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令和2年度 経済建設消防委員会

 第10回委員会 (1月13日)
出席委員 高野 要委員長,岡野孝雄副委員長,鈴木行雄委員,川井幸一委員,飯村一夫委員,鈴木康仁委員
市執行部 【経済部】
 経済部長(額賀 均),経済部次長(長井正毅),観光課長(萩原正晴)
【総務部】
 契約検査課長(坂入光彦)
議会事務局 庶務議事課主任(比企信太郎)


高野委員長)ただいまから,経済建設消防委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,付託案件説明のため,出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 なお,本日は所管事務の調査上,必要と判断し,契約検査課長・坂入君の出席を求めたこと,また,その出席は現地調査終了後となることを申し添えます。
 この際,お諮りいたします。
 本日の議題であります,所管事務の調査,石岡市体験型イベント用山車製作については,その現状を調査するため,これより委員派遣による現地調査を実施いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

−休憩−

高野委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 この際,契約検査課長・坂入君が出席しましたのでご報告いたします。
 それではあらためまして,所管事務の調査,石岡市体験型イベント用山車製作についてを議題といたします。
 本件について,執行部より説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。

観光課長)石岡市体験型イベント用山車製作業務に関する,これまでの進捗状況についてご説明いたします。石岡市体験型イベント用山車につきましては,昨年12月25日に行われました経済建設消防委員会において,委員の皆様からご意見を頂いたところでございます。そのご意見を踏まえ,本業務の委託事業者とこれまで協議検討を重ねてまいりました。資料,石岡市体験型イベント用山車製作業務委託進捗状況をご覧ください。資料につきましては,今回,1山車本体,2山車付属品,3山車人形,4写真撮影用衣装等に分け,それぞれの進捗状況につきまして記載させていただいたところです。また,参考資料としまして別紙1の体験型イベント用山車付属金具等説明資料,別紙2の体験型イベント用山車納品物,石岡市体験型イベント用山車製作業務委託仕様書を添付させていただいたところでございます。なお,お祭りの高橋様と協議・検討を行いました結果としまして,1山車本体の一層目から三層目の欄間板をケヤキに変更。また2山車付属品の看板に彫刻を追加することで調整をしたところでございます。今後も引き続き現場確認に努めるとともに,委員会へ報告しながら,完成を目指して進めてまいりたいと考えております。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

高野委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について,先ほど実施いたしました現地調査も踏まえ,ご質問等がございましたら挙手によりこれを許します。
 ご質問等はございませんか。

鈴木(康)委員)製作が一時的に止めてありますけれども,このあと再開後,納期に関してはどの期日を予定しておりますか。2月末なのか3月頭なのか。

観光課長)こちらの事業につきましては,国の補助事業でもございますので,今年度中の製作完了を目指しているところでございます。なお今,製作のほうを中断していただいているところなので,再開に当たりましては,工期等の検討を事業者と行ってまいりたいと考えてございます。

鈴木(康)委員)まだ大体の工期は。まだ打ち合わせしてないですか。

観光課長)当初1月末の完成を目指していたところではございますが,1月末の完成は難しいというようなところの話をしているところです。

鈴木(行)委員)ただいま成果物は見て来ましたが,まだ完成はしてないので,本当のところはわかんないんですけれども,今の現状を見たときには,やはり石岡の各8,9の町内の山車と比較をして,遜色のない山車だというような形であれば,イベント用山車としてほかにも持って行くことも可能かと思いますけれども,私が現在比較した中では,到底ほかの市町村または県外に持ち出すのには,あまりにも石岡の山車としては引けを取るんじゃないか。特に石岡の場合は関東三大祭りという,大きな石岡で一番のイベントでございます。そういったことを前面に出したときに,あのイベントの山車をほかに持って行ったときに,果たしてそれが素晴らしいという意見が出てくるのか。その辺も含めて,まだまだ検討する余地がありますので,完成品を見た中で,できれば伝承館に飾るというような方法が一番妥当だと私は考えております。

岡野副委員長)今日,ただいま見てきましたが,あの部品として鳴り物。あの大太鼓とか鐘とか,そういうのはどれぐらいの予算を見ているか。わかりましたら。予算的に。

観光課長)太鼓,鐘等につきましては,市内のお囃子の方に踊りであるとか,演奏をお願いする形を取る方向で考えてございますので,購入という形は考えてございません。

岡野副委員長)大体どれぐらいの予算というのはまだあれですか。小太鼓2つ,大太鼓,鐘,笛。全部で100万円とか,かかるか,かからないかわからないんですが。そういうのは全然……,まだ金額的には。

観光課長)今現在,購入するという考えがございませんので,検討はしてございません。

岡野副委員長)わかりました。

川井委員)今回も含めまして,何度か今回のイベント山車ということについての議論はされてるところでありますけれども,そもそもやはりこの現在の時期的なもの,それと納期的なものも含めた中での議論としては,少々やっぱり,今の改善であったり要望というのは難しいと感じます。と言いますのも,やはりこの進めていく段階の中での,やっぱり協議する部分であったり,検討する部分というのもさらに過ぎていると思います。ので,やはり現況を見た中で,手直しできる部分ですか,今言った……,あればやっていただきたいとは感じますけれども,それもやはり予算に応じた中でしかできませんし,あくまでも,この山車の見栄えというか,出来についてもいろいろ議論されているところでありますけれども,定義がやはり,国の予算を頂いた中でイベント用山車という中での山車となれば,やはり本来の石岡の山車とは異なったものであるという定義になってくるんじゃないかと思うんですよ。そこでのやはり見栄えがどうこうという部分は,もう本来,今ある山車とは違った,山車でしかこのイベント用の山車というのはできないという中で,進めているわけです。さらに言えば,そのイベント等,今までも一度もなかったわけではなく,柏含め東京都もそうかとは思いますけれども,数回イベント等はやっておると。そのとき持ち出した山車は先ほど見せていただいた山車の隣にあった,ああいった本当の現況である,今作っている山車と同様の山車を持って行きながら,イベント等も今まで数回重ねてある。そういう中でやはりあの石岡の本当の,何て言うんでしょうか迫力ある山車というものは,現場には展示できないと。それは金銭的な面も含めて,やっているわけですけれども,やはり小さいながらにそのおまつりは,こういう祭りですよという,あくまでもそのイベントに持って行く山車ですので,宣伝ですから,やはりその辺は理解したうえで進めなくてはならないと思いますし,今この時期でできるものは,やはり作り手であります高橋さんも含めまして,しっかりと残ってる期限の中で,石岡の山車として本当に外に出しても,皆さんに喜んでもらえる山車を一生懸命製作していただくという部分でやってくしかないと思います。そういうのも含めまして,納期には是非間に合わせて出せる山車作りを進めていただきたいと思います。

鈴木(康)委員)1点確認で教えていただきたいんですけれども。委員会の電子資料のほうで,今後の対応についてのところで,変更前より前後左右各約10センチ拡張可能ということが書いてあるんですけれども。これどういうことだかちょっと教えていただければなと思います。

観光課長)10センチ前後……,10センチ程度,前後左右,前後広くできるということでございますが,こちらにつきましては,今製作を停止していただいている中で,今製作段階でありますけれども,今後修正が可能という部分で,一層目の踊り舞台の部分が,前と後ろ10センチ程度であれば広くすることは可能という意味でございます。ただしこちらにつきましては,当初の輸送面での,ローダー的なもので運搬をする予定ではございましたが,道路交通法上,幅の制限を超えてしまう可能性がございますので,そちら輸送費がかかってしまうという前提であれば,10センチ程度は伸ばせるかなという意味でございます。

鈴木(康)委員)担当課としてはどちらの方向で考えてるんですかこれ。そこで時間食ってしまうとね,製作が,高橋さんのほうも二転三転してしまって,振り回されてしまいますよ。

観光課長)こちらにつきましては,やはり運搬費が来年度以降かかってくる部分ではございますので,なるべくでしたら運送費がかからないもので検討したいところでございます。

鈴木(康)委員)あのね,はっきりしたほうがいい。もうこの大きさで行くなら行くって,もうはっきりうたってもらわないと,今回いろいろ止まっちゃってるのも,何にしてもそうなんだけれども,はっきりしたことがわからない中で,ボタンの掛け違いやイメージの違いで製作側の高橋さんもそう,観光課もそう,私ら担当の委員会もそう。ずれちゃっているんだから。求めてるものがね。だからはっきりと,あの大きさになったのも,もうローダーに積んで移動するのは前提であの大きさにしました,これ以上は広げられません。全部,全部決まり文句で言ってたほうがいいと思いますよ。なので,じゃあ輸送費にお金がかかるんだったらば,余計な拡張が可能とか書かなくていいと思うんだけどね。わかりました,じゃあ担当課としては,大きさは設計通りいく考えであるという解釈にいたしました。

川井委員)1つお聞きしたいことと,今の意見ですけれども,私もやはりこの委員会の中での問題点というのは今の部分だと思います。やはり役所の職員の方も,お仕事もちろん大変な中でやっておりますけれども,やっている仕事に対してしっかりと自信を持って。やはり自分がやっていることが,しっかりと私も仕事しているんだということであれば,しっかり信念持ってやってもらって,お応えいただきたい。それが今言ったように,曖昧な形で過ぎていくための,やはり誤解がそうであって,何回も言うように一番の大きな問題は,これイベント用山車だという部分の認識がちゃんとわかってないわけですよ。それと今までの経過。イベントもこのようにしてやってましたなんて説明は全くされてない。その中で山車製作について,議会もしっかり通り,今回ここで委員会して進めているわけですけれども,その中身に対してもあやふやな部分が,やっぱり今回の誤解を招いたり,おかしな部分になっているということもありますので,もうここに来て,今言った,鈴木委員がおっしゃるようにしっかりと,もうこういう形でこうだというものをはっきりと言っていただきたいんですよ。これは議論であって,やっぱり戦いでもなんでもないわけで,お互いのやっぱり意見を聞きながら進めていかないと,本音の部分でやっていかなきゃ駄目な部分だと思うんで,そこはしっかり今後やっていただきたいなと。それと1つ,今回のイベント用山車についてなんですが,イベント用となるとやはり移動であったり,動きが出てくるわけですけれども,それに対する安全性。それはどういったところで確認したり,担保されているのかお聞きいたします。

観光課長)安全性につきましては,今回受託事業者でありますお祭りの高橋様につきましては,市内の山車の製作に携わるなど,また鉾田市の山車製作をしている方という,経験をお持ちの方でございますので,安全面につきましては,これまで安全に運行できるような協議を進めて,製作をしてまいったところでございます。

川井委員)今お答えいただきましたけれども,例えばほかの町内,各町内にあります山車等に関してもそういった部分での確認だけで,安全性というのは求めたり,そこで確信をもって山車を出してということでよろしいんでしょうか。

観光課長)そちらにつきましては,各町内会に確認してはございませんが,これまでの石岡のおまつりの歴史の中で,これまでもおまつりに山車を運行していたと。そのような山車を作った経験がございますので,安全面は図れるのかなというふうに考えてございます。

川井委員)何度も言いますけどれも,やはりその辺が問題なんですよ。曖昧ですよね。これ例えば,町内事でやる山車であれば町内事の責任になりますけれども,今回は市も携わったうえでの山車となると,そういった部分での確認で果たして済むのかどうか。そうなってくるとやはり,先ほど鈴木委員がおっしゃったように,これ展示しかないというようなことにもなってきますので,せっかくやっぱりここまで進んだ中でイベント用として,今後も利用して石岡のおまつりを広めていく,1つの手法として山車を作っていくんであれば,そこをしっかりと確認していただきたいと思います。できますか。

観光課長)安全面の確認につきましては,これまでもご意見いろいろ頂いているところではございますが,その安全面につきましては,運営に当たっていろんな市内外の人たちがPR……,失礼しました,イベントに訪れて,石岡のおまつりとはこういうものなんだよというふうに味わっていただく意味合いもございますので,執行部としましては,安全面については運営側としても責任を持って対応してまいりたいと考えてございます。

川井委員)よろしくお願いします。

岡野副委員長)この間の委員会でもちょっと質問したんですが,実行委員会は今まで何回やったか,あと実行委員の人が現地に行って,実物を見に行ったのか。現地へ。それをお聞きしたいと思います。

観光課長)実行委員会につきましては,当初プロポーザルを行う前に仕様書を作成するに当たって一度行ってございます。その後,提灯であるとか法被の文字であるとか,今回,コロナ禍の影響もありましたもんですから,会議ではなく書面により皆さんのご意見を聞いて,進めたところでございます。なお山車につきましては,この間申し上げたとおり,実行委員長と副委員長とで現場確認をしたところでございます。

岡野副委員長)委員会は1回だけ。それと実物は委員長,副委員長が見に行ったってことですが,そのとき委員長,副委員長から何か意見はなかったですか。

観光課長)その際には,意見というよりは今後製作するに当たってのお話等をしたのみで,特にその山車についての意見はございませんでした。

岡野副委員長)わかりました。

鈴木(行)委員)ちょっと先ほど漏れた部分がありますので,お聞きしたいんですが。この今回の業務委託の内容でございますけれども,項目が4項目ございます。この中で4項目ともにこれは委託をしているのか。それとも写真撮影用の衣装等については,別途の予算で計上しているのか。その辺をちょっとお聞きしたいと思います。

観光課長)こちらにつきましては,すべて含んだ委託業務でございます。

鈴木(行)委員)わかりました。

高野委員長)私のほうで質問がありますので,副委員長に委員長席を交代いたします。

岡野副委員長)委員長が委員として質疑をする際,副委員長の私のほうで議事を進行させていただきますので,よろしくお願いいたします。

高野委員)皆さんね,るる質問してまいりました。まあ何を言いましてもね,この執行部のずさんさっていうのがね,私も委員長として残念であると。まずこの獅子を……,山車ですか,作るに当たって私はいらないと。というようなことで,反対を唱えてきました。しかしながら,イベントというようなことで,広く皆さんに知らせたいと。石岡というものがどういうものであるか知らせたいと。皆さんに見てもらいたい,そういうことであればいいのではないかと。ね,今,柏のほうでもおまつり,石岡市の人が参加してございます。その人たちも石岡のやつを皆に見せたいんだよということでありましたから,私も,そしてまたここにいますけれども,次長がね,結局県のほうから予算もね,半分くれるんだよと。こういう予算を流してしまう方法はないというようなことで,私も賛成いたし,そして議員の皆さんもですね,皆同意してくれたわけであります。その中で私がるる申し上げてきましたのは,石岡にまず金丸の山車でありましたが,石岡市の誇れるようなもの。文化遺産として残せるようなものを作ってくれと。そのようなことを申しました。それは何かと言うと,石岡に来る人たちが伝承館に飾ってあって,大きさもそうです。姿形,石岡の山車ってすごいね,これがね,10台もね十何台も出るんだよと。皆さんが,思いを持ってまた帰ってくれる。そういったものができるものと判断しておりました。大きさもそうです。しかしながら,出来上がっていったものは違った。まあ発注は業者さんじゃなくてね,市側が発注してるんで,出来上がったものに対しては,まあ,ああせい,こうせいは言うことはできないと思いますけれども,この執行部。私たちの,ここでね何度も議論しました。その議論はどういうふうに捉えていたのかをまずお伺いします。

観光課長)委員の皆様のご意見につきましては,委員会終了後,様々な角度から事業者と協議・検討をしてまいったところでございます。ですので,委員の皆様の意見をどこまで反映できるかを基本に,これまで検討してまいったところでございます。

高野委員)だったら反映できなければできないようにきちっとね,このような形でやりますとか,そういったこと言うべきじゃないですか。委員の意見っていうのはみんな参考意見でいいんですか。自分たちで答弁してるんですよ。答弁がなければいい。しかしながら,このようにやっていきます。それではそのようにしますと。答弁をしておきながらね,あくまでも参考で業者と話ししたんだと。そのような話は通らないと思うんですよ。どうですか。最初から設計に基づいてやっているんでしょ。設計に基づいてやっているのに,業者と話し合いをしながら進めるっていうのはどういうことなんですか。もともと設計があれば,業者さんとそんなに習慣で話する必要性はないじゃないですか。家を建てるときどうですか。流し台とか電気とかは話しするでしょう。しかしながら骨組み本体,このものについて話し合いをしながらやってったら,最初と出来上がったものは違うんじゃないですか。まさにそれが今そういう形になってるんじゃないですか,もう一度お伺いします。あなたは議員の意見というものをどのように捉えて,今日に……,製作に当たってきましたか。きっちりと答えてください。

観光課長)委員のご意見につきましては,深く受け止めながら,これまで……,どこまでご意見が反映できるかっていうところで検討・協議してまいりました。

高野委員)まったく答弁になってないんですよ。しっかりやってればそういう答弁じゃなくて,やってきたことに対しての答弁ができるわけです。今,副委員長からも質問ありましたけれど,どうなんですか。実行委員会があると言いながら,実行委員会は何もやってない。ね。1回見に行ってもらっただけだよと。昔陣屋門っちゅうものがありましたけれど,それと一緒ですよ。あなたが勝手に一人でやってたことなんですよ。それでみんなと一緒にやってたごとくね。きちっと素直になってね,話をして今後について考えるべきなんですけど,あなたが行ってきたことは,大いに問題があります。実行委員会作っときながら委員会を働かせなかった。委員会。こういう議会です。議員の皆さん方を集めて話しして,意見を聞いて,答弁しておきながら,それは無視。これは誰が悪いかって言ったら執行部になりますよ。ではもう一度聞きます。先ほど安全性についてね,私安全性はよく言います。事故があったとき誰が責任取るかっちゅうこと,責任取る人誰ですか。石岡市です。従来の石岡の山車あります。100年も150年も倒れたことないでしょ。あれと同じものを作るんであれば,安全性は担保できます。ね。さっき言いましたよね,作ってる人が自信を持ってやってればね,その人がということだけど。今現状違うでしょ。やはり形が変わったり,物が変わったり,高さが変わったりすれば,安全性なんていうのはね,経験とか何かじゃ担保できないんですよ。だから今家を建てるにしても設計事務所があるわけです。そういった中では,きちっと私何度も言ってます。今日までに安全性について出してくれとも言ってます。あれ構造上の問題なんですね。だからきちっと構造計算して,これはレッカー車とか何かと同じですよ。あれきちっと四つ足を立てれば,15メートルまで倒れませんよとか。そういったものを持ってやらないと,同僚議員が言ってたように,安全の担保にはならないじゃないですか。一般の人だったらいいんです。私が責任持ちますって言って。それでも道路交通法上どうかもしれませんけれど。これは行政なんですよ。倒れました。何しました。それじゃ通らないでしょ。じゃあもう一度お伺いしますけど,経験でこういった安全性は保てますか。お伺いします。

観光課長)経験でという部分では,100パーセントではないかと思いますが,これまでの経験というものも大事になるのかなっていうふうに考えてございます。

高野委員)経験って大事なんですよ。私も職人ですからわかります。だけど100パーセントね,経験でものができないから今設計事務所とかね,そういったところが,先生方がおるわけですよ。どういう計算すんのか知らないけど,きちっと計算の基に出してくれるんです。そういうことなんですよ。行政がね,経験でとかね,そんなこと言ってたら行政マンとしてまずいんじゃないですかね。行政はすべて値ですよ。数字なんです。そのようなことでやってると,今本当に安全性が保てないよね,もと言ってたものと違うよね。そういうことになったとき,このイベント用山車,皆さん欲しくて作りました。ね。ただだけど,これがね,本当に我々が思い描いてたようなイベント用山車として使えると思いますか。お伺いします。

観光課長)こちらのイベント用山車につきましては,運営するに当たっては十分安全管理に努めながら,活用してまいりたいと考えてございます。

高野委員)運営側の見解じゃないんですよ。だから運営側がですね,そのようなきちっとした形でやってくと言うんであれば,安全性の担保とか,私が冒頭に言いましたように,鈴木行雄議員からも出ましたけど,石岡市が後世に残せるような文化遺産としてね。それは私らだけではない。市民全体がですね,共有できるような形の中で,私はどういう形で広めるのか知りませんけど,もしお披露目するんであれば,これ市民との共有も必要なんですよ。これが出来上がったとき,これが国の金額だったらね,しゃあないのかなって言う人もいるかもしれない。石岡市で半額出しているわけです。そういったとき,皆さんと共有できるのかどうか。私はその辺のところですね,きちっとしていただきたい。それともう一つ……,それはいいです。それと契約検査課呼んでおります。先日の委員会において,私たちは計数的なものを求めました。そのときに契約検査課のほうで,まだ工事が期間中なんで出せないというようなお話聞いたんですけど。それで今日契約検査課呼んでみたんですけど,坂入課長にお伺いします。契約検査課のほうではこの件に関してどのように関わっているか。お伺いをいたします。

契約検査課長)この案件につきましては,プロポーザル方式で行ったということで,担当のほうで業者の選定行為とか,そういったものを行っていると聞いております。で,業者が決まったあとにつきましては,そのあとそのものと随意契約という形,流れになっておりまして,その中で我々としては,そのプロポーザル方式の要綱において,示された上限値と予定価格がちゃんと合ってるかどうか。そういったものを確認して,決裁のほうを行っております。今手元に資料がないんですけれども……。

〔「はい。いいです」と呼ぶ者あり〕
〔「いいですか。はい」と呼ぶ者あり〕

高野委員)今,このようなことでね,先日の質問に対してはすべてね,契約検査課と行ってやっているんでというような形だったと思うんですよ。ところが契約検査課は何らね。それで前日,私も資料請求,求めたんですが,そういう資料も持ってないって言うんですね。これどういうことなんですか。契約検査課におっつけてね,資料出すの嫌だから,契約検査課におっつけて,何とかしちゃおう。これまずいことだと思うんです。やはりね,自分たちの所管でやったことは,きっちりとやっていかなくちゃいけない。これからもそうです。ね,これからも設計変更とか何かも出てくるんでしょう。求めてますよね。ですから,人の所管にね,おっつけないで,自分でやってほしい。このことについて課長,もう一度答弁お願いします。契約検査課の関わりについて。

観光課長)今契約検査課長が申し上げましたとおり,プロポーザル後の随意契約であったり,その後の契約に関する決裁につきましては,合議を持って決裁をしたところでございまして,資料につきましては,観光課のほうで保管している状況でございます。

高野委員)こういったこと一つにしてもね,人のせいにしてね,自分たちだけ逃れたりね。そういうことがまずいことなんですよ。これが製作にも関わってることなんです。契約検査課は何も関係ないでしょう。自分で持っている資料をね,出さないでね,30分も委員会を停滞させて。それで委員を騙そうというような行為はね,ちょっとね,これはまずいと思いますよ。これは部長にも言っておきます。まあ答弁はいいです。ただ今のようなことで,このようなね,おまつりの山車,まつりごとであります。そういったことがこのようなこう,なんて言うんですか,不可思議な部分の中で,こうおまつりのおめでたいものとして仕上がっていくことがね,私はちょっと不自然で,もうちょっと嫌気がさしているところでありますけど。やはりこういったもの,石岡の,何度も言いますけど,鈴木委員,先ほども言いました。後世に残せるもの。ね。そういったものを作るんだ,わかりましたって萩原さん言ったよね。それで作りましょうっていうこと。だからその辺のところはね,やはり行政としてもね,きちっとこれからもやっていくべきだと思います。このことについてはね,もう私自身としても何を申し上げていいかわからないです。ただ契約も済んでるわけですし,これは職員のね,本当にだらしなさ。責任感の無さ。私はこれだけだと思っております。部長,次長お伺いしますけど,この件についてどのように感じておりますか。やってたのはあなたの部下です。しかしながら,上司はあなた方2名です。まあ良かったと思えば,これで十分ですと言うようなことの見解で結構でございますけども。このことについての見解をですね,簡単でいいですのでお伺いします。

経済部長)高野委員からのご質問でございますけども,これまで12月25日にも開催しました委員会においても,委員の皆様からいろいろご意見を頂戴いたしまして,それの意見に沿えるように努力しましたが,完成間近ということでなかなか難しいところがございました。年度当初から,山車製作に当たってきたわけでございますけれども,委員会のほうにもご説明して,委員さんからのご意見も頂きました。そういった部分を我々執行部,本当に勉強不足,そういった落ち度があったのかなというふうに考えてございます。しかしながら,業者のほうも山車製作に十分,これまで経験もあったもんですから,そういったものも執行部として信じて製作のお願いをしたというところであります。いずれにしましても,執行部のほうの認識不足,勉強不足があってこのような形になってしまいました。今後は国の交付金を受けて事業を進めてございますので,完成に向けて進めてまいりたいというふうに考えておりますので,そういった面も,安全面も含めて十分議論し,開催イベントを迎えられるよう,完成を目指して努力してまいります。

経済部次長)部長からも答弁がございましたけれども,私としましても,委員会のご意見を踏まえまして,進捗管理に努めてまいったつもりでありましたけれども,十分なご期待に添えなくて大変反省しているところでございます。しかしながら引き続き,本事業,年度内に完了できるよう,部内では部長を補佐し,部内で努力してまいりたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

岡野副委員長)それでは委員長と席を交代いたします。

高野委員長)暫時休憩します。

−休憩−

高野委員長)再開します。ほかにございませんか。

鈴木(康)委員)契約仕様書,業務委託の仕様書を見てまして思ったんですけども。四方幕,提灯,看板についてですね,契約後,甲っていうのは石岡市のことだと思うんですけども,指示に基づき製作を行うこと,ということだったんですけども。課としてこれ指示したのか。というのはね,以前聞いたときに,課のほうで把握してなくて,高橋さんのほうに確認して私のほうに報告しましたよね。どん帳の仕様にしても何にしても。この辺指示をしたのか。指示をしていれば当然そのときにすぐわかってたかと思うんですけれども。四方幕,提灯,看板について。この辺についてちょっと確認したいです。

観光課長)こちら指示というよりは,今回発注したという事実の確認をしたところでございまして,色合いですとか,そういったものにつきましては,今回停止をしている中で確認したものでございます。

鈴木(康)委員)あの……,こういう仕様書がせっかくあっても,このとおり指示をしていなければ本当にさっきも……,何回も言うけどね,あのボタンの掛け違いでお互いに良いものは作ろうとしてるんだけど,把握してないために伝わらないし,どんどん各々がイメージ図で進んでしまうんだよね。本当にこれ,今回の山車だけじゃなくて,市役所の業務全てにおいてですけど,しっかりと自分の仕事っていう誇りを持ってやっていかないとね。本当に僕たち議員とか,担当の委員会は何を基に監査と言うか,審議したらいいかわからないし,ただ出てくる資料,はいはいっていうわけにはいかないので。私らも本当に真剣にやりますんで,担当課もね,部長もこれそうですし,次長もそうです。全てのことにおいてしっかりと仕様書っていうものがある中で,しっかりその仕様に基づいてしていただきたいと思います。これは答弁は結構ですので,本当によくやってください。お願いします。

高野委員長)ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので,私のほうから一言申し上げます。
 今,皆さんの,委員の話等々聞きました。そういった中で皆さんがどのように感じられたかわかりませんが,あくまでもこの執行部におけるずさんさ。我々もチェック機能として足りない部分もあったかと思いますが,もう入札から全てにおいてですね,ずさんな形で行われてきたと私が判断するところでございます。そういった中で,やはり今これからですね,委員の皆さん方も,しっかりやってくれよというようなご意見も出ております。そういった中で,今日,本来は附帯ではございませんが,要望を私は出したいというふうに思ったわけでございますけれども,次回もう一度視察調査を行いまして,そしてこの山車についての,我々としての委員会としての見解を出したいというふうに思います。せっかく用意したのでですね,読み上げます。「本業務は,企画された当初から本日に至るまで,様々な意見が出されました。その理由は,石岡のおまつりが,本市の歴史と文化を象徴する重要な文化遺産であり,誇りであるからであります。我々委員会は,その思いに応える山車を製作してもらいたいと,機会を捉え業務を精査し,意見をしてまいりました。しかしながら,製作された山車はその思いに見合うものとは言い難く,大変残念でなりません。さらに,体験型と称しておきながら,使用上の安全性が確保できないとして,設計変更をしていますが,その安全性も信頼に足る十分な説明がなされておりません。安全性の担保がないまま,体験型としてこの山車が使用されれば,市の信用を損なう事態も否定できません。よって,当委員会は,この山車の用途を限定し,体験用としては使用せず,展示のみとすることを執行部に要請したいと思います」。このことについては,次の調査後にですね,このようなことを進展がなければ……,委員会としての意見として出したいと思っております。
 そこでですね,執行部には当委員会の要請を十分に認識し,事務を進めるように申し入れます。
 以上で本件については終結いたします。
 次に,その他として何かご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

高野委員長)ないようですので, 以上で本日の経済建設消防委員会を閉会いたします。




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