第５回（２月７日）
出席議員	菱沼和幸議長、勝村孝行副議長、鈴木康仁議員、飯村一夫議員、新田茜議員、川井幸一議員、櫻井茂議員、石橋保卓議員、岡野孝雄議員、玉造由美議員、谷田川泰議員、小松豊正議員、山本進議員、村上泰道議員、関口忠男議員、岡野孝男議員、徳増千尋議員、高野要議員、鈴木行雄議員
市執行部	市長（谷島洋司）、副市長（田所和弘）、市長公室長（門脇孝）、総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当（武石誠）、財務部長（佐谷戸美紀）
議会事務局	局長（神谷一美）、次長兼政策調査担当（中山善正）、庶務議事課長（木﨑憲一）

菱沼議長）ただいまから、全員協議会を開会いたします。
　なお、会議中の議員並びに説明員の発言について、マスクを着用して発言することを許可いたします。
　本日の議題は、お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
　本件説明のため、市長・谷島君、副市長・田所君、市長公室長・門脇君、総務部長・武石君、財務部長・佐谷戸君が出席しております。
　それでは、これより案件に入ります。
　なお、本日の案件のうち、新年度予算関係はいずれも説明のみにとどめ、質疑がある議員におかれましては、本会議または今後設置されます予算特別委員会等においてなされますよう、お願いいたします。
　それでは、初めに「令和５年度リーディングプロジェクトについて」を議題といたします。本件について、執行部に説明を求めます。

市長）本日は、大変お忙しいところお集りいただきまして、ありがとうございます。初めに「令和５年度リーディングプロジェクトについて」ご説明させていただきます。
　本年度からスタートしました石岡市総合計画の基本構想に掲げる政策目標を「輝く魅力向上」「輝くまち」「輝くひと」「輝く暮らし」の４つの分野にまとめ、行財政改革の視点を踏まえた取組「チャレンジする市役所」とともに、各分野において施策展開をリードする事業をリーディングプロジェクトとして位置付けしたものでございます。
　令和５年度予算案における主な実施事業について、本プロジェクトによって迅速かつ効果的に取り組み、新型コロナウイルス感染症の対応としては、ウィズコロナの時代を踏まえ、今後の社会情勢を考慮しながら、適切な感染防止対策を図り、各プロジェクトを展開してまいります。
　なお、令和５年度リーディングプロジェクトの詳細につきましては、担当からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

市長公室長）令和５年度リーディングプロジェクトにつきまして、ご説明申し上げます。
　表紙の次のページとなります１ページをご覧ください。初めに、令和４年度からスタートした石岡市総合計画では、将来像である「誰もが輝く未来へ共に創る石岡市」を実現するため、３つの基本理念「安全・安心」「魅力・発信」「対話・学び」を定めております。また、市長任期に合わせ、令和４年度から令和５年度を計画期間とする第１期基本計画では、市の方針である「共生」「共育」「共働」の考えに基づき、各施策展開を図っております。
　次に、２ページをご覧ください。総合計画の基本構想に掲げる政策目標を、「輝く魅力向上」「輝くまち」「輝くひと」「輝く暮らし」という４つの分野に整理いたしまして、行財政改革の視点を踏まえた取組「チャレンジする市役所」とともに、各分野において施策展開をリードしていく事業をリーディングプロジェクトとして位置付けております。ウィズコロナの時代を踏まえて、今後の社会情勢を考慮しながら適切な感染防止対策を行い、令和５年度予算案における主な実施事業について、本プロジェクトにより迅速かつ効果的に取り組みます。また、誰一人取り残さない、持続可能なよりよい社会の実現に向けて、ＳＤＧｓの観点から各取組を推進してまいります。
　次に、３ページをご覧ください。これ以降は、個別のリーディングプロジェクトの説明になります。なお、このリーディングプロジェクトに記載している組織名称につきましては、この後、総務部から説明が予定されているところでございますが、新たな年度における事業の推進体制となりますので、新しい組織名により表記をさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
　まず、輝く「魅力向上」プロジェクトでございます。本市の強みである歴史や観光などの地域資源を最大限に活用し、市の魅力を向上させることで、市民一人ひとりが郷土に愛着を持ち、自らその魅力を市内外に広く発信できるまちを目指します。
　輝く「魅力向上」プロジェクトの１番目としまして、シティプロモーションの強化を掲げております。シティプロモーションの推進の取組として、ブランドメッセージやロゴマークを活用したプロモーション活動や、ＬＩＮＥ、インスタグラムを加えた各種ＳＮＳ、石岡の情報まるっとお届けサイトなどの情報発信ツールの効果的な活用を図ります。
　次に、４ページをご覧ください。輝く「魅力向上」プロジェクトの２番目としまして、魅力の活用・創出を掲げております。ハーフマラソンの実施をはじめ、観光事業者の連携と観光コンテンツの造成を支援することを目的とした観光連携応援事業、本市の魅力が伝わる観光拠点づくりとしていばらきフラワーパーク駐車場整備事業、市内イベントの再編により魅力あるまちづくりを目指した市内イベントの充実、その他にも通勤通学者の特急券・定期券購入支援や移住支援、文化財保存活用地域計画作成事業などに取り組んでまいります。
　次に、５ページをご覧ください。輝く「まち」プロジェクトでございます。市民が日々生活する基盤であるまちをよりよいものとしていくため、災害や犯罪などの社会的な不安要素に対して、自助・共助・近助・公助により安全・安心の確保を目指すとともに、都市部・田園空間それぞれの特性を活かした、都市基盤の整備・生活環境の向上を目指します。
　輝く「まち」プロジェクトの１番目としまして、地域の特性を活かした都市基盤の整備を掲げております。石岡駅周辺整備事業では、石岡駅東口都市公園の整備やステーションパーク１階部分の有効活用に向けた取組などを行います。また、地域間道路交通のネットワーク強化や広域的な地域活性化を目指して上曽トンネルの整備を進めるとともに、上林・上曽線をはじめとした合併市町村幹線道路緊急整備支援事業に取り組みます。
　次に、６ページをご覧ください。輝く「まち」プロジェクトの２番目としまして、地域の特性を活かした生活環境の向上を掲げております。令和４年10月にゼロカーボンシティ宣言を行ったことを踏まえ、地球温暖化対策実行計画等策定や霞台厚生施設組合のごみ焼却熱発電からの電力購入など、ゼロカーボンシティに向けた取組を推進します。また、高浜駅周辺を、良好な居住空間を有する地域拠点とするための高浜駅周辺整備方針の検討、令和４年度に改訂いたしました石岡市空家等対策計画に基づく空家対策事業、その他にも買い物支援実証事業や景観形成事業などに取り組んでまいります。
　次に、７ページをご覧ください。輝く「ひと」プロジェクトでございます。市民一人ひとりの生涯に焦点をあて、市民の健康増進、医療の充実、福祉の向上を目指すとともに、結婚、出産、子育て、教育・学びといった生涯のあらゆるライフステージでいきいきと生活を送れるまちを目指します。
　輝く「ひと」プロジェクトの１番目として、保健・医療対策の充実を掲げております。誰もが安心して暮らせるまちを目指して、産科医療施設開設支援基金１億円を設置し、産科医療施設の誘致に取り組みます。また、子ども休日診療の継続や市内小中学生への出前講座などの地域医療対策事業、帯状疱疹に関する市民の不安や負担の軽減に努め、健康増進を図ることを目的とした帯状疱疹ワクチン接種助成事業、高齢者の包括的な疾病管理の重要性を踏まえた高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に取り組みます。
　次に８ページをご覧ください。輝く「ひと」プロジェクトの２番目として、出産・子育て環境の充実を掲げております。全ての妊婦・子育て世帯が安心して出産・子育てができるよう、いしおか出産子育てサポート事業をはじめ、妊娠を希望する方のサポート体制の充実を目的とした不妊・不育症治療費助成事業、子育て世帯の負担軽減を図るための通学支援の充実、ふるさと学習などの地域の特色を活かした教育の充実、その他にも子ども家庭総合支援拠点事業や新入学生祝記念品配布事業などに取り組んでまいります。
　次に、９ページをご覧ください。輝く「暮らし」プロジェクトでございます。市民が日々生活する地域の暮らしを充実するため、地域内で自立し、持続可能な産業振興を進めます。また、市民がいきいきと地域で暮らし続けることができるよう、市民や事業者などが行政と一体となって共にまちづくりを進めることで、多様性を尊重した共生社会の構築を目指します。
　輝く「暮らし」プロジェクトの１番目として、「持続可能な産業振興」を掲げております。工業用地の確保に向けて必要な開発可能性調査の実施などの企業誘致の推進、様々な資源をＰＲし産業の活性化を推進するための産業プロモーションの推進、新たに創業を目指す方や店舗等の魅力度や機能性の向上を目的とした事業者等への支援、地域農業の担い手育成や活性化を図るための新規就農者への支援に取り組みます。
　次に10ページをご覧ください。輝く「暮らし」プロジェクトの２番目として、一人ひとりが活躍できる地域社会の構築を掲げております。複合文化施設につきましては、着実な施設整備を目的として複合文化施設整備基金１億円を設置し、整備に係る事業費の計画的な確保に取り組むとともに、新しい文化施設の整備に向けた取組を進めます。また、多様化する人権問題などに対応するとともに、人権が尊重され、すべての人が共生できる社会の構築に向けた取組を進めます。その他にも、鳥獣被害対策事業や協働によるまちづくり推進事業などに取り組んでまいります。
　次に、11ページをご覧ください。すべての分野を下支えする行財政改革として「チャレンジする市役所」プロジェクトを設けております。チャレンジする市役所では、組織・人材マネジメントの充実と経営・財務マネジメントの充実の２大テーマを掲げて、チャレンジする市役所自体を一つのリーディングプロジェクトとして位置付けました。
　取組といたしましては、12ページをご覧ください。マネジメント体制の強化としまして、組織・人材、経営・財務マネジメントが相互に連動するマネジメントシステムの運用を図ります。また、市職員や教職員のワークライフバランスの確保に向け、働き方改革に積極的に取り組むほか、財源確保や魅力発信の推進に向けたふるさと応援寄附金事業。また、限りある財源の中、持続可能な行政運営や手続き効率化を図るための全庁業務分析に取り組み、デジタル化を中心とした業務の変革を進めます。
　以上「令和５年度リーディングプロジェクトについて」ご説明させていただきました。ご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします

菱沼議長）以上で説明は終わりました。
　次に「令和５年度石岡市予算案について」を議題といたします。本件について、執行部に説明を求めます。

市長）次に、令和５年度石岡市予算案がまとまりましたので、ご説明させていただきます。
　新型コロナウイルス感染症は、いまだ当市の市民生活や地域経済に影響を及ぼしており、これに様々な物価の高騰が追い打ちをかけております。市政運営におきましても、自主財源の根幹である市税は回復傾向にあるものの、電気料をはじめとした経費の増加により、困難が増しているところでございます。このような中でも、様々な市の課題に対応し、石岡市総合計画で定める将来像であります「誰もが輝く未来へ共に創る石岡市」を目指すため、令和５年度予算を編成したところでございます。
　お手元の資料、令和５年度石岡市予算案をご覧いただきたいと思います。１ページの第１表総括表は、各会計の予算規模でございます。一般会計は371億円となり、昨年度と比較しますと18億4,000万円、5.2パーセントの増でございます。特別会計の合計は221億3,409万9,000円となります。昨年度と比較いたしますと１億2,652万4,000円、0.6パーセントの減となりました。
　一般会計と特別会計の合計は592億3,409万9,000円となり、昨年度と比較すると17億1,347万6,000円、3.0パーセントの増でございます。
　以上が、新年度の一般会計と特別会計の予算案でございます。なお、新年度予算案の詳細につきましては、担当からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

財務部長）私からは、新年度予算案につきまして、お手元の資料、令和５年度石岡市予算案により、概要をご説明させていただきます。
　お手元の資料１ページをご覧願います。第１表総括につきましては、各会計の予算額をお示ししてございます。先ほど市長からもありましたが、一般会計の予算額は371億円で、昨年度と比較いたしますと18億4,000万円、5.2パーセントの増となっております。これは、総務費で旧市民会館維持管理経費の増などにより５億1,000万円あまりの増、商工費でフラワーパーク駐車場整備事業の皆増などにより２億300万円あまりの増、教育費で南小学校長寿命化改良事業の増などにより22億3,200万円ほどの増となったことなどによるものでございます。
　続きまして、特別会計の予算額でございます。特別会計９会計の予算額の合計は221億3,409万9,000円となります。前年度と比較いたしますと１億2,652万4,000円、0.6パーセントの減となりました。これは、国民健康保険特別会計では国民健康保険事業費納付金の増などにより１億8,900万円あまりの増となりましたが、介護保険特別会計では介護サービス給付費の減により２億3,100万円あまりの減となったこと、また、公共下水道事業会計では工事費の減などにより１億3,100万円あまりの減となったことなどによるものでございます。
　この結果、一般会計と特別会計の総合計は592億3,409万9,000円となり、前年度と比較いたしまして17億1,347万6,000円、3.0パーセントの増となりました。
　ページをおめくりいただきまして、２ページ、第２表一般会計における歳入の款別予算額でございます。前年度と比較いたしまして、増となった主なものでございますが、まず、市税が98億8,128万3,000円で３億214万円、3.2パーセントの増となってございます。これは、市民税及び固定資産税等で税収が増加するものと見込まれているためでございます。
　市税の内訳でございますが、個人市民税が1,400万円ほどの増、法人市民税が5,700万円ほどの増、固定資産税が１億9,100万円あまりの増、軽自動車税が 1,800万円ほどの増、市町村たばこ税が600万円ほどの増、入湯税は200万円ほどの減、都市計画税が1,900万円ほどの増となってございます。
　次に、地方交付税は68億3,900万円で、２億9,300万円、4.5パーセントの増となってございます。これは、普通交付税で基準財政需要額の増加により２億4,900万円の増となったことなどによるものでございます。
　次に、県支出金は26億7,918万9,000円で、１億5,296万2,000円、6.1パーセントの増となっております。これは、県議会議員選挙執行委託金が4,000万円ほどの皆減、参議院議員選挙執行委託金が4,200万円あまりの皆減となったものの、地域医療介護総合確保基金事業補助金が１億5,800万円あまりの増、出産・子育て応援事業費補助金が5,400万円あまりの皆増となったことなどによるものでございます。
　繰入金は27億8,819万3,000円で、６億8,649万7,000円、32.7パーセントの増となってございます。これは、財政調整基金、学校施設等整備基金からの繰入金が増加したことなどによるものでございます。
　一方、減となりました主なものでございますが，国庫支出金は61億7,422万4,000円で、５億1,689万1,000円、7.7パーセントの減となっております。これは、学校施設環境改善交付金が１億2,600万円あまりの増となったものの、保育所等整備交付金が２億6,700万円あまりの減、社会資本整備総合交付金が３億9,600万円ほどの減となったことなどによるものでございます。
　次に３ページでございますが、第３表一般会計の歳出の款別の予算額でございます。初めに、総務費は33億3,241万7,000円で、旧市民会館維持管理経費の増などに伴い５億1,010万2,000円、18.1パーセントの増、民生費は129億493万6,000円で、保育支援関係経費の減などにより9,288万4,000円、0.7パーセントの減、衛生費は23億938万8,000円で、いしおか出産子育てサポート事業の皆増などにより２億7,384万円、13.5パーセントの増、農林水産業費は10億233万7,000円で、特別会計への繰出金の増などにより1,529万9,000円、1.5パーセントの増、商工費は７億9,890万5,000円で、フラワーパーク駐車場整備事業の皆増などにより２億320万2,000円、34.1パーセントの増、　土木費は46億933万6,000円で、上曽トンネル整備事業の減などにより13億1,472万9,000円、22.2パーセントの減、消防費は14億9,642万2,000円で、愛郷橋出張所整備事業の皆減などにより896万6,000円、0.6パーセントの減、教育費は62億4,203万4,000円で、南小学校長寿命化改良事業や小学校及び中学校における学校維持管理経費の増などにより22億3,158万1,000円、55.6パーセントの増、公債費は36億3,195万8,000円で、10年の借換債の償還が減となったことなどから１億9,403万5,000円、5.1パーセントの減、最後に、諸支出金は４億7,299万8,000円で、複合文化施設整備基金費及び産科医療施設開設支援基金費が皆増となったことなどから２億569万3,000円、77パーセントの増となりました。
　続きまして、４ページをお開き願います。第４表、令和５年度における主要事業施策概要でございます。丸印が付されております事業が新規事業でございます。左側から事業名、事業概要、予算額を記載しております。後ほど、ご確認頂ければと存じます。これらのうち、特に重点的に実施する事業につきましては、先ほど説明のございました、別綴りのリーディングプロジェクトに記載されているところでございます。
次に、大きくページをおめくりいただきまして、32ページでございます。第５表は、令和５年度当初予算案における性質別経費の内訳でございます。下段の比較増減の係数を中心に主なものを申し上げます。人件費は57億913万8,000円で１億5,451万6,000円、2.8パーセントの増でございます。物件費は55億1,117万2,000円で７億1,283万5,000円、14.9パーセントの増でございます。扶助費は75億4,548万1,000円で２億3,610万6,000円、3.0パーセントの減でございます。補助費等は48億4,567万円で４億6,480万円、8.8パーセントの減でございます。普通建設事業は68億2,967万1,000円で16億7,259万9,000円、32.4パーセントの増となっております。
　次に、33ページの公債費は36億3,195万8,000円で１億9,403万5,000円、5.1パーセントの減でございます。繰出金は22億1,855万円で898万9,000円、0.4パーセントの減でございます。
　次に、35ページと36ページは、第６表普通建設事業の内訳でございまして、先ほどご説明いたしました第５表性質別内訳の普通建設事業の詳細となっておりますので、後ほどご覧おき願いたいと存じます。
　次に、37ページは、第７表都市計画税の使われ方でございます。同様に、後ほどご確認いただければと存じます。
　次に、38ページは、第８表市町村交付金、社会保障財源化分が充てられる社会保障４経費、その他社会保障施策に要する主な経費でございます。地方消費税交付金の充当先を示すものでございまして、地方消費税交付金のうち社会保障財源化分９億8,528万9,000円の充当先は、社会福祉及び社会保障関係の繰出金と保健衛生関係の扶助費としてございます。
　以上が令和５年度石岡市予算案の概要でございます。よろしくお願い申し上げます。

菱沼議長）以上で説明は終わりました。
　次に「組織体制の見直しについて」を議題といたします。本件について、執行部に説明を求めます。

市長）次に「組織体制の見直しについて」ご説明させていただきます。
　令和５年４月に向け、組織体制の見直しを行いたいと考えております。今回、見直しにつきましては４点でございます。
　１点目でございますが、複合文化施設に特化した部門の設置でございます。令和５年度以降の複合文化施設の整備をより一層促進させるため、課内室を設置するものでございます。
　２点目でございますが、スポーツ関連業務の整理でございます。スポーツ関連業務につきましては、ゼロベースで見直し検討を図りまして、効率的・効果的にスポーツの推進を図るものでございます。
　３点目でございますが、市の魅力発信部門の設置でございます。今年度設置いたしました、産業戦略部産業プロモーション課に続きまして、市の総合計画に基づく戦略的情報発信、シティプロモーションの推進に取り組むための部署を設置し、市の魅力を発信していくものでございます。
　４点目でございますが、人権推進に関する部門の設置でございます。人権に関する業務の一元化を図り、今後の多様化する人権問題の解決や、啓発を推進していく部署を設置するものでございます。
　なお、この件に関連しまして、令和５年４月１日に向け、関係規則の改正を進めていく予定でございます。詳細につきましては、担当からご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）それでは、私から、市長から発言申し上げた件につきまして、資料に基づくご説明を差し上げたいと思います。
　組織体制の見直しについての１ページをご覧ください。組織体制の見直しにつきましては、本市が現在直面している行政課題に対応するため、毎年度見直しを検討してございまして、令和５年４月の見直しにおきましては、市長からもございましたとおり、大きく４点ございます。
　まず１点目でございますけれども、複合文化施設に特化した部門の設置でございます。目的でございますが、令和３年度に市長直轄組織駅周辺にぎわい創生課を設置し、駅周辺整備と併せて複合文化施設の事業を進めてきたところでございますが、令和５年度以降の複合文化施設の整備推進に合わせまして、課内室を設置し、プロジェクトチーム的な役割を持たせることで、事業のより一層の推進を図ってまいりたいというものでございます。所掌事務といたしましては、複合文化施設に関することでございまして、組織配置といたしましては、駅周辺にぎわい創生課内に複合文化施設整備推進室を設置するものでございます。
　続きまして２点目でございますけれども、スポーツ関連業務の整理でございます。目的といたしましては、昨年度、スポーツ振興課の市長部局への移管を見送らせていただき、今年度ゼロベースでの検討を進めてまいりました結果、目的がスポーツの振興に合致する業務を現在の教育委員会事務局スポーツ振興課に集約することで、効率的・効果的にスポーツの推進を図るためでございます。所掌事務といたしましては、これまでのスポーツ振興課の業務に加えまして、新たに自転車活用及びトレイルラン、スカイスポーツの推進に関する業務を移管するものでございまして、組織配置といたしましては、教育委員会事務局スポーツ振興課のままの配置となるものでございます。
　続きまして３点目でございますけれども、市の魅力発信部門の設置でございます。目的でございますけれども、今年度当初から産業戦略部産業プロモーション課を設置いたしまして、企業誘致の推進、農産物・特産物の生産振興及び流通に係るプロモーション活動を行ってきているところでございますが、市全体としての魅力発信につきましても、総合計画に基づいて戦略的に情報発信していきたいという思いでの設置でございます。所掌事務といたしましては記載のとおりでございますけれども、これまで政策企画課が所管しておりましたシティプロモーション推進を、秘書広聴課が所管しておりました、広報業務及び戦略的情報発信業務に移管いたしまして、それに加えて市の公共サインに関する業務を追加するものでございます。資料の２ページをご覧いただければと思います。組織配置といたしましては、秘書広聴課内にわがまち発信室を設置するものでございます。
　最後に４点目でございますけれども、人権推進に関する部門の設置でございます。目的でございますが、これまでそれぞれの部署で所管しておりました、人権の擁護に関する施策推進の業務ですとか、人権擁護委員、保護司会など法務省所管の業務、また女性相談及びＬＧＢＴＱなどの性的マイノリティ等の相談業務を移管・集約するとともに、人権推進に関する部門を設置いたしまして一元化することで、多様化しております人権問題の解決、また、さらなる啓発の推進を図ってまいりたいと考えてございます。所掌事務でございますけれども、人権施策の推進、人権擁護委員、保護司会・更生保護女性の会に関することとなりますが、人権施策につきましては、人権相談、人権啓発、女性問題支援、女性相談、性的マイノリティ等多様化する人権問題等を含むものでございまして、組織配置といたしましては、社会福祉課内に人権推進室を設置するものでございます。
　資料の３ページにつきしましては、見直し後の機構図を抜粋でお示ししてございます。ただいまご説明いたしました見直しについて、表の左側が現行の形、右側が改正後の形となってございます。
　４ページ目以降につきましては、見直しに伴う事務分掌の案となります。変更となる箇所について、赤字で記載をさせていただいております。なお、今回の組織体制の見直しに伴いまして、令和５年４月１日に向けて、規則の改正を進めていく予定となってございます。
　以上が組織体制の見直しについてのご説明となります。よろしくお願い申し上げます。

菱沼議長）以上で説明は終わりました。
　本件に関しまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。なお、質問にあたっては、従前の申し合わせのとおり、質問のみ１人５分までとさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼議長）ないようですので、執行部におかれましては、ご退席いただいて結構でございます。

－執行部退席－

菱沼議長）次に、令和５年度石岡市一般会計予算案の議会費について、事務局から説明願います。

庶務議事課長）お手元に令和５年度一般会計予算案のうち、議会費を予算書ベースで表記いたしました資料を配布させていただいておりますので、ご覧いただきたいと思います。
　昨年度当初予算と比較しておりまして、主なものについてご説明させていただきます。初めに、職員等人件費でございます。令和５年度の議会事務局職員の人件費にかかる経費総額として6,771万4,000円を計上いたしております。前年度より297万2,000円の減額となっております。こちらは令和５年１月１日現在の職員数で積算しておりまして、令和４年度の人事異動等の影響もあり、減額となっております。
　次に、議員活動運営経費でございます。令和５年度予算額は１億9,692万3,000円でございます。前年度比1,399万7,000円の増額となっております。主なものとしまして、初めに議員報酬840万4,000円の増額は、市議会改選に伴い議員数が定数まで戻ることを見込み、増額するものでございます。以下、議員期末手当、費用弁償等につきましても、同様の理由で増額となっております。
　次に、講師謝礼20万円の増額は、今後の研修内容の見直しにも対応できるよう、増額するものでございます。
　次に、システム使用料88万9,000円の増額は、本会議及び予算・決算特別委員会のインターネット会議録検索システムについて、これまで総務部情報政策課において予算を計上しておりましたが、情報政策課ではなく、実際の所管課において予算を計上していくべきという全庁的な方針によりまして、今回、議会費での予算要求を行ったものでございます。
　そのほか、事務事業用品費、被服類購入費、印刷製本費の増額につきましては、市議会改選に伴う議員章購入、新人議員への防災服貸与、改選に伴う議会広報紙のページ増へ対応するための費用となります。
　次に、事務局経費でございます。令和５年度予算額は348万1,000円でございます。前年度より40万4,000円の減額となっております。主なものは議長車・議会専用車ハイエースの車検及びリース費用に要する経費の減額によるものでございます。
　最後に、歳入歳出予算以外の予算として、欄外に記載してあります債務負担行為の要求を行っております。令和５年度予算として、年度をまたがり、複数年契約する予定の案件について、債務負担行為を設定するものでございます。内容については、議会専用車ハイエースのリース契約、議場設備等の保守委託、ペーパーレス会議システム保守委託、先ほどご説明いたしました、情報政策課より移管されたインターネット会議録検索システム使用料となります。
　以上、令和５年度の議会費の予算につきまして、主なものをご説明いたしました。説明は以上となります。

菱沼議長）以上で説明は終わりました。
　本件に関しまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼議長）ないようですので、今後質問等がある場合は、直接、事務局へ問い合わせ願います。
　次に、事務局より発言を求められておりますので、これを許します。

庶務議事課長）事務局より２点ご連絡申し上げます。
　１つ目は、議員の集合写真についてでございます。これまで議員の任期満了となる直近の定例会において集合写真を撮影しております。つきましては、定例会の開会日２月21日の本会議終了後に集合写真を撮影したいと思います。
　なお、費用につきましては各自負担いただくこととなっておりますが、詳細につきましては、告示日に告知文と併せて通知させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
　２つ目は、石岡市総合防災訓練における防災服着用についてでございます。既に執行部よりご案内が届いているかと思いますが、２月12日、日曜日に総合防災訓練が予定されております。
　現在、市議会としまして、防災服を議員の皆様に貸与しているところでございますが、石岡市議会議員防災服貸与規程第４条の着用に関する規定におきまして、災害対策活動、防災訓練、その他議長が必要と認める活動に際しては、防災服を着用するものとしておりますので、総合防災訓練参加の際には、防災服の着用をお願いするものでございます。
　事務局からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼議長）以上で説明は終わりました。
　以上を持ちまして、全員協議会を閉会いたします。