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議会中継
  


平成30年度 教育福祉環境委員会

 第2回委員会 (5月14日)
出席委員 谷田川泰委員長,大和田寛樹副委員長,池田正文委員,櫻井信幸委員,小松豊正委員,玉造由美委員,新田茜委員
市執行部 【生活環境部】
 部長(齋藤秀幸),次長兼水道担当(鈴木和彦),保険年金課長(武川俊郎)
【教育委員会事務局】
 教育長(櫻井信),教育部長(武熊俊夫),次長(豊崎康弘),教育総務課長兼学校統合担当(神谷一美)

議会事務局 庶務議事課主任(萩原晶子)


谷田川委員長)ただ今から,教育福祉環境員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配布しております協議案件書のとおりであります。
 次に,本日の審査にあたり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしましたとおりであります。
 これより議事に入ります。
 所管事務の調査といたしまして,石岡市国民健康保険第3期特定健康診査等実施計画及び第2期データヘルス計画についてを議題といたします。
 本件について,執行部に発言を求めます。
 なお,発言の際は挙手によりこれを許します。

保険年金課長)保険年金課からは,石岡市国民健康保険第3期特定健康診査等実施計画及び第2期データヘルス計画につきましてご説明いたします。
 説明の前に,過日配布させていただきました資料の訂正がございます。お手元にA4の1枚,正誤表をご用意させていただきました。訂正は第2期データヘルスのほう,冊子でございます。23ページ,表がございまして,下から2番目の右側に,達成状況というところで,40.8パーセントとなってございます。ここは,正しくは41.6パーセントでございます。続きまして,同じく76ページの表の中の一番上でございます。課題と対策の中に39.2パーセントとございますけれども,正しくは41.6パーセントでございます。
 本編のほかに概要版の訂正もございまして,データヘルス計画概要版の6ページでございます。一番上のほうの課題と対策というところで,39.2パーセントとございますけれども,41.6パーセントの誤りでございます。訂正をいたしましてお詫びを差し上げたいと思います。大変失礼いたしました。
 それでは,この計画について説明を差し上げたいと思います。この2つの計画でございますが,特定健康診査等実施計画につきましては,保健事業の中核となる特定健康診査と特定保健指導の具体的な実施方法や目標等を定めた計画となってございます。また,データヘルス計画につきましては,保健事業の全体の計画でございまして,特定健康診査等実施計画を含め,健診や医療情報を活用し効果的な保健事業を行うための計画でございまして,両計画は相互に関連性があることから,計画期間を同一とするため,一体的に策定をしたものでございます。
 それでは初めに,第3期特定健康診査等実施計画についてでございますが,説明は,概要版の資料を基にご説明さしあげたいと思います。概要版資料,表紙をおめくりいただき,1ページをご覧願います。第1章,計画策定にあたってでございますが,趣旨や計画期間でございます。1,計画の趣旨ですが,高齢者の医療の確保に関する法律に基づき,40歳以上74歳以下の国民健康保険に加入されている方を対象に,生活習慣病に着目した特定健康診査及び特定保健指導の実施が義務付けられております。石岡市では,これまで第1期,第2期計画を策定し,特定健康診査及び特定保健指導を実施してまいりました。このたびの第3期計画では,第2期計画までの実施状況等を踏まえ,課題等を整理した上で,国の基本指針に基づき,特定健康診査の受診率・特定保健指導の実施率向上を目指し,第3期計画を策定したものでございます。
 2の計画の期間でございますが,平成30年度から平成35年度までの6年間としてございます。これまでの,第1期第2期は5年間としておりましたが,国の医療費適正化計画が6年間に見直されたことに伴いまして,それに合わせる形となりました。
 次に,第2章 現状と課題把握につきましては,高齢化率や国民健康保険の加入状況などの基本情報や医療費等の状況を記載してございます。当市の高齢化率は25.7パーセントでございまして,県より2.9パーセント,同規模自治体より1.6パーセント高い状況です。また,国民健康保険被保険者数は2万1,151人で,加入率は26.9パーセント,被保険者の平均年齢は52.3歳となってございます。
 なお,計画書の中の人口や高齢化率等につきましては,国民健康保険連合会等が共同電算業務を通じて管理している各種統計情報,国保データベースを基に作成しておりますので,一般的な統計情報と,若干異なっておりますことをご了承いただきたいと思います。表1には,28年度の医療基礎状況といたしまして,外来と入院を合わせた一件当たりの医療費と外来,入院費用の割合を示してございます。本市の一件当たりの医療費は,3万4,340円で,国や県,同規模自治体より少ない状況です。また,外来入院費用の割合については,外来が64.6パーセント,入院が35.4パーセントとなっておりまして,国や県等より,外来費用の割合が多くなっております。
 なお,計画書本編では,主たる死因の状況や疾病別の医療費等について記載してございますが,これらにつきましては,データヘルス計画のほうでご説明差し上げたいと思います。
 次に,特定健康診査と特定保健指導の状況を第3章,第4章に記載してございます。まず,特定健康診査の受診率でございますが,平成25年度以降,毎年度5パーセントの伸びを目標としておりましたが,平成29年度,見込み値でございますが36.8パーセントと,目標値60パーセントに対して下回ってございます。また,特定保健指導実施率についても,同じ目標値としており,平成29年度は41.6パーセントの見込みとなっていることから,引き続き受診率向上を目指した,受診勧奨の取り組みや保健指導の利用勧奨が必要となっております。
 資料2ページに移りまして,第5章特定健康診査等実施計画についてでございます。ここでは,受診率と実施率の目標値設定や,受診率・実施率の向上,目標達成のための取り組みを記載してございます。1の目標値についてでございますが,国や県の指針等を踏まえた目標値を表3にしてございます。上段の特定健康診査受診率は,平成30年度が42パーセント,計画期間最終の35年度は60パーセントを目標値と設定してございます。下段の特定保健指導実施率は,平成30年度が46パーセント,35年度は同じく60パーセントとしてございます。
 次に,2の目標達成のための取り組みでございますが,(1)特定健康診査の受診率を向上させる取り組みとしまして2点ございます。1点目は,特定健康診査の未受診者への案内でございます。受診をしていない方を抽出し,年度初めの一斉通知とは別に集団健診の案内を郵送いたします。2点目は,かかりつけ医からの情報提供でございます。高血圧や糖尿病,脂質異常症等の生活習慣病で治療中の方の中で,特定健診の検査項目と同等の検査を,かかりつけの医療機関で受けている場合,その検査結果を医療機関から提供してもらうことで,特定健診を受診したとみなすことができます。また,レセプト情報から対象者を抽出し,健診会場に出向かなくても健診を受けたことになるといったメリットを通知等で周知いたします。特定健診未受診者のうち,生活習慣病の治療を受けている方が,約44パーセントというデータから,かかりつけ医で実施された検査を,本人同意のもとで特定健診データとして活用できることは,受診率向上にもつながるものと考えております。
 続きまして,(2)特定保健指導の実施率を向上させる取組についてでございます。1点目は,検診時における初回面接の実施でございます。健診当日,すべての結果がそろわなくても,その時点でわかっている腹囲や血圧の数値を基に,保健師が面接を行い,後日,結果が揃った時点で改めて保健師が面接を行う,初回面談の分割実施が可能となります。2点目は,健診結果の留め置きでございます。腹囲・血圧が基準値以上の受診者に,健診結果を送付せず,健診結果説明会への来場を促すことや,説明会への参加勧奨を郵便案内のほか,電話による呼びかけを行います。
 資料3ページをご覧願います。その他としまして,個人情報の保護や周知・案内の方法,各種健診・事業との連携を記載してございます。第3期特定健康診査実施計画については以上でございます。
 続きまして,第2期 データヘルス計画につきましてご説明いたします。説明は同じく概要版にてご説明いたします。概要版資料1ページをお開き願います。第1章,計画策定についてでございます。特定健康診査の実施や診療報酬明細書等の電子化により,健康課題の分析や,保健事業の評価等を行うための基盤整備が近年進んでおります。そういった中,国が策定しました成長戦略日本再興戦略において,データヘルス計画の作成・公表,事業実施,評価等,PDCAサイクルに沿った事業運営の取り組みが求められております。また,データヘルス計画は,健康・医療情報を活用し,健康状態や健康課題を客観的な指標を用いて表し,分析結果を踏まえ,健康課題を明確にし,目標値の設定を含めた事業内容の企画を行うこととしています。本計画の計画期間は,本市が保健事業を総合的に企画し,より効果的かつ効率的に実施することができるようにするため,先ほどの第3期特定健康診査等実施計画と同様に,平成30年度から平成35年度までの6年間としてございます。
 次に,第2章 現状と課題把握でございます。1保険者の特性把握についてでございますが,高齢化率や国民健康保険の加入状況,表1の医療基礎情報は,先にご説明いたしました計画と同じでございます。その下の表2は,主たる死因の状況といたしまして,6つの疾病の人数・割合でございます。本市においても,悪性新生物による死亡が高い状況にありますが,国・県と比較するとその割合は低くなっており,一方で心臓病や糖尿病の割合が高い傾向にございます。
 資料2ページに移りまして,2,過去の取組の考察としまして,第1期計画で実施した主な事業の達成状況を表3に記載してございます。@,Aにつきましては,特定健康診査でございまして,保健センターでの総合健診や地区健診,医療機関健診などでの健診の実施,また,土曜日,日曜日にも実施するなど機会の確保や,未受診者対策として勧奨通知の個別送付,イベント時の啓発活動に努めました。Bの特定保健指導につきましては,厚生労働省のプログラムに沿った生活習慣の改善等の指導に取り組みました。達成状況としては,先にご説明しました計画にもございましたが,受診率と保健指導実施率ともに目標を下回っている状況でございます。Cにつきましては,高血圧予防教室といたしまして,減塩の料理教室や広報活動を実施いたしました。生活習慣病のハイリスク者割合につきましては,男性は目標を達成しておりませんが,女性は目標を達成してございます。Dの糖尿病予防教室は,糖尿病の予備軍の方を対象とした予防教室の開催や,重症化の予防教室を実施してまいりました。ハイリスク者の割合については,男性は目標を達成しておりませんが,女性は目標を達成してございまして,高血圧と同様に,男性のハイリスク者割合が高い状況にございます。評価につきましては,特定健診受診率や保健指導実施率は少しずつ上がっておりますが,他の事業とも3の横ばいとなってございます。
 資料3ページをご覧願います。3医療情報分析結果についてでございます。ここでは,レセプトの件数や,高額レセプトについて記載しております。本市の平成28年4月から平成29年3月診療分に発生しているレセプトのうち,診療点数が5万点以上,医療費が50万円以上のものを高額レセプトとして集計すると,高額レセプトは,レセプト件数全体に占める割合は少ないのですが,医療費全体に占める割合は27.3パーセントと多い状況にございます。表4,表5につきましては,平成28年度における,医療費,患者数の上位10疾病を表に示したものでございまして,医療費,患者数ともに,糖尿病と高血圧疾患が1位2位を占めてございます。上にございます表4,医療費の上位の中で,第4位,統合失調症などの障害,その下の第5位,腎不全につきましては,右端に記載してあります患者数は少ないものの医療費が多いということから,患者一人当たりにかかる医療費が高額になっていることが読み取れます。
 資料4ページに移りまして,4,保健事業実施に係る分析結果についてでございます。中ほどにあります図1は,平成28年度の特定健康診査データとレセプトデータを組み合わせた分析を行い,40歳から74歳までの被保険者について,特定健康診査受診の有無や,異常値の有無,生活習慣病にかかわるレセプトの有無等を判定し,被保険者を健診結果の優良者や治療中断者など,7つのグループに分類したものでございます。7つのグループは,下向き矢印が示している部分で,点線で囲み,灰色の網掛けとなっているグループでございます。図の左端にございます1,健診結果優良者から6,治療中断者まで,順に健康状態が良好でない,または,悪くなっている可能性があるとしており,右端の7,生活習慣病状態不明者は,特定健康診査データ,レセプトデータから生活習慣病の状態が確認できないグループとなってございます。図の赤いマルで囲った部分をご覧ください,特定健康診査では,異常値があった場合,医療機関での精密検査を進めていますが,図の4,医療機関受診勧奨対象者のうち,医療機関への受診をしていない健診異常値放置者が897人ございました。同じく,青いマルで囲った部分につきましては,生活習慣病で受診を放置している治療中断者が53人,それ以外の2,特定保健指導予備軍,4,医療機関受診勧奨対象者,7,生活習慣病状態不明者のグループに合わせて26人ございました。
 資料5ページをお開き願います。上段の図2は,糖尿病性腎症重症化予防に係る分析としまして,レセプトデータから,透析にあたる診療行為が行われている患者を特定し,集計したものでございます。透析患者は67人おりまして,左の円グラフで要因ごとに分けてございます。要因が明らかとなった患者のうち,グラフのピンク色の部分が生活習慣病を起因とするもので,43人64.2パーセントとなっております。そのうち,糖尿病を起因として透析となる,糖尿病性腎症の割合を,右のグラフ,オレンジ色で表しておりまして,39人,58.2パーセントであることが分かりました。
 次に,その下の表6は,重複受診や頻回受診,重複服薬等,多受診に係る分析でございまして,この中には,不適切な受診行動も含まれているため,正しい受診行動に導くことが必要となっております。
 次に,その下の図3には,ジェネリック医薬品の普及率を年度別に表したものでございまして,平成28年度は66.3パーセント,平成29年3月では67.6パーセントと年々伸びておりますが,今後も,ジェネリックへの切り替えを促す必要がございます。
 一番下に,ロコモティブシンドロームについて記載してございます。ロコモティブシンドロームは,筋肉や骨,関節など運動器の衰えや障がいにより,日常生活に何らかの障がいをきたしている状態のことを言いまして,進行すると要介護や寝たきりになるリスクが高くなります。40歳以上を分析したところ,その原因疾患を持つ患者は,3,855人いることが分かりました。
 資料6ページに移りまして,5,分析結果に基づく健康課題の把握でございますが,分析結果から見た,課題と対策,事業を表7に6つ記載してございます。@の特定健康診査受診率及び特定保健指導実施率につきましては,生活習慣病患者が多数存在する中,特に高血圧と糖尿病患者が多く,腎不全など重症化も多い状況から,さらなる受診率向上として特定健康診査の受診勧奨や,特定保健指導が必要となっております。
 次にAの健診異常値放置者,生活習慣病治療中断者につきましては,健診で異常値があったにもかかわらず医療機関を受診していない人や,治療を中断している人が多く存在していることから,医療機関への受診勧奨により重症化を予防する必要があります。
 次に,Bの糖尿病性腎症につきましては,人工透析患者の半数以上が生活習慣に起因するU型の糖尿病で,進行すると腎症に至り透析が必要となりますので,合併症の予防や進行を遅らせるなど,重症化の予防が必要となっております。
 次にマルCの重複,頻回受診者,重複服薬者につきましては,正しい受診行動に導くための指導が必要となっております。
 次のD,ジェネリック医薬品の普及につきましては,年々普及率は伸びておりますが,国の目標を目指し,医薬品の差額通知等による切り替え勧奨が必要です。
最後のE,ロコモティブシンドロームにつきましては,原因疾患を持っている人が多く存在していることから,要介護の健康教室など予防事業が必要となっております。
資料7,8ページをお開き願います。第3章,保健事業実施計画としまして,前のページの課題と対策から,第2期計画において実施する,8つの事業を記載してございます。@の特定健康診査受診勧奨事業につきましては,受診率向上のため,未受診者を抽出し,勧奨通知を送り,その後,受診状況を確認いたします。
 次にAの特定保健指導事業につきましては,生活習慣病の該当者や予備群の減少を目的に,指導対象者に対し生活習慣改善の保健指導を行うとともに,指導後の検査値の推移を確認いたします。
 次のB,健診異常値放置者受診勧奨事業と,C生活習慣病治療中断者受診勧奨事業につきましては,医療機関への未受診者や治療中断者に対し受診勧奨する事業でございます。この事業はこれまでも実施してきましたが,平成29年度に実施方法等を見直し,保健センターから電話による受診勧奨を行ったところですが,本年度は対象者を拡大し,通知による受診勧奨も併せて行うことで,効果を上げていきたいと考えております。
 次のD,糖尿病性腎症重症化予防事業につきましては,糖尿病の進行や重症化を防ぐことを目的に,医療機関等と連携し,対象者に対し適切な保健指導を行い,指導後の検査データ等の推移や通院状況を確認いたします。分析結果においても石岡市では糖尿病の患者が多く,重症化し透析に至った場合には,一人当たり年間約500万円の費用がかかると言われており,国としても重症化予防に重点を置いておりまして,本年度新規事業として実施予定でございます。
 次にEの,受診行動適正化指導事業につきましては,重複,頻回受診,重複服薬者の減少を目的に,適切な保健指導を行い,指導後の受診行動を確認します。重複・頻回受診者への訪問指導につきましては,これまでも実施しておりましたが,重複服薬者の割合も多いことから,訪問指導の対象といたしました。
 次にFの,ジェネリック医薬品差額通知事業につきましては,ジェネリック医薬品の普及向上のため,ジェネリックへの切り替えによる,薬剤費軽減額が一定以上の対象者を抽出し,切り替えを促す通知を送付し,通知後の状況を確認いたします。
最後にGの,ロコモティブシンドローム予防事業につきましては,要介護者の増加抑制を目的に,筋力や運動能力の維持・増進のための健康教室等を実施します。
 資料9ページは,計画の見直し等でございまして,各事業の進捗管理や評価等を毎年度実施し,達成状況から必要に応じて,計画の見直しを行ってまいります。
 最後になりますが,データヘルス計画は,PDCAサイクルに沿った事業運営を行います。レセプトや健診情報等を活用したデータ分析を行い,医療費の状況把握,健康リスクの階層化,保健事業の効果が高い対象者の抽出などを行います。やみくもに事業を実施するのではなく,データを活用して科学的にアプローチすることで,事業の実行性を高めていく事が計画のねらいとなってございます。被保険者の健康増進,医療費の抑制,そして国民健康保険の事業運営のため,2つの計画を実行に移していきたいと考えており,各保健事業の推進にあたっては,保健センターなど保健福祉部の協力がカギとなりますことから,連携して取り組んでまいりたいと考えております。
 2つの計画の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問ございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問はございませんか。

小松委員)いろいろご苦労様でした。一応読まさせていただきましたけれども,いくつかわからないところがあるので,それを質問しますので,教えていただきたいと思います。
 まず,概要版実施計画の1ページになるんですけども,この表1の医療基礎状況がございまして,1件あたりという表現になってるんですけど,1件あたりというのはどういう意味ですか。1件というのは。どうぞお願いします。

保険年金課長)お答えいたします。こちらの1件あたりというのは診療報酬明細書,レセプト1件あたりということでございます。以上でございます。

小松委員)わかりました。次にですね,その表2のとこですね。受診率及び実施率の実績ですね。これざっと見るんですけども,特定保健指導実施率が平成25年度と26年度で,19.9から39.1パーセントに,約倍に良くなってるわけね。これ,何か理由ありますか。

保険年金課長)こちらにつきましては,平成25年度のときは保健指導する事業者に委託しておりまして。委託しましたら電話だけの勧奨でございまして,その時は実施率が低うございました。
 そういった状況から,翌年度は保健センターの保健師のほうで取り組むように戻しまして。そういった形で実施率が大きく変わったということでございます。

小松委員)この,2ページでこの目標ですね,特定健康診査受診率と特定保健指導実施率。平成35年度では60パーセントにしてるんだけども,60パーセントにする理由っていうのは何ですか。高ければ高いほどいいとは思うんですけど。

保険年金課長)こちらの目標値についてでございますが,実績値から見ますとちょっと高い数字でございますけれども,この60パーセントというのは,市区町村で取り組んでおります,国民健康保険については60パーセントを目標にしなさいという国のほうの指針がございます。そういった状況で60パーセントにしてございます。

小松委員)はいわかりました。あとですね,この非常に重要だと思うんですけど,対策としてですね,つまりかかりつけ医からの情報提供ですね。つまり実際,石岡でやっている健康診断に入っていないけれども,いろんな人が特定健康診査行かないんだけども,経常的,恒常的にといいますか,ずっとお医者さんにかかっているという場合にですね。そのかかりつけ医から情報提供を受ければですね,どういう状況かよくわかるという意味だと思うんですけども。これは今まではやってこなかったの。それとも今までやってきたんだけども不徹底だったんで,もっと徹底するという意味ですか。法律的にこれかなり個人情報にもなるわけだよね。個人情報を守るという点で,法律的にはどういうふうに理解すればいいんでしょうね。

保険年金課長)こちらのかかりつけ医からの情報提供につきましては,29年度から新規事業ということで,昨年度から実施してございます。先ほど個人情報ということでございますけれども,計画の後ろのほうに,個人情報については厳密に扱うということで載せてありますが,医療機関から情報提供を受ける場合には,患者さん本人の同意も必要となっておりますので,そういった形で進めさせていただきたいと考えております。

小松委員)そうするとレセプトを見ればわかるということですか.当局としては。レセプトを見れば病院の名前で,そこからこう来ると,この人はそういうとこにかかってるから。その人の了解を得て,そのデータをかかっている医療機関からもらうというのは,29年度から始めているということで,かなり徹底してやられていることなんですか。そうするとぐっと上がりますよね,この健康診査の状況っていうのは。掌握っていうのは相当上がるでしょ,と思うんだけど。いかがでしょうか。

保険年金課長)こちらの事業でございますが,その対象者といいますか,抽出にあたっては,国保連合会のほうからデータ,情報をもらいまして,その中から選んでいくような形となっております。しかし,一つは本人の同意も必要ということもございますし,医療機関の理解・協力というのもございまして,実績としては,初年度は正直言いまして,あまり大きな実績ではございませんでした。以上でございます。

小松委員)わかりました。その下にあるんですけども,(2)特定保健指導のね,このカッコの上にある動機付け支援とありますね。この動機付け支援という言葉がありますけれども。動機付け支援のみという言葉がありますけれども。動機付け支援のみ実施しますと。65歳から74歳については。これどういう意味を言っていますか。どういう意味をいうんでしょうか,これは。

保険年金課長)65歳から74歳については動機付け支援のみという形でございますが,75歳になりますと国民健康保険から後期高齢者医療ということに切り替わるわけでございますけれども,65歳から74歳の方については健診を受けて,そういった中での保健指導プラス介護予防,そういったところが入ってきますので,積極的な支援ではなく少し介護の部分が入っているということで,ここでは動機付けのみとなります。以上でございます。

小松委員)いろいろ済みませんけども聞いていきます。一番下に健診結果の留置きっていうことがあってですね。一番下に,説明会への参加勧奨は郵送のほか電話でも行うと。これはどういう…。これは健診結果を留置いて電話でやるっていうのは,かなりの規模になると思うんですけども。電話かける相手がね。そうじゃないんですか。これは。相当大変なことを言っていると思うんですけども。そういう質問です。

保険年金課長)こちら留置きについてでございますけれども,以前までは説明会をやっても来ない方については,ある程度の一定期間後に,全員一斉に郵送という形で送っていたんですが,やはりそれでは指導というところにつながりませんので。そういった方についてもやはり保健センターのほうで送らずに,通知を差し上げるとか,さらに数値の悪い方といいますか,そういった方々については電話でも行うということで。確かに対象者全員の方に電話を差し上げますと,時間的にも労力的にもかかりますので。そういった基準値が高い方については電話でも促すという事業でございます。以上でございます。

小松委員)次のやつはまた別ですか。データヘルスのほうは。

谷田川委員長)一緒です。

小松委員)では概要版データヘルス計画のほうね。私,これ勉強して来ようと思ったんだけど間に合わなくて。計画策定の中での日本再興戦略っていうのですね。このことについて少し説明していただければと思うんですけど。

保険年金課長)お答えいたします。こちらの日本再興戦略でございますが,安倍内閣で定められた戦略でございまして,その中でやはり国民の健康は重要だということで。そういった健康管理で載せられているものでございます。 
以上でございます。

小松委員)2ページですけども,この第1期データヘルス計画の振り返り,まあ総括をしているという意味ですよね。第1期データヘルス計画の総括をすると,評価が3ということは,横ばいだったと。@からDね。横ばいというふうに評価せざるを得なかったということなんですけども,これは結果的に横ばいということなんだけども,やはりあまりこれは計画はしたけども,力が入らなった,というか体制が悪くてうまくいかなかったとか,その内容はどう評価をしているんですか。評価は横ばいなんだけど。

保険年金課長)こちらにつきましては,委員からのご指摘のようにですね,横ばいということは,当然目標は達成していないということでございますので。特に国のほうはですね,依然として国民健康保険の被保険者に限らず,我々のように共済組合や健保組合のほうでもやはり受診率や保健指導率が低いということで,まずはそういった受診率向上,保健指導率を上げろということで国のほうも力を入れております。今回こういった形での評価は,あまりいい評価ではございませんが,さらにそういった受診率の向上のためにですね,保健センター等と連携して取り組んで参りたいと考えております。よろしくお願いします。

小松委員)3ページですね。ここでね,医療情報の分析結果が出てるんですけどもね。平成28年度の被保険者数は平均2万1,645人,平均。レセプト件数は平均となってるんだけども,平均って言ってる場合は何が分母でどういうもので割った平均なんですか,これは。これがよくわからなかった。

保険年金課長)まず被保険者の方の人数でございますが,被保険者については国保に加入したり,または社会保険に動いて国保を外れたりということでございますので,こちらについては1年間あたりを通じての平均ということでございます。それでレセプトの件数につきましては,ひと月あたりの平均件数という数字でございます。以上でございます。

小松委員)済みませんね,いろいろ聞いてね。あと,この表は全部平成28年度の表ですよね。全部下の表4,表5は全部28年度の資料ですよね。そういうふうに理解しますけどね。あとですね,この4ページのところでですね。医療機関への受診をしていない,健診異常放置者が897人いるということなんですけども,これは私が思うのに,健診異常放置者というふうな言葉でも言えるんだけども,国保税を滞納しているとか,あるいは保険証が短期保険証であるとか資格証明書とか,そういう国保税を納められなくて,かかりづらいっていうこととの関係なども,私はそういう背景もあるかと思うんですがいかがですか。

保険年金課長)こちらの放置者897名ということでございますが,委員からございました,税金を滞納してる方のような内容を今回分析には盛り込んでおりませんでして。この健康診査についてはそういった滞納の有無等ではございませんでして,滞納しているから健診ができないということではございませんので。ただ,委員のほうからご指摘がございました,そう理由があって,異常があっても病院になかなか足が運べないということも考えられますので。そのへんについては今後ですね,医療費の通知等の時にですね,どういった内容になるかはわかりませんけれども,ちょっとした工夫をしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

小松委員)5ページですね。5ページ真ん中ごろに,まあこの多受診,重複受診,頻回受診,重複服薬っていうんですけども,不適切な受診行動,これはなんか必要じゃないんだけどいろんな医者かかってみたり,薬をどんどん飲んでみたりっていう,そう意味を言ってるんですか。不適切って。

保険年金課長)重複受診者につきましては,1か月以内に同じ症状で複数の,3つ以上の病院にかかった場合ということにしておりまして,頻回受診についてはひと月あたり12回以上,医療機関等にかかっている場合ということで抽出しておりますが,やはりかかりつけのお医者さんとかがございますので。ある程度最初のうちは病院を変えて,先生のお話を聞くというのもあろうかと思いますが,それが何か月も続くというのは,やはり適切ではないと私どもは考えておりますので。そういった方を減らしていきたいということで,こちらに記載をさせていただいております。

小松委員)わかりました。あとこの8ページですけども。8ページの真ん中の表に,これも先ほどの話と重複するかもしれませんけれども,保健センターから電話で保健指導を実施するというのなんですけど,これは今までもやってたんだけど,さらに強化するという意味ですね。この表の3段目でありますけど,8ページの。

保険年金課長)BCの異常放置者や中断者の勧奨事業でございますが,これまではそういった形で,電話でもやっておりましたけれども。30年度は電話に加えまして通知も発送して,さらにそういった底辺を広げるということで,受診率向上のために通知の送付も30年度実施予定でございます。以上でございます。

小松委員)最後になるかと思いますけど,9ページのですね,事業運営上の留意事項の中で,健康課題を底上げするためのポピュレーションアプローチの実施等ってあるんですが,これどういうことですか。よくわかりませんので教えてください。

保険年金課長)ポピュレーションアプローチにつきましては,ハイリスクの方を減らすということで,健康状態維持をこちらからアプローチ,健康づくりを進めていく。わかりづらいかもしれませんが,そういったことでございます。

小松委員)ありがとうございました。大変これから高齢者も増えていくし,それに従って病気も,健康管理が非常に大事になっていく中でですね。医療費の角度からもこういったものがきちんと立てられて,きちんとやられていくということが非常に重要なことになっていくと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。以上です。

谷田川委員長)ほかに質問はございませんか。

新田委員)はい。ありがとうございます。今の質問に重複するかもしれないんですけれど,データヘルス計画の概要版の4ページの,先ほどの表なんですが,4番の医療機関受診勧奨対象者2,765名中,健診異常値放置者,約3分の1ですね,897名ということなんですが。これ,ヒアリングできてるかわからないですけれど,先ほど滞納も考えられるというお話がありましたけれども,もしヒアリング等できてればその内容。なぜ放置しているのか。もしできていなければ何が原因と考えられるのか。そのへんをお聞かせいただければと思います。

保険年金課長)お答えします。こちらの異常値放置者の方ですが,こちらで通知等差し上げても医療機関の受診がないということでございますので,そういった方との接触がございませんので,理由については承知してないところがございます。以上でございます。

新田委員)はい。ありがとうございます。ということは,6の治療中断者に関しても,理由というか,なぜ中断されたのかっていうことは,わからないということでよろしいでしょうか。

保険年金課長)こちらにつきましても,委員のおっしゃるとおり,理由については市のほうではわからない状況でございます。以上でございます。

谷田川委員長)ほかにご質問はございませんか。

大和田副委員長)実施計画の18ページで,ここに医療情報の分析結果が出てまして,平成26年60億3,000万が平成28年には58億1,900万,まあ58億2,000万ということで,医療費のトータルは減りましたと。その要因は被保険者が減って,2万3,476人から2万1,000人になって。併せてレセプトも減って。ただ,トータルとして医療費は減るんだけども,1人当たりの医療費は平成26年,平成28年比較すると1万円以上上がりますということなんですけど。そうすると特定の方が何度も病院に,こういう言い方は語弊があるかもしれませんけども,特定の方が何度も病院に行って,1人当たりのかかる医療費が増えました,というふうな見方ができると思うんですけど。この1万2,000円弱増える要因というのはどのように分析されているのか。

保険年金課長)こちらにつきましては委員がおっしゃるとおり,被保険者の減少や,そういったものがあるんですが,1人当たりは増加しているということで。私どもが考えるのは,1つは医療が高度になっているということがあるのではないかと,考えているところでございます。

大和田副委員長)次にですね,同じ計画の74ページなんですけども。特定健康診査の受診者数を増やすためにということで,取組を,健康で長生きしていただいて,または病気のある人は早期発見,早期治療で,という意味でこの特定健康診査の受診者数を増やしていこうという取組なんですが。アにですね,未受診者への案内で,まあ2行目ですか。案内文を課が協力をし,保険年金課と健康増進課が協力をして,見やすくわかりやすい表現で作成しますと。例えば,未受診者が,その受診票が来たときに,見にくいから行けなかったというんだったら,こういうことをやれば行く人が増えると思うんですけど,多分未受診の方は見にくいから行ってないわけではないと思うんですね。違う要因で多分未受診で,目標値に,60パーセント目標で35パーセント前後で毎年推移してきてるので,その案内の見やすいとか見にくいっていうことが,受診率の向上には,私,つながらないと思うんですけども。受診率を60パーセント,この5か年で目標値に到達させるためには,ほかにどういう取組を進めるべきだと思われているのかを伺います。

保険年金課長)この案内については,先ほど委員からありましたとおりであります。そのほか取組ということで,ひとつは受診の機会を多くする。我々勤めの者は職場に来てですね,集団検診などができますけども,国民健康保険の場合は,地区での集団検診が中心となっておりますので,なかなか仕事の都合で来られないとか,そういった方もいらっしゃると思いますので。これからどのくらいそういったものを増やすかというのはなかなか,ここでお答えするのは難しいんですが,実際に取り組むにあたってはですね,保健福祉部の保健センターなどと連携してですね,どういった予定で,どういった回数でというところがありますので,まずはそういった多くの方がですね,健診に来れるような機会をつくることが一番重要なのではないかと考えているところでございます。

大和田副委員長)この特定健康診査のですね,受診率を向上させるためにですね,その取組が大事だと思うので。毎年ですね,今おっしゃられたようにですね,その向上するためには何が,受診してもらえないのはどういう要因があるのか分析して,策を打っていったほうがいいと思いますので,よろしくお願いいたします。以上です。

谷田川委員長)ほかにご質問はございませんか。

玉造委員)先ほどからいろいろとお話が出ておりますけれども,健診を受けている方の,医療機関からの情報提供っていうことですが,これにつきましては平成29年ということであまり提供ができていないというようなご説明でございましたが,これは本人からいつもかかりつけ医で診ていただいてるので,健診には行ってないんですっていうようなことを本人から聞いているということも,数的には入っているかお伺いします。

保険年金課長)委員のほうからございました受診しない理由でございますが,委員からございましたとおりかかりつけ医のほうでですね,定期的に検査しているから特定健診なんかは受けなくてもいいというふうに思っている方は,正直結構いらっしゃるということは聞いているところでございます。ただし,その人数がどれくらいいるのかというのは,市では把握していない状況でございます。以上でございます。

玉造委員)これは本人からそのような,自分はかかりつけ医から受けているので,この健診は行ってないんですってことを聞いたりはしていないんですか。

保険年金課長)被保険者の中には委員がおっしゃるような形で,かかりつけ医のほうで検査しているから,特定健診を受けなくてもいいだろうというふうに思っている方はいるということは,時々伺っているところでございます。以上でございます。
玉造委員)その数とかいうのは,先ほど把握していないというようなことを言ってましたけれども,これは要するに本人の口から言っただけでは,例えばお医者さんの医療機関の結果票とか,そういったものがやっぱりないと,そういったものがないと,それは受診したっていうように入れられないということからでしょうか。

保険年金課長)特定健診につきましてはですね,基本となる健診項目がいくつかございまして。かかりつけ医に通常,通われている方についても,そういったものを含めて検査しておりますので,私どものほうでも医療機関に対してですね,そういった事業が始まりますというご案内を差し上げてですね。それと同時にデータ,情報をもらうには本人の同意も必要となってきておりますので,中にはですね医療機関からデータをいただくんですが,例えば血液検査のみのデータだったりしますと,特定健診の項目がございませんので,そういった率が低いということは,医療機関のほうでも始めたばかりですので,そのへんについてはこちらとしてもですね,そういった項目を詳細に,また改めてですね,ご案内するなりということで取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

玉造委員)それでは,その健診を受けるべき方が,常日ごろからかかりつけ医のほうで診ていただいてるんで自分は大丈夫っていう,思ってるだけで,全体的な健診をされているわけではないので。かかりつけ医に血液検査だけやってもらっているから,健診は受けなくていいんだっていうような,なんかその,間違っている考え方。そういうことを改めていただかないと受診者が増えないんではないかと思うんですけれども,その点はいかがでしょうか。

保険年金課長)その点につきましては,委員がおっしゃるとおりですね,患者さん本人もですね,かかりつけ医のほうでそういった検査をやってれば,本人の同意をいただいてですね,医療機関からの情報提供によって特定健診を受けたことになりますという,そういったメリットといいますか。そういった案内も今後やってきたいというふうに考えておりますので,よろしくどうぞお願いいたします。

玉造委員)そういった医療機関からの情報提供っていうことが,29年度が初回年だったということで,受診すべき方々の理解もまだできてないという状況で,そちらのほうにも,もちろん医療機関のほうにもですけれども,受診される方につきましても,そういったものをよく理解していただけるような案内といいますか,そういったことを進めていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

谷田川委員長)ほかに質問はございませんか。

〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,所管事務の調査といたしまして,八郷中学校グラウンド改修工事についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。
 なお,発言の際は,挙手によりこれを許します。

教育総務課長兼学校統合担当)それでは,八郷中学校グラウンド改修工事についてご説明させていただきます。
 八郷中学校グラウンド改修工事につきましては,前回の委員会において,これまでのグランド整備の経過と改修工事の概要等についてご説明をさせていただいたところでございます。
 本日は,平成24年度に実施いたしました八郷中学校外構整備工事におけるグラウンド整備の部分について,その後のグラウンドへの補修の経過について,昨年度に実施いたしましたグラウンドの土質調査について,それから今回の改修工事の概要等について,前回と重複する部分もございますが,ご説明をさせていただきます。
 はじめに,平成24年度に実施いたしました八郷中学校外構整備工事についてでございます。本工事につきましては,平成24年10月30日から平成25年3月29日までの工期で実施されました。工事金額は,9,859万5,000円でございます。こちらの工事におけるグラウンド整備部分の中で,グラウンド舗装と暗渠排水工が実施されております。グラウンド舗装については,総面積が完成で1万8,995平方メートルで,新たにグラウンドとなった新規の部分が表層の厚10センチメートルで面積8,051平方メートル,既存グラウンド部分が表層厚4センチメートルで面積1万944平方メートルとなっております。いずれも現場からの発生土,黒土,砂を4対3対3の割合で混合した土により舗装したものでございます。また暗渠排水工として暗渠排水管総延長1,190.86メートルを敷設しております。内訳といたしまして,幹線が口径100ミリメートルで総延長321.56メートル,支線が口径75ミリメートルで総延長869.3メートルとなっております。こちらが平成24年度に実施いたしました八郷中学校外構整備工事の中で,施工いたしましたグラウンド整備部分におけるグラウンド舗装の部分及び暗渠排水工の部分でございます。
 続きまして,工事終了後に,グラウンドの水はけが悪いことから実施されてきた補修工事の経過についてご説明いたします。平成25年度開校となっておりますが,平成25年度には,グラウンドへの砂の補充,敷均しを実施しております。25年7月に1回目,26年の1月に1回,3月に2回の合計で4回の砂の補充と敷均しを実施しております。こちらの総額といたしまして,119万5,740円となっております。
 続く平成26年度には,同様にグラウンドへの砂の補充,敷均しを3回実施しております。そのほか,暗渠排水の補修として,こちら吸出し防止シートの撤去工事が実施をされました。こちらは敷設した暗渠排水管を周りの砕石ごと包むように埋設してある吸出し防止シートがございます。排水管の目詰まりを防止するためのシートでございますが,このシートが透水性に影響していることが考えられるとのことで,シートの上部を撤去する工事,こちらが実施をされております。また,27年3月には暗渠排水工事として排水管の敷設が実施されているところでございます。その後,さらにグラウンドへの砂の補充,敷均しが1回実施されているところでございます。
 これらのような補修を実施してまいりましたが,グラウンドの状態の改善が見られないことから,水はけの悪い状態を抜本的に改善するための工事を実施するための調査として,昨年度,グラウンドの土質調査が実施されているところでございます。資料のほうが,グラウンド補修とグラウンドの改修土質調査が,両方とも2番となっておりますので,失礼いたしました。こちら3番に訂正させていただきます。
 続きまして,八郷中学校グラウンド改修土質調査についてご説明をいたします。本調査につきましては,グラウンドの水はけの悪さを抜本的に改善するため,現在のグラウンドの地盤性状を把握し,改修工事の基礎資料を得ることにより,地盤に適した改修案の基礎データを求めるために実施したものでございます。調査期間は,平成29年5月23日から7月21日までの期間で実施をいたしました。調査内容といたしましては,現地事前調査,それから粒度試験,ボーリング調査,透水調査などの専門的な調査が行われております。これらの調査による結果でございますが,八郷中学校の校庭最上部の層は,粘性土が主体の土であり,その層の厚さは,4センチメートルから15センチメートルの層厚の差がみられること。それから現状の校庭の勾配は,0.075から0.23パーセントの勾配であり,一般的な勾配の0.3から1.0パーセント,こちらは民間で作成された屋外体育施設の建設基準によるものでございますが,これと比較して緩やかな勾配であるなどの状況がわかったところでございます。このほかにも,ボーリング調査によるグラウンドの推定断面図から,表層より深いところにおいても粘性土主体土や粘土質土の層が多く,現状土が。粘性度が高い土であることが見て取れる,というような結果もございました。それから透水性を見る浸透試験の結果からは,透水性が低い,または非常に低い現状土と判断されました。このような点から現状地盤においては,雨水排水処理が非常に厳しいことがわかるということで,調査結果が出たところでございます。この結果を踏まえた対策案としていくつか挙げられてございますけれども,主なものといたしまして,グラウンドの地表面である10センチメートルから15センチメートルくらいまで,こちらを透水性のある一様な土質にすること。
 次に,地表面の勾配を一般的な勾配,先ほどの0.3から1.0パーセント,こちらの範囲にすること。また勾配の方法ですが,山型の四方勾配,現在は片勾配ということになっております。こちらの山型の四方勾配にすること。それから雨水排水処理の本線間隔,支線間隔が適当であるか再認識すること。調査の中では,間隔本数が現在の2倍くらいあってもよいというような判断もされているところでございます。土質調査の結果からこれらの対策案があったところでございます。
 次に,この土質調査の結果を踏まえて,本年度実施に向けて進めております八郷中学校グラウンドの改修工事についてご説明をさせていただきます。今回の工事につきまして,現状のグラウンドが雨天時等の水はけが悪く,授業や部活動等に支障があることから改修を行うものでございます。改修については,土質調査の結果からグラウンド表層の土質,勾配,雨水排水処理改善が必要と考えられることからグラウンド表面の舗装及び暗渠排水の敷設等を行うものでございます。はじめに,グラウンド舗装でございます。舗装工法については,別添資料をお付けしてございますけれども,A3の資料3枚目になりますが,4つの工法について検討を行っております。こちらの工法についてその特徴,それから効果,経済性について比較検討いたしまして,一番右側にございます特殊針葉樹皮混合土舗装,こちらを採用しております。これは,砂にJGS−CCクレイという,こちら商品名でございますけれども,100パーセント国産の檜樹皮を加熱処理しまして,樹皮繊維を羽毛状に粉砕したもの,こちらを30パーセント混合したものによる舗装となっております。この舗装の特徴といたしましては,クッション性に富み,安全が高い。抗菌性が長時間持続し,雑草が生えにくい。乾燥時でも表土が飛散しにくく,土の流出も少なくできる。などがございます。なお,この舗装工法につきましては,県内の学校においても数か所の実施があるものでございます。
 続きまして,舗装の面積でございます。舗装につきましては,面積1万8,500平方メートルで,砕石により厚さ15センチメートルの路盤工を施工しまして,その上に特殊針葉樹皮混合土による厚さ10センチメートルの表層工を施工するものでございます。なお,野球場につきましては,さらにこれに黒土を加え,厚さ15センチメートルで表層工を行うものでございます。それから,グラウンド表面の勾配でございますが,勾配方法を現在の片勾配から中心から左右への二方勾配といたしまして,0.3から0.6パーセントの勾配とする予定でございます。
 次に,暗渠排水工につきましては,暗渠排水管をグラウンドの表面を二方勾配とすることに合わせまして,中心から左右へ向かう形状で敷設することとしております。口径が100ミリメートル及び150ミリメートルの有孔管のほか,口径300ミリメートル及び500ミリメートルの塩ビ管などにより,総延長2,006メートル,主な暗渠排水管の勾配は0.3から0.6パーセントの範囲で敷設をすることとしております。このほか,排水処理のためのU字溝や集水桝の設置も行うこととしております。本日の資料に添付しております図面でございますけれども,A3の図面,完成竣工図のほうからの図面でございます。平成24年度の工事の竣工図面からでございまして,1枚目が舗装区分の図面となっております。こちらにつきましては,左下の部分に舗装区分の表がございますけれども,クレー舗装(1),こちらが新しくグラウンドとした部分。クレー舗装の(2)というところが既存のグラウンドを改修した部分になりまして,新しくグラウンドとした部分につきましては,野球場の部分,それからテニスコート周辺となっております。既存の部分につきましては,トラック周辺,校舎付近が既存のグラウンドの改修部分となっております。2枚目の図面でございます。こちらは,雨水排水計画といたしまして,暗渠排水,それから周辺のU字溝に関する,完成平面図となっているところでございます。3枚目につきましては,先ほどご説明いたしました舗装の,4つの工法の比較表となっております。1番右の工法について採用しているところでございます。次のカラーの図面,グラウンド全体の舗装区分平面図と,それから次の暗渠計画の平面図につきましては,前回の委員会においても配布をさせていただいた図面となっているところでございます。
 八郷中学校グラウンド改修工事についての説明は以上でございます。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問がございましたら,挙手によりお願いいたします。

櫻井委員)前回の委員会で今日の説明を受けたと。ほかの委員さんはね。私は当日和歌山のほうへ出張してたものですから,この説明が受けられませんでした。予算委員会にさかのぼりますと,予算委員会の時,今回のこの2億6,000万,当初ですね。この予算については認めることができないというようなことで,質問いたしました。そしてその時に,充分に議会に相談してやってくださいということで,暫定予算ではやりづらいでしょうからということで,そういう答弁をいただいたものですから,予算委員会の時に予算を可決したっていう経緯がございます。1回,委員会で一度報告しただけで,1億5,500万という数字らしいですけど。見積りっていうんですかね,よくわかんないですけども。それで次の日に入札にかけていくという。これちょっと予算委員会の時のお約束と違うんじゃないかなというふうに思うんですけど。その点部長が答弁したんで,部長はどのようにお考えになっているのか,お尋ねをしたいと思います。

教育部長)お答えいたします。まずその入札の日取りの関係ですが,工期等から逆算しまして,なおかつ契約が議会の議決案件となります。逆算して工期が取れるということで,4月早々の業者選考委員会にかけまして,入札の手続きを進めたところでございます。
 また,常任委員会の説明でございますが,なるべく早い時期に説明したいということで,本来顔合わせの常任委員会で,その他として報告すべきではないことは重々承知しておりますが,入札のほうの手続きの都合上もありまして,こちらのほうは常任委員会の委員長さんのほうにお願い申し上げまして,説明を入れたというところでございます。なお,その常任委員会の中でも色々とご意見をいただいてございますので,今回またご説明を差し上げたという経過でございます。以上でございます。

櫻井委員)ですから,予算委員会の時の部長の答弁の内容と,今回のやり方が食い違っているんじゃないかなということを,私言いたいんですよ。これだけの大きい額をね,財源を使ってやる。どうしてそのままで性急にこれを進めなければならないのかなと。これ,平成24年度の外構工事,約1億円。このうちグラウンドにかかる金額はいくらになるんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)平成24年度の外構工事の中で,グラウンド雨水排水工,それから舗装工を合わせますと,3,764万6,939円ということになります。

櫻井委員)その後補修ということで,2のほうにありますけども,この平成25年度から27年度まで。実はこの資料をいただきたいということで,事務局を通して言ったんですけども,何だかわからない手作りみたいなやつをいただきまして。実際にわからないんで。これ,トータルするといくらになるんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)平成25年度から27年度までの補修で,477万8,480円となります。

櫻井委員)今回,今日開札らしいですけど,1億数千万になるのかなというふうに思います。これほどの巨額の税金を使ってくと。前回よりも今回の,3回目の手直しのほうがはるかに大きい税金を使うということであれば,土質調査っていうのはやったようですけど,全体的にどこが悪かったかなって検証する必要があると思うんですよね。じゃないとまた,今度のやつでだめだったらというようなことも起きかねないと思うんですけれども,そういう土質調査以外の検証。私はその後,委員会に出席できなかったものですから,千葉市でやってるグラウンドを3例ほど見て来ました。素晴らしいグラウンドでした。で,やはり八郷中学校と同じような状態だったものが,その学校の先生に聞いたんですよ,どういう状態だったのかって。前はもうひどいと。話を聞くと同じような状態だったと。今はどうですかと聞きましたら,今はもう抜群ですという話を聞きました。その後,雨上がりのグラウンドを見ないとだめだなと思ったものですから,明け方3時に起きて,同じグラウンドを,雨上がりのグラウンドを見て来ました。雨上がりでも水ひとつ溜まってない。そういう状態です。ああ,これはいい工法だなと。説明,案内されたグラウンドだけのことはあるなと。で,そのグラウンドがそんなに,今回みたいにお金のかかる工法じゃないんです。ひとつには,今回も暗渠をやるということでしたが,現在グラウンドの改修で,暗渠排水っていうのはほぼやらないっていうのが主流になってきているそうです。これ,どうしてこういうふうな状態なのかなということになりましたら,表層10センチメートル,これを細工するんです。それで大きな手法としましては,先ほど言いました勾配なんです。勾配を,ちゃんとした勾配をとること。基準値の中でね。それによって6割から7割の水は表面を流れて排水できるんですよ,という話を聞いて,そのグラウンドの外周も全部見て来ました。これならいけるかなというふうに,私も自信を持ってきたんですけども。あまりにも,また作った暗渠を壊して,暗渠をやって,表面を全部やり直すと。この何とかいう工法は,千葉市で以前にやっていたそうです。以前はこれだったそうです。なぜこの工法を千葉市がやめて,違う工法を取り入れたか。それはお金をかけずに,きちっとできる工法であると。そして砂埃が出ないんです。風が吹いても。
 皆さんはこの,なんていう会社だかわかりませんけども,この会社の話を取り入れるときに,実際どのような勉強をなさったんですか。で,今回二度と,もうこれ以上失敗はできないというお言葉を,担当課のほうでは何度も言ってたようではありますけども。失敗はできないと言いながら,今回の設計,まず,じゃ今回の設計から言いますね。今回の設計は,こういうグラウンド改修の実績がある会社なんですか。経験のある会社なんですか。それをまずお尋ねしたいと思います。

教育総務課長兼学校統合担当)今回の設計会社について,グラウンド改修についての実績というところは確認できておりません。

櫻井委員)この会社はそういう実績無いんですよ。それは皆さんわかってると思うんですよ。元々お仲間ですから。どうしてそういう経験のないところに,二度と失敗出来ない事業にそういう設計会社を選んだのか。おかしいと思う。これはまた後で言いますけど。じゃあ前の設計会社,やり直しした時の。平成25年度から,やり直しした時の設計会社は,そういう実績があったんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)25年度以降の補修につきましては,すべてこちら総額で記載金額は記載してございますので,大きい金額となっておりますが,それぞれ見積合わせの随意契約ということで進めてきたものでございます。

櫻井委員)設計っていうのはやり直しの時はやらなかったんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)補修工事の中では設計委託というものはしておりません。

櫻井委員)例えば,私が要望しまして,いただいた書類がここにございます。同じものが2部あるんですね。よくわかりません。見積にしても何にしても,昨日プロの方に見てもらったんですけども,こんなものは無いというお話なんです。まず,工事内訳っていうのありますけども,ざっとしたものはありますけども,大事な金額,一切そんなのは書いてないんです。私は勾配,実際のグラウンドの勾配は,どういうふうに設計されているのか,当初のグラウンドの水勾配を聞きたいんです。最初の設計の時は,じゃああったんじゃないですか。

教育総務課長兼学校統合担当)平成24年度の八郷中学校外構整備工事の際の設計の表層の勾配につきましては,南から北に向けて0.2パーセント,それから東から西に向けて0.1パーセントという片勾配の設計になっております。

櫻井委員)その勾配を決める時に,だいたい5メートルとか10メートルぴっちり,碁盤の目にして通常グラウンドの勾配はとるんだと思いますけど,そのようなことをやってらっしゃるんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)済みません,そういう部分についてはちょっと手元に資料持ち合わせておりませんので確認できません。

櫻井委員)じゃあこれあの一度目,平成24年度から27年度まで,補修工事まで入れてやってますけど,この完了検査っていうんですか。この検査はどのようにしてやったんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)それぞれ平成24年度の当初の工事も含めまして,完了検査につきましては,契約検査課職員のほうで検査をお願いしているところでございます。

櫻井委員)契約検査課のほうへ問い合わせをしました。で,もう終了しましたので,教育委員会のほうにお渡ししましたというお話でした。ですからその書類をいただきたいと言ったんですけど,その書類がまずないんです。子どもだましみたいな書類が来ただけです,これ。何だかわかんない。で,これは責任を追及するんじゃなくて,これはもう1回,今のグラウンドを壊す前に何が悪かったんだかって,検証する必要があるんじゃないかなと思うんですよ。これ子どもたちに迷惑がかかるとかいう,そういう話じゃなくね,これだけの税金,財源を使ってやっていくものは本当にもう失敗できないと。であれば,これまでのものにどこにミスがあったのか。あるいは瑕疵があったのか。そういう検証が必要なんじゃないですかねえ。あと予算委員会の時にも言ってた方がいましたけど,指定された材料を使ってなかったんじゃないかと,いう話もありましたよね。あと,この3の改修土質調査。これに関しては粘性土主体,これ,やり直してるにも関わらず,こういう状態であるっていうのは,どういうことなんですかねえ。これではだめだから,やり直しましょうってやったんじゃないんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)25年度からの補修でございますけれども,こちらの補修につきましては,主にグラウンドへの砂の補充,敷均しということで,表層工を改めるというような工事というものは,こちらの中にはなかったと考えております。

櫻井委員)表層が,私は今回の件で少し勉強しまして,表層が一番大事なんですって。暗渠排水はもう重きを置かないと。主流ではないという中で,どうして暗渠に神経使ったんですか。これ神谷さん,申し訳ないですほんとに。その,担当じゃなかったのに。でもこういう委員会の中で,どうしても担当の方だから聞かざるを得ないんだけど,これ納得いかないんです。今回も1億だから,これトータルで多分2億ぐらい使っちゃうんですよ,グラウンドだけで。当初の予算は2億6,000万です。で,予算委員会でやって1億500万安くなったわけですね,聞くところによると。じゃその1億500万,予算を提出して,その後努力してそこまで下げた。その原因はどこにあるんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)平成30年度の予算要求時の概算見積として,ただ今委員からありました金額がございましたが,その後見直した部分で大きい部分につきましては,まず残土の処理の部分。こちらにつきましては,当初概算の際にストックヤードの使用ということで見積もっておりましたけれども,その部分につきまして,ストックヤードの使用ではなく,近いところでの残土処理を検討したところでございます。
 それとグラウンドコートの舗装整備,こちらで当初考えておりました舗装工が,先ほどの4つの工法のひとつにもございますが,緑色ダスト混合土舗装というものがございました。これを今回採用いたしました,特殊針葉樹皮混合土舗装に変えたことから,大幅な金額の見直しが図られたところでございます。その2点が一番大きなところでございます。

櫻井委員)じゃあ先ほどの話をもう一度聞きますけど,この土質調査の時。指定した土が使われているのか使われていないかは調査してるんですか。

教育総務課長兼学校統合担当)土質調査につきましては,グラウンド全体の中で,6か所の地点を決めまして,ボーリング調査をしております。口径100ミリメートルで深さが2.5メートルのボーリング調査を行っておりますけれども,そちらの調査でわかったところが,表層のほとんどが粘性土主体であるというところでございます。それから併せて暗渠排水の部分についても,調査をかけております。こちらにつきましても,表面は粘性土が主体の土であるということで,その下に,暗渠排水の埋戻しに使用しました砕石層や,砂質土層などがあったというところで結果が出ているところです。以上でございます。

櫻井委員)ですから神谷さん,工事で指定した砂が使われてるのか使われてないのかっていうのは30センチも採ればわかるっていうんですよ。ですからその調査まで,これ,含めてやってるんですか。指定したものがちゃんと使われてるか使われてないかってことです。

教育総務課長兼学校統合担当)今回の土質調査ではあくまでもその土質の調査というところで出ておりまして,私今ボーリング調査について説明させていただきましてけれども,そのほかの調査結果についても詳細なところまではちょっとまだ読み取れていない部分がありますけれども,今回のボーリング調査の部分としましては,その成分,あくまでも層の結果ですので,そこまでの成分の結果については,ボーリング調査の中では出ていないところでございます。

櫻井委員)やはり今回このような結果が出ている以上はきちっとね。そういうことを,完了検査はどういうところにこれ着目してやったんですか。例えばですよ,暗渠排水が完全につながっていないところがあったと。これ,有孔管か何か入ってるんでしたよね。そういう中で有孔管がちゃんと接続されてなかったとか,そういうことは皆さん,写真で判定するんでしょ。そういう判定してて,こういう状況で排水ができてない,こういうグラウンドの状態であるっていうことは,どこかに瑕疵があるんですよ。どこかに間違いがあって,まあ,このグラウンドの水勾配に関してはちょっと勾配が足りないということを言ってますけども,これは当初から,ですから設計がね,グラウンドのことを知らないんです。
 私は今回千葉のグラウンドを見て,ある東京の有名な会社から,いい会社知りませんかと,ここへ問い合わせしてみたらということで,この会社に白羽の矢を立てて,グラウンドを見ていただきました。そこの社長さんに。グラウンド見てるんです。ずっと,もう見て歩いたんです。これは10センチ改良すれば直りますよ。どうしても暗渠排水を使うんであれば,暗渠のところ,残ってる土をちょっと改良すれば,水をある程度通るようにすればその暗渠も使えますよ。それで今回の今日の落札価格がいくらかわかりませんけれども,ほぼ1億近く安くなると思います。これ見積全部作っていただいたんですよ。まあ,ここでやれとは言わないですよ。私はいいなと思ったんです。で,今回はもう三度目ですから失敗はできないという中で,皆さんは経験のない設計会社に設計を依頼して,その設計会社はどこへ丸投げしたんですか。おかしいでしょうよ。ですから,そんな入札なんていうやり方じゃなくて,公募みたいな形で,やって。自分たちで見て歩くんです,最初。私はこれ,たかだか数週間ですよ,全部やったの。できるのに,この騒ぎがあってから,1年でしょ。それで時間がないって言いながら,説明だけやって入札かけて。予算委員会の答弁とは違うやり方をやって。時間は充分あったんですよ。もう今ごろ終わってるんです。これを今になってこういうことをやってるから,私は納得いかないなと思ってる。私の一つの頭だけでここまで終わってるんです。この提案したやり方も,まあ,ちゃんとしたやり方でやれば,ちゃんと瑕疵があればね,工事っていうのは全部,その設計会社の瑕疵ならば設計会社。施工会社であれば施工会社。そこがこれ責任を取る部分なんじゃないですかねえ。それをまた急いでやるというのは,どうも納得いかない。もう一回きちっと一からやり直したらどうですかね。これ大変な額使われるんですよ。体育祭がどうのじゃなくて,体育祭できないんだったら野田の運動公園でやればいいんです。雨降ったらね。雨降んなければできるんですから。金額にあまりにも開きがあるから,これ言ってるんです。当初の2億6,000万から言えば2億円下がるんですよ。こんな馬鹿な話は聞いてらんないなという感じするんですよね。千葉にそういういい事例があるんですから,担当の方みんなで,いくつかの事例を見てくるんです。この今回の採用したやつは,採用が決まるか決まんないか,前後でしょこれ。設計屋が持ってきて。その前に教育委員会なら教育委員会のほうでどういうものがあるか,やるべきじゃないかなと思うんです。地元の業者にこだわる必要ないですよ。

谷田川委員長)いいですか,櫻井委員。

櫻井委員)まあ,答弁次第ですけど。

教育総務課長兼学校統合担当)ただ今,まず1つ事例の確認の話いただきましたけれども,私が確認したところなので,私が着任してからでございますけれども,今回この特殊針葉樹皮を使った舗装につきましては,先ほど説明しましたように,県南でも学校のグラウンド舗装に使われているところがございまして,そちら行方市のほうの中学校と小学校がございます。こちらちょうど雨が降った日がございましたので,雨が降った直後には確認に行けませんでしたけれども,現地のほう行きまして。ちょうどその日は石岡市内でもお昼過ぎまで雨が降ってたものですから。そちら現地行きまして見せてもらったところでは,お昼過ぎまで雨が降っていたんですけども,お邪魔したのはちょうど2時半ぐらいだったと思うんですけども,その時点では野球など部活をしておりまして。先生に聞いたところ,やはり水はけは良いグラウンドであるというお話を聞いてまいりました。
 もうひとつの小学校についても見て来ましたが,やはり雨が降って2時半くらいに見せていただいたんですけれども,そちらについても水溜りがなく,通常どおり使えるような状況だったということは確認をしてきておりまして,グラウンドとしては非常にいいものであったというところは,私も確認をさせていただいているところでございます。

櫻井委員)その今回,石岡市が使う工法は,先ほども言いましたけれども千葉で以前やっていた工法なんです。で,乾燥すると毛羽立ってくるそうです。それ以上は言いませんけど。あれが悪いこれが悪いになっちゃうからね。言いますけど。そういう状態の中で千葉市はグラウンドを違う工法に変えたと。それで,格安にできるからこちらを採用すると。そういうグラウンドを,私が見たのは中学校です。中学校を3校見て来ました。千葉市はすごい広いんですよ。2回目は見に行ったときは迷子になりそうでした。そのほか保育所からすべて,小学校から,この工法を,事例がたくさんあったそうです。ただ私は,中学校を特定して見ようと。3つだけね。稲毛中学校と,なんとかっていう中学校,離ればなれのところ見さしていただいて。2度ほど見て来ましたけどね,雨上がりもね。
 例えばこれが半分でできるとなれば,もう一度見直す価値があるんじゃないですかねえ。グラウンドの設計っていいますか,これがあれば機械がばーっとはじき出すそうです。そういう,知り合いのね,元知り合いだった方の,お仲間だった方の設計会社にやんなくても,わーってもう出ちゃうそうです。1万9,000平米のこの図面だけあれば。無駄な金を使ってんじゃないかなと思う。で,10万20万の話をすると予算がありません。おかしいと思うんだよねえ。で,市民の健康づくりにって言うと,予算がないんですよ。片方ではこんな,私に言わせれば無駄づかいです。まあこれ以上言ってもあれですけども。こういう完了検査の書類っていうのは保管してあるんですか。検査課のほうでは教育委員会にお渡ししましたって言うんですけども。

教育総務課長兼学校統合担当)こちらの工事に限らず,工事って言うものは当然起工から完了検査まで一連でやっているものでございますので,私確認はしておりませんけれども,保管はされているものと思っております。

櫻井委員)話すことはたくさんあるんですけれども,いつまでやってもこれしょうがないんで。私はこれをね,委員会,議会全体でもう一度検証し直して,その完了検査が悪かったのか,施工が悪かったのか,設計が悪かったのか。子どもたちには迷惑かけるかもしれませんけれども,もう一度検証するというようなことをね,私は例えばこの委員会で提案してみたいなと思う。そういうことは可能なんですか,委員長。

谷田川委員長)これ,正直私の話なんですけど,今の櫻井委員の意見に対しましては,非常に,事例も含めて建設的な意見であるし。今まで設計の段階からここまできちんとやっていれば,おそらくこういう問題は起きていなかったのかなと。工事においての材質の問題,またその過程をきちっと検証し,竣工検査においても,材質は間違いなく使われているのか。きちんとした工事が行われたのか。そのへんの検証が足りなかったのではないかというように,感じはしてます。とりあえず,今の段階でそのほかの委員さんの意見を聞きたいと思いますんで,そのほかご意見のある方,挙手によりお願いしたいと思います。

池田委員)この件につきましては,前回の委員会でもお聞きしたんですが,工事完了が平成25年の3月29日。で,しかも同年,平成25年の7月にはすでにグラウンドの補修が入っているわけですね。これは砂補充であるとか撒き散らしが,すでにもう,4か月しか経ってないのに,実施していると。で,まあ当然実施するには不備っていうか,雨の後ぬかってしまうので,当然やってるわけなので。ここは明らかな瑕疵があると思うんですよね,私も。で,その後も何度か年度ごとにやってるわけですけど,なぜ瑕疵担保責任を追及しなかったのか。単純に疑問を持つわけですけれど,そのへんをお伺いしたいと思います。これは部長ですか。よろしくお願いいたします。

教育部長)私からは当時関わっておりませんでしたので,何とも言えませんが,もし私が当時の担当であったら,完成後4か月で施工どおりの効果が上がっていないのであれば,少なくとも,瑕疵があったかどうかの調査は入れるべきであったと考えてございます。この八郷中グラウンドの工事が,私ちょっとその当時どの程度の,施工したのに水溜りがあったか全然把握しておりませんので,その当時の担当者の判断がどうであったかについては言う立場にないと思いますが,もし,仮に補修しなければならないのであれば,通常の契約であれば,私の記憶では2年間は瑕疵担保の期間があると思いますので,その範ちゅうであれば,少なくとも施工業者もしくは実設計の業者と,なんでこうなったのか,調査ないし,検討する必要はあったと思ってございます。以上でございます。

櫻井委員)私これ,工事について不安を抱いていたのは,八郷中学校がオープンして,グラウンドの外にあるトイレ,これ水が流れないということ。水洗のトイレなんです。勾配がとれてないんです。グラウンドの中へ排水溝。それで委員会か何かで言って,それを直していただいた。トイレの水洗が流れないんですよ。使えなかったんです,中学校で。私の子どもは最初の子どもですから,八郷中学校。PTAもやっておりました。ああ,トイレが流れないんではって思ったんです。そうしましたらこの騒ぎですから。工事自体が何かおかしいんじゃないかってその時思ったんです。で,部長が言った瑕疵2年っていうのは,瑕疵がわかった時点から2年じゃないんですか。

教育部長)引き渡しの日から2年間だと,私は今までは理解していました。

櫻井委員)瑕疵は見えないところの瑕疵ですから。引き渡し時点ではよくわからないんです。そこはよく調べられてると思うんです。ですから,今回皆さんにもお話しておきたいのは,皆さん聞いてる方もいらっしゃると思うんです。トイレの水の話はね。そういう工事もしてるんです。ですから今回は,もう一度検証し直していかないと。これだけのお金を使うんでね。はいそうですかというわけにはいかないんだと,いうことであります。以上です。

谷田川委員長)暫時休憩いたします。

―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 先ほど委員から出ました八郷中学校運動場の改修工事についてでありますけれども,今まで委員さんから出た内容を総括してみますと,どうもこの開校当時からグラウンド改修については不備があったというふうに言わざるを得ないというのが,現実であると思います。そこへ来て,今回また新たな改修工事をするということでありますけれども,この工事については,今までの検証をきちっとしたうえで,改めてどこが問題であったのか。どういう工事過程だったのか。検証はきちんとしてあったのか。そのへんも含めてもう一度その部分を見直していきたいというふうに思っております。その件につきまして,各委員さんから改めてもう一回意見を聞かせていただきたいと思います。

大和田副委員長)今の段階で瑕疵があったのかなかったのかということは,もちろん言えないと思いますけれども。開校の時の設計から,また施工の完了検査を検証してですね,同じ轍を踏まないようにやっていったほうがいいと思います。

池田委員)今回新たにグラウンド改修を行うということは当然必要なことでありますが,二度と同じ失敗を繰り返さないためにも,やはり今現在のグラウンドの整備がどうだったのかというのを,やっぱり一度検証する作業をとったほうがよろしいかと思います。

櫻井委員)先ほどから長々と質問ばかりしてご迷惑かけてると思いますけども,私は搬出土・搬入土そこら辺の伝票からすべてね,チェックして,後は当時の現況測量図っていうんですかね,レベルの。それから計画高を決める図面とか。それをやれば土がいくら搬出されて,現状土をどれだけ利用して,どういうもので,これは1回目も2回目も詰めていくんですけど,どういう材料を指定して使ったか。先ほどから出てますけど,それで設計どおりの水勾配にきちっとできてるのか。暗渠排水は現在もう主流になってないという話を聞きましたけど,暗渠もその工事の中に入ってるんですから,その暗渠が正しくやられているか,先ほども言いましたけども,トイレの事例もありますから。どうも信用できない,ということも含めて,当時の建設の説明資料からすべて,我々に開示していただいて,それをもとにチェックしていく必要はあるなと,思います。

小松委員)私も,これとは別な例で,石岡で大問題になったことがありますので,予算委員会とかあるいはここの委員会で出された問題について,きちんとやっぱり知るに責任を持つ。筋道立ったそういうことをしなければね。やっぱり市民の税金を使うことについて我々委員会は責任を持てないので,これまでの経過を全部聞いてですね,委員会にも報告すると。やっぱり何が問題だったのか原因を明らかにして,二度とそういうことを起こさないということで,新たな次の段階に行くということで是非してもらいたいと思います。今のような状況で,とても今教育委員会から説明があったことについては承認できないですよね。まあ以上です。

玉造委員)今回のグラウンドの整備でございますが,当初の平成24年度に大きな工事が行われておりますけれども,その時の設計や完成の検査,それからそのあと不備があったということで5回補修をしていますけど,それでもなおかつ不備があったということを踏まえまして,やはりそういった設計とか材料とか,完成検査ですとか,そういったものを検証する必要があると私も思います。

新田委員)皆さんからご意見のあったとおりですね。絶対的に完璧な工事が必要であるということから,また改めて,設計含めてですね,どのような工事がなされてきたのかとか,これまでの管理方法等含めて私も検証すべきと思います。

谷田川委員長)それでは,各委員の皆さんから出たようでございます。最終的には,今の新しい工事を始める前に,今までの工事の検証,これは絶対に必要であるとの意見であります。そのような中で,そのような項目で検証するのかというのは,先ほど委員の皆さんから話が出てますとおり,材料の問題,途中の検査の問題,最終的には竣工検査の問題,そのへんも含めながら今までの計画をきちっと報告をしていただきたいというふうに思います。それに基づいて,今後この新しい工事をやる,その材料にしたい,基本的な基礎の材料にしたいと思いますんで,そのへんもきちっとした報告,これは第2回定例会の前までに必要と思うんですがどうでしょうか。できれば早いほうがいいと思うんですが。今月いっぱいくらいの期日ではどうでしょうか。執行部でどのようにお考えになりますか。

〔「1日では終わんないよ」との声)

谷田川委員長)1日では終わんないでしょうね。

〔「やっぱりきちっとしたプロに頼むのがいい」との声〕

谷田川委員長)はい,そうですね。だから今までの業者じゃなくて,新たなそういうことを手掛けてる,ボーリング調査に詳しい会社。また,今までこういうことを検証したことがある会社。まあ普通であれば工事やる会社はどこでも検証できると思うんですけども,それだとやはり今までと同じような馴れ合いができる可能性もありますんで,新たな会社によって検証をしてもらうのが理想だと思うんですが。そのへんのところは執行部としてどのようにお考えでしょうか。部長として考えがあればお聞かせをいただけたらと思います。
 暫時休憩します。

―休憩―

谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 先ほどの委員の皆さんの意見に対し,執行部からご意見があれば頂戴したいと思います。

教育部長)検証のほう,時間どれくらいかかるかわかりませんが,これについてはできる限りやっていきたいと思います。で,櫻井委員さんのご提案,もうひとつの検証方法だと思いますので,土質調査の結果等についても至急開示する方向で,検討して,これも検証のひとつとさせていただきたいと考えてございます。

櫻井委員)先ほどから言ってますけど,土質調査だけじゃなくて設計図書。搬出,搬入,あと指定されたもの。あとレベル関係。あとは仕様書。そういうものもください。私には判断できないですから,知り合いの者にちょっと見ていただきます。終わったことですから,これで正しいのかどうかということを確認したい。

教育部長)設計図書に関しましても,同様の取り扱いで説明していきたいと考えております。

谷田川委員長)ほかにご質問はございませんか。

〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,本件については終結いたします。
 執行部の皆さんにお願いをいたします。先ほど各委員から出ました検証の方法についてよく吟味していただいて,正しい検証が行われ,きちっとした報告がなされるように,再度要望をいたしたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,保険年金課から発言を求められておりますのでこれを許します。

保険年金課長)その他ということでお時間をいただきまして,誠にありがとうございます。保険年金課からは,小児医療福祉費助成事業,マル福制度でございますが,入院にかかる対象年齢を拡大することについて,ご報告いたします。
 お手元にお配りいたしましたA4縦の資料でございます。そちらをご覧いただきたいと思います。初めに,この度の対象年齢拡大でございますが,茨城県におきまして,平成30年10月から,小児医療福祉費助成制度の入院にかかる対象年齢を,高校生相当年齢の18歳まで拡大することによるものでございます。石岡市の助成事業は,県の助成事業と市の単独事業で構成されておりますことから,県の拡大に併せて,市においても単独事業の年齢を拡大していきたいと考えております。
 資料の1,事業内容でございますが,この制度は,健康保険で病院などにかかった場合の自己負担額を,一部助成する制度でございまして,@の表をご覧願います。上の段が茨城県の助成事業,下の段が石岡市の単独事業となっております。県の助成事業は,県と市がそれぞれ2分の1を負担するもので,要件といたしまして所得制限が設けられております。所得制限基準を超えた方につきましては,下の段の市の単独事業として助成を実施しております。太文字で記載しております入院にかかるものが,今回改正になるところでございまして,対象を中学3年生から高校3生まで拡大するものです。
 なお,高校3年生としてございますが,18歳に達する日以降の最初の3月31日までとておりまして,在学の有無はなく,既に働いている方も対象となります。
 Aの下の表をご覧ください。この表は,@の表を外来と入院,さらに県助成事業と市単独事業に分け,乳幼児から高校生までの区分に表したものでございます。外来につきましては,県助成事業が小学生まで,市単独事業は,県助成事業で所得制限となる方に加え,中学生までを対象としてございます。入院につきましては,県助成事業,市単独事業ともに高校生までが対象となり,表の中の,太線で囲み網掛けのところが,今回の拡大を予定している部分でございます。市の単独事業につきましては,中学生の外来を除き,所得制限により県助成事業に該当しない方を市の単独事業でカバーしております。
 次に,2の平成30年度見込額でございます。当初予算におきまして,県助成事業にかかる扶助費や事務費等を含め約4億7,600万円を計上してございます。今回の拡大分としまして,扶助費202万4,000円を見込んでございます。そのうち,2分の1の101万2,000円を県補助として見込んでございます。さらに,扶助費のほか,事務経費としまして郵便料を加え,216万7,000円を必要額と見込んでございます。なお,10月からの改正のため,10月から2月診療の5か月分となっています。市単独事業分につきましては,高校生の入院にかかる所得基準超過者が対象となることから,これまでのデータを基に検討した結果,既定予算で対応していきたいと考えております。また,対象者数でございますが,1,803人の増と見込んでございます。
 最後になりますが,この度の対象拡大に伴う予算措置についてでございますが,関連する条例改正を含め,第2回定例会へ提案していきたいと考えてございます。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

谷田川委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問がございましたら挙手によりお願いいたします。ご質問はございませんか。

〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 その他の件で,ほかに発言はございませんか。

玉造委員)このたび,八郷中学校のグラウンドの件で,本当にいろいろな問題が出ましたけれども,石岡の中学校や小学校で,やはり同じようなグラウンドとかそういった問題が,今の段階で出ているのかあるいは出ていないのか。ほかの中学校や小学校とかのグラウンドとかの整備状況がどのようになっているのかをお伺いいたします。

教育総務課長兼学校統合担当)全体的なグラウンドについての大きな情報というか,そういうことが出ておりますけれど,若干テニスコートであるとか,そういう部分でのお話が来ているところもありますけれども,全体的に大きなものとしてのお話は来ておりません。

玉造委員)全体的には出ていないということでございましたが,一部でテニスコートっていうお話もございましたけれども。石岡市内でもこれだけ八郷中学校のグラウンドに対して整備の金額をかけているわけですので,ほかのところもしっかり見て,要望がなければいいっていうのではなくて,見ていくということも大事なことなんではないかなっていうふうに思いますので,その点もよろしくお願いをいたします。

谷田川委員長)そのほかにご発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

谷田川委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。
 以上で,本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。お疲れ様でした。





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