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令和４年度 全員協議会
菱沼議長）ただいまから、全員協議会を開会いたします。なお、会議中の議員並びに説明員の発言について、マスクを着用して発言することを許可いたします。 本日の議題は、お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。本件説明のため、市長・谷島君、副市長・田所君、市長公室・門脇君が出席しております。 それでは、これより案件に入ります。初めに「つくばエクスプレス延伸推進について」を議題といたします。本件について、執行部に説明を求めます。 市長）それでは、私から「つくばエクスプレス延伸推進について」ご報告させていただきます。 本年度４月19日開催の第１回総務企画委員会において、所管課からつくばエクスプレス延伸推進についてご説明をさせていただきました。４月12日には、茨城県庁を訪問し、小善副知事、北村政策企画部長を表敬訪問し、さまざまな強みを持っている石岡市を通過して茨城空港までの延伸をしてもらいたいと、要望活動を行ってきたことをお伝えさせていただいたところでございますが、その後の動きとしまして、水戸市、かすみがうら市、小美玉市、茨城町とともに、茨城空港を経由して水戸への延伸を目指す、新たな協議会の設立について打診を受けたところでございます。 石岡市議会の議長、副議長におかれましては、これまでＴＸ茨城空港延伸議会期成同盟会を通じまして、茨城空港方面への延伸について、関係７市議会により要望活動を実施していただいてきた訳でございますが、５市町による新たな協議会において、市議会の皆様、関係団体の皆様とともに、茨城空港を経由した県都水戸への延伸に向けた活動に取り組んでいくことができればと考えております。 設立趣意書（案）にございますように、私としましては、市議会の皆様のご賛同をいただき、議長、石岡商工会議所会頭、石岡市八郷商工会会長とともに設立発起人となりまして、５市町とともに延伸に向けた活動を行ってまいりたいと考えておりまして、この全員協議会の場でご説明をさせていただいたところでございます。ご説明は、以上となります。 菱沼議長）以上で説明は終わりました。 つくばエクスプレス延伸推進につきましては、当市議会といたしましても平成30年よりＴＸ茨城空港延伸議会期成同盟会に参画し、要望活動等を行ってきた経緯もございます。また、今年度は茨城県がつくばエクスプレスの県内延伸方面を決定するという非常に大事な時期でもありますので、私議長といたしましては、本協議会の設立に市議会としても賛同してはどうかと考えているところでございます。 本件に関しまして、ご質問並びにご意見等がございましたらお願いいたします。なお、質問にあたっては、従前の申し合わせのとおり、質問のみ１人５分までとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 岡野孝男議員）事務局はどこへ置く予定ですか。 市長公室長）お答え申し上げます。こちらの今回加盟を予定しております協議会につきましては、水戸市で事務局をやっていただくことになると思います。それとは別にですね、石岡市の意見を集約する場を、私どもとしては設置しなければならないと認識してございますので、そちらにつきましては、市長公室の政策企画課で、石岡市内の意見をまとめる場を設置してまいりたいと思ってございます。以上です。 岡野孝男議員）予算はどうなりますか。 市長公室長）今回の協議会につきましては、まだ予算化はしてございません。事務局同士で打ち合わせをしてございまして、次の定例会に予算を計上させていただきたいと思っております。その他、先ほど申し上げました、市内の意見集約の場の経費であるとか、市民の皆様に対して気運醸成を図るための啓発的な経費、そちらにつきましても、まとまり次第６月補正に計上させていただければと考えてございます。以上です。 高野議員）今ね、私もお話聞きまして、私も10年ぐらい前ですか、ＴＸについて質問しております。何回か質問しましてね、そのあとの県のほうでは、藤田先生がですね、取り上げていただいて、やっとなんか動き出したなということでね、私も喜んでいたところでございます。また、これ石岡市でもですね、20年ぐらい前に協議会か何かね、作って立ち上げて、なくなっちゃったような気もするんですね。私が一番懸念しているのは、何でもやりたい、やりなさいはいいんですが、今、石岡のバイパス。このバイパスだけでもですね、もう何十年ですか、40年ぐらいかかってるんですかね。そういった中で、今回この協議会を立ち上げて、私は一番、どのぐらいの期間の中でね、やるかとかいう目途、そういったことがなくて、これ大変お金のかかることですね、この中でね。財政面も大変です。そういった中で、私が今思うことは、果たして実現性があるのかなということですね。また５年、10年で、５年ぐらいやって頓挫するのかなという気持ちもありますし、今日、私はやはり、まだ何もない状況の中でありましょうけども、協議会を立ち上げてね、県のほうでも働きかけているということであればね、せめてね、20年でもいいですけど、30年でもいいですけどね。そのぐらいの目途はね、ちょっとお話していただければありがたいと。10年、15年だったら私もちょっと長生きしてみたいなという気持ちもありますけど、50年、100年ではね、ちょっと無理かなという気もしますんでね。その辺の具体性ですね、協議会を立ち上げるんですから、やることが目的なんです、作ることが目的なんです。そうした場合には、その辺のところもきちっと我々にね、夢の一端を語ってくれてもいいのかなというふうに思いました。これは私の見解です。以上でございます。 石橋議員）情報も入っているかと思いますけれども、県の進捗状況ってのはかなり早いものがあるというふうに聞いております。第三者検討委員会の立ち上げがされまして、おそらく本年の10月ぐらいには、ある程度の方向性が出てしまうと。かなり早いペースで県は進めようとしていると思います。そういうことを考えますと、やはり石岡市としましてもですね、今回５市町での協議会っていうのは大変重要なものになってくるのかなとは思うんですけれども、とは言いながらも、先ほど市長公室長から話がありましたように、石岡市自体の体制を早めに構築をしていく。本来であれば、この５市町の枠組もですね、石岡市が先頭に立ってというところがあってもよかったのではないかなとは思うんですけれども、今後、石岡市内においての、そういうふうな組織の立ち上げといいますか、いつ頃のペースで考えているのか、お伺いをいたします。 市長公室長）お答えいたします。本日午後に石岡商工会議所の中に特別委員会が設置されまして、そちらに市長公室の職員が参加させていただく予定でございます。それとはまた別に、先ほどおっしゃいました市内の意見を集約する場を、なるべく早めに設置をさせていただいて、水戸市が中心となっていただいている協議会に参画してまいりたいと考えてございます。以上です。 石橋議員）今回の県の動きとしては、あくまでもルート案の決定というようなことになってくると思います。実現までには山あり谷ありの、まだまだ越えなければ、特に費用面ですね、地元負担としてそういった部分、どこまで試算として出てくるかわかりませんけども、実現に向けて大いに努力をしていっていただきたいと思います。以上です。 小松議員）ＴＸの延伸については、大分動きとしては前からあったんですけれども、茨城県が1,800万円ですか、調査費を決めたことによって、具体的に動き出したというふうに理解しているんですけれども、マスコミで言われている４つの案ということを考えるとですね、今、土浦はかなり猛烈に、この委員会を作って始まっているということが報道されています。それから水戸に行く水戸ルートというのもあって、この水戸がですね、水戸からだけ考えれば水戸に来ればいいっていうようなこともあるんですけれども、しかし、水戸市さんが、やはりこういうふうに、石岡市とか小美玉市となると、やっぱり茨城空港が入るというふうになってくるんですけれども、水戸市の考え方は、やっぱり茨城空港が入らなきゃならないという考え方であると考えていいんですか。水戸だけに来ればいいと考えると、そういうことはなくても、考えうるとは思うんですけれども。水戸市の立場は、こういう５市町ですか、やることについては、意見は一致しているんですか。ちょっとそこのところを確認したいんですけれど。 市長公室長）ご答弁申し上げます。延伸にあたりましては、石岡市といたしましても、市内を通って、茨城空港まで延伸することを考えております。ＴＸの沿線開発における交流人口の増加、土地利用、産業振興、観光振興などにつながるよう、石岡市が有する強み、特徴などをしっかりと生かしていくことが重要であると考えてございます。 趣意書の案の下段にもございますように、ＴＸ延伸の実現によりまして、沿線住民の利便性の向上、地域のイメージアップ、企業誘致による産業の活性化、観光の振興、海外空路を含めた広域交通ネットワークの形成による交流人口のさらなる増加など、期待される効果につきましては、石岡市と同じ観点となっていると考えてございます。また、同じ方向性を有する他の４市町とともに協議会を設立するメリットがあると考えてございます。以上でございます。 小松議員）そうすると、この案で水戸市も当然一致するということなんですね。 市長公室長）お答えいたします。水戸市、小美玉市、茨城町の３市町の市長、議会議長、主要経済団体の代表が発起人となりまして、茨城空港経由で水戸まで延伸する協議会の設立につきまして検討がなされている中で、茨城空港への延伸を同じように目指している石岡市やかすみがうら市に対しまして、協議会参加の打診をいただいたものでございますので、当然そのようにお考えであると思ってございます。以上です。 小松議員）その点わかりましたけれども、私どもはですね、このＴＸつくばですね、この時も、ものすごい議論があって、マスコミ報道では8,000億とか、かなり長いところを開発してきた訳ですけれども、我が党としては、これは賛成と言いますか、やるべきだというふうに考えたんですね。それで、ここに書いてあるように、ものすごくかなり広大なところを開発する訳であって、果たしてそういう莫大なお金との関係で、どうなのかっていうことが、相当慎重に議論しなきゃならないと思うんですよね。私どもの意見ですけれども。だから、そういう意見を持っておりますので、この実現に向けては、そういうことまでよく議論しなきゃならないのではないかと考えております。意見を申し上げたいと思います。 谷田川議員）先ほど来、説明はいろいろいただいたんですけれども、最終的には、５市町が一緒になって、ＴＸの延伸をするということなんですけれども、例えば、石岡経由、水戸経由それが茨城空港に通じる道だということはわかるんですけれども、この５市町が入った場合に、例えば水戸から茨城空港に行くのが早いのか、石岡から茨城空港に行くのが早いのか、２通りの通路は一緒にはできないと思うんですよね。その辺のところは、どんな順序で進めるのか。石岡としては、茨城空港の玄関口として、今、いろいろＰＲをしている訳なんですが、それをまず基本に考えれば、石岡を通して茨城空港へ行くのが、私は先ではないかというふうに思うんですが、ただ５市町が入ると、どのルートが先になるのか、ちょっと具体的にわかっていないんですよね。その辺のところは、協議の中でどのように進めているのか、進められているのか、わかればお伺いしたい。 市長公室長）お答え申し上げます。県で令和４年度の予算で調査経費として1,800万円ほど予算化されました。その中で４つの方向性を決めるということで、いろいろな試算などがされて最終的に決定されるのかと思ってございます。ルートにつきましては、来年度以降に検討されるのかなと、これは私の推測ですけれども、そのようになるかと思います。石岡市の考えとしましては、当然、石岡市を通っていただいて茨城空港に行くのが一番いいのかなと思いまして、今まで活動させていただいてきたところでございます。以上です。 谷田川議員）執行部の考え方は理解できるんですが、最終的に県が選ぶルートは最後は１つになると思うんですけれども、何としても今、石岡市としては、先ほど来、執行部も申しているとおり、これが通ることによって、石岡は一変するはずなんですね。そういう意味でも、必ずまず石岡を通って、それから水戸に延伸をするというような基本的な考えを持っていかないと、いつまでたっても、その具体的なルートを県が決定する権限はあるんでしょうけれども、これでは、確かに協議会を立ち上げるのは大事なことなんですが、まず石岡と水戸というふうになってしまうと、一般の人は、水戸からも茨城空港に延伸をする。石岡市としては石岡市から茨城空港に延伸をしてもらいたい。それ２つを一度にできる可能性はあるんですか、お伺いします。 市長公室長）お答えいたします。かなり難しいことかなと思ってございますので、今、最終地点となってございますつくば駅から、石岡を経由していただいて、茨城空港、それから水戸という形が、私個人の考え方かもしれませんが、それが一番望ましいものであると思ってございます。以上です。 谷田川議員）石岡市の考え方としては、皆さんに賛同を得る考え方だと思うんです。それにはやっぱり、きちっとした石岡市の方向性、一体となってこのＴＸの延伸の誘致について、もっと積極的に活動をしていかなければならないと思っております。そういう意味では、商工会議所、色々な各種団体、一致団結しながら、この石岡経由の茨城空港ということのＴＸの延伸を目指していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。 櫻井議員）今、谷田川議員からも出ていましたけれども、その他の各種団体、現在、行政と商工会議所の連合体としての協議会を作るという考え方ですけれども、今後進める上でいろいろな団体がありますね。農業関係者の団体であるとか、各種団体あると思うんですが、そういった方々を加えていくお考えがあるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 市長公室長）お答えいたします。当然、議員おっしゃるように、商工会議所さんはじめ各種団体にお声かけをして、意見を集約していきたいと思ってございます。現在、50から60くらいリストアップしてございますので、賛同を得られるようにお声かけをしていきたいと思ってございます。以上です。 櫻井議員）地域が一丸となってですね、４ルート案というものが示されていますけれども、その中でも一部、何て言うんですかね、改良案といいますか、そういった中で最終的に水戸までつながるように、県全体が賛同できるようなルートになるように、各種団体を巻き込んでですね、茨城県一丸となって進めるような形で取り組んでいただければと思います。以上です。 菱沼議長）ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼議長）ないようですので，質問は以上で終結いたします。 それでは、ＴＸ水戸・茨城空港延伸促進協議会の設立に向けまして、市議会議長といたしまして設立発起人となり、市議会としてこれに参画していくことに、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 菱沼議長）ご異議なしと認め、さよう決しました。本件については以上で終結いたします。 以上を持ちまして、全員協議会を閉会いたします。 | ||||||||||||
