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議会中継
  


平成29年度 総務委員会

 第11回委員会 (2月15日)
出席委員 山本進委員長,櫻井茂副委員長,高野要委員,徳増千尋委員,塚谷重市委員,岡野孝男委員,菱沼和幸委員,勝村孝行委員
市執行部 【市長公室】
 市長公室長 佐々木敏夫,政策企画課長 瀬尾正幸
【財務部】
 財務部長 古内勝人,財務部理事兼庁舎建設担当 下河邊卓美,次長兼庁舎建設担当 鈴木 勉,管財課長兼庁舎設担当 栗原秀樹,副参事兼庁舎建設推進室長 萩原信明
議会事務局 庶務議事課主任(塚本志保)


山本委員長)ただ今から,総務委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。
 本日の委員会の進め方でございますが,はじめに,新庁舎建設の進捗状況について,現地調査を実施いたしたいと思います。
 次に,本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。なお,市長公室の説明員につきましては,現地調査終了後の出席となりますので,あらかじめご報告いたします。
 これより議事に入ります。この際,お諮りいたします。本日の調査案件となっております新庁舎建設の進捗状況につきましては,その現状を調査するため,委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。暫時休憩いたします。

−休憩(現地調査)−

山本委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
あらためまして,所管事務の調査として,新庁舎建設の進捗状況についてを議題といたします。
本件について,執行部より説明を求めます。

副参事兼庁舎建設推進室長)それでは,新庁舎建設の進捗状況についてご説明させていただきます。新庁舎建設の進捗状況でございますが,お手元にお配りいたしました工事の説明資料と工程表によりまして,あらためてご説明申し上げます。
 資料の一枚目としてお付けしましたチラシをご覧ください。3月15日付けの市報に折り込む予定のチラシの案でございまして,右側の大きい写真につきましては2月8日に撮影したもので,1階床部分のコンクリートを打設している状況の写真となります。また,3月15日の市報がお手元に届く頃には,左側の断面図で赤く表示しました1階床のところまでコンクリート工事が完了していることとなります。その後,1階柱の立ち上がり,2階床部分の鉄筋,型枠工事を進めてまいりまして,2階の床のコンクリート工事は4月の中旬頃に仕上がる予定としてございます。
 次に,工事の発注についてご報告いたします。資料の2,新庁舎建設事業工程表をご覧ください。工程表の3段目,外構工事の欄で,オレンジのグラフと赤文字で表示しております,1工区外構工事【建築】(車庫棟)につきまして,フジタ・平成建設JVとの見積もり合わせを3月2日に行う予定としてございます。次に,1工区外構工事【排水路】(排水管・防火水槽)の工事については,前回の委員会でもご説明させていただきました,敷地内の既設排水管の切り回しと防火水槽の設置を行うものでございます。これの発注時期につきましては,一般競争入札で3月中に入札ができるように準備を行っているところでございます。
 また,新庁舎建設関連附帯工事が発注されましたので,これに伴いまして,一番下の段,設計・監理業務の欄がございますけれど,うすい青で表示してございます,関連附帯工事の工事監理業務,こちらの契約の締結を行ってございます。設計内容に影響するものでございますので,設計業者である株式会社久米設計の一者随意契約で発注を行いまして,契約額は1,296万円,工期は本体工事の工事監理業務と同じく平成30年11月20日までの期間としてございます。また,その下のグラフで,1工区外構工事【建築】(車庫棟)に伴いまして,工事監理業務の発注も予定してございます。設計内容に密接に関わってございますので,こちらも株式会社久米設計との一者随意契約にて発注することとなりますので,ご理解のほどよろしくお願いいたします。
 あわせまして,1枚目チラシの裏面に戻っていただきまして,現在,新庁舎カフェの運営事業者と,新庁舎エントランスホールのアート作品の公募を行う計画としてございます。
 新庁舎カフェにつきましては,新庁舎1階にカフェスペースを設けまして,飲み物や軽食等の提供を行うことで,庁舎利用者の利便性やサービスの向上を図ることを目的としてございます。
 アート作品の募集につきましては,多くの来庁者が目にすることになります新庁舎のエントランスホール,こちらを飾る作品の寄贈を募るものでございます。募集作品のデザインコンセプトといたしまして,石岡市の未来を感じさせる希望に満ちた作品,石岡を感じる景観に対応したダイナミックな庁舎を表現できる作品,の2つの条件を満たした内容で作品をお願いするものでございます。応募作品の審査につきましては,市民代表の方や専門の方に依頼をしまして,審査の結果,最優秀となった作品を採用する予定としてございます。作品は寄贈いただくこととなりますけれど,作品の設置費については市が負担することとしたいと考えてございます。
 これら2つの公募のスケジュールにつきましては,3月15日号の市報に折り込みさせていただきまして,同日より応募開始といたしまして,カフェについては5月下旬,アート作品については4月20日を目途に決定していきたいと考えてございます。今後,募集要項の精査を行いまして,新庁舎のオープンに間に合うよう進めてまいりたいと思います。
 最後に,全議員を対象とした現地視察について,予定では2月25日日曜日,午前11時からを予定してございますけれど,この日程でご案内できればと考えてございます。委員の皆様には本日ご視察いただきましたけれど,あらためてご案内させていただきますので,よろしくお願いいたします。案内の通知は,明日中には発送させていただきますので,よろしくお願いいたします。説明は以上となります。

山本委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,質問等がありましたら挙手によりお願いいたします。

野委員)アート作品募集というのがありますね。できれば私も応募しようかと思うのですけれど,作品の寄贈を募集しますということで,正面玄関を入って前面の壁面などとあるのですけれど,これは,子どもたちなどがデザインして,絵を描いて,それを1つの作品にして壁にはめるとかというのではなくて。その壁はどれぐらいの壁だかわからないけれど,もし大きい壁だったら,そのものを作って応募しなければいけないのか。だから,小さいものを,もしガラスだったらガラス,ステンドグラスでも,これをじゃあということで,業者のほうで大きくしてはめ込むのか。だったらいいと思うのですけれど,それを寄贈してもらうということになると,そこへ応募する人は,実物で持っていかないとだめということになってしまうような気がするのだけれど。どういうものなのか,まず説明してください。

副参事兼庁舎建設推進室長)アート作品につきましては,実際のところは現物ができているという段階にはならないと思うんです。ですので,アート作品のプランというか,こういったイメージでこういったものを作ります,という提案書のような形で提案していただきまして,それを審査で最優秀を決めるような形でやりたいと考えてございます。

野委員)その大きさ。1メートルなら1メートルだと。そういったものだと,1メートルで作ればいいと思うんですけれど,その大きさなどがこれだとわからないような気がするんですね。壁面と言っても,これも壁面ですよね。だからどれだけのものを作っていいのか。そういったところはまだ具体的にはなっていないというわけですね。

副参事兼庁舎建設推進室長)設置場所につきましては,@,Aとございまして,募集要項というのをホームページで公開する予定でございますけれど,そちらの中で,ある程度の大きさ,壁の大きさ等を指定してございます。
 具体的に申し上げますと,@番の正面玄関を入って前面,入ってすぐの壁につきましては,横幅が10メートル,縦が5メートルあるのですけれど,そのうちの上部,10メートル×3メートルの範囲の中で作品を提案いただければという形で考えております。A番の,正面玄関を入って左側の壁面につきましては,総合案内が奥のほうにございまして,その上の壁ということで,幅が最大で18メートル,縦が4メートルから2メートルの台形となるのですけれど,その範囲を使っていただいて,作品をご提案いただければと考えてございます。サイズについては以上です。

野委員)そうすると,こういうという,提案ですね。実物を作ってくるのでは大変ですものね,お金がかかってしまって。よくわかりました。

櫻井副委員長)応募資格を確認させていただきたいのですが,非常に大きな壁面。全部を埋めるのか,壁面の一部を埋めるような応募があるのかはわかりませんけれど,応募資格のほうで,県または全国規模の美術展覧会等への出展実績のある方という表記がありまして,これは出展していればいいということですか。要するに,入選しているようなレベルの方を求めているわけではなくて。美術展そのものの審査基準がわからないのですけれど,出展実績があればいいということなのですか。

副参事兼庁舎建設推進室長)県または全国規模の美術展覧会等への出展実績のある方ということで,入選というところまでは考えていなくて,出展実績があれば参加資格がございますということで,作ってございます。

櫻井副委員長)そうしますと,3月15日からの募集で4月16日までの締め切りということになりますと,今現在,そういう県であり全国規模の美術展が,今から出展できるという可能性があるものがない限り,ほぼ候補者は限られてしまうと思うんですけれど。この参加資格というのは,芸術家の方個人が応募しなければいけないのですか。例えば法人だったらいいとか,NPO法人ならいいとか,幅を持たせているのか。そのへんはどのようにお考えなのでしょうか。

副参事兼庁舎建設推進室長)今のところ,芸術家を対象にと考えているところでございました。市内在住の方,または過去に石岡市に住んでいた方ということで,範囲を狭めさせていただいたのですけれど。法人等については考慮しておりません。

櫻井副委員長)作品が非常に大きいので,もし今説明がありました横10メートル×縦5メートル,あるいは18メートル×4メートルのサイズに合うような作品を既に手元にストックがあるのであれば,応募しやすいとは思うのですけれど,大きさもさることながら,制作費であるとかいろいろなことを考えると,なかなか厳しい条件であるのかなという気はしています。
 それも,募集1か月で,実際には10月の竣工時,あるいは1月の供用開始時ですか,その段階ではなるべく設置をしたいと考えられているのでしょうから,その参加資格,県,全国規模の美術展覧会等への出展の実績がある方という,一定のレベル以上の方の作品を展示したいという部分については理解できるのですけれど,個人でそういうものを求めていると,なかなか厳しいのかなという気がしていますので,そのへんは今後,ご検討いただければと思います。

菱沼委員)今の件でございますが,私も聞きたい部分は,一回設置をして。他の自治体では,例えば5年とか,何年かで切り替えていくということがあるみたいなのですけれど,今回の部分においては,設置したらそのままずっと,半永久的にその人の作品しか掲示しないのかどうか,お尋ねしたいと思います。

副参事兼庁舎建設推進室長)作品の物によりまして,絵画といったものであればもちろん,期間的にローテーションをかけたりすることができると思います。ただ,実際に壁に直接設置といったものになりますと,撤去や移動が難しいので,提案の中で,もちろん審査の項目に入りますので,そういったものも含めまして,審査のほうで決めていきたいと考えてございます。

菱沼委員)そういった部分でお願いしたいことと,あと,展示。一つの提案ということで,各美術展に出した方が応募されてくるわけですけれど,その提案書では,実際に本当にできあがったときと大きく差が出てくるのではないかと思うのですけれど,そのへんは学識経験者の方の目で判断をされると思うのですが,非常に難しい状況になってくるのではないかなと思っているのですけれど。そのへんはいかがでしょうか。

副参事兼庁舎建設推進室長)確かに,専門家の方に審査に入っていただくということはもちろんなのですが,確かに現物がない中で,こういった完成の青写真というものをイメージしていただけるような提案をということで,ある程度,提案の中で具体的に示していただけるように,書式等考えながら公募のほうを行っていきたいと考えてございます。

菱沼委員)あと一点,見学会の件なのですが,2月25日の11時から見学会があるということでありますけれど,市民の皆さんからの公募。今,何人ぐらいの方が見学会に参加したいと思っているか,数字をお伺いしたいと思います。

副参事兼庁舎建設推進室長)今現在で,17名の申し込みがございます。25日の午後を3回に分けてということなのですけれど,1回目が6人,2回目が9人,3回目が2人ということで,ばらけてしまっているのですけれど,現在の申し込み状況はこのような形となってございます。

菱沼委員)了解しました。

櫻井副委員長)1点だけ確認したいのですけれど,参加資格が,要するに市内在住もしくは出身者と,美術展等の出展実績がある方ということが書いてありますけれど。例えば,先日,総務委員会で先進地視察として久留米市に行った際には,地元の篤志家の方が市に対して非常に大きな貢献をされたということで,最近では青森市で20億円の寄贈があったなどという話もありましたけれど。要するに,美術品のレベルは一定のものが保たれていて,ある特定の方が例えば個人的に持っていって寄附するというのは,この文書を読むとだめになってしまうのですけれど。例えば,ある石岡出身の裕福な方が,自分の持っている美術品を皆さんのために提供したいよ,と。その作品が,先ほど説明のあった壁面にマッチするようなものであった場合に,それを受け入れる,参加資格として認めるのかどうかなのですけれど。この場合は認められないような書き方なのですが,これはどうなんですか。

副参事兼庁舎建設推進室長)委員のおっしゃるとおり,そのへんの要綱につきましては,これから設計業者等と協議を重ねて公募に向かいたいということで,そのへんも含めまして調整させていただければと思います。

櫻井副委員長)そうしますと,ここで示していただいている作品の募集について書いてあることについては,まだ決定ではないということなんですか。
3月15日号の市報に載せるということなので,たぶんもう締め切り間近だから,しっかりと設定しておかないと後で誤解を生みかねないし。そういう方がもしいらっしゃればですよ,石岡にいらっしゃるかどうかわからないですけれど,そういう方が,地元に貢献したいという方がいらっしゃれば,応募条件や,今回つくる新庁舎にマッチした作品であれば,寄贈を止めるということではなくて,その中の一つの候補者として認めてあげられるような素地だけは作っておかないと。
 非常にこれは厳しい条件だと思うんですよね。作品も大きいし,ましてや2点募集して,募集期間が1か月ということですから。先ほどの説明にあるように提案だということになると,作品を作るのが半年未満の話なので,どのような作品が上がるのかわかりませんけれど,一定の制作期間というのは当然かかるのでしょうから,そういうことも含めて。レベルはある程度のものは求めるのでしょうけれど,応募してくれるような範囲だけは確保しておかないと,果たして本当に作品の応募があるのかどうか,非常に疑問な感じはします。以上です。

徳増委員)あくまでもこれは募集なんですけれど,市のほうに以前に寄贈されている,例えば小林恒岳さんの4幅で1つのものになるのかな,ああいうものはどうするのですか。せっかくあるものも活用するということもいいのではないかと思うのですね。
 やはり,県展やいろいろな美術展に出展した経験のある方となると,限られてくると思うんですね。もちろん限られたものだからすばらしいから,皆さんの目に耐えるものだとは思うんですけれど。今,市長公室ですか,小林先生のを管理をしているのは。あれはどこで管理しているのか,ずいぶん寄附された大きな絵がありますよね。ああいうものも利用するという方法も。もちろん募集も,新しく庁舎ができるわけですから。ただ,お蔵入りにしておくのはもったいないのではないのかなと感じるんですけれど。万が一,応募者がなかったときに。先生に対して失礼ですけれど,そういうものを活用するという。かなり大きな絵がありましたよね,4幅。もっとあるのかどうかわかりませんけれど。私たちが目にしているのは4幅。ああいうものを飾るのにも,これだけのスペースだと。広いところでないと飾れないので,それを,万が一,応募者がなかったときのために,考えていただきたいと思います。これは要望でございます。

勝村委員)私からは,カフェについてお聞きしたいのですけれど。店舗面積が約54平方メートル,18坪ぐらいかなと思うのですけれど,このカフェのイメージですね。市民の方に聞かれたときに,どんなカフェができるのかとわかれば。食堂とか,軽喫茶だけとかあると思うのですけれど,イメージ的にどんなカフェができるのか,わかりますか。出店者によって決まってしまうのですか。

副参事兼庁舎建設推進室長)カフェのイメージにつきましては,約54平方メートルということで,真四角のスペースになるのですけれど。場所は1階のエントランスを入りまして一番奥側になりまして,場所は,エントランスに入って一番奥側に,ガラスで囲まれたスペースということで考えてございます。
 カフェの規模としては,席は20席程度,軽食等を提供するということで,カレーとか,パスタ程度が提供できればと考えてございます。厨房機器等につきましては市で設置をする予定でございますけれど,その後,入っていただく業者が決まりましたら,その中でイメージのほうは。中の内装等を改造したいということであれば,庁舎の雰囲気を壊さない程度であればいいという形で認めていこうかと考えております。
 まずは業者さんのほうで。運営事業者が決まった段階で,そういった協議に入らせていただくことになってしまうので,まずは厨房機器の関係とスペース,こういったものを提示させていただきまして,決まり次第,内装等の打ち合わせは業者だけでというわけではなく,私どもも含めまして決めていきたいと考えてございます。

勝村委員)54平方メートルというと,だいたいこのぐらいですか,面積は。そうすると,八郷庁舎にレストランがありますけれど,あの程度のものということでよろしいでしょうか。

副参事兼庁舎建設推進室長)54平方メートルということで,スペースとしては7メートル×7メートルぐらいの形になります。今,支所にある「ゆいてらす」のだいたい半分ぐらいのスペースになってしまうかなと考えてございます。

山本委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,次期行動計画(石岡みらい創造プラン)についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。

政策企画課長)私からは,石岡みらい創造プランにつきまして報告をさせていただきたいと思います。
 はじめに,先日お配りしたプランの参考資料に誤りがございました。本日,あらためて修正したものをお配りさせていただきました。申し訳ございませんでした。
 それでは,説明をさせていただきたいと思います。この計画につきましては,前回の委員会で報告をいたしましたとおり,当市の課題を的確に捉え,効果的な計画として策定していくため,市民満足度調査や総合計画審議会からの答申をはじめとする市民の声や,現行計画の進捗状況,市長マニフェスト等を考慮し,検討を進めてまいりました。このたび,計画がまとまりましたので,ご報告をいたします。
 それでは,7ページをご覧いただきたいと思います。はじめに,アクションプランの構成と趣旨でございます。策定する計画は,将来ビジョンである「石岡かがやきビジョン」と,アクションプランである「石岡みらい創造プラン」で構成されております。将来ビジョンは,長期的な展望に立ち,石岡市の目指すべき将来像とその実現のための政策展開の基本方針を示したものでございます。アクションプランは,将来ビジョン実現のための施策の展開方向や,成果指標,主な活動を分野別に示した,市長任期と連動した実効性の高い計画として策定をしております。
 次に,2,アクションプランの期間でございます。ページ下の図をご覧ください。計画年次として,上から,年度,将来構想,行動計画の期間を図で示しております。「石岡かがやきビジョン」の計画期間は,平成24年度から平成33年度まで,10年間となっております。次に,今回策定した「石岡みらい創造プラン」につきましては,平成30年度から平成33年度の4年間となっております。
 次に,13ページをご覧いただきたいと思います。市の方針についてでございます。はじめに,市の方針とは,でございますが,計画の中で重点的に実施することを示すものでございます。これにより,限りある財源の中で効果的なまちづくりを図ってまいります。
 次に,当市の状況でございます。当市の人口は,平成17年度合併時から7,000人以上減少しており,その対策は,市の活力維持を図る上では喫緊の課題となっております。近年では,社会動態による減少は縮小している傾向にあります。しかしながら,若い世代の転出が多い傾向にあることや,出生数が低下しており,少子化と高齢化の進行とともに,生産年齢人口の減少が見込まれております。そのような中,常磐線の東京駅,品川駅乗り入れや,石岡駅の橋上化など,都市の魅力の向上や,筑波山地域のジオパーク認定など,新たな地域づくりの可能性が高まっているところでございます。
 続きまして,(4)4年間の市の方針でございます。当市の厳しい現状を真摯に受け止め,将来像である「誰もが いきいきと暮らし 輝くまち いしおか」を目指すため,また,首都圏の中でも個性輝く魅力的なまちとするため,市の「みらい創造」に取り組みます。
 「みらい創造とは」でございますが,少子高齢化とともに,人口減少が進む中,住んでみたいまち,住み続けたいまちであるために,人口減少に歯止めをかける施策と,人口減少,高齢化社会に対応するための施策をバランスよく実行していく必要がございます。そのため,人口減少に歯止めをかける施策として,結婚・子育てがしやすい環境づくりや,就労機会の充実を推進してまいります。そして,人口減少,高齢化社会に対応するための施策として,公共施設の適正配置や持続可能な公共交通機関など,コンパクトな都市構造への転換が求められているなか,安全・安心,そして快適に生活できる環境づくりを図ります。さらには,高齢化が進むなか,健康で生涯にわたり現役で暮らせる環境づくりを推進いたします。また,ふるさと石岡を未来に引き継ぎ,誇りを持って「石岡が大好き」と言える魅力的なまちづくりのため,地域資源の魅力の向上と情報発信を積極的に実施いたします。さらに,地域の素材を利用した石岡ならではの教育の充実を進め,未来の担い手育成に努めてまいります。これらの取組を推進するため,重点的に実施するリーディングプロジェクトと,すべての施策,事務事業において常に取り組む施策共通テーマを定めています。
 次に15ページには,体系図を示しております。リーディングプロジェクトの6つにつきましては,前回の委員会で報告いたしました6つの方針案から整理をしたものでございます。
 次に,17ページをご覧いただきたいと思います。2のリーディングプロジェクトでございます。リーディングプロジェクトとは,将来ビジョン実現に向けアクションプラン全体を先導する事業のまとまりでございまして,限りある財源のなかで,より効果的な施策展開を図っていくものでございます。計画期間内に取り組んでいくプロジェクトを6本と,共通テーマとして,人口減少対策,協働,行財政改革を設定いたしました。
 次の18ページ以降に,プロジェクトを紹介しております。結婚・子育て応援プロジェクトから,生涯現役・健康プロジェクトまで,6つのプロジェクトを柱としております。
 次に,21ページをご覧いただきたいと思います。施策の共通テーマでございます。施策の共通テーマは,市の将来像実現のために展開されるすべての施策,事務事業において常に取り組み,その方向性を明確にするものでございます。「ふるさと再生プラン」では,協働によるまちづくりの推進と,行財政改革の推進でございましたが,市の喫緊の課題である人口減少対策の推進を加え,3つのテーマを掲げております。
 次に,27ページをご覧いただきたいと思います。ここからは,施策別行動計画でございます。長期的視点での将来像を見据え,中期的視点に立った将来像実現のために,今おかれている現況と課題を把握し,計画期間内に主要事業に代表される各種事業を実施してまいります。それ以降のページにつきましては,7つの政策目標ごとに各事業を掲載したものでございます。石岡みらい創造プランの説明は,以上でございます。

山本委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの件について,質問等がありましたら挙手によりお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,以上で総務委員会を閉会いたします。
 本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。





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