。 山本委員)この電気自動車用の充電器を設置するということは,来庁者が自由に充電器を使っていいということなのか,その利用,運用規定等を。今の段階ではまだ早いかと思いますけれど,きちんとしないとトラブルの原因になるのではないかと懸念しております。それと国で今積極的に,全国に電気自動車用の充電器を設置しようということで,各種助成金制度を設けて設置促進しておりますけれども,一般の方が充電目的だけに来庁するということがあっていいのか。あるいは来庁して用事を足している間に充電するということなのか。もちろんどんどん機械が進化して,高速充電器もありますけれども,今一般的に普及している充電器,フル充電に8時間というようなことを言われてますので。例えば宿泊施設とかですね,観光施設等で充電器を提供するというのはわかるんですが。市庁舎で充電器というのはどうかなと,そのへんをお聞きしたいと。ただ国で設置促進してますのでね。助成金制度 があるので,それを利用しての設置を考えてらっしゃるのか。そのへん含めてお答えいただきたいと思います。 次長兼庁舎建設担当)この駐車場の電気自動車のスタンドでございますけれども,よく高速道路のパーキング等にプリペイド形式で,事前にお金を払って,そこで現金化してカードを入れて使うというものもありますので。その部分はよく検討して,設置に際しては考えていきたいと思います。以上でございます。 小松委員)食べることですけれども,この1階に自動販売機と職員食堂というのがありますよね。ちょっと私,見当たらなかったんだけれども,一般の方や議員とか。食堂というかレストランというのは書いてあったんですか。よくわからなかったので教えてください。 補佐兼庁舎建設推進室長)新庁舎の建設につきましては,旧庁舎にあったような食堂等の配置について予定はございません。ここに書いてございます職員食堂につきましては,職員が自分で持ってきた弁当等を食べるスペースというような形で考えてございます。 小松委員)自分で買ってきた弁当を食べるというだけで,そこで提供するとか,作るということはやらないということね。議員も同じですね,当然。持ってきて食べるために利用するだけだと。わかりました。 櫻井委員)1点だけお尋ねいたします。駐車場の動線の関係なんですけれども,駐車場に隣接している市道から駐車場に入るというところが2か所,出る所が2か所あるわけですけれども。例えば石岡一高側から右折で入ろうとした場合,このグレーで色が染まっている所は平らというところだと思いますけれども,右折の場合にですね,対向車を避けるように入ってきた場合,駐車場から出る方と動線がぶつかってしまう。もちろん反対側も所もそうなんですけれども,このへんはどのように考えられておりますか。 補佐兼庁舎建設推進室長)駐車場の出入りにつきましては,まだ細かい所まで調整が出来ていないところがございます。当然事故が起こらないように,今後の実施設計の中で検討を進めてまいりたいと思います。 櫻井委員)せっかく市役所に来て,事故に遭って大切な書類を取る時間がなくなってしまうようなことがないようにですね,これ動線の問題というのは必ずしもその道路際に,一直線と言ったらいいんでしょうかね。出入りの出口を造る必要性は多分ないんだろうと思います。色々な利用の仕方,駐車場の区分けの仕方あると思いますので,なるべく事故のリスクを減らすような工夫をお願いしたいと思います。石岡一高側については,段差があるのでどうしてもこういう部分になってしまう可能性があるんだと思うんですけれども,カラー舗装にしたり段差,凸凹ですかね,つけたりして注意喚起できるような工夫等も検討していただけたらと思います。以上です。 菱沼委員長)他にご意見等は,ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。 次に,その他として市長公室政策企画課から発言を求められておりますので,これを許します。 政策企画課長)社会保障・税番号制度,マイナンバー制度について,ご報告をさせていただきます。資料をご覧いただきたいと思います。 まず,1の概要でございます。マイナンバー制度につきましては,ご存じのとおり住民票を有する全ての方に,1人1つの12桁の個人番号,マイナンバーを付しまして,社会保障,税,災害対策の分野で効率的に情報を管理いたしまして,複数の機関に存在する個人の情報が,同一人の情報であることを確認するために整備される社会基盤でございます。番号法に基づきまして,国民の利便性を高め,行政を効率化いたしまして公平かつ,公正な社会を実現することを目的としてございます。 次に,2の条例制定の趣旨でございます。第4回定例会に提出を予定しております,個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例でございます。番号法では,同法別表に規定される事務,法定事務と呼んでございますけれども,この事務の他,社会保障,税,災害対策に関連する事務,その他これらに類する事務であって,地方公共団体が条例に定める事務につきまあしてマイナンバーを利用することができます。 マイナンバーを利用して情報共有を図ることで,より有効な対応が可能となる事務や,法令事務と一体的に実施されていて,マイナンバーを利用しないと事務の遂行に支障をきたすような事務,こちらは独自利用事務と呼んでございますけれども,こちらにつきまして条例を定める必要がございます。また番号法では,情報提供ネットワークシステムを通じまして特定個人情報の提供があった場合は,他の法令により書類,例えば住民票であったりですとか,所得証明等の提出が義務付けられておりましても,当該書類の提出があったこととみなされます。それと同様に,条例に定められた事務につきましても,他の条例等の規定により書類の提出が義務付けられているものについて,当該書類の提出があったとみなす場合には,その規定を定める必要があります。なお,法定事務と独自利用事務の主なものにつきましては,記載のとおりでございます。説明は以上でございます。 菱沼委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの報告につきまして,質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 山本委員)2点お伺いします。1つはマイナンバー,やっと届いたとか,まだなんだという声が聞こえてきますけれども,当初テレビ報道等で発送の段階ですでに行政側のミスがあったということで。いつもテレビ見る時石岡市の名前が出なければいいなと思って心配していたんですが。これまでのところ石岡市のマイナンバーの郵送,書留で送っておりますこの手続きで問題になったことはなかったでしょうか。 政策企画課長)通知カードにつきましては,日曜日から郵便局で配達が始まったということで聞いてございます。そちらに入っております,個人番号カード申請の方法が何点かございますので,そちらに基づきまして申請等をしていただければと思います。行政のミスに関しましては,やはり新聞報道等でかなり心配な部分が出てきておりましたけれども,その都度市民課等で,そういったことがないか問い合わせはさせていただいておりまして,今現在のところそういったことはないということで,報告を受けております。 山本委員)わかりました。ありがとうございます。ぜひ慎重に,ミスのないようによろしくお願いしたいと思います。それと肝心な条例ですけれども,条例案については当然,国の指導に基づいてと,国の法律に準拠してということだと思いますが念のため確認をさせていただきたいと思います。 政策企画課長)国から基本的な考えとか,そういったものをいただいておりますので,そういったものを参考にしながら庁内の担当部署等にお伺いして実際どのような情報が必要かというヒアリング等もしてございます。そういったものを取りまとめて,今情報連携のシステムがございまして,そういったものを使える事務をまず最初に条例の方に入れてございます。そういったものが対応可能になった際には,また追加とかそういったものをさせていただくことがあるかもしれませんので,よろしくお願いいたします。 菱沼委員長)他にご意見等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。 次に財務部税務課から発言を求められておりますので,これを許します。 税務課長)税務課より第4回定例会に提案予定の石岡市税条例等の一部を改正する条例を制定することについて,ご説明いたします。提案理由といたしましては,地方税法等の一部改正に基づき石岡市税条例等の一部を改正するものです。改正要綱については,1地方税法に定める徴収猶予および換価の猶予関係が今回の改正で条例委任条項が設けられ,石岡市税条例での制定が義務付けとなりました。納税者の負担の軽減を図るとともに,早期かつ的確な納税の履行を確保する観点から,納税者の申請に基づき,滞納処分による財産の換価を猶予する制度等を創設するものです。2つ目といたしましては,個人番号導入に伴い,平成27年3月31日に専決処分をさせていただいた,石岡市税条例の個人番号,法人番号等の規定の整備の部分において,10月2日に所得税法施行規則等の改正が行われ,支払いを受ける方に交付する源泉徴収票等への個人番号の記載は,行わないこととされました。以上です。よろしくお願いいたします。 菱沼委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの報告につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。 次に,その他として何かご発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼委員長)ないようですので,以上で本日の総務委員会を閉会いたします。ご苦労様でした。 |