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平成30年度 経済建設消防委員会

 第1回委員会 (4月12日)
出席委員 村上泰道委員長,大槻勝男副委員長,鈴木行雄委員,島田久雄委員,関口忠男委員,石橋保卓委員,川井幸一委員
市執行部 【経済部】
 経済部長(諸岡広明),経済部次長(鈴木 勉),観光課長(廣瀬政和)
【農業委員会事務局】
 農業委員会事務局長(大関浩二),農業委員会事務局課長(田村幸生)
議会事務局 庶務議事課主任(比企信太郎)


村上委員長)ただ今から経済建設消防委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付しております協議案件書のとおりであります。
 本日の委員会の進め方でございますが,初めに,やさと温泉ゆりの郷におけるレジオネラ属菌の検出に伴う改善・指導の状況について,執行部より説明を受けた後,現地調査を実施したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 次に,本日出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。
 なお,農業委員会事務局の説明員につきましては,現地調査終了後の出席となりますので,あらかじめご報告いたします。
 これより議事に入ります。
 初めに,所管事務の調査といたしまして,やさと温泉ゆりの郷におけるレジオネラ属菌の検出に伴う改善・指導の状況についてを議題といたします。
本件について,執行部より説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

観光課長)観光課の廣瀬でございます。よろしくお願いいたします。
 観光課所管の観光施設,やさと温泉ゆりの郷におきまして,レジオネラ属菌が検出したこと,深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
 初めに,委員の皆様にお配りしております資料の確認をお願いします。やさと温泉ゆりの郷におけるレジオネラ属菌の検出に伴う経過報告,次にやさと温泉ゆりの郷におけるレジオネラ菌検出に伴う問い合わせ集計表,最後に,館内案内図の3枚でございます。
 それでは,レジオネラ属菌の検出に伴う改善・指導の状況の前に,経過につきまして,簡単に説明させて頂きます。3月5日,16日にゆりの郷を利用された70代男性が3月23日に体調不良を訴え,土浦市内の病院へ入院。 
 病院より土浦保健所へレジオネラ症の疑いがあるとの連絡を受け,3月27日同施設への立ち入り検査が実施されました。
 4月3日保健所より同施設へレジオネラ属菌検出の連絡が入り,同日,市に報告があり,報告を受け,4月3日夜から自主的営業自粛をゆりの郷に指示しました。
 4月4日に保健所より,口頭にて基準値を超える100ミリリットルあたり10CFUのレジオネラ菌の検出報告と,改善指導票を受け,改善措置内容等については4月18日までに文書により土浦保健所へ報告することとなっております。
 なお,指導内容につきましては,内湯について配管洗浄を実施すること,
回収槽内の消毒を強化することの指導がありました。
 現在,保健所からの改善指導に基づき,4月5日に配管洗浄を行いまして,16日までに回収槽内への塩素注入の装置,菌の発生を抑制させるための取り付けを予定してございます。
 4月10日に市関係部署及び保健所による再発防止対策検討会議を設け,再開に向け,原因究明と再発防止の方策についての内部会議を実施しました。 
 その中で,再発防止のためには,洗浄が一番効果が高いとの意見を保健所より頂いてございます。
 また,昨日,4月11日に指定管理者であるJAやさととともに,改善に向けた公共入浴施設の安全・安心向上対策検討会議を実施しまして,施設管理マニュアルの作成や施設の衛生管理に対する改善案について,協議を実施してございます。この検討会議でございますが,4月16日及び4月23日に開催しまして,安心で安全な施設となるような改善策を考えてまいります。
 利用者の安全・安心が確保できるまでの間,自主的に営業自粛の予定でございますが,保健所の改善指導が終了しまして,レジオネラ属菌改善報告書を提出後,保健所が採水を実施,検査いたします。レジオネラ属菌が検出されなければ,再開を予定してございます。
 なお,採水してから検査結果が出るまでの期間は,約1週間でございます。
 以上で,レジオネラ属菌の検出に伴う改善・指導の中間報告につきましてご報告させて頂きます。

村上委員長)以上で説明は終わりました。
 この際,お諮りいたします。本件につきましては,その現状を調査するため,これより委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

村上委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

―休憩(現地調査)―

村上委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 この際,農業委員会事務局の説明員が出席いたしましたので,ご報告いたします。
それではあらためまして,やさと温泉ゆりの郷におけるレジオネラ属菌の検出に伴う改善・指導の状況について,先ほど実施いたしました現地調査も踏まえまして,ご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

関口委員)先ほど1時間半ほどかけてゆりの郷の施設をよく見てきたわけでございますが,その後,指定管理者のJAやさとの役職の方,また支配人ですか,立ち合いのもとで質疑をしてきたわけですが,あらためてやはり議事録に残さないといけないと思うので,質問を再度したいと思います。
 レジオネラ菌が出まして,その原因,発生した原因は究明したのかという質問に対しまして,ゆりの郷の支配人は原因を解明しているところだということで,私としては原因を解明した後,再開をするのが一般常識ではないかなと。通常,保健所から再開の許可が出れば,再開はできるわけでありますが,市の施設でもあるし,今後も観光施設の一翼を担うわけでありますので,完全にレジオネラは出ないよと,発表しまして再開すべきだと私は思うんですよ。課長がその後,話したんですが,原因は究明できないと。何か支配人と課長で矛盾してるんですよね,話が。だからそのへんが,私はどちらが今後,再開に向けて考えているのか。保健所が許可したから再開するんだよと。そういうことなのか,それともちゃんと原因を究明して,それに対して改修,修繕が行われた後,あらためて再開するのか。そのへんの考えをお伺いいたします。

観光課長)先ほどこれだという原因につきましては解明できませんけれども,保健所の話としては配管の部分からレジオネラ菌が出たのではないかという。要因の1つとして配管洗浄をしっかりやってくれということを言われています。
 また,委員からの質問ですけれども,原因を解明して再開すべきではないか,ということですけれども,ほかの検査機関等にも問い合わせをしてみて,それができるのであればやっていきたいと考えてございます。

関口委員)それと指定管理者であるこのJAやさと。これについても先ほど指摘したんですが,JAやさとの理事が,この事態をわかったのが4月4日の夜だと。夕方だと。我々の全員協議会が終わった後,理事はわかったと。まあここにも川井委員が監事でいますけれども。JAやさとの。全員協議会の時にわかったと。そういう,市の指定管理者として,組織体制が甘いですね,危機管理がない,全然。そのへんはやはり今後,よく観光課としても,指定管理を今後も続けるんでしょうから,組織の体制,そのへんの指導も十分行って頂きたいと思います。

観光課長)そのことに関しましては,委員のおっしゃるとおりだと思いますので,現在,公共入浴施設の安全・安心向上対策検討会議を実施しておりますので,その中で施設管理マニュアルの作成などを行って,そのへんの強化を図ってまいりたいと思います。

関口委員)それとですね,今,JAやさとの組合長から先ほど答弁は頂いたんですけれども,観光課からも指導して頂きたいと思うんですが,ゆりの郷には60人のパートの方がいると。その方の,営業再開するまでの補償ですね,これを十分対応するように。組合長は対応すると,十分な補償をしていきたいということだったんですが,観光課からもそれについて指導していって頂きたいと思います。

観光課長)観光課からもゆりの郷に対してそのような指導をしていきたいと思います。

村上委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

村上委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,石岡市農業委員会委員候補者評価委員会についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

農業委員会事務局課長)農業委員会から石岡市農業委員会委員候補者評価委員会についてご説明申し上げます。
 初めに,本日お配りいたしました資料の,石岡市農業委員会委員候補者評価委員会名簿をご覧頂きたいと思います。
 委員構成でございますが,会長の副市長以下,農業委員会事務局課長までの市職員と,外部から農業の状況に詳しい方で,元農業委員や元農協の理事を務めた方2名の,7名で評価委員会を設置しているところでございます。
 続きまして,1枚おめくり頂きまして,農業委員評価基準をご覧頂きたいと思います。
 新たな農業委員の候補者を評価するにあたりまして,評価委員会で定めました基準でございます。
 1の認定農業者から9の遊休農地の9項目を評価基準としてございます。
 具体的には,1の認定農業者と2の利害関係を有しない者につきましては,農業委員会等に関する法律によりまして任命することが義務付けられております。
 次に,3の性別と4の年齢につきましては,同じく法律で,任命にあたって,著しい偏りが生じないよう配慮することが規定されております。
 また,5の推薦から,6経歴,7居住地,8耕作状況,9遊休農地までの5項目につきましては,農業委員の候補者を評価するにあたりまして,農業に関する識見を有して,農地等の利用の最適化の推進に関する事項,農地の集積・集約化や遊休農地の発生防止・解消などの業務を適切に行うことができる方を選考するための基準として設定したものでございます。
 農業委員会事務局の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

村上委員長)以上で説明は終わりました。
 本件についてご質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。

関口委員)今,この農業委員の評価委員会。このメンバーが決まったわけですけれども。会長からずっと見ますと,まあ会長は副市長ということで,あまり農業には精通していないのかなと。これどちらかというと,農業委員会の事務局長とか,農業委員会の課長とかね,その人らがリードしてこの評価委員会は進めて行くべきかなと思うんですが。局長においても今年度からだし,課長においてもまだ2年目ですか。まだ精通してないと思うんですね。許可とかそういうことについての,法律上のことについてはわかっているかもしれませんが,その農業委員を選んでいく,点数をつけていくだけでしょうけれども,やはり農業委員というのは今まで選挙だったので,選ばれればこれは問題ないんですけれども。今回はこれ新しい公募ということなんで。本当にこの,農業委員として地元の農業者の声を聞いて,それでこの総会に出してくる人がふさわしいと思うんですよ,私は。そういうものも選考の中に入れていくべきだと。本当に農業をしているのか。地域を知っているのか。まあそういったものを評価の基準の中に少し入れないと。面接もやるような話を聞いたんですけれども,面接も大事だと思います。私が把握している中では14名の定数に対して24名くらい,22名くらいが公募しているという段階で,当然8人ですか,多くなるんですが。これは大変難しいと思うんですよね。地域性というのは,これはあまり入っていないんですけれども,入っていなくても,地元の農業者の意見を吸い上げるということができるのかどうか。要は地区ごとにいるべきだと私は思うんですがね。そういったことはどのように考えているのかお伺いいたします。

農業委員会事務局課長)ただ今,関口委員から地域性,地元の意見を吸い上げるためには,地域に精通した方がというところでございますが,先ほど委員からお話のありました,選挙から今回公募に変わりまして,それで法律を改正するにあたりまして,農業委員につきましては,地域を限定するのではなく,石岡市なら石岡市全域から公募すると。それで新たに設置されました農地利用最適化推進委員さんにつきましては,地域を限定して,その地域から応募があったりですとか,推薦された方について,地域についての活動をして頂く。それで農業委員さんにつきましては,任命がされた後でございますが,その推進委員さんと連携しながら。農業委員さんについても,その方については,それぞれの地域に張り付くような予定で現状は考えております。そういったところで,やって頂くような形で今回改選がございましたので,農業委員につきましては,そういう形で地域性ということで,地域に限定して公募をかけるのではなく,市内全域から公募している状況でございます。
 またそれに関しまして,その選考するにあたって,評価するにあたって難しいのではないかというところで,委員から面接のお話ございましたが,評価委員会として面談を実施する予定でございます。その中で先ほどご意見の出ました,農業に関する識見を有しているですとか,また農業委員としての適正というところでございますが,そういう部分について,法律に基づいております,任命する規定に沿って行っていきたいと考えてございます。

関口委員)当初,この評価委員というのは,執行部内だけで評価委員を選んで,5人でやるというような話をしていたんですよね。そうしたら私が副市長,今の副市長じゃなくて前の副市長とちょっと話をした時に,全然農業のことわからないんだと。だから地元の人を評価委員に加えたいんだと,そういう話があったんです。それは良いことだと思うよと。私は賛成したんですが。本当にさっき言ったように,今回の副市長も同じだと思うんですよ。だからそうなってくると,後から委嘱された2人の評価委員の意見は重くなるのかなと思うんですが。農業委員会と農業委員の仕事はまた別なんでね。委員会としては別に地域性はいらないと思うけれども,石岡市全体でいいですけれども,農業委員さんとしてはやはり同じ地区から2人とか3人出るのではなくて,万遍なく各地区から出るような,そういう評価もすべきだと思うんですよ。地域の意見を聞くのが農業委員の仕事ですから。そのへんをもう少し考えて頂きたいんですよ。同じ地域から2人出るとかじゃなくて。当然いない地域もできると思いますよ。定数も減っているわけですから。でもなるべく地域が被らないようにしていくべきだと思います。

農業委員会事務局課長)ただ今,地域性に考慮してということで,同じ地域に被らないでと。現状募集は終了しておりまして。例えば推進委員さんは12地区に地区割りをしたところでございます。農業委員の現状の候補者がその12地区に万遍なく入っているかというとそうではない状況,例えば石岡地区でもいないところもありますし,八郷地区でもその地区から推薦なり公募がなかった地区もございますので,現状で言えばそういうところでの考慮はできないと思うんですけれども,その評価の中で適正に活動を行って頂ける方を選考しまして,その任命がされた後にはきちんとその地域のためにというところは,当然農業委員さんの役割ですね,役割ですとか,活動内容などはきちんと研修など通じて,意識していって頂くようにはしてまいりたいと思っております。

関口委員)そうすると私の今言った意見は,評価の基準には入れないということですね。今の答弁はね。そうすると農業委員の…私が言っているのは,今までは選挙だったから被っても仕方ないでしょうって言っているの。だけど今回は公募なんだからそういうのを取り入れた方がいいでしょうって言っているの。今まではね,例えですけれども三村地区に5人も6人もいた。それは選挙だから仕方ないんですよ。でも今回は公募だから。地域の声を聞くのが農業委員さんの仕事なんだから,そこからまた5人も6人もはいらないだろうという話。当然いない地区もできますよ。だけどあまり偏るのはよくないと。そういうのも評価の対象にしてくださいよって言っているの。

農業委員会事務局長)今,委員さんのおっしゃる部分,理解するところがあるんですが,なかなか新しい制度改革という中で,あるいは今,課長が言ったように公募ということで,石岡市全体の中から今回公募しているという中では,適格に各地域から公募して頂ければそういう部分も反映できたかと思うんですが,今回は全体の中で公募したということでございましたので,委員おっしゃることすべて進めて,反映することがちょっと難しいのかなと考えております。今後の委員会の中で,そういったことも考慮しながら進めて行くということでご了解頂ければと思いますので,よろしくお願いいたします。

関口委員)評価委員の方にはこういう意見もあったよということで話をして頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

大槻副委員長)私は元々,農業委員をやっておりまして,何て言うんですか,今度の定数が少なくなるということなんでね。各地区にということは,これは無理だと思うんですよ。でもこれね,今までは各地区に2名ずつくらいはいましたよね。それでね,これ何て言うんですか。私はまあ園部の方なんですけれども,園部あたりは農地がやはり広いところですから,やはり色々と私が農業委員をやっている時には,色々と相談があったんですね。それが今度は突然ね。例えばですよ,園部地区でいない,よそからの農業委員さんだという場合に,今度は地元の方も相談か何かということで今度困ると思うんですよね。だから定数は少ないんですけれども,なるべく地域ごとに置いておくというような形にしてもらいたいんですよ。そのような形で先ほど関口委員からも出たと思うんですけれども。被らないようにね。全部の地区にこれ置くということができないというのは,我々もわかっていますから。定数がいないんですから。ですからやはりね,そこらへんはよく考えてもらってね。なるべくね,何て言うんですかね,1人くらいは割り振りでね。それとね,これ全然農地持っていない方いますよね。現在ですよ。農業委員さんの中で。おりますよね。

〔私語あり〕

大槻副委員長)だから,自分所有の土地を私は今言ったんですよ。10アール以上あれば,お借りしてでもできるわけですから。全部がお借りしているという方もいますよね。そういう方はちょっとこれね。中に入ってくるということは,これは非常にまずいんじゃないかと思うんですけれども。

農業委員会事務局課長)農地を全然所有していない方が,農業委員になるのは好ましくないのではないかというところでございますが,先ほどご説明させて頂きました評価基準の中で,8の耕作状況ということで,農地の現在の耕作状況ですか,そういう部分も評価の基準の対象としてございますので,そういった部分については考慮すると申しますか,そういった評価基準にはなってございます。
 また,まったく農地をもっていない方でございますが,今回の法律改正の規定によりまして,こちら2番目の利害関係を有しない中立関係の方ということで。利害関係を有しないということですので,農業者以外の方で農業に関係のない方,中立の立場で意見を言って頂ける方というのはこの中で任命する必要がございますので,その方については当然農地を持っていない方ということになります。

島田委員)これ,名簿頂いているわけなんですが。石岡市の新ひたち野農協の元専務,またやさと農協の元組合長,2人は後から入ったのかな。そういうことで,後ろの基準に従って,選考委員,評価委員もこの中にもいるみたいなんで,そういうものに従って,やはり適正な評価をして頂きたい,農業委員を選んで頂きたいなと思います。

村上委員長)ほかに質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

村上委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

村上委員長)ないようですので,以上で,その他の件を終結いたします。
 以上で本日の経済建設消防委員会を閉会いたします。長時間お疲れ様でした。




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