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令和７年度 全員協議会
村上議長）ただいまから全員協議会を開会いたします。 本日の議題はお手元に配布いたしました協議案件書のとおりであります。 本件説明のため、市長・谷島君、総務部長・武石君、福祉部次長・櫻井君、産業戦略部長、箕輪君、以上が出席しております。 なお、本日出席を求めたもののうち、福祉部長・中山君から、本日の会議を欠席したい旨の申し出がありましたので、ご報告申し上げます。 それではこれより案件に入ります。 職員の公金等着服に係る処分についてを議題といたします。 本件について執行部に説明を求めます。 市長）本日は大変お忙しいところ、急なお願いにもかかわらず、全員協議会を開催していただきまして、ありがとうございます。 職員の公金等着服事案に対しまして、本日付で厳正に処分いたしましたので、ご報告いたします。 昨年度の不祥事により、再発防止に向けた取組を実施してございましたので、チェック機能が働き、過去の分も含め、事実解明につながってはおりますが、相次いでこのような事案が発生したことは、大変申し訳なく、ご迷惑をおかけした市民の皆様並びに議員の皆様に、心よりおわび申し上げますとともに、改めて信頼を大きく失墜してしまいましたこと、重ねて深くおわび申し上げます。 私自身、市長として、この度の事案を重く受け止め、単なる一職員の問題にとどまらず、組織全体のガバナンス及び内部統制の根幹に関わる深刻な問題であると考えており、早急に内部管理体制の総点検と強化を行い、再発防止策に取り組んでまいります。 今後は、組織風土の改善と、職員一人一人の意識改革を徹底して進め、全庁挙げて信頼回復に全力を尽くしてまいります。 詳細につきましては、総務部長よりご説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）私からは、資料に基づきまして、職員の公金等の着服に係る処分につきましてご説明申し上げます。なお、本日ご覧いただいております資料につきまして、処分発令が本日午前10時であったことから、昨日中に、議員の皆様に配付申し上げることができなかったことに対しまして、心からおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした。 初めに、資料の概要をご覧いただきたいと思います。 概要でございますけれども、被処分者である市産業戦略部農政課の職員が、令和７年７月から８月までに、支払い予定の団体事務費18万2,020円を着服し、私的に利用したものでございます。 この事務費の取扱いにつきまして、令和７年９月に担当部署で不明な点に気がつきまして、被処分者である職員に確認したところ、説明が二転三転したため、９月19日から10月２日にかけて、担当課で事情聴取を行いまして、着服した事実を認めるに至ってございます。 この職員は、先ほど申し上げた18万2,020円のほか、団体事務費21万9,567円。令和５年度以前の配属先でございます、福祉部社会福祉課におきましても30万6,950円を着服したことを認めてございます。 この福祉部における着服につきましては、令和６年４月の本人異動後に、未払い金として発覚いたしまして、議会報告もさせていただきました生活保護費の葬祭扶助費の案件でございまして、現在は第三者機関に調査を依頼しているものでございます。 この件に関しましては、着服のほか、着服額を補填するため、本来支出する必要のない別人の葬祭扶助費を支出するかのように偽って、着服した金額を補填していたことも判明してございます。 着服した現金の使途につきましては、ギャンブル依存により競艇及び借金の返済に充てたとのことでございまして、着服総額は70万8,537円でございまして、現時点で全額弁済はされているところでございます。 これらの事実に対しまして、本日付で懲戒処分を行いまして、石岡市職員の懲戒処分の公表基準に基づきまして、公表をさせていただくものでございます。 続きまして、処分年月日をご覧いただきたいと思います。 処分年月日につきましては、先ほど申し上げましたとおり、本日、令和７年10月10日金曜日となってございます。 続きまして、被処分者、処分内容及び処分理由につきまして、ご説明申し上げます。 所属でございますけれども、産業戦略部の職員でございまして、職名は主幹。性別は男性。年齢は26歳でございます。処分内容につきましては、免職となってございます。 次に、管理監督処分の者、以下11名についてご説明申し上げます。 所属、職名、性別、年齢、処分内容の順に申し上げていきます。 産業戦略部長、男性、56歳。訓告でございます。 次に、産業戦略部次長、男性、51歳。訓告でございます。 農業委員会事務局、事案当時、産業戦略部次長だった者でございます。局長、男性、59歳。訓告でございます。 八郷総合支所次長、事案当時、産業戦略部参事農政担当だった者でございます。男性、54歳。戒告でございます。 産業戦略部課長、男性、46歳。減給10パーセント、１か月でございます。 産業戦略部課長補佐、男性、47歳。戒告でございます。 都市建設部理事、事案当時、保健福祉部長だった者でございます。男性、56歳。訓告でございます。 財務部次長、事案当時、保健福祉部次長兼ねて福祉事務所長だった者でございます。男性、54歳。戒告でございます。 子育て健康部次長、事案当時、保健福祉部社会福祉課長だった者でございます。男性、57歳。減給10パーセント、１か月でございます。 福祉部課長、男性、49歳。減給10パーセント、１か月でございます。 福祉部課長補佐、男性、47歳。戒告でございます。 続きまして、再発防止に向けた取組でございますが、昨年度の不祥事を受けまして、再発防止の取組といたしまして、権限の分散、複数人でのチェック、現金取扱いの最小化。また、危機管理、公務員倫理、コンプライアンス研修を行ってまいりましたので、その点は引き続き継続してまいりたいというふうに考えてございます。 加えまして、職員管理について不正は起こせないという意識づけを強化するため、定期的なジョブローテーション、または、代替者による体制と申しますか、定期的に担当を交代する体制の強化を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 また職員一人一人の適性診断なども取り入れまして、人事配置におけるリスク低減に向けた取組を行ってまいります。 昨年度から不祥事が相次ぎまして、市民の皆様並びに議員の皆様に多大なるご不安と失望を与えてしまいましたことに、心よりおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。 以上が職員の公金等着服に係る処分についての概要のご説明となります。 以上でございます。 村上議長）説明は以上で終わりました。 本件に関しまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。 なお、質問に当たっては、従前の申し合わせのとおり、質問のみ１人５分までとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 山本議員）先ほど、今日報告のあった、職員の公金着服70万8,537円ということですが、そのうち生活保護費、葬祭補助費11万1,000円もこの中に含まれてると思うんですが、これについて、この不正利用について、私たちはこの１年間、同僚議員とともに繰り返し執行部に対して、適正で速やかな調査を求めてまいりました。ところが、執行部からは調査中で結論が出ていないとの説明が続きまして、本年３月14日の文教厚生委員会や６月11日の同僚議員の一般質問に対しても、所管部からは、原因は調査中という答弁にとどまっていました。 それから、７か月ですか、経過して、ようやく今日になって市職員による着服の事実が確認されたとの報告を受けるに至ったわけであります。 まず私から指摘したいのは、この発覚の遅れそのものが、市のガバナンス機能の欠如を如実に示しているという点です。 葬祭扶助費については、請負業者から再三にわたり支払いを求められながら、会計処理済みと、誤った認識のまま放置されてました。 この間、当該職員の不正行為を見抜けなかったわけであります。私たち市議会は、繰り返される不祥事に対して、既に昨年から強い懸念を示してきました。児童館での公金着服。消防本部での偽造通貨使用。そして今回発覚した、福祉部や産業戦略部での公金着服。これはもはや一部の職員による偶発的な不正とは言えません。市全体の倫理感と危機管理意識が根底から問われる、極めて由々しい事案であると言わざるを得ません。 そこで市長に伺います。市長は昨年も管理監督の徹底を指示したと言われましたが、結果としてこの１年間何も明らかになりませんでした。むしろ真相解明の遅れによって、市民の信頼は一層損なわれました。 葬祭扶助費の着服の調査が速やかに行われていれば、この職員の産業戦略部での不正を防ぐこともできたのではないかと思いますが、執行部の答弁を求めます。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）初めに、私から葬祭扶助費に係る調査の経過につきまして、ご説明を申し上げたいと思います。 この件に関しまして、福祉部から私ども総務のほうに報告が最初にございましたのが、令和６年11月27日でございました。 この日以降、私どもとして、内部の調査を進める一方で、顧問弁護士への相談、また、警察への相談も重ねてまいりましたけれども、当時、当人から聞き取りをいたしますと、忘れてしまった、お金については紛失してしまった、ただ着服はしていないということを繰り返しているという状況でございまして、そのような状況を踏まえて、先ほど申し上げた弁護士等の相談をいたしますと、その後の対処は難しいというお話をいただいたところでございます。 また、当人から、当時、精神面での不調があるという話がございまして、私どもとしても、突っ込んだ調査というのが、今考えますと、いたしかねる部分がございまして、市の調査にも限界を感じまして、第三者委員会、公正職務審査会でございますけれども、公正職務審査会に３月末に調査を委ねたところでございます。 なお、公正職務審査会におきましては、現在もなお、本件について調査は継続してございます。 以上でございます。 山本議員）時間がありませんので、細々申し上げませんが、結局、今日まで不正が発覚できなかった、確認できなかった、調査ができなかったってことは、やはり市のガバナンス機能の欠如ということを如実に表してるものだと思います。 続けて質問します。今回の処分について、私は極めて重大な問題があると考えています。今日の報告書によりますと、処分は直接の行為者と上司、管理監督責任者のみにとどまっているようでありますが、本件は長期間にわたって見過ごされ、市長の指導責任が問われるべき事案だと思います。 市長ご自身もこの不祥事の連鎖。これに対し、自らの監督責任と政治的責任を明確にされるべきだと考えますが、市長の答弁を求めます。 市長）昨年度の不祥事によりまして、再発防止に向けた取組を実施してございましたので、チェック機能が働き、過去の分も含め、事実解明につながってはおりますが、事案が新たに発生してしまったことに対しての責任の重さは痛感しております。 二度と同じことが発生しないよう、再発防止策を徹底していくことが、私の責任であると思っております。 また、私自身の給与減額についても行ってまいりたいと。責任を果たしてまいりたいと考えているところでございます。 山本議員）分かりました。 最後に改めて申し上げたいと思いますが、今回の事案は、今日示された調査報告ですね、70万8,537円の問題だけではないと思います。公金を扱う組織としての基本的なモラルとチェック体制が崩壊していることを示す象徴的な、危機的な事件だと思います。 私たちはこのまま幕を引くわけにはいきません。 市長は市民に対し、これまでの対応の遅れと管理責任について、自らの言葉で説明と謝罪を行うことを強く求めます。 さらに、最後に申し上げますが、本件は市政の信頼回復に向けた最後の、たった最後の試金石とすら言えるものだと思います。 石岡市が、再び同じ過ちを繰り返さないように、議会としても厳しく見届けてまいりますので、市長よろしくお願いいたします。 村上議長）答弁はよろしいですか。 ほかにございませんか。 岡野（孝男）議員）ちょっとこの中で、生活保護費について、これ業者の方に払ったと本人が言っていると。しかし、領収書がなかったと。領収書はないけども払ったというようなことで、着服した方は言っていたんですよね。 それは、領収書ないから払う。領収書がないんだから払わなかったんじゃないかということをしても、その調査ができなかったんですよね。で、その結論が出ないうちに、異動させてしまったのか、したのか知りませんけど、この産業戦略部は迷惑ですよ、これは。この戦略部に行かなければ、起こらなかったわけですよ。ちゃんと社会福祉課にいたときに結論を出していれば、これは起こらなかったんですよ。 だから、全然調査が完了しないうちに、異動させてしまったんですよ。このことについては、どういうふうに思ってますか。私はもう文教厚生委員会で再三にわたって言ったんですよ。領収書がないものは払わなかったんだ。何も分かるだろう。だから、それが払ったと言ってから、聞くほかない。結果的に払ってないわけですよ。領収証がないのに、払ったって話をうのみにしている担当課というか部というか、そこがちょっとネックで、しかも異動させた。途中で異動させた。これはちょっと、この産業戦略部に迷惑をかけたということですよ。これはなくて済んだんですよ。はっきり福祉部なり、社会福祉課ですか。そこで、ちゃんと調べていれば、そういうのはなかったんですよ。調べることができないんですよ。第三者機関に頼むなんて必要なかったんですよ。 答弁求めます。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）事実関係について、ご説明を申し上げます。 社会福祉課における葬祭扶助費の着服でございますけれども、これ３件ございまして、一番最初が令和４年７月に着服した事例がございまして、この場合は、その年、その年度の年度末に、今回、処分を受けた者が自ら業者から請求が来たんだと思いますけれども、自らの財布から、その着服分を業者に支払ったということで、着服には違いはございませんけれども、その年度については、それで通り過ぎてしまったということがございました。 次の令和５年度に、５月15日にも着服がございまして、この件に関しましては、その年の11月９日でございますが、先ほど申し上げましたけれども、別人の生活保護者が亡くなった際に、その別人の方の本来支出する必要がない、葬祭扶助費を口座から落としまして、前に着服した方の相殺分として支払いをしてしまいまして、そうしますと、業者への支払いという意味では、そこで一区切りついてしまうという事案がございました。 また、同じ年の令和５年11月にも、同じ手口っていいますか、同じやり方で、令和５年11月に着服して、同じ年度の６年３月に、違う方の葬祭費として、やはり公金を下ろしまして、補填いたしまして、その方についても、やはり、何て言うんでしょうか、一区切りついてしまうという事例がございました。 また人事の異動でございますが、当人が異動したのは、令和６年４月でございました。先ほど申し上げたように、最初に私どもに、福祉部からこの件について報告がございましたのが、令和６年11月でございましたので、私どもが承知した段階では、既に農政課に異動させた後ということでございます。 以上でございます。 岡野（孝男）議員）やっぱりその疑念がある。あるいは第三者機関に調査を依頼しているという、そういう段階で、該当者を異動させるということは、やはりこれはまずいと思うんですよ。結論が出てから異動するべきであって、それは異動させた先の部なり課に迷惑をかけると。これは迷惑をかけてしまったと。 社会福祉課が原因なわけですから、ここで決着をつけない間に異動させてしまったということに、私は問題があると思うんですよ。 その辺のことは、今後異動に際しても、十分に調べて、ほかの課に行ったところまで迷惑をかけるような、そういう異動をさせたらまずいと、私は思ってるんですよ。もうこれは、領収書がないのに払ったって突っ張ったって、これ通るもんではないですから。そこにやっぱり決着をつけるまでは異動させるべきではないと。ほかの部に影響があると、波及すると、そういうふうになってると私は思うんですよ。だから、異動に際しては、今後十分に気をつけて、調査をして、そして異動するようにお願いしたいと思います。 答弁を求めます。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）ご指摘ありがとうございます。 ご指摘の点については、本当におっしゃるとおりだなというふうに考えてございます。 ただし、今回の処分者の事例について申し上げますと、言葉を重ねるようになりますが、本人が異動したのが令和６年４月でございました。この件を、事件は当然起こっておりましたが、私どもが承知できたのが、同じ年の11月でございまして、そういった意味で、何て言うでしょうか、私どもとしては、異動させてしまった後に、社会福祉課在籍当時の不明な点を承知したという、時系列になってございます。 ただしですね、ご指摘のように、ある程度の疑惑がある中での職員を異動させることについては、今後当然慎重に行いたいと思います。 また、なお今回承知した後の農政課との情報の共有ということでございますけれども、今回、あくまでも疑惑という段階でございまして、あからさまに農政課、農政課と申しますか、産業戦略部につまびらかに伝えるということは、確かに行いづらかった点はございますけれども、可能な範囲で情報は共有していたというふうに認識してございます。 以上でございます。 岡野（孝男）議員）それは、それぞれ理由はあるでしょうけど、領収書がないのに払ったっていうことをうのみにするような、それをその、そういう職員を異動させることは、私は問題だと。 そういうことは、公務員としては、何回研修してるか分からないでしょうよ。領収書がないのに払ったっていうのをうのみにする。それで第三者機関に調査しなければ分からないいうような体質は、私は問題があると思ってる。 答弁は結構です。以上です。 村上議長）ほかにございませんか。 鈴木副議長）この福祉部で３件の事例があったということですけども、事件があったということですけども、それは本人の自白というか、聴取で分かったのか、部内の取り調べというか、調査によって分かったのかお伺いします。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 生活扶助費について３件の着服があったわけでございますけれども、先ほど申し上げた、令和４年７月に着服して、同じ年度の令和５年３月に、本人が自分の財布から業者に支払った件。これについては、今回の本人の聞き取り、本人のいわば自白によって、初めて承知した案件でございます。 残りの令和５年度における２件の着服につきましては、私ども独自、内部の調査で把握していたっていうか、疑惑。本人はなくしたと言っておりましたけれども、事件の概要は把握してございました。 鈴木副議長）ということは、巧妙なというか、計画的なやり方は常習化してたらば、過去にもあるんじゃないですか。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 今回の件が起きた令和６年の年末ぐらいでございますけれども、その時点で社会福祉課において、過去に遡りまして、事案を全て総ざらいして、不明がある点については、これだけというふうに確認してございます。 鈴木副議長）再度お伺いしますけども、このようなやり方は、本人が思いついたやり方なのか、それとも実は前々から、そういったやり方があったんじゃないですか、庁内とか課内に。実は 先輩から、これは失礼な言い方かもしれませんけども、個人的に流用して戻すっていうような、そういったやり方が、もうあったのかどうか。ちょっと私、これだけ続くと、そういったことがあってもおかしくないんじゃないかと思うんですけども、その点についてはいかがでしょうか。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）私どもとしては、なかったものというふうに考えてございます。 鈴木副議長）最後に１点だけ、免職ということでなっておりますけども、今後この職員に関しては、この後どういった方向性。例えば刑事告訴するとか、そういった対応が既に決まっているのか。 これもう常習性ですからね、ある程度あるかと思うんですけども、決まっていれば教えていただきたいと思います。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 昨日、石岡警察署のほうには相談に行ってございまして、今後、刑事告訴を考えてございます。 以上でございます。 村上議長）ほかにございませんか。 高野議員）何点かお伺いします。 今、刑事告訴というようなお話を聞きましたけども、石岡市はこういった事件、私は事件だと思うんですが、こういうことがあったときに、庁内で全てを処理しようというような気運の中で動いてるんですね。第三者委員会とか、そういったことの中で、お金がなくなるということは事件なんですよね。こういったときに、なぜ石岡市は、庁内で何事もなく終わらすことはいいと思うんですけども、事件としないのか。警察にご相談して警察に任せるようなことをしないのか。いずれのことも全部そうですよね、第三者委員会とか。第三者委員会の人がどれだけの調査権があるのか。事件にまで踏み込めるのかと言ったら、できないと思うんですよ。 その辺のところの見解をお伺いします。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 保健福祉部、現福祉部の事案につきまして、先ほど申し上げましたけれども、令和６年11月27日に保健福祉部から、私ども報告を受けたわけでございますけれども、それから日を置かず、警察にはご相談に上がったところでございます。 ただし、当人がなくしてしまった。詳細を忘れてしまった。着服はしていないという言動を繰り返している中で、警察に、仮に、刑事告訴なり、被害届を出すというような試みについても、ご相談申し上げたわけでございますけれども、事後の対応が難しいというようなお話は、いただいたところでございます。 高野議員）部局の判断でなくね、弁護士の先生もいるわけですから、そういったところでですね、きちっとご相談申し上げて、やっぱりやっていかないと。まあまあ、なあなあでいつも終わる。あんた悪いことしたんだよ。でもこれでいいんだよ。事件にはならない。何の罪にもならない。ただ役所辞めるだけ。こういうことでは、今後もまた、その何て言うんだろう、厳しさがないから、このぐらいのことはやっても大丈夫だよ。今回の事件もそうですよね。一応、やったことはやった。ただ、だけども、部局で、やってることがぬるい。第三者委員会とか、そういったことで。これだったらスルーできんじゃないかというような考えの中でね、自分の思い込み。そういった中でまた、今回こういうことが起こったんじゃないかと、私は思うんですね。だから役所っていうのはね、全てね、抑止力も必要なんですよ。 今市長が申してましたけど、前回こういうことがあったので、今回は手順よくいきましたみたいなね。全く情けないことですよ。 市長、前回こういうことがあって、そういうことがマニュアル化されてたのか知りませんけども、だから今回は、こういうものが早く発覚できたと、発覚したと。それじゃないでしょ。行政、市長、市長の仕事はこういうことをさせないでしょ。やったら捕まえるのが目的じゃないんですよ。やらせないなんですよ。私も監査やってます。１円までちゃんと見てきます。毎月です。３か月に一遍にしようという話ありました。私は嫌ですと。能力もないから、毎月にしてくださいって言って、毎月やってますけど。そういったね、幾つの職員か知らないですけども、課長も次長も部長もいるわけですよ。そういったときにきちっとね、監査的なね、目配り気配り、これできんじゃないですか。そういったことをやってないからこういうことになるでしょう。 そんで市長の見解は、経験があったので早く見つかりました。これ市長としての見解ですか。恥ずかしい限りですっていうことでしょう。 やはりしっかりとした、市長、上層部がしっかりしてないと、下の者は甘える部分があるからこういうことになるんです。そういった人たちに、誰でもそうです。犯罪はいけないんだよ、しちゃいけないんだと。コンプライアンス、よく市長言いますね。そういったことを、教育とまではいかなくてもね、普段から自己暗示してもらう。そういったことが大事なんじゃないですか。 市長は見つけること得意にしてるようですけど、見つけたのなんか、何にも自慢にならない。見つけて何が残るかって言ったら石岡の恥です。 その辺の見解を、市長にお伺いします。 市長）市民の皆様の信頼を損なう、著しく損なう事態となったことについては、深くおわびを申し上げます。 昨年、そういう事件がありまして、現金取扱いというものにつきましては、総務部を通して、改めて全取扱いの見直しをさせていただいたところでございます。 しかしながら、今回こういう事案が発覚してしまったっていうことについて、非常に残念に思っておりますし、これにつきましては、私も責任を感じております。 今回の事案を教訓に、改めて全庁一丸となって、再発防止と信頼回復に取り組んでまいりたいと思います。 高野議員）今、ちょっと、市長からね、答弁いただきましたね。 責任を感じると。まあ責任感じたんでしょう。ですから市長ね、職員の処分だけじゃなくてね。引き続きの処分でありますが、早急に分限懲戒開いていただきましてね、自ら辞することも、私は考えていただきたいと思っておりますが、この件について見解をお伺いします。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 分限懲戒等審査委員会につきましては、特別職の公務員である市長には及ばない内容となってございますので、市長については、何て言うんでしょうか、その委員会において処分案を審議するということは、法的にもできないというふうに申し上げたいと思います。 また、先ほどの懲戒の関係ですけれども、懲戒処分と申しますのは、ご説明するまでもなく、本人を例えば辞めさせるだけではなくて、石岡市役所という組織全体を戒めて、同じような事態が二度とないように、何て言うんでしょうか、そういうふうに周知するものというふうに思ってございますけれども、そういった点についても、昨年も同じ事案がありながら、またこれが繰り返すということについては、私どもコンプライアンスを主導すべき総務部としても、誠に恥ずかしい話だというふうに思ってございますので、こういった事案を繰り返すことはないように、背水の陣といいますか、できることは全てやってまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 高野議員）できないっていうことですけども、それでは市長ね、自らであればできるかと思いますんで、自ら反省の意味も込めましてね。それと責任。自分で処分を。処分というか、市民の皆さんに対してのこの迷惑行為ね。これに対して、何がしかの対応をとっていただきたいと思います。この件についてお伺いをいたします。 市長）本件に関します事実関係と対応方針は、今後記者会見や市ホームページ等を通じて、速やかにお知らせをしてまいりたいと思います。 市民の皆さんへの透明性を確保しながら、市民の信頼回復に努めてまいりたいと考えてございます。 〔「いつも同じことじゃだめなんだよ」と呼ぶ者あり〕 村上議長）ほかにございませんか。 櫻井議員）説明資料の中で、ちょっと不明な点が幾つかありますので、お尋ねします。 まず令和７年７月、８月で18万2,020円の不明金が発見されたっていうことでの事情聴取を行ったということですけども、これは18万2,020円というのは令和７年度において発生した金額なんですか。 それとも以前も含めて、合計で７、８月で見つかったのが18万2,020円と言っているのか、具体的にちょっと詳細をお知らせいただきたいと思います。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）農政課分の着服についてご説明を申し上げます。 18万2,020円と申しますのは、農政課が事務局を務めております団体のうち、地域農業再生協議会という協議会のお金でございます。 最初に着服いたしましたのが、令和７年７月に複合機の賃借料ほかを、別の職員から預かった現金だったわけですけれども、それを着服し、翌月の令和７年８月６日……。失礼しました、先ほど申し上げた令和７年７月に支払ったのが、６月分の複合機の賃借料でございました。で、翌月８月６日に７月分として、口座から下ろした額についても、着服をしたところでございます。 同じ月、８月の末でございますけれども、臨時職員の社会保険料７月分として口座からお金を引き落としまして、これについても、支払いをせずに、着服したということで、その合計が18万2,020円となってございます。 櫻井議員）もう１点、21万9,567円。 他の団体ということで書かれてますけども、こちらはどのような内容なのか、お知らせいただきたいと思います。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 こちらが先ほどの団体とは異なる、農業機械利用連絡協議会という別の団体がございまして、こちらは、まず最初に着服したのが令和６年８月でございますけれども、こちらは総会時の参加費ですとか、または懇親会費。または、総会の際の頂いたお祝い金ですとか、そういったお金を、まず最初に着服してございます。 １年後の令和７年８月にも同じような内容のお金を着服したところでございまして、最後に令和７年９月９日でございますが、ここに、通帳にあった協議会繰越残金となってございますけれども、この額を、その際に12万何がしのお金を下ろしまして、これら総額で21万9,567円となってございます。 櫻井議員）生活保護費の問題についても含めて、公金の取扱いについては今後このようにしますというのが、第１回定例会のときの総務企画委員会の常任委員会で報告されて、その改善策として、現金で保管してる部署は通帳管理とする。窓口レジスターで管理してる部署は、毎日現金チェックを行う。通帳印は課長級職員が管理する。通帳と通帳印は別の職員が管理する。必ず差引簿等を作成し、管理職が入出金のチェックを行うことという、５項目ですね。これをやりますということで報告を受けたんですけど、これ、４月以降実現できていなかったということですか。お尋ねします。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 本年度、発生した農政課の事案につきましては、通帳と印鑑は、印鑑は課長が保管しておりましたので、その点は実現していたかと思ってございますけれども、帳簿等とのチェック、または支払い後の領収書の確認等はできていなかったものと考えてございます。 櫻井議員）総務のほうで、綱紀粛正等、改善策を各部署の職員に求めても、それが実行できてなかったっていうことが分かるわけですけども。これ公金の取扱いについては、市長のほうでもいろいろな事案が発生した中で、大いに反省するということの中での取組をやってきたわけですが、今出たように関連団体で、どうしても現金を取り扱わなきゃならない、通帳ですね。これは全て把握、総務のほうなり、どこかで、どっかとか総務しかないと思うんですけど、総務部のほうで把握してるってことでよろしいんですかね。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 過日の事件が起こって以降、全庁的に調査したところ、全庁で39団体が事務の兼任の契約を市長と交わしているというのは、確認してございます。 櫻井議員）そうすると、その通帳の差引簿。これを複数の職員で確認させるっていうな手立ては取られてなかったんですかね。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 その点につきまして、私どもでもチェックと申しますか、全ての団体の取扱いについて、私どもで示した指針どおり執り行われているかという確認は、できてございませんでしたので、今後全ての団体について、そういった取り扱いを徹底していくように、またはやめられるものについては、団体の皆様にお返ししていくということも含めて、進めてまいりたいというふうに考えてございます。 櫻井議員）基本的には、いろんな協議会であるとか、各種団体、それぞれの所管課の中で協力を求めている団体も、決算報告ってやられてると思うんですよね。 今、先ほど詳細を伺ったところ、令和６年度などのものもあるようなので、本来であれば、決算報告作成する際に、監査委員がいるかどうかちょっと分かりませんけど、領収書のチェックだとか、通帳の残高チェックで、一定程度は違法性を把握できるんじゃないかと思うんですけど、この点、どのようなことやったのか、お答えいただけるでしょうか。 産業戦略部長）今、櫻井議員からご質問ありました過年度の分、決算等であったということですが、過年度の分は農業機械利用連絡協議会というところの分でございます。そちらのほうは年に１回だけしか、通帳の出入りがないというところでございますが、その件に関しましても、去年のものを今年の８月のときに、決算という形で書類等を作って、見ていただいたっていうところではございますが、正確には、その機能が発揮できなかったというところは感じております。 会員の皆様には、多大なるご迷惑をおかけしました。その通帳とその処理等があってなかったというところでございます。 以上でございます。 櫻井議員）いろいろな部分で思うように機能してなかったということなんだろうと思いますけども、令和７年の７、８月で18万2,020円の使途不明金が出たということで、いろいろ調べていたらば、いろいろなものが見つかったという流れは分かりました。 それで、令和６年４月に人事異動で産業戦略部のほうに異動されて、その際に、一定程度の情報提供してたよということで、先ほど総務部長のほうで答弁されてましたけど、本来であれば、どの程度の内容で説明、情報提供したのか分かりませんけど、その着服だとか、あるいは公金の取扱いで非常に、不審な点が散見されるので、十分にお金の取扱いについては、この職員については注意するようにっていうのを、部長なり課長なりにきちっと説明したのかどうかですね。その辺、どのような感じなんでしょうか。具体的には言えない部分もあるんでしょうけど。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）ご答弁申し上げます。 現時点で考えますと、私どもの産業戦略部への伝え方というのは、不十分であったというふうに考えてございますけれども、この事件が発覚する以前においては、私どもとしても、可能な範囲で情報提供できているものというふうには考えていたところでございます。 以上です。 櫻井議員）この辺は、非常に微妙なところだと思いますので、産業戦略部長にすれば、もっと細かい情報を教えてくれよっていう、心の叫びがあるんじゃないかと私は思いますけど、その辺は今後、いろいろな場面で、お互い情報交換しながら、どういうふうな形で伝えればいいのか、プライバシーの問題はあるとはいえ公金ですから、なおかつ現金のやり取りの場面で、着服したっていう、非常に重大な案件ですので、重く受け止めていただければと思います。 今回の一連の流れの中で特に思ったのは、26歳という若い職員で、市の職員として採用されて間もない段階で、もう不正行為働いてんですよね。本来であれば、先ほども出てましたけど、人事研修できちっと公務員の自覚を持ってやりなさいという中で、もう早くからそういったことに手を染めて、ばれないようにということだったんでしょうけども。そういった部分も含めて職員の育成について、どのような所見をお持ちなのかを最後にお尋ねしたいと思います。 総務部長（併任）消防本部理事兼コンプライアンス推進担当）お答え申し上げます。 議員さんからございましたとおり、令和３年４月に入庁しまして、翌年の４年からもう着服に手を染めているということで、大変私どもとしても残念に感じてございます。 今お話がございましたように、入庁する際は、私ども全体の奉仕者としてということで、宣誓をいたしまして、またコンプライアンス研修ですとか、公務員倫理等の研修を受けて、それぞれの職場で仕事に就くということから間もない時期での着服ということで、私どもとしても、研修が当人の心に響いてなかったという意味で、大変に残念に思うとともに、今後はそういったことのないような研修内容に、内容を確立してまいりたいというふうに考えてございます。 村上議長）ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 村上議長）ないようですので、本件については以上で終結いたします。 以上をもちまして、全員協議会を閉会いたします。 お疲れさまでした。 | ||||||||||||
