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平成２０年第１回定例会では，次の決議を可決しました。
石岡市立小中学校の学区の見直しを含めた統廃合整備計画策定を求める決議
全国的な少子化により，小中学校の児童生徒数が年々減少の一途をたどっている。当市においても昭和40年代をピークに，現在はその60％にまで児童生徒数が減少している。今後の入学者数もさらに減少していく傾向にあり，1学年10人未満となる小学校の増加や，中学校においても1学年1クラスとなる学校が出てくるなど，授業や部活動などの学校教育への支障や，地域間における教育の不均衡などが懸念される。
そのような中，当市では合併特例債事業として小中学校改築が予定されており，また，そのほかにも建て替えや耐震補強などの整備が必要な校舎が多数存在している。
これらの学校を全て整備していくことは，財政面において現実的には不可能な状況が考えられ，将来的に児童生徒数の減少が明らかな学校も含め，合併前からの学校数をそのまま維持し，整備をしていくことは大いに疑問を持つものである。今後，整備の方針を明確にせず，目先の改築・改修だけを行っていくようなことであれば，近い将来，当市の財政や学校教育に破綻をきたすことは自明である。
したがって今後の学校整備は，当市の財政を十分考慮し，計画的かつ効率的に行なうべきであり，それには学区の見直しを含めた統廃合整備計画の策定が必要不可欠である。さらにこの計画は，合併後の新しい石岡市の学校教育の姿を示し，かつ地域住民や子どもたちにとって希望が持てるような魅力的な学校づくり，地域づくりのための計画となるものである。
よって，私たち市議会は，今後の石岡市内の小中学校の改築及び改修を実施するにあたっての指針となる学区の見直しを含めた統廃合整備計画を早急に策定し，それに基づく整備を強く求めるものである。なお，実施にあたっては，保護者や地域住民に対し，十分な説明を行なうことも併せて強く求めるものである。
以上，決議する。
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