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令和2年度 経済建設消防委員会
高野委員長)ただいまから,経済建設消防委員会を開会いたします。 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。 次に,付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。 これより議事に入ります。 初めに,所管事務の調査として,石岡市体験型イベント用山車製作についてを議題といたします。 本件は,先の委員会で現地調査を実施し,実際に製作中の山車を確認したところ,多くの委員から,その構造や部材についてを,疑問視する声が上がりました。 そのため,今回,この件を議題とするに当たっては,石岡の山車とは本来どのようなものか,その態様を改めて確認すべきであると考えたところです。 よって,これよりお手元に配布いたしました案文に示すとおり,委員長において委員会条例第32条に基づく,委員派遣承認要求を行い,管外調査を実施したいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 さらにお諮りいたします。 当該管外調査は,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 暫時休憩いたします。 −休憩− 高野委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 それではあらためまして,石岡市体験型イベント用山車製作について,執行部より説明を求めます。 なお,発言は挙手によりこれを許します。 観光課長)まず初めに,石岡市体験型イベント用山車製作業務に関するこれまでの経過についてご説明いたします。資料,石岡市体験型イベント用山車製作業務実施状況についてをご覧ください。今年度製作を進めております,石岡市体験型イベント用山車につきましては,筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業としまして,実施期間が平成30年度から令和2年度の3年間となっています,国の地方創生交付金を活用した1県5市の観光連携事業でございます。当市の役割としましては,石岡のおまつりや果樹狩りなどの地域資源を生かした観光交流の活性化と,当市への誘客に向け,認知度向上と広域周遊・観光促進に取り組むこととなっておりまして,今回首都圏近郊と,市内外での年間を通した体験型の石岡のおまつりPRや新たな観光客取り込みを図ることを目的とし,体験型イベント用山車の製作を行うものでございます。 これまでの経緯といたしましては,表にお示ししたとおりでございます。平成30年4月から山車製作方法の検討が開始され,9月の石岡市議会第3回定例会において,山車製作だけではなく,運用方法や山車以外の活用についても検討が必要であるとの提案がございました。 平成31年2月12日に石岡市観光協会長をはじめ,石岡のおまつり関係者や歴史・文化財保護に関する学識経験者などで構成されました,石岡市体験型イベント用山車製作活用実行委員会が設置されました。実行委員会では旧金丸町の山車と守木町の屋台を修繕し,体験型イベント用山車として活用できるのか検討がなされました。結果といたしまして,旧金丸町の山車を選定し修繕することに決まりましたが,令和元年5月修繕を実施するに当たり,実施しました公募型プロポーザルにより提案のありました1事業者から,躯体部分は,修繕では安全性が確保されない。躯体は新しく作り,彫り物を一部使用するという内容の提案が出されたところでございます。そのため,旧金丸町の山車につきましては,石岡市指定文化財であることから市の文化財保護審議会と協議し,令和元年6月5日の内容に記載しましたとおり,指示事項といたしまして現状変更に当たっては,安全に配慮すること,解体する際は文化財保護審議会委員の立会いの下,再利用可能な部分を選別すること,指定文化財の取り扱いには細心の注意を払うことが出されました。 次のページをご覧ください。令和元年9月の経済建設消防委員会でご報告したところではございますが,同年6月7日に石岡市体験型イベント用山車製作活用実行委員会を開催し,約1か月間協議検討を行い,一度は文化財保護審議会指示事項に基づく修繕を行うことで方針を決め,再度公募型プロポーザルによる修繕業者の選定を行うこととしました。しかしながら事業者からの参加申請は出されませんでした。そのため同年9月20日に石岡市体験型イベント用山車製作活用実行委員会を開催し,記載のとおり損傷の激しい金丸町の旧山車について,文化財として適切な管理を行うため文化振興課へ管理者変更の実施,本委員会は残し,事務局側でさまざまな補助メニュー等を検討,新しい資金等により体験型イベント用山車製作が可能な場合,本委員会を再開し,新たな山車製作を行う。新たな山車製作が可能となった場合,これまで本委員会で検討した結果を反映する,との今後の方針が出されました。その方針結果を踏まえ,修繕による山車製作を断念し,復元新造による山車製作に切り替え,交付金事業として国との協議を進めていく旨の報告を,令和元年12月17日の本委員会へ報告し,令和2年1月23日に地方創生推進交付金申請を行ったところでございます。申請の結果,3月30日に国からの内示を受け,4月2日に改めて石岡市体験型イベント用山車製作実行委員会を開催し,これまでの計5回の検討結果を踏まえ,現在の製作中の石岡市体験型イベント用山車製作業務委託仕様書が決定されました。その後,仕様書を基本とし,公募型プロポーザルによる選定を行い,お祭りの高橋と令和2年5月20日に契約を行い,製作途中の10月22日にお祭りの高橋から運用時の安全性の確保を図るための設計変更の申出があり,現在の設計内容となってございます。 次に,資料2の石岡市体験型イベント用山車製作の今後の対応についてをご覧ください。今後の対応案としましては,市としまして山車本体の長さを再調整し,踊り舞台を広げる。2としまして,太鼓舞台となる下勾欄についても,1と同様に前後を広げ,全体のバランスを取ることが変更可能であると確認してございます。 なお,下の表に道路法の車両制限令と道路交通法施行令を参考に記載させていただきましたが,現在製作途中の山車については,冒頭でもお伝えしましたとおり,首都圏近郊等,市内外での年間を通した体験型の石岡のおまつりPRや,新たな観光客取り込みを図ることを目的として製作を行うものでございますので,道路交通法に定める幅規制最大2.5メートルに準拠対応可能な,幅2.12メートルとなっております。 以上がこれまでの経緯でございます。よろしくお願い申し上げます。 高野委員長)以上で説明は終わりました。 ただいまの件について,先ほど実施いたしました管外調査の結果も踏まえ,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。 ご質問等はございませんか。 川井委員)ただいま,課長にご説明いただきました。今回,山車の大きさという部分で,非常に問題視されている部分もありますけれども。私も正直,最初に見たイメージは非常に小さいなという感じの中で,見ていましたけれども。これ実際に,この山車の,要するに意味ですね。今回イベント用山車ということで,最後に課長にご説明いただきましたように,イベント用山車ということを重視して考えた場合に,今現状見てきた山車,確かに大きくて立派な山車です。あれに応じた山車というものが石岡のイメージでしょうけれども,今回はイベント用の山車ということでの提案であり,それが予算化されて出てきたものですから。大きさは課長も申したように,他のイベントに持ち運べるような大きさになるとなれば,やっぱり現行の,今の中でもって大きさを限定してやっていくしかないのかなと。それともう1つ,もともと香丸町ですか,にあった山車を修復し復元という意味で作ったわけですが,当時の山車も今の山車とは違って,大分小さかったと。そういった状況もあるわけです。そういった中で考えると,やっぱり山車の大きさというよりは,イベント用山車という意味合いにおいては,やはり小さくして持って行かないと,今言った他県,他市に持ち運びが不都合になると。そういう部分では私は十分理解できます。そこでお伺いしますけれども,これ現行の山車の輸送費。大まかで結構です。それとですね,さらに言えば,今見せていただいた守横なり香丸町ですか。 〔「金丸町」と呼ぶ者あり〕 川井委員)はい。金丸町。失礼いたしました。金丸町の山車の輸送費とかわかりますか。 観光課長)輸送費の件でございますが,まず一般的な,ローダー,通常自動車等が壊れた際に乗せるような,ローダー等で運ぶ際には10万円程度と予想してございます。またさらに今の大きさと,先ほど申し上げた幅について,2.5メートル以上大きくした場合にはトレーラー。低床トレーラーなどを使う必要がございますので,これまでの観光課が行った,町内会の山車を持って行った実績から言いますと,100万円程度かかるのかなというふうに予想してございます。 川井委員)今,数字もご説明いただきましたが,そうなってくるとやはり出来上がったもの,移動が非常に危惧される部分があります。やはりそういった持ち出しは当市から出るわけで。あくまでもイベントに使う,宣伝用の山車ですので,私は今の大きさが適正かなという理解はしておりますし,それに対するその山車自体もですね,私も他の市町村の山車,PRの山車見ました。ちょっと勉強させてもらいまして,やはり同じ程度の大きさでした。あくまでも原寸に対して,やっぱりイベント用ですから,例えばそれが気になるんであれば,現状の山車よりも百分の何十,要するに何割減小さいということを,口頭なりその示す立て看板形なりした中で,ですからもっと本来石岡の山車は勇壮で大きい。是非おまつりに来ていただきたいという意味で,PRすればよろしいし,展示するにしても,やはりこれは実際の大きさとは違う,イベント用の山車だという理解をしてもらった中で,進めれば。まあ見栄えは確かに悪いでしょうけれども,維持また移動も含めて,私は現況のこの山車には,今回修正案も出ておりますけれども,多少修正した中でやっていくべきだと感じます。 鈴木(康)委員)視察お疲れ様でした。私は川井委員とまったく逆なんですけれども。イベントで外に持って行くならば,私はあの山車,今作っている山車に関しては持ち運ばないほうがいいと思う。あれで石岡の山車を,ああいうふうなものだと思われてしまうんでは,ちょっとそれは私個人的には納得しませんし,私もこの問題が上がってからおまつりの関係者にご意見いただきました。4町内ぐらいいただいたかな。あれを持って行って,スケールが小さいだけの問題だとしてね,持って行って,それを見て石岡のおまつりの山車が口頭なり,先ほど川井委員から言われたように,看板で何分の1とか言われてもですね,だったら持って行かないで,体験型に徹していただきたいという意見がありました。あとそれと,先ほどの移動の輸送費なんですけれども,100万円に関しては実際過去の例もあるので,あれですけど,今の大きさの山車でもおそらく10万円じゃ運べないですよね。受けてくんないと思いますよ,あの輸送費に。最低でも30万円はかかるんじゃないか。30万,40万。だからちょっと課長の根拠が,私には輸送費の件については納得がいきません。あともう1点,今日委員会をやるのに,できれば製作費の内訳が欲しかったなと思って。入ってないですよね,内訳が。例えば山車の躯体で,仮に800万円,お人形さんまで400万円,どん帳で200万円とか。そういうものがないと,例えばこれから方向転換をして,3月までに修正して収めようと思っても,基準がないので私は委員としても,どこをどう削ってどう修正して,どう直したらいいかというのが。やっぱり金額がわからないとちょっと話にならないかなと思っています。金額の内訳っていうのはすぐ出るんでしょ。 観光課長)金額につきましては,今現在執行途中でございますので,正式な数字のほうは差し控えたく存じます。なお,今回の山車につきましては,本体以外といたしましてどん帳や提灯,人形その他様々な付属品も含まれての金額となってございます。 鈴木(康)委員)課長,私らも途中で提灯とかいろんな,着せ替えの衣装とか出来てきているし,含んでいるのはわかっているんですけれども。ただこれから,その皆さんが進めてる,業者さん,高橋さんがやっている中で,うまく修正して何とか,市民の皆さんも納得しようと思ってるような修正案を作っていくならば,その契約途中でも,中の,本当に詳細まではいらないけれども,細目っていうのはやっぱり必要だと思うんだよね。あと進捗状況。例えばどん帳の大きさも,頼んであったらなかなか修正きかないと思うんで,そこで山車大きくしちゃうと合わないし,僕らも本当に真剣になんとか3月までに,みんながウィン・ウィンじゃないけれども,まとめようと思ってんのに,その判断する材料もちょっと少なすぎて,ちょっと困ってます。あともう一点,これ先ほど聞いたんですけど,上物の白く見える,製作途中の山車。あれ白いところも本当にケヤキなんですかあれ。確認します。 観光課長)内訳については大変申し訳ございませんが,今製作途中でございますので,詳細の部分についてはちょっとお答え……。 〔「製作途中では話進まないよ」と呼ぶ者あり〕 観光課長)はい。それと……。 〔「ヒノキ」と呼ぶ者あり〕 観光課長)土台部分の上につきましては,ヒノキの材料となってございます。 〔「総ヒノキ」と呼ぶ者あり〕 観光課長)はい。一部さらに……,あの,ケヤキが入ったりというふうに確認してございます。 鈴木(康)委員)どこがケヤキでどこがヒノキなんですか。ちょっと具体的に教えてください。 観光課長)今現在確認したところによりますと,まず側面に張る板であるとか,あと通常,町内の名前が入るような看板的なものであるとか,そういったものはケヤキと聞いてございます。そのほかについては基本,上の踊り舞台から上についてはケヤキと聞いてございます。 高野委員長)暫時休憩いたします。 −休憩− 高野委員長)再開します。 観光課長)失礼いたしました。全体の2,475万円のうち,今現在,山車本体につきましては切り込みであるとか,そういう部材の製作はもう済んでいるということで,あとは組み上げる状況になっているということで,9割方終わっているというふうに聞いてございます。さらに付属品については,もうすべて発注済みであるという確認は取ってございます。 鈴木(康)委員)課として,これ内訳はあまり気にしてないですか。太鼓に……,鳴り物にいくらかかってるとか,その2,500万だか600万の中の,ウエイトって言うか,そういうものは把握してないのか確認します。 観光課長)それぞれに見積額が出てございますので,確認はできております。 鈴木(康)委員)あのね,1月29日までに納期なんですよね。それで,僕らも本当に悩んでいる中で,市民の皆さんにも恥ずかしがられない,そして担当課もね……,に,無理難題を言おうとはしてないんですよ。なので,もしね,すぐやれるんだったら,その内訳見せてくださいよ。待ってますから。 高野委員長)ただいま,鈴木委員から要求のありました資料については,委員会条例第23条の規定に基づき,委員会としてこれを要求いたしたいと思います。 これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。 執行部には速やかに資料を提出されるよう求めます。 暫時休憩いたします。 −休憩− 高野委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。 ご報告申し上げます。先に委員会として要求いたしました資料につきましては,お手元にご配布いたしましたとおり,提出されましたのでご査収願います。 担当課より説明を求めます。 観光課長)失礼いたしました。費用内訳については,こちらの資料,積算内訳に沿って発注しておりまして,契約金額は2,474万7,800円でございます。なお,先ほど川井委員のご質問に対しまして,2.5以上の大きさの場合はトレーラーでの,というような回答をしたかと思いますが,2.5以上超えるものについては,道路交通法上,運べないということでございますので,訂正してお詫び申し上げます。失礼しました。 高野委員長)よく聞こえないので。もう一度。 観光課長)失礼しました。まず先ほど川井議員からのご質問で,2.5以上の幅を超えるものにつきましては,トレーラーでの運搬というような発言をしたところでございますが,2.5メーター以上のものは道路交通法上,運搬できないということでございますので,訂正してお詫び申し上げます。大変失礼しました。 戻りまして,石岡市体験型イベント用山車製作業務委託の費用内訳でございますが,こちらでお示ししましたとおり,予算積算内訳といたしましては,山車本体が1,430万円,山車付属品としましてどん帳,提灯,看板,太鼓台,提灯台,てこ棒などで約600万円。山車人形といたしまして,約330万円。写真撮影用衣装,半てんであったり,お面などで約120万円となってございまして,現在執行していますのは山車付属品,山車人形,写真撮影用衣装につきましては,一部納品がされているのと,発注済みとの確認を取ってございます。なお山車本体につきましては,9割方製作が終わっているというような報告を受けているところでございます。 鈴木(康)委員)こちらちなみに,山車の人形なんですけれども,現段階でどこに発注しているのか。それとも自社製作なのか。進捗状況が把握していれば。教えていただきたいと思います。 観光課長)こちらにつきましては,事業者で作製ということになってございます。なお,衣装等につきましては,専門業者に発注済みというお話でございます。 鈴木(康)委員)もう作り始めて,見てるんですか。課長は。途中で。 観光課長)人形の作製状況については,まだ確認はしてございません。 〔「とりあえず1回大丈夫です」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)ほかに質問等はございませんか。 皆さんよろしいですか。ちょっと待ってください……。 ほかに質疑はございませんか。答弁……,はい,鈴木委員。 鈴木(康)委員)これ太鼓台ってありますけど,太鼓,鳴り物も入ってるんですよね。鳴り物は入ってないんでしたっけ。確認のためお願いします。 観光課長)太鼓は含まれておりません。 〔「入ってないんだ」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)ほかにございませんか。 それでは本日皆さんの意見を聞いて,また1月に委員会開きましてね。いろんな意味で詰めていきたいと思いますので,何か……,じゃあ山本委員さんから,どういうことでも結構でございますので,ご発言をお願いいたします。 山本委員)11月11日の委員会での山車製作の進捗状況の報告では,土台部分しか資料がなかったので。その上の部材がヒノキだってことは誰もわからなかったんですが,それ,さかのぼって,それに対してあれこれ申し上げるつもりはないんですが,皆さんのこれまで発言された内容の中で,基本的に今製作中の山車を石岡の,本来のおまつりのような形で運行するのには,無理がある,危険があるということのように思われます。従いまして,私は今製作中の山車,完成した後はですね,運行はしない,展示のみ。それと,まあ触れ合ってもらうということで,運行しないという条件で製作を進めるしかないかなと考えております。それと,今その2,474万7,000円の内訳が提示されました,示されましたけれど,この山車本体1,430万。この中で部材の一部を変更して,ヒノキからケヤキに変更するってことは無理があるのかなと思うんですが,もしできるんであれば,展示に限定するにしても,ここはヒノキからケヤキに部材変更してもらいたいと思います。それで11月11日の委員会の報告では,山車を回転させるのに危険があるからということで,設計変更しています。それで重心の最適化を図ったということで,サイズが縮小されたわけですけれど。構造的に3層でですね,回転させて本当に危険がないのかどうか。その辺は今の時点では確認のしようがないわけですから,これ,一般の石岡のおまつりのような形で運行すると,転倒したりするような危険があるんではないかというふうに皆さんが危惧しております。そういったことを含めまして,結論,私の考えをまとめますと,運行はしない,展示のみに限定してもらうということであります。 高野委員長)今,山本委員から3点ほどお話ございました。鈴木委員,どうですか。鈴木行雄委員。 鈴木(行)委員)1点だけちょっと。先ほどもちょっとお話ししましたけれども,この部材で1,430万円かかるわけですが,これ,次回の委員会までに仕様書を見せていただきたいと思います。材料の仕様書。1,430万円の内訳。ちなみに今日見てきた守横の山車の場合には,総ケヤキで,あれだけの組子で,1,200万で出来上がっているというような区長さんのお話もございました。そういうようなことを考えますと,ちょっとこのヒノキ造りで1,430万っていうのは。ちょっと私には解せないという考えを持っていますので。仕様書をできれば次回の委員会までに提出願います。 高野委員長)よろしいですか。 〔「はい」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)はい。それでは岡野副委員長。 岡野副委員長)これ見ますと,9割近くもう出来ているということですが。先ほど山本委員さんが言いましたように,最低でもヒノキのやつをケヤキ。あとタイヤ。タイヤをもしできれば薄く,大きくすれば見栄えも違うと思うんですが。そういうことができるか,一応検討していただきたいと思います。 それで,最後に1つ。実行委員会の人が9名いますよね。その方々は皆さん1回見てきて,この山車について何か意見は。まあここには書いてあるんですが,このほかに何か意見はなかったですか。これ,活用実行委員会の委員さんからは。あれを見て。この委員さん方,みんなおまつり振興会の会長だとか,氏子会とか,9名いますが,何て言う……,あのやつを見てきて,何かありませんでした。 高野委員長)ちょっとそれじゃ,最後にまとめといてくださいね。皆さんの意見聞いてからご答弁願いますので。岡野副委員長,それでよろしいですか。 〔「はい」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)はい。川井委員。 川井委員)私はいろいろ話をさせていただきましたけれども,考え方の中で,私は八郷地区の人間でございまして,旧石岡の方々のおまつりに関する,そういった熱い思いとちょっとかけ離れた部分がありますけれども,いずれにしても期限と,それとお金ですね。この出てくる費用とを十分に検討しながら,委員の皆さんの改善する部分を取り入れられるかどうかも含めて,しっかりとした山車を作っていただくことが,やはり石岡市の山車として,皆さんのやるべき,いや,出していただきたいという意思を少しでも組み入れてやっていただきたいと思っております。まあいろいろ話の中で誤解があったかもしれませんけれども,とにかく期限内でしっかりと収め,この山車を完成させる方向に,お互いに努力しながら持って行ければと思っておりますので,よろしくお願いします。 高野委員長)はい。それでは飯村委員。 飯村委員)5月15日に,委員会の報告の中に,4番目として,製作する山車は石岡市の山車の特徴を盛り込んだ,体験型イベント用山車とするというような項目がありますので。それに見合ったものを作っていただけたらいいのかなと思います。 鈴木(康)委員)私のほうは今日いろいろ言わせていただいたんですけれども,根本的に,この委員会というのは情報を交換して公開して,いろいろ意見をもらう場だと認識していただかないと。何でもかんでも隠されちゃうと,本当に担当課はいろいろ1人で抱え込んでしまったり,そういうことにもなりますので。わからないものとかは逆に上げて来てもらうことでね,私ら今,担当7名委員いますけれど,そこからも早い段階でいろんなお考えが聞けると思うので,そういう考え方を,まずそういうふうにしていただきたい。担当の委員会で決して,それを潰そうとか,何とかっていう思いはないので。どうにかして形にしようと思っていることは間違いないので。この内訳を見た時に,やっぱりもう出来ているものに関しては,先ほど私は言わせてもらいました。で,これから作るものに関しても,ちょっと心配なのは,例えば今まだ人形が出来てない。衣装は発注しているのかもしれないけれども。予定の1月29日でしたっけ,納期が。もう1か月を,早切ろうか切るまいかっていう工期で作ってないものに,330万円かけられるようなことっていうのは。まして高橋さんが作るって言うんであれば,ちょっと一般常識的には難しいですよ。やっぱりお面1つ彫るのに,普通の踊り子の面掘るのにみんなね,1か月かけてたりするんだからね。そういうことで,疑われやすい,やっぱり危険性がこの予算書の内訳を見た時に,すごく高いので,その辺も丁寧に高橋さんとお話ししながらやっていかないと。今度本当にこのまま……,先ほど鈴木委員さんも言いましたけど,1,430万が,本当にそう見えないし,言い方悪く言えばですけど,変な癒着があるのかとか。そういうふうにも疑われかねないことにもなるんで,こういうのはしっかりと根拠を持って挑まないといけないと思います。なので,どうにかして私たち委員会も,課長のこの担当の山車製作を通そうとしているんですから,歩み寄りながらいい形に収めていただければなと思います。 高野委員長)はい。皆さんの意見をお伺いいたしました。意見は,聞いたことは全部メモできましたか。では私のほうから申し上げます。 山本委員さんからですね,土台部分。皆さん製作中の山車は運行中に無理がある。ですから運行をしないこととしてほしいとね。それと山車本体をケヤキにしてほしい。これ現在,土台だけであとはヒノキでありますので。あと,山車の回転に危険がある。これは構造的にどうなのか。今の場合は素人とは申しませんが,山車を作る人がこれなら大丈夫だろう,だろうでやっていると思いますので。その辺の構造上の問題。その辺のところをしてほしいということかと思います。 また鈴木行雄委員に対してはですね,部材に問題はないか,材料の内訳,仕様書を出してほしい。あくまでも今日いただきましたけれども,アバウトでございまして,わかりません。ですから,仕様書ですね。この材料を何本使っていくらだって。そういったね,ものをきちっと出していただきたいと思います。あと守横の山車は1,200万であれだけの組子が要所に組まれております。ですから,そういったことを考えるともっと良くできるんではないのかということですね。その辺のとこもご検討ください。あと岡野副委員長からケヤキに変えてほしい。シラキじゃなくてケヤキに変えてほしい。それと車輪もね,もっとがっしりしたものに欲しいと。あとはまた実行委員の見解もきちっとですね,伺ってほしいということと思いますので,この辺のところも,しっかりと次の委員会でご答弁賜ります。 あと川井委員からは,期限と費用ですね,せっかく作る……,これ国,県いろいろな助成事業でございますから,それを反故にしたり,そういった,するとまずいこともあるので,きちっとしてほしい。それで,あとほかには委員さん,皆さんの意見,見解をですね,考えて進めてほしいということであります。飯村委員からは,石岡の……,言葉は違うと思いますけれども,文化遺産でありますので,誰もが誇りに思えるような,山車を作って欲しいということかと思います。 鈴木委員からはですね,情報を共有できるように。今も時間,ちょっとね,トラブりましたけれども。そういったこと。材料とかそういったもう,別にそれが高い安い,ダメだということじゃないんで。みんなで共有できれば,人形でも何でもそうですけれども,出来たときに喜びが生まれる。だけど,どこで誰が作って,どんな顔で出てくるのかわからない。わからないものを待ってる。また出てきたら今度ごたごたする。ですから担当者は,きちっとね,私が最初に言いましたよね。とにかくどんなものでも報告してくださいと。いいんですよ,人形さんの顔が決まったら顔を,綺羅が決まったら綺羅でもいいんです。やはりそういったことはね,やはり行政マンとしてね,我々委員会がある以上は,我々に報告の義務があると思いますので,しっかりやってほしいなというふうに思うところです。 またその人形さんの話も,今ここにありますけれども大きなお金です。330万円ですね。今もう330万円,1月の正月休んでると作ってる暇はありません。ですから,ほぼもう完成してるとね。人形さんの顔を胡粉塗ってるぐらいかなと思いますけども。そのぐらい行ってるんであればいいですけど,おそらく顔だけでも大変だと思います。私も獅子彫ります。でも,やはり本当に目だけでも相当な時間がかかるんです。ですからそのようなところをきちっとして,また部長,次長に申し上げますが,部長,次長はあまりわからないことがちょっと多すぎるんで,仕事が多いから大変かと思いますが,これも大きな仕事ですから,やはり担当者に100パーセント任せず,担当からは情報をきちっと頂いて,把握するということも必要かと思います。 私からはですね,一言なんですが,石岡の文化遺産というかね,残していけるような,子どもたちが石岡の山車だよねっていうね,言ってくれるような,形のものが私は欲しかったんです。せっかく作るんだから,今泉さんには散々言いました。金丸のものがダメだったらもうやめようよ。だけど彼は欲しいんだと。で,作りました。ただ,だけれどそれがですね,何だって言われるようなね,ものであったら何か寂しい。ですよね。だからほかで使わないのをね,本当は買ってきたほうがいいんじゃないかという意見も出しましたけど。まあそれは別としてね,やはり国や県でもね,きちっとした助成と言うかね,対応してくれているんですから,皆さんもしっかりとですね。もう本当に大変なものを我々は任されたんだっていう意識でやっていただければと思います。 以上です。ほかに質問はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)ないようですので……,ありますか。はい。 経済部長)この度の石岡市体験型イベント用山車製作業務につきまして,これまで年度当初に,プロポーザルにて業者を選定し,山車製作業務を進めてまいりましたが,製作過程において業者からの設計変更の提案により,安全性と山車の運送コスト等を重視した形で一部変更したところでございます。その際,本来石岡の山車らしさが,少しかけ離れてしまったのかなと。委員の皆様からご意見やご指摘をいただきまして,私をはじめ,担当者の山車製作業務の認識不足によりまして,委員の皆様には大変ご心配とご迷惑をおかけしました。申し訳ございませんでした。 今後でございますが,委員の皆様からご意見いただきまして,国の交付金を活用し,年度内に完成する事業となってございますので,石岡の山車らしさになるよう,製作業者と十分協議を進めてまいりたいと思います。また製作過程において,委員の皆様にも,石岡の山車に詳しい委員さんもおられると思いますので,意見を聞きながら進めてまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。 高野委員長)はい。部長の答弁,ありがとうございました。真意は伝わりましたので。ただ1つですね,何度も申しますが,部長とか次長,課長じゃなくて,みんなでね,もうこれ時間がないですから。作り上げることを心がけてください。それで,市民にも,よその方々,対外的にもすごいなと思われるような形に出来れば,それが最高だと思いますので。私たちも一緒になってね,努力してまいりますので,よろしくお願いいたします。また委員さんもですね,今日たくさんの意見いただきました。まあ最終的にはですね,皆さんの意見まとめるしかございませんけれども,まあ最後は一丸となって,この体験型山車がですね,素晴らしいものになるようにご協力をお願いいたします。 以上で本件については終結いたします。 次に,その他として何かご発言はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 高野委員長)ないようですので, 以上で本日の経済建設消防委員会を閉会いたします。 |