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令和3年度 産業建設委員会

 第2回委員会 (7月16日)
出席委員 高野要委員長,岡野孝雄副委員長,鈴木行雄委員,山本進委員,川井幸一委員,飯村一夫委員,鈴木康仁委員
市執行部 【副市長】
 副市長(田所和弘)
【生活環境部】
 部長(鈴木利勝),次長兼水道担当(萩原勇),参事兼市民課長(廣瀬義人),生活環境課長(櫻井浩司),コミュニティ推進課長(関努),保険年金 課長(武川俊郎),水道課長(小野瀬崇)
【経済部】
 経済部長(塩畑浩行),商工課長(塚本和彦)
【農業委員会事務局】
 理事兼農業委員会事務局長(額賀均),農業委員会事務局課長(大久保和夫)
議会事務局 庶務議事課係長(信田英二)

高野委員長)ただいまから,産業建設委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,委員会改選後,説明員として執行部の出席を求め開催する初めての委員会であります。
 つきましては,執行部との情報の共有化,そして今後の円滑なる委員会審査のため,会議を開催するものでありますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは,これより議事に入ります。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日の案件の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 なお,冒頭にも申し上げましたとおり,本日は委員会改選後,初めての委員会でございます。今回,産業建設委員会の所管といたしまして,新たに生活環境部を所管することになったことから,委員並びに執行部のうち生活環境部の自己紹介を行い,案件に入りたいと思いますので,ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 それでは,最初に委員の自己紹介をいたします。
 初めに私から申し上げます。
 
−委員長,副委員長,委員の自己紹介−

高野委員長)次に,執行部から自己紹介とあわせて,生活環境部の所管事務及び令和3年度新規・主要事業について説明をお願いいたします。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

生活環境部長)生活環境部長の鈴木利勝でございます。昨年に引き続き,所管事務を担当いたしますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私からは,お手元の資料,令和3年度生活環境部業務概要に沿って,ご説明をさせていただきます。
 表紙をお開きいただきまして,1ページから2ページは職員配置表でございます。生活環境部につきましては,部長以下65名の体制でございます。部の組織といたしましては,部長,次長を含めまして課として5課体制でございます。
 生活環境課は課長以下11名,コミュニティ推進課は課長以下7名,市民課は参事兼課長を含めまして11名,保険年金課は課長以下24名,水道課は課長以下10名でございます。
 続きまして,3ページから5ページにかけまして,各課の事務分掌となってございます。
 6ページからは,主要事業施策概要となってございます。詳細につきましては,各担当課長から,自己紹介を兼ねて,ご説明申し上げさせていただきますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。

生活環境部次長)生活環境部次長兼水道担当の萩原勇でございます。
 部長の補佐役としまして,部内各課の業務が円滑に遂行できるよう,部内外の連絡調整を図り,適切な進行管理に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

参事兼市民課長)参事兼市民課長の廣瀬義人でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 初めに,市民課の事務分掌につきましてご説明いたします。資料の4ページの中段をご覧いただきたいと思います。
 1の分掌する事務について,総合支所と出張所との総合調整に関すること以下18の事務を担当しております。
 続きまして,主要事業概要につきましてご説明いたします。資料8ページをお開き願います。
 戸籍事務費として,1,491万5,000円を計上しております。主なものとしまして,戸籍システム保守委託料407万9,000円,戸籍情報システムに係る備品借上料582万2,000円でございます。
 次に,住民基本台帳事務費としまして,住民基本台帳の記録処理に要する経費及び本庁総合窓口に要する経費6,548万3,000円を計上してございます。申請記入等の案内や,証明書の交付を行う5名,個人番号カードの交付を行う6名,合計11名のフロアアシスタント報酬1,886万円,個人番号カード関連事務等にかかる地方公共団体情報システム機構交付金2,694万1,000円でございます。
 次に,旅券事務費として,パスポートの申請受付・交付に要する経費178万7,000円を計上しております。主なものといたしまして,旅券窓口事務員1名の報酬142万2,000円でございます。
 以上が,令和3年度の市民課所管の主要事業施策概要でございます。
 今年度につきまして,6月におくやみ窓口の開設を行いました。また,10月から,事前に自宅のパソコンやスマートフォンを利用した申請手続と,市役所の窓口にタブレット端末を設置し,住民票,印鑑登録証明書の発行や転入,転出といった申請受付ができるよう進めております。
 なお,第2回定例会におきまして質問がございました,高浜郵便局における特定事務の取扱いでございますが,市民サービスをより効果的にするためにも,事務の委託について検討してまいりたいと思います。今後,経過につきましては,委員会に報告させていただきます。
 市民課からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

生活環境課長)生活環境課長の櫻井浩司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 私から生活環境課事務分掌及び主要施策の概要についてご説明いたします。
 初めに事務分掌でございますが,お手元の資料3ページをご覧ください。記載されておりますとおり生活環境課では22項目となっております。業務内容は,環境美化及び環境保全,市営霊園の管理,公害対策,犬の登録や狂犬病の予防接種,霞ヶ浦の浄化,ごみ及びし尿処理,空家等対策が主な業務でございます。
 次に6ページをご覧ください。生活環境課が所管しております令和3年度の主要事業については記載のとおりでございます。主な事業についてですが,私からは,衛生費に係るものと霊園事業の主なものについて説明申し上げます。
 まず最初に,石岡地方斎場組合負担金,施設管理運営経費として7,348万5,000円を計上してございます。
 次に,狂犬病予防経費171万でございますが,うち犬猫の避妊・去勢手術補助金としまして,76万8,000円を計上してございます。
 次に,環境保全対策経費944万8,000円でございますが,平成24年度に策定した石岡環境スタイルが本年度に期間満了となるため,計画の策定見直し及び更新策定を行うに当たり審議会報酬21万,基本計画策定委託料712万6,000円,家庭用蓄電池設備導入補助金200万を計上してございます。
 次に,空家等対策事業1,307万8,000円でございます。主な経費としましては,空家等実態把握調査業務委託料1,152万5,000円でございますが,現石岡市空家等対策計画は平成29年度に策定しており5年が経過するため,計画見直しに必要な調査を行うものです。さらに,適正な管理が行われていない空家等は,防災,安全面,市民生活に大きな影響を及ぼすと考えられることから,当市の実情に沿った空家対策を推進していくため,特定空家等現地調査委託料33万,空家所有者等調査委託料12万4,000円,特定空家等解体費用補助金90万を計上してございます。
 次に,霞ヶ浦浄化対策経費297万1,000円でございますが,アオコ対策としてジェットポンプの運転経費,河川や工場排水などの水質分析が主なものとなります。
 続きまして7ページをご覧ください。清掃一般事務費5億6,336万3,000円でございますが継続的なごみ処理,し尿処理に要する経費として,湖北環境衛生組合,霞台厚生施設組合,新治地方広域事務組合施設解体等への負担金でございます。
 次に,塵芥処理経費2億5,874万円でございますが,廃棄物を適正に処理するための経費でございます。
 次に,簡易水道統合整理事業5,197万1,000円でございますが,6月期補正にて簡易水道組合事業費補助金25万1,000円が可決されてございます。こちらは,非公営の八木第1給水組合が行う給水施設の圧力タンク及び滅菌機の経年劣化による交換工事にかかる費用の一部を補助するものでございます。さらに,湖北水道企業団へ三村地区分の負担金として計上してございます。
 最後に,特別会計霊園事業でございますが,992万5,000円ですが,龍神山,半ノ木市営霊園2か所の維持管理に関する経費が主なものでございます。
 以上が生活環境課の主要事業施策概要でございます。
 よろしくお願いいたします。

コミュニティ推進課長)生活環境部コミュニティ推進課長の関努でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 初めに事務分掌でございますが,お手元の資料3ページから4ページにかけてご覧いただきたいと思います。1,市民憲章推進活動の支援に関すること以下18項目が所掌事務となります。
 次に,令和3年度の主要事業でございます。資料の7ページ,総務費,区長・協力員関係経費から,8ページ,商工費,消費者保護育成事業までが,コミュニティ推進課の事業となっております。まず,区長・協力員関係経費の区長・協力員報償4,254万1,000円でございますが,地域と行政をつなぐ298人の区長,1,139人の協力員分の報償でございます。次に,石岡市区長会補助金でございますが,区長により組織いたします区長会の実施する事業に対する補助金でございます。
 続きまして,文書管理事務費の市報等配布委託料571万4,000円でございますが,シルバー人材センターに対し,広報紙の配布業務,広報紙へのチラシ折り込み作業を委託するものでございます。
 続きまして,旧市民会館維持管理経費でございますが,電気料80万7,000円,施設警備業務委託料28万9,000円など,維持管理に要する経費を計上しております。
 続きまして,交通安全対策経費でございますが,主な内訳といたしまして,民間交通指導員報償,駐輪場管理委託料,カーブミラー設置管理委託料,交通安全対策工事,チャイルドシート購入補助金,踏み間違い防止装置整備費補助金等を計上しております。
 続きまして,結婚相談経費でございますが,石岡地方結婚相談所負担金38万1,000円などを計上しております。
 続きまして,街路灯・防犯灯事業でございますが,街路灯設置管理委託料として156万2,000円を計上してございます。
 その下でございます,LED防犯灯設置補助金710万円につきましては,自治会,町内会等が設置いたします防犯灯を,LED化する際に交付する補助金でございます。
 続きまして,8ページになりますが,コミュニティセンター維持管理経費でございます。南台,杉並,鹿の子の各コミュニティセンター指定管理料でございまして,各地区のコミュニティセンター運営委員会に対して指定管理をお願いしております。次に,新規事業でございます南台コミュニティセンター躯体健全性調査委託料52万3,000円でございます。こちらは,大規模改修を実施し長寿命化を図ることを目的に,今年度は基礎調査を実施したいと考えておりまして,現在,入札に向けた準備を進めているところでございます。
 続きまして,まちかど情報センター運営経費ございますが,こちらは,NPO法人まちづくり市民会議への指定管理料と,建物借上料,借地料を計上しております。また現在,まちかど情報センターの空調設備が故障しておりますことから,今年度,空調設備更新工事387万5,000円を計上しておりまして,現在,入札に向けた準備を進めているところでございます。
 続きまして,旭台会館管理経費でございますが,こちらは,公益社団法人石岡地方広域シルバー人材センターに対する指定管理料ほか,維持管理に係る経費を計上しております。
 続きまして,協働まちづくり推進事業でございますが,協働のまちづくり推進委員報酬として24万円を計上してございます。協働のまちづくり推進委員会は,当市における協働のまちづくりを推進する条例に基づき設置する委員会でございます。自治会等集会施設運営補助金につきましては昨年同様の計上でございます。
 次に,コミュニティ活動補助金848万9,000円でございますが,区や自治会等の活動のうち,地域の安全・安心,住民間のふれあい交流,子ども達の健全育成に資する活動を支援するものでございます。
 次に,コミュニティ助成事業補助金250万円でございますが,こちらは一般財団法人自治総合センターによる宝くじの社会貢献広報事業として実施される補助事業でございます。
 次に,地域協働支援金81万4,000円でございますが,市からの原材料支給を受けて行う道路等の工事費の2分の1を補助するものでございます。
 続きまして,安全・安心まちづくり推進事業でございます。青色防犯パトロール活動委託料198万8,000円。防犯カメラ関連といたしまして防犯カメラ設置工事111万4,000円,備品のカメラ129万6,000円,合わせて241万円を計上しております。
 最後に,消費者保護育成事業でございます。消費生活専門相談員報酬394万4,000円でございますが,こちらは石岡市消費生活センターの相談員の報酬でございます。なお,石岡市消費生活センターでございますが,4人の相談員が交代しながら,毎日2名体制で相談を行ってまいりましたが,相談員1名が令和3年6月30日をもって退職いたしましたことに伴いまして,勤務体制を維持することが困難になりましたことから,後任の方が採用できるまでの間,8月から水曜日を休日とし,週4日の開設にいたしたいと考えております。市民の皆様にはご不便をおかけいたしますが,緊急の場合には県の消費生活センターをご案内するなど,対応を図ってまいりますとともに,後任の相談員の採用に努めてまいりたいと考えております。
 以上がコミュニティ推進課の主要事業施策概要でございます。
 最後に,旭台会館駐車場用地の対応についてでございます。現在のところ,進展のほうはございません。私どもといたしましては,これまでの経過を踏まえ,内部で今後の対応を協議しているところでございます。本件につきましては,議会の皆様に適宜状況を報告させていただきながら,早期の解決に向けて,事務を進めてまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

保険年金課長)保険年金課長の武川俊郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 初めに,保険年金課の事務分掌につきましてご説明いたします。資料4ページの下段から5ページをご覧いただきたいと思います。保険年金課の事務は,大きく分けて4つに分かれております。
 一つは,事務分掌の1番から9番,国民健康保険の資格管理や給付,保険税の賦課徴収,保健事業などでございます。
 二つ目は,番号が重なりますが9番から11番の医療福祉に係る資格管理や医療費の助成など,マル福制度でございます。
 三つ目は,12番から15番の後期高齢者医療制度に関する資格等の届出や保険料の徴収,保健事業などでございます。
 四つ目は,16番から19番の国民年金にかかる資格の届出や各種申請,受付などの業務でございます。
 続きまして,主要事業概要についてご説明いたします。資料は9ページをお開き願いたいと思います。
 一般会計,民生費の特別会計繰出金は,国民健康保険法に基づいた一般会計から国民健康保険特別会計への繰出金でございまして,6億5,503万3,000円を計上してございます。
 次に,医療福祉一般事務費4億5,285万6,000円につきましては,妊産婦や小児,ひとり親家庭,重度の心身障害の方に対する,医療費の一部負担金を助成する県の制度でございます。
 次に,その下の医療福祉市単独事業5,764万7,000円は,上段の医療福祉一般事務費の,県の助成対象とならない中学1年生から18歳までの小児に係る外来診療分のほか,所得制限により県の助成対象とならない小児や妊産婦に係る一部負担金を,市単独事業として助成するものでございます。
 続きまして,特別会計でございます。初めに,国民健康保険でございます。国民健康保険事業費納付金17億9,090万4,000円は,医療費の保険給付に係る交付金の財源となるものでございまして,医療給付費分や後期高齢者支援金分,介護分を県へ納付するものでございます。
 次に,特定健康診査事業経費8,201万3,000円につきましては,40歳から74歳までの国民健康保険の被保険者を対象に,生活習慣病を主とした有病者や,その予備群の早期発見に主眼を置いた経費でございまして,特定健康診査に係る委託料や人間ドック健診補助金等を計上しております。
 次に,その下の特定保健指導事業経費364万1,000円でございます。この経費は,特定健康診査の結果を基に,生活習慣病の有病者や予備群の方を対象に保健指導等を行い,生活習慣の改善を図る経費でございます。
 次の疾病予防事業1,043万4,000円は,健康の保持・増進を目的とした事業で,ウォーキング大会や医療費等データ分析,糖尿病の重症化予防等に係る経費でございます。なお,ウォーキング大会につきましては,新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえまして,昨年度に続き中止となりますことをご報告させていただきたいと思います。
 最後に,一番下の後期高齢者医療特別会計の後期高齢者医療広域連合納付金9億7,902万6,000円は,茨城県後期高齢者医療広域連合に納付する,市が徴収しました保険料及び保険料の軽減に係る保険基盤安定納付金などでございます。
 保険年金課からは,以上でございます。
 よろしくお願いいたします。

水道課長)水道課長の小野瀬崇です。どうぞよろしくお願いいたします。
 初めに,水道課の事務分掌につきましてご説明いたします。資料の5ページをご覧ください。中段に記載いたしました水道事業の計画及び工事に関することからそのほか水道業務に関することまでの15項目でございます。
 続きまして,主要事業概要につきましてご説明いたします。資料の10ページをご覧ください。衛生費,特別会計繰出金,水道事業負担金1,991万7,000円につきましては,総務省の地方公営企業繰出金基準に基づく一般会計から水道事業特別会計への繰出金でございます。
 次に,特別会計水道事業の事業概要でございますが,給水戸数7,385戸,年間総給水量254万立方メートル,1日平均給水量6,959立方メートルを見込んでおります。
 次に,原水及び浄水費の委託料2,027万7,000円の主な業務でございますが,浄水場及び配水池を対象とする耐震化診断業務委託876万円のほか,水道施設を維持管理するための委託料でございます。
 次に,水道建設事業費の委託料2,000万円につきましては,中長期実施計画に基づく水道管工事設計業務の委託料でございます。
 同じく,水道建設事業費の工事請負費2億1,009万1,000円の主な工事といたしまして,中長期実施計画に基づく水道管工事7,440万円,道路改良等において水道管移設が必要となる際の工事費用として,道路改良等同時施工分2,000万円,遠方監視装置更新費用として,計装設備更新工事2,096万4,000円,中央浄水場内ろ過池改修工事2,398万円ほかでございます。また本年度,茨城県においては茨城県水道ビジョンの策定を予定していると聞いております。本ビジョンでは,人口減少に伴う料金収入の減少,老朽化した水道施設の更新に伴う支出増などにより,水道事業の経営が悪化していくという現状を認識した上で,水道事業の経営改善を進めていくためには,浄水場更新費用の縮減や人材の確保に抜本的な対策が必要なのではないかといった論議もなされるものと聞いております。石岡市水道事業においても,経営の安定化とともに,安心・安全な水道事業を目指し,今後の方向性を比較・検討してまいりたいと思います。その際は,適宜報告してまいりますのでよろしくお願いいたします。
 水道課からは,以上でございます。
 よろしくお願いいたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの説明についてご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

飯村委員)これは櫻井さんのあれなんですけど,空き家についてこれ予算が1,100幾らってついてるんですよ。これ調査委託料なんですけど,どういう形で委託しているのか,ちょっとお聞きしたいと思います。

生活環境課長)ご説明いたします。
 こちらの空家等実態把握調査業務委託につきましては,参考見積もりを3者から取得いたしまして,石岡市全域の空き家等を対象として調査するものでございます。

飯村委員)ちょっと考え方を変えてみれば,逆に区長さん委託料,4,200万,ちょっと課が違うかなと思うんですけど,部署が。その中で見られてる予算の中で,区長さんに,区長さんは大体地区のほうを把握してるわけなんですよね。そういう形で自分も認識してるもので,櫻井さんのほうでどういう形でこの委託料をお願いしているわけなんですが,この1,100万。また,区長さんのこういった報償等について4,200万見てるんですけど,こういう中で,地域の区長さんは多分密接にどこが空き家か多分把握してるわけなんですよね。
 その辺とこは櫻井さんのほうはどのようにお考えか,ちょっとお聞きしたいと思います。

生活環境課長)委員おっしゃるとおり,区長さんとか地元の方は把握してるとは思うんですけども,そういう情報も得ながら,あと実際,居住してるかどうかの確認等なんかもこちらのほうで必要になってきますので,そちらの辺も考えながら,調査に当たっていきたいと考えております。

飯村委員)そのような考えであればそのようでもいいんですけど,多分ほかの人が行ったんでは,多分個人情報とか,いろいろ外部の方がいると多分地域の方もちょっと考え込むんではないかと思われるので,逆に区長さん地域の方の本当に密接してる方,班長さんなりでちょっとお願いして回覧板等でできるようなら,この予算の考え方を,もう一度ちょっと見直すとか,またそういう考えであるならそれでも結構ですが,逆に,区長さんがそういう形で進んでいただければ,地区の方が,どれだけどういう形っていうのが一番区長さんが理解していると思うんですよ。
 そういう考えでちょっとその辺とこ考えていただければなと思います。
 以上です。

高野委員長)ほかにご質問等はございませんか。

飯村委員)防犯灯,街路灯についてちょっとお聞きしたいと思います。
 これは街路灯,防犯灯と区分けされているんですが,八郷中学校入口,これについては,再三お願いしてて,防犯灯とか街路灯,もしくは水銀灯等々の話があるんですが,あの路線について丁字路から路線について,右左の路線について,もう1度執行部として,通学路があるため,街路灯,防犯灯等についての検討をお願いしたいと思うんですよ。その辺はどうですか,ちょっとお聞きしたいと思います。

コミュニティ推進課長)街路灯についてのご質問でございます。
 街路灯につきましては,私どもの街路灯設置要綱にもございますが,市・県等が管理する道路のうち通学路として使用するものにおいて付近の防犯灯及び,街路灯その他の照明設備からおおむね50メートル以上離れている箇所。それから駅舎及びバスターミナル付近で,安全上支障を来たす箇所,過去の災害履歴及び堤防等の状況から,重要水防区域として,特に警戒を要するなど災害時に市民の安全が損なわれる危険性がある箇所等について設置するものとなっております。
 今お話いただきました場所につきまして要望等々,委員さんのほうから要望があるということでございましたので,改めてすいません,詳細な部分ちょっと私のほうで今情報のほうすいません把握してない部分ございまして,申し訳ございません。改めて確認させていただきまして,適宜そういったものに対しましては,対応できるかどうかも含め,協議させていただきたいと考えております。
 以上でございます。

飯村委員)これ通学道路なものですから,これ検討する云々より,早急に考えいただいて,なるべく早く通学路線については,明るい道を通学できるように,自転車通学,そういう考えでしていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。

高野委員長)ほかにご質問等はございませんか。

飯村委員)水道事業についてちょっとお聞きしたいと思います。
 多分,水道事業は八郷地区等であると思いますが,漏水等あると思うので大変だと思います。
 その中でちょっと2点ほどお聞きしたいと思います。
 道路改良等同時施工分で2,000万,予算つけられていますが,これ,どことどこの場所だかちょっとお聞きしたいと思います。

水道課長)水道事業の工事請負費,道路改良等同時施工分2,000万円の箇所でございますが,1か所は東宝ランド地内の,過去に下水道と一緒に配水管の更新をしましたところの本復旧分の工事でございます。
 以上でございます。

飯村委員)それは新規事業とか現在やられているんですかね。東宝ランドの工事については道路改良工事,終わってるわけではないんですか。

水道課長)工事自体は,水道のほうは終わってございまして,本復旧のみを残している状況でございます。
 下水道につきましては,ちょっと詳細な場所については全て把握してるわけではございませんが,下水道のほうも同時施工してた部分につきましては,できれば今年度も舗装のほうを同時施工で発注して,全面本復旧をしていきたいと考えております。
 以上です。

飯村委員)そうしますと東宝ランドの部分だけということですかね,この2,000万についての,組分けは。

水道課長)今年度予定している,この2,000万につきましては今現在そこの工事費で,おおむね2,000万消化してしまう,そのような状況になっています。以上です。

高野委員長)ほかに質問はございませんか。

飯村委員)浄水場ろ過池改修工事。2,300万からつけておられますが,場所とどういう形の補修工事をやるのか,ちょっとお聞きしたいと思います。
 場所と補修工事,どういう形に補修するか。ちょっと説明いただきたい。

水道課長)同じく工事請負費の中で中央浄水場内ろ過池改修工事でございますが,2,398万円でございますが,こちらにつきましては中央浄水場,新地にあります事務所のところに,メインとなる中央浄水場がございます,そこのろ過池の改修工事でございます。
 内容としましては,配管,またバルブ,またポンプなどの更新を一式行う予定です。
 以上です。

飯村委員)分かりました。よろしくお願いします。

高野委員長)ほかに質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で生活環境部の所管事務及び令和3年度新規・主要事業については,終結いたします。
 次に,所管事務の調査としてフルーツライン沿いの残土等についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。なお,発言は挙手によりこれを許します。

生活環境課長)生活環境課から,フルーツライン沿いの残土の現状についてでございますが,この事案につきましては,盛土の行為者とフレコンバックを堆積している行為者は別の者であるため分けて説明させていただきます。
 場所は別紙1をご覧ください。@石岡市小見1063−2,地目は雑種地で面積は944平米,A小見1062−1,地目,山林で面積3,816平米です。資料1ページにお戻りください。土地の所有者と行為者は茨城県結城市の合同会社代表Mとなっております。
 1−(1)盛土の経過についてでございますが,令和2年4月25日に土砂を搬入するダンプが往来しているとの通報により発覚し,その場において土砂による埋立をする場合には許可が必要であること,許可が出てから作業するよう指導しましたが6月中旬まで搬入が行われました。7月にも数台の搬入があったものの,それ以降は土砂の搬入は止まっております。
 指導等につきましては,許可申請の手続及び土壌検査実施の指導を4回行ってございます。同年11月24日にMに依頼された行政書士が事前協議書と土壌検査結果を持参いたしましたが,土壌検査の結果でpH値が基準値を超過しているので改善,法面勾配の是正,土地の境界の測量,周辺住民同意書の整理の4点ほど指導し,再提出させることといたしました。
 その後,提出がないことからMを市役所へ呼び出し,1回目の事業改善措置命令書を令和3年1月15日付で同年4月14日までの3か月の期限を設け指導の上,手渡しましたが,期限を過ぎても申請の手続及び改善等が見受けられないことから,2回目を同条件で令和3年6月28日付で同年9月27日までの期限で事業改善措置命令を発布いたしました。
 (2)現状につきましては,pH値の改善計画及び事前協議書が未提出でございます。法面の崩落やフレコンバック等が崩落していないか,毎日午前と午後の2回クライシス監理官が巡回,監視しております。
 今後の対応につきましては,M及び行政書士にpHの改善を求めているとともに,法面勾配の是正については,堆積したフレコンバックの量を見ながら指導していきたいと考えております。引き続き巡回,監視を続けるとともに行政書士に許可申請の提出を求めていきたいと考えてございます。
 続きまして,2−(1)のフレコンバック堆積の経過についてでございますが,まず最初に写真をご覧ください。こちらは,令和3年5月27日に茨城県の調査に生活環境課が同行した際に撮影したものです。資料1ページにお戻りください。経過でございますが,令和2年11月5日から盛土の行為者Mとは別に千葉県千葉市の合同会社代表Gが現地において廃プラスチック類の入ったフレコンバックを堆積し始めました。
 生活環境課で12月21日にGを呼び出し,聴取したところ令和3年1月から法改正により選別されない廃プラスチック類は輸出することが禁止されることから,Mと土地の賃貸借契約をして,選別,圧縮して中国へ輸出するための作業所を造る。今は,県内外の事業所から排出された廃プラスチック類を買い取り稼働する準備をしていると説明を受けました。有価物,産業廃棄物の判断については,茨城県の所管となることとGに伝えました。
 同年12月25日に茨城県が立ち入り調査をM,G立会いのもと行いました。調査には生活環境課も同行し,茨城県が産業廃棄物か有価物の判断材料として買取伝票等の確認をするため,排出事業所リストの提供と事業計画の提出をするよう指導いたしました。
 令和3年5月27日に茨城県が調査結果をGに伝えるため,生活環境課も同行し立ち入り調査を実施しました。茨城県に提出された取引書類及び事業計画書を確認した上で廃棄物該当性を審査し,総合的に判断した結果,現時点では廃棄物では無く有価物であると判断されました。
 (2)の現状についてですが,フレコンバックは有価物として購入したリサイクル製品の原料で作業所整備前の在庫として堆積している。現在は,作業所の整備のため手前に堆積しているフレコンバックを盛土されているところへ移動する作業をしている状況です。毎日午前と午後の2回クライシス監理官が巡回,監視してございます。
 今後の対応についてでございますが,現時点では,産業廃棄物ではなく有価物の扱いとするが,今後の現場状況によっては産業廃棄物として扱うこととなることから,茨城県が定期的に立ち入り調査をして,保管状況等を確認することとしています。また,Gは難燃性のプラスチックであると言っていることから,石岡市消防本部及び県消防安全課と情報を共有し火災発生防止に努めるとともに,継続して毎日午前と午後の2回,クライシス監理官が巡回,監視をしてまいります。
 説明は以上です。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。ご質問等はございませんか。

飯村委員)質問させていただく前に,この残土,石岡市内は何か所ぐらい,こういう形で置かれているか,ちょっとご説明をいただきたいと思います。

生活環境課長)お答えいたします。
 今現在,巡回,監視してる場所は10か所でございます。
 また新たになってる部分,情報があった部分を入れると,2か所で12か所を巡回,監視しています。

飯村委員)12か所というお話ですが,非常にこれは多いと思います。
 どう思われますか,担当者の方,ご意見はちょっと後でお聞かせいただきたいと思いますが,この写真の4枚,これどういう形で普通の人が見たんでは管理してるか。どういう形で櫻井さんのほうで感情を持たれてるか,これ非常にこの管理してる状態だと思われません。
 それと,クライシス監理官が午前と午後2回見回っているような話ありますが,これ見回っているときは,道路状況が非常に汚れてる場合があると思うんですよ。それはどのようにしているかお聞きしたいと思う。

生活環境課長)お答えいたします。
 監理官,巡回して現場のほうに行為者が作業してる場合には,中に入って指導をしております。堆積についても崩れないように,低くしろということで指導してございます。
 また,道路上の土砂等の引きずりについては,それも清掃するようには指導してございます。
 以上でございます。

飯村委員)ただ今指導してるというようなお話ですが,さっきの文章の中に,行政書士に許可申請の提出を求めていくとありますが,これ求めていく場合ではないんじゃないですか。もっと早く提出をさせていただくような形ではないんですかね。どのようにちょっとお考えが,その辺のとこお聞きしたいと思う。

生活環境課長)事業計画書は,許可申請に関しましては,pH値,土壌検査の結果がちょっと若干2.1ほどを超過しておりますので,その辺の改善の方策を今させてるところです。
 それを持って事前協議書,あと地域住民への同意書の整理がまだ不完全なことですから,その辺の整理について指導しているところでございます。

飯村委員)そのような状況であるんであれば,現在搬入はしてはいけないのではないんですか。どう思われますか。

生活環境課長)ここ小見の残土の搬入については6月に止まっておりまして,今一番大きな問題となってるのは,フレコンバックの堆積のことだと考えております。ただこちらにしても法律上,堆積の高さとか,そういう部分も基準がないもんですから,そちらに対しても,我々,危険だとは認識しておりますので,あくまでも崩落しないように移動するよう指導しているところでございます。
 以上でございます。

飯村委員)指導といいますが,指導してできたことについてちょっと質問したいと思います。指導してできたことについてお聞きしたい。
 行政のほうから指導して,業者のほうでやられた,これはやられたと,指導してこれはやられたというような案件がありましたらちょっとお聞きしたいと思います。

生活環境課長)一応,小見地区に関しましては指導をしてる中で,6月に土砂が止まったということと,フレコンバックにつきましては,一応所管が茨城県所管となりますので,そちらにおいて一緒に指導していくこととしております。
 以上でございます。

飯村委員)2つだけちょっとお願いして,この小見地区のことについては質問を終わりたいと思います。
 一つは,環境問題で,周りの地権者,隣接地の土地の持ち主の方等々にご迷惑をかけているのではないかと思われる点については,行政として解消していただきたいと思います。
 もう一つは,これ搬入する場合には,道路状況,非常に汚されていると思うんで,巡回して2回ほど行ってると,午前中,午後。そういう前には完全に道路が綺麗になっているか,その辺とこも確認をしていただきたいと,そう思います。
 もう一つなんですが,フレコンバック。これについては,どこと搬入先は今小見地区ということなっておりますが,その出所については,製品として出しているからなんかは,確認していただきたい。現在分かるんであれば,それは答えいただきたいと思いますが,そのことについてお願いしたいと思います。

生活環境課長)お答えいたします。
 一応フレコンバック類のプラスチック類についての確認は,茨城県のほうで提出をされた買取伝票とか排出リストの事業所等から全部,県のほうで把握してございます。
 また7月の13日なんですけども,支所の道路建設課と一緒に道路をもし泥が出た場合は,速やかに清掃するようにも,再度7月の13日に指導を行ったところでございます。
 以上でございます。

高野委員長)飯村委員に申し上げます。さきの委員の質問に対して,執行部からは一定の答弁がなされたと認め,次の質問をお願いいたします。

飯村委員)分かりました。
 それでは,行政のほうからの指導をひとつよろしくお願いします。
 以上です。

高野委員長)ほかに質問等はございませんか。

鈴木(康)委員)盛土についてお聞きします。
 これ土壌検査pH値ということが先ほど,何回も出てるんですけども,これは向こうから出された土壌検査結果なのか,それとも市・県で独自にやったものなのかお聞かせ願います。

生活環境課長)お答えいたします。
 市職員立ち会いのもと現地において採取した結果でございます。

鈴木(康)委員)写真を見る限り,これ建築廃材をまぶした残土のように私は認識してるんですけども,これ白点が多く見えるので,おそらく混入物がかなりあったと思うんですけども,その辺については検査したのか,お聞きしたいと思います。

生活環境課長)土壌検査の分析ですけども29項目,有害物質の29項目を実施してございます。その結果は全てにおいて不検出との結果が出てございます。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)はい,了解しました。なかなか指導も法律に向こうも業者さんも法律をよく知っていて,難しいとは思いますけども,やはり石岡が持ち込み場になっては仕方ないので,その辺,課としても未然に防ぐ策を考慮していっていただきたいと思います。
 以上です。

高野委員長)ほかに質問等はございませんか。

飯村委員)今残土の問題では非常に,全国的に問題になっていると思われます。
 これは,熱海。この土石流,それで,石岡にその似たような残土の問題があるんですよ。それは上曽。上曽の高く積まれた残土。それ,どのように行政のほうでは指導して,どのようにしていくお考えなのかちょっとお聞きしたいと。

高野委員長)暫時休憩します。

―休憩―

高野委員長)再開します。ほかに質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,この件に関しましては委員会としても一度現地調査を行わなければならないというふうに考えておりますので,一両日中に委員会を開催し,現地調査を行いたいと思いますので,執行部のほうでもひとつ,調査等々,また,まとめるものがあれば,まとめて書面にして作っていただきたいと,かように思います。
 ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次におくやみ窓口の状況についてを議題といたします。
 本件について執行部より説明を求めます。

参事兼市民課長)おくやみ窓口の状況につきまして,市民課よりご説明させていただきます。
 6月1日から本庁市民課及び支所市民窓口課におきまして,おくやみ窓口を開設いたしました。
 この窓口では,身内の方が亡くなった後,発生する様々な手続を,各課を回ることなくワンストップで行っております。
 今回スタートしましたおくやみ窓口の流れとしましては,死亡届の受理1週間後を目安に,ご遺族にとって必要な手続を事前に集約した上で案内を送付しております。
 おくやみ窓口のご利用を希望されるご遺族は,電話予約を取っていただき来庁する日時を確定してから,おくやみ窓口を訪れ各課を回ることなく,必要な手続を1か所で一度に済ませることができます。
 おくやみ窓口の利用状況でございますが,本日までに31件でございます。内訳としまして,6月に15件,7月に16件となってございます。
 このほかにも,予約なしで来庁される方もございますが,窓口の状況に応じまして,できるだけワンストップに近い状態で対応してございます。
 今後も,このおくやみ窓口により,ご遺族の方々の時間や精神的な負担を軽減できればと考えております。
 市民課からの説明は以上でございます。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件についてご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,国民健康保険における賦課方式の統一についてを議題といたします。
 本件について執行部より説明を求めます。

保険年金課長)国民健康保険における賦課方式の統一についてご説明いたします。
 資料の国保賦課方式の統一をお開きいただきまして,1ページをご覧いただきたいと思います。
 茨城県国民健康保険運営方針が令和2年10月に改定されまして,市町村がそれぞれ決めている賦課方式を,令和4年度を目標に2方式への統一が掲げられました。これによりまして,税率の改正も併せて行うこととなります。
 賦課方式についてご説明いたします。1,賦課方式の現況をご覧ください。市町村は,県から示される国保事業費納付金等を基に,医療分,後期高齢者支援分,介護分のそれぞれで,4方式,3方式,2方式のいずれかで課税しており,当市は,現在4方式を採用してございます。
 賦課方式の表をご覧いただきたいと思います。賦課方式は所得や資産の能力に応じて賦課される応能負担と,利益を受ける人・世帯に一律に賦課する応益負担に区分されます。
 応能負担は,所得に応じた1の所得割と固定資産税額に応じた2の資産割。応益負担は1人当たりの3,均等割と,世帯ごとの4,平等割となっており,当市は,この4つから算定する4方式を採用してございます。
 賦課方式の統一は,この4つから資産割と平等割を除いた所得割と均等割,資料ですと黄色になってる部分でございます。この2方式とするものでございます。なお,資産割を除いたものを3方式としてございます。下の表は,現時点での方式別の市町村数でございます。医療分,後期高齢者支援分ともに県内44市町村中半数以上が3方式を採用しており,介護分では21の市町村が2方式を採用しております。
 なお,現行の税率を次のページの下側に記載しておりますので,後ほどご覧おき願いたいと存じます。 
 次に,2,統一の目的でございます。将来的な県内の保険料水準の統一に向け,医療費水準や保険料水準の平準化を図る第一歩として,賦課方式の統一を目指すもので,2方式は分かりやすく不公平感等の課題を解消できることや,75歳以上の方が加入する後期高齢者医療制度では制度開始から2方式を採用していることが理由となっております。
 また,現在の課題といたしまして,資産割については固定資産税との二重課税となる懸念や,市外に所有する資産は課税の対象外,収益性の無い住宅なども課税対象であることがございます。世帯ごとに賦課される平等割については,均等割と比べて一人世帯への負担感が強いということがございます。
 次に,3の統一及び税率改正による影響についてですが,賦課方式の統一に伴い税率も改正となることから,ほぼ全世帯に保険税の増減が生じることとなります。例といたしまして,資産割を所得割に上乗せすれば,所得が低く,固定資産税額が大きい世帯は負担が減となり,平等割を均等割に上乗せすれば,一人世帯は負担が減り,世帯人数が多い世帯ほど負担が増となります。廃止となる資産割や平等割の分については,所得割や均等割に上乗せすることになりますが,何パーセント,何円上乗せするか,また,応能負担と応益負担の比率をどれくらいにするかによって,増減の額が変動してまいります。
 続きまして,資料2ページをご覧いただきたいと思います。4,支援措置についてでございますが,国の支援措置は医療保険制度改革に伴うもので,子育て支援の観点から,未就学児に係る国民健康保険料等の減額措置の導入が決まったものでございます。軽減割合は5割で,その軽減分を国・県・市が負担いたします。
 次に,県の支援措置についてでございます。県の支援措置は,国保の財政状況や医療費の適正化など,市町村の取組状況に応じて配分される,国保特別交付金に係るものでございます。賦課方式の統一に当たり,その配分方法の見直しが行われ,令和4年度に2方式へ移行する市町村を支援するものでございます。見直しにより,20歳未満の被保険者数で予算5億円を案分するほか,2方式の取組やその経費を支援するものでございます。しかし,2つの支援項目が追加されたことによりまして,課題も生じております。特別交付金の総額を変えずに新たな支援項目を追加するため,配分される交付金が減少する可能性があること。また,2方式を採用しない場合は,さらに減少する見込みとなってございます。
 なお,国・県ともに子育てや多子世帯,お子さんの多い世帯を支援するものですが,県の支援措置は賦課方式の統一を後押しする目的で創設した支援措置となってございます。
 次に,5,新型コロナウイルス感染症の影響でございます。社会経済活動の制限によりまして,収入減少が懸念されている中での統一と税率改正となります。そのため統一と税率改正の際は,低所得者世帯に対する従来の軽減制度や資料に記載はございませんが,新型コロナウイルスの影響で一定以上収入が減少した世帯に対する減免措置,こういったものを適切に適用していく必要があると考えております。
 これらを踏まえまして,次の6,基本的な考え方を三つ挙げてございます。一つ目が,令和3年10月頃を目途に方針を決定するでございます。これは令和4年度の2方式を目指すのかどうかという方針でございます。
 二つ目が,実施に当たりましては,基金や国県の支援措置を活用する。
 三つ目が,結果として2方式を見送った場合,3方式については,資産割を廃止した3方式は状況を見極めて判断するということでございます。
 この三つを基本的な考えといたしまして,検討や試算を進めてまいりたいと考えております。
 保険年金課からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件についてご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)質問は無いようですが,私のほうから一言申し上げます。
 ただいま保険年金課長から説明は受けたわけでありますが,なかなか短い時間での説明でありまして,なかなか理解しにくいという部分も,皆さんあるかと思いますので,時間を委員会としても作りますので,質問うんぬんじゃないんです。説明を受けたいと思いますので,要請することがあると思いますので,そのときにはご協力のほど,説明よろしくお願いいたします。
 ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,石岡セレクト認証品の募集について,プレミアム付商品券の発行について,キャッシュレス決済ポイント還元事業について及び新型コロナウイルス関連融資応援給付金について(申請期間延長)の計4件を一括して議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。

商工課長)商工課からは,4点ご報告申し上げます。
 説明資料07の2枚目をご覧願います。
 初めに,1点目の石岡セレクト認証品の募集についてでございますが,昨年度に引き続きまして,地域経済の活性化と市の魅力発信を目的として,市の特産物,土産品,伝統工芸品の中から第2回石岡セレクト認証品を募集いたします。
 募集期間は,令和3年9月1日から10月29日まで。
 募集産品は,市内で生産又は製造されるもの。
 対象者は,市内に事業所を有する法人又は個人事業者。
 応募方法は,石岡セレクト認証申請書等を商工課に提出。
 認証方法は,石岡セレクト認証審査会を開催し,認証基準等に適合するか審査いたします。
 認証期間は,認証した日から3年を経過した日の属する年度の末日までとなります。
 認証特典は,石岡セレクト認証マークの使用,認証品リーフレット等への掲載,市内外へ認証品をPRいたします。
 次に,2点目のプレミアム付商品券の発行についてでございますが,新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け,市内での消費拡大と地域経済の活性化を図るため,プレミアム付商品券を発行いたします。
 販売総額は,2億円でプレミアム分が4,000万円となります。
 昨年度までは販売会場にお越しいただき,並んで購入していただきましたが,今年度からは,販売時の混雑や3密を避けるため,市内全世帯約31,400世帯に商品券の事前購入申込書を7月20日以降に郵送いたします。
 購入希望者は,事前購入申込書に購入希望冊数と購入場所をご記入してから,返送していただき,その後集計作業を行い,8月23日以降に購入引換券を郵送する予定でございます。なお,購入希望者が多数の場合は,抽選により購入者を決定いたします。
 次に3点目の,キャッシュレス決済ポイント還元事業についてでございますが,新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念される中,接触機会が減少するキャッシュレス社会の構築を促進するとともに,市内における消費喚起と地域経済の活性化を図るため,キャッシュレス決済の利用者に対し,市独自にプレミアムポイントを付与するキャッシュレス決済ポイント還元事業を9月1日から1か月間実施いたします。
 市内キャッシュレス決済登録店舗にて,対象期間中,令和3年9月にキャッシュレス決済を利用した方に対しまして,30パーセントのポイントを付与いたします。
 最後に4点目の,新型コロナウイルス関連融資応援給付金についてでございますが,令和3年第4回石岡市議会臨時会におきまして,ご承認をいただきました同給付金は,政府系金融機関の融資期限が6月末から12月末まで延長されたことに伴いまして,これまでの給付金の対象期間及び受付期間を延長し対応してまいります。
 なお,資料3枚目からは各種案内チラシをご報告させていただいております。
 商工課からの報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件についてご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 質問等はございませんか。

鈴木(康)委員)石岡市新型コロナウイルス関連融資対応給付金についてお伺いします。先日あの新聞にも社協のほうでね,融資を,暴力団員なのかな,あれして事件になってたような記事がありました。
 こういうものにいつも暴力団員による不当な行為を防止等に関する法律の規定の中で,構成員または暴力団員に協力しとか属してるっていう部分があるんですけども,ちょっと参考までにお聞きしたいんですけども,こういうものを,よくあのサインしてもらうじゃないですか,違いますということで,承諾書をもらってる中で,こういう確認っていうのは,個人情報がある中で,どのように確認していくのか参考までにお聞かせいただければと思います。

商工課長)ご答弁申し上げます。
 承諾書を提出していただいて,すいません。ほかに,そうですね,ちょっとすいません回答にならないかもしれませんが,ほかにも市税の完納証明書等を提出していただいて,それを申請を受けた商工課でチェックをしているところではございますが,暴力団に関する部分の証明書において,さらにそこから踏み込んだ照会というところまでは,ちょっと現時点では,まだ詳しく踏み込んだところまでは行ってございません。書面によるちょっと確認だけになっております。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)それでは反社かどうかの署名をいただいた場合に関しては,特別に市のほうでそれの照会とか,そういうものはしないということで,認識していいんですね。
 よく給付金詐欺が今全国的にも多い中で,どのような経緯でその個人情報が流れて,やってるのかなとすごく疑問に思ってて。市のほうから照会をかけてるのか,全部警察関係,公安関係に照会をかけてのチェックをしているのか,どういうふうにチェックしているのかなというのが疑問だったもので質問させていただきました。
 大丈夫です。この件については理解しました。
 ありがとうございます。

高野委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,農業委員会の選任方法についてを議題といたします。
 本件について執行部より説明を求めます。

農業委員会事務局課長)農業委員会事務局から,農業委員会委員の選任方法について,ご説明申し上げます。
 現農業委員の任期満了に伴う改選においては,令和3年1月12日から2月12日までの約1か月間募集を行っております。その結果,農業委員の定員14名に対しまして,候補者24名の応募がございました。この24名の候補者に対しましては,石岡市農業委員会委員候補者評価委員会設置要綱に基づき設置されます,評価委員会の中で評価を行っております。
 評価委員会は2回開催しており,第1回評価委員会を2月16日に行いまして,その中では,候補者の確認と評価基準の内容について協議しております。
 第2回評価委員会は令和3年5月13日に行いまして,各候補者への評価基準に基づく評価の結果について,各委員から意見を求め,最終的な評価をしているところでございます。
 評価基準については,本日お配りしております資料,石岡市農業委員会委員候補者評価基準に示す評価項目及び評価基準に基づきまして,候補者を採点して評価を行っているところでございます。
 次に,評価委員会のメンバーでございますが,会長は副市長,副会長は市経済部長,委員として市農政課長,市農業委員会事務局長,市農業委員会事務局課長,外部委員としまして,一般社団法人茨城県農業会議次長兼総務部長,公益社団法人茨城県農林振興公社参事兼農地中間管理事業部長の7名でございます。
 評価委員会で評価した結果については,後日,市長に報告いたします。
 市長はこの評価結果を受けて最終的な判断を行い,候補者を決定して議会の同意を得た上で,農業委員を任命いたします。
 農業委員会事務局の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件についてご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

鈴木(康)委員)農業委員会のことについてお伺いします。
 ただいま課長のほうから評価基準についてご説明を受けたところです。私どももさきの第2回定例会で最終日に市長から農業委員さんの任命議案14件が提出されて,我々議会は,これを議決いたしました。
 しかし,その後その14人の農業委員さんのお住まいになっている地区について,私どものほうもいろいろお話が入ってきております。
 何点かお聞かせ……,していきたいと思いますが,そこでまず最初に今回,新たに任命された14人の農業委員さんのご住所について,住所というよりはこれ旧石岡地区,旧八郷地区で分けてしまうというか,それぞれ何人ずつなのかをお伺いしたいと思います。

農業委員会事務局課長)内訳としましては,石岡地区が6名……。

〔「5名だよ」と呼ぶ者あり〕

農業委員会事務局課長)中立委員を除きますと5名ですね。八郷地区が8名となってございます。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)5名8名,中立地区で1名ということで伺いました。
 今回の前の任期の農業委員さんは,石岡と旧八郷との割合というのが,7人7人だったと聞いているんですが,それはそういうことでよろしいんでしょうか確認の意味で。

農業委員会事務局課長)現農業委員につきましては石岡地区が8名,中立委員を除きますと7名,八郷地区が6名と……。

〔「すいません。前回の人数配分が聞きたいんですけど,以前の」と呼ぶ者あり〕

農業委員会事務局課長)改選のほうが行われるのが今月の7月20日ということで,現農業委員は7月19日までの,任期ということになっておりますので,その部分の割合というものについてご説明しますと,石岡地区については中立委員の方が石岡地区には1名いらっしゃいますが,その方を除きますと7名,八郷地区が6名ということで,構成されております。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)そうすると前回は中立委員1名をどのようにあれをするかと分かりませんが,石岡と八郷,案分的に7名7名の均等を図りましょうというような形が見えてると思うんですけども,これは,そういう内規のような暗黙のルールといいますか,均等を図るっていう縛りで申し訳ないんですけども,石岡7名,八郷7名のような,偏らないような案分はあったんでしょうか,お伺いします。

農業委員会事務局課長)現在そのような内規的な部分は,こちらのほうではございませんが,以前の選挙制度においてそういった委員さんの立場からで,農業委員さんの立場から,そういったその協定のようなことはあったのかと思います。
 ただ,現在はそういったことはございません。
 以上です。

鈴木(康)委員)前回はあって,今はないということだったんですけども,実際には今も任期中ですか,7月19日まで任期中なので,そこではバランスが均等に取れてたと思うんですけども。今回の選考について,今までやってきたことが理由もなく,人数案分ですかね,変えられてしまっているということで,これはまだ委員会のほう,私どもの委員会にも説明はなかったと思うんです。八郷地区のお住まいの8人の農業委員会委員さんは名簿を見ますと,ずっと昔に合併して八郷になる前の8つの地区にきれいに分かれているように見えます。
 偶然といえばそうかもしれませんが,仮にそういうふうに八郷の8人について,地区の均等を考慮して,今まで考慮していた石岡八郷の均衡は,今回から無視するというんであれば,石岡地区にお住まいの皆さんだって,納得がなかなかいかないんじゃないかと思います。
 今回,八郷の委員さんが8つの地区に分かれているというのは,これは偶然なのか,それともその地区の地区割りでいうか,そういうものがあるのかお伺いいたします。

農業委員会事務局課長)ただいまの質問にお答えいたします。
 こちらについては,市長のほうから,農業者のためには,各地区に地元の農業委員をおいたほうがよいのではないかという意見がございました。
 したがいまして評価基準の配点等についても,その意向が反映されているものでございます。
 しかしながら,定員14名であることから,全ての地区に配置できていないことが,配慮が足りなかったというところでございます。
 次回の反省点というところで,考えているところでございます。
 以上でございます。

鈴木(康)委員)市長のほうから最終的な確認のときに,地区が重複しないように8地区に分けたということで,その上で14名ある中の8地区を使ってしまって,石岡,八郷という,均衡が崩れたということで,私は今の説明を受けて解釈したんですけども,片方の地区に,8地区ですか,八郷の8地区にはちゃんと配慮して重複を避け,地区ごとの代表をということで,市長のお考えが今あったようですけども,これ旧石岡地区の人にしてみれば市長が八郷出身だから自分の地区にだけにですね,そういうような配慮をしてやったようにとらわれることになるんだと,私は解釈しております。
 私ども議会で議決をしちゃってるので,今更どうこうというつもりはありませんけれども,一般の人から見てそのような偏りが疑われるような選択方法は,私はいけないと思ってますし,もし市長のお考えがそういうときでも,やっぱ担当部長,課長,そして今回,今日は副市長もおられますが,副市長に関しては正直石岡のこともまだ浅いので,そういった中できちんとした助言をしていかないと,今までやってきたことを,全て台無しにしてしまうので,その辺をしっかりとしていただきたいと思います。
 そこで今後この不均等をどのように考えていくのか,副市長そして部長にお伺いして私の質問のほうは終わりにしたいと思います。

農業委員会事務局長)答弁いたします。
 先ほど担当課長のほうからご説明がございましたように,今回の評価委員会におきまして,市長のほうからそういった地域性ということではございましたが,やはり歴史的なことを考えれば,石岡地域も八郷地域も同じだと,農業に対して同じ視線で行わなければならないというふうに認識をしておるところでございますけども,ただ,市長のほうに,事務局としてそういった報告というか考えをきちんと明記しなかった,ちょっとその点について,私,事務局を預かるものとして,大変深く反省してございます。
 今後このようなことがないよう,他市の事例をよく参考にし,また県の農業会議等のアドバイスをいただきながら,しっかりと農業委員会の運営に図ってまいりたいというふうに考えております。
 よろしくお願いします。

副市長)鈴木委員のご質問にお答えしたいと思います。
 結果的ではございますけれども,石岡,八郷の地区のバランスについてを考えたときに,不均衡な結果になってしまったということについては,私のほうで配慮が足りなかったというふうに感じてございます。
 その点についても,これ以外のところもいろいろあろうかと思いますけれども,よく勉強して今後こういうことがないように,やっていきたいというふうに思ってございます。
 以上です。

高野委員長)ほかに質問はございませんか。

鈴木(康)委員)変えなくちゃならないことも多々あると思うんですけども,物事をやはり変えるときには,普段以上に段階を踏んで丁寧に進めていっていただきたいということを再度お願いして,私の質問を終わります。ありがとうございます。

川井委員)ただいまの質問の追加になりますけれども,やはり今答弁いただきました,部長及び副市長のお考えというのはよく分かりますけれども,そういった経緯といいますか,答えを出した市長にも,ぜひその部分はしっかりと考えていただかないと,やはり,部長なり副市長の助言ということでなく,まず意見するものが一体どういう考えのもとで,どういう,そういう指示をするのか。それはしっかりと今言ったバランス的なことであったり,そういった内容が皆さんに理解されるかどうか諮った上で,やっぱり方向性出していただかないと,それは今回のような結果につながると思いますので,やはり今のお話は2人にとどめることなく,市長にちゃんと伝えていただいて,市長の中で判断するということをしていただかないと,ほかの点についてもいろいろと問題が出てくることにつながりますので,ぜひ市長にもその旨をお伝えいただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

高野委員長)答弁はよろしいですか。
 ほかに質問はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,私のほうから,質問をさせていただきます。
 今のやりとりを聞いております。私も大変憤慨しております。人数を,もう当初の答弁からごまかすようなね,もうそれが心に表れております。
 腐った行政です。石岡,八郷が合併して10年以上が経過したし,もう石岡,八郷でもないだろうと皆さんが言っているなら,これは私はいいと思います。でも私どもに入ってくる話はそうじゃありません。
 八郷は昭和30年に合併して,いまだに地区割りをしていると言うんでしょう。話に適合性がないじゃないですか。
 またこれは噂に聞いた話ですが,あんまり,はっきり言ってどうかと思いますが,八郷8地区から先ほど鈴木委員からもお話がありましたように,1人ずつ農業委員を出せ,今,先ほど話しておりました担当が濁しております。地域性を考える。地域性を考えろということは,八郷の地域性を考えろということで,私は何度もお話職員に聞きましたが,石岡は何の話もなかったということです。八郷地区に配慮しろ,石岡地区に配慮しろという言葉は,副市長もここにいるからはっきり申し上げますが,なかったということです。
 ですから,最初からこの8という数字を八郷の各地区に1人ずつ配置するんだということです。
 農業委員の任命は市長の権限ですから,市長がそういう指示をしたって問題はないでしょう。権限を言えばね。
 今までの経緯を無視して,そういうことをやると農業委員会という組織が,正常に機能しなくなるんです。私たちは一番,農業委員,立派な人です,皆さん。だから誰がなってもいいんです。わざわざ,なぜいざこざ,そういう問題を副市長作るんですか。これから勉強します。あなたはプロです。あなたに2年も3年も勉強されてたんでは,石岡は停滞していくんです。私も議員のプロです。勉強はしますけど,不足分です。あることをしっかりと,私は頑張っているんです。
 勉強して副市長になるんじゃないんです。今までのあなたの英知をこの石岡で役立てるんです,そういうことなんです。
 任命の権限を持っている,これは私も諦めております。私は市長でないです。余計に組織がちゃんと法律に基づいた所掌事務を行えるように配慮するのが皆さんです。市長,副市長,担当です。今回の任命で,石岡,八郷の人数が,5人と8人になってしまったのはもう致し方ないのか。ないとは言いたくありません。農業委員の定数,これは現在14人ということで条例で定められていると思います。
 この条例定数については,そもそも農業委員会等に関する法律の施行令に基づいていると私も承知しているわけですが,当市の定数,施行令第5条に示されている表のどこに入るのか。
 平成29年の第4回定例会に現行条例が上程されたときの議案質疑で,事務局長は,それぞれの法律に基づく定数が28人だったので,その半数の14人としたと説明しているだけで,施行令の上限数とか根拠については全然説明をしていなかったんです。そのときの会議録を見ると,農家戸数が3,824,農地面積は4,130.9ヘクタールと言ってるんですが,そうすると,この施行令第5条の表だと,委員の定数の上限は19人になるのかなと,私は思うんですが,まずその辺についてご説明をお願いいたします。

農業委員会事務局課長)ご答弁いたします。
 前回の定数の改正につきましては,国の指針に基づきまして,現農業委員の数は19名が上限ということになってはおりました。
 しかしながら,農業委員だけでなく,その際に最適化推進員という,役職が設けられまして,その際に農業委員14名のほかに最適化推進員14名を設置し,内容と仕事,業務の内容的には,農地法の許認可制度を農業委員に担っていただいて,それ以外は農地の農地利用の最適化といった農業の推進,農地の集積,集約化,遊休農地の発生防止解消,新規就農者の参入の促進といった大きな業務が加わりまして,その部分を28名の農業委員及び推進委員で推進していきましょうということで,人数的にはそういった取り決めが内部でございまして……,そういったことが経緯としてございます。
 そういったことから上限19名ということではなくて,大変申し訳ないんですが,旧八郷の行政区8地区っていうところと,石岡の4地区っていうのは,旧石岡町,三村……,失礼しました,関川と高浜の4地区ということで,石岡4地区,そのうち石岡については定員2名と……。

高野委員長)いやそのような,推進委員とかそういったこと聞いてないんですよ。
 私が聞いているのは,その委員の定数の上限を聞いてるだけなんですよね。そのような説明は求めていませんので,的確な答弁を求めます。

農業委員会事務局課長)その時の簡単に一言で申し上げますと,財政的に……,いや……。

高野委員長)19人かっていうことを聞いてるだけですから,財政の問題なんか聞いてございません。

農業委員会事務局課長)19人の上限いっぱいで設けなかったということで,その理由としましては……。

高野委員長)八郷19人かということを聞いてるだけで,それでいいんですよ。

農業委員会事務局課長)上限は19人でございます。

高野委員長)ありがとう。
 当市の農業委員会の条例定数は法律上は,あと5人増やせることになっとるわけです。今回の農業委員の選考が,先ほど来問題になってるような状況の中で再び均衡を取り戻そうとすると,もう定数を増やすしかないんですね。
 今,当選させた方々を辞めていただくわけにもいかないでしょう。しかしながら,このような不均衡を副市長がトップとなってやった。また,市長の指示によって,8つの地区へは割り当てた。割り当てた8つの地区から1人しか出ていない方は何の選考もなくその人を当選させた。そして石岡市の関川地区は,2人ほど出ていたが,この人たちは当選しない。その中の1人,若い人ですけどもこの人は農業を30町歩,水田30町歩ぐらいやってまして,農業認定も取っている。点数については何ら問題ない。人間性とかなんかそういうことは分かりません。
 しかしながら,この人間を外した理由,副市長よく聞いてください。あんたが選考の委員長ですから,この人は水田のあぜ道,私もたくさんやっておりますけど,その対処が悪い。あぜ道をいつも荒らして近所の人に評判が悪い,だからこの人は外したって言うんです。あぜ道の草が伸びてたのと,関係なんかどこにあるんですか。あぜ道半分刈っとけばいいんですよ,自分のもんですから。こういう訳の分からないことやってんですよ。さも立派にね,さきほども選考委員会2回開いたとかね。点数1番いいでしょうこの人,その人を外したんです。
 それともう一つ,副市長,あなた大変な問題ですよこれ。選考委員会を開く前に,現農業委員長と,何て言うんですか,代行の方ですね。その方のところへ行って,あなたたちは年齢が高いので,今回は,推薦しませんと。選考委員会を開く前に,あなたたちは駄目ですと烙印押してきたんです。職員が言ってるんですからそうでしょう。これも上の人に言われて行ってきたって言ってますよ。
 副市長,立派なことを言ってるけど,勉強も何もないんです。あなたたちは知りえていてやったんです。今回のことを。だからここで私は問題にしたんです。
 職員も悪い,もっと悪いのはトップです。全てこれはトップダウンでやってることが分かったんです。そうではございませんか。8つの地区に1人ずつ農業委員を作り上げた。石岡で当然なる人間,あれは田んぼのあぜ道荒らしといて迷惑かけるから駄目だ。委員長と二人だね,その方に対してはあなたたちは年だから駄目だ。
 じゃあ聞きますけど,この条例…,あると思います。この条例について,今私が三つ述べたこと入っているかどうか,ご説明願います。条例に入っていれば,無視していいでしょう。辞めさせてもいいでしょう。落としてもいいでしょう。しかしながら,条例にも何にもない中でやったとすれば,これは副市長,あなたたちの越権でしかないですよ。それと忖度ですよ。どうですか,ちゃんと悪びれないでちゃんと話しすれば,私はこのようなことを言わない。出しながらこのようなことをやっといてそれが正当だと,あたかも言っていたんでは落ちた人がかわいそうでしょう。我々議員もそうですけども,公募する,立候補するっていうことは,何とか当選して石岡市のために働きたいと思う心があるから出るんです。それは市長のエゴやそんなことで,大切な若者をつぶしてしまったり,そういったことって本当に社会的に許されるんですか。これが石岡の行政ですか,冒頭に言ったでしょ。腐ってるって。
 もう一度ね,これ以上言いませんよ。当然答弁もできないでしょうから。もう一度,考え直し,私はやるべきだと思うし,私が冒頭に述べたように,19人の数があるんであれば,石岡市でも立派な青年います。私はその人と付き合いも何もありません。だけど,そういった人たちを,もう一度きちっと審査をして,条例を変えてもいいでしょう。何してもいいでしょう。そういった人が表に出してあげて,働いてもらうことじゃないですか。忖度やそんなことで,上がる人よりも,そういう落ちちゃった人,点数があるのに落ちちゃった人。立派な方じゃないですか。まずこういうことをろくな審査もやらないで,これはあれでしょ審査なんかしてないでしょ。点数はね職員が点けたんですよ,それをただ見ただけですよ。どうですか副市長,私が言ってること間違ってますか。職員を責めないでくださいね。職員は真面目に生きてますから。そういう職員を,そういったほうへ導いてく人間が悪いんです。職員は真面目に一生懸命やってますから。私はね,農業委員が云々というよりも,あなた方の市長,副市長の姿勢を責めたかったんですよ。分かりますか。農業委員とかこういったことで,選挙もない,選挙があればいい。ただ,だけどもそういったところで,エゴで人を選び,何の思惑か知りませんが,そういったことで,人を傷つける人間として私は最低だと思いますよ。もう1回きちっとね,原点に戻って,正しい農業委員会,農業委員さんの選定を行っていただきたいと,私はかように思います。
 答弁できないでしょうから,答弁しますか。

副市長)委員長が自ら,いろいろご指摘をいただきましてありがとうございました。
 言い訳をするわけではありませんが,私も4月に選任されまして,4月半ば5月の農業委員の選任ということで,正直,どこまで選考に関われるかということについては,自信はございませんでした。
 結果としてこのようなことになってしまったことについては,大変申し訳なく思ってございます。私の思うところでございますけれども,今回の選任方法,結果について,不適切な点があるかどうかをもう一度事務局のほうで精査させまして,それから,委員の皆様方にも適宜ご相談をさせていただきながら,改善すべき点は改善していきたいというふうに思ってございます。

高野委員長)これ以上言ってもね,堂々めぐりになりますので,今言ったことを忘れないできちっとやってほしい。
 私はね,事実を述べております。はっきり。私はどういうことがあっても大丈夫です,ちゃんと確証取って話しておりますから,市長にもくれぐれそういう忖度と思われるような,そういったことはやらないように。
 市長たるものは公平に,石岡地区も八郷地区も同じです。そして皆さんが仲良く,本来である農業行政っていうかね,農地法とか,そういったことの番人ですから,皆さんが遵守して,それは一生懸命やっていけるようにね。最初からお前入れてやるよとかね,この野郎駄目だから外しちゃえ。もう農業委員自体が,もう最初からけんかじかけになってくんじゃないですか。そういったものを作っちゃいけないんですよ。
 もうそういう時代は終わってるんです。ですからその辺のところをきちっともう一度ですね,精査して,そういった方で,もうこの人はならしてあげるべきだというような人がいた時には,条例の改正もあるかもしれませんけど,もう一度チャンスを与えてやっていただきたいというふうに思うところでございます。
 以上でございます。
 ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他の件として何かご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。
 以上で,本日の産業建設委員会を閉会いたします。


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