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議会中継
  


平成28年度 総務委員会

 第3回委員会 (5月12日)
出席委員 菱沼和幸委員長,勝村孝行副委員長,徳増千尋委員,塚谷重市委員,山本進委員,小松豊正委員,石橋保卓委員,櫻井茂委員
市執行部 【総務部】
 部長 久保田克己,次長 齋藤秀幸,参事兼防災対策課長 島田美智男,総務課長 廣瀬隆晶
議会事務局 庶務議事課主幹(比企信太郎)


菱沼委員長)若干定刻より早いですが,ただ今から,総務委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。初めに,所管事務の調査として,女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

総務課長)貴重なお時間を頂戴いたしまして,本日は誠にありがとうございます。
 私からは,石岡市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画の策定について,ご説明させていただきます。
 説明に先立ちまして,大変申し訳ありませんが,先日お配りいたしました,資料6ページのCの部長次長相当職の表でございます。1番上の段の左から3番目の段です。うち女性課長数と記載されておりますが,本来はうち女性部長次長数でありましたので,誤りですので本日,お手元に配布させていただきました資料と差し替えていただけますよう,よろしくお願い申し上げます。申し訳ありませんでした。

〔「人数は変わってないの」と呼ぶ者あり〕

総務課長)変わっておりません。表記だけが。

〔「27人が17人になっているけど」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)暫時休憩いたします。

−休憩−

菱沼委員長)再開いたします。

総務課長)大変申し訳ございませんでした。
 また,平成27年12月1日付けで,総務省から女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく特定事業主行動計画の策定等に係る内閣府令及び,事業主行動計画策定指針が示されました。さらには,平成27年12月28日付けで特定事業主行動計画の策定例が示されましたので,年が明けました1月から,計画の策定を進めてまいりました。現状のデータ分析や関係機関との調整等に時間を要してしまいまして,本日,策定のご説明をさせていただくこととなりましたこと,深くお詫び申し上げます。
 それでは計画について,ご説明させていただきます。この計画は,平成28年4月1日から施行されました女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく行動計画でございます。労働者が301人以上の民間事業主と,地方公共団体に策定が義務付けられたもので,石岡市としましても,一事業主の立場として,職場における女性職員の活躍を推進するための行動計画を策定いたしました。それでは,お手元に配布いたしました,行動計画の1ページをお開きいただきたいと思います。ページ右上をご覧いただきたいと思います。この計画につきましては,市長,議会議長,教育委員会等,本来は任命権者ごとに策定することとなっておりますが,当市の職員規模,職員の採用や昇任,昇格などを一元管理している等を鑑みまして,それぞれの任命権者に合議の上,連名で策定させていただきました。
 まず,1項目目の計画期間でございますが,女性活躍推進法が10年間の時限立法であることを踏まえまして,今回は前期5年間の計画とさせていただきました。次に2項目目の計画の推進体制でございますが,5年スパンでの計画となりますので,本計画の実施状況を把握し,必要に応じ随時見直しを行って参りたいと考えております。
 続きまして2ページをご覧いただきたいと思います。3項目目の,女性の活躍に関する職場における現状と分析でございます。この計画は,女性の活躍に関する現状の把握と分析を踏まえまして,課題となっているものについて,目標や取組内容を策定することが求められておりますので,ここからは,国から示されました(1)から(7)までの7項目につきまして,現状の把握と分析をしております。まず(1)の採用した職員に占める女性職員の割合でございます。平成25年度から平成27年度におけます,行政職で採用した女性職員の割合は,毎年度4割から5割の割合で推移しておりまして,男女の比率はほぼ半数となっております。このことから,採用における男女の差は生じていないと分析しております。また,消防職におきましては,過去に女性の採用試験受験者は数名おりましたが,採用には至っていない状況でございます。
 次に(2)の平均した勤続年数の男女の差異でございます。女性の勤続年数が男性に比べて極端に短い場合,女性職員の結婚退職や出産退職が常態化しているケースが多く見られるとのことです。当市の平成27年4月1日現在の男女の平均勤続年数に大きな差はなく,女性が出産等で早期退職をしなければならないような職場環境ではないと捉えております。
 続きまして,3ページをご覧いただきたいと思います。(3)の職員1人当たりの各月ごとの超過勤務時間でございますが,各月において概ね平均20時間前後の時間外勤務となっております。人事院が示し1つの目安である月30時間は超えていない状況にございます。しかしながら,繁忙期等では月30時間を超える部署もありますことから,女性活躍の観点からだけでなく,市全体の勤務管理として取り組まなくてはならない課題であるととらえておりますので,引き続き時間外勤務の削減に取り組んで参りたいと考えております。
 続きまして(4)の管理的地位にある職員に占める女性職員の割合でございます。当市の行政職における課長以上の女性職員は67人中3人で,4.5%となっておりまして,県内市町村の平均であります7.9%を3.4ポイント下回っております。44市町村中32位となっております。したがいまして,多くの女性職員が管理職として活躍できるような職場環境を整備していくためにも,この割合を高めていく必要があると考えております。
 続きまして,4ページをご覧いただきたいと思います。(5)の各役職段階にある職員に占める女性職員の割合でございます。ここからは,係長相当職,課長補佐相当職,課長相当職,次長部長相当職,それぞれの役職段階の女性職員の割合について,現状分析しております。まず@の係長相当職でございますが,平成27年4月1日現在の当市の行政職の係長相当職は,103人中23人で22.3%となっておりまして,国及び県の比率と比較しますと,ほぼ同様の率でございますが,県内市町村や全国市町村の平均よりは低い状況になっております。先ほどの(4)の管理的地位にある職員に占める女性職員の割合を引き上げるためには,将来課長補佐,課長への昇格する係長職の割合を高めることが必要であることから,当市の当面の課題は,係長相当職における女性職員の割合を高めることであると分析しております。
 続きまして,5ページをご覧ください。Aは課長補佐相当職,Bは課長相当職の現状でございます。係長職の女性職員の割合が低いため,当然のことながら,その上のポストであります,課長補佐相当職,課長相当職においても,県内市町村平均及び全国市町村平均を下回っている状況にございます。この状況につきましては,次の6ページのCの部長次長相当職においても同様でございまして,市町村及び国,県平均においては,部長次長職における女性職員の割合が数%となっておりますが,当市においては,皆無の状況でございます。
 続きまして,7ページをご覧いただきたいと思います。ここからは,視点が変わりまして,職員の育児休業や配偶者出産休暇につきまして現状分析を行っております。(6)の男女別の育児休業の取得率及び平均取得期間でございます。まず,男性職員でございますが,平成24年度から平成26年度までの3年間におきましては,育児休業取得者はおりませんでした。参考ではございますが,過去の実績として,平成24年度に1名,平成27年度に1名の男性職員が育児休業を取得した実績がございます。女性職員が仕事と子育てを両立し,その能力を十分に発揮するためには,パートナーである男性の子育て・介護等への参画が喫緊の課題となってございますことから,より一層,男性職員が子育て等へ参画しやすい職場環境づくりに努める必要があろうかと思います。その下の,女性職員の育児休業の取得割合でございますが,平成24年度から平成26年度の集計では,9割を超える職員が育児休業を取得しており,育児休業の平均取得期間も11.2か月と,ほぼ1年間の取得期間となっております。これらを踏まえますと,女性職員の育児休業については,職場の理解なども進んでいる状況であると考えております。
 続きまして(7)の男性職員の配偶者出産休暇及び育児参加のための休暇取得率及び平均取得日数でございます。配偶者出産休暇につきましては,男性職員が,配偶者が出産する際に3日間取得することができるとされております。3か年の平均でも,ほぼ9割近い職員が休暇を取得しておりますので,こちらも職場の理解等が進んでいる状況であると考えております。
 次の8ページをご覧いただきたいと思います。4項目目の女性職員の活躍の推進に向けた目標及び取り組み内容についてでございます。ここからは,これまで現状の把握及び分析を行った7項目に基づきまして,2つの目標を設定しております。まず1つ目の目標でございますが,(4)の管理的地位にある職員に占める女性職員の割合,(5)各役職段階にある職員に占める女性職員の割合が低い状況にありますので,管理職への昇格候補者となる係長相当職の比率を上げるため,平成32年度までに,行政職における係長相当職の女性職員の割合を,現状の22.3%から30%まで引き上げるとするものでございます。目標値の30%の根拠でございますが,当市において策定しております,石岡市男女共同参画基本計画に基づきます,後期実施計画におきまして,市の係長以上に占めます女性の割合を,平成29年度までに30%にするという目標を定めておりますことから,これを踏まえまして,まずは係長の割合を30%にしたいというものでございます。また,この目標を達成するための取組といたしまして,女性のキャリアアップ意識を高め,リーダーシップ等の手法を身につけることを目的とした研修やモチベーションの維持向上を図る研修等,女性職員の意識改革を促す取組に努めるとともに,女性職員の昇任に対する考え方などを把握するため,アンケート調査の実施等を行って参りたいと考えております。また,採用試験における女性の受験者割合を高めるため,女性がやりがいを持って働きやすい職場であることをアピールするため,ホームページ等で積極的に広報活動を実施して参りたいと思います。
 9ページをご覧いただきたいと思います。目標の2つ目でございますが,(6)の男女別の育児休業取得率及び平均取得時間,(7)の男性職員の配偶者出産休暇及び育児参加のための休暇取得率及び平均取得日数の分析結果を踏まえまして,男性職員の育児全般の休暇取得率を高める目標を設定いたしました。具体的には,平成32年度までに,男性職員の配偶者出産休暇取得率を90%以上,男性職員の育児休業取得率を10%以上にするものでございます。この目標設定につきましても,石岡市男女共同参画基本計画に基づく後期実施計画におきまして,男性職員の育児休業取得率を平成29年度までに10%とするという目標を掲げておりますことから,これを踏まえて今回の目標とするものでございます。この目標を達成するための取組としましては,男性職員が育児休業,配偶者出産休暇,育児参加休暇等の各種支援制度を利用しやすい職場環境となるよう,管理職員に対して意識啓発を図るとともに,各種支援制度のパンフレットを作成し,庁内イントラネットで常時閲覧できるようにする等,制度の利用促進に努めていきたいと考えております。
 以上が,今回策定しました女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画の内容でございます。この計画に基づきます取組につきましては,冒頭にもご説明申しあげましたとおり,皆さまのご意見等を頂戴しながら,必要に応じ見直しを行って参りたいと考えております。以上でございます。

菱沼委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただいまの件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

小松委員)女性の方々が特にと言うわけではないですけれども。まあ職員の方みんな一生懸命,まじめに仕事をされていると私は思うんですけれども。これはその活躍を推進するための計画なんですけれども。女性を取り巻く状況というのは,仕事自体も責任が重い,大変な仕事だと思うし。家庭でのこともあるし。家庭であれば,お嫁に行っていればお姑さんとか,そういう関係もあるしですね。様々な中で一生懸命やられていると思うんですね。そういう中でなかなか女性の皆さん,管理職になる人が少ないとか,様々な問題が出てくると思うんだけれども。こういうやはり,実際に女性職員の気持ち等を聞いてみないとね。こう,噛み合っていないこともあり得るからね。そういう点でお聞きしたいんだけれども,1つは組合。組合の中で女性の方の様々な要望があるかと思うんだけれども,そういうことは聞いておられますか,あるいは聞く計画なのか。それをまず1つお伺いしたいんだけれども。

総務課長)先ほども計画の説明の中でも申し上げましたが,アンケート調査をこれから実施しまして,女性職員の,そういう生の声を。家庭の状況とか,仕事の内容とかを含めまして,アンケート調査を実施してまいりたいと考えております。先ほどの組合からの要望というものでは,現在私の方では把握してございません。女性として,何か要望があるということは特に把握してございません,職員全体としてはございますけれども。女性だからこうだよ,ということは特にございません。

小松委員)まあアンケートを個々に。女性職員全員にアンケートをされるという意味ですね。同時にやはりそういうことでも大変大事だと思うんですけれども,組合の中でどのような議論がされているか,組合はどういうふうにこれを思っているか,というのも非常に大事だと思うので。ぜひやはり聞いてもらった方がいいんじゃないかと私は思うんですけれどもね。
 それともう1つ,私がこれ,わからなくて聞く面もあるんだけれども。女性職員を例えば幹部に登用する場合にですね,これ全部試験があるわけでしょう。昇級試験というか。それはどういう度ごとに,係長とか全部あるんですか。それはどうなっているんでしょうか。

総務課長)現在は地方公務員法で昇格,昇任につきましては試験制度や人事評価を交えながら,取り入れて昇任,昇格を行うということとされております。したがいまして係長,課長補佐,課長の3段階におきましては現在,試験を実施しているところでございます。

小松委員)そういうふうにやられているということなんですね。それで私が何人かの人に聞いた意見では,家のことも大変なので,そういう昇任試験を受ける前に,そういうのを受けて,なればまた大変なことになるから,というような人もいるみたいなことを聞く時があるんだよね。あえて昇級は望まないでやった方が楽にできるんじゃないかという意見もあるので。そういうふうに私は聞いたことあるんだけれどね。まあ女性の人が管理職になれば,女性の視点で様々な,非常に実生活的な視野が広がるし,市民レベルの行政をする上でも非常に大事なことになってくると思うので。大いに女性の方が昇級試験も受けれられて。それでなった場合でも全体として,その能力が発揮できるような職場環境を。やはりお互いに作っていく必要があるのかなと思っています。そういう点で非常にやはり,男性職員の場合を見ていても人が非常に少なくなってしまって,非常に大変だという声も聞くので,そういう全体のやはり,全国的な,石岡市でもやはり人事政策的なそういう一定のゆとりのあるというか,適正な人事というのがないとね。女性も手を挙げないという面もあるかと思うんですけれども。そのへんはどのように認識されているんでしょうか。

総務課長)以前から委員さんより,色々ご指摘があるかと思うんですけれども,石岡市におきまして,定員適正化計画を策定しないのか,というようなお話もあったかと思いますけれども。現在,先ほども言われた時間外の分析,そして仕事の量に対し,人が足りているのか,また類似団体の調査ということで,今から調査に入る状況でおります。以上でございます。

小松委員)そういう中で見ますと,まだ割合は少ないんだけれども,実際に女性の課長さんもいらっしゃるし。何人か知ってますけれども。そういう方々のご意見もよく聞いてみたらどうですかね。実際に管理職になってがんばっている方々が,どんなふうにやればもう少し働きやすくなるかとか。後輩が手を挙げてくれるかとか。そういうのは実際に石岡市が職場で働いている方々がやはりこう,日常的に感じている面もあるので。非常に参考になると思うので。それでやはり是正していくと。これは組合としても同じ感覚持っていると思うんだよね。そのへんを私はやっていかないとね,こういう計画を作ることは非常にいいことなんだけれども,実際に進める場合にはそういうことがネックになってくると思うので。是非そういう実態をよく調べてもらいながら実践してもらう。また足りないものはもっと考えて,計画を豊かにしていくというね。そういうことでやっていくことが必要じゃないかなと。そいうことを思いますので,よろしくお願いします。

菱沼委員長)要望でよろしいですね。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ほかにご意見等ございませんか。

塚谷委員)石岡市における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画ということで,総務省から降りてきたということなんですけれども。まあ4月1日施行ということで,1月から始まっているという担当課からのお話がありました。それでこの4月1日から石岡市長をはじめ,石岡市消防長まで,並んで書いてあるわけですけれども。こういう部署についての役割,担当というか,これに関与するというのはどういう形で関与していくのか,それをまず1つお聞かせ願いたいことと,時限立法,5年間ということでこれを施行していくということなんですが、1月から始まった取組についてはどういう段階か。この冊子の6項目までのことを決めたのか。その点ちょっとお尋ねしたいんですが。まず最初にこの石岡市長から始まって消防長までの役割,関わり。

総務課長)本来この計画は先ほどご説明したとおりですが,本当は任命権者ごとに作成することとなっておりまして,その任命権者ごとに女性職員が活躍できるような計画を作っていくということが本来の策定の目的でございますが。石岡市の場合は総務課で研修や昇任,昇格,採用試験というのをすべて総務部で一括管理しておりますので,そういう部分につきましては総務課の方で研修の計画や,そういう部分は立てていきたいということになりますが,各任命権者の職場におかれましても,この啓発活動といいますか,環境を整えるというような部分では関わってくるかと考えられますので,そういう部分につきましては女性が働きやすい職場,そういったものを共にやっていくという部分に関してはよろしくお願いしたいと考えております。
 また先ほどの4月1日ということなんでございますが,1月1日から4月までのこの6項目の分析を行いまして,4月になりましてその後ろにあります目標2つを掲げまして,その2つを達成するために,現在もう動きだすような状況となっておりまして,まずは女性職員が,先ほど子育てとか,介護とか色々あるということ。男性とは違う部分もあるというお話を頂戴しましたけれども,そういう部分を解決できるような研修や,将来自分が管理職になるとどういうメリットがあるとか,どういう生き方ができるとか,そういうキャリアデザイン研修。女性用の研修等を用意するような計画をしておりますので,現在4月からは,まずは研修やそういう部分が始まっている状況でございます。

塚谷委員)今までも市として,こういう行動計画等を作ってもですね,何かこの,早い話,絵に描いた餅のような形になる可能性もあるし。まずはその数合わせをするだけでやっていってしまうのか。そういうことも心配されるわけですよ。やはりここに女性の活躍に関する職員の意識向上及び職場環境の整備ということなんですけれども,やはりアンケート等によって,それは女性達の意識向上は図られると思うんですけれども,やはり現実を見た時に,職場環境というのはやはりその職場の中で,人間関係的なものの環境が整わなければやはりそれは乗っていかないと。私はそう思うんですれども。例えばその職場の上司がそういう形の中で色々気遣いながら,部下をそれなりに育てていくような環境が整わなければ,そういうことを採用しても難しいんじゃないか。女性の本音を聞いた時にどういう感じなのか,それはわからないですけれども,そういう部分についても今後検討していっていただきたいなと,そのように思っているところです。例えばここに30%の係長を増やすんだと,次の部署に向かっての足固めということですけれども,その30%がそれなりの規模をもって,それに対応しているかと言えば,そうではないと思うんですよ。ですから今後,そういうことに当たっては十分,そういう絵に描いた餅にならないように,実質の成果で上げていっていただきたいなと,そのように思っております。以上です。

総務課長)委員さんの貴重なご意見を頂戴いただきまして,絵に描いた餅にならないように,今言われました上司や職場の仲間,そういう人達にも啓発や研修をして,理解を得られるような,そういう啓発活動を行っていきますので,よろしくお願いいたします。

総務部長)ただ今,委員さんよりご要望なり,ご質問なりいただきました。今回の行動計画はあくまでも女性の優遇ではなくて,やはり女性が自らの意思によって,その選択をされた時にそこに登っていける職場環境を作っていく。またそれの行動計画を策定したものでございますので,まずは女性の意識改革というのが必要になってくるかと思います。そういったものを研修で進めながら,またその職場の環境づくりについては,管理職を対象とした研修等を進めていって,今,委員からご指摘のあった部分等について解消していきたいなと考えております。以上でございます。

櫻井委員)今,色々お話を伺いまして,いくつかお尋ねしたいと思います。まず平成32年度までに行政職における係長相当職の女性職員の割合を,平成27年度実績22.3%より引き上げ30%以上にすると。32年度まで,という目標@が定められております。この部分についてですけれども,今,平成28年度ということで,あと4年,実質5年という形になるんですかね。その中で30%以上にするということにしているんですが,その中間目標と言いますか,年度途中の目標みたいなものは内部として,定められているのかどうかお尋ねいたします。

総務課長)中間の目標については設定しておりません。以上でございます。

櫻井委員)これまでの行政の色々な計画ですね,そういったものを見ますと最終年度の目標値に向かって進めていく中で,中間目標を定めているものと,定めていないものと当然あるわけですけれども,定めていないものについては目標達成が非常に厳しい計画が多かったのかな,という気がしております。というのは,要は平成32年度近辺になって目標達成してないよということで,何らかの手を打って,ちょっとお茶を濁すように計画年度に達したんですけれども,目標には達しませんでした,という説明が非常に多いという気がしております。できれば中間目標なり,本当は毎年度こういう形でグラフ,何ていうんですかね,右肩上がりの線を引いて,その目標値はこうなんだけれども,じゃあこれに向けての職員採用計画であるとか,定員適正化計画のあり方であるとかというものを総合的にですね,プランを立てていかないと非常に難しいんだろうと思います。まず1点,それは要望としてお伝えをしておきたいと思います。それと職場の休める環境づくりという点に関しましては,女性の意識もそうでしょうけれども,上司の意識啓発が非常に重要だと思います。かつて私も職員時代に,ある女性職員から相談を受けたことがございまして。休まないように上司がですね,その女性が休まないように係長に,休むなよと言わせようとしているという話を聞かされたことがあります。これは何が言いたいかというと,要は職場の人数が少なくて,その子が担当している業務に穴が空いてしまうので,できれば休まないでほしいということを,自分が言えないので担当係長に言わせたという。まあ上司の資格があるのかどうなのかという,別の問題もありますけれども,職場環境として私が思うには,人が少ないので職場が疲弊していると。そこに帰結しているのかな,という気がしていますので,これについては先ほど女性職員からアンケートを取ると言っていましたけれども,これ男女関係なくアンケートを取ってですね,管理職は管理職としてそういう女性職員が休む,もしくは男性職員が育児休暇を取ることに対する考えを,改めて調査してもいいのかなと思うんですよね。それは当然無記名でも構わないと思うんですけれども。本当の思っている気持ちをですね,きちんと把握してそれで職場環境の整備なり,職員定数というものをどうしていくのかというのを,もう1度整理されるべきだと思うんですが。これについてお尋ねしたいと思います。

総務部長)ご意見ありがとうございます。ただ今,ご質問の中で具体的な事例をお示しいただいての質問でございますけれども。今,事務分担の中では正担当,副担当という2名体制で各業務に当たっているかと思います。今,言われたようなことが生じないための制度でございますので,まずはそういう制度をきちんと担当部署に実施していただくというのが,1つの解決方法としてあるかと思います。また,全体的な職員の数というのは,先ほど担当が申しましたように,計画に向けた調査を今やっているということでございますので,それらのことも見ながら進めていきたいと考えております。また,全体的なアンケートを取るべきではないか,という意見につきましても,まさにそういう部分,管理職にも行動計画の達成に向けた大きなウエイトが占められるのかな,とも思っておりますので,そういった方向も今後,ご意見をいただいて反映させていただきたいなと思います。

櫻井委員)よろしくお願いいたします。もう1点なんですけれども,今回の計画と非常にリンクするといいますか。男女共同参画基本計画ですか,これについては所管が別の部になりますけれども。実はここの審議委員として私の友人がかつて委員として参加していたんですね。というのは私が是非参加してほしいということでお願いをしたんですね。まあその方は女性で独身だったんですけれども。自分の所属する会社で労働組合の活動なんかも活発にしておりまして,女性の職場の地位向上であるとか,女性の活動領域を広げるということに強い関心を持っていた方だったので,是非役所の中でそういう知見をですね,披露していただいて,計画作りの中で数値目標の達成に向けて努力してほしいということを申し上げたところ,快く応じてくれまして,参加していただきました。その時,審議会等で何度か会議を参加されたんでしょう。その意見を私に伝えてきた言葉の中では,どうも市の職員があまりやる気がないですね,ということを率直に言われました。残念でありますけれども。委員さん方はみなさん目的を持って参加されておりますので,しっかりとやられていると。ただ残念ながら市の職員の方での,目標達成に向けた意識というよりは,とりあえず議会等でよく審議会は何回やりましたか,という質問があるので,とりあえず回数をこなしているというようなところも見受けられますよということは,はっきりとその委員さんが私に伝えに来ましたので,こういうことがないようにですね。また総務部と市長公室の連携ですよね,横の連携をしっかり取っていただいて。今回は行政内部の目標,あるいは計画ということでやっていますけれども,実際には色々な計画が横でリンクしておりますので。そういったものも意識してですね,計画目標の達成,あるいは市民に誤解を,もしその審議委員さんが誤解の中で発言しているのであれば非常に残念なことなので,誤解を受けないようにですね。総務部としても対応をお願いしたいと思います。以上です。

菱沼委員長)要望でよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ほかにご意見等ございませんか。

徳増委員)残業のことなんですけれども,これは男女両方に関わりますのでね。この表を見ますと,3ページなんですけれども。これ,まだ手書きでね,残業は申請していると思うんですね。それで調べていくと帰りに書かない方が圧倒的に多いので,それはもう課長ご存じだと思うんですけれども。そういうことでここの数値が出てきていますけれども。これは書いた方だけの数値ですよね,おそらくね。それでなければ分かるわけがないですから。それで影でそうやって長い時間残業している人達がこの数より,倍くらいいるはずなんですよ。ですからこれ,管理の問題なんですけれども,いくら言ってもトップがやると言わなければできないんですけれども。この管理,きちんとしていかないと,これは男女,女性だけでなくね。健康管理の面,メンタルの面もありますから,ここはもう1度見直していただきたいと思います。それでこれ突き詰めていくと,結局今まで何人かの委員から出ているように,職員の数が圧倒的に足りないわけですよ。それで今調べているとおっしゃいますけれども,これは議会の中でも何回も論じてきたことなんですが,職員の数。合併後,1つの部がなくなるほど減らしていますよね。それで仕事は国からも県からも降りてきている。もう絶対にできないのわかるじゃないですか。それでその中で不幸な事件が何回か起きていると。その予備軍もたくさんと言わないけれども,いるわけですよ。それで部署を変えてほしいという人も出てきたり。これは諸悪の根源は,男女両方のことに関しては,職員の数が足りないということなのでね。これはもう調べるまでもなく増やさなければならないと思います。これは部長の方からでも市長へ進言していただきたいと思います。まずそのへんのところから解決していかないと,残業は少なくならないし,それと申請の仕方ももう手書きなんて前近代的なことはやめていかないと。正しい数量なんて測れないですからね。それと11月の末になって残業代が半分以上残っているということ,おかしいんですよ。それで個々に話してみると残業代はもらえない,それだけでなく振替休日にしてくれと上司は言うけれど,実際に休暇は取れない。休暇は取れない状況で働いていると,そういう部署があるのご存じだと思うんですよね。その改善が全くなされていないということ,これは男女両方のことで解決していただきたいと思います。それから女性のことなんですけれども,先ほど1人の委員から出ましたけれども,これは職場だけでなく,家庭の中でなかなか女性が担う部分が多いものですから,育児休業で休暇を取れる時はいいんですよ。その後なんです,子どもが精神的に親を必要としている年代。それは中学受験であったり高校受験であったり,石岡市には私立がないから,ほとんどの方が受験しなければならないですよね。そういうことがあるから昇給試験を受けないんだ,という職員の方,何人か聞きました。だからこれは家庭内のことなのでね,役所の中で解決というのは非常に難しいかもしれないけれど,役所の中で結婚されている方,何組もいらっしゃるわけですから,まずそういう方の中から意識を変えていただきたい。女性が昇格,昇任したくないというわけじゃないんですよ。そういう意欲はあるの,あるんだけれども家庭のことでできないということなんですね。それで私が石岡市に引っ越して来て,1期目の時,職員同士結婚された方でね,お子さんが3人いらっしゃる方なんですけれども,もう1人は2人いらっしゃる方。お手伝いさんを雇ってました。子どものために。そうでないと仕事ができないからということで,あとはお金で解決しかないんですよね。今,そのお子さん立派に育って国立の大学出て,仕事に就かれていますけれども、やはり自分でできない部分をじゃあ何で解決するかと言ったら,そういうふうに家事を担ってくれるお手伝いさん。お嫁にいけばお姑さんに頼むのははばかれると,そういうこともあるものですから。そういう方もいらっしゃいました。今,そういう方いらっしゃるかどうか,ちょっと私も話を聞いてないのでわからないんですけれども。そうやってまだ,その方達ご夫婦は現職でいますのでね。乗り越えてきた方達もいらっしゃいます。それで女性の立場からすると,その育児,それから精神的に親を必要としている時代を乗り越えると,次は介護なんですよ。介護も圧倒的に女性が担っている部分が多いんですね。職員同士結婚された方の中にも,奥さんの方が介護のことで辞めていかれるんですよ。非常に私はそれはもったいないなと思うんですね,キャリアを積んできて。そういうふうに介護で辞めなければならないというモデルができてきてしまうと,下の女性達も,いくらチャレンジして上になっても,そういうことで辞めなければならないのかと。そういう支援は何もないのか,ということになってくるんですよ。この中読むと介護のことは何も書かれていない。育児休業とか,出産時の休暇とか,そういうことだけなのでね。管理職になる時代というのは,介護がもう目の前にちらついて来ている時なんですね。ですからそこも視野に入れていただきたいと思います。意欲がないわけじゃないんですよ,女性が。意欲はあるんでよ,だけれども手を挙げられないという。手を挙げられるのは,独身じゃなきゃできない。今申し上げたように経済的に豊かであればお手伝いさん,雇うこともできるけれど。その人達は5,6年もお手伝いさん雇ってましたよ。そうやって乗り越えてきているわけで。でも全員ができるわけじゃないでしょう,そういうことって。ですからその点もよく考えていただきたいんですね。それで試験制度がいけないという人が一部にはいますけれども,これ試験で昇任,昇格させていかないと,感情で判断されては困るわけですよね。感情で判断される部分ももちろんあると思います。でも上からね,あなたの成績はこうだから仕方がないでしょうと。きちんと説明できますよね,数値で表れてくれば。ですから私は試験はまだ続けないとだめだと思います。人事評価だけでは。非常に問題なのはね,先ほど1人の委員からあったように,上司が問題な部分がまだまだ多いわけですよ。男女共同参画と言ってもその時代に管理職になりかけてた方達が今,上になってますでしょう。だからそういうことにアレルギーのある方がまだまだ多いんですね。そこを変えていかないと,なかなか難しいと思います。今見ていて,本当に職員の方,がんばっていると思うんですけれども,よく見ると,両手,両足自由な方が上に上がってきているんですよ。けれど家庭を持っているとなかなか上がれない。大方の方が家庭があるわけですから。そのへんのところをね,どのようにされていくのか。ごく平均的な職員の方が手を挙げられるようにするには,どうしたらいいか。どのようにお考えかお聞きしたいと思います。今,つらつらと色々,アンケートには書けないようなことを申し上げましたけれども。そういう現実を見て,どういうふうに対処していかれたらいいか,お聞きしたいと思います。

総務課長)貴重なご意見を本当にありがとうございます。その,生の声という部分でございますが,家庭についてもそうですけれども,まず今回,総務課で予定しております研修は家庭のこと,子どものこと,親のこと含めましての研修を考えておるということと,あとは直接管理職,係長相当級の試験を受けられるような職員に対しましては,上から色々な意味で相談や昇格試験への働きかけをしていっていただくようにしていきたいと思っております。以上でございます。

徳増委員)圧倒的に人数が少ない中で,答弁を求めた私の方もちょっと意地が悪いかなとも思ったんですけれども。これは本当に諸悪の根源は人員が少ないということなのでね。これは増やしていただきたいと思います。それでここ数年は確かに男女の比率がね,50対50くらいで採用はされていると思うんですけれども。私は決して女性に下駄を履かせてほしくないんですね。下駄を履かせることなく,男性と同じように判断して。また試験の時もおそらく同じ目で見ていると思いたいんですね。それで昇格させていただきたいと思います。そうでないと女性がなかなか役職どおりの能力に上がっていきませんのでね。それから30%というのが随所に出てきましたけれども,そのクォーター制のようなものは逆差別になりますからね。国の方でも一時期そういうことを言ってたんですけれども,それはおかしな話でね。今は30という言葉は出さないようにしてきております。それで無理矢理30%に押し込む必要はないと思うんですね。あくまでも実力で上がっていっていただきたいんです。中には女性だけ30%,管理職に入れてしまうと,男性の力がある方が,今度は日の目を見ないわけですよ。だから男女に関係なくね,判断していただきたいと思います。国の動きが遅かっただけでね,石岡市だって北京会議に市のお金で行っている人達がたくさんいるわけですよ,女性でね。じゃあその人達がどれだけ市に貢献してくれているか,という問題もあるんですけれども。こういうことをこの場で言うと,すぐに職員がね,その団体にその部分だけの議事録を送るんですよ。とんでもないことやっているの。だからそうやってね,女性の足を引っ張る職員もいるわけ。ということは,この男女共同参画ということに,職員も少なからずとも抵抗がある方がいると思うんですよ。それはやり方が30にしろとかね,能力もないのに30%も入れちゃうのは良くない。だからこの30というのは私はむしろ消してほしいくらいですよ。それで必ず検証していっていただきたいんですね。1年ごとに。その率が上がったかじゃなくてね,役職に就いた人がそれなりになっているかどうか,ということを検証していただきたいんです。女性に対しては私,もう少し厳しい目で見ていただきたい。男性に対してはすごく厳しい目で見ているんですよ。でも女性に対してはこの,男女雇用機会均等法が出来て以来,非常に甘く評価することがありがちなのでね。それは女性に対して非常に失礼だと思うんですね。ですからもっと厳しい目で見ていただきたいと思います。とにかく職員の数を増やしてほしい,それと残業については手書きではなく,きちんと出していくということ,この2つは要望したいと思います。これは要望でございますので答弁は結構でございます。

石橋委員)まずですね,この行動計画の公表の時期はいつ頃になりますでしょうか。

総務課長)公表の時期でございますが,今回委員さんにご説明させていただきまして,了解を得られましたならば,ただちにホームページ等で公表させていただきたいと考えております。

石橋委員)まだということで安心しましたけれども。先ほど資料の差し替えということで,数字の間違い,誤植等がということで説明があったわけですけれども。総務部ではなく,先日市長公室の方の行革関連の資料かと思ったんですが。それにも誤植がありました。それはもうすでにホームページに公表している資料だったというような説明があったんですけれども,公表する資料について,きっちり読み合わせをするなり,そういう部分が欠けているので,こういう問題が生じているのかと思いますので,そこのところは慎重に,確実に読み合わせ等で確認をするということで。苦言という形で述べさせていただきたいと思います。その後にですね,今後公表ということであるのであればですね,できればですね,数字,今回表で表している現状と分析という部分,平成28年4月1日での数字の公表も可能かなと思うので。それが可能であれば1年前の数字を使うよりは,決裁の取りなおしとかって話が出るのかもしれませんけれども,あくまでもベースとなるデータですので,最新の数字で入れられるものについてはお願いしたいと思います。これは要望で。それと2ページの採用した職員に占める女性職員の割合ということで,数字が示されておりますけれども,平成28年4月1日現在での現職の職員の男女の比率というのをお持ちでしたらお知らせいただきたいと思います。

総務課長)平成28年4月1日現在の男女の比率でございますが,再任用職員を除きまして,行政職でございますが全体で634人でございます。そのうち男性が443人,女性が191人で,パーセンテージにすると女性職員の割合は30.1%でございます。

石橋委員)できればですね,そういう数字も公表されてはいかがかなと思います。男女の比率を示すのであればですね,逆に採用した職員,新採職員での割合,将来的にはある程度平準化というか,均衡が取れるようになるんでしょうけれども。そういったところで現状の数字を示していく必要があるのではないかというふうに思います。これも要望で,ご検討いただきたいとお思います。次にですね,先ほど先輩議員からもお話がありましたけれども,超過勤務時間,これについては勤務命令が出て,手当が支給された実績の数字ということで,改めて確認しますがそういうことでよろしいのかお伺いします。

総務課長)委員さんおっしゃるとおり,総務課に,各管理職から命令が出て,時間外超過をやったものの届出が総務課に提出されたものでございます。

石橋委員)色々な議論があるところだと思うんですけれども,時間外につきましては人それぞれ,個人個人の資質,能力の差によって時間外が増えたり減ったりする現実も多分にあります。ですので時間外の調査,公表する,しないは別にしてもですね,そういったところまで掘り下げた調査が必要になってくるのかな,と思います。それと時間外勤務手当というのはあくまでも一般の職員に対して支給される手当,管理職手当が出ている職員については当然,時間外勤務手当は該当しません。しかしながら,管理職におきましても休日,毎週のように出勤して勤務している職員も見受けられるようです。そういったところもある程度,総務課としては把握しておく必要があるのかなと。そこでその仕事量のバランスですとか,人数のバランス。そういったところが原因として管理職が毎週のように出なければならないのかどうか。あとは個人の責任感によって,自分の仕事を全うするために出なくちゃならないのかどうか。一人ひとりケースによって違う部分はあると思うんですれども,全体に十把一絡げに判断できる問題ではないと思います。時間外とか休日出勤につきましては。ですので,そこらへんのところは総務課の方である程度きめ細やかな調査といいますか,そういうのが必要ではないのかなと思っておりますので。大変だとは思いますけれども,そういうところまでの気配りといいますか,そういうのをお願いしたいと思います。その次にですね,時間もちょっと足りなくなっちゃったので,ここの目標と取組内容についてということで,ちょっとお考えをお聞きしたいと思いますけれども,女性職員の活躍推進に向けた目標ということで。女性職員の活躍という部分をどういうふうにお考えになっているのか,お聞かせいただきたいと思います。

総務課長)・・・。

石橋委員)今回示された中で,行政職員における係長相当職以上の女性職員の割合を30%以上と,そういうような目標を掲げられておりますけれども。これは国から求められている方向,目標なのか。それとも市独自で女性職員の活躍という意味を解釈して係長相当職以上の割合を30%ということで解釈をされて目標設定されたのか,お伺いいたします。

総務課長)今回の行動計画の策定の主旨でございますが,先ほどの分析いたしました7項目,これが国から,この部分について7項目についてを分析して調査しまして,それが他より劣る場合はその部分を強化しなさいと。目標設定して強化しなさいということでございして。先ほど分析した7項目で石岡市が他と比べて低い部分について,今回の目標とさせていただいた次第であります。

石橋委員)国から示された部分での目標設定ということで。そこの設定は理解しますけれども。女性職員の活躍という部分,今回石岡市で示したのが女性職員の係長相当職の割合が30%ということなんですけれども。それによってどれだけ市民行政サービス,市民の満足度が上がるのかどうか,そういうのが1番肝心なところかと思うんですよ。ただ単に女性職の昇格,割合を増やす。早めることによって行政サービスが低下してしまっては何の意味もないのかなと思います。というのは,窓口で市民から相談を受けるのはどうしても一般の職員,係長も下の係員が受ける。そこへ経験豊富な女性とは限らないわけですけれども,職員が,相談に来る方は一人ひとりケースが違いますから,相談に来られる市民に対してより適切なアドバイスなり,対応ができるということが市民にとっては,1番満足度が上がることなのかなと私は思うんですけれどもね。そういうところを逆に踏まえながら,女性職員の活躍の場を設けていく。単純に係長相当職以上への割合を増やすということが行政サービスの向上につながると私は思っていませんので。大変苦しい立場だとは思うんですけれども,そういう部分も踏まえながら今後の女性職員の配置といいますか,そういうところに細心の注意を払っていただきたいと思います。それから現在,昇格については試験制度1本ということで行われている。そういうことで理解してよろしいでしょうか。

総務課長)現在は試験制度,それと人事評価合わせましての評価をなっております。

石橋委員)合わせてということは,試験を受けなければ昇格はできないということでよろしいですか。

総務課長)委員さんおっしゃるとおりでございます。

石橋委員)女性職員の意識の部分に係るところがかなり大きいのかと思いますけれども。女性職員が試験を受ける意欲がないというか,受けられない事情があるとか,人それぞれの事情はあると思いますけれども。そうするとやはり試験を受けるというふうな動機づけ,方向づけを女性職員の方に強く求めないと。決して受験率といいますかね,試験を受ける女性の方が増えるということはないのかなというふうに思っています。であればですね,試験制度がすべて悪いわけではないんですけれども。試験制度を併用した,人事評価なりでの昇任,昇格というのも何割かの割合でですね,実施して,ある程度ピックアップして昇格をさせるというような必要性があるのかなと。そうしない限り,決して女性職員が試験受けませんよ。現実的に色々委員の皆さま言われてますけれども,やはり責任ある地位から女性の皆さん逃げてますから。能力があっても,家庭の事情が許されたとしてもなかなか試験を受けない。現状のままで私はいいんだという職員,大多数の方いると思います。そういう方々が逆にですね,試験制度で昇格をした若手の職員の足を引っ張るというふうな現状も多々あるように見受けられますので。そういうところ,なかなか制度的に難しいところあると思いますけれども。試験制度一辺倒ではなく,人事評価での昇任,昇格。そういったところである程度昇任を図っていくと。そういうことも必要ではないかなと思っています。まあこれは今後の内部のですね,検討の結果になってくると思いますけれども。結果として見えてくることに期待していますので。よろしくお願いしたいと思います。最後に,といいますか次にですね,育児休業の方なんですけれども。基本的に育児休業,男性の育児休業の取得率が低いというお話,これは現実的にそうかと思いますけれども。ご夫婦でお勤めになっている職員さんで,夫婦同時に育児休業と取る,というのはこれはないわけですよね。お聞きします。

総務課長)現制度におきましては夫婦同時に育児休業を取る,同じ時期に取るということはないということでございます。

石橋委員)育児休業中の身分保障というのはどういうふうになっているのか,お伺いします。

総務課長)現在無給の状態で育児休業扱いという扱いになります。

石橋委員)無給,それと無給中は,育児休業中は勤続年数に換算されるのかお伺いいたします。

総務課長)勤続年数には換算されるような形となっております。

石橋委員)逆に無給で勤続年数に加算されるということで,身分を保障しなければならないということは,共済費関係はその部分は持ち出し,休職する職員の持ち出しということでよろしいですか。

総務課長)市からの給料については無給でございますが,共済組合から6割から8割程度の補てんがございまして。その中でやっているような状態でございます。

石橋委員)休業する職員が自分で持ち出しをして,共済の方の身分の継続を図る必要はないということで理解してよろしいでしょうか。

総務課長)委員さんのおっしゃるとおりでございます。

石橋委員)まあある程度,6割の支給ということで理解するわけですけれども。あとは仮に1年間休んだ場合,お答えづらいところはあるかと思いますけれども,昇任,昇格の方への影響はあるのかないのか,お答えいただきたいと思います。

総務課長)制度上につきましては当然,昇任,昇格につきましては人事評価の方が,まあやっていないという形・・・,その部分につきましてはCランク・・・,していない状況になりますので。試験は受けられますけれども,人事評価上はやっていないというような形で取り扱うこととなります。

石橋委員)そういったところで問題をクリアしないと。男性職員の育児休業取得率10%以上というのは,とても無理なのかな,という感じはしますね。そういった部分のやはり身分保障的なもの,将来性の部分を,逆に育児休業を取得した職員の人事評価,当然仕事していないので人事評価できないと思うんですけれども,評価としてはそれを取得したことによってAランクに格付けされるくらいの,思いきった方策を取らないと,育児休業を取る男性職員はおそらく。今,ここにお並びになっている職員さんも,もう可能性がないのかもしれませんけれども,育児休業を取る意識といいますか,気もないのかなというような感じを受けとるわけですけれども。そういったところをですね,石岡市単独でなかなかそういう条件を整備するというのは難しいと思いますけれども。逆にそれが全国の呼び水になる可能性もあります。そういったところを少しご検討いただければ。本当にその育児休業,本気になってこの10%以上に達成するという目標を達成しようという気があるんであればそういう思い切った方策が当然必要であると考えますので。ご検討いただければと思います。以上です。

小松委員)ちょっと今日の主題とはちょっと関連はあるんだけれども、色々問題になっている,要するに残業代ね。8時30分から5時15分までですか。それ以上働いた場合の,今のところは聞くところによると申告,本人の申請に基づいてやるというふうに理解。

〔「違う」と呼ぶ者あり〕

小松委員)違いますか。ちょっとじゃあ教えてください。

総務課長)現在,石岡市の時間外超過勤務につきましては,あくまでも管理職の命令に基づいて,何時から何時まで残業しなさいというような。

〔「本当に出してますか」と呼ぶ者あり〕

総務課長)やることになっております。以上でございます。

小松委員)そうですか。ちょっと私の理解が。管理職が口頭,あるいはペーパーなんかで,これが今忙しいから,誰々さん,こういうことでやってくださいと。何かペーパーがあって成り立つものなんですか。それとも自主的にやって,というのはだめなんだね。そういう理解ですね。自主的ではない,指示によってだと。それで例えばですよ,こういう仕事が非常に混んでる,すぐやらなきゃならないから,そういう場合は課長さんが2時間とか,そこまで指定するの。2時間とか3時間とか。そういうものなんですか。

総務課長)基本的に制度上は,管理職が今日2時間,相談してどの位の事務量が残っているかということで,2時間位掛かりますと言いますか,2時間位の命令をしまして,残業していきなさいと。それで残業をしていく。その後に多少,まあ命令ですので命令した後に本来の時間を,例えば30分超過しましたという場合には,それは職員と話しまして,間に合わなかったのであれば30分訂正すると。2時間を取りあえず命令を出して,その後,実績に応じた訂正すると,そのような方策を取っております。

小松委員)自主的に,非常に意欲のある方が色々研究して,色々研究,創造すると。そういうことで掛かった時間というのは,上司が許可しなければ一切認めないというシステムなんですね。

総務課長)委員さんおっしゃるとおりでございまして,職員が勉強する時間であっても,上司が時間外,その時間外の勉強の時間と認めなければ,現在のところは時間外とは認められないような形となってございます。

小松委員)これを今日やる議題ではないからね。ちょっと関連して,同僚委員からそういう質問出たのでちょっと聞いたんだけれど。今日はこの程度で。

菱沼委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として総務部防災対策課から発言を求められておりますので,これを許します。

参事兼防災対策課長)私からは,4月14日に発生しました,平成28年熊本地震への対応についてご報告申し上げます。
 石岡市はこの地震で最大震度7を観測した,熊本県益城町に対し16日,協定を結んでおります茨城県トラック協会石岡支部の協力のもと,4トントラック1台に飲料水1,000本,アルファ米等食料品2,000食,柏原工業団地運営協議会・日本ナショナル製缶から提供された記載の救援物資を,現地に送致いたしました。
 第2弾として,20日には被災地への救援物資の中継地点となっている,佐賀県武雄市へ第1弾と同様,茨城県トラック協会石岡支部の協力のもと,4トントラック1台に,熊本市から要望があった飲料水,カップめん,粉ミルク,ウェットティッシュ,おしりふき,紙おむつ,トイレットペーパー,生理用品の8品目を湖北水道企業団,柏原工業団地運営協議会から提供をいただき,搬送いたしました。さらに,茨城県の要請を受け,5月8日から5月13日の期間,保健師1名を派遣しております。また13日から熊本地震派遣計画書のとおり,現地の災害対策本部の運営等の調査のため,防災対策課職員3名の派遣を予定しております。以上,ご報告いたします。

菱沼委員長)以上で,説明は終わりました。
 ただ今の報告につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

石橋委員)救援物資については迅速な対応をされたということで,大変安心ではないんですけれども,迅速な対応について改めて感謝といいますか,するわけですけれども。その下に熊本地震派遣計画書,3名を派遣,明日から来週の月曜日,16日まで,3泊4日ということなんですけれども。これは先方へ了解を得て行かれるということで理解してよろしいですか。

参事兼防災対策課長)一応,調査先は3つの市町村となっておりますが,八代市に関しましては防災対策本部まで見せていただける,という確認は取っております。

石橋委員)だいぶ地震の方も落ち着いてきたということですけれども,まだ現地の方,かなり混乱している状況だと思います。マスコミ等が大挙押し寄せて,だいぶ被災者の方々にご迷惑をかけているとも聞きますし。現地でですね,災害救助といいますか災害対応の邪魔にならないような形で行ってきていただきたいということと,それとこれ,宿泊等はどうされるのか,交通等はどうされるのかお伺いします。

参事兼防災対策課長)宿泊の方は熊本県内にはないので,福岡県の熊本県寄りのところに,一応宿はとりました。行く交通機関は,行った先の行動を考えて,公用車を用意しております。以上です。

石橋委員)まあ震災直後ではないのでね。それでもよろしいのかなとは思うんですけれども。公用車で熊本県まで行かれるということは,直接行っても16時間程度。途中で車中泊ですか。

〔「1泊は車中泊です」と呼ぶ者あり〕

石橋委員)車中泊が込みで3泊4日ということでよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

石橋委員)まあ逆に長丁場になりますので,車中泊が含まれるということであれば,逆に行かれる方々の健康管理の方も十分に気をつけて行っていただきたい。それと言わずもがなでしょうけれども,現地でのその,食事の対応とか何か色々,やはり不便をかこっているところでございますので,細心の注意を払いながら,現地の状況を見てきていただきたいなというふうに思っております。気をつけて行っていただきたいと思います。以上です。

〔「ありがとうございます」と呼ぶ者あり〕

徳増委員)今のに関連してなんですけれども,ここから車で行くというのは大変負担がかかりますのでね,考えた時点で,向こうまで飛行機で行って,その後レンタカーを借りるとか。他の方法は考えたことなかったんですか。車中泊というのは大変なことだと思うんですけれども。向こうでただ行って見学して帰ってくるわけじゃないんでね。非常に負担がかかると思いますけれども。そういうことは考えなかったんですか。

参事兼防災対策課長)実際3名で行きますので,運転は交替で行く予定でおります。それで現地に行った場合の行動範囲も,ある程度県内を何ヵ所か回りますので,その足を考えて車で,ということで考えております。

徳増委員)ですからレンタカーをね,借りることを考えなかったのかなと思ったんですね。二次災害にならないように,帰ってきてからの仕事もありますし。そうじゃなくたってこの課は,人数少なくなったわけですからね。全く重要視されてないのと同じですから。石岡市も被害に遭いながら減らしたという,この市のやり方はおかしいですからね。それなのにですよ,一生懸命,他市のために行くのに,少々お金がかかっても,体が楽な方法で行った方が私は良いと思います。帰ってきてからの自分達の防災対策課での仕事がりますので。これから他の,市のこともあるかもしれませんので。次の時は,まあこういうことが多々あっては困りますけれども,体が楽なように行っていただきたいと思います。答弁は結構です。

〔「ありがとうございます」と呼ぶ者あり〕

櫻井委員)お尋ねしますけれども,3名行かれるということなんですが,これは次長と係長2名ということですか。誰が行かれるんですかね。

参事兼防災対策課長)私と係長2名で行ってまいります。ただ,3月までの前任者の次長は残ることになっておりますので。心配はないと思います。

櫻井委員)わかりました。今回防災対策課の参事が新しく来られた,係長もそうですし,1番下の主幹の方もそうということで。防災対策課として4名のうちの3名が新人ということで。今回そのうち3名が現地派遣で視察をして来るということですので。防災対策としての基礎知識が大切ですけれども,薄い中での現地視察ということになりますから,事前の準備も含めてですね,質問事項,色々考えて行かれると思うんですけれども。生の現場を見てくる,生の声を聞いてくるわけですから,実り多いものとなるようにお願いしたいと思います。

菱沼委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として何かご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ないようですので,この際,当委員会の管外調査についてを議題といたします。当市における重要な課題といたしまして,公共施設アセットマネジメントや市税収納率の向上,男女共同参画事業や職員人材の育成といった案件がございます。
 こういった件につきまして,今後の当委員会の調査活動に資するため,委員派遣による管外調査を実施したいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 それでは調査都市,実施期日について正副委員長にご一任頂き,決定次第,各委員にご連絡したいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,本日の総務委員会を閉会いたします。ご苦労様でした。




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