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平成30年度 教育福祉環境委員会
谷田川委員長)ただ今から,教育福祉環境委員会を開会いたします。本日の審査につきましては,お手元に配付しております協議案件書のとおりですので,よろしくお願いいたします。 次に,付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち教育福祉環境委員会の所管に係る部分,議案第75号平成30年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号),議案第78号平成30年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第79号平成30年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)の計4件を一括して議題といたします。 本案について執行部から説明を求めます。なお,本案の説明の順番は,生活環境部所管,保健福祉部所管,教育委員会事務局所管の順でお願いいたします。 生活環境課長)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算書(第2号)の,生活環境課所管分についてご説明いたします。 補正予算書の32,33ページをご覧ください。1段目にございます費目,款4衛生費,項2清掃費,目1清掃総務費の清掃一般事務費,霞台厚生施設組合負担金(衛生分),2,114万8,000円の補正をお願いするものです。霞台厚生施設組合の平成30年度構成市町補正要求額の総額は5,561万円となっております。その負担金増額分でございますが,新ごみ処理移設建設に伴います周辺道路整備事業でございます。霞台厚生施設組合での補償鑑定調査が完了し,補償額が確定しましたものです。補償額の内訳ですが周辺道路整備用地買収費,周辺道路整備補償費,電柱移設補償費であると説明をされております。なお,石岡市分の協定割合は38.03パーセントでございますので,補正額は2,114万8,000円となります。 説明は以上となります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 保険年金課長)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,保険年金課所管の補正予算につきましてご説明申し上げます。 補正予算書28,29ページをお開き願いたいと思います。一番上の段,款3民生費,項1社会福祉費,目1社会福祉総務費,右側の説明の欄,特別会計繰出金の国民健康保険特別会計職員給与費等繰出金は,4月の人事異動に伴う職員等人件費に係るものでございまして,国民健康保険特別会計への繰出しを618万7,000円減額するものでございます。 次に,2段下にございます項6後期高齢者医療給付費,説明欄,後期高齢者医療経費の臨時雇人賃金169万7,000円の減額につきましては,当初,育児休業取得職員の対応として臨時職員の雇用を予定しておりましたが,職員が職場復帰したことにより不要となりましたので減額するものでございます。 続きまして,議案第75号平成30年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算 第1号につきましてご説明申し上げます。補正予算書お戻りいただきまして,5ページをお開き願いたいと思います。予算の総額に歳入歳出それぞれ676万8,000円を追加し,予算総額を歳入歳出それぞれ86億6,304万6,000円とするものでございます。 補正の内容につきましては,事項別明細書でご説明いたします。なお,歳出から先に説明させていただきたいと思います。補正予算書52,53ページをお開き願いたいと思います。款1総務費,項1総務管理費,目1一般管理費,説明欄の職員等人件費236万6,000円につきましては,4月の人事異動に伴う人件費の調整のほか,育児休業を取得している職員1名の職員給や勤勉手当等の減額でございます。 次にその下の説明欄,国民健康保険一般事務経費は2件のシステム改修委託料を計上してございまして,国民健康保険システム改修委託料43万2,000円につきましては,70歳から74歳までの被保険者に係る高額療養費の申請手続きを簡素化するためのシステム改修経費でございます。同じく月報・調整交付金システム改修委託料27万円につきましては,国民健康保険の月報などの実績報告書や交付金の申請書作成システムに係るものでございまして,様式の変更に対応するための経費でございます。 次に下の段,款1総務費,項2徴税費,目1徴税総務費,説明欄の職員等人件費374万5,000円の減額,同じくその下の段でございます,款5保険事業費,項1特定健康診査等事業費,目1特定健康診査等事業費,説明欄の職員等人件費7万6,000円の減額につきましては,同じく4月の人事異動に伴う人件費の調整でございます。 次に一番下の段,款8諸支出金,項1償還金及び還付加算金,目5償還金,説明欄償還金の療養給付費等交付金返還金1,225万3,000円につきましては,平成29年度の療養給付費等交付金の精算に伴うものでございまして,過大交付分を返還するため増額するものでございます。 次に,歳入でございますが,補正予算書戻って頂きまして50,51ページをお開き願いたいと思います。一番上の段,款6県支出金,項2県補助金,目1保険給付費等交付金,節2特別交付金70万2,000円の増額につきましては,歳出でご説明しましたシステム改修経費に対する補助金でございまして,補助率は10分の10でございます。 続きまして下の段,款8繰入金,項1他会計繰入金,目1一般会計繰入金,節3職員給与等繰入金618万7,000円の減額につきましては,4月の人事異動などに伴う職員等人件費の減額に係るものでございます。 最後に,款9繰越金,項1繰越金,目1療養給付費等繰越金,節1療養給付費等繰越金1,225万3,000円につきましては,歳出でご説明いたしました返還金に充てるものでございます。 保険年金課からは以上でございます。よろしくお願いいたします 水道課長)私からは議案第79号平成30年度石岡市水道事業補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。 補正予算書の後ろのほうになります,95ページをお開きください。収益的支出の款1水道事業費用,項1営業費用,目4総係費,節,給与69万円の減,同じく節,手当23万2,000円の減,同じく節,法定福利費18万9,000円の減 につきましては,4月の人事異動に伴う変動分を減額補正するものでございます。 次に96ページをお開きください。下段の資本的支出の表をご覧ください。款1資本的支出,項1建設改良費,目1水道建設事業費,節,工事請負費965万5,000円につきましては,園部地区東宝ランド地内の配水管布設替工事において,空き区画の給水管取り出し,78か所を追加するため,増額補正するものでございます。 次に同じページ上段の資本的収入の表をご覧ください。款1資本的収入,項2企業債,目1建設改良費等の財源に充てるための企業債,節,建設改良費等の財源に充てるための企業債960万円につきましては,ただ今ご説明いたしました,資本的支出の配水管布設替工事追加変更分について,財源の一部を企業債借入にて対応するためのものでございます。なお資本的収入と資本的支出それぞれの増額分の差額5万5,000円は,当年度分消費税・地方消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補てんするものといたします。 水道事業会計補正予算に関する説明は,以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 高齢福祉課長)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,高齢福祉課所管分についてご説明申し上げます。 補正予算書の28,29ページをご覧ください。歳出についてご説明いたします。費目につきましては,全ページの一番下段からとなっております。款3民生費,項1社会福祉費,目3老人福祉費の特別会計繰出金でございます。このうち,介護保険特別会計職員給与費等繰出金につきましては,介護保険特別会計における職員等人件費及び臨時職員賃金等の補正に伴い,当初予算額2億2,639万5,000円を2億2,205万1,000円に434万4,000円減額するものでございます。 次に,介護保険特別会計地域支援事業(包括的支援事業等)繰出金でございます。これは,介護保険特別会計における臨時職員賃金等の補正に伴い,当初予算額1,135万8,000円を1,150万5,000円に14万7,000円増額するものでございます。 続きまして,介護老人保健施設開設準備経費でございます。介護老人保健施設開設準備補助金6,210万円につきましては,第7期介護保険事業計画に基づき,行里川地内において開設の準備を進めております介護老人保健施設が円滑に開設できるよう,開設準備のための備品調達について,茨城県地域医療介護総合確保基金事業補助金を活用し,補助金を交付するために,新規に計上するものでございます。 続きまして,款3民生費,項1社会福祉費,目8ふれあいの里費の施設維持管理経費でございます。このうち,需用費の光熱水費を増額するものでございます。今回,土浦保健所へ提出いたしました施設管理の改善報告に基づきまして,管理方法を変更するものでございます。ひまわりの館の入浴施設の浴槽の水質を維持するため,浴槽水の交換を週1回から週2回に増やすことによる水道料の増でございます。当初予算額945万4,000円を974万3,000円に28万9,000円を増額するものでございます。 同じく浴槽水の交換の回数を増やすことにより,湯をわかすための燃料使用量の増でございます。当初予算額1,414万8,000円を1,469万7,000円に54万9,000円を増額するものでございます。 次に委託料でございます。浴槽水を適正な水質に維持するために行っております,水質検査を年4回から年12回に増やすこと,及び配管の洗浄を年1回から年2回に増やすことによる増でございます。当初予算額3,392万3,000円を3,490万1,000円に,97万8,000円を増額するものでございます。 続きまして,補正予算書の22,23ページをご覧ください。歳入についてご説明いたします。款15県支出金,項2県補助金,目1民生費県補助金につきましては,歳出における介護老人保健施設開設準備補助金の補正に伴い,地域医療介護総合確保基金事業補助金6,210万円を増額するものでございます。 一般会計の補正予算につきましては以上でございます。 続きまして,議案第78号平成30年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。補正予算書の16,17ページをご覧ください。第1表は歳入歳出予算の補正でございます。事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億486万5,000円を追加し,歳入歳出予算の総額をそれぞれ77億7,380万8,000円とするものでございます。 続きまして,事項別明細書についてご説明申し上げます。補正予算書の84,85ページをご覧ください。歳出についてご説明いたします。款1総務費,項1総務管理費,目1一般管理費の職員等人件費でございます。これは,高齢福祉課介護保険室及び地域包括支援センター職員の人事異動等に伴い,職員給与及び各種手当等を合わせて526万3,000円を減額するものでございます。 次に,介護保険事務費でございます。これは,介護保険担当職員1名が出産・育児休暇を取得することにより,その代替となる臨時職員1名を雇用するため,臨時雇人賃金92万1,000円を増額するものでございます。 続きまして,款3地域支援事業費,項2包括的支援事業費,目2包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費の職員等人件費でございます。これは,地域包括支援センター職員1名が,現在育児休暇を取得しておりますが,その休暇期間を延長することにより,その代替となる臨時職員1名を雇用するため,その社会保険料10万2,000円を増額するものでございます。 続きまして,地域包括支援センター運営事業でございます。先ほどの代替職員の臨時雇人賃金として66万6,000円を増額するものでございます。 続きまして,款4基金積立金,項1基金積立金,目1介護給付費支払準備基金積立金の基金積立金でございます。これは,平成29年度介護保険特別会計に係る決算剰余金の確定に伴い,決算剰余金3億7,267万6,000円,平成29年度介護給付費に係る社会保険診療報酬支払基金交付金の精算に伴う追加交付金190万9,000円,平成29年度地域支援事業に係る社会保険診療報酬支払基金交付金の精算に伴う追加交付金99万5,000円,合計で3億7,558万円を介護給付費支払準備基金に積み立てるため,増額するものでございます。 続きまして,款6諸支出金,項1償還金及び還付加算金,目3償還金の償還金でございます。これは,平成29年度介護給付費に係る国庫及び県負担金,地域支援事業に係る国庫及び県交付金の精算に伴い,返還する必要が生じたことから,介護給付費国庫負担金返還金1,523万9,000円,介護給付費県負担金返還金1,224万8,000円,地域支援事業国庫交付金返還金330万3,000円,地域支援事業県費交付金返還金206万9,000円をそれぞれ補正するものでございます。 続きまして,補正予算書の82,83ページをご覧ください。歳入についてご説明申し上げます。款3国庫支出金,項2国庫補助金,目3包括的支援事業等交付金,3段目になります県支出金,項2県補助金,目2包括的支援事業等県交付金,款7繰入金,項1一般会計繰入金,目4包括的支援事業等繰入金につきましては,歳出における包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費の増額に伴い,対応している財源をそれぞれ補正するものでございます。 続きまして,2段目,款4支払基金交付金,項1支払基金交付金,目1介護給付費交付金,及び目2地域支援事業交付金につきましては,それぞれ平成29年度分の精算に伴う追加交付分を補正するものでございます。 続きまして,款7繰入金,項1一般会計繰入金,目2一般会計繰入金につきましては,歳出における職員等人件費,臨時雇人賃金等の補正に伴い,補正するものでございます。 続きまして,5段目,款7繰入金,項2基金繰入金,目1基金繰入金につきましては,歳出における職員等人件費,償還金等の補正に伴い補正するものでございます。 続きまして,款8繰越金,項1繰越金,目1繰越金につきましては平成29年度決算に伴う繰越金を増額するものでございます。 続きまして,一番下段になります。款9諸収入,項3雑入,目4雑入につきましては,臨時職員2名分の雇用保険被保険者掛金につきまして4,000円増額するものでございます。 介護保険特別会計の補正予算につきましては,以上でございます。 こども福祉課長)議案第74号平成30年度一般会計補正予算(第2号)のうち, こども福祉課所管につきましてご説明いたします。補正予算書4ページの第2表,継続費補正をご覧ください。こちらの継続費補正,款3民生費,項2 児童福祉費,子ども・子育て支援事業計画推進事業につきましては,平成30年度210万円,平成31年度300万円,総額で510万円を計上してございます。平成30年度の主な増額理由としましては,歳出ページの28,29ページをご覧ください。目1児童福祉総務費,子ども・子育て支援事業計画推進事業の報酬及び委託料の215万5,000円の増額につきましては,5年を1期とし平成27年3月に策定しました,石岡市子ども・子育て支援事業計画が新たな計画の見直しの時期を迎えているため,計画策定の諮問機関として位置づけられている子ども・子育て会議の開催数を増やすことによる委員の報酬分5万5,000円と,計画策定にあたり実施するニーズ調査やその分析等の業務を委託するための委託料分210万円について補正するものでございます。なお,平成31年度に予定しています300万円の主な理由といたしましては,今年度実施予定のニーズ調査やその分析結果や子ども・子育て会議等で出された意見をまとめるための印刷製本等の策定業務に関わる経費でございます。 次に,同じページ下段の目3保育所費については,次の30,31ページの上段をご覧ください。保育所管理経費の緊急安全対策工事27万円の増額につきましては,大阪北部地震発生の際に起きた児童の死亡事故を踏まえ,通学児童の安全確保を図るため,旧第1保育所の南西側にあるコンクリート塀を撤去するための必要経費について補正するものでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 健康増進課長兼石岡保健センター所長)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)における,健康増進課所管の補正予算につきましてご説明申し上げます。 補正予算書30ページ,31ページをご覧ください。はじめに歳出でございます。上から3段目の款4衛生費,項1保健衛生費,目5市民健康管理費,節13委託料,子育て世代包括支援センター事業の産後ケア事業委託料54万6,000円の補正増でございます。内容につきましては,出産後の母子の心身のケア,育児のサポート等を行い,安心して子育てができる支援体制の確保を目的とした産後ケア事業についてでございます。増額の理由といたしましては,現在当事業につきましては,自宅等で支援が受けられる,アウトリーチ型のみで実施しておりますが,6月から独立行政法人国立病院機構霞ヶ浦医療センターが宿泊型を,冨田産婦人科医院がデイサービス型の事業を開始できることとなり,委託先として新たにその2か所を追加し,産後ケア事業の拡大,充実を図るための費用を補正するものでございます。 同じく1行下になります。目6保健センター費,節13委託料,石岡保健センター管理運営経費の特殊建築物定期調査報告委託料149万1,000円の補正増でございます。内容につきましては建築基準法の改正に伴い,石岡保健センター及び併設されている杉並コミュニティセンターが,今年6月に新たに特殊建築物として定期報告の対象となったため,1級建築士等に調査を委託するための費用を補正するものでございます。 ページが戻りまして22ページ,23ページをご覧ください。歳入でございます。上から3段目の款14国庫支出金,項2国庫補助金,目3衛生費国庫補助金,節1保健衛生費補助金,母子保健衛生費国庫補助金2分の1の補助率といたしまして,27万3,000円の補正増でございますが,歳出で説明いたしました産後ケア事業の事業拡大に対する国庫補助金でございます。 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 教育総務課長兼学校統合担当)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,教育総務課所管の補正予算についてご説明申し上げます。 補正予算書36,37ページをご覧ください。一番下の欄でございます。項,小学校費,目,学校管理費,節,工事請負費,学校維持管理経費,緊急安全対策工事590万円の増でございます。 次に,次のページの一番上の欄をご覧ください。項,中学校費,目,学校管理費,節,工事請負費,学校維持管理経費,緊急安全対策工事410万円の増でございます。以上2件の補正予算につきましては,先の大阪北部を震源とした地震でのブロック塀倒壊による事故に伴い,実施いたしました市内小中学校におけるブロック塀等の調査において,不具合のあるブロック塀等があったことから,それらについて緊急的に撤去や改修等が必要な箇所について安全対策を実施するための費用として,増額補正するものでございます。対象といたしましては,小学校が4校,中学校が1校の計5校を対象となってございます。 教育総務課所管の補正予算は,以上でございます。 教育総務課指導室長兼学校統合担当)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,教育総務課指導室所管につきましてご説明いたします。 初めに歳出より説明させていただきます。補正予算書36,37ページをご覧ください。上から3段目の款10教育費,項1教育総務費,目2事務局費の学校教育一般経費57万9,000円でございます。 内訳についてご説明いたします。講師謝礼30万円,費用弁償3万円,事務事業用品費12万円,合わせて45万円については,オリンピック・パラリンピック教育推進事業に係る経費でございます。オリンピック・パラリンピック教育推進事業は,学校にオリンピアンやパラリンピアンを招聘し,ゲストティーチャーという形で講演会や体験授業に関わってもらうという内容でして,国の委託事業となってございます。今年度,茨城県では33校の小中学校が推進校となっており,当市では杉並小学校,林小学校,瓦会小学校が推進校に決定されました。推進校の決定につきましては,今年度に入ってから,県から希望調査があり,6月に決定されましたので,増額補正するものでございます。講師謝礼30万円と費用弁償3万円の増でございますが,3校分のオリンピアンやパラリンピアン講師謝礼及び交通費でございます。その下の事務事業用品費12万円の増でございますが,講演会や体験授業を実施するために使用する教材等の3校分の購入費用でございます。 次に,13委託料12万9,000円でございますが,これはバス運転業務委託料でございます。本年度の主要事業,ふるさと学習サミットにおける,児童生徒を会場に送迎するためのバス代となってございます。ふるさと学習サミットに参加する児童生徒の安全面を配慮して,バスで送迎するために,当初の計画から変更し,増額補正するものでございます。 次に歳入についてご説明いたします。補正予算書の22,23ページをご覧ください。上から5段目の款15県支出金,項3委託金,補正額45万円ですが,先ほど歳出でご説明いたしましたように,オリンピック・パラリンピック教育推進事業の国からの委託金に伴い補正するものでございます。 説明につきましては,以上でございます。よろしくお願いいたします。 スポーツ振興課長)議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち,スポーツ振興課所管分についてご説明申し上げます。 石岡運動公園の再任用職員1名が7月末で退職しましたので,10月から来年3月までの期間,臨時職員1名を雇用するための予算となります。補正予算書の22,23ページの下段をご覧ください。歳入になります。歳入費目,款20諸収入,項5雑入,目5雑入,節5雑入,雇用保険被保険者掛金1,000円でございますが,石岡運動公園の臨時職員が社会保険料の一部を負担するものでございます。 続きまして,歳出になります。補正予算書の36,37ページの中段をご覧ください。歳出費目,款10教育費,項1教育総務費,目2事務局費,節4共済費の社会保険料8,000円につきましては,社会保険料の支払いになります。予算書ではマイナス14万8,000円となっておりますが,他部局の予算と一緒になっているためでございます。 続きまして,補正予算書の38,39ページの下段をご覧ください。款10教育費,項5保健体育費,目2保健体育施設費,節7賃金の臨時雇人賃金56万6,000円につきましては,石岡運動公園維持管理経費の臨時雇人賃金の6か月分になります。 説明は以上でございます。 谷田川委員長)以上で説明は,終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。 小松委員)39ページですね,一応説明されました緊急安全対策工事で,小学校4,中学校1ということだったんですけれども。具体的なこれ名前を教えてもらいたいんですけれども。 教育総務課長兼学校統合担当)対象校についてお答え申し上げます。小学校でございます。石岡小学校,府中小学校,柿岡小学校,林小学校の4校でございます。中学校につきましては,府中中学校の1校で計5校でございます。 小松委員)わかりました。 櫻井委員)ただ今の関連なんですけれども。前回の一般質問でもこのブロック塀のことが出たと思うんですけれども。その答弁の中で建築基準の申請をしていないものへの助成はしない。これは公共施設なんですけれども。ほかの一般のものでそのように伺ってたんですけれども。もし今後そういうものを放置しておいて,事故なんかが起こった時はどうするのかなと思ったんですけれども…これはその他のほうがいいですか。 谷田川委員長)事故が起きた場合の想定だよね。例えば今,危険箇所は直している最中と言いますか,全部点検して修理に入っている。その万が一,建築基準法に対して,まったく関係のない場所で起きた時のことを想定しているという意味で。 櫻井委員)じゃあこれは後で,また別の機会にお尋ねします。 あと31ページのところで,特殊建築物という説明があったんですけれども。これは何がどういうふうに変わってこういうものになったのかちょっとお尋ねしたいんですけれども。 健康増進課長兼石岡保健センター所長)建築基準法改正の内容ですけれども。平成25年に福岡市で発生した診療所火災を踏まえ,建築物の防火,避難に関する安全性を確保するという観点から,建築基準法が一部改正されまして,平成28年6月1日施行となり,定期報告対象物等が追加されました。それを受けまして,石岡保健センターの施設なんですけれども,現在石岡保健センターと杉並コミュニティセンターが防犯上,行き来はできないように施錠はされておりますが,建物,建築物といたしましては,1つの建物という扱いになりまして,こちらが基準に該当するということになりましたので,対象となりました。 谷田川委員長)いいですか。はい。ほかに質疑はございませんか。 新田委員)まず31ページの産後ケア事業の委託料なんですけれども。これ議案質疑でも出ていたので,ある程度理解はしているんですけれども。宿泊型とデイサービス型の追加ということで。現在は訪問型のアウトリーチ型とありますけれども。今年の4月からですよね。今,現在その利用者はどれくらいいるのかだけちょっとお聞きできれば。 健康増進課長兼石岡保健センター所長)アウトリーチ型の利用実績についてお答えいたします。実績といたしましては,平成30年8月に1名の方が延べ5回利用されております。 新田委員)ありがとうございます。もう1つなんですけれども,さっきの緊急安全対策工事でちょっともう1回確認したいんですが,中学校は府中中学校のみでよろしかったですか。 教育総務課長兼学校統合担当)今回の補正の対象としております中学校は府中中学校1校でございます。 新田委員)一般質問の時に小学校が4校で中学校が2校と言っていたような気がしたんですが,府中中学校のみ…。 〔「1校って言ってた。」との声〕 新田委員)1校ですか。 教育総務課長兼学校統合担当)今回のブロック塀の点検によりまして,不具合がありました中学校は一般質問の答弁でございました2校で,こちらは府中中学校と園部中学校でございます。園部中学校につきましては,現在の予算で対応しておりますので,今回の補正予算では府中中学校のみとなってございます。 新田委員)わかりました。ありがとうございます。 玉造委員)先ほど補正増ということで,杉並保健センターの一級建築士による調査というようなご説明がごじましたが,これについて具体的にご説明をお願いしたいと思います。 健康増進課長兼石岡保健センター所長)調査依頼者ということでお答えいたします。建築基準法の規定によりまして,調査依頼者が一級建築士,もしくは二級建築士,または建築物調査委員資格者証の交付を受けている者,という規定がございますので,その対象の方に依頼をする予定でございます。 玉造委員)現在も使用していると思うんですけれども,何か不具合と言いますか,そういったものは現在出ているのかなと思うんですが。その点はいかがでございますかお伺いいたします。 健康増進課長兼石岡保健センター所長)現在,消防点検,また施設管理を年に1から2回点検しておりますが,特に不具合等は発生しておりません。 大和田副委員長)53ページの国民健康保険システム改修委託料の43万2,000円なんですけれども。もう一度説明してもらっていいですかね。 保険年金課長)国民健康保険システム改修委託料43万2,000円でございます。これにつきましては,高額療養費の支給に係る手続きを簡素化するというものですけれども,70歳以上,74歳以下の被保険者が対象でございますが,何度でも高額療養費に該当する場合,現在は毎月申請をしていただいているところなんですが,そういった方につきましては,一度申請をしていただいた後は,世帯で世帯員の異動等,変更がなければ,申請がなくても支給決定をいたしまして,口座に高額療養費を振り込むことができるということで,手続き,申請を簡素化するという内容でございます。 大和田副委員長)そうすると1回申請すれば高額療養費を受けている方は毎回行かなくていいということで,簡素化して楽になるということでよろしいんでしょうかね。 保険年金課長)委員おっしゃるとおりでございます。 池田委員)ページ36,37,教育総務費の中の,先ほどご説明いただきました,学校教育一般経費57万9,000円。これにつきまして,どのような講師の方を具体に想定されているのかお伺いいたします。 教育総務課指導室長兼学校統合担当)講師の方につきましては,各学校で選ぶという形をとってございます。昨年度の実績になりますけれども,林小学校で北京オリンピックで銅メダルを取りました高平選手などを講師としてお呼びした実績がございます。 池田委員)当然,今後事業化されていくわけですけれども,効果,実績として,実施した事業,どのような効果が見られたのか,参考までにお聞きします。 教育総務課指導室長兼学校統合担当)児童のオリンピックへの理解と関心が大きく高まったという成果がございます。児童の感想等によりますと,オリンピックは争うことだと思っていたけれども,ほかの国を仲良くすることだとわかった,また,努力して逃げない自分になりたい,といった感想もございます。前向きな感想があったところでございます。 池田委員)来年度は国体もございますし,2020,再来年はオリンピックがあるわけでございますので,そういった形で子どもたちの意識醸成とか,興味を持ってもらうという意味では,いい事業だと思いますので,まあよろしくお願いいたします。 玉造委員)28,29ページの子ども・子育て支援事業計画推進事業ということで,子ども・子育て会議の委員報酬等がございますが,この子ども・子育て会議をどの程度行っていく予定なのかお伺いいたします。 こども福祉課長)今年度すでに2回実施してございます。こちらの補正増によりまして,今年度あと2回実施予定でございます。 玉造委員)この会議の報酬ということで55万5,000円ですか,ありますが。この会議の構成員と言いますか,そういったものをお伺いいたします。 こども福祉課長)ただ今のご質問の構成員でございますが,一般公募の市民の代表者の方が4名,関係行政機関の職員,例えば石岡警察署,土浦児童相談所,さらに事業主を代表する者として工業団地運営協議会,労働者を代表する者としまして,労働組合総連合会土浦地域協議会,また子ども・子育て支援に関する事業に従事する者ということで,保育連合協議会様,私立幼稚園連絡協議会様などで構成してございます。その他としましては民生委員ですとか,手をつなぐ育成会であるとか,そのような関係者,こちらにつきましては,その他市長が認めるものとして合計23名の委員で構成されております。 玉造委員)ありがとうございました。 谷田川委員長)ほかに質疑は,ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 小松委員)日本共産党の小松豊正です。議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)について反対します。反対理由は1点です。霞台厚生施設組合負担金(衛生分)2,114万8,000円は3市1町で現在稼働している3つのごみ焼却施設をやめて,広域化して,1つの新しいごみ焼却施設を統合するために非常に広い,3市1町からごみを1か所に運搬するため,周辺道路を整備するための霞台厚生施設組合の増額補正予算5,561万円のうち,石岡市の負担分38.03パーセントです。現在,稼働している3つのごみ焼却施設の健全度調査も行わず,また住民投票も行わず,ただ広域化を強行するために,周辺道路整備を進めようとするための石岡市の負担分で,財源はすべて市の一般財源,血税です。現在稼働している3つのごみ焼却施設の長寿命化,個別対策を図れば,新たに周辺道路を整備する必要もないわけです。そういう意味ではまったくの無駄遣いと言わざるを得ません。日本共産党は現在市民アンケートを実施していますけれども,次のような意見が寄せられていることを紹介いたします。新ごみ焼却施設(他市町との合併)は極めて危険だと。一極集中施設は予想される大地震発生時,問題。むしろ分散配置されるべきだと。このような意見が寄せられていることを紹介いたします。そういう意味でも今回の増額補正はとても住民の理解を得られるものではありません。委員各位の賛同をお願いして,議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)についての反対討論といたします。 谷田川委員長)ほかに討論はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 はじめに,議案第74号平成30年度石岡市一般会計補正予算(第2号)のうち教育福祉環境委員会の所管に係る部分を採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案可決すべきものと決することに賛成の委員の起立を求めます。 -賛成者起立- 谷田川委員長)起立多数であります。 よって,本案は原案可決すべきものと決しました。 次に,議案第75号平成30年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号),議案第78号平成30年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第79号平成30年度石岡市水道事業会計補正予算(第1号)の計3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 本案はいずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,議案第91号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。 本案について執行部から説明を求めます。 こども福祉課長)議案第91号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明いたします。 お手元にお配りしております,参考資料の条文新旧対照表の3ページから7ページをご覧ください。今回の改正は国の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い,条例中の法律の引用条項を改正するものでございます。改正の主な内容ですが,ゼロ歳から2歳の乳幼児を預かる小規模保育事業,家庭的保育事業,事業所内保育事業,居宅訪問型保育事業の家庭的保育事業等4類型のうち,家庭的保育事業に関する一部改正でございます。まず,4ページの第6条第2項及び第3項の改正については,家庭的保育事業の代替保育に係る連携施設の確保義務が緩和されたことにより,市町村が認める者を事業所が確保することをもって,代替保育に代えることができるようになりました。 続きまして,5ページをご覧ください。第16条第2項第4号の改正については,これまで保育所等の連携施設から食事の提供について,市町村が適当と認める者から食事の提供を受けることが可能となるなど,外部搬入施設が拡大されたことにより改めるものでございます。 続きまして6ページをご覧ください。附則第2条第2項の改正については,本則の改正と合わせて,適用猶予期間が5年から10年に延長されました。 説明は以上です。ご審議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 谷田川委員長)以上で説明は,終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。 小松委員)私は全体の議案質疑でも質問しましたけれども,今の説明を受けて少し,確認の意味も含めて質問したいと思います。対照表の4ページですね,代替施設,つまり保育所との連携の関係で出てくるわけですけれども,第2号ですかね,代替保育という言葉が出てまいります。これまではこの家庭的保育,いわゆる5人以下,小規模でやっている職員が病気,休暇等により保育を提供できないことになった場合に,当該家庭的保育所に代わって提供する保育,要は代替保育ですけれども,これは提供しなきゃいけないと。することと。これは当然,実際の生の赤ちゃんが,ゼロ歳から2歳児の方がいるわけで,そこに働いている方がこういう状況でそういうことができなくなった場合には,代替保育を提供するのが当たり前ですよね。ところがこの第2項では,市長は例外規定を設けていると私は理解するんですけれども。下の色んなことを満たす場合には,そういうことを適用しないことができる。つまり代替保育を適用しないことができると。端的に言えばね。2つの理由が書いてあるんだけれども。これよく理解できないんですよね。そういうことがあっていいのかと。だから実際に小規模の5人以下でこういうふうに職員は来ないようになった場合はどうしたらいいんですか。どうすればいいことになるんですか。 こども福祉課長)先に1つご説明させていただきます。現在,石岡市においては家庭的保育事業は行ってございません。委員質問の提供しなくていいというわけではなく,これまで連携施設,例えば保育所,認定こども園,幼稚園であった連携施設について,緩和されたということに対する改正でございます。 小松委員)石岡の場合には小規模のA型しかないと。1個だけね。そういう説明は全体のやつも来てるんだけれども。しかし,今こういう家庭的保育というのは,全国ではこの3年間で2倍くらいに増えてるんだよね。だからそういう点で石岡でもこういうことがあるわけで,真剣に考えなきゃいけないということで質問をしております。それで代替保育をしない理由として,提供することとはっきり書いてあることを,この第2項では具体的なやつでしないことができると。色々こういうことがあることを認める場合はとあるんだけれども,この(1)の家庭的保育事業者等と事項に規定する連携協力を行うものとの間で,それぞれの役割の分担及び責任の所在が明確化されていること。1つの理由ね。それから事項に規定する連携協力を行うものの本来の業務の遂行に,支障が生じないようにするための処置が講じられていること,この2つがある場合には提供することができると。この関連がよくわからないんですね。ここで言っている内容が。ちょっとわかりやすく説明してください。 こども福祉課長)そちらにつきましては,確保するべき連携施設の緩和でございまして,そちらに代替施設をする,例えば保育士等につきましては市町村が適当と認めるものであったり,もちろん保育士の資格を持っているものであったりというところでございます。 小松委員)だから結局,この2つの条件をすべて満たす場合には,前項第2号の規定を適用しないことができると。なぜそういうことになるんですか。ちょっと質問で言っていることがわからないのか。もう1度ちょっと説明してください。 こども福祉課長)こちらにつきましては代替保育を確保するために緩和されたものと考えております。 小松委員)代替保育はしなければならないですよね。病気になったから放っておくわけいかないよね。だから今までの規定どおりでいいわけでしょう。提供することと。提供すればいいんですよね。ところが今回新たにこの改正で,しないことができるとやる理由はないでしょう,これは。そこがわからないんですよ。こういう,今言ったように提供しなければいけないですよね。生身の赤ちゃんがいて,職員が具合悪くなったってそれは代替保育やらなきゃいけないわけでしょう。ところがここは市長はしないことができるというふうに言うことは,まったくおかしいことだと思うんだけれども。なぜこういうことがわざわざ出てくるのか。それがよくわからないですよ。なぜこういう規定を設けるのか。今までどおりでいいんじゃないですか。 こども福祉課長)委員おっしゃるとおり,家庭的保育につきましては,代替保育を適正に配置しなければならないと考えてございます。国の基準といたしましても,そちらを緩和することで確実に代替保育が実施されることを考えてのことだと思ってございます。 小松委員)私の言い方が悪いのか,それだったらこの第2項で市長はこういう条件を求める場合であって,次の各号に掲げる要件のすべてを満たすと認めた場合は,前項第2号の規定を適用しないことができると,こういうことをやる必要がないじゃないですか。こういうことを書く必要がないと思うんですけれども。書くのはおかしいと思うんですけれども。代替保育をやることができるということでいいと思うんですけれども。なぜここにしなくてもいいということを書くんですか。 こども福祉課長)そちらにつきましては国の制度改正によりまして,市の条例を改正したものでございまして,答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 保健福祉部長)こちらまたちょっと変わった方向からご説明させていただければと思うんですけれども。まずこの代替保育については先ほどあったように,連携施設といたしまして保育所,認定こども園,幼稚園に限って行っておりました。今回それを緩和措置ということで,本条例をもって,それまでなかった連携先として小規模保育事業のA型B型であるとか,事業所内保育事業。これを連携施設として認めるというような,全体的な内容となっております。こちらで言う,前項の第2号ですけれども,カッコ書きの中に当該家庭的保育事業等に代わって提供する保育という,という部分がありますので,ここでできなかったものは例外的に,今度は小規模保育事業所とか,そういったところでも連携できますよと。そういうふうな解釈で理解しております。 小松委員)そういう部分だとわかりますけれどもね。要するに今までだと保育所,石岡で言えば公立保育所,それからこども園などが代替保育する場合のところだったんだけれども,それが緩和されて,いわゆる小規模保育のところにいる方が行ってもいいと。そういうふうにできるんだという意味なんですね。 保健福祉部長)例えば小規模保育事業をやっている方のところ,事業所のところに緊急的に預けることができるということです。 小松委員)この点はそういうことであれば理解できますね。はい。それから連続して少しあります。それからですね,食事の提供,特例ですね。第16条。食事の提供というふうに書いてある点なんですけれども。これはどういうふうに理解していいかちょっと。説明してください。そういう食事の提供,特例がありますよね。特例がね。そこの意味を。どういう意味を持つのか。ちょっと説明してください。 こども福祉課長)こちらにつきましては,家庭的保育内事業におきまして提供しています食事について,こちらについても外部から,特に市町村が認めた事業者からの提供について,これまで5年だったものが10年に延長されたということでございます。 小松委員)そうするとこの小規模家庭保育でも自分の園で温かいものを作って提供するというのが基本だと思うんだけれども。それはそういうことであって,これまでもやはり外部から搬入したり,持ってきたり,そういうことはできなかったんですか。それができるように今度特例で定めるということですか。そういうこともできますよと。自園で作らなくても。ほかから持ってきてもいいように特例を定めるという意味なんですかね。 こども福祉課長)こちらにつきましては自園調理を基本としておりますが,今回緩和によりまして部外から搬入も可能ということになった改正でございます。 次長兼福祉事務所長)ただ今,課長から説明があったんですけれども,これまでも外部搬入については連携施設であります保育所,幼稚園,認定こども園,あるいは系列の事業所等からは外部搬入は容認されておりました。今回の改正によりまして,例えば保育所等に食事の搬入を行っている業者がここに,条文に書いてある要件にですね,例えばゼロ,2歳児にアレルギー性の対応を配慮することができる事業所で,市町村が認める場合の事業者について搬入先を拡大するという改正内容でございます。 小松委員)そうすると現在は保育所,幼稚園,認定こども園からも搬入はオーケーだったと。今回の改正によって保育所,幼稚園,認定こども園でなくても,例えば石岡市内にある弁当屋さんとか,そういうところでもこういう配慮などをしていれば,家庭的保育所に持ってきてもいいというふうに理解されるわけですか。 次長兼福祉事務所長)委員さんおっしゃるとおり,現行の保育所に食事の搬入を行っている業者が,細かく言うと要件等あると思うんですけれども,責任の明確化とか,栄養士による必要な配慮とか,先ほど申し上げました,アレルギーへの配慮とか,そういった部分が適正に行われて,市町村が認める場合の事業者に限っては外部搬入をそういう事業者に拡大して納品するというような改正内容です。 小松委員)そういうふうに拡大していくという意味だろうと思いますけれども,そうするとこういう場合ですね,今まで赤ちゃん相手に…赤ちゃんと言いますか,ゼロ歳から2歳児を専門に,そういう方々のためにベテランの保育所,幼稚園,認定こども園の方が,非常に心を込めて作っていたものを,小規模に搬入したことはあると。ところがこういうふうに,ここに書いてありますように,利用乳幼児の年齢及び発達のね,段階及び健康状態に応じた食事の提供,アレルギー,アトピー等への配慮,必要な栄養素量の給与等,乳幼児の食事の内容,回数及び時機に適切に応じることができる者として市が適当と認めるものと。これは何か起きた場合大問題になりますよね。これ市というのはこれは,どういう体系でこれを審査するの。こういう業者はいいとかって判断するわけでしょう。あなたはこういうところがいいですよと。そういうことを持ち込んでも構いませんよというふうに。責任持って認めるわけでしょう。これどういうやり方で認めるの。誰が認めるの。市長とか,市の担当部局だと思うんだけれども。これ非常に重大なことになる場合もありますよね。これはどう考えますか。 こども福祉課長)そちらについてはもちろん,現在運営しています保育園等の基準に合っているか,また制度上,市町村が説明して適当と認められるかの判断になってくるかと思います。 小松委員)これはこういう,全国的な法の一部改正で,それに基づく市の一部条例の改正ということなんだけれども。これは全部これ,国は市町村に委ねちゃうということになってね。これまでは国が完全にこういう法律は,責任は全部国と。国の法令ということが,今度は市が認めたらいいんだということで,国はさておいて,市がやってくださいと。こういうこともね,私は非常にある意味で責任逃れというか,非常にまずいことだと。国としてはね。だからこういう市が認めたらいいということで,非常に何か,やりやすいようなことだけれども,重大な問題を市に任せていくというのはね。私はちょっと重大な問題を持っていると,私は理解するもんなんですけれどもね。まあそんなところが質問です。 池田委員)今回の議案第91号の条例改正案からちょっと離れますけれども,関連しますのでお伺いいたしますが。いずれにしましても保育の質の確保が何よりも重要になってくるわけでございまして,市内にも1事業者があるということでございますね。確か平成27年度から地域型保育給付という制度ができて,財政面からも質の確保という観点からなされている。その状況についてお伺いいたします。 こども福祉課長)今現在,地域型保育につきましては,小規模保育事業A型を実施している事業所が1か所ございます。 池田委員)ですから地域型保育給付,その本市における状況。支出しているのかいないのか。 こども福祉課長)失礼いたしました。そちらの小規模保育事業所に現在,給付してございます。 池田委員)給付されているということでございますので,その算定の考え方。給付に対する算定の考え方はどのような基準があるのか。お伺いいたします。 こども福祉課長)算定方法でございますが,こちらにつきましては,各A型,B型,C型に分かれまして,例えば保育の必要量であったり,処遇改善に対する加算,あと管理者設置に対する加算であるとか,様々な加算。例えば障がい児保育加算もその1つでございますが,そのような加算すべて含めまして,給付費,要するにそちらの運営費として払ってございます。 小松委員)先ほどちょっと質問が漏れまして。附則ですね。食事の提供の経過措置というのがありますよね。第2条。この対照表だと6,7ページですか。施行日から起算して10年を経過する日まで間は適用しないことができるということになっているんですけれども。10年という規定が新たに付け加わっているわけですよね,改正でね。附則に追加が,2項設けられているわけです。この意味合いについてちょっと説明してください。なぜこういうことを設けたのかですね。 こども福祉課長)こちらにつきましては,仮に自園調理を行っていた場合でございますが,自園調理を行っていない場合について,この省令の施行日から起算して5年を経過する日までの間は経過措置として認められたものでございます。 次長兼福祉事務所長)法改正の背景なんですけれども,家庭的な保育事業についても,基本は自園調理が基本でございますが,例えば今回の家庭的保育の制度が始まった時に,自園調理を行っている既存の事業者というのは全国規模で半数程度でございました。そういう意味も含めまして,国は5年の猶予期間を設けておりました。しかし,現状も考えますと,5年間の猶予期間はあったんですけれども,やはり自園調理で,設備投資の問題であるとか,そういう確保の問題が国のほうで難しいと判断しまして,その5年をさらに5年延ばして,10年と今回改正したものでございます。 小松委員)要するに,これもやはり何というか,基準の緩和という言葉かわかりませんけれども,基準をそういうふうにしたということですね。それで最後の質問ですけれども,なぜこういうふうな,私の目から見れば,今までのこの,ゼロ歳から2歳児までの保育の基準が,いくつかの点で緩和されているというか,非常に危うくなっているというか,そういうふうに見えるんですけれども。なぜこういうふうに法律改正をしたんですか。考えていますか。 次長兼福祉事務所長)なぜ改正したかというのは,改正に至る経緯としては国のほうで現況の家庭的な保育事業を鑑みたことがあるとは思うんですけれども。様々なそういう代替保育とか,自園調理とかの部分で,国のほうで現況を考えていた部分はあると思うんですが。今回の市の条例改正につきましては,児童福祉法の34条の16の規定で,国の基準に石岡市は従うべき基準なので,これ以外の部分の基準を逆に改正しないと,国の基準と外れてしまって,今回の市の条例の基準というのは,国の基準と同じように,従うべき基準として,定める必要があります。ですから今回,国の基準と,厚生労働省令で基準が定まっておりますが,その基準と同じ基準を市の条例で定めるものでございます。ですから市町村もなかなか参酌して,定める基準ではないので,市町村の判断で,国の基準と違うことはなかなか規定しづらいと言いますか。基本的にはできない部分でございます。 小松委員)まあそういうふうに説明されるしかないのかもしれませんけれども。やはり今,石岡では待機児童ゼロと。しかしいわゆる隠れ児童というのはいらっしゃるというのは,私も何人かわかりますけれどもね。しかし全国的にこれ大変な問題になっていると。だから待機児童を何とか,数字を少なくするという意味で,様々なやはり基準緩和で,色々な人にそういう意味ではできるようにして,いわゆる待機児童をなくすということだと思いますけれどもね。だからこれは私,やはり国としては,逆に体制を補強してやる,本来の筋でやるべきだと思います。 谷田川委員長)ほかに質疑は,ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 小松委員)議案第91号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについて,反対討論を行います。 いわゆる地域型保育事業は2015年度にスタートした,子ども・子育て支援新制度の中で,児童福祉法第24条第2項に位置付けられた,事業者と利用者の契約に基づく事業です。定員5人以下の家庭的保育事業,定員が16名から19名でA,B,C型の3類型ある小規模保育事業,それで事業者内保育事業,居宅型・訪問型保育事業の4種の形態があります。これあの,地域型保育は保育士配置や給食等において,認可保育に比べて低い基準になっており,子どもの受ける保育に格差が持ち込まれている点が,現状においても最大の問題です。今回の家庭的保育事業の一部改正で,代替保育について,いくつかの状況について,市長の判断で,枠を,いわゆる小規模,家庭的保育などのところにも提供してもいいとしたりですね,食事の提供の特例,まあ調理についての猶予規定などが設けられています。私は地域型保育の抜本的な対策として必要なことは,基準の引き上げだと思います。どの施設でも子どもたちに平等に保育が保障されるよう,設備運営の基準は認可保育所の基準を当てはめるようにすべきです。配置基準上の保育者はすべて保育士とし,給食は自園調理とするなど,保育環境の改善が求められます。このような本来の保育のあり方を引き下げる,今回の議案第91号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することに反対いたします。委員各位の賛同をお願いして,反対討論といたします。 谷田川委員長)ほかに討論はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第91号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案可決すべきものと決することに賛成の委員の起立を求めます。 -賛成者起立- 谷田川委員長)起立多数であります。 よって,本案は原案可決すべきものと決しました。 暫時休憩いたします。 -休憩- 谷田川委員長)次に,議案第93号工事請負契約の締結について,平成30年度八郷中学校グラウンド改修工事を議題といたします。 本案について執行部から説明を求めます。 教育総務課長兼学校統合担当)議案第93号工事請負契約の締結について,平成30年度八郷中学校グラウンド改修工事についてご説明申し上げます。 本案につきましては,八郷中学校グラウンド改修工事につきまして,平成30年5月14日,条件付き一般競争入札を行い,株式会社アレスコと1億1,669万4,000円の工事請負契約を締結することについて,石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により,議会の議決を求めるものでございます。 工事の内容につきましては,現在のグラウンドの水はけの悪い状態を改善するため,グラウンド表面を透水性のある材料により舗装するとともに,雨水排水設備を整備するものでございます。 提案理由の説明は以上でございます。 谷田川委員長)以上で説明は,終わりました。 これより質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。 櫻井委員)工法の部分で,表面の加工する部分はわかるんですけれども,下の部分,下の部分に占める工事費用の割合というのはどれくらいになるんですか。暗渠の部分を掘削して,暗渠を壊して,埋め戻してまた作るっていう部分については,どれくらい工事費用がかかるものですか。 教育総務課長兼学校統合担当)今回の工事の中で,暗渠排水に関する部分,直接工事費でございますけれども,既存の暗渠排水の撤去,それから新しい暗渠の敷設等で約4パーセントから4.5パーセントの金額となってございます。 櫻井委員)その積算,よく私も質問で言う,その部分が工事費用の4パーセントしか占めないというのは不自然じゃないですか。土工事の中で4分の3くらい占める割合を掘削して,それを埋め戻してまた暗渠を作るということをやるんですけれど。それで4パーセントとあり得るんですか。工事費の4パーセントですよっていうのは。 教育総務課長兼学校統合担当)設計の中で既存の暗渠の撤去工,それから新しい暗渠排水の配管工についての積算で申し上げますと,直工費で全体の工事費の4パーセントから4.5パーセントとなってございます。 櫻井委員)そういうことなんでしたらそうなんでしょうけれども。私の感覚から言えば4パーセントで済む,ボリュームから言っても済む工事費用じゃないなと思います。以前にもこの欠陥グラウンドの工事に関連することですから,あとでいいんですけれども,前回のグラウンド工事の勾配について,設計どおりやりましたと言いましたよね。何度もこれ聞いてるんですけれども,本当に今の4パーセントの部分とか,あとは設計どおりやっていますと言えば,ああそうですかって我々は言わざるを得ないんですけれども,そのちゃんとした,ああいうコピー1枚の紙じゃなく,本当にこういう指針がある中でね,前の設計やった方が,この指針の中に入ってない数字でやっているということ自体おかしいんですよ。必ずこの屋外体育施設の設計指針というやつを,多分見ているはずなんですよ。それが設計では0.075から0.23パーセントでやったということになるわけですよね。設計図面が。だからこれはでたらめもでたらめなんで。ちゃんとした当時の,勾配を我々にもわかるような図面が,今回の委員会が終わってからでいいんですけれども,これについては提出していただきたいなと思います。我々は数字だけ言われれば,ああそうなんだと。知識も何もないから,ああそうなんだって全部聞いちゃいますから。あまりにもそのボリューム的に4パーセントという部分と,この勾配が設計図書どおりだというのが,私にはどうしても理解できないんです。 教育総務課長兼学校統合担当)先ほどの当初の工事の勾配0.2パーセントでございますが,設計図面によりますと,当初の工事の勾配は0.2パーセントで設計されております。実際の竣工時におきましても,竣工のほうでは0.2パーセントで竣工しております。その後,幾度かの改修,それから通常のグラウンド使用等があったわけですけれども,先ほど委員が申し上げました0.075から0.23パーセントの勾配でございますけれども,こちらにつきましては,平成29年度に実施いたしました,土質調査の結果で得られた勾配でございまして,こちらについては先の委員会におきまして調査報告で報告をさせていただいたところでございます。 櫻井委員)やり直し工事をやって,わずかな時間の中で設計図書が0.2パーセントになっていたものが,改修でも0.2でなければおかしいはずですよね。改修なんですから。それがわずかな期間で,部分的かもしれませんけれども,0.075になっているということは,それはチェックがおかしかったんじゃないですかね。これは以前にも申し上げましたけれども,このグラウンドはトイレの水が流れなかったんです。そういう工事をやっているんです。そこらへんに根本的に今回の工事のまずさっていうのはあったんじゃないかなと,私も思っているんですよね。それで今回,本当にこれについてはたくさん議論させていただいておりますけれども,先日の一般質問でもちょっと触れましたけれども,最後の委員会での状況を見たときに,まだ審議が不十分じゃないのかなと思うんですけれども。その点,聞いた,聞かないというお話がありましたけれども,その後どうお考えになっているのかお尋ねいたします。 教育総務課長兼学校統合担当)昨日の議案質疑の中での,櫻井委員からございました,資料の件でございますけれども,前回の会議録を確認したところでは,その部分については確認ができなかったところでございます。 今回の提案にあたっての経過でございますけれども,この八郷中学校のグラウンドにつきましては,平成25年度の開校当時から水はけが悪い状態が続いておりまして,幾度か改修を進めましたけれども,それを改善できなかったということで,議会におきましても,一般質問等におきまして,一刻も早いグラウンドの状況改善に向けてスピーディーに対応をしてほしいというご意見をいただいておりました。そういった中で,委員会としましては,この水はけが悪い状況を抜本的に改善するために平成29年度に土質調査を行わせていただきました。その調査結果,それから体育施設の建設指針や,体育施設専門業者の意見,これらを参考として実施設計を行ってございます。 本年度に入りまして,改修工事の実施に向けて進めていく中で,当委員会におきまして,今後の改修工事の参考とするために,当初の整備工事について調査をすべきとのご意見をいただいて,教育委員会といたしましても,調査を行ったところでございます。調査においては水はけの悪い要因,それからその対策案などについて,結果報告をさせていただいたところでございます。さらに常任委員会の管外調査に同行させていただきまして,他の自治体の学校のグラウンドの状況についても視察をさせていただきました。また,担当でも独自に視察等を行って調査しているところでございます。このような経過の中での様々な調査・研究を踏まえまして,現在のグラウンドの雨水・排水性の抜本的な改善を目指すために今回,改修工事を提案させていただいたところでございます。 櫻井委員)課長,長々と同じ説明聞いてもしょうがいないので,端的に説明してください。それとこの勾配を,今,片勾配なんだけれども山型にした理由は何なんですか。 教育総務課長兼学校統合担当)勾配を片勾配から二方勾配にしたわけですが,こちらにつきましては,平成29年度の土質調査によりまして雨水・排水性の改善案が示されまして,その中では山型勾配,四方勾配が適当であるとの対策案が示されたことから,今回は同じ山型でも二方勾配ということで設計してございます。 櫻井委員)それは私も理想的だなと思います。距離が短くなるだけね,山型のほうがいいグラウンドになるんですよ。ただ現状で言えば片側。私は早急にこれはやってやらなければならないと2年前に発言してます。それがもうこんな時間が経過しているというのがまず理解できない。あと1つはお金をいくらかけてもいいんだという考えでは,私はまずいなと。やはり財政のことをよく考えてね,もっと違う方法でやれば目的を果たせる工事,方法があるんですから,そういうことを考えてみるのが皆さんだと,それをチェックするのが我々なんです。我々の義務なんです。だから報告する義務もありますから,これについては報告もしますけれども。例えばこの指針によると1パーセントまで認められてます。現状の片側で1パーセントの勾配を取れば,もう十分水ははけると思います。今度の工法は0.5くらいですよね,確か。よくわからないんですけれども,その倍も取るわけですから。そうすればその勾配はいじらなくて済むんです。であればそれだけ経費がかからない。私はこれはもったいない支出だなと思うから,しつこくしつこくやっている。色んな考え方がいるんですから,みんな人任せにしているからこういうことになっちゃうんじゃないかなと思うんです。私は自分で調査研究してここまでたどり着きました。行方市のグラウンドを見てきた時にも,今回の下請けをやる業者さんが案内してくれましたよね。その業者さんが約80パーセントの水は表面の勾配で処理できますと。80パーセントということはほぼすべてという意味なんです。20パーセントというのは浸みちゃうんです。その10センチくらいのところで。ですから今回はそういう点で,これについては見逃せないということからしつこくやっているんで。まあこれについては委員長,何を言っても執行部側は無理だと思いますので,私はここまででとどめます。以上です。 池田委員)この八郷中学校のグラウンド整備については,以前から私,各委員会の中で瑕疵担保の話をさせていただいたところです。前例では4月に開校した後,その年の3か月後の7月にはぬかるみが出て,土を搬入しているという状況があったわけです。工事の検査が通ったので,業者としては問題がないということになるのかもわかりませんけれども,やはり同じ轍を踏まないためにも,そのへんの協議は絶対必要だと思うわけです。それは何より,子どもたちに不便・不自由をかけないということでございますが,今回この議案に関連しまして,この段階で言えること,言えないことあろうかと思いますが,そのへんの協議についてどう進められるのか,あるいはどう進められてきたのかお伺いいたします。 教育総務課長兼学校統合担当)瑕疵担保責任についてですけれども。瑕疵担保につきましては,当然現在の仮契約書にも担保の責任については規定をしてございます。また,あってはならないことではございますけれども,工事完了後,不具合等があった場合には瑕疵についての協議,また場合によっては瑕疵検査なども視野に入れて考えていきたいと思います。それから事前に業者とそのへんの瑕疵担保についても,共通の理解を持ちまして,今回の事業に取り組んでまいりたいと思います。 池田委員)くどいようですけれども,この件につきましては,やはり同じ失敗を繰り返すことなく,同じ轍を踏まない。これが重要だと思います。そのへんにつきましても,今後も業者とともに様々な協議の中から,よりよい方法を見つけていただきたいと思います。 谷田川委員長)ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)私のほうから一言言わせていただきます。この事案については,もう何回も皆さんの意見は頂戴していると認識していますけれども,一向に平行線であります。そういう中で先ほど教育委員会からも話がありましたように,何を優先させるかというのも重要な問題であると認識してございます。しかしながら工事そのもののやり方といいますか,工法についてももう少し前の段階で,きちっとした設計の段階から我々に相談してもらえれば,もう少し違った改善策,案件が出たものと私は認識してございますけれども,ここ,ここに至りましては早急な結論を出さなければならないということで私のほうから各委員の皆さんに個人的な意見を頂戴したいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 大和田副委員長)私は当初予算の上げ方がまずかったので,ここまでこう色々議論になってきたのではないかなと。それが1つの要因には私の中ではあるんですけれども。2億6,000万円を当初予算で上げてくるのに,色々一般質問でも出た中で,予算を組んで上げてきたんでしょうけれども,実際は1億1,000万円くらいに下がってて。通常は考えられないですよね,一般に半分以下でできてしまう。そこから私は疑念を持ってきたんですけれども。まあボーリング調査,土質検査をやってですね,暗渠も入れて,今回の工事の施工法でやると。私はそれに賛成をしています。それで,何をもって瑕疵というのかというのもありますし,明確に設計どおりに工事をやりましたと。竣工検査とおりましたと,そうなってきて,業者の瑕疵をどういうふうに追及するのかっていうのも,なかなか難しいところもあるでしょうし。なので施工中にしっかり職員が,その施工を確認してですね,竣工検査にも担当が立ち会うと思いますので,そのへんも検査を含めてここからの工事の進め方も含めて行っていっていただきたいなとそのように思います。絶対はないと思いますけれども,本当に先ほど池田委員からもありましたように,同じことは次あり得ないと思います。本当にこれが最後の最後だと思いますので,そのへんはしっかり,本当に子どもたちに同じようなことがないようにですね,八郷中学校のグラウンドをしっかり改修していっていただきたいなと思います。 谷田川委員長)池田委員,ありますか。先ほどの意見でよろしいですか。では玉造委員。 玉造委員)これまでに改修工事をしてくれた業者は,市村土建というふうになっておりますが,今回のこの,間違いなく水はけのいい,最高なグラウンドにしてくれる会社として,このアレスコという業者にお願いするということで,本当に信頼できる業者というふうに考えておりますが。これまでにやってくれた業者の方が悪いというわけではないんですけれども,こちらの株式会社アレスコさんが信頼できると考えますけれども,その点につきましてお聞きしてもよろしいでしょうか。 教育総務課長兼学校統合担当)今回の契約を交わす予定としております株式会社アレスコにつきましては,今回の工事について入札し…これまでも入札をし,落札をしているわけでございますけれども,これまでも各工事施工については,実績のある業者であると思っておりますし,今回の工事についても確実に工事を進めていただける業者だと思っております。また工事を進めるにあたっては担当におきましても,先ほど大和田副委員長からもありましたように,職員が足を運んで,工事の状況を確認して,業者とともに確実な工事に向けて進めていきたいと思っております。 玉造委員)ありがとうございます。前回の協議でやり方に対しましては,申し分のない念の入れようということで。この工事をもちまして,最高のグラウンドコンディションになるというふうに私は考えますので,ぜひ早目に工事をしていただければありがたいなと思います。 櫻井委員)私は今回の議案が仮に,私は反対しますけれども,反対したとしても,代替案があるわけですよね。もう。2か所のやつを見ているわけですから。それがまだ時間がかかるということであれば,もう潮時かなと考えますけれども,代替案がある中で,そしてまた財政支出においても,半分以下でできるというようなことを私は聞いてるんですけれども。そういうことを聞いていきますと,この2つの工法を我々も見ているわけですよね。であれば私は財政支出の無駄ということを考えると,早急にやることはできるなと考えております。 小松委員)色んな経過もあったんですけれども,やはり議員の皆さんの中には,こういう問題詳しい,専門の方もいらっしゃるし,市民の中にもね。だから行政側でこういう計画を立てる場合には,タイミングもあると思うんだけれども,そういう経験とか知識のある方の意見もよく取り入れて,それで決めてやることが非常に大事じゃないかと思うんですね。今回も櫻井委員などの提案で,色々と我々も勉強いたしました。それで,この,延び延びになって,関係者の皆さんは早くやってもらいたいということだと思いますけれども,今回の提案では,いつころまでにできると考えているんですか。これ。 教育総務課長兼学校統合担当)今回の工事の工期につきましては,議決のあった日からとなりますけれども,最終は平成31年1月31日までを予定しているところでございます。 小松委員)まあ,なかなか難しい判断ですね。 新田委員)前回の委員会でもお話させていただきましたし,前回の委員会の中で教育長からも同じようなことがあってはならないと,万全を期したいというお話をされてました。委員会の中で何回も協議をしてきましたし,もちろん執行部のほうでも協議・検証をなされた中で,これはベストな方法であるとの判断をした上での予算組みであると思いますので,皆さんおっしゃっておりますように,確実に進めていただきたいと思っております。 谷田川委員長)それでは,各委員の方から色んなご意見が出てまいりました。この件に関して,教育部長または教育長,きちっとした,今の意見を踏まえながら,もう二度とこのようなことが起きないという前提のもとに,委員の皆さんは真剣に考えてくださっております。その件に関してのご意見,また抱負と言いますか,必ずきちっとさせるというふうな答えをいただければ,話は先に進むのではないかなと思いますので,よろしくお願いします。 教育部長)色々,貴重なご意見をいただきましてありがとうございます。教育委員会としましては,今回のみならず,今までの委員さんのご意見,特に過去の失敗等も踏まえまして,まずは実際に請負契約,議決となりました時には,早々にまずは施工業者と瑕疵担保責任の部分も含めまして,情報共有を図り,信頼関係を持って施工にあたってまいりたいと思います。過去の失敗等も踏まえまして,担当者のみならず,教育委員会として施工現場にみなで注視をしまして,特に監督との情報共有も進めながら,確実な施工をしていきたいと考えてございます。よろしくお願いいたします。 教育長)慎重なるご協議,それからご意見を頂戴いたしまして,ありがとうございました。振り返ってみますと,八郷中学校ですね,本年度で開校5年目を迎えるわけでありまして,生徒あるいは教職員,保護者そして地域が一丸となって新たな伝統,新たな校風づくりに向けてがんばっていただいているところでございます。そういう中でも特にグラウンドを使うような運動部,野球,サッカー等でありますけれども,関東,全国レベル,そういったところまで力をつけていただいております。あるいは学習面も着実に成果を上げていただいているわけであります。当初からこの八郷中学校のグラウンドについては,できるだけ早く対応していただきたいという,議員さん方のお話も耳にしておりまして,私たちもそれで対応してきたわけでありますけれども,なかなか対応しきれなかった部分につきましては,大変ご迷惑をおかけしたなと,改めてお詫びを申し上げたいと思います。大変申し訳ございませんでした。学校が行事を開催する際に,天候を気にしないで,あるいは子どもたちが雨の降った次の日のグラウンドを心配しないで活動できるような,そういうグラウンドになってもらいたいなと,そのように思っております。先ほど委員さんからも,皆さんからご指摘いただきましたように,同じ轍を踏まないように,慎重かつ丁寧に,教育委員会職員といたしましても,執行中に工事の現状を確認させていただきながら慎重に進めていければと思っておりますので,充実した教育活動が展開できますように,ご配慮,ご理解をいただきたいと思っております。 谷田川委員長)ほかに質疑はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。 櫻井委員)議案第93号工事請負契約の締結について。私はこれまでにも,この件については真剣に議論してまいりました。この議案についてはまだ納得いっていないということと,先ほども申し上げましたが,千葉市のグラウンド,3中学校のグラウンドは違う工法で十分条件を満たしているというグラウンドを,私は見てきましたので,十分その方法でいけるのかなと感じております。ですから税金の無駄遣いであると実感しますから,この件については反対したいと思います。 谷田川委員長)ほかに討論は,ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第93号工事請負契約の締結について,平成30年度八郷中学校グラウンド改修工事を採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。 本案は原案可決すべきものと決することに賛成の委員の起立を求めます。 -賛成者起立- 谷田川委員長)起立多数であります。 よって,本案は原案可決すべきものと決しました。 次に,請願第14,教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願を議題といたします。 本件について,事務局から受理の経緯及び請願の概要等について説明を求めます。 事務局)請願第14,教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。 まず,受理の経緯でございますが,平成30年8月6日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,水戸市笠原町の茨城県教職員組合,○○様(個人名)ほか288名で,紹介議員は,村上泰道議員でございます。 内容でございますが,計画的な教職員定数改善による少人数学級の推進と,義務教育費国庫負担制度の堅持について,国への意見書提出を求めるものでございます。 以上で説明を終わります。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 これより審査に入ります。本請願についてご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。 池田委員)毎年この請願については出ていて,採択されている訳でございます。請願ですので執行部にお伺いするのもいかがなものかと思いますが,端的にお伺いいたします。請願事項の1番目ですね,計画的な教職員定数改善により少人数学級を推進することと願意が述べられておりますが,今現在ですね,教職員,先生方は多いのか,少ないのかお伺いをしたいと思いますし,少人数学級というのは,何人ぐらいをもって少人数学級というのか,確認をさせて頂きたいと思います。 参事学校統合担当兼学校教育担当)教職員の数ですが,各学校においてやはり少ない状況にあります。補充する教員も,今,全国的に少ない状況でございます。少人数の人数ということで,委員さんからご質問がありましたが,今,40人学級で学校は動いています。小学校1年生のみ全国的に35人まで,36人になった時点で二学級というような教育になりますが,一般の,それ以外につきましては,茨城県では今年度から25人以上の学級については,少人数を実施するというような方向で,もう一人の先生をあてがうような方向で動いているところでございます。 池田委員)以前,少人数学級については,各市町村,自治体において,例えば25名でやりますとなった時に,おたくさんのほうでは十分にお金があるようなので,県費のほうからペナルティを受けるというような話を聞いたことがあるのですが,現在もそのような状況にあるのかどうか。 参事学校統合担当兼学校教育担当)そのようなことはございません。ペナルティというようなことは一切ございません。国の基準に従って,40人を超えた学級についてはふたつと。それ以外については,先ほど申し上げたとおりです。 谷田川委員長)ほかに,ご意見等ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので,これより討論に入ります。討論は挙手により,お願いいたします。討論はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。請願第14,教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度堅持のための政府予算に係る意見書採択を求める請願を採決いたします。 お諮りいたします。 本件は,その趣旨・願意を妥当と認め,採択とすべきものと決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 暫時休憩いたします。 -休憩- 谷田川委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 ただ今,採択とすべきものと決しました請願第14は,地方自治法第99条の規定に基づき,国の関係機関へ意見書の提出を求めるものであります。そこで,休憩中に意見書案を作成し, お手元に配布をさせていただきました。 それでは,意見書案についてご意見等ございましたら,挙手によりお願いいたします。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので,この際お諮りいたします。 本件の願意達成のため,当委員会として,お手元の案文のとおり議長に意見書案を提出いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 次に,所管事務の調査として石岡市小中学校の適正規模・適正配置等についてを議題といたします。 本件について,執行部より説明を求めます。 教育総務課副参事学校統合担当)それでは教育総務課から,石岡市小中学校適正規模・適正配置につきまして経過報告をご説明させていただきます。 本日配布させていただきました資料は8月20日に開催されました第6回石岡市小中学校統合計画審議会において協議いただきました資料でございます。小中学校の適正規模・適正配置についての取組につきましては,昨年度新たに石岡市小中学校統合計画審議会を立ち上げてございます。昨年7月19日に審議会へ諮問して以降,約1年にわたりましてご審議をいただきまして,このような答申案として,統合再編に向けて一つの方向性を示すことができる段階となりましたので,委員の皆様にご説明させていただきたく,資料を配布させていただきました。 1ページ目をご覧ください。石岡市小中学校統合計画審議会では,平成20年12月に石岡市小中学校の適正規模適正配置についての諮問を受けまして,平成21年3月に答申をしております。その答申に基づきまして平成25年に八郷中学校への統合再編,今年4月には石岡中学校と城南中学校の統合再編を進めてまいりました。今回の見直しにつきましては,答申から10年を経過しようとしていることや,児童生徒数が,当時の予測よりも減少が加速していること,また,学校教育制度の多様化などに対応するため,新たに諮問し,答申を得るものでございます。 諮問の内容につきましては,4項目ほどございますが,1つ目に小中学校の適正規模・適正配置について,それから統合再編について,統合再編の時期について,最後に多様化する学校教育制度への対応についてでございます。審議会では,これらの諮問を受けまして,石岡市における適正規模適正配置に関する基本的な考え方や具体的な統合の組み合わせ,統合の時期等について審議し検討を重ねていただきました。 2ページでございますが,市内小中学校の状況でございます。小学校では昭和57年に7,799人,中学校では昭和61年に4,043人で,それぞれピークを迎えまして,以降減少傾向をたどっております。今年度には小学生3,333人,中学生は1,893人とピーク時の約4割に減少している状況でございます。 3ページは平成30年度の学校別学年別の状況でございます。黄色く染めている部分が複式学級となっておりまして,高浜小,三村小,関川小,北小,瓦会小,吉生小学校が複式学級となってございます。なお,関川小,北小,吉生小につきましては,2年生と3年生,4年生と5年生の4学年にわたっての複式学級となってございます。 4ページからは平成31年度以降の推計を示したものでございます。こちらは直近の住民記録から推計しておりますが,本年度に対し,小学校では平成36年度までに約300人,中学校でも42年度までに375人の減少が予測されます。 5ページは学校別推計でございます。今後も複式学級が続くことが予想されております。 6ページからは,学校別,学年別にみた将来推計でございます。推計における学級数につきましては1クラス35人学級で試算してございます。また学級数の合計が太字で強調しておりますのは,クラス替えのできない単学級となる学年がある学校でございます。また同様に複式学級はご覧のとおり続くと予測されますが,児童数の減少がさらに加速すれば,全ての学年で複式学級となってしまう可能性も出てきております。 10ページ以降は中学校の推計でございまして,現時点の住民記録と現時点の児童生徒数から42年度まで推計してございます。これによりますと,平成37年度から国府中学校において単学級となる予測がされてございます。 12ページにつきましては施設の状況でございます。40年代から50年代にかけまして,児童生徒の急増期に建築されたものが多く老朽化が進んでいる状態でございます。こちら右端に記載がありますように,昭和56年以前に建てられた校舎及び体育館につきましては,耐震補強工事を実施している状況でございます。 13ページにつきましては,各中学校区単位学区の状況と小中学校の位置図でございます。中学校の統合再編によりまして,学区が広範囲となっている状況がうかがえます。 14ページから16ページは学校規模によるメリット,デメリットでございます。こちらは文部科学省が一般的な傾向として示したものでございます。学校規模は,学習面や生活面,学校運営面など様々な場面でメリット,デメリットを生じるといわれております。児童生徒が集団規模の中で人との関わりをとおし,多様な考えに触れ,切磋琢磨する機会が多いというメリットが大規模校にはございます。小規模校には児童生徒一人ひとりに目が届きやすく,きめ細やかな指導が行いやすいというメリットがございます。一方,児童生徒の増加に伴い一人ひとりの活動の機会が少なくなりやすく,学校施設,設備の利用の面で制約が生じやすいというデメリットが大規模校にはございます。小規模校には人間関係が固定化しやすく様々な集団の編成や多様な学習活動の展開が困難となる場合が発生し,特に複式学級を有する学校においては,その傾向が顕著に現れやすくなる傾向にあります。 ページをおめくりいただきまして,17ページつきましては,適正規模の基本的な考え方を示してございます。国,県につきましては,いずれもクラス替えのできる学校規模が望ましいとしておりますが,石岡市の基本的な考え方についてもこれらを基本としながら,小学校においては,クラス替えが可能な各学年2学級以上となる12学級以上が望ましいとし,かつ,複式学級の解消を最優先とするものとしております。 中学校においては,クラス替え可能で,全ての教科の担任が配置できる3学年で9学級以上が望ましいとしております。また,適正配置の基本的な考え方につきましては,ページおめくりいただきまして,19ページにありますように,通学距離による考え方として,小学校にあってはおおむね4キロメートル以内,中学校及び義務教育学校にあってはおおむね6キロメートル以内としております。通学時間による考え方では,通学手段として遠距離通学者への支援として登下校用のバスの運行等を実施する場合においては,乗車時間は小中学校の授業時間程度を目安にすることが望ましいとしております。 20,21ページにつきましては,統合再編の枠組みを示しております。(1)の小学校の適正配置では,上段の高浜小,三村小,関川小,南小学校との統合再編案でございます。また北小と府中小との統合再編案を示しております。いずれも複式学級の解消を目指し,また適正規模を目指すものでございます。一方,下段の瓦会小以下の8つの小学校につきましては,2段階の統合再編案となってございます。複式学級の早期解消を目指しながら,各小学校の児童減少に対応するため,第一段階で複式学級を解消するために瓦会小と恋瀬小,葦穂小と吉生小と柿岡小学校との統合再編案でございます。最終的には第二段階で林小・小幡小・小桜小を含めた8校を1校にした統合小学校の再編を目指すものでございます。 小中一貫校による適正配置では,近隣学校の規模や地域的なつながりに考慮しながら,多様化する学校教育制度への対応と小規模校の課題を解消するために,小中一貫校の導入を目指す統合再編案でございます。国府中学校と石岡小学校の小中一貫校の配置,園部小・東成井小を統合再編し園部中学校との小中一貫校の配置でございます。また,昨年統合再編をしました石岡中学校,八郷中学校を含め,今後適正規模が見込める以下の学校を当面,単独校としております。 22,23ページにつきましては,統合再編の枠組みと優先度と,施設整備状況などから判断した場合の学校の位置を示しております。判断の基準といたしまして,児童生徒数から判断した場合の基準では,ABCの3段階の評価としておりまして,Aが より緊急度が高くCは緊急度が低い基準としております。6学級未満の学校をAとしまして,6学級以上12学級未満の学校をBとし,12学級以上をCとしてございます。同様に施設の状況から判断した場合におきましては,建築から40年以上経過している学校をAとし,20年以上40年未満をB,20年未満をCとしてございます。これらを総合的に判断した場合に,統合再編を急ぐ必要がある学校をAとし,いわゆる優先順位が高い学校として表記しております。Bにつきましては,やや急ぐ必要がある学校,Cは急ぐ必要がない学校,または統合の必要がない学校としております。高浜小,三村小,関川小,南小の枠組みでは,複式学級を有しているため,優先度が高くAとしております。 北小につきましても同様にAとしております。下段の八郷中学校区内の小学校につきましては,第1段階の吉生小,葦穂小,柿岡小の3校統合,瓦会小,恋瀬小の2校統合をAとしまして,また,林小,小幡小,小桜小を含めた第2段階の統合をBとしております。石岡小学校と国府中学校,また,園部・東成井小学校と園部中学校の小中一貫校の枠組みにつきましては,今後の児童生徒数の推計から,いずれもBとしてございます。 ページをおめくりいただきまして,24ページは統合再編の期間及び時期,多様化する学校教育制度への対応,小中一貫校の取組みと付帯事項を記載してございます。統合再編の期間といたしましては,前回の答申書と同じく10年間を目安としておりますが,その期間中に見直すこと,または期間を延長することができるものとしております。また再編の時期としては優先度の高い複式学級が組み込まれている学校から順次進めていくこととしております。多様化する学校教育制度への対応,小中一貫校への取組みとしましては,石岡市における小中一貫教育の基本方針を確認しながら適宜実施していくこととしております。付帯事項として保護者や地域の方との合意形成,通学に係る部分の支援,学校施設の整備についてを記載してございます。保護者や地域住民との合意形成につきましては,早急に進めなければならない優先度の高い学校においても保護者や地域住民には十分な説明を行い,理解と協力を得ながら進めることとしております。通学等の支援につきましては,学区の広域化による児童生徒の負担を十分に考慮すること,また,通学路の安全の確保に取り組むこと。通学手段として,通学用のバスを運行させる場合には,乗車時間や,通学費について過度な負担が生じないよう配慮することとしております。また,こちらにつきましては,先の審議会では,現在も負担しているバス料金があるため,現行制度を基本とする旨の表現を加えるような文言の修正意見をいただいております。学校施設の整備についてでは,統合校の今後の計画的な施設の修繕や学校施設の機能向上を図り,統合校の充実を図ることとしております。 最後の付属資料につきましては,教育委員会からの諮問書の写し,審議会委員名簿,審議会の経過,最後に学校統合再編工程概要でございます。答申の概要としましては以上でございますが,今後,答申にあたりましては,若干の文言の修正意見をいただいております。また,その修正につきましては,審議会会長の一任ということで審議会の了解をいただいておりますので,答申書の文言の修正をいたしまして,審議会会長より教育委員会へ答申をする予定でございます。今回は答申される前ではございますが,審議会で協議を重ねていただきまして,このような答申案として形になりましたことから,委員の皆様に報告説明をさせていただいた次第でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件について,質問等がございましたら挙手によりお願いいたします。 小松委員)詳細に説明をしていただいたわけですけれども。非常に今後の石岡市の教育のあり方。子どもの生活などにについて,非常に重大なと言いますか,影響を与えるものだと認識をしてございます。それで,今の説明に付け加えて,この最後のページにある審議会ですね。6回にわたって開かれたとなっておりますけれども。これは1回どのくらいの時間で,またこの審議経過の議事録というのはいただきたいと思います。それで,今後20名のメンバーで,審議会のメンバーですけれども,それぞれの各界の代表が入っているんですけれども,こういう方々がどういう意見を述べているのかというのを知りたいので,議事録を我々委員に,私などはお願いしたいと。これは本当によく議論して,市民の中でもね。そういうものだと理解しますので。その点をよろしくお願いします。 谷田川委員長)議事録を求めるという質問でよろしいですか。 小松委員)議事録を求めるというのと,それからこういうものは一応,審議会のこういう案がまとまったんですけれども,これからは具体化に向けてどんなふうな進行を考えているのかお伺いいたします。 教育総務課副参事学校統合担当)審議会につきましては,こちらの資料に提示しておりますけれども,1回あたり2時間,場合によってはそれ以上の会議もございました。それから各回の議事録や協議内容等につきましては,積極的に公表してお示ししたいと思っております。 今後の進め方でございますけれども,こちら答申をいただいた後に,庁内内部の統合計画策定委員会の開催を予定しております。それとあわせまして,これらの統合再編案をもってまた地域のほうにご意見を伺いたいということで,地域に入りたいと考えておりますので。以上でございます。 谷田川委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で本件を終結いたします。 次に,その他の件といたしまして,生活環境課から発言を求められておりますので,これを許します。 生活環境課長)私からは,霞台厚生施設組合地域還元施設の経過及び今後のスケジュールについてご説明いたします。 先月,8月24日に霞台厚生施設組合議会におきまして,旧白雲荘解体に伴い,新たな地域還元施設の経過及び今後のスケジュールにつきまして,説明されましたので,ご報告させていただきます。 A4の1枚になっている資料をご覧ください。これまでの主な経過につきまして,平成30年2月23日に組合議会において還元施設等検討委員会条例を可決し,同年5月24日に第1回地域還元施設等検討委員会を開催いたしております。なお,この際委嘱されました委員数は12名になります。6月には,旧白雲荘利用団体へモニタリング調査の実施,同月に地域還元施設等整備基本構想策定業務公募型プロポーザルを実施いたしまして,株式会社アスコ大東を選定しており,現在の業務を行っております。7月31日には,第2回地域還元施設等検討委員会を開催しておりまして,今後のスケジュールですが,9月には住民向けアンケートの実施,同月に高校生によるワークショップの実施,11月ころには地域還元施設等整備基本構想原案の策定後,組合議会,住民への説明,翌年1月にパブリックコメントの実施後,3月には最終答申として基本構想の完成の予定となっております。なお,資料にはございませんが,10月5日には,視察研修を予定しておりまして,視察先は埼玉県ふじみ野市エコパを予定しております。この基本構想を基に,新還元施設の設計・建設が計画されることになっております。 地域還元施設等整備の説明は以上です。 その他の冊子になっている資料ですが,同様に組合議会で報告されました新広域ごみ処理施設整備・運営事業建設工事実施設計図書(概要版)となっております。配布させていただきますので,後ほどご確認をお願いいたします。 今後,新たな決定がされましたら,その都度報告させていただきますので,よろしくお願いいたします。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件について,ご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。 櫻井委員)私,霞台の議員で質問するのも申し訳ないんですけれども,少しこの内容について,ちょっと緊急で情報が入ってきたのでお伺いしたいんですけれども。可燃ごみを燃やすとCO2が発生するということから,今後日本国内においてもその排出するCO2の負担金が課せられるという情報を聞いたんですね。それで今,横浜だか川崎だかあっちの方面で,やはりこの対策を取らなければならないということで,研究が始まっているということで,その内容からいくと,日量燃やす能力としては215トン。丸々燃やそうとするとCO2はこの倍でるという計算されるそうです。ですから430トン。掛けるトンについて3,900円これから課せられるだろうというふうに最近聞いたんですよ。ですからこれについての答弁ということではないですけれども,そうしますと1日最高に燃やすと,170万円近い負担金がかかるということになります。ですからそのへんのところ,ちゃんとした情報なのかどうか早急にやっていかないと。対策はあるそうです。もう別の対策はあるそうなんですけれども,それは今ここで申し上げなくてもいいことなんですけれども,それを早急に担当のほうで調査していただけないかなと思うんですけれども,いかがでしょうか。 生活環境課長)今の委員さんからのご指摘ですが,組合のほうで色々,コンサル等入れまして,そういう国の施策とか,数値とか変更になればその都度入れ込まなければならないものになりますので,そちらのほうは組合にも確認しまして,またそういう点がはっきりしましたら報告させていただきますので,よろしくお願いいたします。 櫻井委員)これが事実だとすると,霞台が稼働していくのが大変なことになりますのでね。調査していただけたらなと思います。現にもうやっている自治体もあると聞いておりますので。それは意外にも真実味があるのかなと感じます。ヨーロッパではこれ1,900円らしいですけれども。日本では震災の関係で少し遅れたので,少し高くなるんではないかということで,3,900円という基本的な値段が出ているんだというふうに聞いてますから。そのへんのところよろしくお願いいたします。 谷田川委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で本件を終結いたします 続きまして,社会福祉課から発言を求められておりますのでこれを許します。 社会福祉課長)社会福祉課から3点報告いたします。 最初に石岡市戦没者追悼式でございます。今年度は11月2日金曜日,午前10時30分より石岡市民会館において開式予定でございます。内容につきましては,市長の式辞,遺族代表追悼の辞,来賓追悼の辞,献花,石岡市中学生平和大使派遣事業活動報告を予定しております。準備が整いましたら,市議会議員の皆様に案内状を送付させていただきますのでよろしくお願いいたします。 次に,石岡市障がい者スポーツ大会についてでございます。例年10月上旬に教育福祉環境委員会委員の皆様にもご出席をいただき,石岡運動公園体育館にて開催しておりますが,今年度は体育館の改修時期と重なることがわかっておりましたので,昨年のスポーツ大会終了後から,参加団体及び参加施設と開催についての協議を実施してまいりました。協議の結果,同規模の代替施設がない,時期をずらすと,暑い時期か寒い時期となってしまい,障がい者の体調管理が難しい等のご意見をいただき,今年度は休止し来年度からまた実施することとなりましたのでご報告いたします。 最後に防災ベストの検討状況についてご報告いたします。平成30年第2回定例会一般質問において,周囲から障がいがあることがわかりづらい,視覚及び聴覚障がい者向けに,周囲に障がいがあることを示すベスト型ゼッケンの導入についてご質問があり,災害時の障がい者支援ツールとして有効と判断し,障がい者団体と協議を開始したい,またベスト以外にも,障がい者の意思表示用バンダナなどもあるのでどのようなものが使いやすいか,協議の中でご意見を伺いたいとご答弁いたしました。その後,視覚及び聴覚障がい者団体と協議を進め,視覚障がい者団体からはバンダナでは裏表が分からないので,前後が分かりやすい前開きの大きめのベストがよいと言うご意見をいいただき,聴覚障がい者団体からは,ベストでもバンダナでもよいが,目立つものが良いとのご意見と,居場所を知らせる笛があるとよいとのご意見もいただきました。さらに,両団体から自宅で被災するとは限らないので,避難所にもおいて欲しいとのご意見をいただきました。今後はいただいたご意見を参考に,平成31年度予算要求に向け,配布対象者の範囲,配布方法,作成数について協議を進めてまいりたいと考えております。 社会福祉課からの報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件について,ご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。 ご質問等はござませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で本件を終結いたします 続きまして,高齢福祉課から発言を求められておりますのでこれを許します。 高齢福祉課長)認知症高齢者等広域徘徊模擬訓練開催についてご報告いたします。 平成29年度に,県の認知症重要政策の一つとして,認知症高齢者等広域徘徊模擬訓練が開催され,県と市町村の協働により行われました。内容としましては,全市町村共通で机上訓練として情報伝達訓練と東海村を中心とする近隣4市町村で同時間帯にそれぞれのルートで徘徊役の方への市民による声かけ訓練が行われました。平成30年度は,笠間市を中心に近隣4市町が10月30日火曜日,8時45分から12時の間で声かけ訓練を行います。 石岡市としては,徘徊模擬訓練は初めての試みとなります。南台地区,場所的にはひたち野農業協同組合から運動公園までで,徘徊高齢者役の方を配置し,声かけ訓練を実施いたします。また,住民の方,南台地区の住民の方が中心となりますが,声かけ促進を行うことにより,認知症になっても安心して暮らせるよう,地域で見守り,支え合う方法を考えるきっかけづくりとしていきたいと考えております。模擬訓練当日は,県職員,高齢福祉課職員と石岡警察署をはじめ,市内の介護事業所や在宅介護支援センター等の関係者にご協力をいただき開催する予定でおります。 報告は以上です。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件について,ご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。 櫻井委員)簡単に提案申し上げます。前回,一般質問でやったユマニチュードっていう介護ケアの手法ですけれども。こういう徘徊の方にも効果があります。それはやり方があるんですよ。手の添え方とか,声のかけ方とか。声は正面から。認知症の方は基本的に視野が狭くて,恐怖心を抱いているそうですよ。ですからそういう知識を持って声かけをやっていかれるといいと思います。ですからこの間私が提案しましたユマニチュードという手法について,よく研究していただきたいなと思います。答弁は結構です。 谷田川委員長)ほかに質問等はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で本件を終結いたします 続きまして,健康増進課から発言を求められておりますのでこれを許します。 健康増進課長兼石岡保健センター所長)健康増進課から,石岡地域市民医療懇談会の進捗状況についてご報告申し上げます。 お手元のA4版1枚の資料,石岡地域市民医療懇談会の経過についてをご参照ください。まず,第1回目の懇談会は6月25日に石岡保健センターにおいて開催されました。内容といたしましては,石岡市,かすみがうら市,小美玉市3市の行政,市民代表,医療関係者等,各委員16名により,石岡地域における医療の現状,課題等の意見交換を行いました。主な意見としましては,人口10万人当たりの医師数が全国平均の半分以下と,医師不足が深刻であり,特に小児科,産婦人科の医師数が少ない状況ですとか,石岡市において15年以上医療機関の新規開業がなく,医師の高齢化も進んでおり,休日夜間の救急診療体制の今後の維持が大変厳しいといった意見等が出されました。 1回目の状況を踏まえ,第2回目は,石岡地域の医療の現状を,1人でも多くの市民の方に共有していただき,今後の医療体制のあり方をともに考えていただきたいとのねらいで,一般公開形式を取り,8月23日ふれあいの里ひまわりの館で総勢284名の参加者の中,実施いたしました。内容といたしましては,各市の取組等としまして,石岡市の医師確保対策が特にない中,かすみがうら市におきましては,近隣の医療機関との連携が図れていること,土浦協同病院に対する運営補助金の支出,さらに予防に力を入れた健康づくりのための協定のことなど,小美玉市においては,小美玉医療センターを民間移譲し,小児科が開設されること,寄附講座等の対策,また水戸市を中心とする定住自立圏への参加などの紹介もあり,地域によって医療施策や体制に違いがあることも浮き彫りとなりました。 しかし,少子高齢化,人口減少化社会に向けまして,このような地域格差を解消していくためには,国や県の施策を取り入れつつ,この石岡地域で医師が育って定着していく環境づくり,また医師確保のための器づくりなども喫緊の課題であり,そのためには,3市のさらなる連携や市民の理解が不可欠であることで意見がまとまりました。 2回の懇談会で集約されました意見を踏まえ,3回目は,具体的な方策を考え導き出す方向で,10月31日に開催予定としております。詳細が決まり次第,また周知させていただきますので,よろしくお願いいたします。 報告は以上でございます。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件について,ご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。 ご質問等はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で本件を終結いたします。 続きまして,生涯学習課から発言を求められていますので,これを許します。 生涯学習課長)八郷総合支所の有効活用について。説明に入る前に,表紙の4課連名となっておりますが,図書館機能を中心とした活用となりますので,代表して生涯学習課からご説明させていいただきます。 本庁の新庁舎完成により,八郷総合支所から議会機能が移転することに伴い,支所総務課と行革推進課が中心となり,中央公民館にある図書室や農村資料館など所管の異なる複数施設を集約・複合化する形で,関係部局と協議し効率的な配置と余剰スペースの有効活用の両立を目指し,新庁舎建設の基本方針を参考に素案をまとめ,先日,公共施設等総合管理計画推進本部と公共施設等総合管理計画委員会でも了承を得ましたことから,本日,教育福祉環境委員会へご報告させていただくものでございます。 資料1をご覧ください。こちらの資料は,八郷総合支所に複合化を検討することに関して,公共施設等総合管理計画推進本部で審議した結果を基に,支所総務課で作成した複合化イメージでございます。八郷総合支所の複合化にあたりましては,資料の右中ほどの枠の中に記載していますように,昨年度,支所総務課で実施いたしましたアンケート結果で一番要望の多かった図書館機能を中心とした活用を行うこと,公共施設等適正管理推進事業債の利用を目指すことを前提条件として検討しております。なお,この事業債の活用にあたりましては,利用条件としまして集約・複合化施設の供用開始から5年以内に既存施設の廃止が必要となりますことから,常任委員会に報告後,それぞれの関係団体と調整を行う予定としております。施設の選択につきましては,アンケート結果等を基に,農村資料館,けやきの家,農村高齢者センター,中央公民館内図書室を候補施設とし,複合化イメージを作成しております。 資料2をご覧ください。複合化した場合の各フロアのレイアウト案でございます。次のページの資料3は,現在の八郷総合支所の各フロアの配置図でございます。現在の配置から変更となる部署は,資料2において緑色で表示しております。1階の市民窓口課などの窓口部門はそのままとし,2階に利用者が多く見込まれる図書館等の各施設機能を配置し,4階にこれまで2階と3階に分かれておりました教育委員会の各課を配置し,3階の生涯学習課,文化振興課が移動した跡に,道路建設課と下水道課を配置する形としています。今回お示ししておりますレイアウト案につきましては,今後の協議の進展により,変更が生ずる可能性がございますのでご了承いただきたいと思います。 資料4をご覧ください。こちらは,複合化に関係する部局でまとめたスケジュールでございます。今回の各常任委員会へ報告後,各々の関係団体と調整を行い,平成32年度中に供用開始できるよう,所管課において作成したスケジュールでございます。今年度,引き続き関係各課と協議を重ねた上で,公共施設等総合管理計画推進本部,パブリックコメント等の段階を経て,支所総務課において支所の個別計画を策定し,次年度関連予算を要求していく予定でございます。31年度は,複合化についての設計業務,32年度は八郷総合支所の改修工事と並行し,支所の配置換えを行い,年度内の供用開始を目指しております。 以上で説明を終わります。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件について,ご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。 池田委員)1点だけ確認いたします,配置換えのレイアウトを拝見しますと,図書スペースが2階だということでございます。一般的に書籍は重いものであるということで,書架の配置や並べる本の量にもよると思いますが,そのへんの計算は当然されていると思いますが,その協議された内容についてお伺いいたします。 生涯学習課長)2階の図書等の計算につきましては,今後,設計等含めまして計算していきたいと思います。平成二十…以前ですね,支所の有効活用で2階に図書スペースを検討した資料がございますので,それに基づいて計算をしていく予定となってございます。 玉造委員)資料2のほうの案というところにも書いてありますが,けやきの家というような団体が2部屋使うというような案が書いてありますが,このけやきの家というのはどういったものかお伺いいたします。 社会福祉課長)けやきの家についてご説明いたします。けやきの家につきましては,昭和34年に現在の場所に建設されました公共職業安定所の建物を移転に伴いまして,石岡市に譲渡されて今現在使用しているものでございますけれども,現在は地域活動支援センターとして,NPO法人いぶきに業務を委託しておりまして,主に精神障がい者の方の職業訓練を実施しております。支所2階のゆいテラスについても同NPO法人が運営について行っておりまして,同じ場所でできることが望ましいのではないかということで,こちらに移転を考えさせていただきました。 玉造委員)現在はけやきの家というのはひまわりの館にあるものではないのか…現在はけやきの家はどこにあるかお伺いいたします。 社会福祉課長)現在の所在地ですが,石岡駅を国道6号方面に向かっていただいて,坂の途中,右側にちょっとわかりづらい建物ですがあります。ひまわりの館にはございません。 玉造委員)ただ今のご説明では,障がいのある方の職業訓練として入るというようなことに理解をしましたが,これは人数的にはどのような規模と言いますか,お伺いいたします。 社会福祉課長)現在,登録されている方が13名。実際に通所されている方は11名となっております。 新田委員)1点だけ気になったのでお聞きしたいんですけれども。資料2の中にあります議場なんですが,今後活用を検討しているということで書かれていますけれども。現在までに出ている案とかがあれば教えていただきたいなと思います。 生涯学習課長)議場につきましては,現在検討中でございます。 櫻井委員)私も1点だけお尋ねいたします。仮出所,仮退院をした犯罪者というかね,そういう人たちのサポートセンターを作ろうかというご相談を以前にしたと思うんですけれども,見切り発車で今度石岡商業の近くに間借りしてね,サポートセンターを仮に作るんですけれども,このサポートセンターというのをこの中に組み入れることはできなかったんですか。以前より話が出てたんですけれども…まあ出てなかったと判断して,これは以前からご相談していることですから,よく検討していただきたいなと思います。 教育部長)今回の支所の有効活用の件ですが,基本的に支所総務課,行革推進課が行ってございまして,今回教育福祉環境委員会で説明申し上げましたのは,検討されている内容が図書館であったり,農村高齢者センターであったり,農村資料館であったり,けやきの家であったり所管が教育福祉環境委員会の所管で検討されておりますので,その経過についても常任委員会に説明していただきたいということで,報告させていただいてございます。今回入っている機能以外の部分につきましては,誠に申し訳ございませんが,支所総務課ないし行革推進課の所管になると考えてございますので,その点につきましてはよろしくお願いしたいと思います。 谷田川委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で本件を終結いたします 続きまして,文化振興課から発言を求められておりますのでこれを許します。 文化振興課長)文化振興課からは,文化芸術振興基本計画策定の進捗状況について口頭により,ご報告申し上げます。 現在,文化芸術振興基本計画策定委員会において,計画案の策定を進めております。計画策定については,市民の皆様の意見を反映するため,アンケート調査を実施したところでございます。アンケート調査につきましては,市内に居住する16歳以上の男女を対象として無作為抽出をかけました。調査票のサンプルは,対象者を小学校区で按分し,かつ10代,20代と10代ごとに分けて,もっとも上位の年代を80代以上として8階層の年齢層に分けて対象者を設定しております。最終的に調査票は,除票者等を除き3,156通を発送しております。 回答は,7月30日を締め切りといたしまして,840人から回答があり26.6パーセントの回答率となっております。策定委員会につきましては,8月17日会議を開催しまして,7月に実施しましたアンケート調査の集計結果を報告いたしました。また,計画の作成方針を説明し,委員の皆様からご意見をいただいたところでございます。現在,計画案の作成を進めているところでございますのでご報告申し上げます。 以上でございます。 谷田川委員長)以上で説明は終わりました。 ただ今の件について,ご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。 ご質問等はございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので以上で本件を終結いたします。 その他の件といたしまして,ほかに発言は,ございませんか。 小松委員)時間がだいぶ過ぎていますので,端的に。この教育福祉環境委員会でも何度も議論した,いわゆる市立保育所,統合保育所という言い方も。これについてはこの委員会でも慎重な審議が行われ,執行部としても市長の明確な方針が提起されて,予算も決められております。今回の一般質問では2人の方が質問されておりますけれども,私としては執行部に対しては堂々と,大義があるものですから,やはり進めていただきたいと。その場合に市民から色々意見が出ている問題については,よく解明してですね,皆がよく一致できる方向で具体化を図っていただきたいと,そのことを心からお願いする次第です。 池田委員)私から1点お伺いしたいんですが,今回,議案として旭台会館の駐車場用地の取得の議案が撤回されたわけです。それで,議案については出すも出さないも執行部のことですので,そこには触れませんが,それにいたしましても今現在も駐車場として当該の土地は利用されているわけでございます。そこで今後予想される本市としての対応や問題となるべき点がどのようなことで認識されているのかお伺いいたします。 生活環境部長)旭台会館の駐車場用地の購入につきましては,昨年度の補正予算,また今回の議会開会の取り下げと大変お騒がせして申し訳ございませんでした。経緯からお話させていただきますと,この駐車場の借地契約が昨年度末で切れることから,再度補正で購入ができなかったものですから,権利者に借地の契約延長を申し出てきたことから,どうしても当初予算に間に合わず,今回の9月補正ということになったんですけれども,購入してくれるのであればということで,借地の契約を延長していただいて,今回の9月補正に計上させていただくような流れになったんですけれども,取り下げたということで,今の旭台会館を運営していく中では,利用者の利便性を低下させるわけにはいきませんので,今後と言いますか,議会開会日の取り下げを受けまして,その日のうちに権利者と面会をしようと思ったんですけれども,何か,おまつりまで入院するということで面会ができなかったものですから,おまつり後,相手の様子を伺いながら再度駐車場用地を借用できないか交渉してまいりたいと思います。 池田委員)それに伴いまして,駐車場の件とは別に指定管理者との協議も当然必要になってくると思いますので,その点もあわせて対応されていくことを望むものです。 それと旭台会館につきましては,個別施設計画の提示がなされまして,それについては説明を受けているわけです。旭台会館を議論する場合にどうしても東地区公民館を考えなければならないと思いますが。昭和56年7月から,今年で38年ですか,経過する中で,近年,様々な問題点が指摘されています。指摘されているにも関わらず,現在のような状況でいることは,言葉選ばず申し上げるならば行政の不作為と言わざるを得ない状況もあるわけです。そこで,現在の東地区公民館の現状や今後のあり方,考え方,方向性を今現在言える範囲で結構ですのでお伺いしたいと思います。 教育部長)東地区公民館につきましては,地代の話から今まで皆さまの意見を頂戴しているところでございます。また,公共施設等総合管理計画委員会,個別施設計画にあたりまして,そちらから答申がございまして,その中でも東地区公民館のあり方を抜本的に検討する上で,同一地区に立地されている旭台会館及び児童センター等との複合化等を検討されたいという答申をいただいております。教育委員会としては複合化につきましては,所管課と当然検討をしていかなくちゃならないと考えてございますし,東地区公民館そのものにつきましても,色々なご意見を頂戴してございますので,東地区公民館につきましては,現在東地区公民館の地域内の公共用地が活用できるかどうか,また新たな土地の活用の可能性があるかどうか,現在模索をしているところでございます。現在の状況はそういうことで,担当課としては可能かどうか検討を開始していきたいと考えてございます。 池田委員)現在の地権者との契約は31年度末,平成32年の3月31日には契約が切れて,新たな契約とかそういうことになってくるかと思うんですが,やはり手をこまねいているとは申しませんけれども,現状のままで新たな契約更新ということになりますと,さらに結論が延びてしまいますので,ここはやはり本腰を入れてですね,あり方そのものも含めて,先ほど部長答弁の中で複合化とか,あるいは市有地の活用あるいは新たな土地の購入ということも出ましたので,そのへん本当に見ていただければと思います。それで公共施設はそもそも設置根拠がありますので,その意図を実現するために設置されているわけですから,当然目的別施設ということになります。新たな移転先がないから,例えば運動公園を潰してそこに建てましょうなんていう議論は本末転倒ですので,そのへんもよく考えて進めていただけたらと,そのように思います。 櫻井委員)これ長時間にかかって質問等やって申し訳なかったんですけれども,2点ほどお伺いいたします。ひまわりの館の入浴施設で,レジオネラ菌でああいう一つの事件を起こしてしましました。それで今回色々対策を練ったようでありますけれども,つい先日の新聞で茨城県が水道の消毒で,一次消毒っていうのかな,オゾン消毒っていうのを取り入れました。それで経費を半分にしたというようなお話を聞いてます。この入浴施設においても,これは飲料ではありませんから,消毒が目的でありますから,オゾン消毒というのを今後検討していただければと思います。簡単にできますから。これについては答弁は結構ですけれども,こういう方法もあります。県がやっている水道よりもはるかに簡単なんです。入浴施設のオゾン消毒は。よく頭に入れておいていただきたいなと思います。 もう1点は先ほどから出てますけれども,統合保育所の問題。これはその場所の問題で,地元の方から色々抵抗感があるということで,絶対にということもお話も伺っております。場所のことでそんなに抵抗があるのであれば,よくこれについては検討なさって,早急にやるべきではないかなと思うんですけれども。私はそういう中であのイベント広場。それから石岡小学校もああいう文化財の上にあるわけですから,石岡小学校でいいんだよな。市民会館の脇はね。あるわけですから,石岡小学校を移転して,保育所もやって。以前にもちょっと言ったんですけれども,幼保小連携みたいなね,やつでやると1つの建物の中でやっている自治体がたくさんあります。そこに複合文化施設の案もあるわけですから,そういうものも含めてあそこに1か所にまとめちゃうというのも一つの方法だと思いますので,今後検討していかれる価値はあるのかなと思います。お考えがあればお願いしたいと思います…。もう1点,市民会館もそこにあるわけですから,市民会館の問題もそれで解決していけるのかなと思います…。よく本当に検討していってください。その場しのぎの答弁をしちゃうから,原稿だけを読んでて,その場しのぎの答弁をしちゃうから,色んな事業が空回りしちゃうという傾向が見られますので,そういう点よろしくお願いしたいなと思います。 谷田川委員長)ほかに発言は,ございませんか。 〔「なし」との声〕 谷田川委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。 次に,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 本委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声〕 谷田川委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。 長時間お疲れ様でした。 |