![]() |
〒315-8640 茨城県石岡市石岡一丁目1番地1 Tel 0299(23)5600 gikai@city.ishioka.lg.jp |
令和3年度 全員協議会
池田議長)ただいまから,全員協議会を開会いたします。なお,会議中の議員並びに説明員の発言について,マスクを着用して発言することを許可いたします。 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。本件説明のため,市長・谷島君,副市長・田所君,教育長・児島君,総務部長・越渡君,財務部長・門脇君,教育部長・豊崎君が出席しております。 それでは,これより案件に入ります。「地方自治法第98条第2項の規定に基づく監査結果報告を受けての執行部の対応について」を議題といたします。本件につきましては,当市議会が令和2年第4回定例会において「公共工事の分割発注に係る監査請求」,前期定例会において「交通事故に起因する損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解に係る監査請求」を行い,今期定例会の冒頭に監査委員からそれぞれ監査結果の報告があったものでございますが,執行部の不適切な事務処理と検証力の欠如が再三にわたり指摘されるなど,執行部はもとより,二元代表制の一翼を担い,市政運営を監視し評価することを活動原則として議会基本条例に掲げている私ども議会としましても,大変重く受け止めるべき内容であったと考えております。 執行部におかれましては,この監査結果報告をどのように受け止め,また,今後どのような対応策を講じていくのか。初めに「公共工事の分割発注に係る監査請求」に関する監査結果報告について,執行部のお考えをご説明願います。 市長)私から「公共工事の分割発注に係る監査請求」に関する監査結果報告について,当市の考え方をご説明させていただきたいと思います。 この度は,事務処理の不手際により,地方自治法第98条第2項の規定に基づく監査を受ける結果となりましたことを,大変重く受け止めております。本件における問題認識でございますが,随意契約の適正性に関しての認識が不十分であったことや,教育委員会における事務手続きのチェック体制の甘さ,また公務遂行に係る上席者の検証力の欠如が今回の問題の要因であったと深く反省しているところでございます。本件に関しまして,私自身が市政を預かるものの長として,教育委員会だけの問題としてではなく,組織全体のこととして再発防止に全力で取り組んでまいります。 教育長)この度は,教育委員会内での不適切な事務処理によりまして,地方自治法第98条第2項に基づく監査を受ける結果となり,議員の皆様,市民の皆様,多くの方々の信頼を損ねましたこと,深くお詫びを申し上げます。 また,教育委員会の事務を統括し,職員を指揮監督する立場にある者として,この責任を重く受け止めております。この度の監査結果を受けまして,随意契約の適正かつ円滑な運用の確保,スケジュール管理や進捗状況を確認しながら,業務を確実に遂行できる組織を構築してまいります。 また,公務員倫理の啓発と徹底に併せて,組織体制の見直しと職場環境の改善として業務管理,業務実施の遂行状況を組織内でしっかりと共有し,制度の運用におけるチェック機能体制の強化・充実を図ることに努めるなどしながら,全力を挙げて再発防止に取り組んでいきたいと考えております。詳細につきましては,教育部長より報告をさせていただきます。 教育部長)監査報告書に関する教育委員会事務局の考え方について,ご説明申し上げます。 監査報告書の監査委員の意見の中で,石岡運動公園に関する各工事において不適切な事務が浮き彫りとなりましたが,最たる要因としては,職員個々の契約事務に係る設計・積算能力の欠如,組織としての適時適切な指示及び検証力の欠如が大きな問題点であるというご指摘がございました。 監査事項に関しまして,教育委員会事務局内でも調査をいたしました結果,契約事務のルールに則らない不適切な契約事務があることが判明しております。この結果に関しまして,教育委員会事務局の部長として誠に恥ずかしく,厳しく受け止め,深く反省しているところでございます。 また,教育委員会事務局の全職員が自らのこととして深く反省し,不適切な契約事務が二度と起こらないよう,再発防止に取り組んでまいります。再発防止の取組といたしまして「職員の意識と知識の向上」「組織としての契約業務遂行体制の強化」を重点項目といたします。具体的な取組でございますが,教育委員会事務局内での自主的な契約事務に関する研修の実施と,既に令和3年4月から実施してございますが,130万円以下の契約における教育長専決を廃止し,市長部局と同様に,財政課・契約検査課・会計課の合議を行うことでございます。これにより,職員の意識改革と個々の能力向上,また,契約事務手続きのチェック体制の強化を図ってまいります。また,毎月定期的に実施してございます教育委員会事務局内での課長級以上の打合せ会議で契約事務の検証を実施し,適正な事務処理を確保してまいります。以上が,監査報告に関する教育委員会事務局の考えでございます。よろしくお願いいたします。 池田議長)以上で説明は終わりました。この件に関して,ご質問等がございましたらお願いいたします。なお,質問にあたっては,従前の申し合わせのとおり,質問のみ1人5分までとさせていただきますので,よろしくお願いいたします。 高野議員)今,るる聞いたんですがね。今,やはりこのようにお話を聞いて,反省はわかりますが,この職員,それに携わった職員でなくね,この,市長をはじめね,この部局の長たる者,反省がない。自分が悪いということは何ひとつない。決裁はちゃんとされてるんじゃないですか。今の部長においては次長でいたでしょう。そういったことがありながらね,今後は,今後は。何を言ってるんですか。全てこれ職員に押し付けるんですか。職員が悪かったんですか。企業であったら大変な問題ですよ,これ。今3人,市長をはじめ,謝罪と取れるのかどうか知りませんが,いただきました。しかしながら,何かといったら部下が悪い。再発防止。部下じゃないんですよ,あなたがたですよ。認識がないからこういうことになるんですよ。これからじゃなくて,今までだってそういうこと出来たじゃないですか。分割して小さくして発注するとかね。共通費が入ってないとかね,諸経費が欠如していて,陣屋門と一緒じゃないですか。丸めて仕事をする。それはね,間違ってじゃないの。故意なんですよ。だから,私はこれ事件として受けとめているんです。そうですよ。職員1年目だったら許せます。15年も20年もやってきてね,公務員法等,こういったね。職務上の云々っていうことぐらいは,誰も知識として持っているでしょ。いかにもそれがなかったような感じでね。今後はということで,自分たちの責任はひとつもない。担当者の職員に全部押し付け。決裁は誰がしているんだ。一番悪いのはね,市長決裁も受けていないんじゃない。それをそこまで持っていかなかったのは,持ち回りでやったんですか。それで,そこで止めたんですか。そうじゃないでしょう。どこまでも職員にね,罪を押し付ける。自分たちは何とか逃れたい。そういったね,やはりなんというか認識だけでいたら,まだまだ続きますよ。職員たちは怒りますよ。うっかりしたら,上からこれ落としているんじゃないですか。私はそう思いたいです。 ところで,質問に入ります。私もですね,監査報告について,通告書を出しました。詳細はそちらで伺いたいと思いますが,それぞれ1点だけですね,伺いたいと思います。まずは分割発注の方ですね。これらについて,大変いろいろな問題があるという報告で,もうこれは,今申し上げましたが,事件と言ってもいいような内容だと思います。他にも刑事事件になったこともありますけども,それに相当する事件であると,私は思っております。全てが事務手続きのミス。知識がなかった。じゃあ知識があってやったらどうなんですか。執行部の皆さんは,これについて再発防止とか,そういったものを講じられるということでありますが,それは当然のことです。こういうことが起きたら,そんなこと当然でしょ。私は,これらの各種工事をどうするのかを伺いたいんです。予定価格が適正価格であったか疑問視される。竣工検査が適切に行われたのか甚だ疑問です。この点について,運動公園のこれらの工事について,今後どのようにしていくのかお伺いしたい。もう1点はですね,市が加入している保険でありますが,賠償請求,ですから総務部では…。 〔「いや,まだそれは次です」と呼ぶ者あり〕 高野議員)これはそうか,まだ入ってないのか。 まずはこの件について,明確にですね,お伺いしたい。以上です。 教育部長)今後の工事等につきましては,財務規則等に則り,適正に進めてまいりたいと考えてございます。以上です。 高野議員)答弁いただきました。しかしながらですね,これはあくまでも,私はですね,官製談合であるというようなことも思っております。業者にしてもわからない訳がない。職員にしても,わかってはおったと思いますね。その辺のところを,やはり長たるものはしっかりするべきじゃないかと。また,質問ではっきりと求めてまいりたいと思います。以上です。 小松議員)聞きたいのは,公務員として,決裁とかいろんな決まりがある中で,それを守ってね,市民の利益を守るために頑張っておられると思うんですけれども。分割発注の問題について,当時,教育部長だったと思いますけども,今答弁されたんですね。それから教育部長は違う。教育長も違ったと思うんだけど。こういうふうな,決裁とか規則とか。そういうのを知ってたんだけれどもやらなかったんですか。それとも知らなかったんですか。それをまずお聞きしたいと思います。 教育部長)当時,私は次長でおりました。130万円以下は教育長決裁でできるということは知っておりました。以上です。 小松議員)いや,そうじゃなくて。こういうことが,つまり,誰が考えてもね,ひとつの,ある企業が,こういうふうに三つに不適切があってですね。それで130万円以下にして,1人の業者が取るということについては,誰が考えてもね,おかしいんですよこれは。そういうことを知ってたんですか。知らなかったんですか。あるいは,なんでもないと思ってたんですか。そのことを聞きたいんですよ。 教育部長)分割された工事につきましては,その業者選定にかける時間がないということで,工区を分けて発注するということで,ただそれについてはいくらかでも年度内に収めるという思いがまず一番にあったということと,それから3者の見積もり等をとって業者を選定しているというように聞いて,ルールに則って…一部,1者での見積もりというものございますが,3者で見積もりを取って,その中で業者を決定していると。その中で,工区を分けているので,早くやれば,それぞれ業者を変えればよかったんですが,同じ業者に見積もりを,3者とも同じ見積もりをとっております。その中で,1者が落札したということになってございます。以上です。 小松議員)だから,そのことを知ってたんですね。そういうふうに130万円以下になって,同じ業者が取ってることはわかっていたのね,当時。どうですか。知らなかったんですか。 教育部長)同じ業者が取ったというのは,後からということになります。 小松議員)それでね,今いくつかね,つまり工期を短縮するとかね。いろいろ言ったんだけどね。これは監査報告でもありますように,完全にこれは否定されているんですよ。成り立たないと。そういうふうにね。いわゆる分割発注というのは成り立たないと。そういうふうなこともあるかもしれないけれども,そうでないと。これは結論ですよ。あそこで言ってるのは。だから,それを知ってたんですね。そういうことはまずいことだというふうに知っていて見逃したんですか。言葉悪いけど。そういう。そうなっちゃったんですか,結果的に。知らなかったのか,知っていたのかは大きな問題ですよ,そこは。どうなんですか,次長として当時。 教育部長)一番最初が,ちょっと3年前のことであれなんですが,手すり工事だったかなと思いますけれど。分割発注に関しては,担当者だけではなく,相談を受けて,認識しておりました。以上です。 小松議員)知っていたと。知っていたけども,その後は,そのまま行っちゃったとか。そのときに,これはまずいことだと思っていたんですか。後で問題になると。わかんなかったですか,そこは。経過だから。 教育部長)先ほど申しましたが,年度内に工事を完了させるには,これしかないという判断に至りました。以上です。 小松議員)これはさらに別な所でやりますけど。あともうひとつはね,やっぱり教育長まで決裁を行かなきゃならないとなっていたのに,そうならなかったっていうのは幾つも出てくるんですよ。非常にやっぱりこのね,教育部に関するいろいろそういうものについて,最高責任者の教育長が最終判断をするというふうになっていたのに,そうしなかったっていうことが出てきまして,これは公務員の仕事としてそういうことはあるのかと。こういうことは,非常にまずいんじゃないかと。基本的な問題として。これは,当時は部長じゃなかったかもしれないけども,そういうこの経過をどこまで知ってましたか。 教育部長)その件につきましては,当時私次長でありましたので,事務決裁規程の表で,教育長と部長の金額が同額になっていることから,錯誤によって,担当者の方が部長と勘違いしたのかなというふうに推測されますが,今回の監査による指摘を受けて,私も初めて知りました。以上です。 小松議員)今日は監査の報告ということで,私は質問しているんだけど。これはいろんな意味でね,重大なことなんですよ。教育に関わる問題としてね。それで,これはしかし,当時の部長はこの席にいない訳ですよね。それからやっぱり教育長も辞められましたので。こういう方に,今の教育部としてどうだったんですかと。これは監査と別にですね。それは同じ仕事やってきた,連帯責任を負う者として,こういうふうに監査を受けることになっているんだけれども,実際どうだったのと。そういうことを聞きましたか。当時の教育長とか教育部長に。どうですか。 教育部長)先ほども申しましたが,今回の監査の指摘を受けて,私も初めて知ったことですので,当時はわかっておりません。 小松議員)いや,当時ではなくて,そういう経過がある訳でしょう。どう考えてもこれ非常にまずいことになっていると。当時どうだったんですかってことは聞かなかったんですか。監査は監査として。今の教育を預かっている教育部長として,当時はどうだったんですかねと。私は次長だったけど。そういう経過つぶさに聞いたんですか。聞いてないんですか。 教育部長)先ほども言いましたように,担当者の方は勘違いをしたということで伺っております。 小松議員)これ,時間の制約ありますけどね。ちょっと今聞いてるのではね。真摯にこれ反省していると思われないんだよ。また起きますよ,これ。こういうことあったらばさ,とてもいたたまれない問題でしょ,これ。自分の関わったいろんな問題で。真摯に反省してね。どうしてああいうことになったのか,何が問題だったのか,どうすればいいかっていうことを,自己分析してやるのが当たり前ですよ。それがね,あまり感じられない。以上です。 鈴木(康)議員)何点か聞かせていただきます。先ほど来,失礼ですけど部長の答弁は,やはり先輩議員がおっしゃるとおり,何か他人事のような気がして捉えてしまいます。なので,そこはしっかり管理者として,今後,こういうことがないような気持ちがあればですね。やっぱり,自覚していただきたいと思います。 質問させていただきます。私が解釈するにはですね,当時,担当者は3月の年度切り換えまでに,何としても工事を終わらせなくてはならないという,責任感があった中で,全てを認識しながらこれを進めたと解釈しています。やはりそれは,その体制を作った執行部には,当時の執行部かもしれませんけれども,大きな責任がありますし,それを引き継いだ皆さんは,今後そういうことがないということであれば,しっかりした体制づくりから入ってもらわなくてはならないと思っています。 資料にも書いてありますけれども,見積もり合わせが行われた2月8日。それ以前に塗料関係メーカーからは出荷がされているということであれば,やはり工事を先行して行っていた事実は間違いないのかなと。先ほど来,先輩議員が言いますけれども,本当に官製談合事件とか事案とか,そういう言葉を使われていますけども,まさにそれに匹敵するのではないかと思っております。ただ,その一職員がですね,本当に使命感の中で追い込まれて,なったように感じるんですけれども。そこの認識は,今の市長を含めですね,管理者の方々はどう捉えているのか。お聞きしたいと思います。 教育長)やはり,国体をとにかく成功させたい。良い環境で迎えたい。そういった意向がおそらく働いて,年度内にやらなければならない。そういった心境で,担当者,そういった者が,追い込まれたという言い方ではちょっと適切ではないかもしれませんが,そういった状況があった。辛い状況があった。そういうことがあったのではないかなというふうに思っております。また,そういう環境を作ってしまった教育委員会。またその事務局。そういったところにも大きな責任があったと,私は認識をしております。ですから,そういうふうな状況に陥らないように,事前に,担当者,また,事務局も合わせて,教育長も含めて,全ての職員が国体を成功させるために,事前に,きちんと運営ができるように,こういったことが起こらないように,事前にしっかりとスケジュール管理なり進捗管理をしながら,相談に乗るなりしながら,そういった職員の悩みとか,辛さとか,そういったことをしっかり受けとめて,こういった事業に取り組んでいくべきであったなと,私はそのように考えてございます。以上でございます。 鈴木(康)議員)今,教育長がお答えいただいた。本当にそれがこれから大事だと,私は感じております。先ほど来,先輩議員が1者が取ったということで問題視されていますけども,私はちょっと違う目線で言えば,これは業者にしてもですね,本来入札をして一本で取っていれば問題がない中で,おそらく業者側から三本に分けてくれとかそういうことは,もしかしたら言ってない。もしかしたらというか,言っていないような中で,とにかく工期ありきの中で,行政側がですね,金額を範囲に収めるために三本に切って,半分強制的に協力させたようなことも考えられるんじゃないかなと考えております。しかし,これは全て当時担当された方なり,先ほど教育長が言ったように国体を何とか良い形でという,見えないプレッシャー,見えない圧力が起因していると思います。ただ,我々は行政ですので,その思いの中でもですね,段取り。そういうことを誤ってはいけません。なので,しっかり手続きをした上で,今後,どうしても間に合わないものは,これしょうがないと思う。そういうことをですね,それが間に合わないから責めるという形にするのではなくて,しっかりとした管理をお願いしたいなと思っております。以上です。 岡野議員)教育長の発言に私は疑問を感じます。聞き取りの中で,国体に間に合わせるために,そういう工事をせざるをえないということにつきましては,まず財政課も,繰越明許をすべきだったということです。それから,来年の9月までならば,新たに予算を取って,それで適正な競争入札に付して,そして工事をすべきだったと。つまり,国体に間に合わせるためにやむを得ずやったということは,監査のときにも,担当の職員には,そういうことはないと。財政に話してもそれはないと。やっぱり,財務規則に準じてやれば,それは指名競争すべきだったと。そして,繰越明許にすべきか,あるいは新たな予算を取って3月の予算を取って発注したって,9月には十分間に合う訳です。それは,繰り返し担当職員に言っていたんですけど,教育長のところには伝わっていないと。それで,そのようなことを,国体を理由にやむを得ずそういう発注をしたというようなことが,やはり内部では直していないと。監査で言ったことを,教育長にまで伝わってないということがおかしいんです,それは。そういう体質が悪いんですよ,まず。私,そう思います。答弁願います。 教育長)私の確かに認識不足でございます。そのようなことで対応が可能であったというふうに今,岡野議員さんの方からご指摘をいただきました。まさしくおっしゃるとおりかなと思います。大変失礼しました。 岡野議員)何回も繰り返しますけど,こういう事態があって,担当職員が言ったこと,あるいはやりとりのことを,やはり教育長までを交えて協議をすると。そういうことをしていないんですよ。だから今頃そういうようなことを言うんですよ,教育長は。そこの体質が悪いんですよ。風通しが悪い。それは,だから繰り返されるっていう怖れがありますよ,そういうことでは。わかんないんだもん。職員が言われてることが伝わってないんだもん,教育長にも。あるいは教育部長にも伝わってないかもしれない。自分のところに,自分の都合悪いところは引っ込めちゃっていてはまずいんですよ,それでは。改善されないですよ,そういうことでは。そういうことです。以上です。 村上議員)1点確認したいんですけれども,監査報告で再三,石岡市建設工事施行規則に違反しているという表現が出てきております。ただいまの執行部のご説明をいただきますと,再発防止に努めたいっていうことに終始しておるんですけれども,規則の違反ということがいくつも出ている中で,再発防止に努めるという対応だけでよろしいのか,確認としてもう一度ご答弁いただければと思います。 教育部長)先ほど申しましたように,いろんな規則等のですね,違反等がございますので,その当時,私も在籍,先ほど言いましたように,次長ということでおりましたので,処分に関しては,分限懲戒等審査委員会で審査されるというように思っておりますし,そういうところです。また,再発防止策につきましては,適宜進めていきたいというふうに思ってございます。以上です。 村上議員)分限懲戒等審査委員会にかけられるということでありますが,やはりことの重大さも鑑みまして,やはりもちろん再発防止もそうですけれども,法律的なものもございます。今,部長はですね,当時在籍しながら,現職としてまだ在籍しておりますけれども,やはり過去の対応した職員につきましても,よく再三同僚先輩議員からもありましたけども,事情を聞いた中で,どこまで当時のことが振り返るかわかりませんけれども,やはりある程度の毅然とした対応というのが,石岡市に今回求められているのかなというふうに思いますので,市長におきましては,もちろん,委員会からの諮問や結果の報告という形になろうかと思いますけれども,毅然とした対応をとっていただきたいというふうに思います。その覚悟ということですね,市長にお伺いしたいと思います。 市長)本件に関しましては,私自身も市政を預かる者の長としまして,教育委員会だけの問題としてではなく,組織全体のこととして考えております。再発防止も含めまして,この職場の環境,しっかりと捉えなくてはいけないと思っております。議員からお話があったような問題解決。そういったことも含めて,全庁的に取り組んでまいりたいと思っております。 飯村議員)これは報告書の中の7ページ。7ページの真ん中。この写真,写真は誰が発見したんですかね。この編集の。多分,検査のときに完了届をやって,多分写真は確認している訳なんですよ。監査の方が確認したんですかね。発見したんですかね。その辺のところ,ちょっとお聞きしたいと思います。 教育部長)この写真につきましては,委員ご指摘のとおり,監査。今回の監査によって指摘されたことでわかったことでございます。 飯村議員)多分,完了検査のときに担当職員は必ずチェックして,書類等事前にチェックしてやっているはずなんですが,職員の方も気が付かなかったと。そういう理解でいいんですかね。お聞きしたいと思います。 教育部長)竣工検査等をしている職員も慣れている職員じゃないというところもございましたので,見落としたとか,そういうことが考えられると思います。 飯村議員)わかりました。職員の方にも,工程どおりやられているのを確認して,最終的に完了する訳なんですが。そういう話であれば,検査の時点でこの写真がおかしいのがないか,良くチェックするように。多分忙しくて間に合わなかったのかなと,そう理解しますんで。わかりました。 池田議長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 池田議長)ないようですので,本件については,以上で終結いたします。 次に,「交通事故に起因する損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解に係る監査請求」に関する監査結果報告について,執行部のお考えをご説明願います。 市長)「交通事故に起因する損害賠償額の決定及び損害賠償請求に関する和解に係る監査請求」に関する監査結果報告について,当市の考え方をご説明させていただきたいと思います。 この度は,事務処理の不手際により追認議案という形となり,監査を受ける結果となりましたことを,大変重く受け止めております。本件における問題意識でございますが,関係部局との横の連携が不十分であったことや,マニュアル等を整備し,一連の手続きの流れを十分に認識できていなかったことが,今回の問題の要因であったと深く反省しているところでございます。 現在は,マニュアルの改訂を進めまして,各課情報を共有し,連携を密にし,事故にあわれた相手方の立場に立ち,迅速かつ適切な対応ができるよう,職員ひとり一人が事故に対する認識を高め,運用を進めているところでございます。今般の不手際につきまして重ねてお詫び申し上げますとともに,今後このような事態が再発しないよう,職員全員で取り組んでまいります。 財務部長)専決処分及び議会への報告という,大変重要な事務手続きに不手際がありましたことにつきまして,改めて深くお詫びを申し上げます。今後につきましては,職員ひとり一人が,自らの担当業務を理解し,法令及び庁内のルールに基づき,適正な事務手続きをしなければならないと思っております。誠に申し訳ございませんでした。 財務部からは,監査報告書の最終ページ,10の監査委員の意見に記載しておりますマニュアルや予算関係につきまして,ご説明申し上げます。まず,マニュアルについてでございますけれども,監査委員からは,決裁の文言等につきまして,提示案を確定してよろしいかなどと,具体的に,よりわかりやすく修正した方がよろしいのではないか。また,文言で記載をいたしました読みづらい内容を,わかりやすいフロー図の形式に改めるようにとのご指摘をいただきました。マニュアルにつきましては,改訂を進めまして,現在,その内容で運用をしてございます。 次に,予算面でございます。損害賠償額を補正予算に計上することにより,和解等議案に伴う,損害賠償額を明確にするものでございます。また,ご指摘にあるように,長期化することが見込まれますので,被害者の方には,議決をいただくまで,時間が必要であることをご説明し,ご理解をいただけるよう,関係部局等と連携してまいりたいと考えております。財務部からは,以上でございます。 総務部長)この度は大変ご迷惑をおかけいたしまして,心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。 私からは,同様に監査報告書の監査委員の意見におきまして,「平成27年7月31日の事故について,専決処分等の手続きが必要であったものと思われるので,関係部署において早急に再協議願いたい」とのご意見をいただいております件でございまして,当該事故につきましては,石岡地方広域シルバー人材センターへの粗大ごみ回収委託業務の中で,委託業者が民家の壁に車両を接触させた事故でありまして,市職員の事故による損害賠償や和解とは性質が異なると判断しまして,議案の対象とはしなかったものでございます。この粗大ごみの回収業務につきましては,平成29年度からは委託業務ではなく,労働者派遣基本契約によりまして,茨城県シルバー人材センターから人材の派遣を受け,市の指揮命令系統の下で業務を行っていますことから,令和2年度のシルバー人材センターから派遣された方が起こした事故につきましては,議案として提出をさせていただいたところでございます。 しかし,今回の監査委員からのご意見を踏まえまして,本件の取り扱いにつきまして関係部局と対応について協議を進めているところでございます。以上でございます。 池田議長)以上で説明は終わりました。この件に関して,ご質問等がございましたらお願いいたします。なお,質問にあたっては,従前の申し合わせのとおり,質問のみ1人5分までとさせていただきますので,よろしくお願いいたします。 高野議員)能書き語っていると時間がなくなっちゃうんで,単刀直入にお伺いします。損害賠償の方についてですが,これ平成27年7月の,今,越渡部長からありましたけれど,生活環境部が業務を委託しているシルバー人材センターの職員が事故をおこしたということで,第1回定例会に提出した追認案件には含めなかったという見解でございますが,しかしながら,それでですね,市が加入している保険により損害賠償は払ったという手続き,これ全然財務との整合性が,私は取れていないんじゃないかなと思うんですね。やはり本来,判断ですよね。お互いにその判断というのは,個々に変わるかと思いますけれども。やはりこの辺のところで一番問題,追認には含めなかったということですね。これは追認に含めなかったということは,行政としては関係ないと。しかしながら,車両が自分のものであると。そういったこと後から気がついてね。それでお金を支払ったと。そういったことがね,こういった監査とかそういった方の中でね,出てくるということ自体がね,非常に私は残念なことだと思うんですね。先ほどから言っているように,各部局との連携,そういったことございますよね。毎日,同僚で一緒にいる訳ですから,その辺のところのね,きちっとね,話とか。そういったことができると思うんですよ。そういったね,もう部局が変われば他人事。自分だけが良ければいいと。私はそう思わざるをえないんです。このことについてもね。結局は,今越渡部長が言ったのは,結局シルバー人材センターですよね。職員がぶつけたからうちは関係ないよと。後から気がついたのかもしれませんけども,そしたら車はうちのだったと。その辺のところ,これどういうふうになってるのかね。財務部長と総務部長にお伺いしたいんですが。ご見解を賜ります。 財務部長)平成27年度当時の文書などを確認いたしましたけども,当市とシルバー人材センターとの委託契約書の中には,求償に関する特段の特記事項などを定められていないことを確認してございます。また,シルバー人材センターは受託者,石岡市は委託者の関係にございますので,石岡市につきましては,委託契約の,委託の責任の範囲内で,保険金の支払いを行ったと考えてございますけれども,この点につきましては,決裁文書などの確認はできてございません。以上でございます。 総務部長)高野議員からございましたように,横の連携といいますか,そういった中で適正に処理がされていなかったということに対しまして,私も本当に申し訳なく思ってございます。そういった中で,これまでいろいろ連携した取組,どういったものがいいかということを,いろいろ対応を考えてきてございます。その結果を出していかなければならないと思っております。 そういった中で,また随時になるかと思いますが,議会の皆様方にはその対応の方法について,色々ご説明を丁寧にしていきたいというふうに思ってございます。以上でございます。 高野議員)今ご答弁いただきましたけどね,前の意見と言えるものもそうですけれども,非常に責任感がない。事故とかといったら,きちっとね。自分の事故だったら大変でしょう。きちっとね,責任を持って対応しなくちゃいけない。他人事なんですね,今話聞いててもね。財務の仕事か,総務の仕事か。うちの方は関係ないよと。気がついてみたらうちの車だったと。これは大変だと。財務の方はそれを知り得ていたのか,お金を払ったと。片方ではシルバー人材だから,シルバー人材に責任持たせる。業務委託してるんだからそれでいいんじゃないかと。この辺のところね,これ総務部長においてもね,非常に無責任さが感じられる。財務部長にしてもね,その辺のところのね,同じ職場にいるんですから。きちっとね,共有していかないと。今後またこういう事件が起きると思いますよ。今日は時間もあれですけれど,一般質問の中でね,細かいことを聞いていきたいと思いますんで,答弁は要りません。以上です。 櫻井(茂)議員)監査委員の意見のことで質問させていただきたいと思います。今回ですね,公用車交通事故マニュアルを,令和3年3月26日付けで改定していると。その内容を精査したところ,その予算の部分ですね。予算計上をするようにと。損害賠償請求額については予算計上をするというような記載があるんだけれども,これについては,早急に関係部署で協議を行い再改定いただくことを要望すると記載がありますけれども,これは予算計上するという結論に至ったのは,どのような経緯があるのかをお尋ねいたします。 財務部長)平成19年度に専決条例を作っていただきましたけれども,これが12月の定例会で廃止されまして,そのときに,補正予算を計上して和解議案と損害賠償額の支払いを明確化するということで,そういうことにしてございますので,補正予算で計上するような形で,事務の方進めてまいりたいと思ってございます。ただし,相手の方がですね,怪我などで治療が長期に渡るような場合ですけども,そういうふうになりますと,月単位で保険などをお支払いするようなことが必要になってまいりますので,その場合の対応等につきまして,例えば予備費で対応させていただいて,全部終わってから,和解の議案などをきちんと出させていただく。そういったことも考えてございます。また,営業車両等の場合ですと,やはり高額になることが考えられますので,そういったものについての対応の方も考えていきたいと思ってございますので,どちらにいたしましても,事前に議会の方にご相談をいたしまして,対応してまいりたいと思ってございます。以上です。 櫻井(茂)議員)この問題につきましては,要するに予算計上,総計予算主義の原則の問題もありまして,一度歳入に入れてから,歳出の方で予算支出をするといった方がわかりやすいという考え方もありますけども,私の方で調べましたらば,一般財団法人地方自治研究機構。これ自治省の外郭団体だと思いますけども,こちらのホームページにQ&Aが載っていまして,基本的には予算計上する必要はないと。ケースによってもいろいろ考え方はあるようですけども,基本的には予算計上する必要がないというような,ある団体からの質問に対しての回答という形で載っていました。一般財団法人地方自治研究機構という,そちらのホームページを確認していただいてですね,予算計上する必要性はないと書かれていますので,ぜひそちらを参考にしまして,監査委員がおっしゃるように,再改定に向けて協議していただければと思います。以上です。 池田議長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 池田議長)ないようですので,本件については,以上で終結いたします。 以上を持ちまして,全員協議会を閉会いたします。 |