第１７回委員会　（５月１８日）
出席委員	勝村孝行委員長，石橋保卓副委員長，菱沼和幸委員，村上泰道委員，櫻井茂委員，新田茜委員
市執行部	なし
議会事務局	庶務議事課長（中山善正），庶務議事課長補佐（木﨑憲一）

勝村委員長）ただ今から，議会改革推進特別委員会を開会いたします。
　本日の議題は，お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
　これより議事に入ります。
　議会報告会についてを議題といたします。
　昨年実施いたしました第１回の議会報告会につきましては，当委員会において作成しました報告書を，私から議長にお渡しした後，全員協議会にて全議員に報告書を配布して，議会内での情報の共有化を図ってまいったところであります。
　私といたしましては，執行部との情報の共有化という観点からも，議長から市長に議会報告会の報告書をお渡しいただきたいと思っております。
　報告の仕方については，本会議での委員長報告なども考えられますが，議会報告会については，議長から市長に報告書を渡していただくよう，これは議会としての対応となりますので，議会運営委員会を通して，私から提案をさせていただきたいと思いますが，これにご異議ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それでは，そのようにさせていただきます。
　そのほか，議会報告会に関するご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それでは，議会報告会に関する本日の協議はこの程度といたします。
　次に提案事項，議会のＩＣＴ化の推進について協議いたします。
　議会のＩＣＴ化の推進につきましては，前回の会議の最後でも申し上げましたように，まずこの議会改革推進特別委員会の中で試行的にＩＣＴの導入を図っていくということを，議会運営委員会の中でお諮りいただきたいと考えております。
　ここで，本件につきまして事務局から発言を求められておりますので，これを許します。

庶務議事課長）それでは私から，議会のＩＣＴ化の推進につきまして，試行的な導入に向けた準備として，ハード面，ソフト面に分けてご説明をさせていただきたいと思います。
　まず，ハード面についてでございますけれども，現在議会事務局の図書室にインターネット回線がひとつ設置されてございます。これは，いわゆる庁内ネットワークと切り離されました，議会独自の回線でございまして，この回線から無線ＬＡＮでインターネットにつなげられるようにしてございます。　
　今後，試行的導入に向けまして，会議室でも十分な速度が確保できますよう，関係部局に相談をしながら，ハード面の整備を進めたいと考えております。
　これに関連しまして，以前，議員控室から議員所有の機器で事務局の無線ＬＡＮを通じて，インターネットへ接続するための石岡市議会情報ネットワーク利用規程という要綱がございました。今回事務局で改めてその内容を精査いたしまして，再整備させていただきたいと思っております。
　続きまして，ソフト面についてでございますけれども，会議の中に情報通信機器を持ち込むに際しましては，その使用基準，運用ルールを決めていく必要があろうかと考えてございます。
　前回の会議で資料としてお渡しさせていただいた先進事例につきましては，データのクラウドへの保管，それから完全ペーパーレス化や全議員への端末貸与などに対応した，いわゆるフルスペックと言いましょうか，その使用基準だと考えられております。今回，委員長の指示で県内事例も含めまして，簡易的なものから先進的なものまで，資料として準備させていただいたところでございます。ＩＣＴを委員会に試行的に導入するにあたりまして，この使用基準について，委員の皆さまにご協議をいただければと考えているところでございます。

勝村委員長）今，事務局から説明がありましたが，当委員会でのＩＣＴの試行的導入に際しては，まずソフト面，使用基準について議論をしていく必要があろうかと考えております。
　議会運営委員会に提案するにあたっては，今回，試行的な導入とはいえ，初めて委員会の中に情報通信機器を持ち込むことになりますので，やはり一定の使用基準を決めておく必要があると考えております。
　事務局の説明にもありましたように，使用基準にも程度があろうかと思いますが，まずは簡易的な使用基準からスタートし，議案等，完全ペーパーレス化まで対応したフルスペックの詳細な使用基準については，実際に当委員会の中で試行的に情報通信機器を使用していく中で課題の抽出等を行い，ひとつの目途である新庁舎の議会棟利用の際に，スムーズなＩＣＴ化への対応が図れるよう，今後当委員会において，その内容を検討していければと考えております。
　つきましては，議論のたたき台として，正副委員長において情報通信機器使用基準（案）を作成いたしましたので，内容について皆さまよりご意見をいただきたいと思います。
　まず，準備いたしました通信機器使用基準をご覧いただきたいと思います・・・。
　それでは，私の方で基準（案）のところを朗読してみたいと思います。
　石岡市議会の会議における情報通信機器の使用基準（案）でございます。
　第１条目的でございます。この基準は，石岡市議会における情報通信機器の積極的な活用による情報化の促進を図る上で，その適正な使用について必要事項を定めることを目的とする。
　第２条定義。この基準における用語の定義は，次に定めるところによる。（１）会議。議会改革推進特別委員会をいう。（２）情報通信機器。タブレット端末，ノート型パソコン，スマートフォン，携帯電話をいう。（３）使用者。議員及び議長が必要と認めた者で会議において情報通信機器を使用する者をいう。
　第３条，留意事項。使用者は，情報通信機器を会議で使用する場合には，議会の品位を重んじた良識ある使用を心がけるものとする。２，使用者は，情報通信機器を会議で使用する場合には，次に掲げる行為を行ってはならない。（１）音声や操作音を発するなど会議の運営上支障となる行為を行わないこと。（２）当該会議の目的外の用途に使用しないこと。（３）審議・審査中の情報を外部に発信しないこと。（４）ＳＮＳ，ソーシャルネットワーキングサービスや掲示板などへの投稿をしないこと。（５）会議の長の許可無く会議の写真，映像等の撮影，録音等をすること。
　第４条，違反行為に対する措置。会議の長は，前条に違反する行為をし，またはしようとする者に対しては，注意をするものとする。ただし，再三の注意によっても違反する行為が改められない場合は，情報通信機器の使用の停止を命ずることができる。
　第５条，補足。この基準の定めるもののほか，必要な事項は議長が別に定める。２，より充実した議会活動につながることを目的として，情報通信機器の使用について検討を続けていくものとし，必要に応じ，本基準を改正していくものとする。
　ということでございますが，これらについてご意見等があれば挙手によりお願いいたします。
　休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。ご意見等ございませんか。

菱沼委員）今，委員長から石岡市議会の会議における情報通信機器の使用基準（案）について，１条から５条まで朗読していただいたわけですけれども，この部分においてはまずですね，会議ということで，第２条の１に会議，議会改革推進特別委員会をいう，ということでありますので，まず試行的にこの文言で進めていければいいと思っております。それで，最終的にこれを加えた方がいいとか，これをこうした方がいいとか，改正を出していただいて，それで最終的に議会に上げていければいいのかなと思っておりますので。そういう状況の中で進めていければと思います。

勝村委員長）ほかにございませんか。
　　
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）ないようでございますので，石岡市議会の会議における情報通信機器の使用基準（案）について，ここに示されたとおりとしたいと思います。
　これにご異議ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それではそのように決したいと思います。
　本件について，次回の議会運営委員会に提案したいと考えますが，これにご異議ございませんか

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）はい。ご異議なしと認めます。
　続きまして，字句の訂正など最終的な訂正については正副委員長にご一任願いたいと思います。
　これにご異議ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）それではそのように進めてまいりますので，よろしくお願いいたします。
　そのほか，議会のＩＣＴ化の推進に関するご発言はございませんか。

菱沼委員）今，委員長から，るる話がありましたけれども，そうすると最終的に議会運営委員会で諮っていただいて，議会改革推進特別委員会として，タブレットを使うようになる，最短でですね，いつ頃から使えるようになるのか。わかる範囲の中でお答えをいただければと思いますけれども。

庶務議事課長）次の議会運営委員会というのが，５月23日に開会の通知がされたところでございます。そこでお認めいただけましたら，ここから最初に行われる議会改革推進特別委員会の中で使用可能となると考えております。

石橋副委員長）今のお答えを聞いて，それに付随する部分なんですけれども，現実的に議会運営委員会で認めていただいてから，ということなるかと思います。その議会運営委員会の中でも色々な議論は出てくるかなと思うんですけれども，現実的に本会議，もしくは常任委員会の方で積極的にそれも活用して行こうよというような意見が出た場合，そういった部分の中で環境整備も当然，必要になってくるかと思うんですけれども，そういう意見が多数を占めた場合，逆に本会議場や，他の委員会室での使用について，最短でどれくらいで準備ができるのかどうか，お伺いいたします。

庶務議事課長）最初に私からハード面の整備について，ご説明させていただいたところでございまして，現在議会事務局に来ております，インターネット回線，そちらを通じて無線ＬＡＮの接続が可能な状況でございまして，それが今後，会議等で広くタブレット端末等を使っていくことになりますと，そこにアクセスする台数が増えてまいります。現在は一応，目安として12台設置が可能ということで，考えている状況でございます。そこを拡大していくにあたりましては，関係部署と協議中でございまして，委員会室まである程度，接続が可能な状況に拡大していけるように，今，調整をして，すぐにでも整えば拡大するように進めたいと考えてございます。ただ，本会議，議場になりますと，接続台数もかなり増えてまいります。そういう状況で整備については今後予算の協議も踏まえまして，考えてまいりたいと思っておりますので，よろしくご理解のほどお願いいたします。

石橋副委員長）よくわかりました。ただ，その本会議場での使用時期がいつになるかというのは，まだまだ不透明のところがあるのかと思いますけれども。議会側からそういう要求が強くなった場合を想定して，早急な環境整備に対しての調査なり，予算要求という部分では積極的に進めていただきたいと考えています。よろしくお願いします。

勝村委員長）ほかにございませんか。
　私から，このタブレット使用，議会改革推進特別委員会の中でまず使用していくということなんですが。これに関してもう少し進めていくと，この最初の使用目的はやはり，一番はペーパレス化にあるのかなと思うんですよね。執行部との共有化も図られる。そういうことになれば皆さんに最初お渡しした，他市の事例などお配りしましたけれども，そちら見ていただく中でも，市町村によっては執行部にはタブレット使用許可を出さないとか，そういうところもあるんですよね。当市としては執行部も踏まえて同時に使用していくというようにした方が，私はいいのかなと考えているんですが。　
そのほか，気が付いた点ありましたらご意見等よろしくお願いいたします。

村上委員）今日いただいた参考資料の加賀市の取り決めの，添付の別紙に紙ベースと，この実際ペーパレスを含めたデータ化をしている資料の取り扱いについての一覧が付いてまして。データ化しているものと紙ベース化のままやるものと分けて，一覧がありますので，これもやはり導入段階においては参考にしていくのがいいかなと思いますので，突然ペーパレスにしていく段階では，色々と内部での段取りでの参考になるのかなと思いますので。これは導入にあたって，ぜひこういうのを作ったらいいのかなと思います。

櫻井委員）今，村上委員から加賀市の要綱の中での，別紙でのペーパレス化の取組の状況ですね，提案がございました。全くおっしゃるとおりで，データ化，ＰＤＦ化してペーパレス化になるものと，どうしても審査の際は紙ベースで使用したいもの。こちらで言えば予算書であるとか，決算書であるとか分厚いものですね，こういったものはどうしても審査の際には紙ベースで審査したいよというものもあると思います。ただ一方で，これらもＰＤＦ化にできれば，普段から予算書，決算書持ち歩く必要ないので，我々議員としてもＰＤＦ化されれば，タブレット端末でデータなり，予算の状況がいつでも確認できるということになれば，非常に便利なのかなと思いますけれども。今の市の財務会計システムの中で予算編成が行われており，データが投入されると。そういう仕組みの中でＰＤＦ化がすぐにできるかどうか，ちょっとわからないと思いますので，ここらへんについては事務局で，あとで財政課に確認していただいて，紙ベースでの印刷ということでデータを印刷所に発注するという仕組みはできてますけれども，それがＰＤＦ化という流れがスムーズに行くのかという流れについては，後ほどまた確認して報告いただければと思います。

勝村委員長）休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。
　そのほか，ご発言等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）ないようですので，議会のＩＣＴ化の推進に関する本日の協議はこの程度といたします。
　次にその他でございますが，何かご発言等はございませんか。

菱沼委員）その他ですが，今まで皆さんから出されている協議案件があると思うんですけれども，次回は，このＩＣＴも含めてどのような部分を詰めていくと，委員長，副委員長で考えているのか，お伺いしたいと思います。

勝村委員長）休憩します。

－休憩－

勝村委員長）再開します。
　ただ今，菱沼委員から発言があった件につきましては，事務局と協議して決めてまいりたいと思いますが，本会議が６月に入りますとありますので，その中でということになろうかと思います。その中で今日協議されたほかに，皆さまから出されております協議事項についても進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
　そのほか，その他の件についてございませんか。

櫻井委員）菱沼委員からも次の会議日程等，議会改革の提案事項がたくさんあるのでというようなお話もございましたけれども。前回，全協のお話なんかもあったかと思いますけれども。今日も時間まだありますから，それをやられてもよろしいんじゃないかと思うんですけれども。結論は出なくても意見交換会のような。会議じゃないですけれども，示されているこの中から，選んでいただいて会議をしてもいいですし，18項目ここで提案事項ということで示されておりますから，並行していくつか議論してもいいですし，それは。どんどん会議を進めていただければありがたいなと思います。

勝村委員長）ただ今，櫻井委員からございました意見につきましては，私もスピード感を持って，皆さまから出された協議事項はすべて協議してまいりたいと考えておりますので，そのように進めて行きたいと思っております。

〔「まだ時間ありますから。大して議論してないし」と呼ぶ者あり〕

〔「今日，その他で」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）暫時休憩いたします。10分程度といたします。

－休憩－

勝村委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます
　先ほど委員の中から提案がございました，次回に向けての議会改革の提案事項の協議についてですが，ここで次回に向けてどれをやっていくかという協議をしていきたいと思いますので，皆さまからご意見をいただきたいと思います。
　優先順位というわけではないんですが，それぞれ皆さんから出された提案事項でありますので，これを先にやっていただきたいというのがあれば，協議してまいりたいと思います。

櫻井委員）では意見として言わせていただきますけれども。11番と15番ですね。11番，政務活動費会計報告書，政務活動費を使用した先進地視察報告書の公開，15番，いや16番ですね。16番，政務活動費における食事代の支出見直し，これについてご協議いただければありがたいと思っております。

〔「資料が違いますね」と呼ぶ者あり〕

〔「それは１回目の方。議会改革推進の方でなくて」と呼ぶ者あり〕

〔「前ですか」と呼ぶ者あり〕

〔「政務活動費会計報告書のネット公開。提案してなかったですか」と呼ぶ者あり〕

〔「入ってるよ。番号が違うんだ。14番までしかないやつ。今は」と呼ぶ者あり〕

櫻井委員）失礼しました。ちょっと古いデータで申し上げてしまいました。議会改革提案事項で示されております，14項目の中で，番号６の政務活動費会計報告書，政務活動費を使用した先進地視察報告書の公開。これはインターネットでの公開ということでご理解いただければと思います。それと10番目，政務活動費における食事代の支出見直し，こちらについて協議をいただければありがたいと思っております。

勝村委員長）ほかにございませんか。
　今，櫻井委員から２項目出ましたけれども。それでは次回の委員会の中で，この２点を含めて協議を進めてまいりたいと思いますので，それぞれご意見をいただきたいと思います。

石橋副委員長）今，櫻井委員から次回での項目ということで２点ほどご提案をいただいたわけですけれども。その部分の現状について，どのようになっているのかというところを事務局から説明いただければと思います。

庶務議事課長）政務活動費の会計報告につきましては，各会派から最終的に使用後，報告をいただきまして，事務局で保管をして，その政務活動費の公開につきましてはインターネットでの公開はしていないところでございます。そういうことで，情報公開請求等があった場合に公開をしているような状況でございます。

石橋副委員長）わかりました。それではその部分を踏まえて次回，踏み込んだ質疑をさせていただきたいと思います。

勝村委員長）ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長）ないようですので，私から前回の会議の中で，先進地視察の件がございました。こちらにつきまして事務局で県内先進地である，守谷市などに５月中の視察について照会をかけていただきましたが，先方の都合により，５月中は日程の調整がつかないということでございました。６月定例会終了後での日程の再調整になろうかと思いますが，何分，相手のあることでございますので，本件につきましては，引き続き私と事務局で日程の調整をさせていただければと考えております。
　それから，先ほどのタブレット端末の使用の件で，機器の使用基準ということで。皆さまにお諮りをしました。まあ，取り決めということになるかと思いますが，また次回での協議の中で気が付いた点がありましたら，皆さまからご意見をいただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
　ほかにないようでございますので，以上で本日の議会改革推進特別委員会を閉会いたします。ご苦労様でした。