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議会中継
  


平成28年度 教育福祉環境委員会

 第7回委員会 (12月9日)
出席委員 谷田川泰委員長,池田正文副委員長,島田久雄委員,岡野孝男委員,櫻井信幸委員,玉造由美委員,新田茜委員
市執行部 【生活環境部】
部長(横田克明),次長兼水道担当(鈴木勉),参事兼まちづくり協働課長(鈴木和彦),生活環境課長(荻沼宏樹),保険年金課長(豊崎康弘),水道課長(大塚俊幸)
【保健福祉部】
部長(武熊俊夫),次長兼福祉事務所長(大関浩二),社会福祉課長(小倉俊彦),高齢福祉課長(菊地正樹)
【教育委員会事務局】
教育長(櫻井信),教育部長(宮本秀男),次長(吉水法雄),参事兼スポーツ振興課長(鈴木仁),教育総務課長兼学校統合担当(野口健市),生涯学習課長(萩原勇),文化振興課長(武石誠),中央公民館長(櫻井浩司),スポーツ振興課副参事兼国体推進室長(大久保英明),学校給食課長(小林浩之)

議会事務局 庶務議事課主任(大石美智子)


谷田川委員長)ただ今から教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の審査につきましては,お手元に配付いたしております協議案件書のとおりですので,よろしくお願いいたします。
 次に,付託案件説明のため,出席を求めた者の職,氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
初めに,議案第95号平成28年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,当委員会の所管に係る部分,議案第96号平成28年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号),議案第99号平成28年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号),議案第100号平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号),議案第101号平成28年度石岡市水道事業会計補正予算(第2号)の計5件について,一括して議題といたします。
 本案について,初めに執行部から説明を求めます。
 なお,本案の説明の順番は,生活環境部所管,保健福祉部所管,教育委員会事務局所管の順でお願いいたします。

保険年金課長)私からは,保険年金課所管にかかる内容についてご説明いたします。
 始めに,議案第95号平成28年度石岡市一般会計補正予算第5号についてご説明いたします。
まず歳入についてでございますが,24,25ページをご覧願います。上から3段目,(款)15県支出金,(項)1県負担金,(目)1民生費県負担金の説明欄,後期高齢者医療保険基盤安定対策費負担金108万4,000円についてでございますが,この負担金は,保険料の負担能力が低い低所得者等に対する軽減相当額を公費で補填するもので,県が4分の3,市が4分の1を負担しています。今年度の県負担額が決定したことから,減額の補正でございます。
 次に,4段目,(款)15県支出金,(項)2県補助金,(目)1民生費県補助金の説明欄,医療福祉費等補助金619万9,000円につきましては,県の小児・妊産婦医療費助成制度の所得制限額が緩和されたことに伴う,増額の補正でございます。
 次に,一番下の段,(款)20諸収入,(項)5雑入,(目)5雑入の説明欄,後期高齢者医療広域連合負担金精算金1,126万1,000円につきましては,平成27年度の療養給付費負担金が確定いたしましたので,過不足額の精算により,茨城県後期高齢者医療広域連合から過納分が返還される増額補正でございます。
 次に,歳出についてでございますが,28,29ページをご覧願います。
最下段になります,(款)3民生費,(項)1社会福祉費,(目)1社会福祉総務費ですが,1枚おめくりいただいた説明欄,特別会計繰出金,国民健康保険特別会計職員給与費等繰出金は,人事院勧告による職員給与の改正等に伴い,石岡市国民健康保険特別会計に繰り出す95万円の増額補正でございます。
 次に,同じ30,31ページでございます,(目)2医療福祉費の説明欄,医療福祉一般事務費1,245万1,000円は,県の小児・妊産婦医療費助成制度の所得制限緩和に伴う予算の組替え等でございます。今まで当市の単独事業として助成している対象者が,県補助の対象に移行するものでございますので,県が行う医療福祉一般事務費は増額補正,医療福祉市単独事業は,減額補正となります。その内訳ですが,事務費では,診療報酬明細書の審査に係る医療費等審査手数料が56万3,000円,受給者台帳の整備及び受給者証の作成等に係る電算システムの運用管理で,電算業務委託料が5万3,000円でございます。また,扶助費ですが,医療費の助成費用でございます医療福祉費が1,183万5,000円となっております。
 次に,同ページ,(目)6老人医療給付費の説明欄,後期高齢者医療経費で,後期高齢者医療特別会計保険基盤安定繰出金144万5,000円は,先ほど歳入でご説明したように,今年度負担額が決定したことから石岡市後期高齢者医療特別会計に繰出す額を減額するものです。県負担分4分の3,108万4,000円に,市負担分4分の1,36万1,000円を加えた合計144万5,000円となります。
 次に,議案第96号平成28年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)のご説明を申し上げます。
 6,7ページをご覧願います。補正予算第3号につきましては,予算総額に歳入歳出それぞれ95万円を増額し,予算総額を歳入歳出それぞれ107億4,724万6,000円とするものでございます。内容につきましては,事項別明細書でご説明いたします。財源とするする歳入でございますが,54,55ページをご覧願います。先ほど説明いたしました一般会計からの歳出予算が,国民健康保険特別会計の歳入とするもので, (款)10繰入金,(項)1他会計繰入金,(目)1一般会計繰入金,(節)3職員給与費等繰入金95万円の補正増となります。
 次に歳出ですが,1枚おめくりください。(款)1総務費,(項)1総務管理費,(目)1一般管理費,説明欄の職員等人件費37万6,000円の増につきましては, 人事院勧告による職員給与の改正等に伴い,国民健康保険を担当する者のうち主に給付を担当する職員7名分の職員等人件費の給料,職員手当等,共済費にそれぞれ充てるもので増額補正となるものでございます。
 次に,(款)1総務費,(項)2徴税費,(目)1徴税総務費,説明欄の職員等人件費41万7,000円の増につきましても,同様の理由で主に国保税を担当する職員8名分の職員等人件費の給料,職員手当等,共済費にそれぞれ充てるもので増額補正となるものでございます。
 最後に,(款)8保健事業費,(項)1特定健康審査等事業費,(目)1特定健康診査等事業費,説明欄の職員等人件費15万7,000円の増につきましても同様の理由で,主に特定健康診査等を担当する職員3名分の職員等人件費の給料,職員手当等,共済費にそれぞれ充てるもので増額補正となるものでございます。
 次に,議案第100号平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)をご説明いたします。
 18,19ページをご覧願います。予算総額に歳入歳出それぞれ144万5,000円を減額し,予算総額を歳入歳出それぞれ7億2,663万7,000円とするものでございます。内容につきましては,一般会計から繰り出した金額を後期高齢者医療特別会計に繰り入れまして,歳出で,茨城県後期高齢者医療広域連合への納付金を減額する補正でございます。
 102,103ページをご覧願います。歳入でございますが(款)3繰入金,(項)1一般会計繰入金,(目)2保険基盤安定繰入金144万5,000円につきましては,先ほど一般会計でご説明いたしました後期高齢者医療特別会計保険基盤安定繰出金の減額に伴い,補正をするものでございます。
 次に,歳出についてでございますが,1枚をおめくりください。(款)2後期高齢者医療広域連合納付金,(項)1後期高齢者医療広域連合納付金,(目)1後期高齢者医療広域連合納付金,説明欄,後期高齢者医療広域連合納付金144万5,000円につきましては,一般会計から繰り入れたものを茨城県後期高齢者医療広域連合に納付しているところですが,保険基盤安定繰入金の負担額が決定したことから減額補正をするものでございます。 以上でございます。
  
水道課長)私から議案第101号平成28年度石岡市水道事業会計補正予算(第2号)について,ご説明申し上げます。
 補正予算書20ページをご覧いただきたいと存じます。第2条,予算第3条に定めた収益的支出の既決予定額,(款)水道事業費用の既決予定額5億65万6,000円に対しまして,1,638万5,000円を増額いたしまして,5億1,704万1,000円に(項)営業費用の既決予定額4億5,372万2,000円に対しまして,1,638万5,000円を増額いたしまして,4億7,010万7,000円にするものでございます。次に,第3条,予算第8条に定めた経費,職員給与費の既決予定額4,774万5,000円を38万5,000円増額いたしまして,4,813万円にするものでございます。増額の理由といたしましては, 夏季渇水対策として,湖北水道企業団からの受水量を増加させたことによること。および井戸における取水量の低下,また,配水量の増加のために、受水費1,600万の増額,職員給与費につきましては,人事院勧告による職員給与の改定38万5,000円の計1,638万5,000円の増額補正をお願いするものです。よろしくお願いいたします。
   
社会福祉課長)議案第95号「平成28年度石岡市一般会計補正予算(第5号)」における社会福祉課所管の補正予算につきまして,ご説明申し上げます。
 補正予算書26ページ・27ページをご覧ください。(款)2総務費,(項)1総務管理費(目),13諸費(節)23償還金利子及び割引料の過誤納還付金における,臨時福祉給付金給付事業費補助金返還金1,385万4,000円,障害者自立支援給付費国庫負担金返還金381万2,000円,及び障害者自立支援給付費県負担金返還金25万9,000円の補正増の内容につきましては,平成27年度における補助金及び負担金の精算等による国及び県への返還金でございます。
 次に,補正予算書28ページ・29ページをご覧ください。(款)3民生費,(項)1社会福祉費,(目)1社会福祉総務費,職員等人件費における時間外勤務手当 202万5,000円のうちの199万4,000円及び次のページ,31ページの一番上にあります。社会保険料44万8,000円の補正増につきましては,臨時福祉給付金給付事業(経済対策分)に係る職員等人件費でございます。
 次に,ひとつ飛びまして,地震災害支援経費における災害援護資金元金償還金166万4,000円の補正増でございます。内容につきましては,東日本大震災で被災をし,災害援護資金を借り受けた方の内,1名から,返済年度を繰り上げて全額償還があったため,その分,県への償還金が増加したものでございます。
 次に,臨時福祉給付金給付事業(経済対策分)の2億2,352万5,000円につきましては,国の平成28年度補正予算により補助率10分の10の補助金で実施するものでございます。内容につきましては,低所得者を対象に,一人につき1万5,000円を支給するものでございます。臨時雇人賃金275万4,000円につきましては,申請受付や審査などの業務補助として臨時職員3名を7か月間雇用として計上してございます。文具用紙代3万3,000円,電算指定用紙代73万3,000円,印刷機器用品費10万8,000円,事務事業用品費3万3,000円のそれぞれ需用費につきましては,申請書の印刷や封筒に係る用紙代などの経費。郵便料369万1,000円につきましては,該当すると思われる方への案内や申請書の返信,決定通知などの郵便料。手数料129万6,000円,につきましては,給付金を対象者の口座へ振り込む際の手数料。電算業務委託料106万6,000円につきましては,該当者の抽出等運用サポートなどの委託料。備品借上料37万6,000円につきましては,コピー機の借上げ料。システム使用料43万5,000円につきましては,受付や審査などに係るシステム使用料。臨時福祉給付金(経済対策分)2億1,300万円,につきましては,一人あたり1万5,000円を1万4,200人分で積算してございます。
 対象者は,平成28年度分の個人住民税が課税されていない方でございます。ただし,課税されている方の税制上の扶養になっている方と生活保護受給者は対象から除かれます。
 次に中段より少し下にあります,(目)9障害者福祉費,(節)20扶助費の,障害者自立支援給付事業における,障害児通所給付費2,621万4,000円の補正増および,介護,訓練等給付費3,511万5,000円の補正増でございます。
 内容につきましては,本年9月までの実績において,利用者数や利用時間の増があり,年間を通して増加が見込まれるため,補正をお願いするものでございます。
次に歳入でございます。ページが戻りまして,24ページ・25ページをご覧ください。一番上の(款)14国庫支出金,(項)1国庫負担金,(目)1民生費国庫負担金,(節)1社会福祉費負担金の障害者自立支援給付費負担金(1/2)1,755万7,000円につきましては,歳出の介護・訓練等給付費の国の負担金でございます。その下の,障害児入所給付費等負担金(1/2)1,310万7,000円につきましては,歳出の障害児通所給付費の国の負担金でございます。
 次に,その下(項)2国庫補助金,(目)2民生費国庫補助金,(節)1社会福祉費補助金の臨時福祉給付金給付事業費補助金(経済対策分)[10/10]2億1,300万円および,臨時福祉給付金給付事務費補助金(経済対策分)[10/10] 1,295万6,000円につきましては,歳出の臨時福祉給付金給付事業(経済対策分)の国の補助金でございます。
 次に,(款)15県支出金,(項)1県負担金,(目)1民生費県負担金における,障害者自立支援給付費負担金[1/4] 877万9,000円につきましては,歳出の介護・訓練等給付費の県の負担金でございます。障害児入所給付費等負担金[1/4]655万3,000円につきましては,歳出の障害児通所給付費の県の負担金でございます。
 次に,下から2番目の段にあります,(款)20諸収入,(項)3貸付金元利収入,(目)1民生費貸付金元利収入,(節)6災害援護資金貸付金元利収入における元金166万4,000円につきましては,歳出でご説明申しあげました,災害援護資金を借り受けた方からの繰上償還金でございます。
 次にその下,(項)5雑入,(目)5雑入,(節)5雑入の雇用保険被保険者掛金1万1,000円につきましては,臨時福祉給付金給付事業(経済対策分)で雇用する臨時職員の雇用保険本人掛金を増額補正するものでございます。
 最後に,ページが戻りまして4ページをご覧ください。第2表繰越明許費の款3民生費,項1社会福祉費の職員等人件費244万2,000円と,その下の臨時福祉給付金給付事業(経済対策分)2億2,352万5,000円につきましては,年度内での事業完了が見込めないため,繰越明許費を設定するものでございます。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
   
高齢福祉課長)私からは,議案第95号平成28年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,高齢福祉課所管分についてご説明申し上げます。
補正予算書の28ペ−ジ下段をご覧ください。歳出についてご説明いたします。(款)3民生費,(項)1社会福祉費,次ペ−ジ30ペ−ジ中ほどになります(目)3老人福祉費の特別会計繰出金でございます。これは,介護保険特別会計において,総務費を補正するための財源として補正するもので,介護保険特別会計職員給与費等繰出金を33万9,000円増額するものでございます。一般会計の補正予算につきましては,以上でございます。
 続きまして,議案第99号平成28年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
補正予算書の14ペ−ジをご覧ください。歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額にそれぞれ33万9,000円を追加し,歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ74億8,571万3,000円とするものでございます。
 続きまして,事項別明細書についてご説明申し上げます。補正予算書の92,93ペ−ジをご覧ください。
 歳出についてご説明いたします。(款)1総務費,(項)1総務管理費,(目)1一般管理費の職員等人件費でございます。これは,人事院勧告に伴う平成28年度職員給与費の改定及び育児休暇中の職員に係る育児休暇期間の延長に伴う職員給の減額に対応するため,職員等人件費を33万9,000円増額するものでございます。
 続きまして,補正予算書の90ペ−ジ,91ページをご覧ください。歳入の(款)7繰入金,(項)1一般会計繰入金,(目)2一般会計繰入金,(節)1職員給与等繰入金につきましては,歳出における職員等人件費の予算補正33万9,000円増額に伴い,補正するものでございます。介護保険特別会計の補正予算につきましては,以上でございます。

中央公民館長)中央公民館長の櫻井でございます。よろしくお願いします。
 議案第95号石岡市一般会計補正予算第5号の内,中央公民館所管の補正予算につきましてご説明いたします。補正予算書の40,41ページをご覧ください。今回,補正予算を計上しました,(款)教育費,(項)社会教育費,(目)公民館費,八郷地区公民館管理運営経費(仮称)小幡地区公民館新築工事実施設計委託料800万円でございます。現在,小幡地区公民館は旧八郷南中学校校舎を暫定的に利用しておりますが,平成29年10月に茨城県特別支援学校への引き渡し予定となりましたことから,地域の活動拠点がなくなるため,早急な施設整備が必要となり,これからのモデル的な公民館としての複合的な機能を持たせた地域の活動拠点として,小幡地区公民館を休養村センター南側敷地内に整備するための設計委託料を計上させていただいたものでございます。説明は以上です。よろしくお願いします。
 
国体推進室長)議案第95号平成28年度石岡市一般会計補正予算第5号国体推進室所管分について,ご説明申し上げます。
 補正予算書の40,41ページをご覧ください。歳出費目(款)教育費,(項) 保健体育費,(目)保健体育総務費の国体開催準備事業費でございます。
11月の常任委員会時にもご報告させていただきましたが,国体推進室の本年度予算につきましては,これまで一般会計予算の国体開催準備事業費でございましたが,国体の実行委員会が10月18日に設立されましたので,設立後の謝礼金から郵便料までの予算残額 28万8,000円を「第74回国民体育大会石岡市実行委員会交付金」としまして,今回補正予算で組み替えを行ないたいと考えております。  説明は以上でございます。

谷田川委員長)以上で説明は,終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

岡野委員)小幡地区公民館の設計の委託料ですが,来年の10月から,今の小幡地区の公民館は工事に入るので,今の小幡地区公民館はどこかに移転するしかないんですが,それまでにこの公民館は竣工するんですかね。

中央公民館長)平成29年10月までには竣工して,その間はまた小幡地区の方にはご迷惑をおかけしますが,中央公民館や近くにある類似施設公民館等を利用していただきたいと考えております。

岡野委員)その設計委託から竣工までどれくらいのスケジュールで今現在考えているのか,計画しているのかお聞きします。

中央公民館長)今回実施設計800万円を計上いたしまして,工事に関しましては当初予算で計上して,平成29年度中,まあ早いうちには完成させたいと考えております。以上です。

岡野委員)まあその小幡地区公民館が,要するに旧南中学校のところで,公民館の事業を進めている,ということの認識はあったわけですよ。それ平成29年度中ということになると,平成30年の3月までも平成29年度中なわけで,来年の10月中に工事が完成しないと,また,引っ越しになって小幡地区の方に迷惑をかけるわけですよね。そういうことについての認識があったというか,ちょっとこの小幡地区公民館に対してのスタートが遅いような気がするんですが,その辺のとこはどうだったのでしょうか。

中央公民館長)岡野委員ご指摘の通り,その辺,小幡地区公民館の方々にはご迷惑をおかけしているんですが,市内での協議がなかなか進まなかったこの件に関して申し訳ないと思っていますが,今回協議がある程度まとまりましたので,その中で進めていきたいと考えております。

池田副委員長)私も,八郷地区公民館の新築工事の設計委託料について,改めてお伺いしたいのですが,昨日の議案質疑の中でも出ていたように,各種計画が今現在策定中で,同時進行というような形で動いているということなんですが,今この時期に設計の委託を出すということについて,それが計画との整合性をどうお考えなのか再度お伺いしたいと思います。ちょっと感じるに,相反することを行政がしている印象も少なからず受けるものですから,再度その整合性についてお伺いしておきたいと思います。

中央公民館長)先日,部長が説明いたしましたとおりでございますが,今まで公共施設等総合管理計画と石岡市教育推進計画の中で,それらを並行して進めていきますと,やはり小幡地区公民館の建設が遅くなってしまうということで,先行で進めさせていただいたところです。

池田副委員長)ですから,そういうご説明ですと,今現在策定をしている各種計画は必要ないということに当然なるわけですよね。それでは,聞き方変えまして,もう一度お伺いいたしますけれど,この設計委託料800万円をこの時期補正で出すことは,適切なことだという認識でよろしいのか,ちょっとそこだけお伺いします。

中央公民館長)委員の指摘もありますとおりなんですが,平成29年10月で小幡地区公民館が使えなくなるということなんで,まあ平成26年の2月13日から使用禁止しておりますので,これ以上ご迷惑をかけられないということで判断させていただきました。以上です。

池田副委員長)くどいようになりますけど,今現在作っているものは,もうほぼ形骸化してしまうことさえ危惧されるわけですね。まあ市長もわざわざ外部から参与職を迎えて,この公共施設の適正配置ということは,市長のいわゆる政策の中の目玉であるわけですね。それを飛び越えて今回,まあ私は本当に小幡地区に公民館は当然必要だと思いますし,地域住民の方は非常に待ち望んでいる施設だと思いますので,その建設については何ら問題視はしませんが,今現在その各種計画をつくっている段階においてこれを出してしまいますと,結局は自らがやっていることを自らが否定してしまうような結果にならないかということを一番心配しているわけですね。ですからその辺のお考え,再度しつこいようですけれど,部長から言葉いただきたいんですが。よろしくお願いいたします。

教育部長)ご答弁を申し上げます。昨日,石橋議員の議案質疑の中で,まあ皆さんも聞かれているのであれ以上のことは言うことはできませんけれども,平成27年から社会教育委員会の中で公民館の在り方について協議をいただいておりました。その大きな理由として,まあこの再配置計画等も含めて実質的にはこういう時代なのである程度統合再編をしていく必要があるということで,まあ当初の考えの中では8つの地区の公民館を,例えば4つに統合して進めていくことも1つの考え方でありました。そういった中で,社会教育委員会の中でいろいろ議論をいただいて,その石岡地区と八郷地区の土地柄といいますか,都市部と農村部の違いこういったものもございまして,昨日議会の中でも説明をさせていただきましたけども,それらについて議論をいただいて,最終的に今年の8月に社会教育委員会のほうから意見書として提出をいただきました。その池田委員言われるように計画等の整合性についてでございますけど,まあそれを受けまして,石岡市の教育大綱というものがございまして,その中に実施計画の教育推進計画があって,その中に本来は位置付けていくべきです。あわせて公共施設と総合管理計画,これにも位置付けていくというのが当然だと思うんですけれど,先ほども言いましたように来年の9月から特別支援学校の工事が着工するということでございまして,物理的に小幡地区公民館が移動せざるを得ないという状況もあって,そういった中で本来,池田委員さん言われるのはもっともだと思うんですけども,まあこれを先行させていただいて,できるだけ早い時期,まあ9月までには竣工はしないと思いますけれど,それに近い早い時期に小幡地区公民館として昨日説明しました,6つ7つの機能を持たせた多機能型の公民館として位置づけていくことで考えておりまして,なかなか辛い答弁になるんですけれど,そのようなことで切り分けをして考えていただきたい,ただ,計画の中の位置づけは言葉では書いてはいないけれども,市長をトップとして副市長中心となっていただいて,関係部署と協議を何回も重ねまして方向性は見出しているということでございまして,その辺のところでご理解をいただいてよろしくお願いしたいと思います。

池田副委員長)次に2点お伺いいたします。
 水道事業の中で今回約1,600万の受水費増による補正が出ました。これは以前から疑問を持っていた点がございますので,お伺いしたいと思いますが,夏場の時期に渇水が起きるたびに一時避難的に湖北水道から応援給水をいただいている。まあこれは利用者の苦慮を最小にするには必要なことだと思いますが,それでは法的な根拠について,例えば水道法の第30条を見ますと,水道用水供給事業者は,給水対象若しくは給水量を増加させ,又は水源の種別,取水地点若しくは浄水方法を変更しようとするときは,厚生労働大臣の認可を受けることになっている。そうしますと抵触するのではないかと思われるのが,水源の種別ですね。八郷の水道事業で申請しているものだとか,さらに取水地点,浄水方法についての湖北水道の水は八郷の水道事業で許可が出ているものとは違うものになりますので,その点の法的な根拠についてお伺いしたいと思います。あるいは許可を受けているのか受けていないのか含めて。

水道課長)池田委員さんからの質問でございますけれども,ちょっと法的根拠については資料を持っておりませんのでお答えできませんが,あくまでも分水協定に基づいて緊急応援という形で湖北水道と石岡市の水道事業は協定を結んでいる中でやっております。前回の委員会でも池田委員さんから「通常的になってはまずいよ」とご指摘もいただいておりまして,今回のこの渇水対策及び受水費の増については,理由といたしましては中央系の井戸が認可時期から比べますと,だいたい60%くらいに減量しております。まあ渇水の危機もありましたので,中央系の井戸を今年度改修させていただきました。それを改修するにあたっては中央の配水エリアを狭めて,日々の配水量を少なくして,まあ下林浄水場のエリアを広げる。広げることによると,井戸の取水量だけでは足りないので,湖北水道さんのほうから緊急的にやらせていただいたというふうなことで,受水量が増加してしまったと。今後につきましても,今まで下林に井戸が2本あるんですけれども,その井戸というのは,まだ改修したことがないらしく,湖北水道さんと緊急連絡管が繋がっているお陰で,その井戸の改修ができると。その井戸に関しても創設時から比べると現在で約半分の水量になっているというような状況でございまして,まあ改修して元に戻るという予測はないんですけれども,その間に緊急的に避難措置として使わせていただいているというような認識ではおります。以上でございます。

池田副委員長)ご説明で,なるほどそういう状況において水が足らないということは,まあ当然理解されるんですね。それでそれに伴って協定を結んで応援給水をもらっている,それは分かるんですけれど,先ほど私がお伺いしたのは,協定が上位法を超えることは絶対にありえませんので,もし必要があればこういうことで企業団から水をいただいている。例えば水道法に抵触するのであるならば,その辺を整理していただく必要があるのではないかということを伺ったわけです。再確認しますが,応援給水をもらっていることについては,今現在は協定の中でおさめている,あるいはその水道法に基づく変更申請は出していない,それでよろしいですか。

水道課長)今,池田委員のおっしゃったとおりですが,法的なことに関しては十分調査して,必要であれば委員のおっしゃるとおりにしていきたいと考えております。

谷田川委員長)ほかに質疑はございませんか。

玉造委員)41ページの八郷地区公民館管理運営経費の工事実施設計委託料が800万ということで,昨日の議案質疑の中にもレイアウトのご説明がありまして,その会議室等も3部屋くらいあるというようなお話もありましたが,八郷地区は広いのでこれから先もし何かあって壊れるとか新築するとかあれば,いくつもの公民館を抱えているわけでございますので,これからまた人口減少ということも考慮しまして,コンパクトな設計にしてはどうかと思います。また昨日稼働率が低いというお話もされていました。私も地元の園部コミュニティセンターのほうへそば作り教室の申し込みに行ってきたのですが,ちょうど絵手紙教室をやっているということでした。一日の中にどの部屋も使うということはあまりないようにも思うんですね。ですから,会議室とかそんなに必要ではないのかなとも感じますし,また必要性というところで,トレイルランとかサイクリングとかの休憩するような,多機能型とのお話がありましたが,お部屋をちょっと減らすのであれば,例えば庇というか玄関の雨よけというか,そういったところをちょっと広くするとか,コンパクトな設計が望ましいのではないかと感じるのですが,そういうレイアウトについてはいかがですか。

中央公民館長)今回計画している公民館の規模とかですが,石岡市の公民館の方向性を担うべきモデル施設として位置づけと考えているため,公民館としての他の色々な用途に活用できるような施設を目指しておりますが,必要最小限でコンパクトにまとまるように努力してまいりたいと思います。また,これから業者との工程管理とかそういう中でこの施設の規模に関しても協議してまいりたいと思っております。以上です。

玉造委員)ありがとうございます。園部コミュニティセンターは舞台がついている大きなホールと畳の入っている大きな部屋と,調理室は調理机が6個くらいあって親子で調理ができるようなところですし,その隣に机を並べられる部屋がありまして,それでトイレとかロビーがあって,多機能型としてはちょっと小さめかもしれませんが,そういったコンパクトな設計でも,まあそれほど小さくなくても多機能型に適合するのではないかと思いまして,またそういった外部の方が使うのには,先ほども言いましたように,雨をよけるですとか風をよけるですとかの,そういったものがあったほうが,よく外部の方がサイクリングに来て雨に降られた時に,コンビニの本当に短い庇のところに自転車をとめて拭いたり,着たりしているところを見たことがありましたので,そういう場所があったほうがいいと思いますので,本当に今後の人口減少も考慮して,できるだけ機能性がよく使い勝手がよく,しかもコンパクトな設計が望ましいのではないかと思いますのでよろしくお願いいたします。

谷田川委員長)ほかに質疑は,ございませんか。

新田委員)私からも,小幡地区公民館についてお聞きしたいんですけども,皆さんお聞きしておりましたのである程度理解はできたんですけれども,こちら設計費800万ということで予算書にあるんですが,こちら建設費はだいたいいくらくらいになるのかお聞きしたいんですが,お願いいたします。

中央公民館長)先ほども述べましたけれども,コンパクトな施設,ある程度最小限に収めていきたいと思いますので,一応まあ8,000万円程度で考えております。

新田委員)ありがとうございます。8,000万円ということで一般的に考えると立派な一軒家が建つ規格なのかなという気がします。

中央公民館長)すみません,設計が800万円でその中で規模等を考えていきたいと思いますので。

新田委員)わかりました。先ほど玉造委員もおっしゃっていたんですが,少し削れるような気がするんですが,それとレイアウトに関しても昨日の議案質疑の中で出てて,会議室30人,20人,120人収容の会議室,それと調理室もあって事務室もあると答弁の中であったんですが,この内容の中については,まあ地元の要望も含めた内容であるのかお伺いいたします。

中央公民館長)一応,この規模に関しては地区公民館の館長をはじめとする運営委員の方々と,ある程度の協議をしながらの規模,調理室に関しては,だいたい調理台が4台必要とか,そういう聞き取りをした結果一応この規模等を取りまとめたものでございます。以上です。

教育部長)池田委員さんと新田委員さんのほうと関係があると思うんですけれど,面積については先ほども言いましたように多機能型にするということで,色んな部署と関わっている面がございまして,その担当のほうと,どういう機能をそこに持たせていくかということを前提として部屋割りを考えました。その中で最低限どれだけの面積が必要かということで考えまして,当初,まあいつかよく覚えていませんけれども,国の制度も使ってと,たぶんお話ししたことがあったかと思いますけれども,その公金の活用が実際にはできないという状況にありまして,さらに,財政当局も含めて調整をして必要最小限の面積として,400平方メートルという面積にさせていただいたところです。昨日私のほうの説明の中で,事務室というお話をさせていただきましたけれども,将来的に公民館の在り方としてそういう地域の中に職員的な公民館の主事的なものを本来おいて全体的な調査ができるのが一番理想形でありますので,そういった将来を見据えての事務室っていうお話もしましたけれども,実質的にミーティングルーム的な事務机があって,コピー機が置けるような部屋といった認識で思っていただければいいんですけれども,先ほども課長のほうで答弁しましたけれど,できるだけコンパクトでお金がかからない,まあ8,000万円という金額が出ましたけれども,これは通常設計費があってその掛ける10ぐらいの金額という意味合いで言ったのだと思いますけれども,できるだけお金を掛けないで地元の要望を受けて,受けられて,まあ地元の説明会も行っておりますので,そういったものも少しでも組み入れてできるような,ちょっといい言葉がなくなってしまいましたけど,そういう形で進めていきたいと考えております。よろしくお願いします。

谷田川委員長)ほかに質疑は,ございませんか。

櫻井委員)私はご存知のように小幡は地元なんですけれども,この建築については地元の方々と共にお願いしてまいった経緯がございます。この小幡公民館というのは,実は元々公民館ではないんです。観光果樹事業でつくった自然休養村事業でつくったセンターなんです。それが,私の小学生の頃だったと思います。もう耐震の問題もありますけれども,耐用年数もすでに超えていたんですよね。そういう中で,その自然休養村センターを公民館として再利用しようということから,もったいないのでそれでいいでしょうということで,地元の区長さん方が了解してあれを小幡地区公民館として利用しようと。当時新しいものをつくっていただこうという話もあったみたいなんです。でも,当時八郷町役場時代ですけれども,役場のほうから提案もあって,それでは建物を使えるだけ使おうということから,今の小幡地区公民館が現存しているわけですよね。もう耐用年数も十分過ぎていると思います。もう使える状態じゃない。コンクリートの寿命等も,本当にやわなつくりですから,もともと地震がなくても使える状態ではなかったのかなと思います。あと,公共建物に関してこれからいろいろ財政難の中考えていくということでありますが,昨日部長の答弁の中でも旧八郷は石岡の人口がある程度密集している市内にある4つの公民館とその2.5倍,市内だけで言ったら2.5倍できかない。石岡の約2.5倍の広さがあるんです。そういう中で高齢化のことを考えたり,車が乗れない方コミュニティバスをぐるっと回してくれるなら別ですけれど,またそれをやればそれだけの財源が必要になるわけですよ。ですから,その条件がまるっきり違う。昨日人口減少のこと言われましたけども,そういう方たちの例えば健康増進,生涯現役ということを今やっているのであればね,できるだけ健康寿命を延ばそうというようなこととか,食育とか,そういう面での利用ができるような公民館というのが一つのモデルと考えられるのかなと思っている。まあ,要望している段階からそういう話をしてまいりました。ですから私は是非ともね,旧石岡の市内の方から見ればどうしてなんだと8つが必要なのかということなんですけれど,実はもう休養村センターを再利用して使っているという事情もね執行部のほうでご存じなのかどうかお尋ねしたいのと同時に,私は地元の事情を考えましたら造っていただきたいということで,私はこれは妥当であるような,まあお願いをしてきた関係もありますけども,そういう事情なのでね必要なのではないのかなという時期にきて考えるところです。

中央公民館長)先ほど櫻井委員のほうからお話がありましたこれまでの経緯としまして,旧小幡地区公民館におかれましては,昭和48年旧八郷町が実施した第2次農業構造改善事業の一環として整備されたものです。経過としては,43年が経過しておりまして,地区の公民館としても利用してきたということは把握しておりました。以上です。

谷田川委員長)ほかに質疑は,ございませんか。
 暫時休憩いたします。

   −休憩−

谷田川委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑はございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第95号平成28年度石岡市一般会計補正予算(第5号)のうち,当委員会の所管に係る部分,議案第96号平成28年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号),議案第99号平成28年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第2号),議案第100号平成28年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号),議案第101号平成28年度石岡市水道事業会計補正予算(第2号)の計5件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,いずれも「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第104号石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について,初めに執行部から説明を求めます。

保険年金課長)議案第104号石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについて,ご説明申し上げます。
 所得税法等の一部改正に伴い,特例適用利子等及び特例適用配当等に係る国民健康保険税の課税の特例を定めるため,所要の改正を行うものです。
 経過といたしましては,平成28年3月31日に公布された所得税法等の一部を改正する法律(平成28年法律第15号)により,外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税等に関する法律の一部が改正され,平成29年1月1日から施行されることになりました。
 概要といたしましては,国と国との約束である租税条約を締結している国に特例を適用していたものに,加えて,非政府間であっても実務関係の中で取決めを行った場合,適用出来るよう規定の整備を行うものでございます。
 石岡市国民健康保険税の所得割額の算定及び軽減判定に用いる総所得については,従来どおり特例適用利子等の額及び特例適用配当等の額を総所得金額に含めるため,規定の整備を行うものです。
また,石岡市国民健康保険税条例の改正にあたって,附則中に当該2項を加え,項の位置も改めた改正となります。その改め文は,議案に示すとおりとなってございます。
 今回の改正によって,平成30年度からの石岡市国民健康保険税の課税対象分からとなります。説明は,以上でございます。

谷田川委員長)以上で説明は,終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。質疑は、ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第104号石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で議案の審査を終結いたします。
 次に,請願第6「後期高齢者の保険料軽減特例の継続を求める意見書」の提出を求める請願を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び請願の概要等について説明を求めます。

事務局)請願第6「後期高齢者の保険料軽減特例の継続を求める意見書」の提出を求める請願における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。まず,受理の経緯でございますが,10月11日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,水戸市白梅の茨城県社会保障推進協議会,○○様で,紹介議員は小松豊正議員でございます。
 次に請願の概要でございますが,平成20年度以降導入されている後期高齢者の保険料軽減特例について,国の社会保障制度改革推進本部は医療保険制度改革骨子の中に軽減特例の見直しを盛り込み,段階的に縮小し,平成29年度から原則的に本則に戻すことが示されたとのことでございます。しかし,この見直しは,低所得者の保険料負担の増につながり,また後期高齢者を取り巻く厳しい状況を考え合わせたとき,安心して医療を受けていただくためには保険料軽減特例の継続が必要であることから,地方自治法第99条の規定に基づき,国に対し,意見書提出を求める内容となっております。
以上で説明を終わります。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。次に,本請願につきまして,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご意見はございませんか。

岡野委員)この後期高齢者の保険料軽減特例の継続ですが,社会保障費との関係がありまして,その社会保障費はですね,2016年度ベースで考えますと,全体的に118兆3,000億,国家予算が2016年96兆7,000億という,まあ遥かにですね, その国家予算を社会保障費が上回っているという比であります。そういう状況の中で増々ですね,この社会保障費が膨らんでいく。社会保障費はご承知の通り,年金と医療と介護というようなまあ福祉ですね。その按分としては年金が5,医療が3,福祉が2という割合で社会保障費が構成されているわけです。その中でですね,どういう内訳でそういうものを歳入として見込んでいるかというとですね,保険料がだいたい60%,税が40%というような割合ですが,高齢化によってその割合が,国からの支出が増えていくという状況にあるわけです。例えば,2016年度予算ベースだと,6割4割が保険料からの負担が66兆3,000億で59.4%に上るわけです。税のほう,いわゆる国からの負担が45兆4,000億で40.6%となってまして,6割4割のその負担がどんどん国の占める割合の負担が多くなっていく。その傾向が5:5になっていく可能性がある。5:5になっていくということは,国民健康保険と介護保険についても5:5なんです。5:5の人たちが増えていくので,税の負担がどんどん増えていく。これが,国の予算がどんどん投入されるという状況の中で,このままにすると,非常に硬直化する。まあそういうことがあるわけです。この願意は分かるんですけれど,国全体からすると,ちょっとこれは難しいかなと私は思っています。以上です。

谷田川委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)これより討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。討論は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 請願第6後期高齢者の保険料軽減特例の継続を求める意見書の提出を求める請願を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は,「採択とすべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

   ―賛成者起立―

谷田川委員長)「起立なし」であります。
 よって本件は,「不採択とすべきもの」と決しました。
 以上で本件を終結いたします。
 次に,請願第7「高額療養費」「後期高齢者の窓口負担」の見直しにあたり,現行制度の継続を求める意見書の採択を求める請願を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び請願の概要等について説明を求めます。

事務局)請願第7「高額療養費」「後期高齢者の窓口負担」の見直しにあたり,現行制度の継続を求める意見書の採択を求める請願における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。まず,受理の経緯でございますが,10月28日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,土浦市文京町の一般社団法人茨城県保険医協会,○○様で,紹介議員は,小松豊正議員でございます。
 次に請願の概要でございますが,国の経済財政諮問会議では社会保障分野において「負担能力に応じた公平な負担,給付の適正化」などの改革を進め,さらに財務省・財政制度等審議会では,「受診時定額負担の導入」「後期高齢者の窓口負担の2割化」「高額療養費制度の限度額引き上げ」「市販類似薬の保険はずし」「入院時の居住代の徴収拡大」などが提言されているということでございます。このような患者負担増は国民を医療から遠ざけ,また治療が長期化する高齢者の生活を圧迫することから,これら見直しに当たっては,現行制度を継続するよう,地方自治法第99条の規定に基づき,国に対し,意見書提出を求めるものでございます。以上で説明を終わります。
 以上で説明は終わりました。次に,本請願につきまして,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

岡野委員)これについてもですね,先ほどと同じようにですね,やはり社会保障費の伸びが非常に高い。これは2012年に自民党と公明党と旧民主党が社会保障と税の一体改革というものを決めて,段階的にですね消費税を10%にするということを決めていたにもかかわらず延ばしているということで,非常に財源が厳しい。消費税そのものは目的税化してますので,社会保障費の財源が厳しい中で,しかもですね,医療あるいは要介護そういう方が年々増えて来ている状況の中で,これはどう見てもですね,何かしらの形で負担を高くせざるを得ない状況だと思うんですよね。そういう中ではやはりですね,国は計画的にその税負担をどういうふうに求めるのかということが前提になりますが,やはりですね,この社会保障費の支出,歳出の伸びはかなり年々増えております。その中で,国の負担もそうずっと延ばせないということになれば,自ずからこういう窓口負担とか高額療養費のアップも,私はやむを得ないことなのかなと思っているところでございます。これがやっぱり高齢化社会という状況なのかなと思っております。そういうことでこれはちょっと無理があるかなというのが私の意見でございます。

谷田川委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)これより討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。
 討論は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 請願第7「高額療養費」「後期高齢者の窓口負担」の見直しにあたり,現行制度の継続を求める意見書の採択を求める請願を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は,「採択とすべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

   ―賛成者起立―

谷田川委員長)「起立なし」であります。
 よって本件は,「不採択とすべきもの」と決しました。
以上で本件を終結いたします。
 次に,請願第10奨学金制度の改善と教育費負担の軽減に関する意見書の採択を求める請願を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び請願の概要等について説明を求めます。

事務局)請願第10「奨学金制度の改善と教育費負担の軽減に関する意見書の採択を求める請願」における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。まず,受理の経緯でございますが,11月10日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,土浦市有明町の日本労働組合総連合会茨城県連合会土浦地域協議会議長の○○様で,紹介議員は,村上泰道議員でございます。
 次に請願の概要でございますが,奨学金制度を運営する「独立行政法人日本学生支援機構」によれば全国の大学生のほぼ2人に1人が同機構の奨学金を利用しているとのことでございます。その一方で奨学金を利用した8人に1人が返済の滞納や猶予の状況にある中にもかかわらず,政府が国立大学の授業料の値上げを検討している実態があり,これは貧困世帯の子どもが高等教育により職業能力を身に着けても貧困から脱出できない状況を生み可能性を示唆するものであるとしております。そこで,1つとして,奨学金制度を貸与型から給付型へ抜本的に転換し,大学等において国の給付型奨学金制度を導入するとともに,高校を含めて拡充すること。2つとして,貸与型奨学金は無利子とし,延滞金は廃止すること。また無理のない返済制度をつくり,返済困難者の実情に即して適切な救済を行うこと。3つとして,大学等の学費の引き下げや授業料減免の拡充等を図ることの3項目を柱とした意見書を採択し,地方自治法第99条の規定に基づき,国会及び関係行政庁への提出を求めるものでございます。以上で説明を終わります。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。次に,本請願につきまして,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

池田副委員長)この奨学金の現行制度でございますけれど,親の年収の減少または授業料及び入学金の高止まり,さらに,学生自身の収入ですね,いわゆるアルバイトを含めまして,そういったものの減少などによって奨学金を借りる学生が増えているということであります。平成26年度の数字で見てみますと,51.3%の学生が借りている。奨学金制度の中には第一種奨学金と第二種奨学金というのが当然あるわけでして,第一種奨学金については無利子,第二種奨学金については上限3%の利息が発生する。3分の2がこの第二種奨学金で借りているわけでございますが,やはり向学心がありながらも経済的な理由によって,なかなか進学することができない,あるいはためらってしまうという状況の中においては,この奨学金制度の改善の必要が迫られている状況があろうかと思います。実際に現在の奨学金制度は言葉を選ばず申し上げれば,学生ローンと何ら変わることがないわけでありますので,やはり抜本的な改善の必要があると思いますので,この請願については願意妥当と判断いたしているところでございます。以上です。

谷田川委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)これより討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。
 討論は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 請願第10奨学金制度の改善と教育費負担の軽減に関する意見書の採択を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。本件は,その趣旨・願意を妥当と認め,「採択とすべきもの」と決することにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。
 ただ今,「採択とすべきもの」と決しました本件は,地方自治法第99条の規定に基づき関係行政庁に意見書の提出を求めるものであります。
 よって,お手元に意見書の案文を配付いたします。

   ―意見書案文の配付―

谷田川委員長)それでは,意見書の案文について何かご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。
 ご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。
 本件の願意達成のため,当委員会提出議案として,お手元の案文のとおり議長に意見書案を提出いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本件を終結いたします。
次に,陳情第9市民の憩いの場「白雲荘」の存続を求める陳情を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要等について説明を求めます。

事務局)陳情第9市民の憩いの場「白雲荘」の存続を求める陳情における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。
まず,受理の経緯でございますが,11月11日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,石岡市高浜の○○様でございます。なお,このほか15名の方から同趣旨の陳情が提出されております。
 次に,陳情の概要でございますが,白雲荘は高齢者にとって有意義な憩いの場として利用されており,他の施設をもって代えがたいことから,議会に対し広域ごみ処理施設建設計画を見直して現在の白雲荘を存続させる決議を求めるものでございます。以上で説明を終わります。

谷田川委員長)以上で説明は,終わりました。
 次に,本陳情につきましてご意見等がございましたら,挙手によりお願いします。

櫻井委員)多くの方々からの陳情,気持ちは分かるんですけれど,私も霞台厚生施設組合に派遣されている議員としまして,これまでの経緯,事情等を聴いてまいりました。現在の白雲荘は,今の焼却施設を残したまま新しい所へ移して新しいものをつくってから古いものを取り壊すという順序でやっているそうです。それでその新しいものを建てるところに白雲荘があるので,ちょっと支障があるというような説明を受けております。それでその後,白雲荘に関してはまた再開して市民の皆様に提供したいと,より良いものでご提供したいという,管理者,副管理者のお話を伺った経緯がございます。ですから簡単に申しますと,少しの間,市民の皆さん,利用者の皆さんには待っていただくというのが私はいいのかなと思います。

  
谷田川委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)これより討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。
 討論は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 陳情第9市民の憩いの場「白雲荘」の存続を求める陳情を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は,「採択とすべきもの」と決することに賛成の委員の起立を求めます。

   ―賛成者起立―

谷田川委員長)「起立なし」であります。
 よって本件は,「不採択とすべきもの」と決しました。
 以上で本件を終結いたします。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査は,すべて終了したわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査といたしまして、
 「空家対策について」を議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

生活環境課長)生活環境課から,空家対策の進捗状況について,ご説明させていただきます。
平成28年度の新規事業として,4月から業務を行ってまいりました。
 お配りさせていただきました,資料をご覧ください。石岡市空家対策について,1空家等対策に係る進捗について,平成28年3月に,市内の区長さん方へ空家の調査を依頼いたしまして提出された460件について,平成28年6月から7月の期間で,その空家を,正職員及び臨時職員とで実地調査いたしております。7月には,石岡市空家等実態把握調査業務委託を業者と7月28日に契約いたしまして,追加の空家調査といたしまして,水道の閉栓状況を参考に実地調査を行ったものです。
 先日の一般質問でも部長よりご答弁いたしましたが,11月28日現在で,全体の85%ほどの885件の実地調査を行っております。おおよそ全体で1,040件ほどであります。10月には,市職員からも空家等の情報提供を依頼しまして35件の報告がございました。内,区長会からの報告と重複がない件数22件追加されております。
 11月石岡市空家等対策計画策定業務委託を業者と11月28日に契約をいたしました。この業者は空家等実態把握調査業務委託と同業者になっております。
 11月30日に第1回空家等対策協議会を開催いたしました。空家等対策協議会については,
 目的でございますが,空家等特別処置法に基づき石岡市の空家等対策を総合的にかつ計画的に推進するため,法第6条に規定する石岡市空家等対策計画の作成に向け,法第7条に規定する石岡市空家等対策協議会を設置したものです。
 所掌事務といたしまして,特定空家等の判断基準に関する事項,空家等対策計画作成及び変更に関する事項,空家等の適正な管理及び活用に関する事項,特定空家等に対する措置の方針に関する事項,その他市長が定める事項でございます。
 委員構成でございますが,会長は石岡市長,副会長に茨城県建築士会の委員様,ほかに茨城司法書士会,茨城県宅地建物取引業協会,筑波大学,水戸地方法務局,石岡市区長会,石岡市民生委員児童委員協議会連合会,石岡警察署,石岡市消防本部から委員さんのほうを依頼いたしまして,10名の構成となっております。
 委員の任期の期間でございますが,平成28年11月30日から平成30年11月29日までの2年間になっております。
 また,第1回協議会での協議事項は,副会長の選出,空家等対策の推進に関する特別措置法の概要及び国の指針について,石岡市空家等対策計画の策定について,今後のスケジュールについて,説明及び協議をいたしました。第2回の協議会は,平成29年1月に石岡市空家等対策計画の素案提示の予定となります。素案については,委員会への報告をさせていただきまして,第3回は,平成29年3月で計画の決定をする開催の予定でございます。
 3つ目に石岡市空家等対策計画については,空家の発生予防,適正管理の推進や利活用の推進,特定空家等の問題解決など地域の実情に基づいて,今後の進め方や取組み等を含めた計画を作成する予定でございます。
 内容ですが,本市において重点的に空家等対策の対象とする地区,空家等の種類,計画期間,空家等の調査に関する事項,空家等の利活用に関する事項等について空家等対策計画の中に明記されます。
 全体のスケジュールについては資料1のとおりになってございます。
 説明は,以上となります。よろしくお願いいたします。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

池田副委員長)やっと本市の空家対策が具体に動き出したということで歓迎すべきことでありますけども,私も第2回定例会におきまして,この空家の対策について質問させていただきました。現在本市において空家については石岡市環境基本条例の対応しかないわけですよね。これとこの計画といいますか,合わせてやはり石岡市においても空家等の適正化に関する条例の制定が待たれるところだと思いますが,これの考えについてお伺いしておきたいと思います。

生活環境課長)委員さんおっしゃるとおり,この協議会のほうについては,先ほどもご説明しましたが,空家等対策推進に関する特別措置法から特定空家等の対策とか措置に関するものが主になってございますが,今おっしゃられたように必要に応じて法令的なものとか,条例なんかも策定するというような案も委員会の中で出るかと思いますので,その中で意見なんかを集約しながら必要に応じて策定するような考えでおります。

池田副委員長)現在のその環境基本条例では土地に対しては行政として何らかの指導ないしできるわけですけれども,特定空家を含めまして空家については,現在の条例では対応しきれない部分が当然あるわけでございます。やはりその空家の適正化については条例化の必要がこれ強く感じますので,今後の協議会の中でですね,よくもんでいただければと,必要に応じては当然制定していく方向で取り組んでいただければと思います。以上です。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

島田委員)こういう今の時代に結構見受けられます,そういう中でこういう対策について決まりをつくるということ,大変いいことだと思いますし必要だとも思います。そうした中で,一例なんですが,行里川の通りと言うんですか,泉橋から,同愛病院の斜め前に,もう廃屋以下のものがあるんですよね。ああいう建物等は危険性もあるし,やはり石岡の景観的なものにもものすごくマイナスになると思うんですよ。具体的には,ああいう形のものをどういうふうにする計画なのかお聞きしたいと思います。具体的に。

生活環境課長)今,委員がおっしゃられたとおりに,この空家等対策推進に関する措置法については,おっしゃられたような管理がなされてないようなものなんかについても,ランク付けというか対策について盛り込むような形になりますので,今おっしゃられたような例については,都市建設部の建築住宅指導課のほうが所管しているような案件なんですが,そういうものを含めまして協議会の中では協議して,幾つかランク付けを検討しておりますので,解体なりをするような物件とか,修繕をして利活用だったりとか,その他,他市の例でいうと空家バンク等も含めて,幾つかのランク付けで考えておりますので,先ほど言われた例なども協議会の中でも案件としてとか,そういう部分で方向性とか対策なんかも協議されるものと考えております。

島田委員)石岡の景観と申しますか,イメージアップのためにもいい条例を作っていただきたいなと思います。よろしくお願いします。

櫻井委員)今,島田委員の,もう老朽化した廃屋以上の建物について,今のその所有者等は調べてあるんですか。

生活環境課長)今ご指摘があった建物の場所については,建築住宅指導課の所管でもありますし,こちらのほうでも所有者等は不明のような状態であるために,なかなか進まなかったというふうに確認しております。

櫻井委員)特にですけども,石岡の街中,たぶんそういう事例がこれからたくさんおきると思うんです。ですから,そういうものについてきちっと対応していかないと,いつまで経ってもこの特措法を活かしていくことはできないと思います。今も結局所有者がわからないものであれば,例えばそういう委員会,その中に専門の方たちが司法書士なり,法務局の方もいらっしゃる中で,たぶん強制執行という事例がこれから多々出てくると思うんです。それで強制執行したもので,結局その取り壊し費用について,市が大きな財政負担をするというようなことも想像できるんですけれども,例えばこれから条例を整備していくというお話しがありましたけれども,土地の所有者は分かるわけですよね。建物についても保存登記がされていれば所有者が分かるはずです。建物が保存登記されていれば地上権というものが発生してくるんです。法的には地上権の売買は可能である。ですから,地主さんが例えば全部土地を持っていたとしてもその1割とか2割とか3割はその地上権がその権利を占めているんです。場所によって違う。東京なんかに行くともっと高い。地上権のほうが強いんです。そういうものを含めて市が財政負担をするだけじゃなくて,例えば,借地の上に保存登記されている建物もあれば,そういう地上権を根拠に地主さんに請求することが可能なのかどうかとか,あとは地上権の例えば,なんて言うんですか競売とか可能なのかどうかとか,そういうことも含めてね今後考えていかないと,この特措法というのはできても,本来その力を発揮できない。もう一つは,白雲荘の問題,先ほど出ましたけれども.今度霞台で新しく発電システムのごみ処理場ができるんです。民間の処理場へその解体したものを持っていくと,ものすごいお金がかかる。これ壊すよりも処理料のほうがかかる。ですから行政が強制執行やるものについては,そういう仕組みを作っちゃうんです。そうすれば市が持ち出すものは民間に出すものよりもはるかに負担が小っちゃくてすむはずなんです。私が議員になって再度なった最初の一般質問であの泉町の建物の話,今,島田委員からお話が出た建物の質問をさせていただいておりますが,もうそれから約2年弱経過してますよ。これから強制執行せざるを得ない物件というのはできるんですけども, やってもそういう状況がこれから続くと思います。ですから,そういうものを専門家の皆さんとよく相談して費用をいかに回収していくか,そういうことをお考えになっていかれるといいのかなと前々から実は思っていたんです。ですから,権利もすべて売買対象ですから,それも費用に充てることが可能なんです。そういうことについて今後何かお考えがあれば。

生活環境課長)この特措法に関しては,今,委員おっしゃられたように,特定空家として除去とか修繕,指導,勧告,命令等が可能になったということもございます。今後,おっしゃられたような行政代執行等のほうの除去も可能なったということでありますので,まあ法の中でできることを位置付けながら,またそういう費用なんかも現在国からも公金等として適用できる部分もありますので,そういうのもできる範囲で活用しながら計画のほうをより良いものにしていきたいと考えております。以上です。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,「悪臭対応について」を議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

生活環境課長)浦須の悪臭に対する経過について,現在までの状況についてご説明いたします。
 前回の委員会におきまして,水質検査を実施いたします。とのご説明をいたしましたが,資料のとおり,8月29日,9月20日,10月11日の3回にわたりまして実施いたしました。3回の実施日によって,数値の幅が大きいですが,特に1回目の調査時の数値は,基準値を大きく越えております。
 基準根拠ですが, 生物化学的酸素要求量, 化学的酸素要求量,浮遊物質量,窒素,りんは茨城県霞ケ浦水質保全条例施行規則になります。
 銅含有量,亜鉛含有量,アンモニア,アンモニュウム化合物,亜硝酸化合物及び硝酸化合物は,H28公共用水域及び地下水の水質測定計画から,大腸菌群数につきましては,環境省一律排水基準からとなります。この資料をもとに,11月7日に農政課の職員及び生活環境課の職員の計4名で県南県民センター,環境・保安課及び農業振興課へ今後の対策について,打ち合わせをして参りました。
内容につきましては,これまでの経過について説明をいたしまして,県南県民センター農業振興課では,何度か農政課とも合同で現場へ出向いていただいておりましたが,口頭注意や指導のみの対応であったために,改善がなされていないことから,文書での指導を依頼しました。
 その後,環境保全課担当者から,11月9日に廃棄物担当と現地確認に行くことで調整し立ち会いをお願い致しました。ただしこの11月9日については,当日に恋瀬川及び支流に重油流失事故がありましたことから,12月12日以降で再調整をして今,県南県民センターの担当課のほうと調整をしているところでございます。
 以上,浦須地区豚舎の悪臭の現状についての報告です。よろしくお願いいたします。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

櫻井委員)この資料等を拝見しますと,少し改善されつつあるなと数値的に思うんですけれど,まだまだ基準値をはるかに超えている,上回っているという状況です。委員会で現場を見に行った時から,もう半年くらい経ったけれど,その間に例えばこういうものに対してね,文書で警告を出す程度では,私は改善できないなと思うんです。薬剤を散布してどうのこうのというくらいしか。ですから,もう時期を見て,たぶん石岡市ではこれ1件ではないと思うんですよ。ほかにもあると思うんです。ですから,石岡市ではこの基準値を超えるようなことは駄目なんだよ,できないんだよということをね,知っていただくためにも,もっときつい対応をしていかないとこれは改善できないと思います。ですから,そういうことをお願いしたいんですけど。お考えを少しお聞かせ願えればと思います。

生活環境課長)委員おっしゃられるとおり,市の農政課と生活環境課のほうも含めての対応がなかなか進まないところでございますが,県のほうの所管部分でもございますので,今まで県のほうでの文書等の指導なんか全然していなかったというのも確認しておりますので,まず,県のほうからの文書なり改善命令等なりの,それ以上の指導をということで,農政課のほうとも県南県民センターのほうにお伺いして,その方向で進めて行こうと考えております。以上です。

櫻井委員)それもいいんですけども,できるだけ河川の水を皆できれいにしようと。これは,こういう畜産だけじゃないんです。すべて我々の生活の中も含めて川をきれいにしようというようなことをしていかないと改善できない。あるいは子ども達にこういう教育を学校の教育の中でしていただくようなことをやって,家に帰ったら「お父さん,こういうことを学校でやって来たけど,うちは大丈夫なの」という意識を,子ども達に持ってもらうというようなことをして,この地域の河川とか高浜に通じて霞ヶ浦をきれいにしようというような意識を高めていくことが,私は大事だと思います。ですから,これに関しては,ちょっと悪質ということもありましてね,悪質なものに対しては強く,少し強く出ないと。市役所とか県だけでは難しいと思いますよ。住民の方たちも近所だから言いづらい。近所に住んでいる人がやっていることであれば特にね,言いづらいんですよ。そういうことも含めて,先ほどから言っていますが,もう少し強い手段をとってということも大切だと思いますので,市役所だけ県だけで考えているのではなくて,もっと違う機関も相談し利用活用していったらいいと思います。以上です。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

岡野委員)末端の排水路が市有地,公有地ではないかと建設課のほうに問い合わせるという話にしたんですけれど,その後どうなってますか。

生活環境課長)今,委員おっしゃられたとおり,支所の道路建設課のほうと同時に行って居りまして,そちらのほうからも改善の文書なり通知なり出すようなところになってます。また,並行して行うという形なので調整はして今出すような手続きもとっているところです。

岡野委員)市有地,公有地を使っているということは,それを差し止めるということはできないんでしょうか。

生活環境課長)今,委員おっしゃられたとおり,当然,市有地である部分を差し止めるという形で,支所の道路建設課の担当者のほうとも話しましたが,それを差し止めるような形の文書になっておりますので,並行して手続きをとっておりますので。こちらの生活環境課のサイドのほうでも県南県民センターのほうに見ていただいて,同時にそういうところも含めて行うように連携して関係する課内で調整している状況でございます。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

島田委員)今回の浦須の件なんですが,もう何十年と続いているわけです。ようやく今回このような形で行政の動きが具体化してきた。やはり県等とも協議し,また,悪質な場合には法的な手段もとっていくべきだと。そうでないと,また,延び延びになってまた騒ぎだすというような事態が予想されますので,やっぱり早い時期に進むようにお願いしたいと思います。以上です。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,「八郷学校給食センターの管理運営状況について」を議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

学校給食課長)それでは,八郷学校給食センターの管理運営状況についてご説明いたします。資料の中身につきまして詳細に説明していきたいと思います。平成27年9月から,八郷学校給食センターの調理業務について,民間委託を行い1年3か月が経過いたしました。その後の効果検証につきましてご報告申し上げます。
 八郷学校給食センターの調理部門の外部委託によりまして,人件費の上乗せはあるものの,全体的な検証といたしまして,効果が表れてきているものと考えてございます。その効果としましては,調理員の確保が挙げられます。調理は,人の手による作業が多い業務のため,以前は調理業務員の確保が大きな課題でございました。本人の体調不良や家族の都合による退職者が続き,速やかな調理員の補充もままならない時期が実際ございました。
 委託後は受託業者の迅速な対応により,速やかな調理員の補充ができ安定的な業務が図られるようになりました。
 その結果,表にもございますように,異物混入や配分量の間違いさらに給食配送の遅配など改善されたことと考えております。
 また,省エネに対する取り組みが徹底しているため,前年同月比の水道・電気・重油・ガスのこれらの使用量が減少し,効率的な予算執行の一助となっております。
次に,給食センターでございますので徹底した衛生管理が求められます。日頃の管理面では,調理嘱託員の給与管理などの事務処理が大幅に職員の担当から市担当職員が外れることにより,その担当職員が施設管理業務などに時間がかけられるようになってございます。さらに,栄養士,栄養教諭の業務が調理の個々の直接指導から離れるために,学校給食全般の管理・監督や,小・中学校などでの食育活動にその多くの時間を充てられるようになりました。その栄養士,栄養教諭が作成している献立におきましても,調理業務に精通した実績のある委託業者のノウハウを活用できるため,質の向上に繋がっていると考えております。学校訪問などでの児童・生徒・教員からの声では,質の向上に対する評価もいただいており,食べ残しの減少にもつながっているものと考えております。このように,全体的には目に見えない部分も含め,大きな効果があるものと考えております。
 なお,今後より一層の効果的な運営とその実現に向けての努力をしてまいります。報告は以上でございます。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

岡野委員)その今の報告で人事管理が役所より民間のほうが優秀だという報告でしょうよそれは。それは自己否定につながるんじゃないんですか。人事管理でも何でも民間のほうが優秀だということでしょうよ。給食センターそのものが市で運営するよりいいということなんじゃないですか。そういうふうに私は聞こえますけど。それはちょっとおかしい報告だったと思います。それで結果的にですよ,これ学校給食センターの経費,人件費が外部委託前と外部委託後では337万2,794円,7か月で多いんですよ,外部委託後のほうが。これはどういうふうに考えますか。ちょっと私は理解できないですよ,今の報告では。

学校給食課長)委員のほうから質問がございました2点についてご答弁申し上げます。
 まず最初の人事管理ということでございますが,私の申し上げました人事管理というものがですね,委託前は調理嘱託員が15名ほどありました。そうしますと当然,時給で働いてもらっているわけなんですが,月末締め,月中から末にかけて,その給料の締めとか保険関係,そこのまとめる事務が膨大になってまいります。そういうものが今度は一括して民間業者のほうに委託されたので,給与計算等がなくなり,そのことがメインの人事管理ということで申し上げさせていただきました。
 2点目の委託後の人件費の約300万円の増でございますが,こちらは延べ人数にしますと調理嘱託員なんですが,委託前と委託後を比較しますと勤務実数の延べ人員が246名増えてございます。この分によりまして適正な人員が配置されて,給食のほうが滞りなくできるようになったということで,その調理嘱託員の適正な人員確保ということで費用が若干上回っているということでご理解いただければと思います。以上です。

岡野委員)そのご理解いただくって言ったって,330万円増えているんですよ。つまり外部委託するならば,今までよりも予算額が減った減額した,だからその外部委託する価値が出てくるわけで,増えているならば外部委託する理由がないと私は思うんです。外部委託っていうのは減額する,予算が減額になるという一つのメリットがあると私は思っているんですけど,増えているんですよ。増えているならばよくなるの当たり前でしょうよ。それが,民間だから良いです良いですって330万円も7か月で増えているんですよ。増えていれば良くなるの当たり前でしょうよ。増えていて悪くなったらどうなるんですか。これ増えているってことに私は問題があると思いますよ。要するに外部委託前のほうが良かったでしょうよ。こんなに増えないんだから。特に問題があったわけじゃないでしょうよ。そう思いますけれど。

学校給食課長)委員のご質問に対してご答弁申し上げます。繰り返しになってしまうんですけれど,調理嘱託員が適正な人数が配置されないことにより,給食の量の間違いや数え間違い,そういうものが今まで頻発していたというのが事実でございます。今回の委託によりまして,繰り返しになってしまいますが,人数が適正に配置され,人件費の部分は上乗せされてしまいますが,安心安全な給食が出せるようになったということでご理解のほういただければと思います。今後さらに調理器具,調理の方法,またメニュー等を考えていきましてより人件費等も下がっていくような方法を考えていくところでございます。以上でございます。

岡野委員)何と説明されても,数字が物語るわけですから,金額が上回っているような形の外部委託については賛成はできませんね。以上です。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。

櫻井委員)数か月前,八郷給食センターで給食をいただきました。宮本部長も含めておいしい給食をいただきました。その時に主食副食合わせて3割の食べ残りがあるというふうなお話を伺いました。これにはやっぱり栄養価を考えながらメニューをいかに作っていって子供たちにそれを食べさせるか,というようなことが大切だと思うんです。ですから,何の時はたくさん残るなとか,そういう傾向を見ながら栄養のバランスと残菜が少しでも減っていくように,そういう努力も必要なんではないのかな。話聞いただけで30%の給食が残るっていうのはちょっともったいないなと,あの時感じたんで。これは先生方も含めて食育も含めて,この3割の食べ残りが出るというようなことについては,至急改善していったほうがいいな,これは要望ですが。メニューをつくる上でよく栄養士さんと相談をしていただきたいと思いました。答弁は結構です。

教育部長)岡野委員さんのさっきのことですけれども,子どもたちに給食を提供するということはお金だけで片付けていいんですかというお話です。基本的に全国的に業者に調理業務を委託しているところが非常に多くなっています。お金的にもそれ程たぶん石岡市と変わる状況ではないと思います。今回のプロポーザル方式で業者のほうを選定させていただきましたけれども,ただこの数字的な人件費等だけをみてもそうなんですけれども,それ以外に今まで八郷給食センターにいた調理師さんが正規の職員がすべて石岡の給食センターに移ったり,残った色々な効果が書いてありますけれども,そういったものをお金に換算した場合,表しにくい部分もあるんですけれど,トータルしてみると差が極端という,確かにその部分だけを考えると大きな金額なんですけれども,それ以上に私は効果があるというふうに思っています。

岡野委員)行政が自らの職場を狭めるような,そういう消極的な姿勢というのが私は納得できないと言っているんですよ。しかも何のメリットがあるのか,つまりやっているのは人間なわけなんですから,その人間に対しての対応あるいは管理,そういうものができないからこうなっているんでしょうよ。行政が自分の職場を狭めている。私はそういうのが納得いかないと言っているんですよ。同じ人間がやるならばできるわけですから。それは行政だって。それが行政でなくて民間のほうが良くなってますというのは行政が仕事のその場所を狭めているということ,管理を狭めているんですよ。それは私は納得できないと言っているんです。

谷田川委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして,まちづくり協働課から発言を求められておりますのでこれを許します。

参事兼まちづくり協働課長)石岡市は,生活安全条例に基づき,市民の生活安全意識の高揚と自主的な生活安全活動の推進を図り,市民等と市が安全で住みよいまちづくりを目指しております。防犯対策の充実は,市民満足度調査報告においても,重点改善分野に位置し,市民の期待の高さがうかがえます。その目的を達成するため,地域の安全に対する意識の啓発,安全な地域づくりの環境整備,市民の自主的な防犯活動に関する助言指導を実施していることが市の責務であると考えております。防犯カメラの設置は,警察署との協議においても,防犯カメラを設置することにより,犯罪の防止・抑止力に大きな効果があると認識しております。
 その中で今回のご報告であります。平成28年度予算措置されております防犯カメラの設置事業を進める中で,当初説明いたしました内容に変更がございますので説明させていただきます。変更箇所についてです。防犯カメラ設置工事につきましては,現在設置されているカメラ6台の更新と新規7台を設置するため予算計上いたしました。1,174万9,000円を計上させていただいております。その中で,市庁舎内から作動状況や映像の確認ができる,光ネット回線利用を設備とて考えておりました。ただ,プライバシーとランニングコスト削減のため,当初の電話料を減額する予定でおります。また設置場所につきましては,駅西口工事と市内防犯カメラの設置に分けて発注を予定しております。進める中で予算の範囲で防犯上有効な場所があった場合は,対応してまいりたいと考えております。
 1か所目でございます。市内の駐輪場で,防犯カメラが設置されていない駅東駐輪場でございます。
 2か所目としては,県道石岡停車場線御幸通り内での場所選定を行い,駅方面に向けて1基と,まちかど情報センター方面に向けて1基を考えております。
 3か所目としては,まちかど情報センター交差点付近に香丸町方面と中町通りに向けての1基の予定をしております。カメラとしては5基となるようえ今進めております。
 現在,設置場所については,管理者等との協議を進めており,年度内完成をめざしております。
 なお,さらに設置要望等が提出された場合には,犯罪の発生が危惧されるなどの状況を判断し対応してまいりたいと思います。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
続きまして,その他の件といたしまして,高齢福祉課から発言を求められておりますのでこれを許します。

高齢福祉課長)高齢福祉課から,石岡市における介護予防・日常生活支援総合事業,いわゆる新しい総合事業についてご報告申し上げます。
新しい総合事業は,地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律により改正される介護保険法第115条の45の規定に基づき実施するもので,これまでの介護予防サービスのうち,介護予防訪問介護及び介護予防通所介護を新しい総合事業に移行し,実施するものでございます。
 石岡市における新しい総合事業の取組みとしましては,既存の介護予防訪問介護事業所,介護予防通所介護事業所並びに石岡市ディサービスセンターにおいて,それぞれ行っているサービスを新しい総合事業に移行していく方向で,現在,各種の調整を行っているところでございます。
 特に,石岡市ディサービスセンターにおきましては,事業の内容や利用者負担金,利用時間などについて指定管理者と調整を行っております。調整結果によりまして,平成29年第1回定例会において,石岡市ディサービスセンター条例の一部改正を提案したいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。報告につきましては,以上でございます。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
続きまして,その他の件といたしまして,スポーツ振興課から発言を求められておりますのでこれを許します。

参事兼スポーツ振興課長)スポーツ振興課より,現在八郷総合運動公園内に整備を進めております,ウォーキングコースについてご説明いたします。
 9月より整備を進めてまいりましたウォーキングコースは,今月完成する予定でございます。
 このウォーキングコースは,延長1周570m,幅員2m,舗装は,弾力性のある透水型ゴムチップウレタン舗装の全天候型でございます。延長が570mと半端な距離となっていることから,距離表示を1q,2q,3kmごとサインにより表示し,舗装面に100mごとにペイント表示をいたします。
 夜間利用者も多くなることが想定されることから,照明設備は発電型LED照明を20基設置いたします。
 また,スタート地点に健康増進器具といたしまして,配布されました資料の5ページ右上@に記載されています,背筋のストレッチができる2人がけの背もたれベンチ,右の中程Aに記載してあります腕の力のみで全体重を支えることができ全身を使って筋力トレーニングができるパラレルバーを設置し,幅広い利用者の健康増進を図ってまいります。
 次に,竣工式典でございますが,1月9日月曜日成人の日に竣工式典を予定し,内容といたしまして,資料右下に記載いたしました内容のとおりでございます。
 また,式典終了後には,スポーツ推進委員協議会による,正しい歩き方教室などを予定しております。
 教育福祉環境委員の皆様におかれましては,後日案内状を送らせていただきますのでご臨席のほど,よろしくお願いいたします。以上でございます。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

池田副委員長)この八郷総合運動公園のウォーキングコースの整備につきましては,今年度の第1回教育福祉環境委員会4月19日に開催の時に設計委託料というようなことも含めて説明がございましたのでその時も申し上げましたが,やはり利用する方,ランニングする方であるとか,ウォーキングする方の観点視点が欠落していると思います。というのは,この570メートル距離なんですけれども,そのランナーの聖地と言われている皇居,これ1周5キロメートルです。水戸の千波湖1周3キロメートル,石岡の運動公園が1,008メートルですから1キロメートルですね。柏原公園が600メートル,国府公園が3周で1キロメートルですから330メートルちょっとですか。利用する側からすると,例えば運動公園1周6分で走れば時速10キロで走って何週走ったから何キロですね。あるいは1周10分で歩けば時速6キロで何週歩ったから何キロ歩きましたねと,すぐわかるわけですね。570メートル,むしろこれ500メートルのほうがいいと思いますよ。70メートル削って。ですから,今更申し上げても仕方がないですが,利用する方の視点とか観点とか意見をもう少し聞いてほしかったなと思います。もうできてしまったものは仕方ないですが。例えばこれをベースにして芝生公園とかテニスコートを回って1周1キロメートル程度のコースの拡張策とか,そういったのを今後検討していただければと思いますが,そういったことはどうなのか,もうできちゃっているんですよね。非常に結果としては残念だと思います。そのもし何かあればお伺いいたします。

参事兼スポーツ振興課長)570メートルのいきさつなんですけれども,実際に多目的広場の外周を使ったものですからとれる距離というのが570メートルが限界というのが理由なんですけれども。今後,歩き方によっては,テニスコートのほうを抜けて考えて歩ってもらうような方法で今のところは歩っていただくしかないのかなと思います。

教育部長)池田副委員長さんの570メートルについては,先ほど設計の見直しの時にやっぱり意見をいただいたのは十分承知しておりました。それを受けて実際にコース設定を何か所かやってみました。その中で東側からずっと右手のPと書かれたパーキングのほうを通して外側をまわしてやるっていう方法も考えていたんですけれども,駐車場の入り口の部分が非常に狭いということで,ここについては断念をしたということでございます。さらに上にずっと上がっていく芝生広場の段差がありまして,本当はそこをずっと回してという話もありましたけれども,これについては非常に勾配の関係で難しいという状況でありました。なので先ほど参事のほうで答弁をしましたけれども,できるだけその標示を歩いている人に分かるように,1キロ,2キロ,3キロという標示をサインより表示をするような案内板をつけさせていただきました。さらに舗装面100メートル毎にペイント表示をするということで,あわせて看板の中に1周目いくら,2周回って何キロというその看板をあわせて設置をさせていただきました。苦肉の策ということでこういうふうにさせていただきましたので,まあ歩っているかたには非常に中途半端な距離で分かりにくいかもしれませんが,最善の方策はとったということでご説明させていただきました。

池田副委員長)分かります。収まるとこに収めると570メートルだということなんでしょうけども,その4月にも申し上げましたけれども,利用者の使いやすさを最優先に意見とか視点とか観点とかはもう少し配慮していただけると良かったかなと思います。以上です。

玉造委員)距離のこともありますが,こちらの背もたれベンチとか平行棒とかがあるんですが,このウォーキングコースが低い所にできておりますので,この中に屋根のある場所とかはあるんですか。

参事兼スポーツ振興課長)特別屋根のある所はありません。ただ近くに施設,トレーニングセンターとかそういうところがありますので,例えば雨など降ってくればそちらに退避してもらうような形はとれると思います。あとはバックネットの裏にちょっとした屋根のついたところがありますので,そちらも急な雨の場合には入っていただくこともできると思います。

玉造委員)今,屋根が少しあるっていうお話でございましたが,こちらの背もたれベンチとか平行棒とかがある辺りにでも屋根のついたもの,色んな所で必ずできてから屋根が欲しいっていうようなご意見が出ているっていうこともございますので,屋根のほうも考えたほうがいいのではないかなと考えます。また,AEDのある場所がトレーニングセンターになっておりますが,こういった素晴らしいウォーキングコースができますと色んな所から来られる方が,また色んな方が大勢いらっしゃるようなことになると思って,AEDなども本当にこのコース沿いにあるというようなこともお考えになったほうがよろしいのではないかなと思いますがいかがでございますでしょうか。

参事兼スポーツ振興課長)初めに屋根のある所が近くにあるといいということなんですけれど,そのベンチのある所にバックネットがすぐ近くにあるんですけれども,その近くに簡易的に屋根のある所と,あとは野球のベンチもありますのでそちらで対応できると思います。それと,AEDなんですけれども,トレーニングセンターの中に設置はしております。以上です。

玉造委員)トレーニングセンターにあるものとかは,使用できる時間帯とか,そういうのに限りがあるのではないかと思うんですけれど,その辺はいかがでございますか。

参事兼スポーツ振興課長)一応,開放時間がそのウォーキングコースとトレーニングセンターが同じ時間で閉鎖時間が同じ時間ですので,そちらで対応は大丈夫だと思います。

玉造委員)冒頭にもこのウォーキングコースとトレーニングセンターの間が高低差があるのではないかと思うんですが,できればそのコース沿いに使用できるものがあればいいと私は考えておりますので,そのようにできればお願いしたいと思います。

参事兼スポーツ振興課長)AEDの設置のことだと思うんですが,ちょっと高低差は階段があると思うんですが,その脇,駐車場のほうから,そんな階段の所と距離が変わらないものですから,まあそちらから行けば階段じゃなくて,ちょっと坂道のところを上がって行ければ,そんなに問題はないのかなと考えております。

谷田川委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,学校給食課から発言を求められておりますので,これを許します。

学校給食課長)私のほうから学校給食費の取り扱いについてご説明いたします。現在,石岡市の学校給食費は,小学生が月3,900円,中学生が4,520円となってございます。
 現在,市では,平成26年4月から,消費税の改定に伴いまして,子育て世代の経済的負担の軽減策としまして,当時の値上げ分の小学生では100円,中学生では120円を市が負担している状況でございます。
 今後さらに,子育て支援および人口減少の歯止め策としまして,子育て世代のさらなる負担軽減を図るため,給食費の一部無料化につきまして,早い時期に導入すべく進めているところでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

岡野委員)今の説明では訳が分からない説明で,「一部軽減」とか「早い時期に」とか,そこら辺をまとまった上で普通は話をするべきで,全然訳の分からない説明でしたね。

谷田川委員長)暫時休憩をいたします。

   ―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。

学校給食課長)失礼いたしました。ただ今,学校給食課,教育委員会内のほうで進めている政策でございますが,第3子以降の学校給食費無料について検討している状況でございます。

池田副委員長)今現在第3子以降の給食費の無料化について内部で検討している。いわゆる制度設計の途中であるということでございますが,仮に,今の児童生徒数から推計しまして,第3子以降で無料化した場合の本市の持ち出し額についてはどの程度想定するのかお伺いします。

学校給食課長)お答え申し上げます。現在推計している人数及び金額でございますが,3人同時に義務教育,小学校中学校に在籍していることで人数想定しますと,250人程度になると考えてございます。給食費に1年間分,250人をかけますと,予算的な規模で申し上げますと,約1,100万円と考えてざいます。以上でございます。

谷田川委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
続きまして,生涯学習課から発言を求められておりますので,これを許します。

生涯学習課長)生涯学習課から平成29年石岡市成人式典の開催についてご報告いたします。
 ここで,1か所訂正がございます。資料右上の日付が12月8日になってございます。正しくは12月9日でございます。お詫び申し上げますとともに訂正をお願いいたします。
 それではご説明いたします。成人式典は,平成29年1月8日日曜日,午後1時より,石岡市民会館におきまして開催いたします。受付は12時20分からとなります。
来年新たに成人を迎える方は,市内在住者713人,市外在住者が38人の751人でございます。男性が404人,女性が347人となってございまして,総数で昨年より62人少なくなっております。
なお,式典の内容といたしましては資料の3のとおり,午後1時から午後2時を予定してございます。委員の皆様には,新成人の門出を祝っていただきますよう,ご臨席を賜りますようよろしくお願い申し上げます。ご案内はご自宅へ郵送させていただきます。以上,ご報告いたします。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,文化振興課から発言を求められておりますので,これを許します。

文化振興課長)文化振興課から,新たに文化財指定を行った件についてご報告をさせていただきます。
 お手元の資料の9ページをご覧いただきたいと思います。「石岡市有形文化財(絵画)の指定について」としてお付けしております。文化財の名称といたしましては,「絹本着色両界曼荼羅」でございます。所在地及び所有者は,石岡市下林1番地,宗教法人村上山観音寺となってございます。去る11月16日の日に,教育委員会において文化財指定を行う旨の議決をいただいたところでございます。この両界曼荼羅でございますけれども,6項目目のところにお示ししておりますように,「法量(寸法)・制作年代」に記載しておりますように,胎蔵界曼荼羅,それから金剛界曼荼羅という,2幅の絵画からなってございます。資料1枚返していただきまして一番裏のページになりますけれど,(1)この上の2枚の写真としてお示ししてございますのが胎蔵界曼荼羅でございまして,これが鎌倉時代の末ごろの作と推定されてございます。(2)の金剛界曼荼羅,下の写真2枚でございますが,これが室町時代末ごろの作と考えられるところでございます。
 市指定文化財としての価値につきましては,ページ戻っていただきまして9ページに記載をさせていただいておりますので,ご確認いただければと思います。以上でございます。

谷田川委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 その他の件といたしまして,ほかに発言は,ございませんか。

玉造委員)平成29年4月から,仮称子ども図書館のほうができるような予定になってございますが,中央図書館内にあったものを子ども図書館のほうに移して,中央図書館の中のほうも改善をするのだとは思うんですが,予定通りにいくのでしょうか,お伺いいたします。

生涯学習課長)現在子ども図書館につきましては,リース契約を締結いたしまして発注しております。予定通り工事のほうは進行してございます。今のところは,4月1日オープンを目指して予定どおり進んでいる状況でございます。以上でございます。

玉造委員)今,子ども図書館のほうが予定どおり4月1日からオープンできるというご報告でございましたが,本館のほうの中央図書館もそのように理解してよろしいでしょうか。

生涯学習課長)本館のほうにつきましても,4月1日子ども図書館のオープンにあわせまして進めて行く予定でございます。
 
谷田川委員長)ほかに発言は,ございませんか。
 暫時休憩といたします。

   ―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに発言は,ございませんか。

   〔「なし」との声〕

谷田川委員長)次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 当委員会において,閉会中も,なお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文に示す事件・事由について,閉会中の継続調査を申し出たいと思います。これにご異議ございませんか。

   〔「異議なし」との声〕

谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。













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