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平成30年度 総務委員会
山本委員長)ただ今から,総務委員会を開会いたします。 本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。 次に,本日説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより,議事に入ります。所管事務の調査として,新庁舎建設の進捗状況及び外構工事についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)それでは,新庁舎建設事業の進捗状況及び外構工事についてご説明させていただきます。新庁舎建設の進捗状況でございますが,お手元にお配りしました現在の状況写真と工程表によりましてご説明申し上げます。今回,進捗状況に併せまして,新庁舎外構工事の発注方法についてご説明させていただきますので,よろしくお願いいたします。 資料@,現場状況写真をご覧ください。先日7月9日月曜日の現場の状況を撮影したものでございます。また,下段の断面図では,赤く表示してございます前回のご報告と同様で,3階床面までのコンクリート打設工事が完了してございまして,現在は,緑色でお示ししております屋根の鉄骨部分の施工に取りかかっている状況でございます。同時に,地下1階,地上1階,2階部分の内装の下地,仕上げ工事も同時並行で進めている状況でございます。 工程の進捗でございますが,4月の天候不順による影響以降,工程の再調整を行っているところですが,現時点で当初の工程計画に比べまして,鉄骨屋根工事の工程に遅れが生じている状況でございます。 これに対し,工程の調整の中で,下層階の内装工事など屋根の影響がない箇所を同時並行で施工を進めるなど,全体工程の中では遅れを吸収させるよう調整を図っているところでございますが,スケジュール的には余裕のない状況の中,工事を進めることになります。今後,関西地方の豪雨災害の影響も懸念される中,非常に厳しい状況ではございますが,来年1月4日の新庁舎利用開始のスケジュールには影響のないように,引き続き調整してまいります。 次に,工事の発注についてご報告いたします。資料A,新庁舎建設事業 工程表をご覧ください。外構工事の中段,オレンジのグラフで1工区外構工事【3次】(一般駐車場)がございます。これまで,外構工事については一般競争入札で適切な時期に発注を行うと説明してきましたが,この3次工事については,本体工事施工者であるフジタ・平成建設JVに1者随意契約にて発注したいと考えてございます。この理由といたしまして,来年1月4日の庁舎利用開始を目指すに当たり,その前に建築基準法で定める建物の仮使用許可を取得する必要があり,最低でも一般駐車場を利用できる状態まで整備する必要がございます。そこで,現在の工程の進捗状況を踏まえ,一般競争入札と1者随意契約方式での比較検討を行いました。 資料B,外構工事工区割図をご覧ください。外構工事の区分けと,一般駐車場施工にあたりまして調整が必要な事項について,図面に表示してございます。工程管理につきましては,先ほど申し上げましたとおり,新庁舎本体工事の工程に余裕がない中で,建物の完成を優先とする必要がございますが,同時に,本体工事中でも駐車場の工事をできる限り進めておく必要があります。しかしながら,一般駐車場の施工については,新庁舎本体工事の作業ヤード,搬入路と重なりまして,さらに,仮設庁舎への仮駐車場の台数も確保しながら仮設庁舎への来庁舎の安心安全な誘導路の確保などが必要で,新庁舎本体工事と密に連携しながら,業者間で週単位,日単位での工程の調整が必要で,その調整に係る時間的ロスを極力なくす必要があると考えました。 また,一般競争入札の場合,約1億8,000万円の設計額となりますが,1者随意契約の場合,本体工事と合算しての諸経費率及び請負比率による調整を行うことにより,約1億3,000万円の設計額となり,発注段階で約5,000万円の工事費圧縮が期待できることとなります。 これら比較検討の結果,本体工事施工者であるフジタ・平成建設JVに1者随意契約で発注し,新庁舎本体工事と一般駐車場を一体的に施工することによって,諸経費調整による工事費の圧縮のほか,工程の調整を1社内で完結できることから適切な工程管理が期待でき,本体工事への影響を最小限とし,期限までに工事を完成させてまいりたいと考えてございます。 もう一つの1工区外構工事【2次】(公用車駐車場)については,完成までの期限を平成31年3月としてございまして,こちらはこれまでどおり適切な時期に一般競争入札で発注を行いたいと考えてございます。 施工業者とも定期的に打合せを行い,工程の管理には十分協議をして参ったところでございますが,以上のような状況を踏まえ,委員の皆様のご理解を賜りたく,どうぞよろしくお願い申し上げます。 山本委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件について,質問等がありましたら挙手によりお願いいたします。 高野委員)今,説明を聞きました。私は,外構は地場産業ということで,地元に出るものかなと。地元での業者さんがお待ちしているような部分もあったのではないかなと思っているのですけれど。金銭的には5,000万円がうくと。お金のことだけ考えれば大変なもうけなんですけれど。それで私が一番懸念することは,結局これ,JVさんへ随意契約ですからお願いする形になるかと思うのですね。それで工程ですよね。JVさんが受け取れば,結局自分で搬入路を確保しながらやってくれるということで,自分のところでやっている工事ですから,どんなことをしても調整しながらやるんでしょうけれど,このJVさんが随契でもらうことで,これは設計士さんとか,JVですね,ここで完全に工期の遅れ等々,そういったことは克服できると,話はいただいているんですか。お伺いします。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)この発注に関しまして,事前に,内々に可能かどうかということで調整を行わせていただいております。その中で,十分というわけではないのですけれど,スケジュールの期限までには完成させていただくように申し入れして,先方も何とかできそうだという回答はいただいてございますが,ぎりぎりにはできるということでございます。 高野委員)ぎりぎりで間に合うということですけれど,我々もここで委員として協議して,皆さんにいいでしょうということになれば,それは我々もそれなりに責任ございますし,やはり最終的にはおっつかなかったということになると,我々の責任も出てくるかと思うんですね。ですから,ぎりぎりではなく,少し努力していただいて,ちょっと余裕が持てるような,そんな形で進めていただければと,私は思います。 ですから,設計士,また,フジタ・平成建設JVですか,きちっと協議を。仕事はいただきました,じゃあ工期は間に合いませんでした,ということでは我々の立場というか,委員会の立場もございますので,そのへんのところは私はきちっと。またこれから,その工程とかそういった部分も伺うと思うんですけれど,お願いしたいと,さように思うわけでございます。以上でございます。 菱沼委員)説明をいただきまして,ありがとうございます。実際,今回,第一工区の外構工事,2次3次ということで,変更ということで報告があったわけですけれど,前回の総務委員会では6月18日には,当初,一般競争入札にて行うという話がされていたわけですけれど,その後,工程会議で,いつの時点でこういうふうな状況になったのか,まずお伺いしたいと思います。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)工程会議につきましては,毎週木曜日,定期的に設計業者,施工業者を交えまして,市のほうも出席して行っています。その中で,工程につきましては4月の天候不順等により多少遅れが来ていますけれど内装等をがんばれば何とかできますという話でまとまっていたのですけれど,今回,鉄骨関係ということで,資材の納入関係で遅れが出ている。現場のせいとはなかなか言いづらいところもあるのですけれど,その関係が判明したのが,その直後といいますか,報告を受けたのがその頃ということで。ちょっとあやしいなという話もあったのですけれど,正式に工程会議の中で,こういう状況で今こうなっていますという報告を受けたのが,6月の21日の段階で正式に報告を受けている状況でございます。 菱沼委員)そういう中で,実際,変更しなければいけない,変更は,どうしても工期がありますのでやむを得ない部分もありますけれど,先ほど高野委員が申し上げましたとおり,工期,10月31日が一つの目途となります。また,最終的に1月4日の開庁式,これがずれ込むようではいけないと思いますので,その部分においてはしっかりと。確かに天候も関係はすると思いますけれど,しっかりと工程会議において協議をしていただいて,遅れの部分も早く解消できるようにしてもらいたいと思います。 それから,また話は違いますが,一時,庁舎と6号国道の部分においてはアクセスをするとかしないとかということが,一時話が出たと思うんですけれど,現状,6号からの進入路というのはどのようになっているのでしょうか。お尋ねします。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今回の新庁舎建設に際しまして,6号国道からの直接のアクセスということも当初から検討してまいりました。結果としては,国のほうの許可がもらえず,入口の設置というのはできなかったのですけれど,歩行者等が通れる程度の通路は確保しているという状況でございます。車の出入りはできないという状況でございます。 菱沼委員)当初の部分においては,安全が確保できるように,危険がないような部分での進入路というのを確保してもらいたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 櫻井副委員長)確認したいのですが,本体工事の遅れということで,今回随契でその遅れを取り戻したいという説明だったわけですけれど,本来,一般競争入札で行うという前提の中で工期を。それとはまったく別のところで本体工事をやっているわけですけれど,随契がもし無理な場合,本体工事はどのぐらい遅れるということで想定しているんですか。その遅れの説明がないので。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今回の一般駐車場の発注に関しまして,これが本体工事に影響するかといいますと,実際,本体工事については,こちらを優先して工事を行っていますので,基本的には駐車場によって遅れるということはございません。しかしながら,庁舎をオープンさせるに当たっては駐車場もないと,オープンさせるに当たって市民の皆さんの利用にも影響がありますし,せっかく建物だけできていても駐車場がなくては停めることもできない,そういったことがございますので。それを,駐車場だけでも,本体と合わせてお客さんが停める駐車場だけはなんとしても完成させておきたい,そういった目標のもと,今回の報告となっているという状況でございます。 櫻井副委員長)そうしますと,一般競争入札で1億8,000万円が予定価格というような説明がありましたけれど,1億8,000万円ですと議会に議案として提出するということになると思うんですね。この予定表で見ると,8月の頭となっていますけれど,当初の一般競争入札の場合はいつごろから開始予定だったんですか。駐車場の契約というか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今回,一般競争入札で行った場合なんですけれど,この場合はもちろん議決案件になると思います。そうしますと,9月の議会で議案をお願いするような形になると思います。今回は,一般競争入札ではなくて随意契約でお願いしたいということでございますので,一か月程度は早く発注できるのかなという形でございます。 櫻井副委員長)9月の議会に当初は上程予定だったというのはわかるんですけれど,一般競争入札の契約予定日がいつ頃なのかなんですよね。要は,例えば8月に入札をかけて,9月に予定していたと,当初のものは。そうなると,今の段階でいくと,直前になって入札を回避するという説明になってしまうんですよね。それであれば,本来,業者としては,6月21日に報告するのではなくて,もっと前に本来報告をして,6月の定例会の総務委員会のときにでも,非常に遅れがきそうだと,場合によっては随意契約があるかもしれないという説明があってしかるべきだったと思うのですけれど,そのへんの議論はされていないんですかね。一方的に業者に説明を受けて,はいそうですかということで随契にしたのか,というふうに受け取られかねないんです。 管財課長)先ほども申し上げましたように,6月21日に。その前の工程会議からも,若干遅れているという話を聞いておりました。21日に正式に工程会議の中でそういう話が出まして,早急に設計事務所と話をいたしました。その中で,外構工事の図面等はもうできておりましたので,こうでもない,ああでもないと言いながら,じゃあ1月4日に完成させるためにはどうしたらいいだろうという中で,内部で決定いたしまして,進めたところでございます。 櫻井副委員長)そうしますと,1月4日に一定程度の駐車場を完成させたいということで,今回随契の提案がきているわけですけれど,駐車場の場合,きちっと舗装をして,白線を引いて,ということだと思うんですけれど,砂利ではまずいのですか。要は,1月4日のために随意契約をするんだということにあるわけですよね。当然,安全上の問題から行けば舗装であることはベストなんですけれど,砂利敷きの駐車場を今使っていて,砂利敷きでもいいのではないかと思うんですよね,競争性を確保するのであれば。 それで,先ほどの説明でも1億8,000万円が1億3,000万円の5,000万円安くなるということで,5,000万円安くなる,随意契約なら5,000万円安くなる,何々なら何千万安くなるという話であれば,最初から一体で,全体工事で契約すればよかった話で。別の一般競争入札でやりますよと当初言っていたのが,駐車場,車庫も場所を変えたということがあって,現場の問題もあって,随意契約でやらせてくれという説明がありましたけれど,続いてこれもまた随契なので,みんな随契,随契って。一つ取ったらみんな随契って,何か競争性ということに対してどうなんでしょう,契約の正当性としていいのですか。担当課としてはそのへんは議論しなかったんですか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)当初より目標としておりました1月4日の新庁舎の供用開始,こちらまでに工事を完成させるというスケジュールを最優先として考えさせていただいて,検討したものでございます。フジタ・平成建設JVにつきましては,現に施工中であるということで,そういった諸々の条件を総合的に考えさせていただいたという表現で申し訳ないのですけれど,他の業者さんでは1月4日に間に合わせるには調整期間がネックになってしまう,そういったことを考えまして,今回の随意契約で施工したいということでございます。 櫻井副委員長)そうしますと,本来一般競争入札ということでこれまで説明がありましたけれど,今回の場合は,先ほど説明があった鉄骨屋根の工事に遅れが生じているようなことがあって,現場の取り合いの問題で駐車場工事を他の業者が一般競争入札で落とした場合,現場監理の問題から工事が遅れる可能性がある,打ち合わせに時間がかかるということで,どうしても随契が必要だ,ということなわけですよね。それ以外の選択肢というのは,考えていないということですか。いくつかの選択肢があって,これがベストだとしてとったのか,別な選択肢を協議していなくて,これだよということできているのか,そのへんを知りたいんです。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今回,1月4日というのを大前提として考えさせていただいてございまして,それに間に合わせるためにということで,一般競争の場合と随意契約の場合とで比較検討させていただいたわけで,これを回避する方法としまして,1月4日をあきらめるという方法もあったかとは思うのですけれど,さすがに今まで1月4日と言っていて,工事のほうを進めてきた中で,市民の方々や議会のほうでも1月4日ですよということで進めてきたことなので,これは変えたくないと。そういったことがございまして,それを最優先とさせていただいた中で,随意契約しかない。選択肢があまりない中での検討となってしまったことについては,申し訳ないと思います。以上です。 櫻井副委員長)ちなみに,随意契約をやるとした場合に,随意契約の予定日と契約期間について教えてください。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)本日の委員会で報告させていただいた後,業者のほうへ見積りの告知を行いまして,その後,見積り期間を得まして,今の予定ですと7月の20日前後に見積もり合わせができるのかなと考えております。工事期間につきましては,最終的に1月4日に間に合わせることで,12月の20日頃を工期末と考えてございます。 櫻井副委員長)そこでお尋ねしたいのですけど,実は,フジタさんが,東北農政局の職員との不公正入札という事件を起こしておりまして,これについては情報を持っていますか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)こちらの情報につきましては,国の機関でございます公正取引委員会で公表している情報につきましては,把握してございます。 櫻井副委員長)東北農政局管内で,フジタのOBが天下って,業者の職員として農政局の職員と接触をして入札妨害をしたということで,免職,停職になっているという事例が報道されていて,ネットで調べるとものすごい情報量で出ていますからすぐわかるのですけれど。今回,この説明を受けるに際して,フジタと入札で検索したら一発で出てくるんですよ,最初から,ダーッと並ぶんですよね。それを見ると,実は,他府県,あるいは企業団等で指名停止をかけているんですよ。それが,例えば宮城県だとすると,今年の6月29日から来年の2月28日指名停止。岡山市は6月の15日から11月の14日。他にも長野県やいろいろなところで指名停止をかけています。これは影響はありませんか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今回,公正取引委員会による排除措置命令,こちらがなされております。管轄しているところでございますが,管轄であります関東地方整備局及び茨城県において,今のところ指名停止の措置の命令はまだなされておりません。当市においてもまだ行っていない状況ではございます。排除措置命令につきましては,法律上取扱いはございませんけれど,当市の指名停止措置につきましては,国,県からの通知が届き次第,石岡市の要綱がございまして,そちらに基づき措置の手続きを進める運用を行っているところでございます。仮に指名停止がなされたものと同等と考えますと,石岡市建設工事等請負業者指名停止等措置要綱というものがございまして,そちらの第10条の中で,随意契約の相手方とすることはできませんと,そういうことで書いてございます。ただし,同条のただし書きにおいて,やむを得ない事由がありまして,あらかじめ市長の承認を受けたときはこの限りではないといった条項もございます。今回,石岡市において指名停止措置等のものは行ってございませんけれど,今回は期限内の工事完成を最優先と考えておりまして,そのための手法が随意契約ということで,特段の理由として,市長の承認を受けさせていただいたという状況でございます。 櫻井副委員長)そうすると,国や県の通知が来ないので,指名停止については今現在なっていないので契約してもいいんだというふうに聞こえてしまうのですけれど,他府県,先ほど申し上げた宮城県や長野県,岡山市,これは県レベルであれば国から通知があって指名停止をかけたということなんですか。岡山市であれば,岡山県から通知が来て指名停止をかけたということなのですか。それは確認していますか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)こちらで把握している指名停止情報ということになりますと,まずは国の,東北が皮切りだったかと思いますが,その後福島県,全国でそういった手続きがされているというのは確認してございますけれど,それの因果関係といいますか,上部団体がやっているとか,県が行っているから市がやったとか,そういった因果関係についてはまだ整理がついていないのですけれど,ネットで調べた情報で申し訳ないのですけれど,そういった情報は手に入れている状況でございます。 櫻井副委員長)冒頭の説明の中で,指名停止が実はかかっているという説明もありませんし,こちらから聞いたわけですけれど,そういう情報を把握していて,仮にですよ,先ほどの説明ですと7月の20日頃見積り合せをやりたいということですけれど,どの段階で指名停止がかかるのかかからないのかわからないですけれど,指名停止をかけるかかけないかは,これは地方分権一括法じゃないけれど,県だったり市の裁量権でできるのと違うんですか。要は,県から来なければやらないという理屈は,要するに地方公務員としてどうなんですかね。公平中立ということで,公務員の場合はうたっているわけですから,違法行為をした業者については指名停止をかけられるのだけれど,今回,特段の理由があるからやるというふうに聞こえてしまうんですよね。それを越える理由というのが果たしてあるのかなんです。 さっき言ったように,1月4日というのは確かに引越しの問題もあって,その日までに一定程度完成したい,オープンしたいというのはわかるんですけれど,今まで,一般競争入札でやると言っていたのが,突然,2週間前,3週間前ぐらいですか,業者から説明があって無理だと言われたので,はい,じゃあ随契させてください,そんな話はちょっと。どうなんですかね,公平性からいって逸脱しているのではないかと,私は思うんですけれど。これについて職員に答弁を求めても仕方がないのですけれど,私は,委員会はもう一回持ち越して協議をすべきだと思うんです。以上です。 財務部理事兼庁舎建設担当)ただいまの櫻井副委員長からのお話でございますが,指名停止処分につきましては,先ほどご説明あったかと思いますが,担当部署で決めるということではなくてですね,業者選定委員会に諮られた上で指名停止処分が下されるということで,先ほどの繰り返しになりますが,石岡市の取扱いにつきましては,これまでの運用上だとは思うのですが,先ほど副委員長が言いましたように裁量権という範疇であれば,あるというふうに私も思いますが,これまでの取扱いの中では,先ほどご説明したとおり,関東地方整備局から国レベルで指名停止処分がされ,その結果を受けて茨城県の取扱いで指名停止をかけると,それを受けて,市が業者選定委員会にかけまして,指名停止をすると。また,この要綱上,何ヶ月,何ヶ月というのは自治体によって取り扱いが変わっているようでございますが,先ほど副委員長からもありました,他では何ヶ月ぐらいやっているよというところは,自治体によってまちまちであるという状況でございます。そういったところで,工事を何とか1月4日供用開始というものとしていかないと。現在,最近の災害とか,そういった中で,災害対策の拠点となる本庁舎を,いち早く早期に完成しなければならないと。また,今,震災後,市民の皆様方にご不便をかけていると,分散した庁舎の中でご不便をかけていると。そういった中で,なるべく早期に当初の目標どおり,1月4日に間に合わせるためには,こういった方式しかないという選択を,私どものほうでさせていただいたというところでございまして,ご理解をいただければというふうに考えてございます。 櫻井副委員長)今,説明をいただきましたけれど,業者選考委員会の中で指名停止をかけるのが流れだと,事務取扱い上の決まりだというお話であれば,本来は今日,委員会で説明する前に,そこのところはクリアしておくべきではないかと思うんですよね。他に,既に指名停止をかけている自治体があるので,契約した後に実際,県のほうからそういう通知がくるかどうかはわかりませんけれど,きてしまった場合,公平性に欠けるというふうに指摘されたら,言い訳できないと思うんですよ,これ。それを越えて,石岡市としてどうしてもこの業者さんの随意契約でなければできない,やらせてほしいというのであれば,そういう説明をきちっと,一から十までしていただかないと,議会では検証機能がなくなってしまいますので。 たまたま,調べたらそういう情報が入ったので私は質問しましたけれど,執行部側はその説明,していないですからね,自らは。隠していたと言われても,しょうがないですよね。これは非常に大事な話なので,フジタさんが全国的にそういうことをやっているとは思いませんけれど,天下りした職員がフジタの職員として行政の職員から入札情報を得ていたと,便宜を図ってもらったということで処分されているという事案が載っていましたので,きちっと行政としてのやるべき検討であったり検証をした中でこれしかないと。いくつか選択肢はありますよ,という説明があって,これが一番いいんだと。先ほどの1億8,000万円が1億3,000万円になるというのは,我々はわからないわけですよね。何が何でそうなっているのか。単純に,1億円でもいいし,8,000万円でもいいわけですよね。要するに,議会案件じゃなくしているというだけの話としか聞こえないので,その辺も含めてきっちり検証したかどうかというのを問いたいですよね。私は,今日は,非常に情報不足の中,これを求められて,結論,いいですよ,というのもおかしな感じがするので,できれば一回持ち越して,検証を進めて,委員さん方で検証していただければいいのかなと,私は思っています。 山本委員長)それでは,お諮りいたします。 ただいま,新庁舎建設外構工事の発注の方法について,執行部より変更の申し出がありましたが,当委員会として本事案について,再度協議をしたうえで結論を出したいという発言がございました。これに賛成の諸君の起立を求めたいと思います。 〔「委員長,休憩」と呼ぶ者あり〕 山本委員長)暫時休憩いたします。 −休憩− 山本委員長)会議を再開します。 新庁舎建設外構工事の発注方法の変更について,継続調査とすることに,賛成の諸君の起立を,再度求めます。 〔賛成者起立〕 山本委員長)起立多数であります。よって,本件は,継続調査と,さよう決しました。 ほかに質問はございませんか。 櫻井副委員長)今,継続ということになりましたので。ただ一方で,高野委員からもありましたように,工期の問題もありますから,また,早急に委員会を開催して,その中で結論を導くために,執行部のほうでももう少し説明を整理して,私ども委員会のほうに報告していただきたいと思います。それをもって,なるべくであれば石岡市にとってもっともいい方法。私としては本来,公平公正であるべきだと思いますので,それも担保しながらどのような方法があるか,もう一度再検証していただければと思います。 山本委員長)本件審査の為に,当委員会,早急に次回を開催したいと思いますので,その日程調整については,委員長にご一任いただけますでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長)それでは,そのようにさせていただきます。 ほかに,その他で発言がございましたら,お願いいたします。 高野委員)会議録を見させていただいて,会議録の中に,私が取り消しを求めている不適切発言ですか,これ,取り消しているんですけれど,取り消されていないんですよね。それで,取り消していないだけじゃなくて,その取り消されていない文言が,私の辞職勧告の条文に入っているものですから。 何がどうのというのではないですけれど,これの取扱いはどのようにしていただけるのかなと。私の感覚ですと,委員長がここで。委員長もいろいろ大変ですから,もし漏れたと。漏れたというときは,本来は会議録をつくるときに,会議録をきちっと読まれて,会議録,署名しますよね。署名前であったら,その条文は消せるという話も聞いたんですけれど。おそらくこの条文は消えないと思うんですよね。だから,そのへんを。消えないと自分でわかっているような話をしてはいけないのですけれど,このような取扱いをどうしてくれるのか。もう,消えないですよ。 山本委員長)暫時休憩します。 −休憩− 山本委員長)会議を再開いたします。ほかに発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長)ないようですので,以上で本日の総務委員会を閉会いたします。 |