第１６回委員会　（４月２５日）
出席委員	勝村孝行委員長，石橋保卓副委員長，菱沼和幸委員，村上泰道委員，櫻井茂委員，新田茜委員
市執行部	なし
議会事務局	庶務議事課長（中山善正），庶務議事課長補佐（木﨑憲一）

勝村委員長）ただ今から，議会改革推進特別委員会を開会いたします。
　次に，本日の議題はお手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
　これより議事に入ります。議会報告会についてを議題といたします。平成29年度の議会報告会につきましては，前回までの会議で報告会の開催日時，会場，報告内容等について決定をし，委員長において議会運営委員会で報告をさせて頂いたところです。今後，議会広報紙やホームページ等で市民への周知を図っていくことになりますが，まずは議会広報紙の６月１日号への記事の掲載を予定しております。
　お手元の資料は正副委員長で協議した素案でございます。まず，議会広報紙での掲載場所でございますが，裏表紙，ページで言いますと12ページの上半分を使って掲載したいと考えております。掲載内容とレイアウトについては，基本的に前回と同様とし，イラストにかえて昨年の議会報告会の写真を掲載しております。
　それでは，お手元の議会広報紙の掲載内容につきまして，ご意見等をお伺いいたします。発言は挙手によりこれを許します。ご意見等はございませんか。
　中段に「議会を傍聴してみませんか」というところが入っておりますけれども，ここまでは使ってもいいということですよね。まあ，変えるのであればということで見て頂きたいと思います。ご意見等は特にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）ないようでございますので，議会広報紙の掲載内容につきましては，お配りしてあります広報紙のとおりということで，進めていきたいと思います。

菱沼委員）１点だけ。この議会広報紙，いつ最終的に載るんですか。

勝村委員長）６月１日号です。

菱沼委員）わかりました。

勝村委員長）それでは掲載内容につきまして，お配りした内容ということで集約してまいりたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それではそのようにいたします。ただ今，掲載内容を集約ということでございましたが，議会広報紙への掲載にかかる最終的なデザイン，文書の校正等につきましては，正副委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それではそのように進めてまいりますので，よろしくお願いいたします。
　次に，議会基本条例に関する研修会の開催について協議いたします。
　前回の委員会で第18条まで検証いたしましたので，本日は第19条から引き続き検証したいと思いますので，よろしくお願いいたします。
　それでは議会基本条例第19条から検証を行います。議会図書室，第19条，こちらについてご意見等があれば挙手によりお願いいたします。

櫻井委員）議会図書室につきましては，議会そのものが継続的に運営されているということもございまして，今の図書室で十分にこれまで書籍類等，参考資料等を集めていると思います。ただ一方で，議員側がそれをしっかりと利用しているかという部分もこの後ろ側にはあるわけで。事務局では議会関係の色々な法改正であるとか，研究者の方々が発表する書籍等の整理に努めていると思うんですけれども。実際に議員の方からこういう書籍を整えてほしいといった要望は最近ありましたか。

庶務議事課長）最近はそういう意見は特に伺っておりません。

櫻井委員）図書室をどんなに充実強化に努めても，議員側がそれを活用しなければ意味のない話なので。これについては議員図書室の充実強化はある意味で，ある程度整ってきているとは思うので。今度はそれから１歩進めて我々議員側が積極的に使う。あるいは事務局の職員に，こういうことの調査をしたいんだけれども参考資料あるだろうかとか。そういったことでの情報交換を進めるというところなのかなという気はしています。ですから19条についてはある程度目標というか，目的は達成しているのかなという感じはしています。

菱沼委員）今，櫻井委員からもありましたけれども，議会図書の充実強化という部分につきましては努められていると思いますけれども。しかしながら今言われるようにですね，議員で図書室で勉強されている方が，今の段階では少ないような気がしております。あとは個人的にですね，今はネット上でも色んな情報を収集できるという状況があって，そういう面ではダウンロードしながらそれで勉強されているという方もいらっしゃると思いますけれども。そういう中では，今，櫻井委員からもありましたように，色々な意味で事務局と各議員とで情報の共有化をしながら，また法令も含めて様々な法の改正があった場合には，速やかに各議員に伝えて頂けるような，そういうふうな部分の議会図書室であって頂きたいなと思いますので，さらなる充実強化に努めていくべきかなと思っております。以上です。

勝村委員長）ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕　

勝村委員長）ないようですので，次にまいります。
　第20条広報活動の充実。これについてご意見等があれば，挙手によりお願いいたします。

新田委員）この20条に関してなんですけれども，広報紙等を利用してということについては，市議会だよりの発行も行っているので，そういった面ではできているのかなという感じはするんですけれども。この３項ですかね「議会は情報技術の発達を踏まえた多様な広報手段」ということで，ＳＮＳ等の活用というのもあると思うんですけれども，他の市議会なんかでは，その市議会のフェイスブックなどのページも開設して，本会議であったり，委員会の開催日程など。その他議会報告会であったり，研修会などの情報提供も行っているので，そういった意味では若い世代も見られるように，積極的に見るかはわからないですけれども，そういった意味ではＳＮＳを利用してみるのもいいのかなというふうに感じます。

菱沼委員）この広報活動の充実という状況なんですけれども，ちょっとこれ事務局に確認したいんですが，今，各常任委員会，それから議会の一般質問含めてですけれども，そういうものの議会の会議録ですね。実際，職員の体制とか色々あると思いますけれども，昔から比べるとね，だいぶ短縮されてアップはされてきていると思うんですけれども。最低限この日数は必要だという部分では，どのくらいの日数ということで考えていますか。

庶務議事課長）通常の常任委員会の会議録につきましては，次の委員会が開催されるまでの間には最低限整えて，委員にお渡しして閲覧できるような体制を取っております。概ね１週間以上，ある程度は確保して。お時間は頂戴したいというふうに考えておりまして。それ以外，本会議，予算特別委員会等につきましては，その次の定例会等までにはご覧になれるような体制で，会議録の調整を進めているところでございます。

菱沼委員）ありがとうございます。実際，一生懸命ですね，事務局は会議録の作成ということでご尽力いただいているところでございますけれども。実際特に委員会の関係で，どうしても請願，陳情があった時に，来ている方は内容わかるんですけれども，どうしても重要な要件があって，本来であれば来たかったんだけれども，その日来れなかったという状況においてですね，やはりスピーディに。情報公開の部分においてはしっかりと。色々職員の体制とかあると思いますけれども。スピーディーに会議録がアップされれば，より一層議会のホームページにおいても見て頂くという部分においては，重要なことかなと思っておりますので。そういう部分では広報活動の一環としても，石岡市議会のホームページのさらなる充実の部分においても，広報活動の一環だと思っておりますので，そこらへんをしっかりとまた，お願いできればと思っております。

石橋副委員長）今，皆さんからのご意見の中で，やはり広報活動の件につきましては，今以上の工夫も必要になってくるのではないかなと思うんですけれども。今，菱沼委員がおっしゃられました，なるべく早めの情報提供という意味，そういうものも踏まえまして，本来であればインターネット中継等も早めに実施しなければならない時期に来ているのかなとは思うんですけれども。新庁舎建設の兼ね合いもあるでしょうし，現状のこの八郷庁舎の設備の制限と言いますか，そういう部分もあると思いますので。将来的にインターネット中継，もしくはライブはもちろんですけれども，録画と言いますか，そういう部分での放映と言いますか，そういうところも踏まえた議論をこれからも深めていかなくてはならないのかなというふうに考えています。

勝村委員長）ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それではないようですので，第20条に関しましては，この程度といたします。
　次に第21条専門的知見の活用。これについてご意見等あれば挙手によりお願いいたします。ご意見等はございませんか。
　休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。

石橋副委員長）この21条の専門的知見の活用という意味では，我々の議員活動を補完する意味での活用という理解ができるかなと思います。そういう場面場面での活用を今後図っていければというふうに思っております。

勝村委員長）ほかにご意見はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）なければ次に，第７章最高規範性及び見直し手続きということで，第22条他の条例等との関係等について。こちらについてご意見等があれば挙手によりお願いいたします。

新田委員）この条例の研修なんですけれども，これまでにやったことはないんですよね。ここに書いてあるように，本来であれば改選後すぐに実施すべきだったのかなというふうに思うんですけれども。この議会基本条例については，内容が非常に難しい部分もあって，恥ずかしながら私自身もこの議会改革推進特別委員会の検証において理解できたという面もあるので。そういった意味ではこの条例の研修を速やかに行って。今回の議会改革推進特別委員会での検証結果の報告等も併せて行えるといいのかな，というふうに感じます。

勝村委員長）休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。

櫻井委員）こちらの第22条に関しましては，議会基本条例が議会，あるいは議員として守るべき最高規範であろうということが当然ありまして，それを再確認する上でこの議会基本条例を作っているという流れもありますので。研修につきましては，一般選挙終了後，新人議員については議会基本条例も含め，ほかの色んな地方自治の制度。これは非常に時間の制約がある中ですけれども研修会を行った。また改選後の最初の全員協議会の中でも，若干こういう議会基本条例があるということで説明はされているところだと思います。ただそれが十分かというとまだちょっと足りないのかなという気はしておりますので，議員研修会等を活用しながらこの議会基本条例の趣旨とありようについては，再確認を今後も進めていく必要性があるのかなと考えているところです。

勝村委員長）ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それでは次にまいります。第23条条例の見直し等についてご意見等を頂きたいと思います。
　休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。

村上委員）議会運営委員会等の「等」に特別委員会が含まれているという考え方で当時，この条例はつくりまして，そういう意味では議会運営委員会が補てん機能として，通常はこの特別委員会で検証していくという考え方でいいのかなというふうに思います。

櫻井委員）村上委員からもそういう話がありましたので，議会運営委員会等において検証して，その結果を市民に公表していくという流れがこちらに示されていますから。今回，議会改革推進特別委員会の中で検証していますので，どこかのタイミングで議会運営委員会の方に報告をしていただいて，こういうことをやりましたよと。これについては第23条の規定に基づいて議会改革推進特別委員会でやりましたので，議会運営委員会に報告し，議会運営委員会でもまた議会改革推進特別委員会の動きをご理解頂きたいみたいな流れを作っていければよろしいんじゃないかなと思います。

菱沼委員）それに付け加えまして，市民への公表ということにおいては，市議会だよりですかね，その最後のページでもいいですけれども，こういうふうな検証をして，こういうふうに至っていますということがあって然りかなと思いますので。そういう部分では議会広報紙，それからホームページにもそういう文言を載せるべきかなと思っております。

勝村委員長）ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それではないようですので，議会基本条例についての協議はこの程度といたします。
　何回かに分けて，議会基本条例について協議をしてまいりました。条例の検証作業は今回で終了いたしましたので，これまでの検証結果を踏まえ，次回は研修会の開催について協議をしたいと思いますので，よろしくお願いいたします。
　次に提案事項，議会のＩＣＴ化の推進について前回に引き続き協議いたします。タブレット端末の導入につきましては，前回の委員会で委員各位から様々なご意見がございましたが，導入の目的として意見が多かったものは，１つ目として，議案・資料の電子化，２つ目として，会議中のインターネットによる情報検索，３つ目として開催通知・質問通告等の連絡手段の３項目でございました。本日は，導入の目的についてさらにご意見を頂きたいと思います。発言は挙手によりお願いをいたします。

櫻井委員）前回の議会改革推進特別委員会の会議録が今日配布されておりまして，その最後のところで，勝村委員長の方で，ＩＣＴ化の推進に関する発言がございまして，ＩＣＴ化，あるいはタブレット端末の導入については，議会運営委員会に諮っていくことを議長にお願いをしていくというような発言がありますけれども。ここのところどのような流れになっているのかの確認をさせて頂けたらと思うんですけれども。

勝村委員長）今，櫻井委員から話のありました件につきましては，前回皆さまから頂いた意見の中で，正副委員長で正副議長に申し入れるという話でございました。まずこの議会改革推進特別委員会の中で試行的にＩＣＴの導入を図っていきたいということを，先ほどですが，正副議長に申し入れてきたところでございます。

櫻井委員）正副議長には申し入れをされたということで了解しました。そうしますと前回の協議でですね，休憩中等も色々な議論は各委員から出まして，議会改革推進特別委員会の中だけでも先行的に実験しながら，タブレット端末を持ち込んで，それを活用しながら議論を進めていくというようなことがあってもよろしいんじゃないかという意見があったかと思いますけれども。このへんについては具体的に議長にお伺いになったかどうかはわかりませんけれども，委員長の方ではどのような判断をされているのかお伺いしたいと思います。

勝村委員長）タブレット導入については，正副議長ともお話をしてまいりました。使用するにあたってはやはり取り決め，それからセキュリティの問題，色々クリアしていかなければならない面があるということで，それについては次回以降，さらに我々でも協議をしていかなければならないと思っておりますけれども。それらについてもですね，他市の，すでに行っているところを参考にするという意味で参考資料，あるいは研修に行ってまいりたいというふうに考えております。以上でとりあえずよろしいですか。
　休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。こちらについて事務局で参考になるものがあればお示し頂きたいと思います。

庶務議事課長）県内の他市の例を調査しましたところ，議会の会議でタブレットの導入をしているところが２市ございました。守谷市と稲敷市でございます。そのほか28市においては導入されておりませんでした。その他として２市が，取手市，鹿嶋市ですけれども，個人使用のタブレットの持込を可としているところが２市ございます。
　守谷市と稲敷市でございますけれども，守谷市につきましては，本会議，常任委員会，それから特別委員会等でも持込を可としておりまして，稲敷市ついては全員協議会に限ってタブレットの持込を可として運用している状況でございます。守谷市につきましてはさらに，議案等の資料を電子化，ペーパーレス化しまして，さらにインターネットの情報検索はもちろんですけれども，電子メール等による連絡等も導入している。稲敷市については先ほど言った全員協議会の資料のペーパレス化，それから全員協議会の会議の開催通知などの連絡手段に限っている，というのが実績でございます。

勝村委員長）ありがとうございます。今，課長から参考となる他市の事例を挙げて頂きました。これを踏まえてご意見等があれば頂きたいと思います。

石橋副委員長）今の事務局からの説明でよくわかったんですけれども。まず美浦村の議会でかなり先進的なシステムを導入しているという話を聞きますので，そういったところもう１度調査をして頂けたらと思います。それからタブレット導入というか，公式的な導入ではなく，鹿嶋市と取手市でしたか，自前の物の持込を許可しているということで。そういうところも手続き的というか，運用状況が今１番，石岡にとっては参考になるのかな，という感じがしますので。それに対してどういった要望があるのか，資料に対する制限はどういったものがあるのか。そういったところの詳細な資料がわかれば調査をして頂けたらと思います。

勝村委員長）こちらについては事務局でお願いいたします。
　私の方からこの使用目的，これについては今，庶務議事課長からもございましたが，さしあたっては議会のペーパーレス化ということだろうと思っております。ちなみに我々議会の中で年４回の定例会や常任委員会，予算決算の特別委員会，こちらについて凄まじい紙の量が消費されているわけです。たぶんＩＣＴ化という面で執行部の方でも，これどうにかならないかということは，すでにどこかが考えていると思うんですよね。ちなみにですね，平成29年度の予算書，これが425ページありましたけれども，単純に考えると３冊で約1,500ページの資料。これに事務事業評価，施策評価，事務に関する説明書，リーディングプロジェクト，主要施策説明書，そういったものが加わっていくと。これがすべて紙でやっているということは，すでに承知のことだと思います。現実問題として，毎年この資料が蓄積されているわけで。審議の過程では当然それらが必要だということでありまして，そのような状況にあっては，過去に審議された資料や情報，それを瞬時に取り出すというのはなかなか困難だというわけですよね。また，間違いのための修正，差し替え，グラフ，あるいはカラーによる印刷。こちらも非常に大変な労力が必要になってくるわけです。紙の量として議員22名，それから執行部，議会事務局，聞いたところによりますと約50部の数百ページの印刷，これを年４回。それから閉会中の常任委員会，こちらの印刷物コピー，それから職員人件費，それらに莫大な費用がかかってきている。そういったことから目的としては議会のペーパーレス化ということであろうと思います。そこでですね，私が一応参考資料ということでそろえてみたんですけれども，やはり１番ネックになるところは，先ほど言いましたように意思決定。それから使用に当たって取り決めをしていく。取り決めにつきましてはですね，他市の事例がございますので，そちらを参考にしながら，また事務局から資料を出して頂き，次回さらにそちらについてもこの議会改革推進特別委員会の中で進めていきたいなと思っております。私からは以上です。
　暫時休憩いたします。10分程度といたします。

－休憩－

勝村委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。皆さまからご意見等頂きました中で，導入の目的につきましては，概ね議会のペーパーレス化ということで統一した意見かと思います。
　そのほか，議会のＩＣＴ化の推進に関するご発言はございませんか。

櫻井委員）先ほど事務局の方から，鹿嶋市と取手市が部分的な導入をしていると。本格的な導入については守谷市というお話を頂きました。できましたら，県内の議会ということでもありますので，今，休憩中も含めて色々なご意見があった中で，とりあえず何ができるのか，取り組んでいこうということから考えれば，鹿嶋市，あるいは取手市でやっている委員会等での先進的な導入を勉強させて頂ければ，より我々としてもタブレット，あるいはＩＣＴ化の推進に理解が進み，どのような点に注意しなければいけないのかというところも勉強になるのかなと思いますので，可能であれば県内でありますので，先進地視察調査を実施できるような調整をお願いできればと思っております。委員長の方でお取り計らいをお願いいたします。

勝村委員長）はい。ただ今，櫻井委員からご意見がございました県内の他市の先進地を視察してはどうかというご意見でございました。こちらについて事務局でいかがでしょうか。

庶務議事課長）まず委員長と調整させて頂きながら，資料収集いたしまして，次回委員会の中で正式に視察等，決定して頂けるよう委員長と調整して準備したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

勝村委員長）今，課長から話がありましたように，こちらにつきましては，私の方で進めてまいります。そういうことでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）そのほかございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）ないようですので，ここで委員長より皆さまにご報告いたします。
　前回の会議の最後でも申し上げましたように，まず議会改革推進特別委員会の中で試行的にＩＣＴの導入を図っていくということを，まとめになりますけれども，正副議長に本日申し入れましたので，議会運営委員会の中で諮って頂きまして，導入されるということになれば，さらにこの委員会の中で協議してまいりたいと思っております。そちらにつきましては，事務局から参考資料等を頂いた中で，皆さんにお配りしていきたいと思いますので，そちらをよく見て頂きまして，ルール，取り決め，また，セキュリティ面等に対しての配慮，検討すべきことがあるかと思います。次回以降，それらについて協議をしたいと思いますので，よろしくお願いいたします。
　次に提案事項，全員協議会の運営方法の見直しについて協議いたします。本件は，私が提案者となっておりますので，私から提案理由をご説明いたします。
　全員協議会の運営方法ということなんですが，これについては今，執行部等から全員協議会の中で提案事項とか説明がされます。そうした中で，現在それについての質問等は許されておりません。私が言いたいのは，それらについても質問がされてもいいのではないかということを思ったものですから，提案をさせて頂きました。やはり場合によっては執行部の説明も１，２分で終わってしまうのかなと思っておりまして，全員がそろった中で，それで，はいさよならということもあるわけですし。また，執行部の説明の中ではちょっと質問をしてみたいなということもあるわけでありますし，その中でこれ，どういうふうに質問ということをやっていったらいいか，ということもありますけれども。一例を挙げますと，会派代表あたりで質問者を限定して，質問があればしていくといった方法をとってもいいのかなということで考えております。こう，説明だけ受けて，はいご苦労様でしたということになりますと，消化不良的なものもありますので，そういったことで提案をさせて頂いたわけであります。提案理由は以上でございます。
　次に，本件の協議に入ります。本件について委員各位のお考えをお聞きいたします。こちらについてご意見等はございませんか。皆さまのお考えですけれども。

村上委員）全員協議会の運営の考え方なんですけれども，確かに委員長おっしゃられるように，提案されて質問をしたい場合と，はい，そうですかと受け入れる場合と，色々あると思うんですが，もし質問等のやり取りをするというルールとすると，基本的にそこは議事録等が残らない会議なので，会議全体のルール決めも必要なのかなと感じているんですけれども。私の思う全員協議会は，基本的に質問ないですよというスタイル，そこは崩さない方がいいのかなというふうに考えております。以前の議会改革で，条例を議員の皆さんに説明する時に，全員協議会だと質問が受けられないので説明会という形にして質問を受けるような体制を作ったかと思うんですけれども。提出される案件とか，説明を受ける案件がどうしても質問等が必要な案件であれば，全員協議会というスタイルでなくて開催すればいいのかなと思うので。全員協議会は基本的に質問は受けないという基本は崩さない方がいいのかなと，今の段階では私は思います。

櫻井委員）全員協議会が通常行われる際には，執行部から議長に対しての申し入れがありまして，執行部として伝えたい情報ですよね，非常に重要な案件であるとか，石岡市にとって議会に説明をしておいた方が後々円滑に事業等が進むといったものが多かったかと思います。全員協議会については任意の会議ということもございまして，正式な議会としての会議に位置付けられておりませんので，当然費用弁償等も議員の方は出ません。なおかつ正式な会議ではないということで，そこでの議論が記録に残らない，あるいは不用意な発言がないようにというようなことも含めてなのかもしれないですけれども，質問を認めてこなかった。認める場合には当然執行部の了解，議長と執行部で事前に十分なすり合わせがあって，では今日については認めましょうよというところがあったことも過去にはあったと思います。それで今，村上委員から意見が出ましたように，全員協議会の中で質問を基本的には認めないという流れがあったものですから，質問をどうしてもやりたいということが事前に議員からあった場合には，別の名称にして，別の形での会議形態を作ったというところもありました。
　全員協議会については正式な議会としての会議に位置付けるという流れをしている市議会もございます。そういうところについては場合によっては質問も認めるし，会議として位置付けられていますから，会議録として残し公開していくという考え方もありますので，単純に質問を認める，認めないというよりは，全員協議会の位置付けまで議論していかなければまずいのかなという気がしているんですね。議会基本条例を作る時もこれ当然，一部話題になりましたけれども。全員協議会を正式な会議として位置付けてやってもいいんじゃないかと。そこでは議員の意見交換会というようなものを認めて，色んな意見を議員同士で戦わせるというような流れもありかな，と思いますので。質問のありようについては，ちょっと離れちゃいますけれども，全員協議会の位置付けというところも含めて議論していかないと，ちょっと決めづらいところがあるのかなという気がしています。

菱沼委員）私も今の全員協議会のあり方であれば，村上委員が言ったように，今までの流れにおいては，執行部からの報告のみで質問ができないという状況の方がいいのかなと思いますので，今，櫻井委員が言っているように，全員協議会の位置付けを今の常任委員会と同じランクにする状況においては，会議録もきちんと作成されていく部分においては，質疑があって然りかなと思います。その部分についてはまずここでしっかりと議論をして，議会運営委員会の正副委員長に議会改革推進特別委員会ではこういう方向で話がまとまりましたけれども，これについて揉んで頂きたい，ということで答申と言いますかね，そういう形で出していただいて，それで議論してもらった方がいいのかなと思いますので。現状の全員協議会の運営としては，今と同じであれば質問はなくてもいいのかなと。それで繰り返しになりますけれども，位置付けを変えるのであればきちんと質疑ができるような，全員協議会のあり方とすべきじゃないかなと思っております。
　あと，事務局にお聞きしたいんですけれども，県内でいいんですけれど，県内の議会のルールの中で，全員協議会で質疑がされているところもあるだろうし，様々だと思うんですけれども，もしそういうデータをお持ちでしたらお伺いしたいんですけれども。

庶務議事課長）全員協議会の位置付けにつきまして，県内各市確認としたところなんですけれども，会議規則に位置付けられた公式な会議として位置付けられている市につきましては，県内で19市ございます。非公式，あくまで任意の会議という位置付けの場合は13市，これは石岡市も含めてです。こちらが県内の状況でございます。そういう位置付けとの関連もあるかもしれませんけれども，それに基づく公開などをしているところは，原則公開が13市でございまして，石岡市も含めた原則非公開としているのが13市ございます。そのような形で，位置付けについてはそのような状況で調査したところでございます。

勝村委員長）ありがとうございました。
　休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。
　本件について，これまでの皆さまの意見を集約しますと，そもそも全員協議会というものは基本的には質問を設けないということで位置付けられているということでございました。それによりまして，現在のままでもいいのではないか，というご意見，あるいは正式な会議でないので，記録を取っていない会議というご意見。それからまた事務局からお示し頂きましたように，実際全員協議会を公開している市町村，非公開としている市町村を挙げて頂きました。そちらの事例も含めまして，今後また協議を深めていきたいと思います。今後も引き続きこの件に関しまして，協議をしていきたいと思います。このように集約してよろしいですか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それではこのように集約いたします。
　次に，その他でございますが，何かご発言等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）ないようですので，以上で本日の議会改革推進特別委員会を閉会いたします。ご苦労様でした。