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令和6年度 複合文化施設委員会
新田委員長)ただいまから、複合文化施設建設特別委員会を開会いたします。 本日の議題は、お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。 次に、本日の委員会にあたり、説明員として出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。複合文化施設整備事業についてを議題といたします。初めに、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 市長)本日は、会議冒頭発言の機会をいただき、誠にありがとうございます。 私からは、過日一部メディアにおきまして、複合文化施設の建設地に関する報道がされたことについて、述べさせていただきたいと思います。 まず、経緯でございますが、現在検討を進めておりますホール機能を中心とした複合文化施設の整備につきまして、10月28日に石岡市複合文化施設整備審議会より最終答申をいただいたところでございます。 その直後に、最終答申につきまして新聞社2社から取材を受けた際に、私からこれまでの経緯等をご説明させていただき、審議会の意見を尊重しつつ計画を前に進めさせていただく旨のコメントをさせていただいたところでございますが、あたかも建設地を変更する方針が決定したかのような記事として報道されまして、多くの市民や議会の皆様に誤解を与えるとともに、多大なるご心配・ご迷惑をおかけしたことにつきましては、大変申し訳なく思っているところでございます。 建設地を含む複合文化施設整備事業に関する方針につきましては、現在、担当部局が中心となって様々な可能性について最終調整を行っているところでございます。9月定例会でいただきました議会の議決、今回複合文化施設整備審議会から提出いただきました最終答申、いずれも重く受け止めるとともに、担当部局における検討結果を踏まえ、総合的な見地から最終的な事業方針を決定していきたいと考えております。事業方針が決定し次第、速やかに議会へご説明させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 新田委員長)ただいま市長より先日の報道についての経緯、また、説明がございました。ただいまの件につきまして、ご質問等がございましたら、挙手によりお願いいたします。 櫻井委員)市長のほうから今現在の考え方を伺いました。ただいま、事業方針が決まり次第報告したいという説明だったんですが、市長の言う事業方針というものの中には、どのようなものが含まれているのかをお尋ねしたいんです。場所であるとか、建物の構成ですね。複合機能の構成。あるいは規模。そういった、どこまで含むものを事業方針とおっしゃっているのか。 ただ、議会のほうは駅東地区に対する建設については反対という議決がされておりますので、その部分だけをもって場所を変えるというのか。そうではなくて、もう少し具体的なのか。どの程度までのレベルで事業方針というものを考えていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 市長)お答えいたします。11月末の方針表明ということでございますが、建設地、施設の機能、事業手法、概算事業費、財源等についてお示ししていければと考えているところでございます。 櫻井委員)この後、最終答申についても説明があるんでしょうから、その中身をもってまた質問をしたいとは思うんですけれど、ただいまの市長のお言葉ですと、もし場所を変えるのであればですね、審議会の最終答申と違う場所を選定されるのであれば、審議会の答申そのものが、これまでの審議が意味をなさなくなるのではないかなと私は思っております。というのは、場所が違えば複合機能も違うし、建物の規模も違うし、利用者の形態も変わるでしょうし、そういった意味では、事業方針をどこまで定めるのかというのは、非常に難しいのかなというふうに感じておりますので、意見として申し上げさせていただきます。以上です。 高野委員)ただいまマスコミでですね、審議会ですか、答申があった後に、翌日ですか、新聞報道に載りまして。市民の方々によっては、決まったのかと。今度はできるんだというようなことでね、喜んで私も電話をいただいたり、なぜそんなに答申が出て次の日に市長がそういうふうに拙速にそのようなことを話すのかと。どこに審議協議する場を市長は持って、そういったマスコミ等々に臨んでいるんだろうと。ですから、私はそこまでなかなか市長の真意は把握できませんというようなことで、市民の皆さんにはお話しておきました。 その後、議会等々皆さん同僚から聞くと、市長はそのようなことを言っていないと。ですから80パーセントはそのぐらいのニュアンスで取られても仕方ないとか、なんかそういうことであればいいですが。言っていないよと。勝手に書いたんだというようなことが、我々の、私の耳にですね、入ってきまして。これは、市長がああいったこと、これをマスコミの方が、勘違いだったらいいですけれど、無いことを書いてしまったというと、大きな問題になると私は思うんですね。 そこで、市長にお伺いしたいんですが、私はどちらの味方もしていませんけれど、市長は本当に言わなかったのですか。意味を持たせることも言ったということになるんですよ。その辺のところをお伺いいたします。 市長)お答えいたします。この10月28日、先ほどお話いたしました石岡市複合文化施設整備審議会の最終答申をいただいたその直後に取材を受けたということでございます。その中でございますけれども、この最終答申にはどんなことが書いてあるのかということの中では、もう中間答申でいただいた駅東に造るべきという答申でございました。しかしながら、質問の中では、9月の決議ですね、この決議は駅は駄目よという決議であったということが質問されまして、それを受けて市長としてはどう考えるんですかという、大体そういう内容だったと思っております。 私は、審議会の意見は尊重しますよとしつつ、計画を前に進めさせていただくと。これは当初、この経緯等を説明させていただいた中で、私は市が持っている土地、市が持っている土地の中でこの複合文化施設を造っていきたいというお話をさせていただきました。その経緯をお話しさせていただいて、市の持っている土地の中で進めるという前提のもとで計画を前に進めさせていただくというお話をさせていただいたということでございます。 結果としまして、駅東じゃなければそれ以外の土地なのかなという捉え方をされたのではないかなと思ってございます。以上でございます。 高野委員)ですから、捉え方じゃないと思うんですよね。市長たる者はね、本当、石岡7万市民のトップですよ。こういった大事業を今やっている中で、相手の捉え方ね、相手の捉え方によってはね、違うというような説明をしては、私はいけないんじゃないかと思うんですよ。どういう形であっても、結局それはそれでいいと思うんですよ。あそこが駄目だったら、私はこっちにやりたい。それはいいでしょう。自分の勝手な考えだから。しかしながらですよ、そういった、何て言うんですかね、今本当これだけ紛糾してね、大変な事業です。それをですね、安易に思ったほうが悪いみたいなね、答弁をしていますけれど。私はそれは違うと思うんですよ。 それじゃここでね、極論でお伺いしますけれど、もしそういったですね、新聞記者さんのほかにも証人もいるでしょうし、そういったことが事実であったとしたとき、市長はどうですか。この責任取りますか。例えば、録音テープがあったとか、住民の人が聞いていたとか、いろいろあるでしょう。表現ですから。そういったものが出たときですよ。市長は、本当に私は言っていないと言えるのか。私は、一番、市長にですね、そのとき言ったし、こういう形で言ってしまったとか。しかしながら、後日考えてみるとそうでなかったとかね。 私もですね、いろいろこう、紆余曲折生きてきております。そういった中では、マスコミの方にも書いていただいたり、また助けていただいたり、助けるというかね、自分の思いを書いていただいたりもしておりますけれど。私はですよ、マスコミの方はそんなにですね、いい塩梅な記事とかは載せないと思うんですよ。だから私はね、非常に、市長の安易に、いつも市長そうなんですけれど。リップサービス的にね、おまつりでも何でもそうですけれど、皆さんにいいように語るんですけれども、何かそんな形でね、話してしまったのではないのかなということがあってね、質問しているんです。話をして、そういうことをしてしまって、今ここで言っていない。言っていないもいいでしょう。だけれども、非常にやはりマスコミさんに書いていただいて、今喜んでいる市民もいます。そういったことを考えたときに、あまりに軽率すぎるんじゃないかな。そうですよね。審議会からの答申が前日ですよ。だったら、そういうものを出させなくてもよかったんじゃないですか。きちっといただいたら、それも慎重に審議していかなくちゃいけないとか。私は相手がそういうふうに思っちゃったんでしょうじゃなくて、その辺のところが私は軽率すぎたんじゃないかと思うんですけれども。その辺のところ、再度ご質問いたします。 市長)お答えいたします。この私のコメントでございますが、審議会の意見も尊重しつつ、この複合文化施設を建設していくという、その計画は進めていかなくちゃならないということで、前に進めさせていただきたいというお話をした経緯でございます。 審議会から最終答申を受けた直後でもありまして、建設地の変更に関する発言はしていないものと認識しておりますが、誤解を招くような発言があったとするならば、大変申し訳なく思っているところでございます。以上でございます。 高野委員)今、誤解があったとかね、そういった形で、申し訳ありませんと言っておりますけれども。市長たるものですね、人に誤解を受けるようなね、また、マスコミの方にも迷惑をかけるような、そのような言動はね、本当に私は慎んでいただきたいなと。我々も議会としてね、きちっと進言しているわけですから。そういったことも慎重に考えていただきたい。 また、審議会もそうですけれども、市長はね、今それを向こうが駄目ならこっちにするか。こっちが駄目なら元のところでいいかとか、私はそういうことではないと思いますよ。部下も一生懸命やってきたでしょう。その辺のところもしっかりとね、あなたが市民のトップですから。もし、もう本当に必要でないと自分で考えているのであれば、やめたほうがいいと思います。今のような状況で造っても、私は立派なものはできないと思います。以上で終わります。 小松委員)ご存じのように、9月議会の最終日、議会はですね、複合文化施設を駅東地区、鹿島鉄道跡地に建設する計画に反対する決議が、賛成14反対6で採択されて、二元代表制として市民の代表たる我々議会で決めたことは非常に大きい。意味がある。重要、重大な問題だと思うんですね。 ところがですね、審議会は任意団体として別な最終答申を出しました。この審議会に対して市長はそういう議会の、こうなっているんだということは、どのように伝えたのか。遡りますけれども、聞いておきたいと思います。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。第3回の審議会の冒頭の中で、9月の議決、決議をいただいたということは、審議会のほうに説明をさせていただいております。市長の代わりに説明させていただきました。その中で、審議会は審議会としての答申、諮問を受けていますので、最終答申までお願いしますということで説明をさせていただいております。以上でございます。 小松委員)そうするとですね、市長がやろうとしていることは、この議会でのそういう意思を、それはそれとしてやるんだと。今、話を聞いていると、やはり駅東地区に造るということだというふうに考えられるんですけれども。そういうふうにもう市長は腹をくくっているのか。あるいは議会のそういう判断があるので、それはこれからもそういうことも含めてあり得るのか。それは実際の話としてはどうなんですか。 市長)お答えいたします。冒頭ご説明いたしましたけれども、これまでの経緯等を踏まえた上で、この審議会の意見も尊重しつつ、この計画を前に進めさせていただくというお話をさせていただきました。 小松委員)ですから、結局あれですよ。議会の考え方は無視すると。言葉はあれだけれども。それはそれとして、執行部は独自に考えるんだと。そういうふうに聞こえるんですけれどね。そうすると、議会に、議会をどういうふうに、議会の意思をどう考えるかということについて、非常にやっぱり議会無視だというふうに言われてもしょうがないような、市長の今の答弁だというふうに聞こえますけれども、いかがでしょうか。 市長)お答えいたします。9月定例会でいただきました議会の議決。今回、複合文化施設整備審議会から提出いただきました最終答申。いずれも重く受け止めながら最終的な事業方針を決定していきたいと思ってるところでございます。 小松委員)私たち、あるいは私も、こういうふうな議会での反対する、執行部の駅東地区鹿島鉄道跡地に造ることについて反対という立場をとっているんですけれども。これはやっぱり、我々一人一人の議員が、市民の関係者の意見をよく聞いて、責任を持ってこう判断しているというふうに、私はそういう思いでおりますので。そういうことを十分に尊重の上ですね、ぜひそういう判断をしてもらいたいということをお願いする次第です。以上です。 川井委員)今、小松委員のお話の中で、最終的にどちらに決めるんだという話をしたときに、今後、どちらかにという市長のお話ですけれど。物事進んでいく中で、どちらかに重きを置かなかったら、どう決めるのかということなんですよ。議会を重んじるのか、シンポジウムを重視するのかと。しっかりとその比重も含めて考えていかないとまずいと思うんだけれども、あくまでも最終的にどういった、どちらに重きを置くとお考えですか。 〔「シンポジウムではなく審議会」と呼ぶ者あり〕 川井委員)失礼。審議会です。 市長)お答えいたします。繰り返しになりますけれども、この複合文化施設を建設するためには、議会の皆さんのご理解がいただけないとできないと。その上で、この計画を前に進めていくためには、審議会の意見を尊重するということでございます。以上でございます。 川井委員)そうなりますと、わかりやすく話すと、審議会を立ち上げた意味というものが無くなってしまいますし、審議会でしっかりと議論した答えを、先ほどから出ているように、無視するというような形になるので。この最初の立ち上げの段階で、議会重視であれば、議会とともにしっかりと市民会館の立ち上げをやっていくべきだったと思いますけれども、何度もお話の中で出てきました、しっかりと皆さん集まっていただいて審議した方々へのしっかりとした説明がなければ、あの人たちの今までの会議、その努力というものが無になってしまうわけですから。その辺はしっかりとフォローなり対応をしていただきたいと思います。その辺についていかがでしょうか。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。審議会の審議委員の皆様には、川井委員言われるように、多くの時間を割いて議論していただいております。ですから、審議会のほうの意見、答申ですね、こちらも十分くめる部分は今後に採用というか、建物を建てるときに取り入れていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。 川井委員)今言ったお話は、確かに皆さんには聞こえのいい答えになるかもしれませんけれども、それはできないですよ。はっきり言って、なかなか。という私の意見で終わります。 池田副委員長)この複合文化施設建設特別委員会でございますが、まず、本当に委員お一人一人真剣にこの場に臨んでおりますし、新田委員長もなかなか難しい舵取りの中、何とかまとめ進めようとしております。私も補佐する立場でそれを間近に見ているところでもございます。 今回の件でございますけれども、言った言わない、聞いた聞かないなど、水掛け論は結構でございます。私が申し上げたいのは、そういった中で、議会に何の説明もない中、こういった一連のメディア報道、記事になったことが問題だと思っております。今後ですね、この複合文化施設でございますが、本市にとっても重要な事業の一つでもございますし、市長の中では一丁目一番地、目玉の事業だと思っております。今回のことも含めまして苦言を申し上げますとともに、猛省を求めるものでございます。以上でございます。 新田委員長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 新田委員長)それでは次に、複合文化施設整備審議会からの最終答申について執行部に説明を求めます。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)それでは、私から初めに複合文化施設整備審議会からの最終答申についてご説明申し上げます。お手元に配布しております資料1の1をお開き願います。 石岡市複合文化施設整備審議会では、令和6年2月に出されました中間答申を踏まえ、さらなる審議を進めてまいりました。今年度は、これまで会議を4回開催し、建設地や事業手法、管理運営といった点についてご議論いただいてまいりました。そして、10月28日月曜日に、審議会を代表しまして、大澤義明会長、青木正紀副会長より、谷島市長に対しまして最終答申書が提出されたところでございます。 次に、最終答申の概要につきましてご説明申し上げます。最終答申書につきましては、本日資料1の2として配布をさせていただいております。併せてご覧いただければと思います。 まず、1.建設地につきましては、鹿島鉄道跡地に施設本体を整備すべきと判断したことが示されております。その理由としまして3点挙げられております。1点目としまして、公共交通機関の結節点であるとともに一定規模の駐車場を確保できることから、利用者に対して幅広い交通手段の選択肢を提供できるといった、利用者アクセス。 2点目としまして、駅利用者によるついで利用も相まって、地域・人・文化がつながるとともに、多様な交流の機会の提供を通じてまちづくり・人づくりへと貢献できるといった、地域・人・文化のつながり。 3点目としまして、石岡駅東西の連携を加速させ、駅周辺全体に一体感を生み出し、にぎわいの創出につなげるといった、将来を見据えたコンパクト化でございます。 また、建設地につきましては、審議において様々な意見が出され、鹿島鉄道跡地へのいくつかの懸念事項が指摘された点に触れられ、懸念事項や社会動向に注視しつつ施設整備を進めていくよう意見が添えられております。 次に、2.施設機能についてでございます。まず、(1)ホール機能につきましては、メインホールとサブホールの2つのホールについてお示しいただいております。まず、メインホールにつきましては、その座席数を600席から800席程度とし、多様な用途に対応できるよう座席形式を可動式とするとともに、ホワイエなどと一体利用が可能な構成とすることが示されております。また、サブホールにつきましては、その座席数を150席から200席程度とし、座席やステージが収納できる平土間形式とすることが示されております。 続きまして、(2)ホール以外の機能につきましては、幅広い年代の市民が多様な文化芸術活動を体験できる環境を整備するという視点から、市民ギャラリー、アトリエ・工作室、音楽スタジオ、和室など。さらに、世代間や地域間の交流を促進するという視点から、図書館の一部機能、図書スペース、会議室、学習スペース、調理室、屋内キッズスペース、民間テナントスペースといった機能について示されております。 なお、稼働率向上を図るため、スペースの重複利用について検討することも申し添えられております。 また、(3)その他といたしまして、自動車利用者のために市営駅東駐車場の改修を検討することが示されております。 次に、3.事業手法についてでございます。まず、(1)施設整備手法につきましては、市が発注者となる公設とし、設計者が施工者の影響を受けず創意工夫をもって提案ができ、施設の仕様検討をより長く確保できる、設計施工分離発注方式の採用を検討することとされております。 続きまして、(2)施設運営方法につきましては、文化拠点や人々の交流拠点となるため、積極的な事業展開など、工夫ある施設運営が求められる中で、運営と維持管理の両面で高い専門性が発揮でき、効率的で効果的な民間活力による運営が期待できる、指定管理者制度の導入を検討することが示されております。 最後に、4.留意点といたしまして3点示されております。(1)若い世代を中心とする市民協働の推進では、文化芸術の持つ力を効果的に引き出すためには、市民の関わり方が重要であり、特に若者の意思決定への参画も重要であることから、住民参加のあり方について引き続き検討すること。 (2)事業費の抑制と不断の見直しでは、市の財政状況を圧迫しないように配慮すると同時に、住民サービスの向上と経費縮減に向けて、柔軟な視点でたゆまない見直しを絶え間なく行うこと。 (3)整備計画の着実な履行では、合併特例債などの活用期限が迫っている中で、整備計画を着実に履行していくためにも、懸念事項について、市民へ丁寧な説明をしていくことが、意見として付されております。以上が、石岡市複合文化施設整備審議会から提出をされました最終答申の概要となります。 次に、ただいまご説明申し上げました最終答申を受けての今後の進め方についてご説明申し上げます。現在、事業の方針決定に向けまして、最終的な検討及び調整を行っている段階でございます。11月下旬を目途に、事業方向性について取りまとめまして、議会のほうへご報告させていただきたいと考えております。私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 新田委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの件につきまして、ご質問等がございましたら、挙手によりお願いいたします。 櫻井委員)いくつか質問したいと思います。まず、報告書の中でですね、1番で建設地に触れられておりまして、その中のBの中で、鹿島鉄道跡地へのいくつかの懸念事項が指摘されたというように書かれてあります。これら懸念事項や社会動向に注視しつつ施設整備を進めていただきたいということで結んでいるんですが、このいくつかの懸念事項が審議会の中で指摘されたという懸念事項。どのような懸念事項が審議会の中で指摘されたのか、ご説明いただければと思います。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。鹿島鉄道跡地の建設にあたっての懸念事項といたしましては、当特別委員会からも指摘されております液状化。それからJR常磐線からの振動、騒音。そういったものが指摘をされたところでございます。以上でございます。 櫻井委員)液状化、振動、騒音については、議会のほうでもですね、一般質問あるいは特別委員会の中でも各議員から懸念する意見が出ていたかと思います。これらについて、審議会としてはその解決案を示されたのでしょうか、お尋ねします。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答え申し上げます。ただいま申し上げました懸念事項につきましては、事務局、私どものほうから、杭基礎工法でありますとか、振動対策、こちらについては前回こちらの特別委員会でもご説明させていただいた内容と同じものを審議会のほうにもご説明をさせていただいたところでございます。以上でございます。 櫻井委員)そうしますとですね、示された解決策といいますか、事務局のほうから示したということですけれども、これらは技術的な観点からいえばですね、当然、今の市の職員の中で解決案を示せる技術的な資格を持っている方がいらっしゃらないと思うんですけれども、どういった研究機関と言ったらいいんですか、専門家の意見を取り入れられて、その解決策を示されて、振動がなくなります。あるいは液状化がなされたとしても、その対策は十分ですよという根拠ですね。それをお示しいただければと思います。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。こちらにつきましては、基本計画策定業務の委託を発注しております横須賀建築設計事務所。こういったところに他市の事例ですとか実績、そういったものを踏まえましてご報告いただいたものをベースに、私どものほうから委員の皆様にご説明をさせていただいたところでございます。以上でございます。 櫻井委員)そうしますと、その横須賀建築設計事務所の方は、現地調査ということでこちらにもいらして現場確認をされているんですかね。そこをお尋ねしたいと思います。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。契約直後になりますが、鹿島鉄道跡地につきましては、現地のほう確認をしております。以上でございます。 櫻井委員)わかりました。次にですね、2つ目の施設機能ですね、こちらでですね、今回600席から800席程度ということで示されております。これは市長にお尋ねしたいんですけれど、この2年間ですね、ゼロベースに戻ってからこの2年間の中で、審議会の中でいろいろな議論があり、また議会からも一般質問等でですね、いろんな質問が出たかと思います。その中で市長はですね、駅に造る理由の一つとして、いろいろな各種団体の県大会あるいはその全国大会的な大会を誘致したいんだというようなお話があって、駅の脇に造ることによって、いろいろな大会に来られる市外からの方をお迎えして、駅周辺をにぎやかにしたいという考えを何度か示されたかと思うんですけども。その全国大会や県大会を開いた際に、これ600席から800席で果たして収まるんでしょうか。その辺、市長の中で思っている県大会というのは、どのような大会で、どのような規模の人数を集めるお考えを持っていたのか。市長がそういう希望を審議会に伝えたかどうかはちょっと存じ上げませんけれども、当然、審議会サイドとしては、議会がこれだけ駅東地区は駄目だと言っている中で駅東地区を選定されているわけですから、それは市長の意向を受けてという前提でお話をさせていただき、質問なのですけれども、市長の中で600席から800席で収まる、その県大会、全国大会とはどのようなものがあるのか。ちょっと私は疑問な点もございますので、お尋ねします。 市長)お答えいたします。この審議会の最終答申につきましては、私の意向が入ってるかどうか、ちょっとわからないところでございますけれども、私としましては、このメインホールにつきましては、市民会館、旧石岡市の市民会館は九百数席という規模の中で、例えばロータリークラブ、ライオンズクラブ、そういう県大会が開催できたというお話を伺っております。 また、一方で土浦の市民会館などもそういう大会を行っていることを考えますと、この600席から800席、そして一体利用が可能なホワイエを使って拡張する。あるいはサブホールにもスクリーンなどを通じて、大会参加者にその雰囲気を味わってもらうことはできると思っておりますので、このホール機能の提案については、一定程度様々な会議に使えるものだと認識してございます。以上でございます。 櫻井委員)今、市長のお考えを示していただきました。その人数がですね、そういったライオンズ、ロータリーという個別の団体名も出ました。実は先日の土日ですね、ロータリーの2820地区という茨城県内の大会がございまして、私出席してまいりましたけれども、そこですと約1,200名というような出席者ということで聞いております。ライオンズのほうがどの程度の人数かちょっとわかりませんけれども、これもですね、実は市長ライオンズに入っておりますので、おわかりだと思うんですけれども、ガバナーの出身地を中心とした会場を設定するわけですね。ですから、例えば石岡で市民会館、今回600席から800席を造って、石岡にその大会を誘致しようと思ってもですね、石岡の出身の方がガバナー、県のトップになる期間ですね、30年に1回とか、そういう長い中での順番なので、実際に持ってこようと思ってもなかなか難しい。仮に持ってこれたとしても、先ほど申し上げたように、600席から800席、サブアリーナを入れても1,000席程度ですと、現状ですね、将来はわかりませんけれども、非常に厳しいのかなという気がしております。 ですから、事務局のほうでそういった、いろいろな大会のですね、どの程度参加者の人数の把握をされているのか。そういう調査はされたのでしょうか、お伺いします。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)ホールの利用実績につきましては、旧市民会館の過去5年間の利用実績等のデータの整理は行わせていただきましたが、今、櫻井委員ご指摘のような、例えば具体的、個別な大会を開催する場合にどれぐらいの人数収容が必要かという調査については、現時点では行ってないところでございます。 櫻井委員)かつてですね、石岡でロータリーの大会が開かれた際は市民会館を使っていたと思うんですが、それは30年前です。当時と今の状況が非常に違いますので、モータリゼーションの中で、車、駐車場も必要でしょうし、もちろん電車で来ていただけるのは一番ありがたいんですけれども、それぞれの団体の規模等も踏まえた中で、もしそれがメインで施設機能を考えているのであれば、ちゃんと前提を調べた中で言っていただかないとですね。聞いていくと結局根拠がなくて、そういうのが来ればいいなんて話の中でになってしまうわけですね。あまり個別の話をするとですね、ほかにもあるだろう、こっちはちゃんとできてると話も出てきてしまいますので、あまりやりたくはないんですけれど。聞いていくと、やはりその根拠が曖昧で、思い込みでやられている部分が非常に多いのかなという気がしました。私のほうからは以上です。 菱沼委員)今回の石岡市複合文化施設の整備についてということで、最終答申というものが出されたわけですけれども、そういう中で、今、櫻井委員のほうからもありましたけれど、私も危惧する部分においては、やはりこの懸念事項が、指摘されたこの懸念事項ですね、今回、今後の進め方の部分において、事業の方向性については11月下旬までに取りまとめる予定であるということで先ほど述べられましたけれども、実際そういう懸念事項が明確に取り除かれるのかどうか。実際、具体的にこれをこういうふうな解決策があるのか。そうじゃなければ、基本的に取りまとめても、基本的に前に進められないんじゃないかと私は思うんですけれども、その点はいかがでしょうか。お尋ねしたいと思います。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。いろいろ示されました懸念事項に対する解決策でございますが、こちらにつきましては、先ほど櫻井委員のご質問にもご回答した中でお話ししましたとおり、コンサルのほうでいろいろ類似事例の実績等も踏まえ、いろいろ調査をした結果を報告を受けております。そういったものも踏まえながら、今後判断していきたいと思っております。以上でございます。 菱沼委員)その件はね、先ほどの答弁では聞いておりますけれども、類似ではなくて、やっぱり石岡市は石岡市なんですよ。類似とは全く同じではないので。実際、本当にね、この駅東にもしこの複合文化施設を建設したときに、何かあったときに対応できるのかっていう。そういう部分まで最終的に行くんじゃないかと、私は思うんですね。だから、先ほどこの懸念事項を最終的にこうきちんと、こういう形でこういうふうにクリアできますっていう部分で、できれば私どもにも報告をいただいて、こういうことが今懸念事項で何点かある中で、これはこういうふうな部分で進めているので、これは大丈夫ですと言い切れるのかどうか。そこもやっぱりしっかりとね。私としては、聞いていきたいなという部分と、あと一つ、JRの水戸支局との連絡調整はどうなっていますか。お尋ねしたいと思います。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。JR水戸支社につきましては、今年度一度情報交換という形でさせていただいているところでございます。JR水戸支社のほうからは、具体的な計画になった時点で再度ご相談をいただければということでお話をいただいているところでございます。以上でございます。 菱沼委員)それではなかなか厳しいんじゃないですかね。私はそう思います。JRさんも様々な事業を展開されているわけですけれども、実際のJRさんも石岡市の複合文化施設の建設については、ある程度理解はしていると思います。しかしながら、具体的にこういうふうに進めていくんだっていうのがなければですね、協議の土俵にも乗らない。そうすると、あとJRさんは非常にこう様々な、なんて言いますかね、協議の持ち方という部分においても、普通の会社と違いまして、しっかりと物事をやっぱりいろんな角度から見ていて、安全第一に考えている企業さんでございますので、そういう部分においてはですね、やっぱりしっかりと石岡市の今後の進め方を、しっかり見据えた上で展開していかないと、大変な状況になるのかなっていう部分で、私は危惧するところであります。 最終的に、私として何が言いたいかというと、最後に出ておりますけれども、11月下旬までに何としても取りまとめていきたいという部分で、本当に取りまとめられるのかどうか。ちょっと心配なので、その点はいかがでしょうか。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。現在、11月下旬という目標の中で、庁内関係部局との調整、また我々担当部局の中でも整理をさせていただいております。整理した内容をしっかり市長のほうへご説明をさせていただき、また、庁議といった全体の合意形成の中でもしっかりご説明をさせていただいたものを、まとまり次第、こちら議会のほうにもご報告をさせていただきたいと思っております。それに向けて、しっかりと進めていきたいと思っております。以上でございます。 菱沼委員)その点はひとつよろしくお願いしたいと思います。 最後に、11月下旬までに執行部の皆さん、職員の皆さんは一生懸命、その懸案事項も含めて精査した部分を、市長に提案していくという状況でありましたけれども、市長の思いとしては、この複合文化施設に対してですね、どのような思いを持っているのか、お尋ねしたいと思います。 市長)お答えいたします。この市民ホールにつきましては、市民の多くの皆さんが待ち望んでいる施設でございます。この待ち望んでいる施設を、やはりこの財源、あるいはこのスケジュール感をしっかり立てていきながら、着実に建設してまいりたいと思っているとこでございます。 新田委員長)ほかにご質問等はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 新田委員長)ないようですので、本件については以上で終結いたします。 次に、シンポジウムの開催について執行部に説明を求めます。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)それでは、続きましてシンポジウムの開催について、ご説明を申し上げます。ご説明をさせていただく前に、今回のシンポジウムの開催につきまして、特別委員会の報告が遅れましたことをおわび申し上げます。今後は事前報告の徹底に努めてまいります。このたびは申し訳ございませんでした。 それでは、お手元にお配りしております資料2の1をお開き願います。今回開催いたしますシンポジウムの目的でございますが、市民への情報発信とともにホールの持つ役割等について理解を深めると同時に、多くの人が集い、交流やにぎわいを生み出すために求められる事業や運営等について考えるきっかけとすることを目的としております。 シンポジウムの概要でございますが、日時は令和6年11月24日日曜日午後1時半からで、会場はふれあいの里石岡ひまわりの館を予定しております。内容としましては、7月末に実施いたしました高校生ワークショップの成果発表。誰もが利用したくなる、来たくなるホールをテーマとしました基調講演。どの世代からも利用してもらえるホールとはをテーマとしましたパネルディスカッションを行う予定となっております。なお、広報用で作成をいたしましたリーフレットを資料2の2として配布をしております。後程ご確認いただければと思います。 最後に、現在検討を進めております施設の中心的機能を担うホールにつきましては、いかに多くの人を呼び込み、交流やにぎわいにつなげていくかが課題の一つであると考えております。この点につきましては、建設地や施設機能など具体的な内容について検討段階ではございますが、施設設置者である行政、利用者である市民がともに早い段階から考えていく必要があるものと認識しており、今回、このようなシンポジウムをそのような契機としていただきたいというところで企画立案をさせていただいたところでございます。何とぞご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 新田委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの件につきまして、ご質問等がございましたら、挙手によりお願いいたします。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 新田委員長)ないようですので、本件については以上で終結いたします。 以上で本日の特別委員会を閉会いたします。 |