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令和4年度 複合文化施設建設特別委員会

 第10回(3月15日)
出席委員 岡野孝男委員長、石橋保卓副委員長、鈴木康仁委員、飯村一夫委員、新田茜委員、川井幸一委員、櫻井茂委員、岡野孝雄委員、玉造由美委員、勝村孝行委員、谷田川泰委員、小松豊正委員、山本進委員、村上泰道委員、関口忠男委員、池田正文委員、菱沼和幸委員、徳増千尋委員、髙野要委員
市執行部 副市長(田所和弘)、市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当(浅田禎智)、市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長(萩原信明)、総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当(武石誠)、総務部次長兼DX推進担当(併任)消防本部参事コンプライアンス推進担当(野口健市)、法令遵守統括官兼危機管理担当(桑原充)、防災危機管理課長(小川崇晴)
議会事務局 局長(神谷一美)、次長兼政策調査担当(中山善正)、庶務議事課長(木﨑憲一)、係長(信田英二)


岡野委員長)ただいまから、複合文化施設建設特別委員会を開会いたします。
 本日の議題は、お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に、本日の委員会にあたり、説明員として出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに、議案第13号令和4年度石岡市一般会計補正予算(第13号)のうち複合文化施設建設特別委員会の所管に係る部分を議題といたします。
 本案について執行部から説明を求めます。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)それでは、議案第13号令和4年度石岡市一般会計補正予算(第13号)のうち当委員会所管分についてご説明いたします。
 歳出1件について補正を行うもので、補正予算書の44、45ページをご覧ください。ページの最下段から次のページにわたっております。款総務費、項総務管理費、目複合文化施設整備事業費のうち、事業者選定等アドバイザリー委託料346万5,000円を全額補正減とするものでございます。
 これは、複合文化施設整備の前計画において、PFIやDBO等の民間活用での事業手法を採用した場合において、公募開始後から事業者決定までの業務支援を行うための委託料でございますが、前計画の取り下げによりまして執行しなかったため、不用となった全額を補正減とするものでございます。
 以上が、議案第13号令和4年度石岡市一般会計補正予算第13号のうち駅周辺にぎわい創生課所管分となります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

岡野委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。
 質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第13号令和4年度石岡市一般会計補正予算(第13号)のうち複合文化施設建設特別委員会の所管に係る部分を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は、原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ご異議なしと認め、さよう決しました。
 次に、議案第25号石岡市複合文化施設整備審議会条例を制定することについてを議題といたします。
 本案について執行部から説明を求めます。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)それでは、議案第25号石岡市複合文化施設整備審議会条例を制定することについてご説明いたします。
 石岡市複合文化施設整備審議会につきましては、現在検討を行ってございます複合文化施設整備について調査審議を行い、意見を求める附属機関として新たに審議会を設置するものでございます。
 条例の内容につきまして、お手元の条例の資料をご覧ください。全8条で構成されておりまして、第1条では審議会の設置目的として複合文化施設整備事業について意見を求めるためとしてございます。
 第2条は所管事務といたしまして、市長の諮問に応じて、複合文化施設の整備等に関して調査審議することとなります。
 第3条では組織の構成といたしまして、学識経験のあるもの、市議会の議員、各種団体の代表、市民からなる18人以内の常任委員をもって組織し、任期は2年としてございます。また、必要に応じ臨時委員を置くことができる規定としてございます。
 第4条では会長及び副会長の選出について、常任委員の互選とすること及び職責について規定してございます。
 第5条以降は、会議の招集、成立について、関係者の招集、庶務等について規定してございます。
 最後に附則といたしまして、条例の施行日は令和5年4月1日とすること。併せて石岡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例を一部改正するもので、別表本審議会の委員報酬額に関する項目について追加をするものでございます。
 以上が、議案第25号石岡市複合文化施設整備審議会条例を制定することの説明となります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

岡野委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。
 質疑はございませんか。

小松委員)審議会は18名以内ということなんですけれども、この18名というのは、どういう根拠で18名としたのか、お伺いいたします。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。審議会の組織体制につきましては、常任委員として条例で18名以内としてございます。現時点の想定といたしまして、学識経験者3名、市議会代表3名、関係団体代表5名、市民代表6名の計17名を想定しております。規定上は18名以内となってございますが、想定としては現在17名を考えてございます。人数につきましては、以上でございます。

小松委員)そうしますと、割り振りを執行部は最初から想定して17人だと。学識経験者というのは、大学教授などを指すことが多いと思いますけれども、研究者とかですね。市議会議員が3名ですか。市議会議員は22名ですけれども、3名。非常に少ないですね。各団体、色々な団体ありますけれども、5と。市民6と。イベント広場の活用というのは、かなり多くの市民が自主的に参加して、その機能、計画を議論されているという経験を我々は持っているわけですけれども、こういうふうに限定されますと、市民が6というのはあまりに少ないし、この内容、そういうふうにした理由があるわけでしょう。市議会議員3という。市議会議員も色々な立場の人がいるから。こういうふうにした根拠がわかりませんけれども、説明できますか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答えいたします。組織体制の人数割りについては、今現在の想定としてございます。今後さらに精査をして、修正等がございますれば、修正等も考えることができると思います。
 委員の割り振りにつきましては、学識経験者につきましては、大学等に協力いただきまして、まちづくりに知見がある者、文化・芸術に知見があるもの、そういった形の中で3名程度お願いしようと考えてございます。
 市議会からということにつきましては、実際、何名にするかということについては、内部で検討させていただきましたけれども、あて職とするか、代表で選んでいただく、推薦にしていただくか、そういったことの中で、3名程度であれば、3名の方に参加いただきまして、意見をいただければと考えてございます。
 関係団体、市民代表の方につきましては、なるべく市民の声を取り入れたいということで、人数は割合としては多めにさせていただきましたという経緯がございます。以上です。

小松委員)ちょっとこれは色々ね、そういうことでいうと、本当に市民の声が本当に反映されるのかどうかということで、そういうふうに私は問題意識を持っているということを表明しておきたいと思います。
 それからですね、市民という場合は、希望をとって選ぶことになりますか。各団体も色々な団体があって、これを選ぶ場合には、どういうふうなやり方で選ぶことになるんですか。つまり、希望者を全部入れられないでしょう。そうすると希望者の中で、またそこでこう抽選するとか、市議会議員だって、私が出たい私が出たいと多くなった場合は、どういうふうにこれを絞るのか。そういうことが非常に不鮮明なので、どういうふうに考えてるんでしょうか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。審議会メンバーの選出に関しましては、市議会代表につきましては、議長推薦の形で依頼したいと考えてございます。関係団体につきましても団体推薦の形をとりたいと考えてございます。
 市民代表につきましては、公募を行いまして、市内在住、在勤、在学している18歳以上としまして、選考委員会を組織しまして、応募動機の妥当性などを基に選考を行ってまいりたいと考えています。

小松委員)この臨時委員というのは、ここに書いてありますけれども、特別な事項を調査審議するときに、臨時委員を若干置くことができると。これは具体的にはどういうことを考えているんですか、特別な事項というのは。特に審議会で審議しているんだけれど、審議会で特別な特殊的なあるいは専門的なことを調査する必要が出てきた場合に、特別にそれを委嘱するということなんですか。その技術的な問題とか、これどういうことなのか、ちょっとお聞きしたい。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。臨時委員につきましては、審議会の中で特に議論の中に加わっていただく必要がある場合ということで2名程度を考えてございます。
 その内容、具体的な審議の内容につきまして、その中で必要となった場合ということでございますけれども、今考えられるものといたしましては、例えば子育て関係の専門家とか、そういった方に特別に意見を聞きたい場合、そういったときに委嘱したいと考えてございます。以上です。

小松委員)副会長というのは1名ということですよね。つまり会長がいなかった場合に、副会長は1名でいいという意味ですか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)副会長は1名で想定してございます。以上です。

村上委員)条例施行が令和5年4月1日からということですが、まずこの審議委員さんの任期はいつからを予定されていますか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。4月1日から条例施行ということで、それから委員の選出作業に入ることになります。その中でご参加いただいた第1回目の審議会を5月下旬、6月頭、その頃に想定してございますので、そこから2年間を想定しているものでございます。以上です。

村上委員)任期2年ということで、基本的には市長の諮問を受けてなんですが、その答申というのはこの任期期間中、2年間かけて出すのか、例えば年度ごとに一定の計画の答えとして出すのか、そのあたり答申を出すタイミングというのは、どのような考えでしょうか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。答申をいただくタイミングでございますけれども、想定では令和5年度末に中間答申をいただければと考えてございます。
 最終答申につきましては2年、最終年度ですね。そちらでいただければと考えてございます。以上です。

村上委員)ただいま令和5年度末に一度中間答申ということで、そうすると本体のですね、複合文化施設の整備計画というのは、その中間答申を受けた段階である程度動き出しをするのか、最終的な2年間の終了後の答申を受けて動き出すのか。そのあたりは今回委員会の条例なんですけれど、本体との関わりというのは、どのような形になっているのでしょうか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。令和5年度末に中間答申をいただくこととなりますけれども、それまでに議論のほうは重ねさせていただければと思います。その中でいただいた意見につきましては、随時、今後策定します基本構想、基本計画のほうに取り入れながら行っていきたいと考えてございます。
 中間答申をいただくに際しましては、まずは事業用地、施設の機能、そういったものに対して、まずは中間答申でいただければと考えてございます。

村上委員)中間答申と言いながらも、メインのことについては一定の結論をそこで一度いただくという認識でよろしいんでしょうか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。中間でいただく内容でございますが、基本計画策定については2年程度の時間がかかるであろうと想定してございます。その中で最終答申まで待つことになりますと、内容が決まらないまま最後にお示しするわけにもいきません。
 そういったことで、重要な部分については、中間ないしは議論の中で了解をいただきながら、お示ししていけるような形をとっていければと考えてございます。以上です。

村上委員)そうしますと、先ほど重要なものについてはというのは、そもそも基本コンセプトであったりとか、どういう機能をつけるかとか、場所とか、議会で様々議論された内容がそれにあたるのかなとは思うんですが、その中間答申というよりも、ある一定の答申の出し方、諮問の出し方なんだと思いますけれど、その後の計画を立てるのに一定の期間が必要なので、最終の答申を待ってそれから計画を立てるとより時間がかかるので、諮問に1年かけた中で、最終答申が出るまでに、最低限決まったところを土台に、基本計画を立てていく。基本計画を立てている間も、その他の付属関連の諮問は続いていると。1年間重なっている部分があるのかなというふうに認識をするんですが、まずはその考え方でよろしいですか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)委員お見込みのとおりでございます。以上です。

村上委員)そうしますと、中間というよりも、その重要なものに関しては、例えば1年後の答申というふうに期限を切って諮問するということですよね。
 重要なことについて今年の予算を見ると、令和5年度は会議の回数は6回程度かなというふうに予算を見ると思うんですが、まずはその認識でよろしいですか。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。会議の回数につきましては6回を想定してございます。以上です。

村上委員)そうしますと、先ほど重要な部分については令和5年度に一定の答えをいただく、中間答申をいただくということですけれども、6回の会議の中でコンセプトと、何が重要なものか具体的にいただいてないのでわかりませんけれど、コンセプトや機能や場所について十分審議できる時間というのがあるのかどうかという心配と、6回で間に合うのかというその認識についてご説明いただきたい。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。審議回数については6回程度ということでございますけれども、特に今現在策定してございます基本構想、こちらにつきましては執行部主体で今作成をしているところでございます。審議会の第1回目に合わせまして、作り上げました基本構想案、こちらについて意見をいただきまして、仕上げたものにつきまして、今後議会のほうにお示ししていきたいと考えてございます。
 その中で、特に建設地、施設の機能、規模、事業費、事業手法及び施設の運営に係る事項ですかね。そういったことが重要な内容になってくるかなと。そのうち5年度につきましては、まずは建設地、機能、規模、事業手法、そういったことについて中心に議論をしていただければと考えてございます。以上です。

村上委員)今回、審議会の形なんですが、この諮問を出して答申をもらって、計画を立てて、改めて計画ができた後、議会に提出されるかと思うんですけれど、他の色々な計画や審議会など全てそうなんですけれど、市議会議員が含まれて、計画が出て、改めて議会にかけるという流れは、通常の流れではあるんですけれど、特段この複合文化施設に関しては、建設コンセプトや、場所や、手法や、場所について、様々議会の中でも意見がある中で、議案質疑でも同僚からありましたように、ただいま執行部からもありましたけれど、議員3名の選出が議長の選出ということもありますけれど、言葉は悪いですけれど、そこに議会の意思が反映されたという認識で議員の選出をお願いしているのか、そのあたりはどのような認識で、この市議会議員というのを、組織にあたって選ばれたのか、そこについて改めてご説明いただけますでしょうか。

市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当)ご答弁申し上げます。前回議案質疑でもお答えしましたが、市議会議員さんに参加していただくことは、今後の基本構想ですとか、基本計画の策定作業において、様々な観点から、意見をいただきたいというふうに考えて、市議会議員さんを入れさせていただいているものでございます。
 今後どういう形になるかわかりませんが、議員の皆様にまた再度議論していただく場というのはあると思いますので、あくまでも審議会の中で、議員さんの立場というのもあると思いますが、市民の代表であるという考えもありますので、そういった市民の声をたくさん聞いていただいて、議員さんにも議論に加わっていただきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。

村上委員)そうしますと、基本的に議会の意思や総意として答申に反映するというよりも、あくまでも1市民の代表の立場としての、議会議員の選出ということであるという認識ですね。そうであった場合のその選任の3名の適正さなんですけれど、それについて内部的に、他の答申等も見て大体3名か4名かと思うんですが、審議会のメンバー、議会選考の場合、そのあたりはどのような内部協議の結果3名という数字になったんでしょうか。

市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当)ご答弁申し上げます。当初ですが、議員の方を3名ではなく、もう少し多い人数でも考えておりました。ただ、先ほども申しましたとおり、当初はあて職的な議長、副議長ですとか、各常任委員会の委員長というふうにも考えましたが、やはり議員さんは選挙で市民から選ばれているという部分もございますので、いろいろな方から、市民の方から意見を聞いたりしていると思いますので、そういった部分であて職ではなく、議長の推薦をいただいて、推薦してもらうという形で3名程度というふうに内部で協議をさせてもらったところでございます。以上でございます。

村上委員)極端な話なんですけれど、市民の代表者であれば全員なわけで。そこを絞った結果、わからないんですけどね。そもそも18人の中になるべく市民の方を多く入れます。市民の声を反映したいという意向がある一方、市民の代表者である議員も入れる。どちらも結局市民の声なんですけれども、そこを議員を通すのか、市民直接なのかわかりませんけれど、本当に生の市民の声を取るのであれば、極論ですけれど、全員市民の方でもいいのかなと思いますし、あくまでも議会は執行部の提案された案件について議論する場であるので、その大元の案の作成の段階で、通常の何とか計画とかに入る分については、石岡市総合計画ってそういう意味では石岡市が採用する大きい計画ですけれど、もう既に議会の中で大きな議論として出ている案件の中に議員が既に入って、1年後中間が出た中で、さらにその議員の意見も含めた案件が出ましたと。選ばれた議員さんの立場として、自分はある程度計画の段階で意見を出した中で、その計画があくまでも答申で返して、執行部から戻ってくるので、丸々その案ではないというふうに思いますけれど、自分が議論したものについて再度議論しなければいけないという、選考された議員さんの立場というのが、何かもやもやするような感じがするんですよね。
 また、これから作り上げていくものの段階で議員さんが入ることについて、この議案が提出されたときからそうなんですけれど、どの形がいいのかっていうのが、答えが見えないところではあるんですけれど。まず、そもそも議員を入れることが適正なのか。また、それの人数がどの程度が適正なのか。
 もともと達成しなければいけない、市民の意向を大きく反映するということの目的を達成するための形がこれが正しいことなのかっていうのは、難しいなと。判断が難しいという意味ですが。ただ、あくまでも答申をいただく場で、あくまでも答申は答申で、それを受けて計画を作るので、あくまでもそれは別物なんだという認識をしっかり持っておられるのかどうか。
 よくあるのは、審議会で意見が出たので、それを踏襲しましたというような答弁が出ると、では審議会のほうが執行部より上なんですかみたいなことが様々今までの経験上ありますけれど。そこはあくまでも意見をもらう、答申をもらう、答申をいただく諮問機関であって、計画の最終判断の全責任は執行部担当者が持っているんですという意思のもとで、今後議案の上程がされていくのか。その辺りの認識、現時点の担当の認識をお伺いできればなと思います。

市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当)ご答弁申し上げます。今村上委員さんが言われましたことはそのとおりだと思いますし、私どももあくまでも審議会のほうに諮問をして、答申をいただいて、その出た意見はもちろん尊重する部分がありますけれども、それを最終的に判断するのは、私ども行政のほうの担当者だと思っておりますので、そこはこちらの担当者でしっかり見極めた上で、議案等を提出していきたいというふうには考えてございます。以上でございます。

石橋副委員長)審議会の構成の部分については、今村上委員さんのほうから詳細な質疑がありまして、私の思うところはすべて代弁という言い方は失礼ですけれども、そういうことです。
 私のほうからちょっとお伺いしたいのは、審議会の目的というか、条文で言いますと、市長のほうから施設の整備等に関して、審議を行うということでありました。この審議を行うにあたって、現在基本構想なり、そういった部分の、策定検討委員会が庁内で現在も動いていると思います。そういった部分で取りまとめ、取りまとめられた構想案といいますかね、そういう部分をたたき台に審議会で行われていくのかどうか、まずそこをお伺いします。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。今現在、執行部のほうで策定作業を進めてございます基本構想案、こちらにつきましては執行部主導で案まで作り上げていきたいと考えてございます。
 それの最終案を作り上げまして、審議会のほうにこういった内容でということでお示ししまして、それについて意見をいただければと考えてございます。そのあと意見を取り入れ、それを踏まえた上で、最終案を作り上げまして、議会のほうにもお示ししていきたい。そういったことを考えてございます。

石橋副委員長)策定検討委員会での草案といいますか、案とですね、それに基づいた審議会での議論で、それが大きく食い違ってしまった場合、その場合にはどのような、そのあとの物事の運び方をするのか。あくまでも審議会での検討結果、そこで決定といいますか、方向性が示されるということになると思うんですけれども、それが検討委員会の中でまとまった草案と大きく乖離した場合にはどのような対応を図られるのか、お伺いをいたします。

市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当)ご答弁申し上げます。大きく乖離した場合といいますか、もし意見が違う場合は、ないとは言えないと思いますので、そういった場合、また検討委員会の場にも持ち帰りますし、審議会のほうでも、先ほど6回でまとまるのかという話もあったと思いますが、回数は別にして、審議会のほうでも再度また協議してもらう。そういった議論の積み重ねを何回も繰り返しながら、なんといいますか、積み上げていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

石橋副委員長)いずれにしましてもですね、物事の手順というか、運び方を間違えますと、またそのあと大きなしこりが残るもとにもなりますし、せっかくまとまろうとしている複合文化施設の基本計画、構想自体がですね、またそのたびにご破算になる可能性、危険性も膨らんでいるのかなと。
 複合文化施設に対する思いって、やっぱり市民一人一人の皆さん方、それぞれあると思うんですよね。そういう意味では、プロフェッショナルである職員さんが構想なり基本方針なりっていう部分を、現在一生懸命取りまとめている。この中でも、今年の1月の部分についてある程度具体的なところまでほぼ策定委員会としてはまとまりつつあるところであるのかなという感じがします。そういうところであえて審議会を設けてという部分でちょっと疑問があるわけですけれども。それは執行部のほうでの一つの何ていうんですかね。手段というか、設けなければならない経過といいますかね、そういう部分での判断で今回提案されたのかなと思います。
 そういう意味では、いずれにしろ現在策定委員会、検討委員会で一生懸命作業されている職員さんたちの思いが逆に反映されるような、そういうところでの結果としては帰結をするような方向性が一番私はいいのかなと思うんですけれども、そういったところ、事務局のほうとしては大変かじ取りが難しい部分にはなるのかなと思いますけど、十分に審議会の中での議論も、ややもすると何ていうんですかね、大きく外れていってしまう可能性もはらんでいる部分、もちろんこれは審議会のメンバーによって随分変わってくると思うんですよ。そういうところは十分気をつけていただきたいなというふうな感じがします。
 これに対しては特に答弁を求めませんけれども、議案質疑の際にですね、議員の選出は、私は必要はないだろうということに対して、副市長のほうから曖昧な答弁があったんですけれども、改めてここで副市長の考えをお伺いします。議員を入れる必要性というのは、どのようにお考えになっているのか、お伺いをいたします。

副市長)ご答弁申し上げます。石橋議員のほうからですね、これについてご質問がありまして、私もその際にですね、いかがかなという、ちょっと曖昧な答弁をしてしまいました。その後ですね、私のほうももう一度考えてみました。そのときに、これまで執行部主体でやってきたいろいろな議論の中で議会にもお示ししましたけれども、やはりこちらの執行部のほうの手順の問題なのかもしれませんけれども、委員の皆様方に適時適切にですね、情報を提供できていなかったという思いが私にはあります。
 そのときに情報を提示してですね、こんなふうじゃなくてこんなのはどうなんだとか、いろいろご意見をいただきながら、修正しながら積み上げていくという手法もあったのかなと思うんですが、そこはできなかったと。
 元に戻りますけれど、やはり市民の声が本当に反映されているのかというふうな議論がですね、多くのところでありました。その中で議員さんを入れるかどうかという話なんですけれども、やはり議員の皆様にもですね、全員というわけにはいきませんですが、その中でやはりご意見いただきたいなという思いが私の中にはあります。その後でまた答申もらって議論するのはどうなのかというご意見もございましたが、ぜひその議論を実際に委員としてですね活発に行っていただきたいという思いがございまして。この原案で、できればお願いしたいというふうに思っております。

石橋副委員長)本会議の中での発言ということで、今あえて確認をさせていただいたわけですけれども、答弁にあたっては慎重を期されるように、今後気をつけていただきたいなと。その場の雰囲気に流されるわけではなく、きっちりとした自分の信念を持った答弁をお願いしたいと。
 審議会に議員が参加するしないは、繰り返しになりますけれども、私の思いとしては先ほど村上委員がおっしゃっていただいたことにすべて含まれていますので、そういったことを前提にですね、今後審議会のほうの運営をきっちりと行っていただきたいというふうにお願いをいたします。以上です。

岡野委員長)ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第25号石岡市複合文化施設整備審議会条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は、原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ご異議なしと認め、さよう決しました。
 次に、議案第28号石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。
 本案について執行部から説明を求めます。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)それでは、議案第28号石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明いたします。
 この条例は石岡市基金条例の一部を改正し、複合文化施設整備基金を創設するものでございます。条例の改正内容につきましては、お手元の資料をご覧ください。別表積立基金に、石岡市複合文化施設整備基金を追加するものでございます。基金の目的といたしましては、現在再検討を行ってございます複合文化施設を整備するための財源とするもので、施設の整備にあたり国庫補助金や合併特例債を活用した場合でも多額の一般財源が必要になると見込まれます。特に建設時に負担が大きくなることが見込まれますことから、これに向けまして毎年度計画的に積み立てを行い、財政支出の平準化を図るものでございます。
 以上が議案第28号石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについてとなります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

岡野委員長)以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は挙手によりこれを許します。
 質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
 次に討論に入ります。討論は挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。議案第28号石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は、原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ご異議なしと認め、さよう決しました。
 次に、陳情第14石岡市複合文化施設に関する陳情を議題といたします。
 本件については、前期定例会において当委員会に付託され、12月14日に審査を行ったところでございますが、さらなる調査・検討が必要であることから継続審査としたものでございます。
 これより審査に入ります。本陳情についてご意見等がございましたら、挙手によりお願いをいたします。

総務部長(併任)消防本部理事兼コンプライアンス推進担当)本陳情におけますシェルターの取り扱いにつきまして、前回の委員会において私どものほうで国の動向を注視してまいりますというふうに申し上げたところでございますけれども、昨年末におきまして、国で若干動きがございましたので、担当課長からご報告をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

防災危機管理課長)私からはシェルターの設置に関する国の動向につきましてご報告申し上げます。あくまで新聞報道に基づきます情報でございますが、今年1月27日の報道によりますと、政府与党がミサイル攻撃から人命を守るシェルターの普及を促すため、シェルターを設置する企業に財政支援などを令和6年度にも打ち出す案を検討するとのことで、令和5年度からはシェルターに必要な仕様、性能の技術的な分析を始めると報じられたところでございます。
 これに先立ちまして、昨年令和4年12月16日の国家安全保障会議及び閣議で決定された国家安全保障戦略におきましては、国民保護のための体制強化策の一つとして、様々な種類の避難施設の確保という文言が明記されておりまして、これが先ほど申し上げました、シェルターに関する方針の根拠となっているとのことでございます。
 これらのことに関しまして、国、県から私どものほうに何らかの文書等が届いているわけではございませんけれども、シェルターに関する国の技術的な分析または支援策などが今後どのような形で具体化してくるのか、引き続き動向を注視してまいりたいと考えております。以上でございます。

村上委員)前回の委員会で、こちらの陳情に関しては継続していただきたいということで発言いたしました。今回、先ほど現在国の動向に動きがあったということのご説明をいただきました。本来であれば、国の動きが出てきたので継続していただきたいところではあるんですが、改選を迎えるこの段階で、これを取り入れる、正式に取り入れるという判断は、私としては難しいのではないかなというふうに思います。以上です。

岡野委員長)ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、これより討論に入ります。討論は、挙手によりこれを許します。討論は、ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 陳情第14石岡市複合文化施設に関する陳情を採決いたします。
 本件は、起立により採決いたします。
 お諮りいたします。本件は、その趣旨・願意を妥当と認め、採択とすべきものと決することに賛成の委員の起立を求めます。

-起立なし-

岡野委員長)起立なしであります。
 よって、本件は不採択とすべきものと決しました。
 以上で、本委員会に付託されました案件の審査は終了したわけでありますが、これらに係る委員長報告の取扱いについては、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ご異議なしと認め、さよう決しました。
 次に、複合文化施設整備事業についてを議題といたします。
 本件について、執行部に説明を求めます。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)それでは、複合文化施設整備事業についてご説明いたします。お手元にお配りしました資料1複合文化施設整備事業についてをご覧ください。
 1の基本構想の進捗状況でございますが、①の策定検討委員会の開催につきましては、これまでに計6回開催いたしまして、基本理念、基本方針についての取りまとめと、これら基本理念、基本方針に基づいた施設整備における配慮すべき事項、建設候補地と比較検討項目及び施設機能に関する課題等について検討を行ってございます。
 ②の基本理念、基本方針案につきましては、前回の報告で2つの理念をお示しさせていただきましたが、今回、基本理念、新たな活力で輝く未来へ「文化」「ひと」「地域」の交流拠点として一つにまとめまして、これに基づき4つの基本方針を設けてございます。身近な文化・芸術の拠点づくり。居場所と交流の拠点づくり。賑わいを生み出す拠点づくり。ポストコロナ・ウィズコロナ時代を踏まえた空間づくりの4つといたしまして、これらの方針を今後進められます基本計画に盛り込んでいくこととなります。
 ③のその他の進捗状況につきましては、プロジェクトチーム及び各専門部会において、新たな施設整備に向けた課題等について整理を行ってございます。これらの課題についてプロジェクトチームにおいて取りまとめまして検討委員会に報告、意見をいただきながら基本構想の策定を進めてまいります。
 2の令和5年度スケジュールにつきまして、①の基本構想については取りまとめました基本構想案を審議会に諮りまして、6月の第2回定例会で報告できるよう進めてまいります。
 ②の基本計画については、基本構想についてお認めいただいた後、基本計画の策定を進めていくこととなります。これまでの議論でいただきました課題等の整理を行いながら、庁内組織、審議会において議論を進めてまいります。また、今後計画策定に必要となる経費については、補正予算で対応したいと考えてございますので、上程の際はよろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
 ③の複合文化施設整備審議会については、条例の議決をいただきましたら、速やかに選考作業に着手し、5月中を目途に委員を選出したいと考えてございます。6月の第2回定例会には基本構想案についてご報告したいことから、その前に第1回会議を開催し、意見をいただきたいと考えてございます。令和5年度は計6回の開催を想定しておりまして、令和6年2月を目途に中間答申を行う予定としてございます。
 今後とも慎重に議論を重ねるとともに、丁寧な説明を行いながら基本構想、基本計画の策定を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
 以上が複合文化施設整備事業の進捗状況の説明となります。よろしくお願いします。

岡野委員長)以上で説明は終わりました。
 ご質問等がございましたら、挙手によりお願いいたします。

村上委員)先ほど質問した内容、こちらにあって重複して申し訳なかったなというふうに思うんですが、1点、資料1の1ページのですね、基本理念・基本方針(案)のところで、基本方針(案)の4番のポストコロナ・ウィズコロナ時代を踏まえた空間づくりというのが、今そうなんですけれど、もう間もなく5類に分類される中で、あえてコロナという必要があるのかなというのを感じたんですね。令和5年度実際に諮問をかけたり、これから計画を立てて実際のこの複合文化施設というのが、建設にあたってはもうあと2年、3年後の話の中で、その基本方針の中にコロナという単語をわざわざ入れておく必要があるのか、もう当たり前の世の中になっている中で、そこを特段注視する必要があるのかなと思いましたので、意見として述べさせていただきます。以上です。

櫻井委員)今説明をいただきましたけれども、ここで基本理念・基本方針(案)として示されたのが、基本理念につきましては、新たな活力で輝く未来へ「文化」「人」「地域」の交流拠点、その下に基本方針ということで4つ。村上委員からその4番目について指摘がございました。
 この基本理念・基本方針に基づいて複合化する施設であるとか、機能であるとか、いろいろ決めていくんだろうと思うんですけれども、前回のですね、ゼロベースに戻したとする基本計画案を策定する過程の中においてですね、これは一般質問等でも答弁されていますけれども、他市からの誘客というテーマが会議の中で述べられて、事務局からですね、これに基づいて他市からの誘客は自分の課には関係ないので、複合文化施設の中には加われないよねという判断をされたというようなことを伺った記憶がございます。
 ここの部分は非常に大事なところなんですけれども、基本方針の中で、これに基づくこの基本方針・基本理念で複合化しようとしている施設ですね。もう既にそこで制限を加えているのかどうか。その点、どのような考えでこれが定められたのかをまずお聞きしたいと思います。

市長直轄組織参事兼駅周辺にぎわい創生課長)お答え申し上げます。基本理念・基本方針の策定に関しましては、部長級で構成する策定検討委員会、そちらに諮りまして、議論を重ねてきたものでございます。その中で、今後の計画策定にあたりまして制限を加えるような内容になっているのか、そういったことにつきましては、基本方針のほうは決めさせていただきまして、それによって今後議論されます施設の機能、規模等につきまして制限を加えることとはしてございません。以上です。

櫻井委員)ただですね、受け取る側ですね、要するに複合化の検討に参加しているそれぞれの所管課の職員がそれを意識してないとですね、自らうちは市民しか利用者がいないので、ここでいう交流っていうのが、例えば他市からの方々も含めての交流で、できればそちらを重点的にやりたいなという話になりますと、また同じように手を下げてしまうという可能性がありますので、そうではなくて、複合化にする際にですね、本当に石岡市、まず市民が第一であって、その次に副次的に他市からの方々にもご利用いただいて、賑やかさであるとか、利便性の向上であるとか、いろいろなメリットを生み出すような施設であってほしいと思っていますので、前回のような形でですね、担当課のほうで、他市からの誘客を優先して考えているのでというような、一定の方向性に誘導してしまうようなことがないようにですね、それはぜひお願いしたいと思います。
 今、担当のほうから答弁がありましたので、それを信じさせていただいて、私の質問を終わりたいと思います。

岡野委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

岡野委員長)ないようですので、以上で本日の特別委員会を閉会いたします。





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