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令和４年度 議会運営委員会
山本委員長）ただいまから、議会運営委員会を開会いたします。 本日の議題は、お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。 これより議事に入ります。なお、審査上の発言は、挙手によりこれを許します。 初めに、議会における個人情報保護制度の見直しについてを議題といたします。 本件については、９月14日の当委員会において、事務局から国の法改正に伴う個人情報保護制度に関する条例制定の必要性について説明があったところでございます。 このたび、議会における個人情報保護制度に関する条例案がまとまったとのことでございますので、改めて事務局から説明をお願いしたいと思います。 庶務議事課長）議会における個人情報保護制度の見直しについてご説明をいたします。今回の経緯につきましては、先日の委員会においてご説明させていただいたとおりでございますが、新個人情報保護法では、地方議会は国会と同様改正法の適用対象外とされ、方策を講じなければ保護制度の対象外となるため、新個人情報保護法の施行日である令和５年４月１日までに議会における個人情報保護に関する条例を新たに制定する必要があることから、今回の条例案のご提案となった次第です。 それでは、石岡市議会の個人情報の保護に関する条例案につきまして、資料に基づきましてご説明をいたします。なお、資料１が条例案、資料２が条例案の標準条例等との対照表、資料３が条例施行規程、資料４が条例施行規程の標準条例施行規程等との対照表となっております。 「（資料２）市議会条例案、標準条例、法律対照表」をご覧ください。対照表は３列表示となっておりまして、左側が石岡市議会の個人情報の保護に関する条例案、中央が全国市議会議長会から示されました条例（例）、右側が改正後個人情報保護法となっております。 初めに、今回の条例案作成にあたっての基本的な考え方としまして、全国市議会議長会が新個人情報保護法との整合性を勘案し、総務省及び個人情報保護委員会と協議した上で作成し、各市議会に示した条例（例）を基本としまして、執行部が新個人情報保護法の施行に関する条例の制定に向けた準備を進めておりますことから、執行部の施行条例との整合性を図りながら、条例案の作成を進めてきたところでございます。そのようなことから、今回は特に全国市議会議長会が示した条例（例）と異なる部分を中心にご説明申し上げます。 まず、目次ですが、今回の条例案の全体的な構成となります。新個人情報保護法が直接適用される執行部側と、適用されない議会側で手続きや個人情報の取り扱いに関し差異が生じることを避けるため、新個人情報保護法との整合性を勘案しまして、新個人情報保護法の第５章、行政機関等の義務等の各条の規定に対応するような構成となっております。今回の条例案は、第１章・総則、第２章・個人情報等の取扱い、第３章・個人情報ファイル、第４章・開示、訂正及び利用停止、第５章・雑則、第６章・罰則となっており、これは全国市議会議長会の示した条例（例）のとおりでございます。条例案中、全国市議会議長会の示した条例（例）と異なる部分でございますが、まず、資料18ページの利用及び提供の制限、第12条第２項第３号におきまして、当市の状況に合わせまして、人事委員会の記載を省き、公平委員会のみの記載としております。 次に、資料50ページの開示請求の手数料、第30条ですが、現行の石岡市個人情報保護条例では、手数料は無料とし実費相当分はご負担いただくことになっており、現在執行部で作成を進めております施行条例においても同様の考え方と伺っておりますので、今回の条例案でも手数料は無料とし実費相当分は負担ということで記載をしてございます。 次に、資料66ページの審議会への諮問、第50条ですが、当市では個人情報保護審査会が審査会機能と審議会機能を兼ねているため、諮問先を石岡市個人情報保護審査会としたところでございます。 今回の条例案と全国市議会議長会の条例（例）で異なる部分は以上となります。なお、第６章は罰則となっておりますが、罰則を伴う条例を作る場合、実際に捜査や起訴を行うこととなる地方検察庁との事前協議が必要となります。通常２、３か月かかるとされておりますが、今回、全国市議会議長会より「三議長会は、総務省とともに、地方検察庁との事前協議が円滑に進むよう、法務省に申入れを行った」との通知があり、議長会の示した条例（例）に沿った内容であれば、実際の審査期間は短縮される可能性があるとのことでございます。ただし、あくまで各地方検察庁の判断となりますので、審査期間につきましては明確にはお示しできませんが、協議結果の文書回答の到着時期に応じ、議案を上程する形になろうかと思います。条例案の説明は以上でございます。 次に、今回の条例の実施に関し必要な事項については「条例施行規程」を議長において定めることとなります。なお、「施行規則」でなく「施行規程」となっておりますのは、規則制定権が基本的に執行機関の権限であり、地方自治法において議会に認められているのは、会議規則・傍聴規則のみであるため、規程での対応となるところです。 それでは、「（資料４）市議会条例施行規程案、標準条例施行規程、施行令対照表」をご覧ください。資料としましては、先ほどの条例案同様、対照表が３列表示となっておりまして、左側が石岡市議会の個人情報の保護に関する条例施行規程案、中央が全国市議会議長会から示されました条例施行規程（例）、右側が政令・規則となっております。施行規程案作成にあたっての基本的な考え方は条例案と同様、全国市議会議長会より示された条例施行規程（例）を基本としておりまして、今回の条例施行規程案と全国市議会議長会の条例施行規程（例）で異なる部分はございません。なお、様式等につきましては、全国市議会議長会から示されているものを基本としつつ、現在執行部と調整している部分も含め、案として掲載をしております。 最後に、今後のスケジュールでございますが、本日ご説明の後、一旦会派にお持ち帰りいただいた上で、11月の告示前の議運でご協議をいただき、ご了解を得た内容でパブリックコメントを実施するとともに、検察協議を開始したいと考えております。なお、先ほどご説明いたしましたとおり、検察協議結果の到着時期に応じて議案を上程する形となりますが、施行期日は改正後の個人情報保護法の施行期日である令和５年４月１日となりますので、令和４年第４回定例会あるいは令和５年第１回定例会に上程するという形となります。いずれにしましても、執行部においても施行条例の制定に向けた準備を進めており、相互に関連する部分もございますので、十分に協議・調整をした上で、上程してまいりたいと考えております。説明は以上となります。 山本委員長）以上で説明は終わりました。 本件については、会派持ち帰りで協議してはどうかと考えておりまして、次回、11月15日の議会運営委員会において、各会派の検討結果をご報告いただきたいと思います。そこで意見の集約を図りまして、その後、事務局の説明にもありましたように、パブリックコメント等の手続きに入りたいとのことでございますので、よろしくお願いいたします。 それでは、本件についてご質問等ございましたらお願いいたします。 村上副委員長）条例の対照表で、開示請求の手数料についてもう一度説明をお願いしたんですが。先ほど、原則無料とすると。ただし、実費相当分を負担しなければならないと。ここはどういう解釈をすればいいのか。 庶務議事課長）お答えをいたします。開示請求手数料につきまして、手数料としましては、基本的に現在の個人情報保護条例においても無料でございますけれども、実費分というのはいわゆるコピー代ですとか、そういう部分においては実費相当分をいただいていると、そのようなことでございます。 村上副委員長）そうしますと、市議会議長会の例として挙げられている１件当たりいくらという固定ではなくて、例えば資料が膨大であれば、その分印刷費が高くなって、そうでもなければ安くてという考え方でしょうか。 庶務議事課長）委員ご指摘のとおりでございます。 村上副委員長）そうするとある程度、例えば１枚当たりいくらとか、内部の規程みたいなものを決めるという感じになるんですか。 庶務議事課長）基本的には１枚当たり10円という形でいただいておりますけれども、そのような決まりを作っていく形にはなると思います。 山本委員長）ほかに質問はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので、本件については、次回11月15日の委員会において各会派の検討結果をご報告いただきたいと思いますので、各委員におかれましては、よろしくお願いいたします。 次に、その他として、石岡市議会新型コロナウイルス対応策について、ご意見をいただきたいと思います。 前回の委員会において、櫻井委員から、対応策における執行部出席の考え方について意見が出されたところでございます。本日、対応策について、さらなる見直しが必要かどうかも含め、改めて皆様からご意見をいただきたいと思います。 なお、見直す場合につきましても、最終的には第４回定例会前の議会運営委員会において結論を出した上で、次の定例会に臨んでまいりたいと思いますので、各委員におかれましては、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 それでは、石岡市議会新型コロナウイルス対応策の見直しについて、ご意見がございましたらお願いいたします。 村上副委員長）前回、櫻井委員から提案がありました執行部の出席者についてなんですけれども、やはり本会議の本来あるべき情報の共有や、特に部長級の情報の共有という意味では、出席をもう少し緩和する必要性については十分理解できるところではありますので、委員長からありましたように次回の委員会で会派に持ち帰った結果、協議させていただければというふうに思います。 山本委員長）ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）それでは、次回、第４回定例会前の議会運営委員会において、最終的に結論を出した上で次の定例会に臨んでまいりたいと思いますので、各委員におかれましては、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 このように決することに、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ご異議なしと認め、さよう決しました。 次に、その他として何か発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 山本委員長）ないようですので、以上で議会運営委員会を閉会いたします。 本日決定いたしました事項については、各会派の皆様にご周知いただきますよう、よろしくお願いいたします。お疲れ様でした。 | |||||||||||||||
