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平成30年度 総務委員会
山本委員長)ただいまから,総務委員会を開会いたします。 本日の議題は,お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。 次に,本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 初めに,所管事務の調査として,石岡市地域おこし協力隊についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 政策企画課長)私からは,石岡市地域おこし協力隊につきましてご説明いたします。お手元の資料の1ページをご覧いただければと思います。 はじめに,1の地域おこし協力隊の活動状況についてでございます。市では,昨年度より,地域おこし協力隊を採用いたしまして地域の活性化を図るとともに,隊員の市への定着を図るための支援を行っているところでございます。昨年度4名,本年度2名を採用し,6名の隊員が活動をしているところでございます。 それでは,分野ごとの活動の状況についてご説明をしたいと思います。はじめに,移住定住分野でございます。移住定住分野につきましては,東京圏への魅力発信のため,東京圏の方を対象とした移住ツアーを企画し,実施をしております。本年度の移住ツアーでは,隊員とツアー参加者が交流をし,隊員自らが作成をした市の魅力を紹介するPR動画を上映いたしました。 次に,中心市街地活性化分野でございます。中心市街地活性化分野では,石岡カフェにおいて高校生と協力したワークショップの開催や,映画上映会の取組を実施しております。本年度は,地元の木材を活用したコースターづくりなどのイベントを開催しております。また,石岡のおまつりでは休憩所を開設し,隊員活動で作成したパネルの展示等を実施いたしました。その他,中心市街地の地域資源でもございます看板建築にスポットを当てまして,武蔵野美術大学卒業生で構成される神楽坂建築塾によるワークショップを開催し,市の魅力を市外に発信をしております。 次に,農林業分野でございます。農林業分野では,地元の木材を活用した取組を進めております。地元産木材を使った自転車ラックの作成や,つくばね森林組合や製材所にご協力をいただき,隊員自ら山に入り,木を切り出し,木材を活用する取組を実施しております。本年度は,切り出した木材を活用し,ラックの試作や他の隊員の活動へ地元産木材の利活用を広げていく取組を進めております。選木や伐採に関する知識も学んでおります。 次に,観光交流分野でございます。観光交流分野では,朝日里山学校におきまして地元の木材を利用し市民が交流できるスペースを設置する取組や,地域の特色ある農産物を活用した食の体験イベントなどの開催をしております。本年度は,市民の交流スペースを図書室に改装し,気軽に立ち寄れる環境づくりを実施しております。また,里山を生かしたトレッキングマップの作成や,市内に点在する魅力的な喫茶店の調査とPR冊子の作成に取り組んでいるところでございます。 次に,文化財利活用分野でございます。文化財利活用分野では,市外に住んでいた隊員ならではの視点を生かし,市内の文化財の調査などをいたしました。7月のサマーフェスタでは,「石岡いいね」と題し,作成したパネルにより石岡の歴史文化のPRを実施しております。現在,作成した歴史文化のPRパネルをさまざまな箇所で展示するとともに,報告書として取りまとめを行い,今後,市内外に情報発信をしてまいりたいと考えております。 最後に,横断的な取組についてでございます。活動分野に関わらず市民の皆さまに取組の情報を発信する活動として,サマーフェスタへの出店や活動報告会などを実施しております。また,平成29年度に採用となった4名につきましては,武蔵野美術大学の出身であることから,学生や卒業生と連携した取組を数多く実施しております。アートサイト八郷の開催支援,武蔵野美術大学での事例発表,学生のゼミの視察等の地元対応を実施することで,石岡市の魅力を発信しております。 次に,活動状況の情報発信についてでございます。平成30年度につきましては,活動情報紙として「いしおこしんぶん」の発行やイベントでのパネル展示,フェイスブックへの投稿を実施するとともに,市内への情報発信として,フラワーパークにございますレストランYasato de トレタや,やさと温泉ゆりの郷などの市内施設において,パネル展示と報告書の展示を実施いたしました。また,本年度の活動報告会を3月に開催を予定しておりまして,現在,準備を進めているところでございます。 地域おこし協力隊の活動状況についての説明は,以上でございます。 山本委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件について,質問等がありましたら挙手によりお願いいたします。 櫻井副委員長)ご説明いただきまして,ありがとうございます。最後のところで,活動報告を3月に開催するためということで説明をいただきましたけれども,これは昨年もやっているのですか。その際はどんなところで,どのレベルといいますか,どの程度の説明会が行われたのか,内容がわかれば教えていただきたいと思います。 政策企画課長)昨年度におきましては,まちづくり講演会の中で,その一部として報告をさせていただきました。今年度は,できれば中心市街地の中で,オープンハウス形式でさまざまな方に来ていただき,個別に説明するような形でやっていきたいということで,企画をしているということでございます。 櫻井副委員長)地域おこし協力隊につきましては,議会報告会の際に市民の方々の関心も高くて,一昨年,昨年と,報告会の中で2回質問が出ました。一部誤解があるというか,要するに,国のお金で活動をしているので,公務員的に見られている方もいらっしゃいますし,もっと地域と連携して接してほしいという希望なども出ました。 具体的に地域おこし協力隊の方々がそれぞれの思い描く活動,あるいは市のほうからこういう分野でもお願いしますということでのやり取りはあると思うのですけれど,今回ご説明いただいた内容からすると,経済部の分野が多いと。文化財の活動ということで言えば教育委員会ということになろうかと思います。直接的なその活動分野が,総務委員会,例えば市長公室のほうで管理する内容とは違って,あくまでも地域おこし協力隊をバックアップするという意味での市長公室,あるいは政策企画での所管という形になろうかと思いますので,経済部の実際に関連する職員との連携を市長公室でどのように捉えているのかを伺いたいのですけれど。 政策企画課長)今指摘がございましたとおり,実際には経済部並びに教育委員会で所管する部分での活動が多くなっております。私どもは,定期的に隊員と所管課,また,所管している里山学校等の責任者とミーティングを開きまして,情報共有と今後の方向性と,個別に事業等の予算につきましては,事業化もそうなんですけれどこちらからの支出ということもありますので,その辺の打ち合わせのアドバイスを行っているような状況でございます。 櫻井副委員長)地域おこし協力隊の活動においての委員会での報告を,今回,受けているわけですけれど,先ほど申し上げましたように経済部関係のものが多く,実際に議論するとなると,本来はそちらの委員会のほうがメインになるんだろうと思いますけれど,現実には経済委員会への報告を,担当所管の,関連している部署の職員がやっているという形跡はたぶんないのだろうと思います。その辺の整理を,執行部のほうでも整理していただいて。 あくまでも国の補助,交付税算入されているということで企画部門のほうでバックアップをしているという流れだとは思います。ただ,活動自体はいろいろな分野になっておりますので,その活動報告をできるような。トータルのまとめは市長公室のほうでやるというのはしょうがないと思いますので,その辺の整理を一度して,地域おこし協力隊の方々がこのように活動しているので市民の方々も一緒にやりましょう,あるいはご理解をお願いしますというところ,地域おこし協力隊の方々の活動をさらにバックアップできるような役所側の体制の整備というものも進めていただければなと思っております。以上です。 政策企画課長)今,ご意見がありましたように,活動に関しましてもまずは所管課との相談をして,それから取りまとめをしているような状況でございますので,各委員会におきましてもなるべく報告ができますように,広く周知できるように,努力してまいりたいと思います。 菱沼委員)石岡市の地域おこし協力隊についてということでご説明いただき,ありがとうございます。今回,2年目の部分において,最終的に31年の3月に活動報告会を開催したいということでありましたけれど。我々も,市民の方々からさまざまなご意見をいただきます。その中で,市内外の情報発信が,要は地域おこし協力隊の活動についてまだまだ弱いのではないかと。もっともっと,地域の皆さん,また市民の皆さんを含め,市内外に,この地域おこし協力隊がどういうふうな活動をしているのかというのをしっかりPRする必要があるだろうと市民の方から言われております。 ここに,今後,市内外の情報発信をしてまいりますということで書いてありますけれど,今の現状,また今後どのようにして発信をしていくのか,その点についてお尋ねしたいと思います。 政策企画課長)情報発信につきましてお答えしたいと思います。先ほどご説明いたしましたとおり,施設等での報告会等はやっているものの,まだ多くの市民の目にするというところになりますと弱い部分もございます。これからは,市のホームページ,また広報とも連携いたしまして,積極的に情報発信に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 菱沼委員)私もそのように,非常に重要なことだと思います。今,移住定住分野,それから中心市街地活性化分野,農林業分野,観光交流分野,文化財利活用分野ということで,横断的な部分で事業展開をされているわけなので,しっかりと,市民の皆さんもこういう素晴らしい地域おこし協力隊を,先ほど副委員長からありましたけれど,国の交付税措置をとってしっかりと石岡市発展のために地域おこし協力隊を導入してやってもらっていますので,しっかりとPRを,もっともっと情報発信ができるように,今後努力していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。私のほうからは以上です。 岡野委員)「いしおこしんぶん」というのは,一年に1回発行しているのですか。 政策企画課長)今年度につきましては,今のところ1回でして,年度末にもう一度。発行自体は4月になるかもしれませんけれど,配布をする予定でございます。 岡野委員)これは,改めて「いしおこしんぶん」を発行するのはいいのですけれど,市の広報紙などがあるわけですから,協力隊の活動状況を広報紙などを利用して逐一市民に知らせるようなことをすれば,どういうことをやっているのか,市民にとっても身近な存在になると思うので,改めて「いしおこしんぶん」だけではなくて,広報紙などを活用して発信をしていくということが必要ではないかなと思うのですけれど。 政策企画課長)先ほど来,情報発信が弱いということでございますので,今後は定期的に活動状況を取り上げるなど,積極的に取り組んでまいりたいというように考えてございます。 塚谷委員)今,さまざまな活動状況を担当課からお聞きしたのですが,現在,6名の隊員が活動しているということでございますので,この地域おこし協力隊の次年度の対応というのはどのような形になっているのか,お聞かせいただきたい。もう一つは,中心市街地活性化分野,移住定住分野,農林業分野,観光交流分野という各分野の状況はよくわかります。ただ,担当課として手ごたえというものはどういうふうに感じているか,それもお聞きをしたいと,そのように思っております。 政策企画課長)次年度の予定でございますけれど,地域おこし協力隊は1年毎の更新でございまして,最大3年となっております。昨年度,29年に採用した隊員につきましては,来年が,更新されれば最終ということになっております。最終的な意思確認はこれから行っていくわけでございますけれど,基本的には3年目継続をしていくものと考えております。 また,各担当課での手ごたえでございますけれど,定住するためということもございますけれど,自分の知見と経験を積むためにやっている部分もございます。各担当課の事業に直接効果が現れるということばかりではないのですけれど,それなりに文化振興課等におきましても,新たに冊子ができるなど,ふるさと学習の手伝いもされているような状況でありますので,それぞれの課の中で協力し合って,一定の効果は現れているのではないかなと考えております。 塚谷委員)やはり,地域おこし協力隊という形の中でその人たちに任せるということではなくて,地域ぐるみというか,地域が盛り上がるという形が効果が出てくるのではないかと。その地域とのかかわりあいについては,中間でどのような対応をしているか,それもお聞かせいただきたい。 政策企画課長)地域とのかかわりでございますけれど,中心市街地などは石岡カフェを拠点としてやっておりますので,ある程度,商店街の方には,一体となってやっていけていると思います。ただ,農林業分野ですと林業が主となっておりますので,森林組合,製材所と,分野が限られているのも事実としてございます。その辺のところは,もうちょっと地域の住民と触れ合う機会というのを増やすように,今後は努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。 徳増委員)今の質問とも関連するのですけれど,地域との関連なのですが,商工会議所との関連はどういうふうになっているのでしょうか。 政策企画課長)商工会議所に関しましては,中心市街地活性化分野の中で,まち未来いしおかと委託事業のほうを結びまして,その中で,限られた額で各イベントを実施しているような状況でございます。例えば,コースターづくりですとか,予算書を出しまして,その中で,まち未来と一体となってやっているような状況でございます。 徳増委員)まち未来だけではなく。ということは,商工会議所関連でいろいろなイベントがありますね。例えば雛めぐりとか,先日のへそ祭りとか,ああいう時になんで参加しないのですか。この中心市街地活性化を担当している方達。全く遊離してしまっているんですよね。今,石岡カフェとおっしゃいましたけれど,石岡カフェと農家の直売所,あの周りの2,3軒の商店の方はわかっているかもしれないけれど,あそこだけでなく,中心市街地と言えば守木のほうまで,一応,商店が点在しているわけですから。商店街とはいえなくても。そこまで縦横考えていただきたいと思うんですね。カフェだけに一日中居られたのでは中心市街地活性化に寄与するわけもない。地域との交流も非常に少ないですよ。 商工会議所のことをお聞きしたのは,商工会議所,若い人たち,青年部とおっしゃるのか,そういう方達がずいぶんいろいろなことを。それは全員ではないですけれど,いろいろな催しをしているのですが,顔出しすらしないと。それで,議会報告会の時に,私どもの総務関係の時に質問が出るわけですよね。でも実際にはどんなことをやっているのかわからないという状態で。一年毎の更新だから無責任なやり方なのかもしれませんけれど,特に中心市街地の場合は,もう少し自分のほうから。地域おこし協力隊のほうから,カフェだけでなくいろいろな催しに顔出しすることによって,その団体と交流ができるわけですから。そうしないと,石岡の実態ってわからないと思いますよ。私自身も外から来ていますので,中に飛び込まなければ実態はわからないということを痛感していますので。まして,一年毎で。一年なんてあっという間ですから。それで,更新するもしないも自由だというようなことで,お願いしていいものかどうか。非常に,そういうことまで疑問がわいてくるのですね。 ですから,本当に地域に,もう少し飛び込んでやっていただきたい。自分が住む場所を確保してしまって,探している人も,この6人の中にはいらっしゃいますよね。そのために来ているのか,それとも本気でこの仕事に取り組んでいるのか,非常に疑問に思いますので。とにかく,政策企画課のほうにも定期的に報告があってしかるべきだと思うんですね。そこが中心になって。発信までいけないと思いますよ,こんな状態では。もう少し厳しい目で見て,指導といったら失礼かもしれませんけれど,指導していかないと,石岡の内容に対してわからないと思いますので,もう少し商工会議所とかいろいろなところと交流を持つというより,飛び込んでいって手伝うという気持ち,それがまるっきりないのですよ。だから,その辺のところも指導していっていただきたいと思います。以上です。 勝村委員)各委員からいろいろご意見が出ましたけれど,私も地域おこし協力隊に関しましては,やはり,始まったばかりと言えばそうなんでしょうけれど,なかなかテーマがあっても取組自体が見えていないというのが,我々もそうですけれど,市民の皆さんに対してもそうだと思うんですね。それぞれの分野で活動内容,状況を示していただきましたけれど,今の段階でその実績が見えてきているというふうにはなかなか受け止められないのかなと思っております。 そうした中で,個別で伺いますけれど,農林業分野,地元の木材を活用した取組と。これについてはいろいろな取組があるのだろうと思うのですが,この地元の木材を利用したいろいろな取組については,いくつぐらい,内容ですね。どんなものを考えているのか,挙げられていますか。ただ漠然と,あれをやろう,これをやろうぐらいで,特に進んではいないですか。ここに書いてある自転車ラックとかございますけれど,この辺についてはいかがでしょうか。 政策企画課長)地元産材を使った活動ということでございまして,本年度,サイクルラックの作成に取り組んでいるところでございます。その他,里山学校等のカフェの設置等にも使う,また,コースター等の作成に利用すると,いまのところ試作の段階でございます。来年度は3年目でございますので,さらにそれをどのように活用していくかというアイディアを自分たちで考えながら,さらに広く活用できるように苦心をしてまいりたいというふうに考えております。 勝村委員)一つ,市民からの提案というか,聞いたことがあるのですが,今,世界的に廃プラスチックということで,プラスチックの使用制限といいますか,環境的な問題で進められているということもあります。そのような中で,石岡市でも子どもたちに贈っている算数セット,これがプラスチック製品でできている。こういう物も木材を使った製品にしたらいかがですか,というような話も伺っています。そういう取組をしてみたらいいかなということを私も考えているのですが,その辺のところはいかがでしょうか。 政策企画課長)今,ご提言をいただいたように,算数セット,またその他のさまざまな活用が予想されると思いますので,そのような市民からの意見に耳を傾けながら,新しいことに取り組むように,一緒に努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。 勝村委員)よろしくお願いいたします。我々も市民の皆さんの意見を聴きながら,いろいろな考えを執行部のほうにも示していきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。 山本委員長)ほかに質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。 次に,新庁舎建設の進捗状況についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)それでは,新庁舎建設事業の進捗状況についてご説明させていただきます。新庁舎建設事業の進捗状況でございますが,お手元にお配りしました工程表によりましてご説明申し上げます。 資料@,工程表をご覧ください。新庁舎につきましては,建設工事が昨年12月14日に完了いたしまして,22日土曜日の竣工式,1月4日金曜日の開庁式を経まして,1月4日同日,庁舎が利用開始されました。市議会,委員会の皆さまにもご協力いただきまして,盛大にイベントが催行できたこと,改めてお礼を申し上げます。 現在は,実際に利用開始されまして,指摘しました箇所の補修作業や情報システムの移設を順次行っている状況でございます。補修の内容としましては,照明スイッチの配置の調整,サイン表示の見えづらい箇所の修正,塗装にムラのある箇所の補修などが主となってございます。 現在行っている外構工事につきましては,行程表中段,オレンジのグラフの箇所で,一般駐車場工事の整備を行う1工区3次工事,公用車駐車場の整備を行う1工区2次工事が施工中でございます。今回,1工区3次工事の後に施工されます舗装工事といたしまして,1工区4次工事を発注いたしました。本件の発注につきましては,事後審査型条件付き一般競争入札で,12月4日告示,12月21日に入札を執り行いました。入札には17者の参加がございまして,入札の結果,落札者が白田組土木株式会社,予定価格3,770万円に対し,落札額3,337万円となりまして,請負比率は88.5パーセントとなりまして,1月9日に税込み3,603万9,600円で請負契約を締結してございます。工期は平成31年3月18日までの68日間としてございます。現在は,事前打ち合わせ及び施工計画の作成を行っておりまして,現在行っている路盤までの工事が完了次第,本格的に工事を開始していく予定でございます。 これら一般駐車場,公用車駐車場を年度内に完成させまして,同時並行で既存建物の解体工事,続けて外構2工区の工事に着手していきたいと考えてございまして,平成31年9月中にはすべての工事が完了することとしてございます。新庁舎はすでに利用開始している状況でございますが,仮設駐車場からの新庁舎への経路が遠回りするようになってしまいまして,市民の皆さまに非常にご不便をかけている状況で,誠に申し訳ございません。通路が狭い,遠いなどご意見をいただいております。これにつきましては,先週末,道路の歩道の脇を砂利で平らにして拡幅したり,身障者優先駐車場をまちづくり館前に確保するなど,できる限り対応を図っているところでございます。今しばらく外構工事が続きますことから,ご理解ご協力をいただきますようご協力お願いいたします。 続きまして,竣工式の翌日,12月23日日曜日に市民の皆さまに向けまして内覧会を開催いたしまして,新庁舎についてのアンケート調査を行いました。内覧には939名の方にお越しいただきまして,そのうち146名の方々からご意見をいただいております。内容といたしましては,木のぬくもりが感じられ温かみがある。外観や天井,庁舎内のデザインが良くおしゃれである。柱が太く,大きな地震が来ても安心できる。フリーWi−Fiやカフェの設置等,旧庁舎にはなかった機能もあり驚かされた。素敵な庁舎でうれしく思う,素晴らしい庁舎に生まれ変わり,石岡市として自慢できる,役所に来るのが楽しみになった,感動した,素晴らしいなど好意的な意見が多くございました。 一方で,立派すぎる,トイレ等の案内表示がわかりづらいなどの厳しいご意見も複数いただいております。また,多くの税金を使っていることから,庁舎に見合ったサービスの向上や維持管理経費を安くできるように工夫してほしいとのご意見もございました。さらに,要望といたしましては,主なものとして,市民が集い楽しめる多目的ホールや会議室等の利活用に対するご意見や,2階,3階への車椅子の設置等がございました。 アンケート調査結果の概要は以上でありますが,ご指摘いただいたハード的な改善点や,利用開始後に必要となった設備などについて,雑工事などで可能な限り対応を図ってまいりたいと考えております。また,ソフト的な要望につきましては,関連部署と連携しながら対応を図ってまいりたいと考えてございます。 最後に,新庁舎エントランス脇につくられました多目的ホールの愛称募集について,ご説明いたします。新庁舎多目的ホールは,市民の皆さまに開かれた庁舎というコンセプトに基づき設置したもので,市民主催でのイベントや展示など幅広く利用していただければと,愛称を募集したいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。説明は以上でございます。 山本委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件について,質問等がありましたら挙手によりお願いいたします。 岡野委員)議場の件ですが,議場にスイッチのようなものがむき出しになっていたり,マットの隅がきれいになっていなかったりしている点については,もう直っているのか。あるいは,定例会の初日までには間に合うのかどうか,質問いたします。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)議場等をご確認いただいている中で,カーペットの盛り上がり等がございます。 そういったものにつきましては,今現在,施工業者に確認していただいて,改善できるものにつきましてはやっていただくということで,対応させていただいております。もしお気づきの点がありましたら,またご連絡いただきまして,対応できるものにつきましては対応いたしますので,よろしくお願いいたします。 岡野委員)机の上にあるむき出しになっているものはどうなんですか,スイッチみたいな長方形の白いものは。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)机の上にございますOAタップでしょうか,こちらにつきましては,補修工事ということで,電源工事の中で対応して,机の下の邪魔にならないところに設置しなおそうかということで,今,検討しているところでございます。 岡野委員)そういった指摘されたものは,初日までに間に合うのですか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今現在,工事業者に話して,どういった改善点があるか,どのような工法で直すかということで検討を進めているところで,時期的なものに関しましては,誠に申し訳ございませんが議会の初日に間に合うかどうか確約はできないですけれど,なるべく対応していければと考えてございます。申し訳ございませんが,よろしくお願いいたします。 岡野委員)初日に間に合うように。竣工が12月22日なので,もうずいぶん経っているので。そういうことはすぐに対応できるのではないかと思うのですけれどね。しかも,本会議の初日に間に合わないという話は,私はないと思っているんです。そういうのはすぐに対応するようにすべきではないですか。竣工式が終わっているわけですから。竣工しているということなわけですから。手直しは早急にすべきではないですか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)確かに,もちろん竣工している状況でございますので,そういったものに関しては,早急に対応するべきものでございます。この後,早急に打ち合わせをさせていただきまして,間に合うように,業者のほう等確認させていただいて,対応を図ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 岡野委員)私,無理なことを言っているわけではないので。議員の皆さんから指摘を受けて,それから直すというのでは。もう指摘されていて,見ればわかることで,不便を来たすということに。おかしいと言われてから直したのではまずいので,それは早急にそういう部分は。執行部と議会の関係があるわけですから。そういうことは指摘を受ける前にするべきだと。まずは努力すべきだというふうに思っております。答弁はいらないです。 菱沼委員)新庁舎の建設に対しての説明がありましたけれど,一番危惧される部分は駐車場なんです。3月18日までにということで看板には記載されております。一番危惧される部分はあの入口なんですよ。道路から入ってくる,こちらから出るという部分において,非常に安全確保が厳しい。その部分においては,あの間口をもう少し広げるとか,何か考えないと。私も昨日,出るときに向こうからいきなり突っ込んでこられて,事故になりそうになった部分がありました。それは私だけではなくて,他の庁舎の利用者もそういうふうに思っている方もいらっしゃるんではないかと思うんですね。その辺の対応策というのは現状として,市民の声としてそういうことは上がっているのかどうか。それと,今後その部分をどういうふうに考えているのか,お尋ねしたいと思います。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)現在の仮設駐車場の出入り口につきましては,確かに工事中ということでご不便をかけておりまして,誠に申し訳ございません。今現在の対応といたしましては,警備員の配置はしてございますけれど,なにぶん入口の段差の関係で間口が4メートルちょうどしかないということで,車の出入りについては少し難儀なところがあるかと思います。今使っている道路を改良するという形の検討はございますけれど,コスト等の比較もございますけれど,可能な形で対応させていただく,検討させていただきたいと思います。 菱沼委員)予算がかかるとかかからないとかいう問題ではなくて,事故が起きたらどうするんですかということですよ。市の責任ですからね。そういう安全対策。私も新庁舎建設に対しては,安全対策をしっかりやってくださいね,と再三再四にわたって言ってきました。そういう中で,特に3月18日,確かにあっという間に過ぎてしまうかもわかりません。しかしながら,事故が起きないようにするためには,例えば予算がかかったとしても,やはり市民の皆さんの,市外の方も新庁舎に来られるわけですから,石岡市ではきちんと出入り口もされていたよ,となると安心して来庁されるんではないかなと。また,来庁して,一つの執務が終わったら帰られるのではないかと思いますので,そういう意味では関係部署と協議していただいて,工事的な部分をしっかりと進めてもらいたいと思います。 それからあと一点は,今回,2月の18日から3月15日までが申告の時期に入ってきます。去年は市民会館と八郷総合支所を使って申告をしたわけですけれど,今年の2月18日から3月15日については,本庁舎でやらなくて市民会館でやるのか,その点をお尋ねしたいと思います。 財務部長)駐車場がこのような状態ですので,昨年と同様に市民会館と支所のほうでやりたいと考えております。 菱沼委員)そういう状況であれば,市民の方は新庁舎が1月4日に開庁したということで,皆ここで申告できるのかなということもあると思いますので,早めに市民の皆さんの周知徹底を,広報を含めてしていただければと思いますので,よろしくお願いいたします。私のほうからは以上です。 櫻井副委員長)菱沼委員から駐車場の質問が出ました。この委員会室からも駐車場の様子が見えますけれど,石岡一高側の駐車場が今,車がとまっていて,ルートインホテル側の駐車場は工事をしているという形で,駐車場を半分ずつの工事で進めるという計画なのでしょうかね。それで,道路のところは歩道が狭いので,一部砂利敷きを広げて歩道の倍の部分を歩けるようにしているという工夫をされていると思うのですけれど,本来であれば,駐車場から車道のほうに出ないで,歩行者の方は庁舎のすぐ目の前を歩いていけるような近道を,先に舗装なり簡易でもかまわないので,2,3メートルの幅で行けるような,そのぐらいのものを整備すべきだったと思うのですが,そういう検討はされていないのですか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)もちろん,ご指摘の話について,今の仮設から直接新庁舎のほうに来れるかどうかの検討はしてございます。その中で,現在,駐車場の中に埋設する,電気関係の埋設物,そういったものがちょうど入口の脇にございまして,そちらのほうを設置できないとそこを利用できないという状況がございました。そういったことで,まずそこを完成させて。そのものが完了すれば,もちろんそこを通路として活用する形も考えてございますけれど,今現在,まだ配管がつながっていないということで。もちろんその工事は同時並行でやっている状況でございます。従いまして,優先してそちらのほうをまわしていただくように,再度調整を図ってまいりたいと思います。 櫻井副委員長)配管,配線,こちらの工事が完了しないと,庁舎側に優先的に近道を整備できないということだと思いますけれど,現状の中で,駐車場が2面分かれていて,片側だけ停めているような形ですけれど,今おっしゃっている配管工事が完了した場合,いつ頃になるのか。近道の整備が果たしてその段階で可能なのか,その辺の見通しというのはどのようになっていますか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今現在,配管作業を街灯の工事と同時並行でやってございます。こちらにつきましては,2月上旬程度までかかってしまう予定なので,新しい迂回路として使えるようになるという予定ですと,今現在,私の考えですと2月中旬程度から使えるようにはなるのかなと考えてございます。 櫻井副委員長)そうしますと,しばらくは現状のままという形になりますね。 それと,先ほど障がい者用の駐車場を設置したと伺ったのですけれど,今週,私は月曜日から毎日役所に来ているのですが,実際,障がい者用の駐車場はいつから設置したのですか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)優先駐車場の設置につきましては,この工事が始まってすぐ程度には,場所の確保はしてございました。ただし,看板等が1か所しか表示してなかったものですから,わかりづらい表示にはなっていたかとは思います。今回,予告看板といたしまして,道路のほうに,優先駐車場はこちらですよと矢印を新たに設置しまして,事前にわかるような入口の案内はしているのですけれど,さらにもう少しわかりやすいような周知の方法がないか検討してまいります。 櫻井副委員長)実際には,旧都市建設が入っていた庁舎の前で,くびれるように狭くなっているわけですよね。そこにガードマンの方がいらっしゃって,こちら側は停められませんので50メートル先に駐車してくださいという案内をしているのですが。そのガードマンの方がよくわかっているのかわからないのですけれど,工事エリアだよという網が狭くなっていて,実際に障がい者駐車場まで車が入れないように,今週はずっとなっていたように私は記憶しているんですよね。月曜日に来た時に,高齢の方とその孫さんでしょうか,お孫さんが高齢の方の手を引いてまわってまして,本当はこういうお年寄りの方はもっと近くに停められるようなスペースを設けられればいいのになと思ったのですけれど。ちょうどメッシュの網の,工事エリアと区切る障害物が,くびれるように,人がすれ違うのがようやくぐらいのスペースしかなくてですね,ずいぶん狭くしているなと。奥は,プレハブの車庫の前で職員なども作業していましたけれど,もう少し工夫をして,役所の玄関口のほうまで車が入れるようなスペース確保と案内があってもいいのではないかなと感じたところです。 今は砂利敷きの歩道部分を広げましたからまだいいのですけれど,それ以前は,歩道の上はとても車椅子で歩けるような状況の幅はありませんし,すれ違うときは車道に下りてしまって車との接触が危惧されると。これは菱沼委員からも事故があったらどうするんだという話がありましたけれど。皆さんも毎日,毎朝,通勤の際に当然そこを歩っているでしょうから,危険予知ということでもう少し配慮をしていただきたいと思います。特に,高齢の方は,距離で言えば何メートルもないのでしょうけれど,でこぼこの道,あるいは砂利ですので,そういったところをもう少し考えて。 今年は雨が降らないのでほこりがものすごいんですよね。仮に雨が降った場合,どのような状況になるか分かりませんけれど,砂利敷きのところも相当ドロドロになるのではないかという心配を,私は持っています。できれば,板を敷くなり,もう少し工夫をしてもいいのではないかなという気もしていますので,こちらは検討いただければと思います。 勝村委員)私からも駐車場の件でお伺いしたいのですが,再確認をしたいのですけれど,工程的に。1工区,2工区ありますけれど,せっかくここの場所にいるので,わかりやすくもう一回。ここまでがいつまで,ここまでがいつまでというのがわかれば。市民の皆さんからも駐車場がね,という言葉を多くいただいておりますし,菱沼委員からもありましたように入口のところ。そこは道路からすぐ飛び込むのではなくて,ちょっとセットバックして広めにして,何台も入れて,空けられるように,そういうふうにしたら安全だと思うんですよ。その点をお伺いします。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)今現在行っている1工区という工事ですが,こちらにつきましては,今現在行っている正面の一般駐車場と下の公用車駐車場をまとめて1工区としてございます。その境はと言いますと,ぐるっとお客さんにまわっていただいているオレンジのネットの内側が全部1工区という扱いになります。2工区と言われるものが,まちづくり館,その他プレハブの仮設庁舎のあるエリアを2工区ということでやってございます。 1工区につきましては年度内,3月18日までが工期でございますので,それまでに舗装まで完成させるということでございます。そうすれば,駐車場から直接新庁舎に入ることができるようになります。その後,2工区といたしまして,今お話させていただきましたまちづくり館,仮設のプレハブの跡地の造成の工事が入ってくると思います。こちらにつきましては,イベント等にも使えるような芝生の駐車場になる予定なのですけれど,それに併せましてお客さんの歩いてこられる歩道のほうを設置するのが2工区でございます。これにつきましては,1工区が工事中で2工区が始まってしまうと,歩くところがなくなってしまうので,時期を見て工事に入りたいと思っておりますけれど,基本的には4月以降の本格的な工事に入る予定でございます。スケジュール的には以上の形で,最終的に9月中にすべての工事が完了するという計画で進めてございます。 勝村委員)ありがとうございます。さっき言った,入口のところを広げてはどうかというのは,どうですか。 管財課副参事兼庁舎建設推進室長)回答がもれてしまい,申し訳ございませんでした。入口のほう,確かに入った後に転回できるような場所とか,広く退避できる場所があれば非常に使いやすくなると思います。工事の進捗なのですが,すでに入口に際しましてブロック等を設置するのを開始しておりまして,そちらを設置してしまうと入口のほうが決まってしまうということで,工程の段取りを変更しまして,業者のほうと協議させていただいた上で,対応が図れればと思ってございます。 勝村委員)ぜひ,安全対策という意味で,お願いしたいと思います。 それから,現状は駐車場に入って,ぐるっと迂回して正面玄関に来るわけですが,天気のいい日はいいのでしょうけれど,強風,暴風という時には大変だろうと考えているのですが。そこで一つ提案なのですが,そこの柵から仮設の進入路を一定期間設けて,すっと入れるようにしたら。どっちみち外構工事に入っているのですから。それはできないとかできるとかの問題ではなくて,そうやったらもっと便利に使えると思うんですよね。そこをつくってしまうと外構工事ができないとかではなくて,たぶんそれでもいけるのではないかと思うんですね。仮設の通路を作るだけなのですから。今,ぐるっと回ってきているのですけれど,今後,そこをやるときはぐるっとまわってもらえばいいので。 山本委員長)勝村委員に申し上げます。先ほど同じ質問が櫻井副委員長からありまして。 勝村委員)私から,強く要望したいのですよ。よろしくお願いします。 塚谷委員)私から,一言言わせていただきます。この庁舎建設については,総務委員会ともども現地調査をしたり,いろいろな形でこれまで庁舎建設となってきたわけでございますけれど,ここへ来て,ゴールになったわけではありませんね。最後のゴールはちょっと先に見えているのですけれど,今,皆さんから指摘されたように駐車場の件,歩道の件,安心安全の件,そういった面。あるいは市民に使い勝手のいい庁舎というものから外れている感じがするわけですから。あと,ゴールに向かってもうひとがんばりして,皆さんから指摘されたことを十二分に検討していただいて,ゴールにしていきたいと,そのように思っておりますが,よろしくお願いします。 山本委員長)ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。 次に,八郷総合支所の有効活用についてを議題といたします。本件について,執行部より説明を求めます。 支所総務課長兼恋瀬出張所長)八郷総合支所の有効活用について,支所総務課から報告申し上げます。 支所の有効活用につきましては,平成19年度と昨年度に実施いたしましたアンケート調査の結果による市民ニーズを踏まえまして,平成27年度に多目的ホール郷の風,平成28年度にゆいてらすと整備を行い,現在は図書館機能をはじめとした複合化について検討,調整を進めております。この複合化につきましては,随時,委員会に報告させていただいておりまして,これまで平成30年1月にアンケート結果を,9月に図書館等を中心とした支所の複合化についてのコンセプトやレイアウト案を,さらに,11月には個別施設計画の素案についてご説明申し上げたところでございます。本日は,課題の一つとなっておりました支所4階にあります旧議場の活用につきましてご報告申し上げます。 旧議場につきましては,通常の会議室と異なり独特の形状がございますので,それらをできるだけ生かした形で,市民ニーズに沿った形の利用ができないか,検討をしてまいりました。市長,副市長及び関係部局も交えた協議を行いまして,アンケートにおいて上位となっておりましたミニシアターやミニホールなども含め,多様な用途に利用できる多目的ホールとして位置づけ,活用を図っていくことといたしました。 今回,2月1日号の広報で,新庁舎の供用開始に伴い多目的ホールの愛称募集が行われるとのことでございましたので,八郷総合支所にも市民の皆様のための多目的ホールが整備される旨を効果的に周知したいと考えまして,新庁舎の多目的ホールと合わせて愛称募集を行いたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。 改修等につきましては,来年度,支所の複合化についての設計を予定していることもございますので,当初はあまり手を加えない形で供用を開始し,利用者からのご意見等もいただきながら,必要とする整備などを検討した上で,効果的に整備してまいりたいと考えております。以上でございます。 山本委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件について,質問等がありましたら挙手によりお願いいたします。 櫻井副委員長)八郷総合支所の議場の活用についてということで,説明をいただきました。そこでお伺いしたいのですけれど,ミニシアター,ミニホールというような考え方も含めて検討しているということでございますけれど,議場の音響設備が平成7年の庁舎建設以来,変わっていない設備がそのままなのですね。その機械等につきましてはもう部品がなくて,いつ壊れるかわからないということも踏まえて検討いただいているのかどうかということ。というのは,以前議会の時に音響がだめになりまして,移動式のワイヤレスマイクを急遽かき集めて議会を開いたということもございますので,今の音響機器をそのままずっと使えるという保証はまったくなくて,もし貸し出した場合,突然,音が出ないと混乱をきたす,もしそれが有料のサービスということになった場合,大変なことになってしまうので,そのことも含めての検討をされているのか,お伺いしたいと思います。 支所総務課長兼恋瀬出張所長)音響に関しての詳細の検討というのは,実際にはこれからということになります。ただ,会議等だけの音響であればいいのですが,例えばコンサート等行えるような形のものとなった場合には,ある程度以上の機能が必要になってくるかと考えております。ただ,かなりの高額なものを整備して,結果としてあまり使われないということもあり得ます。といいますのが,県立図書館,県の議事堂だったところの議場跡も視察しまして,担当の方にも話を伺ったんです。そうしましたところ,あちらは図書館という場所ということもあるのですが,当初,かなりの金額をかけてコンサート等が開けるような形にはしたものの,周りの方から,やはり図書館という場所であったりするのでうるさいという苦情も,かなりの数入った関係で,実際,お金をかけて整備をしたのだけれども思うように活用されていないという実態もあると伺っております。そういったこともありますので,当初,開放しても物足りないという部分はあるかもしれないのですが,ご意見をいただきながら,使用頻度であったり,相談の頻度などを伺いながら,そういった整備,機能といったものも検討した上で,整備を図っていきたいと考えております。 櫻井副委員長)議場の形状,構造的な問題,あるいは先ほど申し上げましたように設備の問題,メリットもあれば弱点もありますので,そういったところを踏まえてご検討いただくということと,貸し出す場合には,当然,利用者の方にそういったところの説明も丁寧にやっていただければと思います。 徳増委員)合併当時のアンケートで,旧八郷町からの一番の要望は図書館だったんですね。当委員会でも大分,図書館をどこにしたらいいかということでいろいろ調べたりしたのですけれど,結局,しり切れトンボになってしまいまして。市民要望としては図書館というのが一番多かったんですね。その要望を受けて動くのがしかるべきではないかなと思うんです。それは本を読むだけでなく,受験生たちの勉強の場にしてほしいというのも意見の中にあったのですけれども,図書館についてはどの程度検討されているのか,お聞きしたいと思います。 支所総務課長兼恋瀬出張所長)図書館につきましては,図書館の中身のコンセプト等につきましては教育委員会の図書館を所管している部署が中心になってこようかと思います。ただ,その他の,委員がおっしゃられた自主学習であったり,閲覧のスペース,そういったところも必要になってきます。図書館側からも,今の時代はそういったところも必要だと伺っております。支所の中で整備していく形になりますので,どれだけの場所がというのはこれからのことになっていきますが,例えば今申し上げた議場跡の多目的ホールなどにつきましても,県の図書館などが参考になるかと思うのですが,使わない日は閲覧スペースとして開放したりとか,そういったことも考えられるなということで,検討を進めているところでございます。 徳増委員)県の図書館ですけれど,あの場所を開放して,一時期,女性問題でそこをお借りして,一年ぐらい使ったのですけれど,結局,使い勝手が悪いんですよね。それで,他の場所に団体として移るようになってしまったのですけれど。同じことだと思うんですね,石岡のほうでも。もし,図書館の機能の一つとして勉強する場所にするのであれば,1人ずつブースを作って勉強できるようにするというのであれば,使えると思います。 それと,他の自治体の例なのですが,石岡ではそこまで考えていないでしょうけれど,貸し出ししていまして,議場の部分は,例えばクロネコヤマトとか,ああいうところが借りている,近隣の県でもあるのですね。段になっているのが使いやすいそうです,オペレーションセンターなのですが。石岡では貸し出すということは全然お考えになっていないでしょうけれど,そういう使い方というのも,私が勉強に行っているところではそういう報告が何件かあったんですね。使い勝手が非常にいいということで。私は何よりも,市民から一番要望のあった図書館の部分。書架が重いですよね。そうなると,まずどこに図書館機能を,本を置く機能を置くかというと,2階,3階となるとずいぶん難しくなるのではないかとも思いますので。その辺のところも早急に考えていただきたいと思います。 要望があったものが途中で消えるというのでは,せっかく合併して,意味がないわけですからね。その時の意見として,合併する前に図書館をつくろうと思ったのに,合併してなくなってしまったという意見がずいぶんあったんですね。それは定かではないですけれど,私は八郷ではなかったので。でも,そういう意見がありましたので,図書館機能というのは充実させなければならないものだと思いますので,検討を十分に。教育委員会とも話し合いながらやっていっていただきたいと思います。できれば教育委員会だけでなく,こちらで決めたところへ教育委員会で入っていただくのが一番いいのですけれど,なかなか連携を組んでやると意見がまとまらなくて,結局,10年以上経ってしまったわけですから。どちらがイニシアチブを持ってやるのかわかりませんけれど,はっきりと,どちらが重点的に力を持ってやるのかということを決めないと,なかなか前に進まないと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。 山本委員長)ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。 次に,その他として発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長)ないようですので,以上で総務委員会を閉会いたします。 |