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令和6年度 複合文化施設委員会
新田委員長)ただいまから、複合文化施設建設特別委員会を開会いたします。 本日の議題は、お手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。 次に、本日の委員会にあたり、説明員として出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。複合文化施設整備事業についてを議題といたします。それでは、今後のスケジュールについて執行部に説明を求めます。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)私から初めに、新市民ホール整備に向けた今後のスケジュールについて、ご説明申し上げます。お手元に配布しております資料1をお開き願います。 11月25日に開催されました当委員会におきまして、現在検討を進めております新市民ホールをイベント広場に整備していきたい旨のご説明をさせていただいたところでございます。今回は、今後想定されます事業スケジュールについて、ご説明申し上げます。 まず、現在策定作業を進めております基本計画につきましては、令和6年度中の完成を目指し作業を進めてまいります。その後、基本設計に着手し、建物の配置等が確定し次第、文化財保護法第93条に基づく土木工事のための発掘に関する届け出を茨城県教育委員会へ提出し、指示に基づく埋蔵文化財に係る発掘調査を実施設計と並行して進めていきたいと考えております。埋蔵文化財に係る発掘調査の対象範囲につきましては現在調整中でありますことから、現時点では調査に要する期間は未定でございますが、建物の建設が想定される範囲を先行して調査し、本体工事着手後に外構や駐車場部分の調査を実施するなど、全体行程に影響が出ないよう調整していきたいと考えております。令和9年度後半から工事に着手しまして、令和12年度初旬まで本体工事、さらに完成後は開館に向けた準備を行いまして、令和12年度中の供用開始を目指してまいります。 また、資料中ピンク色の矢印で表示しております部分が、財源の活用期限となっております。まず、国庫補助金の都市構造再編集中支援事業交付金でございますが、その根拠となります都市再生整備計画につきまして、令和8年度から令和12年度までの5か年を計画期間とし、計画承認に向けた関係機関との協議を進めていきたいと考えております。 次に、合併特例債でございますが、その根拠となります新市建設計画につきまして、計画を策定し、令和7年12月定例会までに議決をいただいた上で、国に提出することにより、計画期間を令和12年度まで5か年延長することを予定しております。令和12年度中の供用開始を目指しまして、関係部局と連携しながら、施設整備に向けた作業を進めてまいります。 続きまして、11月24日に開催いたしました新市民ホールシンポジウムについて、ご報告申し上げます。お手元に配布しております資料2をお開き願います。 このたび開催いたしましたシンポジウムにつきましては、新市民ホールの施設運営に関しまして、どのような事業を行えば多くの市民にホールを利用してもらうのかを考えるとともに、施設の整備事業について市民へ周知することを目的としたものでございます。 シンポジウムでは、市内3つの県立高校の生徒によるワークショップの成果発表、公益社団法人全国公立文化施設協会コーディネーターの中本正樹様による基調講演、さらに「どの世代からも利用してもらえるホールとは」と題しましたパネルディスカッションを行ったところでございます。 当日は160名の方にご参加いただいたところでございます。ご参加いただいた方からは、基調講演を通じて文化ホールの認識が変わった。様々な世代の意見を聞くことができて参考となったといったご意見をいただいたほか、市民参画の仕組みを作ることが重要。若い世代が利用したり、気軽に立ち寄れる雰囲気や利用料であってもらいたいといったご意見もいただいたところでございます。 今回いただきましたご意見を踏まえながら、引き続き施設整備、施設運営両面からの検討を進めてまいりたいと考えております。私からの説明は以上となります。よろしくお願いいたします。 新田委員長)以上で説明は終わりました。ただいまの件につきましてご質問等がございましたら、挙手によりお願いをいたします。 鈴木(康)委員)すいません。ちょっと確認なんですけれども、私、2回前の委員会をちょっと欠席したものですから。これは名前は新市民ホールで、複合文化施設ではなくなったという認識でよろしいんでしょうか。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。前回、11月25日に開催されました当委員会におきまして、市長のほうから、閉館しました市民会館に代わる機能として、施設として、新市民ホールとして整備をしていきたいということで、ご発言がありました。それを踏まえまして、今回の資料は新市民ホール整備ということでさせていただいたところでございます。以上でございます。 鈴木(康)委員)この間行われたシンポジウムの名前も新市民ホールで、私どものこの委員会は複合文化施設建設特別委員会なんですけども。これ、そのままこの委員会で審議というか、調査してもよろしいのか。執行部のほうの認識を確認するのと、委員長の意見を聞きたいと思います。 〔「審議できないぞ」と呼ぶ者あり〕 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。こちら、複合文化施設建設特別委員会という名称でございます。当初の予定といたしましては、複合。具体的に言いますと、図書館ですとか市民会館の複合という形で進めてまいりました。その中で今回、もともとの原点でありますし、旧市民会館に代わる施設、新市民ホールを中心に整備をしていきたいということで、市長のほうが答弁をしてございます。 その中で、複合という部分では、市民ホールのほかにいろいろなキッズスペースですとか会議室、そういったものも含めますが、そういったものも複合というくくりにはなると思うんですが、わかりやすくするために、新市民ホールという形で説明をさせてもらっております。以上でございます。 鈴木(康)委員)質問をしておきながら、今答弁をもらってちょっと頭の中が整理しきれないので、後ほど改めて質問します。 川井委員)今、お話があった部分で、鈴木委員がちょっと迷っているという元になっているのは、やはり直轄の担当の方のお話じゃなくて、直にやはりこの場で市長さんにお聞きしたいということだったんですけれど、今日はお見えになっておられません。市長さんと副市長さん、なぜ今回出席してないのか、まず伺います。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。前回11月25日にこちらの特別委員会で、今後の場所ですとかそういったものを、市長のほうから答弁をしていただきました。その中で、今回の特別委員会につきましては、そのスケジュール等を説明するということで、私ども3人で出席をさせていただいているところでございます。以上でございます。 川井委員)それは、そちら側が市長、副市長に聞いて判断したのか。それとも市長さんのほうからそういった判断をしたのか、どちらでしょうか。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。今回の出席につきましては、私ども執行部のほうで検討させてもらいまして、3人で出席という形をとらせていただいております。以上でございます。 川井委員)それにしてもですよ。今回のこの特別委員会、こうして傍聴に来られている方も大勢いらっしゃいますけれども、非常に大事な会議であり、会議が順調にいっているのであれば、たまに抜けたりしてもそれは結構ですけれど、もう2度頓挫した中での再スタートなわけですよね。その中でのスケジュール等であっても、私は本来、トップである市長、副市長がこの場に出て、議員も皆さんも全員集まっている中ですよ。そこでやはり意見交換をして、しっかりと進めていくというのが筋であり、大きな財政を使って、市がどれだけこのものに対する思い入れがあるのかというものの量りにもなっているわけですよ。 私が毎回言う、これだけ大きな財政を使って、市の事業としてやるものに対して、本気で死ぬ気でやる姿勢を見せてくれれば、こちらもしっかりとやっていきたいですけれども、そういった姿勢が全く感じられないまま今までも来ました。新たにスタートといって2度スタートを切った今回もこういった状態です。やっぱりこういった場所にトップが来ずにいるという、今言ったように特別委員会をどのぐらい重んじて考えているのかというところにもつながってきますので、その辺は今回の皆さんの考えも含めてお考え直しいただかないとこの先は進まないのではないかということを、提言しておきます。 新田委員長)ほかにご質問はございませんでしょうか。 鈴木(康)委員)昨日行われた産業建設委員会を傍聴している中で、利活用の平面図がA社とB社の提案ということで資料として上がっていたのですけれども。これは確認なんですけれども、今回、イベント広場で新市民ホールを進める中で、昨日の産業建設委員会があって、今日の特別委員会で、配置図計画を見ると、これ両方はいけないわけで、この新市民ホールの配置計画案を優先していくという認識でよろしいですか。これは確認です。お願いいたします。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。委員お見込みのとおり、新市民ホールの配置を優先していきたいと考えているところでございます。以上でございます。 鈴木(康)委員)そうしたら、昨日の産業建設委員会で、配置図を上げてもいいと思うんです。こういう案がありましたぐらいの説明で終わればいいですけれど、結構長くいろんな説明がありました。歴史文化館とかいろんなものを2階に置く案とか、いろんなものも上がっていたので、複合という点で見ると、あれは図書スペースでしたかね、昨日上がっていたのは。店舗2階のところに図書館が入っていたり、ちょっとよくわからなくなっちゃうようなところなんですよね。複合の面で言ったら図書館も当然入ってきていて、昨日の産業建設委員会で説明した中でも、そこも説明していました。翌日の今日の特別委員会では、イベント広場に新市民ホールで、こちらの今日上がっている配置図計画を優先ということだったんですけれど、担当課が同じなので、部署が同じ方が出ているので、だったら昨日のは要らなかったのかなと思ってしまうんですけれども。 その辺の認識的にはどうですか。説明的に委員会がまたがっているわけですけれど、そこに対して昨日傍聴されていない方もいる中で、まずは資料だけで確認している議員もいるわけですよ。昨日のものを。当然議事録も上がっていない中で精査されていないと思うんですね。昨日産業建設委員会で上がった配置図はこうです。だけど、本日はこういう資料なのでこうですというもののストーリーができていないと、傍聴に行った人間はある程度何となくはわかっているんですけれども、資料だけ見た議員は…というようなイメージになってしまうんですけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。そういう丁寧さが欠けていると思うんですよね。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)このイベント広場利活用と複合文化施設建設特別委員会の部分で、鈴木委員が言われるようにラップしている部分がございますので、説明の丁寧さがなかったということは、言われることは感じております。 ただ、昨日の委員会のほうでもご説明いたしましたとおり、当初は駅の東側で複合文化施設、市民ホールを中心としたものを造る。イベント広場のほうは公共施設、民間を活用してやるという、それができるかどうかという、この活用の調査を2本立てで進めておりました。その中で、議会からの決議文、また審議会からの最終答申、この2つが出た中で、11月25日にも市長のほうから発言がありましたように、イベント広場で新市民ホールを優先的に整備していきたいということで、現在進めているところでございます。 その中で、当初イベント広場利活用のサウンディング調査もやっておりまして、こちらも議会の皆様にも報告するということになっておりましたので、少し時期が遅れてはしまいましたが、昨日の産業建設委員会でイベント広場の利活用のサウンディング調査、こちらのほうの説明をさせていただきました。その中で、今後はイベント広場につきましては、複合文化施設、新市民ホールの整備を優先したいということで、ご答弁をさせていただいているところでございます。以上でございます。 鈴木(康)委員)であるならば、やはり今日の特別委員会の冒頭にそれを説明するのが本来の姿勢だと思います。それが良い悪いとはまた別で、昨日傍聴していない委員は、昨日の産業建設の資料の上がってきたものだけしか見ていませんので、ぜひ今後はそういう、心がけた説明をお願いしたいと思います。 高野委員)あまりにですね、唐突にですね、執行部が進んでおりまして。イベント広場においても民間活用ということでたくさんお金を使い、資料等々も作っておりまして、数か月前まではあそこにそういったものが造ってありきというような形で、市長は答弁されておりました。私たちの質疑。そういうものじゃないだろうと。あそこに商店街をつくってどうするんだというようなことにも耳を傾けず、執行部はやってきたわけでございますが、今の話を聞いて腹が立つのは、私はお金のことばかり言っているようですが、たくさんのお金、そういった資料、そういったものを作っておきながら、今度は市長の話が変わりましたから、それはしません。成果物のないものになぜ金をかけているんだ。私は、物事に取り組むときには、きちっとまずは成果を求めて、それでかかるべきじゃないかなというふうに思います。 一般質問でも言いましたが、皆さんが3年間で使ったお金、何にもやらない。残るものなし。駅東はやめましたのその一言に1億6,100万円かかっているわけです。私は、そういったことも市民の血税であり、これ皆さんの税金から出ているわけですよ。すべてがもらっているお金だったらいいですけれども違います。その辺のところをね、やはり深く考えるべきじゃないのかと。あと、あまりにも唐突すぎる。駅東で最初は120億。これが60億。これは複合文化施設すべてであります。しかしながら、今度どこですか。こちらへ。イベント広場ね。これはなんですか。市民会館。同等のものを造るだけで七十数億。そうしたら、あと歴史館と図書館。歴史館と図書館も入って70億というのであれば、それはそれで仕方ない。あとの残り、これも30億40かかるんですよ。それを今度は駅東のほうへやるんだ。結局は100億以上かかってしまう。そういったことをきちっと市民に説明してね。1か月足らずで駅東からイベント広場へ持っていって、まことしやかにね、これは当たり前だというような感覚でね、説明をし、図面を引き、進めている。 今、市民の間では、私も歩いていますけれど、何を言うかと。要らないんじゃないかと。年に何回かだったら要らないんじゃないかと。それで、市民が求めている、そういった会合とか、そういったことがいつも自由にできる施設。それが本当の文化施設じゃないかと。そこに歴史を求め、何を求め、そこまでの必要性があるのかと。必要性があるんだったら、それはそれでまた考えればいいことではあるんじゃないかと。今は要らないという言葉も出ているわけです。 それが皆さんは1か月足らずでね、市長が言ったから、これを進めていくんだと。議会にもそうですけれど、委員会にも説明もしない。自分で出来上がったものを言い聞かせる。これでは問題があるんじゃないかと、私は思うんですね。ですからこれ皆さんね、またこの問題、9年ぐらいでしょうこれ。建物工事にかかるのはね。10年でもいっぱいなんでしょうけれど。そういった中で、これ議会の承認が得られない。予算がつかない。流れる。そういったときに、どうするんですか、これ。二元代表制でね、我々はやっているんですよ。そういった場合、きちっと特別委員会までできているんですから。私は、きちっとした説明責任を果たしながら進めるべきではないかと。なぜネーミングすら、委員長、副委員長にでもいいでしょう。これからは、このような形の中で委員会を継続していただいてよろしいでしょうかと。それがあなた方の務めじゃないですか。執行部は何をやってもいいんですか。自分たちの市長と執行部でどんな進め方をしてもいいということはないんですよ。明らかに委員会軽視。委員会だけじゃない。議会軽視ですよ。もうちょっとね、本当にやりたい、ここでやらなくちゃいけないというんであれば、市民の理解、また有識者、それで議会の理解も、私はきちっと、それでものを造るときにはみんなでね。できてよかったと。みんなに賛同を得て造るんですよ。今は違うでしょ。執行権者とともに執行部が勝手に動いているだけじゃないですか。私はこれでいいと思いませんよ。今皆さん進めていますけれど。また時限が来て、議会の、委員会の結果を求めなければならないときがあるでしょう。そのときに、皆さんが思っている結果と違う結果が出たらどうするんですか。そこはしっかりとね、執行部もね、市長が言ったからじゃない。市長にきちっと話ができる職員になってくださいよ。今、必ず答弁の中には市長が市長がって言いますけれど、だったら市長がここへ出てきて答弁すればよかったじゃないですか。その辺のところをしっかりやってください。造るんだったら造る。出来上がったときには皆さんで喜べる。何とかごまかしてやっちゃおうなんていう、そんなことは駄目ですよ。部長、答弁してください。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。野委員がおっしゃいますように、建物が出来上がったときに、市民の皆様方、または議員の皆様方に喜んでもらえるものを造りたいというふうに、私どもは考えております。 これからも議会と一緒に、この特別委員会の中で議論をしながら、新市民ホール、複合文化施設の整備を進めていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 高野委員)ちょっとね、答弁もらった後なんですが、新市民ホールなんてね、これ誰に伺いを立てて決めたネーミングですか。これは、もう突発的に出てくるから、何を造るんだろうと私は思っているんですよ。皆さんはご存じかもしれませんけれど、新市民ホールって。説明を受ければわかるんですが、このネーミングについても、こういったことは議長とか委員長、副委員長とかには、私は報告する義務があると思うんですけれどね。委員会を開くにおいても。こういったことは報告しておりますか。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)先ほどもご答弁させていただきましたが、当初、旧市民会館、こちらのほうが閉館になりましたので、これに代わる施設ということで、まず複合文化施設という形で進めさせていただきました。 その中で、まずは至急、市民会館に代わるもの、イコール新しい市民会館なんですが、その市民会館を優先的に整備していきたいということで、私どものほうで、仮でございますが、新市民ホール整備という形で説明をさせてもらっているところでございます。以上でございます。 高野委員)先日はね、委員会じゃなく議会だったかで答弁を受けていますけれどね、そのときは部長が複合文化施設、市長が今言われていたそういうネーミングで答弁してるんですよ。執行部すらね、統一されていないんですよ。だから本当にね、何度にもなってしまいますれけど、もうちょっと紳士的にことを進める。委員会の皆さんと一緒に、共に造りましょうぐらいの気持ちがあっていいんじゃないですか。私らの質問にもとげがあるかもしれませんけれど、執行部の説明不足というか、執行部にもとげがあるんですよ。優しくないんです。何も言わなければ進んでいっちゃおう。私は、そういうところはね、きちっと直して。今後はね、市民が望むのであれば、一日も早く造ることが、これは私は妥当だと思いますけれど。造るにあたってね、先ほども言いましたけれど、十分に議論して。私は無駄のない、そういったものを造り上げていくべきだと思います。 駅のところですか、西口についても議員からたくさん質問を受けておりますよね。それについても国補事業ですからね、私もそれをやめろとは言いません。それと同じです。最初から無駄は削り落としてね。要らないものは造らない。要るものだけを造る。市長が言うからみんな造る。歴史館も造る。図書館も造る。ショッピングセンターも造る。後に残ってるのは石岡の破綻ですよ。そんなに財政豊かじゃないっていうこともご理解して進めてください。以上です。 櫻井委員)それぞれ皆さんから意見が出ておりまして、そのとおりだと私も思います。それで質問させていただきますけれども、今回、市民ホールという、新市民ホールということで整備するということでありますけれども、素朴な疑問として、複合化はしないということでよろしいんですよね。再確認させていただきます。 駅周辺にぎわい創生課副参事イベント広場利活用担当兼複合文化施設整備推進室長)お答えいたします。まずはホールを優先して整備していきたいというところであたっているところでございます。以上でございます。 櫻井委員)今のお答えですと、含みがあるようにちょっと聞こえるんですけれど。例えば増築して今後複合化するとか、そういうものも含んでの新市民ホール単体なのか。 〔「決まってないんじゃないの」と呼ぶ者あり〕 櫻井委員)具体的にもっと答えていただかないと、審議のしようがないです。これは再度答弁を求めます。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。市民会館、市民ホール単体ではなく、先ほどもご説明しましたが、キッズスペースですとか会議室。そういったものも含めて整備をしていきたいというふうに現在は検討しているところです。 ただ、大きく言われる、先ほども言いましたように図書館とホールの複合、そういったものではなく、市民ホールを中心に、その他にほかの機能ですね、キッズスペースですとか、そういったものを整備していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。 櫻井委員)単純にですね、旧市民会館の個別施設計画を見ていただければわかるんですけれど、旧市民会館はホール以外に会議室等幾つかの利用できる施設をある意味複合化していたというか、一緒に持っていたんですね。これはあくまでもその時点では単体の施設ということで、我々は認識していたと思います。その当時と何が変わるのかということですよね。幾つかの施設といいますか、機能的なものは入れているのかもしれませんけれど、それをもって複合化といえるのかどうかですよね。 本来であればですね、公共施設等総合管理計画を平成29年3月に策定していまして、この中で、複合化することによるメリットを追求していくんだということで計画が策定されていますね。これを受けて、個別施設計画が令和元年の11月、旧市民会館の個別施設計画が策定されていますけれども、そのときは旧市民会館が4,621平米。今回の提案は5,825平米ということで1,200平米増えています。個別施設計画の中での予算規模は、平米あたり40万円で見ていましたので18億4,800万円。これは令和元年度の想定です。今回の提案は79億。駐車場等の整備もありますから施設規模として大きくなっているので致し方ないにしても、4倍から5倍の予算に膨れ上がっています。これは、その施設単体で見れば同じものを造ろうとして、この5倍の予算ですね。物価高ですから、またこれも増えていく可能性があるんですけれども。 そこでお尋ねしますけれども、公共施設等総合管理計画との整合性を取りながら今回の複合文化施設をやっていくんだと、これまでずっと言い続けていまして、それはもう執行部の義務だと思うんですけれども、今の答弁ですとそれが達成されない。旧市民ホールに関しては単体でいくというふうに私は受けとめています。それはなぜかというと、せんだっての前回の特別委員会で市長はこのように発言しています。「市議会におきましても、これまで複合文化施設建設特別委員会を中心に様々なご意見をいただいてまいりました。現在検討を進めております複合文化施設につきましては、令和2年3月に閉館いたしました旧市民会館に代わる新市民ホールとして最優先に整備していきたい」ということで、もう単体の説明しかしていないんですよね、このときに。ですので、今、理事のほうから幾つかの機能が入るので複合化だと。将来的にはそれは何か付け足すのかもしれないですけれど、その辺はきちっとですね、整理して提案していただかないとですね、我々は単体の施設の議論をするのか、複合化の議論をするのか、ちょっと見えないところがあるんですね。 執行部でも多分整理がされていないと思うんですけれども、そうなるとこの複合文化施設の特別委員会そのものが意味をなさないことになってしまいますので、再度答弁を求めたいと思います。 市長直轄組織理事兼駅周辺にぎわい創生担当兼イベント広場利活用担当)ご答弁申し上げます。今、櫻井委員から言われましたとおり、複合というよりは市民ホールの単体という形になります。その中で機能をいろいろ持たせていくという形になると思っています。以上でございます。 櫻井委員)そうなると、この複合文化施設の特別委員会そのものも何か議論の対象にならないんじゃないかと、私は思うんですけれど。 〔「そのとおりだ」と呼ぶ者あり〕 櫻井委員)皆さんの意見を伺えればと思います。私のほうは、とりあえず以上で終わりたいと思います。 新田委員長)ほかにご質問はございませんでしょうか。 鈴木(康)委員)複合文化施設建設特別委員会の運営についてのところを私は見ていたんですけれども、複合文化施設建設に関わらないとこの委員会の調査の範囲を超えているので、所管外というか、そうなってしまう気がするんですけれど。これ、立ち入っていいんですか、新市民ホールに。 新田委員長)暫時休憩いたします。 −休憩− 新田委員長)休憩前に引き続き、会議を開きます。 まずですね、櫻井委員よりご意見をいただきまして、委員会の名称は複合文化施設建設特別委員会でありますけれども、今回出されたもの、執行部が進めようとしている事業については新市民ホールということで、まずですね、今後この委員会を進めていくに当たりまして、これは複合文化施設であるのか。それとも市民ホール単独であるのか。複合化であるのか、複合化ではないのかという部分について、委員の皆さんからご意見をいただきたく思いますので、よろしくお願いをいたします。 山本委員)前回、私の質問に対してですね、市長が複合文化施設ではなくて、今後、この施設を市民会館として単体でイベント広場に建設していくということを答弁されてるんですね。 それについて、では、私たちがこれまで議論してきた施設の複合機能ですね。この議論はどうなるんですかという質問に対して、明確な答えはありませんでしたけれども、いずれにしても市長は、イベント広場に新市民ホールを単体で建てるということをはっきりと明言されていますので、これは複合施設ではないと判断いたします。 谷田川委員)先ほどの議論でも出てきたんですけれども、今日の集まりというのは、複合文化施設の集まりなんですよ。説明は市民ホールの説明なんです。これは、集まるほうと説明するほうの食い違いはかなり大きいんですよ。最終的に私たちは、複合文化施設という施設名目のもとに集まっているはずなんです。そうしたら、説明を受けるのは市民ホール。これは、最終的にその名称の問題もさることながら、そういうふうに例えば、ころころと変わる執行部の体制、その体制に私は問題があると思っている。なぜきちんとした一貫性がないのか。この問題だって、もう何年も協議しているんですよ。その協議している中でもいまだに先が見えない。何をやっても中途半端な説明しか受けていない。それに対して議員の方からはいろんな質問が出てくる。今のままでいけば、石岡市民の皆さんに聞いていただいても結構なんですが、果たしてこの市民ホールというものが、場所はどうでも、これは造ったほうがいいのか。造らないほうがいいのか。これだっていろんな意見が出てくるはずなんですよ。それに対しても、もう市長のほうの執行部は造るという一点張りでやっているような気がしてならない。もう少しこの問題に関しては、複合と単体をきちんと分ける。先ほど意見があったとおり、どっちかにしていただかないとこの問題は先に進まない。私はそう思っています。 それと同時に、この説明も、例えば場所の問題もそうでありましたけれども、その金額の問題も二転三転しています。その中においても、設計図においてもこうだろう、このぐらいだろうというような、きちんとした説明もなされていません。これでは将来、この負債を誰が背負うのかと。今から人口がどんどん減っていく中でね、何十億もの負債を先送りにするわけですから。いくら合併特例債があったにしたって、半分しか出てこないんですよ。その半分の残りは、私たちはあと時間がないからいいんですけれども、この後の人をどうするんだってことなんですよ。そういう面も含めながら、もう一度複合にするのか、単体にするのか明確にしてもらって、最終的にはその明確になった中でもう一度議論をしていくのが当然かなというふうに私は思いますので、それで進めていただければと思います。 岡野孝男委員)この前も話したんですけれど、財務部の財政課は9月11日にすでに分けているんですよ、これ。新図書館、ふるさと歴史館等を含む整備費として29億9,000万円。市民ホール整備事業費として73億4,000万円。分けてるんですよ。9月11日の時点ですよ。財務部は。財政課ではすでにもうこの時点で複合文化施設じゃないんですよ、これね。財政上はね。図書館と新市民ホールの建設は違うって言うんですよ。 〔「物が違うっていうことだよ」と呼ぶ者あり〕 岡野孝男委員)これは物が違うということですよ。そういうことですね。 新田委員長)ほかにご質問はございませんでしょうか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 新田委員長)それでは、ただいま皆様よりご意見をいただきました。先ほど委員よりもありました。市長からもこの委員会において市民ホールで、単体で建設をするといった説明もございましたので、皆さんの意見を集約しますと、もはやこれは複合文化施設ではないということであると、判断をいたします。 その後ですね、複合文化施設ではないということになりますと、この特別委員会として審議していくのがちょっと難しいということで、この意見を踏まえまして、今後この委員会をどのように進めていくかについて、またご意見をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 勝村委員)今回のこの複合文化施設建設特別委員会なんですが、前回の委員会の中で、市長の答弁で「熟考の末、いしおかイベント広場に新市民ホールを整備することにより、石岡市の文化芸術の推進と魅力あるまちづくりの実現」ということを言っているわけですよね。当然これ単体で進むのであれば、複合文化施設建設特別委員会は打ち切りにして、新しい特別委員会かなと思うんですよね。常任委員会に幾つもまたがるとまたややこしくなってくるのかなと思うので。この特別委員会はゼロにして、新たな特別委員会を作るべきかなと。私の考えですけれどね。そのようなことでございます。以上です。 谷田川委員)先ほども話したんですが、名称が違う中で、執行部と議会の名称が違う中で議論をしても先に進まないんじゃないですか、これは。そうだったら、もう一回執行部にきちんと、これは皆さんに議論してもらいたいのは、複合文化施設なのか、市民ホールなのか。執行部としては、市民ホールとして皆さんに議論していただきたいという、きちんとした方針を示していただきたい。きちんと示されてから、新たなこういう委員会を設けてもいいと、私は思います。今のままでは何が目的なのか。目的ははっきりしない。金額もはっきりしない。人はどんどん減っちゃう。もっともっと執行部として考えるべきことはいっぱいあると思いますので、もう一回ゼロに戻して、最初からやり直したほうがいいと思います。以上です。 高野委員)今、皆さんにたくさんの議論をいただきましたけれど、今ここで問題になっているのは、委員長が求めていることはですね、このままこの委員会を継続して、名称だけ変更してね、できるものであればですね、法的にね、それで進めていくか。あとはもう一度、今の現在の委員会を閉めて、それで新たな委員会を作るとか、そういう方向でいくのか。どちらかというような、委員長の我々に対する一種の求めかと思うんですけれど。 私はどちらにしても、とにかくこの2つに1つどちらかだと思いますので、皆さんの意見を聞いて、どちらも委員会でこのまま皆さんの了解事項で済むのであればいいですけれど、なかなかそのようなことも難しいと思いますので、そうすれば1度なくしてね、また作ると。そういう2つに1つだと思いますので、その辺のところを委員長お諮りください。 新田委員長)ほかにご意見はございませんでしょうか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 新田委員長)それではですね、皆様のご意見をいただきましたけれども、私といたしましてはですね、今期定例会中に再度この委員会を開催いたしまして、これまで審議してきたものを含めました報告書を取りまとめの上、最終日の本会議で委員会報告の後、特別委員会の廃止に対する議決をしていこうと思っておりますけれども、そちらでよろしいでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 新田委員長)それでは、そのように取り扱いをさせていただきたいと思います。以上で本日の特別委員会を閉会といたします。 |